JP2010193340A - 表示装置および方法 - Google Patents

表示装置および方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010193340A
JP2010193340A JP2009037511A JP2009037511A JP2010193340A JP 2010193340 A JP2010193340 A JP 2010193340A JP 2009037511 A JP2009037511 A JP 2009037511A JP 2009037511 A JP2009037511 A JP 2009037511A JP 2010193340 A JP2010193340 A JP 2010193340A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
lenticular sheet
display
dimensional
display screen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2009037511A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Yahagi
宏一 矢作
Mitsufumi Misawa
充史 三沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to JP2009037511A priority Critical patent/JP2010193340A/ja
Publication of JP2010193340A publication Critical patent/JP2010193340A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)

Abstract

【課題】3次元表示を行うことができる表示装置において、簡易な構成により2次元画像の解像度の低下を防止する。
【解決手段】モニタ20の表示画面の一部に、レンチキュラーシート42を取り付ける。モニタ20におけるレンチキュラーシート42に対応する領域には、左右視点用の画像から生成した3次元画像を、それ以外の領域には文字およびアイコン等の2次元画像を表示する。
【選択図】図3

Description

本発明は、レンチキュラーシートを用いることにより画像の立体視が可能な表示装置および方法に関するものである。
複数の画像を組み合わせて3次元表示することにより、視差を利用して立体視できることが知られている。このような立体視は、同一の被写体を異なる位置から複数のカメラを用いて撮影することにより、視差を有する複数の画像(視差画像とする)を取得し、複数の視差画像に含まれる被写体の視差を利用して複数の視差画像を3次元表示することにより行うことができる。
ここで、画像を3次元表示するための装置として、レンチキュラーレンズシート(以下レンチキュラーシートとする)が画面に取り付けられた3次元表示装置が公知である(特許文献1参照)。レンチキュラーレンズは、断面凸形状のシリンドリカルレンズを複数並べて配列して構成されてなるものである。このようなレンチキュラーシートのシリンドリカルレンズのそれぞれに対応して、短冊状に切り取った左右の視点用の複数の視差画像を交互に並べることにより3次元画像を生成し、3次元画像を3次元表示装置に表示し、レンチキュラーシートを通して3次元画像を観察することにより、観察者は両眼の視差によって、表示された3次元画像を立体視することができる。
ところで、上述したレンチキュラーシートを用いた3次元表示装置においては、シリンドリカルレンズのそれぞれに表示される互いに隣接する画素は、それぞれ異なる視点の画像を表示するものとなっている。このため、3次元表示装置に2次元画像を表示した場合、2次元画像における隣り合う画素がそれぞれ異なる方向に見えてしまうため、2次元画像の解像度が低下してしまうという問題がある。このように解像度が低下すると、とくに2次元画像に文字が含まれている場合、文字が読みにくくなってしまう。
このため、2次元表示装置の画面の一部にレンチキュラーシートを移動可能に配設し、高速でレンチキュラーシートを振動させることにより、レンチキュラーシートが存在しないような状態を作り出して、2次元画像の解像度の低下を防止する手法が提案されている(特許文献2参照)。
特開平7−103784号公報 特開2009−015150号公報
しかしながら、特許文献2に記載された手法は、レンチキュラーシートを振動させるための機構が必要となるため、表示装置の構成が大がかりなものとなる。
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、3次元表示を行うことができる表示装置において、簡易な構成により2次元画像の解像度の低下を防止することを目的とする。
本発明による表示装置は、2次元表示手段と、
