JP2010191815A - 商品搬出装置およびデータ処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】レジ店員スペースの店頭収容ラックなどに収容されて一般購入者がアクセスできない店頭販売商品などでも、その購入を簡単かつ迅速としてLTVとリテンションを向上させることができる商品搬出装置を提供する。
【解決手段】レジ台300の前面に配列されている複数のタバコダミースイッチ120が一般ユーザCUUによりユーザ入力操作されると、収容されている複数種類のタバコパックSTPが個々に選定される。すると、そのタバコパックSTPが商品搬出機構によりレジ台300の後面に位置する商品搬出口131から搬出される。例えば、一般ユーザCUUは従来と同様に店舗作業員CSCが店頭販売商品を販売処理装置200で商品販売処理しているときなどに、自身で気楽に所望のタバコパックSTPをタバコダミースイッチ120で追加注文するようなことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、店頭販売商品を付与されている商品ID(Identity)データで商品販売処理する販売処理装置が設置されているサプライチェーン店舗で利用される商品搬出装置、この商品搬出装置を有するデータ処理システム、に関する。
現在、いわゆるコンビニエンスストアなどのサプライチェーン店舗では、いわゆる什器や商品在庫ラックなどに様々な店頭販売商品が陳列されて販売されている。さらに、上述のようなサプライチェーン店舗では、いわゆるPOS(Point Of Sales)端末や電子キャッシュレジスタなどと呼称される販売処理装置が設置されている。
この販売処理装置は、店頭販売商品を付与されている商品IDデータで売買決済処理して販売履歴データを生成する。より具体的には、一般的な販売処理装置は、キーボードユニットやバーコードリーダを有する。
一方、店頭販売商品には商品IDデータであるJAN(Japanese Article Number)コードが、バーコード画像および数列テキストとして表記されている。そこで、そのバーコード画像をバーコードリーダに光学読取させたり、数列テキストをキーボードユニットに入力操作することで、商品IDデータが販売処理装置に入力されて売買決済処理される。
一般的なサプライチェーン店舗では、いわゆる商品売場に什器や商品在庫ラックが設置されており、いわゆるレジ店員スペースに販売処理装置が設置されている。そこで、一般ユーザは所望の店頭販売商品を什器や商品在庫ラックから取得してレジ店員スペースまで移送する。
しかし、例えば、タバコパックなどはコンビニエンスストアのユーザ移動スペースの商品収容ラックには収容されず、レジ店員スペースの後方の商品収容ラックに収容されていることが多々ある。
このような場合、一般ユーザが所望のタバコパックを購入するためには、その呼称を店舗作業員に口頭で伝達し、商品収容ラックから取得してもらう必要がある。しかし、これでは一般ユーザも店舗作業員も煩雑である。
そこで、顧客側の表示器にタッチパネルを備え、顧客側表示器のタッチパネルからもオペレータ側表示器のタッチパネルからも同時に商品入力することを可能とする2画面入力POSシステムも提案されている。
そのPOSシステムでは、オペレータ側表示器(タッチパネル付き)、顧客側表示器(タッチパネル付き)を備え、コンビニエンスストアなどで扱われている顧客がオペレータへ口頭で注文する商品で複数の種類が存在する商品(例:おでん)が注文された場合、それに属する商品を検索し、商品のメニューを顧客側表示器のタッチパネルとオペレータ側表示器のタッチパネルに表示する手段を用いて、オペレータ側で行う売り上げ入力作業と並行して、顧客自身が顧客側表示器から商品選択(タッチ入力)する(例えば、特許文献1参照)。
