JP2010197549A - プロジェクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】投影用光が安定するまでの時間を無駄にせず視聴環境の作業や外部機器の制御による視聴環境への効果的な演出などに効率的に使うことができ、また、投影用光の消灯開始後に、まだ稼動しているという状態を明確に示すこともできる。
【解決手段】光量センサ105は、投影用ランプ104からの投影用光の光量を単位時間毎に検出する。記憶部106は、光量センサ105により検出された光量を記憶する。制御部108は、投影用ランプ104及び照明用LED109の点灯開始後、記憶部106に記憶された光量の変化量に応じて、所定の規則に従って照明光の光量を時間の経過と共に減少させ、所定時間経過後照明用LED109を消灯させる。また、制御部108は、投影用ランプ104の消灯開始後は照明用LED109を点灯するように制御する。
【選択図】図1

Description

本発明はプロジェクタに係り、特に投影用ランプからの光を用いて、表示デバイスに表示された画像を、投射レンズを通してスクリーン等へ投射するプロジェクタに関する。
プロジェクタは、画像を形成した液晶パネル等の表示デバイスに、光源から出た光を透過又は反射させ、その透過光又は反射光を投射レンズを通してスクリーンに投射することで結像させる投射型表示装置である(例えば、特許文献1参照)。光源に用いるランプは、明るく鮮明な画像で投影を可能にするため、超高圧水銀ランプ(UHPランプ)や特許文献2に記載の高圧放電ランプ等の高輝度ランプが使用されることが多い。
特開平7−281146号公報 特開2007−305382号公報
従来、プロジェクタは一般的に、照明を落とし部屋を暗くして使用する。しかし、プロジェクタに使用される高輝度ランプは、点灯立ち上がり時間が長く、ランプから出射される光量が定常状態に安定する(以下、「ランプが安定する」という)までに1分前後の時間を要する。特に、一度ランプを消灯した場合、再点灯するまでには、さらに長い時間を要する。
従って、ユーザは、プロジェクタの電源スイッチを入れてからランプの光量が安定するまでの比較的長い時間待機し、ランプが安定してから照明を落とすことを強いられる。そうしないと、ランプが安定する前に照明を消したところで部屋が真っ暗な状態となり、DVDプレーヤのセッティングなどの準備作業や照明スイッチからの移動が安全にできなくなってしまうためである。
また、プロジェクタ使用後(電源をオフにした後)に、投影用ランプの冷却のため、しばらくファンを回し続けなければならないが、その間に電源プラグをコンセントから抜いてしまうと、投影用ランプの劣化が早まってしまう。それを防ぐために、ファンが回っていることをインジケータで知らせるプロジェクタも知られているが、インジケータが小さいため、わかりにくいという問題がある。
なお、特許文献1は、投影用ランプ(光源ランプ)の光量が所定値以下に低下した場合に、投影用ランプの交換時期の到来であると検出して、その交換時期の到来をスクリーンに表示させてユーザに知らせる構成のプロジェクタを開示している。しかし、この特許文献1記載のプロジェクタでは、電源投入後投影用ランプが安定するまでに長い時間がかかることについての対策は何ら行っていない。
本発明は以上の点に鑑みなされたもので、投影用光が安定するまでの時間を無駄にせず視聴環境の作業や外部機器の制御による視聴環境への効果的な演出などに効率的に使うことができ、また、投影用光の消灯開始後にプロジェクタの周囲を明るく保つことで、まだ稼動しているという状態を明確に示すこともできるプロジェクタを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、第1の発明のプロジェクタは、画像を投影して表示するプロジェクタにおいて、点灯開始から所望の第1の光量に達するまでに第1の時間を要する光源であって、投影用光を出射する第1の光源と、点灯開始から所望の第2の光量に達するまでに第1の時間より短い第2の時間を要する光源であって、プロジェクタの周囲を照明するための照明光を出射する第2の光源と、所望の画像を表示する表示手段と、投影用光により表示手段に表示された画像を外部に投影させるための投影レンズ手段と、投影用光の光量を、第1の光源が点灯開始から第1の光量に達するまでの時間よりも短い単位時間毎に検出する光量検出手段と、光量検出手段により検出された光量を記憶する記憶手段と、第1及び第2の光源の点灯開始後、記憶手段に記憶された光量の変化量に応じて、所定の規則に従って照明光の光量を時間の経過と共に減少させ、投影用光の光量が第1の光量に達した時に第2の光源を消灯させるように第2の光源を制御する光源制御手段とを有することを特徴とする。
また、上記の目的を達成するため、第2の発明のプロジェクタは、画像を投影して表示するプロジェクタにおいて、点灯開始から所望の第1の光量に達するまでに第1の時間を要する光源であって、投影用光を出射する第1の光源と、点灯開始から所望の第2の光量に達するまでに第1の時間より短い第2の時間を要する光源であって、プロジェクタの周囲を照明するための照明光を出射する第2の光源と、所望の画像を表示する表示手段と、投影用光により表示手段に表示された画像を外部に投影させるための投影レンズ手段と、投影用光の光量を、第1の光源が点灯開始から第1の光量に達するまでの時間よりも短い単位時間毎に検出する光量検出手段と、光量検出手段により検出された光量を記憶する記憶手段と、投影用光の最小光量から最大光量までの光量範囲をn個(nは2以上の自然数)の分割光量範囲に分割したとき、第1及び第2の光源の点灯開始後、記憶手段に記憶された光量がn個の分割光量範囲のうち小さい方からi番目(i=0〜n−1)の分割光量範囲内のときは、照明用光の光量を照明用光の最大光量からi段階小なる光量に設定し、投影用光が最大光量に達した時に第2の光源を消灯させるように第2の光源を制御する光源制御手段とを有することを特徴とする。
