JP2010210031A - 変速装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】セレクト作動時間を短縮して、迅速な変速を可能にする。
【解決手段】セレクト方向に移動可能かつ回転可能にシフトシャフト50に嵌挿されるとともにスプライン溝が形成されたセレクトシフト用歯車72を備え、シフトシャフト50を、複数の筒状部材61a〜61dを同軸上に配置して構成し、複数の筒状部材61a〜61dの一端部にアーム部65a〜65dを形成するとともに、他端部にセレクトシフト用歯車72の係合歯と係合するスプライン溝を形成し、セレクトシフト用歯車72は、セレクト方向に移動して所定の筒状部材61a〜61dをセレクトし、回転して筒状部材61a〜61dと係合し筒状部材61a〜61dを選択的に回転駆動させることで、アーム部65a〜65dをシフト方向に移動させる。
【選択図】図2

Description

本発明は機械式の変速装置に係り、詳しくは変速機部の構造に関するものである。
車両の変速装置として、トルクコンバータを使用しない機械式の自動変速装置が知られている。この機械式の自動変速装置では、手動変速装置における変速機の操作(セレクト及びシフト)及びクラッチの断接をアクチュエータにより作動させることで、トルクコンバータを不要とした自動変速を可能としている。上記変速機は、例えばセレクト方向及びシフト方向にスライドや回転により移動可能なシャフトと、セレクト方向に複数個配列されたシフトラグ(シフトブラケット)と、該シフトラグとシフトフォークとを夫々連結するシフトレール(ロッド)とを備えている。更に、シャフトには外方に突出してアーム部(シフタ)が設けられているとともに、各シフトラグには爪部が設けられている。そして、機械式の自動変速装置ではアクチュエータによりシャフトをセレクト方向及びシフト方向に移動させることで、アーム部によりシフトラグの爪部を選択的に押しシフト方向に移動させて、シフトフォークを選択的にシフト作動させる(特許文献1)。
特開2001−304411号公報
しかしながら、上記の特許文献1では、シフトラグはシフトフォークの位置に応じてセレクト方向に間隔を持って配置されている。したがって、アーム部を1つのシフトラグの爪部から他のシフトラグの爪部までセレクト方向に移動する時間を要し、これが変速時間の増加要因の1つとなっている。特にデュアルクラッチ式の自動変速装置に採用した場合には、変速時にアーム部の作動が複雑化するため、セレクト方向の移動時間が増加してしまい、変速時間の短縮化を妨げる大きな要因となっている。
また、上記のようにシフトラグのセレクト方向の間隔によってアーム部のセレクト方向の移動距離が比較的大きい場合には、アーム部の停止位置の誤差が大きくなり、特に上記特許文献1のようにシャフト全体がセレクト方向に移動する構造では、イナーシャが大きく所望の爪部のセレクト位置に正確に停止させることが困難となる虞がある。
本発明はこのような問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、セレクト作動時間を短縮して、迅速な変速を可能とする機械式の変速装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、径方向外方に突出したアーム部を備えるとともに、軸線がセレクト方向に延びて配置されたシフトシャフトと、アーム部に押圧される押圧部を有しセレクト方向に複数個配列されたシフトラグと、シフトレールを介してシフトラグと連結され変速段のシフト作動を行うシフトフォークと、を備え、アーム部により押圧部をセレクト方向に対して垂直なシフト方向に押すことでシフトラグをシフト方向に移動させ、シフトレールを介してシフトフォークをシフト作動させる変速装置において、セレクト方向に移動可能かつ回転可能にシフトシャフトに嵌挿されるとともに係合歯が形成されたセレクトシフト用歯車を備え、シフトシャフトを、複数の筒状部材を同軸上に配置して構成し、記複数の筒状部材を、夫々の一端部にアーム部を形成するとともに、他端部にセレクトシフト用歯車の係合歯と係合する係合部を形成し、セレクトシフト用歯車は、セレクト方向に移動して所定の筒状部材をセレクトし、回転して該筒状部材の係合部と係合し該筒状部材を選択的に回転駆動させ、該筒状部材に設けられたアーム部をシフト方向に移動してシフト作動させることを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