JP2010220252A - 移動管理システム、移動管理サーバ及びそれらに用いる移動管理方法並びにそのプログラム - Google Patents

移動管理システム、移動管理サーバ及びそれらに用いる移動管理方法並びにそのプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 通信に制限を加えるような装置が存在するネットワークに移動した場合でも、通信を継続することが可能な移動管理システムを提供する。
【解決手段】 移動管理サーバ1は移動ノード4との間にセッションを確立し、さらに移動ノード4の固定IDとその確立したセッションとの対応付けの情報を管理し、移動ノード4と通信相手ノード5との間で、それら各ノードの固定IDを用いた通信を仲介する。そのため、移動管理サーバ1は移動ノード4との間でのセッションを確立して通信を行うセッション送受信部14と、通信相手ノード5との通信を行うネットワーク送受信部15と、移動ノード4の情報の管理やパケットの転送処理を行う管理処理部13とを備えている。移動管理サーバ1は移動ノード4の固定IDとセッションとの対応付け情報を保持する経路管理表11と、セッション自体の情報を保持するセッション管理表12とを管理している。
【選択図】 図2

Description

本発明は移動管理システム、移動管理サーバ及びそれらに用いる移動管理方法並びにそのプログラムに関し、特にネットワークに接続された通信端末が移動先で通信を行うための移動管理方法に関する。
ネットワークに接続された通信端末においては、ネットワークID(識別情報)によって識別されている。多くの通信プロトコルではネットワークへの接続場所に依存してネットワークIDが決定されるため、通信端末のネットワークへの接続場所が変わると、ネットワークIDもそれにしたがって変更する必要がある。そのため、移動通信端末が接続するネットワークを切替えながら通信を行おうとしても、ネットワークIDが変更となってしまい、通信相手との通信を継続しながら移動することができないといった問題がある。
通信を継続しながらの通信端末の移動を実現するための従来技術としては、通信端末が移動しても変更されない固定ネットワークID(固定ID)と移動先ネットワークで使用できる気付けネットワークID(気付けID)との対応付けを保持するサーバ(移動管理サーバ)を設置する方法がある(図11参照)(例えば、特許文献1参照)。
固定IDは移動ノード22に固定的に割り当てられたIDで、ネットワーク300への接続場所を変更した場合にも変化しない。移動ノードが他の通信ノード23と通信を行う場合にはこの固定IDを用いる。
しかしながら、移動ノード22が移動先のネットワーク300に接続している時、この固定IDを使用して直接通信を行うことはできない。気付けIDは、移動ノード22が接続している移動先のネットワーク300において取得したネットワークIDで、ネットワーク300への接続場所が変わるにつれて変化する(図11の1.参照)。
移動ノード22は移動に伴って、気付けIDが変化するたびにその気付けIDを移動管理サーバ21に登録する(図11の2.参照)。移動管理サーバ21は移動ノード22からの登録に基づいて固定IDと気付けIDとの対応情報を保持しており、さらに固定ID宛てに送信されたパケットの受信を代行する。
通信ノード23が固定ID宛てにパケットを送信した場合、そのパケットは移動管理サーバ21によって受信される。移動管理サーバ21は受信したパケットの固定IDに対応する気付けIDを調べ、そのパケットを気付けID宛てのパケットにカプセル化して移動ノード22宛てに送信する(図11の3.参照)。
移動ノード22は移動管理サーバ21から受信したカプセル化されたパケットから固定ID宛てのパケットを取出すことで、固定IDを用いた通信を行うことが可能となる。
このように、移動管理サーバ21を設置することで、移動ノード22は移動しながらでも固定IDを用いた通信を継続することができるが、この方式の場合、移動管理サーバ21と移動ノード22とが接続しているネットワーク300の間で完全な通信到達性が求められる。
しかしながら、近年の通信ネットワークでは、ネットワーク内で通信が非常に制限されている箇所(ゲートウェイ)が存在することが多い。そのようなネットワークの構成を図12に示す。図12のホームネットワーク400は移動管理サーバ31との完全な到達性が確保されるネットワーク全体である。このホームネットワーク400内で移動ノード34が移動を行った場合には、上述したような既存技術を用いることによって、固定IDを用いた継続的な通信が可能となる。
一方、移動先のネットワーク500はなにかしらの通信制限が課せられるゲートウェイ33経由でホームネットワーク400に接続されるネットワークである。ホームネットワーク400及び移動先のネットワーク500の例としては、ホームネットワーク400としてインタネット、移動先のネットワーク500としてNAT(Network Address Translation)ルータ経由でインタネットにつながれたプライベートIP(Internet Protocol)ネットワークやファイアウォールで保護されているネットワークがあげられる。この場合、NATルータがゲートウェイ33となる。
特開2002−199004号公報
上述した従来の移動管理サーバでは、移動ノードがゲートウェイ経由でホームネットワークに接続される移動先のネットワークに接続した場合、移動管理サーバへの登録やカプセル化されたパケットの送受信が行えなくなってしまい、通信が継続できなくなってしまうという移動サポートの問題がある。
例えば、移動管理サーバと移動ノードとの間にゲートウェイとしてNATルータが存在していた場合、移動ノードは気付けIDとして移動先のネットワーク内のみで有効なプライベートネットワークIDを移動管理サーバに登録することになる。しかしながら、移動管理サーバが固定ID宛てのパケットを気付けID宛てにカプセル化して送信しようとしても、ホームネットワーク内の移動管理サーバからはプライベートネットワークIDへは到達不可能なため、パケットを届けることが不可能である。
上述したような移動管理サーバとの間の通信に制限が加えられてしまう移動先のネットワークが現実のネットワークには存在しており、従来の技術ではそのようなネットワークに移動した場合、通信を継続することができなくなってしまうという問題がある。
