JP2010216743A - 溶融物の製造装置及び製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】二酸化炭素の排出抑制及び熱効率の両面において優れた溶融物の製造装置及び製造方法を提供する。
【解決手段】供給された原料Rに、酸水素OHを燃焼させて生じた火炎を接触させて溶融させるバーナ3を備える溶融物の製造装置1等。酸水素OHは、局所的に2000℃の高温を発生させることができるため、この高温火炎を、供給された原料Rに接触させることで、速やかに原料Rを溶融させることができる。原料Rの溶融に化石燃料を用いないため、二酸化炭素が発生せず、二酸化炭素の排出を抑制することができる。バーナ3を電磁誘導加熱炉2に設け、加熱炉2で加熱されている原料Rに、バーナ3からの火炎を接触させて溶融させることができる。溶融物の製造装置1からの排ガスG2を用いて発電し、発電した電力を電磁誘導加熱炉2での加熱又は/及びバーナ3で燃焼させる酸水素OHの製造に用いる発電装置10、11、16を備えることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、溶融物の製造装置及び製造方法に関し、特に、セメントクリンカの製造等に好適に用いることのできる溶融物の製造装置及び製造方法に関する。
セメントを製造するには、石灰石を主原料とする粉体原料をプレヒータ及び仮焼炉を通過させた後、ロータリーキルンで1,450℃以上の高温で焼成して水硬性を有するセメントクリンカを生成し、セメントクリンカに石膏、混合材を添加して微粉砕する。そのため、セメント製造工程では、エネルギーを多量に消費する。
近年の地球温暖化等の環境問題に対する関心の高まりから、エネルギー大量消費型のセメント産業には、空間資源の枯渇や、二酸化炭素の排出抑制等にこれまで以上の対応が求められているため、セメント製造にあたり、各種廃棄物を燃料の代替として用い、廃棄物の処理に資するとともに、化石燃料の原単位を低減するなど、資源リサイクル及び省エネルギーの両面に資する技術開発が継続して行われている。
その一環として、例えば、特許文献1等には、流動床プロセス固有の燃焼性能、熱伝達性能、粒子拡散及び造粒特性を利用することにより、低品位炭を効率よく燃焼させ、NOxの排出量を顕著に低減し、プロセスから排出される物及びガスからの熱回収効率を向上させることで、地球環境保全及び省エネルギーに対応することのできる流動床セメント焼成キルンシステムが提案されている。
特開平8−81245号公報
しかし、上記特許文献1に記載の流動床セメント焼成キルンシステムでも、依然として化石燃料を用い、燃焼した化石燃料から二酸化炭素が発生するため、二酸化炭素の排出抑制の面で改善の余地があった。また、流動床プロセスでは、原料を流動化させるために焼成炉に空気を供給する必要があるため、該空気の加熱に伴う熱効率の低下を回避することができなかった。
そこで、本発明は、上記従来の技術における問題点に鑑みてなされたものであって、二酸化炭素の排出抑制及び熱効率の両面において優れた溶融物の製造装置及び製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、溶融物の製造装置であって、供給された原料に、酸素と水素の混合気を燃焼させて生じた火炎を接触させて溶融させるバーナを備えることを特徴とする。ここで、酸素と水素の混合気とは、酸素と水素を別々に発生させた後、混合したものでもよく、水を電気分解して得られる、いわゆる酸水素ガスでもよい。尚、酸素と水素を別々に発生させる場合には、その混合比は概ね1:2であることが望ましい。
酸素と水素の混合気は、局所的に2000℃の高温を発生させることができるため、この高温火炎を、供給された原料に接触させることで、速やかに該原料を溶融させることができる。ここで、酸素と水素の混合気自体の燃焼によって発生するのは、水蒸気だけであり、二酸化炭素や、NOxによる二次的な弊害が発生することがなく、これらのガスの昇温も不要であり、装置としてバーナと、溶融物の移動経路とを備えれば足りるため、コンパクトで熱効率のよい装置を構成することができる。加えて、酸素と水素の混合気を発生させるために要する電気エネルギーも僅少であるため、運転コストも低く抑えることができる。
