JP2010199910A - 無線通信システム、基地局、端末及び通信装置 - Google Patents

無線通信システム、基地局、端末及び通信装置 Download PDF

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Abstract

【課題】
セル境界に端末が多く分布している場合(低SIR端末が多い場合)は、セル間干渉低減による周波数利用効率改善の効果が得られるが、セル境界で無い位置に端末が多く分布している場合(高SIR端末が多い場合)は、セル間干渉低減のために分割リソース間で電力配分に傾斜を持たせた結果、却ってシステム全体の周波数利用効率は低下する。
【解決手段】
基地局が端末の分布を知ること、端末分布の調査結果に応じて基地局がセル間干渉低減を実行するか否かを判定すること、を実現する無線通信システムを提供する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、同一周波数で複数の基地局が送受信する無線通信システムに関するものである。
まず、無線通信システムで発生するセル間干渉について説明する。
図1は無線通信システムを示す図である。基地局101は、1または複数の端末102に対して無線信号を送信、および端末102からの無線信号を受信する。当該基地局101が無線信号により信号伝送可能な端末102配置の集合がセル103である。セル103は、無線信号の伝搬減衰や、他のセルに所属する端末への/からの信号による無線信号同士の干渉などにより範囲が決定する。図1では、セル103の範囲を簡単のため円で表現している。この円が重なっている部分では、前記無線信号同士の干渉が発生しやすい。つまり、円が重なっている部分はセル間干渉が強いエリアと言うことができる。前記セル間干渉により、セル境界付近に存在する端末の通信品質が劣化する。
次に、セル間干渉を低減する従来技術について説明する。
図2Aは、セル間干渉低減を指向していない場合の送信電力スペクトルである。横軸は分割リソースのインデックス、縦軸は分割リソース毎の送信電力を表している。分割リソースの軸として、時間、周波数、空間の候補が考えられる。
時間の例としてはタイムフレームが挙げられる。タイムフレームは1秒間に1000回程度のオーダで発生するため、その全てのタイムフレームに対し送信電力を定義しても良いが、図2Aの例のように3タイムフレーム分の送信電力を定義しておき、タイムフレーム番号を3で割った余りの数字が等しいタイムフレームは同一の分割リソースとして扱い、同一の送信電力となるよう定義しても良い。
周波数の例としては、システム帯域の一部であるサブバンドが挙げられる。図2Aの例ではシステム帯域全体を3分割して3つのサブバンドとし、サブバンド毎の送信電力を定義している。
空間の例としては、指向性ビームが挙げられる。図2Aの例では基地局が形成するセルを空間的に3分割し、分割空間毎に定義される指向性ビーム毎の送信電力を定義している。例えば、セクタアンテナ毎の送信電力を図2Aのように定義する。
図2Aの例では、分割リソースの軸を時間、周波数、空間のいずれかに選択したとしても、分割リソース毎の送信電力が等しいため、セル間干渉が低い分割リソースが生じるわけではない。セル間干渉が低い分割リソースを発生させるために、分割リソース毎の送信電力に傾斜を持たせた例が図2Bである。
図2Bは、セル間干渉低減を指向した場合の送信電力スペクトルである。
縦軸と横軸の意味は図2Aと同じである。図2Aとの違いは、基地局毎に分割リソース毎の送信電力スペクトルが異なる点である。これにより、セル間干渉が低い分割リソースを生成することができ、セル間干渉が強く受信されるセル境界の端末に低干渉分割リソースを割り当てることで、セル境界の端末の通信品質を向上させることができる。この図の例では、基地局#1の分割リソース1の送信電力を、同基地局の分割リソース2および3の送信電力を削ることで増大させている。基地局#2および#3の分割リソース1の送信電力は、同様の考え方で減少させている。その結果、基地局#2および#3の分割リソース1の送信信号はセル境界付近に届きにくくなる一方、基地局#1の分割リソース1の送信信号は届きやすくなる。したがって、基地局#1と通信し、かつセル境界付近に位置する端末は、分割リソース1を使用することで低いセル間干渉の環境で通信が可能となり、通信品質が改善する。同様に、基地局#2と通信し、かつセル境界付近に位置する端末は分割リソース2を、基地局#3と通信し、かつセル境界付近に位置する端末は分割リソース3を用いることで、それぞれセル間干渉低減により通信品質が改善する。ここで、分割リソースの軸として周波数を取り入れたものが、FFR(Fractional Frequency Reuse)として知られている(非特許文献1)。
以上の考え方は、分割リソースの軸の数を2または3に拡張しても同様に適用できる。図3Aおよび図3Bは、分割リソースの軸の数を2とした場合の例である。分割リソースの軸を2つにした場合、時間、周波数、空間の3つの中から2つを選択し、各軸に割り当てる。
図3Aの例では、全ての分割リソースの組合せの送信電力が等しいため、セル間干渉が低い分割リソースを生成することができないが、図3Bの例では基地局毎に送信電力の分割リソース間の配分が異なるため、セル間干渉が低い分割リソースを生成することができる。
ここで、リソース分割の軸を増やすことの利点について説明する。例えば、基地局#2から強いセル間干渉を受信し、かつ基地局#1と通信する端末に注目する。当該端末のセル間干渉が低い分割リソースは、基地局#2からの送信電力が弱くて、かつ基地局#1からの送信電力が強い分割リソースの組合せと言い換えることができる。その組合せとして、(1,B)、(2,C)、(3,A)の3通りが挙げられる。無線通信システムにおいて、基地局−端末間の無線通信路の通信品質は、フェージングやシャドーイングの影響により時々刻々と変化する。かつ、分割リソース間でその振る舞いは異なるため、端末は(1,B)、(2,C)、(3,A)の中から通信品質が良い分割リソースを選択的に利用することができる。つまり、リソース分割の軸を増やすことで選択ダイバーシチブランチが増加し、その効果により端末の通信品質を向上させることができる。
3GPP2, C30-20060327-023R2, Naga Bhushan, "QUALCOMM Proposal for 3GPP2 Air Interface Evolution Phase 2, Rev. 2", pp.125, 2006/3. 3GPP2, C.S0084-001-0, "Physical Layer for Ultra Mobile Broadband (UMB) Air Interface Specification", Version 2.0, 2007/9.
