JP2010201755A - 画像形成方法及び装置 - Google Patents

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文昭 田中
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Abstract

【課題】画像を含んだ転写フィルムをカードに強い接着力で転写する。
【解決手段】インクジェット印刷方式により、転写フィルム7のベース基材上に形成されたインク受容層4に画像を印刷し、この転写フィルムをカード3に加熱及び加圧によって接着する画像形成方法において、インク受容層にはUV硬化樹脂を含有させ、転写フィルムをカードに接着した後に紫外線をインク受容層に照射してUV硬化樹脂を硬化させ、しかる後にベース基材及び剥離層をカードから除去する。転写フィルムとカードとの接着強度が高まり、インク受容層の耐水性を高まる。転写フィルムをカードに貼着するので、カードの表面に凹凸が存在しても画像を鮮明に表示することができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、カードの発行等に使用する画像形成方法及び装置に関する。
従来、カードに画像を形成するについて次のような方法が提案されている。
(1)帯状の被転写シートとインクフィルムとを重ね合わせて、プラテンローラとサーマルヘッドとで挟み、写真、文字等の画像をインクフィルムから被転写シートに昇華転写法等によって転写し、次に、被転写シートをカード基材に加熱圧着して被転写シート上の画像をカード基材の表面に転移させる(例えば、特許文献1,2参照。)。
(2)インクジェット受像シート上に写真、文字等の反転画像をインクジェット方式により印刷する。この反転画像はインクジェット受像シートの親水性樹脂と熱可塑性樹脂とを含有するインク受容層に受容され記録される。次に、ラミネーターによって、このインクジェット受像シートを白色PET板等のカード基材に加熱転写する(例えば、特許文献3参照。)。
(3)写真、文字等の画像をプリントメディアであるカード基材にインクジェット方式により印刷する。インクとしてはUV硬化型インクを用い、プリント後に紫外線を照射してインクを硬化させ、画像をカード基材上に定着させる(例えば、特許文献4参照。)。
特開平11−263032号公報 特開2002−362755号公報 特開2002−370443号公報 特開2006−231795号公報
上記(1)の方法は、被転写シートやインクフィルムにインク抜けとなって画像の痕跡が残るので、情報が漏洩するおそれがあるという問題がある。
上記(2)の方法は、インクジェット受像シートをカード基材にラミネートするので、上記(1)の問題は少ないが、受容層へのインクの吸収が追いつかないことによる画像の滲み、転写時の画像の流れ等が生じやすいという問題がある。また、インクジェット受像シートのカード基材に対する接着強度、インクジェット受像シートの耐水性等についても問題がある。
上記(3)の方法は、カード基材の表面に存在する凹凸によって画像にひずみが生じやすいという問題がある。また、UV硬化型インクは高価であり、異臭が強いという問題もある。
従って、本発明は、上記諸問題点を解決することができる画像形成方法及び装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明は次のような構成を採用する。
なお、本発明の理解を容易にするため図面の参照符号を括弧書きで付するが、本発明はこれに限定されるものではない。
請求項1に係る発明は、インクジェット印刷方式により、転写フィルム(7)のベース基材(8)上に形成されたインク受容層(4)に画像(2a,2b)を印刷し、この転写フィルム(7)を被転写媒体(3)に加熱及び加圧によって接着する画像形成方法において、上記インク受容層(4)は上記ベース基材(8)に剥離層(9)を介して積層し、上記インク受容層(4)にはUV硬化樹脂を含有させ、上記転写フィルム(7)を被転写媒体(3)に接着した後に紫外線を上記インク受容層(4)に照射してUV硬化樹脂を硬化させ、しかる後に上記ベース基材(8)及び剥離層(9)を上記被転写媒体(3)から除去する画像形成方法を採用する。
請求項2に記載されるように、請求項1に記載の画像形成方法において、上記転写フィルム(7)を帯状に形成してこの転写フィルム(7)を繰り出しロール(7a)から繰り出して巻き取りロール(7b)で巻き取るようにし、この転写フィルム(7)が上記繰り出しロール(7a)から上記巻き取りロール(7b)に至る間に、上記インクジェット印刷、上記転写フィルム(7)の接着、上記紫外線の照射、上記ベース基材(8)及び剥離層(9)の除去を順次行うものとすることができる。
請求項3に記載されるように、請求項1又は請求項2に記載の画像形成方法において、上記インクジェット印刷後に上記転写フィルム(7)のインク受容層(4)に印刷されたインクジェットインクのうち余剰分を乾燥させるものとすることができる。
