JP2010203209A - パネル連結金具 - Google Patents

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Junichiro Yamamoto
淳一郎 山本
Naoki Moriya
直樹 守谷
Mitsuaki Shoji
光昭 庄司
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Abstract

【課題】使用するパネルとして、補強桟で補強した専用パネルを用いる必要のない廉価なパネル連結金具を提供する。
【解決手段】パネル連結金具Rは、第1パネルP1の背後に上下の横框と中間の横桟が存在する最上段、最下段、中段の各位置に突設するフックねじ20・21・22と、各段のフックねじに掛け止める異なる上部掛止具35と下部掛止具40および中間掛止具45からなる掛止具30を備え、特に上部掛止具は、一端側に掛止凸部35bを他端側に取付板部35cを形成し、掛止凸部の取付板部側に挿通口55を設け、掛止凸部を縦框面12aの最上段位置に合わせて取付板部を第2パネルP2に止着し、下部掛止具は、上部掛止具とは反対の他端側に掛止凸部40bを一端側に取付板部40cを形成し、取付板部側と反対側の掛止凸部に挿通口56を設け、掛止凸部を縦框面の最下段位置に合わせて取付板部を第2パネルに止着する構成としてなる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ラバトリーブースの仕切り等に使用されるパネル2枚を、一方のパネルの片側板面に他方のパネルの縦框面が当接したT形に連結するのに好適なパネル連結金具に関する。
従来、この種のパネル連結金具の中には、図17および図18に示すように、第1パネル1の片側板面1aの高さ方向上段、中段、下段位置にねじ込んで溝形のガイドレール2を固定するネジ3と、第2パネル4の縦框面4aに取り付けてネジ3に掛け止める掛止具5とを備え、ネジ3は、頭部3aとねじ部との間に鍔部3bを設ける一方、掛止具5は、細長い板材の一部を曲げ起こして中央部に凸部5aを形成し、凸部5aの両端側に一段低い固定板部5b・5cを形成し、凸部5aに、ネジ3の頭部より溝幅が狭く、溝長さ方向片側にネジ3の頭部3aが挿通可能な大きさの開口6を開けた係合溝7を設け、係合溝7をネジ3の螺着位置に合わせて、第2パネル4の縦框面4aの高さ方向上段、下段、中段の各位置に取り付ける構造にしたものがある(特許文献1参照)。
従来の図示パネル連結金具を用いて、第1パネル1と第2パネル4をT形に連結するときは、第2パネル4を持ち上げて縦框を第1パネル1のガイドレール2に嵌め込み、ネジ3の頭部3aを開口6から入れて首部3cを係合溝7に係合し、それから、第2パネル4を降下させて頭部3aの顎部分を係合溝7の溝縁に掛け止め、これにより、第1パネル1の片側板面1aに第2パネル4の縦框面4aが当接してT形に連結されるようになっている。
実開平3−108106号公報 実開平7−10121号公報
ところで、例えばラバトリーブースの仕切り等に使用されるパネルの多くは、通常、図18に示すように、上下の横框a・bと左右の縦框c・cと両横框間の横桟dとで組んだ枠体8に鏡板材9・9を張り合わせて組み立てられ、内部の殆どが中空で比較的軽量なパネル材である。