上記溶融物の製造装置において、前記バーナを電磁誘導加熱炉に設け、該電磁誘導加熱炉で加熱されている原料に、該バーナからの火炎を接触させて溶融させることができる。これによれば、電磁誘導加熱炉によって原料の加熱を補助し、より効率よく溶融物を製造することができる。
上記溶融物の製造装置において、前記加熱炉は、複数のバーナを備え、該複数のバーナのうち、前記原料の流れの最も下流のバーナのみで酸素と水素の混合気を燃焼させて生じた火炎を前記原料に接触させて溶融させることができる。最も下流のバーナ以外のバーナでは、廃棄物から得られた燃料、化石燃料等を用いることもでき、この場合、これらの燃料から二酸化炭素が生成されることとなるが、その一方で、酸素と水素の混合気を発生させるための電力量を減少させることができる。
また、上記溶融物の製造装置において、前記加熱炉を、移動槽式、ロータリキルン式又は流動床式とすることができる。
さらに、上記溶融物の製造装置に、前記加熱炉に供給する原料を予熱する予熱装置を設け、該予熱装置で予熱した原料を前記加熱炉で加熱することができ、この予熱装置を、前記加熱炉の排ガスが供給され、該排ガスによって前記原料を予熱する1段又は複数段にわたって配置されたサイクロンとすることができ、さらに熱効率の高い溶融物の製造装置を提供することができる。
また、一端が閉塞し、他端が開放された管路と、該管路の閉塞端部に挿入されたノズルとを備え、前記閉塞端部に前記バーナの火炎を接触させることにより溶融した溶融物を供給するとともに、前記ノズルから水、含水物及び水蒸気のうち少なくとも一以上を該溶融物に噴射し、該溶融物を冷却しながら、前記水の蒸発による爆裂、前記含水物に含まれる水の蒸発による爆裂及び前記水蒸気の膨張のうち少なくとも一以上によって冷却物を破砕する溶融物の急冷装置を備えることができる。これにより、溶融物の急冷と急冷物の破砕を一つの装置を用いて略々同時に行うことができ、簡単な装置構成で急冷物の破砕物を得ることができ、装置の運転操作も容易である。
さらに、上記溶融物の製造装置において、該溶融物の製造装置からの排ガスを用いて発電し、発電した電力を前記電磁誘導加熱炉での加熱又は/及び前記バーナで燃焼させる酸素と水素の混合気の製造に用いる発電装置を備えることができる。これにより、溶融物の製造装置全体の電力消費量を低減することができる。
また、本発明は、溶融物の製造方法であって、供給された原料に、酸素と水素の混合気を燃焼させて生じた火炎を接触させて溶融させることを特徴とする。本発明によれば、上記発明と同様に、溶融物を製造するにあたって、二酸化炭素の排出を抑制し、高熱効率を確保することができる。
以上のように、本発明によれば、二酸化炭素の排出抑制及び熱効率の両面において優れた溶融物の製造装置及び製造方法を提供することができる。
本発明にかかる溶融物の製造装置の一実施の形態を示す全体構成図である。
次に、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。尚、以下の説明においては、本発明にかかる溶融物の製造装置を用いてセメント原料(以下「原料」という)を溶融させ、セメントクリンカを製造する場合を例にとって説明する。
図1は、本発明にかかる溶融物の製造装置の一実施の形態を示し、この溶融物の製造装置1は、大別して、電磁誘導加熱炉(以下「加熱炉」という)2と、加熱炉2に設けられたバーナ3(3A〜3C)と、バーナ3に酸水素OHを供給する酸水素製造装置4と、加熱炉2に供給する原料Rを予熱する予熱装置としてのサイクロン6と、原料Rの溶融物Mを急冷してセメントクリンカCLを製造する急冷装置9と、サイクロン6から排出された排ガスG2で水蒸気S2を発生させる水管ボイラ10と、水管ボイラ10で発生した水蒸気S2を利用して発電するための蒸気タービン11、発電機16等で構成される。
