JP2010192301A - バックライト装置及びそれを用いた液晶表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】液晶表示装置等に使用されるバックライト装置において、光源に対するシートの位置の相違を抑制すると共に、シートを支持するためのシート支持部材の周囲における輝度ムラの発生を防止する。
【解決手段】光源34と、光源34が発した光を反射する反射部33と、光源34に対して反射部33と対向する位置に配置された拡散板32と、拡散板32と光源34との間に配置されたシート36と、シート36を支持し光源34に対するシート36の位置ずれを防止するシート支持部材5とを備え、シート支持部材5は、シート36に設けられた貫通穴に係合しシート36を挟み込んで支持するように構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、液晶表示装置等に内蔵されるバックライト装置及びそれを用いた液晶表示装置に関する。
表示装置として、液晶型ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)が、一般に広く普及している。また、近年では、LCDは表示パネルの大画面化および本体の薄型化要求が高まってきている。
LCDを構成する液晶自体は発光しないため、液晶パネルの背後に複数配置された発光装置(バックライト装置)の光を使って画像を表示している。
バックライト装置で使用される光源として、LED(Light Emission Diode)といった点光源のものと冷陰極管(CCFL:Cold Cathode Fluorescent Lamp)といった線光源のものが一般的に用いられている。バックライト装置は、光源の配置位置に応じて、エッジライト型、直下型と呼ばれる構成をとることになる。
エッジライト型のバックライト装置とは、導光板の側面に配された光源から発光された光を導光し、面状発光させるものである。
直下型のバックライト装置とは、複数の光源が所定の間隔で液晶表示パネルの直下に配置し、面状発光させるものである。この場合、各光源の近くでは光の強度が強く、各光源から離れるに従い光の強度が弱くなっていくため、バックライト装置の射出面における光の強度(輝度)均一化を図らないと、バックライト装置を面状発光させた場合、光源のランプイメージが、液晶表示装置の表示画面に現れてしまう。
特にバックライト装置の薄型化に対応するために、光源と拡散板との距離を短くしてしまうとランプイメージが顕著に現れ、LCDの画像品質を低下させる原因となってしまう。
これらランプイメージを解消するための一つの手段として、ライティングカーテンと呼ばれるものを用いて、光源直上の光を遮光することで面状の輝度を均一化する方法が提案されている。なお、ライティングカーテンでは、CCFLの配置に対応した調光パターン(遮光用パターンを粗密にして透光性コントラストを設けたパターン)をフィルムに印刷してある(たとえば、特許文献1、特許文献2、特許文献3参照)。
しかし、ライティングカーテンの遮光パターンの形態が適切なものでなく、また、ライティングカーテンの遮光パターンが、光源の位置に対して適切な位置に位置していない場合、拡散板やプリズムシート等の光学シートを用いても、ランプイメージを十分に消すことができず、結果として表示面には輝度ムラが現れてしまう。
たとえば、シート(ライティングカーテン)の撓みによってシートと光源との距離の相違が発生し、また、光源から受ける熱によって温度が上昇しシートが膨張しまたは収縮し、シートと光源との距離の相違が発生し、これらの相違が輝度ムラの原因になる。
シートあるいは拡散板の自重による撓みを抑制するために、拡散板と光源の距離を一定の間隔にするランプスペーサを使用する場合があるが、このランプスペーサは、拡散板と相対するバックフレーム側(リフレクタ側)に固定されている。そして、ランプスペーサを用いても、シートが、バックフレーム側(有底ケースの底板側;バックライト装置の後側)へ撓むことを防止する効果しかなく、シートが、液晶側(セル側;バックライト装置の前側)への撓むことを抑制する効果は無い。
ランプスペーサの先端とライティングカーテンを接着剤あるいは両面テープ等で固定すれば、シートの前側への撓みを抑制することができるが、ランプスペーサの先端をライティングカーテンに固定するためには、ランプスペーサの先端を、強度を得るために接着面とすべくある程度の面積にする必要がある。このある程度の面積を要することによって、液晶表示装置の表示面での視認性に悪影響が出る。すなわち、ランプスペーサの先端が接触しているシートの部位のところに位置する液晶表示装置の表示面の部位の輝度が、他の部位(ランプスペーサの先端が接触していない部位)に比べて暗くなる。
また、定常状態での視認性以外にも、複数点で高さ方向(平板状のライティングカーテンの厚さ方向)および面内方向(ライティングカーテンの厚さ方向に対して直交する方向)で、ライティングカーテンが拘束されているので、CCFLの発熱による温度上昇や使用環境等でシートが膨張や伸縮をする際、スペーサ部(ランプスペーサと接触しているシートの部位)での変位が拘束されていることになる。これにより、スペーサ部を基点にシートが厚み方向に変形してしまう(たとえば波打つように撓んでしまう)。そして、拘束部(ランプスペーサの先端が接触しているシートの部位)以外の箇所でシートとCCFLの距離(バックライト装置の前後方向における距離)が変わり、視認性に影響を及ぼすことになる(たとえば、特許文献4、特許文献5、特許文献6、特許文献7参照)。
また、たとえば、特許文献8には、拡散板とシート、バックフレームを固定する手段が提案されているが、この文献には、具体的な記述もなく、薄型のバックライト装置では、拡散板で輝度ムラが発生し、視認性が満足されることはない。
