JP2010217981A - 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び印刷方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】エンコーダ451は、シンボル生成パラメータを用いてシンボル画像を生成し、当該シンボル画像に対してセルサイズ補正量を用いてセルサイズ補正を行い、セルサイズ補正後のシンボル画像及びセルサイズ補正量を連結補正処理部452に渡す。連結補正処理部452は、セルサイズ補正量を用いてシンボル画像に対して連結補正を行い、連結補正後のシンボル画像をプリンタドライバ430に渡す。プリンタドライバ430は、連結補正後のシンボル画像を描画データにおいて重畳した後に印刷データに変換して、これをスプーラ440に渡す。印刷処理部460は、スプーラ440を介して印刷データを受け取り、当該印刷データを用いて印刷処理を実行する。
【選択図】図4
Description
<画像処理システムの構成>
図1は、本実施の形態における画像処理システム全体の構成を例示する図である。同図に示されるように、画像処理システムは、パーソナルコンピュータ101と複写機102とが接続機構を介して接続されて構成される。接続機構とは、例えば、LAN(Local Area Network)のネットワークやUSB(Universal Serial Bus)などの接続回線である。なお、同図においては、パーソナルコンピュータ101と複写機102が一対一で接続されている例を示しているが、ネットワークによる接続の場合、多対多の接続も可能である。
図2は、パーソナルコンピュータ101のハードウェア構成を例示する図である。パーソナルコンピュータ101は、パーソナルコンピュータ101全体を制御するCPU(Central Processing Unit)201と、各種制御プログラムや各種データなどを記憶するROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などの記憶部202と、各種アプリケーションプログラムや各種データを記憶するHDD(Hard Disk Drive)などの外部記憶部203と、外部装置とのデータ通信を制御する通信部204と、ドライブ装置205と、これらを接続するバス209とを有する一般的なコンピュータの構成を有している。更に、パーソナルコンピュータ101には、有線又は無線の接続機構を介して、モニタなどの表示装置207と、マウスやキーボードなどの入力装置208とが接続される。また、パーソナルコンピュータ101の記憶部202には後述のプリンタドライバが記憶される。プリンタドライバがCPU201により起動されると、ユーザからの印刷指示に応じて、通信部204を介して、複写機102に印刷命令を送信する。
図3は、複写機102のハードウェア構成を例示する図である。本図に示すように、複写機102は、コントローラ310とエンジン部(Engine)360とをPCI(Peripheral Component Interconnect)バスで接続した構成となる。コントローラ310は、複写機102全体の制御と描画、通信、図示しない操作部からの入力を制御するコントローラである。エンジン部360は、PCIバスに接続可能なプリンタエンジン等であり、スキャナなどの走査部を備えると共に、たとえば白黒プロッタ、1ドラムカラープロッタ、4ドラムカラープロッタ等の印刷部(いずれも図示せず)を備える。なお、このエンジン部360には、プロッタ等のいわゆるエンジン部分に加えて、誤差拡散やガンマ変換等の画像処理部分が含まれる。その他、複写機102は、紙をスキャンして画像を読み取るスキャナなどの画像読取部を備える。また、複写機102は、ユーザからの操作が入力される操作装置と情報を表示する表示装置とを一体的に形成した操作パネル320を備える。操作パネル320は、ASIC316に接続される。また、コントローラ310が有するCPU311は、計時機能を有し、現在日時を計時する。このような複写機102の詳細な構成については、例えば特開2006-177990号公報に開示されているため、その説明を省略する。
次に、本実施の形態にかかる画像処理システムで行うシンボル画像印刷処理の手順について図5を用いて説明する。まず、アプリケーション410が、図6に示されるような文書を表す電子文書1101を作成したとする(ステップS1)。そして、アプリケーション410は当該電子文書を印刷するためのユーザインターフェースとして印刷メニューを表示装置207に表示させる。そして、当該印刷メニューにおいてユーザが、印刷先として複写機102を選択すると、アプリケーション410は、図7に示されるような印刷設定ダイアログ1201を表示装置207に表示させる(ステップS2)。印刷設定ダイアログ1201には、印刷条件の一部としてシンボル埋め込み設定タブ1202を備えている。本タブには、シンボル画像を埋め込むかを選択するためのチェックボックス1203、埋め込むシンボルタイプ(ここではQRまたはDataMatrix)を設定するためのコンボボックス1204、シンボル画像にエンコードするエンコード文字列を指定するためのテキストボックス1205、埋め込み位置を指定するためのラジオボタングループ1206、埋め込み位置を微調整するためのエディットボックス1207〜1208が含まれている。エンコード文字列は、文字列やバイト配列である。また、印刷処理を実行するためのOKボタン1209、印刷処理をキャンセルするためのキャンセルボタン1210を備えている。このような画面においてユーザが、エンコード文字列及びシンボルタイプ、シンボル画像の埋め込み位置及び埋め込み位置の調整量を指定してOKボタン1209を押下すると(ステップS3)、グラフィックエンジン420は、電子文書を描画データに変換し、描画データと、指定されたエンコード文字列、シンボルタイプ、埋め込み位置及び埋め込み位置の調整量を示すシンボル生成パラメータを含む印刷条件とをプリンタドライバ430に渡す(ステップS4)。ここではシンボルタイプとしてQR、エンコード文字列として「会議資料2008/02/22」、埋め込み位置として左上、埋め込み位置の調整量として縦方向及び横方向ともに「10[mm]」が指定されるものとする。