本発明の目的は、無線通信システムにおいて通信品質劣化を招くセル間干渉の低減を、システム全体の周波数利用効率低下を可能な限り発生させないよう、効果的に実施することである。
セル間干渉低減の低減により、セル境界の端末の通信品質を向上できることは背景技術で説明した。ただし、セル境界の端末の通信品質を向上させるために、基地局の総送信電力のうちセル境界端末のために使用する割合が増大するため、セル境界端末で無い端末への電力配分が低下する。その結果、無線通信システム全体の周波数利用効率が低下する場合がある。このことは後ほど簡単な解析結果を示す。本発明が解決しようとする課題は、無線通信システム全体の周波数利用効率をできるだけ落とさないよう、セル間干渉低減を実施する無線通信システムを提供することである。
図4に、セル間干渉低減の実施による周波数利用効率の改善および劣化の程度を解析した結果を示す。横軸が端末での受信SNR、縦軸が端末での受信SIRを表している。このグラフは、セル間干渉低減の実施による周波数利用効率[bit/s/Hz]の改善量を示している。マイナスの改善量はすなわち劣化量である。
評価条件として、基地局数2、端末数4、周波数サブバンド数4、セル間干渉低減を実施しない場合の4サブバンド間の送信電力比は2.5:2.5:2.5:2.5、セル間干渉低減を実施する場合の同送信電力比は希望基地局が1.0:7.0:1.0:1.0、干渉基地局が1.0:1.0:7.0:1.0を仮定した。SIRは希望基地局と干渉基地局の送信電力が等しいサブバンドの希望基地局からの信号受信電力と干渉基地局からの信号受信電力の比、SNRは送信電力1.0のサブバンドにおける雑音電力の比として定義した。また、4端末全ての受信SNR, および受信SIRが等しいという条件を置いた。
図4の結果から分かることは次の3点である。(a)SNR、SIRが共に低い環境(図4左下)では、雑音電力が高いため、セル間干渉を低減しても周波数利用効率の改善効果は小さい。(b)SNRが高くSIRが低い環境(図4右下)では、通信品質の劣化要因として干渉が支配的のため、セル間干渉低減による周波数利用効率の改善効果は高い。(c)SIRが高い環境(図4上)では、干渉電力が小さいためセル間干渉低減による周波数利用効率の改善効果は小さく、かつサブバンド間で電力配分に傾斜を持たせているため却って周波数利用効率は低下する。
サブバンド間で電力配分に傾斜を持たせると周波数利用効率が低下する理由は、次の極端な例で説明することができる。簡単のため1基地局モデルで考える。4サブバンドの送信電力比を2.5:2.5:2.5:2.5とした場合と、10.0:0.0:0.0:0.0とした場合の合計の通信容量を比較すると、4log2(1+2.5r)とlog2(1+10r)の比較で表すことができる。ここで、rは送信電力1.0の場合の受信SNRを表している。図5に、rを横軸にとった周波数利用効率の比較結果を示している。このように、1箇所に全電力を配分しても周波数利用効率は対数でしか増えないため、電力を等分配してリニアに周波数利用効率を伸ばした方が得である。よって、サブバンド間で電力配分に傾斜を持たせることで周波数利用効率は低下する。
図4および図5の検討結果から分かることは、セル境界に端末が多く分布している場合(低SIR端末が多い場合)は、セル間干渉低減による周波数利用効率改善の効果が得られるが、セル境界で無い位置に端末が多く分布している場合(高SIR端末が多い場合)は、セル間干渉低減のために分割リソース間で電力配分に傾斜を持たせた結果、却ってシステム全体の周波数利用効率は低下する。
このようにして発生するシステム全体の周波数利用効率低下を防ぐために、端末の分布に応じてセル間干渉低減を実行するか否かを決定し、実行する場合は基地局間で連携して実行する無線通信システムを提供する。
課題を解決するためのポイントは、(1)基地局が端末の分布を知ること、(2)端末分布の調査結果に応じて基地局がセル間干渉低減を実行するか否かを判定すること、さらに図2Bや図3Bの例に示した通り、セル間干渉低減は複数の基地局が協力して実施することが必要なため、(3)複数の基地局が協力してセル間干渉低減を実現する仕組みを持たせること、以上の3点である。
これらを実現するために、基地局または基地局よりコアネットワークに近いノードに、基地局毎の端末分布を調査する手段と、当該調査の結果によりセル間干渉低減を実行するか否かを判定する手段と、基地局間でセル間干渉低減を協力して実現するための連携手段と、を具備した無線通信システムを提供する。
本発明の無線通信システムの効果は、通信品質劣化を招くセル間干渉の低減を効果的に実施することができる点である。セル間干渉低減は、セル境界の端末の通信品質を改善できるが、システム全体の周波数利用効率が低下する場合がある。このシステム全体の効率低下をできるだけ発生させないよう、端末の分布に応じて適応的にセル間干渉を実現することで、システム全体の周波数利用効率低下を防ぐことができる。
一般的な無線通信システム セル間干渉低減を指向していない基地局の送信電力スペクトルの一例 セル間干渉低減を指向した基地局の送信電力スペクトルの一例 セル間干渉低減を指向していない基地局の送信電力スペクトルの一例 セル間干渉低減を指向した基地局の送信電力スペクトルの一例 セル間干渉低減効果の解析結果 基地局送信電力スペクトルの平坦性に対する周波数利用効率の解析結果 本発明で想定している無線通信システムの一例 本発明による第1の実施例 本発明により基地局が端末から収集する情報の一例 本発明により基地局が端末から収集する情報の一例 本発明により基地局が端末から収集する情報の一例 本発明により基地局が端末から収集する情報の一例 本発明による端末分布解析手段の実施例 本発明による端末分布解析手段の出力例 本発明による端末分布解析手段の出力例 本発明による端末分布解析手段の出力例 本発明による端末分布解析手段の出力例 本発明によるセル間干渉低減実施判定手段の実施例 本発明によるセル間干渉低減実施判定手段の出力例 本発明によるセル間干渉低減実施判定手段で用いるしきい値の考え方 本発明によるセル間干渉低減実施判定手段で用いるしきい値の考え方 本発明によるセル間干渉低減連携手段のフローチャート 本発明によるセル間干渉低減連携手段のフローチャート 本発明によるセル間干渉低減連携手段のフローチャート 本発明において基地局などが保持するネイバーリストの一例 本発明の第1の実施例における制御シーケンス 本発明の第1の実施例の制御シーケンスに基づくメッセージの流れ 本発明による第2および第3の実施例における基地局と、ゲートウェイまたは遠隔制御装置 本発明第2および第3の実施例においてゲートウェイまたは遠隔制御装置が実施するフラグ管理 本発明の第2および第3の実施例における制御シーケンス 本発明による第3の実施例
