JP2010196550A - 回転軸とレバーの取付構造、回転軸とレバーの取付方法、及び、流体機械 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡易な構成で、回転軸に対してレバーを正確に位置決めしつつ強固に固定することが可能な回転軸とレバーの取付構造、回転軸とレバーの取付方法、及び、該取付構造を備えた流体機械を提供する。
【解決手段】取付構造30は、回転軸20の中心線からずれるようにして外周面に向かって進退可能にレバー21に設けられ、回転軸20に対して位置調整可能な複数の係合部材38と、回転軸20に設けられ、係合部材38の先端面が当接する複数の被当接面39とを備え、少なくとも一つの係合部材38と対応する被当接面39とが当接することによって、軸回り一方側の相対回転が規制されているとともに、他の係合部材38と対応する他の被当接面39とが当接することによって、軸回り他方側の相対回転が規制されている。
【選択図】図6
【解決手段】取付構造30は、回転軸20の中心線からずれるようにして外周面に向かって進退可能にレバー21に設けられ、回転軸20に対して位置調整可能な複数の係合部材38と、回転軸20に設けられ、係合部材38の先端面が当接する複数の被当接面39とを備え、少なくとも一つの係合部材38と対応する被当接面39とが当接することによって、軸回り一方側の相対回転が規制されているとともに、他の係合部材38と対応する他の被当接面39とが当接することによって、軸回り他方側の相対回転が規制されている。
【選択図】図6
Description
本発明は、回転軸と該回転軸に回転させるレバーとを取り付ける回転軸とレバーの取付構造及び取付方法、並びに、前記取付構造を備えた流体機械に関する。
タービンや圧縮機などの静翼及び動翼を有する流体機械においては、出力調整のために、自身の角度を調整可能の可変静翼を適用する場合がある。このような可変静翼は、ケーシングの内周面側に自身の中心軸回りに回転可能に取り付けられる。可変静翼の基端には、該可変静翼の中心軸と同軸となるようにして回転軸が外周側に向かって延出されており、該回転軸はケーシングの外周側に突出している。そして、回転軸のケーシング外周側に突出した先端部には、レバーが取り付けられ、該レバーをケーシング外部に取り付けられた駆動装置により回動させることで可変静翼の角度を調整し、また、調整した角度で可変静翼を保持している。
ここで、可変静翼の角度は、上記のとおりレバーの回動角度により調整されるため、レバーは、可変静翼及び回転軸に対して所定の角度となるように正確に取り付けられる必要があるとともに、稼働時には可変静翼周辺を流れる流体から可変静翼が受ける圧力によって作用するトルクに抗しなければならず、強固に取り付けられる必要がある。このため、従来は、回転軸とレバーとの取付構造には、図16及び図17に示すような取付構造100が採用されてきた。すなわち、図16及び図17に示すように、回転軸90と回転軸90に嵌めこまれているレバー91とに互いに連通する嵌合穴101、102を形成し、連通する嵌合穴101、102に断面略C形のキー103を、その断面形状を弾性的に変形させながら圧入させる構造となっている。このような構造では、上記キー103を嵌合穴101、102に挿入することで互いの嵌合穴101、102同士が一致した状態で固定され、これにより回転軸90に対してレバー91が所定角度で固定される。また、キー103が断面形状を弾性的に変形しながら圧入されることで互いに強固に固定される。
また、異なるタイプの取付構造として、回転軸にテーパ状の突起を設けるとともに、他方に突起を挿入可能なテーパ溝を形成し、両者を嵌合させるとともに、回転軸に設けられた締結手段によって両者を締め付けることで、突起とテーパ溝とを互いに押し付けあうようにするものが知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
しかしながら、図16及び図17に示すような取付構造では、回転軸90とレバー91とを強固に固定するためには、キー103の断面形状を弾性的に変形させながら圧入する必要があり、その作業は困難を極めていた。また、回転軸90とレバー91とにそれぞれ設ける嵌合穴101、102を精度良く設けないと、圧入したキー103との間で隙間が生じてしまい、正確に位置決めできなくなってしまう問題があった。さらに、回転軸90からレバー91に作用するトルクにより固定用のキー103にはせん断力が作用するので、固定用のキー103としてはそのせん断力に耐えうる断面を確保しなければならない一方で、十分な断面を確保しようとすると弾性変形させて圧入させることがさらに困難となってしまう問題があった。
また、特許文献1、2の取付構造では、回転軸とレバーとを一体とするために、互いに嵌合するテーパ状の突起と、テーパ溝とを形成する必要があり、構造が複雑になってしまう問題があった。また、構造が複雑であるが故に、互いに位置決め精度を確保することが困難となってしまうとともに、必要な強度を確保するために部材寸法が大きくなって大型化してしまう問題があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、簡易な構成で、回転軸に対してレバーを正確に位置決めしつつ強固に固定することが可能な回転軸とレバーの取付構造、回転軸とレバーの取付方法、及び、該取付構造を備えた流体機械を提供するものである。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明は、回転軸と、該回転軸を回転させるレバーとを取り付ける回転軸とレバーの取付構造であって、前記回転軸の中心線からずれるようにして前記回転軸の外周面に向かって進退可能に前記レバーに設けられ、前記回転軸に対して位置調整可能な複数の係合部材と、前記回転軸に前記係合部材のそれぞれと対応して設けられ、該係合部材の先端面が当接する複数の被当接面とを備え、少なくとも一つの前記係合部材と対応する前記被当接面とが当接することによって、前記レバーに対する前記回転軸の軸回り一方側の相対回転が規制されているとともに、他の前記係合部材と対応する他の前記被当接面とが当接することによって、前記レバーに対する前記回転軸の軸回り他方側の相対回転が規制されていることを特徴としている。
