JP2010204582A - 液晶表示装置用基板およびその製造方法、ならびに液晶表示装置およびその製造方法 - Google Patents

液晶表示装置用基板およびその製造方法、ならびに液晶表示装置およびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】滴下方式を採用して横電界モードの液晶表示装置を製造し得る、液晶表示装置用基板を提供する。
【解決手段】本発明に係るカラーフィルタ基板10は、ガラス基板11と、ガラス基板11の一方の面上に設けられたブラックマトリクス15と、ブラックマトリクス15によって区画化された領域に設けられたカラーフィルタ12とを備えており、ガラス基板11とブラックマトリクス15との間に透明電極14が設けられており、ガラス基板11上であって、上記一方の面とは反対側の面に、透明電極13が設けられており、透明電極13は、透明電極14と重畳する領域において、開口部が形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は液晶表示装置用基板およびその製造方法、ならびに液晶表示装置およびその製造方法に関し、特に液晶層内に横電界を生じさせる液晶表示装置の液晶表示装置用基板およびその製造方法、ならびに液晶表示装置およびその製造方法に関する。
液晶表示装置における液晶分子の動作モードは、例えば、TN(Twisted Nematic)モード、STN(Super Twisted Nematic)モード、VA(Vertically Aligned)モードおよびIPS(In−Plane Switching)モードなど、複数の動作モードが知られている。
このうち、IPSモードは、他の動作モードと異なり液晶分子をガラス基板に対して水平面内で回転させるモードである。IPSモードの場合、液晶分子は斜めに立ち上がることがない。そのため、視野角による光学特性の変化が少なく、広視野角が得られるという特徴がある。
IPSモードを利用した液晶表示装置では、アレイ基板にのみ画素電極が配置されており、これによって生じる横電界を利用して液晶分子を制御する。一方、カラーフィルタ基板においては、液晶層側とは反対側の面に導電層が設けられている(特許文献1)。導電層を設けないと、カラーフィルタが帯電状態になることがあり、これにより、液晶材料の配列が乱れ、残像およびコントラスト低下など品質表示に悪影響を及ぼす問題が生じるためである。
また、カラーフィルタ基板側の帯電を防止するために、アレイ基板上の電極と対向する位置に設けられている電極であって、アレイ基板上の電極とは独立して制御される電極を対向基板側の液晶層側の面に設けた液晶表示装置が開発されている(特許文献2)。
ところで、近年、TNモードなど縦電界を利用して液晶分子を制御する液晶表示装置の製造工程において、カラーフィルタ基板とアレイ基板との間隙に液晶材料を封入する方法として、真空方式の他に、滴下方式が採用されるようになってきている。滴下方式は、カラーフィルタ基板とアレイ基板とを貼り合わせる前に、液晶材料を一方の基板上に滴下しておき、その後、上記2つの基板を貼り合わせるものである。
滴下方式における基板の貼り合わせ工程では、静電チャックを用いて一方の基板を吸着保持している。
特開2000−250023号公報(平成12年9月14日公開) 特開平11−258624号公報(平成11年9月24日公開)
しかしながら、滴下方式を利用した液晶表示装置の製造方法を、従来のIPSモードの液晶表示装置の製造において採用する場合、以下のような問題が生じ得る。
図9は、従来のIPSモード液晶表示装置の構成を示す断面図である。上述のように、従来のIPSモード液晶表示装置100には、ガラス基板である対向基板111の液晶層側とは反対側の面全域に、導電層である透明電極113が設けられている。そのため、製造工程において、静電チャックにより対向基板111を吸着保持しようとしても、透明電極113しか帯電せず、対向基板111を帯電させることができない。その結果、基板を吸着保持できずに、対向基板111は自重で落下してしまう。
対向基板111を吸着保持するために、透明電極113を、対向基板111の液晶層側の面全域に配置変更する方法も考えられる。この場合には、対向基板111が帯電することとなるため、静電チャックにより、対向基板111を吸着保持することが可能となる。しかしながら、対向基板111の液晶層側に電極膜を形成すると、アレイ基板との間で、液晶層を挟んだ縦電界が生じてしまう。その結果、IPSモードの液晶表示装置においては横電界が効率よく働かず、視野角および透過率といった性能が低下してしまう。
また、この問題を解決するために、対向基板111ではなく、アレイ基板121を静電チャックにより吸着保持する方法が考えられる。この場合、櫛葉電極間123、124間の液晶分子も帯電することになる。このため、櫛葉電極123、124をアースして除電するが、対向基板111側の位置する液晶分子まで除電するには、長い時間が必要となる。