図6に、本発明を実施するためのシステム構成を示す。1または複数の基地局101と、ある基地局101と無線通信する1または複数の端末102と、ゲートウェイ(GW)104とで構成される無線アクセスネットワークのうち、端末102を除いたバックホールネットワーク105の中に、端末分布調査手段107と、セル間干渉低減実施判定手段108と、セル間干渉低減連携手段109を具備することが本発明を実施するための最良の形態である。これら3つの手段が実装されるノードとして、基地局101、ゲートウェイ104、および基地局101を保守管理する遠隔制御装置の3種類が挙げられる。これら3種類のノードに該3手段を実装する場合の実施例は、後ほど第1から第3の実施例で明らかにする。なお、ゲートウェイ104は、コアネットワーク106と接続しているが、コアネットワーク106は本発明と無関係である。
図7は、本発明を実施するための第1の実施例を示す。この実施例では、基地局101に端末分布調査手段107、セル間干渉低減実施判定手段108、およびセル間干渉低減連携手段109を具備させた場合の実施例である。この実施例は、セル間干渉低減を実現するときにゲートウェイ104を介さないため、ゲートウェイ104に負荷をかけることなく本発明を実現できる利点を有する。ただし、基地局101の処理負荷が増加する点と、基地局101間でのセル間干渉低減を連携して実現するための制御信号の通信が増加する点が欠点である。
基地局101は、端末102と無線通信するための無線通信手段201と、端末102との無線通信の結果から端末分布を調査する端末分布調査手段107と、該端末分布調査手段107での調査結果を元にセル間干渉低減を実施するか否かを判定するセル間干渉低減実施判定手段108と、自基地局の該セル間干渉低減実施判定手段108での判定結果、他基地局の該セル間干渉低減実施判定手段108での判定結果、および自基地局のセル間干渉低減の実施状況から自基地局でセル間干渉を低減するか否かを制御する機能、ならびに他基地局とのセル間干渉低減実施に関する制御情報を交換する機能、ならびに自基地局のセル間干渉低減の実施状況を管理する機能、ならびに自基地局の無線通信手段201にセル間干渉低減の実施有無を指示する機能を具備したセル間干渉低減連携手段109と、他基地局およびゲートウェイ104と通信するバックホール通信手段202を具備する。
無線通信手段201は、無線通信規格の無線I/F(例えば〔非特許文献3〕)に従い端末102と無線通信を実施する。通信用の無線アンテナ、搬送波帯無線信号とベースバンド帯無線信号を変換するアナログ回路、ベースバンド帯無線信号から受信信号のデータや制御信号を取り出すための論理回路(ASICやFPGA)またはプログラム(DSPやCPU)で実現される。制御信号の詳細については図8Aから図8Dのところで後述するが、無線通信手段201は制御信号の内容を端末分布調査手段107に通知する。また、図2A、図2B、図3A、図3Bで示したような送信電力プロファイルを保持し、セル間干渉低減連携手段109からの指示により図2Aと図2Bとの間の切替、または図3Aと図3Bとの間の切替を実施する。
端末分布調査手段107は、プログラム(DSPやCPU)で実現することができる。無線通信手段201が出力した該測定結果や制御情報を元にして、セル間干渉低減実施判定手段108が参照するための記録を生成する。記録の詳細については図10Aから図10Dのところで後述する。
セル間干渉低減実施判定手段108は、プログラム(DSPやCPU)で実現することができる。端末分布調査手段107が生成した記録を元に、セル間干渉低減連携手段109が参照するための簡単な制御情報、すなわちセル間干渉低減を基地局間で連携して実現すべきか否か、を生成する。
セル間干渉低減連携手段109は、以下4つの機能を有し、いずれもプログラム(DSPやCPU)で実現することができる。
(1)自基地局の該セル間干渉低減実施判定手段108での判定結果、他基地局の該セル間干渉低減実施判定手段108での判定結果、および自基地局のセル間干渉低減の実施状況から自基地局でセル間干渉を低減するか否かを最終判定する機能
(2)他基地局とのセル間干渉低減実施に関する制御情報を交換する機能
(3)自基地局のセル間干渉低減の実施状況を管理する機能
(4)自基地局の無線通信手段201にセル間干渉低減の実施有無を指示する機能
バックホール通信手段202は、ゲートウェイ104や他の基地局101と通信する。バックホールの通信として、有線通信または無線通信のどちらを使用しても本発明の効果は変わらない。有線通信の場合はネットワークインターフェースハードウェア、無線通信の場合は無線通信手段201と同じ部品で実現できる。
図8Aから図8Dは、無線通信手段201が出力する制御信号、または制御信号の情報を加工した例である。図8Aは、各端末での下り信号の受信SIR(Signal to Interference Ratio)、および受信SNR(Signal to Noise Ratio)の測定結果を、上り制御信号に載せて基地局にフィードバックされた場合の例である。各端末は基地局に対し、自端末を一意に定めるIDと、下り信号の参照信号(パイロット信号)で測定された受信SIRと受信SNRをフィードバックする。SIRは、参照信号の基地局間電力比を測定することで比較的推定は容易だが、SNRは雑音電力の測定が困難なので推定が難しい。このため、受信SNRの代わりにRSSI(Received Signal Strength Indicator)を用いることが考えられる。