また、従来から使用されているバーコード方式の長所を保ちつつ、顧客がレジで待たされないようにする販売情報処理装置の提案もある。その販売情報処理装置では、顧客が商品を購入するとき、前記顧客によって筐体が携行されて、前記顧客によって購入される商品の販売情報が入力されたとき、前記筐体内に配置されているメモリによって前記販売情報を記憶し、この後前記顧客がレジで精算を行なうとき、前記筐体に設けられた伝送部によって前記メモリに記憶されている販売情報をレジ側に伝送して合計金額を表示させる(例えば、特許文献2参照)。
また、商品の登録を顧客自身に行わせることで係員の仕事量を削減するとともに、顧客がレジで待つ時間を短縮して顧客サービスを向上させる取引処理システムも提案されている。
この取引処理システムでは、店舗内には、店舗の通路側から商品の登録が行える様に商品登録装置が設置される。商品登録装置と、精算装置とはデータ通信ライン等で接続され、商品登録装置で登録された商品の精算処理を精算装置で行う。また、重量測定部で登録前の商品の重量と登録後の商品の重量を測定して、店舗から不正に商品が持ち出されることを防止する(例えば、特許文献3参照)。
さらに、顧客が商品を直接手にとって選択でき且つ購入したい商品を販売店内で持ち運ぶ手間を省くことを可能にする商品販売システムの提案もある。この商品売買システムでは、販売店には、販売したい商品見本を陳列し、その傍に送品情報を含む多数のタグカードを配置する。
また、販売店内には、顧客にIDカードを発行するカード発行端末、レジ端末、情報引出端末および販売店サーバーが通信ネットワークにより接続され、更に販売店サーバーを介して外部ネットワークにも接続可能である。
顧客は、販売店内の商品見本により購入したい商品を選択しそのタグカードを自己のIDカードと共にレジカウンタへ持参し、レジ端末にて支払する。商品は、指定された搬送先へ搬送される(例えば、特許文献4参照)。
特開2001−338345号公報 特開平05−035971号公報 特開平08−190671号公報 特開2003−256518号公報
上述のようにレジ店員スペースの後方などのタバコ収納ラックから、一般購入者の要望に対応して店舗作業者がタバコパックを取り出して販売する手法では、一般購入者が口頭でタバコ銘柄を店舗作業者に伝達する必要があり、店舗作業者は伝達されたタバコ銘柄のタバコパックをタバコ収納ラックから探し出す必要がある。
しかし、現在ではサプライチェーン店舗などで販売される様々な商品が多品種となっており、上述したタバコパックなどの店頭販売商品も例外ではない。このような状況に対応して店頭収容ラックの商品収容位置の個数も増大している。
しかも、上述のように店頭販売商品に新製品が頻繁に追加されるため、店頭収容ラックの商品収容位置に収容される店頭販売商品の位置も頻繁に変更されることになる。一方、いわゆるコンビニエンスストアなどのフランチャイズ店舗では、その店舗作業員は日々交代するアルバイト店員であることが多々ある。
このため、今日の巨大な店頭収容ラックの膨大な商品収容位置から、一般購入者が所望する店頭販売商品をアルバイトなどの店舗作業員が即座に発見することは、非常に困難である。
特に、タバコパックなどの店頭販売商品では、「××」「××ライト」「××メンソール」などのように、共通ブランドでの多様化が進行している。当然ながら、このようなタバコパックは銘柄画像などと呼称される製品前面画像も類似している。
このため、一般購入者が「××ライト」を所望しているのに店舗作業員が「××メンソール」と錯誤するようなことが多発する。このようなことが多発すると、店頭収容ラックに店頭販売商品が収容されていても、一般購入者を大幅に待たせることになり、店舗作業員も煩雑な作業を強いられることになる。
この場合、一般顧客は無為に多大な時間を待たされたことで、商品販売店舗に不快感を覚えることとなる。一方、店舗作業員も無為な作業に大幅な時間を消費されることになる。
このため、上述のように一般購入者が口頭でタバコ銘柄を店舗作業者に伝達することが容易でない場合があり、伝達されても店舗作業者がタバコパックをタバコ収納ラックから探し出すことが容易でない場合がある。