図10は、電圧が印加されているときの、IPSモード液晶表示装置内の液晶分子の配向を表す図である。図10(a)は、正常時の液晶分子の配向を表しており、図10(b)は、異常時の液晶分子の配向、すなわち配向の乱れ、を表している。図10(a)に示すように、正常な状態では、画素電極143、144間に働く横電界に沿って液晶分子161が横に捩れることで白輝度を得ている。しかし図10(b)に示すように、対向基板151が帯電すると、縦電界が発生し、液晶分子161が縦に誤作動してしまう。その結果、十分な輝度が得られなくなる。また、局所的に帯電群を発生しやすいので、黒っぽい輝度ムラが発生してしまう。さらに、この異常状態が長時間放置されると、液晶配向へ影響が出てしまい、回復が期待できなくなるといった欠点がある。
特許文献2に開示されている液晶表示装置の場合、いずれの基板にも画素電極が設けられている。したがって、この液晶表示装置の製造工程において滴下方式を採用した場合、いずれの基板を吸着保持しても画素電極が帯電することになるため、結果、除電装置を使って長い時間をかけ除電する必要がある。
そこで、本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、静電チャックを可能としつつ、電荷透電を防止することにより、滴下方式を採用して横電界モードの液晶表示装置を製造し得る、液晶表示装置用基板を提供することにある。
本発明に係る液晶表示装置用基板は、上記課題を解決するために、絶縁性基板と、該絶縁性基板の一方の面上に設けられた遮光層とを備えている液晶表示装置用基板において、上記絶縁性基板と上記遮光層との間に第1導電体が設けられており、上記絶縁性基板上であって、上記一方の面とは反対側の面に、第2導電体が設けられており、上記第2導電体は、上記第1導電体と重畳する領域において、開口部が形成されている構成である。
上記構成によれば、絶縁性基板の一方の面上に遮光層が設けられている。遮光層と絶縁性基板との間には、第1導電体が設けられている。絶縁性基板の反対側の面上には、第2導電体が設けられている。第2導電体には、第1導電体と重畳する領域、すなわち、絶縁性基板を介して第1導電体と重なる領域において、開口部が形成されている。すなわち、第1導電体と重畳する領域には、第2導電体が形成されていない。
第2導電体側を静電チャックに吸着させる場合、第2導電体の開口部と重畳する領域であって、絶縁性基板を介して反対側の領域に、第1導電体が形成されているため、絶縁性基板をこの領域において帯電させることができる。したがって、静電チャックにより、液晶表示装置用基板を吸着保持することができるようになる。また、第2導電体が形成されている領域においては、第2導電体のみが帯電し、絶縁性基板の遮光層が設けられている面側への電荷透電がシールドされる。そのため、滴下方式における静電チャックを用いた基板の貼り合わせ工程において、画素領域における液晶分子が帯電することを防ぐことができる。
したがって、液晶滴下方式による、横電界モードの液晶表示装置の製造方法に好適に用い得る液晶表示装置用基板を提供することができる。
本発明に係る液晶表示装置用基板の製造方法は、上記課題を解決するために、絶縁性基板と、遮光層とを備えている液晶表示装置用基板の製造方法において、上記絶縁性基板の一方の面上に、第1導電体を形成し、該第1導電体上に上記遮光層を形成する第1導電体形成工程と、上記絶縁性基板上であって、上記一方の面とは反対側の面に、第2導電体を形成する第2導電体形成工程とを含み、上記第2導電体形成工程では、上記第1導電体と重畳する領域において、上記第2導電体に開口部を形成する、ことが好ましい。
上記構成によれば、本発明に係る液晶表示装置用基板を製造することができる。したがって、滴下方式を採用した液晶表示装置の製造過程において静電チャックを使用でき、かつ液晶分子の帯電を防止できる液晶表示装置用基板を提供することができる。
また、本発明に係る液晶表示装置用基板の製造方法においては、上記第1導電体形成工程では、上記絶縁性基板の上記一方の面上に第1導電体材料層を形成し、上記第1導電体材料層上に上記遮光層をパターン化して形成し、パターン化された上記遮光層をエッチング用マスクとして、上記第1導電体のパターン形成を行うことが好ましい。
上記構成によれば、パターン化された遮光層をエッチング用マスクとして用いて、第1導電体のパターン形成を行うため、遮光層と第1導電体とで同一のパターン形状を形成することができる。したがって、製造上マスク枚数が減り、プロセスの簡略化が可能である。また、加工が容易で、第1導電体が遮光層の外側にはみ出た構造となることを防止することができる。これにより、本発明に係る液晶表示装置用基板を用いて横電界モードの液晶表示装置を製造した場合に、表示不良の原因となる画素領域における縦電界の発生を防止することができる。