ところが、従来のパネル連結金具は、第2パネル4側の掛止具5が、1種類で、いずれも凸部5aの両端側に固定板部5b・5cが羽板状に延びた形状であるため、かかる掛止具5を、第2パネル4の縦框面4aの上段位置に取り付けるときに、図中上方の固定板部5bを縦框面4aの最上縁にねじ止めすると、上段のネジ3を係合させる係合溝7の位置が固定板部5bの長さ分だけ下側にずれ、反対に、縦框面4aの下段位置に取り付けるときに、下方の固定板部5cを縦框面4aの最下縁にねじ止めすると、下段のネジ3を係合させる係合溝7の位置が固定板部5cの長さ分だけ上側にずれてしまう。従って、仮に、背後に横框a・bが存在する最上段と最下段の各位置で第1パネル1の片側板面1aにネジ3をねじ込んで固定し、これらネジ3に、そのまま第2パネル4の掛止具5を掛け止めて両パネル1・4を連結したとすると、パネル1・4の連結高さにズレが生じてしまうため、結局、ネジ3を、第1パネル1の横框a・bが位置する最上段と最下段にねじ込んで固定することができないことになる。
そこで、従来、図示パネル連結金具を用いてパネル1・4をT形に連結する場合、実際には、上下の横框a・bの横桟d側にそれぞれ補強桟m・nを横架して補強枠体を組み、この補強枠体に鏡板材9・9を張り合わせて専用パネルを作製する一方、ネジ3は、この専用の第1パネル1の補強桟m・nが存在する高さ位置で片側板面1aにねじ込んで固定し、これらネジ3に掛止具5を掛け止めて両パネル1・4を連結していた。しかし、従来、図示パネル連結金具を用いて2枚のパネルをT形に連結する場合には、使用するパネルとして、補強桟m・nで補強した専用パネルが必要になるため、それでは、加わった補強桟m・nの分だけパネル重量が増大し、コストも著しく高くなるという課題があった。
そこで、本発明の目的は、上述した課題を解決し、使用するパネルとして、補強桟で補強した専用パネルを用いる必要のない廉価なパネル連結金具を提供することにある。
そこで、上述した課題を解決すべく、請求項1に記載の発明は、たとえば以下に示す図示実施の形態のとおり、上下の横框10・11と左右の縦框12・13と両横框間の横桟14とで組んだ枠体15を間に挟んで鏡板材16・17を張り合わせてなる第1パネルP1と第2パネルP2を、第1パネルP1の片側板面19に第2パネルP2の縦框面12aが当接したT形に連結するパネル連結金具Rであって、第1パネルP1の片側板面19において背後に上下の横框10・11と中間の横桟14が存在する最上段、最下段、中段の各位置にねじ込んで突設するフックねじ20・21・22と、各フックねじに掛け止める掛止具30とからなり、該掛止具は、上部掛止具35と下部掛止具40と中間掛止具45からなり、いずれも共通に、細長い板材の一部を曲げ起こして一段高い掛止凸部35b・40b・45aを形成し、他部に一段低い取付板部35c・40c・45bを形成し、前記掛止凸部35b・40b・45aには、前記フックねじ20・21・22が係合し、該フックねじ20・21・22の頭部20b・21b・22bより溝幅が狭くて、溝長さ方向片側に前記フックねじ20・21・22の頭部20b・21b・22bが挿通可能な大きさの挿通口55・56・57を設け、該挿通口側から溝長さ方向他側に向うに従い前記取付板部側へ向けて徐々に低く傾斜する係合溝50・51・52を設ける一方、前記中間掛止具45は、中央部に前記掛止凸部45aを両端側に前記取付板部45bを形成し、該取付板部45bを第1パネルP1に当接する第2パネルP2の縦框面12aの中段位置に止着し、前記上部掛止具35は、一端側に前記掛止凸部35bを他端側に前記取付板部35cを形成し、前記掛止凸部35bの前記取付板部35c側に前記挿通口55を設け、前記掛止凸部35bを前記縦框面12aの最上段位置に合わせて前記取付板部35cを第2パネルP2に止着し、前記下部掛止具40は、前記上部掛止具35とは反対の他端側に前記掛止凸部40bを一端側に前記取付板部40cを形成し、該取付板部40c側と反対側の前記掛止凸部40bに前記挿通口56を設け、前記掛止凸部40bを前記縦框面12aの最下段位置に合わせて前記取付板部40cを第2パネルP2に止着してなることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のパネル連結金具Rにおいて、たとえば以下に示す図示実施の形態のとおり、前記上部掛止具60および前記下部掛止具65は、それぞれ前記掛止凸部60b・65bを断面コ形に形成し、該掛止凸部60b・65bの片側に前記取付板部60c・65cを延設し、前記掛止凸部60b・65bには、向い合う平行な板部のうち片側の板部に前記フックねじ20・21の首部20c・21cを係合する前記係合溝50・51を設け、他側の基板部60a・65aに係止穴61・66を設け、該係止穴61・66を、止めねじ62・63の頭部62b・63bが挿通可能な大きさの挿入穴部61a・66aと、前記止めねじ62・63の頭部62b・63bより小さい掛止穴部61b・66bとで形成する一方、そのうち前記上部掛止具60は、第2パネルP2の前記縦框面12aの最上段位置に前記止めねじ62をねじ込んで突設し、該止めねじ62の頭部62bを前記係止穴61の挿入穴部61aに通して首部62cを前記掛止穴部61bに嵌着して前記掛止凸部60bを前記縦框面12aの最上段位置で第2パネルP2に止着し、前記下部掛止具65は、第2パネルP2の前記縦框面12aの最下段位置に前記止めねじ63をねじ込んで突設し、該止めねじ63の頭部63bを前記係止穴66の挿入穴部66aに通して首部63cを前記掛止穴部66bに嵌着して前記掛止凸部65bを前記縦框面12aの最下段位置で第2パネルP2に止着してなることを特徴とする。
よって、請求項1に記載の発明によれば、第1パネルの背後に上下の横框と中間の横桟が存在する最上段、最下段、中段の各位置に突設したフックねじに掛け止める掛止具を、異なる3種類の上部掛止具と下部掛止具および中間掛止具で構成し、特に上部掛止具は、フックねじを係合する係合溝を有する掛止凸部を一端側に、取付板部を他端側に形成し、掛止凸部の取付板部側にフックネジの頭部を挿通させる挿通口を開けて形成し、掛止凸部を縦框面の最上段位置に合わせて取付板部を第2パネルに止着する一方、下部掛止具は、上部掛止具とは反対の他端側に掛止凸部を、一端側に取付板部を形成し、取付板部側と反対側の掛止凸部に挿通口を設け、掛止凸部を縦框面の最下段位置に合わせて取付板部を第2パネルに止着する構成であるため、第2パネルの縦框面に上部掛止具を止着したとき、上段のフックねじを係合させる係合溝の位置が下方にずれることなく、背後に上方の横框のある最上段に位置し、他方、第2パネルの縦框面に下部掛止具を止着したときは、下段のフックねじを係合させる係合溝の位置が上方にずれることなく、背後に下方の横框のある最上段に位置し、従って、これら係合溝に係合するフックねじは、それぞれ第1パネルの背後に横框が位置する最上段と最下段の各位置で、そのまま片側板面にねじ込んで固定することができ、その結果、フックねじをねじ込むために、背後に補強桟を配置して左右縦框間に横架するなど、補強桟を加えた専用パネルを用いる必要がなく、よって、余計にパネル重量が増大することがなく、また、コスト高を招くこともなく廉価なパネル連結金具を提供することができる。
加えて、請求項1に記載の発明によれば、掛止凸部には、フックねじが係合する係合溝を、挿通口側から溝長さ方向他側に向うに従い取付板部側へ向けて徐々に低く傾斜させて形成するため、第1パネルと第2パネルの連結時、フックねじの頭部を挿通口から各掛止具の係合溝に入れて首部を係合させてから、第2パネルを降下させると、係合溝の傾斜によって第2パネルが第1パネル側へ重力で引き寄せられ、縦框面が片側板面に強く密着した状態で第1パネルと固く結合して連結することができる。