特公昭59−8809号公報 特開平6−301034号公報 特開2005−117023号公報 特開2003−203503号公報 特開2004−186080号公報 特開平10−326517号公報 特開2007−157451号公報 特開平6−273760号公報
上述したように、従来のバックライト装置では、遮光ドットが印刷されたシート(遮光パターンが形成されたシート)に撓みや熱膨張による変形が発生するので、光源に対するシートの位置の相違を抑制すると共に、シートを支持するためのシート支持部材の周囲における輝度ムラを低減することが困難であるという問題がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、液晶表示装置等の表示装置に使用されるバックライト装置およびシート支持部材において、光源に対するシートの位置の相違を抑制すると共に、シートを支持するためのシート支持部材の周囲における輝度ムラの発生を低減することができるバックライト装置及びそれを用いた液晶表示装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、光源と、この光源が発した光を反射する反射部と、前記光源に対して前記反射部と対向する位置に配置された拡散板と、前記拡散板と前記光源との間に配置されたシートと、前記シートを支持し前記光源に対する前記シートの位置ずれを防止するシート支持部材とを備え、前記シート支持部材は、前記シートに設けられた貫通穴に係合し前記シートを挟み込んで支持するように構成されているバックライト装置である。
第2の発明は、第1の発明において、前記シート支持部材で支持されるシートは、このシートの厚さ方向では拘束され、このシートの厚さ方向に直交する方向では遊びをもっている構成であるバックライト装置である。
第3の発明は、第1の発明または第2の発明において、前記シートが、前記くびれ部に係合し、前記シート支持部材で挟まれて支持される構成であるバックライト装置である。
第4の発明は、第3の発明において、前記シート支持部材は、その一部が、半透明な材料もしくは不透明な材料で構成されているか、または、半透明な材料もしくは不透明な材料で覆われており、他の部位が、透明な材料で構成されているバックライト装置である。
第5の発明は、第1の発明〜第4の発明のいずれか1つにおいて、前記シート支持部材は、前記本体部と前記係合部とに加えて、前記光源を保持するための光源保持部と、この光源保持部と前記本体部とをお互いにつないでいる連結部とを備えて構成されているバックライト装置である。
第6の発明は、第1の発明〜第5の発明のいずれか1つに記載のバックライト装置を備えて構成されている液晶表示装置である。
本発明によれば、バックライト装置及びそれを用いた液晶表示装置において、光源に対するシートの位置の相違を抑制すると共に、シートを支持するためのシート支持部材の周囲における輝度ムラの発生を低減することができるという効果を奏する。
本発明の実施形態に係る液晶表示装置1の概略構成を示す断面図である。 シート支持部材5等の拡大図である。 シート36を、シート支持部材5に設置するときの設置形態を示す図である。 シート36の貫通穴の変形例を示す図である。 シート36の支持形態の変形例を示す図である。 シート36の支持形態の変形例を示す図である。 シート支持部材5の変形例を示す図である。 シート支持部材の設置形態の変形例を示す図である。 ランプホルダ35を兼ねたシート支持部材5cの概略構成を示す斜視図である。 図9におけるX矢視図である。 複数のシート支持部材5cを有底ケース31に設置した状態を示す斜視図である。
図1は、本発明の実施形態に係る液晶表示装置1の概略構成を示す断面図であり、図2は、シート支持部材5等の拡大図である。なお、図2(b)は、図2(a)におけるII矢視図である。図3は、シート36を、シート支持部材5に設置するときの設置形態を示す図である。
液晶表示装置1は、図2の上側が視認側(表示面側;前側)として設置される表示部としての液晶パネル2と、この液晶パネル2を照明する直下型のバックライト装置3とを備えている。なお、図2の下側が、液晶表示装置1の後側になっている。
バックライト装置3は、開口した有底ケース31を備えており、有底ケース31の開口部を覆うようにして拡散板32が設置されている。有底ケース31には、リフレクタとよばれる反射シート(反射部材)33、光源となるCCFL(冷陰極管)34、ランプホルダ35、ライティングカーテン(シート)36、複数のシート支持部材5が格納されている。
また、バックライト装置3は、光学シート4(例えば偏光分離フィルム41、拡散フィルム42、プリズムシート43など視野角を改善するための光学シート)を備えており、光学シート4は、液晶パネル2とバックライト装置3の拡散板32との間に設置されている。
なお、図1で示す液晶表示装置1では、シート支持部材5と拡散板32との間が間隔L1だけあいており、拡散板32と光学シート4との間が間隔L2だけあいており、光学シート4と液晶パネル2との間が間隔L3だけあいているが、実際には、液晶パネル2と光学シート4と拡散板32とは、矩形な環状のシャーシによって、有底ケース31の矩形な開口部の縁に一体的に設置されている。このときに、間隔L1の値は、ほぼ「0」か、もしくはごく僅かな値になっており、間隔L2の値は、ほぼ「0」になっており、間隔L1の値は、「0」以上のごく僅かな値になっている。
反射部材(リフレクタ)33は、CCFL34の主に後側に配置されており、CCFL34が発した光を液晶表示装置1の前側(図2)に向かって反射するようになっている。拡散板32は、平板状に形成されており、CCFL34から所定の距離だけ離れて、CCFL34の前側で、CCFL34と平行に配置されている。また、拡散板32は、CCFL34に対して反射部材33の底板62と対向する位置に配置されている。