次に、画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び印刷方法の第2の実施の形態について説明する。なお、上述の第1の実施の形態と共通する部分については、同一の符号を使用して説明したり、説明を省略したりする。
上述の第1の実施の形態の連結補正処理においては、シンボル画像のシンボルタイプによらず、シンボル画像に含まれる全ての画素について背景色(白)であるか前景色(黒)であるかの探索を行うように構成した。本実施の形態においては、シンボルタイプに応じて、シンボル画像内で黒セルが固定的に配置される固定パターンを利用して、各セルの位置を示すセル位置情報を取得して、各セルが白セルであるか黒セルであるかの探索を行う。
次に、本実施の形態にかかる画像処理システムで行うシンボル画像印刷処理の手順について説明する。このシンボル画像印刷処理の手順は図5に示したものと略同様であるが、ステップS7〜8の処理が上述の第1の実施の形態と異なる。本実施の形態では、ステップS7では、エンコーダ451は、セルサイズ補正後のシンボル画像及びシンボル生成パラメータに含まれるシンボルタイプを連結補正処理部452に渡す。次に、ステップS8では、連結補正処理部452は、エンコーダ451からシンボル画像及びシンボルタイプを受け取ると、これらを用いて、連結補正を行う。
注目セルから右隣のセルまでの矩形領域:{He(i), Vs(j)}−{ Hs(i+1), Ve(j)}
注目セルから下隣のセルまでの矩形領域: {Hs(i), Ve(j)}−{ He(i), Vs(j+1)}
注目セルから右下隣のセルまでの矩形領域:{He(i), Ve(j)}−{ Hs(i+1), Vs(j+1)}
次に、画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び印刷方法の第3の実施の形態について説明する。なお、上述の第1の実施の形態又は第2の実施の形態と共通する部分については、同一の符号を使用して説明したり、説明を省略したりする。
本実施の形態における画像処理システムの構成は、連結補正処理部452の機能が下記の点で第2の実施の形態と異なる。連結補正処理部452は、エンコーダ451が生成してセルサイズ補正を行ったシンボル画像に対して、シンボルタイプの固定パターンを識別し、当該固定パターンに応じて各セルのセル位置情報を取得するが、セル位置情報の正当性を判断して、当該判断結果が肯定的である場合に、当該セル位置情報を用いて連結補正を行い、連結補正後のシンボル画像をプリンタドライバ430に渡す。
次に、本実施の形態にかかる画像処理システムで行うシンボル画像印刷処理の手順について説明する。このシンボル画像印刷処理の手順自体は第2の実施の形態と同様である。ここで、本実施の形態にかかる連結補正処理部452が行う処理の手順について図40を用いて説明する。ステップS1501〜S1502の処理は上述の第2の実施の形態と同様である。ステップS3201では、連結補正処理部452は、ステップS1502で取得したセル位置情報の正当性を検証する。具体的には例えば、連結補正処理部452は、他のセルのサイズに比べて極端に大きいセルがないかを調べれば良い。即ち、水平方向のセルサイズ(Hs(i+1)‐Hs(i), i=1,2,...,m-1)及び垂直方向のセルサイズ(Vs(j+1)‐Vs(j), j=1,2,...,n-1)の最大値及び最小値を求め、その差が所定値(例えば2[dot])以上の場合は不正なセル位置情報であると連結補正処理部452は判断するようにすれば良い。その他、セルの数がそのシンボルタイプにおいて取り得ない値である場合、例えばQRにおいてセル数が21未満である場合や水平方向と垂直方向とでセルの数が異なる場合に、連結補正処理部452は不正なセル位置情報であると判断するようにしても良い。
次に、画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び印刷方法の第4の実施の形態について説明する。なお、上述の第1の実施の形態乃至第3の実施の形態と共通する部分については、同一の符号を使用して説明したり、説明を省略したりする。
本実施の形態においては、上述の第1の実施の形態の構成に加え、シンボルタイプを用いて連結補正処理を行うか否かを判断する。本実施の形態における画像処理システムの構成は、エンコーダ451及び連結補正処理部452の機能が下記の点で第1の実施の形態と異なる。エンコーダ451は、セルサイズ補正後のシンボル画像と、セルサイズ補正量と、シンボル生成パラメータに含まれるシンボルタイプとを連結補正処理部452に渡す。連結補正処理部452は、シンボル画像と、セルサイズ補正量と、シンボルタイプとをエンコーダ451から受け取ると、シンボルタイプがマトリクス型2次元シンボルであるか否かを判断し、当該判断結果が否定的である場合には、連結補正を行わない。図41は、本実施の形態にかかる印刷設定ダイアログを例示する図である。同図に示される印刷設定ダイアログでは、ユーザは、シンボルタイプを設定するためのコンボボックス1204において、マトリクス型2次元シンボル以外のシンボルタイプを設定することができる。
