JP2010213100A - 通信端末、機器制御方法及び機器制御サーバ - Google Patents

通信端末、機器制御方法及び機器制御サーバ Download PDF

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Abstract

【課題】利用者が快適に感じる設定で予め登録した電気機器を簡単に遠隔制御する。
【解決手段】通信端末1は、自端末の位置情報を検出する位置情報検出部14と、通信端末1を利用する利用者の特定の動静を検出する動静検出部19と、通信端末1の周辺環境の情報を検出する周辺環境検出部18と、を備える。また、予め登録された電気機器の制御を行う機器制御サーバに対して情報の送受信を行う無線通信部13と、制御部11を備える。制御部11は、動静検出部19が利用者の特定の動静を検出した場合に、周辺環境検出部18に自端末の周辺環境の情報を検出させ、無線通信部13に位置情報及び周辺環境の情報を送信させる。そして、位置情報によって特定される通信端末1の位置が、電気機器を有効に制御できる範囲内にあることを表す制御有効範囲にある場合、機器制御サーバに電気機器の制御を行わせる。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば、インターネットに接続可能な電気機器を遠隔制御する場合に適用して好適な通信端末、機器制御方法及び機器制御サーバに関する。
従来、企業間に構築されるプライベートのネットワーク上で電気機器の遠隔制御が行われていた。しかし、従来のネットワークを構築するために用いられる通信媒体は高価であったため、若干の業務アプリケーションに遠隔制御が利用されるに止まっており、一般人は電気機器の遠隔制御を利用しにくかった。
ところで、近年はインターネットを介して各種の電気機器を制御する技術が現れ、広く普及しつつある。インターネットを介した遠隔制御の技術は便利且つ低価格であるため、冷蔵庫、洗濯機、エアコンディショナ、テレビジョン受像機等の家庭内に設置される電気設備を遠隔制御する用途が想定されるようになった。そして、利用者は、家庭用のインターネット家電(Internet connected home appliance)を手軽に遠隔制御できるようになった。
特許文献1には、公衆網を介して屋内インターネット家電を制御できる屋内制御ユニットが開示されている。この屋内制御ユニットは家庭内ネットワークに接続されており、公衆網から家庭内ネットワーク・ゲートウェイの静的アドレスを使用し、要求された機器と通信してこれを制御できる。
特表2008−507156号公報
ところで、従来のインターネット家電は、利用者が意識的に制御する必要があった。このため、例えば、暑い日に帰宅する利用者は、帰宅時間を見越して、自宅のエアコンディショナを動作させ、冷房機能を強設定にして起動させる場合がある。しかし、利用者が帰宅途中に冷房がきいたコンビニエンスストアに立ち寄ったため体が冷えきったにもかかわらず、自宅のエアコンディショナの冷房が強設定のままとなることがあり、利用者が快適さを感じられない場合があった。このような場合、利用者は通信端末を取り出して、インターネットに接続し、エアコンディショナの機能を呼び出して、冷房を弱設定に変更する一連の入力動作が必要であり、作業が面倒であった。
本発明はこのような状況に鑑みて成されたものであり、利用者が快適に感じる設定で予め登録した電気機器を簡単に遠隔制御することを目的とする。
本発明に係る通信端末及び機器制御方法は、自端末の位置情報を検出し、自端末を利用する利用者の特定の動静を検出し、自端末の周辺環境の情報を検出する。
次に、予め登録された電気機器の制御を行う機器制御サーバに対して情報の送受信を行い、利用者の特定の動静を検出した場合に、自端末の周辺環境の情報を検出し、位置情報及び周辺環境の情報を送信する。
そして、位置情報によって特定される自端末の位置が、電気機器を有効に制御できる範囲内にあることを表す制御有効範囲にある場合、機器制御サーバに電気機器の制御を行うものである。
また、本発明に係る機器制御サーバは、通信端末の位置情報及び通信端末の周辺環境の情報を受信する通信部と、
制御する電気機器の情報及び、通信端末の位置が電気機器を有効に制御できる範囲内にあることを表す制御有効範囲が予め登録された対象電気機器網データベースから制御有効範囲を読み出して、通信端末が制御有効範囲内に位置しているか否かを把握する位置把握部と、
通信端末の位置が制御有効範囲内に位置している場合に、位置情報及び自端末の周辺環境の情報に合わせて、対象電気機器網データベースから読み出した電気機器の制御を行う制御部と、を備える。