なお、以下、光源として、所定の間隔をあけてお互いが平行に配置された(同一平面上に配置された)複数のCCFL34等の線光源を用いた場合を掲げて説明するが、LED等の点光源を採用してもよい。点光源を採用する場合の光源は、複数のLEDをほぼ同一平面上に所定の間隔をあけて配置して構成されている。
また、具体例として、拡散板32は、厚み2mm程度の長方形の合成樹脂でできており、CCFL34は、円柱状の形成された管径3mm程度のもので、長方形状の有底ケース31(反射部材33)の長手方向に複数本、所定の間隔(23mm)で配置されている。42インチサイズの液晶表示装置1を想定した場合、本数は22本となる。また、拡散板32と反射部材33の底部との距離は9mmである。
シート36は、平板状に形成されており、拡散板32とCCFL34との間で、CCFL34や拡散板32から所定の距離だけ離れて、CCFL34や拡散板32に対して平行に配置されている。また、シート36には、CCFL34が発した光を調光するためのドット形状が設けられている。
さらに説明すると、拡散板32の厚さ方向の両面、シート36の厚さ方向の両面が、CCFL34と平行になっており、CCFL34と拡散板32とシート36とは、拡散板32の厚さ方向やシート36の厚さ方向でお互いが離れて設置されている。
シート36に設けられているドット形状は、たとえば、特開2005−117023に記載されているドット形状と同様のものであり、ドット形状が設けられていることによって、光源がCCFL34等の線光源やLED等の点光源であるにもかかわらず、光源の調光がされて、拡散板32で均一な輝度を得ることができるようになっている。なお、ドット形状以外の他の形態のものを使用して上記調光をするようにしてもよい。
また、シート36は、PET(Poly Ethylene Terephthalate)材料をベースとした厚み0.2mmのフィルムにドット形状を印刷して形成されている。ドットは、光反射率の高い白色インクを上記フィルムに印刷して形成されており、CCFL34の位置に近いものはドットの個数が多いかもしくはドットの径が大きくなっており、CCFL34から距離が離れるに従ってドットの個数がしだいに少なくなっているか、もしくは、ドットの径がしだいに小さくなっている。そして、CCFL34の光のシート36での透過性を最適調整してある。
複数の支持部材(シート支持部材)5のそれぞれは、シート36に設けられた各貫通穴(各開口穴)36aのそれぞれに係合し、シート36を挟み込んでシート36を支持し、CCFL34に対するシート36の相対的な位置ずれを防止している。
有底ケース31は、たとえば金属で矩形な枡状に形成されている。反射部材33はたとえば樹脂等で矩形な枡状に形成されている。反射部材33の内面には、反射部が形成されている。また、反射部材33は、この外面が、有底ケース31の内面に接触するがもしくは僅かな間隔を隔てて対向するようにして、有底ケース31に設けられている。なお、有底ケース31や反射部材33の矩形状の開口部側が、バックライト装置3(液晶表示装置1)の前側になり、有底ケース31や反射部材33の平板状で矩形状の底板61側がバックライト装置3の後側になる。
各CCFL34は、ランプホルダ35を介して、反射部材33の内面の底部の近くで、有底ケース31や反射部材33に一体的に設けられている。また、CCFL34の長手方向は、反射部材33や有底ケース31の長手方向(幅方向でもよい)と一致している。また、各CCFL34は、所定の間隔「p1×2」をあけてお互いが平行に延びて設けられていると共に、各CCFL34と反射部材33の内面の平面状の底部との間の距離は等しくなっている。
シート支持部材5で支持されているシート36は、このシート36の厚さ方向(バックライト装置3の前後方向)では拘束されている(シート支持部材5や有底ケース31や反射部材33に対して移動しないように拘束されてシート支持部材5で支持されている)。一方、シート支持部材5で支持されているシート36は、シート36の厚さ方向に直交する方向(シート36の面内の方向;有底ケース31の平面状の底部や反射部材33の平面状の底部と平行な方向)では僅かな遊びをもっている(シート支持部材5や有底ケース31に対して僅かに移動できるようになっている)。
より詳しく説明すると、シート支持部材5の長手方向(シート支持部材5を有底ケース31に設置し、シート支持部材5がシート36を支持しているときにおけるシート36の厚さ方向と同方向;バックライト装置3の前後方向と同方向)の中間部には、くびれ部(スリット)63が形成されており、シート36が、くびれ部63に係合しシート支持部材5で挟まれて支持されている。
シート支持部材5は、このシート支持部材5を有底ケース31に設置したときに、有底ケース31の底板61側に位置する本体部65と、この本体部65を間にして有底ケース31の底板61とは反対側に位置しシート36と係合する係合部67とを備えて構成されている。
係合部67の外径は、本体部65の外径よりも小さく形成されており、本体部65と係合部67との境界には段差69が形成されている。くびれ部63は、本体部65側における係合部67の端部に形成されている。そして、シート36が、くびれ部63に入り込み、段差69とくびれ部63が形成されていない係合部(先端部側部位83)67とで挟まれて、シート36がシート支持部材5で支持されている。
さらに詳しく説明すると、シート支持部材5は、柱状に形成されており、この高さ方向で基端部側から先端部側に向かって、係止部71、本体部65、係合部67の順に各部位を備えている。各部位71,65,67の軸はお互いに一致している。
係止部71は、本体部側部位(本体部65側に位置している本体部側部位)73と先端部側部位75とを備えており、先端部側部位75の外径が本体部側部位73の外径d2よりも大きい傘状に形成されている。係止部71の中央部には軸方向に沿って切り欠き77が形成されており、係止部71がこの径方向で弾性を備えている。
