JP2010204707A - 有価証券売買処理システムおよびプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】有価証券売買処理システム10は、売注文を受け付けると、売買区分・換金方法判定処理手段22により、有価証券買取システム50への買取請求または売買市場への売注文の発注のいずれが顧客に有利かを判断し、買取請求が顧客に有利と判断した場合には、有価証券買取システム50へ買取請求信号を送信し、売買市場への発注が顧客に有利と判断した場合には、注文データを売注文用記憶手段34に記憶させることにより売買市場への売注文の発注処理を実行する。また、買注文を受け付けると、注文データを買注文用記憶手段33に記憶させることにより売買市場への買注文の発注処理を実行する。
【選択図】図1
Description
金融機関の顧客の口座に預けられた前記顧客の資金の残高を示す資金残高データを、顧客識別情報と対応付けて記憶するとともに、前記金融機関の前記顧客の口座に預けられた前記顧客の保有する有価証券の残高を示す証券残高データを、有価証券の銘柄識別情報および前記顧客識別情報と対応付けて記憶する顧客口座データベースと、
前記顧客またはその入力代行者の操作する端末装置から通信回線を介して送信されてくる前記顧客識別情報、売買対象の有価証券の銘柄識別情報、売買区分、および注文数量を含む注文データを受信するとともに、受信した前記注文データに注文識別情報を付与する処理を実行する注文受付処理手段と、
この注文受付処理手段により受信した前記注文データを、前記注文識別情報と対応付けて記憶する注文データ記憶手段と、
前記顧客間の有価証券の売買を実現するために前記コンピュータにより前記コンピュータ内に形成された売買市場に発注された前記注文データのうちの買注文データを、前記注文識別情報と対応付けて記憶する買注文用記憶手段と、
前記売買市場に発注された前記注文データのうちの売注文データを、前記注文識別情報と対応付けて記憶する売注文用記憶手段と、
前記注文受付処理手段により受信した前記注文データの前記売買区分が買いを示す情報である場合には、前記注文データを、前記買注文データとして前記注文識別情報と対応付けて前記買注文用記憶手段に記憶させることにより、前記売買市場への買注文の発注処理を実行し、前記注文受付処理手段により受信した前記注文データの前記売買区分が売りを示す情報である場合には、有価証券買取システムへの買取請求を行ったときの受渡金額と前記売買市場への売注文の発注を行ったときの受渡金額との差額を求めるために予め定められてプログラム内に記述された判定用算出式を用いて、前記有価証券買取システムへの買取請求または前記売買市場への売注文の発注のいずれが前記顧客に有利かを判断し、前記有価証券買取システムへの買取請求が前記顧客に有利と判断した場合には、前記有価証券買取システムへ通信回線を介して前記注文データの前記銘柄識別情報および前記注文数量を含む買取請求信号を送信し、前記売買市場への売注文の発注が前記顧客に有利と判断した場合には、前記注文データを、前記売注文データとして前記注文識別情報と対応付けて前記売注文用記憶手段に記憶させることにより、前記売買市場への売注文の発注処理を実行する売買区分・換金方法判定処理手段と、
互いに同一の前記銘柄識別情報に対応付けられて前記買注文用記憶手段に前記買注文データの注文数量として記憶された買注文数量と前記売注文用記憶手段に前記売注文データの注文数量として記憶された売注文数量とを突き合わせ、これらの同一の銘柄についての買注文数量と売注文数量とが対応している分を買注文および売注文の約定数量として決定する処理を実行する約定処理手段と、
この約定処理手段により決定した買注文の前記約定数量を、前記買注文データの前記顧客識別情報、前記銘柄識別情報、前記売買区分、および前記注文識別情報と対応させて記憶するとともに、売注文の前記約定数量を、前記売注文データの前記顧客識別情報、前記銘柄識別情報、前記売買区分、および前記注文識別情報と対応させて記憶する振替処理データベースと、
前記売買区分・換金方法判定処理手段により前記有価証券買取システムへの買取請求を行った売注文用の前記注文データについて、前記注文データ記憶手段に記憶された当該注文データの前記注文数量を、当該注文データの前記顧客識別情報および前記銘柄識別情報と同一の顧客識別情報および同一の銘柄識別情報に対応付けられて前記顧客口座データベースに記憶された前記証券残高データから減算するとともに、前記有価証券買取システムへの買取請求による換金額を、当該注文データの前記顧客識別情報と同一の顧客識別情報に対応付けられて前記顧客口座データベースに記憶された前記資金残高データに加算する処理を実行する換金処理手段と、
前記振替処理データベースに記憶された前記注文データの前記売買区分が買いを示す情報である場合には、当該注文データの前記約定数量を、当該注文データの前記顧客識別情報および前記銘柄識別情報と同一の顧客識別情報および同一の銘柄識別情報に対応付けられて前記顧客口座データベースに記憶された前記証券残高データに加算するとともに、当該注文データの前記約定数量の代金相当額を、当該注文データの前記顧客識別情報と同一の顧客識別情報に対応付けられて前記顧客口座データベースに記憶された前記資金残高データから減算する買注文用の振替処理を実行し、前記振替処理データベースに記憶された前記注文データの前記売買区分が売りを示す情報である場合には、当該注文データの前記約定数量を、当該注文データの前記顧客識別情報および前記銘柄識別情報と同一の顧客識別情報および同一の銘柄識別情報に対応付けられて前記顧客口座データベースに記憶された前記証券残高データから減算するとともに、当該注文データの前記約定数量の代金相当額を、当該注文データの前記顧客識別情報と同一の顧客識別情報に対応付けられて前記顧客口座データベースに記憶された前記資金残高データに加算する売注文用の振替処理を実行する振替処理手段と
を備えたことを特徴とするものである。
前記買注文用記憶手段は、前記買注文データを、前記注文識別情報および約定済み若しくは未約定の別を示す約定フラグと対応付けて記憶する構成とされ、
前記売注文用記憶手段は、前記売注文データを、前記注文識別情報および前記約定フラグと対応付けて記憶する構成とされ、
前記売買区分・換金方法判定処理手段は、
前記買注文用記憶手段に新規な買注文データを記憶させる際には、前記新規な買注文データを、前記注文識別情報および未約定を示す状態とされた前記約定フラグと対応付けて記憶させるとともに、前記売注文用記憶手段に新規な売注文データを記憶させる際には、前記新規な売注文データを、前記注文識別情報および未約定を示す状態とされた前記約定フラグと対応付けて記憶させる処理を実行する構成とされ、
前記約定処理手段は、
前記売買区分・換金方法判定処理手段により前記買注文用記憶手段に前記新規の買注文データが記憶される都度に、前記買注文用記憶手段に記憶された前記新規の買注文データの買注文数量と、前記新規の買注文データに含まれる前記銘柄識別情報と同一の銘柄識別情報を含み、かつ、未約定を示す状態とされた前記約定フラグと対応付けられて前記売注文用記憶手段に記憶された前記売注文データの売注文数量とを突き合わせるとともに、前記売買区分・換金方法判定処理手段により前記売注文用記憶手段に前記新規の売注文データが記憶される都度に、前記売注文用記憶手段に記憶された前記新規の売注文データの売注文数量と、前記新規の売注文データに含まれる前記銘柄識別情報と同一の銘柄識別情報を含み、かつ、未約定を示す状態とされた前記約定フラグと対応付けられて前記買注文用記憶手段に記憶された前記買注文データの買注文数量とを突き合わせ、これらの同一の銘柄についての買注文数量と売注文数量とが対応している分を買注文および売注文の約定数量として決定し、約定させた前記買注文データおよび前記売注文データに対応付けられた前記約定フラグを未約定から約定済みを示す状態に更新する処理を実行する構成とすることができる。
前記売買区分・換金方法判定処理手段は、
前記注文受付処理手段により受信した前記注文データの前記売買区分が買いを示す情報である場合には、前記注文データを、前記買注文データとして前記注文識別情報および未約定を示す状態とされた前記約定フラグと対応付けて前記買注文用記憶手段に記憶させることにより、前記売買市場への買注文の発注処理を実行し、
前記注文受付処理手段により受信した前記注文データの前記売買区分が売りを示す情報である場合には、前記判定用算出式を用いて、前記有価証券買取システムへの買取請求または前記売買市場への売注文の発注のいずれが前記顧客に有利かを判断し、
前記有価証券買取システムへの買取請求が前記顧客に有利と判断した場合には、前記有価証券買取システムへ通信回線を介して前記注文データの前記銘柄識別情報および前記注文数量を含む買取請求信号を送信し、
前記売買市場への売注文の発注が前記顧客に有利と判断した場合には、前記注文データの前記銘柄識別情報と同一の銘柄識別情報を含み、かつ、未約定を示す状態とされた前記約定フラグに対応付けられて前記買注文用記憶手段に記憶されている前記買注文データの買注文数量の合計数量を算出し、算出した前記買注文数量の合計数量が、前記注文データに含まれる前記顧客の指定した注文数量以上である場合には、前記顧客の指定した注文数量の全数量を市場発注用の売注文数量として含む注文データを、前記売注文データとして前記注文識別情報および未約定を示す状態とされた前記約定フラグと対応付けて前記売注文用記憶手段に記憶させることにより、前記売買市場への売注文の発注処理を実行し、算出した前記買注文数量の合計数量が、前記顧客の指定した注文数量未満である場合には、前記顧客の指定した注文数量のうち前記買注文数量の合計数量と同一の数量分を市場発注用の売注文数量として含む注文データを、前記売注文データとして前記注文識別情報および未約定を示す状態とされた前記約定フラグと対応付けて前記売注文用記憶手段に記憶させることにより、前記売買市場への売注文の発注処理を実行するとともに、前記有価証券買取システムへ前記通信回線を介して前記注文データの前記銘柄識別情報および前記顧客の指定した注文数量から前記買注文数量の合計数量を減じた残注文数量を含む買取請求信号を送信し、前記注文データの前記銘柄識別情報と同一の銘柄識別情報を含み、かつ、未約定を示す状態とされた前記約定フラグに対応付けられて前記買注文用記憶手段に記憶されている前記買注文データがない場合には、前記有価証券買取システムへ前記通信回線を介して前記注文データの前記銘柄識別情報および前記注文数量を含む買取請求信号を送信する処理を実行する構成とすることができる。
前記売買区分・換金方法判定処理手段は、
前記注文受付処理手段により受信した前記注文データの前記売買区分が買いを示す情報である場合には、前記注文データを、前記買注文データとして前記注文識別情報および未約定を示す状態とされた前記約定フラグと対応付けて前記買注文用記憶手段に記憶させることにより、前記売買市場への買注文の発注処理を実行し、
前記注文受付処理手段により受信した前記注文データの前記売買区分が売りを示す情報である場合には、前記判定用算出式を用いて、前記有価証券買取システムへの買取請求または前記売買市場への売注文の発注のいずれが前記顧客に有利かを判断し、
前記有価証券買取システムへの買取請求が前記顧客に有利と判断した場合には、前記有価証券買取システムへ通信回線を介して前記注文データの前記銘柄識別情報および前記注文数量を含む買取請求信号を送信し、
前記売買市場への売注文の発注が前記顧客に有利と判断した場合には、前記注文受付処理手段により受信した前記注文データに含まれる前記顧客の指定した注文数量の全数量を市場発注用の売注文数量として含む注文データを、前記売注文データとして前記注文識別情報および未約定を示す状態とされた前記約定フラグと対応付けて前記売注文用記憶手段に記憶させることにより、前記売買市場への売注文の発注処理を実行し、前記売買市場の取引時間の経過後に、前記注文データに対応付けられて前記注文データ記憶手段に記憶された前記注文識別情報と同一の注文識別情報に対応付けられて前記振替処理データベースに記憶された売注文用の前記約定数量を取得し、前記注文データ記憶手段に記憶された前記注文データに含まれる前記顧客の指定した注文数量から前記約定数量を減じた残注文数量がある場合には、前記有価証券買取システムへ通信回線を介して前記注文データの前記銘柄識別情報および前記残注文数量を含む買取請求信号を送信する処理を実行する構成とすることができる。
前記注文受付処理手段は、
前記注文データとして、前記顧客識別情報、前記銘柄識別情報、前記売買区分、および前記注文数量に加え、前記顧客が何日以内の換金を希望するのかを指定した換金期間指定情報を受信する構成とされ、
前記売買区分・換金方法判定処理手段は、
前記注文受付処理手段により受信した前記注文データの前記売買区分が買いを示す情報である場合には、前記注文データを、前記買注文データとして前記注文識別情報および未約定を示す状態とされた前記約定フラグと対応付けて前記買注文用記憶手段に記憶させることにより、前記売買市場への買注文の発注処理を実行し、
前記注文受付処理手段により受信した前記注文データの前記売買区分が売りを示す情報である場合には、前記判定用算出式を用いて、前記有価証券買取システムへの買取請求または前記売買市場への売注文の発注のいずれが前記顧客に有利なのかの最初の判断処理を実行し、
この最初の判断処理で、前記有価証券買取システムへの買取請求が前記顧客に有利と判断した場合には、前記有価証券買取システムへ通信回線を介して前記注文データの前記銘柄識別情報および前記注文数量を含む買取請求信号を送信し、