また、請求項4に係る発明は、インクジェット印刷方式により転写フィルム(7)のベース基材(8)上に形成されたインク受容層(4)に画像を印刷し、この転写フィルム(7)を被転写媒体(3)に加熱及び加圧によって接着する画像形成装置において、上記転写フィルム(7)は、上記ベース基材(8)に上記インク受容層(4)が剥離層(9)を介して積層され、上記インク受容層(4)にはUV硬化樹脂が混入され、帯状に形成されたうえで、繰り出しロール(7a)から繰り出されて巻き取りロール(7b)で巻き取られるように設置され、この転写フィルム(7)が上記繰り出しロール(7a)から上記巻き取りロール(7b)に至る走行路上に、上記転写フィルム(7)のインク受容層(4)に画像を印刷するインクジェット印刷部(22)、上記転写フィルム(7)を被転写媒体(3)に接着する転写フィルム接着部(24)、上記転写フィルム(7)のインク受容層(4)に紫外線(UV)を照射する紫外線照射部(25)、上記転写フィルム(7)のベース基材(8)及び剥離層(9)を上記被転写媒体(3)から除去する剥離部(26)が順に設けられた画像形成装置を採用する。
請求項5に記載されるように、請求項4に記載の画像形成装置において、上記インクジェット印刷部(22)と上記転写フィルム接着部(24)との間に上記転写フィルム(7)のインク受容層(4)に印刷されたインクジェットインクのうち余剰分を乾燥させる乾燥用ヒータ(13)が設けられたものとすることができる。
本発明によれば、インクジェット印刷方式により、転写フィルム(7)のベース基材(8)上に形成されたインク受容層(4)に画像を印刷し、この転写フィルム(7)を被転写媒体(3)に加熱及び加圧によって接着する画像形成方法において、上記インク受容層(4)は上記ベース基材(8)に剥離層(9)を介して積層し、上記インク受容層(4)にはUV硬化樹脂を含有させ、上記転写フィルム(7)を被転写媒体(3)に接着した後に紫外線を上記インク受容層(4)に照射してUV硬化樹脂を硬化させ、しかる後に上記ベース基材(8)及び剥離層(9)を上記被転写媒体(3)から除去するものであるから、従来のインクフィルムのような画像情報の痕跡を含んだ廃棄物が生じないので、情報の秘密性を保持することができる。また、インク受容層(4)に含有するUV硬化樹脂を硬化させるので、転写フィルム(7)とカード基材等被転写媒体(3)との接着強度を高めることができ、インク受容層(4)の耐水性を高めることができる。さらに、転写フィルム(7)をカード基材等被転写媒体(3)に貼着するので、カード基材等被転写媒体(3)の表面に凹凸等が存在しても画像を鮮明に表示することができる。さらに、転写中はベース基材(8)によってインク受容層(4)が保護され、転写後にカード基材等被転写媒体(3)からベース基材(8)が除去されるので、傷や汚れのない画像(2a,2b)をカード(1)等の表面に形成することができる。
本発明に係る画像形成方法及び装置によって製造されたカードの一例の平面図である。 図1中II−II線矢視図であり、カードの模式断面図である。 帯状転写フィルムの部分切欠平面図である。 図3中IV−IV線矢視図であり、帯状転写フィルムの模式断面図である。 本発明に係る画像形成方法の一例を示す説明図である。 本発明に係る画像形成装置の一例を示す概略正面図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。
最初にこの画像形成方法及び装置によって画像が付与されたカードについて説明する。
図1に示すように、このカード1の表面には、文字2a、写真2b等の画像が表示されている。
図2に示すように、カード1は、被転写媒体であるカード基材3を有し、このカード基材3の表面上にインク受容層4、耐水層5、保護層6が下から上へと順に積層される。
上記文字2a、写真2b等の画像は、水性インクジェットインクを用いたインクジェット印刷方式により上記インク受容層4に水性インクジェットインクが微細なドットの集合として吸着されることにより表示される。
なお、カード1の裏面にも画像が形成される場合がある。その場合は、上記インク受容層4、耐水層5、保護層6と同様な積層体がカード1の裏面にも積層され、インク受容層に所定の画像が水性インクジェットインクを用いたインクジェット印刷方式によりプリントされ、裏面用の画像がカード1の裏面に表示される。
カード基材3は、例えば厚さ0.76mmのPET(ポリエチレンテレフタレート)シートで形成される。
インク受容層4は、水性インクジェットインクを受容するポリビニルアルコール等の親水性樹脂を含有する。また、UV硬化樹脂を含有する。後述するようにインク受容層4に紫外線が照射されると、このUV硬化樹脂が接着性を発現し、インク受容層4とカード基材3との接着強度が向上する。また、UV硬化樹脂の硬化によってインク受容層4の耐水性が向上する。
耐水層5は、例えば塩化ビニリデン系共重合体の塗工膜によって形成される。
保護層6は、例えばUV硬化性樹脂の塗工膜であり、上記インク受容層4に照射する紫外線によって硬化する。
上記文字2a、写真2b等の画像は、図5に示す手順で形成することができる。
図5中、符号7は帯状の転写フィルムを示す。この帯状の転写フィルム7は、図3及び図4に示すように、帯状のベース基材8上に剥離層9が形成され、さらにその上から上記保護層6、上記耐水層5、インク受容層4が順次塗工されることによって形成される。
保護層6及び耐水層5は適宜省略することができ、あるいは他の層を所望位置に追加することも可能である。
ベース基材8は、例えば厚さ25μmのPETフィルムで形成される。
剥離層9は、例えばベース基材8にメラミン加工することにより形成される。
保護層6、耐水層5及びインク受容層4は帯状のベース基材8上に順次連続状に塗工され積層される。
帯状の転写フィルム7におけるインク受容層4には、図3中、この転写フィルム7が左から右へと送り出されるものとすると、例えば、カード1のピッチに対応して長方形の見当マーク10がプリントされ、続いて文字2a、写真2b等の画像が印刷される。
なお、画像は図示のものに限られるものではないし、また、見当マークも長方形に限られるものでもない。
図5に示すように、帯状の転写フィルム7は、その両端が繰り出しロール7aと巻き取りロール7bにそれぞれ巻き取られ、繰り出しロール7aと巻き取りロール7bが各々水平に配置される。
なお、図5では、ベース基材8から耐水層5に至る部分が一本の線で連続状に表示され、インク受容層4のみが間欠的に表示されるが、実際はインク受容層4も耐水層5上に連続的に形成されている。
転写フィルム7は、繰り出しロール7aから繰り出されて巻き取りロール7bで巻き取られるようになっており、繰り出しロール7aから繰り出されて、まずインクジェット印刷(I)が行われる。図5中、符号11はインクジェットノズルを示す。印刷する文字2a、写真2b等の画像がカラーの場合は、例えばY(黄)、M(赤)、C(藍)、B(墨)の各色インクを吐出するインクジェットノズルが色インクごとに配置される。
インクジェットノズル11から吐出された水性インクジェットインクは、図4に示すように、インク受容層4に受容され、図3に示すように、帯状の転写フィルム7の見当マーク10から所定の位置に文字2a、写真2b等の所望の画像を表示する。
図5に示すように、インクジェット印刷(I)が行われた転写フィルム7は、張力を調整するためのテンションローラ12を経由した後、乾燥用ヒータ13によって加熱される(II)。これにより、インク受容層4上に盛り上がった余剰の水性インクジェットインクが乾燥し、転写フィルム7から除去される。
この乾燥工程は、余剰の水性インクジェットインクが少ない場合は省略可能である。
図3に示す転写フィルム7における文字2a、写真2b等の画像が印刷され、余剰インクが乾燥したインク受容層4には、図5に示すように、被転写媒体であるカード基材3が当てられる。
転写フィルム7の画像が印刷された部分とカード基材3とは、図5に示すように、重なり合った状態で加熱圧着ローラ14へと進行し、加熱圧着ローラ14によって加熱及び加圧に付される(III)。
これにより、転写フィルム7のインク受容層4がカード基材3の表面に付着し、転写フィルム7のカード基材3に対する転写が行われる。このように、転写フィルム7をカード基材3に貼着するので、カード基材3の表面に微細な凹凸、段差等が存在しても文字2a、写真2b等の画像を鮮明に表示することができる。また、加熱圧着ローラ14による転写中、転写フィルム7のベース基材8によってインク受容層4が保護されるので、傷や汚れのない画像がカード基材3の表面に形成される。このベース基材8は転写後にカード基材3から除去される。
図5に示すように、重なり合った転写フィルム7とカード基材3は、次にUV硬化工程(IV)へと進行し、LED等の紫外線ランプ15によって紫外線を転写フィルム7側から照射される。紫外線ランプ15からの紫外線は転写フィルム7のベース基材8をインク受容層4へと透過し、インク受容層4に含有されるUV硬化樹脂を硬化させる。これにより、インク受容層4とカード基材3との接着強度が高まり、インク受容層4の耐水性も向上する。
UV硬化工程(IV)を経た転写フィルム7とカード基材3は、剥離工程(V)に至り、剥離ローラ16によって転写フィルム7がカード基材3から引き剥がされる。これにより、転写フィルム7の剥離層9と保護層6との間が剥がれ、ベース基材8と剥離層9とがカード基材3から離れ、図2に示したように、インク受容層4、耐水層5及び保護層6の積層体がカード基材3の表面に残留する。
転写フィルム7のベース基材8は剥離層9を保持したまま巻き取りロール7bに巻き取られ、回収される。このベース基材8及び剥離層9には、従来のインクフィルムのようなインクが除去された跡が画像情報となって残留しない。したがって、情報の秘密性が保持されることとなる。
図3に示すカード一枚分の文字2a、写真2b等の画像がカード基材3に転写されると、繰り出しロール7a及び巻き取りロール7bの逆転によって転写フィルム7は逆方向に走行し、カード一枚分の画像に隣接した未使用箇所がインクジェットヘッド11の手前へと戻される。そこで、繰り出しロール7a及び巻き取りロール7bが正転し、再度転写フィルム7が正方向に送られ、次のカード基材3に対して上記インクジェット印刷(I)から剥離(V)までの工程が実行される。