前記2次元表示手段の表示画面の少なくとも一部を覆うように該表示画面に取り付けられた、複数のシリンドリカルレンズを平行に並べて構成されるレンチキュラーシートと、
左右視点用の画像から生成した3次元画像を、前記2次元表示手段における前記レンチキュラーシートの領域に表示し、それ以外の領域に2次元画像を表示する表示制御手段とを備えたことを特徴とするものである。
2次元表示手段としては、画像および文字等の各種情報を表示可能な平面的な表示画面を備えるものであり、液晶ディスプレイ(LCD)、プラズマディスプレイ、CRT等の公知の表示手段を用いることができる。
「2次元画像」とは、3次元画像とは異なり、レンチキュラーシートを通しても立体視ができない画像である。
なお、本発明による表示装置においては、前記2次元画像を文字を含むものとしてもよい。
また、本発明による表示装置においては、前記表示制御手段を、画像を表す画像信号を前記表示画面における所定方向に走査することにより前記画像を表示する手段とし、
前記レンチキュラーシートを、前記表示画面を前記所定方向に沿って分割するように配置してもよい。
この場合、前記レンチキュラーシートの端部における前記シリンドリカルレンズの高さを徐々に小さくなるように形成してもよい。
また、本発明による表示装置においては、前記表示制御手段を、前記画像を表す画像信号を前記表示画面における所定方向に走査することにより前記画像を表示する手段とし、
前記レンチキュラーシートを、前記表示画面を前記所定方向に直交する方向に沿って分割するように配置してもよい。
また、本発明による表示装置においては、前記2次元表示手段を、前記表示画面における前記レンチキュラーシートに対応する領域の明るさを、それ以外の領域の明るさよりも明るくする手段としてもよい。
また、本発明による表示装置においては、前記表示画面における前記レンチキュラーシートが配置された領域以外の領域に、タッチパネルを配置してもよい。
「タッチパネル」とは、操作者が指で触れることにより接触した位置を検出して入力を行うもののみならず、タッチペン等により接触された位置を検出して入力を行うものをも含む。
本発明による表示方法は、2次元表示手段と、
前記2次元表示手段の表示画面の少なくとも一部を覆うように該表示画面に取り付けられた、複数のシリンドリカルレンズを平行に並べて構成されるレンチキュラーシートとを備えた表示装置における表示方法であって、
左右視点用の画像から生成した3次元画像を、前記2次元表示手段における前記レンチキュラーシートの領域に表示し、それ以外の領域に2次元画像を表示することを特徴とするものである。
本発明によれば、2次元表示手段の表示画面の一部がレンチキュラーシートにより覆われてなる。そして、3次元画像がレンチキュラーシートの領域に表示され、レンチキュラーシート以外の領域に2次元画像が表示される。このため、レンチキュラーシートの存在によって、2次元画像の解像度が低下してしまうことを防止できる。また、特許文献2に記載されたようにレンチキュラーシートを振動させるための機構が不要であるため、表示装置の構成を簡易なものとすることができる。
とくに2次元画像が文字を含む場合、文字が読みにくくなることを防止できる。
また、表示制御手段が画像を表す画像信号を2次元表示手段の表示画面における所定方向に走査することにより画像を表示する手段である場合において、表示画面を所定方向に沿って分割するようにレンチキュラーシートを配置することにより、画像表示のための1回の走査中に、画像信号に3次元画像の画像信号と2次元画像の画像信号とを混在させる必要がなくなる。したがって、画像信号を切り替えるための手段が不要となる。
なお、レンチキュラーシートを、2次元表示手段の表示画面を所定方向に沿って分割するように配置すると、シリンドリカルレンズの断面が2次元表示手段の表示画面上に現れ、断面の部分に表示された3次元画像が集光せず、明度ムラが発生する。このように明度ムラが発生すると、断面の周囲に表示された画像が見にくくなる。
このため、レンチキュラーシートにおける境界の端部におけるレンチキュラーレンズの高さを徐々に小さくなるように形成することにより、断面による明度ムラの発生を防止できるため、観察者はレンチキュラーシートの境界においても違和感なく画像を観察することができる。
また、表示制御手段が画像を表す画像信号を2次元表示手段の表示画面における所定方向に走査することにより画像を表示する手段である場合において、表示画面を所定方向に直交する方向に沿って分割するようにレンチキュラーシートを配置することにより、レンチキュラーシートの断面が2次元表示手段の表示画面に現れなくなるため、断面による明度ムラの発生を防止でき、その結果、観察者はレンチキュラーシートの境界においても違和感なく画像を観察することができる。