請求項2に記載の発明によれば、上部掛止具および下部掛止具は、断面コ形の掛止凸部の片側に取付板部を延設し、掛止凸部には、向い合う平行な板部のうち片側の板部にフックねじの首部を係合する前記係合溝を設け、他側の基板部に係止穴を設け、該係止穴を、止めねじの頭部が挿通可能な大きさの挿入穴部と、止めねじの頭部より小さい掛止穴部とで形成する一方、そのうち上部掛止具は、第2パネルの縦框面の最上段位置に止めねじをねじ込んで突設し、その最上段位置において、第2パネルに片側の取付板部を止着すると共に、止めねじの頭部を係止穴の挿入穴部に通して首部を掛止穴部に嵌着することにより掛止凸部も止着し、下部掛止具も、第2パネルの縦框面の最下段位置に止めねじをねじ込んで突設し、その最下段位置において、第2パネルに片側の取付板部を止着する共に、止めねじの頭部を係止穴の挿入穴部に通して首部を掛止穴部に嵌着することにより掛止凸部も止着する構成とし、これにより、上部掛止具および下部掛止具の第2パネルに対する取付強度をより高めることができる。
本発明の一例であるパネル連結金具でパネル2枚をT形に連結したパネル連結体を示す側面図である。 パネル連結体の斜視図である。 パネル連結金具のフックねじを示す正面図である。 フックねじを取り付けた第1パネルを示す縦断面図である。 (A)はパネル連結金具の上部掛止具を示す斜視図、(B)は側面図(C)は平面面である。 (A)はパネル連結金具の下部掛止具を示す斜視図、(B)は底面図、(C)は側面図(D)は平面面である。 (A)はパネル連結金具の中間掛止具を示す斜視図、(B)は底面図、(C)は側面図(D)は平面面である。 パネル連結金具の掛止具を取り付けた第2パネルを示す斜視図である。 パネル連結金具の掛止具を取り付けた第2パネルを示す側面図である。 パネル連結体の連結手順を示す斜視図である。 本発明の他のパネル連結金具でパネル2枚をT形に連結したパネル連結体を示す側面図である。 (A)は他のパネル連結金具の上部掛止具を示す斜視図、(B)は底面図、(C)は側面図(D)は平面面である。 (A)は他のパネル連結金具の下部掛止具を示す斜視図、(B)は底面図、(C)は側面図(D)は平面面である。 (A)は他のパネル連結金具の中間掛止具を示す斜視図、(B)は底面図、(C)は側面図(D)は平面面である。 他のパネル連結金具の掛止具を取り付けた第2パネルを示す斜視図である。 他のパネル連結金具の掛止具を取り付けた第2パネルを示す側面図である。 従来のパネル連結金具をパネルに取り付けた状態で示す斜視図である。 従来のパネル連結金具でパネル2枚をT形に連結して組み立てたパネル連結体の斜視図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一例であるパネル連結金具でパネルをT形に連結したパネル連結体を示す側面図、図2はパネル連結体の斜視図である。図示パネル連結体Pは、例えばラバトリーブースに備え、壁面Wと平行にドア側に立てる第1パネルP1と、壁面Wに対して直角に立てる第2パネルとを、本発明のパネル連結金具RでT形に連結して構築する構造体である。パネルP1・P2は、上下の横框10・11と左右の縦框12・13と横框10・11間の横桟14とで組んだ枠体15を挟んで鏡板材16・17を張り合わせて組み立ててなる。そのうち第2パネルP2は、片側の縦框面12aに長さ方向に沿って取付溝18を凹設してなる。
本発明の図示パネル連結金具Rは、第1パネルP1に固定する同じ1種類のフックねじ20・21・22と、第2パネルP2に固定する異なる3種類の掛止具30とからなる。
フックねじ20・21・22は、第1パネルP1に対して3本1組で、図3に示すように、先端側のねじ部20a(21a・22a)と基端側の頭部20b(21b・22b)との間に首部20c(21c・22c)を形成し、首部20c(21c・22c)とねじ部20a(21a・22a)間に鍔部20d(21d・22d)を環状に形成した異形ねじからなる。そこで、フックねじ20(21・22)は、図4に示すように、第1パネルP1を立てた状態において、片側板面19の背後に上下の横框10・11と中間の横桟14が存在する最上段、最下段および中段の各固定位置に、1本ずつねじ込んで突設する。そのとき、フックねじ20・21・22は、鍔部20d・21d・22dが板面19に当たる深さまでねじ部20a・21a・22aをねじ込んで鍔部20d・21d・22dより基端側を突出させた状態で固定する。