そこで、本発明の目的は上記の問題点を解消し、通信に制限を加えるような装置が存在するネットワークに移動した場合でも、通信を継続することができる移動管理システム、移動管理サーバ及びそれらに用いる移動管理方法並びにそのプログラムを提供することにある。
本発明による移動管理システムは、通信端末のネットワーク識別情報が移動先ネットワークに依存して決定される通信ネットワークにおいて、移動管理サーバにて前記通信端末を管理する移動管理システムであって、
前記移動管理サーバと前記通信端末との間のネットワーク中に通信に制限を加える通信装置が存在し、
前記移動管理サーバは、前記通信端末の移動先のネットワークから前記通信端末と前記移動管理サーバとの間でデータを相互に送受信可能な仮想通信路を確立する手段と、前記仮想通信路の情報と前記通信端末の固定識別情報とを対応付けて保持する手段と、前記固定識別情報と前記仮想通信路の情報との対応付けに基づいて前記通信端末とその通信相手との間の通信の仲介を行う手段とを備えている。
本発明による移動管理サーバは、通信端末のネットワーク識別情報が移動先ネットワークに依存して決定される通信ネットワークにおいて前記通信端末を管理する移動管理サーバであって、
自装置と前記通信端末との間のネットワーク中に通信に制限を加える通信装置が存在し、
前記通信端末の移動先のネットワークから前記通信端末と自装置との間でデータを相互に送受信可能な仮想通信路を確立する手段と、前記仮想通信路の情報と前記通信端末の固定識別情報とを対応付けて保持する手段と、前記固定識別情報と前記仮想通信路の情報との対応付けに基づいて前記通信端末とその通信相手との間の通信の仲介を行う手段とを備えている。
本発明による移動管理方法は、通信端末のネットワーク識別情報が移動先ネットワークに依存して決定される通信ネットワークにおいて、移動管理サーバにて前記通信端末を管理する移動管理システムに用いられる移動管理方法であって、
前記移動管理サーバと前記通信端末との間のネットワーク中に通信に制限を加える通信装置が存在し、
前記移動管理サーバが、前記通信端末の移動先のネットワークから前記通信端末と前記移動管理サーバとの間でデータを相互に送受信可能な仮想通信路を確立する処理と、前記仮想通信路の情報と前記通信端末の固定識別情報とを対応付けて保持する処理と、前記固定識別情報と前記仮想通信路の情報との対応付けに基づいて前記通信端末とその通信相手との間の通信の仲介を行う処理とを実行している。
本発明によるプログラムは、通信端末のネットワーク識別情報が移動先ネットワークに依存して決定される通信ネットワークにおいて、前記通信端末を管理する移動管理サーバ内のコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記移動管理サーバと前記通信端末との間のネットワーク中に通信に制限を加える通信装置が存在し、
前記通信端末の移動先のネットワークから前記通信端末と前記移動管理サーバとの間でデータを相互に送受信可能な仮想通信路を確立する処理と、前記仮想通信路の情報と前記通信端末の固定識別情報とを対応付けて保持する処理と、前記固定識別情報と前記仮想通信路の情報との対応付けに基づいて前記通信端末とその通信相手との間の通信の仲介を行う処理とを含むことを特徴とする。
すなわち、本発明の移動管理システムは、通信端末のネットワークID(識別情報)が移動先ネットワークに依存して決定される通信ネットワークにおいて、移動管理サーバと通信端末との間のネットワーク中に通信に制限を加える通信装置が存在し、通信端末がその通信装置を介したネットワークに移動した場合でも、固定化されたIDを用いて他端末との通信を継続することが可能な構成を提供するものである。
より具体的に説明すると、本発明の移動管理システムでは、移動する移動ノードが、移動先のネットワークから移動管理サーバとの間でデータを相互に送受信可能な仮想通信路(以下、セッションとする)を確立する。移動管理サーバは移動ノードの固定IDと、移動ノードとの間で確立されたセッションとを対応付けてその情報を保持し、移動ノードと通信相手ノードとの間の固定IDを用いた通信の仲介を行う。
したがって、本発明の移動管理システムでは、移動ノードの移動に伴ってネットワークIDが変化しても、移動管理サーバとのセッションを用いることで、移動ノードの固定IDを用いた通信が継続可能となる。
また、本発明の移動管理システムでは、移動管理サーバと移動ノードとの間のネットワーク中に、通信に制限を加えるような装置が存在していても、セッションを確立することが可能であれば、移動ノードが移動管理サーバを利用することが可能となる。
これによって、本発明の移動管理システムでは、移動管理サーバによって固定ID宛てのパケットが移動管理サーバと移動ノードとの間のセッションを通じて移動ノードに届けられるため、移動ノードが移動しても同一の固定IDを用いた通信を継続することが可能となる。
本発明は、上記のような構成及び動作とすることで、通信に制限を加えるような装置が存在するネットワークに移動した場合でも、通信を継続することができるという効果が得られる。
本発明による移動管理システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態による移動管理サーバの構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態による移動管理システムの動作を示すシーケンスチャートである。 本発明の第2の実施の形態による移動管理サーバの構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態による移動管理システムの動作を示すシーケンスチャートである。 本発明の第3の実施の形態による移動管理サーバの構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施の形態による移動管理システムの動作を示すシーケンスチャートである。 本発明の第4の実施の形態による移動管理システムの動作を示すシーケンスチャートである。 本発明の第5の実施の形態による移動管理サーバの構成を示すブロック図である。 本発明の第5の実施の形態による移動管理システムの動作を示すシーケンスチャートである。 従来例による移動管理システムの構成を示すブロック図である。 従来例による移動管理システムの他の構成例を示すブロック図である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明による移動管理システムの構成を示すブロック図である。図1において、本発明のによる移動管理システムはデータベース2を備えた移動管理サーバ1と、ゲートウェイ3と、移動可能な移動ノード4と、通信相手ノード5と、ホームネットワーク100と、移動先ネットワーク200とから構成されている。
