JP2010217072A - 流量計測装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ゼロ値補正が必要なときに、使用者が開始するようにしてあり、安全性を確保しつつ、精度維時を行うことのできる流量計測装置を提供することを目的とする。
【解決手段】ガスが使用されていないと判断でき、かつ、ゼロ値でない流量を計測した第1所定範囲例えば0.4〜0.8L/hのときに、ゼロ値補正を行うようにして、ゼロ値補正が必要なときに、使用者が開始するようにしてあるので、機器に応じたゼロ値補正を行うことができるとともに、ゼロ値補正は、補正警告表示部7の告知によって、使用者が補正開始手段9の操作を行うことで開始されるので、使用者がゼロ値補正を開始することを意識するようになり、使用者は機器の使用を中止してゼロ値補正を行うことができ、ゼロ値補正後の開閉部2で流路の開放によるガス漏れを防止することができるようになり、安全性を向上することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ガスなどの流体の流量を測定する流量計測装置に関するものである。
気体や液体の如き流体の流量や流速を測定する装置には多くの方式が知られている。特にエレクトロニクス技術の進歩により信頼性の高い超音波を利用する流速・流量測定装置の開発が目覚しい。そして超音波を利用した流速・流量測定装置は燃料ガスのメータ(ガスメータ)、工業用計測器、医療用の血流計、海洋や大気中の流速の測定など多方面にわたる活用分野がある。この超音波を利用する流速・流量測定装置には直接超音波を利用する場合のみならず、他の測定原理に基づく測定装置の検出部として間接的に利用する場合がある。
また、超音波利用流速・流量測定装置に限らず流速・流量測定装置には流量センサ、抵抗値センサ、温度センサ、電圧センサなど多くのセンサが利用されている。そしてこれらの電気信号を発信するセンサは、外部の条件に影響されて感度が変化したりすることがある。そのため燃料ガスのメータ等に使用される流量測定装置は僅かな流量変化、例えば3リットル/時のような微小変化でもこれを測定することが要求されている。この様な微小変化を正確に把握することができる為には測定のゼロ値補正を行うことができる測定装置としなければならない。
以上の観点から、ゼロ値補正実行の是非を所定時間間隔で判断する技術、複数の流路毎に弁を設け、当該弁が閉止されている流路のゼロ値補正を行なう技術が提示されている(例えば、特許文献1、2参照)。
また、ゼロ値補正実行を流量開閉弁の閉止時に流量計測部のゼロ値を検出しゼロ値補正を行う技術が提示されている(例えば、特許文献3、4参照)。
特開平8−271307号公報 国際公開第00/70312号パンフレット 特開2002−236040号公報 特開2008−82799号公報
ゼロ値補正を行なうに際し、流量計測装置内の圧力を安定させて、正確な補正を行なうために、流量開閉弁の閉止時に行うことは重要である。しかしながら、使用中のコックが開いている時に、流量開閉弁の閉止が行われると、次の開放時に、開いているコックからガス漏れを生じてしまい大変危険であり、例えば、流量開閉弁の閉止を定期的に行うと、使用中に急に使用できなくなるトラブルに併せて、上述のガス漏れの危険性も生じる。
そのため、一般家庭で使用されるガスメータでは地震時など、緊急異常時のみに流量開閉弁の閉止を行うようになっていて、該ガスメータが設置されてから取り外されるまで、流量開閉弁の閉止が行われる回数が極めて少なく、一度ぐらいしか閉止されない場合もあり、ゼロ値補正実行が有効に行われない心配があった。
また、ゼロ値補正では、流量開閉弁の開閉と流量計測を伴うため、電力の消費が多く、電池で10年間使用される日本の一般家庭用ガスメータでは、定期的に頻繁に行うことはできないと云う課題もあった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、ゼロ値補正が必要なときにゼロ値補正を行うようにして、安全性を確保しつつ、精度維時を行うことのできる流量計測装置を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の流量計測装置は、流体が通過する流路と、前記流路内に配置され前記流