掛止具30は、図1および図2に示すように、第1パネルP1に突設した最上段、最下段、中段の各フックねじ20・21・22にそれぞれ掛け止める上部掛止具35、下部掛止具40および中間掛止具45の異なった3種類の金具からなる。
上部掛止具35は、図5に示すように、細長い金属製板材の一部を曲げ起こし、基板部35a上の一端側に断面コ形の一段高い掛止凸部35bを形成し、基板部35aの他端側の上に一段低い取付板部35cを重ね合わせて形成してなる。掛止凸部35bには、フックねじ20を係合する係合溝50を設けてなる。係合溝50は、フックねじ20の頭部20bより溝幅が狭く、溝長さ方向片側にフックねじ20の頭部20bが挿通可能な大きさの挿通口55を形成してなる。掛止凸部35bには、係合溝50の溝周縁に、挿通口55側から溝長さ方向他側に向うに従い基板部35a側へ向け徐々に厚肉になって傾斜する傾斜リブ50aを設けてなる。
下部掛止具40は、図6に示すように、細長い金属製板材の一部を曲げ起こし、基板部40a上で上部掛止部35とは反対の他端側に断面コ形の一段高い掛止凸部40bを形成し、基板部40b上の一端側に一段低い取付板部40cを重ね合わせて形成してなる。掛止凸部40bには、フックねじ21を係合する係合溝51を設けてなる。係合溝51は、フックねじ21の頭部21bより溝幅が狭く、溝長さ方向片側にフックねじ21の頭部21bが挿通可能な大きさの挿通口56を設けてなる。掛止凸部40bには、係合溝51の溝周縁に、挿通口56側から溝長さ方向他側に向うに従い基板部40a側へ向け徐々に厚肉になって傾斜する傾斜リブ51aを設けてなる。
中間止具45は、図7に示すように、細長い金属製板材の一部を曲げ起こして中央部に断面コ形の一段高い掛止凸部45aを形成し、掛止凸部45aの長さ方向両端に一段低い羽板状の取付板部45bを形成してなる。掛止凸部45aには、フックねじ22を係合する係合溝52を設けてなる。係合溝52は、フックねじ22の頭部22bより溝幅が狭く、溝長さ方向片側にフックねじ22の頭部22bが挿通可能な大きさの挿通口57を形成してなる。掛止凸部45aには、係合溝52の溝縁に、挿通口57側から溝長さ方向他側に向うに従い取付板部45b側へ向けて徐々に厚肉になって傾斜する傾斜リブ52aを設けてなる。
そこで、掛止具30において、中間掛止具45は、第1パネルP1側のフックねじ22の固定位置に掛止凸部45aの係合溝52を合わせて、図8および図9に示すように、第2パネルP2を立てた状態において、取付溝18の溝底の中段位置に取り付ける。そのとき、中間掛止具45は、挿通口57が下向きの状態で両端の取付板部45bをそれぞれ1本のビス36で取付溝18の溝底に止着する。
上部掛止具35は、第1パネルP1側のフックねじ20の固定位置に掛止凸部35bの係合溝50を合わせて、第2パネルP2を立てた状態において、取付溝18の溝底の最上段位置に取り付ける。そのとき、上部掛止具35は、挿通口55が下向きの状態で掛止凸部35bを取付溝18の上方溝端に合わせて、下方の取付板部35cを取付溝18の溝底に2本のビス37で止着する。
下部掛止具40は、第1パネルP1側のフックねじ21の固定位置に掛止凸部40bの係合溝51を合わせて、第2パネルP2を立てた状態において、取付溝18の溝底の最下段位置に取り付ける。そのとき、下部掛止具40は、挿通口56が下向きの状態で掛止凸部40bを取付溝18の下方溝端に合わせて、上方の取付板部40cを取付溝18の溝底に2本のビス38で止着する。