本体部65は、円板状(背の低い円柱状)に形成された係止部側部位(係止部71側に位置しているベース部位)79と円柱状に形成された係合部側部位(係合部67側に位置している係合部側部位)81とを備えて構成されている。係止部側部位79の外径d3は係止部71の本体部側部位73の外径d2の外径よりも大きくなっており、係合部側部位81の外径d4は係止部側部位79の外径d3よりも小さくなっている。
係合部67は、円板状(背の低い円柱状)に形成された本体部側部位(本体部側に位置しているスリット部;くびれ部)63と、円柱状(背の低い円柱状)に形成された先端部側部位83とを備えて構成されている。本体部側部位(くびれ部)63の外径d5は、係合部側部位65の外径d4よりも小さくなっている。先端部側部位83の外径d6は、係合部67のくびれ部63の外径d5よりも大きくかつ本体部65の係合部側部位81の外径d4よりも小さくなっている。
シート支持部材5は、係止部71が有底ケース31に係合し、有底ケース31に一体的に設けられている。すなわち、シート支持部材5は、有底ケース31の底板61や反射部材33の底板62に設けられている貫通穴(内径d1が係止部71の本体部側部位73の外径d2とほぼ等しい貫通穴)85に、係止部71を差し込むことにより、係止部71の本体部側部位73が貫通穴85に嵌り、係止部71の先端部側部位75と、シート支持部材5の本体部65とで、有底ケース31や反射部材33を挟み込んでいる。そして、シート支持部材5が有底ケース31や反射部材33の内面の底部から起立して有底ケース31に一体的に設けられている。
なお、シート支持部材5における係止部71の本体部側部位73の高さh1の値は、有底ケース31の底板61の厚さt2の値と反射部材33の底板62の厚さt3の値との和とほぼ等しくなっている。
各シート支持部材5は、各CCFL34が並んでいる方向(図1の左右方向)では、各CCFL34の間の中央部に位置し、各CCFL34の長手方向(図1の紙面に直交する方向)では、所定の間隔をあけて設けられている。
また、シート支持部材5は、前述したように、この係合部67が、シート36に係合してシート36を支持している。すなわち、平板状に形成されているシート36には、貫通穴36aが設けられている。貫通穴36aの内径d7は、係合部67の先端部側部位83の外径d6よりも僅かに大きくなっていると共に、本体部65の係合部側部位81の外径d4よりも小さくなっている。シート36の厚さ寸法t1の値は、係合部67の本体部側部位(くびれ部)63の高さ寸法h4の値よりも僅かに小さくなっている。
そして、図2(a)、図3で示すように、シート36の各貫通穴36aとシート支持部材5との位置合わせをした後、シート支持部材5の係合部67をシート36の貫通穴36aに挿入し、シート36がシート支持部材5の本体部65の係合部側部位81に接するまで(シート36が段差69に当接するまで)、シート36をこの厚さ方向(図2(a)の下方向;図3の矢印A31の方向)に移動する。この後、シート36の厚さ方向とは直交する方向(たとえば、図2(a)の右方向;図3の矢印A32の方向)に、シート36の貫通穴36aの内面の一部が係合部67のくびれ部63の外面の一部に当接するまで、シート36を移動する(ずらす)ことによって、シート36をシート支持部材5の係合部67で挟み込み、シート36を支持している。
これにより、シート支持部材5で支持されるシート36が、この厚さ方向では拘束されており、この面内方向では僅かな遊びをもっている。なお、各シート支持部材5で支持されてバックライト装置3に設置されているシート36は、反射部材33や有底ケース31の開口部をほぼ塞いでいる。
ここで、シート支持部材5を構成している材料等について説明する。
シート支持部材5は、この全体が合成樹脂等の透明体で構成されているが、次に示すように、たとえば、一部を合成樹脂等で構成された半透明体等の材料で構成してもよい。
すなわち、拡散板32における輝度(CCFL34が発した光による輝度)がほぼ均一になるようにするために、シート支持部材5の一部が、半透明な材料(たとえば、CCFL34が発した可視光線に対して半透明である白色や乳白色等の半透明体)で構成されていてもよい。また、半透明な材料に代えて、シート支持部材5の前記一部を、不透明な材料(白色や乳白色等の不透明な材料)で構成してあってもよいし、または、シート支持部材5の前記一部が、半透明な材料もしくは不透明な材料で覆われていてもよい(白色や乳白色等の半透明もしくは不透明な材料で着色されていてもよい)。
また、シート支持部材5の他の部位(前記一部以外の部位)が、透明な材料(たとえば、可視光線に対して透明である透明体)で構成されていてもよいし、または、シート支持部材5の他の部位が、反射率の高い材料(白色や乳白色等の反射率の高い材料)で構成されていてもよい。
具体的には、シート支持部材5の反射部材33側に位置しているベース部(係止部側部位)79が、白色の光反射率の高い材料で構成されていてもよい。すなわち、白色PC(ポリカボーネト)を用いて構成されていてもよい。また、支持部(本体部65や係合部67)52が透明な材料で構成されていてもよい。すなわち、透明なPCを用いて構成されていてもよい。したがって、シート支持部材5を、透明PCと白色PCの2材料を射出成型あるいは個々に射出成型し、2パーツをアッセンブリして構成されていてもよい。また、シート支持部材5の全体を、透明PCで射出成型し、ベース部79に白色インク塗布するなどしてあってもよい。
