JP2010196335A - 検知システム、ロック・アンロックシステム及びセキュリティシステム - Google Patents

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Masashi Nishiyama
雅史 西山
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健治 中村
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Abstract

【課題】 検知システム等において、セキュリティ性等を向上させることができると共に車両内等への後付けも容易で、かつ簡易な回路構成で安価に作製可能にすること。
【解決手段】 電波によりデータ通信信号の送信が可能な携帯機Kと、開閉状態が検出可能なドア部と、該ドア部のアンロック及びロックを行うドアロック部2と、電波により受信強度測定信号を複数回送信可能なセンサ用送信部4と、該センサ用送信部4に対して離間して設置されデータ通信信号及び受信強度測定信号を受信する受信部5と、ドアロック部2及び受信部5の制御を行うと共に受信部5で受信したデータ通信信号に応じてドアロック部2によりドア部のアンロック又はロックの制御を行う制御部Cと、を備え、制御部Cが、受信部5が受信した受信強度測定信号の受信強度の変化に基づいて物体の検知を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車等のスマートキーレスエントリシステム等に好適な検知システム、ロック・アンロックシステム及びセキュリティシステムに関する。
近年、キー操作なしに自動車等の車両ドアのロック/アンロックを行ういわゆるスマートキーレスエントリシステム又はパッシブキーレスエントリ(PKE)と呼ばれる電子キーシステムが標準になりつつある。このPKEは、車両の所有者が持つ電子キー(FOB)の操作無しで車両のセンサ若しくはスイッチ等の操作により、ドアのロック/アンロックが可能になるものである。
上記電子キーシステムで用いられるセンサ若しくはスイッチとしては、従来、ボタンスイッチ、静電容量型センサ(特許文献1参照)又は圧電センサなどが採用又は提案されている。すなわち、上記ボタンスイッチは、指等で直接押すことで操作可能であり、また、静電容量型センサは、近接又は接触した人体による容量変化又は圧力による容量変化に基づいて検知するものである。さらに、圧電センサは、ドアノブ等の可動部に取り付けられその動作による歪みによって生じた圧電効果によって検知するものである。
また、従来、車両に後付け可能な用品系製品として製作されるスマートキーレスシステムもあるが、このシステムでは、搭載する車両に対してスイッチやセンサ等の取り付けが困難であり、ロック/アンロック制御のための電波を常に間欠送信している。この場合、常時、消費電力の大きい電波を送信する必要があるため、車両のバッテリの浪費によるバッテリ上がりが生じるおそれや電子キーの電池寿命が短くなるという問題がある。また、この方式では、使用者の操作意志、すなわちセンサやスイッチを動作させようとする使用者の行為による操作意志を明確にしてロック/アンロックを行う方式でないため、セキュリティ上も問題がある。
これに対してセンサやスイッチ等の操作による電子キーシステム、特に予め車両の製造時にシステムを搭載するライン品の場合、ドアノブ等の構造上最適な箇所にセンサやスイッチ等を設置するものであるため、車両購入後に後付けすることが困難である。
これらの対策として、例えば特許文献2に記載されているように、人の手が接近したことを検知する電波式センサと、該センサの検知出力がオンになるとユーザの携帯機にリクエスト信号を無線送信すると共に携帯機からのアンサー信号を受信する本体機と、を備えた錠制御装置が提案されている。この装置では、電波式センサで人の手を検知したときにリクエスト信号を送信するので、ロック/アンロック制御のための電波を常時送信する必要が無く、バッテリ電力を節約させている。
特開2005−134178号公報(特許請求の範囲) 特許第4085322号公報(特許請求の範囲)
しかしながら、上記従来の技術においても、以下の課題が残されている。
すなわち、従来のボタンスイッチを用いた方式では、後付けによりドアノブ等へ取り付けることが困難なため、ラインでの標準装備でしか搭載が難しい。また、直接圧力による接触で操作するため、押し下げ部及び接点部の高い耐久性が必要となる。
