JP2010193342A - スケルチテーブル更新処理制御方法及び伝送装置 - Google Patents

スケルチテーブル更新処理制御方法及び伝送装置 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の伝送ノードをリング伝送路により接続した双方向ラインスイッチリング方式のリング伝送システムのスケルチテーブル更新処理制御方法及び伝送装置に関し、スケルチテーブルの更新処理を効率よく行い、複数のチャネルでスケルチデータの変更が同時期に発生した場合におけるCPUの処理負荷を軽減する。
【解決手段】リング伝送システムの伝送ノード#1〜#4の間に設定されたチャネル毎に、送信元伝送ノードから送信先伝送ノードまでの各伝送ノード(例.ノード#1−ノード#4−ノード#3)で伝達するスケルチデータが通過した伝送ノード数をカウントアップし、該伝送ノード数の情報を保持する。チャネル毎の伝送ノード数の情報を基に、該伝送ノード数の大きいチャネルに対するスケルチテーブル更新を、該伝送ノード数の小さいチャネルに対するスケルチテーブル更新より、処理順番の優先順位を下げて処理するよう制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の伝送ノードをリング伝送路により接続した双方向ラインスイッチリング方式のリング伝送システムのスケルチテーブル更新処理制御方法及び伝送装置に関する。
リング伝送システムにおける伝送装置の主要部の構成例を図8に示す。該伝送装置は、シェルフ8−1と称される筐体を有し、シェルフ8−1内に主信号インタフェース部8−2、スイッチファブリック部8−3、及び監視制御部8−4等が実装される。図8の(a)はシェルフ8−1のフロント面を示し、図8の(b)はシェルフ8−2のリア面を示している。
シェルフ8−1に実装される主信号インタフェース部8−2は、通信用の主信号回線とのインタフェース機能を提供する。スイッチファブリック部8−3は、主信号回線相互間の接続をスイッチングして接続先を切替える機能を有する。監視制御部8−4は、当該伝送装置を監視制御する機能を有する。各機能部8−2〜8−4は、シェルフ8−1の背面の背面配線盤(BWB:Back Wired Board、図示省略)を介して接続されている。
リング伝送システムにおける一つの伝送ノードとして、上述の伝送装置をリング状に複数接続したリング伝送システムの構成例を図9に示す。図9に示すように、各伝送ノードは、光ファイバ等でリング状に接続される。ここで、時計回りの伝送方向をEast→West方向と称し、反時計回りの伝送方向をWest→East方向と称する。
なお、「East→West」を「E→W」と、「West→East」を「W→E」と略記する。各伝送ノードのEast側又はWest側から入力された信号は、主信号インタフェース部8−2で処理され、スイッチファブリック部8−3で通信先の信号経路にスイッチングされ、出力側の主信号インタフェース部8−2に渡され、出力される。
双方向ラインスイッチリング(BLSR:Bi-directional Line Switched Ring)方式を適用したリング伝送システムにおいては、伝送路の障害発生時に障害伝送路を迂回させて伝送することにより、伝送障害の救済措置が行われる。しかし、伝送路に二重障害が発生した場合には、主信号回線に誤接続が発生してしまうため、スケルチテーブルを用いて救済措置が可能か否かを判定し、不可の主信号回線に対しては、Path AISというパス警報表示信号を挿入し、誤接続の発生を防止している。
以下、スケルチテーブルについて説明する。双方向ラインスイッチリング(BLSR)方式のリング伝送システムにおいて、伝送ノード間に主信号回線が接続されてチャネルが設定された場合、伝送ノードは、該主信号回線中にスケルチデータを挿入する。スケルチデータとしては、送信元(ソース)ノード情報が格納され、送信元(ソース)ノードから送信先(デスティネーション)ノードまでの各伝送ノードで、該スケルチデータが双方向に伝達される。