このようにしたことで、利用者の位置情報及び周辺環境の情報を機器制御サーバに自動的に送信して、予め登録された電気機器を利用者が快適に感じる設定で遠隔制御することができる。
本発明によれば、例えば、利用者が通信端末を持ち出したり、蓋を開けたりする等の特定の動静を検出した場合に、利用者の位置情報及び周辺環境の情報を機器制御サーバに自動的に送信して、電気機器の動作を制御する。このため、利用者は、電気機器を遠隔制御するために一々通信端末を制御する必要がなく、電気機器を制御する手間が軽減されるという効果がある。
本発明の一実施の形態における機器制御システムの例を示す構成図である。 本発明の一実施の形態における通信端末の内部構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態における機器制御サーバの内部構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態における通信端末の処理例を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態における距離情報を抽出する処理の例を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態における機器制御サーバの処理例を示すフローチャートである。
以下、発明を実施するための最良の形態(以下実施の形態とする。)について説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.一実施の形態(対象電気機器網に対する制御:自動遠隔制御の例)
2.変形例
<1.第1の実施の形態>
[機器制御システムの構成例]
以下、本発明の一実施の形態について、添付図面を参照して説明する。本実施の形態では、利用者が予め登録した電気機器を遠隔制御することができる機器制御システム10に適用した例について説明する。
図1は、機器制御システム10の構成例を示す図である。
本発明に係る機器制御システム10は、家庭内電気機器網8に含まれる電気機器の設定忘れを解消し、電気機器が設置された周辺の環境を自動的に快適な状態に制御するものである。
本実施の形態の例(以下本例と称する)において、機器制御システム10は、利用者が移動しながら制御可能な通信端末1と、予め通信端末1が制御対象とする電気機器等の情報を管理する機器制御サーバ2を備える。また、機器制御システム10は、通信端末1から送られるデータパケットを接続先の端末等に送る移動体通信ネットワーク3と、IP(Internet Protocol)網が構築された公衆網4と、地球を周回するGPS(Global Positioning System)衛星5を備える。
また、機器制御システム10は、遠隔制御の対象となる家庭内電気機器網8の情報が登録された対象電気機器網データベース6と、通信端末1の位置情報をGPS衛星5から取得する位置情報データベース7を備える。
通信端末1は、例えば、PHS(Personal Handyphone System)電話機、PDA(Personal Digital Assistants)装置(携帯電話又はPHS方式による通信機能を備える。)等であり、GPS機能が搭載される。このため、通信端末1は、GPS衛星5から取得した位置情報により、自機の位置を知ることができる。更に、通信端末1は、移動体通信ネットワーク3を介して無線通信が可能である。
公衆網4に接続される機器制御サーバ2は、利用者に機器制御システム10を提供する情報サービスセンターによって運営される。
機器制御サーバ2は、移動体通信ネットワーク3を介して接続される。機器制御サーバ2には、予め利用者自身が登録した家庭内電気機器網8(例えば、利用者の自宅、利用者が頻繁に使うホテルの部屋等に設置される電気機器の情報)が登録される対象電気機器網データベース6、位置情報データベース7が接続されている。
本例の家庭内電気機器網8は、家庭内ネットワーク・ゲートウェイ、屋内制御ユニット、及び被制御電気機器群を一つのまとまりとされ、対象電気機器網データベース6によって管理される。対象電気機器網データベース6には、家庭内電気機器網8内で制御が有効である電気機器が受信可能な命令信号、公衆網4における各機器の静的IPアドレス、及び地図上の位置情報が登録される。これにより、通信端末1を持った利用者がいる位置から、目的の家庭内電気機器網8がある位置までの距離、及び移動時間を算出することが可能である。また、機器制御サーバ2は、利用者の通信端末1の位置情報に応じて天気情報を通信端末1に通知するサービスも提供するものとする。