また、上記の目的を達成するため、第3の発明のプロジェクタは、第1又は第2の発明における光源制御手段を、第1の光源の消灯時は第2の光源を点灯するように第2の光源を制御するようにしたことを特徴とする。
また、上記の目的を達成するため、第4の発明のプロジェクタは、画像を投影して表示するプロジェクタにおいて、点灯開始から所望の光量に達するまでに時間を要する光源であって、投影用光を出射する光源と、所望の画像を表示する表示手段と、投影用光により表示手段に表示された画像を外部に投影させるための投影レンズ手段と、投影用光の光量を、光源が点灯開始から所望の光量に達するまでの時間よりも短い単位時間毎に検出する光量検出手段と、光量検出手段により検出された光量を記憶する記憶手段と、外部機器の制御のためのリモコンコードを送信する送信手段と、光源の点灯開始後、記憶手段に記憶された光量の変化量に応じて、所定の規則に従って外部機器を所望の状態に制御するリモコンコードを送信手段から送信させる制御手段とを有することを特徴とする。
更に、上記の目的を達成するため、第5の発明のプロジェクタは、画像を投影して表示するプロジェクタにおいて、点灯開始から所望の光量に達するまでに時間を要する光源であって、投影用光を出射する光源と、所望の画像を表示する表示手段と、投影用光により表示手段に表示された画像を外部に投影させるための投影レンズ手段と、投影用光の光量を、光源が点灯開始から所望の光量に達するまでの時間よりも短い単位時間毎に検出する光量検出手段と、光量検出手段により検出された光量を記憶する記憶手段と、外部機器の制御のためのリモコンコードを送信する送信手段と、投影用光の最小光量から最大光量までの光量範囲をn個(nは2以上の自然数)の分割光量範囲に分割したとき、光源の点灯開始後、記憶手段に記憶された光量がn個の分割光量範囲のどの分割光量範囲に属するかに応じて、外部機器を所望の状態に制御するリモコンコードを送信手段から送信させる制御手段とを有することを特徴とする。
ここで、上記の第4又は第5の発明に、外部機器に対して予め設定した一以上の操作を行わせるための外部機器設定情報を入力する入力手段と、入力された外部機器設定情報の一以上の操作に対応した一以上のリモコンコードを記憶しており、送信手段に対して記憶しているリモコンコードを制御手段の制御の下に供給して送信させるリモコンコード記憶手段とを更に有するようにしてもよい。
本発明によれば、投影用光が安定するまでの時間を無駄にせず視聴環境の作業や外部機器の制御による視聴環境への効果的な演出などに効率的に使うことができる。また、本発明によれば、投影用光の消灯時にプロジェクタの周囲を明るく保つことで、まだ稼動しているという状態を明確に示すこともできる。
本発明のプロジェクタの第1の実施の形態のブロック図である。 図1中の投影用ランプと照明用LEDの光量変化の一例を示すグラフである。 本発明のプロジェクタの第1の実施の形態における照明用LEDの光量制御説明用フローチャート(その1)である。 本発明のプロジェクタの第1の実施の形態における照明用LEDの光量制御説明用フローチャート(その2)である。 本発明のプロジェクタの第2の実施の形態のブロック図である。 本発明のプロジェクタの第2の実施の形態における外部照明器具の光量制御説明用フローチャート(その1)である。 本発明のプロジェクタの第2の実施の形態における外部照明器具の光量制御説明用フローチャート(その2)である。
以下、本発明の各実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明になるプロジェクタの第1の実施の形態のブロック図を示す。本実施の形態のプロジェクタ100は、入力信号インタフェース(I/F)101、表示データを形成するデジタル処理部102、液晶パネル等の表示デバイス部103、投影用の光を出射する投影用ランプ104、投影用の光の光量を取得する光量センサ105、光量を記憶する記憶部106、光量を測定する測定部107、制御部108、照明用発光ダイオード(LED)109、及び投射レンズ110を有する。
入力信号I/F101は、DVD(Digital Versatile Disc)プレーヤ等の再生機器からの信号を入力として受け、デジタル処理部102に供給する。デジタル処理部102は、再生機器からの入力信号に対してスケーリング等の処理を行い、表示データを形成する。表示デバイス部103は、デジタル処理部102により形成された表示データを表示する。投影用ランプ104は、点灯開始から所望の光量に達するまでに第1の時間を要する光源であって、投影用の光を出射し、その光を表示デバイス部103及び投射レンズ110を通してスクリーン(図示せず)等へ投射して結像させ、表示デバイス103の表示データをスクリーン等にて表示する。
光量センサ105は、投影用ランプ104から出射される投影用光の光量(以下、これを「投影用ランプ104の光量」又は「投影用光の光量」というものとする)を単位時間毎に取得し、記憶部106へ伝達するセンサである。上記の単位時間は、投影用ランプ104が点灯開始より所望の光量に達するまでの第1の時間よりも短い時間である。記憶部106は、光量センサ105で取得された投影用ランプ104の光量を一時記憶する。測定部107は、記憶部106からの光量センサ105で取得された投影用ランプ104の光量を測定する。