本発明は、回転軸と、該回転軸を回転させるレバーとを取り付ける回転軸とレバーの取付構造であって、前記回転軸の中心線からずれるようにして前記回転軸の外周面に向かって進退可能に前記レバーに設けられ、前記回転軸に対して位置調整可能な複数の係合部材と、前記回転軸に前記係合部材のそれぞれと対応して設けられ、該係合部材の先端面が当接する複数の被当接面とを備え、少なくとも一つの前記係合部材と対応する前記被当接面とが当接することによって、前記レバーに対する前記回転軸の軸回り一方側の相対回転が規制されているとともに、他の前記係合部材と対応する他の前記被当接面とが当接することによって、前記レバーに対する前記回転軸の軸回り他方側の相対回転が規制されていることを特徴としている。
この構成によれば、一の係合部材と対応する一の被当接面とが当接することによって、レバーに対する回転軸の軸回り一方側への相対回転が規制されている。また、他の係合部材と対応する他の被当接面とが当接することによって、レバーに対する回転軸の軸回り他方側への相対回転が規制されている。このため、レバーと回転軸とは、軸回りの位置決めがなされた状態となっている。ここで、係合部材は、それぞれレバーに対して進退可能に設けられているので、その進退によって先端面が対応する被当接面と当接する位置を調整することが可能であり、これによりレバーと回転軸との軸回りの相対位置を正確に調整することができる。また、回転軸からレバーにトルクが作用しても、レバーに設けられた係合部材には、被当接面から先端面に主として軸力が作用するので、小さな部材寸法でも回転軸に対してレバーを強固に取り付けることができる。
また、上記の回転軸とレバーの取付構造において、前記係合部材は、前記レバーに螺合されており、自身の軸回りに回転することによって前記回転軸の外周面に向かって進退可能であることが好ましい。
この構成によれば、係合部材がレバーに螺合されていることで、レバーに対して係合部材を強固に固定することができ、また、係合部材を自身の軸回りに回転させることで回転軸の外周面に向かって正確に位置調整することができる。このため、レバーと回転軸との軸回りの相対位置を正確に調整することができ、また、調整した位置で強固に固定することができる。
また、上記の回転軸とレバーの取付構造において、前記被当接面は、前記回転軸の中心線を含む平面の一部として形成されており、前記係合部材は、それぞれ対応する前記被当接面に対して垂直方向に進退可能であることが好ましい。
この構成によれば、被当接面が回転軸の中心を含む平面の一部として形成されるとともに係合部材がその垂直方向に進退することで、係合部材と回転軸との間の係止力を回転軸の軸回り接線方向に作用させることができる。このため、回転軸に対してレバーをより強固に固定することができる。
また、上記の回転軸とレバーの取付構造において、前記係合部材の少なくとも二つは、互いの進退する方向が略平行となるように設けられていることが好ましい。
この構成によれば、回転軸の被当接面に作用する係止力を二つの係止部材のそれぞれからバランス良く作用させることができる。
また、上記の回転軸とレバーの取付構造において、前記係合部材の少なくとも二つは、前記回転軸の中心線と交差する対称線に対して略対称に配設されていることが好ましい。
この構成によれば、回転軸の被当接面に作用する係止力を二つの係止部材のそれぞれからバランス良く作用させることができる。
また、上記の回転軸とレバーの取付構造において、前記レバーまたは前記回転軸の端面の一方に固定されているとともに、一部が他方に配設される係止板と、前記レバーまたは前記回転軸の前記端面の他方に設けられ、前記係止板の一部が嵌め込まれる凹部とを備えることが好ましい。
この構成によれば、レバーまたは回転軸の端面の一方に固定されている係止板が他方に設けられた凹部に嵌め込まれていることで、回転軸とレバーとを、回転軸の軸回りにより強固に固定することができる。また、係止板が凹部に嵌り込むことで、レバーと回転軸との軸回りの相対位置を概略位置調整することができ、係止部材の進退による位置調整をより容易なものとすることができる。
また、上記の回転軸とレバーの取付構造において、前記係止板と前記凹部とは、互いに対応する略弓形に形成されていることが好ましい。
この構成によれば、係止板と凹部とが互いに対応する略弓形に形成されて嵌め合っていることで、レバーと回転軸との間に作用する力が、係止板及び凹部の全体に均等に作用するようにすることができる。
また、本発明は、回転軸に、該回転軸を回転させるレバーを取り付ける回転軸とレバーの取付方法であって、複数の係合部材を、先端面を前記回転軸の外周面にそれぞれ当接させることで少なくとも一つが前記レバーに対して前記回転軸が軸回り一方側に回転することが規制されるように、他の少なくとも一つが前記レバーに対して前記回転軸が軸回り他方側に回転することが規制されるように、それぞれ前記レバーに進退可能に設ける係合部材設置工程と、前記回転軸に複数の前記係合部材のそれぞれと対応して、該係合部材の先端面が当接する複数の被当接面を形成する回転軸加工工程と、複数の前記係合部材をそれぞれ前記回転軸に向かって進退させて位置調整を行う位置調整工程とを備えることを特徴としている。
この方法によれば、係合部材設置工程で形成した一の係合部材と、回転軸加工工程で形成した一の被当接面とが当接することによって、レバーに対して回転軸の軸回り一方側への相対回転が規制される。また、係合部材設置工程で形成した他の係合部材と、回転軸加工工程で形成した他の被当接面とが当接することによって、レバーに対して回転軸の軸回り他方側への相対回転が規制される。そして、位置調整工程で、複数の係合部材をそれぞれ前記回転軸に向かって進退させることで、先端面が対応する被当接面と当接する位置を調整することができ、これによりレバーと回転軸との軸回りの相対位置を正確に調整することができる。また、回転軸からレバーにトルクが作用しても、レバーに設けられた係合部材には、被当接面から先端面に主として軸力が作用するので、小さな部材寸法でも回転軸に対してレバーを強固に取り付けることができる。