さらには、たとえば、シート支持部材5の本体部65の係合部側部位81のみが透明体で構成されており、係合部67や本体部65の係止部側部位79が透明体以外の材料で構成されていてもよい。すなわち、係合部67が、半透明体もしくは光の透過率、反射率、拡散率がシート36とほぼ同様な材料(たとえば、シート36の本体(ドット部を除く部位)を構成している白色や乳白色の材料と同じ白色の材料)で構成されているか、または、シート36と同じ色に着色されていてもよく、本体部65の係止部側部位(ベース部分)79が、半透明体もしくは光の透過率、反射率、拡散率が反射部材33の反射部と同じ材料で構成されているか、または、シート36と同じ色に着色されていてもよい。
また、係止部71は、透明体で構成されていてもよいし、不透明体等で構成されていてもよい。
さらには、たとえば、シート支持部材5の本体部65の係合部側部位81のみが透明体で構成されており、係合部67や本体部65の係止部側部位79が透明体以外の材料で構成されていてもよい。すなわち、係合部67が、半透明体もしくは光の透過率、反射率、拡散率がシート36とほぼ同様な材料(たとえば、シート36の本体(ドット部を除く部位)を構成している白色や乳白色の材料と同じ白色の材料)で構成されているか、または、シート36と同じ色に着色されていてもよく、本体部65の係止部側部位(ベース部分)79が、半透明体もしくは光の透過率、反射率、拡散率が反射部材33の反射部と同じ材料で構成されているか、または、シート36と同じ色に着色されていてもよい。
ここで、バックライト装置3を構成する各部材の具体的な寸法の概略を述べる。
最も遮光ドットが少ない位置(CCFL34から最も遠い位置)でもシート36にφ3mm以上の穴をあけると視認性に影響するという試験結果が得られた。また、支持部52が透明材料といえども、シート36に接触する面積はφ10mm以上になると視認性に影響するという実験結果が得られた。
これら実験結果から、支持部52が、シート36にあける貫通穴36aよりも僅かに小さい突起(係合部)67を有し、その突起67には、高さh4がシート36の厚みt1よりも、僅かに大きいスリット63を有するようにした。
たとえば、シート36の厚さt1を0.2mm、シート36にあけた穴36aの径をφ3.0mm、突起67の外径d6をφ2.8mm、高さh5を1.0mm、スリット63の高さ(幅)を0.3mm、スリット63の外径d5を2.0mmにした。また、本体部65の係合部側部位81の径をφ5.0mm、高さh3を7mmとし、ベース部(本体部65の係止部側部位)79は厚み(高さ)h2を1.0mm、外径d3を7mmとした。なお、シート36のドット形状、拡散板32とCCFL34との距離などによって視認性はかわってくるので、これらの寸法は視認性に合わせて変わるものであり、この寸法が最適なわけではない。
ここで、シート支持部材5の視認性を極力抑えるために、シート36に設けた各開口穴36aは、各CCFL間の中心に対応する位置、すなわち、シート36におけるドットの単位面積あたりの密度が少ない位置に設けることが望ましい。
次に、図3を参照して、シート支持部材5にシート36を設置し固定する手順について説明する。
初期状態として、有底ケース31に反射部材33が設置されており、有底ケース31や反射部材33にシート支持部材5が設置されているものとする。
上記初期状態において、シート支持部材5に対してシート36の貫通穴36a位置合わせを行い(図3に二点鎖線で示すシート36を参照)、図3に矢印A31で示すようにシート36を移動して、シート36の貫通穴36aにシート支持部材5の係合部67を挿入する。
続いて、図3に矢印A32で示すようにシート36を移動して、シート支持部材5でシート36を挟み込む。これにより、シート36はシート支持部材5に設置される。なお、シート支持部材5の係合部67とシート36との間に隙間ができて屈折率が急激に変化することを防止するために、シート支持部材5の係合部67とシート36との間に光学カップリング剤が充填されていることが望ましい。
また、前述したように、シート36の貫通穴36aは支持部52の突起67よりも大きいので、余裕をもってシート36挿入することが可能であり、また、シート36の面内方向で、シート支持部材5に対してシート36が若干の遊びを有する。また、貫通穴36aは、支持部52の突起(本体部)65より小さいので、突起67の位置の高さで位置決めがされる。すなわち、シート36が段差69に当接して、シート36がバックライト装置3の前後方向で位置決めされる。
シート36を矢印A32の方向にスライドさせて、シート36をスリット(くびれ部)63に係合させ、シート36をシート支持部材5で挟み込んでいるので、シート36の移動が、この厚み方向で拘束がされる。
CCFL34の交換等のメンテナンスにおいて、シート36をシート支持部材5から取り外す必要があるときは、図3に示す矢印A32とは逆の方向にシート36を適宜移動した後、矢印A31とは逆の方向にシート36を移動すればよく、シート36の取り外しが容易になっている。
バックライト装置3によれば、シート支持部材5が、シート36に設けられた貫通穴36aに係合しシート36を挟み込んで支持しているので、バックライト装置3の前後方向ではシート36がほとんど移動できないように固定されており、CCFL34に対するシート36の位置の相違の発生が低コストで抑制されている。
また、シート支持部材5が、シート36に設けられた貫通穴36aに係合しシート36を挟み込んで支持しているので、CCFL34から発した光が、シート36の貫通穴36aを挟んでいる部位(シート支持部材5の係合部67)を通過するようになっており、シート支持部材5が係合している部位(係合部)67における輝度の低下を抑制することができ、シート支持部材5やこの周囲におけるシート36の輝度ムラ(輝度の低下による輝度ムラ)を低コストで低減することができる。