例えば、自動販売機では一般購入者は所望のタバコ銘柄を自由に気楽に選定することができるので、上述のような課題は発生しない。そこで、タバコパックの自動販売機を店頭や店内に設置しているサプライチェーン店舗もある。
しかし、現在のタバコパックの自動販売機には成人認証機能が必要とされている。このため、成人認証機能を利用できない一般購入者が自動販売機でタバコパックを購入できないこともある。
上述のようなことが頻発すると、当然ながら、その一般顧客が、その商品販売店舗を利用すること、その商品販売店舗で、その店頭販売商品を購入すること、が減少する原因となり、いわゆるLTV(Life Time Value)とリテンションが低下することとなる。
なお、LTVとは、個々の顧客がある製品や企業に対して付き合っている間に支払う金額合計から、その顧客を獲得・維持するための費用合計を差し引いた「累積 利益額」である。つまり、企業から見て、ある顧客が、その企業と取引している間にどれだけの価値(利益)をもたらしてくれるかを測定する、長期的な視点での指標である。
本発明は上述のような課題に鑑みてなされたものであり、レジ店員スペースの店頭収容ラックなどに収容されて一般購入者がアクセスできない店頭販売商品などでも、その購入を簡単かつ迅速としてLTVとリテンションを向上させることができる商品搬出装置、この商品搬出装置を有するデータ処理システム、を提供するものである。
本発明の商品搬出装置は、店頭販売商品を商品IDデータで商品販売処理する販売処理装置がレジ店員スペースのレジ台上に設置されているサプライチェーン店舗で利用される商品搬出装置であって、レジ台の内部に位置して特定の定型の複数種類の店頭販売商品を収容する商品収容機構と、レジ台の前面に配列されて収容されている複数種類の店頭販売商品が一般ユーザのユーザ入力操作により個々に選定される複数の商品選定スイッチと、商品収容機構に収容されていて商品選定スイッチのユーザ入力操作により選定された店頭販売商品をレジ台の後面に位置する商品搬出口から搬出する商品搬出機構と、を有する。
従って、本発明の商品搬出装置が利用されるサプライチェーン店舗では、レジ店員スペースのレジ台上に設置されている販売処理装置で、店頭販売商品が商品IDデータにより商品販売処理される。ただし、本発明の商品搬出装置では、特定の定型の複数種類の店頭販売商品を収容する商品収容機構がレジ台の内部に位置する。そこで、レジ台の前面に配列されている複数の商品選定スイッチが一般ユーザによりユーザ入力操作されると、収容されている複数種類の店頭販売商品が個々に選定される。すると、商品収容機構に収容されていて商品選定スイッチのユーザ入力操作により選定された店頭販売商品が商品搬出機構によりレジ台の後面に位置する商品搬出口から搬出される。このため、例えば、一般ユーザは従来と同様に買物カゴでレジ店員スペースに移送した各種の店頭販売商品が販売処理装置で商品販売処理されているときなどに、所望により自身で気楽に店頭販売商品の商品選定スイッチを自由にユーザ入力操作することができる。このユーザ入力操作で対応する店頭販売商品がレジ台の後方に搬出されるので、その店頭販売商品を店舗作業員はレジ台上の販売処理装置で商品販売処理することができる。
また、上述のような商品搬出装置において、商品収容機構に収容されている複数種類の店頭販売商品の商品IDデータを管理するデータ管理部と、商品搬出機構により搬出された店頭販売商品の商品IDデータを販売処理装置に伝送するデータ伝送部とを、さらに有してもよい。
また、上述のような商品搬出装置において、商品選定スイッチがユーザ入力操作されると対応する店頭販売商品の購入確認ガイダンスをレジ台の前方に報知出力する確認報知部を、さらに有し、商品搬出機構は、購入確認ガイダンスが報知出力されている状態で購入ガイダンス確認が確認報知部にユーザ入力操作されると店頭販売商品を搬出してもよい。
また、上述のような商品搬出装置において、商品収容機構に収容されている複数種類の店頭販売商品の少なくとも一部ごとに関連する商品宣伝データを保持する宣伝保持部と、商品選定スイッチが入力操作されるごとに対応する店頭販売商品に関連する商品宣伝データをレジ台の前方に報知出力する宣伝報知部とを、さらに有してもよい。