前記最初の判断処理で、前記売買市場への売注文の発注が前記顧客に有利と判断した場合には、前記注文受付処理手段により受信した前記注文データに含まれる前記顧客の指定した注文数量の全数量を市場発注用の売注文数量として含む注文データを、前記売注文データとして前記注文識別情報および未約定を示す状態とされた前記約定フラグと対応付けて前記売注文用記憶手段に記憶させることにより、前記売買市場への売注文の発注処理を実行し、さらに、前記有価証券買取システムへの買取請求による代金の受渡日が前記注文データ記憶手段に記憶された前記注文データに含まれる前記換金期間指定情報により指定された期間の最終日に当たる取引日まで、前記判定用算出式を用いて、前記有価証券買取システムへの買取請求または前記売買市場への売注文の発注のいずれが前記顧客に有利なのかの2回目以降の判断処理を繰り返し実行し、
この2回目以降の判断処理で、前記有価証券買取システムへの買取請求が前記顧客に有利と判断した場合、または前記有価証券買取システムへの買取請求による代金の受渡日が前記注文データ記憶手段に記憶された前記注文データに含まれる前記換金期間指定情報により指定された期間の最終日に当たる取引日になった時点で、前記注文データに対応付けられて前記注文データ記憶手段に記憶された前記注文識別情報と同一の注文識別情報に対応付けられて前記振替処理データベースに記憶された売注文用の前記約定数量を取得し、前記注文データ記憶手段に記憶された前記注文データに含まれる前記顧客の指定した注文数量から前記約定数量を減じた残注文数量がある場合には、前記有価証券買取システムへ通信回線を介して前記注文データの前記銘柄識別情報および前記残注文数量を含む買取請求信号を送信する処理を実行する構成とすることができる。
前記振替処理データベースは、
前記約定数量を、前記注文データの前記顧客識別情報、前記銘柄識別情報、前記売買区分、前記注文識別情報、および振替済み若しくは未振替の別を示す振替フラグと対応付けて記憶する構成とされ、
前記約定処理手段は、
買注文数量判定処理手段および売注文数量判定処理手段を備え、
前記買注文数量判定処理手段は、
前記売買区分・換金方法判定処理手段により前記買注文用記憶手段に前記新規の買注文データが記憶された場合に、当該新規の買注文データの前記銘柄識別情報と同一の銘柄識別情報を含む売注文データであって前記約定フラグが未約定を示す状態になっている売注文データが、前記売注文用記憶手段に記憶されているか否かを判定することにより、約定可能な売注文データの有無を判定し、約定可能な売注文データがあると判定したときに、前記売注文用記憶手段に記憶された前記約定可能な売注文データの売注文数量と当該新規の買注文データの買注文数量との大小関係を比較し、大小関係に応じた第1から第3のケースの処理として、
(1)前記売注文数量が前記買注文数量よりも大きい第1のケースでは、前記買注文数量と同一の数量を、当該新規の買注文データの約定数量として、当該新規の買注文データの前記顧客識別情報、前記銘柄識別情報、前記売買区分、前記注文識別情報、および未振替を示す状態とされた前記振替フラグと対応付けて前記振替処理データベースに記憶させ、かつ、前記買注文数量と同一の数量を、前記約定可能な売注文データの約定数量として、前記約定可能な売注文データの前記顧客識別情報、前記銘柄識別情報、前記売買区分、前記注文識別情報、および未振替を示す状態とされた前記振替フラグと対応付けて前記振替処理データベースに記憶させるとともに、前記買注文用記憶手段に記憶された当該新規の買注文データに対応する前記約定フラグを未約定から約定済みを示す状態に更新し、かつ、前記売注文用記憶手段に記憶された前記約定可能な売注文データの売注文数量から前記約定数量を減算する第1の約定処理を実行し、
(2)前記売注文数量が前記買注文数量と等しい第2のケースでは、前記売注文数量または前記買注文数量と同一の数量を、当該新規の買注文データの約定数量として、当該新規の買注文データの前記顧客識別情報、前記銘柄識別情報、前記売買区分、前記注文識別情報、および未振替を示す状態とされた前記振替フラグと対応付けて前記振替処理データベースに記憶させ、かつ、前記売注文数量または前記買注文数量と同一の数量を、前記約定可能な売注文データの約定数量として、前記約定可能な売注文データの前記顧客識別情報、前記銘柄識別情報、前記売買区分、前記注文識別情報、および未振替を示す状態とされた前記振替フラグと対応付けて前記振替処理データベースに記憶させるとともに、前記買注文用記憶手段に記憶された当該新規の買注文データに対応する前記約定フラグを未約定から約定済みを示す状態に更新し、かつ、前記売注文用記憶手段に記憶された前記約定可能な売注文データに対応する前記約定フラグを未約定から約定済みを示す状態に更新する第2の約定処理を実行し、
(3)前記売注文数量が前記買注文数量よりも小さい第3のケースでは、前記売注文数量と同一の数量を、当該新規の買注文データの約定数量として、当該新規の買注文データの前記顧客識別情報、前記銘柄識別情報、前記売買区分、前記注文識別情報、および未振替を示す状態とされた前記振替フラグと対応付けて前記振替処理データベースに記憶させ、かつ、前記売注文数量と同一の数量を、前記約定可能な売注文データの約定数量として、前記約定可能な売注文データの前記顧客識別情報、前記銘柄識別情報、前記売買区分、前記注文識別情報、および未振替を示す状態とされた前記振替フラグと対応付けて前記振替処理データベースに記憶させるとともに、前記売注文用記憶手段に記憶された前記約定可能な売注文データに対応する前記約定フラグを未約定から約定済みを示す状態に更新し、かつ、前記買注文用記憶手段に記憶された当該新規の買注文データの買注文数量から前記約定数量を減算する第3の約定処理を実行し、さらに、他の約定可能な売注文データがある場合には、前記他の約定可能な売注文データの売注文数量と当該新規の買注文データの減算された更新後の買注文数量との大小関係を比較し、大小関係に応じた第1から第3のケースの処理を実行する構成とされ、
前記売注文数量判定処理手段は、
前記売買区分・換金方法判定処理手段により前記売注文用記憶手段に前記新規の売注文データが記憶された場合に、当該新規の売注文データの前記銘柄識別情報と同一の銘柄識別情報を含む買注文データであって前記約定フラグが未約定を示す状態になっている買注文データが、前記買注文用記憶手段に記憶されているか否かを判定することにより、約定可能な買注文データの有無を判定し、約定可能な買注文データがあると判定したときに、前記買注文用記憶手段に記憶された前記約定可能な買注文データの買注文数量と当該新規の売注文データの売注文数量との大小関係を比較し、大小関係に応じた第4から第6のケースの処理として、
(4)前記買注文数量が前記売注文数量よりも大きい第4のケースでは、前記売注文数量と同一の数量を、当該新規の売注文データの約定数量として、当該新規の売注文データの前記顧客識別情報、前記銘柄識別情報、前記売買区分、前記注文識別情報、および未振替を示す状態とされた前記振替フラグと対応付けて前記振替処理データベースに記憶させ、かつ、前記売注文数量と同一の数量を、前記約定可能な買注文データの約定数量として、前記約定可能な買注文データの前記顧客識別情報、前記銘柄識別情報、前記売買区分、前記注文識別情報、および未振替を示す状態とされた前記振替フラグと対応付けて前記振替処理データベースに記憶させるとともに、前記売注文用記憶手段に記憶された当該新規の売注文データに対応する前記約定フラグを未約定から約定済みを示す状態に更新し、かつ、前記買注文用記憶手段に記憶された前記約定可能な買注文データの買注文数量から前記約定数量を減算する第4の約定処理を実行し、
(5)前記買注文数量が前記売注文数量と等しい第5のケースでは、前記買注文数量または前記売注文数量と同一の数量を、当該新規の売注文データの約定数量として、当該新規の売注文データの前記顧客識別情報、前記銘柄識別情報、前記売買区分、前記注文識別情報、および未振替を示す状態とされた前記振替フラグと対応付けて前記振替処理データベースに記憶させ、かつ、前記買注文数量または前記売注文数量と同一の数量を、前記約定可能な買注文データの約定数量として、前記約定可能な買注文データの前記顧客識別情報、前記銘柄識別情報、前記売買区分、前記注文識別情報、および未振替を示す状態とされた前記振替フラグと対応付けて前記振替処理データベースに記憶させるとともに、前記売注文用記憶手段に記憶された当該新規の売注文データに対応する前記約定フラグを未約定から約定済みを示す状態に更新し、かつ、前記買注文用記憶手段に記憶された前記約定可能な買注文データに対応する前記約定フラグを未約定から約定済みを示す状態に更新する第5の約定処理を実行し、
(6)前記買注文数量が前記売注文数量よりも小さい第6のケースでは、前記買注文数量と同一の数量を、当該新規の売注文データの約定数量として、当該新規の売注文データの前記顧客識別情報、前記銘柄識別情報、前記売買区分、前記注文識別情報、および未振替を示す状態とされた前記振替フラグと対応付けて前記振替処理データベースに記憶させ、かつ、前記買注文数量と同一の数量を、前記約定可能な買注文データの約定数量として、前記約定可能な買注文データの前記顧客識別情報、前記銘柄識別情報、前記売買区分、前記注文識別情報、および未振替を示す状態とされた前記振替フラグと対応付けて前記振替処理データベースに記憶させるとともに、前記買注文用記憶手段に記憶された前記約定可能な買注文データに対応する前記約定フラグを未約定から約定済みを示す状態に更新し、かつ、前記売注文用記憶手段に記憶された当該新規の売注文データの売注文数量から前記約定数量を減算する第6の約定処理を実行し、さらに、他の約定可能な買注文データがある場合には、前記他の約定可能な買注文データの買注文数量と当該新規の売注文データの減算された更新後の売注文数量との大小関係を比較し、大小関係に応じた第4から第6のケースの処理を実行する構成とされ、
前記振替処理手段は、
前記買注文用の振替処理および前記売注文用の振替処理に加え、振替処理を行った前記注文データについて前記振替処理データベースに記憶された前記振替フラグを、未振替から振替済みを示す状態に更新する振替フラグ更新処理を実行する構成とすることができる。
前記売買区分・換金方法判定処理手段は、
前記買注文用記憶手段に前記新規な買注文データを記憶させる際には、前記新規な買注文データに対し、先に注文された前記顧客の買注文を優先して約定させるための買注文用の優先順位管理番号を付与し、前記新規な買注文データを、前記注文識別情報、未約定を示す状態とされた前記約定フラグ、および前記買注文用の優先順位管理番号と対応付けて記憶させるとともに、
前記売注文用記憶手段に前記新規な売注文データを記憶させる際には、前記新規な売注文データに対し、先に注文された前記顧客の売注文を優先して約定させるための売注文用の優先順位管理番号を付与し、前記新規な売注文データを、前記注文識別情報、未約定を示す状態とされた前記約定フラグ、および前記売注文用の優先順位管理番号と対応付けて記憶させる処理を実行する構成とされ、
前記買注文数量判定処理手段は、
前記売買区分・換金方法判定処理手段により前記買注文用記憶手段に前記新規の買注文データが記憶された場合に、当該新規の買注文データの前記銘柄識別情報と同一の銘柄識別情報を含む売注文データであって前記約定フラグが未約定を示す状態になっている売注文データが、前記売注文用記憶手段に記憶されているか否かを判定することにより、約定可能な売注文データの有無を判定し、約定可能な売注文データがあると判定したときに、前記約定可能な売注文データのうち最も優先順位の高い前記売注文用の優先順位管理番号に対応付けられて前記売注文用記憶手段に記憶された前記約定可能な売注文データの売注文数量と当該新規の買注文データの買注文数量との大小関係を比較し、大小関係に応じた第1から第3のケースの処理として、
(1)前記売注文数量が前記買注文数量よりも大きい第1のケースでは、前記買注文数量と同一の数量を、当該新規の買注文データの約定数量として、当該新規の買注文データの前記顧客識別情報、前記銘柄識別情報、前記売買区分、前記注文識別情報、および未振替を示す状態とされた前記振替フラグと対応付けて前記振替処理データベースに記憶させ、かつ、前記買注文数量と同一の数量を、最も優先順位の高い前記売注文用の優先順位管理番号に対応付けられた前記約定可能な売注文データの約定数量として、この約定可能な売注文データの前記顧客識別情報、前記銘柄識別情報、前記売買区分、前記注文識別情報、および未振替を示す状態とされた前記振替フラグと対応付けて前記振替処理データベースに記憶させるとともに、前記買注文用記憶手段に記憶された当該新規の買注文データに対応する前記約定フラグを未約定から約定済みを示す状態に更新し、かつ、最も優先順位の高い前記売注文用の優先順位管理番号に対応付けられて前記売注文用記憶手段に記憶された前記約定可能な売注文データの売注文数量から前記約定数量を減算する第1の約定処理を実行し、
(2)前記売注文数量が前記買注文数量と等しい第2のケースでは、前記売注文数量または前記買注文数量と同一の数量を、当該新規の買注文データの約定数量として、当該新規の買注文データの前記顧客識別情報、前記銘柄識別情報、前記売買区分、前記注文識別情報、および未振替を示す状態とされた前記振替フラグと対応付けて前記振替処理データベースに記憶させ、かつ、前記売注文数量または前記買注文数量と同一の数量を、最も優先順位の高い前記売注文用の優先順位管理番号に対応付けられた前記約定可能な売注文データの約定数量として、この約定可能な売注文データの前記顧客識別情報、前記銘柄識別情報、前記売買区分、前記注文識別情報、および未振替を示す状態とされた前記振替フラグと対応付けて前記振替処理データベースに記憶させるとともに、前記買注文用記憶手段に記憶された当該新規の買注文データに対応する前記約定フラグを未約定から約定済みを示す状態に更新し、かつ、最も優先順位の高い前記売注文用の優先順位管理番号に対応付けられて前記売注文用記憶手段に記憶された前記約定可能な売注文データに対応する前記約定フラグを未約定から約定済みを示す状態に更新する第2の約定処理を実行し、