RSSIを用いた例が図8Bである。端末の動作としては図8Aとほぼ同様だが、受信SNRの代わりにRSSIを使用している。RSSIは干渉信号の受信電力も含めた総受信電力であるため、SIRが高く干渉が少ない環境であればSNRとほぼ対応するが、SIRが低く干渉が強い環境ではより高めのRSSIが測定される点が特徴である。
図8Cは、SNRやRSSIの代わりに伝搬減衰量を使用した例である。伝搬減衰量は送信電力[dBm]とRSSI[dBm]の差分から計算することができる。送信電力の情報が基地局から通知されれば端末でRSSIとの差分から伝搬減衰量を推定することができる。
図8Dは、基地局と端末の位置情報から、所望信号を通信する希望基地局から端末までの距離、および干渉信号を送信する基地局の中で端末に最も近い最寄干渉基地局から端末までの距離を用いた例である。具体的には、端末がGPS(Global Positioning System)やHDP(Highly Detectable Pilot)などを用いて端末位置を測定してそれを基地局へフィードバックし、基地局側が保持する近傍基地局の位置情報データベースを参照して端末−基地局間の距離を計算することで実現できる。希望基地局から端末までの距離はSNRと関連し、2種類の距離関係(希望基地局からの距離がSの電力、最寄干渉基地局からの距離がIの電力)はSIRと関連する。
図9は、端末分布調査手段107の実施例を示す。端末分布調査手段107は、図8Aから図8Dで示された情報に対ししきい値判定を行い、端末毎にセル間干渉低減を実施すべきか否かを判定し、その判定結果を記録する。図8Aから図8Dで、左側の列に記載された物理量(図8Aの場合は端末受信SIR)をα、右側の列に記載された物理量(図8Aの場合は端末受信SNR)をβとする。一般的にα、βを変数とした関数をf(α, β)と置いた時、この間数値がしきい値γを下回る(関数f(α, β)の定義次第であり、しきい値γを上回る場合でも良い)場合は、当該端末はセル間干渉低減を必要とする端末(セル間干渉低減要求フラグを1とする)と判定し、逆の場合は当該端末はセル間干渉低減を必要としない端末(セル間干渉低減要求フラグを0とする)と判定する(S1002〜S1004)。この判定を全ての端末に対し実施するため繰り返し処理する(S1001,S1005,S1006)。
図10Aから図10Dは、セル間干渉低減要求フラグの判定結果の一例である。

図10Aは、図8Aの表に対し数式1の規則を適用し、しきい値γを4とした場合の判定結果である。端末ID1の端末は、αが15、βが20なので、数式1のf(α, β)は5と計算され、しきい値γ=4を超えるため、当該端末は当該端末はセル間干渉低減を必要としない端末として判定され、セル間干渉低減要求フラグを0とする。端末ID2の端末は、αが0、βが3で数式1のf(α, β)は−1.5と計算され、しきい値γ=4を下回るため、当該端末は当該端末はセル間干渉低減を必要とする端末として判定され、セル間干渉低減要求フラグを1とする。端末ID3の端末も同様である。
図10Bは、図8Bの表に対し数式2の規則を適用し、しきい値γを4とした場合の判定結果である。

端末ID1の端末は、αが15、βが−80なので、数式2のf(α, β)は5と計算され、しきい値γ=4を超えるため、当該端末は当該端末はセル間干渉低減を必要としない端末として判定され、セル間干渉低減要求フラグを0とする。端末ID2の端末は、αが0、βが−97で数式2のf(α, β)は−1.5と計算され、しきい値γ=4を下回るため、当該端末は当該端末はセル間干渉低減を必要とする端末として判定され、セル間干渉低減要求フラグを1とする。端末ID3の端末も同様である。
図10Cは、図8Cの表に対し数式3の規則を適用し、しきい値γを4とした場合の判定結果である。

端末ID1の端末は、αが15、βが110なので、数式3のf(α, β)は5と計算され、しきい値γ=4を超えるため、当該端末は当該端末はセル間干渉低減を必要としない端末として判定され、セル間干渉低減要求フラグを0とする。端末ID2の端末は、αが0、βが127で数式3のf(α, β)は−1.5と計算され、しきい値γ=4を下回るため、当該端末は当該端末はセル間干渉低減を必要とする端末として判定され、セル間干渉低減要求フラグを1とする。端末ID3の端末も同様である。
図10Dは、図8Dの表に対し数式4の規則を適用し、しきい値γを2000とした場合の判定結果である。

端末ID1の端末は、αが200でβが1800のため、数式4のf(α, β)は3000と計算され、しきい値γ=2000を超えるため、当該端末は当該端末はセル間干渉低減を必要としない端末として判定され、セル間干渉低減要求フラグを0とする。同様に、端末ID2の端末は、αが900、βが1000なのでf(α, β)は−700と計算され、しきい値γ=2000を下回るため、当該端末は当該端末はセル間干渉低減を必要とする端末として判定され、セル間干渉低減要求フラグを1とする。端末ID3の端末は、αが900、βが1300なのでf(α, β)は−100と計算され、しきい値γ=2000を下回るため、当該端末は当該端末はセル間干渉低減を必要とする端末として判定され、セル間干渉低減要求フラグを1とする。
以上で示した関数f(α, β)は、単位をα、β、γで揃える必要があるものの、関数形式(一次関数、二次関数など)や単位(dBやmなど)に特に制約はない。また、αまたはβのどちらかに0が掛かった実質1変数の関数でも良い。例えば数式1で、βに掛かる係数を0とすると、αである端末受信SIRのしきい値判定になるが、これも本発明の範疇である。
図11は、セル間干渉低減実施判定手段108の実施例を示す。ここでは、端末分布調査手段107が生成したセル間干渉低減要求フラグ(0or1)の総和を、自基地局と通信する端末全てのフラグを全て加算することで求め(S1101)、これに対するしきい値判定を実施することで、
A)当該基地局から積極的に他基地局へ働きかけてセル間干渉低減を実施(能動実施)
B)当該基地局から積極的に他基地局へ働きかけてセル間干渉低減を停止(能動停止)
C)他基地局から働きかけられた時にセル間干渉低減を実施(受動実施)
D)他基地局から働きかけられた時にセル間干渉低減を停止(受動停止)
以上4つの基地局連携ポリシーを有効とするか無効とするかをそれぞれ判定する。
