JP2010221381A - 部品組立方法および部品組立装置 - Google Patents

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尚己 小池
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Abstract

【課題】組立パレットの姿勢が傾いていてもその傾いた組立パレット上の第1の部品に第2の部品を組み立てることができる部品組立方法および部品組立装置を提供する。
【解決手段】 組立パレット10の上面に5つのLEDが配置されたLED基板120を設ける。このLED基板の表面に4個のLED121が置かれ、もう1個のLED122は、その4個のLEDが置かれた面から垂直方向に離れた位置に置かれている。カメラ30を、このLED基板120の表面への垂線Pから離れた位置において、その位置に置いたカメラ30からLED121,122を撮影し撮影画像に基づいて位置・姿勢認識部で位置・姿勢を認識し、さらに位置・姿勢算出部51でLED基板120の3次元座標を算出する。これにより組立パレットが傾いていてもその傾いた組立パレット上の第1の部品に第2の部品を精度良く組み付けることを可能にする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、部品組立方法および部品組立装置に関する。
特許文献1には、組立パレットに位置あわせ用のマークを設けておいて、ロボットアームに付けたカメラでそのマークを撮影し撮影したマークを表わす画像に基づいてその組立パレットへの部品の組立をロボットアーム先端のロボットハンドに行なわせるロボット制御装置が開示されている。
また特許文献2には、ロボットアームの先端に着脱自在に取り付けた視覚センサで位置較正用の基準画像を撮影しておいて、ロボットアーム先端の溶接ガンを溶接位置に配置するにあたってその位置較正用の基準画像を使ってスポット溶接ガンの置き位置を補正する技術が開示されている。
特許文献3には、作業台にマークを設けるとともに無人搬送車に視覚センサを搭載しておいて、その視覚センサを通して無人搬送車に作業台のマークの位置を認識させ、その無人搬送者に搭載された多軸ロボットにそのマークの位置にあわせて作業を行なわせる移動ロボット装置が開示されている。
特開平05−301183号公報 特開2005−138223号公報 特開平11−156764号公報
本発明は、組立パレットの位置・姿勢がずれたり傾いたりしてもその位置のずれた、あるいは傾いた組立パレット上の第1の部品に第2の部品を組み立てることができる部品組立方法および部品組立装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の部品組立方法は、
カメラで、複数の光点からなる光点群を有し位置および姿勢の計測の対象となる被計測体と第1の部品とをそれぞれ予め定められた各位置に支持した組立パレットに支持された被計測体の上記光点群を撮影する撮影過程と、
上記カメラでの撮影により得られた撮影画像上の、光点群を構成する各光点を表わす光像に基づいて被計測体の位置および姿勢を認識する位置・姿勢認識過程と、
位置・姿勢認識過程で認識した被計測体の位置および姿勢と、組立パレットに支持された被計測体および第1の部品の幾何学的な配置位置とに基づいて第1の部品の位置および姿勢を算出する位置・姿勢算出過程と、
ロボットに第2の部品を把持させ、位置・姿勢認識過程で認識した被計測体の位置および姿勢に基づいてその第2の部品を第1の部品に正対させて、その第2の部品を上記第1の部品に組み立てさせる部品組立過程とを有する部品組立方法である。
尚、本発明にいう「把持」は、部品を機械的に挟むものであってよいが、それに限られるものではなく、部品を真空吸着するもの、あるいは電磁石で部品を磁気的に吸着するもの等、部品を持ち上げ得る状態にするものであればよい。
請求項2記載の部品組立方法は、請求項1の部品組立方法において、被計測体が、互いに離れた位置に置かれた3つの光点とそれら3つの光点それぞれを頂点とする三角形の参照面から垂直方向に離れた位置に置かれた1つの光点とを含む光点群を有し、上記撮影過程が、上記1つの光点を通る上記参照面への垂線と撮影光軸とが不一致の位置に置かれたカメラで被計測体上の上記光点群を撮影する過程を含む部品組立方法である。
請求項3記載の部品組立方法は、請求項1又は2記載の部品組立方法において、上記部品組立過程が、組立パレットに支持された第1の部品に第2の部品が組み立てられた状態の部品群を新たな第1の部品とし、新たな第1の部品にさらに組み立てられる部品を新たな第2の部品として、部品の組立てを複数回繰り返す過程である部品組立方法である。
請求項4記載の部品組立装置は、
カメラと、
上記カメラに、複数の光点からなる光点群を有し位置および姿勢の計測の対象となる被計測体と第1の部品とをそれぞれ予め定められた各位置に支持した組立パレットに支持された被計測体の光点群を撮影させる撮影制御部と、
上記カメラでの撮影により得られた撮影画像上の、光点群を構成する各光点を表わす光像に基づいて被計測体の位置および姿勢を認識する位置・姿勢認識部と、
位置・姿勢認識部で認識した被計測体の位置および姿勢と、組立パレットに支持されたその被計測体および第1の部品の幾何学的な配置位置とに基づいてその第1の部品の位置および姿勢を算出する位置・姿勢算出部と、
第1の部品に組み立てられる第2の部品を把持し把持した第2の部品に組み立てるためのロボットと、
上記ロボットに第2の部品を把持させ、位置・姿勢認識部で認識した被計測体の位置および姿勢に基づいて第2の部品を第1の部品に正対させ、第2の部品を第1の部品に組み立てさせる部品組立制御部とを備えた部品組立装置である。