(3)前記売注文数量が前記買注文数量よりも小さい第3のケースでは、前記売注文数量と同一の数量を、当該新規の買注文データの約定数量として、当該新規の買注文データの前記顧客識別情報、前記銘柄識別情報、前記売買区分、前記注文識別情報、および未振替を示す状態とされた前記振替フラグと対応付けて前記振替処理データベースに記憶させ、かつ、前記売注文数量と同一の数量を、最も優先順位の高い前記売注文用の優先順位管理番号に対応付けられた前記約定可能な売注文データの約定数量として、この約定可能な売注文データの前記顧客識別情報、前記銘柄識別情報、前記売買区分、前記注文識別情報、および未振替を示す状態とされた前記振替フラグと対応付けて前記振替処理データベースに記憶させるとともに、最も優先順位の高い前記売注文用の優先順位管理番号に対応付けられて前記売注文用記憶手段に記憶された前記約定可能な売注文データに対応する前記約定フラグを未約定から約定済みを示す状態に更新し、かつ、前記買注文用記憶手段に記憶された当該新規の買注文データの買注文数量から前記約定数量を減算する第3の約定処理を実行し、さらに、前記約定可能な売注文データのうち次に優先順位の高い前記売注文用の優先順位管理番号に対応付けられて前記売注文用記憶手段に記憶された前記約定可能な売注文データがある場合には、この売注文データの売注文数量と当該新規の買注文データの減算された更新後の買注文数量との大小関係を比較し、大小関係に応じた第1から第3のケースの処理を実行する構成とされ、
前記売注文数量判定処理手段は、
前記売買区分・換金方法判定処理手段により前記売注文用記憶手段に前記新規の売注文データが記憶された場合に、当該新規の売注文データの前記銘柄識別情報と同一の銘柄識別情報を含む買注文データであって前記約定フラグが未約定を示す状態になっている買注文データが、前記買注文用記憶手段に記憶されているか否かを判定することにより、約定可能な買注文データの有無を判定し、約定可能な買注文データがあると判定したときに、前記約定可能な買注文データのうち最も優先順位の高い前記買注文用の優先順位管理番号に対応付けられて前記買注文用記憶手段に記憶された前記約定可能な買注文データの買注文数量と当該新規の売注文データの売注文数量との大小関係を比較し、大小関係に応じた第4から第6のケースの処理として、
(4)前記買注文数量が前記売注文数量よりも大きい第4のケースでは、前記売注文数量と同一の数量を、当該新規の売注文データの約定数量として、当該新規の売注文データの前記顧客識別情報、前記銘柄識別情報、前記売買区分、前記注文識別情報、および未振替を示す状態とされた前記振替フラグと対応付けて前記振替処理データベースに記憶させ、かつ、前記売注文数量と同一の数量を、最も優先順位の高い前記買注文用の優先順位管理番号に対応付けられた前記約定可能な買注文データの約定数量として、この約定可能な買注文データの前記顧客識別情報、前記銘柄識別情報、前記売買区分、前記注文識別情報、および未振替を示す状態とされた前記振替フラグと対応付けて前記振替処理データベースに記憶させるとともに、前記売注文用記憶手段に記憶された当該新規の売注文データに対応する前記約定フラグを未約定から約定済みを示す状態に更新し、かつ、最も優先順位の高い前記買注文用の優先順位管理番号に対応付けられて前記買注文用記憶手段に記憶された前記約定可能な買注文データの買注文数量から前記約定数量を減算する第4の約定処理を実行し、
(5)前記買注文数量が前記売注文数量と等しい第5のケースでは、前記買注文数量または前記売注文数量と同一の数量を、当該新規の売注文データの約定数量として、当該新規の売注文データの前記顧客識別情報、前記銘柄識別情報、前記売買区分、前記注文識別情報、および未振替を示す状態とされた前記振替フラグと対応付けて前記振替処理データベースに記憶させ、かつ、前記買注文数量または前記売注文数量と同一の数量を、最も優先順位の高い前記買注文用の優先順位管理番号に対応付けられた前記約定可能な買注文データの約定数量として、この約定可能な買注文データの前記顧客識別情報、前記銘柄識別情報、前記売買区分、前記注文識別情報、および未振替を示す状態とされた前記振替フラグと対応付けて前記振替処理データベースに記憶させるとともに、前記売注文用記憶手段に記憶された当該新規の売注文データに対応する前記約定フラグを未約定から約定済みを示す状態に更新し、かつ、最も優先順位の高い前記買注文用の優先順位管理番号に対応付けられて前記買注文用記憶手段に記憶された前記約定可能な買注文データに対応する前記約定フラグを未約定から約定済みを示す状態に更新する第5の約定処理を実行し、
(6)前記買注文数量が前記売注文数量よりも小さい第6のケースでは、前記買注文数量と同一の数量を、当該新規の売注文データの約定数量として、当該新規の売注文データの前記顧客識別情報、前記銘柄識別情報、前記売買区分、前記注文識別情報、および未振替を示す状態とされた前記振替フラグと対応付けて前記振替処理データベースに記憶させ、かつ、前記買注文数量と同一の数量を、最も優先順位の高い前記買注文用の優先順位管理番号に対応付けられた前記約定可能な買注文データの約定数量として、この約定可能な買注文データの前記顧客識別情報、前記銘柄識別情報、前記売買区分、前記注文識別情報、および未振替を示す状態とされた前記振替フラグと対応付けて前記振替処理データベースに記憶させるとともに、最も優先順位の高い前記買注文用の優先順位管理番号に対応付けられて前記買注文用記憶手段に記憶された前記約定可能な買注文データに対応する前記約定フラグを未約定から約定済みを示す状態に更新し、かつ、前記売注文用記憶手段に記憶された当該新規の売注文データの売注文数量から前記約定数量を減算する第6の約定処理を実行し、さらに、前記約定可能な買注文データのうち次に優先順位の高い前記買注文用の優先順位管理番号に対応付けられて前記買注文用記憶手段に記憶された前記約定可能な買注文データがある場合には、この買注文データの買注文数量と当該新規の売注文データの減算された更新後の売注文数量との大小関係を比較し、大小関係に応じた第4から第6のケースの処理を実行する構成とすることが望ましい。
前記買注文用記憶手段は、前記買注文データを、前記注文識別情報および約定済み若しくは未約定の別を示す約定フラグと対応付けて記憶する構成とされ、
前記売注文用記憶手段は、前記売注文データを、前記注文識別情報および前記約定フラグと対応付けて記憶する構成とされ、
前記約定処理手段は、
1日のうち予め定められた少なくとも1回の約定処理時刻に、互いに同一の前記銘柄識別情報を含み、かつ、未約定を示す状態とされた前記約定フラグに対応付けられて前記買注文用記憶手段に記憶された前記買注文データの買注文数量と前記売注文用記憶手段に記憶された前記売注文データの売注文数量とを突き合わせ、これらの同一の銘柄についての買注文数量と売注文数量とが対応している分を買注文および売注文の約定数量として決定し、約定させた前記買注文データおよび前記売注文データに対応付けられた前記約定フラグを未約定から約定済みを示す状態に更新する処理を実行する構成とすることができる。
前記売買区分・換金方法判定処理手段は、
前記注文受付処理手段により受信した前記注文データの前記売買区分が買いを示す情報である場合には、前記注文データを、前記買注文データとして前記注文識別情報および未約定を示す状態とされた前記約定フラグと対応付けて前記買注文用記憶手段に記憶させることにより、前記売買市場への買注文の発注処理を実行し、
前記注文受付処理手段により受信した前記注文データの前記売買区分が売りを示す情報である場合には、前記判定用算出式を用いて、前記有価証券買取システムへの買取請求または前記売買市場への売注文の発注のいずれが前記顧客に有利かを判断し、
前記有価証券買取システムへの買取請求が前記顧客に有利と判断した場合には、前記有価証券買取システムへ通信回線を介して前記注文データの前記銘柄識別情報および前記注文数量を含む買取請求信号を送信し、
前記売買市場への売注文の発注が前記顧客に有利と判断した場合には、前記注文受付処理手段により受信した前記注文データの前記銘柄識別情報と同一の銘柄識別情報を含み、かつ、未約定を示す状態とされた前記約定フラグに対応付けられて前記買注文用記憶手段に記憶されている前記買注文データの買注文数量の合計数量を算出するとともに、前記注文受付処理手段により受信した前記注文データの前記銘柄識別情報と同一の銘柄識別情報を含み、かつ、未約定を示す状態とされた前記約定フラグに対応付けられて前記売注文用記憶手段に記憶されている前記売注文データの売注文数量の合計数量を算出し、前記買注文数量の合計数量が前記売注文数量の合計数量よりも大きいか否かを判断し、前記買注文数量の合計数量が前記売注文数量の合計数量よりも大きい場合には、その差に相当する買注文の超過数量が、前記注文受付処理手段により受信した前記注文データに含まれる前記顧客の指定した注文数量以上であるか否かを判断し、前記買注文の超過数量が前記顧客の指定した注文数量以上である場合には、前記顧客の指定した注文数量の全数量を市場発注用の売注文数量として含む注文データを、前記売注文データとして前記注文識別情報および未約定を示す状態とされた前記約定フラグと対応付けて前記売注文用記憶手段に記憶させることにより、前記売買市場への売注文の発注処理を実行し、前記買注文の超過数量が前記顧客の指定した注文数量未満である場合には、前記顧客の指定した注文数量のうち前記買注文の超過数量と同一の数量分を市場発注用の売注文数量として含む注文データを、前記売注文データとして前記注文識別情報および未約定を示す状態とされた前記約定フラグと対応付けて前記売注文用記憶手段に記憶させることにより、前記売買市場への売注文の発注処理を実行するとともに、前記有価証券買取システムへ前記通信回線を介して前記注文データの前記銘柄識別情報および前記顧客の指定した注文数量から前記買注文の超過数量を減じた残注文数量を含む買取請求信号を送信し、前記買注文の超過数量がない場合には、前記有価証券買取システムへ前記通信回線を介して前記注文データの前記銘柄識別情報および前記注文数量を含む買取請求信号を送信する処理を実行する構成とすることができる。
前記売買区分・換金方法判定処理手段は、
前記注文受付処理手段により受信した前記注文データの前記売買区分が買いを示す情報である場合には、前記注文データを、前記買注文データとして前記注文識別情報および未約定を示す状態とされた前記約定フラグと対応付けて前記買注文用記憶手段に記憶させることにより、前記売買市場への買注文の発注処理を実行し、
前記注文受付処理手段により受信した前記注文データの前記売買区分が売りを示す情報である場合には、前記判定用算出式を用いて、前記有価証券買取システムへの買取請求または前記売買市場への売注文の発注のいずれが前記顧客に有利かを判断し、
前記有価証券買取システムへの買取請求が前記顧客に有利と判断した場合には、前記有価証券買取システムへ通信回線を介して前記注文データの前記銘柄識別情報および前記注文数量を含む買取請求信号を送信し、
前記売買市場への売注文の発注が前記顧客に有利と判断した場合には、前記注文受付処理手段により受信した前記注文データに含まれる前記顧客の指定した注文数量の全数量を市場発注用の売注文数量として含む注文データを、前記売注文データとして前記注文識別情報および未約定を示す状態とされた前記約定フラグと対応付けて前記売注文用記憶手段に記憶させることにより、前記売買市場への売注文の発注処理を実行し、発注後に最初に到来した前記約定処理時刻、1日の最後の前記約定処理時刻、または予め定められた特定の前記約定処理時刻のいずれかの経過後に、前記注文データに対応付けられて前記注文データ記憶手段に記憶された前記注文識別情報と同一の注文識別情報に対応付けられて前記振替処理データベースに記憶された売注文用の前記約定数量を取得し、前記注文データ記憶手段に記憶された前記注文データに含まれる前記顧客の指定した注文数量から前記約定数量を減じた残注文数量がある場合には、前記有価証券買取システムへ通信回線を介して前記注文データの前記銘柄識別情報および前記残注文数量を含む買取請求信号を送信する処理を実行する構成とすることができる。
前記注文受付処理手段は、
前記注文データとして、前記顧客識別情報、前記銘柄識別情報、前記売買区分、および前記注文数量に加え、前記顧客が何日以内の換金を希望するのかを指定した換金期間指定情報を受信する構成とされ、
前記売買区分・換金方法判定処理手段は、
前記注文受付処理手段により受信した前記注文データの前記売買区分が買いを示す情報である場合には、前記注文データを、前記買注文データとして前記注文識別情報および未約定を示す状態とされた前記約定フラグと対応付けて前記買注文用記憶手段に記憶させることにより、前記売買市場への買注文の発注処理を実行し、
前記注文受付処理手段により受信した前記注文データの前記売買区分が売りを示す情報である場合には、前記判定用算出式を用いて、前記有価証券買取システムへの買取請求または前記売買市場への売注文の発注のいずれが前記顧客に有利なのかの最初の判断処理を実行し、
この最初の判断処理で、前記有価証券買取システムへの買取請求が前記顧客に有利と判断した場合には、前記有価証券買取システムへ通信回線を介して前記注文データの前記銘柄識別情報および前記注文数量を含む買取請求信号を送信し、