送信元(ソース)ノードから送信先(デスティネーション)ノードまでの各伝送ノードで、スケルチデータを双方向に伝達することにより、各伝送ノードに共通のスケルチデータが保有されることとなる。なお、送信元(ソース)ノードとは、送信対象の主信号を挿入する伝送ノードであり、送信先(デスティネーション)ノードとは、該主信号を抽出し出力する伝送ノードである。
スケルチデータは、チャネル毎の送信元(ソース)ノード情報と送信先(デスティネーション)ノード情報とを含む。East側及びWest側それぞれについて、E→W方向及びW→E方向のそれぞれの伝送方向毎に、送信元(ソース)ノード情報と送信先(デスティネーション)ノード情報とを格納したテーブルは、スケルチテーブルと称される。
スケルチテーブルは、各伝送ノード間でやり取りされるスケルチデータが変化した際に、該スケルチデータが通過する全伝送ノードで更新処理が実施される。従って、変化したスケルチデータを共通に反映したスケルチテーブルが、該スケルチデータが通過する全伝送ノードで再構築される。
図9に示すリング伝送システムの構成例において、例えば伝送ノード#3と伝送ノード#5との間にチャネルが設定された場合、伝送ノード#3と伝送ノード#5との間で双方向に信号がやり取りされ、その信号中にスケルチデータが挿入され、スケルチデータもやり取りされる。なお、設定されたチャネルで送受信される主信号が挿入/抽出される伝送ノードは、アッド/ドロップノードと称され、主信号が通過する伝送ノードは中継ノードと称される。
図10に各伝送ノードにおけるスケルチデータ処理部の信号経路を示す。図10の(a)は中継ノードでのスケルチデータ処理部の信号経路を、図10(b)はアッド/ドロップノードでのスケルチデータ処理部の信号経路を示す。中継ノードでは、図10の(a)に示すように、East側とWest側の双方の主信号インタフェース部8−2と、監視制御部8−4内のスケルチデータ処理部との間で、スケルチデータが送受される。
アッド/ドロップノードでは、例えば図10の(b)に示すように、East側又はWest側の一方の主信号インタフェース部8−2と、監視制御部8−4内のスケルチデータ処理部との間で、スケルチデータが送受される。アッド/ドロップノードでは、主信号インタフェース部8−2及びスイッチファブリック部8−3を介し、主信号回線に通信信号を挿入(Add)して送信し、また、主信号回線から通信信号を抽出(Drop)して受信する。
スケルチデータは、主信号インタフェース部8−2のスケルチ送受信部で通信信号中から抽出され、監視制御部8−4内のスケルチデータ処理部に渡される。スケルチデータ処理部では、スケルチデータを収集し、スケルチテーブルに格納して管理する。このスケルチテーブルは、主信号回線が設定された各チャネル対応に保持される。
表1に、スケルチテーブルの一例を示す。スケルチテーブルは、設定されたチャネル毎に、East側及びWest側それぞれについて、E→W方向及びW→E方向のそれぞれの伝送方向毎に、送信元(ソース)ノード情報Sと送信先(デスティネーション)ノード情報Dとが格納される。
Figure 2010193342
設定されたチャネルが通過する全ての伝送ノードでスケルチデータをやり取りし、各伝送ノードでスケルチテーブルの更新処理を実施し、各伝送ノードで同一の格納情報のスケルチテーブルが生成されたことにより、当該チャネルのスケルチテーブルの構築処理が完了する。
双方向ラインスイッチリング(BLSR)方式のリング伝送システムにおいて、スケルチテーブルの構築及びスケルチテーブルに基づく誤接続回避等の技術は、例えば下記の特許文献1等によって知られている。
特開平9−93278号公報
双方向ラインスイッチリング(BLSR)方式のリング伝送システムにおいて、伝送路の帯域の増大化に伴い、各伝送ノードで処理するチャネル数が増大する。複数のチャネルで同時期にスケルチデータに変化が発生した場合、その変化に対応してスケルチテーブルの再構築処理を実行するため、各伝送ノードのCPUの処理負荷が増大する。そのため、スケルチテーブルの更新処理を全て完了するまでに長時間掛かってしまうという問題がある。この問題に対しては処理能力の高いCPUを使用することが一つの解決策ではあるが、これではコストアップとなってしまう。そこで、CPUへの割り込みによる各チャネルのスケルチテーブルの更新処理を、効率よく行い、複数のチャネルでスケルチデータの変更が同時期に発生した場合におけるCPUの処理負荷を軽減する。