また、上述のような商品搬出装置において、レジ台と一体に形成されていてもよい。
また、上述のような商品搬出装置において、店頭販売商品に付与されている商品IDデータを読取操作するID読取部を、さらに有し、商品搬出機構は、商品選定スイッチがユーザ入力操作されなくとも商品IDデータが読取操作されると対応する店頭販売商品を搬出してもよい。
また、上述のような商品搬出装置において、特定の店頭販売商品の少なくとも一部がタバコパックとタバコカートンとの少なくとも一方からなってもよい。
また、上述のような商品搬出装置において、一人の一般ユーザによる商品選定スイッチへのユーザ入力操作を一つのユーザ行動履歴として記録する履歴記録部を、さらに有してもよい。
本発明のデータ処理システムは、店頭販売商品を商品IDデータで商品販売処理する販売処理装置が複数のサプライチェーン店舗に個々に設置されているデータ処理システムであって、本発明の商品搬出装置がサプライチェーン店舗ごとに設置されており、複数のサプライチェーン店舗で任意に記録されたユーザ行動履歴をデータ収集する記録収集部を有する。
なお、本発明の各種の構成要素は、その機能を実現するように形成されていればよく、例えば、所定の機能を発揮する専用のハードウェア、所定の機能がコンピュータプログラムにより付与されたコンピュータ装置、コンピュータプログラムによりコンピュータ装置に実現された所定の機能、これらの任意の組み合わせ、等として実現することができる。
また、本発明の各種の構成要素は、個々に独立した存在である必要もなく、複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、一つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等でよい。
本発明の商品搬出装置では、特定の定型の複数種類の店頭販売商品を収容する商品収容機構がレジ台の内部に位置する。そこで、レジ台の前面に配列されている複数の商品選定スイッチが一般ユーザによりユーザ入力操作されると、収容されている複数種類の店頭販売商品が個々に選定される。すると、商品収容機構に収容されていて商品選定スイッチのユーザ入力操作により選定された店頭販売商品が商品搬出機構によりレジ台の後面に位置する商品搬出口から搬出される。このため、例えば、一般ユーザは従来と同様に買物カゴでレジ店員スペースに移送した各種の店頭販売商品が販売処理装置で商品販売処理されているときなどに、所望により自身で気楽に店頭販売商品の商品選定スイッチを自由にユーザ入力操作することができる。このユーザ入力操作で対応する店頭販売商品がレジ台の後方に搬出されるので、その店頭販売商品を店舗作業員はレジ台上の販売処理装置で商品販売処理することができる。このため、レジ店員スペースの店頭収容ラックなどに収容されて一般購入者がアクセスできない店頭販売商品などでも、その購入を簡単かつ迅速としてLTVとリテンションを向上させることができる。
本発明の実施の形態のデータ処理システムの商品搬出装置の使用状態を示す模式的な側面図である。 商品搬出装置などが設置されたサプライチェーン店舗であるコンビニエンスストアのレジ店員スペースの外観を示す模式的な斜視図である。 商品搬出装置の前面の外観を示す正面図である。 商品搬出装置の後面の外観を示す背面図である。 特定の店頭販売商品であるタバコパックの外観を示す斜視図である。 商品搬出装置の回路構造を示すブロック図である。 データ処理システムの論理構造を示す模式的なブロック図である。 データ処理システムの物理構造を示す模式的なブロック図である。 商品搬出装置のデータ処理方法を示すフローチャートである。 データ処理装置のデータ処理方法を示すフローチャートである。 商品搬出装置の商品選定スイッチであるタバコダミースイッチやディスプレイユニットなどの作動状態を示す模式的な正面図である。 一の変形例の商品搬出装置のタバコダミースイッチやディスプレイユニットなどの作動状態を示す模式的な正面図である。