なお、このように転写フィルム7は逆走させることなく正方向にのみ送って、次々とカード基材3に転写を行うようにすることも可能である。
また、上記カード基材3の裏面にも他の画像を転写する場合は、図5中、上記表面に画像を転写したカード基材3を裏返した状態で転写フィルム7へと供給することによって容易に行うことができる。
次に、上記画像形成方法を実施するための画像形成装置の一例について説明する。
図6に示すように、画像形成装置の筐体17内には、転写フィルム7の繰り出しロール7aと巻き取りロール7bとが接近した位置で各々水平に保持される。両ロール7a,7bの軸には各々図示しないモータが連結される。
転写フィルム7は、図4に示したように、帯状のベース基材8にインク受容層4が剥離層9その他の層を介して積層され、インク受容層4にはUV硬化樹脂が混入され、帯状に形成されたうえで、繰り出しロール7aから繰り出されて巻き取りロール7bで巻き取られるように筐体17内に設置される。転写フィルム7としては他の層構成のものも採用可能である。
この転写フィルム7は、繰り出しロール7aから繰り出され、引っ張りローラ18によって引っ張られながら略水平方向に走行した後、ガイドローラ19によって略垂直方向に降下するように向きを変え、さらに他のガイドローラ20によって後戻りするように向きを変えて走行し、剥離ローラ21によって垂直方向に上昇するように向きを変え、巻き取りロール7bへと至る。
図6に示すように、この転写フィルム7の走行路に沿って、転写フィルム7のインク受容層4に画像を印刷するインクジェット印刷部22、転写フィルム7を被転写媒体であるカード基材3に接着する転写フィルム接着部24、転写フィルム7のインク受容層4に紫外線を照射する紫外線照射部25、転写フィルム7のベース基材8及び剥離層9をカード基材3から除去する剥離部26が順に設けられる。
インクジェット印刷部22は、転写フィルム7が繰り出しロール7aから出て水平に走行する箇所に設置される。インクジェット印刷部22のインクジェットノズル11は転写フィルム7のインク受容層4に対向するように配置される。また、インク受容層4に印刷する文字2a、写真2b等の画像がカラーの場合は、例えばY(黄)、M(赤)、C(藍)、B(墨)の各色インクを吐出するインクジェットノズルが配置される。
インクジェットノズル11から吐出された水性インクジェットインクは、図4に示すように、転写フィルム7のインク受容層4に受容され、図3に示すように、帯状の転写フィルム7の見当マーク10から所定の位置に所望の画像となって現れる。
この実施の形態では、転写フィルム7が、図3中右方向に走行するものとすると、まず見当マーク10が印刷された後、この見当マークから所定距離だけ離れた位置に文字2a、写真2b等の画像が印刷される。また、図3中、破線で示す箇所は、転写フィルム7からカード基材3の表面に図2に示したインク受容層4、耐水層5及び保護層6が転写されることによって、転写フィルム7からインク受容層4、耐水層5及び保護層6が除去された跡の除去部分7cを示す。
また、図3中、符号10aは先に印刷された見当マークを示し、符号10bは後に印刷される見当マークを示す。
図6に示すように、インクジェット印刷部22を通過してインク受容層4に画像及び見当マーク10が印刷された転写フィルム7は、垂直方向に降下する。この降下箇所には、張力を調整するためのテンションローラ12が設けられる。テンションローラ12は水平方向に移動可能であり、このテンションローラ12の移動によって、繰り出しローラ7aと巻き取りローラ7bとの間における転写フィルム7の張力が適正値に調整される。
また、転写フィルム7の降下箇所のテンションローラ12を通過した箇所には、乾燥部23が設けられる。この乾燥部23には、図5に示したような乾燥用ヒータ13が設けられる。乾燥用ヒータ13は転写フィルム7のインク受容層4に対向するように配置される。乾燥用ヒータ13による加熱によって、インク受容層4から水性インクジェットインクの余剰分が乾燥する。
この乾燥用ヒータ13は、余剰の水性インクジェットインクが少ない場合は省略可能である。
転写フィルム7がガイドローラ20によって向きを変える箇所には、転写フィルム7を被転写媒体であるカード基材3に接着するための転写フィルム接着部24が設けられる。
転写フィルム接着部24は、転写フィルム7にそのベース基材8側から当たる加熱圧着ローラ27と、カード基材3を転写フィルム7のインク受容層4側に押し付ける受けローラ28とを具備する。
加熱圧着ローラ27は、レバー29によって筐体17に連結され、垂直面内で上下方向に回動可能である。加熱圧着ローラ27は、二点鎖線で示す待機位置から実線で示す位置へと降下することにより、転写フィルム7を二点鎖線で示す位置から実線で示す位置へと降下させ、受けローラ28の表面に押し付ける。この時、受けローラ28の上にはカード基材3が送り込まれており、加熱圧着ローラ27と受けローラ28とによって、転写フィルム7とカード基材3とが加圧される。また、加熱圧着ローラ27によって転写フィルム7はカード基材3の表面に加熱圧着される。