また、上記の回転軸とレバーの取付方法において、前記係合部材設置工程は、前記係合部材が雄ネジを有するものとして、前記レバーに雌ネジを形成して、該雌ネジに前記係合部材を螺合させることが好ましい。
この方法によれば、係合部材設置工程で、係合部材が雄ネジを有し、レバーに雌ネジを形成して螺合させることで、レバーに対して係合部材を強固に固定することができる。また、位置調整工程では、係合部材を自身の軸回りに回転させることで回転軸の外周面に向かって正確に位置調整することができる。このため、レバーと回転軸との軸回りの相対位置を正確に調整することができ、また、調整した位置で強固に固定することができる。
また、本発明の流体機械は、ロータと、該ロータに対して放射状に配列した複数の可変静翼と、該可変静翼から外周側に向かって延出された前記回転軸と、該回転軸を回転させる前記レバーとを備え、前記回転軸と前記レバーとが上記の回転軸とレバーの取付構造によって取り付けられていることを特徴としている。
この構成によれば、上記の取付構造により回転軸とレバーとが取り付けられていることで、レバーの操作により回転軸が設けられた可変静翼を正確に位置調整することができるとともに、位置調整後は可変静翼と回転軸とレバーとが一体となって、調整された位置で確実に保持することができる。
本発明の回転軸とレバーの取付構造によれば、レバーに進退可能に設けられた係合部材と、回転軸に形成された被当接面との簡易な構成により、回転軸に対してレバーを正確に位置決めしつつ強固に固定することができる。
本発明の回転軸とレバーの取付方法によれば、係合部材設置工程、回転軸加工工程、及び、位置調整工程により、係合部材をレバーに進退可能に設け、被当接面を回転軸に形成して、係合部材を位置調整する簡単な手順により、回転軸に対してレバーを正確に位置決めしつつ強固に固定することができる。
また、本発明の流体機械によれば、上記取付構造を備えることで、可変静翼を正確に位置調整しつつ、調整後の位置で正確に保持することができる。
本発明の回転軸とレバーの取付方法によれば、係合部材設置工程、回転軸加工工程、及び、位置調整工程により、係合部材をレバーに進退可能に設け、被当接面を回転軸に形成して、係合部材を位置調整する簡単な手順により、回転軸に対してレバーを正確に位置決めしつつ強固に固定することができる。
また、本発明の流体機械によれば、上記取付構造を備えることで、可変静翼を正確に位置調整しつつ、調整後の位置で正確に保持することができる。
以下、本発明に係る実施形態について図1から図6を参照して説明する。図1及び図2に示すように、本実施形態の流体機械であるガスタービン1における圧縮機1aの構成を示していて、図示しないタービンと連結されるロータ2と、ロータ2の外周を囲む略筒状のケーシング3と、ケーシング3内部に設けられた静翼4と、ロータ2に設けられた動翼5とを備える。静翼4は、ロータ2の外周に放射状に複数配列していて、基端がケーシング3の内周に支持されている。また、動翼5は、ロータ2の外周に放射状に複数配列していて、基端がロータ2の外周に支持されている。また、静翼4及び動翼5のそれぞれの配列は、ロータ2の軸方向に交互に複数段構成されている。そして、ロータ2とともに動翼6が回転することにより、ケーシング3の一端側に設けられた吸入部3aからケーシング3内の静翼4及び動翼5がそれぞれ放射状に複数段配列した内部に流通する流体を圧縮して図示しない燃焼器に供給している。
ここで、本実施形態では、複数段の静翼4の内、流路の最も上流側から順に1段静翼(入口案内翼)4A、2段静翼4B、3段静翼4C及び4段静翼4Dまでが、それぞれ角度を調整可能な可変静翼6となっている。各可変静翼6は、ケーシング3の外周側に設けられた駆動装置10により自身の軸回りに角度を調整可能な構成となっている。すなわち、各可変静翼6の基端には、外周側に向かって回転軸20が延出されており、該回転軸20がケーシング3に回転可能に支持されていることにより、各可変静翼6は、ケーシング3に支持されつつその角度を変化させることが可能となっている。また、回転軸20は、ケーシング3の外周側に突出しており、先端部20aには、レバー21が取り付けられて回転軸20の径方向に突出している。そして、駆動装置10により各回転軸20に取り付けられたレバー21を所望の角度回動させることにより、回転軸20と接続された可変静翼6の角度を調整することが可能となっている。
図1及び図2に示すように、駆動装置10は、1段静翼4Aの角度を調整するため第一の駆動装置10Aと、2〜4段静翼4B〜4Dの角度を調整するための第二の駆動装置10Bとで構成されている。図1及び図2に示すように、第一の駆動装置10Aは、1段静翼4Aの回転軸20の配列に隣接して設けられた第一の駆動リング11Aと、第一の駆動リング11Aを回転させる第一のアクチュエータ12Aと、第一のアクチュエータ12Aと第一の駆動リング11Aとを連結する連結部材13とを有する。
ケーシング3の外周面において第一の駆動リング11Aと対応する位置には、第一の駆動リング11Aを支持する支持部14が周方向に複数設けられている。支持部14は、ケーシング3から突出する支持部材14aと、支持部材14aに回転可能に支持されたローラ14bとを有する。そして、各支持部14のローラ14bが第一の駆動リング11Aの外周面に周方向に形成された溝11aに嵌め込まれて当接していることで、第一の駆動リング11Aは、ケーシング3に対して隙間を有した状態で回転可能に支持されている。また、レバー21の先端部21aと第一の駆動リング11Aの外周面との間には、リンク部材22がそれぞれと回転可能に接続されている。また、第一の駆動リング11Aの外周面において、下側には連結部材13が連結される取付部11bが外周側に突出している。