また、2次元表示手段の表示画面の一部にレンチキュラーシートを配置した場合、レンチキュラーシートの領域はそれ以外の領域よりも暗くなってしまう。このため、表示画面におけるレンチキュラーシートに対応する領域の明るさを、それ以外の領域の明るさよりも明るくすることにより、表示画面の全体で明度差が発生しなくなるため、表示される画像を見やすくすることができる。
また、レンチキュラーシートの表面は、シリンドリカルレンズによって表面に凹凸があるため、タッチパネルを設けることができない。しかしながら、本発明によれば、2次元表示手段の表示画面におけるレンチキュラーシートが配置された領域以外の領域にタッチパネルを配置することができ、これにより、立体視を行いつつ、タッチパネルを用いた入力が可能となる。
本発明の第1の実施形態による表示装置を適用した複眼カメラの内部構成を示す概略ブロック図 撮影部の構成を示す図 画像信号の走査を説明するための図 第1の実施形態によるモニタの構成を示す図 レンチキュラーシートの構成を示す図 第1の実施形態によるモニタの正面図 3次元処理を説明するための図 第1の実施形態においてモニタに画像を表示した状態を示す図 第2の実施形態においてモニタに画像を表示した状態を示す図 第2の実施形態におけるレンチキュラーシートの変形例を示す図 第3の実施形態においてモニタに画像を表示した状態を示す図 第4の実施形態によるモニタの構成を示す図 本実施形態によるモニタにタッチパネルを設けた状態を示す図
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1は本発明の第1の実施形態による表示装置を適用した複眼カメラの内部構成を示す概略ブロック図である。図1に示すように第1の実施形態による複眼カメラ1は、2つの撮影部21A,21B、撮影制御部22、画像処理部23、圧縮/伸長処理部24、フレームメモリ25、メディア制御部26、内部メモリ27、および表示制御部28を備える。
図2は撮影部21A,21Bの構成を示す図である。図2に示すように撮影部21A,21Bは、レンズ10A,10B、絞り11A,11B、シャッタ12A,12B、撮像素子13A,13B、アナログフロントエンド(AFE)14A,14BおよびA/D変換部15A,15Bをそれぞれ備える。
レンズ10A,10Bは、被写体に焦点を合わせるためのフォーカスレンズ、ズーム機能を実現するためのズームレンズ等の複数の機能別レンズにより構成され、撮影制御部22が行うAF処理により得られる合焦データおよび不図示のズームレバーを操作することにより得られるズームデータに基づいて、不図示のレンズ駆動部によりその位置が調整される。
絞り11A,11Bは、撮影制御部22が行うAE処理により得られる絞り値データに基づいて、不図示の絞り駆動部により絞り径の調整が行われる。
シャッタ12A,12Bはメカニカルシャッタであり、不図示のシャッタ駆動部により、AE処理により得られるシャッタスピードに応じて駆動される。
撮像素子13A,13Bは、多数の受光素子を2次元的に配列した光電面を有しており、被写体光がこの光電面に結像して光電変換されてアナログ撮影信号が取得される。また、撮像素子13A,13Bの前面にはR,G,B各色のフィルタが規則的に配列されたカラーフィルタが配設されている。
AFE14A,14Bは、撮像素子13A,13Bから出力されるアナログ撮影信号に対して、アナログ撮影信号のノイズを除去する処理、およびアナログ撮影信号のゲインを調節する処理(以下アナログ処理とする)を施す。
A/D変換部15A,15Bは、AFE14A,14Bによりアナログ処理が施されたアナログ撮影信号をデジタル信号に変換する。なお、撮影部21Aにより取得されるデジタルの画像データにより表される画像を第1の画像G1、撮影部21Bにより取得される画像データにより表される画像を第2の画像G2とする。
撮影制御部22は、不図示のAF処理部およびAE処理部からなる。AF処理部は入出力部34に含まれるレリーズボタンの半押し操作により撮影部21A,21Bが取得したプレ画像に基づいて合焦領域を決定するとともにレンズ10A,10Bの焦点位置を決定し、撮影部21A,21Bに出力する。AE処理部は、プレ画像に基づいて絞り値とシャッタ速度とを決定し、撮影部21A,21Bに出力する。
ここで、AF処理による焦点位置の検出方式としては、例えば、所望とする被写体にピントが合った状態では画像のコントラストが高くなるという特徴を利用して合焦位置を検出するパッシブ方式が考えられる。
また、撮影制御部22は、レリーズボタンの全押し操作により、撮影部21A,21Bに対して第1および第2の画像G1,G2の本画像を取得させる本撮影の指示を行う。なお、レリーズボタンが操作される前は、撮影制御部22は、撮影部21Aに対して撮影範囲を確認させるための、第1および第2の画像G1,G2よりも画素数が少ないスルー画像を、所定時間間隔(例えば1/30秒間隔)にて順次取得させる指示を行う。
画像処理部23は、撮影部21A,21Bが取得した第1および第2の画像G1,G2のデジタルの画像データに対して、ホワイトバランスを調整する処理、階調補正、シャープネス補正、および色補正等の画像処理を施す。なお、画像処理部23における処理後の第1および第2の画像についても、処理前の参照符号G1,G2を用いるものとする。