これにより、転写フィルム7のインク受容層4がカード基材3の表面に付着し、転写フィルム7のカード基材3に対する転写が行われる。加熱圧着ローラ27による転写中、転写フィルム7のベース基材8によってインク受容層4が保護され、このベース基材8は転写後にカード基材3から除去されるので、傷や汚れのない画像がカード1の表面に形成される。また、転写フィルム7がカード基材3に貼着される結果、カード基材3の表面に微細な凹凸、段差等が存在しても画像がカード1の表面に鮮明に表示される。
受けローラ28は、図示しないモータにより駆動される。受けローラ28は、転写フィルム7とカード基材3とが重なったものを加熱圧着ローラ27と共に挟んで回転しつつ下流側へと送り出す。
筐体17内における転写フィルム接着部24の近傍には、カード基材供給部が設けられる。
図6に示すように、カード基材供給部は、多数のカード基材3を貯留するホッパ30と、ホッパ30からカード基材3を一枚ずつ送り出す送り出しローラ31と、送り出しローラ31によって送り出されたカード基材3を受け取ってカード基材3の向きを変えたうえで異方向に送り出す旋回ステーション32と、旋回ステーション32からカード基材3を受け取って上記転写フィルム接着部24に受け渡す受け渡しローラ33とを具備する。
ホッパ30は箱状に形成され、筐体17の底部に左右方向に伸びるように装着される。ホッパ30は筐体17の前方(図面の紙面側)へと引き出し可能に筐体17内に装着される。ホッパ30が筐体17の前方へと引き出され、ホッパ30内に多数のカード基材3が水平方向に多数重ねられ、ホッパ30が再び筐体17内に押し込まれることによって、カード基材3が筐体17内に装填される。
また、ホッパ30内の右側と左側とには、前当て板34と後当て板35が各々設けられる。前当て板34はホッパ30内の右側の定位置に固定され、多数のカード基材3の重なったもののうち先頭のカード基材3に当接する。後当て板35はホッパ30内をスライド可能なスライダ35aに固定され、カード基材3の重なったもののうち最後尾のカード基材3に当接する。先頭のカード基材3をホッパ30から取り出しやすくするため、前当て板34と後当て板35は垂直方向からやや斜めに傾斜するように設けられる。
スライダ35aには、長尺のコイルスプリング36の一端が連結される。このコイルスプリング36は、スライダ35aから前当て板34の方へと伸び、前当て板34の近傍でホッパ30に取り付けられたプーリ37を経由して後当て板35へと伸び、ホッパ30の左壁に連結される。これにより、多数のカード基材3は前当て板34と後当て板35とで崩れないように挟持され、また、カード基材3が先頭のものから取り出されてゆくに連れて後方のものが徐々に前方の前当て板34へと移動する。
長尺のコイルスプリング36は、重なった多数のカード基材3に当たらないようにカード基材3の手前側に配置される。
送り出しローラ31は、前当て板34に形成された図示しない縦溝を通して先頭のカード基材3に当接するように、ホッパ30内に設けられる。送り出しローラ31は、図示しないモータによって一方向に回転可能である。送り出しローラ31の回転によって、ホッパ30内から先頭のカード基材3がホッパ30の上方へと送り出される。
旋回ステーション32は、上記転写フィルム接着部24と上記ホッパ30との間に設けられる。旋回ステーション32は対向する二対のローラ38,39を有する。これら二対のローラ38,39が、垂直面内で旋回可能な図示しないフレームに水平に支持される。フレームには図示しないモータが取り付けられ、このモータによって二対のローラ38,39は回転可能である。
また、フレームにはカード基材3を挟みつつ案内するガイド40が二対のローラ38,39間を結ぶように設けられる。
上記送り出しローラ31によって、先頭のカード基材3がホッパ30外に送り出されると、旋回ステーション32の二対のローラ38,39が回転してこのカード基材3を受け取り、ガイド40内に導入する。カード基材3がガイド40内に侵入すると、二対のローラ38,39が回転を停止し、ガイド40と共にカード基材3を保持する。そこで、旋回ステーション32は二対のローラ38,39が水平方向に並ぶ位置へと旋回して停止し、二対のローラ38,39は再び回転してカード基材3をガイド40外へと送り出す。
受け渡しローラ33は、旋回ステーション32と転写フィルム接着部24の加熱圧着ローラ27との間に設けられる。旋回ステーション32からカード基材3が送り出されると、受け渡しローラ33は回転しつつカード基材3を受け取って上記加熱圧着ローラ27と受けローラ28との間へと押し出す。
転写フィルム7がガイドローラ20によって向きを変え、カード基材3と共に転写フィルム接着部24を通過した箇所には、搬送ローラ41の列が配置される。