請求項5記載の部品組立装置は、請求項4記載の部品組立装置において、上記被計測体は、互いに離れた位置に置かれた3つの光点とそれら3つの光点それぞれ頂点とする三角形の参照面から垂直方向に離れた位置に置かれた1つの光点とを含む光点群を有し、上記撮影制御部が、上記1つの光点を通る上記参照面への垂線と撮影光軸とが不一致の位置に置かれたカメラで被計測体上の光点群を撮影する部品組立装置である。
請求項6記載の部品組立装置は、請求項4又は5記載の部品組立装置において、上記部品組立制御部が、組立パレットに支持された第1の部品に第2の部品が組み立てられた状態の部品群を新たな第1の部品とし、その新たな第1の部品にさらに組み立てられる部品を新たな第2の部品として、部品の組立てを複数回繰り返させる部品組立装置である。
請求項7記載の部品組立装置は、請求項6記載の部品組立装置において、順次組み立てられていく複数の部品のうちの少なくとも一部の部品が、それら複数の部品の組立ての段階に応じて光点のあらわれる態様が変化する位置に光点を有する部品組立装置である。
請求項8記載の部品組立装置は、請求項4から請求項7のうちのいずれか1項記載の部品組立装置において、上記カメラと上記ロボットが、互いに固定されて一体的にのみ位置および姿勢の変更が可能な部品組立装置である。
請求項9記載の部品組立装置は、請求項4から請求項7のうちのいずれか1項記載の部品組立装置において、上記カメラと上記ロボットは、互いに独立に位置および姿勢の変更が可能な部品組立装置である。
請求項10記載の部品組立装置は、請求項4から請求項9のうちのいずれか1項記載の部品組立装置において、上記光点が発光ダイオードである部品組立装置である。
請求項11記載の部品組立装置は、請求項4から請求項9のうちのいずれか1項記載の部品組立装置において、上記光点が入射光を入射方向に反射させる再帰反射体である部品組立装置である。
請求項1記載の部品組立方法および請求項4記載の部品組立装置によれば、組立パレットの位置がずれたり姿勢が傾いたりしても組立パレット上の第1の部品に第2の部品を組み立てることができる。
請求項2記載の部品組立方法および請求項5記載の部品組立装置によれば、複数の光点が平面上に設けられている場合よりも被計測体の位置・姿勢を正確に算出することができる。
請求項3記載の部品組立方法および請求項6記載の部品組立装置によれば、組立の順序にしたがって、第2の部品を第1の部品に順次に組み立てていくことができる。
請求項7記載の部品組立装置によれば、組立の順序にしたがって、どの段階まで組み付けたかを、光点のあらわれる態様の変化により認識することができる。
請求項8の部品組立装置によれば、移動・姿勢制御機構が1つで済む。
請求項9の部品組立装置によれば、カメラ、ロボットそれぞれに必要な動作のみ行なわさせることができる。
請求項10の部品組立装置によれば、カメラによる撮影画像上で明るい光像を得ることができる。
請求項11の部品組立装置によれば、被計測体への発光のための電力の供給が不要である。
従来の部品組立方法を説明する図である。 計測法の説明図である。 本発明の第1実施形態の部品組立方法の説明図である。 本発明の第2実施形態の部品組立方法の説明図である。 本発明の第3実施形態の部品組立方法の説明図である。 本発明の第4実施形態の部品組立方法の説明図である。 LED基板の固定位置を示す図である。 画像形成装置の主要部の概略構成図である。 感光体組立体の組立てに用いられるロボットの斜視図である。 組立パレットとその組立パレットに支持された樹脂部品である枠体を示した斜視図である。 整列トレイとその整列トレイ上に並べられた清掃部材を示す斜視図である。 清掃部材の取出し前の、整列トレイにロボットが近づいてきた状態を示す斜視図である。 整列トレイ上の清掃部材のうちの一本がロボットにより取り出された状態を示す斜視図である。 清掃部材を吸着した状態のロボットが組立パレットに近づいてきた様子を示す斜視図である。 枠体に清掃部材が組み付けられた状態を示す斜視図である。 組立て終了後の感光体組立体の斜視図である。 組立て終了後の感光体組立体を図16とは別の視点から見たときの斜視図である。 枠体を示す図である。 枠体に清掃部材が組み付けられた状態を示す図である。 さらに感光体が組み付けられた状態を示す図である。 さらに感光体保持体が組み付けられた状態を示す図である。 感光体保持体が組み付けられた状態の部分拡大斜視図である。 さらに支持板が組み付けられた状態を示す図である。 支持板組付け直前の状態を示す部分拡大斜視図である。 さらに後カバーが組み付けられた状態を示す図である。 後カバーが組み付けられた状態の部分拡大斜視図である。 さらに前カバーが組み付けられた状態を示す図である。 前カバーの組付け直前の状態を示す部分拡大斜視図である。 さらに露光器が組み付けられた状態を示す図である。
以下図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
ここでは先ず、比較例として、従来の部品組立方法について説明し、次いで、本発明の部品組立方法に適用される新規な計測法について説明し、その後で本発明の各種実施形態について説明する。
図1は、従来の部品組立方法を説明する図である。
図1(a)には、組立ポイントに組立パレット10が搬送されてきたときにその組立ポイントで組立パレット10が突当部15に衝突して停止した後の状態が示されている。
図1(b)には、図1(a)の状態になったときに組立パレット10が動くことを防止するために停止後に位置決め用のピン14で組立パレット10が位置決めされ第2の部品13が組み立てられることが示されている。
図1(c)には、位置決め用のピン14で組立パレット10を位置決めする代わりに、組立パレット10が停止した直後に組立パレット10を昇降機構16を使って上昇させて位置決めが行なわれた後の状態が示されている。
図1(d)には、図1(c)の状態になった後で第2の部品13が第1の部品11に組み立てられることが示されている。なお、図示は省略してあるが、これらの例では、組立ポイントにロボットが配備されていて組立パレットが停止した後にそのロボットによって第2の部品13が自動的に組立パレット上の第1の部品11に組み立てられる。以下も、これを前提として説明する。