制御部108は、測定部107で測定された光量に対して適当な光量で点灯するように、照明用LED109を駆動して照明用の光を出射させる。照明用LED109は、点灯開始から所望の光量に達するまでに前記第1の時間より短い第2の時間(ここでは、所謂瞬時の時間)を要する光源であって、プロジェクタ100の周囲を照明する。
なお、ここでは照明光を出力する光源としてLED109を用いているが、瞬時点灯可能な光源ならばLEDに限らずどのような光源でも構わない。また、投影用ランプ104の光量に対する照明用LED109から出射される照明光の光量(以下、これを「照明用LED109の光量」又は「照明光の光量」というものとする)の決定方法については、後述する。
なお、投影用ランプ104と投射レンズ110とが、図1では直線上に配置されているが、これはブロック図としての便宜的な配置であり、実際にはミラー等を用いて投影用ランプ104からの光を曲げ、直線以外の経路によって投射レンズ110に入力することも可能である。従って、必ずしも投影用ランプ104と投射レンズ110とを、直線上に配置しなくてもよい。光量センサ105の位置についても同様であり、投影用ランプ104の光量を正しく取得可能な位置ならばどこに設置しても構わない。
次に、光量センサ105で取得された投影用ランプ104の光量に対する、照明用LED109の光量の決定方法について図2乃至図4を参照して説明する。図2は、投影用光と照明光の光量の変化を示したグラフの一例を示す。また、図3は、上記の光量の第1の決定方法を示すフローチャートである。図4は、上記の光量の第2の決定方法を示すフローチャートである。
まず、光量の第1の決定方法について図1〜図3を併せ参照して説明する。プロジェクタ100の電源をオン(ON)すると(ステップS01)、投影用ランプ104が点灯すると共に照明用LED109が点灯する(ステップS02)。すると、光量センサ105が、投影用ランプ104の光量を取得する(ステップS03)。続いて、制御部108は、記憶部106に投影用ランプ104の光量が保存されているかどうかを判定する(ステップS04)。記憶部106は、プロジェクタ100の電源オンの直後は光量センサ105で取得された投影用ランプ104の光量をまだ保存していない。従って、最初は制御部108は、記憶部106に投影用ランプ104の光量が保存されていないと判定する。続いて、記憶部106が現在の投影用ランプ104の光量を保存する(ステップS05)。
その後、光量センサ105が、引き続いてその時点の投影用ランプ104の光量を取得する(ステップS03)。続いて、制御部108は、記憶部106に投影用ランプ104の光量が保存されているかどうかを判定し(ステップS04)、今度は記憶部106に投影用ランプ104の光量が保存されていると判定する。これにより、制御部108は後述する式(1)を用いて照明用LED109の光量を決定する(ステップS06)。
ここで、図2において、投影用ランプ104の光量は、実線Iで示すような時間変化を示し、時間の経過と共に非直線的に増加する。また、照明用LED109の光量は、点線IIで示すような時間変化を示し、時間の経過と共に非直線的に減少して0に収束する。
なお、図2に示す時間−光量の変化曲線は一例であって、必ずしもこのような変化曲線を描くわけではない。
光量センサ105は、図2に示す時刻tのときの投影用ランプ104の光量を取得し、その値をL(t)とする。同様にして、単位時間経過後の時刻(t+i)のときの投影用ランプ104の光量をL(t+i)とする。この場合、図2に示すように、L(t)<L(t+i)である。
一方、時刻t、時刻(t+i)のときの照明用LED109の光量を、図2に示すように、それぞれl(t)、l(t+i)とすると、この場合、l(t)>l(t+i)である。
前述した図3のステップS06において、制御部108は、以下の式(1)により、l(t)の値を用いて、時刻(t+i)のときの照明用LED109の光量l(t+i)を算出する。
l(t+i)=l(t)−α*(L(t+i)−L(t)) ・・・(1)
ただし、式(1)中、αは任意の値の係数である。
このようにして、制御部108は、投影用ランプ104の光量の変化量を変数として、照明用LED109の光量を決定する。
次に、制御部108は、上記式(1)で算出した照明用LED109の光量が0であるかどうかを判定する(ステップS07)。算出した照明用LED109の光量が0でないときは、制御部108は、照明用LED109の光量をステップS06で決定した光量に設定する(ステップS08)。その後、記憶部106は現在の投影用ランプ104の光量を保存する(ステップS05)。
以下、上記のステップS03〜S08の処理が、ステップS07において、照明用LED109の決定した光量が0と判定されるまで繰り返される。制御部108は、ステップS07で照明用LED109の決定した光量が0と判定された場合は、照明用LED109を消灯する(ステップS09)。
図2から分る様に、投影用ランプ104が電源投入後の安定した状態になった時点(例えば1分前後経過した時点)で、照明用LED109の光量が0となる。そこで、この照明光の光量の第1の決定方法では、式(1)の係数αを投影用ランプ104が電源投入後の安定した状態になった時点で、式(1)の計算により求めた照明用LED109の光量が0となるように選定する。これにより、この光量の第1の決定方法は、投影用ランプ104の安定状態になったタイミングと、ステップS09の照明用LED109の消灯のタイミングとを一致させることができる。
