JP2010219941A - 高周波フィルタ - Google Patents

高周波フィルタ Download PDF

Info

Publication number
JP2010219941A
JP2010219941A JP2009065055A JP2009065055A JP2010219941A JP 2010219941 A JP2010219941 A JP 2010219941A JP 2009065055 A JP2009065055 A JP 2009065055A JP 2009065055 A JP2009065055 A JP 2009065055A JP 2010219941 A JP2010219941 A JP 2010219941A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
variable capacitance
filter
circuit
frequency filter
capacitance circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009065055A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Teraguchi
貴之 寺口
Katsue Kawahisa
克江 川久
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2009065055A priority Critical patent/JP2010219941A/ja
Priority to US12/699,218 priority patent/US20100237964A1/en
Publication of JP2010219941A publication Critical patent/JP2010219941A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H7/00Multiple-port networks comprising only passive electrical elements as network components
    • H03H7/01Frequency selective two-port networks
    • H03H7/12Bandpass or bandstop filters with adjustable bandwidth and fixed centre frequency
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H7/00Multiple-port networks comprising only passive electrical elements as network components
    • H03H7/01Frequency selective two-port networks
    • H03H7/17Structural details of sub-circuits of frequency selective networks
    • H03H7/1741Comprising typical LC combinations, irrespective of presence and location of additional resistors
    • H03H7/175Series LC in series path
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H7/00Multiple-port networks comprising only passive electrical elements as network components
    • H03H7/01Frequency selective two-port networks
    • H03H7/17Structural details of sub-circuits of frequency selective networks
    • H03H7/1741Comprising typical LC combinations, irrespective of presence and location of additional resistors
    • H03H7/1758Series LC in shunt or branch path
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H7/00Multiple-port networks comprising only passive electrical elements as network components
    • H03H7/01Frequency selective two-port networks
    • H03H7/17Structural details of sub-circuits of frequency selective networks
    • H03H7/1741Comprising typical LC combinations, irrespective of presence and location of additional resistors
    • H03H7/1775Parallel LC in shunt or branch path
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H7/00Multiple-port networks comprising only passive electrical elements as network components
    • H03H7/01Frequency selective two-port networks
    • H03H7/17Structural details of sub-circuits of frequency selective networks
    • H03H7/1741Comprising typical LC combinations, irrespective of presence and location of additional resistors
    • H03H7/1791Combined LC in shunt or branch path