そこで、図示パネル連結金具Rを用いて、第1パネルP1と第2パネルP2をT形に連結してパネル連結体Pを組み立てる場合は、図10(A)に示すように、第1パネルP1の片側板面19に、掛止具30を固定した第2パネルP2の縦框面12aを向けて、第1パネルP1と第2パネルP2を配置する。それから、図10(B)および図1に示すように、第2パネルP2を持ち上げ、フックねじ20の頭部20bを挿通口55から上部掛止具35の係合溝50に入れて首部20cを係合し、フックねじ22の頭部22bを挿通口57から中間掛止具45の係合溝52に入れて首部22cを係合すると同時に、フックねじ21の頭部21bを挿通口56から下部掛止具40の係合溝51に入れて首部21cを係合してから、第2パネルP2を降下させて、図10(C)および図1に示すように、掛止具30の各係合溝50・51・52の溝縁にフックねじ20・21・22の頭部20b・21b・22bを掛け止め、これにより、第1パネルP1の片側板面19に第2パネルP2の縦框面12aが当接してT形に連結される。このとき、第2パネルP2は下降すると、それに従い掛止具30の傾斜リブ50a・51a・52aの斜面に沿って第1パネルP1側へ重力で引き寄せられ、片側板面19に縦框面12aが強い密着状態で第1パネルP1に固く結合して連結される。
ところで、本発明のパネル連結金具Rは、上記図示例の掛止具30に代え、図11〜図16に示すように、異なる3種類の上部掛止具60、下部掛止具65および中間掛止具70からなる掛止具30´を備えた構成にすることもできる。
他例のパネル連結金具Rにおいて、上部掛止具60は、図12に示すように、細長い金属製板材の一部を曲げ起こして一段高い断面コ形の掛止凸部60bを形成し、該掛止凸部60bの他端側に一段低い取付板部60cを鍔状に延設してなる。コ形の掛止凸部60bには、向い合う平行な板部のうち片側の板部にフックねじ20を係合する係合溝50を設ける一方、他側の基板部60aに係止穴61を設けてなる。係止穴61は、図11に示す止めねじ62の頭部62bが挿通可能な大きさの挿入穴部61aと、止めねじ62の頭部62bより小さい掛止穴部61bとで瓢箪形に形成してなる。止めねじ62は、フックねじ20と同様に、先端側のねじ部62aと基端側の頭部62bと間に首部62cを形成し、首部62cとねじ部62a間に鍔部62dを環状に形成した異形ねじからなる。係合溝50は、上述したと同様に、フックねじ20の頭部20bより溝幅が狭く、溝長さ方向片側にフックねじ20の頭部20bが挿通可能な大きさの挿通口55を設けてなる。掛止凸部60bは、基板部60aと向い合う他側板部自体を曲げて傾斜させ、係合溝50を、挿通口55側から溝長さ方向他側に向うに従い基板部60a側へ向けて徐々に低く傾斜して形成してなる。
下部掛止具65は、図13に示すように、細長い金属製板材の一部を曲げ起こして上部掛止部60とは反対の他端側に一段高い断面コ形の掛止凸部65bを形成し、掛止凸部65bの一端側に一段低い取付板部65cを鍔状に延設してなる。コ形の掛止凸部65bには、向い合う平行な板部のうち片側の板部にフックねじ21を係合する係合溝51を設ける一方、他側の基板部65aに係止穴66を設けてなる。係止穴66は、図11に示す止めねじ63の頭部63bが挿通可能な大きさの挿入穴部66aと、止めねじ63の頭部63bより小さい掛止穴部66bとで瓢箪形に形成してなる。止めねじ63は、フックねじ21と同様に、先端側のねじ部63bと基端側の頭部63bとの間に首部63cを形成し、首部63cとねじ部63a間に鍔部63dを環状に形成した異形ねじからなる。係合溝51は、上述したと同様に、フックねじ21の頭部21bより溝幅が狭く、溝長さ方向片側にフックねじ21の頭部21bが挿通可能な大きさの挿通口56を設けてなる。掛止凸部65bは、基板部65aと向い合う他側の板部自体を曲げて傾斜させ、係合溝51を、挿通口56側から溝長さ方向他側に向うに従い基板部65a側へ向けて徐々に低く傾斜して形成してなる。