本発明の実施の一形態を図面を参照して以下に説明する。本実施の形態のデータ処理システム1000では、図1および図2および図8に示すように、各種の店頭販売商品(図示せず)を商品販売処理する販売処理装置200が、商品搬出装置100とともに、複数のサプライチェーン店舗であるコンビニエンスストアCVSに個々に設置されている。
そして、本実施の形態の商品搬出装置100は、図1ないし図7等に示すように、レジ台300の内部に位置して特定の定型の複数種類のタバコパックSTPを収容する商品収容機構110と、レジ台300の前面に配列されて収容されている複数種類のタバコパックSTPが一般ユーザCUUのユーザ入力操作YICにより個々に選定される複数のタバコダミースイッチ120と、商品収容機構110に収容されていてタバコダミースイッチ120のユーザ入力操作YICにより選定されたタバコパックSTPをレジ台300の後面に位置する商品搬出口131から搬出する商品搬出機構130と、を有する。
より具体的には、本実施の形態の商品搬出装置100は、例えば、図1および図2に示すように、レジ台300に前後方向に形成された専用の貫通孔310にビルトインされている。
図2および図3に示すように、商品搬出装置100は、ユーザ移動スペースCMSに対向する前面に、複数種類のタバコパックSTPに個々に対応した複数のタバコダミースイッチ120が配列されている。
タバコパックSTPは、図5に示すように、前面に銘柄画像が表記されている。そこで、タバコダミースイッチ120も、対応するタバコパックSTPの銘柄画像が個々に表記されている(図示せず)。
より具体的には、例えば、タバコダミースイッチ120は、銘柄画像が表記された透光性の銘柄カバーが交換自在な前面に装着されており、その内部にはLED(Light Emitting Diode)等の光源が設置されている(図示せず)。
上述したタバコダミースイッチ120や商品収容機構110や商品搬出機構130などのハードウェアは、例えば、既存の自動販売機と同様な構造で実現することができる(図示せず)。
なお、タバコパックSTPは側面に商品IDデータTIDがバーコード画像として表記されているので、そのバーコード画像で商品IDデータTIDを販売処理装置200に光学読取させることでタバコパックSTPが商品販売処理される。
また、商品搬出装置100は、図3に示すように、詳細には後述するが、一般ユーザCUUに各種のガイダンスメッセージを表示出力する横長のディスプレイユニット102も前面上部に配置されている。
一方、商品搬出装置100は、図4に示すように、後面下部に商品搬出機構130の商品搬出口131が形成されている。また、詳細には後述するが、後面上部には店舗作業員CSCにタバコパックSTPの搬出を報知出力するパイロットランプ103が配置されている。なお、後面中央には、タバコパックSTPの補充に利用される商品収容機構110のタバコ補充ハッチ111が開閉自在に装着されている。
なお、図6に示すように、商品搬出装置100は、コンピュータユニット101を有しており、このコンピュータユニット101に、上述のような、商品収容機構110、タバコダミースイッチ120、商品搬出機構130、ディスプレイユニット102、パイロットランプ103、光学センサ104、データ通信ユニット106、等のハードウェアが接続されている。
光学センサ104は商品搬出機構130の商品搬出口131に配置されており、この商品搬出口131に搬出されたタバコパックSTPが店舗作業員CSCに取得されたことを光学検出する。
なお、コンピュータユニット101には適正なコンピュータプログラムが実装されており、このコンピュータプログラムに対応して各種の処理動作を実行することにより、図7に示すように、確認報知部140と履歴記録部150も論理的に形成されている。
確認報知部140は、コンピュータユニット101がディスプレイユニット102のデータ表示を動作制御する機能などに相当し、タバコダミースイッチ120がユーザ入力操作されると対応するタバコパックSTPの購入確認ガイダンスBCGをレジ台300の前方に報知出力する。