図1を参照して従来の部品組立方法を説明する。
組立パレット10上に第1の部品11が置かれている。この組立パレット10は、第1の部品11を載せた状態で搬送台12により矢印Dの方向に搬送され、概ねこの図1(a)に示す位置で、突当部15(この例では昇降するピンで構成されている)に突き当たるなどして停止する。停止時には突き当たった衝撃で組立パレット10が傾くことがあるため、図1(b)に示す位置決め用のピンをスライドさせる機構14や図1(c)のような組立パレット10を昇降させる機構16を設けて停止直後に組立パレット10の位置決めが行なわれる。
こうして精度良く位置決めされた組立パレット10に載せられている第1の部品11にロボットにより第2の部品13が組み立てられる。
このように従来の部品組立方法では、位置決め機構等の機構を設ける必要があために設備が大型化するという問題を抱えている。
これらを踏まえて本発明の各種実施形態を説明する。
図2は、以下の各実施形態で採用される新規な計測法の説明図である。
ここには、LED基板120とカメラ30が示されている。
このLED基板120には、複数のLED121,122が配置されている。このLED基板120には、その表面に配置されたLED121と、そのLED基板120の表面から少し高い位置にあるもう1つのLED122とが固定されている。
以下の各実施形態では、新規な計測法を用いてこのLED基板120の位置および姿勢を計測することにより計測精度が高められている。
このカメラ30による撮影画像に基づく従来の計測法は、基本的には以下の通りである。ここでは、LED基板120の表面に配置されたLED121を計測するものとして説明する。
カメラ30の位置および姿勢は既知であり、その位置および姿勢が既知のカメラ30でLED基板120上のLED121を撮影し、撮影画像上のLED121の像の位置からカメラ30から見たときのLED121の方向が求められる。各LED121相互の相対位置関係はあらかじめ分かっており、したがってカメラ30から見たときの各LED121の方向が求められると、それらの情報からそれらのLED121で決める平面、すなわちLED基板120の位置および姿勢が求められる。あるいは、球面収差の大きな撮影レンズを搭載したカメラを使用し、各LED121の撮影画像上の像の寸法を利用してもよい。球面収差の大きな撮影レンズを使用すると、LED121の撮影画像上の像は略円形にボケた像となる。しかもその像の寸法は、カメラ30からLED121までの距離によって異なる。これを利用し、そのLED121の像の寸法に基づいて、カメラ30からLED121までの距離が求められる。
このようにして、LED基板12上の3個のLED121のそれぞれの方向と距離を求めると、3個のLED121それぞれの三次元的な位置が求められ、その3個のLED121で決まる参照面の位置および姿勢、すなわち3個のLED121が配置されたLED基板120の位置および姿勢が求められる。ここでは従来の計測法を2例紹介したが、それらの計測法を併用してもよい。尚、図2では、LED基板120の表面に4個のLED121が示されているが、4個目のLED121は、LED基板120の位置および姿勢を計測する際の精度向上のために用いられる。あるいは、4個目のLED121の位置をLED基板120ごとに変更し、LED基板を特定するためのIDとしてその4個目のLED121を用いても良い。
このLED基板120を図1の組立パレット10のあらかじめ定められた位置に固定すると、LED基板121の位置及び姿勢が求められ、組立パレット10上の第1の部品11の位置および姿勢が求められる。このようにして、組立パレット10に支持された第1の部品11の位置および姿勢が求められると、例え組立パレット10が傾いたとしてもロボットにその傾いた組立パレット10上の第2の部品11に対して第1の部品を正確に組み立てさせることができる。
ここまで説明してきた従来の計測法の場合、カメラ30から見たときの各LED121の方向についてはかなり高精度に計測されるが、カメラ30と各LED121との間の距離については方向についての計測精度ほどの精度はない。
そこでここでは、以下に説明する様に、もう1つのLED122を追加して距離の分解能を向上させている。
前述した様に、もう1個のLED122は、上記参照面(ここではLED基板120の表面と重なっている)から垂直方向に離れた位置に置かれている。
図2では、カメラ30は、このLED基板120の表面(3個のLED121により形成される三角形の参照面)へのLED122を通る垂線Pと撮影レンズの光軸とが不一致の位置から、その参照面を向いた姿勢に置かれている。このように、カメラ30を垂線Pと撮影光軸とが不一致の位置に置いて、その位置に置いたカメラ30からLED121,122を撮影すると、その撮影方向に応じてLED基板120の表面のLED121とその表面から少し立ち上がった位置にある1個のLED122の、撮影画面上での位置のずれ方が異なる。
このようにして、上述した従来の計測法を採用し、さらにその従来の計測法に加え、LED121とLED122の、撮影画面上での位置のずれ方の違いを利用することで、参照面の位置および姿勢、すなわち図2の例ではLED基板120の位置および姿勢を、上述の従来の計測法による計測、すなわち、LED120の表面に平面的に配置されたLED121の方向と距離の計測よりも高精度に特定することができる。
図3は、本発明の第1実施形態としての部品組立方法の説明図である。
図3には、図1と同様であって、図2で説明した新規な蛍狩り計測法が適用された例が示されている。詳細は後述するが、上記の新規な計測法を用いると、図1には必要であった位置決め機構14,16を廃止することができる。
図3を参照して、部品組立方法を説明する。