Abstract

【課題】伝達特性が可変の高周波フィルタを提供する。
【解決手段】同一の半導体基板に形成されたキャパシタとキャパシタに直列的に接続されたスイッチ素子とを有し、入力端及び出力端間に直列接続された第1の可変容量回路10及び第3の可変容量回路30、第1の可変容量回路10及び第3の可変容量回路30の接続点と接地との間に接続された第2の可変容量回路20、並びに入力端及び出力端に直列接続された第1のインダクタ71と第2のインダクタ72、更に第2の可変容量回路20と第3の可変容量回路30の接続点と接地との間に接続された第3のインダクタ73を備え、スイッチ素子を制御することによりその周波数特性を可変とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、高周波フィルタに関し、特に可変特性の高周波フィルタに関する。
高周波の受信装置において、所望信号の受信時における妨害波の除去は受信性能の重要なポイントとなっている。周波数選択フィルタを用いることで必要な周波数のみの取り出しを行い受信性能を向上させている。受信性能の向上のためには、所望信号の周波数に応じて、選択する周波数を可変とし必要な周波数のみの取り出しを行うことが望ましい。
ところで、周波数選択フィルタには、パッシブフィルタとアクティブフィルタとがある。パッシブフィルタは雑音特性や歪み特性に強く、アクティブフィルタはロス特性やフィルタ特性に優れるという特徴がある。
高周波回路部で用いるには、雑音特性や歪み特性が良いことが必要であり、パッシブフィルタが用いられる。パッシブフィルタにおいて、バラクターダイオードを用いたチューナブルフィルタ(例えば、特許文献1参照)や可変容量ダイオードを用いた帯域可変型フィルタ装置(例えば、特許文献2参照)の提案がある。
しかし、バイアス電流が必要なことと、ダイオードの非線形性が歪み特性を低下させる問題があり、高周波信号の通るフロントエンド部ではこれまで固定フィルタしか用いられてこなかった。
特開2002−9573号公報 特開2003−23363号公報
本発明は、伝達特性が可変の高周波フィルタを提供する。
本発明の一態様によれば、入力端、出力端ならびに入力端及び出力端間であって、同一の半導体基板に形成されたキャパシタと前記キャパシタに直列的に接続されたスイッチ素子とを有してなる可変容量回路を備えたことを特徴とする高周波フィルタが提供される。
本発明によれば、伝達特性が可変の高周波フィルタが提供される。
本発明の実施形態に係る高周波フィルタを用いたバンドパスフィルタを例示する回路図である。 図1に表したバンドパスフィルタの各モードにおけるスイッチ素子の状態を例示する模式図である。 図1に表したバンドパスフィルタの各モードの特性を例示する模式図である。 図1に表したバンドパスフィルタの等価回路である。 5次バンドパスフィルタの等価回路である。 3次バンドパスフィルタの伝達特性を例示する模式図である。 バンドパスフィルタの他の伝達特性を例示する模式図である。 本発明の実施形態に係る高周波フィルタを用いたバンドパスフィルタを例示する他の回路図である。 図8に表したバンドパスフィルタの伝達特性を例示する模式図である。 本発明の実施形態に係る高周波フィルタを用いたバンドパスフィルタを例示する他の回路図である。 図10に表したバンドパスフィルタの伝達特性を例示する模式図である。 本発明の実施形態に係る高周波フィルタを用いたバンドパスフィルタを例示する他の回路図である。 本発明の実施形態に係る高周波フィルタを用いたバンドパスフィルタを例示する他の回路図である。 図4に表したバンドパスフィルタの端子を短絡した場合の等価回路である。 本発明の実施形態に係る高周波フィルタを例示する他の回路図である。 図14に表した第2の可変容量回路が無い場合の高周波フィルタの等価回路である。 本発明の実施形態に係る高周波フィルタを例示する他の回路図である。 各モードにおけるスイッチ素子の状態を表す模式図である。 図17に表した高周波フィルタの伝達特性を例示する模式図である。 本発明の実施形態に係る高周波フィルタを例示する他の回路図である。 図20に表した高周波フィルタの伝達特性を例示する模式図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
なお、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の実施形態に係る高周波フィルタを用いたバンドパスフィルタを例示する回路図である。
図1に表したように、本実施例の高周波フィルタ61は、第1の可変容量回路10と、第2の可変容量回路20と、第3の可変容量回路30とを、同じ半導体基板に形成して1チップ化した構造を備える(図中実線で囲んだ部分)。
ここで、第1の可変容量回路10、第2の可変容量回路20及び第3の可変容量回路30は、それぞれ3つの可変容量回路11〜13、21〜23及び31〜33を並列接続した構造を有する。
すなわち、第1の可変容量回路10(図中破線で囲んだ部分)は、3つの可変容量回路11、12、13を並列に接続した構造を有する。ここで可変容量回路11は、キャパシタCT0とスイッチ素子SW0Tとを直列接続した構造を有する。同様に可変容量回路12、13は、キャパシタCT1とスイッチ素子SW1Tとを、キャパシタCT2とスイッチ素子SW2Tとをそれぞれ直列接続した構造を有する。
ここで、キャパシタCT0〜CT2としては、例えば、半導体基板の上の半導体領域とその上に絶縁膜を介して形成した導電膜との間の静電容量を用いることができる。また、スイッチ素子SW0T〜SW2Tとしては、例えば、半導体基板の上に形成したMOSFETを用いることができる。
また、第2の可変容量回路20(図中破線で囲んだ部分)は、3つの容量回路21、22、23を並列に接続した構造を有し、可変容量回路21、22、23は、キャパシタCS0とスイッチ素子SW0Sとを、キャパシタCS1とスイッチ素子SW1Sとを、キャパシタCS2とスイッチ素子SW2Sとをそれぞれ直列接続した構造を有する。
さらに、第3の可変容量回路30(図中破線で囲んだ部分)は、3つの可変容量回路31、32、33を並列に接続した構造を有し、可変容量回路31〜33は、キャパシタCT0とスイッチ素子SW0Tとを、キャパシタCT1とスイッチ素子SW1Tとを、キャパシタCT2とスイッチ素子SW2Tとをそれぞれ直列に接続した構造を有する。
また、図1に表した高周波フィルタは、バンドパスフィルタ81であり、本実施例の高周波フィルタ61の入力端41、出力端42、第1の可変容量回路10と第2の可変容量回路20との接続点となる端子43にインダクタ71、72、73を接続した構造を備える。インダクタ71〜73は、例えばチップインダクタを用いることができる。
図1に表したように、高周波フィルタ61においては、入力端41と端子43との間に第1の可変容量回路10が接続され、端子43と接地GND間に第2の可変容量回路20が接続され、また端子43と出力端42との間に第3の可変容量回路30が接続されている。第1の可変容量回路10と第3の可変容量回路30とは直列接続され、その接続点に第2の可変容量回路20が接続され、スター状に構成されている。