加熱炉2は、原料供給部2aと、溶融物排出部2bとを備える移動槽式の加熱炉であって、この加熱炉2には、傾斜した底面2c及び側面2dを加熱する電磁誘導加熱装置15が設けられる。加熱炉2の天井面には、バーナ3が貫通し、バーナ3の火炎によって加熱炉2の内部を流れる原料Rが加熱されて溶融する。
バーナ3は、酸水素製造装置4で製造した酸水素OHをバーナ先端から加熱炉2の下方に向けて噴射し、噴射した酸水素OHを燃焼させて生じた高温の火炎を加熱炉2の内部の原料Rに接触させて原料Rを溶融させるために備えられる。本実施の形態では3本(3A〜3C)配置されているが、バーナ3の設置本数は、1本又は2本以上から適宜選択することができる。
酸水素製造装置4は、バーナ3に供給する酸水素OHを発生させるために設けられ、発電機16から供給される電力W1、受電した電力(又は廃棄物を利用したごみ発電設備からの電力等)W2を利用して酸水素OHを製造する。酸水素製造装置4で製造した酸水素OHは、配管17を介してバーナ3に供給される。
サイクロン6は、加熱炉2の上方に位置し、サイクロン6の入口ダクト8に供給された原料Rを、加熱炉2からの排ガスG1及び急冷装置9からの水蒸気S1によって予熱するために備えられる。入口ダクト8には、抽気ダクト19を介し、急冷装置9から溶融物Mを急冷することによって発生した水蒸気S1が供給される。尚、サイクロン6は、図示のような1基だけでなく、複数段にわたって設けることもできる。
急冷装置9は、右端が閉塞し、左端が開放された円筒状に形成された管路9aと、管路9aの右端部に挿入されたノズル9bと、管路9aの左端から離間して設けられた衝突板9cとを備える。ノズル9bから水Wを供給部9dから供給された溶融物Mに噴射し、溶融物Mを冷却しながら、水Wが水蒸気となって膨張した水蒸気流で溶融物Mを左端側に移動させるとともに、水Wの蒸発による爆裂で急冷物を破砕する。尚、この急冷装置9も、冷却性能等に応じて図示のような1基だけでなく、複数段にわたって設けることもできる。
水管ボイラ10は、サイクロン6から排出された排ガスG2の保有する熱を利用して水蒸気S2を発生させるために備えられ、蒸気タービン11は、水管ボイラ10によって発生した水蒸気S2によって回転し、発電機16で電気を発生させる。発電機16で発生させた電力は、電力線25、26を介して酸水素製造装置4及び電磁誘導加熱装置15に各々供給され、酸水素OHの製造及び加熱炉2の加熱に利用することができる。
ファン12は、加熱炉2からの排ガスG1及び急冷装置9からの水蒸気S1等を吸引してコンデンサ14に導くために備えられる。コンデンサ14は、ファン12から供給されたサイクロン6の排ガスG2に含まれる水蒸気を凝縮させて水に戻すために備えられる。コンデンサ14によって凝縮させた水をノズル9b及び酸水素製造装置4に搬送するため、配管21〜24が設けられる。
次に、上記構成を有する溶融物の製造装置1の動作について、図1を参照しながら説明する。
受電した電力W2を用い、酸水素製造装置4において酸水素OHを発生させるとともに、電磁誘導加熱装置15を加熱する。ファン12を運転した後、所定の配合で所定の粒度に粉砕した原料Rを入口ダクト8に供給する。原料Rは、加熱炉2の排ガスG1によってサイクロン6に搬送され、サイクロン6において、排ガスG1と熱交換して昇温された後、原料シュート20を介して加熱炉2の内部に供給される。
加熱炉2の内部において、原料Rを電磁誘導加熱装置15によって加熱しながら左下方向に移動させ、高温になった原料Rに、さらに、バーナ3から噴射された酸水素OHが燃焼して生じた高温火炎を接触させ、原料Rを溶融させる。溶融した原料(溶融物)Mは、急冷装置9に供給される。
