JP2010200918A5 - 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム - Google Patents

Description

本発明は、被写体の断層画像の処理を行う画像処理装置及び画像処理方法、並びに、画像処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムに関する。

本発明の画像処理装置は、被写体の断層画像を取得する画像取得手段と、前記断層画像から前記被写体を構成する層を検出する層検出手段と、前記検出された層の凹凸に関する情報に基づいて、当該検出された層の正常構造を推定する推定手段と、を有する。

本発明の画像処理方法は、被写体の断層画像を取得するステップと、前記断層画像から前記被写体を構成する層を検出するステップと、前記検出された層の凹凸に関する情報に基づいて、当該検出された層の正常構造を推定するステップと、を有する。

本発明のプログラムは、被写体の断層画像を取得する処理と、前記断層画像から前記被写体を構成する層を検出する処理と、前記検出された層の凹凸に関する情報に基づいて、当該検出された層の正常構造を推定する処理と、をコンピュータに実行させるためのものである。

Claims (16)

1. 被写体の断層画像を取得する画像取得手段と、
   前記断層画像から前記被写体を構成する層を検出する層検出手段と、
   前記検出された層の凹凸に関する情報に基づいて、当該検出された層の正常構造を推定する推定手段と、
   を有することを特徴とする画像処理装置。
2. 前記凹凸に変形する特徴に基づく条件を記憶する記憶手段を更に有し、
   前記推定手段は、前記検出された層の凹凸の形状と、前記記憶手段に記憶されている当該凹凸に変形する特徴に基づく条件とに基づいて、当該検出された層の正常構造を推定することを特徴とする請求項１に記載の画像処理装置。
3. 前記凹凸に変形する特徴に基づく条件とは、前記層の病変によって凹凸に変形した前記層の位置が、前記被写体の深度方向において前記層の正常時よりも浅い位置となる条件であることを特徴とする請求項２に記載の画像処理装置。
4. 前記推定手段は、前記検出された層における所定の曲線に対して深い位置にある箇所と浅い位置にある箇所とで異なる重みを有する重み関数と、前記所定の曲線に対応する関数とを用いて、当該検出された層の正常構造を推定することを特徴とする請求項１乃至３のいずれか１項に記載の画像処理装置。
5. 前記推定手段は、前記検出された層を表す各座標点にあてはめる２次関数と、前記２次関数を前記検出された層を表す各座標点にあてはめた際に前記被写体の深度方向において前記検出された層の座標点の位置が前記２次関数の座標点よりも深い位置である座標点の重みと浅い位置である座標点の重みとが異なる重みを有する重み関数とを用いて、当該検出された層の正常構造を推定することを特徴とする請求項１乃至３のいずれか１項に記載の画像処理装置。
6. 前記重み関数は、前記被写体の深度方向において前記検出された層の座標点が前記２次関数の座標点よりも深い位置にない場合の前記重みと比べて、前記検出された層の座標点が前記２次関数の座標点よりも深い位置にある場合の前記重みを大きくした関数であることを特徴とする請求項５に記載の画像処理装置。
7. 前記推定手段は、前記層から求められる多項式に係る関数と、前記層の凹凸に関する関数とを用いて、当該検出された層の正常構造を推定することを特徴とする請求項１乃至３のいずれか１項に記載の画像処理装置。
8. 前記推定手段は、前記検出された層の正常範囲を判断し、当該正常範囲に基づいて、当該検出された層の正常構造を推定することを特徴とする請求項１乃至７のいずれか１項に記載の画像処理装置。
9. 前記推定された正常構造と前記検出された層の構造との差異を定量化する定量化手段と、
   前記定量化手段により定量化した結果を示す表示形態を表示手段に表示させる表示制御手段と、
   を更に有することを特徴とする請求項１乃至８のいずれか１項に記載の画像処理装置。
10. 前記定量化手段は、前記推定された正常構造と前記検出された層の構造との厚み、面積、体積および濃度のうち少なくとも１つの値を前記差異として求めることを特徴とする請求項９に記載の画像処理装置。
11. 前記表示制御手段は、前記定量化手段により定量化した結果を過去の定量化データと比較して前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項９または１０に記載の画像処理装置。
12. 前記表示制御手段は、前記検出された層と前記推定された正常構造との差異を示す差異領域を前記断層画像上に重畳して前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項９乃至１１のいずれか１項に記載の画像処理装置。
13. 前記表示制御手段は、前記正常構造を示す表示形態を前記断層画像上に重畳して前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項９乃至１２のいずれか１項に記載の画像処理装置。
14. 前記被写体は、眼部であることを特徴とする請求項１乃至１３のいずれか１項に記載の画像処理装置。
15. 被写体の断層画像を取得するステップと、
    前記断層画像から前記被写体を構成する層を検出するステップと、
    前記検出された層の凹凸に関する情報に基づいて、当該検出された層の正常構造を推定するステップと、
    を有することを特徴とする画像処理方法。
16. 被写体の断層画像を取得する処理と、
    前記断層画像から前記被写体を構成する層を検出する処理と、
    前記検出された層の凹凸に関する情報に基づいて、当該検出された層の正常構造を推定する処理と、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。