前記最初の判断処理で、前記売買市場への売注文の発注が前記顧客に有利と判断した場合には、前記注文受付処理手段により受信した前記注文データに含まれる前記顧客の指定した注文数量の全数量を市場発注用の売注文数量として含む注文データを、前記売注文データとして前記注文識別情報および未約定を示す状態とされた前記約定フラグと対応付けて前記売注文用記憶手段に記憶させることにより、前記売買市場への売注文の発注処理を実行し、さらに、前記有価証券買取システムへの買取請求による代金の受渡日が前記注文データ記憶手段に記憶された前記注文データに含まれる前記換金期間指定情報により指定された期間の最終日に当たる取引日まで、前記判定用算出式を用いて、前記有価証券買取システムへの買取請求または前記売買市場への売注文の発注のいずれが前記顧客に有利なのかの2回目以降の判断処理を繰り返し実行し、
この2回目以降の判断処理で、前記有価証券買取システムへの買取請求が前記顧客に有利と判断した場合、または前記有価証券買取システムへの買取請求による代金の受渡日が前記注文データ記憶手段に記憶された前記注文データに含まれる前記換金期間指定情報により指定された期間の最終日に当たる取引日になった時点で、前記注文データに対応付けられて前記注文データ記憶手段に記憶された前記注文識別情報と同一の注文識別情報に対応付けられて前記振替処理データベースに記憶された売注文用の前記約定数量を取得し、前記注文データ記憶手段に記憶された前記注文データに含まれる前記顧客の指定した注文数量から前記約定数量を減じた残注文数量がある場合には、前記有価証券買取システムへ通信回線を介して前記注文データの前記銘柄識別情報および前記残注文数量を含む買取請求信号を送信する処理を実行する構成とすることができる。
前記売買区分・換金方法判定処理手段は、
前記注文受付処理手段により受信した前記注文データに対し、先に注文された前記顧客の注文を優先して約定させるための優先順位管理番号を付与し、前記買注文用記憶手段に前記新規な買注文データを記憶させる際には、前記新規な買注文データを、前記注文識別情報、未約定を示す状態とされた前記約定フラグ、および前記優先順位管理番号と対応付けて記憶させるとともに、前記売注文用記憶手段に前記新規な売注文データを記憶させる際には、前記新規な売注文データを、前記注文識別情報、未約定を示す状態とされた前記約定フラグ、および前記優先順位管理番号と対応付けて記憶させる処理を実行する構成とされ、
前記約定処理手段は、
互いに同一の前記銘柄識別情報を含む前記買注文データおよび前記売注文データであって前記約定フラグが未約定を示す状態になっている前記買注文データおよび前記売注文データが前記買注文用記憶手段および前記売注文用記憶手段にそれぞれ記憶されているか否かを判定することにより、約定可能な買注文データおよび売注文データの有無を判定し、約定可能な買注文データおよび売注文データがあると判定したときに、前記買注文用記憶手段に記憶された前記約定可能な買注文データの買注文数量の合計数量Kと前記売注文用記憶手段に記憶された前記約定可能な売注文データの売注文数量の合計数量Uとの大小関係を比較し、大小関係に応じた第1から第3のケースの処理として、
(1)前記売注文数量の合計数量Uが前記買注文数量の合計数量Kよりも大きい第1のケースでは、各買注文データの買注文数量を、前記各買注文データの約定数量として、前記各買注文データの前記顧客識別情報、前記銘柄識別情報、前記売買区分、前記注文識別情報、および未振替を示す状態とされた前記振替フラグと対応付けて前記振替処理データベースに記憶させ、かつ、前記買注文用記憶手段に記憶された前記各買注文データに対応する前記約定フラグを未約定から約定済みを示す状態に更新するとともに、
前記約定可能な売注文データのうち最も優先順位の高い優先順位管理番号に対応付けられて前記売注文用記憶手段に記憶された前記約定可能な売注文データの売注文数量が、前記買注文数量の合計数量K以上である場合には、前記買注文数量の合計数量Kと同一の数量を、最も優先順位の高い優先順位管理番号に対応付けられた前記約定可能な売注文データの約定数量として、この約定可能な売注文データの前記顧客識別情報、前記銘柄識別情報、前記売買区分、前記注文識別情報、および未振替を示す状態とされた前記振替フラグと対応付けて前記振替処理データベースに記憶させ、かつ、最も優先順位の高い優先順位管理番号に対応付けられて前記売注文用記憶手段に記憶された前記約定可能な売注文データの売注文数量から前記約定数量を減算し、
前記約定可能な売注文データのうち最も優先順位の高い優先順位管理番号に対応付けられて前記売注文用記憶手段に記憶された前記約定可能な売注文データの売注文数量が、前記買注文数量の合計数量K未満である場合には、前記優先順位管理番号の優先順位の高い順に前記優先順位管理番号に対応付けられた前記約定可能な売注文データの売注文数量を合計していったときに前記買注文数量の合計数量K未満の範囲で最大となる合計数量である買注文対応範囲内最大合計数量UM、およびそのときの優先順位管理番号である買注文対応範囲内最低優先順位管理番号を求め、前記最も優先順位の高い優先順位管理番号から前記買注文対応範囲内最低優先順位管理番号までの各優先順位管理番号に対応付けられた約定可能な各売注文データの売注文数量を、これらの約定可能な各売注文データの約定数量として、これらの約定可能な各売注文データの前記顧客識別情報、前記銘柄識別情報、前記売買区分、前記注文識別情報、および未振替を示す状態とされた前記振替フラグと対応付けて前記振替処理データベースに記憶させ、かつ、前記売注文用記憶手段に記憶された前記各売注文データに対応する前記約定フラグを未約定から約定済みを示す状態に更新し、
さらに、前記買注文対応範囲内最低優先順位管理番号の次に優先順位の低い優先順位管理番号に対応付けられた前記約定可能な売注文データの売注文数量のうち、前記買注文数量の合計数量Kから前記買注文対応範囲内最大合計数量UMを減じた数量分を、前記買注文対応範囲内最低優先順位管理番号の次に優先順位の低い優先順位管理番号に対応付けられた前記約定可能な売注文データの約定数量として、この約定可能な売注文データの前記顧客識別情報、前記銘柄識別情報、前記売買区分、前記注文識別情報、および未振替を示す状態とされた前記振替フラグと対応付けて前記振替処理データベースに記憶させ、かつ、前記買注文対応範囲内最低優先順位管理番号の次に優先順位の低い優先順位管理番号に対応付けられて前記売注文用記憶手段に記憶された前記約定可能な売注文データの売注文数量から前記約定数量を減算する第1の約定処理を実行し、
(2)前記売注文数量の合計数量Uが前記買注文数量の合計数量Kと等しい第2のケースでは、各買注文データの買注文数量を、前記各買注文データの約定数量として、前記各買注文データの前記顧客識別情報、前記銘柄識別情報、前記売買区分、前記注文識別情報、および未振替を示す状態とされた前記振替フラグと対応付けて前記振替処理データベースに記憶させ、かつ、各売注文データの売注文数量を、前記各売注文データの約定数量として、前記各売注文データの前記顧客識別情報、前記銘柄識別情報、前記売買区分、前記注文識別情報、および未振替を示す状態とされた前記振替フラグと対応付けて前記振替処理データベースに記憶させるとともに、前記買注文用記憶手段に記憶された前記各買注文データに対応する前記約定フラグを未約定から約定済みを示す状態に更新し、かつ、前記売注文用記憶手段に記憶された前記各売注文データに対応する前記約定フラグを未約定から約定済みを示す状態に更新する第2の約定処理を実行し、
(3)前記売注文数量の合計数量Uが前記買注文数量の合計数量Kよりも小さい第3のケースでは、各売注文データの売注文数量を、前記各売注文データの約定数量として、前記各売注文データの前記顧客識別情報、前記銘柄識別情報、前記売買区分、前記注文識別情報、および未振替を示す状態とされた前記振替フラグと対応付けて前記振替処理データベースに記憶させ、かつ、前記売注文用記憶手段に記憶された前記各売注文データに対応する前記約定フラグを未約定から約定済みを示す状態に更新するとともに、
前記約定可能な買注文データのうち最も優先順位の高い優先順位管理番号に対応付けられて前記買注文用記憶手段に記憶された前記約定可能な買注文データの買注文数量が、前記売注文数量の合計数量U以上である場合には、前記売注文数量の合計数量Uと同一の数量を、最も優先順位の高い優先順位管理番号に対応付けられた前記約定可能な買注文データの約定数量として、この約定可能な買注文データの前記顧客識別情報、前記銘柄識別情報、前記売買区分、前記注文識別情報、および未振替を示す状態とされた前記振替フラグと対応付けて前記振替処理データベースに記憶させ、かつ、最も優先順位の高い優先順位管理番号に対応付けられて前記買注文用記憶手段に記憶された前記約定可能な買注文データの買注文数量から前記約定数量を減算し、
前記約定可能な買注文データのうち最も優先順位の高い優先順位管理番号に対応付けられて前記買注文用記憶手段に記憶された前記約定可能な買注文データの買注文数量が、前記売注文数量の合計数量U未満である場合には、前記優先順位管理番号の優先順位の高い順に前記優先順位管理番号に対応付けられた前記約定可能な買注文データの買注文数量を合計していったときに前記売注文数量の合計数量U未満の範囲で最大となる合計数量である売注文対応範囲内最大合計数量KM、およびそのときの優先順位管理番号である売注文対応範囲内最低優先順位管理番号を求め、前記最も優先順位の高い優先順位管理番号から前記売注文対応範囲内最低優先順位管理番号までの各優先順位管理番号に対応付けられた約定可能な各買注文データの買注文数量を、これらの約定可能な各買注文データの約定数量として、これらの約定可能な各買注文データの前記顧客識別情報、前記銘柄識別情報、前記売買区分、前記注文識別情報、および未振替を示す状態とされた前記振替フラグと対応付けて前記振替処理データベースに記憶させ、かつ、前記買注文用記憶手段に記憶された前記各買注文データに対応する前記約定フラグを未約定から約定済みを示す状態に更新し、
さらに、前記売注文対応範囲内最低優先順位管理番号の次に優先順位の低い優先順位管理番号に対応付けられた前記約定可能な買注文データの買注文数量のうち、前記売注文数量の合計数量Uから前記売注文対応範囲内最大合計数量KMを減じた数量分を、前記売注文対応範囲内最低優先順位管理番号の次に優先順位の低い優先順位管理番号に対応付けられた前記約定可能な買注文データの約定数量として、この約定可能な買注文データの前記顧客識別情報、前記銘柄識別情報、前記売買区分、前記注文識別情報、および未振替を示す状態とされた前記振替フラグと対応付けて前記振替処理データベースに記憶させ、かつ、前記売注文対応範囲内最低優先順位管理番号の次に優先順位の低い優先順位管理番号に対応付けられて前記買注文用記憶手段に記憶された前記約定可能な買注文データの買注文数量から前記約定数量を減算する第3の約定処理を実行する構成とすることができる。
前記売買区分・換金方法判定処理手段は、
前記買注文用記憶手段に前記新規な買注文データを記憶させる際には、前記新規な買注文データに対し、先に注文された前記顧客の買注文を優先して約定させるための買注文用の優先順位管理番号を付与し、前記新規な買注文データを、前記注文識別情報、未約定を示す状態とされた前記約定フラグ、および前記買注文用の優先順位管理番号と対応付けて記憶させるとともに、
前記売注文用記憶手段に前記新規な売注文データを記憶させる際には、前記新規な売注文データに対し、先に注文された前記顧客の売注文を優先して約定させるための売注文用の優先順位管理番号を付与し、前記新規な売注文データを、前記注文識別情報、未約定を示す状態とされた前記約定フラグ、および前記売注文用の優先順位管理番号と対応付けて記憶させる処理を実行する構成としてもよい。
前記有価証券は、個人向け利付国庫債券であり、前記注文数量は、注文額面金額であり、前記買注文数量は、買注文額面金額であり、前記売注文数量は、売注文額面金額であり、前記約定数量は、約定額面金額であり、前記有価証券買取システムは、日本銀行システムであり、
前記個人向け利付国庫債券の銘柄毎の利払日、並びに現在および過去の適用利率を、前記銘柄識別情報に対応付けて記憶する国債データベースを備え、
前記判定用算出式には、中途換金に対してペナルティを課すための中途換金調整額を算出する項と、経過利子を算出する項とが含まれ、
前記売買区分・換金方法判定処理手段は、
前記中途換金調整額を算出する項に、前記国債データベースに記憶された過去の所定回数の適用利率を代入し、前記経過利子を算出する項に、前記国債データベースに記憶された現在の適用利率および前回の利払日を代入する処理を実行する構成とすることが好適である。
=注文額面金額−中途換金調整額+経過利子相当額 ・・・・・・・・・・(1)
=(1/2)×(前々回の適用利率/100+前回の適用利率/100)
×注文額面金額×0.8 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・(2)
=(直前の利払日から受渡日までの経過日数/365)
×(現在の適用利率/100)×注文額面金額 ・・・・・・・・(3)
=注文額面金額−手数料+経過利子相当額 ・・・・・・・・・・・・・・(4)
=経過利子相当額−中途換金調整額 ・・・・・・・・・・・・・・・・(5)
−{注文額面金額+経過利子相当額×(1−放棄率)}
=経過利子相当額×放棄率−中途換金調整額 ・・・・・・・・・・・・(6)
未満である場合には、顧客の指定した注文額面金額(注文数量)のうち買注文の超過額面金額(超過数量)と同一の数量分(同一の金額分)を市場発注用の売注文額面金額(売注文数量)として含む注文データを、売注文データとして注文識別情報(注文番号)および未約定を示す状態とされた約定フラグと対応付けて売注文用記憶手段34(図5参照)に記憶させることにより、PTS市場への売注文の発注処理を実行するとともに、注文データに含まれた銘柄識別情報および顧客の指定した注文額面金額(注文数量)から買注文の超過額面金額(超過数量)を減じた残注文額面金額(残注文数量)を含む買取請求信号を、専用線2を介して日本銀行システム50へ送信する処理を実行する。
2 通信回線である専用線