第一のアクチュエータ12Aは、例えば油圧シリンダであり、シリンダ本体12aと、シリンダ本体12aの駆動により進退するロッド12bとを有する。第一のアクチュエータ12Aのロッド12bは、第一の駆動リング11Aの取付部11bに向かって進退可能に配設されている。また、連結部材13は、一端13aが第一のアクチュエータ12Aのロッド12bの先端に回転可能に取り付けられえているとともに、他端13bが第一の駆動リング11Aの取付部11bに回転可能に取り付けられている。このため、第一のアクチュエータ12Aを駆動させてロッド12bを進退させることにより、連結部材13を介して連結された第一の駆動リング11Aを、ロータ2の軸回り一方側及び他方側のそれぞれに、所望の角度だけ回転させることが可能であり、これにより第一の駆動リング11Aに取り付けられたレバー21を介して回転軸20を軸回りに回転させて1段静翼4Aの角度を調整することが可能となっている。
また、図1及び図3に示すように、第二の駆動装置10Bは、2〜4段静翼4B〜4Dの回転軸20の配列に隣接してそれぞれ設けられた第二の駆動リング11B、第三の駆動リング11C及び第四の駆動リング11Dと、第二の駆動リング11B、第三の駆動リング11C及び第四の駆動リング11Dを回転させる第二のアクチュエータ12Bと、第二のアクチュエータ12Bと第二の駆動リング11B、第三の駆動リング11C及び第四の駆動リング11Dのそれぞれとを連結する連結機構15とを有する。第二の駆動リング11B、第三の駆動リング11C及び第四の駆動リング11Dのそれぞれは、第一の駆動リング11A同様に支持部14によってケーシング3に対して隙間を有した状態で回転可能に支持されている。レバー21の先端部20aと、対応する第二の駆動リング11B、第三の駆動リング11Cまたは第四の駆動リング11Dの外周面との間には、同様に、リンク部材22がそれぞれと回転可能に接続されている。また、第二の駆動リング11B、第三の駆動リング11C及び第四の駆動リング11Dのそれぞれには、外周面において下側に連結機構15が連結される取付部11bが外周側に突出している。
また、第二のアクチュエータ12Bも、例えば油圧シリンダであり、シリンダ本体12aと、シリンダ本体12aの駆動により進退するロッド12bとを有する。連結機構15は、第二の駆動リング11B、第三の駆動リング11C及び第四の駆動リング11Dの配列に沿ってロータ2の軸方向に配設された駆動軸16と、駆動軸16と第二のアクチュエータ12B、第二の駆動リング11B、第三の駆動リング11C及び第四の駆動リング11Dとのそれぞれを連結する駆動側連結部材17及びリング側連結部材18とを有する。駆動軸16は、ケーシング3に回転可能に支持されている。また、駆動軸16には、第二のアクチュエータ12B、第二の駆動リング11B、第三の駆動リング11C及び第四の駆動リング11Dのそれぞれと対応して駆動用アーム16a及びリング連結用アーム16b、16c、16dが径方向に突出している。
駆動側連結部材17は、一端が第二のアクチュエータ12Bのロッド12bに回転可能に取り付けられているとともに、他端が駆動軸16の駆動用アーム16aに回転可能に取付られている。このため、第二のアクチュエータ12Bのロッド12bを進退させることで、駆動側連結部材17及び駆動用アーム16aを介して駆動軸16を軸回りに回転させることが可能となっている。また、各リング側連結部材18は、一端が対応するリング連結用アーム16b、16c、16dに回転可能に取り付けられているとともに、他端が対応する第二の駆動リング11B、第三の駆動リング11Cまたは第四の駆動リング11Dの取付部11bに回転可能に取り付けられている。このため、第一のアクチュエータ12Aにより駆動軸16を軸回りに回転させることで、リング連結用アーム16b、16c、16d及びリング側連結部材を介して、連結された第二の駆動リング11B、第三の駆動リング11C及び第四の駆動リング11Dを、ロータ2の軸回り一方側及び他方側のそれぞれに、所望の角度だけ回転させることが可能であり、これにより、第二の駆動リング11B、第三の駆動リング11C及び第四の駆動リング11Dに取り付けられた各レバー21を介して回転軸20を軸回りに回転させて2〜4段静翼4B〜4Dの角度を調整することが可能となっている。
次に、可変静翼6に設けられた回転軸20とレバー21との取付構造30の詳細について説明する。なお、1〜4段静翼4A〜4Dのそれぞれにおける各取付構造30は基本的に同様の構造であるので、以下においては1段静翼4Aにおける回転軸20とレバー21との取付構造30についてのみ説明する。
図4から図6に示すように、レバー21は、細長の略矩形板状の部材で、基端部21bに回転軸20の先端部20aが嵌合された回転軸取付用孔31が形成されている。また、レバー21において、回転軸取付用孔31に回転軸20が挿入される側と反対側の一面21dには、回転軸取付用孔31に挿入された回転軸20の先端面20bの一部を横断するように係止板32がボルトにより固定されている。また、レバー21の一面21dにおいて、当該係止板32が取り付けられる部分には、係止板32が収容される収容溝33が形成されている。収容溝33の深さは、係止板32の厚さと略等しくなっており、これにより係止板32は、その一面32aがレバー21の一面21dと略一致するようにして固定されている。
一方、回転軸20の先端面20bには凹部34が形成されており、係止板32の内、回転軸20の先端面20bを横断する一部が嵌め込まれている。このため、係止板32によってレバー21が回転軸20に対して基端側にずれてしまうことが規制されているとともに、自身の側面34bと係止板32の側面32bとが略一致して当接した状態となっている。また、回転軸20の先端面20bには、ネジ孔20cが形成されて固定用ボルト35が螺合されている。そして、固定用ボルト35の頭部35aと回転軸20の先端面20bとの間には、ワッシャ36が挟み込まれている。ワッシャ36は、その外径が凹部34に嵌め込まれた係止板32に当接する大きさに設定されている。このため、回転軸20に固定されたワッシャ36と、レバー21に固定された係止板32とが係止し合い、これによりレバー21が回転軸20よりも先端側にずれてしまうことが規制されている。すなわち、回転軸20とレバー21とは、係止板32とワッシャ36とにより、回転軸20の軸方向に固定された状態となっている。ここで、レバー21において係止板32が固定された一面21dと反対側、すなわち回転軸20が挿入される他面21eと、回転軸20が突出するケーシング3の外周面との間には、付勢手段としてバネ37が回転軸20を挿通させた状態で挟み込まれている。このため、レバー21は、バネ37により回転軸20の先端側へ付勢されていることで、一面21dがワッシャ36に押圧された状態となっており、これにより回転軸20とレバー21とは軸方向に互いにガタツキなく固定されている。