また、本発明に係る液晶表示装置用基板の製造方法においては、上記絶縁性基板は透光性を有しており、上記第2導電体形成工程では、上記絶縁性基板の上記反対側の面上に、透光性を有する第2導電体材料層を形成し、上記第2導電体材料層上にフォトレジスト膜を形成し、上記遮光層を露光用マスクとして上記フォトレジスト膜に対して上記一方の面側から露光することによって、上記フォトレジスト膜のパターンを形成し、パターン化された上記フォトレジスト膜をエッチング用マスクとして、上記第2導電体のパターン形成を行うことが好ましい。
上記構成によれば、光透過性の絶縁性基板に第2導電体の材料により構成される光透過性の第2導電体材料層を形成し、さらに、第2導電体材料層上にフォトレジスト膜を形成する。ここでフォトレジスト膜に対して、一方の面側すなわち遮光層が設けられている側から露光する。このとき、パターニングされた遮光層が露光用マスクとして働くため、フォトレジスト膜がパターニングされることになる。次いで、パターン形成されたフォトレジスト膜をエッチング用マスクとして用いて、第2導電体をパターン形成する。したがって、パターニングされた遮光層を利用して、第2導電体のパターンを形成するためのエッチング用マスクを生成しているため、第2導電体のパターン形成用のマスクを予め用意する必要がなくなる。
以上のように、上記構成によれば、特別なマスクを用意せずに、所望のパターンを有する第2導電体を形成することができる。
本発明に係る液晶表示装置は、上記課題を解決するために、上述の本発明に係る液晶表示装置用基板と、上記液晶表示装置用基板に対向配置されたアレイ基板と、上記液晶表示装置用基板と該アレイ基板との間に挟持された液晶層とを備えており、上記アレイ基板は、上記アレイ基板の基板表面と平行な電界を生じさせる複数の電極を、上記液晶表示装置用基板に対向する面上に有しており、上記液晶表示装置用基板は、上記遮光層が設けられている側において、上記アレイ基板に対向している構成である。
上記構成によれば、液晶表示装置用基板の液晶層と対向する面側においては、導電体は遮光層部分に設けられているため、画素領域において縦電界が発生することが抑えられている。また、液晶表示装置用基板の液晶層と対向する面側に導電体が設けられているため、液晶層と対向する面側を誘電することができる。これにより、帯電した液晶分子の除電を効率よく行うことができる。
本発明に係る液晶表示装置の製造方法は、上記課題を解決するために、上述の本発明に係る液晶表示装置用基板と、上記液晶表示装置用基板に対向配置されたアレイ基板と、上記液晶表示装置用基板と該アレイ基板との間に挟持された液晶層とを備えた液晶表示装置の製造方法であって、静電チャックを用いて、上記第2導電体が形成された側から、上記液晶表示装置用基板を保持し、上記遮光層が形成された側を、液晶材料が滴下されたアレイ基板に対向配置させ、該アレイ基板と貼り合わせることを包含する構成である。
上記構成によれば、滴下方式を採用した液晶表示装置の製造工程において、静電チャックにより吸着保持する対向基板として本発明に係る液晶表示装置用基板を用いているため、静電チャックにより基板を吸着保持することが可能となる。また、本発明に係る液晶表示装置用基板は、アレイ基板と対向する面の画素領域に電極が設けられていないため、製造される液晶表示装置の基板間における縦電界の発生を抑えることができる。また、静電チャックの際に、アレイ基板と対向する面側への電荷透電がシールドされており、画素領域における液晶材料の帯電を防止することができる。したがって、液晶分子の配向の乱れによる表示不良の発生を防止しつつ、横電界を利用して液晶分子を制御する液晶表示装置を、滴下方式を用いて製造することができる。
以上のように、本発明に係る液晶表示装置用基板は、絶縁性基板と遮光層との間に第1導電体が設けられており、絶縁性基板上であって、第1導電体が設けられている面とは反対側の面に、第2導電体が設けられており、第2導電体は、第1導電体と重畳する領域において、開口部が形成されている構成である。したがって、横電界モードを利用した液晶表示装置の製造において、第1導電体を利用して液晶表示装置用基板を静電チャックにより吸着保持することが可能となり、かつ第2導電体によって、遮光層が設けられている面側に電荷が透過すること防ぎ、液晶材料が帯電することを防止できる。