10 有価証券売買処理システムである国債売買処理システム
21 注文受付処理手段
22 売買区分・換金方法判定処理手段
23 約定処理手段
24 振替処理手段
25 換金処理手段
30 注文データ記憶手段
32 国債データベース
33 買注文用記憶手段
34 売注文用記憶手段
35 振替処理データベース
36 顧客口座データベース
40 端末装置
50 有価証券買取システムである日本銀行システム
Claims (15)
- 有価証券の売買処理を実行するコンピュータにより構成された有価証券売買処理システムであって、
金融機関の顧客の口座に預けられた前記顧客の資金の残高を示す資金残高データを、顧客識別情報と対応付けて記憶するとともに、前記金融機関の前記顧客の口座に預けられた前記顧客の保有する有価証券の残高を示す証券残高データを、有価証券の銘柄識別情報および前記顧客識別情報と対応付けて記憶する顧客口座データベースと、
前記顧客またはその入力代行者の操作する端末装置から通信回線を介して送信されてくる前記顧客識別情報、売買対象の有価証券の銘柄識別情報、売買区分、および注文数量を含む注文データを受信するとともに、受信した前記注文データに注文識別情報を付与する処理を実行する注文受付処理手段と、
この注文受付処理手段により受信した前記注文データを、前記注文識別情報と対応付けて記憶する注文データ記憶手段と、
前記顧客間の有価証券の売買を実現するために前記コンピュータにより前記コンピュータ内に形成された売買市場に発注された前記注文データのうちの買注文データを、前記注文識別情報と対応付けて記憶する買注文用記憶手段と、
前記売買市場に発注された前記注文データのうちの売注文データを、前記注文識別情報と対応付けて記憶する売注文用記憶手段と、
前記注文受付処理手段により受信した前記注文データの前記売買区分が買いを示す情報である場合には、前記注文データを、前記買注文データとして前記注文識別情報と対応付けて前記買注文用記憶手段に記憶させることにより、前記売買市場への買注文の発注処理を実行し、前記注文受付処理手段により受信した前記注文データの前記売買区分が売りを示す情報である場合には、有価証券買取システムへの買取請求を行ったときの受渡金額と前記売買市場への売注文の発注を行ったときの受渡金額との差額を求めるために予め定められてプログラム内に記述された判定用算出式を用いて、前記有価証券買取システムへの買取請求または前記売買市場への売注文の発注のいずれが前記顧客に有利かを判断し、前記有価証券買取システムへの買取請求が前記顧客に有利と判断した場合には、前記有価証券買取システムへ通信回線を介して前記注文データの前記銘柄識別情報および前記注文数量を含む買取請求信号を送信し、前記売買市場への売注文の発注が前記顧客に有利と判断した場合には、前記注文データを、前記売注文データとして前記注文識別情報と対応付けて前記売注文用記憶手段に記憶させることにより、前記売買市場への売注文の発注処理を実行する売買区分・換金方法判定処理手段と、
互いに同一の前記銘柄識別情報に対応付けられて前記買注文用記憶手段に前記買注文データの注文数量として記憶された買注文数量と前記売注文用記憶手段に前記売注文データの注文数量として記憶された売注文数量とを突き合わせ、これらの同一の銘柄についての買注文数量と売注文数量とが対応している分を買注文および売注文の約定数量として決定する処理を実行する約定処理手段と、
この約定処理手段により決定した買注文の前記約定数量を、前記買注文データの前記顧客識別情報、前記銘柄識別情報、前記売買区分、および前記注文識別情報と対応させて記憶するとともに、売注文の前記約定数量を、前記売注文データの前記顧客識別情報、前記銘柄識別情報、前記売買区分、および前記注文識別情報と対応させて記憶する振替処理データベースと、
前記売買区分・換金方法判定処理手段により前記有価証券買取システムへの買取請求を行った売注文用の前記注文データについて、前記注文データ記憶手段に記憶された当該注文データの前記注文数量を、当該注文データの前記顧客識別情報および前記銘柄識別情報と同一の顧客識別情報および同一の銘柄識別情報に対応付けられて前記顧客口座データベースに記憶された前記証券残高データから減算するとともに、前記有価証券買取システムへの買取請求による換金額を、当該注文データの前記顧客識別情報と同一の顧客識別情報に対応付けられて前記顧客口座データベースに記憶された前記資金残高データに加算する処理を実行する換金処理手段と、
前記振替処理データベースに記憶された前記注文データの前記売買区分が買いを示す情報である場合には、当該注文データの前記約定数量を、当該注文データの前記顧客識別情報および前記銘柄識別情報と同一の顧客識別情報および同一の銘柄識別情報に対応付けられて前記顧客口座データベースに記憶された前記証券残高データに加算するとともに、当該注文データの前記約定数量の代金相当額を、当該注文データの前記顧客識別情報と同一の顧客識別情報に対応付けられて前記顧客口座データベースに記憶された前記資金残高データから減算する買注文用の振替処理を実行し、前記振替処理データベースに記憶された前記注文データの前記売買区分が売りを示す情報である場合には、当該注文データの前記約定数量を、当該注文データの前記顧客識別情報および前記銘柄識別情報と同一の顧客識別情報および同一の銘柄識別情報に対応付けられて前記顧客口座データベースに記憶された前記証券残高データから減算するとともに、当該注文データの前記約定数量の代金相当額を、当該注文データの前記顧客識別情報と同一の顧客識別情報に対応付けられて前記顧客口座データベースに記憶された前記資金残高データに加算する売注文用の振替処理を実行する振替処理手段と
を備えたことを特徴とする有価証券売買処理システム。 - 前記買注文用記憶手段は、前記買注文データを、前記注文識別情報および約定済み若しくは未約定の別を示す約定フラグと対応付けて記憶する構成とされ、
前記売注文用記憶手段は、前記売注文データを、前記注文識別情報および前記約定フラグと対応付けて記憶する構成とされ、
前記売買区分・換金方法判定処理手段は、
前記買注文用記憶手段に新規な買注文データを記憶させる際には、前記新規な買注文データを、前記注文識別情報および未約定を示す状態とされた前記約定フラグと対応付けて記憶させるとともに、前記売注文用記憶手段に新規な売注文データを記憶させる際には、前記新規な売注文データを、前記注文識別情報および未約定を示す状態とされた前記約定フラグと対応付けて記憶させる処理を実行する構成とされ、
前記約定処理手段は、
前記売買区分・換金方法判定処理手段により前記買注文用記憶手段に前記新規の買注文データが記憶される都度に、前記買注文用記憶手段に記憶された前記新規の買注文データの買注文数量と、前記新規の買注文データに含まれる前記銘柄識別情報と同一の銘柄識別情報を含み、かつ、未約定を示す状態とされた前記約定フラグと対応付けられて前記売注文用記憶手段に記憶された前記売注文データの売注文数量とを突き合わせるとともに、前記売買区分・換金方法判定処理手段により前記売注文用記憶手段に前記新規の売注文データが記憶される都度に、前記売注文用記憶手段に記憶された前記新規の売注文データの売注文数量と、前記新規の売注文データに含まれる前記銘柄識別情報と同一の銘柄識別情報を含み、かつ、未約定を示す状態とされた前記約定フラグと対応付けられて前記買注文用記憶手段に記憶された前記買注文データの買注文数量とを突き合わせ、これらの同一の銘柄についての買注文数量と売注文数量とが対応している分を買注文および売注文の約定数量として決定し、約定させた前記買注文データおよび前記売注文データに対応付けられた前記約定フラグを未約定から約定済みを示す状態に更新する処理を実行する構成とされている
ことを特徴とする請求項1に記載の有価証券売買処理システム。 - 前記売買区分・換金方法判定処理手段は、
前記注文受付処理手段により受信した前記注文データの前記売買区分が買いを示す情報である場合には、前記注文データを、前記買注文データとして前記注文識別情報および未約定を示す状態とされた前記約定フラグと対応付けて前記買注文用記憶手段に記憶させることにより、前記売買市場への買注文の発注処理を実行し、
前記注文受付処理手段により受信した前記注文データの前記売買区分が売りを示す情報である場合には、前記判定用算出式を用いて、前記有価証券買取システムへの買取請求または前記売買市場への売注文の発注のいずれが前記顧客に有利かを判断し、
前記有価証券買取システムへの買取請求が前記顧客に有利と判断した場合には、前記有価証券買取システムへ通信回線を介して前記注文データの前記銘柄識別情報および前記注文数量を含む買取請求信号を送信し、
前記売買市場への売注文の発注が前記顧客に有利と判断した場合には、前記注文データの前記銘柄識別情報と同一の銘柄識別情報を含み、かつ、未約定を示す状態とされた前記約定フラグに対応付けられて前記買注文用記憶手段に記憶されている前記買注文データの買注文数量の合計数量を算出し、算出した前記買注文数量の合計数量が、前記注文データに含まれる前記顧客の指定した注文数量以上である場合には、前記顧客の指定した注文数量の全数量を市場発注用の売注文数量として含む注文データを、前記売注文データとして前記注文識別情報および未約定を示す状態とされた前記約定フラグと対応付けて前記売注文用記憶手段に記憶させることにより、前記売買市場への売注文の発注処理を実行し、算出した前記買注文数量の合計数量が、前記顧客の指定した注文数量未満である場合には、前記顧客の指定した注文数量のうち前記買注文数量の合計数量と同一の数量分を市場発注用の売注文数量として含む注文データを、前記売注文データとして前記注文識別情報および未約定を示す状態とされた前記約定フラグと対応付けて前記売注文用記憶手段に記憶させることにより、前記売買市場への売注文の発注処理を実行するとともに、前記有価証券買取システムへ前記通信回線を介して前記注文データの前記銘柄識別情報および前記顧客の指定した注文数量から前記買注文数量の合計数量を減じた残注文数量を含む買取請求信号を送信し、前記注文データの前記銘柄識別情報と同一の銘柄識別情報を含み、かつ、未約定を示す状態とされた前記約定フラグに対応付けられて前記買注文用記憶手段に記憶されている前記買注文データがない場合には、前記有価証券買取システムへ前記通信回線を介して前記注文データの前記銘柄識別情報および前記注文数量を含む買取請求信号を送信する処理を実行する構成とされている
ことを特徴とする請求項2に記載の有価証券売買処理システム。 - 前記売買区分・換金方法判定処理手段は、
前記注文受付処理手段により受信した前記注文データの前記売買区分が買いを示す情報である場合には、前記注文データを、前記買注文データとして前記注文識別情報および未約定を示す状態とされた前記約定フラグと対応付けて前記買注文用記憶手段に記憶させることにより、前記売買市場への買注文の発注処理を実行し、
前記注文受付処理手段により受信した前記注文データの前記売買区分が売りを示す情報である場合には、前記判定用算出式を用いて、前記有価証券買取システムへの買取請求または前記売買市場への売注文の発注のいずれが前記顧客に有利かを判断し、
前記有価証券買取システムへの買取請求が前記顧客に有利と判断した場合には、前記有価証券買取システムへ通信回線を介して前記注文データの前記銘柄識別情報および前記注文数量を含む買取請求信号を送信し、
前記売買市場への売注文の発注が前記顧客に有利と判断した場合には、前記注文受付処理手段により受信した前記注文データに含まれる前記顧客の指定した注文数量の全数量を市場発注用の売注文数量として含む注文データを、前記売注文データとして前記注文識別情報および未約定を示す状態とされた前記約定フラグと対応付けて前記売注文用記憶手段に記憶させることにより、前記売買市場への売注文の発注処理を実行し、前記売買市場の取引時間の経過後に、前記注文データに対応付けられて前記注文データ記憶手段に記憶された前記注文識別情報と同一の注文識別情報に対応付けられて前記振替処理データベースに記憶された売注文用の前記約定数量を取得し、前記注文データ記憶手段に記憶された前記注文データに含まれる前記顧客の指定した注文数量から前記約定数量を減じた残注文数量がある場合には、前記有価証券買取システムへ通信回線を介して前記注文データの前記銘柄識別情報および前記残注文数量を含む買取請求信号を送信する処理を実行する構成とされている
ことを特徴とする請求項2に記載の有価証券売買処理システム。 - 前記注文受付処理手段は、
前記注文データとして、前記顧客識別情報、前記銘柄識別情報、前記売買区分、および前記注文数量に加え、前記顧客が何日以内の換金を希望するのかを指定した換金期間指定情報を受信する構成とされ、
前記売買区分・換金方法判定処理手段は、
前記注文受付処理手段により受信した前記注文データの前記売買区分が買いを示す情報である場合には、前記注文データを、前記買注文データとして前記注文識別情報および未約定を示す状態とされた前記約定フラグと対応付けて前記買注文用記憶手段に記憶させることにより、前記売買市場への買注文の発注処理を実行し、
前記注文受付処理手段により受信した前記注文データの前記売買区分が売りを示す情報である場合には、前記判定用算出式を用いて、前記有価証券買取システムへの買取請求または前記売買市場への売注文の発注のいずれが前記顧客に有利なのかの最初の判断処理を実行し、
この最初の判断処理で、前記有価証券買取システムへの買取請求が前記顧客に有利と判断した場合には、前記有価証券買取システムへ通信回線を介して前記注文データの前記銘柄識別情報および前記注文数量を含む買取請求信号を送信し、