上記課題を解決するスケルチテーブル更新処理制御方法は、複数の伝送ノードをリング伝送路により接続した双方向ラインスイッチリング方式のリング伝送システムのスケルチテーブル更新処理制御方法において、前記伝送ノード間に設定されたチャネル毎に、該チャネルの送信元伝送ノードから送信先伝送ノードまでの各伝送ノード間でスケルチデータを伝達する際に、該スケルチデータが前記伝送ノードを通過する毎に、通過した伝送ノード数の情報をカウントアップし、該カウントアップした伝送ノード数の情報を保持するとともに、該伝送ノード数の情報を次の伝送ノードに送信するステップと、前記チャネル毎の前記伝送ノード数の情報を基に、該伝送ノード数の大きいチャネルに対するスケルチテーブル更新を、該伝送ノード数の小さいチャネルに対するスケルチテーブル更新より、処理順番の優先順位を下げて処理するよう制御するステップと、を含むものである。
また、上記課題を解決する伝送装置は、複数の伝送装置をリング伝送路により接続した双方向ラインスイッチリング方式のリング伝送システムの伝送装置において、前記伝送装置間に設定されたチャネル毎に、該チャネルの送信元伝送装置から送信先伝送装置までの各伝送装置間でスケルチデータを伝達する際に、該スケルチデータが通過する毎に、通過した伝送装置数の情報をカウントアップし、該カウントアップした伝送装置数の情報を保持する伝送装置数保持手段と、前記チャネル毎の前記伝送装置数の情報を基に、該伝送装置数の大きいチャネルに対するスケルチテーブル更新を、該伝送装置数の小さいチャネルに対するスケルチテーブル更新より、処理順番の優先順位を下げて処理するよう制御する優先制御手段と、を備えたものである。
CPUへの割り込みによる各チャネルのスケルチテーブルの更新処理を、チャネル毎のスケルチデータの通過ノード数に基づいて不急のものを後回しにすることができ、複数のチャネルでスケルチデータの変更が同時期に発生した場合に、スケルチテーブルの更新処理を行うCPUの処理負荷を軽減することができる。
また、スケルチデータの通過ノード数の少ないチャネルは、スケルチテーブルの更新を早期に完了させることができ、CPUの処理負荷を高めることなく、スケルチデータの通過ノード数に応じたチャネル毎のタイムリミットに合わせた処理時間でスケルチテーブルの更新処理を行うことが可能となる。
スケルチテーブル及び通過ノード数の更新の第1ステップを示す図である。 スケルチテーブル及び通過ノード数の更新の第2のステップを示す図である。 スケルチテーブル及び通過ノード数の更新の第3のステップを示す図である。 スケルチテーブル及び通過ノード数の更新の第4のステップを示す図である。 スケルチテーブル及び通過ノード数の更新の第5のステップを示す図である。 複数のチャネルが設定された伝送ノードの例を示す図である。 伝送装置におけるスケルチデータ処理部の構成例を示す図である。 リング伝送システムにおける伝送装置の主要部の構成例を示す図である。 伝送装置をリング状に複数接続したリング伝送システムの構成例を示す図である。 伝送ノードにおけるスケルチデータ処理部の信号経路を示す図である。
図1〜図5にスケルチテーブルの更新と通過ノード数の更新の動作例を示す。ここで、伝送ノード#1のノードIDは“1”、伝送ノード#2のノードIDは“3”、伝送ノード#3のノードIDは“F”、伝送ノード#4のノードIDは“9”であるとする。そして、伝送ノード#1と伝送ノード#3との間に、伝送ノード#4を経由するチャネル(CH1)が設定されたものとし、該チャネル(CH1)についてのスケルチテーブの更新と通過ノード数の更新について説明する。