本発明に係る液晶表示装置の一実施形態における概略構成を示す断面図である。 本発明に係る液晶表示装置の一実施形態における部分断面図である。 滴下方式における基板貼り合わせに用いる真空貼り合わせ装置の概略を示す図である。 図3における静電チャックとカラーフィルタ基板との吸着部分の拡大図である。 本発明に係る液晶表示装置の除電の様子を示す模式図であり、(a)は除電を行っている際の外観の様子を表しており、(b)は除電を行っている際の電圧の状態を示す図である。 図5におけるカラーフィルタ側の除電の際の、液晶分子の様子を示す模式図である。 本発明に係る液晶表示装置用基板の製造方法の一実施形態の各工程を表す図であり、(a)〜(o)は各工程終了後の状態を表す断面図である。 本発明に係る液晶表示装置用基板の製造方法の別の実施形態の各工程を表す図であり、(a)〜(p)は各工程終了後の状態を表す断面図である。 従来のIPSモード液晶表示装置の概略構成を示す断面図である。 IPSモード液晶表示装置における印加時の液晶分子の様子を示す模式図であり、(a)は正常時の状態を示し、(b)は異常時の状態を示している。
本発明の一実施形態について、図1〜図6に基づいて説明すれば以下の通りである。なお、以下の実施形態では、カラーフィルタを有するIPSモード液晶表示装置について説明するが、これに限定されるものではない。
〔液晶表示装置〕
まず、本発明に係る液晶表示装置の構成について、図1および図2を参照して説明する。
図1は、本発明に係る液晶表示装置1の概略構成を示す断面図である。図2は、液晶表示装置1の部分断面図である。図1または図2に示したように、液晶表示装置1は、カラーフィルタ基板(液晶表示装置用基板)10と、TFT基板(アレイ基板)20とを備えているIPSモードの液晶表示装置である。なお、カラーフィルタ基板10とTFT基板20との間には、液晶材料が封入されている液晶層3がある。
(カラーフィルタ基板)
カラーフィルタ基板10は、ガラス基板(絶縁性基板)11と、TFT基板20に対向する側に設けられたブラックマトリクス(遮光層)15と、ブラックマトリクス15によって区画化された領域に設けられたカラーフィルタ12と、ブラックマトリクス15とガラス基板11との間に設けられた透明電極(第1導電体)14と、ガラス基板11の透明電極14が形成されている側とは反対側の面に形成されている透明電極(第2導電体)13と、透明電極13と同一面上に形成された偏光板16と、ブラックマトリクス15上またはカラーフィルタ12上に形成されたオーバーコート18と、オーバーコート上の配向膜32とを有する構成である。
透明電極14は、ITOまたはZnOにより形成されている。裏面反射がないため、透明電極14の厚みは特に限定されるものではないが、本実施の形態では、750Åである。透明電極14は、ブラックマトリクス15とガラス基板11とに挟まれており、ブラックマトリクス15と同一のパターンを形成している。なお、額縁部におけるブラックマトリクス15においても、透明電極14を挟んだ構造となっている。
ブラックマトリクス15は、透明電極14上に形成されており、樹脂中にカーボンを分散して構成されている。また、厚みを調節することで、より黒色度(遮光度)を上げ、かつ抵抗値を下げることができる。なお、裏面反射の観点から、ブラックマトリクス15の厚みは、1〜3μmであることが好ましい。
透明電極13は、ITOまたはZnOにより形成されている。透明電極13は、ガラス基板11の一方の面上のほぼ一面に形成されているが、他方の面上で透明電極14が形成されている領域と重畳する領域には、透明電極13は形成されていない。すなわち、透明電極14が形成されている領域とガラス基板11を介して重なる領域において、透明電極14が開口部17を形成している構造となっている。透明電極13の厚みは、デポレートおよびエッチングレートの高速化ならびに材料コスト削減の観点から、350〜750Åであることが好ましい。
透明電極13は画素領域に対応する領域に形成されており、一方、透明電極14はブラックマトリクス15が形成されている領域に形成されている。その結果、透明電極14が形成された領域の総面積よりも、透明電極13が形成された領域の総面積の方が大きくなっている。後述するように、透明電極13は、カラーフィルタ12側への電荷透電のシールドとして機能しているため、透明電極13の領域が大きくなることにより、シールド性能が向上し、液晶分子の帯電により生じる液晶分子の配向の乱れがさらに抑えられる。
また、透明電極14およびこの透明電極14と重畳する領域に設けられている開口部17の、ガラス基板11の法線方向への投影形状において、開口部17の全体は、上記重畳する領域の内側にある構成である。したがって、図2に示すように、カラーフィルタ12とは反対側の面の、画素領域と重畳する領域には、透明電極13が形成されている。これにより、画素領域におけるカラーフィルタ12側への電荷透電がより確実にシールドされる。
なお、カラーフィルタ基板10は、後述するカラーフィルタ基板10の製造方法によって製造することができる。
(TFT基板)
TFT基板20は、ガラス基板(基板)21と、ゲート絶縁膜22と、ソースメタルにより形成されている櫛葉電極(電極)23と、ゲートメタルにより形成されている櫛葉電極(電極)24と、櫛葉電極23上またはゲート絶縁膜22上に形成されたオーバーコート(図示せず)と、オーバーコート上の配向膜33とを有する構成である。