急冷装置9において、供給部9dから供給された溶融物Mにノズル9bから水Wを噴射する。すると、溶融物Mは、水Wによって急冷され、管路9aに噴射された水Wは、気化して水蒸気S1となり、さらに膨張する。ここで、管路9aの右端部側は閉じているため、水Wが気化して膨張することにより生じた水蒸気S1が管路9a内で左方向に高速で移動し、この水蒸気流によって冷却された溶融物Mは、急冷されながら左方に高速で移動するとともに、水Wの蒸発による爆裂によって急冷物が破砕される。破砕された急冷物Pは、衝突板9cに衝突した後、排出部9eからセメントクリンカCLとして排出される。一方、水蒸気S1は、抽気ダクト19を介して入口ダクト8へ搬送され、サイクロン6において原料Rを予熱した後、水管ボイラ10に搬送される。
サイクロン6から排出された排ガスG2を水管ボイラ10に搬送し、水管ボイラ10で排ガスG2の保有する熱を利用して水蒸気S2を発生させる。発生した水蒸気S2を蒸気タービン11に供給してこれを回転させ、発電機16で発電する。
コンデンサ14において、水管ボイラ10からファン12を介して搬送された排ガスG2に含まれる水蒸気を凝縮させる。凝縮した水Wは、コンデンサ14から配管21〜23を介してノズル9bに搬送されて管路9a内の溶融物Mに噴射されるか、配管21、22、24を介して酸水素製造装置4に搬送されて酸水素OHの製造に利用される。
溶融物の製造装置1が継続して運転されている状態では、受電した電力W2に加え、発電機16で発電した電力W1を、酸水素製造装置4及び電磁誘導加熱装置15で利用することができる。また、原料Rは、加熱炉2の排ガスG1及び急冷装置9からの水蒸気S1によってサイクロン6で熱交換して昇温される。
以上のように、本実施の形態によれば、バーナ3から噴射された酸水素OHを用いて原料Rを溶融させ、原料の溶融に化石燃料を用いないため、燃料からの二酸化炭素が発生せず、二酸化炭素の排出を抑制することができる。
また、酸水素OHの燃焼によって発生するのは、水蒸気だけであり、原料Rから発生した二酸化炭素は存在するものの、従来のような燃料からの二酸化炭素、NOxによる二次的な弊害が発生することがなく、これらのガスの昇温による熱損失もない。また、溶融物の製造装置1は、コンパクトに構成することができるため、加熱炉2や急冷装置9等の断熱を効果的に行うことで高温雰囲気を維持することができ、高熱効率の溶融物の製造装置を実現することができる。
さらに、急冷装置9を用いることで、溶融物Mの急冷と急冷物Pの破砕を一つの装置を用いて略々同時に行うことができ、簡単な装置構成で急冷物Pの破砕物を得ることができ、装置の運転操作も容易である。
尚、上記実施の形態においては、加熱炉2にバーナ3と電磁誘導加熱装置15とを設けたが、電磁誘導加熱装置15は補助的に設けたものであって、必ずしも電磁誘導加熱装置15を設ける必要がなく、バーナ3のみで原料Rを溶融させることもできる。
さらに、バーナ3A〜3Cのすべてにおいて酸水素OHを燃焼させる必要性は必ずしもなく、原料Rの流れから見て最も下流側のバーナ3Aのみで酸水素OHを燃焼させ、その他のバーナ3B、3Cでは、廃棄物から得られた燃料、化石燃料等を用いて原料Rを加熱することもできる。これらの燃料を燃焼させると、二酸化炭素等が生成されるが、原料Rの加熱によっても二酸化炭素が発生しているため、前記燃料の燃焼によって、溶融物の製造装置1から排出される二酸化炭素の総量が激増することもなく、バーナ3B、3Cで酸水素OHを燃焼させないことで、電力量の低減に繋がるため、いずれを選択するかは状況に応じて適宜選択することができる。
また、上記実施の形態では、溶融物の製造装置1によってセメント原料Rを溶融させ、セメントクリンカCLを製造する場合を例にとって説明したが、セメントクリンカCL以外にも、各種セメント鉱物、ガラス質組成物等の水硬性物質、溶融スラグ等の水硬性物質以外の物(例えば、骨材として用い得る)を製造する場合に、溶融物の製造装置1を好適に用いることができる。さらに、溶融物の製造装置1に、原料として、アスベスト、アスベスト含有物等の有害物質を用い、それらを溶融することで無害化することができる。