また、図4から図6に示すように、取付構造30として、レバー21には、回転軸20の中心線L20からずれるようにして回転軸20の外周面に向かって進退可能に二つの係合部材38が設けられているとともに、回転軸20には係合部材38と対応して被当接面39が設けられ、係合部材38の先端面38aと被当接面39とが互いに当接することで、回転軸20とレバー21との軸回りの相対回転が規制されている。
すなわち、レバー21の基端面21gには、回転軸取付用孔31に連通する係合部材装着孔40が形成されている。係合部材装着孔40において、レバー21の基端面21gに開口する基端部には雌ネジ40aが形成されている。係合部材装着孔40は、本実施形態においては、回転軸20の断面円弧状をなす外周面の接線となる位置に形成されている。また、係合部材装着孔40は、本実施形態においては、対をなして設けられており、互いが回転軸20の中心線L20と交差する対称線Sに対して略対称になるようにして、かつ、その中心線L40が互いに平行になるように形成されている。
そして、これらの係合部材装着孔40には、略棒状で、雄ネジが形成されたネジ部38bと、ネジ部38bから回転軸20に向かって突出する本体部38cとを有する係合部材38が螺合されている。このため、二つの係合部材38は、自身の中心線L38を係合部材装着孔40の中心線L40と略一致させて、回転軸取付用孔31に嵌合された回転軸20の外周面の接線となるようにして配設されるとともに、互いが回転軸20の中心線L20と交差する対称線Sに対して略対称になるようにして、また、互いに平行となるようにしてレバー21に設けられている。また、係合部材38を自身の軸回りに回転させることで、回転軸20の外周面の接線に沿うようにして進退させ、回転軸20に対する位置調整を行うことが可能となっている。なお、係合部材38のネジ部38bの基端には、断面六角状の穴38dが形成されており、該穴38dに六角レンチを挿入することで軸回りに回転可能な構成となっている。
回転軸20の先端部20aにおいて、係合部材38が進出することで係合部材38の本体部38cと干渉する範囲には、切欠き部41が形成されている。切欠き部41は、外周面に開口するように形成されており、当該切欠き部41を構成する面によって被当接面39が構成されている。ここで、被当接面39は、回転軸20の中心線L20を含む一平面の一部として外周面と連続するように形成されている。このため、係合部材38は、中心線L38が対応する被当接面39に対して垂直方向となるようにして配設されている。そして、一方の被当接面39に一方の係合部材38の先端面38aが対応して当接しており、レバー21に対する回転軸20の軸回り一方側の相対回転が規制されている。また、他方の被当接面39に他方の係合部材38の先端面38aが対応して当接しており、レバー21に対する回転軸20の軸回り他方側の相対回転が規制されている。このため、回転軸20は、レバー21に設けられた対をなす係合部材38によって、レバー21に対して軸回りのいずれにも相対回転することが規制されており、すなわち軸回りに位置決めされた状態となっている。また、係合部材38のネジ部38bの基端には、貫通孔389eが形成されており、対をなす係合部材38は、貫通孔389e同士に環状のワイヤ38fが挿通されて締め付けられている。
そして、このような取付構造30では、上記のとおり、レバー21に進退可能に設けられた係合部材38と、回転軸20に形成された被当接面39とを有する簡易な構成でありながら、係合部材38の進退によって先端面38aが対応する被当接面39と当接する位置を調整することにより、レバー21に対して回転軸20を回転させてレバー21と回転軸20との軸回りの相対位置を正確に調整することができる。このため、第一の駆動装置10Aの第一の駆動リング11Aの所定の回転位置と可変静翼6の所定の角度とが正確に一致するように調整することができ、これにより第一の駆動リング11Aの回転に応じてレバー21及び回転軸20を介して可変静翼6の角度を正確に調整することができる。また、それ故に圧縮機1aとしては、安定した出力を得ることができ性能を向上させることができる。特に、係合部材38がレバー21の係合部材装着孔40に螺合されていることで、自身の軸回りに回転させることで回転軸20の外周面に向かって容易かつ正確に位置調整することができ、レバー21と回転軸20との軸回りの相対位置をより正確に調整することができる。なお、本実施形態では、対をなす係合部材38同士が、各貫通孔38cに挿通されたワイヤ38fにより締め付けられていることで、それぞれが独立して軸回りに回転してしまうことが規制され、これにより位置決めされた状態からずれてしまうことが確実に防止される。
また、ガスタービン1の稼働時においては、可変静翼6は流路を流れる流体からの圧力を受け、これにより回転軸20にはトルクが作用し、回転軸20に取り付けられたレバー21はこのトルクに抗する必要がある。しかしながら、回転軸20からレバー21にトルクが作用しても、レバー21に設けられた係合部材38には、被当接面39から先端面38aに主として軸力が作用するので、小さな部材寸法でも回転軸20に対してレバー21をがたつくことなく強固に取り付けることができる。特に、上記のとおり係合部材38がレバー21の係合部材装着孔40に螺合されていることで、調整した位置でレバー21に対して係合部材38をより強固に固定することができる。