可変容量回路11は、スイッチ素子SW0Tがオンのとき、その静電容量がキャパシタCT0の容量となり、スイッチ素子SW0Sがオフのとき、その静電容量がゼロになる。他の可変容量回路12、13の静電容量も同様にそれぞれスイッチ素子SW1T、SW2TによりキャパシタCT1、CT2の静電容量に変化する。
従って、これらの可変容量回路11〜13を並列接続した第1及び第3の可変容量回路10、30は、スイッチ素子SW0T〜SW2Tのオン、オフに応じて静電容量を変化させることができる。
例えば、スイッチ素子SW0T〜SW2Tのいずれか1つをオンし、他をオフすることにより、第1及び第3の可変容量回路10、30の静電容量は、それぞれキャパシタCT0、CT1、CT2の静電容量に変化させることができる。
なお、キャパシタCT0〜CT2の形成に必要となる面積を小さくするためには、スイッチ素子SW0T〜SW2Tを1つずつオンするより、同時にオンする個数を2つ、3つと増加することが望ましい。
同様に第2及び第3の可変容量回路20、30の静電容量は、スイッチ素子SW0S〜SW2S、SW0T〜SW2Tをオン、オフすることにより、キャパシタCS0〜CS2、CT0〜CT2の静電容量に変化させることができる。
第1及び第3の可変容量回路10、30のスイッチ素子SW0T〜SW2Tと、第2の可変容量回路20のスイッチ素子SW0S〜SW2Sとを、例えば、図2に表したように制御することができる。図2においては、モード1、2、3の各モードにおいてオン状態にあるスイッチ素子SW0T〜SW2T、SW0S〜SW2Sの個数が増加するような制御例を表している。
図2に表したように、モード1においては、スイッチ素子SW0T〜SW2Sのすべてがオンである。モード2においては、スイッチ素子SW0T、SW1T、SW0S、SW1Sの各2つがオンで他のスイッチ素子SW2T、SW2Sがオフであり、モード3においては、スイッチ素子SW0T、SW0Sの各1つがオンで他のスイッチ素子SW1T、SW2T、SW1S、SW2Sがオフである。このように、第1及び第3の可変容量回路10、30、第2の可変容量回路20の静電容量は、モード1において最大値、モード3において最小値となり、モード2において中間の値となる。
例えば、キャパシタCT0、CT1、CT2の静電容量をそれぞれ1pF、0.5pF、0.5pFとし、キャパシタCS0、CS1、CS2の静電容量をそれぞれ10pF、5pF、5pFとする。第1及び第3の可変容量回路10、30、第2の可変容量回路20の静電容量は、それぞれモード1のとき、2pF、20pF、モード2のとき1.5pF、15pF、モード3のとき1pF、10pFとなる。
また、各モードを切替える場合、スイッチ素子SW0T〜SW2TとSW0S〜SW2Sとは、同期して切替わるように制御した方が、伝達特性の乱れがなく望ましい。例えば、モード1からモード2に切替える場合、スイッチ素子SW2TとSW2Sとを同時にオフするように制御することが望ましい。
例えば、キャパシタCT0〜CS2の静電容量が上記の値の場合、モード1のときの第1及び第3の可変容量回路10、30、第2の可変容量回路20のそれぞれの静電容量は、2pF、20pFである。この値からモード2のときの静電容量1.5pF、15pFに、同期して変化するように制御することが、フィルタ特性が変化するときの乱れが少なく望ましい。このことは、以下の他の実施例についても同様である。
図3は、図1に表したバンドパスフィルタの各モードの特性を例示する模式図である。
図3に表したように、本実施例の高周波フィルタ61は、モード1〜3の各モードで3つの異なる伝達特性、つまり阻止域と通過域との境界の周波数である特性周波数が異なる伝達特性に可変なバンドパスフィルタ81を構成することができる。
バンドパスフィルタ81の通過域と阻止域との境界となる特性周波数は、モード1のとき最低周波数、モード3のとき最高周波数、そしてモード2のとき中間の周波数に変化する。このように、高周波フィルタ61を用いたバンドパスフィルタ81は、周波数可変型の高周波フィルタである。
例えば、バンドパスフィルタ81をTV放送受信チューナに用いることにより、デジタル帯域(470MHz〜770MHz)の可変周波数型バンドパスフィルタとして使用することができる。モード1〜3の各モードを切替えることにより、デジタル帯域の中からバンドパスフィルタ81の通過域の信号を選択することができ、受信性能の向上が図れる。
図4は、図1に表したバンドパスフィルタの等価回路である。
図4に表したように、本実施例の高周波フィルタ61は、入力端41と出力端42との間に直列接続された第1及び第3の可変容量回路10、30と第1及び第3の可変容量回路10、30の接続点の端子43と接地との間にさらに第2の可変容量回路20を接続したスター状の構造を備える。そして、入力端41、出力端42及び端子43にインダクタ71〜73を接続することによりバンドパスフィルタ81を構成することができる。
図4に表したバンドパスフィルタ81は3次フィルタであり、バターワース、チェビシェフフィルタを構成することができる。
また、同様に可変容量回路を追加することにより、バンドパスフィルタの次数を高くすることができる。
図5は、5次バンドパスフィルタの等価回路である。
図5に表したように、本実施例の高周波フィルタ62(破線で囲んだ部分)は、第1の可変容量回路10、第2の可変容量回路20、第3の可変容量回路30、第4の可変容量回路40及び第5の可変容量回路50を、同じ半導体基板に形成して1チップ化した構造を備える(図中実線で囲んだ部分)。
ここで、第1〜第3の可変容量回路10〜30については、図1に表したものと同様にそれぞれ3つの可変容量回路を並列接続して、または任意数の可変容量回路を並列接続して構成することができる。また、任意数の可変容量回路をである。また第4及び第5の可変容量回路40、50は、それぞれ複数の可変容量回路を任意数並列接続して構成することができる。
第1、第2及び第3の可変容量回路10、20、30を入力端41、端子44、接地及び端子43との間にスター状に接続した部分については、図4に表した3次のバンドパスフィルタ81の高周波フィルタ61と同様である。これに第5の可変容量回路50を端子45と出力端42との間に接続し、さらに端子45と接地との間に第4の可変容量回路40を接続したものを追加した構成となっている。
この高周波フィルタ62の入力端41、出力端42、端子43、44、45のそれぞれにインダクタ71〜75を接続することにより、5次バンドパスフィルタ82を構成することができる。
なお、本実施例においては、第1〜第3の可変容量回路10、20、30をスター状に接続したものと、2つの直列接続した第4及び第5の可変容量回路40、50を備える5次のバンドパスフィルタ82の構成を例示しているが、本発明はこれに限定されない。第1〜第3の可変容量回路10、20、30をスター状に接続したものに、可変容量回路を1つ追加して外部にインダクタを接続することにより4次のバンドパスフィルタを構成することができる。同様に、1つの可変容量回路及び2つの直列接続した可変容量回路を追加することにより、さらに高次のバンドパスフィルタに用いることのできる高周波フィルタを構成することができる。