路を通過する流体の流速を計測する流量計測部と、前記流路を開閉する開閉部と、前記流量計測部の計測を制御する計測制御部と、前記開閉部の動作を制御する開閉制御部と、前記計測制御部からの信号で補正警告表示部により使用者へ告知する表示告知部と、ゼロ値補正を開始させる補正開始手段と前記補正開始手段を実行させるための操作手段を有する操作部とを備え、前記計測制御部は前記流量計測部で計測して得られた流量がゼロ流量でない第1所定範囲のとき、前記補正警告表示部で使用者にゼロ値補正を開始するよう告知するとともに、使用者が前記補正開始手段の操作を行いゼロ値補正を開始させると、前記開閉部で前記流路を閉止した後の前記流量計測部で計測して得られた流量が、ゼロ値とするようにゼロ値補正を行うようにした構成としてある。
これにより、ガスが使用されていないと判断でき、かつ、ゼロ値でない流量を計測した第1所定範囲のときに、ゼロ値補正を行うようにして、ゼロ値補正が必要なときに、使用者が開始するようにしてあるので、機器によっては殆どゼロ値補正が生じないものや、何度も繰り返し行うものなど、機器に応じたゼロ値補正を行うことができるようになる。
また、ゼロ値補正は、補正警告表示部の告知によって、使用者が前記補正開始手段の操作を行うことで開始されるので、使用者がゼロ値補正を開始することを意識するようになり、使用者は機器の使用を中止してゼロ値補正を行うことができ、ゼロ値補正後の開閉部で流路の開放によるガス漏れを防止することができるようになり、安全性を向上することができる。
本発明の流量計測装置は、ゼロ値でない第1所定範囲の流量を計測したときに、使用者が流量計測装置のゼロ値補正を行うことができるので、ゼロ値補正が必要なときに、機器に応じたゼロ値補正を行うことができるようになるとともに、ゼロ値補正後の開閉部で流路の開放によるガス漏れを防止することができるようになり、安全性を向上することができる。
第1の発明は、流体が通過する流路と、前記流路内に配置され前記流路を通過する流体の流速を計測する流量計測部と、前記流路を開閉する開閉部と、前記流量計測部の計測を制御する計測制御部と、前記開閉部の動作を制御する開閉制御部と、前記計測制御部からの信号で補正警告表示部により使用者へ告知する表示告知部と、ゼロ値補正を開始させる補正開始手段と前記補正開始手段を実行させるための操作手段を有する操作部とを備え、前記計測制御部は前記流量計測部で計測して得られた流量がゼロ流量でない第1所定範囲のとき、前記補正警告表示部で使用者にゼロ値補正を開始するよう告知するとともに、使用者が前記補正開始手段の操作を行いゼロ値補正を開始させると、前記開閉部で前記流路を閉止した後の前記流量計測部で計測して得られた流量が、ゼロ値とするようにゼロ値補正を行うようにした構成としてある。
これにより、ガスが使用されていないと判断でき、かつ、ゼロ値でない流量を計測した第1所定範囲のときに、ゼロ値補正を行うようにして、ゼロ値補正が必要なときに、使用者が開始するようにしてあるので、機器によっては殆どゼロ値補正が生じないものや、何
度も繰り返し行うものなど、機器に応じたゼロ値補正を行うことができるようになる。
また、ゼロ値補正は、補正警告表示部の告知によって、使用者が前記補正開始手段の操作を行うことで開始されるので、使用者がゼロ値補正を開始することを意識するようになり、使用者は機器の使用を中止してゼロ値補正を行うことができ、ゼロ値補正後の開閉部で流路の開放によるガス漏れを防止することができるようになり、安全性を向上することができる。
第2の発明は、第1所定範囲は、流量計測部で計測して得られた流量が最低使用状態流量より少なく、ゼロ流量測定の誤差範囲以上とした構成としてある。
そして、本発明の流量計測装置は、流量計測部で計測して得られた流量が最低使用状態流量より少なく、ゼロ流量測定の誤差範囲以上とした第1所定範囲は、ゼロ値には近いがゼロ流量でないゼロ値から若干シフトした流量値で、一般の使用されている機器の使用量からするとありえない数値としてあり、流体の流速を計測する流量計測部が何らかの理由でゼロ値シフトして、計測精度誤差分として生じたものと考えられる。