図3(a)には、組立ポイントに組立パレット10が搬送されてきたときにその組立ポイントで組立パレット10が突当部15(この例では昇降するピンで構成されている)停止した後の状態が示されている。図3(b)、図3(c)には、図3(a)の状態になった後で停止時の衝撃で組立パレット10が傾いた後の状態がそれぞれ示されている。
図3を参照して本実施形態の部品組立方法を説明する。
組立パレット10上に第1の部品11が置かれている。この組立パレット10は、第1の部品11を載せた状態で搬送台12により矢印Dの方向に搬送され、概ねこの図3(a)に示す位置で、突当部15に突き当たるなどして停止する。この組立パレット10の予め決められた位置に図2のLED基板120が設けられている。本実施形態では、LED基板120が本発明にいう被計測体の一例を構成する。
組立ポイントで停止した組立パレット10の上部には、ロボット20が置かれている。このロボット20は、ロボットアーム21と、部品13を組み立てるためのロボットハンド22とを有する。またその組立パレット10のLED基板120の上方には、カメラ30が固定されている。
このカメラ30は、制御部40によりその動作が制御される。またこのロボット20は、制御部40によりその位置や姿勢が制御される。この制御部40は、本発明にいう、撮影制御部と部品組立制御部とを兼ねたものであり、例えばコンピュータとそのコンピュータ内で実行される制御プログラムとで構成される。
カメラ30でLED基板120の撮影が行なわれると、その撮影画像を基に位置・姿勢認識部50が参照面の位置および姿勢、すなわち図3の例ではLED基板120が上面に固定されている組立パレット10の位置および姿勢を高精度に特定することができる。この位置・姿勢認識部51も、制御部40と同様、コンピュータとそのコンピュータ内で実行される位置・認識プログラムにより構成することができる。コンピュータは、制御部22を構成するコンピュータと共用してもよい。また、後述する位置・姿勢算出部52も、コンピュータとそのコンピュータ内で実行される位置・姿勢算出プログラムとで構成することができ、そのコンピュータは、制御部40および位置・姿勢認識部50を構成するコンピュータと共用してもよい。
こうして、組立パレット10が図3(b)、図3(c)のように傾いたような場合であっても、その組立パレット10の位置及び姿勢が高精度に特定され、位置・姿勢算出部51において、その組立パレット10の位置及び姿勢を基に第1の部品11の位置及び姿勢が算出され、制御部40の指示の下に図3(c)に示すようにロボットハンド22が組立パレット10の第1の部品11に正対して置かれて、第2の部品13が第1の部品に正確に組み付けられる。
なお、この第1実施形態では、カメラ30は固定されているものとしたが、カメラ30を移動可能とし、LED基板120を最適な位置から撮影するようにしてもよい。またカメラ30を移動可能とするにあたっては、ロボット20に一体的に固定しても良い。その場合には、一体的な位置および姿勢の変更が可能であり、この場合、カメラ30独自の移動機構は不要である。
また、LED121,122を点灯させるための電力供給方法については、LED基板120上に電池が搭載され、その電池からLED121,122に電力を供給してもよい。あるいはLED基板120上にコイル又はアンテナを搭載し、外部から電磁誘導あるいは電波により電力を供給し、その供給を受けた電力でLED121,122を点灯させてもよい。この場合、LED基板120上に消耗品である電池を搭載する必要がなく、保守性の向上につながる。
さらに、この第1実施形態におけるLED121,122に代えて、再帰反射体(再帰反射体)を用いてもよい。再帰反射体は、その再帰反射体への入射光をその入射方向に反射させる性質を有する。LED基板120上のLED121,122の代わりに再帰反射体を置き、カメラ30側から照明してその反射光をカメラ30で撮影することによりLED121,122を置いたときと同等の計測が可能であり、かつ再帰反射体自体には電力は不要であるため、この場合も保守性の向上が図られる。
再帰反射体の場合、組立パレット10側に電力を供給したり電力発生源を置かずに済むため、防爆環境にも適性がある。
次に第2実施形態を説明する。
図4は、本発明の第2実施形態の部品組立方法の説明図である。尚、以降の図4から図6では、図3に示す位置・姿勢認識部51、位置・姿勢算出部51および制御部40の図示は省略し、必要に応じて図3を参照するものとする。
この図4に示す第2実施形態は、図3に示す第1実施形態と同様の実施形態である。
ここでは、組立パレット71上の、それぞれあらかじめ定められた各位置にLED基板120と第1の部品72が置かれている。LED基板120は、図2を参照して説明した形状のものである。この組立パレット71は、LED基板120と第1の部品72を載せた状態で搬送台79により矢印D方向に搬送され、概ねこの図4に示す位置で、例えば図示できない突当部に突き当たるなどして停止する。
カメラ30は、停止した組立パレット71上のLED基板120を斜めに撮影する位置および姿勢に固定されている。このLED基板120の位置および姿勢が求められると、それに基づいて、同じ組立パレット71のあらかじめ定められた位置に載せられている第1の部品72の位置および姿勢も求められる。
一方、ロボットハンド22には第2の部品73が把持されている。この第2の部品73は組立パレット71上の第1の部品72に組み付けられる部品である。ロボット20は、カメラ30での撮影画像に基づいて求めた第1の部品72の位置および姿勢の情報に基づいてその位置および姿勢を変え、第2の部品73を組立パレット71上の第1の部品72に正対させ、その第2の部品73を第1の部品72に組み付ける。
また、この第2実施形態では、カメラ30は固定されているものとして説明したが、カメラ30の位置や姿勢を変えるための移動機構を設けてもよい。
図5は、本発明の第3実施形態の部品組立方法の説明図である。ここでは図4に示す第2実施形態との相違点について説明する。