なお、投影用ランプ104は、使用時間に応じて徐々に最大光量が低下していくため、記憶部106は、前回使用時の投影用光の最大光量を保存する。そして、記憶部106に保存した前回使用時の投影用光の最大光量を用いることで、より正確な係数αの算出が可能となる。前回使用時の投影用光の最大光量は、投影用光の光量の変化量{L(t+i)−L(t)}の値が一定時間変化しなくなったときの光量や、投影用ランプ104が点灯してから十分な時間が経過したときの光量などを用いる。
次に、光量センサ105で取得された投影用ランプ104の光量に対する、照明用LED109の光量の第2の決定方法について、図1、図4を参照して説明する。上記の照明用LED109の光量の第1の決定方法は、投影用ランプ104の光量の変化量を変数として、照明用LED109の光量を決定した。これに対し、この第2の決定方法では、投影用ランプ104の光量とその最大値の比である閾値を複数用意し、用意された複数の閾値と投影用ランプ104の光量との比較結果に応じて、照明用LED109の光量を決定するものである。
プロジェクタ100の電源をオン(ON)すると(ステップS11)、投影用ランプ104が点灯すると共に照明用LED109が点灯する(ステップS12)。すると、光量センサ105が、投影用ランプ104の光量を取得する(ステップS13)。
続いて、制御部108は、光量センサ105で取得され、記憶部106及び測定部107を経て入力された投影用ランプ104の光量が閾値を超えたかどうかを比較判定する(ステップS14)。この閾値は、投影用ランプ104の光量の最大値の0/n倍、1/n倍、2/n倍、3/n倍、・・・、n−1/n倍のn個の値とされている。投影光の光量の最大値のn−1/n倍の閾値は、閾値の最大値MAXである。
ステップS14で比較する閾値はその時点で最も低い値の閾値であり、閾値の初期値は最大値の0/n倍の値、すなわち“0”である。従って、ステップS14では、閾値の値を超えたと判定されるので、続いて制御部108は、閾値がMAXであるかどうかを判定する(ステップS15)。
この時点では投影用ランプ104の光量は閾値MAXより小さいので、制御部108は、続いてステップS14で判定した閾値に対応した光量に照明用LED109の光量を設定する(ステップS16)。このとき設定される照明用LED109の光量は、ステップS14で判定した閾値が最大値の0/n倍の値のときは、照明用LED109の光量の最大値のn/n倍の値(すなわち、最大値)とされる。
続いて、制御部108は、ステップS14で比較する閾値を一段階上げる(ステップS17)。その後、制御部108は、ステップS13で取得した現時点の投影用ランプ104の光量が、ステップS17で一段階上げた閾値(この時点では投影用ランプ104の光量の最大値の1/n倍の値)を超えたかどうか判定する(ステップS14)。
取得した現在の投影用ランプ104の光量が閾値を超えていないときは再びステップS13及びS14の処理を繰り返す。取得した現在の投影用ランプ104の光量が閾値を超えているときは、投影用ランプ104の光量が閾値の最大値MAXを超えたかどうか判定する(ステップS15)。
最大値MAXを超えていない場合は、制御部108は、続いてステップS14で判定した閾値に対応した光量に照明用LED109の光量を設定する(ステップS16)。このとき設定される照明用LED109の光量は、ステップS14で判定した閾値が最大値の1/n倍の値であるので、照明用LED109の光量の最大値の(n−1)/n倍の値とされる。続いて、制御部108は、ステップS14で比較する閾値を一段階上げる(ステップS17)。
以下、上記と同様にして、制御部108は、ステップS13で取得した現時点の投影用ランプ104の光量が、ステップS15で閾値の最大値を超えると判定されるまで、上記の投影用ランプ104の光量に対する閾値の一段階ずつの引き上げと、照明用LED109の光量の設定とを繰り返す。ステップS16での照明用LED109の光量は、投影用ランプ104の光量に対する閾値が最大値のi/n倍(i=0、1、2、・・・、n−1)のときは、照明用LED109の光量の最大値の(n−i)/n倍の値に設定される。これにより、投影用ランプ104の光量が増加するにつれて、照明用LED109の光量が減少するように設定されることになる。
そして、制御部108は、ステップS15で現時点の投影用ランプ104の光量が閾値の最大値MAXを超えたと判定したときは、投影用ランプ104が安定状態に達したと判断して照明用LED109を消灯する(ステップS18)。
このようにして、この光量の第2の決定方法は、投影用ランプ104の光量が閾値の最大値を超える安定状態になったタイミングと、照明用LED109の消灯のタイミングとを一致させることができる。
このように、本実施の形態では、上記の2つの光量の決定方法のどちらかにより、投影用ランプ104の光量が増加するにつれて、照明用LED109の光量が減少するように設定し、投影用ランプ104が安定状態に達したときに照明用LED109を消灯するようにしているため、以下の効果が得られる。
本実施の形態によれば、プロジェクタ100の投影用ランプ104が安定した明るさになるまで、プロジェクタ100の周囲を照明用LED109により明るく保つことが可能となり、DVDプレーヤ等のプロジェクタ100に関連する機器の準備作業や、部屋の照明スイッチから視聴位置へ移動したり、カーテンや窓を閉めたり、飲食物の準備をしたり、空調の設定を変更したり、といった視聴環境を整える作業を安全に行うことができる。よって、本実施の形態によれば、投影用ランプ104が安定するまでの1分前後の時間を無駄にせず効率的に使うことができる。