1において、夫々の筒状部材の係合部、または、セレクトシフト用歯車の係合歯は周方向に複数形成され、複数の係合部または複数の係合歯のピッチ角は、所定の筒状部材を回転駆動させてシフトラグのシフト作動をさせたセレクトシフト用歯車が回転角を維持しつつセレクト方向に移動することで他の筒状部材の係合部に係合歯が係合するように、シフトラグのシフトストロークに応じて設定されることを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項2において、筒状部材の係合部、または、セレクトシフト用歯車の係合歯は、周方向全周に亘って形成されることを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれかにおいて、筒状部材の他端部は径方向外方に延びて鍔部が形成され、該鍔部の先端に係合部が形成されることを特徴とする。
本発明の請求項1の変速装置によれば、セレクトシフト用歯車をセレクト方向に移動して所定の筒状部材の係合部と係合させ、セレクトシフト用歯車を回転して筒状部材を選択的に回転駆動させることで、該筒状部材に設けられたアーム部により対応するシフトラグをシフト作動させることができる。特に、シフトシャフトは複数の筒状部材を同軸上に配置して構成されるので、筒状部材の他端部を互いにセレクト方向に近接して配置させることができる。したがって、変速時にセレクトシフト用歯車がセレクト方向に移動する時間を短縮することができ、よって迅速な変速を可能にすることができる。
また、変速時にセレクトシフト用歯車をセレクト方向に移動させることで、セレクト時にシフトシャフト全体をセレクト方向に移動させる必要がなく、イナーシャが低減するので、セレクト位置の停止精度を向上させることができる。
また、本発明の請求項2の変速装置によれば、シフト作動させた筒状部材から他の筒状部材へセレクトシフト用歯車をセレクト方向に移動させる際に、係合歯と係合部とが係止するようにセレクトシフト用歯車の回転角を調整する必要なく他の筒状部材と係合可能となる。したがって、変速時のセレクトシフト用歯車の作動を簡素化し、変速をより迅速にすることができる。
また、本発明の請求項3の変速装置によれば、筒状部材の係合部、または、セレクトシフト用歯車の係合歯が全周に亘って形成されるので、係合歯と係合部とが係止可能な回転角の範囲が増加し、シフトラグのシフトストロークが大きく設定されていても対応することができる。
また、本発明の請求項4の変速装置によれば、簡単な構成により、筒状部材の係合部をセレクト方向に並べるように配置させることができる。
本発明を適用した前進6段後進1段のデュアルクラッチ式自動変速機の模式図である。 シフトフォークの作動機構の全体構構成図である。 セレクトシフト用歯車の形状及びその接続状態を示す詳細構成図である。 筒状部材のスプライン溝のピッチ角を説明する参考図である。 二股形状のアーム部を用いた筒状部材のスプライン溝のピッチ角を説明する参考図である。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づき説明する。
図1は、本発明を適用した前進6段後進1段のデュアルクラッチ式変速装置の変速機部1の模式図である。
図1に示すように、変速機部1は、2個のクラッチ2、3と、同軸上に配置された2個の主軸4、5と、2個の副軸6、7とを備えている。第1の主軸4は第1のクラッチ2を介して、エンジン8の出力軸9から動力が伝達される一方、第2の主軸5は第2のクラッチ3を介して出力軸9から動力が伝達されるよう構成されている。
第1の副軸6及び第2の副軸7は、第1の主軸4及び第2の主軸5と軸線が平行になるように夫々離間して配置されているとともに、変速機部1の後段のデフ10に動力を伝達可能に構成されている。第1の副軸6には、1速ギヤ11、2速ギヤ12、3速ギヤ13及び6速ギヤ14が回転可能に枢支されている。第2の副軸7には、4速ギヤ15、5速ギヤ16及びリバースギヤ17が回転可能に枢支されているとともに、パーキングギヤ18が固定されている。