また、入力端41、端子43を出力端として、第1の可変容量回路10のみを半導体基板に形成して1チップ化したものも高周波フィルタとして用いることができる。さらに、端子43を入出力端子とし、端子43と接地GNDとの間に接続した第2の可変容量回路20のみを半導体基板に形成して1チップ化したものも高周波フィルタとして用いることができる。
ところで、フィルタの次数が増えると、素子感度が高くなり、各素子の誤差により伝達特性が大きく劣化する。また、端子数が増加し外部にインダクタ71〜75を接続することによる寄生インダクタ、寄生容量の影響も大きくなる。
図6は、3次バンドパスフィルタの伝達特性を例示する模式図である。
図6(a)は、横軸に周波数をとり縦軸にSパラメータS21(順方向の伝達特性)をとり、特性周波数の異なる5つのモードの伝達特性を表している。
また、図6(b)は、図6(a)に表した伝達特性S21の縦軸方向−5〜0dBの部分、横軸方向300〜900MHzの部分を拡大して表している。
図6(b)に表したように、設計値においては、通過域における伝達特性S21の偏差が±0.1dBの範囲内に収まっている。
図7は、バンドパスフィルタの他の伝達特性を例示する模式図である。
図7においては、設計値20nHの外部インダクタ71、73に0.5nHの寄生インダクタを追加したときの伝達特性の計算例を表している。
図7(a)に表したように、伝達特性S21が乱れている。また、図7(b)は、図7(a)に表した伝達特性S21の縦軸方向−5〜0dBの部分、横軸方向300〜900MHzの部分を拡大して表している。
図7(b)に表したように、通過域の偏差が大きく劣化している。
従って、例えば、可変容量回路11〜33を構成するキャパシタCT0〜CS2とスイッチ素子SW0T〜SW2Sとを同じ半導体基板に形成しない場合は、キャパシタCT0〜CS2とスイッチ素子SW0T〜SW2Sとの間の配線による寄生容量、寄生インダクタなどにより、伝達特性が劣化する。
これに対し、本実施例の高周波フィルタ61によれば、キャパシタCT0〜CS2とスイッチ素子SW0T〜SW2Sとを有する容量回路11〜23を同じ半導体基板に形成して1チップ化した構造のため、上記配線による伝達特性の劣化が軽減される。
ところで、本実施例の高周波フィルタ61のように、同じ半導体基板に形成して1チップ化した構造の場合、特性を確保するためには、素子感度が低いフィルタの方が望ましい。
本実施例の高周波フィルタ61においては、第1及び第3の可変容量回路10、30、第2の可変容量回路20を構成する可変容量回路11〜13、31〜33は、それぞれキャパシタCT0〜CT2とスイッチ素子SW0T〜SW2Tとを直列接続した構造、また可変容量回路21〜23は、キャパシタCS0〜CS2とスイッチ素子SW0S〜SW2Sとを直列接続した構造を有する。
そのため、スイッチ素子SW0T〜SW2Sがオンするとき、スイッチ素子SW0T〜SW2Sのそれぞれのオン抵抗がキャパシタCT0〜CS2のそれぞれに直列に入ることになり、回路のQが低下する。また、スイッチ素子SW0T〜SW2Sがオフのときは、それぞれの寄生容量がキャパシタCT0〜CS2に並列に入ることになる。
ところで、スイッチ素子SW0T、SW0Sは、常にオンである。そこで、スイッチ素子SW0T、SW0Sを省略し、キャパシタCT0、CS0は常に接続された状態にすることができる。
図8は、本発明の実施形態に係る高周波フィルタを用いたバンドパスフィルタを例示する他の回路図である。
図8に表したように、本実施例の高周波フィルタ61aは、第4及び第6の可変容量回路10a、30aと、第5の可変容量回路20aとをスター状に接続し、同じ半導体基板に形成して1チップ化した構造を備える(図中実線で囲んだ部分)。
すなわち、本実施例の高周波フィルタ61aは、図1に表した高周波フィルタ61の第1及び第3の可変容量回路10、30、第2の可変容量回路20をそれぞれ第4及び第6の可変容量回路10a、30a、第5の可変容量回路20aに置き換えた構造になっている。
ここで、第4の可変容量回路10a(図中破線で囲んだ部分)は、2つの可変容量回路12、13とキャパシタCT0とを並列に接続した構造を有する。すなわち、キャパシタCT0は常に接続された状態であり、上記可変容量容量回路11からスイッチ素子SW0Tを省略した構造を有する。可変容量回路12、13は、キャパシタCT1とスイッチ素子SW1Tとを、キャパシタCT2とスイッチ素子SW2Tとをそれぞれ直列接続した構造を有する。
同様に、第5の可変容量回路20a(図中破線で囲んだ部分)は、2つの可変容量回路22、23とキャパシタCS0とを並列に接続した構造を有する。すなわち、キャパシタCS0は常に接続された状態であり、上記可変容量回路21からスイッチ素子SW0Sを省略した構造を有する。可変容量回路22、23は、キャパシタCS1とスイッチ素子SW1Sとを、キャパシタCS2とスイッチ素子SW2Sとをそれぞれ直列接続した構造を有する。
同様に、第6の可変容量回路30a(図中破線で囲んだ部分)は、2つの可変容量回路32、33とキャパシタCS0とを並列に接続した構造を有する。可変容量回路32、33については、上記可変容量回路12、13と同様である。
このように、スイッチ素子SW0T、SW0Sを省略することにより、回路のQが上昇し、フィルタのロス特性を改善することができる。また、スイッチ素子SW0T、SW0Sの寄生容量による影響をなくすことができる。
また、図8に表した回路は、バンドパスフィルタ81aであり、本実施例の高周波フィルタ61aの入力端41、出力端42及び端子43にインダクタ71、72、73を接続した構造を備える。
図9は、図8に表したバンドパスフィルタの伝達特性を例示する模式図である。
図9に表したように、バンドパスフィルタ81aは、スイッチ素子SW0T、SW0Sの抵抗成分による通過域の減衰が少なく、フィルタのロス特性が改善される。なお、図9の破線は、比較のために表したバンドパスフィルタ81の伝達特性の模式図である。
図10は、本発明の実施形態に係る高周波フィルタを用いたバンドパスフィルタを例示する他の回路図である。
図10に表したように、本実施例の高周波フィルタ61bは、第7及び第9の可変容量回路10b、30bと、第8の可変容量回路20bとをスター状に接続し、同じ半導体基板に形成して1チップ化した構造を備える(図中実線で囲んだ部分)。
すなわち、本実施例の高周波フィルタ61bは、図8に表した高周波フィルタ61aの第4及び第6の可変容量回路10a、30a、第5の可変容量回路20aをそれぞれ第7及び第9の可変容量回路10b、30b、第8の可変容量回路20bに置き換えた構成になっている。
第7の可変容量回路10b(図中破線で囲んだ部分)は、3つの可変容量回路12、13、14とキャパシタCT0とを並列に接続した構造を有する。ここで、キャパシタCT0、可変容量回路12、13については、上記高周波フィルタ61aと同様である。また、可変容量回路14は、キャパシタCT3とスイッチ素子SW3Tとを直列接続した構造を有する。