この図5に示す第3実施形態の場合は、LED基板120が組立パレット71上のあらかじめ定められた位置に斜めに固定されており、カメラ30はその斜めに固定されたLED基板120直上から撮影する位置に固定されている。
こうすると、LED基板120をその垂線に対し斜めの方向から撮影してLED基板120の位置および姿勢を高精度に求めるという作用はそのまま維持した上で、カメラ30を直上に固定することができることから設備配置空間の削減が図られる。
図6は、本発明の第4実施形態としての部品組立方法の説明図である。図4に示す第2実施形態との相違点について説明する。
図4に示す第2実施形態の場合、カメラ30は移動不能に固定されているが、この図6に示す第4実施形態の場合、カメラ30がロボットハンド22に固定されていて、ロボットハンド22の移動とともに移動する。
この図6に示すように、カメラ30をロボット20に固定すると、組付け時にロボット20とカメラ30との干渉を確実に避けることができ、組み付けのためのロボット20の移動の自由度が向上する。
ここで、組立パレット10に固定されるLED基板120の固定位置ついて説明する。
図7は、LED基板120の固定位置を示す図である。
図7(a)には上記実施形態で用いられたLED基板120の固定位置が示されている。この図7(a)の位置にLED基板120が固定されていると、図7(a)の右側に示す様に組立パレット10が回転しても回転した後の組立パレット10の位置および姿勢が精度良く認識され、第2の部品13が第1の部品11に組み立てられる。
図7(a)の位置にLED基板120を固定するだけでも充分であるが、より精度を上げるために、図7(b)に示す様に、対角位置に2つLED基板120を設けても良い。また、図7(c)に示す様に、4個のLED121を組立パレットの4隅に1つずつ設け、中央にLED122を設ける構成にしても良い。この図7(c)の構成にすると、図7(a)および図7(b)に示す構成よりも組立パレット10を小型にすることが可能となる。
最後に、本発明の部品組立方法の第5実施形態について説明する。ここでは先ず、その前提となる画像形成装置についてその概要を説明する。
図8は、画像形成装置の主要部の概略構成図である。
図8に示すように、この画像形成装置100には、4つの画像形成部110Y,110M,110C,110Kが備えられており、各画像形成部には、それぞれ、矢印A方向に回転する感光体111Y,111M,111C,111K、帯電器113Y,113M,113C,113K、露光器114Y,114M,114C,114K、現像ロール112Y,112M,112C,112K、一次転写ロール120Y,120M,120C,120K、および清掃部材115Y,115M,115C,115Kが備えられている。
尚、この画像形成装置100では、フルカラーの印刷が可能となっており、上記の各構成要素の末尾に付された符号Y、M、CおよびKは、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン、および黒の画像形成用の構成要素であることを示している。
また、この画像形成装置100には、矢印B方向に循環する中間転写ベルト130、二次転写ロール140、テンションローラ131、および、各画像形成部110Y,110M,110C,110Kに画像情報を送信する画像情報処理部150も備えられている。
この画像情報処理部150は、外部から入力されてきた画像情報を各色毎の画像情報に分解して露光器114Y,114M,114C,114Kに送信する。
この画像形成装置100の基本的な画像形成動作について説明する。
この画像形成装置100では、先ず、イエローの画像形成部110Yによるトナー像形成が開始され、矢印A方向に回転する感光体111Yの表面に、帯電器113Yにより所定の電荷が付与される。次に、画像情報処理部150から送信されてくる画像情報に応じて、露光器114Yにより生成されたイエロー画像に相当する露光光が感光体111Yの表面に照射され、静電潜像が形成される。その静電潜像は現像ロール112Yによりイエローのトナーで現像されて感光体111Y上にイエローのトナー像が形成される。そのトナー像は一次転写ロール120Yの作用により中間転写ベルト130に転写される。
ここで、この画像形成装置100では、トナーと、トナーの帯電特性を確保するための外添剤によって被覆された磁性キャリアを含む現像剤が用いられ、画像情報に応じて感光体上に形成された静電潜像が現像剤のうちのトナーで現像される。また、この画像形成装置100では、上記のような現像剤が充填された現像剤カートリッジが装置内に装填された後はトナーの充填のみが行なわれ、トナーと磁性キャリアとが混ざりあうことで、トナーはマイナスに帯電され、磁性キャリアの外添剤はプラスに帯電される。
中間転写ベルト130は、その中間転写ベルト130上に転写されたイエローのトナー像が次の色の画像形成部110Mの一次転写ロール120Mに到達するタイミングに合わせて、次の色のマゼンタのトナー像が一次転写ロール120Mに到達するように、マゼンタの画像形成部110Mによるトナー像形成が行なわれる。こうして形成されたマゼンタのトナー像は、一次転写ロール120Mの作用により、中間転写ベルト130上のイエローのトナー像の上に重ねて転写される。
続いて、シアンおよび黒の画像形成部110C,110Kによるトナー像形成が上記と同様のタイミングで行なわれ、各一次転写ロール120C,120の作用により中間転写ベルト130のイエローおよびマゼンタのトナー像の上に順次重ねて転写される。
こうして、中間転写ベルト130上に転写された多色トナー像は、二次転写ロール140によって最終的に用紙150に二次転写され、多色トナー像は用紙150とともに矢印C方向に搬送され、図示しない定着器により定着されることにより用紙150上にカラー画像が形成される。