図1はスケルチテーブル及び通過ノード数の更新の第1ステップを示している。第1のステップでは、アッド/ドロップノードである伝送ノード#1と伝送ノード#3とが、それぞれの通信信号を送信する伝送方向に、自身のノードIDを送信元(ソース)ノード情報としてスケルチデータに設定し送信する。
伝送ノード#1では、West側のW→E方向の送信元(ソース)ノード情報の格納場所に、ノードID“1”を格納したスケルチデータ送信する。伝送ノード#3では、East側のE→W方向の送信元(ソース)ノード情報の格納場所に、ノードID“F”を格納したスケルチデータを送信する。このとき、伝送ノード#1及び伝送ノード#3では、通過ノード数として、自ノードを含めて“1”を格納したスケルチデータを送信する。なお、図1〜図5に示すスケルチテーブルにおいて、“x”はデータが未確定であることを示し、“−”は当該チャネルで使用されない旨を示している。
図2は第2のステップを示す。第2のステップでは、中継ノードである伝送ノード#4において、受信した各スケルチデータを、スケルチテーブルの各受信側のそれぞれの伝送方向の格納場所に格納し、該スケルチデータを各伝送方向の送信側の格納場所にコピーし、該スケルチデータを送信する。
即ち、伝送ノード#4は、伝送ノード#3から送信元(ソース)ノード情報“F”のスケルチデータを受信し、スケルチテーブルのWest側のE→W方向の格納場所に、該送信元(ソース)ノード情報“F”を格納する。そして、該送信元(ソース)ノード情報“F”を、E→W方向のEast側の送信元(ソース)ノード情報の格納場所にコピーし、該スケルチデータをEast側からE→W方向に送信する。
同様に、伝送ノード#4は、伝送ノード#1から送信元(ソース)ノード情報“1”のスケルチデータを受信し、スケルチテーブルのEast側のW→E方向の格納場所に、送信元(ソース)ノード情報“1”を格納する。そして、該送信元(ソース)ノード情報“1”を、W→E方向のWest側の送信元(ソース)ノード情報の格納場所にコピーし、該スケルチデータをWest側からW→E方向に送信する。
伝送ノード#4では、E→W方向及びW→E方向において、上述のスケルチデータが自ノードを通過したことから、通過したノード数を1つ加増し、ノード数を“2”として双方向へ送信する。
図3は第3のステップを示す。第3のステップでは、伝送ノード#1及び伝送ノード#3が、伝送ノード#4からのスケルチデータを受信し、それぞれのスケルチテーブルの格納情報を更新し、更新した格納情報を送信する。
即ち、伝送ノード#1では、伝送ノード#4からWest側のE→W方向で送信元(ソース)ノード情報“F”のスケルチデータを受信し、スケルチテーブルのWest側のE→W方向の格納場所に、送信元(ソース)ノード情報“F”を格納する。そして、該送信元(ソース)ノード情報“F”を、West側のW→E方向の送信先(デスティネーション)ノード情報の格納場所にコピーし、該スケルチデータをWest側からW→E方向に送信する。
同様に、伝送ノード#3では、伝送ノード#4からEast側のW→E方向で送信元(ソース)ノード情報“1”のスケルチデータを受信し、スケルチテーブルのEast側のW→E方向の格納場所に、送信元(ソース)ノード情報“1”を格納する。そして、該送信元(ソース)ノード情報“1”を、East側のE→W方向の送信先(デスティネーション)ノード情報の格納場所にコピーし、該スケルチデータをEast側からE→W方向に送信する。
伝送ノード#1では、E→W方向のスケルチデータが自ノードを通過したことから、E→W方向のノード数を1つ加増し、ノード数“3”を保持する。また、伝送ノード#3では、W→E方向のスケルチデータが自ノードを通過したことから、ノード数を1つ加増し、ノード数“3”を保持する。
図4は第4のステップを示す。第4のステップでは、中継ノードである伝送ノード#4において、East側及びWest側で受信したスケルチデータを、それぞれの伝送方向の格納場所に格納し、該スケルチデータを反対側の送信側の格納場所にコピーし、該コピーしたスケルチデータをそれぞれの伝送方向に送信する。