また、変速機部1には、4個のシフトフォーク20〜23が備えられている。第1のシフトフォーク20及び第2のシフトフォーク21は、第1の副軸6の軸線に沿ってスライド移動可能に設置されるとともに、第3のシフトフォーク22及び第4のシフトフォーク23は、第2の副軸7の軸線に沿ってスライド移動可能に設置されている。これらのシフトフォーク20〜23をスライド移動させることで、第1のシフトフォーク20により2速ギヤ12及び6速ギヤ14を、第2のシフトフォーク21により1速ギヤ11及び3速ギヤ13を、夫々選択的に副軸6に断接(シフト作動)可能となっているとともに、第3のシフトフォーク22により4速ギヤ15及びリバースギヤ17を、第4のシフトフォーク23により5速ギヤ16を、夫々選択的に副軸7に断接(シフト作動)可能となっている。第1の主軸4には1速ギヤ11、3速ギヤ13及び5速ギヤ16が接続される一方、第2の主軸5には、2速ギヤ12、4速ギヤ15、6速ギヤ14及びリバースギヤ17が接続されている。
即ち、デュアルクラッチ式変速装置の変速機部1では、第1のクラッチ2を介して1速、3速及び5速に選択的に切り換え可能である一方、第2のクラッチ3を介して2速、4速、6速及びリバースに選択的に切り換え可能に構成されている。
図2は、シフトフォーク20〜23の作動機構の全体構成図である。図3はセレクトシフト用歯車の形状及びその接続状態を示す詳細構成図である。
図2に示すように、シフトフォーク20〜23は図中前後方向(シフト方向)に移動可能に配置された4個のシフトレール30a〜30dに夫々固定されており、更にシフトレール30a〜30dには夫々シフトラグ40a〜40dが設けられている。シフトラグ40a〜40dは、シフトレール30a〜30dから右方向に延びる板材であって、右端部には右方向に突出する爪状に形成された一対の押圧部41a〜41dが設けられている。各シフトラグ40a〜40dは、非接続(ニュートラル)状態にて、その押圧部41a〜41dが上下方向(セレクト方向)に延びる同一線上に間隔をおいて配置されている。
シフトラグ40a〜40dの右方には、押圧部41a〜41dの並びと平行に上下方向に延びるシフトシャフト50が設けられている。
本実施形態のシフトシャフト50は、中心軸60の廻りに4個の円筒部材61a〜61dが互いに回転可能に重ねられて構成されている。中心軸60の両端は、支持部材62、63に固定されている。円筒部材61a〜61dの下端は回転可能に支持部材62に支持されている。円筒部材61a〜61dの上端は中心軸に対して垂直に外方に拡径して鍔部64a〜64dが形成されている。鍔部64a〜64dの外周縁部には、上下方向に延びてスプライン溝(係合部)が形成されている。4つの鍔部64a〜64dの外径は互いに同径に形成されている。円筒部材61a〜61dには、夫々1つずつアーム部65a〜65dが設けられている。アーム部65a〜65dは、円筒部材61a〜61dの外壁から径方向外方に突出し、先端がシフトラグ40a〜40dの一対の押圧部41a〜41dの間に位置するように配置され、押圧部41a〜41dを前後方向に押すように円板状に形成されている。4つのアーム部65a〜65dは、4つのシフトラグ40a〜40dの押圧部41a〜41dの上下位置と各々一致するようにセレクト方向に離間して配置されている。最内部に位置する第1の円筒部材61aを除く円筒部材61b〜61dには、それより内部の円筒部材61a〜61cから突出したアーム部61a〜61cがシフト方向に移動可能なように、開口部67が設けられている。
4つの円筒部材61a〜61dのうち第1の円筒部材61aを回転させて、第1のシフトラグ41aをニュートラル位置からシフト位置までシフト方向に移動させると、2速ギヤ12及び6速ギヤ14がシフトする。第1の円筒部材61aの外側の第2の円筒部材61bを回転させて、第2のシフトラグ41bをシフト位置まで移動させると、1速ギヤ11及び3速ギヤ13がシフトする。第2の円筒部材61bの外側の第3の円筒部材61cを回転させて、第3のシフトラグ41cをシフト位置まで移動させると、4速ギヤ15及びリバースギヤ17がシフトする。最外側の第4の円筒部材61dを回転させて、第4のシフトラグ40dをシフト位置まで移動させると、5速ギヤ16がシフトする。
円筒部材61a〜61dは、選択的にシフト用モータ70により回転駆動される。シフト用モータ70は、支持部材63に固定されており、減速機構71及びセレクトシフト用歯車72を介して円筒部材61a〜61dを回転させる。