また、静電容量型センサを用いた方式では、確実に検知させるために手をかなり近接させる必要があり、ほぼ接触させて操作することになるため、取り付け位置の制約を受けて後付けの設置には不適であり、ラインでの標準装備が好ましい。
また、圧電センサを用いた方式では、可動部に取り付けてその動作による歪みを検知するため、取り付け位置が限定される上、センサでの検知タイミングも可動部を動かしてからになるため、ロック/アンロックの動作が遅れる不都合がある。
さらに、上記特許文献2に記載の電波式センサを用いた方式では、人の手を検知するために送信機能と受信機能との両方を備えた電波式センサと、これとは別に携帯機に対してリクエスト信号の送信機能とアンサー信号の受信機能とを備えた本体機と、が必要になるため、センサ回路が複雑で全体としても部品点数が多くなり、高コストになってしまう不都合があった。
本発明は、前述の課題に鑑みてなされたもので、セキュリティ性及び利便性を向上させることができると共に車両内等への後付けも容易で、かつ簡易な回路構成で安価に作製可能な検知システム、ロック・アンロックシステム及びセキュリティシステムを提供することを目的とする。
本発明は、前記課題を解決するために以下の構成を採用した。すなわち、本発明の検知システムは、電波によりデータ通信信号の送信が可能な携帯機と、開閉状態が検出可能なドア部と、該ドア部のアンロック及びロックを行うロック部と、電波により受信強度測定信号を複数回送信可能なセンサ用送信部と、該センサ用送信部に対して離間して設置され前記データ通信信号及び前記受信強度測定信号を受信する受信部と、前記ロック部及び前記受信部の制御を行うと共に前記受信部で受信したデータ通信信号に応じて前記ロック部により前記ドア部のアンロック又はロックの制御を行う制御部と、を備え、前記制御部が、前記受信部が受信した前記受信強度測定信号の受信強度の変化に基づいて物体の検知を行うことを特徴とする。
すなわち、この検知システムでは、センサ用送信部に対して離間して設置されデータ通信信号及び受信強度測定信号を受信する受信部を備えているので、データ通信信号の受信機能と受信強度測定信号の受信機能とを一つの受信部で兼用してセンサ回路が送信のみで済むと共に受信強度測定信号の受信強度(電界強度)の変化で近づく人体等の物体を検知するため、簡易な回路構成で低コスト化を図ることが可能である。
また、制御部が、受信部が受信した受信強度測定信号の受信強度の変化に基づいて物体を検知するので、受信強度測定信号の受信強度(電界強度)の変化に基づいた人体等の物体の検知をトリガーとして、キー用送信部からリクエスト信号(データ通信信号をアンサー信号として送信するように携帯機に要求する信号)を送信することで、リクエスト信号の送信電波に比べて消費電力の少ない電波により非接触で検出可能であってバッテリの消費を抑制できると共に携帯機の電池寿命を長くすることが可能になる。
さらに、受信強度の変化に応じて検出距離を適度に設定することができる。例えば、検出距離を使用者の操作意志を確認可能な近接範囲に設定することで、非接触のスイッチ的センサ機能とすることが可能であると共にセキュリティ性を向上させることができる。
また、受信強度(電界強度)の変化としては、センサ用送信部の送信アンテナのインピーダンス、人体等の物体の電波反射及び吸収、マルチパスの反射変化など総合的な変化量を捉えるため、検出が容易である。
また、既存の受信回路を兼用するため、新たに送受信するセンサ回路よりも、センサ用送信部だけの電力で済むため、本発明の検知システムは消費電力削減効果がある。さらに、セキュリティ用センサを新たに取り付けるよりも、低消費電力、低コストで済む。
また、本発明の検知システムは、前記受信強度測定信号の周波数帯域が、前記携帯機が送信する信号の周波数帯域と同じに設定されていることを特徴とする。
すなわち、この検知システムでは、受信強度測定信号の周波数帯域が、携帯機が送信する信号の周波数帯域と同じに設定されているので、各信号の周波数帯域が共通していることで受信部の通信回路を兼用してさらに簡単に構成することが可能になる。特に、各信号の送受信を同一周波数に設定することで、携帯機の送信部及びセンサ用送信部が共に単一周波数の発信回路のみで構成可能になる。
本発明のロック・アンロックシステムは、上記本発明の検知システムを備え、前記制御部が、前記物体の検知及び前記データ通信信号の受信の有無に応じて前記ドア部のアンロック及びロック制御を行うことを特徴とする。
すなわち、このロック・アンロックシステムでは、制御部が、物体の検知及びデータ通信信号の受信の有無に応じてドア部のアンロック及びロック制御を行うので、車両のドア、住居のドア、ゲート又はロッカー等のアンロック及びロック制御を、高いセキュリティ性及び利便性をもって非接触かつ低消費電力で行うことができる。