位置情報データベース7は、緯度、経度の情報に該当する地図上の位置を記録する位置情報が登録される。機器制御サーバ2は、通信端末1から受け取った位置情報(緯度、経度の情報を含む。)に基づいて、位置情報データベース7に登録される地図を検索し、地図上における通信端末1の現在位置を把握する。
[通信端末の構成例]
図2は、通信端末1の内部構成例を示す。
本例では、通信端末1として携帯電話機を用いる。通信端末1は、各部を制御する制御部11と、メモリ12と、予め登録された電気機器の制御を行う機器制御サーバ2に対して情報の送受信を行う無線通信部13、とを備える。メモリ12には、例えば、フラッシュメモリやハードディスクドライブが用いられる。
また、通信端末1は、GPS機能を備えて通信端末1の現在の位置情報を検出する位置情報検出部14と、液晶ディスプレイ等で構成され、映像を表示する表示部15、を備える。また、通信端末1は、音声に関する処理や、メモリ12内に保存されている音楽データの再生を行う音声処理部16と、利用者の入力制御を処理する入力部17と、通信端末1の周辺環境の情報を検出する周辺環境検出部18と、通信端末1を利用する利用者の特定の動静を検出する動静検出部19を備える。
周辺環境検出部18は、通信端末1の周辺環境の気温又は利用者の体温からなる熱情報を、周期的に、或いは連続的に検出する温度検出部18aと、通信端末1の位置情報に基づいて通信端末1の現在位置における天気情報を取得する天気情報取得部18bを備える。
動静検出部19は、特定の動静が、通信端末1の特定の動作であることを検出する動作検出部19aと、通信端末1に加わる加速度を検出する加速度検出部19bを備える。
位置情報検出部14は、GPS衛星5から検出したデータを自端末の位置情報として変換する。表示部15は、入力内容、電話番号、各種のサービス内容等を表示する。
音声処理部16は、例えば、MP3等によってフォーマットされた音声ファイルをアナログ音声信号に変換し、不図示のスピーカに放音する処理を行う。入力部17は、例えば、テンキーや複数の機能キー、タッチパネルを備えて構成され、利用者が行う電話番号入力、動作選択等の入力制御に用いられる。
制御部11は、メモリ12を使用しながら、通信端末1内の必要な処理、及び、全体を管理する。また、制御部11は、遠隔制御できる電気機器のうち、予め選択された電気機器を指定する指定情報を、無線通信部13を用いて機器制御サーバ2に送信する制御を行う。
無線通信部13は、不図示の送信回路、受信回路、変復調回路等を備えており、不図示の基地局に所定の無線方式で接続することにより通話やデータ伝送を可能にするほか、通信回線を利用して各種サービスへのアクセスを行うために用いられる。
制御部11は、動静検出部19が利用者の特定の動静を検出した場合に、周辺環境検出部18に通信端末1(自端末)の周辺環境の情報を検出させ、無線通信部13に位置情報及び周辺環境の情報を送信させる。この特定の動静とは、動作検出部19aが検出する動作や加速度検出部19bが検出する加速度の所定のパターンの変化である。
動作検出部19aが検出する動作には、例えば、通信端末1が折りたたみ式である場合に、折りたたんだり、開いたり、本体をスライドしたり、本体を振ったりする動作が含まれる。
加速度検出部19bは、通信端末1のX、Y、Z軸方向の加速度の値を検出する。制御部11は、周期的に、或いは連続的に加速度検出部19bから加速度の値を取得し、重力による寄与を除いた加速度ベクトルに変換した上で、例えば、10周期または10回にわたる移動速度の平均値を算出する。そして、制御部11は、算出された加速度の値や移動速度の平均値に基づいて、加速度の所定のパターンの変化を求める。
そして、制御部11は、位置情報によって特定される通信端末1の位置が、電気機器を有効に制御できる範囲内にあることを表す制御有効範囲内にある場合、機器制御サーバ2に電気機器の制御を行わせる。表示部15は、例えば、通信端末1の位置から遠隔制御できる電気機器の情報を表示させてもよい。
また、制御部11は、動作検出部19aが特定の動作を検出した場合に、周辺環境の情報として、自端末の周辺環境の気温又は利用者の体温の情報を無線通信部13に送信させる。また、制御部11は、加速度が所定の変化パターンに基づいて変化する場合に、利用者の動静が特定の動作であることを識別し、周辺環境の情報として、天気情報を無線通信部13に送信させる場合もある。これらの利用者の動静及び周辺環境の情報は任意に組み合わせることができる。