圧縮/伸長処理部24は、画像処理部23によって処理が施され、後述するように3次元表示のために第1および第2の画像G1,G2の本画像から生成された3次元画像を表す画像データに対して、例えば、JPEG等の圧縮形式で圧縮処理を行い、3次元画像ファイルを生成する。この3次元画像ファイルは、第1および第2の画像G1,G2の画像データおよび3次元画像の画像データを含むものとなる。また、この画像ファイルには、Exifフォーマット等に基づいて、撮影日時等の付帯情報が格納されたタグが付与される。
フレームメモリ25は、撮影部21A,21Bが取得した第1および第2の画像G1,G2を表す画像データに対して、前述の画像処理部23が行う処理を含む各種処理を行う際に使用する作業用メモリである。
メディア制御部26は、記録メディア29にアクセスして画像ファイル等の書き込みと読み込みの制御を行う。
内部メモリ27は、複眼カメラ1において設定される各種定数、およびCPU33が実行するプログラム等を記憶する。
表示制御部28は、撮影時においてフレームメモリ25に格納された第1および第2の画像G1,G2および第1および第2の画像G1,G2から生成された3次元画像G3をモニタ20に表示させたり、記録メディア29に記録されている第1および第2の画像G1,G2および3次元画像G3をモニタ20に表示させたりする。
なお、表示制御部28はモニタ20に表示する画像の画像信号を図3に示すように略水平方向に走査することにより、モニタ20に画像を表示する。
図4は第1の実施形態によるモニタ20の構成を示す図である。図4に示すように、モニタ20は、LEDにより発光するバックライトユニット40および各種表示を行うためのLCDパネル41を積層し、LCDパネル41にレンチキュラーシート42を取り付けることにより構成されている。
図5はレンチキュラーシートの構成を示す図である。図5に示すようにレンチキュラーシート42は、複数のシリンドリカルレンズ43を並列に並べることにより構成されている。ここで、レンチキュラーシート42のサイズは、LCDパネル41のサイズよりも小さく、レンチキュラーシート42をLCDパネル41に取り付けることにより、図6に示すようにモニタ20の表示画面は中央付近にのみレンチキュラーシート42が取り付けられ、その周囲にはレンチキュラーシート42が存在しないものとなる。なお、レンチキュラーシート42が存在しない領域の大きさは、そこに表示する文字およびアイコン等の2次元画像の情報量に応じて適宜設定すればよい。
また、本実施形態による複眼カメラ1は3次元処理部30を備える。3次元処理部30は、第1および第2の画像G1,G2をモニタ20に3次元表示させるために、第1および第2の画像G1,G2に3次元処理を行って3次元画像G3を生成する。図7は3次元処理を説明するための図である。図7に示すように3次元処理部30は、第1および第2の画像G1,G2を垂直方向に短冊状に切り取り、レンチキュラーシート42におけるシリンドリカルレンズ43のそれぞれに、位置が対応する短冊状に切り取った第1および第2の画像G1,G2を交互に配置するように3次元処理を行って、3次元画像G3を生成する。
CPU33は、レリーズボタンおよびズームレバー等を含む入出力部34からの信号に応じて複眼カメラ1の各部を制御する。
データバス35は、複眼カメラ1を構成する各部およびCPU33に接続されており、複眼カメラ1における各種データおよび各種情報のやり取りを行う。
次いで、第1の実施形態において行われるモニタ20への表示の処理について説明する。図8は第1の実施形態においてモニタ20に画像を表示した状態を示す図である。図8に示すように、第1の実施形態においては、表示制御部28が、モニタ20におけるレンチキュラーシート42に対応する領域A1に、3次元処理部30が生成した3次元画像G3を表示する。また、レンチキュラーシート42が存在しない領域A2に、各種文字およびアイコン等の2次元画像を表示する。具体的には、ズーム動作を行う際にズーム倍率を示すズームバー50、動作モード51、表示中の3次元画像のファイル名52、電池残量を示すアイコン53、ファイルプロテクトされていることを示すアイコン54、ISO感度55および撮影日時56を領域A2に表示する。なお、このうち、動作モード51、ファイル名52、ISO感度55および撮影日時56が文字を含むものとなっている。
このように、第1の実施形態においては、モニタ20の表示画面の一部をレンチキュラーシート42により覆い、レンチキュラーシート42の領域A1に3次元画像G3を表示し、それ以外の領域A2に文字およびアイコン等の2次元画像を表示するようにしたものである。このため、レンチキュラーシート42の存在によって領域A2に表示される画像の解像度が低下してしまうことを防止でき、その結果、文字が読みにくくなったり、アイコンが見にくくなったりすることを防止できる。また、特許文献2に記載されたようにレンチキュラーシートを振動させるための機構が不要であるため、モニタ20の構成を簡易なものとすることができる。