同様に、第8の可変容量回路20b(図中破線で囲んだ部分)は、3つの可変容量回路22、23、24とキャパシタCS0とを並列に接続した構造を有する。ここで、キャパシタCS0、可変容量回路22、23については、高周波フィルタ61aと同様である。また、可変容量回路24は、キャパシタCS3とスイッチ素子SW3Sとを直列接続した構造を有する。
また、第9の可変容量回路30b(図中破線で囲んだ部分)は、3つの可変容量回路32、33、34とキャパシタCT0とを並列に接続した構造を有する。ここで、可変容量回路32〜34については、上記第1の可変容量回路10bを構成する可変容量回路12〜14と同様である。
また、図10に表した回路は、バンドパスフィルタ81bであり、本実施例の高周波フィルタ61bの入力端41、出力端42及び接続点43にインダクタ71、72、73を接続した構造を備える。
このように、本実施例の高周波フィルタ61bは、高周波フィルタ61aの第4及び第6の可変容量回路10a、30a、第5の可変容量回路20aにさらに1系統追加した構成である。スイッチ素子SW1T〜SW3T、SW1S〜SW3Sのオン、オフによる特性周波数は2の3乗で8パターンとなるが、ほぼ同じ周波数特性となる組み合わせも発生することから、5段切替程度が妥当となる。その際のバンドパスフィルタの伝達特性は図11に模式的に表したようになる。
なお、本実施例の高周波フィルタ61bにおいては、第7、第8及び第9の可変容量回路10b、20b、30bをそれぞれ3つの可変容量回路12〜14、22〜24、32〜34とキャパシタCT0、CS0、CT0とにより構成している。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、同様の構成により任意数の可変容量回路を用い、任意数に切替可能なバンドパスフィルタを構成することができる。他の実施例についても同様である。
スイッチ素子SW0T〜SW2Sを、例えばMOSFETで構成する場合、各スイッチ素子SW0T〜SW2Sのオン抵抗がキャパシタCT0〜CS2にそれぞれ直列に入ることになり、回路のQが低下する。従って、スイッチ素子SW0T〜SW2Sのオン抵抗は小さい方が望ましい。
ところで、可変容量回路11〜23の回路のQは、キャパシタCT0〜CS2の静電容量と直列に接続されるMOSFETのオン抵抗の積に逆比例する。そのため、キャパシタCT0〜CS2の静電容量に逆比例するようにオン抵抗を設定することにより、可変容量回路11〜23の回路のQをほぼ一定にすることができる。
このように、小さい静電容量に直列に接続されるMOSFETのオン抵抗を大きく設定することは、例えば、ゲート幅を小さくすることにより実現できる。ところで、ゲート幅を小さくするとMOSFETの寄生容量が小さくなる。従って、小さい静電容量のキャパシタに、小さい寄生容量をもつMOSFETが直列に接続されることになり、素子感度の点からも望ましい。
ところで、バンドパスフィルタは、図4に表したT型フィルタの他、図12に表したようにπ型フィルタで構成することもできる。
図12に表したように、本実施例の高周波フィルタ63(破線で囲んだ部分)は、入力端52と出力端53との間に3つの直列接続した第1の可変容量回路10、第2の可変容量回路20、第3の可変容量回路30を備える。また、直列接続された第1の可変容量回路10と第2の可変容量回路20との接続点の端子51、入力端52、出力端53の各端子にインダクタ71〜73を接続することにより、端子51に入力信号を入力し、出力端53から出力信号を出力するバンドパスフィルタ83を構成することができる。
なお、本実施例においては、第1〜第3の可変容量回路10、20、30を3つ直列接続した構成を例示しているが本発明はこれに限定されない。任意数の可変容量回路を直列接続し、外部にインダクタを接続することにより、高次フィルタを構成することができる。
図13は、本発明の実施形態に係る高周波フィルタを用いたバンドパスフィルタを例示する他の回路図である。
図13に表したように、本実施例の高周波フィルタ63aは、第4の可変容量回路10a、第5の可変容量回路20a、第6の可変容量回路30aとを直列に接続し、同じ半導体基板に形成して1チップ化した構造を備える(図中実線で囲んだ部分)。
すなわち、本実施例の高周波フィルタ63aは、図12に表した高周波フィルタ63の第1の可変容量回路10、第2の可変容量回路20及び第3の可変容量回路30をそれぞれ第4の可変容量回路10a、第5の可変容量回路20a及び第6の可変容量回路30aに置き換えた構成になっている。
第4の可変容量回路10a、第5の可変容量回路20aについては、図8に表した高周波フィルタ61aと同様である。
また、第6の可変容量回路30aは、第5の可変容量回路20aと同様に2つの並列接続した可変容量回路32、33とキャパシタCS0とを有する。
図8に表したバンドパスフィルタ81aと同様に、スイッチ素子SW1T〜SW2Sを切替えることにより、モード1〜3の周波数可変フィルタを構成することができる。
また、図13に表した回路は、π型バンドパスフィルタ83aであり、本実施例の高周波フィルタ63aの端子51、入力端52、出力端53のそれぞれにインダクタ71、72、73を接続した構造を備える。端子51に入力信号を入力し、出力端53から出力信号を出力するバンドパスフィルタ83aを構成している。なお、インダクタ71〜73は、例えばチップインダクタを用いることができる。
以上、バンドパスフィルタに用いることのできる高周波フィルタの実施例について説明したが、高周波フィルタが備える可変容量回路、外部に接続するインダクタの接続点を変更することにより、バンドパスフィルタ以外にも、ローパスフィルタ、ハイパスフィルタ及びバンドイジェクトフィルタの特性を有する高周波フィルタを構成することができる。
ところで、受信装置においては、ローパスフィルタが必要となることも多い。
例えば、TV放送受信チューナにおいては、デジタル帯域(470MHz〜770MHz)の可変周波数型バンドパスフィルタを使用すると、アナログ帯域(40MHz〜470MHz)の信号は受信できなくなる。
可変周波数型バンドパスフィルタと、外部スイッチによりスルーモード、または別に設けたローパスフィルタとに切替える構成とすることは可能である。デジタル帯域(470MHz〜770MHz)においては可変周波数型バンドパスフィルタを使用し、アナログ帯域(40MHz〜470MHz)の信号は外部スイッチ切替によるスルーモードまたは別に設けたローパスフィルタにより受信することができる。
しかし、本実施例において、可変周波数型ハンドパスフィルタ用の高周波フィルタを1チップに集積したことから、ローパスフィルタを同じチップで実現できることが望ましい。
そこで、ローパスフィルタのモードを追加するために、バンドパスフィルタ内にスイッチを追加することでローパスフィルタを構成する。これにより、バンドパスフィルタとローパスフィルタとを1つのチップで実現することが可能となる。
再度図4のバンドパスフィルタの等価回路に戻り、入力端41、出力端42を短絡した場合を考えると、図14に表した等価回路になる。
図14に表した回路64は、多少リップルが大きいもののローパスフィルタ84として使用可能である。第1及び第3の可変容量回路10、30、第2の可変容量回路20の容量を変化することにより、周波数調整可能なローパスフィルタ84となる。
