JP2010200815A - 消火剤貯蔵容器の支持台及び消火器 - Google Patents

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Abstract

【課題】樹脂製であって略半球状の底部を有する消火剤貯蔵容器の傾倒を防止し得る消火器を提供する。
【解決手段】
本発明の消火器は、消火剤貯蔵容器と、消火剤貯蔵容器の支持台50とを備える。消火剤貯蔵容器は、樹脂製であって略半球状の底部を有する。また、底部の外形に沿う曲面51aを有する受部51と、受部51の下方に位置するとともに、受部51を支持する平面部52とを有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、消火剤貯蔵容器の支持台及びその支持台を備える消火器に関する。
従来の消火器に使用される消火剤貯蔵容器は、鉄、ステンレス、アルミニウムなどの金属から製造されている。その中でも鉄製の消火剤貯蔵容器は、頑丈で破損しにくく、製造コストが安価であるため、市場に出される消火器数の約9割に対して鉄が使用されているのが現状である。
他方、樹脂製の消火剤貯蔵容器を備えた消火器の例が開示されている。1つの文献には、樹脂製の消火剤貯蔵容器の弱点であった低い耐圧性能であっても保持されるように、充填圧力が可能なかぎり低下された消火器が開示されている(特許文献1)。また、他の1つの文献には、清涼飲料水やアルコール飲料などに用いられる薄肉のポリエチレンテレフタレート(PET)の廃品を利用した消火器が開示されている(特許文献2)。
実開昭56−160560号公報 特開平9−313634号公報
しかし、上述のような樹脂製の消火剤貯蔵容器が採用されることによって新たに引き起こされる特有の問題も存在する。例えば、樹脂製の消火剤貯蔵容器は金属製の消火剤貯蔵容器と比較して、十分な耐圧性を得ることが困難であるため、内部の圧力の著しい偏りによって破損する虞がある。より具体的には、既存の金属性消火剤貯蔵容器が採用している平面状の底部を、樹脂製の消火剤貯蔵容器の底部に適用すると、その容器の内圧が著しく集中する箇所ができることによってその容器が破損する虞がある。
本発明は、上述の課題を解消することにより、耐圧性を考慮した樹脂製の消火剤貯蔵容器の傾倒を防止し得る消火器の実現に大きく貢献するものである。
発明者は、まず、圧力が著しく偏り易い平面上の底部の代わりに、圧力を分散し易い略半球状の底部を採用することが、消火剤貯蔵容器の弱点ともなり得る耐圧性の低さを解消すると考えた。その上で、発明者は、そのような消火剤貯蔵容器の設置の安定性について鋭意研究を重ねた。その結果、発明者は、消火器全体としての美観を保ちつつ、設置の安定性に優れた樹脂製の消火剤貯蔵容器を有する消火器の構成を見出すことに成功した。本発明は、そのような観点で創出された。
本発明の1つの消火器用消火剤貯蔵容器の支持台は、樹脂製の消火剤貯蔵容器の略半球状の底部の外形に沿う曲面を有する受部と、前述の受部の下方に位置するとともに、前述の受部を支持する平面部とを備える。
この支持台によれば、消火剤貯蔵容器の底部の外形に沿う曲面を有する受部を備えることから、消火剤貯蔵容器を安定して保持することができる。また、この支持台によれば、受部を支持する平面部を備えることから、消火剤貯蔵容器を安定した状態で立設させることができる。
また、本発明の1つの消火器は、樹脂製であって略半球状の底部を有する消火剤貯蔵容器と、前述の底部の外形に沿う曲面を有する受部と、前述の受部の下方に位置するとともに、前述の受部を支持する平面部とを有する消火剤貯蔵容器の支持台とを備える。
この消火器によれば、その支持台が消火剤貯蔵容器の底部の外形に沿う曲面を有する受部を備えることから、消火剤貯蔵容器を安定して保持することができる。また、この消火器によれば、その支持台が受部を支持する平面部を備えることから、消火剤貯蔵容器を安定した状態で立設させることができる。
なお、本出願において、「略半球状」とは、厳密な半球状に限らず、全体として球体を半分にした状態に類する形状のものを言い、例えば、お椀型や釣り鐘型も含むものである。
本発明によれば、樹脂製であって略半球状の底部を有する消火剤貯蔵容器の傾倒を防止し得る消火器用消火剤貯蔵容器の支持台及び消火器が実現される。