即ち、伝送ノード#4のWest側のE→W方向では、送信先(デスティネーション)ノード情報“1”を受信してスケルチテーブルに格納し、該送信先(デスティネーション)ノード情報“1”のスケルチデータを、East側のE→W方向の送信先(デスティネーション)ノード情報にコピーし、East側のE→W方向に送信する。
同様に、伝送ノード#4のEast側のW→E方向では、送信先(デスティネーション)ノード情報“F”を受信してスケルチテーブルに格納し、該送信先(デスティネーション)ノード情報“F”のスケルチデータを、West側のW→E方向の送信先(デスティネーション)ノード情報にコピーし、West側のW→E方向に送信する。
図5は第5のステップを示す。第5のステップでは、伝送ノード#1及び伝送ノード#3において、伝送ノード#4からスケルチデータを受信し、それぞれのスケルチテーブルを更新する。
伝送ノード#1では、West側のE→W方向で、送信先(デスティネーション)ノード情報“1”を受信し、該当するスケルチテーブルの格納場所に送信先(デスティネーション)ノード情報“1”を格納する。
伝送ノード#3では、East側のW→E方向で、送信先(デスティネーション)ノード情報“F”を受信し、該当するスケルチテーブルの格納場所に送信先(デスティネーション)ノード情報“F”を格納する。
スケルチテーブルの構築完了は、設定したチャネルが通過する全ての伝送ノードで、送信元(ソース)ノード情報及び送信先(デスティネーション)ノード情報が共有されたときとなる。そのため、各伝送ノードにおけるスケルチテーブルの更新処理は、送信先(デスティネーション)ノード情報のスケルチデータが末端の送信先伝送ノードへ到達するまでに実施されれば良い。
そこで、同時期に異なるチャネルでスケルチデータの変化が発生した場合、それらのチャネル毎に、変化したスケルチデータが最終的に送信先の伝送ノードへ到達するまでに要する時間を推定する。そして、到達時間の短いチャネルに対して、スケルチテーブルの更新処理を優先的に実施し、到達時間の長いチャネルに対しては、スケルチテーブルの更新処理を後回しにする。こうすることにより、処理能力の低いCPUを用いても、スケルチテーブルの更新処理を支障なく実施することができる。
このような優先処理を行うため、送信元(ソース)ノードでスケルチデータが挿入されてから、該スケルチデータが伝送ノードを通過する毎に伝送ノード数をカウントアップしたノード数の情報をスケルチデータの中に付加する。そして、該ノード数の情報から、当該チャネルのスケルチデータが、末端の送信先(デスティネーション)ノードへ到達するまでの到達時間を算定する。該到達時間の短いチャネルから順に、優先的にスケルチテーブル更新の割り込み処理をCPUに対して行う。
図6に複数のチャネルが設定された伝送ノードの例を示している。この例を用いて、スケルチテーブル更新の優先処理について説明する。図6の例において、伝送ノード#4に着目し、そのスケルチテーブル更新の優先順序について説明する。伝送ノード#4を通過するチャネルは、伝送ノード#1と伝送ノード#6との間に設定されたチャネル(CH6)と、伝送ノード#3と伝送ノード#5との間に設定されたチャネル(CH2)と、伝送ノード#3と伝送ノード#4との間に設定されたチャネル(CH5)である。
このとき、伝送ノード#4におけるスケルチテーブルのノード数の情報は、表2に示すように、チャネル(CH5)について、E→W方向では1、W→E方向では2となる。これは、E→W方向では通過ノードはノード#4の1つ、W→E方向では通過ノードはノード#3とノード#4の2つとなるからである。
Figure 2010193342
チャネル(CH2)については、E→W方向では2、W→E方向では2となる。これは、E→W方向では通過ノードはノード#5とノード#4の2つ、W→E方向では通過ノードはノード#3とノード#4の2つとなるからである。
チャネル(CH6)については、E→W方向では3、W→E方向では4となる。これは、E→W方向では通過ノードはノード#6とノード#5とノード#4の3つ、W→E方向では通過ノードはノード#1とノード#2とノード#3とノード#4の4つとなるからである。