前記最初の判断処理で、前記売買市場への売注文の発注が前記顧客に有利と判断した場合には、前記注文受付処理手段により受信した前記注文データに含まれる前記顧客の指定した注文数量の全数量を市場発注用の売注文数量として含む注文データを、前記売注文データとして前記注文識別情報および未約定を示す状態とされた前記約定フラグと対応付けて前記売注文用記憶手段に記憶させることにより、前記売買市場への売注文の発注処理を実行し、さらに、前記有価証券買取システムへの買取請求による代金の受渡日が前記注文データ記憶手段に記憶された前記注文データに含まれる前記換金期間指定情報により指定された期間の最終日に当たる取引日まで、前記判定用算出式を用いて、前記有価証券買取システムへの買取請求または前記売買市場への売注文の発注のいずれが前記顧客に有利なのかの2回目以降の判断処理を繰り返し実行し、
この2回目以降の判断処理で、前記有価証券買取システムへの買取請求が前記顧客に有利と判断した場合、または前記有価証券買取システムへの買取請求による代金の受渡日が前記注文データ記憶手段に記憶された前記注文データに含まれる前記換金期間指定情報により指定された期間の最終日に当たる取引日になった時点で、前記注文データに対応付けられて前記注文データ記憶手段に記憶された前記注文識別情報と同一の注文識別情報に対応付けられて前記振替処理データベースに記憶された売注文用の前記約定数量を取得し、前記注文データ記憶手段に記憶された前記注文データに含まれる前記顧客の指定した注文数量から前記約定数量を減じた残注文数量がある場合には、前記有価証券買取システムへ通信回線を介して前記注文データの前記銘柄識別情報および前記残注文数量を含む買取請求信号を送信する処理を実行する構成とされている
ことを特徴とする請求項2に記載の有価証券売買処理システム。 - 前記振替処理データベースは、
前記約定数量を、前記注文データの前記顧客識別情報、前記銘柄識別情報、前記売買区分、前記注文識別情報、および振替済み若しくは未振替の別を示す振替フラグと対応付けて記憶する構成とされ、
前記約定処理手段は、
買注文数量判定処理手段および売注文数量判定処理手段を備え、
前記買注文数量判定処理手段は、
前記売買区分・換金方法判定処理手段により前記買注文用記憶手段に前記新規の買注文データが記憶された場合に、当該新規の買注文データの前記銘柄識別情報と同一の銘柄識別情報を含む売注文データであって前記約定フラグが未約定を示す状態になっている売注文データが、前記売注文用記憶手段に記憶されているか否かを判定することにより、約定可能な売注文データの有無を判定し、約定可能な売注文データがあると判定したときに、前記売注文用記憶手段に記憶された前記約定可能な売注文データの売注文数量と当該新規の買注文データの買注文数量との大小関係を比較し、大小関係に応じた第1から第3のケースの処理として、
(1)前記売注文数量が前記買注文数量よりも大きい第1のケースでは、前記買注文数量と同一の数量を、当該新規の買注文データの約定数量として、当該新規の買注文データの前記顧客識別情報、前記銘柄識別情報、前記売買区分、前記注文識別情報、および未振替を示す状態とされた前記振替フラグと対応付けて前記振替処理データベースに記憶させ、かつ、前記買注文数量と同一の数量を、前記約定可能な売注文データの約定数量として、前記約定可能な売注文データの前記顧客識別情報、前記銘柄識別情報、前記売買区分、前記注文識別情報、および未振替を示す状態とされた前記振替フラグと対応付けて前記振替処理データベースに記憶させるとともに、前記買注文用記憶手段に記憶された当該新規の買注文データに対応する前記約定フラグを未約定から約定済みを示す状態に更新し、かつ、前記売注文用記憶手段に記憶された前記約定可能な売注文データの売注文数量から前記約定数量を減算する第1の約定処理を実行し、
(2)前記売注文数量が前記買注文数量と等しい第2のケースでは、前記売注文数量または前記買注文数量と同一の数量を、当該新規の買注文データの約定数量として、当該新規の買注文データの前記顧客識別情報、前記銘柄識別情報、前記売買区分、前記注文識別情報、および未振替を示す状態とされた前記振替フラグと対応付けて前記振替処理データベースに記憶させ、かつ、前記売注文数量または前記買注文数量と同一の数量を、前記約定可能な売注文データの約定数量として、前記約定可能な売注文データの前記顧客識別情報、前記銘柄識別情報、前記売買区分、前記注文識別情報、および未振替を示す状態とされた前記振替フラグと対応付けて前記振替処理データベースに記憶させるとともに、前記買注文用記憶手段に記憶された当該新規の買注文データに対応する前記約定フラグを未約定から約定済みを示す状態に更新し、かつ、前記売注文用記憶手段に記憶された前記約定可能な売注文データに対応する前記約定フラグを未約定から約定済みを示す状態に更新する第2の約定処理を実行し、
(3)前記売注文数量が前記買注文数量よりも小さい第3のケースでは、前記売注文数量と同一の数量を、当該新規の買注文データの約定数量として、当該新規の買注文データの前記顧客識別情報、前記銘柄識別情報、前記売買区分、前記注文識別情報、および未振替を示す状態とされた前記振替フラグと対応付けて前記振替処理データベースに記憶させ、かつ、前記売注文数量と同一の数量を、前記約定可能な売注文データの約定数量として、前記約定可能な売注文データの前記顧客識別情報、前記銘柄識別情報、前記売買区分、前記注文識別情報、および未振替を示す状態とされた前記振替フラグと対応付けて前記振替処理データベースに記憶させるとともに、前記売注文用記憶手段に記憶された前記約定可能な売注文データに対応する前記約定フラグを未約定から約定済みを示す状態に更新し、かつ、前記買注文用記憶手段に記憶された当該新規の買注文データの買注文数量から前記約定数量を減算する第3の約定処理を実行し、さらに、他の約定可能な売注文データがある場合には、前記他の約定可能な売注文データの売注文数量と当該新規の買注文データの減算された更新後の買注文数量との大小関係を比較し、大小関係に応じた第1から第3のケースの処理を実行する構成とされ、
前記売注文数量判定処理手段は、
前記売買区分・換金方法判定処理手段により前記売注文用記憶手段に前記新規の売注文データが記憶された場合に、当該新規の売注文データの前記銘柄識別情報と同一の銘柄識別情報を含む買注文データであって前記約定フラグが未約定を示す状態になっている買注文データが、前記買注文用記憶手段に記憶されているか否かを判定することにより、約定可能な買注文データの有無を判定し、約定可能な買注文データがあると判定したときに、前記買注文用記憶手段に記憶された前記約定可能な買注文データの買注文数量と当該新規の売注文データの売注文数量との大小関係を比較し、大小関係に応じた第4から第6のケースの処理として、
(4)前記買注文数量が前記売注文数量よりも大きい第4のケースでは、前記売注文数量と同一の数量を、当該新規の売注文データの約定数量として、当該新規の売注文データの前記顧客識別情報、前記銘柄識別情報、前記売買区分、前記注文識別情報、および未振替を示す状態とされた前記振替フラグと対応付けて前記振替処理データベースに記憶させ、かつ、前記売注文数量と同一の数量を、前記約定可能な買注文データの約定数量として、前記約定可能な買注文データの前記顧客識別情報、前記銘柄識別情報、前記売買区分、前記注文識別情報、および未振替を示す状態とされた前記振替フラグと対応付けて前記振替処理データベースに記憶させるとともに、前記売注文用記憶手段に記憶された当該新規の売注文データに対応する前記約定フラグを未約定から約定済みを示す状態に更新し、かつ、前記買注文用記憶手段に記憶された前記約定可能な買注文データの買注文数量から前記約定数量を減算する第4の約定処理を実行し、
(5)前記買注文数量が前記売注文数量と等しい第5のケースでは、前記買注文数量または前記売注文数量と同一の数量を、当該新規の売注文データの約定数量として、当該新規の売注文データの前記顧客識別情報、前記銘柄識別情報、前記売買区分、前記注文識別情報、および未振替を示す状態とされた前記振替フラグと対応付けて前記振替処理データベースに記憶させ、かつ、前記買注文数量または前記売注文数量と同一の数量を、前記約定可能な買注文データの約定数量として、前記約定可能な買注文データの前記顧客識別情報、前記銘柄識別情報、前記売買区分、前記注文識別情報、および未振替を示す状態とされた前記振替フラグと対応付けて前記振替処理データベースに記憶させるとともに、前記売注文用記憶手段に記憶された当該新規の売注文データに対応する前記約定フラグを未約定から約定済みを示す状態に更新し、かつ、前記買注文用記憶手段に記憶された前記約定可能な買注文データに対応する前記約定フラグを未約定から約定済みを示す状態に更新する第5の約定処理を実行し、
(6)前記買注文数量が前記売注文数量よりも小さい第6のケースでは、前記買注文数量と同一の数量を、当該新規の売注文データの約定数量として、当該新規の売注文データの前記顧客識別情報、前記銘柄識別情報、前記売買区分、前記注文識別情報、および未振替を示す状態とされた前記振替フラグと対応付けて前記振替処理データベースに記憶させ、かつ、前記買注文数量と同一の数量を、前記約定可能な買注文データの約定数量として、前記約定可能な買注文データの前記顧客識別情報、前記銘柄識別情報、前記売買区分、前記注文識別情報、および未振替を示す状態とされた前記振替フラグと対応付けて前記振替処理データベースに記憶させるとともに、前記買注文用記憶手段に記憶された前記約定可能な買注文データに対応する前記約定フラグを未約定から約定済みを示す状態に更新し、かつ、前記売注文用記憶手段に記憶された当該新規の売注文データの売注文数量から前記約定数量を減算する第6の約定処理を実行し、さらに、他の約定可能な買注文データがある場合には、前記他の約定可能な買注文データの買注文数量と当該新規の売注文データの減算された更新後の売注文数量との大小関係を比較し、大小関係に応じた第4から第6のケースの処理を実行する構成とされ、
前記振替処理手段は、
前記買注文用の振替処理および前記売注文用の振替処理に加え、振替処理を行った前記注文データについて前記振替処理データベースに記憶された前記振替フラグを、未振替から振替済みを示す状態に更新する振替フラグ更新処理を実行する構成とされている
ことを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載の有価証券売買処理システム。 - 前記売買区分・換金方法判定処理手段は、
前記買注文用記憶手段に前記新規な買注文データを記憶させる際には、前記新規な買注文データに対し、先に注文された前記顧客の買注文を優先して約定させるための買注文用の優先順位管理番号を付与し、前記新規な買注文データを、前記注文識別情報、未約定を示す状態とされた前記約定フラグ、および前記買注文用の優先順位管理番号と対応付けて記憶させるとともに、
前記売注文用記憶手段に前記新規な売注文データを記憶させる際には、前記新規な売注文データに対し、先に注文された前記顧客の売注文を優先して約定させるための売注文用の優先順位管理番号を付与し、前記新規な売注文データを、前記注文識別情報、未約定を示す状態とされた前記約定フラグ、および前記売注文用の優先順位管理番号と対応付けて記憶させる処理を実行する構成とされ、
前記買注文数量判定処理手段は、
前記売買区分・換金方法判定処理手段により前記買注文用記憶手段に前記新規の買注文データが記憶された場合に、当該新規の買注文データの前記銘柄識別情報と同一の銘柄識別情報を含む売注文データであって前記約定フラグが未約定を示す状態になっている売注文データが、前記売注文用記憶手段に記憶されているか否かを判定することにより、約定可能な売注文データの有無を判定し、約定可能な売注文データがあると判定したときに、前記約定可能な売注文データのうち最も優先順位の高い前記売注文用の優先順位管理番号に対応付けられて前記売注文用記憶手段に記憶された前記約定可能な売注文データの売注文数量と当該新規の買注文データの買注文数量との大小関係を比較し、大小関係に応じた第1から第3のケースの処理として、
(1)前記売注文数量が前記買注文数量よりも大きい第1のケースでは、前記買注文数量と同一の数量を、当該新規の買注文データの約定数量として、当該新規の買注文データの前記顧客識別情報、前記銘柄識別情報、前記売買区分、前記注文識別情報、および未振替を示す状態とされた前記振替フラグと対応付けて前記振替処理データベースに記憶させ、かつ、前記買注文数量と同一の数量を、最も優先順位の高い前記売注文用の優先順位管理番号に対応付けられた前記約定可能な売注文データの約定数量として、この約定可能な売注文データの前記顧客識別情報、前記銘柄識別情報、前記売買区分、前記注文識別情報、および未振替を示す状態とされた前記振替フラグと対応付けて前記振替処理データベースに記憶させるとともに、前記買注文用記憶手段に記憶された当該新規の買注文データに対応する前記約定フラグを未約定から約定済みを示す状態に更新し、かつ、最も優先順位の高い前記売注文用の優先順位管理番号に対応付けられて前記売注文用記憶手段に記憶された前記約定可能な売注文データの売注文数量から前記約定数量を減算する第1の約定処理を実行し、
(2)前記売注文数量が前記買注文数量と等しい第2のケースでは、前記売注文数量または前記買注文数量と同一の数量を、当該新規の買注文データの約定数量として、当該新規の買注文データの前記顧客識別情報、前記銘柄識別情報、前記売買区分、前記注文識別情報、および未振替を示す状態とされた前記振替フラグと対応付けて前記振替処理データベースに記憶させ、かつ、前記売注文数量または前記買注文数量と同一の数量を、最も優先順位の高い前記売注文用の優先順位管理番号に対応付けられた前記約定可能な売注文データの約定数量として、この約定可能な売注文データの前記顧客識別情報、前記銘柄識別情報、前記売買区分、前記注文識別情報、および未振替を示す状態とされた前記振替フラグと対応付けて前記振替処理データベースに記憶させるとともに、前記買注文用記憶手段に記憶された当該新規の買注文データに対応する前記約定フラグを未約定から約定済みを示す状態に更新し、かつ、最も優先順位の高い前記売注文用の優先順位管理番号に対応付けられて前記売注文用記憶手段に記憶された前記約定可能な売注文データに対応する前記約定フラグを未約定から約定済みを示す状態に更新する第2の約定処理を実行し、