無線通信部13は、電気機器を遠隔制御できない場合、機器制御サーバ2から遠隔制御できない電気機器の情報及びその理由を受信する。また、無線通信部13は、通信端末1の位置と遠隔制御する電気機器の位置の距離に関する距離情報を取得する。
この場合、表示部15は、機器制御サーバ2によって、遠隔制御できない電気機器の情報及びその理由や、無線通信部13が取得した距離情報を表示する。
[機器制御サーバの構成例]
図3は、機器制御サーバ2の内部構成例を示す。
機器制御サーバ2は、各部を制御する制御部21と、通信バッファとして機能する記録部22と、公衆網4を介して情報を送受信したり、対象電気機器網データベース6、位置情報データベース7との間で情報を送受信したりする通信部23と、を備える。また、機器制御サーバ2は、公衆網4から受信したデータに基づいて、通信端末1の現在位置を把握する位置把握部24と、家庭内電気機器網8が使用可能か否かを検査する検査部25と、を備える。
制御部21は、対象電気機器網データベース6にアクセスして、利用者が通信端末1を用いて設定する電気機器の情報を家庭内電気機器網8に登録したり、読み出したりする。また、制御部21と位置把握部24は、位置情報データベース7にアクセスして、通信端末1の位置を把握し、予め登録された利用者の自宅等に対する、利用者の現在位置の距離を求める。
通信部23は、通信端末1の位置情報及び通信端末1の周辺環境の情報を受信したり、家庭内電気機器網8から制御可能な電気機器の情報を受信したりする。また、通信部23は、通信端末1が制御有効範囲内に位置している場合に、通信端末1に対して遠隔制御できる電気機器の情報を送信したり、家庭内電気機器網8に対して、電気機器の動作を制御する制御情報を送信したりする。
位置把握部24は、利用者が遠隔制御する電気機器の情報が記録され、予め登録された制御有効範囲が管理される対象電気機器網データベース6から利用者の制御有効範囲を読み出す。そして、通信端末1から受信した通信端末1の現在位置に基づいて、通信端末1が制御有効範囲内に位置しているか否かを把握する。
制御部21は、通信端末1が制御有効範囲内に位置している場合に、位置情報及び通信端末1の周辺環境の情報に合わせて、対象電気機器網データベース6から読み出した電気機器を遠隔制御する。
検査部25は、電気機器に通信を試みて、制御可能な電気機器の有無を検査し、電気機器が制御できない場合、制御できない電気機器の情報及びその理由を検査し、通信部23から通信端末1に対して、制御できない電気機器の有無及びその理由に関する情報を送信させる。また、制御できる電気機器の情報を通信端末1に送信させる場合もある。
図4は、通信端末1が電気機器を制御する処理の例を示す。
始めに、通信端末1は、電気機器を遠隔制御するためのアプリケーションを起動させておく。
次に、制御部11が温度検出部18aから熱情報の値を取得し(ステップS1)、加速度検出部19bから加速度情報の値を取得する(ステップS2)。次に、制御部11は、これらの値をメモリ12に保存する。
次に、通信端末1は、機器制御サーバ2から家庭内電気機器網8までの距離を、機器制御サーバ2から取得し(ステップS4)、通信端末1が制御有効範囲内であるか否かを判断する(ステップS5)。通信端末1が制御有効範囲外に位置する場合、ステップS1の処理に戻り、ループを続ける。
通信端末1が制御有効範囲内に位置する場合、通知済みの位置情報に基づいた天気情報(家庭内電気機器網8がある地域の天気情報:晴れ、くもり、湿度等)を、公衆網4を介して機器制御サーバ2から取得する(ステップS6)。次に、制御部11はメモリ12から利用者のスケジュール情報を取得する(ステップS7)。
制御部11は、メモリ12に保存された周辺環境の情報、位置情報、天気情報、スケジュール情報を基に、移動体通信ネットワーク3を介して、利用者が選択した家庭内電気機器網8を自動的に制御する(ステップS8)。このとき、制御部11が自端末の位置情報、及び周辺環境の情報を機器制御サーバ2に送信し、間接的に機器制御サーバ2が家庭内電気機器網8にアクセスして電気機器の動作を制御することとなる。
例えば、利用者の体温が摂氏37度以上であるか、移動速度情報の値が時速10[km/時]以上である場合に、これらの温度情報、移動速度情報を機器制御サーバ2に送信する。そして、機器制御サーバ2は、エアコンディショナを起動する命令を家庭内電気機器網8に送信する。