また、上記のとおり、係合部材38は、対をなしており回転軸20の中心線L20と交差する対称線Sに対して略対称である。さらに、この対をなす係合部材38は、互いに略平行に配設されている。このため、回転軸20の各被当接面39に作用する係止力を二つの係合部材38のそれぞれからバランス良く作用させることができ、回転軸20との間で安定した取付状態とすることができる。また、被当接面39が回転軸20の中心線L20を含む平面の一部として形成されるとともに係合部材38がその垂直方向に進退することで、係合部材38と回転軸20との間の係止力を回転軸20の軸回り接線方向に作用させることができる。このため、回転軸20に対してレバー21をより強固に固定することができる。また、本実施形態では、レバー21と回転軸20とを軸方向に固定する係止板32が、回転軸20の凹部34に嵌り込んでおり、これにより係止板32の側面と凹部34の側面とが略一致して当接した状態となっている。このため、レバー21に対する回転軸20の相対回転は、係止板32によっても規制されており、回転軸20とレバー21とを、回転軸20の軸回りにより強固に固定することができる。
また、このような取付構造30によって回転軸20とレバー21とを取り付けるには、以下のような手順によって行われる。まず、係合部材設置工程としてレバー21に係合部材38を進退可能に設置する。すなわち、レバー21に係合部材装着孔40を穿孔し、基端部についてはネジ切りを行って雌ネジ40aを形成する。そして、予め用意しておいた係合部材38を螺合させる。また、回転軸加工工程として、回転軸20の先端部20aにおいて外周面を切削し、その一面が被当接面39となる切欠き部41を形成する。
次に、仮組工程として、レバー21の回転軸取付用孔31に回転軸20の先端部20aを嵌合させて、係止板32を取り付けるとともに、ワッシャ36を固定用ボルト35で固定する。そして、位置調整工程として、回転軸20の先端部20aをレバー21の回転軸取付用孔31に嵌合させた状態で、各係合部材38を自身の軸回りに回転させて進退させて、その先端面38aと回転軸20の被当接面39とが当接する位置を調整することで、レバー21に対して回転軸20を軸回りに正確に位置を調整し、かつ、調整した状態で強固に固定することができる。
以上のように、本実施形態の取付構造30を採用した取付方法では、上記の係合部材設置工程、回転軸加工工程及び位置調整工程と、係合部材38をレバー21に進退可能に設け、被当接面39を回転軸20に形成して、係合部材38を位置調整する簡単な手順により、取付作業に係るコストを抑えつつ、回転軸20に対してレバー21を正確に位置決めしつつ強固に固定することができる。また、それ故に、駆動装置10と、回転軸20が取り付けられた可変静翼6を有する既設のガスタービンにおいても、本実施形態の取付構造30を容易に適用することが可能である。特に、レバー21に雌ネジ40aを有する係合部材装着孔40を設け、係合部材38を螺合する構成としていることで、既設で周辺の構成が支障となるような狭い作業環境においても、単に係合部材38を螺合させるだけであるので、容易に係合部材38を設置することができる。また、回転軸20においても、各係合部材38と対応してエンドミル等で切削して切欠き部41の面により被当接面39を形成すれば良いので、容易に被当接面39を形成することができる。また、本実施形態では、仮組工程において、係止板32が回転軸20の凹部34に嵌り込むことで、互いの側面32b、34aとが概略一致して当接した状態にある。このため、仮組工程における回転軸とレバー21との組付けを容易とするとともに、仮組工程実施後の状態ではレバー21に対して回転軸20の軸回りの相対位置が概略調整された状態となり、位置調整工程では係合部材38によって微調整を行えばよくなるので、取付作業がより容易なものとなる。
なお、係合部材の仕様としては、上記のように六角の穴38dを有して六角レンチによって締め付けるものに限られず、図7に示す第1の変形例のように、頭部45aを有するような係合部材45を適用しても良い。
また、図8及び図9は、第2の変形例を示している。図8及び図9に示すように、この変形例の取付構造50では、係止板51が、回転軸20の先端面20bを中心線L20と交差するようにして横断している。そして、係止板51には固定用ボルト35が挿通される挿通孔51aが形成されていて、係止板51は、ネジ孔20cに螺合された固定用ボルト35の頭部35aと回転軸20の先端面20bとの間に挟み込まれている。また、本変形例では、レバー21の一面21dにおいて、係止板51が固定される範囲には凹部52が形成されており、係止板51は凹部52に嵌り込んだ状態となり、係止板51の両側面51bと凹部52の両側面52aとが略一致して当接した状態となっている。
この変形例の取付構造50では、バネ37でレバー21を先端側に付勢して、レバー21を係止板51に押付けることによって回転軸20とレバー21とを回転軸20の軸方向にガタツキなく固定している。また、本変形例の係止板51でも、係止板51がレバー21に形成された凹部52に嵌り込んで互いの両側面51b、52a同士が略一致するようにして当接していることで、レバー21に対して回転軸20の軸回りの相対位置を概略位置合わせできるとともに、位置合わせした状態では軸回りにより強固に固定することができる。
図10は、第3の変形例を示している。図10に示すように、この変形例の取付構造60では、対をなす係合部材38をそれぞれ螺合させる係合部材装着孔61の中心線L61が回転軸20の外周面の接線と一致していない。また、回転軸20に設けられている切欠き部62により形成された被当接面63は、回転軸20の中心線L20を含む平面とは一致していない。
本変形例のような取付構造60においても、対をなす係合部材38の一方と回転軸20に形成された被当接面63の一方とが当接することによって、レバー21に対して回転軸20の軸回り一方側の相対回転が規制されているとともに、係合部材38の他方と回転軸20に形成された被当接面63の他方とが当接することによって、レバー21に対して回転軸20の軸回り他方側の相対回転が規制されている。このため、レバー21に対して回転軸20を軸回りに正確に位置決めしつつ、強固に固定することができる。