中間止具70は、図14に示すように、細長い金属製板材の一部を曲げ起こして中央部に一段高い断面コ形の掛止凸部70aを形成し、掛止凸部70aの長さ方向両端に一段低い取付板部70b・70cを形成してなる。掛止凸部70aには、フックねじ22を係合する係合溝52を設けてなる。係合溝52は、フックねじ22の頭部22bより溝幅が狭く、溝長さ方向片側にフックねじ22の頭部22bが挿通可能な大きさの挿通口57を設けてなる。掛止凸部70aは、その平板部自体を曲げて傾斜させ、係合溝52を、挿通口57側から溝長さ方向他側に向うに従い取付板部70b側へ向けて徐々に低く傾斜して形成してなる。
そこで、図示他例の掛止具30´において、中間掛止具70は、第1パネルP1側のフックねじ22の固定位置に掛止凸部70aの係合溝52を合わせて、図15および図16に示すように、第2パネルP2を立てた状態において、取付溝18の溝底の中段位置に取り付ける。そのとき、中間掛止具70は、挿通口57を下向きの状態で両端の取付板部70b・70cをそれぞれ1本のビス71で取付溝18の溝底に止着する。
上部掛止具60は、第1パネルP1側のフックねじ20の固定位置に掛止凸部60bの係合溝50を合わせて、第2パネルP2を立てた状態において、取付溝18の溝底の最上段位置に取り付ける。図示他例では、上部掛止具60を取り付ける場合、はじめに取付溝18の溝底の最上端に止めねじ62を鍔部62dが板面19に当たる深さまでねじ込んで鍔部62dより基端側を突出させた状態で固着する。それから、係止穴61の挿入穴部61aに止めねじ62の頭部62bを通して掛止穴部61bに首部62cを嵌着し、これにより、一側の掛止凸部60bを、取付溝18の溝底の最上段位置に止着し、他側の取付板部60cはビス72で止着する。
下部掛止具65は、第1パネルP1側のフックねじ21の固定位置に掛止凸部65bの係合溝51を合わせて、第2パネルP2を立てた状態において、取付溝18の溝底の最下段位置に取り付ける。図示他例では、下部掛止具65を取り付ける場合、はじめに取付溝18の溝底の最下端に止めねじ63を鍔部63dが板面19に当たる深さまでねじ込んで鍔部63dより基端側を突出させた状態で固着する。それから、係止穴66の挿入穴部66aに止めねじ63の頭部63bを通して掛止穴部66bに首部63cを嵌着し、これにより、一側の掛止凸部65bを、取付溝18の溝底の最下段位置に止着し、他側の取付板部65cはビス73で止着する。
そこで、図示他例のパネル連結金具Rを用いて、第1パネルP1と第2パネルP2をT形に連結してパネル連結体Pを組み立てる場合は(図10参照)、前述したと同様、第1パネルP1の片側板面19に、掛止具30´を固定した第2パネルP2の縦框面12aを向けて、第1パネルP1と第2パネルP2を配置する。それから、第2パネルP2を持ち上げ、フックねじ20の頭部20bを挿通口55から上部掛止具60の係合溝50に入れて首部20cを係合し、フックねじ22の頭部22bを挿通口57から中間掛止具70の係合溝52に入れて首部22を係合すると同時に、フックねじ21の頭部21bを挿通口56から下部掛止具65の係合溝51に入れて首部21cを係合してから、第2パネルP2を降下させて、掛止具30´の各係合溝50・51・52の溝縁にフックねじ20・21・22の頭部20b・21b・22bを掛け止め、これにより、第1パネルP1の片側板面19に第2パネルP2の縦框面12aが当接してT形に連結される。このとき、第2パネルP2が下降すると、それに従いに掛止具30´の傾斜した掛止凸部60b・65b・70aの斜面に従って第1パネルP1側に重力で引き寄せられ、片側板面19に縦框面12aが強い密着状態で第1パネルP1に固く結合して連結される。