具体的には、ステップS1101で自基地局と通信する端末のうち、セル間干渉低減要求フラグが1の端末数をカウントし、ステップS1102からS1104で第1のしきい値とカウントした端末数(または全端末数に対する割合)と比較し、端末数がしきい値を超えた場合は上記ポリシーA)を有効とし、しきい値を超えなかった場合は同ポリシーを無効とする。以下同様に、ステップS1105からS1107で第2のしきい値とカウントした端末数(または全端末数に対する割合)と比較し、端末数がしきい値を下回った場合は上記ポリシーB)を有効とし、しきい値を超えた場合は同ポリシーを無効とする。ステップS1108からS1110で第3のしきい値とカウントした端末数(または全端末数に対する割合)と比較し、端末数がしきい値を超えた場合は上記ポリシーC)を有効とし、しきい値を超えなかった場合は同ポリシーを無効とする。ステップS1111からS1113で第4のしきい値とカウントした端末数(または全端末数に対する割合)と比較し、端末数がしきい値を下回った場合は上記ポリシーD)を有効とし、しきい値を超えた場合は同ポリシーを無効とする。
図12は、セル間干渉低減実施判定手段108の出力例を示す。ここでは、基地局ID1の基地局(総端末数50、セル間干渉低減要求フラグが1の端末数20)において、第1のしきい値を端末30台(要求フラグ1の端末割合60%)、第2のしきい値を端末10台(同20%)、第3と第4のしきい値を端末20台(同40%)とした場合を仮定した。
ポリシーAは、第1のしきい値30台(同60%)に対し、実際は24台(同48%)としきい値を下回っているため、ステップS1102からS1104で無効と判定される。ポリシーBは、第2のしきい値10台(同20%)に対し、実際は24台(同48%)としきい値を超えているため、ステップS1105からS1107で無効と判定される。ポリシーCは、第3のしきい値20台(同40%)に対し、実際は24台(同48%)としきい値を超えているため、ステップS1108からS1110で有効と判定される。ポリシーDは、第4のしきい値10台(同20%)に対し、実際は24台(同48%)としきい値を超えているため、ステップS1111からS1113で無効と判定される。この結果から、当該基地局(基地局ID1)は、他の基地局から働きかけられた時にセル間干渉低減を受動的に実施する。
図13Aおよび図13Bは、しきい値設定方法に関する考え方を示している。図13Aは、ポリシーAおよびポリシーC、すなわちセル間干渉低減を新たに実施するための考え方を示している。図13Bは、ポリシーBおよびポリシーD、すなわちセル間干渉低減を停止するための考え方を示している。縦方向はセル間干渉低減要求フラグが1の端末数または割合を示している。縦方向に対し、システム周波数利用効率の面から見てセル間干渉低減が望ましい領域と望ましくない領域が存在する。
望ましい実施形態としては、該フラグ1の端末数が望ましい領域と望ましくない領域との境界領域を超えた瞬間にセル間干渉低減を実施すること、ならびに境界領域を下回った瞬間にセル間干渉低減を停止することが望ましいが、該フラグ1の端末数は時間に応じて変動するため、境界領域ぎりぎりにしきい値を設けると他基地局への働きかけが頻繁に発生し、制御が不安定になる恐れがある。そのため、セル間干渉低減を実施または停止を働きかけるための契機を生じさせる第1のしきい値および第2のしきい値を境界領域から離すことで、制御にヒステリシスを持たせることができ、より安定した制御が可能になる。他の基地局からの契機を受けることで受動的にセル間干渉低減を実施または停止をするための第3および第4のしきい値は、第1および第2のしきい値に対し境界領域寄りに設定しても良い。
図14は、セル間干渉低減連携手段109の実施例を示す。まずステップS1201で、当該基地局のセル間干渉低減実施状態を不実施に初期化し、無線通信手段201もセル間干渉低減不実施の状態で動作させる。ステップS1202では、当該基地局の現在のセル間干渉低減実施状態に応じて処理を分岐させる。すなわち、セル間干渉低減実施状態が「実施」の場合の処理(S1203)と、同じく「不実施」の場合の処理(S1204)との処理分岐である。S1203およびS1204の処理については後述するが、これらのアウトプットはセル間干渉低減実施状態の最新状態である。つまりS1203やS1204において、セル間干渉低減実施状態の状態遷移が発生する。S1205やS1206は、その状態遷移が発生したか否かを判定している。S1207やS1208は、状態遷移後の最新のセル間干渉低減実施状態に応じて無線信号を送信するよう、無線通信手段201に指示を発行する。
図15は、セル間干渉低減を実施中の基地局における連携処理(S1203)のフローを示す。当該基地局のポリシーB(図12参照)が有効、すなわち能動停止が有効な場合、当該基地局が有するネイバーリスト(後述)に基づき、周辺基地局に対しセル間干渉低減の停止を要求する(S1301,S1302)。一方、周辺基地局からセル間干渉低減の停止要求を受信した場合、ポリシーD(図12参照)が有効、すなわち受動停止が有効な場合は該停止要求に対するOK応答を送信し、無効の場合はNG応答を送信する(S1303〜S1306)。また、周辺基地局からセル間干渉低減の実施要求を受信した場合、当該基地局はセル間干渉低減を実施中のため無条件でOK応答を送信する(S1307、S1308)。S1302で周辺基地局に対しセル間干渉低減の停止を要求した場合、周辺基地局からOK応答またはNG応答を受信する。ここで、もしOK応答を受信した場合は、OK応答を送信した周辺基地局に対しセル間干渉低減の停止コマンドを正式に発行し、かつ当該基地局のセル間干渉低減実施状態を「不実施」に遷移させる(S1309〜S1311)。周辺基地局がS1310のステップで当該基地局に対しセル間干渉低減の停止コマンドを発行した場合、当該基地局はこのコマンドを受信するはずである。当該基地局はこのコマンドを受信したら当該基地局のセル間干渉低減実施状態を「不実施」に遷移させる(S1312〜S1313)。