このため、商品搬出機構130は、購入確認ガイダンスBCGが報知出力されている状態で購入ガイダンス確認BGCが確認報知部140にユーザ入力操作されるとタバコパックSTPを搬出する。
さらに、履歴記録部150は、コンピュータユニット101がタバコダミースイッチ120や確認報知部140の動作を記録する内蔵メモリ(図示せず)の記憶エリアなどに相当し、一人の一般ユーザCUUによるタバコダミースイッチ120へのユーザ入力操作YICを一つのユーザ行動履歴YMRとして記録する。
なお、販売処理装置200は、いわゆるPOS端末や電子キャッシュレジスタなどからなる。この販売処理装置200もコンピュータユニット(図示せず)を有しており、そのコンピュータユニットが実装されているコンピュータプログラムに対応して各種動作を実行することにより、各部が各種機能として論理的に実現されている。
このため、販売処理装置200は、図7に示すように、前述のように入力される商品IDデータTIDでタバコパックSTPなどの店頭販売商品を商品販売処理して販売履歴データSRDを生成する販売処理部210と、生成された販売履歴データSRDを本部管理装置600に送信する履歴送信部220と、を有する。
なお、本実施の形態のデータ処理システム1000では、図8に示すように、商品搬出装置100と販売処理装置200とは、複数のコンビニエンスストアCVSの各々に個々に設置されている。
そして、その複数の販売処理装置200は、WAN(Wide Area Network)などの通信ネットワークCINを経由するなどして、コンビニエンス本部CVHの本部管理装置600に接続されている。
同様に、複数の商品搬出装置100は、やはり通信ネットワークCINを経由するなどして、商品製造メーカTMMのデータベースサーバなどのデータ処理装置500に接続されている。
なお、本実施の形態では図示を簡単とするため、商品製造メーカTMMとコンビニエンス本部CVHとが通信ネットワークCINを共用しているように図示しているが、これは各々が社内LAN(Local Area Network)などの専用の通信ネットワークを利用していてもよい(図示せず)。
さらに、上述のような商品製造メーカTMMのデータ処理装置500は、例えば、専用回線(図示せず)などの通信ネットワークでコンビニエンス本部CVHの本部管理装置600と接続されていてもよい。
このような本部管理装置600やデータ処理装置500も、その各々のコンピュータユニット(図示せず)がコンピュータプログラムに対応して各種処理を実行することなどで、各部が各種機能として論理的に実現されている。
このため、本部管理装置600は、複数のコンビニエンスストアCVSの販売処理装置200から販売履歴データSRDをデータ収集する履歴収集部610を有する。同様に、タバコパックSTP等の商品製造メーカTMMのデータ処理装置500は、複数のコンビニエンスストアCVSで任意に記録されたユーザ行動履歴YMRをデータ収集する記録収集部510を有する。
なお、本実施の形態のコンビニエンスストアCVSでは、図2に示すように、店舗作業員CSCが位置するレジ店員スペースSRSの後方に、従来と同様にタバコパックSTP等が在庫される店頭収容ラック400も配置されている。
上述のような構成において、例えば、コンビニエンスストアCVSなどで特定の店頭販売商品であるタバコパックSTPは、図2に示すように、レジ店員スペースSRSの後方に店頭収容ラック400などで陳列されており、一般ユーザCUUの自由なアクセスは困難な場合がある。
このため、タバコパックSTPの購入を希望する一般ユーザCUUは、従来はレジ店員スペースSRSの店舗作業員CSCにタバコ銘柄と個数などを口頭で伝達することで、所望のタバコパックSTPを購入していた。
その場合、図5に示すように、タバコパックSTPには商品IDデータTIDがバーコード画像として表記されているので、店舗作業員CSCがタバコパックSTPのバーコード画像を販売処理装置200のバーコードリーダに光学読取させることで商品IDデータTIDを入力する。