次いで、本発明の第2の実施形態について説明する。図9は第2の実施形態においてモニタに画像を表示した状態を示す図である。第1の実施形態においては、モニタ20の表示画面の中央部分にレンチキュラーシート42を取り付けているが、第2の実施形態においては、モニタ20における画像信号の走査方向に沿って表示画面を上下に分割するように、レンチキュラーシート42を取り付けている点が第1の実施形態と異なる。これにより、モニタ20の表示画面にはその中央部分を左右に横切るようにレンチキュラーシート42が取り付けられ、表示画面の上下にレンチキュラーシート42が存在しない領域A2,A3が現れることとなる。
そして、第2の実施形態においては、図9に示すように、表示制御部28が、モニタ20におけるレンチキュラーシート42に対応する領域A1に、3次元処理部30が生成した3次元画像G3を表示する。また、レンチキュラーシート42が存在しない領域A2,A3に、各種文字およびアイコン等の2次元画像を表示する。具体的には、動作モード51、表示中の3次元画像のファイル名52、およびファイルプロテクトされていることを示すアイコン54を領域A2に、電池残量を示すアイコン53および撮影日時56を領域A3に表示する。
このように、第2の実施形態においては、レンチキュラーシート42を、モニタ20の表示画面を画像信号の走査方向に沿って分割するように配置したものである。このため、画像表示のための1回の走査中に、画像信号に3次元画像の画像信号と2次元画像の画像信号とを混在させる必要がなくなる。したがって、画像信号を切り替えるための手段が不要となる。
なお、第2の実施形態に示すようにレンチキュラーシート42を、モニタ20の表示画面を画像信号の走査方向に沿って分割するように配置すると、レンチキュラーシート42におけるシリンドリカルレンズの断面がモニタ20の表示画面上に現れ、断面の部分にモニタ20に表示された3次元画像が集光せず、明度ムラが発生する。このように明度ムラが発生すると、断面の周囲に表示された画像が見にくくなる。
このため、図10に示すように、レンチキュラーシートにおける境界の端部におけるシリンドリカルレンズ43の高さを、モニタ20の表示画面に近づくように徐々に小さくなるように形成することが好ましい。これにより、レンチキュラーシート42の効果を徐々になくすことができるため、断面による明度ムラの発生を防止でき、その結果、観察者は、レンチキュラーシート42の境界においても違和感なく画像を観察することができる。
次いで、本発明の第3の実施形態について説明する。図11は第3の実施形態におけるモニタに画像を表示した状態を示す図である。第1の実施形態においては、モニタ20の表示画面の中央部分にレンチキュラーシート42を取り付けているが、第3の実施形態においては、モニタ20における画像信号の走査方向に直交する方向に沿って表示画面を左右に分割するように、レンチキュラーシート42を取り付けている点が第1の実施形態と異なる。これにより、モニタ20の表示画面にはその中央部分を上下に横切るようにレンチキュラーシート42が取り付けられ、表示画面の左右にレンチキュラーシート42が存在しない領域A2,A3が現れることとなる。
そして、第3の実施形態においては、図11に示すように、表示制御部28が、モニタ20におけるレンチキュラーシート42に対応する領域A1に、3次元処理部30が生成した3次元画像G3を表示する。また、レンチキュラーシート42が存在しない領域A2,A3に、各種文字およびアイコン等の2次元画像を表示する。具体的には、ズーム動作を行う際にズーム倍率を示すズームバー50および動作モード51を領域A2に、表示中の3次元画像のファイル名52、電池残量を示すアイコン53、ファイルプロテクトされていることを示すアイコン54およびISO感度55を領域A3に表示する。
このように、第3の実施形態においては、レンチキュラーシート42を、モニタ20の表示画面を画像信号の走査方向に直交する方向に沿って分割するように配置したものである。このため、レンチキュラーシート42の断面がモニタ20の表示画面に現れなくなるため、断面による明度ムラの発生を防止でき、その結果、観察者は、レンチキュラーシート42の境界においても違和感なく画像を観察することができる。
なお、上記第1から第3の実施形態に示すように、モニタ20の表示画面の一部にレンチキュラーシート42を取り付けた場合、レンチキュラーシート42の領域はそれ以外の領域よりも暗くなってしまう。このため、モニタ20におけるレンチキュラーシート42に対応する領域の明るさを、それ以外の領域の明るさよりも明るくするようにしてもよい。以下、これを第4の実施形態として説明する。