表2の優先処理テーブルに示すようにノード数を基に各チャネルの優先順位を並べ替える。即ち、表2に示すE→W方向のノード数とW→E方向のノード数とで、値の大きい方を通過ノード数の基準値として、各チャネル間で該通過ノード数の基準値の大小比較を行い、該通過ノード数の基準値の小さい方のチャネルの優先順位を高く設定する。
通過ノード数の基準値が同一の場合には、E→W方向のノード数とW→E方向のノード数との総数が小さい方のチャネルの優先順位を高く設定する。それも同一の場合は、例えば、チャネル番号の小さい方のチャネルの優先順位を高く設定することができる。
また、スケルチデータが一つの伝送ノードを通過するのに要する時間に通過ノード数を乗じた時間を、ノード遅延時間として設定しておく。そして、該ノード遅延時間をタイムリミットとして、スケルチテーブル更新の割込み処理を実施することにより、スケルチテーブル更新の割り込み処理の待機可能な時間を計測することができる。
従って、処理の途中で、より優先順位の高いスケルチデータが入力された場合でも、スケルチテーブル更新の割り込み処理の待機可能な時間を参照して、何れを最優先に処理すべきかを判断することが可能となり、より確実な優先割り込み処理を実施することが可能となる。
表3にノード遅延時間を設定した優先処理テーブルの一例を示す。表3に示す例では、スケルチデータが一つの伝送ノードを通過するのに要する時間が10であるとし、E→W方向とW→E方向とでノード数の大きい方の値と、一つの伝送ノードを通過するのに要する時間10との積を、ノード遅延時間として各主信号回線(チャネル)対応に設定しておく。表3の例では、チャネル(CH5)では20、チャネル(CH2)では20、チャネル(CH6)では40となる。これらの設定時間は、スケルチテーブル更新の割り込み処理の待機可能な時間である。
Figure 2010193342
また、スケルチデータを受信してから割り込み処理の待機の経過時間を計測しておく。ここで、表3に示すように、チャネル(CH5)では、割り込み処理の待機の経過時間が0、チャネル(CH2)では、割り込み処理の待機の経過時間が5、チャネル(CH6)では、割り込み処理の待機の経過時間が10であったとする。
この経過時間が、待機可能な時間として設定した設定時間(ノード遅延時間)を越えてしまうと、スケルチデータの構築完了が遅延してしまう可能性があるため、この設定時間を越えない範囲で、各チャネルに対するスケルチテーブル更新の優先処理順位を更新する。従って、チャネル(CH5)では待機可能な時間は20(=20−0)、チャネル(CH2)では待機可能な時間は15(=20−5)、チャネル(CH6)では待機可能な時間は30(=40−10)となる。
次に、各伝送装置におけるスケルチデータ処理部の構成例を図7に示す。スケルチデータ処理部7−1は、監視制御部8−4内に備えられ、W→E方向のスケルチデータを処理するW→E方向処理部7−2と、E→W方向のスケルチデータを処理するE→W方向処理部7−5とを備える。W→E方向処理部7−2内には、スケルチデータ受信部7−3と、スケルチデータ送信部7−4とを備える。E→W方向処理部7−5内には、スケルチデータ送信部7−6と、スケルチデータ受信部7−7とを備える。
また、スケルチデータ処理部7−1内には、CPU割込み優先処理部7−8を備える。CPU割込み優先処理部7−8内には、優先処理テーブル7−9と、ノード遅延時間設定部7−10と、割込み通知部7−11とを備える。
スケルチデータの変化時に、(1)又は(2)の信号経路でスケルチデータ受信部7−3又は7−7から、CPU割り込み優先処理部7−8でスケルチデータを受信する。CPU割り込み優先処理部7−8は、当該スケルチデータに係るチャネルの通過ノード数の情報を取得し、それを基にCPU7−12への割り込み順位を規定する優先処理テーブル7−9を更新する。
CPU割込み優先処理部7−8は、優先処理テーブル7−9を基に優先順位に従って、信号経路(3)でCPU7−12に対する割り込みを実施する。CPU7−12は、CPU割込み優先処理部7−8からの割り込み順に従い、信号経路(4)又は(5)により、スケルチデータ受信部7−3又は7−7からデータ読み出し処理を実施し、CPU7−12内部のスケルチテーブルの更新を実施する。