移動ノード4は移動先ネットワーク200から移動管理サーバ1との間でデータを相互に送受信可能な仮想通信路(以下、セッションとする)を確立する。移動管理サーバ1は移動ノード4の固定ID(識別情報)と、移動ノード4との間で確立されたセッションとを対応付けてその情報をデータベース2に保持し、移動ノード4と通信相手ノード5との間において、移動ノード4及び通信相手ノード5各々の固定IDを用いた通信の仲介を行う。
したがって、移動ノード4は移動先ネットワーク200への移動に伴ってネットワークIDが変化しても、移動管理サーバ1との間のセッションを用いることで、移動ノード4及び通信相手ノード5各々の固定IDを用いた通信が継続可能となる。また、移動管理サーバ1と移動ノード4との間のネットワーク中に、通信に制限を加えるような装置(ゲートウェイ3)が存在していたとしても、移動ノード4と移動管理サーバ1との間でセッションを確立することが可能であれば移動ノード4が移動管理サーバ1を利用することが可能となる。
このように、本発明では、移動管理サーバ1によって固定ID宛てのパケットが移動管理サーバ1と移動ノード4との間のセッションを通じて移動ノード4に届けられるため、移動ノード4は移動しても同一の固定IDを用いた通信を継続することができる。
また、本発明では、移動管理サーバ1と移動ノード4との間のネットワーク内に通信に制限を加えるような装置(ゲートウェイ3)が存在していても、移動管理サーバ1と移動ノード4との間でセッションを確立することが可能であれば、移動ノード4が移動管理サーバ1を介した他の装置との通信を継続することができる。
図2は本発明の第1の実施の形態による移動管理サーバの構成を示すブロック図である。本発明の第1の実施の形態による移動管理システムは図1に示す本発明の実施の形態による移動管理システムと同様の構成となっているが、図2においては、移動管理サーバ1と、移動ノード4と、通信相手ノード5とのみを図示しており、ホームネットワーク100、移動先ネットワーク200、ゲートウェイ3はその図示を省略している。
移動ノード4は移動管理サーバ1との間で、データを相互に送受信可能なセッションを確立することによって、そのセッションを用いた通信を行う通信端末である。通信相手ノード5は移動ノード4との間で通信を行う通信端末である。
移動管理サーバ1は移動ノード4との間にセッションを確立し、さらに移動ノード4の固定IDとその確立したセッションとの対応付けの情報を管理し、移動ノード4と通信相手ノード5との間で、それら各ノードの固定IDを用いた通信を仲介するサーバである。
移動管理サーバ1は移動ノード4との間でのセッションを確立して通信を行うセッション送受信部14と、通信相手ノード5との通信を行うネットワーク送受信部15と、移動ノード4の情報の管理やパケットの転送処理を行う管理処理部13とから構成されている。
また、移動管理サーバ1は移動ノード4の固定IDとセッションとの対応付け情報(「HoA1→Session#1」,・・・)を保持する経路管理表11と、セッション自体の情報(「Session#1:CoA1:port#1−HA1:port#2」,・・・)を保持するセッション管理表12とを管理している。
図3は本発明の第1の実施の形態による移動管理システムの動作を示すシーケンスチャートである。これら図2及び図3を参照して本発明の第1の実施の形態による移動管理システムの動作について説明する。尚、本実施の形態では、移動ノード4と移動管理サーバ1との間のセッションとしてTCP(Transmission Control Protocol)セッションを用いているものとする。また、図3における移動管理サーバ1の処理は管理処理部13を構成する図示せぬCPU(中央処理装置)が移動管理サーバ1のメインメモリ(図示せず)のプログラムを実行することで実現される。
まず、移動ノード4が移動した時の動作について説明する。移動ノード4はネットワーク(図2の移動先ネットワーク200)に接続し、ネットワークID(気付けID「CoA1」)を取得すると、移動管理サーバ1に対してTCP接続要求を行う。
この時のTCPセッションの移動ノード4側のネットワークIDは「CoA1」、TCPポート番号は「port#1」であり、移動管理サーバ1側のネットワークIDは「HA1」、TCPポート番号は「port#2」である。
移動ノード4のTCP接続要求は移動管理サーバ1のセッション送受信部14によって受信され、TCPセッションの確立処理が行われる(図3のa1)。この時、移動管理サーバ1の管理処理部13は確立されたTCPセッションにセッション識別子(Session#1)を割り当て、その情報をセッション管理表12に格納する(図3のa2)。
移動ノード4と移動管理サーバ1との間でTCPセッションが確立されると、移動ノード4はTCPセッション(「Session#1」)を用いて固定ID「HoA1」の登録要求を行う(図3のa3)。
移動ノード4の登録要求はセッション送受信部14を介して移動管理サーバ1の管理処理部13で受信され、管理処理部13は移動ノード4の固定IDとTCPセッションのセッション識別子(Session#1)とを経路管理表11に格納する(図3のa4)。その後、管理処理部13は「Session#1」を用いて登録応答を移動ノード4に送信する(図3のa5)。
次に、移動ノード4から通信相手ノード5へ送信を行う時の動作について説明する。移動ノード4は通信相手ノード5宛てのパケット(送信先ID「CN1」、送信元ID「HoA1」)を「Session#1」を用いて移動管理サーバ1に送信する(図3のa6)。
通信相手ノード5宛てのパケットはセッション送受信部14を介して移動管理サーバ1の管理処理部13で受信され、ネットワーク送受信部15を用いて通信相手ノード5に向けて転送される(図3のa7)。
さらに、通信相手ノード5から移動ノード4へ送信を行う時の動作について説明する。通信相手ノード5から移動ノード4宛てに送られたパケット(送信先ID「HoA1」、送信元ID「CN1」)はネットワーク送受信部15を介して移動管理サーバ1の管理処理部13で受信される(図3のa8)。