次に、本実施の形態にかかる画像処理システムで行うシンボル画像印刷処理の手順について説明する。このシンボル画像印刷処理の手順は図5に示したものと略同様であるが、ステップS7〜8の処理が上述の第1の実施の形態と異なる。本実施の形態では、ステップS7では、エンコーダ451は、セルサイズ補正後のシンボル画像、セルサイズ補正量及びシンボル生成パラメータに含まれるシンボルタイプを連結補正処理部452に渡す。次に、ステップS8では、連結補正処理部452は、エンコーダ451からシンボル画像、セルサイズ補正量及びシンボルタイプを受け取ると、これらを用いて、連結補正を行う。ここで、本実施の形態にかかる連結補正処理部452が行う処理の詳細な手順について図42を用いて説明する。連結補正処理部452は、エンコーダ451からシンボル画像、セルサイズ補正量及びシンボルタイプを受け取ると(ステップS3501)、シンボルタイプがマトリクス型2次元シンボルであるか否かを判断し(ステップS3502)、当該判断結果が肯定的である場合に(ステップS3502:YES)、上述の第1の実施の形態で説明した水平方向の連結補正処理(ステップS502)及び垂直方向の連結補正処理(ステップS503)を行ない、ステップS504で連結補正後のシンボル画像を出力する。ステップS3502の判断結果が否定的である場合は、連結補正処理部452は、連結補正処理を行わずにステップS504に進み、ステップS501で受け取ったシンボル画像を出力する。
次に、画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び印刷方法の第5の実施の形態について説明する。なお、上述の第1の実施の形態乃至第3の実施の形態と共通する部分については、同一の符号を使用して説明したり、説明を省略したりする。
本実施の形態においては、上述の第2の実施の形態の構成に加え、シンボルタイプを用いて連結補正処理を行うか否かを判断する。本実施の形態における画像処理システムの構成は、エンコーダ451及び連結補正処理部452の機能が下記の点で第2の実施の形態又は第4の実施の形態と異なる。エンコーダ451は、セルサイズ補正後のシンボル画像と、シンボル生成パラメータに含まれるシンボルタイプとを連結補正処理部452に渡す。連結補正処理部452は、シンボル画像と、シンボルタイプとをエンコーダ451から受け取ると、シンボルタイプがマトリクス型2次元シンボルであるか否かを判断し、当該判断結果が否定的である場合には、連結補正を行わない。
次に、本実施の形態にかかる画像処理システムで行うシンボル画像印刷処理の手順について説明する。このシンボル画像印刷処理の手順は図5に示したものと略同様であるが、ステップS7〜8の処理が上述の第1の実施の形態と異なる。本実施の形態では、ステップS7では、エンコーダ451は、セルサイズ補正後のシンボル画像及びシンボル生成パラメータに含まれるシンボルタイプを連結補正処理部452に渡す。次に、ステップS8では、連結補正処理部452は、エンコーダ451からシンボル画像及びシンボルタイプを受け取ると、これらを用いて、連結補正を行う。ここで、本実施の形態にかかる連結補正処理部452が行う処理の詳細な手順について図43を用いて説明する。連結補正処理部452は、エンコーダ451からシンボル画像及びシンボルタイプを受け取ると(ステップS1501)、シンボルタイプがマトリクス型2次元シンボルであるか否かを判断し(ステップS4502)、当該判断結果が肯定的である場合に(ステップS4502:YES)、上述の第2と同様にして、ステップS1502〜S1504の処理を行う。一方、ステップS4502の判断結果が否定的である場合は、連結補正処理部452は、連結補正処理を行わずにステップS1504に進み、ステップS1501で受け取ったシンボル画像を出力する。
次に、画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び印刷方法の第6の実施の形態について説明する。なお、上述の第1の実施の形態乃至第5の実施の形態と共通する部分については、同一の符号を使用して説明したり、説明を省略したりする。
本実施の形態においては、上述の第1の実施の形態の構成に加え、セルサイズ補正量を用いて連結補正処理を行うか否かを判断する。本実施の形態における画像処理システムの構成は、連結補正処理部452の機能が下記の点で第1の実施の形態と異なる。連結補正処理部452は、シンボル画像及びセルサイズ補正量をエンコーダ451から受け取ると、セルサイズ補正量が負の値であるか否かを判断し、当該判断結果が否定的である場合には、連結補正を行わない。セルサイズ補正量が負の値であるということは、即ち、印刷太りが考慮された負のセルサイズ補正が行われており、セルを構成する画素数が減らされているということである。一方、セルサイズ補正量が負の値でなければ、印刷太りが考慮された負のセルサイズ補正が行われていないということであり、連結補正を行う必要がない。図44は、本実施の形態にかかる印刷設定ダイアログを例示する図である。同図に示される印刷設定ダイアログでは、ユーザは、セルサイズ補正量を手動設定するためのエディットボックス4002において、セルサイズを変更するためのセルサイズ補正量として「0」以上の値を設定することができる。このような印刷設定ダイアログでの手動での設定は、例えば、印刷する紙種によってセルサイズ補正量を手動で変えたい場合などに有用である。ここで設定された値は、上述のセルサイズ補正量記憶部に記憶される。
次に、本実施の形態にかかる画像処理システムで行うシンボル画像印刷処理の手順について説明する。このシンボル画像印刷処理の手順は図5に示したものと略同様である。ここで、図5のステップS8で本実施の形態にかかる連結補正処理部452が行う処理の詳細な手順について図45を用いて説明する。連結補正処理部452は、シンボル画像及びセルサイズ補正量をエンコーダ451から受け取ると(ステップS501)、セルサイズ補正量が負の値であるか否かを判断し(ステップS3801)、当該判断結果が肯定的である場合に(ステップS3801:YES)、上述の第1の実施の形態と同様にして、ステップS502〜504の処理を行う。ステップS3801の判断結果が否定的である場合は、連結補正処理部452は、連結補正処理を行わずにステップS504に進み、ステップS501で受け取ったシンボル画像を出力する。
次に、画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び印刷方法の第7の実施の形態について説明する。なお、上述の第1の実施の形態乃至第6の実施の形態と共通する部分については、同一の符号を使用して説明したり、説明を省略したりする。