そこで、流量計測部で計測して得られた流量がゼロ流量でない第1所定範囲のとき、補正警告表示部で使用者に機器の使用を中止してゼロ値補正を開始するよう告知することで、使用者に意識してゼロ値補正を開始することを促し、使用者は機器の使用を中止して、安全に、ゼロ値補正を開始することができるようになる。そして、使用者が前記補正開始手段の操作を行いゼロ値補正を開始させると、開閉部で流路を閉止した後の流量計測部によって計測された流体の流速の出力を、流量計測部の流量がゼロ値とするように補正を行うようにしてあり、圧力の影響を受けずに、正確にゼロ値補正を行うことができるようになる。
第3の発明は、特に、第1または2の発明の流量計測部で計測して得られた流量が第1所定範囲のとき、補正警告表示部で使用者に機器の使用を中止してゼロ値補正を開始するよう告知して、所定期間使用者が補正開始手段を開始させないで放置したときに、システム異常として、開閉部で流路を閉止させるとともに、表示告知部でシステム異常警告を行う構成としてある。
そして、補正警告表示部で使用者にゼロ値補正を開始するよう告知して、所定期間使用者が補正開始手段を開始させないで放置したときに、システム異常として、開閉部で前記流路を閉止させるとともに、表示告知部でシステム異常警告を行うようにしてあるので、ゼロ値補正が必要なときに、使用者が放置できないようにでき、該流量計測装置の精度維時を行うことができる。
第4の発明は、特に、第1〜3のいずれかの1つの発明の計測制御部は、ゼロ値補正を行った後に、開閉部で流路を開放して通常使用状態に復帰させたときに、所定時間内に流量計測部で計測して得られた流量が第2所定値に達した場合、再度前記開閉部で前記流路を閉止した後、表示告知部でシステム異常警告を行う構成としてある。
そして、ゼロ値補正を行った後に、前記開閉部で前記流路を開放して通常使用状態に復帰させたときに、所定時間内に流量計測部で計測して得られた流量が第2所定値に達した場合、使用機器のコックが開いた状態すなわち使用中に使用者がゼロ値補正を開始させたとして、ガス漏れの危険性を回避するように、再度前記開閉部で前記流路を閉止した後、表示告知部でシステム異常警告を行うようにしてあり、ゼロ値補正後の復帰の安全性を高めることができるようになる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1の流量計測装置を用いるシステムの概略図、図2は同流量計測装置の要部断面図、図3は同上面配置図で、図4(a)、(b)、(c)は流量計測の説明図である。
図1において、使用者が使用するヒーターやオーブンなどの使用機器1a〜1dに供給されるガスは、ガス供給配管から、その流路を開閉する開閉部2と使用ガス流量を計測する流量計測装置としての流量計測部3を一体に形成した安全遮断装置付きガスメータ4を介して、供給される。
該安全遮断装置付きガスメータ4は、流量計測部3の計測を制御する計測制御部5と、開閉部2の動作を制御する開閉制御部6と、計測制御部5からの信号で補正警告表示部7等の使用者へ表示等で告知する手段を有する表示告知部8と、ゼロ値補正を開始させる補正開始手段9等の使用者の操作手段10aを有する操作部10とを有している。
上記流量計測を行う流量計測部3は、図2、図3に示すように、水平に配設した流量計測流路11の両端に、下方へつながる流入側配管12と、流出側配管13が設けてあり、被測定流体は、流入側配管12から取り込まれ、流量計測流路11を介して、流出側配管13へ排出される。流量計測流路11を挟むように上流側と下流側に一対の超音波振動子14、15が配置してあり、この間の流量計測流路11に被測定流体の流れを整流する整流部材16が配置してある。
上記整流部材16は少なくとも流れに対し略並行でかつ超音波振動子14、15から発信される超音波を遮らないように配設した金属製の複数枚の整流板17と、整流板17を保持する樹脂性のケース18と、整流板17の側部の位置し前記ケース18に設けた超音波振動子14、15から発信される超音波を通過させる開口19から構成されている。
このような配置において、超音波振動子14、15間の距離をL、流入側の超音波振動子14から超音波を送信し、流出側の超音波振動子15で受信する時の伝播時間をTud、その逆に、流出側の超音波振動子15から超音波を送信し、流入側の超音波振動子14で受信する時の伝播時間をTduとすると、音速をC、流体の流速をVfとすると、次式が成り立つ。
Tud=L/(C+Vf)、Tdu=L/(C−Vf)