同様に、天気情報が雨の場合、機器制御サーバ2は、除湿機を起動する命令を家庭内電気機器網8に送信する。また、スケジュール情報が「デート」の場合、機器制御サーバ2は、オーディオ機器から利用者が予め設定した音楽を再生する命令を家庭内電気機器網8に送信する。
送信された命令を受けた家庭内電気機器網8内の屋内制御ユニットは、電気機器が家庭内電気機器網8に接続されているかどうかを検出し、制御可能な電気機器に関する情報を機器制御サーバ2に通知する。この結果を受けて、機器制御サーバ2は、電気機器を制御できる。また、通信端末1は、制御できない電気機器を機器制御サーバ2から通知されることによって、制御できる電気機器を把握することもできる。
ここで、利用者が自宅を出る場合等、自宅からある程度の距離だけ離れれば、電気機器の動作を自動的に停止する制御も必要となる。
この場合、通信端末1は、機器制御サーバ2から家庭内電気機器網8までの距離を取得し(ステップS9)、通信端末1が制御有効範囲内であるか否かを判断する(ステップS10)。通信端末1が制御有効範囲外である場合、ステップS9の処理に戻り、ループを続ける。
通信端末1が制御有効範囲内である場合、家庭内電気機器網8に接続された電気機器を停止する命令を家庭内電気機器網8に送信し、電気機器を停止させて(ステップS11)、ステップS1の処理に戻る。
図5は、ステップS4,S9における、通信端末1の現在位置から家庭内電気機器網8までの距離を取得する処理例を示す。
始めに、位置情報検出部14は、GPS衛星5から位置情報を取得する。次に、位置情報検出部14は、制御部11に通信端末1の現在地の位置情報を送り(ステップS21)、位置情報の通知を受けた制御部11は、無線通信部13を介して移動体通信ネットワーク3に接続する(ステップS22)。
次に、制御部11は、通信端末1の位置情報を、機器制御サーバ2に通知し(ステップS23)、機器制御サーバ2から返事を待つ(ステップS24)。そして、機器制御サーバ2から受信した地図情報に基づいて、通信端末1の現在位置と家庭内電気機器網8に対する距離情報を抽出する(ステップS25)。
図6は、機器制御サーバ2が行う、電気機器を自動で遠隔制御する処理例を示す。
始めに、機器制御サーバ2は、アクセスしてきた通信端末1が正当な利用者のものであるか否かを認証する(ステップS31)。次に、利用者毎に一意に定まる固有のID、パスワード等によってログインの正否を確認する(ステップS32)。
受信したID、パスワードのいずれかが誤っている場合、機器制御サーバ2は、ログインに失敗したことを、通信端末1に通知する(ステップS37)。一方、受信したID、パスワードが正しい場合、機器制御サーバ2は、ログイン成功とし、次処理を行う。
機器制御サーバ2は、通信端末1から位置情報の通知を受けると(ステップS33)、通信端末1の位置から制御できる家庭内電気機器網8があるかどうかを選択し、(ステップS34)。対象電気機器網データベース6には予め設定された制御有効範囲が保存されている。
そして、選択された家庭内電気機器網8すべての位置と通知された通信端末1の位置との距離を算出する(ステップS35)。そして、算出された距離情報と家庭内電気機器網8の名前のセットを、移動体通信ネットワーク3を介して、無線通信部13により通信端末1へ通知する(ステップS36)。これにより、制御有効範囲内の電気機器の動作を制御することができる。
その後、通信端末1は、機器制御サーバ2から通知された家庭内電気機器網8の名前、距離を表示部15に表示する。これにより、利用者は、制御したい電気機器を選択したり、現在起動している電気機器を把握したりすることができる。
以上説明した本実施の形態に係る通信端末1によれば、機器制御システム10を用いて、通信端末1が位置情報と周辺環境の情報を機器制御サーバ2に送ることにより、機器制御サーバ2は、通信端末1が制御有効範囲内に位置するか否かを判断したり、電気機器の動作を再設定したりすることができる。これらの動作は、利用者が通信端末1に対して特定の動静を行うことをきっかけとして、開始される。このため、利用者は、周辺環境の変化に合わせて、通信端末1から動作を明示する必要がなくなり、電気機器の動作の再設定が容易となるという効果がある。また、通信端末1が制御有効範囲内に位置する場合にのみ、電気機器を作動させる。このため、不在時に電気機器の電源を自動的にオフすることもでき、安全性が向上するという効果がある。
また、周辺環境の情報には、通信端末1の周辺環境の気温や利用者の体温が含まれる。このため、よりきめ細かく電気機器(エアコンディショナ等)の温度設定を行うことができる。