管理処理部13は受信したパケットの送信先ID「HoA1」を基に、経路管理表11内でセッション識別子の検索を行う。この時、管理処理部13はパケットの送信先IDに対応するセッションが見つからなければ、そのパケットを破棄する。
管理処理部13はパケットの送信先IDに対応するセッションが見つかれば、セッション送受信部14を介してパケットの送信先ID「HoA1」に対応するセッション「Session#1」を通じて移動ノード4にパケットを転送する(図3のa9,a10)。
このように、本実施の形態では、移動管理サーバ1によって固定ID宛てのパケットが移動管理サーバ1と移動ノード4との間のセッションを通じて移動ノード4に届けられるため、移動ノード4が移動しても同一の固定IDを用いた通信を継続することができる。
また、本実施の形態では、移動管理サーバ1と移動ノード4との間のネットワーク内に通信に制限を加えるような装置(ゲートウェイ3)が存在していても、セッションを確立することができることが可能であれば、移動ノード4が移動管理サーバ1を介した通信を行うことができる。
図4は本発明の第2の実施の形態による移動管理サーバの構成を示すブロック図である。本発明の第2の実施の形態による移動管理システムは、移動ノード5とともに移動するネットワーク(MNA1)とネットワーク(MNA1)に接続する移動ノード以外の通信端末6とを追加した以外は、図1に示す本発明の実施の形態による移動管理システムと同様の構成となっている。
図4においては、移動管理サーバ1と、移動ノード4と、通信相手ノード5と、ネットワーク(MNA1)と、通信端末6とのみを図示しており、ホームネットワーク100、移動先ネットワーク200、ゲートウェイ3はその図示を省略している。尚、移動ノード4とともに移動する通信端末6には、デフォルトルートとして移動ノード4のMNA側のネットワークID「MN1」が設定されている。
図5は本発明の第2の実施の形態による移動管理システムの動作を示すシーケンスチャートである。これら図4及び図5を参照して本発明の第2の実施の形態による移動管理システムの動作について説明する。尚、本実施の形態では、移動ノード4と移動管理サーバ1との間のセッションとしてTCPセッションを用いているものとする。また、図5における移動管理サーバ1の処理は管理処理部13を構成する図示せぬCPUが移動管理サーバ1のメインメモリ(図示せず)のプログラムを実行することで実現される。
本発明の第2の実施の形態による移動管理システムの動作は上述した本発明の第1の実施の形態による移動管理システムの動作とほぼ同様である。但し、本発明の第2の実施の形態の場合、移動ノード4とともに移動する通信端末6が行う通信を移動管理サーバ1に仲介させる必要があるため、TCPセッション確立後に行う固定ID登録要求時に、固定IDだけではなく、移動ノード4とともに移動するネットワーク(MNA1)の登録も行う。その結果、移動管理ノード1の経路管理表11には「HoA1」から「Session#1」への対応付けとともに、「MNA1」から「Session#1」への対応付けも記録される。
まず、移動ノード4が移動した時の動作について説明する。移動ノード4はネットワーク(図2の移動先ネットワーク200)に接続し、ネットワークID(気付けID「CoA1」)を取得すると、移動管理サーバ1に対してTCP接続要求を行う。
この時のTCPセッションの移動ノード4側のネットワークIDは「CoA1」、TCPポート番号は「port#1」であり、移動管理サーバ1側のネットワークIDは「HA1」、TCPポート番号は「port#2」である。
移動ノード4のTCP接続要求は移動管理サーバ1のセッション送受信部14によって受信され、TCPセッションの確立処理が行われる(図5のb1)。この時、移動管理サーバ1の管理処理部13は確立されたTCPセッションにセッション識別子(Session#1)を割り当て、その情報をセッション管理表12に格納する(図5のb2)。
移動ノード4と移動管理サーバ1との間でTCPセッションが確立されると、移動ノード4はTCPセッション(「Session#1」)を用いて固定ID「HoA1」及びネットワーク(MNA1)の登録要求を行う(図5のb3)。
移動ノード4の登録要求はセッション送受信部14を介して移動管理サーバ1の管理処理部13で受信され、管理処理部13は移動ノード4の固定IDとTCPセッションのセッション識別子(Session#1)とを経路管理表11に格納する(図5のb4)。その後、管理処理部13は「Session#1」を用いて登録応答を移動ノード4に送信する(図5のb5)。
次に、移動ノード4から通信相手ノード5へ送信を行う時の動作について説明する。移動ノード4は通信相手ノード5宛てのパケット(送信先ID「CN1」、送信元ID「HoA1」)を「Session#1」を用いて移動管理サーバ1に送信する(図5のb6)。
通信相手ノード5宛てのパケットはセッション送受信部14を介して移動管理サーバ1の管理処理部13で受信され、ネットワーク送受信部15を用いて通信相手ノード5に向けて転送される(図5のb7)。
また、通信相手ノード5から移動ノード4へ送信を行う時の動作について説明する。通信相手ノード5から移動ノード4宛てに送られたパケット(送信先ID「HoA1」、送信元ID「CN1」)はネットワーク送受信部15を介して移動管理サーバ1の管理処理部13で受信される(図5のb8)。
管理処理部13は受信したパケットの送信先ID「HoA1」を基に、経路管理表11内でセッション識別子の検索を行う。この時、管理処理部13はパケットの送信先IDに対応するセッションが見つからなければ、そのパケットを破棄する。
管理処理部13はパケットの送信先IDに対応するセッションが見つかれば、セッション送受信部14を介してパケットの送信先ID「HoA1」に対応するセッション「Session#1」を通じて移動ノード4にパケットを転送する(図5のb9,b10)。
さらに、通信端末6から通信相手ノード5へ送信を行う時の動作について説明する。通信端末6から通信相手ノード5に送られるパケット(送信先ID「CN1」、送信元ID「T1」)はデフォルトルートの設定にしたがって移動ノード4に転送される(図5のb11)。