これより、C+Vf=L/Tud、C−Vf=L/Tduが成り立ち、その結果、
2・Vf=(L/Tud)+(L/Tdu)となる。
よって、 Vf=(L/2)[(1/Tud)−(1/Tdu)]
このように、超音波伝播時間TudおよびTdu、を計測することにより、流体の流速Vfを計測することができる。なお、この流体の流速Vfは、音速Cに依存しないで求めることができ、流体の温度、すなわち、流体中の音速が変化しても、計測結果に影響しないことがわかる。この流体の流速Vfに、あらかじめ決められている流量計測流路11の断面積Sを乗ずることにより流体の流量Qfを、Qf=S・Vfとして求められる。
ここで、超音波振動子14、15は、複合の構成材料で構成され(図示せず)、この構成材料の材質や形状に依存する個々の共振周波数や、構成材料の接合部分の状態で、超音波振動子14、15の送信および受信する振動すなわち波形が歪みを生じるため、同一の構成材料、同一の接合で、超音波振動子14、15を構成したとしても、どうしても、構成材料や接合等のばらつきで、微小な振動のずれを生じ、結果的に、超音波振動子14、
15の特性がずれてしまう場合がある。
このような場合について詳述すると、図4(a)に示すように、送信側の超音波振動子14or15に矩形電圧Aを印加して送信すると、受信側の超音波振動子15or14に波形信号Bを受信し、例えば、計測手段(計測IC)がこの信号の3波目を比較して、送信側の超音波振動子14or15から送信したときから、受信側の超音波振動子15or14に波形信号Bを受信までの時間を測定するようになっている。
このときの、受信側の超音波振動子15or14の振動は、図4(b)に示すように、歪みのない理想的な振動波形Cに、超音波振動子14、15の構成材料や接合等による波形の歪みが複合されたものとなり、その波形の包絡線を、例えば、超音波振動子14を包絡線Dとし、超音波振動子15を包絡線Eとして表される。この信号の3波目の比較部分Gを拡大した図4(c)に示すように、ゼロクロス部分では近接する傾向は有しても、微小なズレは生じたままであり、歪みのない理想的な振動波形Cとゼロクロスまでの時間Tに対して、超音波振動子14の包絡線DとのズレD1と、超音波振動子15の包絡線EとのズレE1とが、測定誤差として生じてしまうことになる。
このズレD1とズレE1の合計すなわちズレ量合計(D1+E1)が、流量計測部3としての誤差となるので、初期に、流量計測流路11に被測定流体を流さない状態で、流量計測を行い、ゼロ値ズレ量を求め、この値を補正量として、流量計測部3の測定値から予め差し引くことすなわちゼロ値補正を行うことで、精度を向上させることができるようになる。
しかしながら、上述の超音波振動子14、15の特性がずれてしまう場合は、初期のみでなく、経年変化で構成材料や接合の劣化のばらつき等によって、同様な現象を生じる場合があり、流量計測部3の流量計測のゼロ値がズレた状態で、その誤差分が徐々に拡大することがある。このような場合でも、ゼロ値補正を行うことで、精度を向上させることができるようになるが、一般に使用されているときには、開閉部2が開かれているので、精度良く行うことができない。また、精度良く行うために、開閉部2を閉じてゼロ値補正を行うと、次の開放時に、開いているコックからガス漏れを生じてしまい大変危険であり、例えば、流量開閉部2の閉止を定期的に行うと、使用中に急に使用できなくなるトラブルに併せて、ガス漏れの危険性も生じる。
そこで、流量計測部3で計測して得られた計測制御部5の流量が、ゼロ流量でなく最低使用状態流量より少なく、ゼロ流量測定の誤差範囲以上とした第1所定範囲にあるとき、例えばゼロ値には近いがゼロ流量でないゼロ値から若干シフトした流量例えば0.4〜0.8L/h程度の流量値で、一般の使用されている使用機器1a〜1dの使用量からするとありえない数値のときに、何らかの理由で超音波振動子14、15の特性がずれて流体の流速を計測する流量計測部3がゼロ値シフトして、計測精度誤差分が生じたものと考えられる。
この場合に、補正警告表示部7で使用者に機器の使用を中止してゼロ値補正を開始するよう告知するとともに、使用者が補正開始手段9の操作を行いゼロ値補正を開始させると、開閉部2で流路を閉止し、その後の流量計測部3によって計測された流体の流速の出力を、前記計測制御部5の流量がゼロ値とするように補正を行い、補正が終了すると再度開閉部2で流路を開放し通常に使用できるようにしてある。