図11は、第4の変形例を示している。図11に示すように、この変形例の取付構造70では、対をなす係合部材38をそれぞれ取り付ける係合部材装着孔71が、レバー21の両側面21fに互いに対向するようにして形成されている。このため、両係合部材38は、互いに向かって進出する構成となっている。このような構成としても、対をなす係合部材38が回転軸20の中心線L20からずれるようにしてそれぞれ進退可能となっていることで、係合部材38の一方と回転軸20に形成された被当接面72の一方とが当接してレバー21に対する回転軸20の軸回り一方側の相対回転を規制し、また、係合部材38の他方と回転軸20に形成された被当接面72の他方とが当接してレバー21に対する回転軸20の軸回り他方側の相対回転を規制し、これによりレバー21と回転軸20とを軸回りに位置決めし、また、位置決めした状態で強固に固定することができる。また、本変形例では、対をなす係合部材38のそれぞれから回転軸20に作用する係止力が相殺することによりレバー21の回転軸取付用孔31の内周面の一部に回転軸20から偏荷重が作用してしまうことを防止することができる。
図12は、第5の変形例を示している。図12に示すように、この変形例の取付構造80では、対をなす係合部材81をそれぞれ螺合する係合部材装着孔82は、レバー21の基端面21gの中央部から互いに両側面21fに次第に離間するように形成されており、互いに平行とならない構成となっている。その一方で、対をなす係合部材装着孔82は、回転軸L20と交差する対称線Sに対して略対称に設けられており、その中心線L82は回転軸20の外周面の接線となっている。また、両係合部材装着孔82は、互いに干渉しないように基端面21gの中央部に形成された凹部83内から形成され、回転軸取付用孔31に開口している。
また、係合部材81は、本実施形態では、全体に雄ネジ81aが形成されており、各係合部材装着孔82に螺合されている。このため、対をなす係合部材81は、回転軸L20と交差する対称線Sに対して略対称に設けられており、その中心線L82は回転軸20の外周面の接線となっている。また、回転軸20には、各係合部材81の先端面81bが当接する被当接面84が、回転軸20に切欠き部85を設けることにより形成されている。被当接面84は、それぞれ回転軸20の中心線L20を含む平面の一部分として形成されており、係合部材81は対応する被当接面84に対して垂直方向になるようにして配設されている。
この変形例の取付構造80においても、係合部材81は、対をなしており回転軸20の中心線L20と交差する対称線Sに対して略対称である。このため、回転軸20の各被当接面84に作用する係止力を二つの係合部材81のそれぞれからバランス良く作用させることができ、回転軸20との間で安定した取付状態とすることができる。また、被当接面84が回転軸20の中心線L20を含む平面の一部として形成されるとともに係合部材38がその垂直方向に進退することで、係合部材81と回転軸20との間の係止力を回転軸20の軸回り接線方向に作用させることができる。このため、回転軸20に対してレバー21をより強固に固定することができる。
図13から図15は、第6の変形例を示している。図13から図15に示すように、この変形例の取付構造90では、係止板91が回転軸20に固定されている。係止板91は、略弓形で、本実施形態では特に半円板状に形成されており、平面視して略円弧状に形成された曲面部91aと、略直線状に形成された平面部91bとを有している。一方、回転軸20の端面20bには、切欠き部92が形成されている。そして、係止板91は、回転軸20の切欠き部92の側面92aに、平面部91bが当接するように、また、曲面部91aの一部がレバー21側に突出するように配置され、係止板91から回転軸20に貫通する固定用ネジ93と、固定用ネジ93の頭部93aと係止板91との間に挟み込まれた一対のワッシャ94、94とによって固定されている。ここで、ワッシャ94は、両面に凹凸が形成されており、互いに噛み合うことで固定用ネジ93の緩み止めを行っている。
また、レバー21には、係止板91の回転軸20から突出する一部が嵌合する略弓形の凹部95が形成されている。凹部95の側面95aは、平面視して、係止板91の曲面部91aと対応した曲率を有する略円弧状の曲面に形成されており、側面95aと曲面部91aとは互いに当接している。
なお、係止板91には、上下に連通するネジ孔91cが形成されており、回転軸20の切欠き部92の底面の一部が露出している。また、レバー21の一面には、係合部材装着孔40まで連通するネジ孔96が形成されている。そして、ネジ孔96には、回り止めネジ97が螺合され、その先端が係合部材装着孔40に螺合された係合部材38に当接しており、これにより係合部材38が進退してしまうのを規制している。
この変形例の取付構造90では、係止板91が、対応してレバー21に形成された凹部95に嵌り込んでいることで、レバー21に対する回転軸20の相対回転が規制されている。ここで、係止板91が略弓形に形成され、また、凹部95も対応して略弓形に形成され、互いの曲面同士が当接するようにしているので、レバー21と回転軸20との間に作用する力が、係止板91及び凹部95の全体に均等に作用するようにすることができる。このため、係止板91と凹部95との間でその一部に応力集中が生じて、所謂噛み合った状態となってしまうことを防止することができる。また、凹部95は、略弓形に形成されていることで、例えばフライス盤によって加工する際にも、隅部分の処理等が不要であり容易に加工することができる。さらに、本実施形態では凹部95の側面95aは、略円弧状に形成されていることで、ボール盤などによって一回の穿孔作業だけで形成することができ、加工をより容易なものとすることができる。また、本変形例の係止板91には、ネジ孔91cが上下に連通している。このため、仮に係止板91と凹部95とが噛み合った状態となってしまったとしても、ネジ孔91cにネジを螺合させてその先端を回転軸20の切欠き部92の底面に押圧させることで、噛み合った状態を容易に解除させることができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