移動ノード4で受信されたパケットは、移動ノード4がパケットを送信する時と同様に、「Session#1」を通じて移動管理ノード1に転送され(図5のb12)、その後、移動管理ノード1から通信相手ノード5に転送される(図5のb13)。
さらにまた、通信相手ノード5から通信端末6へ送信を行う時の動作について説明する。通信相手ノード5から通信端末6宛てに送られたパケット(送信先ID「T1」、送信元ID「CN1」)はネットワーク送受信部15を介して移動管理サーバ1の管理処理部13で受信される(図5のb14)。
管理処理部13は受信したパケットの送信先ID「T1」が含まれるネットワークの識別子「MNA1」を求め、その識別子を基に経路管理表11内でセッション識別子の検索を行う。この時、管理処理部13は対応するセッションが見つからなければ、そのパケットを破棄する。
一方、管理処理部13は対応するセッションが見つかれば、セッション送受信部14を介してパケットの送信先ID「HoA1」に対応するセッション「Session#1」を用いて移動ノード4にパケットを転送する(図5のb15,b16)。移動ノード4はそのパケットを通信端末6に転送する(図5のb17)。
このように、本実施の形態では、移動管理サーバ1によって固定ID宛てのパケットを移動管理サーバ1と移動ノード4との間のセッションと移動ノード4とを通じて通信端末6に届けられるため、移動ノード4とともに通信端末6が移動しても、同一の固定IDを用いた通信を継続することができる。
また、本実施の形態では、移動管理サーバ1と移動ノード4との間のネットワーク内に通信に制限を加えるような装置(ゲートウェイ3)が存在していても、セッションを確立することが可能であれば、移動ノード4とともに移動する通信端末6が移動管理サーバ1を介した通信を行うことができる。
図6は本発明の第3の実施の形態による移動管理サーバの構成を示すブロック図である。本発明の第3の実施の形態による移動管理システムは、移動ノード5とともに移動するネットワーク(MNA1)を追加し、ゲートウェイ3の代わりにプロキシ(Proxy)サーバ7を設置した以外は、図1に示す本発明の実施の形態による移動管理システムと同様の構成となっている。
図6においては、移動管理サーバ1と、移動ノード4と、通信相手ノード5と、ネットワーク(MNA1)と、プロキシサーバ7とのみを図示しており、ホームネットワーク100、移動先ネットワーク200はその図示を省略している。
プロキシサーバ7は移動ノード4と移動管理サーバ1との間のネットワークに存在し、両者間の通信に制限を加えたり、中継したりする装置である。具体的に述べると、プロキシサーバ7としては、NAT(Network Address Translation)ルータやSocksサーバ、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)プロキシ、HTTPS[Hyper Text Transfer Protocol over SSL(Secure Sockets Layer)]プロキシ等があげられる。
図7は本発明の第3の実施の形態による移動管理システムの動作を示すシーケンスチャートである。これら図6及び図7を参照して本発明の第3の実施の形態による移動管理システムの動作について説明する。尚、本実施の形態では、移動ノード4と移動管理サーバ1との間のセッションとしてTCPセッションを用いているものとする。また、図7における移動管理サーバ1の処理は管理処理部13を構成する図示せぬCPUが移動管理サーバ1のメインメモリ(図示せず)のプログラムを実行することで実現される。
但し、本実施の形態と本発明の第2の実施の形態との違いは、移動ノード4と移動管理サーバ1との間のTCPセッションが直接確立されるのではなく、プロキシサーバ7によって中継される点である。そのため、移動管理サーバ1のセッション管理表12には移動ノード4のネットワークIDではなく、プロキシサーバ7のネットワークID(P1)が登録されるため、セッション管理表12に格納される情報は「Session#1:P1:port#1−HA1:port#2」となる。
まず、移動ノード4が移動した時の動作について説明する。移動ノード4はネットワーク(図2の移動先ネットワーク200)に接続し、ネットワークID(気付けID「CoA1」)を取得すると、移動管理サーバ1に対してTCP接続要求を行う。
この時のTCPセッションの移動ノード4側のネットワークIDは「CoA1」、TCPポート番号は「port#1」であり、移動管理サーバ1側のネットワークIDは「HA1」、TCPポート番号は「port#2」である。
移動ノード4のTCP接続要求はプロキシサーバ7を通して移動管理サーバ1のセッション送受信部14によって受信され、TCPセッションの確立処理が行われる(図7のc1)。この時、移動管理サーバ1の管理処理部13は確立されたTCPセッションにセッション識別子(Session#1)を割り当て、その情報をセッション管理表12に格納する(図7のc2)。但し、セッション管理表12には移動ノード4のネットワークIDではなく、プロキシサーバ7のネットワークID(P1)が登録されるため、セッション管理表12に格納される情報は「Session#1:P1:port#1−HA1:port#2」となる。
移動ノード4と移動管理サーバ1との間で、プロキシサーバ7を通してTCPセッションが確立されると、移動ノード4はTCPセッション(「Session#1」)を用いて固定ID「HoA1」及びネットワーク(MNA1)の登録要求を行う(図7のc3)。
移動ノード4の登録要求はセッション送受信部14を介して移動管理サーバ1の管理処理部13で受信され、管理処理部13は移動ノード4の固定IDとTCPセッションのセッション識別子(Session#1)とを経路管理表11に格納する(図7のc4)。その後、管理処理部13は「Session#1」を用いて登録応答を移動ノード4に送信する(図7のc5)。
次に、移動ノード4から通信相手ノード5へ送信を行う時の動作について説明する。移動ノード4は通信相手ノード5宛てのパケット(送信先ID「CN1」、送信元ID「HoA1」)を「Session#1」を用いて、プロキシサーバ7を通して移動管理サーバ1に送信する(図7のc6)。
通信相手ノード5宛てのパケットはセッション送受信部14を介して移動管理サーバ1の管理処理部13で受信され、ネットワーク送受信部15を用いて通信相手ノード5に向けて転送される(図7のc7)。