なお、バックライト装置3では、シート支持部材5のくびれ部63の高さh4の値が、シート36の厚さt1の値よりもごく僅かに大きい(たとえば、0.1mmほど大きい)ので、図3に示したように、シート支持部材5にシート36を設置すると、シート36がこの厚さ方向(図3の上下方向)にごく僅かに移動する。しかし、実際には、シート36の僅かなウネリ等の僅かな形状誤差やシート支持部材5の僅かな形状誤差や有底ケース31への僅かな設置誤差等によって、シート支持部材5に設置されたシート36が、この厚さ方向で移動することはない。
また、バックライト装置3によれば、シート支持部材5で支持されているシート36が、この厚さ方向では拘束されており、シート面内の方向では僅かな遊びをもって支持されているので、シート36に熱膨張や膨潤等が発生しても、シート36に撓み(たとえば、振幅の方向がシート36の厚み方向である波打ち)が発生することを抑制することができ、CCFL34に対するシート36の位置の相違の抑制が一層確実になされる。
また、バックライト装置3によれば、シート36がシート支持部材5のくびれ部63に係合して支持されているので、シート36がこの厚さ方向では拘束されこの面内の方向では僅かな遊びをもって支持される支持形態を、簡素な構成で実現することができる。
すなわち、シート支持部材5によるシート36の支持形態が、接着や粘着を用いていないので、シート支持部材5からのシート36の取り外しも容易であり、シート36の膨張収縮による変位に対してもシート36が適度に変形できる程度の拘束しかしていない。特に、CCFL34とシート36との距離の相違による視認性への影響が大きい高さ方向への拘束を重視し、シート36の面内方向の変位をある程度許容するスリット形状とすることで(くびれ部63を用いてシート36を支持する形態にすることで)、シート36の膨張収縮による視認性低下を低減することができる。
また、バックライト装置3によれば、シート支持部材5の一部を半透明な材料等で構成し、他の部位を透明体や反射率の高い材料で構成してあるので、シート36とシート支持部材5とが係合している部位における輝度の低下を一層確実に抑制することができ、シート36を支持するためのシート支持部材5の周囲における輝度ムラを低コストで一層容易に低減することができる。
たとえば、シート支持部材5の本体部65の係合部側部位81を透明体で構成し、係合部67をシート36とほぼ同じ材料で構成し、本体部65の係止部側部位79を反射率の高い材料で構成すれば、光源が発した光がそのままもしくは反射部材33で反射されもしくは係止部側部位79で反射されて、本体部65の係合部側部位81を通り、この本体部65の係合部側部位81を通った光が、係合部67を通ってシート36の前側に出るので、シート支持部材5と係合しているシート36の部位の輝度を、シート36の他の部位の輝度とほぼ等しくすることができる。また、シート36は、シート支持部材5の段差69に接触しているが、本体部65の係合部側部位81が透明体で構成されているので、この段差69に接触しているシート36の部位における輝度の低下を防ぐことができ、シート36における輝度を均一にすることができる。
ところで、図2や図3に示す態様では、シート36の貫通穴36aが円形状に形成されているが、図4(シート36の貫通穴の変形例を示す図であり、図4(b)は、図4(a)におけるIV矢視図である。)に示すように貫通穴の形態を適宜変更してもよい。
図4に示すシート36の貫通穴36bは、円形の貫通穴36cに加えて、細い幅b1で長さb2のスリット36dを備えて形成されている。貫通穴36cの内径d8は、シート支持部材5の係合部67における先端部側部位83の外径d6よりも僅かに小さくなっていると共に、くびれ部63の外径d5よりも大きくなっている。スリット36dの長さb2の値は、貫通穴36cの外径d6の値よりも大きく、シート支持部材5における本体部65の係合部側部位81の外径d4の値よりも小さくなっている。なお、スリット36dの長さb2の値が、シート支持部材5における本体部65の係合部側部位81の外径d4の値よりも大きくなっていてもよい。また、スリット36dは、貫通穴36cの中心に対して対称に設けられている。
そして、シート36の各貫通穴36bと各シート支持部材5との位置合わせをした後、衣服のボタン掛けをするように、シート36をこの貫通穴36b(スリット36dを含む)の部位で弾性変形させ、図3に示す場合と同様にして、シート支持部材5の係合部67をシート36の貫通穴36bに挿入し、シート36をこの厚さ方向とは直交する方向に、移動し、シート36をシート支持部材5で挟み込み、シート36を支持している。
また、図5(シート36の支持形態の変形例を示す図であり、図5(b)は、図5(a)におけるV矢視図である。)に示すように、シート支持部材5aの係合部67aを塑性変形させて、シート36を挟み込んで固定するようにしてもよい。
すなわち、図5に示すシート支持部材5aは、シート36と係合する係合部67aを備えて構成されており、係合部67aがシート36の貫通穴36eに入り込んだ後、係合部67aを塑性変形させて、シート36が、シート支持部材5aで挟まれて支持される構成であってもよい。
詳しく説明すると、係合部67aは、シート支持部材5aの本体部65の先端部側(係止部71とは反対側)を切り落とすことによって、幅d9が本体部65の外径d4に比べて小さい四角柱状に形成されている。
シート36の貫通穴は、幅b3が係合部の幅d9よりも僅かに広く、長さb4の値が係合部の外径d4の値よりも僅かに大きな矩形状に形成されている。
そして、シート36の貫通穴36eに係合部67aが入り込み、シート36が本体部65と係合部67aと段差69に接触するようにした後、たとえば、超音波を用いて、係合部67aを加熱し、係合部67aの根元の部位(本体部65近くの部位)を、シート36を挟むように折り曲げて(図5(a)に矢印A51で示すように塑性変形で折り曲げて)、シート36を挟みこんでいる。