減速機構71の出力ギヤ71aは、軸線がシフトシャフト50と平行になるように配置されており、シフトシャフト50の中心軸60と上部で相対して軸方向に延びるようにスプライン溝が形成されている。図3に示すように、セレクトシフト用歯車72は、円環板状に形成され、外周部72aに歯車の歯が形成されている。セレクトシフト用歯車72の外周部72aは減速機71の出力ギヤ71aと嵌合する一方、内周部72bには円筒部材61a〜61dの鍔部64a〜64dに設けられたスプライン溝と嵌合可能な係合歯が周方向に等間隔で4個形成されている。セレクトシフト用歯車72の内周部72bの係合歯は、隣合う円筒部材61a〜61dのスプライン溝に同時に嵌合できないように上下幅が狭く設定されている。なお、本実施形態のセレクトシフト用歯車72の内周部72bの係合歯は、全周に亘って設けられておらず歯数が4個になっているが、この歯数は特に限定されるものではなく、適宜設定すればよい。また、筒状部材61a〜61dの鍔部64a〜64dのスプライン溝は、全周に亘って形成されているが、シフトストロークSsに対応した回転角が得られるようにすれば周方向の一部分に設けてもよい。本実施形態のようにスプライン溝を全周に亘って設ければ、シフトストロークSsが大きく設定されていても対応することができる。
セレクトシフト用歯車72は、セレクト機構により上下方向に移動可能に配置されている。セレクト機構は、ボールネジ80、ボールネジ80を回転駆動するセレクト用モータ81を備えて構成されている。ボールネジ80のネジ軸80aは、シフトシャフト50の上部と相対して軸線がシフトシャフト50と平行になるように配置されている。ボールネジ80のネジ軸80a上を上下動するナット80bには、セレクト用フォーク82が突出して設けられ、その先端がセレクトシフト用歯車72を回転可能に把持している。
即ち、セレクト用モータ81により上下動するナット80bに伴ってセレクトシフト用歯車72もシフトシャフト50上を上下動する構成となっている。したがって、セレクト用モータ81を作動制御してセレクトシフト用歯車72を所望の円筒部材61a〜61dの鍔部64a〜64dの上下位置に合わせてスプライン溝と係合歯とを嵌合させ、シフト用モータ70を駆動してセレクトシフト用歯車72を回転させることで、セレクトシフト用歯車72と嵌合する円筒部材61a〜61dのみ選択的に回転駆動することが可能となっている。そして、円筒部材61a〜61dが回転することで、アーム部65a〜65dが回転して押圧部41a〜41dをシフト方向に押し、対応するシフトラグ40a〜40dをシフト作動させる。
図4は、筒状部材61aのスプライン溝のピッチ角を説明する参考図である。
図4に示すように、本実施形態では、更に、筒状部材61aの鍔部64aのスプライン溝のピッチ角θpをシフトラグのシフトストロークSsに対応して設定している。詳しくは、押圧部41aのシフト位置及びニュートラル位置でのアーム部65aの回転位置の間の回転角θsが、鍔部64a〜64dのスプライン溝のピッチ角θpと一致するように設定されている。また、他の筒状部材61b〜61dについても同様に、スプライン溝のピッチ角θpをシフトラグのシフトストロークSsに対応して設定している。
シフト用モータ70及びセレクト用モータ81は図示しないECUにより、シフトレバーの操作及びエンジンの運転状態等に基づいて駆動制御され、例えば変速段を目標変速段に切り換える際に順次切り換えるように駆動制御される。ECUは、変速時に更にクラッチ2、3の作動を制御する。詳しくは、ECUは、変速段を切り換える際に、一方のクラッチ2または3が接続されている変速前の状態から、この変速段を接続したまま、他方のクラッチ3または2を接続して次の変速段に接続する。そして、この次の変速段の回転数がシンクロした時点で、前の段の切り離しを行うことで、継ぎ目のない変速を実現可能としている。
以上のように、本実施形態では、シフトシャフト50を複数の筒状部材61a〜61dから構成し、筒状部材61a〜61dを回転駆動してアーム部65a〜65dを回転させ、対応するシフトラグ40a〜40dをシフト作動させる構成であるので、シフト作動またはシフト解除作動する変速段を切り換えるセレクト作動を行う際に、上下方向に隣接して配置された筒状部材61a〜61dの鍔部64a〜64d間の移動のみで可能となる。したがって、セレクト作動時間を短縮することができ、迅速な変速を可能にすることができる。また、セレクト作動時にセレクトシフト用歯車72のみ上下動しシフトシャフト50はシフト方向に移動しない構造であるので、セレクト作動時のイナーシャが低減されセレクト方向の停止位置精度を向上させることができる。