このように、計測制御部5の演算した流量がゼロ流量でない第1所定範囲例えば0.4〜0.8L/hのとき、補正警告表示部7で使用者に機器の使用を中止してゼロ値補正を開始するよう告知することで、使用者に意識してゼロ値補正を開始することを促し、使用
者は機器の使用を中止して、安全に、ゼロ値補正を開始することができるようになる。
そして、使用者が補正開始手段9の操作を行いゼロ値補正を開始させると、開閉部2で流路を閉止した後の流量計測部3によって計測された流体の流速の出力を、計測制御部5の流量がゼロ値とするように補正を行うようにしてあり、圧力の影響を受けずに、正確にゼロ値補正を行うことができるようになる。
したがって、ガスが使用されていないと判断でき、かつ、ゼロ値でない流量を計測した第1所定範囲例えば0.4〜0.8L/hのときに、ゼロ値補正を行うようにして、ゼロ値補正が必要なときに、使用者が開始するようにしてあるので、機器によっては殆どゼロ値補正が生じないものや、何度も繰り返し行うものなど、機器に応じたゼロ値補正を行うことができるようになる。
また、ゼロ値補正は、補正警告表示部7の告知によって、使用者が補正開始手段9の操作を行うことで開始されるので、使用者がゼロ値補正を開始することを意識するようになり、使用者は機器の使用を中止してゼロ値補正を行うことができ、ゼロ値補正後の開閉部2で流路の開放によるガス漏れを防止することができるようになり、安全性を向上することができる。
また、流量計測部3で計測して得られた計測制御部5の流量が第1所定範囲例えば0.4〜0.8L/hのとき、補正警告表示部7で使用者に機器の使用を中止してゼロ値補正を開始するよう告知して、所定期間使用者が補正開始手段9を開始させないで放置したときに、システム異常として、開閉部2で流路を閉止させるとともに、表示告知部8でシステム異常警告を行う構成としてある。
そして、補正警告表示部7で使用者にゼロ値補正を開始するよう告知して、所定期間使用者が補正開始手段9を開始させないで放置したときに、システム異常として、開閉部2で流路を閉止させるとともに、表示告知部8でシステム異常警告を行うようにしてあるので、ゼロ値補正が必要なときに、使用者が放置できないようにでき、該安全遮断装置付きガスメータ4の流量計測の精度維時を行うことができる。
さらに、補正開始手段9の操作を行いゼロ値補正を開始させて、開閉部2で流路を閉止した後の流量計測部3によって計測された流体の流速の出力を、計測制御部5の流量がゼロ値とするように補正を行った後に、開閉部2で流路を開放して通常使用状態に復帰させたときに、所定時間内に例えば1分間以内の短時間に、計測制御部5の流量が第2所定値に達した場合、再度開閉部2で流路を閉止した後、表示告知部8でシステム異常警告を行う構成としてある。
そして、ゼロ値補正を行った後に、開閉部2で流路を開放して通常使用状態に復帰させたときに、所定時間内例えば1分間以内の短時間に、計測制御部5の流量が第2所定値例えばガス使用機器1台分以上の使用流量に達した場合、使用機器のコックが開いた状態ですなわち使用中に使用者がゼロ値補正を開始させたとして、ガス漏れの危険性を回避するように、再度開閉部2で流路を閉止した後、表示告知部8でシステム異常警告(図示せず)を行うようにしてあり、ゼロ値補正後の復帰の安全性を高めることができるようになる。
また、補正開始手段9の開始は、操作スイッチの長押し(例えば3秒間)で行うようにして、誤って使用者が補正開始手段9を開始させないようになっている。なお、誤操作防止の方法としては、2つの操作スイッチの同時押しとしても良い。
また、誤って使用者が補正開始手段9を開始させても、流量計測部3で計測して得られた計測制御部5の流量が第1所定範囲例えば0.4〜0.8L/h以外のとき、受け付けないようになっている。
さらに、使用者が補正開始手段9を開始させて、その時の流量計測部3の出力によって得られる計測制御部5の流量がゼロとするように補正値を行う回数が、所定回数を超えたときに、システム異常として、開閉部2で流路を閉止させたまま、システム異常警告を行うようにしてある。