P パネル連結体
P1 第1パネル
P2 第2パネル
R パネル連結金具
10・11 上下の横框
12・13 左右の縦枠
12a 縦框面
14 横桟
15 枠体
16・17 鏡板材
20・21・22 フックねじ
30・30´ 掛止具
35・60 上部掛止具
35b・40b・45a 掛止凸部
40・65 下部掛止具
45・70 中間掛止具
50・51・52 係合溝
55・56・57 挿通口
62・63 止めねじ

Claims (2)

  1. 上下の横框と左右の縦框と両横框間の横桟とで組んだ枠体を間に挟んで鏡板材を張り合わせてなる第1パネルと第2パネルを、第1パネルの片側板面に第2パネルの縦框面が当接したT形に連結するパネル連結金具であって、
    第1パネルの片側板面において背後に上下の横框と中間の横桟が存在する最上段、最下段、中段の各位置にねじ込んで突設するフックねじと、各フックねじに掛け止める掛止具とからなり、
    該掛止具は、上部掛止具と下部掛止具および中間掛止具からなり、いずれも共通に、細長い板材の一部を曲げ起こして一段高い掛止凸部を形成し、他部に一段低い取付板部を形成し、前記掛止凸部には、前記フックねじが係合し、該フックねじの頭部より溝幅が狭くて、溝長さ方向片側に前記フックねじの頭部が挿通可能な大きさの挿通口を設け、該挿通口側から溝長さ方向他側に向うに従い前記取付板部側へ向けて徐々に低く傾斜する係合溝を設ける一方、
    前記中間掛止具は、中央部に前記掛止凸部を両端側に前記取付板部を形成し、該取付板部を第1パネルに当接する第2パネルの縦框面の中段位置に止着し、前記上部掛止具は、一端側に前記掛止凸部を他端側に前記取付板部を形成し、前記掛止凸部の前記取付板部側に前記挿通口を設け、前記掛止凸部を前記縦框面の最上段位置に合わせて前記取付板部を第2パネルに止着し、前記下部掛止具は、前記上部掛止具とは反対の他端側に前記掛止凸部を一端側に前記取付板部を形成し、該取付板部側と反対側の前記掛止凸部に前記挿通口を設け、前記掛止凸部を前記縦框面の最下段位置に合わせて前記取付板部を第2パネルに止着してなることを特徴とする、パネル連結金具。
  2. 前記上部掛止具および前記下部掛止具は、それぞれ前記掛止凸部を断面コ形に形成し、該掛止凸部の片側に前記取付板部を延設し、前記掛止凸部には、向い合う平行な板部のうち片側の板部に前記フックねじの首部を係合する前記係合溝を設け、他側の基板部に係止穴を設け、該係止穴を、止めねじの頭部が挿通可能な大きさの挿入穴部と、前記止めねじの頭部より小さい掛止穴部とで形成する一方、そのうち前記上部掛止具は、第2パネルの前記縦框面の最上段位置に前記止めねじをねじ込んで突設し、該止めねじの頭部を前記係止穴の挿入穴部に通して首部を前記掛止穴部に嵌着して前記掛止凸部を前記縦框面の最上段位置で第2パネルに止着し、前記下部掛止具は、第2パネルの前記縦框面の最下段位置に前記止めねじをねじ込んで突設し、該止めねじの頭部を前記係止穴の挿入穴部に通して首部を前記掛止穴部に嵌着して前記掛止凸部を前記縦框面の最下段位置で第2パネルに止着してなることを特徴とする、請求項1に記載のパネル連結金具。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016033322A (ja) * 2014-07-31 2016-03-10 株式会社 丸仙工業 屋内仕切り空間に自立させる箱型パネル構造体
KR20190106285A (ko) * 2018-03-08 2019-09-18 윤도영 소변기용 칸막이

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