図16は、セル間干渉低減を停止中の基地局における連携処理(S1204)のフローを示す。基本的な動作は図15と同様である。まず、当該基地局のポリシーA(図12参照)が有効、すなわち能動実施が有効な場合、当該基地局が有するネイバーリスト(後述)に基づき、周辺基地局に対しセル間干渉低減の実施を要求する(S1401,S1402)。一方、周辺基地局からセル間干渉低減の実施要求を受信した場合、ポリシーC(図12参照)が有効、すなわち受動実施が有効な場合は該実施要求に対するOK応答を送信し、無効の場合はNG応答を送信する(S1403〜S1406)。また、周辺基地局からセル間干渉低減の停止要求を受信した場合、当該基地局はセル間干渉低減を停止中のため無条件でOK応答を送信する(S1407、S1408)。S1402で周辺基地局に対しセル間干渉低減の実施を要求した場合、周辺基地局からOK応答またはNG応答を受信する。ここで、もしOK応答を受信した場合は、OK応答を送信した周辺基地局に対しセル間干渉低減の実施コマンドを正式に発行し、かつ当該基地局のセル間干渉低減実施状態を「実施」に遷移させる(S1409〜S1411)。周辺基地局がS1410のステップで当該基地局に対しセル間干渉低減の実施コマンドを発行した場合、当該基地局はこのコマンドを受信するはずである。当該基地局はこのコマンドを受信したら当該基地局のセル間干渉低減実施状態を「実施」に遷移させる(S1412〜S1413)。
図17は、本発明において基地局が参照するネイバーリストの実施例である。同図は、基地局ID1の周辺にIDが2から5の基地局が存在する場合の例である。セル間干渉低減連携手段109が参照する情報は周辺基地局のIDだけであるが、図10Dのように端末−基地局間の距離を計算するために、周辺基地局の位置情報もリストとして持っても良い。ネイバーリストは頻繁に更新されるものではなく、当該基地局設置時および周辺基地局増設または撤去時に更新される。
図18は、本発明における処理及び制御情報のシーケンス図である。各基地局は、自身に所属する全端末に対し、図8Aから図8Dで示される表を生成するための情報(受信SIR、受信RSSI、伝搬減衰量、端末位置情報、受信SNRなど)の基地局へのフィードバックを要求する(S1501)。端末は、上記情報要求に対し、S1502で測定した結果を上り制御チャネルを用いて基地局へ情報をフィードバックする。各基地局は、自身に所属する全端末から上記情報のフィードバックを無線通信手段201で受信後、図7の端末分布手段107において図9に示す手順に基づき、各端末に対しセル間干渉低減を実施する必要があるかどうかを判定し(S1503)、図10Aから図10Dに示す表を作成する。図10Aから図10Dに示した表を元に、基地局はセル間干渉低減実施判定手段108において、図11に示す手順に基づき、以下4つのポリシーをそれぞれ有効とするか無効とするかを判定し(S1504)、図12に示す表を作成する。
A) 当該基地局から積極的に他基地局へ働きかけてセル間干渉低減を実施(能動実施)
B) 当該基地局から積極的に他基地局へ働きかけてセル間干渉低減を停止(能動停止)
C) 他基地局から働きかけられた時にセル間干渉低減を実施(受動実施)
D) 他基地局から働きかけられた時にセル間干渉低減を停止(受動停止)
その後、基地局はセル間干渉低減連携手段109により、図14から図16に示した手順に基づき、最終的に各基地局がセル間干渉低減を実施するか否かを判定する(S1505〜S1508)。その結果に従い、セル間干渉低減連携手段109は無線通信手段201に対しセル間干渉低減を実施するか否かの指令を発行し、無線通信手段201はそれに従い信号の送信出力を図2Aまたは図2Bのように調整する(S1509)。また、基地局間で通信する場合はバックホール通信手段202を経由してバックホールネットワークを通じて実施する。
ここで、セル間干渉低減連携手段109の動作を図18のシーケンス図に沿って説明する。
セル間干渉低減実施判定手段108がセル間干渉低減の実施判定を実施し図12に示した表を作成した後、もしポリシーA(能動実施)が有効の場合は、図17のネイバーリストに基づき周辺基地局に対しセル間干渉低減実施要求を送信する。同様に、ポリシーB(能動停止)が有効の場合は周辺基地局に対しセル間干渉低減停止要求を送信する(S1505)。
上記何れかの要求を受信した周辺基地局は、自身の図12の表に基づき該要求に対する応答を要求送信元の基地局へ送信する(S1506)。もし要求を受信した周辺基地局のポリシーC(受動実施)が有効で、かつセル間干渉低減実施要求を受信した場合、該要求送信元に対しOK応答を送信する。同様に、要求を受信した周辺基地局のポリシーC(受動実施)が無効で、かつセル間干渉低減実施要求を受信した場合、該要求送信元に対しNG応答を送信する。
同様に、要求を受信した周辺基地局のポリシーD(受動停止)が有効で、かつセル間干渉低減停止要求を受信した場合、該要求送信元に対しOK応答を送信する。同様に、要求を受信した周辺基地局のポリシーD(受動停止)が無効で、かつセル間干渉低減停止要求を受信した場合、該要求送信元に対しNG応答を送信する。
さらに、要求を受信した周辺基地局のセル間干渉低減実施状態が「実施」で、かつセル間干渉低減実施要求を受信した場合、該要求送信元に対しOK応答を送信する。同様に、要求を受信した周辺基地局のセル間干渉低減実施状態が「不実施」で、かつセル間干渉低減停止要求を受信した場合、該要求送信元に対しOK応答を送信する。
以上の処理は、図15のS1303からS1308、および図16のS1403からS1408の処理に相当する。
上記要求元の基地局は、周辺基地局のうち少なくとも1つからOK応答を受信した場合、実際にセル間干渉低減を実施または停止するためにセル間干渉低減実施コマンドまたはセル間干渉低減停止コマンドを、OK応答送信元の周辺基地局へ送信する(S1507)。当該コマンドを受信した周辺基地局は、自身のセル間干渉低減実施状態を実施(実施コマンド受信時)または不実施(停止コマンド受信時)に遷移させ、コマンド送信元基地局にACKを送信する(S1508)。ACKを受信したコマンド送信元基地局のセル間干渉低減実施状態を実施または不実施に遷移させる(S1509)。
セル間干渉低減実施状態を実施または不実施に遷移させた基地局は、無線通信手段201での信号送信方法を、例えば実施に遷移させた場合は図2Bのように、不実施に遷移させた場合は図2Aのように変更する。