搬送ローラ41は水平方向に多数配列され、各々押えローラ42と対になって転写フィルム7及びカード基材3とを挟むようになっている。搬送ローラ41は図示しないモータによって駆動される。
図6に示すように、所望の搬送ローラ41,41間には、転写フィルム7に対峙するように、紫外線照射部25が設けられる。
紫外線照射部25には図5に示したLED等の紫外線ランプ15が設けられる。重なり合った転写フィルム7とカード基材3が、搬送ローラ41と押えローラ42とによって送られて紫外線照射部25に到達すると、紫外線ランプ15によって紫外線UVが転写フィルム7側に照射される。紫外線ランプ15からの紫外線UVは転写フィルム7のベース基材8をインク受容層4へと透過し、インク受容層4が含有するUV硬化樹脂を硬化させる。
これにより、インク受容層4がカード基材3により強く接着し、また、インク受容層4の耐水性が向上する。
図6に示すように、搬送ローラ41の列の最終ローラ近傍には、ベース基材8及び剥離層9をカード基材3から除去する剥離部26が設けられる。
この剥離部26は、剥離ローラ21と、牽引ローラ43とを有する。剥離ローラ21は搬送ローラ41の列方向からオフセットした位置に配置される。牽引ローラ43は剥離ローラ21と巻き取りローラ7bとの間に配置される。剥離ローラ21及び牽引ローラ43は図示しないモータによって駆動される。
紫外線照射部25を通過した転写フィルム7とカード基材3は、転写フィルム7が牽引ローラ43によって牽引されつつ剥離ローラ21を経由することによって、カード基材3から離反する方向に引っ張られる。これにより、図4中、転写フィルム7の剥離層9と保護層6との間が剥がれ、ベース基材8と剥離層9とがカード基材3から離れ、図2に示したように、インク受容層4、耐水層5及び保護層6の積層体がカード基材3の表面に残留する。
転写フィルム7のベース基材8は剥離層9を保持したまま巻き取りロール7bに巻き取られ、回収される。このベース基材8及び剥離層9には、画像情報が痕跡となって残留しない。
図6に示すように、上記搬送ローラ41の列の延長線上には、矯正ヒートローラ44と受けローラ45とが配置される。
矯正ヒートローラ44は、レバー46によって筐体17に連結され、垂直面内で上下方向に回動可能である。矯正ヒートローラ44は、実線で示す待機位置から二点鎖線で示す位置へと上昇することにより、上記転写フィルム7から分離したカード基材3の裏面に当接し、カード基材3を受けローラ45に押し付ける。
これにより、カード基材3がその裏面側から加熱される。カード基材3は上記加熱圧着ローラ27による加熱圧着によって反る傾向にあるが、この矯正ヒートローラ44による反対側からの加熱と加圧によって反りが矯正され、カード基材3はもとの平坦な板に復帰し、完成したカード1となる。
矯正ヒートローラ44よりも下流側には、カード1を筐体17外に排出する排出ローラ47の列が設けられる。各排出ローラ47は抑えローラ48と対になってカード1を挟むようになっており、図示しないモータによって駆動される。
上記矯正ヒートローラ44から送り出される完成したカード1は、排出ローラ47によって筐体17外に排出され、カード1の使用者等に渡される。
その他、図6に示すように、上記旋回ステーション32の上方には、カード基材3にあらかじめ設けられた図示しない磁気ストライプやICチップに所望の情報を書き込むための非接触IC・R/W49、接触IC・R/W50、磁気R/W51が設けられる。
また、上記転写フィルム7の走行路上の所定位置には、転写フィルム7の見当マーク10を検知するための検知センサ52a,52b,52cが設けられ、上記旋回ステーション32が上記ホッパ30、上記受け渡しローラ33及び上記非接触IC・R/W49の各々に対向する箇所には、カード基材3の所定箇所を検知するための検知センサ53a,53b,53cが設けられ、カード1が転写フィルム7から離反した後の走行路上にはカード1の所定箇所を検知する検知センサ54a,54bが設けられる。
次に、上記構成の画像形成装置の作用について説明する。
(1)オペレータによって図6に示すように、画像形成装置の筐体17内に転写フィルム7の繰り出しロール7aと巻き取りロール7bとが接近した位置で各々水平に装着される。
また、ホッパ30内に多数のカード基材3が水平方向に多数重なった状態で装填される。
(2)図1及び図2に示すカード1を作成するものとし、この文字2a、写真2b等の画像の情報がオペレータの操作によって図示しないコンピュータに読み込まれる。
(3)画像形成装置の各種モータの駆動により、転写フィルム7が繰り出しロール7aから巻き取りロール7bへと所定の速度で走行する。
(4)転写フィルム7がインクジェット印刷部22に至ると、水性インクジェットインクがインクジェットノズル11から吐出される。図4に示すように、水性インクジェットインクは、転写フィルム7のインク受容層4に受容され、図3に示すように、まず見当マーク10が描画され、続いてカード一枚当たりの文字2a、写真2b等の画像が描画される。