本発明の1つの実施形態の消火器を示す全体外観図である。 本発明の1つの実施形態の消火剤貯蔵容器を示す正面図である。 本発明の1つの実施形態の支持台を示す斜視図である。 本発明の1つの実施形態の支持台を示す正面図である。 図4のA−A線に沿う断面図である。 本発明の他の実施形態の支持台を示す正面図である。 図6のB−B線に沿う断面図である。 本発明の他の実施形態の支持台を示す正面図である。 図8のC−C線に沿う断面図である。 本発明の他の実施形態の支持台を示す正面図である。 図10のD−D線に沿う断面図である。 図5に相当する本発明の他の実施形態の消火設備を示す断面図である。
本発明の実施形態を、添付する図面に基づいて詳細に述べる。尚、この説明に際し、全図にわたり、特に言及がない限り、共通する部分には共通する参照符号が付されている。また、図中、本実施形態の要素は必ずしもスケール通りに示されていない。また、各図面を見やすくするために、一部の符号が省略されうる。
<第1の実施形態>
図1は本実施形態の消火器100を示す全体外観図であり、図2は消火剤貯蔵容器10を示す正面図である。なお、図2において、便宜上、消火剤貯蔵容器10の部位を説明するための破線と実線とが設けられている。
図1に示されるように、本実施形態の消火器100は、消火剤60(例えば、粉末消火薬剤)が充填された消火剤貯蔵容器10と、消火剤貯蔵容器10の底部を支持する支持台50と、消火剤貯蔵容器10の上方に配設される消火器用操作レバー30と、消火剤貯蔵容器10内に貯蔵される消火剤60を消火器用操作レバー30に導くためのサイホン管70と、消火器用操作レバー30を操作することによりサイホン管70と流通可能に接続される消火器用ホース40とを備える。なお、図2で示されるように、本実施形態の消火剤貯蔵容器10は、開口部となる口部91、略球面状の肩部92、円筒形状の胴部93、及び略球面状の底部94とを有している。
また、消火器用操作レバー30は、蓋体31、固定レバー32、起動レバー33、起倒杆34、及び安全栓35を備えている。本実施形態では、安全栓35が起倒杆34と係合することにより、起動レバー33が固定レバー32に対して回動可能な状態になる。
加えて、本実施形態における消火剤貯蔵容器10は、口部91の外周部に雄ネジ部12を有している。この雄ネジ部12と消火器用操作レバー30とが螺合することにより、消火剤貯蔵容器10と消火器用操作レバー30とが固定される。尚、消火剤貯蔵容器10と消火器用操作レバー30との固定手段は、螺合に限られず、公知の接合手段が適用され得る。
ここで、本実施形態の消火剤貯蔵容器10は、ポリエチレンナフタレート(PEN)によって形成されている。なお、製造過程の不純物を除けば、本実施形態の消火剤貯蔵容器10は、ポリエチレンナフタレート(PEN)のみで形成されている。また、本実施形態の消火剤貯蔵容器10は、図1及び図2に示されるように、金属性の消火剤貯蔵容器のような継ぎ目が形成されていない。
また、本実施形態の消火剤貯蔵容器10は、消火剤貯蔵部11の胴部93の厚み(T)が1.8mm±0.4mmとなるように成形したものである。この厚みにより、消火剤貯蔵容器として求められる耐圧性(例えば、2.0MPa)、経済的効率、及び内容物たる消火剤60の適度な視認性が実現され得る。加えて、底部94が略球面状に形成されることにより、底部94のいずれの箇所に対しても消火剤貯蔵容器10の内圧の偏りを防止できる。従って、その内圧の偏りよる消火剤貯蔵容器10の破損が確度高く防止され得る。
次に、消火剤貯蔵容器10の製造方法について説明する。ポリエチレンナフタレート(PEN)製の消火剤貯蔵容器10は、延伸ブロー成形方法により製造される。このため、継ぎ目がなく、成形状態が良好で、かつ適度な肉厚の容器を得ることができる。加えて、底部94が略一定の厚みに形成されるため、底部94に対する内部の圧力の偏りをさらに防止できる。また、延伸ブロー成形方法であれば、延伸行程を含むため、樹脂の高分子鎖が略一方向に配向する。このため、樹脂の透明性や強度及び剛性が増大する。
本実施形態では、まず、消火剤貯蔵容器10の材料となるポリエチレンナフタレート(PEN)を溶融し、射出金型内に樹脂を射出又は押出することによって肉厚が12mm以上18mm以下の予備成形品を形成する。次に、胴部93の円周方向の延伸倍率がその円周方向に垂直な方向の延伸倍率1.05倍以上1.4倍以下であり、かつ、その円周方向の延伸倍率とその円周方向に垂直な方向の延伸倍率との積が12以上13以下となるように、最終成形品を形成する。このような延伸倍率にすることにより、消火剤貯蔵容器10として求められる耐圧性を確保できる。なお、消火剤貯蔵容器10の胴部93の円周方向の延伸倍率を、その円周方向に垂直な方向の延伸倍率の1.05倍以上1.4倍以下であり、かつ、その円周方向の延伸倍率のスカラー量とその円周方向に垂直な方向の延伸倍率のスカラー量との積が12以上13以下として形成することにより耐圧性が向上する点については、本出願人による特願2008−268023号により示されている。