さらにまた、補正開始手段9を使用者が開始させて、その時の流量計測部3の出力によって得られる計測制御部5の流量がゼロとするように補正を行うときに、初期の補正しない場合と補正した場合の累積変化量が、第2所定値を超えたときに、システム異常として、開閉部2で流路を閉止させたまま、システム異常警告を行うようにしてある。
上記の補正を行う回数が、所定回数を超えたとき、或いは、補正した場合の累積変化量が、第2所定値を超えたときに、何らかの理由で異常が生じてしまい、例えば超音波振動子15、16が経年的に劣化して破損した場合などが想定されるので、システム異常として、開閉部2で流路を閉止させたまま、システム異常警告を行うことより、最終的な流量計測部3の安全性を確保することができるようになる。
そして、システム異常警告を行われた場合、流体供給元に通信手段(図示せず)で信号を送り、流体供給元が流体供給を停止させるようになっている。これにより、使用者が不在であっても、最終的な安全を流体供給元が確保できるようになる。
なお、実施の形態では、流量計測部3の流量計測値の取扱について言及していないが、これは、流量計測値の瞬時値、所定時間内の平均値、移動平均値、継続して同じ値が測定されたときの流量値等、どのような決め方でもよく、実使用状態に即していれば良く、また、その流路を開閉する開閉部2と使用ガス流量を計測する流量計測部3を一体に形成した安全遮断装置付きガスメータ4で説明したが、これは開閉部2と流量計測部3を別設に設けてもよい。
さらに、第1所定範囲は、流量計測部3で計測して得られた流量が最低使用状態流量より少なく、ゼロ流量測定の誤差範囲以上として説明したが、これはガス漏れの判定レベルより少なく、且つ、最低使用状態流量より少なく、ゼロ流量測定の誤差範囲 以上としてその他各部の構成も本発明の目的を達成する範囲であればその構成はどのようなものであってもよい。
以上のように、本発明にかかる流量計測装置は、ゼロ値補正が必要なときに、使用者が開始するようにしてあり、安全性を確保しつつ、精度維時を行うことのできるようになるので、ガスメータ等の用途に適用できる。
本発明の実施の形態1の流量計測装置を用いるシステムの概略図 同流量計測装置の要部断面図 同流量計測装置の上面配置図 (a)同流量計測装置の流量計測の概念図、(b)受信側の超音波振動子の振動波形図、(c)(b)のG部の拡大図
2 開閉部
3 流量計測部
5 計測制御部
6 開閉制御部
7 補正警告表示部
8 表示告知部
9 補正開始手段
10 操作部
11a 操作手段

Claims (4)

  1. 流体が通過する流路と、前記流路内に配置され前記流路を通過する流体の流速を計測する流量計測部と、前記流路を開閉する開閉部と、前記流量計測部の計測を制御する計測制御部と、前記開閉部の動作を制御する開閉制御部と、前記計測制御部からの信号で補正警告表示部により使用者へ告知する表示告知部と、ゼロ値補正を開始させる補正開始手段と前記補正開始手段を実行させるための操作手段を有する操作部とを備え、前記計測制御部は前記流量計測部で計測して得られた流量がゼロ流量でない第1所定範囲のとき、前記補正警告表示部で使用者にゼロ値補正を開始するよう告知するとともに、使用者が前記補正開始手段の操作を行いゼロ値補正を開始させると、前記開閉部で前記流路を閉止した後の前記流量計測部で計測して得られた流量が、ゼロ値とするようにゼロ値補正を行うようにした流量計測装置。
  2. 第1所定範囲は、流量計測部計測して得られた流量が最低使用状態流量より少なく、ゼロ流量測定の誤差範囲以上とした請求項1に記載の流量計測装置。
  3. 計測制御部は流量計測部で計測して得られた流量が第1所定範囲のとき、補正警告表示部で使用者にゼロ値補正を開始するよう告知して、所定期間使用者が補正開始手段を開始させないで放置したときに、システム異常として、開閉部で流路を閉止させるとともに、表示告知部でシステム異常警告を行う請求項1または2に記載の流量計測装置。
  4. 計測制御部は、ゼロ値補正を行った後に、開閉部で流路を開放して通常使用状態に復帰させたときに、所定時間内に流量計測部の流量が第2所定値に達した場合、再度前記開閉部で前記流路を閉止した後、表示告知部でシステム異常警告を行う請求項1〜3のいずれか1項に記載の流量計測装置。
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