(5)転写フィルム7は走行し続け、テンションローラ12を経由して、その画像が描画された部分が乾燥部23に至る。乾燥部23において、転写フィルム7のインク受容層4側が乾燥用ヒータ13によって加熱され、インク受容層4に含浸しなかった余剰の水性インクジェットインクが乾燥する。
(6)転写フィルム7は走行し続け、ガイドローラ20を経由して、その画像が描画された部分が転写フィルム接着部24に至る。
上記テンションローラ12が、転写フィルム7の見当マーク10を検出する検知センサ52b,52cからの信号によって揺動し、これにより転写フィルム7の走行が制御され、カード基材3との位置合せが調整される。
(7)カード基材供給部のホッパ30から先頭の一枚のカード基材3が送り出しローラ31によって送り出される。送り出しローラ31から送り出された一枚のカード基材3は旋回ステーション32のローラ38,39の回転によってガイド40内に挿入される。一枚のカード基材3がガイド40内に入ったか否かは検知センサ53aによって検知される。
旋回ステーション32は垂直面内で旋回し、ガイド40内のカード基材3を非接触IC・R/W49、接触IC・R/W50、磁気R/W51の入口に対向させる。この旋回ステーション32が非接触IC・R/W49の入口に対向する位置は、検知センサ53cによって検出される。
旋回ステーション32のローラ38,39の回転によって、カード基材3は非接触IC・R/W49等の中へと送られ、ICチップ、磁気ストライプに所望の情報が書き込まれる。
その後、カード基材3は旋回ステーション32内に戻され、旋回ステーション32はローラ38,39が水平方向に並ぶ位置へとカード基材3を保持したまま旋回して停止し、ローラ38,39が再び回転してカード基材3をガイド40外へと送り出す。旋回ステーション32はローラ38,39が水平方向に並ぶ位置は検知センサ53bによって検知される。
このカード基材3は、受け渡しローラ33によって受け取られ、加熱圧着ローラ27と受けローラ28との間へと押し出される。
(8)加熱圧着ローラ27は、図6中、二点鎖線位置から実線位置へと降下し、転写フィルム7の画像が形成された箇所を、受け渡しローラ33から押し出されたカード基材3に受けローラ28と共に押圧する。
これにより、転写フィルム7のインク受容層4がカード基材3の表面に付着し、図3に示した転写フィルム7のカード一枚分の箇所がカード基材3に転写される。転写フィルム7のカード一枚分の箇所は図3中、除去部分7cに対応する。
加熱圧着ローラ27と受けローラ28とによる押圧の際、転写フィルム7のベース基材8によってインク受容層4が保護されるので、傷や汚れのない画像がカード基材3の表面に形成される。また、転写フィルム7がカード基材3に貼着される結果、カード基材3の表面に微細な凹凸、段差等が存在しても画像がカード基材3の表面に鮮明に表示される。
(9)転写フィルム7とカード基材3との重畳体は、加熱圧着ローラ27と受けローラ28との間から送り出され、搬送ローラ41の列によって一方向に送られる。
転写フィルム7とカード基材3との重畳体は搬送ローラ41の列によって送られつつ、紫外線照射部25に到達し、LED等の紫外線ランプ15によって紫外線UVを転写フィルム7側から照射される。
この紫外線ランプ15からの紫外線UVは転写フィルム7のベース基材8をインク受容層4へと透過し、インク受容層4が含有するUV硬化樹脂を硬化させる。
これにより、インク受容層4がカード基材3により強く接着し、また、インク受容層4の耐水性が向上する。
(10)転写フィルム7とカード基材3との重畳体は、次に剥離部26に到達する。
この剥離部26において、転写フィルム7が牽引ローラ43によって牽引されつつ剥離ローラ21を経由することによって、カード基材3から離反する方向に引っ張られる。
これにより、図4中、転写フィルム7の剥離層9と保護層6との間が剥がれ、ベース基材8と剥離層9とがカード基材3から離れる。そして、図2に示したように、インク受容層4、耐水層5及び保護層6の積層体がカード基材3の表面に残留する。
(11)転写フィルム7のベース基材8は剥離層9を保持したまま巻き取りロール7bに巻き取られ、回収される。
このベース基材8及び剥離層9は、画像情報の痕跡を有することなく巻き取りロール7bに巻き取られ処分される。
(12)剥離部26から出たカード基材3は、矯正ヒートローラ44と受けローラ45との間へと送られる。このカード基材3が矯正ヒートローラ44と受けローラ45との間に到達したか否かは、検知センサ54aによって検知される。
その際、矯正ヒートローラ44は、実線で示す待機位置から二点鎖線で示す位置へと上昇してカード基材3の裏面に当接し、カード基材3を受けローラ45に押し付ける。
これにより、カード基材3がその裏面側から加熱され加圧され、上記加熱圧着ローラ27の加熱および加圧によって生じた反りが矯正され、図1に示す完成したカード1とされる。
(13)矯正ヒートローラ44から送り出された完成したカード1は、排出ローラ47によって出口17aから筐体17外に排出される。この完成したカード1の存否が検知センサ54bによって検知される。