なお、上記要求元の基地局がOK応答を1つも受信しなかった場合、またはNG応答のみを受信した場合、周辺基地局に対するコマンドは送信しない。
ここまでの処理を1サイクルとし、各基地局は端末への情報要求を先頭に以下同様に繰り返す。
図19は、図18に示したシーケンスにおけるメッセージ交換の流れを示した図である。3つの基地局101はそれぞれ、セル境界にのみ端末が分布する「セル間干渉の能動実施を要求する基地局」と、大半の端末がセル境界に分布する「受動実施する周辺基地局」と、大半の端末がセル内側に分布する「セル間干渉低減の実施が必要ない周辺基地局」を表している。「セル間干渉の能動実施を要求する基地局」は、周辺の2基地局に対し、セル間干渉低減の実施要求を図18のS1505の処理として実施する。それぞれの周辺基地局は、図18のS1506の処理としてOK応答またはNG応答を要求送信元基地局へ送信する。ここで、要求元基地局は1つの周辺基地局からOK応答を受信したため、OK応答を送信した「受動実施する周辺基地局」に対しセル間干渉低減実施コマンドを、図18のS1507の処理として送信する。当該コマンドを受信した「受動実施する周辺基地局」は、図18のS1508の処理として同コマンドを解読し、コマンド送信元の基地局に対しACKを送信する。
図20に、本発明による第2の実施例を示す。図7に示す基地局101の一部機能をゲートウェイ104に移した場合の実施例である。この方法は、第1の実施例のように基地局101間の通信は不要となるが、ゲートウェイ104と基地局101間の通信、およびゲートウェイ104自身の処理量が増加する点が特徴として挙げられる。
ゲートウェイ104は1または複数の基地局101とバックホール通信手段202を用いて通信する。各基地局101からはセル間干渉低減実施判定手段108の出力(図12)の結果をゲートウェイ104に転送し、ゲートウェイ104からは各基地局101のセル間干渉低減実施状態(実施または不実施)を各基地局に送信する。各基地局101は、バックホール通信手段202を経由してゲートウェイ104から受信したセル間干渉低減実施状態を出力制御手段110で解読し、無線通信手段201に対する出力調整(セル間干渉低減実施状態が不実施の場合は図2A、実施の場合は図2B、というように調整する)を指示する。
図14から図16で示したセル間干渉低減連携手段109の処理は、ゲートウェイ104内のセル間干渉低減連携制御手段111で実施される。ゲートウェイ104は、S1201などのステップ毎の処理を、自身が管理する全ての基地局101に関し繰り返し実行する。つまり、S1201を全ての基地局について実施した後、S1202を全ての基地局について実施する、という意味である。このような繰り返し処理の代わりに、基地局毎にスレッドを走らせ、マルチスレッド処理としても良い。
図14から図16で基地局間で実際に通信していたセル間干渉低減実施要求、セル間干渉低減停止要求、OK応答、NG応答、セル間干渉低減実施コマンド、セル間干渉低減停止コマンド、およびACKは、ゲートウェイ104の中でフラグ管理を実施することで代替できる。
図21は、ゲートウェイ内におけるフラグ管理の一例を示す。ゲートウェイ104は、各基地局毎にセル間干渉低減実施要求などの制御情報のやり取りを示すフラグを管理する。この例は、基地局ID1と基地局ID2に関し、それぞれの基地局のセル間干渉低減実施状態が「不実施」であった場合のフラグ管理の例である。
それぞれの基地局は、ID2と3、ID1と3の2基地局をネイバーリストで管理される周辺基地局として保持している。基地局ID1は、周辺基地局(ID2,3)に対しセル間干渉低減実施要求を送信する。基地局ID2は、基地局ID1から同要求を受信する。
これに対し、基地局ID2はOK応答を基地局ID1に送信し、基地局ID1はこのOK応答を受信する。ただし、基地局ID3からはNG応答を受信している。この結果を受け、基地局ID1は基地局ID2に対しセル間干渉低減実施コマンドを送信し、基地局ID2はこれを受信する。その後、基地局ID2は同コマンドに対するACKを基地局ID1に対し送信し、基地局ID1はこれを受信する。
このように、ゲートウェイ104内でフラグ管理することで、基地局間通信を代替することができる。図21に示したフラグ管理による擬似通信の結果、セル間干渉低減実施コマンド発行元の基地局ID1と、これを受信した基地局ID2は、セル間干渉低減実施状態を不実施から実施に遷移させる。なお、セル間干渉低減実施コマンドを送信も受信もしていない基地局ID3に関する状態遷移は発生しない。
図22は、本発明の第2の実施例におけるシーケンス図である。図18に示したシーケンス図に対し、ゲートウェイへの情報集約、およびゲートウェイから各基地局へ状態遷移結果を通知する仕組みを追加した。
まず、ゲートウェイ104が各基地局に対し、セル間干渉低減実施判定手段108の出力結果であるセル間干渉実施判定結果のゲートウェイへの送信を要求する(S1601)。これは、セル間干渉低減連携制御手段111がバックホール通信手段202を介して実施する。各基地局は、同要求をゲートウェイから受信したら、図9および図11の手順で各端末から情報を収集し、図12に示すセル間干渉実施判定結果を生成し、基地局のバックホール通信手段202を介してゲートウェイに同結果を送信する(S1501〜S1504)。ゲートウェイのセル間干渉低減連携制御手段111は同結果を全ての基地局について集約し(S1602)、図20および図21に関する説明で述べた通りの処理を実施し、各基地局に関する最新のセル間干渉低減実施状態(実施または不実施)を生成する(S1603)。ゲートウェイは、これを各基地局に最新状態として通知し、各基地局はこの最新状態を出力制御手段110で解読し、無線通信手段201に最新状態に応じた出力方法を指示する(S1509)。
図23は、本発明における第3の実施例を示す。第1および第2の実施例と異なる点は、バックホールネットワーク105の中に、基地局101を遠隔地で保守管理する遠隔制御装置112が組み込まれている点である。本実施例は、第2の実施例でゲートウェイ104が実施していた機能を遠隔制御装置112が実現する他は、第2の実施例と同じである。つまり、図20で示したゲートウェイ104を遠隔制御装置112と置き換えれば、また図22で示したゲートウェイを遠隔制御装置と読み替えれば、第2の実施例とまったく同じ方法で本発明を実現できる。