特に、ロック部を、車両のドアのアンロック及びロックを行うドアロック部とし、センサ用送信部を、ドア又はその近傍に設け、受信部を、車両内に設けると共に、ドアに近づいた人体等を消費電力の少ない受信強度測定信号の受信強度変化で検知してからリクエスト信号を送信することで、車両のドアのアンロック及びロックを行うことができ、車両のバッテリ上がり等を防ぐことができる。また、車内に取り付け可能なので、ライン品としてだけでなく車両購入後でも取り付けることが可能である。
本発明のセキュリティシステムは、上記本発明の検知システムと、前記制御部による前記物体の検知及び前記データ通信信号の受信の有無に応じて警告表示又は警報を発する報知部と、を備えていることを特徴とする。
すなわち、このセキュリティシステムでは、制御部による物体の検知及びデータ通信信号の受信の有無に応じて警告表示又は警報を発する報知部を備えているので、携帯機を所有しない不審者等の接近を非接触で検知して報知部によって知らせることで、高いセキュリティ性を得ることができる。
本発明によれば、以下の効果を奏する。
本発明の検知システムによれば、データ通信信号及び受信強度測定信号を受信する受信部を備え、制御部が、受信強度測定信号の受信強度の変化に基づいて物体を検知するので、データ通信信号と受信強度測定信号との両受信機能を一つの受信部で兼用していることで、簡易な回路構成で低コスト化を図ることができると共に、受信強度測定信号の受信強度の変化を検知することで、検出距離を適度に設定する非接触検出が可能である。
すなわち、設置が容易な上、取り付け位置に自由度があり、車内等にも設置可能であるため、セキュリティ性及び利便性が向上し、かつ消費電力を抑えることができる。
したがって、コストダウンが可能であり、バッテリ上がり等を防ぐことができ、本発明の検知システムを有するロック・アンロックシステム及びセキュリティシステムでは、種々のドア部のアンロック・ロック制御が非接触で可能になり、また高いセキュリティ性が得られる。特に、車両のドアロック用のロック・アンロックシステムに好適であり、操作意志を確認せずにロック/アンロックすることがなく、さらにライン品としてだけでなく車両購入後でも取り付けることが可能である。
本発明に係る検知システム及びロック・アンロックシステムの第1実施形態において、システム全体の構成を示すブロック図である。 第1実施形態において、検知システム及びロック・アンロックシステムを車両に搭載した際の配置状態を示す説明図である。 第1実施形態において、ドアのアンロック動作を示すフローチャートである。 本発明に係る検知システム及びセキュリティシステムの第2実施形態において、システム全体の構成を示すブロック図である。
以下、本発明に係る検知システム及びロック・アンロックシステムの第1実施形態を、図1から図3を参照しながら説明する。
本実施形態における検知システムを備えたロック・アンロックシステムは、例えば自動車等の車両1に搭載されるパッシブキーレスエントリシステムであって、図1及び図2に示すように、電波によりリクエスト信号の受信及び該リクエスト信号に対するアンサー信号(データ通信信号)の送信が可能な電子キー(FOB:携帯機)Kと、開閉状態が検出可能な車両1のドア(ドア部)1aと、ドア1aのアンロック及びロックを行うドアロック部(ロック部)2と、電波によりリクエスト信号を送信可能なキー用送信部3と、電波により受信強度測定信号を複数回送信可能なセンサ用送信部4と、該センサ用送信部4に対して離間して設置されアンサー信号及び受信強度測定信号を受信する受信部5と、ドアロック部2、キー用送信部3、センサ用送信部4及び受信部5の制御を行うと共に受信部5で受信したアンサー信号に応じてドアロック部2により車両1のドア1aのアンロック又はロックの制御を行う制御部Cと、を備えている。
上記受信部5及び制御部Cは、本体部6に収納されている。
上記リクエスト信号は、車両1の正当な使用者であることを判断可能な情報、例えばID(Identification:身分証明書)情報を要求するID要求信号等であって、使用者のID、車両1のID又は暗証番号等の情報を要求する信号である。また、上記アンサー信号は、リクエスト信号の要求に応答した情報を含む信号である。