櫛葉電極23はゲート絶縁膜22上に形成されている。一方、櫛葉電極24はゲート絶縁膜22内に形成されている。また、櫛葉電極23と櫛葉電極24とが、交互に配置されている。これにより、液晶表示装置1では、ガラス基板21の表面と平行な横電界が発生する。
上述のように、カラーフィルタ基板10のカラーフィルタ12部位には、透明電極が設けられていない。このため、画素領域において、櫛葉電極23、24により生じる横電界以外に、上下電界が働くことを防ぐことができる。また、透明電極上下の境界面で薄膜干渉を防止することができる。
〔液晶表示装置の製造方法〕
次に、静電チャックを利用した、カラーフィルタ基板10を含む液晶表示装置1を製造する本発明に係る製造方法(以下、単に、液晶表示装置1の製造方法とも称する)について、図3および図4を参照しながら説明する。
液晶表示装置1の製造方法は、液晶材料が滴下されたTFT基板20にカラーフィルタ基板10を対向配置させ、TFT基板20と、カラーフィルタ基板10とを貼り合わせる滴下方式を採用した方法である。
図3は、滴下方式における基板貼り合わせに用いる真空貼り合わせ装置4の概略を示す図である。なお、図3には、真空貼り合わせ装置4とともに、実際に貼り合わせるカラーフィルタ基板10およびTFT基板20も示している。
真空貼り合わせ装置4は、TFT基板20を保持するためのパッド44と、パッド44が備え付けられた架台45と、架台45を支える支柱43と、架台45に対向する上方に上下移動可能に取り付けられた静電チャック41と、静電チャック41を稼動させる稼動軸42とを真空チャンバー46内に配設した構成である。稼動軸42および支柱43は一部が真空チャンバー46の外部に配設されている。静電チャック41は、表層をポリイミドおよびセラミックなどで被覆した保持体である。パッド44は摩擦係数の大きいゴムなどで形成されている。このため、TFT基板が帯電することを防止できる。
液晶表示装置1の製造方法は、静電チャック41により吸着保持するカラーフィルタ基板として本発明に係るカラーフィルタ基板10を用いる点、およびカラーフィルタ基板10と貼り合わせる基板としてIPSモード用のTFT基板20を用いる点以外は、TNモード用液晶表示装置の製造において用いられる従来公知の液晶滴下貼り合わせの方法と同じである。
真空貼り合わせ装置4の内部では、静電チャック41を帯電することによって、2次的にガラス基板を帯電する。このとき、ガラス基板を挟んで対向する電極が必要となる。本発明に係るカラーフィルタ基板10では、ガラス基板11を挟んで対向する面に透明電極14が配設されているため、静電チャック41によりガラス基板11を帯電することができる。
図4は、静電チャック41と、静電チャック41により保持されているカラーフィルタ基板10との吸着部分の拡大図である。図4に示すように、静電チャック41を用いて、透明電極13が形成された側から、カラーフィルタ基板10を保持している。透明電極13の開口部17の開口部分と重畳する領域および表示エリア周辺の額縁部分(図示せず)に透明電極14が形成されているため、この領域においてガラス基板11を帯電させることができる(図中の47)。また、カラーフィルタ基板10の静電容量を介して、静電チャック41に電界ループが形成されるため、ガラス基板11を吊り上げるための吸着保持力が発生する。これにより、真空中で、カラーフィルタ基板10を吊り上げることが可能となり、TFT基板20との液晶滴下貼り合わせを行うことができる。
従来のIPSモード用のカラーフィルタ基板の場合、カラーフィルタ側には電極が設けられていないため、静電チャックをおこなうことはできない。カラーフィルタ側には電極が設けられていないのは、縦電界の発生を防止するためである。
これに対し、本発明に係るカラーフィルタ基板10では、カラーフィルタ12側に透明電極14が設けられているものの、画素領域には電極は形成されていないので、画素領域において縦電界が発生することはなく、縦電界の発生による表示不良の発生を防止できる。
また、静電チャック41と接する側の、画素領域に対応する領域には、透明電極13が形成されている。これにより、カラーフィルタ12側への電荷透電がシールドされる。そのため、静電チャック41を用いてカラーフィルタ基板10を吸着保持しても、ガラス基板11はこの領域において帯電することがなく、液晶分子が静電気によって水平配向から縦方向の配向に立ち上がるのを防ぐことができる。
なお、図9に示すような従来のIPSモード用の液晶表示装置100を、液晶滴下貼り合わせ方式で製造しようとする場合、電極が配設されているTFT基板120を静電チャックにより吸着保持する方法が考えられる。