なお、前述した2つの光量決定方法では、投影用ランプ104の安定と照明用LED109の消灯が同じタイミングとなるようにしたが、必ずしも両者を一致させる必要はなく、例えば、投影用ランプ104の光量に依存せずに、任意の関数を用いて照明用LED109の光量を徐々に落としていく、という方法でも構わない。また、投影用ランプ104が安定するまでは照明用LED109の光量は一定に保ち、投影用ランプ104が安定後に、任意の関数を用いて照明用LED109の光量を落としていく、といった方法でも構わない。
更に、前述した方法に限らず、照明用LED109が消灯するタイミングが、投影用ランプ104の安定後になる方法ならば、照明用LED109の光量を変化させる方法は問わない。前述した2つの光量決定方法以外のこのような手法の場合、制御部108は、測定部107で測定された光量に対して、照明用LED109の光量を制御するのではなく、点灯、消灯など照明用LED109の任意の状態をトリガとして、予め決定しておいた光量の変化に従って、照明用LED109を駆動させる。
以上が、本実施の形態における照明用LED109の光量の決定方法の説明である。
次に、照明用LED109の点灯/消灯のタイミングについて説明する。
照明用LED109の点灯は、プロジェクタ100の電源スイッチをオンにしたタイミングで行う。このタイミングでは、必然的に投影用ランプ104の光量は0であるため、照明用LED109の光量は最大となる。
照明用LED109の消灯は、照明用LED109の光量を0とするように決定したタイミングで行う。前述した各方法の通り、投影用ランプ104の光量の増加に従って照明用LED109の光量を減少させ、投影用ランプ104が最大光量となった段階で照明用LED109を消灯する方法でも構わないし、投影用ランプ104が最大光量に達するまで照明用LED109の光量は一定に保ち、投影用ランプ104が最大光量に達した後に、徐々に照明用LED109の光量を落として消灯する、といった方法でも構わない。前述した方法に限らず、投影用ランプ104の安定後に、照明用LED109が消灯する方法ならば、その方法は問わない。
次に、本実施の形態におけるプロジェクタ100の使用後(電源をオフにした後)の冷却時における照明用LED109の利用について説明する。
ユーザによってプロジェクタ100の電源がオフにされたタイミングで、照明用LED109を点灯させる。点灯時の光量は任意で構わない。ただし、上記のプロジェクタ100の電源のオフは、投影用ランプ104の消灯のことであり、照明用LED109や制御部108への電源供給は行われている。これにより、投影用光の光量が0になっても、照明用LED109によりプロジェクタ100の周囲は明るくなるので、プロジェクタ100の使用後の冷却時に、プロジェクタ100はまだ稼動しているという状態を明確に示すことができる。従って、投影用ランプ104の冷却のためのファンがまだ回っている時に、ユーザが電源プラグをコンセントから抜いてしまうという現象を防止することができる。
なお、照明用LED109の点灯後の光量の制御は、前述の投影用ランプ104点灯時の光量に従って制御する方法と同様にして、投影用ランプ104の温度や冷却を開始してからの経過時間に従って、光量を減衰させていく方法でも構わないし、任意の関数に従って、点灯時、もしくは、冷却完了時から光量を減衰させていく方法でも構わない。また、冷却完了後に消灯する方法ならば、その制御方法は問わない。
投影用ランプ104の温度は、温度計を設けるなどして取得すればよい。投影用ランプ104の冷却時間は、ファンが回転を開始した時点からの経過時間を、タイマプログラム等を用いて算出すればよい。
照明用LED109の消灯のタイミングは、前述の通り、投影用ランプ104の冷却完了後に電源プラグをコンセントから抜いても問題ない状態ならば、いつでも構わない。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。図5は、本発明になるプロジェクタの第2の実施の形態のブロック図を示す。同図中、図1と同一構成部分には同一符号を付してある。本実施の形態のプロジェクタ200は、入力信号I/F101、表示データを形成するデジタル処理部102、液晶パネル等の表示デバイス部103、投影用の光を出射する投影用ランプ104、投影用の光の光量を取得する光量センサ105、光量を記憶する記憶部106、光量を測定する測定部107、リモコンコード送信部201、リモコンコード記憶部202、外部機器設定インタフェース(I/F)203、制御部204、及び投射レンズ110を有する。
本実施の形態のプロジェクタ200は、第1の実施の形態のプロジェクタ100と比較し、照明用LED109の代わりにリモコンコード送信部201とリモコンコード記憶部202を設け、また外部機器設定I/F203を新たに設けた点にある。なお、制御部204は、制御部108と異なる制御を行う。
昨今、シーリングライト等の照明器具には、調光機能が付いているものも多く存在し、その多くはリモコン等の操作機器からの信号により、光量を複数の段階に変更することができる。従って、リモコンコード送信部201は、調光可能な照明の調光制御用リモコンコードを発せられるようにしておくことにより、プロジェクタ200の投射用ランプ104の光量の増加に従って、部屋の照明を連動して暗くする、という制御が可能となる。
第1の実施の形態では、制御部108が、投影用ランプ104の光量に従って、プロジェクタ100に内蔵する照明用LED109の光量を決定した。これに対し、本実施の形態のプロジェクタ200では、制御部204が、投影用ランプ104の光量に従って調光機能付き照明器具の調光段階を決定し、その明るさをリモコンコードを送信して調節する。そのため、例えば、照明器具の調光がn段階で可能である場合、リモコンコード記憶部202は、n個の調光段階に対応したn個のリモコンコードを予め記憶している。制御部204は、決定された調光段階に従って、リモコンコード記憶部202に記憶されたリモコンコードを、リモコンコード送信部201から照明器具に送信する。