上記電子キーKは、上記アンサー信号をUHF(Ultra High Frequency)で無線送信可能であると共に、LF(Low Frequency:低周波)で送信されアンサー信号の送信を要求するリクエスト信号を無線受信可能であり、該リクエスト信号を受信すると自動的にアンサー信号を電波により送信するトランスミッタ7と、該トランスミッタ7に接続されアンサー信号及びリクエスト信号の送受信を行うためのキー側送信アンテナ8と、を備えている。なお、本実施形態でいう低周波とは、30kHz〜300kHzであり、具体的には、125kHz帯、134kHz〜135kHz帯である。また、UHFの送受信周波数は、315MHz帯に設定されている。さらに、この電子キーKは、車両1の正当な使用者が所持しているものとする。
上記キー用送信部3は、電子キーKに対してリクエスト信号をLFで送信するために、リクエスト送信アンテナ9と、アンプ10aを介してリクエスト送信アンテナ9に接続された送信ドライバ回路であるリクエスト発振回路10と、を備えている。
上記センサ用送信部4は、受信強度測定信号をUHFで送信するために、センサ用送信アンテナ11と、アンプ12aを介してセンサ用送信アンテナ11に接続された送信ドライバ回路であるセンサ用送信側発振回路12と、を備えている。すなわち、センサ用送信部4のセンサ回路は、送信用のみであり受信用回路は内蔵されていない。
上記受信部5は、電子キーKからUHFで送信されるアンサー信号及びセンサ用送信部4からUHFで送信される受信強度測定信号を受信するために、受信アンテナ13と、受信回路14と、を備えている。
上記受信回路14は、受信アンテナ13に接続されたRF(受信周波数)フィルタ15と、RFアンプ16を介してRFフィルタ15に接続され受信信号を受信周波数から低い中間周波数(受信周波数と局部発振回路の周波数との差)に変換するための周波数混合部であるミクサ(混合器)17と、該ミクサ17に接続された周波数シンセサイザ18と、該周波数シンセサイザ18に接続され受信信号にミックスさせる信号を発振する局部発振回路19と、ミクサ17に接続されたIF(中間周波数)フィルタ20と、IFアンプ21を介してIFフィルタ20に接続され検波した信号を制御部Cに出力する検波回路22と、IFアンプ21を介してIFフィルタ20に接続されたRSSI(Received Signal Strength Indicator/Indication)部23と、を備えている。
上記RSSI部23は、受信強度測定信号の電界強度の大小を検出する機能を有している。すなわち、RSSI部23は、受信した受信強度測定信号の強度を出力する回路である。
上記ドアロック部2は、ドア1a内に内蔵されたアクチュエータ等からなるドアロックのアンロック/ロック機構である。
上記制御部Cは、受信部5が受信した受信強度測定信号の受信強度の変化に基づいて物体の検知を行うと共に、キー用送信部3によりリクエスト信号の送信を行う機能を有している。すなわち、制御部Cでは、上記RSSI部23からの出力に基づいてドア1a又はセンサ用送信部4に近づいた物体としての人体H又は手の検知判定を行っている。なお、制御部Cは、人体H又は手が近づいたと判断する検出範囲(エリア)又は検出距離を受信強度測定信号の受信強度の変化に基づいて変更可能となっている。本実施形態では、検出距離が使用者の操作意志を確認可能な近接した範囲に設定されている。
また、上述したように、受信強度測定信号の受信の周波数帯域は、アンサー信号の受信の周波数帯域と同じUHFに設定されている。すなわち、本実施形態では、受信強度測定信号とアンサー信号との受信周波数は、UHFの315MHz帯に設定されている。
上記センサ用送信部4及びキー用送信部3は、ドア1a又はその近傍に設けられ、上記受信部5を収納した本体部6が、センサ用送信部4及びキー用送信部3から離間して車両1内に設けられている。例えば、図2に示すように、センサ用送信部4及びキー用送信部3が、防水加工等が不要な車両1内であって運転席側のドア1a周囲のピラーやドア1a側の天井部等に設置され、本体部6が、ダッシュボード1b内に設置されている。
次に、本実施形態の検知システム及びロック・アンロックシステムによる車両のドアのロック/アンロック方法について動作の一例を説明する。
ここでは、車両1に使用者が乗る際に、ドア1aをアンロックする場合について、図3のフローチャートを参照して説明する。
まず、使用者が車両1をロックした状態で車両1から離れている場合、図3に示すように、制御部Cはセンサ用送信部4から受信強度信号を連続又は間欠的に繰り返し発信させると共に(ステップS1)、受信部5により受信強度信号を受信するように制御している(ステップS2)。この状態で、制御部Cは、RSSI部23から出力される受信強度信号の強度の変化が一定のレベルを超えるか否かを検出している(ステップS3)。このとき、人体H等が車両1のドア1aに近づかなければ、電波環境が変わらず受信強度信号の強度は一定となっている。