表2の優先処理テーブルを例に説明すると、チャネル(CH5)、チャネル(CH2)、チャネル(CH6)のスケルチデータの変化が同時期に受信された場合には、優先順位の高いチャネル(CH5)から順にチャネル(CH2)、チャネル(CH6)の順序で、スケルチテーブル更新のための割り込み処理を実施する。
7−1 スケルチデータ処理部
7−2 W→E方向処理部
7−3 スケルチデータ受信部
7−4 スケルチデータ送信部
7−5 E→W方向処理部
7−6 スケルチデータ送信部
7−7 スケルチデータ受信部
7−8 CPU割込み優先処理部
7−9 優先処理テーブル
7−10 ノード遅延時間設定部
7−11 割込み通知部
7−12 CPU
8−4 監視制御部

Claims (4)

  1. 複数の伝送ノードをリング伝送路により接続した双方向ラインスイッチリング方式のリング伝送システムのスケルチテーブル更新処理制御方法において、
    前記伝送ノード間に設定されたチャネル毎に、該チャネルの送信元伝送ノードから送信先伝送ノードまでの各伝送ノード間でスケルチデータを伝達する際に、該スケルチデータが前記伝送ノードを通過する毎に、通過した伝送ノード数の情報をカウントアップし、該カウントアップした伝送ノード数の情報を保持するとともに、該伝送ノード数の情報を次の伝送ノードに送信するステップと、
    前記チャネル毎の前記伝送ノード数の情報を基に、該伝送ノード数の大きいチャネルに対するスケルチテーブル更新を、該伝送ノード数の小さいチャネルに対するスケルチテーブル更新より、処理順番の優先順位を下げて処理するよう制御するステップと、
    を含むことを特徴とするスケルチテーブル更新処理制御方法。
  2. 前記チャネルで双方向に伝達されるスケルチデータが通過した伝送ノード数を、それぞれの伝送方向毎にカウントアップし、該カウントアップした伝送ノード数の情報を保持するとともに、該伝送ノード数の情報を次の伝送ノードに送信するステップと、
    前記チャネル毎の前記伝送ノード数として、それぞれの伝送方向でカウントアップした伝送ノード数のうち、値の大きい方の伝送ノード数を、当該チャネルの伝送ノード数の基準値として、前記処理順番の優先順位を下げて処理するよう制御するステップと、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載のスケルチテーブル更新処理制御方法。
  3. 前記伝送ノード数に、前記伝送ノードの一つ当たりの前記スケルチデータの通過時間を乗じたノード遅延時間を前記チャネル毎に設定するステップと、
    前記ノード遅延時間を基に、スケルチテーブル更新の割り込み処理の待機可能な時間を前記チャネル毎に計測するステップと、
    前記チャネル毎の割り込み処理の待機可能な時間を基に、前記各チャネルのスケルチテーブル更新処理の優先順位を制御するステップと、
    を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載のスケルチテーブル更新処理制御方法。
  4. 複数の伝送装置をリング伝送路により接続した双方向ラインスイッチリング方式のリング伝送システムの伝送装置において、
    前記伝送装置間に設定されたチャネル毎に、該チャネルの送信元伝送装置から送信先伝送装置までの各伝送装置間でスケルチデータを伝達する際に、該スケルチデータが通過する毎に、通過した伝送装置数の情報をカウントアップし、該カウントアップした伝送装置数の情報を保持する伝送装置数保持手段と、
    前記チャネル毎の前記伝送装置数の情報を基に、該伝送装置数の大きいチャネルに対するスケルチテーブル更新を、該伝送装置数の小さいチャネルに対するスケルチテーブル更新より、処理順番の優先順位を下げて処理するよう制御する優先制御手段と、
    を備えたことを特徴とする伝送装置。
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