図15は、本発明の実施形態に係る高周波フィルタを例示する他の回路図である。
図15に表したように、本実施例の高周波フィルタ64aは、第4の可変容量回路10aと、第5の可変容量回路20aと、第6の可変容量回路30aと、スイッチ素子SW0とを、同じ半導体基板に形成して1チップ化した構造を備える(図中実線で囲んだ部分)。本実施例の高周波フィルタ64aは、入力端41と出力端42とを短絡または開放するスイッチ素子SW0を備えた点以外は、図8に表した高周波フィルタ61aと同様である。
また、図15に表した高周波フィルタ84aは、本実施例の高周波フィルタ64aの入力端41、出力端42、端子43のそれぞれにインダクタ71、72、73を接続した構造を備える。
スイッチ素子SW0は、入力端41と出力端42とを短絡または開放するように接続されている。本実施例の高周波フィルタ64aは、スイッチ素子SW0をオンした場合、図14に表した等価回路の構成となる。また、スイッチ素子SW0をオフした場合、図8に表したバンドパスフィルタ81aの構成となる。
このように、本実施例の高周波フィルタ64aを用いれば、バンドパス、ローパスの両モードを備えた可変フィルタを構成することができる。
ところで、図14の等価回路において、第2の可変容量回路20がない場合は、高周波フィルタ65は、図16の破線で囲んだ等価回路となる。
図16に表した高周波フィルタ85は、伝送ゼロ点をもつ特性を有し、例えば、楕円フィルタを構成することにより周波数特性のよいローパスフィルタを実現することができる。
図17は、本発明の実施形態に係る高周波フィルタを例示する他の回路図である。
図17に表したように、本実施例の高周波フィルタ65aは、第4の可変容量回路10aと、第2の可変容量回路20と、第6の可変容量回路30aと、スイッチ素子SW0とを、同じ半導体基板に形成して1チップ化した構造を備える(図中実線で囲んだ部分)。第4の可変容量回路10a、第2の可変容量回路20及び第6の可変容量回路30aは、スター状に接続され、第4及び第6の可変容量回路10a、30a、第2の可変容量回路20の各端子は、外部端子と電気的に接続されている。すなわち、本実施例の高周波フィルタ65aは、図15に表した高周波フィルタ64aの第5の可変容量回路20aを第2の可変容量回路20に置き換えた構成となっている。
ここで、第4及び第6の可変容量回路10a、30aは、図8に表したものと同様であり、また、第2の可変容量回路20は、図1に表したものと同様である。すなわち、第4及び第6の可変容量回路10a、30aは、1つのキャパシタCT0は常に接続された構成を有し、可変容量回路12、13、32、33はスイッチ素子SW1T、SW2Tによりオン、オフ可能な構成を有する。また、第2の可変容量回路20は、すべての可変容量回路21〜23がスイッチ素子SW0S〜SW2Sによりオン、オフ可能な構成を有する。
図18は、各モードにおけるスイッチ素子SW0、スイッチ素子SW1T〜SW2Sの状態を表す模式図である。
モード1〜3においてスイッチ素子SW0はオフであり、モード0においてスイッチ素子SW0はオンである。また、モード0のおいては、スイッチ素子SW0S〜SW2Sはオフであり、スイッチ素子SW0T〜SW2Tをオン、オフすることにより、ローパスフィルタの特性周波数を変化させることができる。
モード1においては、スイッチ素子SW0T〜SW2Sのすべてがオンである。モード2においては、スイッチ素子SW0T、SW1T、SW0S、SW1Sの各2つがオンで他のスイッチ素子SW2T、SW2Sがオフであり、モード3においては、スイッチ素子SW0T、SW0Sの各1つがオンで他のスイッチ素子SW1T、SW2T、SW1S、SW2Sがオフである。このように、第4及び第6の可変容量回路10a、30a、第2の可変容量回路20の静電容量はモード1において最大値、モード3において最小値となり、モード2において、中間の値となる。
図19は、図17に表した高周波フィルタの伝達特性を例示する模式図である。
図19に表したように、本実施例の高周波フィルタ65aを用いた高周波フィルタ85aは、モード0のときローパスフィルタであり、楕円フィルタの特性を有する場合を例示している。
また、モード1〜3のときバンドパスフィルタであり、バターワースまたはチェビシェフ特性を実現できる。
図20は、本発明の実施形態に係る高周波フィルタを例示する他の回路図である。
図20に表したように、本実施例の高周波フィルタ65bにおいては、第7及び第9の可変容量回路10b、30bはそれぞれ3つの可変容量回路12〜14、32〜34とキャパシタCT0を有し、第8の可変容量回路20cは、4つの可変容量回路21〜24を有する場合を例示している。これ以外の点については、図17に表した高周波フィルタ65aと同様である。
高周波フィルタ65bを用いた高周波フィルタ85bは、スイッチ素子SW0がオンのモード0のとき、図16に表した等価回路となり、ローパスフィルタとなる。
またスイッチ素子SW0がオフのモード1〜5のときは、図10に表したバンドパスフィルタ81bと同様な構成となる。
図21は、図20に表した高周波フィルタの伝達特性を例示する模式図である。
図21に表したように、本実施例の高周波フィルタ65bを用いれば、入力端41、出力端及び端子43のそれぞれにインダクタ71〜73を接続することにより、特性周波数の調整が可能なローパスフィルタと、特性周波数の多段切替が可能なバンドパスフィルタとを構成することができる。
以上、具体例を参照しつつ、本発明の実施形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。例えば、高周波フィルタを構成する各要素の具体的な構成に関しては、当業者が公知の範囲から適宜選択することにより本発明を同様に実施し、同様の効果を得ることができる限り、本発明の範囲に包含される。
また、各具体例のいずれか2つ以上の要素を技術的に可能な範囲で組み合わせたものも、本発明の要旨を包含する限り本発明の範囲に含まれる。
その他、本発明の実施形態として上述した高周波フィルタを基にして、当業者が適宜設計変更して実施し得る全ての高周波フィルタも、本発明の要旨を包含する限り、本発明の範囲に属する。
その他、本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の範囲に属するものと了解される。
10 第1の可変容量回路
10b 第7の可変容量回路
11〜14、21〜24、31〜34 可変容量回路
20 第2の可変容量回路
20b 第8の可変容量回路
30 第3の可変容量回路
30a 第6の可変容量回路
30b 第9の可変容量回路
40、10a 第4の可変容量回路
41、52 入力端
42、53 出力端
43 接続点
44、45、51 端子
50、20a 第5の可変容量回路
61〜65b、84〜85b 高周波フィルタ
71〜75 インダクタ
81〜83a バンドパスフィルタ
CT0〜CT3、CS0〜CS3 キャパシタ
SW0、SW0S〜SW3S、SW0T〜SW3T スイッチ素子