次に、図2に示すように、人体H又は手が車両1のドア1aに近づいて検知エリアA内に入ると、電波環境が変わって受信強度信号の受信強度(電界強度)が一定レベルを超えて変化する。この変化は、センサ用送信部4のセンサ用送信アンテナ11のインピーダンス、人体Hの電波反射及び吸収、マルチパスの反射変化などによって生じる。この変化をRSSI部23からの出力により制御部Cが検出し、人体H又は手がドア1aに近づいたと判断すると共に、キー用送信部3からリクエスト信号を発信させる(ステップS4)。さらに、制御部Cによって、受信部5がアンサー信号の受信待ち状態となる(ステップS5)。なお、検知エリアAは、使用者の操作意志を確認可能なドア1a近傍の近接範囲である。
このとき、電子キーKを持たない者が車両1に近づいた場合、リクエスト信号に対する応答はなく、受信部5はアンサー信号を受信しない。このため、制御部Cは、使用者ではなく不審者等が接近したと判断して(ステップS6)、そのままキー用送信部3によりリクエスト信号の送信を続ける。
また、電子キーKを持った人体H(使用者)が車両1に近づいた場合、リクエスト信号を受信した電子キーKがアンサー信号を送信し、このアンサー信号を受信部5が受信する。さらに、制御部Cは、受信したアンサー信号の照合を行い、アンサー信号が適正なものであるとき、ドアロック部2によりドア1aをアンロックする(ステップS7)。
この後、使用者がドア1aを開けることを待つ状態となる(ステップS8)。なお、このとき、制御部Cは、ドア1aがアンロックされてからドア1aが開けられずに一定時間が経過した場合(ステップS9)、自動的にドアロック部2によってドア1aを再びロックする(ステップS10)。そして、制御部Cは、再びセンサ用送信部4から受信強度信号を連続又は間欠的に発信させる。
このように本実施形態の検知システム及びロック・アンロックシステムでは、センサ用送信部4に対して離間して設置されアンサー信号及び受信強度測定信号を受信する受信部5を備えているので、アンサー信号の受信機能と受信強度測定信号の受信機能とを一つの受信部5で兼用してセンサ回路が送信のみで済むと共に受信強度測定信号の受信強度(電界強度)の変化で近づく人体H又は手を検知するため、簡易な回路構成で低コスト化を図ることが可能である。
また、制御部Cが、受信部5が受信した受信強度測定信号の受信強度の変化に基づいて人体H等の物体の検知を行うと共にキー用送信部3によりリクエスト信号の送信を行うので、受信強度測定信号の受信強度(電界強度)の変化に基づいた人体H又は手の検知をトリガーとしてリクエスト信号を送信することで、リクエスト信号の送信電波に比べて消費電力の少ない電波により非接触で検出可能であってバッテリの消費を抑制できると共に電子キーKの電池寿命を長くすることが可能になる。
さらに、受信強度の変化に応じて検出距離を適度に設定することができ、検出距離を使用者の操作意志を確認可能な近接範囲に設定することで、非接触のスイッチ的センサ機能とすることが可能であると共にセキュリティ性を向上させることができる。
また、既存の受信回路を兼用するため、新たに送受信するセンサ回路よりも、センサ用送信部4だけの電力で済むため、本実施形態の検知システムは消費電力削減効果がある。さらに、セキュリティ用センサを新たに取り付けるよりも、低消費電力、低コストで済む。
また、受信強度測定信号の周波数帯域が、アンサー信号の周波数帯域と同じに設定されているので、各信号の周波数帯域が共通していることで受信部5の通信回路も兼用してさらに簡単に構成することが可能になる。特に、各信号の送受信を同一周波数に設定することで、電子キーKのトランスミッタ7及びセンサ用送信部4が共に単一周波数の発信回路のみで構成可能になる。
したがって、センサ用送信部4が、ドア1a又はその近傍に設けられ、受信部5が、車両1内に設けられているので、ドア1aに近づいた人体H又は手を消費電力の少ない受信強度測定信号の受信強度変化で検知してからリクエスト信号を送信することで車両1のドア1aのアンロック及びロックを行うことができ、車両1のバッテリ上がり等を防ぐことができる。また、車内に取り付けるので、ライン品としてだけでなく車両購入後でも取り付けることが可能である。
次に、本発明に係る検知システムの第2実施形態について、図4を参照して以下に説明する。なお、以下の実施形態の説明において、上記実施形態において説明した同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明は省略する。