中間転写ベルト130への転写後に各感光体111Y,111M,111C,111K上に残有するトナーは清掃部材115Y,115M,115C,115Kで感光体111Y,111M,111C,111K上から掻き落とされて排トナーとなる。この掻き落とされた排トナーは図示しない機構により、図8の紙面に垂直な方向に搬送され、図示しない排トナー受けタンク等に排出される。
ここで、例えばイエローの画像形成部110Yを例に挙げると、感光体111Yと、帯電器113Yと、清掃部材115Yは1つの感光体組立体として本発明の部品組立方法により組み立てられて、この画像形成装置100に配備される。他の画像形成部についても同様である。
以下では、この感光体組立体の組立てを例にした本発明の第5実施形態について説明する。
図9は、感光体組立体の組立てに用いられるロボットの斜視図である。
ここには、ロボット200を構成するロボットアーム201とロボットハンド202が示されている。ロボットハンド202には、真空吸着により部品を吸着(本発明にいう把持の一例)して部品を持ち上げる吸着パッド203が備えられている。また、このロボットハンド202には、計測用のカメラ290も固定されている。ロボットハンド202は、位置および姿勢が自在に変更される。
図10は、組立パレットとその組立パレットに支持された樹脂部品である枠体を示した斜視図である。この枠体410は感光体組立体の枠体であって感光体組立体を構成する部品の1つである。
組立パレット300には、4つの保持片301が固定されており、その保持片301により、組立パレット300上にLED基板310が固定されている。このLED基板310上には、計測用の3個のLED311と、このLED基板310を他のLED基板と区別して特定するためのIDとして使用されるLED312と、LED基板310よりも少し立ち上がった位置に固定された1個のLED313とを有する。LED基板310の位置および姿勢計測用としては、3個のLED311と1個のLED313が用いられる。1個のLED312は、その配置位置がLED基板310ごとに異なり、この配置位置を特定することによりこのLED基板310を他のLED基板から区別することができる。LED基板310上のLED311,313を用いてLED基板310の位置および姿勢を求める方法は、図2を参照して説明した方法と同様であり、ここでの詳細説明は省略する。
この組立パレット30には、枠体410を保持するための2つの保持片302と、組立パレット300上での枠体410の位置決めのための2つの位置決めピン303が図示されている。枠体410には2つの位置決め穴411が設けられており、この枠体410は、保持片302に載せられ位置決めピン303が位置決め穴411に入り込むことにより、組立パレット300のあらかじめ定められた定位置に置かれている。
このように、この組立パレット300上には、それぞれ定まった位置にLED基板310と枠体410が配置されており、LED基板300の位置および姿勢を求めることにより、枠体410の位置および姿勢も一義的に求められる。
図11は、整列トレイとその整列トレイ上に並べられた清掃部材を示す斜視図である。
この図11に示す整列トレイ330には、10本の清掃部材420が整列している。この清掃部材420は、その1本ずつが、図8に示す清掃部材115Y,115M,115C,115Kの1本に相当するものである。図11に示す清掃部材420は、感光体に直接に接するゴム部品421と、そのゴム部品421を支持する板金部品422との複合部品である。
整列トレイ330には、清掃部材420が1本ずつ収容される10本の収容溝331を有し、清掃部材420は、各収容溝331に1本ずつ収容され、これにより、各清掃部材420の整列トレイ330上での位置および姿勢が、あらかじめそれぞれ定められた位置および姿勢に保たれている。
また、この整列トレイ330には、LED基板340が嵌り込む窪み332が設けられており、その窪み332にはLED基板340が嵌り込んでいる。LED基板340は、窪み332に嵌り込むことにより、整列トレイ330上の位置および姿勢があらかじめ定められた位置および姿勢に固定されている。
このLED基板340には、図10に示すLED基板310と同じ位置に、3個のLED341と1個のLED343を備えている。もう1個のLED342は、図10に示すLED基板310上のLED312とはその配置位置が異なっている。これは配置位置をLED基板ごとに変えることにより、LED基板を特定するIDとしての役割りを担わせるためである。
図11のLED基板340についても、カメラ290による計測によりそのLED基板310の位置および姿勢が認識され、これに基づいて整列トレイ330に並んだ清掃部材420一本一本の位置および姿勢が求められる。この整列トレイ330に並んだ清掃部材420のうちの一本が図9に示すロボット200により取り出されて、図10に示す枠体410に組み付けられる。
以下では、清掃部材420の、枠体410への組付け順序について説明する。
図12は、清掃部材420の取出し前の、整列トレイ330にロボット200が近づいてきた状態を示す斜視図である。
この後、カメラ290でLED基板340の位置および姿勢が計測され、それに基づいて清掃部材420の位置および姿勢が把握され、ロボットハンド220の吸着パッド221が、取り出そうとする清掃部材420に正対する位置および姿勢に制御される。
図13は、整列トレイ330上の清掃部材420のうちの一本がロボット200により取り出された状態を示す斜視図である。
ロボット200は、吸着パッド203を、整列トレイ330上の清掃部材420のうちの今回取り出そうとしている清掃部材に正対させた後、吸着パッド203がその清掃部材420に押し当てられ、真空吸着によりその清掃部材420を吸着パッド203に吸着させ、そのままその清掃部材420が上に持ち上げられることにより、清掃部材420が整列トレイ330から取り出される。
図14に、清掃部材を吸着した状態のロボットが組立パレットに近づいてきた様子を示す斜視図である。