図12は第4の実施形態におけるモニタの構成を示す図である。なお、ここでは第1の実施形態におけるモニタを使用しているが第2および第3の実施形態によるモニタにも同様に第4の実施形態を適用できるものである。図12に示すように第4の実施形態におけるモニタ20は、バックライトユニット40AおよびLCDパネル41を積層し、LCDパネル41にレンチキュラーシート42を取り付けることにより構成されている。ここで、第4の実施形態においては、バックライトユニット40Aにおけるレンチキュラーシート42に対応する領域A11を、それ以外の領域A12よりも高輝度となるようにしたものである。具体的には、バックライトユニット40Aに取り付けられているLEDのうち、領域A11用のLEDを高輝度のものとしたものである。
これにより、モニタ20に3次元画像および文字画像を表示した場合、モニタ20の全体で明度差が発生しなくなるため、モニタ20に表示される画像を見やすくすることができる。
ところで、レンチキュラーシート42の表面は、シリンドリカルレンズ43によって表面に凹凸があるため、タッチパネルを設けることができない。しかしながら、上記第1から第4の実施形態においては、図13に示すように、モニタ20におけるレンチキュラーシート42が配置された以外の領域に、タッチパネル45を配置することができる。このようにタッチパネル45を配置することにより、立体視を行いつつも、タッチパネルを用いた入力が可能となる。
なお、上記第1から第4の実施形態においては、本発明による表示装置を複眼カメラ1に適用しているが、レンチキュラーシートにより画像を立体視させるための表示装置、および表示装置を備えた携帯電話等の各種装置にも本発明を適用できることはもちろんである。
1 複眼カメラ
20 モニタ
21A,21B 撮影部
22 撮影制御部
28 表示制御部
30 3次元処理部
40 バックライトユニット
41 LCDパネル
42 レンチキュラーシート
45 タッチパネル

Claims (8)

  1. 2次元表示手段と、
    前記2次元表示手段の表示画面の少なくとも一部を覆うように該表示画面に取り付けられた、複数のシリンドリカルレンズを平行に並べて構成されるレンチキュラーシートと、
    左右視点用の画像から生成した3次元画像を、前記2次元表示手段における前記レンチキュラーシートの領域に表示し、それ以外の領域に2次元画像を表示する表示制御手段とを備えたことを特徴とする表示装置。
  2. 前記2次元画像が文字を含むことを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  3. 前記表示制御手段が、画像を表す画像信号を前記表示画面における所定方向に走査することにより前記画像を表示する手段であり、
    前記レンチキュラーシートが、前記表示画面を前記所定方向に沿って分割するように配置されてなることを特徴とする請求項1または2記載の表示装置。
  4. 前記レンチキュラーシートの端部における前記シリンドリカルレンズの高さが徐々に小さくなるように形成されてなることを特徴とする請求項3記載の表示装置。
  5. 前記表示制御手段が、前記画像を表す画像信号を前記表示画面を所定方向に走査することにより前記画像を表示する手段であり、
    前記レンチキュラーシートが、前記表示画面を前記所定方向に直交する方向に沿って分割するように配置されてなることを特徴とする請求項1または2記載の表示装置。
  6. 前記2次元表示手段は、前記表示画面における前記レンチキュラーシートに対応する領域の明るさを、それ以外の領域の明るさよりも明るくする手段であることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載の表示装置。
  7. 前記表示画面における前記レンチキュラーシートが配置された領域以外の領域に、タッチパネルが配置されてなることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項記載の表示装置。
  8. 2次元表示手段と、
    前記2次元表示手段の表示画面の少なくとも一部を覆うように該表示画面に取り付けられた、複数のシリンドリカルレンズを平行に並べて構成されるレンチキュラーシートとを備えた表示装置における表示方法であって、
    左右視点用の画像から生成した3次元画像を、前記2次元表示手段における前記レンチキュラーシートの領域に表示し、それ以外の領域に2次元画像を表示することを特徴とする表示方法。
JP2009037511A 2009-02-20 2009-02-20 表示装置および方法 Withdrawn JP2010193340A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009037511A JP2010193340A (ja) 2009-02-20 2009-02-20 表示装置および方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009037511A JP2010193340A (ja) 2009-02-20 2009-02-20 表示装置および方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010193340A true JP2010193340A (ja) 2010-09-02