しかしながら、IPSモード用のTFT基板120の電極付近は、ゲート絶縁膜122を介しながら上下、交互に隙間があり、液晶層の液晶分子が帯電しやすい構造となっている。また、ドレイン配線(櫛葉電極)123と共通電極配線(櫛葉電極)124との間のゲート絶縁膜122において、電荷をチャージしてしまい(肋骨上の)静電チャックパターンがそのままメモリーしてムラとなってしまう。このような問題を回避するためには、TFT基板120側のパターンを、静電気対策のためのシールド構造に変更する必要がある。しかしながら、静電気対策のためのシールドを施す場合には、以下のような問題が生じ得る。
例えば、TFT側においてゲート絶縁膜122を介して下層に透明電極を敷いてシールドする場合、その絶縁膜にピンホールができると下層の透明電極とドレイン配線123および共通電極配線124などの配線との間で上下リークが多発し、歩留まりを低下させてしまう。また製造において工程数が増加してしまう。さらに、電極−電極間のゲート絶縁膜122に静電荷が蓄積してしまうと、放電させるのが非常に困難となり、短時間のうちに除電することができなくなる。
本発明に係るカラーフィルタ基板10を用いれば、カラーフィルタ基板10を静電チャック41により吸着保持でき、かつ画素部へ抜ける静電気を排除し得るため、上記問題を生じさせることなく、横電界モードの液晶表示装置を、液晶滴下貼り合わせ方式によって製造することができる。
〔液晶表示装置の除電方法〕
次に、液晶表示装置1が帯電した場合の除電について、図5および図6を参照しながら説明する。
図5(a)は、除電ブロアー51を用いて液晶表示装置1の除電を行っている際の様子を示す模式図であり、図5(b)は、このときのゲート電圧、ドレイン電圧および共通電極電圧の状態を示した図である。
図5(b)に示すように、すべてのゲート線に電圧VGを印加する。一方、ドレイン電圧Vsおよび共通電極電圧Vcを0V(GND)とする。この状態で図5(a)に示すように、液晶表示装置1の両基板10、20に対して、除電ブロアー51を噴射52することで電荷抜けを促進することができる。また、このときに、液晶表示装置1を過熱することにより、より効果的に除電できる。
また、液晶分子が帯電した場合に、カラーフィルタ基板10側およびTFT基板20側ともにアースして除電できるため、より効率よく除電できる。
液晶表示装置1では、透明電極14がインセルで介在しているため、トランジスタをオープンにした状態でソース電極と共通電極とをショートさせ、除電ブロアー51を用いてあぶるだけで、液晶表示装置1の製造後であっても、帯電した液晶分子を容易に除電することができる。
図6は、液晶表示装置1のカラーフィルタ基板10側から除電ブロアー51を当てて除電を行った場合の断面模式図であり、(a)は除電を実施する前、(b)は除電を実施した後の状態を示している。
図6(a)に示すように、液晶分子31が帯電すると、液晶分子31において縦方向の配向が生じ、液晶分子31の配向の乱れが生じる。
液晶表示装置1では、カラーフィルタ12R、12Gおよび12B側のブラックマトリクス15の下部に透明電極14が設けられている。そのため、図6(b)に示すように。除電ブロアー51を当てると、ガラス基板11を介して透明電極14が誘電される。これにより、帯電した液晶分子31の除電を行えるため、短時間のうちに除電を完了することができる。
これに対し従来の液晶表示装置では、透明電極14を保持しないため、カラーフィルタ基板側を誘電することができない。したがって、液晶分子を除電させるためには、液晶分子の自然放電を待つしかなく、除電が完了するまでに、長時間を要する。
また、セル厚が薄くなれば液晶の静電容量が増すため、除電に対して不利となる。
したがって、本発明に係る液晶表示装置1においては、液晶表示装置1および液晶分子31が帯電した場合であっても、効率よく除電を行うことができる。
〔カラーフィルタ基板の製造方法〕
本発明に係るカラーフィルタ基板の製造方法について図7を参照して説明する。本実施の形態では、カラーフィルタ基板10の製造方法について説明する。カラーフィルタ基板10の製造方法は、ガラス基板11と、ブラックマトリクス15と、カラーフィルタ12R、12G、12Bとを備えているカラーフィルタ基板の製造方法であって、ガラス基板の一方の面上に、透明電極14を形成し、透明電極14上にブラックマトリクス15を形成する工程と、ガラス基板11上の、透明電極14が形成されている面とは反対側の面に、透明電極13と形成する工程とを包含するものである。また、透明電極13を形成する工程では、透明電極14と重畳する領域において、透明電極13に開口部17を設けるものである。以下、具体的に説明する。
まず、ブラックマトリクス15および透明電極14の形成について説明する。
ガラス基板11を洗浄した後に、ガラス基板11の一方の面上に、ITOなどの透明電極材料をスパッタリングし、透明電極材料層(第1導電体材料層)14’を形成する(図7(a))。
次いで、形成した透明電極材料層14’上にポジ型のブラックマトリクスレジスト15’を塗布する(図7(b))。