次に、本実施の形態のプロジェクタ200の外部の照明器具の調光制御方法について説明する。この調光制御方法は、第1の実施の形態と同様に2つの方法があり、まず図6のフローチャートを併せ参照して説明する。
まず、プロジェクタ200の電源がオン(ON)される(ステップS21)。これにより、投影用ランプ104が点灯する。続いて、制御部204は、リモコン操作可能な調光機能付き照明器具(図示せず)に対して、リモコンコード送信部201から電源オンのリモコンコードを送信させる(ステップS22)。一方、光量センサ105が、投影用ランプ104の光量を取得する(ステップS23)。
続いて、制御部204は、記憶部106に投影用ランプ104の光量が保存されているかどうかを判定する(ステップS24)。記憶部106は、プロジェクタ200の電源オンの直後は光量センサ105で取得された投影用ランプ104の光量をまだ保存していない。従って、最初は制御部204は、記憶部106に投影用ランプ104の光量が保存されていないと判定する。続いて、記憶部106が現在の投影用ランプ104の光量を保存する(ステップS25)。
その後、光量センサ105が、引き続いてその時点の投影用ランプ104の光量を取得する(ステップS23)。続いて、制御部204は、記憶部106に投影用ランプ104の光量が保存されているかどうかを判定し(ステップS24)、今度は記憶部106に投影用ランプ104の光量が保存されていると判定する。これにより、制御部204は前述した式(1)と同様の所定の式を用いて調光機能付き照明器具の調光の光量を決定する(ステップS26)。ここで、上記の所定の式は、例えば(1)式中の照明用LEDの光量の替りに調光機能付き照明器具の調光の光量としたものである。
次に、制御部204は、ステップS26で算出した光量が0であるかどうかを判定する(ステップS27)。算出した光量が0でないときは、制御部204は、調光機能付き照明器具の調光の光量を、ステップS26で算出した光量とさせるリモコンコードをリモコン送信部201から送信させる(ステップS28)。その後、記憶部106は現在の投影用ランプ104の光量を保存する(ステップS25)。
以下、上記のステップS23〜S28の処理が、ステップS27において、調光機能付き照明器具の調光の光量が0と判定されるまで繰り返される。制御部204は、ステップS27で調光機能付き照明器具の調光の光量が0と判定された場合は、調光機能付き照明器具を消灯する(ステップS29)。これにより、この光量の決定方法は、投影用ランプ104の安定状態になったタイミングと、ステップS29の照明器具の消灯のタイミングとを一致させることができる。
次に、調光機能付き照明器具の調光の第2の制御方法について図7のフローチャートを併せ参照して説明する。
まず、プロジェクタ200の電源がオン(ON)される(ステップS31)。これにより、投影用ランプ104が点灯する。続いて、制御部204は、リモコン操作可能な調光機能付き照明器具(図示せず)に対して、リモコンコード送信部201から電源オンのリモコンコードを送信させる(ステップS32)。一方、光量センサ105が、投影用ランプ104の光量を取得する(ステップS33)。
続いて、制御部204は、光量センサ105で取得され、記憶部106及び測定部107を経て入力された投影用ランプ104の光量が閾値を超えたかどうかを比較判定する(ステップS34)。この閾値は、投影用ランプ104の光量の最大値の0/n倍、1/n倍、2/n倍、3/n倍、・・・、n−1/n倍のn個の値とされている。投影光の光量の最大値のn−1/n倍の閾値は、閾値の最大値MAXである。
ステップS34で比較する閾値はその時点で最も低い値の閾値であり、閾値の初期値は最大値の0/n倍の値、すなわち“0”である。従って、ステップS34では、閾値の値を超えたと判定されるので、続いて制御部204は、閾値がMAXであるかどうかを判定する(ステップS35)。
この時点では投影用ランプ104の光量は閾値MAXより小さいので、制御部204は、続いてステップS34で判定した閾値に対応した、外部の調光機能付き照明器具の調光段階を決定し、その調光段階に調光するリモコンコードをリモコンコード送信部201から調光機能付き照明器具へ送信させる(ステップS36)。
ここで、前述したようにリモコンコード記憶部202は、n個の調光段階に対応したn個のリモコンコードを予め記憶している。ステップS36では、制御部204は、このn個のリモコンコードのうちステップS34で判定した閾値に対応した調光段階の1個のリモコンコードを選択して送信させる。このとき送信される調光段階のリモコンコードは、ステップS34で比較される投影用ランプ104の光量に対する閾値が、最大値のk/n倍(k=0、1、2、・・・、n−1)のときは、調光機能付き照明器具の光量の最大値の(n−k)/n倍の値となる調光段階のリモコンコードである。従って、ステップS34で判定した閾値が最大値の0/n倍の値のときは、ステップS36では調光機能付き照明器具の光量の最大値のn/n倍の値(すなわち、最大値)の調光段階のリモコンコードが送信される。
なお、上記した「調光機能付き照明器具の光量の最大値」とは、記憶させておいたn段階のリモコンコードの中での最大光量であって、必ずしも調光器具の最大光量ではない。