組立パレット330に近づいてきたロボッ200は、そのロボット200に取り付けられたカメラ290によってLED基板310の位置および姿勢が計測され、それに基づいて枠体410の位置および姿勢が把握され、ロボットハンド202の吸着パッド203に吸着された清掃部材420が組立パレット300に固定された枠体410に対し正対した位置および姿勢となるようにロボット200が移動する。
図15は、枠体410に清掃部材420が組み付けられた状態を示す斜視図である。
上記のようにして清掃部材420を枠体410に正対させた後、図15に示すように枠体410上に清掃部材420が組み付けられる。その後、吸着パッド203による吸着が解除され、ロボット200が上昇して吸着パッド203が清掃部材420から離れる。
枠体410に清掃部材420を組み付けた後は、その清掃部材420の組付けと同様にして、後述する各種の部材が順次組み付けられる。
図16、図17は、組立て終了後の感光体組立体を互いに別の視点から見たときの各斜視図である。
ここには、感光体組立体400の構成部品として、枠体部材410、感光体430、感光体保持体440、支持板450、後カバー460、前カバー470および帯電器480が示されている。感光体430は、図8に示す感光体111Y,111M,111C,111Kのうちの1つに相当し、帯電器480は、図8に示す帯電器113Y,113M,113C,113Kの1つに相当する。
尚、枠体410に最初に組み付けられた清掃部材420(例えば図13参照)は、感光体430に覆われていて図16、図17には示されていない。
感光体保持体440、支持板450は、感光体430のそれぞれ後端、前端の支持する部材であり、後カバー460、前カバー470は、この感光体組立体400の、それぞれ後方、前方を覆うカバーである。ただし、後カバー450には感光体430に回転駆動力を伝えるための開口461が形成されている。また前カバー470には、感光体430の累計の回転回数を記録しておくメモリを搭載した基板471が固定されている。
次に、感光体組立体400を構成する各部品の組立て手順を説明する。
図18は、枠体410を示す図である。
上述の説明では不要であったため省略したが、以下に説明する各図には、以下に説明するように、組付けの各段階を判別するための目印が付されている。これらの目印は、例えばLEDや再帰反射体等、カメラ290(図9参照)で明瞭に撮影されるものであることが望ましい。
この図18に示す枠体410には、支持板判別目印501、清掃部材判別目印502、感光体判別目印503および帯電器判別目印504が形成されている。
図19は枠体410に清掃部材420が組み付けられた状態を示す図である。
ここでは、枠体410に清掃部材420が組み付けられたことにより、その清掃部材420で清掃部材判別目印502(図18参照)が覆われ、カメラ290により、あるいは作業者の目により容易に、枠体410に清掃部材420が組み付けられた状態にあることが認識される。
図20は、さらに感光体430を組み付けた状態を示す図である。
感光体430の組み付けにより、それまで見えていた感光体判別目印503(図19参照)が覆われる。これにより、カメラ290あるいは作業者の目により容易に、感光体430が組み付けられた状態にあることが認識される。
図21は、さらに感光体保持体440が組み付けられた状態を示す図、図22はその状態の部分拡大斜視図である。
感光体保持体440には、新たな目印である感光体保持体判別目印505が形成されており、カメラ290又は作業者の目で、支持板判別目印501および露光器判別目印504のほかに、新たに感光体保持体判別目印505が加わったことを認識することにより、感光体保持体440が組み付けられた状態にあることが認識される。
図23は、さらに支持板450が組み付けられた状態を示す図、図24は、支持板組付け直前の状態を示す部分拡大斜視図である。
支持板450は、図24に示すように、感光体430の前端から矢印E方向に差し込むようにして組み付けられる。この支持板450の組付け前は支持板判別目印501が見えているが、支持板450の組付けによりその支持板判別目印501が覆われる。カメラ290又は作業者によりこの支持板判別目印501が覆われたことが認識され、これにより支持板450が組み付けられた状態にあることが認識される。
図25は、さらに後カバー460が組み付けられた状態を示す図、図26は、その状態の部分拡大斜視図である。
後カバー460には新たな目印である後カバー判別目印506が形成されており、この後カバー判別目印506が追加されたことがカメラ290又は作業者の目で認識され、これにより後カバー460が組み付けられた状態にあることが容易に認識される。
図27は、さらに前カバー470が組み付けられた状態を示す図、図28は、前カバー470の組付け直前の状態を示す部分拡大斜視図である。
前カバー470は図28に示すように支持板450に前方から矢印F方向に押し当てるようにして支持板450に組み付けられる。
この前カバー470には新たな目印である前カバー判別目印507が形成されており、この前カバー判別目印507が新たに追加されたことで、カメラ290により、又は作業者の目により容易に、前カバー470が組み付けられた状態にあることが認識される。
図29は、さらに帯電器480が組み付けられた状態を示す図である。
帯電器480が組み付けられるとその帯電器480で帯電器判別目印504が覆われる。これによりカメラ290により、あるいは作業者により一目で、帯電器480が組み付けられた状態にあることが認識される。
以上のように、感光体組立体を構成する各部品の組付けの各段階に応じて、目印があらわれるパターンが変化するように目印を形成しておくことで、カメラにより、あるいは作業者により一目で容易に、組付け段階を認識することができる。
10 組立パレット
11 第1の部品
12 搬送台
13 第2の部品
14 位置決めピン
15 突当部
16 昇降機
120, LED基板
121,122,312,313,341,342,343 LED