本実施の形態においては、上述の第2の実施の形態の構成に加え、セルサイズ補正量を用いて連結補正処理を行うか否かを判断する。本実施の形態における画像処理システムの構成は、エンコーダ451及び連結補正処理部452の機能が下記の点で第2の実施の形態又は第6の実施の形態と異なる。エンコーダ451は、セルサイズ補正後のシンボル画像、セルサイズ補正量及びシンボル生成パラメータに含まれるシンボルタイプを連結補正処理部452に渡す。連結補正処理部452は、シンボル画像、セルサイズ補正量及びシンボルタイプをエンコーダ451から受け取ると、セルサイズ補正量が負の値であるか否かを判断し、当該判断結果が否定的である場合には、連結補正を行わない。
次に、本実施の形態にかかる画像処理システムで行うシンボル画像印刷処理の手順について説明する。このシンボル画像印刷処理の手順は図5に示したものと略同様であるが、ステップS7〜8の処理が上述の第1の実施の形態と異なる。本実施の形態では、ステップS6の後、ステップS7では、エンコーダ451は、セルサイズ補正後のシンボル画像、セルサイズ補正量及びシンボル生成パラメータに含まれるシンボルタイプを連結補正処理部452に渡す。次に、ステップS8では、連結補正処理部452は、エンコーダ451からシンボル画像、セルサイズ補正量及びシンボルタイプを受け取ると、これらを用いて、連結補正を行う。ここで、本実施の形態にかかる連結補正処理部452が行う処理の詳細な手順について図46を用いて説明する。連結補正処理部452は、シンボル画像、セルサイズ補正量及びシンボルタイプをエンコーダ451から受け取ると(ステップS3901)、セルサイズ補正量が負の値であるか否かを判断し(ステップS3902)、当該判断結果が肯定的である場合に(ステップS3902:YES)、上述の第2の実施の形態と同様にして、ステップS1502〜1504の処理を行う。ステップS3902の判断結果が否定的である場合は、連結補正処理部452は、連結補正処理を行わずにステップS1504に進み、ステップS3901で受け取ったシンボル画像を出力する。
次に、画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び印刷方法の第8の実施の形態について説明する。なお、上述の第1の実施の形態乃至第7の実施の形態と共通する部分については、同一の符号を使用して説明したり、説明を省略したりする。
本実施の形態においては、上述の第6の実施の形態と同様に、セルサイズ補正量を用いて連結補正処理を行うか否かを判断するが、水平方向及び垂直方向のそれぞれについて設定されたセルサイズ補正量を用いて各方向の連結補正を行うか否かを判断する。図47は、本実施の形態にかかる印刷設定ダイアログを例示する図である。同図に示される印刷設定ダイアログでは、ユーザは、セルサイズ補正量を手動設定するためのエディットボックス301〜4302において、縦方向(垂直方向)及び横方向(水平方向)の各々についてセルサイズ補正量の値を設定することができる。ここで設定された値は、垂直方向及び水平方向別に上述のセルサイズ補正量記憶部に記憶される。このように設定されたセルサイズ補正量によって、水平方向のみ又は垂直方向のみセルサイズ補正が行われ得る。
次に、本実施の形態にかかる画像処理システムで行うシンボル画像印刷処理の手順について説明する。このシンボル画像印刷処理の手順は図5に示したものと略同様であるが、ステップS5〜8の処理が上述の第1の実施の形態と異なる。本実施の形態では、ステップS5では、プリンタドライバ430は、シンボル生成パラメータに含まれるエンコード文字列及びシンボルタイプ、垂直方向のセルサイズ補正量及び水平方向のセルサイズ補正量を連結補正シンボル画像作成処理部450に渡す。ステップS6では、エンコーダ451は、エンコード文字列、シンボルタイプ、垂直方向のセルサイズ補正量及び水平方向のセルサイズ補正量を受け取ると、エンコード文字列及びシンボルタイプを用いてシンボル画像を生成し、生成したシンボル画像に対して、垂直方向のセルサイズ補正量及び水平方向のセルサイズ補正量を用いてセルサイズ補正を行い、セルサイズ補正後のシンボル画像、垂直方向のセルサイズ補正量及び水平方向のセルサイズ補正量を連結補正処理部452に渡す。次に、ステップS8では、連結補正処理部452は、エンコーダ451からシンボル画像、垂直方向のセルサイズ補正量及び水平方向のセルサイズ補正量を受け取ると、これらを用いて、連結補正を行う。
次に、画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び印刷方法の第9の実施の形態について説明する。なお、上述の第1の実施の形態乃至第7の実施の形態と共通する部分については、同一の符号を使用して説明したり、説明を省略したりする。
本実施の形態においては、上述の第7の実施の形態と同様に、セルサイズ補正量を用いて連結補正処理を行うか否かを判断するが、水平方向及び垂直方向のそれぞれについて設定されたセルサイズ補正量を用いて各方向の連結補正を行うか否かを判断する。
次に、本実施の形態にかかる画像処理システムで行うシンボル画像印刷処理の手順について説明する。このシンボル画像印刷処理の手順は図5に示したものと略同様であるが、ステップS5〜8の処理が上述の第1の実施の形態と異なる。本実施の形態では、ステップS5では、プリンタドライバ430は、シンボル生成パラメータに含まれるエンコード文字列及びシンボルタイプ、垂直方向のセルサイズ補正量及び水平方向のセルサイズ補正量を連結補正シンボル画像作成処理部450に渡す。ステップS6では、エンコーダ451は、エンコード文字列、シンボルタイプ、垂直方向のセルサイズ補正量及び水平方向のセルサイズ補正量を受け取ると、エンコード文字列及びシンボルタイプを用いてシンボル画像を生成し、生成したシンボル画像に対して、垂直方向のセルサイズ補正量及び水平方向のセルサイズ補正量を用いてセルサイズ補正を行い、セルサイズ補正後のシンボル画像、シンボルタイプ、垂直方向のセルサイズ補正量及び水平方向のセルサイズ補正量を連結補正処理部452に渡す。次に、ステップS8では、連結補正処理部452は、エンコーダ451からシンボル画像、シンボルタイプ、垂直方向のセルサイズ補正量及び水平方向のセルサイズ補正量を受け取ると、これらを用いて、連結補正を行う。