続いて、制御部204は、ステップS14で比較する閾値を一段階上げる(ステップS37)。その後、制御部204は、ステップS33で取得した現時点の投影用ランプ104の光量が、ステップS37で一段階上げた閾値(この時点では投影用ランプ104の光量の最大値の1/n倍の値)を超えたかどうか判定する(ステップS34)。
取得した現在の投影用ランプ104の光量が閾値を超えていないときは再びステップS33及びS34の処理を繰り返す。取得した現在の投影用ランプ104の光量が閾値を超えているときは、投影用ランプ104の光量が閾値の最大値MAXを超えたかどうか判定する(ステップS15)。
最大値MAXを超えていない場合は、制御部204は、続いてステップS34で判定した閾値に対応した段階に調光するリモコンコードをリモコンコード送信部201から送信させる(ステップS36)。このとき送信される調光段階のリモコンコードは、ステップS34で判定した閾値が最大値の1/n倍の値であるので、調光段階で光量が最大値の(n−1)/n倍の調光段階の値とされる。続いて、制御部204は、ステップS34で比較する閾値を一段階上げる(ステップS37)。
以下、上記と同様にして、制御部204は、ステップS33で取得した現時点の投影用ランプ104の光量が、ステップS35で閾値の最大値を超えると判定されるまで、上記の投影用ランプ104の光量に対する閾値の一段階ずつの引き上げと、対応する段階に調光するリモコンコードの送信とを繰り返す。これにより、投影用ランプ104の光量が増加するにつれて、調光機能付き照明機器の光量が減少するように調光されることになる。
そして、制御部204は、ステップS35で現時点の投影用ランプ104の光量が閾値の最大値MAXを超えたと判定したときは、投影用ランプ104が安定状態に達したと判断して調光機能付き照明器具を消灯させるリモコンコードをリモコンコード送信部201から送信させて消灯させる(ステップS38)。
このようにして、本実施の形態では、投影用ランプ104の光量が閾値の最大値を超える安定状態になったタイミングと、調光機能付き照明器具の消灯のタイミングとを一致させることができる。
なお、投影用ランプ104の安定と照明器具の消灯とは必ずしも一致させる必要はなく、第1の実施の形態と同様に、調光段階の決定方法は問わない。また、以上の説明では、外部機器として室内に設置した調光機能付き照明器具を遠隔制御するものとして説明したが、本実施の形態は、これに限らず、リモコンコードを用いて制御可能な機器ならば、何でも応用可能である。
例えば、投影用ランプ104の光量が増加するに従って、室内のカーテンやブラインドが自動的に閉めたり、投影用スクリーンが自動的に下ろしたり、空調機器のモードを低騒音モード(弱風)にしたりすることもできる。また、投影用ランプ104の光量が増加するに従って、テレビジョン受像機やラジオや音響機器の音量を小さくする、あるいは電源をオフにするなどの制御を行うこともできる。更に、投影用ランプ104の光量が増加するに従って、電話を自動で留守電モードにする、デジタルフォトフレームやLEDを用いた時計など常に発光している常設機器の輝度を下げる、又は電源をオフにする、アロマ機器の電源をオンにして香りを発生する、などの制御も可能である。
本実施の形態のプロジェクタ200によれば、これら多岐に亘る応用が可能であり、そのために、制御対象の機器と投影用ランプ104の光量をどのように連動させるかを、設定可能にしておく。すなわち、本実施の形態のプロジェクタ200によれば、外部機器設定I/F203は、どの外部機器を、どのように制御するかを記述できるようにされており、その設定をリモコンコード記憶部202の中に記憶する。外部機器設定I/F203は、カーテン、電話、テレビジョン受像機、ラジオなど設定する機器の選択肢に対して、どの操作を行うか(電源をオンにする、ボリュームを任意の値にする、など)を記述する。
リモコンコード送信部201は、リモコンコード記憶部202からその記述に連動したリモコンコードを読み出して送信する。リモコンコードは予め、知っておかなければならない。そのために、リモコンコード記憶部202は、各機器のリモコンコードをプリインストールされているか、又は別に設けたIRコード受信部に、公知の方法で(例えば、特開平2−190096号公報記載の方法で)IRコードを学習し、その学習結果を記憶するようにされている。また、本実施の形態では、同時に、複数の機器や複数の操作の設定を行うことも可能であり、その場合はリモコンコード送信部201は、連続して各機器及び各操作のリモコンコードを出力するようにされる。
このように、本実施の形態のプロジェクタ200によれば、投影用ランプ104が安定するまでの1分前後の時間を用いて、自動的にプロジェクタ200以外の外部機器を所望の状態に制御することができるので、視聴環境の効果的な演出をすることができる。
なお、上記のIRコードに限らず、BlueToothやWi−Fiなど他のプロトコルを用いてプロジェクタ200と所望の機器との通信を行い、投影用ランプ104の光量と連動して所望の機器の操作を行ってもよい。
また、以上の実施の形態において、プロジェクタ100、200の光源は投影用ランプとして説明したが、これ以外の光源(例えば、LED)であってもよい。
100、200 プロジェクタ
101 入力信号インタフェース(I/F)
102 デジタル処理部
103 表示デバイス部
104 投影用ランプ
105 光量センサ部
106 記憶部
107 測定部
108、204 制御部
109 照明用LED(発光ダイオード)
110 投射レンズ
201 リモコンコード送信部
202 リモコンコード記憶部
203 外部機器設定I/F

Claims (6)

  1. 画像を投影して表示するプロジェクタにおいて、