13 部品
20 ロボット
22 ロボットハンド
30 カメラ
40 制御部
50 位置・姿勢認識部
51 位置・姿勢算出部
70 部品
71 再帰反射体
72 第1の部品
73 第2の部品
100 画像形成装置
110Y,110M,110C,110K 画像形成部
111Y,111M,111C,111K 感光体
112Y,112M,112C,112K 現像ロール
113Y,113M,113C,113K 帯電器
114Y,114M,114C,114K 露光器
115Y,115M,115C,115K 清掃部材
120 一次転写ロール
130 中間転写ベルト
131 テンションローラ
140 二次転写ロール
150 画像情報処理部
200 ロボット
201 ロボットアーム
202 ロボットハンド
203 吸着パット
290 カメラ
300 組立パレット
400 感光体組立体
410 枠体
420 清掃部材
430 感光体
440 感光体保持体
450 支持板
460 後カバー
470 前カバー
480 帯電器
501 支持板判別目印
502 清掃部材判別目印
503 感光体判別目印
504 帯電器判別目印
505 感光体保持体判別目印
506 後カバー判別目印
507 前カバー判別目印

Claims (11)

  1. カメラで、複数の光点からなる光点群を有し位置および姿勢の計測の対象となる被計測体と第1の部品とをそれぞれ予め定められた各位置に支持した組立パレットに支持された該被計測体の前記光点群を撮影する撮影過程と、前記カメラでの撮影により得られた撮影画像上の、該光点群を構成する各光点を表わす光像に基づいて該被計測体の位置および姿勢を認識する位置・姿勢認識過程と、
    前記位置・姿勢認識過程で認識した前記被計測体の位置および姿勢と、前記組立パレットに支持された該被計測体および前記第1の部品の幾何学的な配置位置とに基づいて該第1の部品の位置および姿勢を算出する位置・姿勢算出過程と、
    ロボットに第2の部品を把持させ、前記位置・姿勢認識過程で認識した前記被計測体の位置および姿勢に基づいて該第2の部品を前記第1の部品に正対させて、該第2の部品を前記第1の部品に組み立てさせる部品組立過程とを有することを特徴とする部品組立方法。
  2. 前記被計測体は、互いに離れた位置に置かれた3つの光点と該3つの光点それぞれを頂点とする三角形の参照面から垂直方向に離れた位置に置かれた1つの光点とを含む光点群を有し、
    前記撮影過程は、前記1つの光点を通る前記参照面への垂線と撮影光軸とが不一致の位置に置かれた前記カメラで該被計測体上の前記光点群を撮影する過程を含むものであることを特徴とする請求項1記載の部品取出方法。
  3. 前記部品組立過程が、前記組立パレットに支持された前記第1の部品に前記第2の部品が組み立てられた状態の部品群を新たな第1の部品とし、該新たな第1の部品にさらに組み立てられる部品を新たな第2の部品として、部品の組立てを複数回繰り返す過程であることを特徴とする請求項1又は2記載の部品組立方法。
  4. カメラと、
    前記カメラに、複数の光点からなる光点群を有し位置および姿勢の計測の対象となる被計測体と第1の部品とをそれぞれ予め定められた各位置に支持した組立パレットに支持された該被計測体の前記光点群を撮影させる撮影制御部と、
    前記カメラでの撮影により得られた撮影画像上の、該光点群を構成する各光点を表わす光像に基づいて該被計測体の位置および姿勢を認識する位置・姿勢認識部と、
    前記位置・姿勢認識部で認識した前記被計測体の位置および姿勢と、前記組立パレットに支持された該被計測体および前記第1の部品の幾何学的な配置位置とに基づいて該第1の部品の位置および姿勢を算出する位置・姿勢算出部と、
    前記第1の部品に組み立てられる第2の部品を把持し把持した第2の部品に組み立てるためのロボットと、
    前記ロボットに前記第2の部品を把持させ、前記位置・姿勢認識部で認識した前記被計測体の位置および姿勢に基づいて該第2の部品を前記第1の部品に正対させ、該第2の部品を前記第1の部品に組み立てさせる部品組立制御部とを備えたことことを特徴とする部品組立装置。
  5. 前記被計測体は、互いに離れた位置に置かれた3つの光点と該3つの光点それぞれ頂点とする三角形の参照面から垂直方向に離れた位置に置かれた1つの光点とを含む光点群を有し、
    前記撮影制御部は、前記1つの光点を通る前記参照面への垂線と撮影光軸とが不一致の位置に置かれた前記カメラで該被計測体上の前記光点群を撮影するものであることを特徴とする請求項4記載の部品組立装置。
  6. 前記部品組立制御部は、前記組立パレットに支持された前記第1の部品に前記第2の部品が組み立てられた状態の部品群を新たな第1の部品とし、該新たな第1の部品にさらに組み立てられる部品を新たな第2の部品として、部品の組立てを複数回繰り返させるものであることを特徴とする請求項4又は5記載の部品組立装置。
  7. 順次組み立てられていく複数の部品のうちの少なくとも一部の部品が、該複数の部品の組立ての段階に応じて光点のあらわれる態様が変化する位置に光点を有することを特徴とする請求項6記載の部品組立装置。
  8. 前記カメラと前記ロボットは、互いに固定されて一体的にのみ位置および姿勢の変更が可能なものであることを特徴とする請求項4から7のうちのいずれか1項記載の部品組立装置。
  9. 前記カメラと前記ロボットは、互いに独立に位置および姿勢の変更が可能なものであることを特徴とする請求項4から7のうちのいずれか1項記載の部品組立装置。
  10. 前記光点が発光ダイオードであることを特徴とする請求項4から9のうちのいずれか1項記載の部品組立装置。
  11. 前記光点が入射光を入射方向に反射させる再帰反射体であることを特徴とする請求項4から9のうちのいずれか1項記載の部品組立装置。
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