特に、本実施形態では、鍔部64a〜64dとセレクトシフト用歯車72とを嵌合するスプライン溝のピッチ角θpがシフトストロークSsに対応して設定され、シフト作動後及びシフト解除作動後にセレクトシフト用歯車72のスプライン溝と鍔部64a〜64dのスプライン溝とが一致するように構成されている。したがって、シフト作動後及びシフト解除作動後にセレクトシフト用歯車72の回転角を維持したままセレクト方向に移動させて、他の鍔部64a〜64dのスプライン溝と嵌合させることができる。これにより、セレクトシフト用歯車72の回転角を調整する必要なくセレクト作動が可能となり、シフトアーム65の作動が簡素化され、制御を容易にすることができるとともに、変速をより迅速に行うことができる。
また、シフト歯車72のスプラインは1つの鍔部64a〜64dにのみ係止することができるように上下幅が設定されているので、複数の変速段を同時にセレクトすることがなく、誤作動を確実に防止することができる。
なお、上記実施形態では、筒状部材61a〜61dの鍔部64a〜64dに形成されたスプライン溝のピッチ角θpをシフトストロークSsに対応して設定しているが、セレクトシフト用歯車72にスプライン溝を設け、該スプライン溝のピッチ角をシフトストロークSsに対応して設定してもよい。
また、上記実施形態では、筒状部材61a〜61dの上端が半径方向外方に拡径して鍔部64a〜64dが形成され、この鍔部64a〜64dにスプライン溝が形成されているが、筒状部材61a〜61dの外周壁の上部にスプライン溝を形成する構造としてもよい。
また、本実施例では、シフトラグ40a〜40dは、爪状に形成された一対の押圧部41a〜41dが設けられているとしたが、図5に示すように、シフトラグ40a‘〜40d’を一本の押圧部41a‘〜41d’を形成する柱状形状とし、アーム部65a‘〜65d’を二股形状として、その間に押圧部41a‘〜41d’を位置させるような構造としてもよい。
また、本実施形態とは異なる変速段数の変速機においても本発明を適用することができる。本発明はデュアルクラッチ式の変速機だけではなく、シングルクラッチ式の変速機にも適用することができる。
1 変速機部
30a〜30d シフトレール
40a〜40d シフトラグ
20、21、22、23 シフトフォーク
50 シフトシャフト
61a〜61d 筒状部材
72 セレクトシフト用歯車

Claims (4)

  1. 径方向外方に突出したアーム部を備えるとともに、軸線がセレクト方向に延びて配置されたシフトシャフトと、
    前記アーム部に押圧される押圧部を有し前記セレクト方向に複数個配列されたシフトラグと、
    シフトレールを介して前記シフトラグと連結され変速段のシフト作動を行うシフトフォークと、を備え、
    前記アーム部により前記押圧部を前記セレクト方向に対して垂直なシフト方向に押すことで前記シフトラグを前記シフト方向に移動させ、前記シフトレールを介して前記シフトフォークをシフト作動させる変速装置において、
    前記セレクト方向に移動可能かつ回転可能に前記シフトシャフトに嵌挿されるとともに係合歯が形成されたセレクトシフト用歯車を備え、
    前記シフトシャフトを、複数の筒状部材を同軸上に配置して構成し、
    前記複数の筒状部材を、夫々の一端部に前記アーム部を形成するとともに、他端部に前記セレクトシフト用歯車の係合歯と係合する係合部を形成し、
    前記セレクトシフト用歯車は、前記セレクト方向に移動して所定の筒状部材をセレクトし、回転して該筒状部材の係合部と係合し該筒状部材を選択的に回転駆動させ、該筒状部材に設けられた前記アーム部を前記シフト方向に移動して前記シフト作動させることを特徴とする変速装置。
  2. 夫々の前記筒状部材の係合部、または、セレクトシフト用歯車の係合歯は周方向に複数形成され、
    前記複数の係合部または前記複数の係合歯のピッチ角は、所定の筒状部材を回転駆動させて前記シフトラグのシフト作動をさせた前記セレクトシフト用歯車が回転角を維持しつつ前記セレクト方向に移動することで他の筒状部材の係合部に係合歯が係合するように、前記シフトラグのシフトストロークに応じて設定されることを特徴とする請求項1に記載の変速装置。
  3. 前記筒状部材の係合部、または、セレクトシフト用歯車の係合歯は、周方向全周に亘って形成されることを特徴とする請求項2に記載の変速装置。
  4. 前記筒状部材の他端部は径方向外方に延びて鍔部が形成され、該鍔部の先端に前記係合部が形成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の変速装置。
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