なお、上記説明では、係合部67aを折り曲げているが、係合部67aの先端部を、図5(a)に破線で示すように、外径がシート36の貫通穴36eの内径よりも大きな形態に塑性変形させ、この塑性変形した部位と段差69とで、シート36を挟みこんで支持するようにしてもよい。
さらに、係合部67aを四角柱状ではなく、外径が本体部65の外径d4よりも小さい円柱状等の柱状に形成してあってもよい。
また、図6(シート36の支持形態の変形例を示す図である。)に示すように、シート支持部材5bを、分割してもよい。
すなわち、シート支持部材5bを、係止部71と一体になっている本体部65aと、これらとは別体で構成され本体部65aに着脱自在になっている係合部67bとで構成してもよい。そして、係止部71と一体になっている本体部65aと係合部67bとが分離しており、本体部65aを有底ケース31に設置した状態で、シート36を本体部65aの所定の位置に設置し、係合部67bを本体部65aに一体的に設置することにより、シート36が、本体部65aと係合部67bとで挟み込まれて支持される構成であってもよい。
より詳しく説明すると、係合部67bは、円柱状の先端部側部位83と、傘状の係止部87とで構成されており、本体部65aには、傘状の係止部87と係合する傘状の被係止部(凹部)89が設けられている。
傘状の係止部87における基端部側の部位は円柱状に形成されており、被係止部89の基端部側の部位も円柱状に形成されている。係止部87の基端部側部位の外径d11は、被係止部89の基端部側部位の内径d10よりも僅かに小さく形成されており、係止部87の基端部側部位の高さh8の値は、被係止部89の基端部側部位の高さh7の値よりも僅かに大きくなっている。また、係合部67bを本体部65aに一体的に設置した状態では、本体部65aと係合部67bの先端部側部位83との間の距離h9の値が、シート36の厚さt1の値よりも僅かに大きくなっている。
また、係合部67bの先端部側部位83の外径d12は、被係止部89の基端部側部位の内径d10よりも大きく、かつ、本体部65aの外径d4よりも小さく形成されている。
シート36の円形状の貫通穴36aの内径d13は、被係止部89の基端部側部位の内径d10よりも大きく、係止部87の傘状の基端部側部位の外径よりも大きく、かつ、係合部67bの先端部側部位83の外径d12よりも小さく形成されている。
そして、シート支持部材5bの係合部67bが本体部65aから分離している状態で、シート36の各貫通穴36aと各シート支持部材5bの本体部65aとの位置合わせをした後、図6(a)に矢印A61で示すように係合部67bを移動し、本体部65aに係合部67bを設置することによって、シート36を挟み込み、シート36を支持するようになっている(図6(b)参照)。なお、本体部65aに係合部67bを設置した後、図3で示した場合と同様にして、シート36をこの厚さ方向とは直交する方向(たとえば、図6(b)の右方向)に、移動してもよい。
また、図7(シート支持部材5の変形例を示す図であり、図7(b)は、図7(a)におけるVII矢視図である。)に示すように、本体部65および係合部67の本体部側部位(くびれ部)63の軸に対して、係合部67の先端部側部位83との軸がずれていてもよい。
すなわち、シート支持部材5の軸方向から見た場合、係合部67の本体部側部位(くびれ部)63の外周の一部と係合部67の先端部側部位83の外周の一部とが、お互いに一致していてもよい。
そして、図3で示した場合と同様にして、シート支持部材5とシート36の各貫通穴36aとの位置合わせをした後、図7に矢印A71で示す方向にシート36を移動し、この後、図7に矢印A72で示す方向にシート36を移動して、シート支持部材5へのシート36の設置がなされるようにしてもよい。
また、上記説明では、シート支持部材5(5a,5b)が、有底ケース31と反射部材33とを挟み込んでいるが、シート支持部材5(5a,5b)が、有底ケース31、反射部材33のいずれか一方を挟み込んでいる構成であってもよい。
たとえば、図8(シート支持部材の設置形態の変形例を示す図)に示すように、シート支持部材5(5a,5b)が、有底ケース31のみを挟み込んでいる構成であってもよい。この場合、反射部材33の底板61には、シート支持部材5の本体部65の係止部側部位79の外形d13よりも僅かに大きな径d14の貫通穴が設けられている。
ところで、シート支持部材5がCCFL34を固定するためのランプホルダ35を兼ねることができれば、シート支持部材5等の取付け工数やコスト削減が可能になるので、更に好ましい。
そこで、シート支持部材がCCFL34を固定するためのランプホルダ35を兼ねた態様について図9〜図11を用いて説明する。
図9は、ランプホルダ35を兼ねたシート支持部材5cの概略構成を示す斜視図であり、図10は、図9におけるX矢視図であり、図11は、複数のシート支持部材5cを有底ケース31に設置した状態を示す斜視図である。
シート支持部材5cは、本体部65と係合部67とに加えて、CCFL34を保持するための光源保持部91と、この光源保持部(ランプホルダ35)91と本体部65とをお互いにつないでいる連結部93とを備え、たとえば、モールド成形等によって一体成形されて構成されている。また、シート支持部材5cをバックライト装置3に(有底ケース31に)設置し、CCFL34を設置した状態では、連結部93がCCFL34の後側に位置している。
さらに説明すると、本体部65および係合部67と、光源保持部91とは、たとえば板状に形成されている連結部93の厚さ方向の一方の面から突出して設けられている。また、本体部65および係合部67と、光源保持部91とは、連結部93の長手方向で所定の距離だけ離れて設けられている。
係止部71(95,97)は、少なくとも2つ設けられており、各係止部95,97は、連結部93の厚さ方向の他方の面から突出して設けられている。また、各係止部95,97は、連結部93の長手方向で、お互いが所定の距離だけ離れて設けられている。なお、光源保持部91と連結部93とは、透明体で構成されていてもよいし、不透明体等で構成されていてもよい。