なお、上記実施形態及びその変形例においては、いずれも係止部材及び被当接面は対をなして設けられているものとしたが、これに限るものではない。レバー21に係合部材を複数設けるとともに、回転軸20に各係合部材とそれぞれ対応する被当接面を複数形成し、少なくとも一つの係合部材と対応する被当接面とが当接することによってレバー21に対する回転軸20の軸回り一方側の相対回転が規制され、また、他の係合部材と対応する他の被当接面とが当接することによってレバー21に対する回転軸20の軸回り他方側の相対回転が規制されるように設定されていれば良い。
また、上記実施形態及びその変形例に係る取付構造は、圧縮機1aにおける可変静翼6に適用されるものとして説明したが、これに限るものではなく、例えば、タービンにおける可変静翼など、翼構造を有する様々な流体機械に適用可能であり、さらには、軸回りの位置調整がなされる回転軸と、回転軸を軸回りに回転させるレバーとの取り付けであれば、流体機械の翼構造部分に限らず様々なものに好適に適用可能である。
1a 圧縮機(回転機械)
2 ロータ
6 可変静翼
20 回転軸
21 レバー
30、50、60、70、80 取付構造
32、51 係止板
34、52 凹部
38、45、81 係合部材
39、63、72、84 被当接面
2 ロータ
6 可変静翼
20 回転軸
21 レバー
30、50、60、70、80 取付構造
32、51 係止板
34、52 凹部
38、45、81 係合部材
39、63、72、84 被当接面
Claims (10)
- 回転軸と、該回転軸を回転させるレバーとを取り付ける回転軸とレバーの取付構造であって、
前記回転軸の中心線からずれるようにして前記回転軸の外周面に向かって進退可能に前記レバーに設けられ、前記回転軸に対して位置調整可能な複数の係合部材と、
前記回転軸に前記係合部材のそれぞれと対応して設けられ、該係合部材の先端面が当接する複数の被当接面とを備え、
少なくとも一つの前記係合部材と対応する前記被当接面とが当接することによって、前記レバーに対する前記回転軸の軸回り一方側の相対回転が規制されているとともに、
他の前記係合部材と対応する他の前記被当接面とが当接することによって、前記レバーに対する前記回転軸の軸回り他方側の相対回転が規制されていることを特徴とする回転軸とレバーの取付構造。 - 請求項1に記載の回転軸とレバーの取付構造において、
前記係合部材は、前記レバーに螺合されており、自身の軸回りに回転することによって前記回転軸の外周面に向かって進退可能であることを特徴とする回転軸とレバーの取付構造。 - 請求項1または請求項2に記載の回転軸とレバーの取付構造において、
前記被当接面は、前記回転軸の中心線を含む平面の一部として形成されており、
前記係合部材は、それぞれ対応する前記被当接面に対して垂直方向に進退可能であることを特徴とする回転軸とレバーの取付構造。 - 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の回転軸とレバーの取付構造において、
前記係合部材の少なくとも二つは、互いの進退する方向が略平行となるように設けられていることを特徴とする回転軸とレバーの取付構造。 - 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の回転軸とレバーの取付構造において、
前記係合部材の少なくとも二つは、前記回転軸の中心線と交差する対称線に対して略対称に配設されていることを特徴とする回転軸とレバーの取付構造。 - 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の回転軸とレバーの取付構造において、
前記レバーまたは前記回転軸の端面の一方に固定されているとともに、一部が他方に配設される係止板と、
前記レバーまたは前記回転軸の前記端面の他方に設けられ、前記係止板の一部が嵌め込まれる凹部とを備えることを特徴とする回転軸とレバーの取付構造。 - 請求項6に記載の回転軸とレバーの取付構造において、
前記係止板と前記凹部とは、互いに対応する略弓形に形成されていることを特徴とする回転軸とレバーの取付構造。 - 回転軸に、該回転軸を回転させるレバーを取り付ける回転軸とレバーの取付方法であって、
複数の係合部材を、先端面を前記回転軸の外周面にそれぞれ当接させることで少なくとも一つが前記レバーに対して前記回転軸が軸回り一方側に回転することが規制されるように、他の少なくとも一つが前記レバーに対して前記回転軸が軸回り他方側に回転することが規制されるように、それぞれ前記レバーに進退可能に設ける係合部材設置工程と、
前記回転軸に複数の前記係合部材のそれぞれと対応して、該係合部材の先端面が当接する複数の被当接面を形成する回転軸加工工程と、
複数の前記係合部材をそれぞれ前記回転軸に向かって進退させて位置調整を行う位置調整工程とを備えることを特徴とする回転軸とレバーの取付方法。 - 請求項8に記載の回転軸とレバーの取付方法であって、
前記係合部材設置工程は、前記係合部材が雄ネジを有するものとして、前記レバーに雌ネジを形成して、該雌ネジに前記係合部材を螺合させることを特徴とする回転軸とレバーの取付方法。 - ロータと、
該ロータに対して放射状に配列した複数の可変静翼と、
該可変静翼から外周側に向かって延出された前記回転軸と、
該回転軸を回転させる前記レバーとを備え、
前記回転軸と前記レバーとが請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の回転軸とレバーの取付構造によって取り付けられていることを特徴とする流体機械。
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