ブラックマトリクスレジスト15’を塗布した後、露光用マスク61を用いて露光Lを行い(図7(c))、続いて現像を行うことによってブラックマトリクス15のパターニングを行う(図7(d))。なお、ブラックマトリクス15のパターニングに用いるマスクは、従来IPSモード用カラーフィルタ基板の製造方法において、ブラックマトリクスのパターニングを行う際に用いているマスクを使用すればよい。現像後、ポストベークを行うことによって、パターン化されたブラックマトリクス15が形成される。
このパターン化されたブラックマトリクス15をエッチング用マスクとして、シュウ酸系ITOエッチング液を用いてエッチングを行い、透明電極14のパターン形成を行う(図7(e))。透明電極14形成後に、SiNをデポする(図7(f))。
次に、透明電極13の形成について説明する。
ブラックマトリクス15および透明電極14を形成した後、基板を反転し、ガラス基板11のもう一方の面すなわち透明電極14を形成した側とは反対側の面に、透明電極材料をスパッタリングし、透明電極材料層(第2導電体材料層)13’を形成する(図7(g))。
次いで、形成した透明電極材料層上にフォトレジストを塗布する。
ポジ型のフォトレジストを塗布してフォトレジスト膜63を形成し(図7(h))、形成後、フォトレジスト膜63に対して、ブラックマトリクス15が形成されている側からガラス基板11を介して露光Lを行う(図7(i))。このとき、ブラックマトリクス15が露光用マスクとして機能するため、フォトレジスト膜のパターン形成用にマスクを別に用意する必要はない。露光後に現像を行うことにより、パターン化されたフォトレジスト膜が形成される(図7(j))。
このパターン化されたフォトレジスト膜63をエッチング用マスクとして、シュウ酸系ITOエッチング液を用いてエッチングを行い、透明電極13のパターン形成を行い、パターン化された透明電極13を形成する(図7(k))。
透明電極13のパターン形成を行った後、フォトレジスト膜を剥離して、ポストベークを行う(図7(l))。
次に、カラーフィルタ12の形成について説明する。
透明電極13を形成した後、ブラックマトリクス15を形成した側に、カラーレジスト12’を塗布する(図7(m))。
カラーフィルタ12形成用の露光用マスク64を用いて露光Lを行う(図7(n))。現像した後に、ポストベークを行う。これにより、ブラックマトリクス15により区画化された所定の領域にカラーフィルタ12が形成される(図7(o))。
この操作を、3回繰り返し、すなわち赤(R)、青(G)および緑(B)のそれぞれのカラーレジストについて上記操作を1回ずつ行い、カラーフィルタ12R、12Gおよび12Bをストライプ状に形成する(図7(p))。
以上により、カラーフィルタ基板10を製造することができる。
さらに、フォトスペーサを形成する場合には、以下の工程を行う。
カラーフィルタ12側の面にフォトレジストを塗布し、フォトレジスト膜を形成する。
フォトスペーサ形成用の露光用マスクを用いて露光を行い、現像した後に、ポストベークを行う。これにより、フォトスペーサを形成する。
本発明に係るカラーフィルタ基板の製造方法の別の形態について図8を参照して説明する。
ガラス基板11を洗浄した後に、ガラス基板11の一方の面上に、ITOなどの透明電極材料をスパッタリングし、透明電極材料層(第2導電体材料層)13’を形成する(図8(a))。
次いで、形成した透明電極材料層13’上にネガ型のフォトレジストを塗布し、フォトレジスト膜65を形成する(図8(b))。露光用マスク66を用いてフォトレジスト膜65に対して露光Lを行う(図8(c))。続いて現像およびベークを行うことによってフォトレジスト膜65のパターニングを行う(図8(d))。
このパターン化されたフォトレジスト膜65をエッチング用マスクとして、シュウ酸系ITOエッチング液を用いてエッチングを行い、透明電極13のパターン形成を行い、パターン化された透明電極13を形成する(図8(e))。
透明電極13のパターン形成を行った後、フォトレジスト膜を剥離する(図8(f))。
基板を反転し、ガラス基板11のもう一方の面すなわち透明電極13を形成した側とは反対側の面に、透明電極材料をスパッタリングし、透明電極材料層(第1導電体材料層)14’を形成する(図8(g))。
次いで、形成した透明電極材料層14’上にポジ型のブラックマトリクスレジスト15’を塗布する(図8(h))。
ブラックマトリクスレジスト15’を塗布した後、露光用マスク66を用いて露光Lを行い(図8(i))、続いて現像を行うことによってブラックマトリクス15のパターニングを行う(図8(j))。なお、ブラックマトリクス15のパターニングに用いる露光用マスクは、フォトレジスト膜65のパターニングを行う際に用いた露光用マスクと同一のマスクを用いている。
このパターン化されたブラックマトリクス15をエッチング用マスクとして、シュウ酸系ITOエッチング液を用いてエッチングを行い、透明電極14のパターン形成を行う(図8(k))。