第2実施形態と第1実施形態との異なる点は、第1実施形態では、電子キーKの所有者が近づいた際に、ドア1aのアンロックを行い、不審者が近づいた際には、単にドア1aをロック状態のままにするのに対し、第2実施形態では、図4に示すように、不審者Xが近づいた際に、ドア1aをロック状態のままにするだけでなく、警報を発する警報機(報知部)29が備えられている点である。
すなわち、第2実施形態の検知システムは、制御部Cによる人体H等の物体の検知及びアンサー信号の受信の有無に応じて警告表示又は警報を発する警報機29を備えている。
このシステムでは、電子キーKを所持した所有者(人体H)がドア1aを開けようと近づいた場合は、第1実施形態と同様に受信したアンサー信号によってドア1aをアンロック状態にしてドア1aの開閉を可能にする。しかしながら、電子キーKを所持しない不審者Xがドア1aを開けようと近づいた場合は、正しいアンサー信号を受信しないため、ドア1aをロック状態のままにすると共に制御部Cが近づいたものが不審者であると判断して、警報機29により不審者Xであることを周囲に知らせるための警報を発する。これによって、不審者Xによる車両1への侵入や車両1の盗難を未然に防ぐことが可能になる。このように、第2実施形態のシステムは、警報機能を有する上記検知システムを備えたセキュリティシステムである。
なお、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることができる。
例えば、ロック/アンロックするドアとしては、車両の運転席や助手席等のドアだけでなく、ハッチバック等のバックドアでも構わない。
また、センサ用送信部4を一カ所だけに設置したが、複数箇所に設置して互いにタイミングをずらして受信強度測定信号を発信させても構わない。
また、上記各実施形態では、車載用として車両のドアにおけるアンロック及びロックの制御に適用しているが、他に適用しても構わない。例えば、住居のドア、ゲートやロッカー等の各種のロック・アンロックシステム又はセキュリティシステムにおけるドアのアンロック及びロックの制御に本発明の検知システムを適用しても構わない。
上記制御部は、センサ用送信部による送信を制御しているが、センサ用送信部を制御部で制御せず、単独で駆動させても構わない。この場合、同一周波数を使用するときは、センサ用送信部からの送信を間欠送信(非同期でも良い)にすることが好ましい。
また、上記各実施形態では、PKEに本発明を適用したが、車両の状態を携帯機へ知らせる無線機能を有するセキュリティシステム、リモートエンジンスタータなどに適用しても構わない。
また、本発明の検知システムのアプリケーション例としては、セキュリティのセンサ、ウェルカムライトのトリガなどが採用可能である。
1…車両、1a…ドア(ドア部)、2…ドアロック部(ロック部)、3…キー用送信部、4…センサ用送信部、5…受信部、6…本体部、C…制御部、H…人体、K…電子キー

Claims (4)

  1. 電波によりデータ通信信号の送信が可能な携帯機と、
    開閉状態が検出可能なドア部と、
    該ドア部のアンロック及びロックを行うロック部と、
    電波により受信強度測定信号を複数回送信可能なセンサ用送信部と、
    該センサ用送信部に対して離間して設置され前記データ通信信号及び前記受信強度測定信号を受信する受信部と、
    前記ロック部及び前記受信部の制御を行うと共に前記受信部で受信したデータ通信信号に応じて前記ロック部により前記ドア部のアンロック又はロックの制御を行う制御部と、を備え、
    前記制御部が、前記受信部が受信した前記受信強度測定信号の受信強度の変化に基づいて物体の検知を行うことを特徴とする検知システム。
  2. 請求項1に記載の検知システムにおいて、
    前記受信強度測定信号の周波数帯域が、前記携帯機が送信する信号の周波数帯域と同じに設定されていることを特徴とする検知システム。
  3. 請求項1又は2に記載の検知システムを備え、
    前記制御部が、前記物体の検知及び前記データ通信信号の受信の有無に応じて前記ドア部のアンロック及びロック制御を行うことを特徴とするロック・アンロックシステム。
  4. 請求項1又は2に記載の検知システムと、
    前記制御部による前記物体の検知及び前記データ通信信号の受信の有無に応じて警告表示又は警報を発する報知部と、を備えていることを特徴とするセキュリティシステム。
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