Claims (5)

  1. 入力端、出力端ならびに入力端及び出力端間であって、同一の半導体基板に形成されたキャパシタと前記キャパシタに直列的に接続されたスイッチ素子とを有してなる可変容量回路を備えたことを特徴とする高周波フィルタ。
  2. 直列接続された2以上の前記可変容量回路及び前記直列接続された2以上の前記可変容量回路どうしの接続点と接地との間に接続された可変容量回路をさらに備え、前記入力端と前記出力端と前記接続点との少なくともいずれかにインダクタを接続する高周波フィルタであって、
    前記スイッチ素子を制御することにより、前記可変容量回路の静電容量を可変として前記インダクタを接続したときの通過域と阻止域との境界となる特性周波数を可変としたことを特徴とする請求項1記載の高周波フィルタ。
  3. 前記入力端と前記出力端との間を開放または短絡するスイッチ素子をさらに備え、前記入力端と前記出力端との間を開放または短絡するスイッチ素子を制御することにより前記インダクタを接続したときの特性をバンドパスフィルタまたはローパスフィルタに変化できることを特徴とする請求項2または3に記載の高周波フィルタ。
  4. 前記可変容量回路における前記スイッチ素子のオン抵抗は、直列に接続された前記キャパシタの容量に逆比例していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の高周波フィルタ。
  5. 前記入力端、前記出力端及び前記接続点の少なくともいずれかに接続されるインダクタをさらに備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の高周波フィルタ。
JP2009065055A 2009-03-17 2009-03-17 高周波フィルタ Pending JP2010219941A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009065055A JP2010219941A (ja) 2009-03-17 2009-03-17 高周波フィルタ
US12/699,218 US20100237964A1 (en) 2009-03-17 2010-02-03 High frequency filter