また、通信相手ノード5から移動ノード4へ送信を行う時の動作について説明する。通信相手ノード5から移動ノード4宛てに送られたパケット(送信先ID「HoA1」、送信元ID「CN1」)はネットワーク送受信部15を介して移動管理サーバ1の管理処理部13で受信される(図7のc8)。
管理処理部13は受信したパケットの送信先ID「HoA1」を基に、経路管理表11内でセッション識別子の検索を行う。この時、管理処理部13はパケットの送信先IDに対応するセッションが見つからなければ、そのパケットを破棄する。
管理処理部13はパケットの送信先IDに対応するセッションが見つかれば、セッション送受信部14を介してパケットの送信先ID「HoA1」に対応するセッション「Session#1」を用いて、プロキシサーバ7を通して移動ノード4にパケットを転送する(図7のc9,c10)。
このように、本実施の形態では、移動管理サーバ1によって固定ID宛てのパケットが移動管理サーバ1と移動ノード4との間のセッション及びプロキシサーバ7を通じて移動ノード4に届けられるため、移動ノード4が移動しても同一の固定IDを用いた通信を継続することができる。
また、本実施の形態では、移動管理サーバ1と移動ノード4との間のネットワーク内に通信に制限を加えるような装置(プロキシサーバ7)が存在していても、セッションを確立することが可能であれば、移動ノード4がプロキシサーバ7及び移動管理サーバ1を介した通信を行うことができる。
図8は本発明の第4の実施の形態による移動管理システムの動作を示すシーケンスチャートである。本発明の第4の実施の形態による移動管理システムは、上記の図6に示す本発明の第3の実施の形態による移動管理システムと同様の構成となっているので、図6及び図8を参照して本発明の第4の実施の形態による移動管理システムの動作について説明する。尚、本実施の形態では、移動ノード4と移動管理サーバ1との間のセッションとしてTCPセッションを用いるとともに、SSL(Secure Sockets Layer)認証を用いているものとする。また、図8における移動管理サーバ1の処理は管理処理部13を構成する図示せぬCPUが移動管理サーバ1のメインメモリ(図示せず)のプログラムを実行することで実現される。
但し、本実施の形態と本発明の第2の実施の形態との違いは、移動ノード4と移動管理サーバ1との間のTCPセッションが直接確立されるのではなく、プロキシサーバ7によって中継される点である。そのため、移動管理サーバ1のセッション管理表12には移動ノード4のネットワークIDではなく、プロキシサーバ7のネットワークID(P1)が登録されるため、セッション管理表12に格納される情報は「Session#1:P1:port#1−HA1:port#2」となる。
まず、移動ノード4が移動した時の動作について説明する。移動ノード4はネットワーク(図2の移動先ネットワーク200)に接続し、ネットワークID(気付けID「CoA1」)を取得すると、移動管理サーバ1に対してTCP接続要求を行う。
この時のTCPセッションの移動ノード4側のネットワークIDは「CoA1」、TCPポート番号は「port#1」であり、移動管理サーバ1側のネットワークIDは「HA1」、TCPポート番号は「port#2」である。
移動ノード4のTCP接続要求はプロキシサーバ7を通して移動管理サーバ1のセッション送受信部14によって受信され、TCPセッションの確立処理が行われる(図8のd1)。この時、移動管理サーバ1の管理処理部13は確立されたTCPセッションにセッション識別子(Session#1)を割り当て、その情報をセッション管理表12に格納する(図8のd2)。但し、セッション管理表12には移動ノード4のネットワークIDではなく、プロキシサーバ7のネットワークID(P1)が登録されるため、セッション管理表12に格納される情報は「Session#1:P1:port#1−HA1:port#2」となる。
移動ノード4と移動管理サーバ1との間で、プロキシサーバ7を通してTCPセッションが確立されると、SSL認証が行われる(図8のd3)。この場合、移動管理サーバ1に通知する固定ID「HoA1」やネットワーク識別子「MNA1」は、SSL認証時に送信される移動ノード4の証明書内に入れておく。移動管理サーバ1の管理処理部13は受信した証明書から固定ID「HoA1」やネットワーク識別子「MNA1」を取出して経路管理表11に登録する(図8のd4)。
次に、移動ノード4から通信相手ノード5へ送信を行う時の動作について説明する。移動ノード4は通信相手ノード5宛てのパケット(送信先ID「CN1」、送信元ID「HoA1」)を「Session#1」を用いて、プロキシサーバ7を通して移動管理サーバ1に送信する(図8のd5)。
通信相手ノード5宛てのパケットはセッション送受信部14を介して移動管理サーバ1の管理処理部13で受信され、ネットワーク送受信部15を用いて通信相手ノード5に向けて転送される(図8のd6)。
また、通信相手ノード5から移動ノード4へ送信を行う時の動作について説明する。通信相手ノード5から移動ノード4宛てに送られたパケット(送信先ID「HoA1」、送信元ID「CN1」)はネットワーク送受信部15を介して移動管理サーバ1の管理処理部13で受信される(図8のd7)。
管理処理部13は受信したパケットの送信先ID「HoA1」を基に、経路管理表11内でセッション識別子の検索を行う。この時、管理処理部13はパケットの送信先IDに対応するセッションが見つからなければ、そのパケットを破棄する。
管理処理部13はパケットの送信先IDに対応するセッションが見つかれば、セッション送受信部14を介してパケットの送信先ID「HoA1」に対応するセッション「Session#1」を用いて、プロキシサーバ7を通して移動ノード4にパケットを転送する(図8のd8,d9)。
このように、本実施の形態では、移動管理サーバ1によって固定ID宛てのパケットが移動管理サーバ1と移動ノード4との間のセッション及びプロキシサーバ7を通じて移動ノード4に届けられるため、移動ノード4が移動しても同一の固定IDを用いた通信を継続することができる。
また、本実施の形態では、移動管理サーバ1と移動ノード4との間のネットワーク内に通信に制限を加えるような装置(プロキシサーバ7)が存在していても、セッションを確立することが可能であれば、移動ノード4がプロキシサーバ7及び移動管理サーバ1を介した通信を行うことができる。