    点灯開始から所望の第1の光量に達するまでに第1の時間を要する光源であって、投影用光を出射する第1の光源と、
    点灯開始から所望の第2の光量に達するまでに前記第1の時間より短い第2の時間を要する光源であって、前記プロジェクタの周囲を照明するための照明光を出射する第2の光源と、
    所望の画像を表示する表示手段と、
    前記投影用光により前記表示手段に表示された前記画像を外部に投影させるための投影レンズ手段と、
    前記投影用光の光量を、前記第1の光源が点灯開始から前記第1の光量に達するまでの時間よりも短い単位時間毎に検出する光量検出手段と、
    前記光量検出手段により検出された前記光量を記憶する記憶手段と、
    前記第1及び第2の光源の点灯開始後、前記記憶手段に記憶された前記光量の変化量に応じて、所定の規則に従って前記照明光の光量を時間の経過と共に減少させ、前記投影用光の光量が前記第1の光量に達した時に前記第2の光源を消灯させるように前記第2の光源を制御する光源制御手段と、
    を有することを特徴とするプロジェクタ。
  2. 画像を投影して表示するプロジェクタにおいて、
    点灯開始から所望の第1の光量に達するまでに第1の時間を要する光源であって、投影用光を出射する第1の光源と、
    点灯開始から所望の第2の光量に達するまでに前記第1の時間より短い第2の時間を要する光源であって、前記プロジェクタの周囲を照明するための照明光を出射する第2の光源と、
    所望の画像を表示する表示手段と、
    前記投影用光により前記表示手段に表示された前記画像を外部に投影させるための投影レンズ手段と、
    前記投影用光の光量を、前記第1の光源が点灯開始から前記第1の光量に達するまでの時間よりも短い単位時間毎に検出する光量検出手段と、
    前記光量検出手段により検出された前記光量を記憶する記憶手段と、
    前記投影用光の最小光量から最大光量までの光量範囲をn個(nは2以上の自然数)の分割光量範囲に分割したとき、前記第1及び第2の光源の点灯開始後、前記記憶手段に記憶された前記光量が前記n個の分割光量範囲のうち小さい方からi番目(i=0〜n−1)の分割光量範囲内のときは、前記照明用光の光量を前記照明用光の最大光量からi段階小なる光量に設定し、前記投影用光が前記最大光量に達した時に前記第2の光源を消灯させるように前記第2の光源を制御する光源制御手段と、
    を有することを特徴とするプロジェクタ。
  3. 前記光源制御手段は、前記第1の光源の消灯時は前記第2の光源を点灯するように前記第2の光源を制御することを特徴とする請求項1又は2記載のプロジェクタ。
  4. 画像を投影して表示するプロジェクタにおいて、
    点灯開始から所望の光量に達するまでに時間を要する光源であって、投影用光を出射する光源と、
    所望の画像を表示する表示手段と、
    前記投影用光により前記表示手段に表示された前記画像を外部に投影させるための投影レンズ手段と、
    前記投影用光の光量を、前記光源が点灯開始から前記所望の光量に達するまでの時間よりも短い単位時間毎に検出する光量検出手段と、
    前記光量検出手段により検出された前記光量を記憶する記憶手段と、
    外部機器の制御のためのリモコンコードを送信する送信手段と、
    前記光源の点灯開始後、前記記憶手段に記憶された前記光量の変化量に応じて、所定の規則に従って前記外部機器を所望の状態に制御する前記リモコンコードを前記送信手段から送信させる制御手段と、
    を有することを特徴とするプロジェクタ。
  5. 画像を投影して表示するプロジェクタにおいて、
    点灯開始から所望の光量に達するまでに時間を要する光源であって、投影用光を出射する光源と、
    所望の画像を表示する表示手段と、
    前記投影用光により前記表示手段に表示された前記画像を前記プロジェクタの外部に投影させるための投影レンズ手段と、
    前記投影用光の光量を、前記光源が点灯開始から前記所望の光量に達するまでの時間よりも短い単位時間毎に検出する光量検出手段と、
    前記光量検出手段により検出された前記光量を記憶する記憶手段と、
    外部機器の制御のためのリモコンコードを送信する送信手段と、
    前記投影用光の最小光量から最大光量までの光量範囲をn個(nは2以上の自然数)の分割光量範囲に分割したとき、前記光源の点灯開始後、前記記憶手段に記憶された前記光量が前記n個の分割光量範囲のどの分割光量範囲に属するかに応じて、前記外部機器を所望の状態に制御する前記リモコンコードを前記送信手段から送信させる制御手段と、
    を有することを特徴とするプロジェクタ。
  6. 前記外部機器に対して予め設定した一以上の操作を行わせるための外部機器設定情報を入力する入力手段と、
    入力された前記外部機器設定情報の前記一以上の操作に対応した一以上のリモコンコードを記憶しており、前記送信手段に対して記憶している前記リモコンコードを前記制御手段の制御の下に供給して送信させるリモコンコード記憶手段と
    を更に有することを特徴とする請求項4又は5記載のプロジェクタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015025564A (ja) * 2013-07-24 2015-02-05 パナソニック株式会社 空気調和機
JP2018036479A (ja) * 2016-08-31 2018-03-08 株式会社リコー 画像投影システム、情報処理装置、画像投影方法及びプログラム

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