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009065055A JP2010219941A (ja) 2009-03-17 2009-03-17 高周波フィルタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010219941A true JP2010219941A (ja) 2010-09-30

Family

ID=42737028

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009065055A Pending JP2010219941A (ja) 2009-03-17 2009-03-17 高周波フィルタ

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20100237964A1 (ja)
JP (1) JP2010219941A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015056473A1 (ja) * 2013-10-17 2015-04-23 株式会社村田製作所 高周波回路モジュール
JP2015186115A (ja) * 2014-03-25 2015-10-22 株式会社日立国際電気 周波数可変フィルタ
JP2016122977A (ja) * 2014-12-25 2016-07-07 京セラ株式会社 フィルタ素子および通信モジュール
WO2019157479A1 (en) * 2018-02-12 2019-08-15 Skyworks Solutions, Inc. Antenna impedance tuner
KR102083096B1 (ko) * 2018-09-27 2020-02-28 정영철 특성주파수를 변경할 수 있는 이엠피 필터

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8872580B2 (en) 2012-07-16 2014-10-28 King Fahd University Of Petroleum And Minerals Reconfigurable high-order integrated circuit filters

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2282113A (en) * 1939-05-16 1942-05-05 Rca Corp Band-pass filter
US5541558A (en) * 1994-11-01 1996-07-30 Hewlett-Packard Company Capacitively-tapped, variable, wideband bandpass filter
KR100548130B1 (ko) * 2004-02-21 2006-02-02 삼성전자주식회사 광대역 튜너블 대역통과필터 및 이를 이용한 다중밴드광대역 튜너블 대역통과필터

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015056473A1 (ja) * 2013-10-17 2015-04-23 株式会社村田製作所 高周波回路モジュール
US9883585B2 (en) 2013-10-17 2018-01-30 Murata Manufacturing Co., Ltd. Radio-frequency circuit module
JP2015186115A (ja) * 2014-03-25 2015-10-22 株式会社日立国際電気 周波数可変フィルタ
JP2016122977A (ja) * 2014-12-25 2016-07-07 京セラ株式会社 フィルタ素子および通信モジュール
WO2019157479A1 (en) * 2018-02-12 2019-08-15 Skyworks Solutions, Inc. Antenna impedance tuner
US10771096B2 (en) 2018-02-12 2020-09-08 Skyworks Solutions, Inc. Antenna impedance tuner
KR102083096B1 (ko) * 2018-09-27 2020-02-28 정영철 특성주파수를 변경할 수 있는 이엠피 필터

Also Published As

Publication number Publication date
US20100237964A1 (en) 2010-09-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11005449B2 (en) Acoustically coupled resonator notch and bandpass filters
JP4998550B2 (ja) 周波数可変帯域除去フィルタ
US10009010B2 (en) Resonator device and high frequency filter
CN107689778B (zh) 高频模块以及通信装置
WO2013005264A1 (ja) 可変フィルタ装置および通信装置
JP2005124126A (ja) インピーダンス回路網、これを用いたフィルタ回路、増幅回路、半導体集積回路、電子機器及び無線通信装置
US10110194B2 (en) Variable filter circuit, RF front end circuit and communication device
WO2015087821A1 (ja) フィルタ部品
US10735175B2 (en) Systems and methods for minimizing insertion loss in a multi-mode communications system
JP2010219941A (ja) 高周波フィルタ
CN111342793B (zh) 带通滤波器及提高其抑制水平的方法、双工器和电子设备
CN106031037A (zh) 可变滤波电路及无线通信装置
US9007145B2 (en) High-frequency signal balancing multiplexer
JP6460196B2 (ja) 可変フィルタ回路および無線通信装置
US7679473B2 (en) Low pass filter incorporating coupled inductors to enhance stop band attenuation
US10868518B2 (en) Elastic wave device
CN111342789A (zh) 带耦合电感的滤波器单元、滤波器及电子设备
US20220085794A1 (en) Configurable micro-acoustic rf filter
US20140340180A1 (en) Impedance matching switch circuit, impedance matching switch circuit module, and impedance matching circuit module
JP6677257B2 (ja) 周波数可変フィルタ、rfフロントエンド回路、通信装置
US20230353125A1 (en) Switch-based variable acoustic resonator
WO2019150787A1 (ja) フィルタモジュールおよび高周波モジュール
TW202318817A (zh) 射頻切換器
CN115085685A (zh) 信号处理电路和通信设备