(3)前記売注文数量が前記買注文数量よりも小さい第3のケースでは、前記売注文数量と同一の数量を、当該新規の買注文データの約定数量として、当該新規の買注文データの前記顧客識別情報、前記銘柄識別情報、前記売買区分、前記注文識別情報、および未振替を示す状態とされた前記振替フラグと対応付けて前記振替処理データベースに記憶させ、かつ、前記売注文数量と同一の数量を、最も優先順位の高い前記売注文用の優先順位管理番号に対応付けられた前記約定可能な売注文データの約定数量として、この約定可能な売注文データの前記顧客識別情報、前記銘柄識別情報、前記売買区分、前記注文識別情報、および未振替を示す状態とされた前記振替フラグと対応付けて前記振替処理データベースに記憶させるとともに、最も優先順位の高い前記売注文用の優先順位管理番号に対応付けられて前記売注文用記憶手段に記憶された前記約定可能な売注文データに対応する前記約定フラグを未約定から約定済みを示す状態に更新し、かつ、前記買注文用記憶手段に記憶された当該新規の買注文データの買注文数量から前記約定数量を減算する第3の約定処理を実行し、さらに、前記約定可能な売注文データのうち次に優先順位の高い前記売注文用の優先順位管理番号に対応付けられて前記売注文用記憶手段に記憶された前記約定可能な売注文データがある場合には、この売注文データの売注文数量と当該新規の買注文データの減算された更新後の買注文数量との大小関係を比較し、大小関係に応じた第1から第3のケースの処理を実行する構成とされ、
前記売注文数量判定処理手段は、
前記売買区分・換金方法判定処理手段により前記売注文用記憶手段に前記新規の売注文データが記憶された場合に、当該新規の売注文データの前記銘柄識別情報と同一の銘柄識別情報を含む買注文データであって前記約定フラグが未約定を示す状態になっている買注文データが、前記買注文用記憶手段に記憶されているか否かを判定することにより、約定可能な買注文データの有無を判定し、約定可能な買注文データがあると判定したときに、前記約定可能な買注文データのうち最も優先順位の高い前記買注文用の優先順位管理番号に対応付けられて前記買注文用記憶手段に記憶された前記約定可能な買注文データの買注文数量と当該新規の売注文データの売注文数量との大小関係を比較し、大小関係に応じた第4から第6のケースの処理として、
(4)前記買注文数量が前記売注文数量よりも大きい第4のケースでは、前記売注文数量と同一の数量を、当該新規の売注文データの約定数量として、当該新規の売注文データの前記顧客識別情報、前記銘柄識別情報、前記売買区分、前記注文識別情報、および未振替を示す状態とされた前記振替フラグと対応付けて前記振替処理データベースに記憶させ、かつ、前記売注文数量と同一の数量を、最も優先順位の高い前記買注文用の優先順位管理番号に対応付けられた前記約定可能な買注文データの約定数量として、この約定可能な買注文データの前記顧客識別情報、前記銘柄識別情報、前記売買区分、前記注文識別情報、および未振替を示す状態とされた前記振替フラグと対応付けて前記振替処理データベースに記憶させるとともに、前記売注文用記憶手段に記憶された当該新規の売注文データに対応する前記約定フラグを未約定から約定済みを示す状態に更新し、かつ、最も優先順位の高い前記買注文用の優先順位管理番号に対応付けられて前記買注文用記憶手段に記憶された前記約定可能な買注文データの買注文数量から前記約定数量を減算する第4の約定処理を実行し、
(5)前記買注文数量が前記売注文数量と等しい第5のケースでは、前記買注文数量または前記売注文数量と同一の数量を、当該新規の売注文データの約定数量として、当該新規の売注文データの前記顧客識別情報、前記銘柄識別情報、前記売買区分、前記注文識別情報、および未振替を示す状態とされた前記振替フラグと対応付けて前記振替処理データベースに記憶させ、かつ、前記買注文数量または前記売注文数量と同一の数量を、最も優先順位の高い前記買注文用の優先順位管理番号に対応付けられた前記約定可能な買注文データの約定数量として、この約定可能な買注文データの前記顧客識別情報、前記銘柄識別情報、前記売買区分、前記注文識別情報、および未振替を示す状態とされた前記振替フラグと対応付けて前記振替処理データベースに記憶させるとともに、前記売注文用記憶手段に記憶された当該新規の売注文データに対応する前記約定フラグを未約定から約定済みを示す状態に更新し、かつ、最も優先順位の高い前記買注文用の優先順位管理番号に対応付けられて前記買注文用記憶手段に記憶された前記約定可能な買注文データに対応する前記約定フラグを未約定から約定済みを示す状態に更新する第5の約定処理を実行し、
(6)前記買注文数量が前記売注文数量よりも小さい第6のケースでは、前記買注文数量と同一の数量を、当該新規の売注文データの約定数量として、当該新規の売注文データの前記顧客識別情報、前記銘柄識別情報、前記売買区分、前記注文識別情報、および未振替を示す状態とされた前記振替フラグと対応付けて前記振替処理データベースに記憶させ、かつ、前記買注文数量と同一の数量を、最も優先順位の高い前記買注文用の優先順位管理番号に対応付けられた前記約定可能な買注文データの約定数量として、この約定可能な買注文データの前記顧客識別情報、前記銘柄識別情報、前記売買区分、前記注文識別情報、および未振替を示す状態とされた前記振替フラグと対応付けて前記振替処理データベースに記憶させるとともに、最も優先順位の高い前記買注文用の優先順位管理番号に対応付けられて前記買注文用記憶手段に記憶された前記約定可能な買注文データに対応する前記約定フラグを未約定から約定済みを示す状態に更新し、かつ、前記売注文用記憶手段に記憶された当該新規の売注文データの売注文数量から前記約定数量を減算する第6の約定処理を実行し、さらに、前記約定可能な買注文データのうち次に優先順位の高い前記買注文用の優先順位管理番号に対応付けられて前記買注文用記憶手段に記憶された前記約定可能な買注文データがある場合には、この買注文データの買注文数量と当該新規の売注文データの減算された更新後の売注文数量との大小関係を比較し、大小関係に応じた第4から第6のケースの処理を実行する構成とされている
ことを特徴とする請求項6に記載の有価証券売買処理システム。 - 前記買注文用記憶手段は、前記買注文データを、前記注文識別情報および約定済み若しくは未約定の別を示す約定フラグと対応付けて記憶する構成とされ、
前記売注文用記憶手段は、前記売注文データを、前記注文識別情報および前記約定フラグと対応付けて記憶する構成とされ、
前記約定処理手段は、
1日のうち予め定められた少なくとも1回の約定処理時刻に、互いに同一の前記銘柄識別情報を含み、かつ、未約定を示す状態とされた前記約定フラグに対応付けられて前記買注文用記憶手段に記憶された前記買注文データの買注文数量と前記売注文用記憶手段に記憶された前記売注文データの売注文数量とを突き合わせ、これらの同一の銘柄についての買注文数量と売注文数量とが対応している分を買注文および売注文の約定数量として決定し、約定させた前記買注文データおよび前記売注文データに対応付けられた前記約定フラグを未約定から約定済みを示す状態に更新する処理を実行する構成とされている
ことを特徴とする請求項1に記載の有価証券売買処理システム。 - 前記売買区分・換金方法判定処理手段は、
前記注文受付処理手段により受信した前記注文データの前記売買区分が買いを示す情報である場合には、前記注文データを、前記買注文データとして前記注文識別情報および未約定を示す状態とされた前記約定フラグと対応付けて前記買注文用記憶手段に記憶させることにより、前記売買市場への買注文の発注処理を実行し、
前記注文受付処理手段により受信した前記注文データの前記売買区分が売りを示す情報である場合には、前記判定用算出式を用いて、前記有価証券買取システムへの買取請求または前記売買市場への売注文の発注のいずれが前記顧客に有利かを判断し、
前記有価証券買取システムへの買取請求が前記顧客に有利と判断した場合には、前記有価証券買取システムへ通信回線を介して前記注文データの前記銘柄識別情報および前記注文数量を含む買取請求信号を送信し、
前記売買市場への売注文の発注が前記顧客に有利と判断した場合には、前記注文受付処理手段により受信した前記注文データの前記銘柄識別情報と同一の銘柄識別情報を含み、かつ、未約定を示す状態とされた前記約定フラグに対応付けられて前記買注文用記憶手段に記憶されている前記買注文データの買注文数量の合計数量を算出するとともに、前記注文受付処理手段により受信した前記注文データの前記銘柄識別情報と同一の銘柄識別情報を含み、かつ、未約定を示す状態とされた前記約定フラグに対応付けられて前記売注文用記憶手段に記憶されている前記売注文データの売注文数量の合計数量を算出し、前記買注文数量の合計数量が前記売注文数量の合計数量よりも大きいか否かを判断し、前記買注文数量の合計数量が前記売注文数量の合計数量よりも大きい場合には、その差に相当する買注文の超過数量が、前記注文受付処理手段により受信した前記注文データに含まれる前記顧客の指定した注文数量以上であるか否かを判断し、前記買注文の超過数量が前記顧客の指定した注文数量以上である場合には、前記顧客の指定した注文数量の全数量を市場発注用の売注文数量として含む注文データを、前記売注文データとして前記注文識別情報および未約定を示す状態とされた前記約定フラグと対応付けて前記売注文用記憶手段に記憶させることにより、前記売買市場への売注文の発注処理を実行し、前記買注文の超過数量が前記顧客の指定した注文数量未満である場合には、前記顧客の指定した注文数量のうち前記買注文の超過数量と同一の数量分を市場発注用の売注文数量として含む注文データを、前記売注文データとして前記注文識別情報および未約定を示す状態とされた前記約定フラグと対応付けて前記売注文用記憶手段に記憶させることにより、前記売買市場への売注文の発注処理を実行するとともに、前記有価証券買取システムへ前記通信回線を介して前記注文データの前記銘柄識別情報および前記顧客の指定した注文数量から前記買注文の超過数量を減じた残注文数量を含む買取請求信号を送信し、前記買注文の超過数量がない場合には、前記有価証券買取システムへ前記通信回線を介して前記注文データの前記銘柄識別情報および前記注文数量を含む買取請求信号を送信する処理を実行する構成とされている
ことを特徴とする請求項8に記載の有価証券売買処理システム。 - 前記売買区分・換金方法判定処理手段は、
前記注文受付処理手段により受信した前記注文データの前記売買区分が買いを示す情報である場合には、前記注文データを、前記買注文データとして前記注文識別情報および未約定を示す状態とされた前記約定フラグと対応付けて前記買注文用記憶手段に記憶させることにより、前記売買市場への買注文の発注処理を実行し、
前記注文受付処理手段により受信した前記注文データの前記売買区分が売りを示す情報である場合には、前記判定用算出式を用いて、前記有価証券買取システムへの買取請求または前記売買市場への売注文の発注のいずれが前記顧客に有利かを判断し、
前記有価証券買取システムへの買取請求が前記顧客に有利と判断した場合には、前記有価証券買取システムへ通信回線を介して前記注文データの前記銘柄識別情報および前記注文数量を含む買取請求信号を送信し、
前記売買市場への売注文の発注が前記顧客に有利と判断した場合には、前記注文受付処理手段により受信した前記注文データに含まれる前記顧客の指定した注文数量の全数量を市場発注用の売注文数量として含む注文データを、前記売注文データとして前記注文識別情報および未約定を示す状態とされた前記約定フラグと対応付けて前記売注文用記憶手段に記憶させることにより、前記売買市場への売注文の発注処理を実行し、発注後に最初に到来した前記約定処理時刻、1日の最後の前記約定処理時刻、または予め定められた特定の前記約定処理時刻のいずれかの経過後に、前記注文データに対応付けられて前記注文データ記憶手段に記憶された前記注文識別情報と同一の注文識別情報に対応付けられて前記振替処理データベースに記憶された売注文用の前記約定数量を取得し、前記注文データ記憶手段に記憶された前記注文データに含まれる前記顧客の指定した注文数量から前記約定数量を減じた残注文数量がある場合には、前記有価証券買取システムへ通信回線を介して前記注文データの前記銘柄識別情報および前記残注文数量を含む買取請求信号を送信する処理を実行する構成とされている
ことを特徴とする請求項8に記載の有価証券売買処理システム。 - 前記注文受付処理手段は、
前記注文データとして、前記顧客識別情報、前記銘柄識別情報、前記売買区分、および前記注文数量に加え、前記顧客が何日以内の換金を希望するのかを指定した換金期間指定情報を受信する構成とされ、
前記売買区分・換金方法判定処理手段は、
前記注文受付処理手段により受信した前記注文データの前記売買区分が買いを示す情報である場合には、前記注文データを、前記買注文データとして前記注文識別情報および未約定を示す状態とされた前記約定フラグと対応付けて前記買注文用記憶手段に記憶させることにより、前記売買市場への買注文の発注処理を実行し、
前記注文受付処理手段により受信した前記注文データの前記売買区分が売りを示す情報である場合には、前記判定用算出式を用いて、前記有価証券買取システムへの買取請求または前記売買市場への売注文の発注のいずれが前記顧客に有利なのかの最初の判断処理を実行し、
この最初の判断処理で、前記有価証券買取システムへの買取請求が前記顧客に有利と判断した場合には、前記有価証券買取システムへ通信回線を介して前記注文データの前記銘柄識別情報および前記注文数量を含む買取請求信号を送信し、