次に、画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び印刷方法の第10の実施の形態について説明する。なお、上述の第1の実施の形態乃至第9の実施の形態と共通する部分については、同一の符号を使用して説明したり、説明を省略したりする。
上述の各実施の形態においては、シンボル画像のデータ形式は、ラスタ形式であるとしたが、本実施の形態においては例えばEMF(Enhanced Meta File)などのベクタ形式であるとする。ベクタ形式のデータ(ベクタデータという)では、シンボル画像に配置された各黒セルが矩形領域としてその座標が表される。このため、ベクタ形式のシンボル画像を例えば第2の実施の形態で取り扱う場合、各黒セルの座標を調べることで、全てのセルについて図21や図26に示したようなセル位置情報を取得することができる。
次に、本実施の形態にかかる画像処理システムで行うシンボル画像印刷処理の手順について説明する。このシンボル画像印刷処理の手順自体は第2の実施の形態と同様である。ここで、本実施の形態にかかる連結補正処理部452が行う処理の詳細な手順について図50を用いて説明する。連結補正処理部452は、まず初めにエンコーダ451からシンボル画像を受け取ると(ステップS4401)、当該に配置された各黒セルの座標を調べて、当該シンボル画像に配置された全てのセルのセル位置情報を取得する(ステップS4402)。次に、連結補正処理部452は、ステップS4402で取得したセル位置情報を用いて、隣接する黒セル間の連結補正処理を行なう(ステップS4403)。尚、ここでの連結補正処理の手順については、図29に示したものと略同様であるが、ステップS2902,S2903,S2905,S2907において注目セルが前景色である(黒セル)か否かを判断することは、当該注目セルが矩形領域としてその座標が表されているか否かを連結補正処理部452は調べることにより行う。また、注目セルが黒セルである場合、ステップS2904,S2906,S2908において、注目セルから右隣のセルまでの矩形領域や注目セルから下隣のセルまでの矩形領域や注目セルから右下隣のセルまでの矩形領域を各々前景色に変更するには、連結補正処理部452は、各矩形領域を前景色の矩形領域として各々追加する又はそれと同じ結果になるように、即ち、注目セルから右隣のセルまでの矩形領域や注目セルから下隣のセルまでの矩形領域や注目セルから右下隣のセルまでの矩形領域を含むように、注目セルの座標を変更する。その後、連結補正処理部452は、連結補正を行ったシンボル画像を出力して終了する(ステップS4404)。
本実施の形態にかかるベクタ形式のシンボル画像を例えば第5の実施の形態で取り扱う場合、エンコーダ451は、セルサイズ補正後のシンボル画像及びシンボル生成パラメータに含まれるシンボルタイプを連結補正処理部452に渡す。連結補正処理部452は、シンボル画像及びシンボルタイプをエンコーダ451から受け取ると、シンボルタイプがマトリクス型2次元シンボルであるか否かを判断し、当該判断結果が否定的である場合には、連結補正を行わない。具体的には、図51に示されるように、連結補正処理部452は、エンコーダ451からシンボル画像及びシンボルタイプを受け取ると(ステップS4501)、シンボルタイプがマトリクス型2次元シンボルであるか否かを判断し(ステップS4502)、当該判断結果が肯定的である場合に(ステップS4502:YES)、ステップS4402〜S4404の処理を行う。一方、ステップS4502の判断結果が否定的である場合は、連結補正処理部452は、連結補正処理を行わずにステップS4404に進み、ステップS4501で受け取ったシンボル画像を出力する。
なお、本発明は前記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。また、以下に例示するような種々の変形が可能である。
上述した各実施の形態において、複写機102で実行される各種プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また当該各種プログラムを、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成しても良い。
上述した第1の実施の形態において、連結補正シンボル画像作成処理部450は、パーソナルコンピュータ101に実装されるようにしたが、複写機102内に実装されるようにしても良い。図54は、本変形例にかかる画像処理システムについて印刷処理に関する機能的構成を例示する図である。パーソナルコンピュータ101は、アプリケーション410、グラフィックエンジン420、プリンタドライバ430及びスプーラ440を有し、複写機102は印刷処理部460及び連結補正シンボル画像作成処理部450を有している。アプリケーション410、グラフィックエンジン420、スプーラ440及びエンコーダ451の各機能は上述の第1の実施の形態と同様である。
上述した第2の実施の形態において、シンボル画像の回転角度が0度の場合について説明したが、エンコーダによっては90度単位で回転されたシンボル画像を生成する機能を持つものや、鏡像反転画像(上下や左右が反転された画像)を生成する機能を持つものもある。その場合は、連結補正処理部452は、ステップS1501においてシンボル画像の回転角度や上下反転の有無、左右反転の有無の情報をエンコーダ451から受け取り、その情報に応じてセル位置情報を取得するようにすれば良い。図55は、シンボルタイプがDataMatrixであるシンボル画像の回転角度が各々0度、90度、180度、270度である場合にセル位置情報を取得する際の探索例を各々例示する図である。図56は、シンボルタイプがQRであるシンボル画像の回転角度が各々0度、90度、180度、270度である場合にセル位置情報を取得する際の探索例を各々例示する図である。さらに上下反転や左右反転がある場合も、これらのいずれかのパターンに該当させることができる。このような構成によれば、シンボル画像が90度単位で回転されている場合や上下反転されている場合や左右反転されている場合でもセル位置情報の取得が可能になる。