Family

ID=42818871

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009037511A Withdrawn JP2010193340A (ja) 2009-02-20 2009-02-20 表示装置および方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010193340A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012070112A (ja) * 2010-09-22 2012-04-05 Sharp Corp 表示装置
JP2019062532A (ja) * 2017-09-25 2019-04-18 三星電子株式会社Samsung Electronics Co.,Ltd. 映像レンダリング方法及び装置
JP7456050B2 (ja) 2019-02-12 2024-03-26 株式会社ジャパンディスプレイ 表示装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012070112A (ja) * 2010-09-22 2012-04-05 Sharp Corp 表示装置
JP2019062532A (ja) * 2017-09-25 2019-04-18 三星電子株式会社Samsung Electronics Co.,Ltd. 映像レンダリング方法及び装置
JP7290925B2 (ja) 2017-09-25 2023-06-14 三星電子株式会社 映像レンダリング方法及び装置
JP7456050B2 (ja) 2019-02-12 2024-03-26 株式会社ジャパンディスプレイ 表示装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4625515B2 (ja) 3次元撮影装置および方法並びにプログラム
JP5492300B2 (ja) 立体視表示用撮像の際の撮像領域内の障害物を判定する装置、方法およびプログラム
JP5295426B2 (ja) 複眼撮像装置、その視差調整方法及びプログラム
US8514273B2 (en) 3D image display apparatus and 3D image display method
JP5284306B2 (ja) 立体撮像装置、ゴースト像処理装置およびゴースト像処理方法
JP4895312B2 (ja) 3次元表示装置および方法並びにプログラム
JP2010068182A (ja) 3次元撮影装置および方法並びにプログラム
EP2720455A1 (en) Image pickup device imaging three-dimensional moving image and two-dimensional moving image, and image pickup apparatus mounting image pickup device
JP2011013993A (ja) 画像表示装置および方法並びにプログラム
JP2010288253A (ja) 画像処理装置および方法並びにプログラム
JP2012133185A (ja) 撮像装置
JP2011024123A (ja) 3次元画像撮像装置及び3次元画像表示方法
JP2010193340A (ja) 表示装置および方法
JP5191864B2 (ja) 3次元表示装置および方法並びにプログラム
JP5049231B2 (ja) 3次元表示装置および方法並びにプログラム
JP4847500B2 (ja) 3次元表示装置および方法並びにプログラム
JP4887461B2 (ja) 3次元画像撮像装置及び3次元画像表示方法
JP2011101244A (ja) 3dカメラ
JP2010102137A (ja) 3次元撮影装置および方法並びにプログラム
JP5579329B2 (ja) 立体画像表示制御方法、立体画像表示制御装置、及び撮像装置
JP5110713B2 (ja) 多眼撮影装置、スルー画像表示方法およびプログラム
JPWO2012001958A1 (ja) 画像処理装置および方法並びにプログラム
JP2010231045A (ja) 画像表示装置、画像表示プログラム及び画像表示方法
JP5165742B2 (ja) 3次元撮影装置および方法並びにプログラム
JP2015154254A (ja) 電子機器及び制御プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20120501