また、利用者の特定の動静には、通信端末1の取り出し動作や蓋の開閉、プッシュボタン、タッチパネルへの操作の開始等が含まれる。このため、利用者は、電気機器の遠隔制御の開始を意識することなく行えるという効果がある。
また、利用者の体温や走行速度および利用者のスケジュール情報などを用いて、利用者の身体状態に応じて電気機器の設定を行うことができるという効果がある。
また、遠隔制御する電気機器の設定登録は事前に行える。このため、必要な電気機器のみを利用者が快適に感じる設定とすることができる。
また、機器制御サーバ2から通信端末1の位置と、制御する電気機器の位置の距離を表示部15に表示させることができる。このため、利用者は、自身の現在位置が制御有効範囲内に位置するか否かを具体的に判断することができる。
例えば、インターネット家電としてエアコンディショナを使用した場合について想定する。例えば、利用者が暑い日の帰宅途中に通信端末を用いて、家にあるエアコンディショナを遠隔制御する。これにより、帰宅時に家の中を涼しくすれば利用者は帰宅した際に、快適な環境が得られる。また、インターネット家電としてオーディオ機器を制御できれば、利用者の気分にあった音楽を予め流しておくこともできる。
<2.変形例>
なお、本発明に係る機器制御システム10は、家庭内での用途だけでなく、ホテルやオフィスなどに屋内制御ユニット及びインターネット家電を備える場合に適用してもよい。例えば、利用者が、出張先でこのような設備のあるホテルの部屋などを対象電気機器網データベース6に予め登録しておく。このとき、例えば、ホテルから100m以内に入ったら本人がチェックインしている部屋のエアコンディショナが作動する、等の用途としてもよい。逆に、利用者がホテルの部屋から離れると自動的にエアコンディショナなどが停止するようにすれば、エネルギー、電気使用料金等を節約できるという効果がある。
また、上述した実施の形態に係る機器制御サーバ2は情報サービスセンターが運営管理するものとして説明したが、家庭内LANを用いて家庭内電気機器網8の制御を行うDLNA(Digital Living Network Alliance)サーバとして機能させてもよい。この場合においても、上述した実施の形態に係る機器制御サーバ2と同様の機能、効果を得られる。
また、機器制御サーバ2に登録していた制御対象の電気機器が設置される場所は、通信端末1に保存しておいてもよい。この場合、通信端末1は、機器制御サーバ2から受け取る自端末の位置情報に基づいて自端末が制御有効範囲内にあるかを速やかに把握でき、制御したい電気機器を選択することが可能となる。また、制御対象の電気機器は、通信端末1の表示部15に表示させ、利用者が任意に選択可能としてもよい。
また、上述した一実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給してもよい。また、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU等の制御装置)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、機能が実現されることは言うまでもない。
この場合のプログラムコードを供給するための記録媒体としては、例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上述した実施の形態の機能が実現される。加えて、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(Operating System)などが実際の処理の一部又は全部を行う。その処理によって上述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
また、本発明は上述した実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱することなくその他種々の構成を取り得ることは勿論である。
1…通信端末、2…機器制御サーバ、3…移動体通信ネットワーク、4…公衆網、5…GPS衛星、6…対象電気機器網データベース、7…位置情報データベース、8…家庭内電気機器網、10…機器制御システム、11…制御部、12…メモリ、13…無線通信部、14…位置情報検出部、15…表示部、16…音声処理部、17…入力部、18…周辺環境検出部、18a……温度検出部、18b…天気情報取得部、19…動静検出部、19a…動作検出部、19b…加速度検出部、21…制御部、22…記録部、23…通信部、24…位置把握部、25…検査部

Claims (9)

  1. 自端末の位置情報を検出する位置情報検出部と、