上述の各実施の形態においては、画像処理装置を複写機102に適用した例を示したが、これに限定されるものではなく、プリンタエンジンを有するプリンタや、ファクシミリや、コピー機能、プリンタ機能及びファクシミリ機能を複合的に有する複合機等にも適用することが可能である。
102 複写機
202 記憶部
203 外部記憶部
204 通信部
205 ドライブ装置
207 表示装置
208 入力装置
209 バス
310 コントローラ
320 操作パネル
360 エンジン部
410 アプリケーション
420 グラフィックエンジン
430 プリンタドライバ
440 スプーラ
450 連結補正シンボル画像作成処理部
451 エンコーダ
452 連結補正処理部
460 印刷処理部
1201 印刷設定ダイアログ
Claims (23)
- 情報がエンコードされた画像であって少なくとも1つの画素を含み明暗のいずれかの色を表す複数のセルが2次元で配置されたマトリクス型2次元シンボルの画像であるシンボル画像に対して、セル間の間隔を変えずに、暗又は明を表す第1セルのサイズを縮小する負のセルサイズ補正が行なわれたシンボル画像の入力を受け付ける画像入力受付手段と、
前記シンボル画像に基づいて、当該シンボル画像に対して、当該シンボル画像において隣接する2つ以上の第1セルの間に存在する画素であって当該第1セルとは異なる色を表す画素の色を、当該第1セルと同じ色に変更する連結補正を行なう連結補正手段とを備える
ことを特徴とする画像処理装置。 - 前記連結補正手段が連結補正を行なった前記シンボル画像を出力する出力手段を更に備える
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記画像入力受付手段は、ラスタ形式で表される前記シンボル画像の入力を受け付け、
前記連結補正手段は、
前記シンボル画像のシンボルタイプの入力を受け付けるタイプ入力受付手段と、
前記シンボルタイプに応じて前記シンボル画像に固定的に配置されるセルのパターンを識別して、当該パターンに含まれる各画素を探索することによって前記シンボル画像に配置された各セルの位置を示す位置情報を各々取得する位置情報取得手段と、
前記位置情報を用いて前記シンボル画像において隣接する2つ以上の第1セルを識別して、前記シンボル画像に対して、前記連結補正を行なう第1補正手段とを有する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。 - 前記位置情報取得手段は、前記セルの前記位置情報を取得できない場合、当該セルの前後に配置されたセル間の中点を示す位置情報を、前記セルの前記位置情報として取得する
ことを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。 - 前記連結補正手段は、前記シンボル画像の90度単位での回転角度、上下反転の有無及び左右反転の有無のうち少なくとも1つの入力を受け付ける入力受付手段を更に有し、
前記位置情報取得手段は、前記回転角度、上下反転の有無及び左右反転の有無のうち少なくとも1つによって、前記シンボルタイプに応じた前記パターンにおいて画素を探索する際の探索手順を変更して、前記位置情報を各々取得する
ことを特徴とする請求項3又は4に記載の画像処理装置。 - 前記連結補正手段は、前記位置情報の正当性を検証する検証手段を更に有し、
前記第1補正手段は、前記位置情報が正常でないと検証された場合、前記シンボル画像に含まれる各画素のうち各画素を探索して、水平方向に並ぶ2つの画素であって前記第1セルと同じ色を表す第1画素の間に存在し当該第1セルと異なる色を表す第2画素の数が第1所定値以下である場合、前記第2画素の色を前記第1セルと同じ色に変更することにより、水平方向の連結補正を行なうと共に、垂直方向に並ぶ2つの画素であって前記第1セルと同じ色を表す第1画素の間に存在し当該第1セルと異なる色を表す第2画素の数が第2所定値以下である場合、前記第2画素の色を前記第1セルと同じ色に変更することにより、垂直方向の連結補正を行なう
ことを特徴とする請求項3乃至5のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - 前記画像入力受付手段は、ラスタ形式で表される前記シンボル画像の入力を受け付け、
前記連結補正手段は、
前記シンボル画像に含まれる各画素のうち各画素を探索して、水平方向に並ぶ2つの画素であって前記第1セルと同じ色を表す第1画素の間に存在し当該第1セルと異なる色を表す第2画素の数が所定値以下である場合、前記第2画素の色を前記第1セルと同じ色に変更することにより、水平方向の連結補正を行なう第2補正手段と、
前記シンボル画像に含まれる各画素のうち各画素を探索して、垂直方向に並ぶ2つの画素であって前記第1セルと同じ色を表す第1画素の間に存在し当該第1セルと異なる色を表す第2画素の数が第2所定値以下である場合、前記第2画素の色を前記第1セルと同じ色に変更することにより、垂直方向の連結補正を行なう第3補正手段とを有する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。 - 前記連結補正手段は、前記第1セルのサイズを縮小させる量を示すセルサイズ補正量の入力を受け付ける補正量入力受付手段を更に有し、
前記第1所定値及び第2所定値のうち少なくとも1つは、前記セルサイズ補正量又は前記セルサイズ補正量を用いて設定された値である
ことを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。 - 前記シンボル画像のシンボルタイプの入力を受け付けるタイプ入力受付手段を更に備え、
前記連結補正手段は、前記シンボルタイプを用いて、前記シンボル画像がマトリクス型2次元シンボルであるか否かを判断するタイプ判断手段を更に有し、