図9は本発明の第5の実施の形態による移動管理サーバの構成を示すブロック図である。本発明の第5の実施の形態による移動管理システムは、移動ノード5とともに移動するネットワーク(MNA1)を追加し、移動ノード4と移動管理サーバ1との間のセッションとしてTCPセッションの代わりにHTTPセッションを用いた以外は、図4に示す本発明の第2の実施の形態による移動管理システムと同様の構成となっている。
図9においては、移動管理サーバ1と、移動ノード4と、通信相手ノード5と、ネットワーク(MNA1)とのみを図示しており、ホームネットワーク100、移動先ネットワーク200、ゲートウェイ3はその図示を省略している。
図10は本発明の第5の実施の形態による移動管理システムの動作を示すシーケンスチャートである。これら図9及び図10を参照して本発明の第5の実施の形態による移動管理システムの動作について説明する。尚、本実施の形態では、移動ノード4と移動管理サーバ1との間のセッションとしてTCPセッションの代わりにHTTPセッションを用いている。また、図10における移動管理サーバ1の処理は管理処理部13を構成する図示せぬCPUが移動管理サーバ1のメインメモリ(図示せず)のプログラムを実行することで実現される。
本発明の第5の実施の形態による移動管理システムの動作は上述した本発明の第2の実施の形態による移動管理システムの動作とほぼ同様である。但し、本発明の第5の実施の形態の場合も、HTTPセッション確立後に行う固定ID登録要求時に、固定IDだけではなく、移動ノード4とともに移動するネットワーク(MNA1)の登録も行う。その結果、移動管理ノード1の経路管理表11には「HoA1」から「Session#1」への対応付けとともに、「MNA1」から「Session#1」への対応付けも記録される。
まず、移動ノード4が移動した時の動作について説明する。移動ノード4はネットワーク(図2の移動先ネットワーク200)に接続し、ネットワークID(気付けID「CoA1」)を取得すると、移動管理サーバ1に対してTCP接続要求を行う。
この時のTCPセッションの移動ノード4側のネットワークIDは「CoA1」、TCPポート番号は「port#1」であり、移動管理サーバ1側のネットワークIDは「HA1」、TCPポート番号は「port#2」である。
移動ノード4のTCP接続要求は移動管理サーバ1のセッション送受信部14によって受信され、TCPセッションの確立処理が行われる(図10のe1)。本実施の形態では、この移動ノード4と移動管理サーバ1との間のTCPセッションの確立処理を行った上で、さらにHTTPセッションの確立処理を行う(図10のe2)。そのため、移動管理サーバ1のセッション管理表12にはTCPセッションの情報(ネットワークID、ポート番号)ではなく、HTTPセッションの識別子(「Session#1:http_session#1」)が登録される(図10のe3)。
移動ノード4と移動管理サーバ1との間でHTTPセッションが確立されると、移動ノード4はHTTPセッション(「Session#1」)を用いて固定ID「HoA1」及びネットワーク(MNA1)の登録要求を行う(図10のe4)。
移動ノード4の登録要求はセッション送受信部14を介して移動管理サーバ1の管理処理部13で受信され、管理処理部13は移動ノード4の固定IDとHTTPセッションのセッション識別子(Session#1)とを経路管理表11に格納する(図10のe5)。その後、管理処理部13は「Session#1」を用いて登録応答を移動ノード4に送信する(図10のe6)。
次に、移動ノード4から通信相手ノード5へ送信を行う時の動作について説明する。移動ノード4は通信相手ノード5宛てのパケット(送信先ID「CN1」、送信元ID「HoA1」)を「Session#1」を用いて移動管理サーバ1に送信する(図10のe7)。この時、移動ノード4から移動管理サーバ1へのパケットの送信は、HTTPリクエストのデータ部としてパケットが送信される。送信するパケットがない場合でも、移動管理サーバ1から移動ノード4宛てのパケットが存在する可能性があるため、移動ノード4から移動管理サーバ1へデータ部がないHTTPリクエストを送信する。
通信相手ノード5宛てのパケットはセッション送受信部14を介して移動管理サーバ1の管理処理部13で受信され、ネットワーク送受信部15を用いて通信相手ノード5に向けて転送される(図10のe8)。
また、通信相手ノード5から移動ノード4へ送信を行う時の動作について説明する。通信相手ノード5から移動ノード4宛てに送られたパケット(送信先ID「HoA1」、送信元ID「CN1」)はネットワーク送受信部15を介して移動管理サーバ1の管理処理部13で受信される(図10のe9)。
管理処理部13は受信したパケットの送信先ID「HoA1」を基に、経路管理表11内でセッション識別子の検索を行う。この時、管理処理部13はパケットの送信先IDに対応するセッションが見つからなければ、そのパケットを破棄する。
管理処理部13はパケットの送信先IDに対応するセッションが見つかれば、セッション送受信部14を介してパケットの送信先ID「HoA1」に対応するセッション「Session#1」を通じて移動ノード4にパケットを転送する(図10のe10,e11)。
この場合、移動管理サーバ1から移動ノード4へのパケットの送信は、HTTPレスポンスのデータ部としてパケットが送信される。転送するパケットがない場合には、移動管理サーバ1から移動ノード4へデータ部のないHTTPレスポンスが送信される。
このように、本実施の形態では、移動管理サーバ1によって固定ID宛てのパケットを移動管理サーバ1と移動ノード4との間のセッションを通じて移動ノード4に届けられるため、移動ノード4が移動しても、同一の固定IDを用いた通信を継続することができる。
また、本実施の形態では、移動管理サーバ1と移動ノード4との間のネットワーク内に通信に制限を加えるような装置(ゲートウェイ3)が存在していても、セッションを確立することが可能であれば、移動ノード4が移動管理サーバ1を介した通信を行うことができる。
尚、上述した本発明の各実施の形態においては、通信端末上のアプリケーションが使用する通信プロトコルと、通信端末と移動管理サーバとの間で確立されるセッションで使用する通信プロトコルとが異なっていてもよい。
1 移動管理サーバ
2 データベース
3 ゲートウェイ
4 移動ノード