次に、本実施形態の支持台50について説明する。図3は本実施形態の支持台50を示す斜視図、図4はその正面図、図5は図4のA−A線に沿う断面図である。なお、図4において、便宜上、各部の大きさ及び配置を比較するための破線が設けられている。
本実施形態の支持台50は、受部51と、受部51を支持する平面部52と、受部51と平面部52との間に位置するくびれ部53とを備える。また、支持台50は、高い耐衝撃性及び強度を得るため、ポリエチレンナフタレート、ポリエチレンテレフタレート、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合合成樹脂、ポリオレフィン、及びポリフェニレンスルファイド、ポリスチレン、及びポリカーボネートの群から選ばれる少なくとも1種類の樹脂により形成されている。
受部51は、消火剤貯蔵容器10の略半球状の底部94の外形に沿う曲面51aを有する。また、平面部52は、受部51の下方に位置する。なお、本実施形態の平面部52は、受部51から下方に突設される複数のリブ52aの同一平面上に形成される端部の集合により形成されている。このような受部51を備えることから、消火剤貯蔵容器10を安定して保持することができる。また、このような平面部52を備えることから、消火剤貯蔵容器10を安定した状態で立設させることができる。また、平面部52が、複数のリブ52aの同一平面上に形成される端部の集合により形成されるため、平板を利用して形成する場合と比較して、軽量化及び高強度化が実現できる。さらに、くびれ部53の形成により、従来にない消火器全体としての美観が得られる。
また、本実施形態では、平面部52の外周が、受部51の平面部52と同一平面視における正射影の外周と略一致する位置に位置している。また、安定した状態で立設させるためには、受部51の重心と平面部52の重心とを同一鉛直線上に配置させることが好ましい。なお、前述の「略一致する位置」とは、平面部52の外周が、受部51の平面部52と同一平面視における正射影の外周と一致する位置から5mm以内の範囲をいう。
<第2の実施形態>
図6は本実施形態の支持台250を示す正面図であり、図7は図6のB−B線に沿う断面図である。
本実施形態の支持台250は、第1の実施形態の支持台50の平面部52の代わりに平面部252を備える点以外は、第1の実施形態と同じ構成を備える。従って、第1の実施形態と重複する説明は省略される。
本実施形態の平面部252は、第1の実施形態と同様に、複数のリブ252aの同一平面上に形成される端部の集合により形成されている。また、平面部252の外周が、受部51の平面部252と同一平面視における正射影の外周と一致する位置又はその外周より外側に位置しない点で、第1の実施形態の平面部52と異なる。このような支持台250も、第1の実施形態の支持台50の少なくとも一部の効果が奏される。但し、消火剤貯蔵容器10の安定した立設の観点からは、第1の実施形態の支持台50が採用される方が好ましい。
<第3の実施形態>
図8は本実施形態の支持台350を示す正面図であり、図9は図8のC−C線に沿う断面図である。
本実施形態の支持台350は、第1の実施形態の支持台50のくびれ部53を備えない点以外は、第1の実施形態と同じ構成を備える。
本実施形態の支持台350は、外形が円柱状となるように形成されている。このため、支持台350は、第1の実施形態の支持台50と比較して、体積が大きく、重量も大きい。従って、第1の実施形態の支持台50と比較して、消火剤貯蔵容器10をさらに安定した状態で立設させることができる。このような支持台350も、第1の実施形態の支持台50の少なくとも一部の効果が奏される。但し、材料費や軽量化の観点からは、第1の実施形態の支持台50が採用される方が好ましい。
<第4の実施形態>
図10は本実施形態の支持台450を示す正面図であり、図11は図10のD−D線に沿う断面図である。
本実施形態の支持台450は、第1の実施形態の支持台50の平面部52の代わりに平面部452を備える点以外は、第1の実施形態と同じ構成を備える。従って、第1の実施形態と重複する説明は省略される。