前記第2補正手段は、前記シンボル画像がマトリクス型2次元シンボルであると判断された場合に、当該シンボル画像に対して水平方向の前記連結補正を行い、前記シンボル画像がマトリクス型2次元シンボルでないと判断された場合には、当該シンボル画像に対して水平方向の前記連結補正を行わず、
前記第3補正手段は、前記シンボル画像がマトリクス型2次元シンボルであると判断された場合に、当該シンボル画像に対して垂直方向の前記連結補正を行い、前記シンボル画像がマトリクス型2次元シンボルでないと判断された場合に、当該シンボル画像に対して垂直方向の前記連結補正を行わない
ことを特徴とする請求項7又は8に記載の画像処理装置。 - 前記補正量入力受付手段は、前記第1セルのサイズを変更させる量を示すセルサイズ補正量の入力を受け付け、
前記連結補正手段は、
前記セルサイズ補正量によって示される量が前記第1セルのサイズを縮小させるものである場合、前記シンボル画像に対して負のセルサイズ補正が行なわれていると判断し、前記セルサイズ補正量によって示される量が前記第1セルのサイズを縮小させるものではない場合、前記シンボル画像に対して負のセルサイズ補正が行なわれていないと判断する補正量検証手段とを更に有し、
前記第2補正手段は、前記シンボル画像に対して負のセルサイズ補正が行なわれていると判断された場合に、当該シンボル画像に対して水平方向の前記連結補正を行い、前記シンボル画像に対して負のセルサイズ補正が行なわれていないと判断された場合には、当該シンボル画像に対して水平方向の前記連結補正を行わず、
前記第3補正手段は、前記シンボル画像に対して負のセルサイズ補正が行なわれていると判断された場合に、当該シンボル画像に対して垂直方向の前記連結補正を行い、前記シンボル画像に対して負のセルサイズ補正が行なわれていないと判断された場合には、当該シンボル画像に対して垂直方向の前記連結補正を行わない
ことを特徴とする請求項7乃至9のいずれか一項に記載の画像処理装置。 - 前記補正量入力受付手段は、水平方向の前記セルサイズ補正量及び垂直方向の前記セルサイズ補正量の各々の入力を受け付け、
前記補正量検証手段は、水平方向の前記セルサイズ補正量及び垂直方向の前記セルサイズ補正量を用いて、前記シンボル画像に対して水平方向の負のセルサイズ補正が行なわれているか否か及び前記シンボル画像に対して垂直方向の負のセルサイズ補正が行なわれているか否かを判断し、
前記第2補正手段は、前記シンボル画像に対して水平方向の負のセルサイズ補正が行なわれていると判断された場合に、水平方向の前記連結補正を行い、前記シンボル画像に対して水平方向の負のセルサイズ補正が行なわれていないと判断された場合には、水平方向の前記連結補正を行わず、
前記第3補正手段は、前記シンボル画像に対して垂直方向の負のセルサイズ補正が行なわれていると判断された場合に、垂直方向の前記連結補正を行い、前記シンボル画像に対して垂直方向の負のセルサイズ補正が行なわれていないと判断された場合には、垂直方向の前記連結補正を行わない
ことを特徴とする請求項10に記載の画像処理装置。 - 前記画像入力受付手段は、前記第1セルを矩形領域としてその座標が表されるベクタ形式の前記シンボル画像の入力を受け付け、
前記連結補正手段は、
前記シンボル画像を解析して前記第1セルの座標を各々識別し、当該シンボル画像に含まれる各セルの位置を示す位置情報を各々取得する位置情報取得手段と、
前記位置情報を用いて前記シンボル画像において隣接する2つ以上の第1セルを識別して、前記シンボル画像に対して、前記連結補正を行なう第1補正手段とを有する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。 - 前記第1補正手段は、前記シンボル画像に対して、当該シンボル画像において隣接する2つ以上の第1セルの間に存在する領域であってその色を前記第1セルと同じ色に変更した領域の集合を新たな矩形領域として追加する又は当該領域を含むよう前記第1セルの座標を変更することにより、前記連結補正を行なう
ことを特徴とする請求項12に記載の画像処理装置。 - 前記連結補正手段は、前記シンボルタイプを用いて、前記シンボル画像がマトリクス型2次元シンボルであるか否かを判断するタイプ判断手段を更に有し、
前記第1補正手段は、前記シンボル画像がマトリクス型2次元シンボルであると判断された場合、当該シンボル画像に対して前記連結補正を行い、前記シンボル画像がマトリクス型2次元シンボルでないと判断された場合、当該シンボル画像に対して前記連結補正を行なわない
ことを特徴とする請求項3乃至6、12又は13のいずれか一項に記載の画像処理装置。 - 前記連結補正手段は、
前記第1セルのサイズを変更させる量を示すセルサイズ補正量の入力を受け付ける補正量入力受付手段と、
前記セルサイズ補正量によって示される量が前記第1セルのサイズを縮小させるものである場合、前記シンボル画像に対して負のセルサイズ補正が行なわれていると判断し、前前記セルサイズ補正量によって示される量が前記第1セルのサイズを縮小させるものではない場合、前記シンボル画像に対して負のセルサイズ補正が行なわれていないと判断する補正量検証手段とを更に有し、
前記第1補正手段は、前記シンボル画像に対して負のセルサイズ補正が行なわれていると判断された場合に、当該シンボル画像に対して前記連結補正を行い、前記シンボル画像に対して負のセルサイズ補正が行なわれていないと判断された場合には、当該シンボル画像に対して前記連結補正を行わない
ことを特徴とする請求項3乃至6、12乃至14のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - 前記画像入力受付手段は、ラスタ形式で表される前記シンボル画像の入力を受け付け、
前記補正量入力受付手段は、水平方向の前記セルサイズ補正量及び垂直方向の前記セルサイズ補正量の各々の入力を受け付け、
前記補正量検証手段は、水平方向の前記セルサイズ補正量及び垂直方向の前記セルサイズ補正量を用いて、前記シンボル画像に対して水平方向の負のセルサイズ補正が行なわれているか否か及び前記シンボル画像に対して垂直方向の負のセルサイズ補正が行なわれているか否かを判断し、