(14)その後、各種モータの逆転によって、転写フィルム7が巻き取りロール7b側から繰り出しロール7a側へと逆走し、カード一枚分の画像に隣接した未使用箇所がインクジェットヘッド11の手前へと戻される。転写フィルム7は、図3に示す見当マーク10が検知センサ52aによって検知されたところで停止する。図3に示した文字2a、写真2b等の画像は、すでにカード1側に取られ、除去部分7cとなっている。
そこで、各種モータの正転によって、転写フィルム7が再び繰り出しロール7a側から巻き取りロール7b側へと走行し、検知センサ52a,52bからの信号に基づいて、図3の二点鎖線で示すように、次の見当マーク10bおよび文字2a、写真2b等の画像が印刷され、上述した手順と同じ手順で次の新たなカード基材3に対して画像の転写が行われる。
なお、転写フィルム7は逆走させることなく正方向に送り、また、カード基材3も連続して送り、カード基材3に次々と転写フィルム7の画像を転写することも可能である。
(15)上記カード基材3の裏面にも画像を転写する場合は、搬送ローラ41の列の逆転によって、カード基材3を旋回ステーション32内に戻し、旋回ステーション32を旋回させて、カード基材3を表裏反転させることにより行うことができる。
表裏反転したカード基材3は、上記受け渡しローラ33によって受け取られ、上記加熱圧着ローラ27と受けローラ28との間へと押し出される。そして、上記(8)以降の工程を経てカード基材3の裏面に転写フィルム7の図示しないカード裏面用画像が転写される。
なお、この場合、矯正ヒートローラ44はカード基材3を加熱しないように実線位置に止められる。
(16)両面に画像が転写された完成カード1は、排出ローラ47によって筐体17外に排出される。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々変更可能である。例えば、実施の形態では被転写媒体としてカード基材を用いたが、本発明によればカード以外の媒体にも転写することができる。
1…カード
2a…文字
2b…写真
3…カード基材(被転写媒体)
4…インク受容層
7…転写フィルム
7a…繰り出しロール
7b…巻き取りロール
8…ベース基材
9…剥離層
13…乾燥用ヒータ
22…インクジェット印刷部
24…転写フィルム接着部
25…紫外線照射部
26…剥離部
UV…紫外線

Claims (5)

  1. インクジェット印刷方式により、転写フィルムのベース基材上に形成されたインク受容層に画像を印刷し、この転写フィルムを被転写媒体に加熱及び加圧によって接着する画像形成方法において、上記インク受容層は上記ベース基材に剥離層を介して積層し、上記インク受容層にはUV硬化樹脂を含有させ、上記転写フィルムを被転写媒体に接着した後に紫外線を上記インク受容層に照射してUV硬化樹脂を硬化させ、しかる後に上記ベース基材及び剥離層を上記被転写媒体から除去することを特徴とする画像形成方法。
  2. 請求項1に記載の画像形成方法において、上記転写フィルムを帯状に形成してこの転写フィルムを繰り出しロールから繰り出して巻き取りロールで巻き取るようにし、この転写フィルムが上記繰り出しロールから上記巻き取りロールに至る間に、上記インクジェット印刷、上記転写フィルムの接着、上記紫外線の照射、上記ベース基材及び剥離層の除去を順次行うことを特徴とする画像形成方法。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の画像形成方法において、上記インクジェット印刷後に上記転写フィルムのインク受容層に印刷されたインクジェットインクのうち余剰分を乾燥させることを特徴とする画像形成方法。
  4. インクジェット印刷方式により転写フィルムのベース基材上に形成されたインク受容層に画像を印刷し、この転写フィルムを被転写媒体に加熱及び加圧によって接着する画像形成装置において、上記転写フィルムは、上記ベース基材に上記インク受容層が剥離層を介して積層され、上記インク受容層にはUV硬化樹脂が混入され、帯状に形成されたうえで、繰り出しロールから繰り出されて巻き取りロールで巻き取られるように設置され、この転写フィルムが上記繰り出しロールから上記巻き取りロールに至る走行路上に、上記転写フィルムのインク受容層に画像を印刷するインクジェット印刷部、上記転写フィルムを被転写媒体に接着する転写フィルム接着部、上記転写フィルムのインク受容層に紫外線を照射する紫外線照射部、上記転写フィルムのベース基材及び剥離層を上記被転写媒体から除去する剥離部が順に設けられたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項4に記載の画像形成装置において、上記インクジェット印刷部と上記転写フィルム接着部との間に上記転写フィルムのインク受容層に印刷されたインクジェットインクのうち余剰分を乾燥させる乾燥用ヒータが設けられたことを特徴とする画像形成装置。
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