さらに詳しく説明すると、連結部93は、矩形な平板状に形成されている。本体部65と係合部67とは、連結部93の長手方向の一端部側に設けられている。光源保持部91は、一対の挟持片を備えて構成されており、一対の挟持片は、連結部93の長手方向の他端部側に設けられている。なお、光源保持部91でCCFL34を保持したときには、連結部93の幅方向とCCFL34の長手方向とがお互いに一致している。すなわち、CCFL34が、連結部93の長手方向と連結部93の厚さ方向とに直交する方向に長く延びている。
連結部93には、一対の係止部95,97が設けられている。一対の係止部95,97のうちの一方の係止部95は、連結部93の長さ方向の一端部側で、連結部93の厚さ方向の他方の面から突出して設けられている。また、一対の係止部95,97のううち他方の係止部97は、連結部93の長さ方向の他端部側で、連結部93の厚さ方向の他方の面から突出して設けられている。
一方の係止部95は、上述したように、傘状に形成されている。他方の係止部97は、「L」字状に形成されており、基端部が連結部93の面からほぼ直交する方向に延びており、先端部が前記基端部の先端から、一方の係止部95とは反対の方向に延びている。
シート支持部材5cを有底ケース31に設置する場合、各係止部95,97が設けられている側の連結部93の面を有底ケース31の底板61に対向させ、他方の係止部97が有底ケース31の底板61に近づくように連結部93を斜めに傾け、有底ケース31の貫通穴に他方の係止部97を係合させ、一方の係止部95を有底ケース31の別の貫通穴に係合させることにより、設置がなされるようになっている。シート支持部材5cを有底ケース31に設置した後、CCFL34の設置、シート36の設置がなされるようになっている。
また、シート支持部材5c(5,5a,5b)やCCFL34が設置され液晶表示装置1に組み込まれたバックライト装置3は、各CCFL34の長手方向が水平方向になるようにして使用される。また、液晶表示装置1が建屋の天井の設置された場合には、液晶表示装置1の画面が、やや下方を向いて僅かに斜めになっている。
ランプホルダ35を備えたシート支持部材5cによれば、シート支持部材5cが、本体部65と係合部67とに加えて光源保持部91と連結部93とを備えて構成されていると共に、連結部93が光源の後側に位置しているので、シート36とCCFL34とを簡素な構成で支持することができると共に、連結部93によってシート36の一部で輝度が低下することを低減することができる。
なお、上記説明では、バックライト装置3を液晶表示装置1使用することにしているが、バックライト装置3を他の装置に使用してもよい。
1 液晶表示装置
2 液晶パネル
3 バックライト装置
4 光学シート
5、5a、5b、5c シート支持部材
32 拡散板
33 反射部材
34 CCFL
36 シート(ライティングカーテン)
36a、36b、36e 貫通穴
52 支持部
63 くびれ部(スリット)
65、65a 支持部材5等の本体部
67、67a、67b 支持部材5等の係合部
69 支持部材5等の段差
71 支持部材5等の係止部
73 係止部71の本体部側部位
75 係止部71の先端部側部位
77 係止部71の切り欠き
79 本体部65等の係止部側部位
81 本体部65等の係合部側部位
83 係合部67等の先端部側部位
87 係止部
89 被係止部
91 光源保持部
93 連結部
95、97 係止部

Claims (6)

  1. 光源と、
    この光源が発した光を反射する反射部と、
    前記光源に対して前記反射部と対向する位置に配置された拡散板と、
    前記拡散板と前記光源との間に配置されたシートと、
    前記シートを支持し前記光源に対する前記シートの位置ずれを防止するシート支持部材と、
    を備え、前記シート支持部材は、前記シートに設けられた貫通穴に係合し前記シートを挟み込んで支持するように構成されていることを特徴とするバックライト装置。
  2. 請求項1に記載のバックライト装置において、
    前記シート支持部材で支持されるシートは、このシートの厚さ方向では拘束され、このシートの厚さ方向に直交する方向では遊びをもっている構成であることを特徴とするバックライト装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のバックライト装置において、
    前記シート支持部材の長手方向の中間部にはくびれ部が形成されており、前記シートが、前記くびれ部に係合し、前記シート支持部材で挟まれて支持される構成であることを特徴とするバックライト装置。
  4. 請求項3に記載のバックライト装置において、
    前記シート支持部材は、その一部が、半透明な材料もしくは不透明な材料で構成されているか、または、半透明な材料もしくは不透明な材料で覆われており、他の部位が、透明な材料で構成されていることを特徴とするバックライト装置。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のバックライト装置において、
    前記シート支持部材は、前記本体部と前記係合部とに加えて、前記光源を保持するための光源保持部と、この光源保持部と前記本体部とをお互いにつないでいる連結部とを備えて構成されていることを特徴とするバックライト装置。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のバックライト装置を備えて構成されていることを特徴とする液晶表示装置。
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