本実施形態の平面部452は、第1の実施形態と同様に、複数のリブ452aの同一平面上に形成される端部の集合により形成されている。また、平面部452の外周が、受部51の平面部452の同一平面視における正射影の外周と一致する位置又はその外周より外側に位置しない点で、第1の実施形態の平面部52と異なる。より具体的には、平面部452の外周が、受部51の平面部452の同一平面視における正射影の外周よりも内側に位置している。このような支持台450も、第1の実施形態の支持台50の少なくとも一部の効果が奏される。但し、消火剤貯蔵容器10の安定した立設の観点からは、第1の実施形態の支持台50が採用される方が好ましい。
<第5の実施形態>
図12は本実施形態の支持台550を示す断面図である。
本実施形態の支持台550は、第1の実施形態の支持台50の平面部52の代わりに平面部552を備える点以外は、第1の実施形態と同じ構成を備える。従って、第1の実施形態と重複する説明は省略される。
本実施形態の平面部552は、第1の実施形態の平面部52のように複数のリブ52aの同一平面上に形成される端部の集合により形成されておらず、密な平面となっている点で、平面部52とは異なる。このため、支持台550は、第1の実施形態の支持台50と比較して、体積が大きく、重量も大きい。従って、第1の実施形態の支持台50と比較して、消火剤貯蔵容器10をさらに安定した状態で立設させることができる。このような支持台550も、第1の実施形態の支持台50の少なくとも一部の効果が奏される。但し、材料費や軽量化の観点からは、第1の実施形態の支持台50が採用される方が好ましい。
<その他の実施形態>
ところで、上述した各実施形態において、消火剤貯蔵容器10を構成する材料としてポリエチレンナフタレート(PEN)が採用されていたが、これに限定されない。例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)であっても、略同様の効果が奏される。また、例えば、ジカルボン酸成分として主にナフタレンジカルボン酸又はテレフタル酸、ジオール成分として主にエチレングリコール又はブタンジオールを用いて重縮合させて得られたポリエステル樹脂又はこれらのポリエステル樹脂を主とする材料が消火剤貯蔵容器10の材料として採用されても、本発明の少なくとも一部の効果が奏されると考えられる。換言すれば、共重合ポリエステル樹脂であれば、本発明の少なくとも一部の効果が奏されると考えられる。
また、他の採用し得る材料の一例として、ポリエチレンやポリプロピレンなどのポリオレフィン、ポリフェニレンスルファイド、ポリスチレン、又はポリカーボネートが挙げられる。但し、上述の全ての材料の中でも、ポリエチレンテレフタレート(PET)やポリエチレンナフタレート(PEN)を採用することが、強度の観点から好ましい。また、透明性を高めるためには、ポリエチレンナフタレート(PEN)を単独で、又はポリエチレンナフタレート(PEN)を主とし、ポリエチレンテレフタレート(PET)を従とするブレンド材料が採用されることが好ましい。さらに、透明性、強度、及びガスバリア性の観点から、ポリエチレンナフタレート(PEN)が単独で採用されることが最も好ましい。すなわち、ポリエチレンナフタレート(PEN)を採用することにより、適度な透明性を維持しつつ高強度の消火剤貯蔵容器10がより確度高く得られる。
また、上述した各実施形態において、消火剤貯蔵容器10が延伸ブロー成形方法により製造されているが、これに限定されない。消火剤貯蔵容器10は、射出成形された部品を接合することにより製造されても良く、切削により成形された部品を接合することにより製造されても良い。但し、透明性及び強度の観点からは、延伸ブロー成形方法により製造されることが好ましい。
また、上述した各実施形態において、予備成形品の肉厚を12mm以上18mm以下としているが、これに限定されない。また、胴部93の円周方向の延伸倍率がその円周方向に垂直な方向の延伸倍率1.05倍以上1.4倍以下であり、かつ、その円周方向の延伸倍率とその円周方向に垂直な方向の延伸倍率との積が12以上13以下となるように、最終成形品を形成しているが、これに限定されない。但し、透明性及び強度の観点からは、予備成形品の肉厚を12mm以上18mm以下とし、胴部93の円周方向の延伸倍率がその円周方向に垂直な方向の延伸倍率1.05倍以上1.4倍以下であり、かつ、その円周方向の延伸倍率とその円周方向に垂直な方向の延伸倍率との積が12以上13以下となるように、最終成形品を形成することが好ましい。