    前記自端末を利用する利用者の特定の動静を検出する動静検出部と、
    前記自端末の周辺環境の情報を検出する周辺環境検出部と、
    予め登録された電気機器の制御を行う機器制御サーバに対して情報の送受信を行う通信部と、
    前記動静検出部が前記利用者の特定の動静を検出した場合に、前記周辺環境検出部に前記自端末の周辺環境の情報を検出させ、前記通信部に前記位置情報及び前記周辺環境の情報を送信させ、前記位置情報によって特定される前記自端末の位置が、前記電気機器を有効に制御できる範囲内にあることを表す制御有効範囲にある場合、前記機器制御サーバに前記電気機器の制御を行わせる制御部と、を備える
    通信端末。
  2. 更に、前記周辺環境検出部は、前記自端末の周辺環境の気温又は前記利用者の体温を検出する温度検出部を備え、
    前記動静検出部は、前記特定の動静が、前記自端末の特定の動作であることを検出する動作検出部を備え、
    前記制御部は、前記動作検出部が前記特定の動作を検出した場合に、前記周辺環境の情報として、前記自端末の周辺環境の気温又は前記利用者の体温の情報を前記通信部に送信させる
    請求項1記載の通信端末。
  3. 更に、前記機器制御サーバから前記通信部を介して受信した、前記自端末の位置から制御できる前記電気機器の情報を表示する表示部と、
    前記制御できる前記電気機器のうち、予め選択された前記電気機器を指定する指定情報を、前記通信部を用いて前記機器制御サーバに送信する制御を行う制御部と、を備える
    請求項2記載の通信端末。
  4. 前記通信部は、前記電気機器を制御できない場合、前記機器制御サーバが制御できない前記電気機器を特定する情報及びその理由を受信し、
    前記表示部は、前記機器制御サーバが制御できない前記電気機器を特定する情報及びその理由を表示する
    請求項3記載の通信端末。
  5. 前記周辺環境検出部は、前記自端末の位置情報に基づいて前記自端末の位置における天気情報を取得する天気情報取得部を備え、
    前記動静検出部は、前記自端末に加わる加速度を検出する加速度検出部を備え、
    前記制御部は、前記加速度が前記所定の変化パターンに基づいて変化する場合に、前記利用者の動静が特定の動作であることを識別し、前記周辺環境の情報として、前記天気情報を前記通信部に送信させる
    請求項1又は2記載の通信端末。
  6. 前記通信部は、前記機器制御サーバから、前記自端末の位置と制御する電気機器の位置の距離に関する距離情報を受信し、
    前記表示部は、前記距離情報を表示する
    請求項3記載の通信端末。
  7. 自端末の位置情報を検出するステップと、
    前記自端末を利用する利用者の特定の動静を検出するステップと、
    前記自端末の周辺環境の情報を検出するステップと、
    予め登録された電気機器の制御を行う機器制御サーバに対して情報の送受信を行うステップと、
    前記利用者の特定の動静を検出した場合に、前記自端末の周辺環境の情報を検出するステップと、
    前記位置情報及び前記周辺環境の情報を送信するステップと、
    前記位置情報によって特定される前記自端末の位置が、前記電気機器を有効に制御できる範囲内にあることを表す制御有効範囲にある場合、前記機器制御サーバに前記電気機器の制御を行うステップと、を含む
    機器制御方法。
  8. 通信端末の位置情報及び前記通信端末の周辺環境の情報を受信する通信部と、
    制御する電気機器の情報及び、前記通信端末の位置が前記電気機器を有効に制御できる範囲内にあることを表す制御有効範囲が予め登録された対象電気機器網データベースから前記制御有効範囲を読み出して、前記通信端末が前記制御有効範囲内に位置しているか否かを把握する位置把握部と、
    前記通信端末の位置が前記制御有効範囲内に位置している場合に、前記位置情報及び前記自端末の周辺環境の情報に合わせて、前記対象電気機器網データベースから読み出した前記電気機器の制御を行う制御部と、を備える
    機器制御サーバ。
  9. 更に、前記電気機器に通信を試みて、制御可能な前記電気機器の有無を検査し、前記電気機器が制御できない場合、制御できない前記電気機器の情報及びその理由を検査し、前記通信部から前記通信端末に対して、制御できない前記電気機器の有無及びその理由に関する情報を送信させる検査部と、を備える
    請求項8記載の機器制御サーバ。
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