なお、この後のカラーフィルタ12の形成は、上述の方法と同様である。
以上のように、本発明に係るカラーフィルタ基板の製造方法は、カラーフィルタ基板10の製造に適している。
近年、液晶表示装置の大型化に伴い、ガラス基板も大型化している。ガラス基板の大型化により、ガラス静電容量が増加し、帯電が避けられない状況となっている。本発明によれば、製造工程におけるガラス基板の帯電を防止し、製造後においても除電を効果的に行うことができる。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、IPSモードなど横電界を利用する液晶表示装置に好適に利用することができる。
1 液晶表示装置
3 液晶層
4 真空貼り合わせ装置
10 カラーフィルタ基板(液晶表示装置用基板)
11 ガラス基板(絶縁性基板)
12、12B、12G、12R カラーフィルタ
13 透明電極(第2導電体)
13’ 透明電極材料層(第2導電体材料層)
14 透明電極(第1導電体)
14’ 透明電極材料層(第1導電体材料層)
15 ブラックマトリクス(遮光層)
16 偏光板
17 開口部
18 オーバーコート
20 TFT基板(アレイ基板)
21 ガラス基板(基板)
22 ゲート絶縁膜
23 櫛葉電極(電極)
24 櫛葉電極(電極)
31 液晶分子
32、33 配向膜
41 静電チャック
42 稼動軸
43 支柱
44 パッド
45 架台
46 真空チャンバー
51 除電ブロアー
52 噴射
61 露光用マスク
62 SiN
63、65 フォトレジスト膜
64、66 露光用マスク
L 露光

Claims (6)

  1. 絶縁性基板と、該絶縁性基板の一方の面上に設けられた遮光層とを備えている液晶表示装置用基板において、
    上記絶縁性基板と上記遮光層との間に第1導電体が設けられており、
    上記絶縁性基板上であって、上記一方の面とは反対側の面に、第2導電体が設けられており、
    上記第2導電体は、上記第1導電体と重畳する領域において、開口部が形成されている、ことを特徴とする液晶表示装置用基板。
  2. 絶縁性基板と、遮光層とを備えている液晶表示装置用基板の製造方法において、
    上記絶縁性基板の一方の面上に、第1導電体を形成し、該第1導電体上に上記遮光層を形成する第1導電体形成工程と、
    上記第1導電体形成工程の後に、上記絶縁性基板上であって、上記一方の面とは反対側の面に、第2導電体を形成する第2導電体形成工程とを含み、
    上記第2導電体形成工程では、上記第1導電体と重畳する領域において、上記第2導電体に開口部を形成する、ことを特徴とする液晶表示装置用基板の製造方法。
  3. 上記第1導電体形成工程では、
    上記絶縁性基板の上記一方の面上に第1導電体材料層を形成し、
    上記第1導電体材料層上に上記遮光層をパターン化して形成し、
    パターン化された上記遮光層をエッチング用マスクとして、上記第1導電体のパターン形成を行うことを特徴とする請求項2に記載の液晶表示装置用基板の製造方法。
  4. 上記絶縁性基板は透光性を有しており、
    上記第2導電体形成工程では、
    上記絶縁性基板の上記反対側の面上に、透光性を有する第2導電体材料層を形成し、
    上記第2導電体材料層上にフォトレジスト膜を形成し、
    上記遮光層を露光用マスクとして上記フォトレジスト膜に対して上記一方の面側から露光することによって、上記フォトレジスト膜のパターンを形成し、
    パターン化された上記フォトレジスト膜をエッチング用マスクとして、上記第2導電体のパターン形成を行うことを特徴とする請求項2または3に記載の液晶表示装置用基板の製造方法。
  5. 請求項1に記載の液晶表示装置用基板と、上記液晶表示装置用基板に対向配置されたアレイ基板と、上記液晶表示装置用基板と該アレイ基板との間に挟持された液晶層とを備えており、
    上記アレイ基板は、上記アレイ基板の基板表面と平行な電界を生じさせる複数の電極を、上記液晶表示装置用基板に対向する面上に有しており、
    上記液晶表示装置用基板は、上記遮光層が設けられている側において、上記アレイ基板に対向していることを特徴とする液晶表示装置。
  6. 請求項1に記載の液晶表示装置用基板と、上記液晶表示装置用基板に対向配置されたアレイ基板と、上記液晶表示装置用基板と該アレイ基板との間に挟持された液晶層とを備えた液晶表示装置の製造方法であって、
    静電チャックを用いて、上記第2導電体が形成された側から、上記液晶表示装置用基板を保持し、
    上記遮光層が形成された側を、液晶材料が滴下されたアレイ基板に対向配置させ、該アレイ基板と貼り合わせる工程を含むことを特徴とする液晶表示装置の製造方法。
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