前記最初の判断処理で、前記売買市場への売注文の発注が前記顧客に有利と判断した場合には、前記注文受付処理手段により受信した前記注文データに含まれる前記顧客の指定した注文数量の全数量を市場発注用の売注文数量として含む注文データを、前記売注文データとして前記注文識別情報および未約定を示す状態とされた前記約定フラグと対応付けて前記売注文用記憶手段に記憶させることにより、前記売買市場への売注文の発注処理を実行し、さらに、前記有価証券買取システムへの買取請求による代金の受渡日が前記注文データ記憶手段に記憶された前記注文データに含まれる前記換金期間指定情報により指定された期間の最終日に当たる取引日まで、前記判定用算出式を用いて、前記有価証券買取システムへの買取請求または前記売買市場への売注文の発注のいずれが前記顧客に有利なのかの2回目以降の判断処理を繰り返し実行し、
この2回目以降の判断処理で、前記有価証券買取システムへの買取請求が前記顧客に有利と判断した場合、または前記有価証券買取システムへの買取請求による代金の受渡日が前記注文データ記憶手段に記憶された前記注文データに含まれる前記換金期間指定情報により指定された期間の最終日に当たる取引日になった時点で、前記注文データに対応付けられて前記注文データ記憶手段に記憶された前記注文識別情報と同一の注文識別情報に対応付けられて前記振替処理データベースに記憶された売注文用の前記約定数量を取得し、前記注文データ記憶手段に記憶された前記注文データに含まれる前記顧客の指定した注文数量から前記約定数量を減じた残注文数量がある場合には、前記有価証券買取システムへ通信回線を介して前記注文データの前記銘柄識別情報および前記残注文数量を含む買取請求信号を送信する処理を実行する構成とされている
ことを特徴とする請求項8に記載の有価証券売買処理システム。 - 前記売買区分・換金方法判定処理手段は、
前記注文受付処理手段により受信した前記注文データに対し、先に注文された前記顧客の注文を優先して約定させるための優先順位管理番号を付与し、前記買注文用記憶手段に前記新規な買注文データを記憶させる際には、前記新規な買注文データを、前記注文識別情報、未約定を示す状態とされた前記約定フラグ、および前記優先順位管理番号と対応付けて記憶させるとともに、前記売注文用記憶手段に前記新規な売注文データを記憶させる際には、前記新規な売注文データを、前記注文識別情報、未約定を示す状態とされた前記約定フラグ、および前記優先順位管理番号と対応付けて記憶させる処理を実行する構成とされ、
前記約定処理手段は、
互いに同一の前記銘柄識別情報を含む前記買注文データおよび前記売注文データであって前記約定フラグが未約定を示す状態になっている前記買注文データおよび前記売注文データが前記買注文用記憶手段および前記売注文用記憶手段にそれぞれ記憶されているか否かを判定することにより、約定可能な買注文データおよび売注文データの有無を判定し、約定可能な買注文データおよび売注文データがあると判定したときに、前記買注文用記憶手段に記憶された前記約定可能な買注文データの買注文数量の合計数量Kと前記売注文用記憶手段に記憶された前記約定可能な売注文データの売注文数量の合計数量Uとの大小関係を比較し、大小関係に応じた第1から第3のケースの処理として、
(1)前記売注文数量の合計数量Uが前記買注文数量の合計数量Kよりも大きい第1のケースでは、各買注文データの買注文数量を、前記各買注文データの約定数量として、前記各買注文データの前記顧客識別情報、前記銘柄識別情報、前記売買区分、前記注文識別情報、および未振替を示す状態とされた前記振替フラグと対応付けて前記振替処理データベースに記憶させ、かつ、前記買注文用記憶手段に記憶された前記各買注文データに対応する前記約定フラグを未約定から約定済みを示す状態に更新するとともに、
前記約定可能な売注文データのうち最も優先順位の高い優先順位管理番号に対応付けられて前記売注文用記憶手段に記憶された前記約定可能な売注文データの売注文数量が、前記買注文数量の合計数量K以上である場合には、前記買注文数量の合計数量Kと同一の数量を、最も優先順位の高い優先順位管理番号に対応付けられた前記約定可能な売注文データの約定数量として、この約定可能な売注文データの前記顧客識別情報、前記銘柄識別情報、前記売買区分、前記注文識別情報、および未振替を示す状態とされた前記振替フラグと対応付けて前記振替処理データベースに記憶させ、かつ、最も優先順位の高い優先順位管理番号に対応付けられて前記売注文用記憶手段に記憶された前記約定可能な売注文データの売注文数量から前記約定数量を減算し、
前記約定可能な売注文データのうち最も優先順位の高い優先順位管理番号に対応付けられて前記売注文用記憶手段に記憶された前記約定可能な売注文データの売注文数量が、前記買注文数量の合計数量K未満である場合には、前記優先順位管理番号の優先順位の高い順に前記優先順位管理番号に対応付けられた前記約定可能な売注文データの売注文数量を合計していったときに前記買注文数量の合計数量K未満の範囲で最大となる合計数量である買注文対応範囲内最大合計数量UM、およびそのときの優先順位管理番号である買注文対応範囲内最低優先順位管理番号を求め、前記最も優先順位の高い優先順位管理番号から前記買注文対応範囲内最低優先順位管理番号までの各優先順位管理番号に対応付けられた約定可能な各売注文データの売注文数量を、これらの約定可能な各売注文データの約定数量として、これらの約定可能な各売注文データの前記顧客識別情報、前記銘柄識別情報、前記売買区分、前記注文識別情報、および未振替を示す状態とされた前記振替フラグと対応付けて前記振替処理データベースに記憶させ、かつ、前記売注文用記憶手段に記憶された前記各売注文データに対応する前記約定フラグを未約定から約定済みを示す状態に更新し、
さらに、前記買注文対応範囲内最低優先順位管理番号の次に優先順位の低い優先順位管理番号に対応付けられた前記約定可能な売注文データの売注文数量のうち、前記買注文数量の合計数量Kから前記買注文対応範囲内最大合計数量UMを減じた数量分を、前記買注文対応範囲内最低優先順位管理番号の次に優先順位の低い優先順位管理番号に対応付けられた前記約定可能な売注文データの約定数量として、この約定可能な売注文データの前記顧客識別情報、前記銘柄識別情報、前記売買区分、前記注文識別情報、および未振替を示す状態とされた前記振替フラグと対応付けて前記振替処理データベースに記憶させ、かつ、前記買注文対応範囲内最低優先順位管理番号の次に優先順位の低い優先順位管理番号に対応付けられて前記売注文用記憶手段に記憶された前記約定可能な売注文データの売注文数量から前記約定数量を減算する第1の約定処理を実行し、
(2)前記売注文数量の合計数量Uが前記買注文数量の合計数量Kと等しい第2のケースでは、各買注文データの買注文数量を、前記各買注文データの約定数量として、前記各買注文データの前記顧客識別情報、前記銘柄識別情報、前記売買区分、前記注文識別情報、および未振替を示す状態とされた前記振替フラグと対応付けて前記振替処理データベースに記憶させ、かつ、各売注文データの売注文数量を、前記各売注文データの約定数量として、前記各売注文データの前記顧客識別情報、前記銘柄識別情報、前記売買区分、前記注文識別情報、および未振替を示す状態とされた前記振替フラグと対応付けて前記振替処理データベースに記憶させるとともに、前記買注文用記憶手段に記憶された前記各買注文データに対応する前記約定フラグを未約定から約定済みを示す状態に更新し、かつ、前記売注文用記憶手段に記憶された前記各売注文データに対応する前記約定フラグを未約定から約定済みを示す状態に更新する第2の約定処理を実行し、
(3)前記売注文数量の合計数量Uが前記買注文数量の合計数量Kよりも小さい第3のケースでは、各売注文データの売注文数量を、前記各売注文データの約定数量として、前記各売注文データの前記顧客識別情報、前記銘柄識別情報、前記売買区分、前記注文識別情報、および未振替を示す状態とされた前記振替フラグと対応付けて前記振替処理データベースに記憶させ、かつ、前記売注文用記憶手段に記憶された前記各売注文データに対応する前記約定フラグを未約定から約定済みを示す状態に更新するとともに、
前記約定可能な買注文データのうち最も優先順位の高い優先順位管理番号に対応付けられて前記買注文用記憶手段に記憶された前記約定可能な買注文データの買注文数量が、前記売注文数量の合計数量U以上である場合には、前記売注文数量の合計数量Uと同一の数量を、最も優先順位の高い優先順位管理番号に対応付けられた前記約定可能な買注文データの約定数量として、この約定可能な買注文データの前記顧客識別情報、前記銘柄識別情報、前記売買区分、前記注文識別情報、および未振替を示す状態とされた前記振替フラグと対応付けて前記振替処理データベースに記憶させ、かつ、最も優先順位の高い優先順位管理番号に対応付けられて前記買注文用記憶手段に記憶された前記約定可能な買注文データの買注文数量から前記約定数量を減算し、
前記約定可能な買注文データのうち最も優先順位の高い優先順位管理番号に対応付けられて前記買注文用記憶手段に記憶された前記約定可能な買注文データの買注文数量が、前記売注文数量の合計数量U未満である場合には、前記優先順位管理番号の優先順位の高い順に前記優先順位管理番号に対応付けられた前記約定可能な買注文データの買注文数量を合計していったときに前記売注文数量の合計数量U未満の範囲で最大となる合計数量である売注文対応範囲内最大合計数量KM、およびそのときの優先順位管理番号である売注文対応範囲内最低優先順位管理番号を求め、前記最も優先順位の高い優先順位管理番号から前記売注文対応範囲内最低優先順位管理番号までの各優先順位管理番号に対応付けられた約定可能な各買注文データの買注文数量を、これらの約定可能な各買注文データの約定数量として、これらの約定可能な各買注文データの前記顧客識別情報、前記銘柄識別情報、前記売買区分、前記注文識別情報、および未振替を示す状態とされた前記振替フラグと対応付けて前記振替処理データベースに記憶させ、かつ、前記買注文用記憶手段に記憶された前記各買注文データに対応する前記約定フラグを未約定から約定済みを示す状態に更新し、
さらに、前記売注文対応範囲内最低優先順位管理番号の次に優先順位の低い優先順位管理番号に対応付けられた前記約定可能な買注文データの買注文数量のうち、前記売注文数量の合計数量Uから前記売注文対応範囲内最大合計数量KMを減じた数量分を、前記売注文対応範囲内最低優先順位管理番号の次に優先順位の低い優先順位管理番号に対応付けられた前記約定可能な買注文データの約定数量として、この約定可能な買注文データの前記顧客識別情報、前記銘柄識別情報、前記売買区分、前記注文識別情報、および未振替を示す状態とされた前記振替フラグと対応付けて前記振替処理データベースに記憶させ、かつ、前記売注文対応範囲内最低優先順位管理番号の次に優先順位の低い優先順位管理番号に対応付けられて前記買注文用記憶手段に記憶された前記約定可能な買注文データの買注文数量から前記約定数量を減算する第3の約定処理を実行する構成とされている
ことを特徴とする請求項8〜11のいずれかに記載の有価証券売買処理システム。 - 前記売買区分・換金方法判定処理手段は、
前記買注文用記憶手段に前記新規な買注文データを記憶させる際には、前記新規な買注文データに対し、先に注文された前記顧客の買注文を優先して約定させるための買注文用の優先順位管理番号を付与し、前記新規な買注文データを、前記注文識別情報、未約定を示す状態とされた前記約定フラグ、および前記買注文用の優先順位管理番号と対応付けて記憶させるとともに、
前記売注文用記憶手段に前記新規な売注文データを記憶させる際には、前記新規な売注文データに対し、先に注文された前記顧客の売注文を優先して約定させるための売注文用の優先順位管理番号を付与し、前記新規な売注文データを、前記注文識別情報、未約定を示す状態とされた前記約定フラグ、および前記売注文用の優先順位管理番号と対応付けて記憶させる処理を実行する構成とされている
ことを特徴とする請求項12に記載の有価証券売買処理システム。 - 前記有価証券は、個人向け利付国庫債券であり、前記注文数量は、注文額面金額であり、前記買注文数量は、買注文額面金額であり、前記売注文数量は、売注文額面金額であり、前記約定数量は、約定額面金額であり、前記有価証券買取システムは、日本銀行システムであり、
前記個人向け利付国庫債券の銘柄毎の利払日、並びに現在および過去の適用利率を、前記銘柄識別情報に対応付けて記憶する国債データベースを備え、
前記判定用算出式には、中途換金に対してペナルティを課すための中途換金調整額を算出する項と、経過利子を算出する項とが含まれ、
前記売買区分・換金方法判定処理手段は、
前記中途換金調整額を算出する項に、前記国債データベースに記憶された過去の所定回数の適用利率を代入し、前記経過利子を算出する項に、前記国債データベースに記憶された現在の適用利率および前回の利払日を代入する処理を実行する構成とされている
ことを特徴とする請求項1〜13のいずれかに記載の有価証券売買処理システム。 - 請求項1〜14のいずれかに記載の有価証券売買処理システムとして、コンピュータを機能させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2009046273A JP5437663B2 (ja) | 2009-02-27 | 2009-02-27 | 有価証券売買処理システムおよびプログラム |
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JP2009046273A JP5437663B2 (ja) | 2009-02-27 | 2009-02-27 | 有価証券売買処理システムおよびプログラム |
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