また、バーナ3において酸水素製造装置4で製造した酸水素OHを用いたが、酸水素製造装置4を用いずに、酸素と水素を別々に発生させた後、混合したものをバーナ3に供給して燃焼させてもよい。
上記実施の形態では、移動槽式の加熱炉2を用いた場合を説明したが、従来セメント製造装置に用いられているロータリキルン式、又は流動床式の加熱炉を用いることもできる。
また、急冷装置9のノズル9bから水Wを噴射する代わりに、含水物を溶融物Mに噴射し、溶融物Mを冷却しながら、含水物に含まれる水の蒸発による爆裂により急冷物Pを破砕することもできる。さらに、ノズル9bから水蒸気を溶融物Mに噴射し、水蒸気の膨張により急冷物Pを破砕することもできる。また、ノズル9bから水Wと含水物を同時に噴射してもよい。
1 溶融物の製造装置
2 加熱炉
2a 原料供給部
2b 溶融物排出部
3 バーナ(3A〜3C)
4 酸水素製造装置
6 サイクロン
8 入口ダクト
9 急冷装置
9a 管路
9b ノズル
9c 衝突面
9d 供給部
9e 排出部
10 水管ボイラ
11 蒸気タービン
12 ファン
14 コンデンサ
15 電磁誘導加熱装置
16 発電機
17 配管
19 抽気ダクト
20 原料シュート
21〜24 配管
25、26 電力線

Claims (9)

  1. 供給された原料に、酸素と水素の混合気を燃焼させて生じた火炎を接触させて溶融させるバーナを備えることを特徴とする溶融物の製造装置。
  2. 前記バーナは、電磁誘導加熱炉に設けられ、該電磁誘導加熱炉で加熱されている原料に、該バーナからの火炎を接触させて溶融させることを特徴とする請求項1に記載の溶融物の製造装置。
  3. 前記加熱炉は、複数のバーナを備え、該複数のバーナのうち、前記原料の流れの最も下流のバーナのみで酸素と水素の混合気を燃焼させて生じた火炎を前記原料に接触させて溶融させることを特徴とする請求項1又は2に記載の溶融物の製造装置。
  4. 前記加熱炉は、移動槽式、ロータリキルン式又は流動床式であることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の溶融物の製造装置。
  5. さらに、前記加熱炉に供給する原料を予熱する予熱装置を備え、該予熱装置で予熱した原料を前記加熱炉で加熱することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の溶融物の製造装置。
  6. 前記予熱装置は、前記加熱炉の排ガスが供給され、該排ガスによって前記原料を予熱する1段又は複数段にわたって配置されたサイクロンを備えることを特徴とする請求項5に記載の溶融物の製造装置。
  7. さらに、一端が閉塞し、他端が開放された管路と、該管路の閉塞端部に挿入されたノズルとを備え、前記閉塞端部に前記バーナの火炎を接触させることにより溶融した溶融物を供給するとともに、前記ノズルから水、含水物及び水蒸気のうち少なくとも一以上を該溶融物に噴射し、該溶融物を冷却しながら、前記水の蒸発による爆裂、前記含水物に含まれる水の蒸発による爆裂及び前記水蒸気の膨張のうち少なくとも一以上によって冷却物を破砕する溶融物の急冷装置を備えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の溶融物の製造装置。
  8. さらに、該溶融物の製造装置からの排ガスを用いて発電し、発電した電力を前記電磁誘導加熱炉での加熱又は/及び前記バーナで燃焼させる酸素と水素の混合気の製造に用いる発電装置を備えることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の溶融物の製造装置。
  9. 供給された原料に、酸素と水素の混合気を燃焼させて生じた火炎を接触させて溶融させることを特徴とする溶融物の製造方法。
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