前記第1補正手段は、前記シンボル画像に対して水平方向及び垂直方向のいずれも負のセルサイズ補正が行なわれていると判断された場合、前記連結補正を行い、前記シンボル画像に対して水平方向の負のセルサイズ補正が行なわれていると判断された場合に、前記シンボル画像に含まれる各画素のうち各画素を探索して、水平方向に並ぶ2つの画素であって前記第1セルと同じ色を表す第1画素の間に存在し当該第1セルと異なる色を表す第2画素の数が所定値以下である場合、前記第2画素の色を前記第1セルと同じ色に変更することにより、水平方向の連結補正を行い、前記シンボル画像に対して垂直方向の負のセルサイズ補正が行なわれていると判断された場合に、前記シンボル画像に含まれる各画素のうち各画素を探索して、垂直方向に並ぶ2つの画素であって前記第1セルと同じ色を表す第1画素の間に存在し当該第1セルと異なる色を表す第2画素の数が所定値以下である場合、前記第2画素の色を前記第1セルと同じ色に変更することにより、垂直方向の連結補正を行い、前記シンボル画像に対して水平方向及び垂直方向のいずれも負のセルサイズ補正が行なわれていないと判断された場合、前記連結補正を行なわない
ことを特徴とする請求項15に記載の画像処理装置。 - 前記画像入力受付手段は、ベクタ形式で表される前記シンボル画像の入力を受け付け、
前記補正量入力受付手段は、水平方向の前記セルサイズ補正量及び垂直方向の前記セルサイズ補正量の各々の入力を受け付け、
前記補正量検証手段は、水平方向の前記セルサイズ補正量及び垂直方向の前記セルサイズ補正量を用いて、前記シンボル画像に対して水平方向の負のセルサイズ補正が行なわれているか否か及び前記シンボル画像に対して垂直方向の負のセルサイズ補正が行なわれているか否かを判断し、
前記第1補正手段は、前記シンボル画像に対して水平方向及び垂直方向のいずれも負のセルサイズ補正が行なわれていると判断された場合、前記連結補正を行い、前記シンボル画像に対して水平方向の負のセルサイズ補正が行なわれていると判断された場合に、前記シンボル画像に対して、当該シンボル画像において水平方向に隣接する2つ以上の第1セルの間に存在する領域であってその色を前記第1セルと同じ色に変更した領域の集合を新たな矩形領域として追加する又は当該領域を含むよう前記第1セルの座標を変更することにより、水平方向の連結補正を行い、前記シンボル画像に対して垂直方向の負のセルサイズ補正が行なわれていると判断された場合に、前記シンボル画像に対して、当該シンボル画像において垂直方向に隣接する2つ以上の第1セルの間に存在する領域であってその色を前記第1セルと同じ色に変更した領域の集合を新たな矩形領域として追加する又は当該領域を含むよう前記第1セルの座標を変更することにより、垂直方向の連結補正を行い、前記シンボル画像に対して水平方向及び垂直方向のいずれも負のセルサイズ補正が行なわれていないと判断された場合、前記連結補正を行なわない
ことを特徴とする請求項15に記載の画像処理装置。 - 出力された前記シンボル画像を印刷媒体に印刷する印刷手段を更に備える
ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。 - 印刷範囲の画像を表す印刷データの入力を受け付けるデータ入力受付手段を更に備え、
前記印刷手段は、前記印刷データにおける印刷範囲内の所定位置に前記シンボル画像を重畳して、前記画像と共に前記シンボル画像を印刷媒体に印刷する
ことを特徴とする請求項18に記載の画像処理装置。 - 前記第1セルのサイズを縮小させる量を示すセルサイズ補正量を記憶する記憶手段と、
前記情報をエンコードして前記シンボル画像を生成する生成手段と、
前記セルサイズ補正量を用いて、前記シンボル画像に対して、前記セルサイズ補正を行なうセルサイズ補正手段を更に備え、
前記画像入力受付手段は、前記セルサイズ補正手段が前記セルサイズ補正を行なった前記シンボル画像の入力を受け付ける
ことを特徴とする請求項19に記載の画像処理装置。 - 画像処理装置で実行される画像処理方法であって、
情報がエンコードされた画像であって少なくとも1つの画素を含み明暗のいずれかの色を表す複数のセルが2次元で配置されたマトリクス型2次元シンボルの画像であるシンボル画像に対して、セル間の間隔を変えずに、暗又は明を表す第1セルのサイズを縮小する負のセルサイズ補正が行なわれたシンボル画像の入力を受け付ける画像入力受付ステップと、
前記シンボル画像に基づいて、当該シンボル画像に対して、当該シンボル画像において隣接する2つ以上の第1セルの間に存在する画素であって当該第1セルとは異なる色を表す画素の色を、当該第1セルと同じ色に変更する連結補正を行なう連結補正ステップとを含む
ことを特徴とする画像処理方法。 - 請求項21に記載の画像処理方法をコンピュータに実行させるための画像処理プログラム。
- 印刷装置で実行される印刷方法であって、
情報がエンコードされた画像であって少なくとも1つの画素を含み明暗のいずれかの色を表す複数のセルが2次元で配置されたマトリクス型2次元シンボルの画像であるシンボル画像に対して、セル間の間隔を変えずに、暗又は明を表す第1セルのサイズを縮小する負のセルサイズ補正が行なわれたシンボル画像の入力を受け付ける画像入力受付ステップと、
前記シンボル画像に基づいて、当該シンボル画像に対して、当該シンボル画像において隣接する2つ以上の第1セルの間に存在する画素であって当該第1セルとは異なる色を表す画素の色を、当該第1セルと同じ色に変更する連結補正を行なう連結補正ステップと、
連結補正を行なった前記シンボル画像を出力する出力ステップと、
出力された前記シンボル画像を印刷媒体に印刷する印刷ステップとを含む
ことを特徴とする印刷方法。
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JPH0896059A (ja) * | 1994-09-28 | 1996-04-12 | Toshiba Corp | バーコード読取装置 |
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