また、上述した第2乃至第4の実施形態において、支持台250、350、450の平面部が、リブの端部の集合により形成されているが、これに限定されない。第5の実施形態と同様に、リブの端部の集合により形成されておらず、密な平面となっていても良い。この構成を採用する場合は、支持台の体積が大きく、重量も大きくなる。従って、消火剤貯蔵容器10をさらに安定した状態で立設させることができる。このような支持台も、第1の実施形態の支持台50の少なくとも一部の効果が奏される。但し、材料費や軽量化の観点からは、平面部が、リブの端部の集合により形成された構成が採用される方が好ましい。
また、上述した第3の実施形態において、支持台350は、外形が円柱状となるように形成されているが、これに限定されない。支持台350の外形が、角柱状や楕円柱状など各種の柱状であっても、本発明の少なくとも一部の効果が奏される。但し、デザイン的な観点及び使用者の安全性の観点からは、外形が円柱状となるように形成されている方が好ましい。加えて、第3の実施形態を除く上述の実施形態のように、くびれ部53が形成されることにより、従来にない消火器全体としての美観も得られる。
また、上述した第3の実施形態において、支持台350は、第1の実施形態と同様に、平面部52の外周が、受部51の平面部52と同一平面視における正射影の外周と一致する位置に位置しているが、これに限定されない。第2の実施形態や第4の実施形態のように、平面部52の外周が、受部51の平面部52と同一平面視における正射影の外周と一致する位置に位置しない構成が採用されても良い。但し、消火剤貯蔵容器10の安定性の観点からは、支持台350は、第1の実施形態と同様に、平面部52の外周が、受部51の平面部52と同一平面視における正射影の外周と一致する位置又は外に位置する方が好ましい。
また、上述した各実施形態の消火剤貯蔵容器10に充填される消火剤60の種類は特に限定されない。消火剤貯蔵容器10を構成する樹脂への影響がない限り、公知のいかなる消火剤も採用することができる。例えば、粉末消火剤を充填しても液体消火剤を充填しても使用することができる。また、消火剤の充填方法、及び消火器用ホースやノズルなどの構成部品の材質と形状等については、従来から提案されているものを適宜採用することができる。
また、消火剤の放射方式として、加圧式又は蓄圧式のどちらも採用され得る。但し、上述の各実施形態は蓄圧式の消火器であり、従来の消火器と同等以上の高圧の消火剤にも対応し得る点は特筆に値する。さらに、消火剤貯蔵容器10を構成する樹脂は、変色の防止や耐候性の向上のために、光安定剤、紫外線吸収剤、老化防止剤などの公知の添加剤を適宜配合することができる。以上、述べたとおり、各実施形態の他の組合せを含む本発明の範囲内に存在する変形例もまた、特許請求の範囲に含まれるものとする。
本発明は、消火剤貯蔵容器の支持台及びその支持台を備える消火器として広く利用され得る。
10 消火剤貯蔵容器
11 消火剤貯蔵部
12 雄ネジ部
30 消火器用操作レバー
31 蓋体
32 固定レバー
33 起動レバー
34 起倒杆
35 安全栓
40 消火器用ホース
50,250,350,450,550 支持台
51 受部
51a 曲面
52,252,452,552 平面部
52a,252a,452a リブ
53 くびれ部
60 消火剤
70 サイホン管
91 口部
92 肩部
93 胴部
94 底部
100 消火器

Claims (5)

  1. 樹脂製の消火剤貯蔵容器の略半球状の底部の外形に沿う曲面を有する受部と、
    前記受部の下方に位置するとともに、前記受部を支持する平面部とを備える
    消火器用消火剤貯蔵容器の支持台。
  2. 前記平面部の外周が、前記受部の前記平面部と同一平面視における正射影の外周と略一致する、又は前記正射影の外周より外側となる
    請求項1に記載の消火器用消火剤貯蔵容器の支持台。
  3. 前記受部と前記平面部との間に位置するくびれ部を備える
    請求項1に記載の消火器用消火剤貯蔵容器の支持台。
  4. 外形が柱状である
    請求項1に記載の消火器用消火剤貯蔵容器の支持台。
  5. 樹脂製であって略半球状の底部を有する消火剤貯蔵容器と、
    前記底部の外形に沿う曲面を有する受部と、前記受部の下方に位置するとともに、前記受部を支持する平面部とを有する消火剤貯蔵容器の支持台とを備える
    消火器。
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