5 通信相手ノード
6 移動ノード以外の通信端末
7 プロキシサーバ
11 経路管理表
12 セッション管理表
13 管理処理部
14 セッション送受信部
15 ネットワーク送受信部
100 ホームネットワーク
200 移動先ネットワーク

Claims (13)

  1. 通信端末のネットワーク識別情報が移動先ネットワークに依存して決定される通信ネットワークにおいて、移動管理サーバにて前記通信端末を管理する移動管理システムであって、
    前記移動管理サーバと前記通信端末との間のネットワーク中に通信に制限を加える通信装置が存在し、
    前記移動管理サーバは、前記通信端末の移動先のネットワークから前記通信端末と前記移動管理サーバとの間でデータを相互に送受信可能な仮想通信路を確立する手段と、前記仮想通信路の情報と前記通信端末の固定識別情報とを対応付けて保持する手段と、前記固定識別情報と前記仮想通信路の情報との対応付けに基づいて前記通信端末とその通信相手との間の通信の仲介を行う手段とを有することを特徴とする移動管理システム。
  2. 前記移動管理サーバは、前記通信端末とともに移動するネットワークの識別子と前記仮想通信路の情報との対応付けを保持することを特徴とする請求項1記載の移動管理システム。
  3. 前記移動管理サーバは、前記通信端末とともに移動するネットワークの識別子と前記仮想通信路の情報との対応付けに基づいて前記通信端末とともに移動するネットワークに接続される通信端末とその通信相手との間の通信の仲介を行うことを特徴とする請求項2記載の移動管理システム。
  4. 前記仮想通信路は、TCP(Transmission Control Protocol)セッションとHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)セッションとSSL(Secure Sockets Layer)セッションとのうちのいずれかを用いることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか記載の移動管理システム。
  5. 通信端末のネットワーク識別情報が移動先ネットワークに依存して決定される通信ネットワークにおいて前記通信端末を管理する移動管理サーバであって、
    自装置と前記通信端末との間のネットワーク中に通信に制限を加える通信装置が存在し、
    前記通信端末の移動先のネットワークから前記通信端末と自装置との間でデータを相互に送受信可能な仮想通信路を確立する手段と、前記仮想通信路の情報と前記通信端末の固定識別情報とを対応付けて保持する手段と、前記固定識別情報と前記仮想通信路の情報との対応付けに基づいて前記通信端末とその通信相手との間の通信の仲介を行う手段とを有することを特徴とする移動管理サーバ。
  6. 前記通信端末とともに移動するネットワークの識別子と前記仮想通信路の情報との対応付けを保持することを特徴とする請求項5記載の移動管理サーバ。
  7. 前記通信端末とともに移動するネットワークの識別子と前記仮想通信路の情報との対応付けに基づいて前記通信端末とともに移動するネットワークに接続される通信端末とその通信相手との間の通信の仲介を行うことを特徴とする請求項6記載の移動管理サーバ。
  8. 前記仮想通信路は、TCP(Transmission Control Protocol)セッションとHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)セッションとSSL(Secure Sockets Layer)セッションとのうちのいずれかを用いることを特徴とする請求項5から請求項7のいずれか記載の移動管理サーバ。
  9. 通信端末のネットワーク識別情報が移動先ネットワークに依存して決定される通信ネットワークにおいて、移動管理サーバにて前記通信端末を管理する移動管理システムに用いられる移動管理方法であって、
    前記移動管理サーバと前記通信端末との間のネットワーク中に通信に制限を加える通信装置が存在し、
    前記移動管理サーバが、前記通信端末の移動先のネットワークから前記通信端末と前記移動管理サーバとの間でデータを相互に送受信可能な仮想通信路を確立する処理と、前記仮想通信路の情報と前記通信端末の固定識別情報とを対応付けて保持する処理と、前記固定識別情報と前記仮想通信路の情報との対応付けに基づいて前記通信端末とその通信相手との間の通信の仲介を行う処理とを実行することを特徴とする移動管理方法。
  10. 前記移動管理サーバが、前記通信端末とともに移動するネットワークの識別子と前記仮想通信路の情報との対応付けを保持する処理を実行することを特徴とする請求項9記載の移動管理方法。
  11. 前記移動管理サーバが、前記通信端末とともに移動するネットワークの識別子と前記仮想通信路の情報との対応付けに基づいて前記通信端末とともに移動するネットワークに接続される通信端末とその通信相手との間の通信の仲介を行う処理を実行することを特徴とする請求項10記載の移動管理方法。
  12. 前記仮想通信路は、TCP(Transmission Control Protocol)セッションとHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)セッションとSSL(Secure Sockets Layer)セッションとのうちのいずれかを用いることを特徴とする請求項9から請求項11のいずれか記載の移動管理方法。
  13. 通信端末のネットワーク識別情報が移動先ネットワークに依存して決定される通信ネットワークにおいて、前記通信端末を管理する移動管理サーバ内のコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記移動管理サーバと前記通信端末との間のネットワーク中に通信に制限を加える通信装置が存在し、
    前記通信端末の移動先のネットワークから前記通信端末と前記移動管理サーバとの間でデータを相互に送受信可能な仮想通信路を確立する処理と、前記仮想通信路の情報と前記通信端末の固定識別情報とを対応付けて保持する処理と、前記固定識別情報と前記仮想通信路の情報との対応付けに基づいて前記通信端末とその通信相手との間の通信の仲介を行う処理とを含むことを特徴とするプログラム。
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