本実施例の特徴は、第2の実施例でゲートウェイ104に課された負荷を遠隔制御装置112が引き受けることで負荷分散が可能で、ゲートウェイ104の負荷を軽減できる点である。
無線通信システムにおいて、システム全体の周波数利用効率低下を極力防ぎつつ、セル境界端末の通信品質を向上できる。その結果、高いシステム全体の周波数利用効率と、端末の基地局からの距離に依存したサービス品質の分散抑制を両立することができる。
101 基地局
102 端末
103 セル
104 ゲートウェイ
105 バックホールネットワーク
106 コアネットワーク
107 端末分布調査手段
108 セル間干渉低減実施判定手段
109 セル間干渉連携手段
110 出力制御手段
111 セル間干渉低減連携制御手段
112 遠隔制御装置

Claims (14)

  1. それぞれ端末を収容する複数の基地局を備えた無線通信システムであって、
    上記複数の基地局のうちの第一の基地局は、
    信号の送受信部と、
    制御部を備え、
    上記制御部は、
    自基地局が収容する端末の数、又は上記送受信部から所定電力で送信された信号の受信強度が所定値以下の端末の数に基づいて、自基地局のセルと上記複数の基地局のうちの第二の基地局のセルとの間のセル間干渉を低減するための端末へのリソースの割当てを実施するか否かを判定することを特徴とする無線通信システム。
  2. 請求項1記載の無線通信システムであって、
    上記リソースは直交周波数多重方式におけるサブバンドであることを特徴とする無線通信システム。
  3. 請求項1記載の無線通信システムであって、
    上記第一の基地局は、
    上記第二の基地局に、上記セル間干渉を低減するための端末へのリソースの割当てを実施する要求を送信し、
    該要求に対する上記第二の基地局からの回答に基づいて、上記セル間干渉を低減するための端末へのリソースの割当てを実施するか否かを判定することを特徴とする無線通信システム。
  4. 請求項1記載の無線通信システムであって、
    さらに上記複数の基地局と接続された通信装置を備え、
    該通信装置は、上記複数の基地局のそれぞれで行われた上記セル間干渉を低減するための端末へのリソースの割当てを行うか否かの判定結果を受信し、上記複数の基地局のそれぞれが上記セル間干渉を低減するための端末へのリソースの割当てを行うか否かの指示を上記複数の基地局のそれぞれへ送信することを特徴とする無線通信システム。
  5. 請求項4記載の無線通信システムであって、
    上記通信装置は、上記複数の基地局の判定結果に基づいて、上記複数の基地局のそれぞれで上記セル間干渉を低減するための端末へのリソースの割当てを行うか否かを決定することを特徴とする無線通信システム。
  6. 請求項1記載の無線通信システムであって、
    上記制御部は、上記端末の受信SNR、受信SIR、受信RSSI、又は基地局と端末間の伝搬減衰量、あるいは端末の位置情報の少なくともいずれか一つの情報に基づいて上記セル間干渉低減を実施するか否かの判定を行うことを特徴とする無線通信システム。
  7. 請求項1記載の無線通信システムであって、
    上記第一の基地局は、自基地局が収容する端末のうち上記セル間干渉低減をするための端末へのリソース割当てが必要な端末の数、又は上記自基地局が収容する全端末の数に対する上記セル間干渉低減が必要な端末の数の割合に基づいて、上記セル間干渉を低減するための端末へのリソースの割当てを実施するか否かの判定結果を、上記第二の基地局に問い合わせるか、又は上記第二の問い合わせを待って自基地局での判定結果を回答するかを判定することを特徴とする無線通信システム。
  8. 請求項1記載の無線通信システムであって、
    上記セル間干渉を低減するための端末へのリソースの割当てとは、セルエッジの端末にセル間干渉の低いリソースを割り当てることであることを特徴とする無線通信システム。
  9. 端末と無線通信を行い、他の基地局と接続された基地局であって、
    信号の送受信部と、
    制御部を備え、
    上記制御部は、
    自基地局が収容する端末の数、又は上記送受信部から所定電力で送信された信号の受信強度が所定値以下の端末の数に基づいて、自基地局のセルと上記他の基地局のセルとの間のセル間干渉を低減するための端末へのリソースの割当てを実施するか否かを判定することを特徴とする基地局。
  10. 請求項9記載の基地局であって、
    上記セル間干渉を低減するための端末へのリソースの割当てとは、セルエッジの端末にセル間干渉の低いリソースを割り当てることであることを特徴とする基地局。
  11. 基地局と無線通信を行う端末であって、
    信号の送受信部を備え、
    該送受信部は、
    上記基地局から所定電力で送信され上記送受信部で受信した信号の受信SNR、受信SIR、受信RSSI、又は基地局と端末間の伝搬減衰量のうち少なくともいずれか一つの情報を複数のリソースについて上記基地局に送信することを特徴とする端末。
  12. 請求項11記載の端末であって、
    上記セル間干渉を低減するための端末へのリソースの割当てとは、セルエッジの端末にセル間干渉の低いリソースを割り当てることであることを特徴とする端末。
  13. それぞれ端末を収容する複数の基地局と接続された通信装置であって、
    上記複数の基地局のそれぞれで行われた、自基地局と他の基地局のセル間干渉を低減するための端末へのリソースの割当てを行うか否かの判定結果を受信する受信部と、
    上記複数の基地局のそれぞれが上記セル間干渉を低減するための端末へのリソースの割当てを行うか否かの指示を上記複数の基地局のそれぞれへ送信する送信部を備えた通信装置。
  14. 請求項13記載の通信装置であって、
    上記セル間干渉を低減するための端末へのリソースの割当てとは、セルエッジの端末にセル間干渉の低いリソースを割り当てることであることを特徴とする通信装置。
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