すると、その商品IDデータTIDでタバコパックSTPの商品販売処理が実行されて販売履歴データSRDが生成される。この販売履歴データSRDは、例えば、所定タイミングでコンビニエンスストアCVSの販売処理装置200からコンビニエンス本部CVHの本部管理装置600に送信される。
この本部管理装置600は、販売戦略の立案などに利用できるように、上述のように多数のコンビニエンスストアCVSの販売処理装置200から販売履歴データSRDをデータ収集する。
ただし、本実施の形態のデータ処理システム1000では、上述のような従来と同様なタバコパックSTPの販売方式だけでなく、商品搬出装置100を利用した簡易な販売方式も実現している。
より具体的には、例えば、一般ユーザCUUが購入する各種の店頭販売商品を買物カゴに収容してレジ店員スペースSRSまで移送した場合(図示せず)、店舗作業員CSCは、その店頭販売商品を販売処理装置200で一個ずつ商品販売処理することになる。
このとき、一般ユーザCUUは、所望により商品搬出装置100を手動操作して購入する店頭販売商品にタバコパックSTPを追加することができる。商品搬出装置100は、図3に示すように、ディスプレイユニット102に「購入希望のタバコスイッチを押してください」などのガイダンスメッセージが常時表示されている。
また、タバコダミースイッチ120は、前述のように透光性の銘柄カバーの後方に光源が設置されており、図9に示すように、全部のタバコダミースイッチ120が均等に省電力モードで常時点灯されている(ステップS1)。
そこで、上述のようなディスプレイユニット102のガイダンスメッセージとタバコダミースイッチ120とを確認した一般ユーザCUUは、所望のタバコダミースイッチ120をユーザ入力操作することができる。
すると、これを検知した商品搬出装置100では(ステップS2−Y)、これが一人の一般ユーザCUUによるユーザ行動履歴YMRの開始として記録される(ステップS3)。さらに、図11に示すように、ユーザ入力操作されたタバコダミースイッチ120が明転されるとともに(ステップS4)、他のタバコダミースイッチ120が暗転される(ステップS5)。
同時に、「このタバコE(銘柄名称)を購入する場合、購入したい個数分、タバコスイッチを押してください」などの購入確認ガイダンスBCGがディスプレイユニット102に表示出力される(ステップS6)。
そこで、これを確認した一般ユーザCUUは、そのタバコパックSTPを本当に購入したい場合には、そのタバコダミースイッチ120を所望の回数までユーザ入力操作することになる。
すると、これを検知した商品搬出装置100では(ステップS7−Y)、図1に示すように、商品収容機構110に収容されているタバコパックSTPが、商品搬出機構130によりレジ台300の後面に位置する商品搬出口131に搬出される(ステップS8)。
このとき、商品搬出装置100では、上述のタバコパックSTPの購入確定も、ユーザ行動履歴YMRとして記録される(ステップS9)。さらに、レジ台300の後面上部に位置するパイロットランプ103が点灯されるので(ステップS10)、これで商品搬出装置100の商品搬出口131にタバコパックSTPが搬出されたことが店舗作業員CSCに確実に報知される。
なお、上述のように一般ユーザCUUがタバコダミースイッチ120をユーザ入力操作するごとに(ステップS7−Y)、タバコパックSTPが商品搬出口131に搬出され(ステップS8)、ユーザ行動履歴YMRも記録される(ステップS9)。
そして、一般ユーザCUUが所望の個数まで商品搬出口131に搬出させたタバコパックSTPを店舗作業員CSCが取得すると、これが光学センサ104で検出されてパイロットランプ103が消灯される(ステップS11,S12)。そこで、このように取得されたタバコパックSTPも店舗作業員CSCは販売処理装置200で商品販売処理することになる。
なお、前述のように一般ユーザCUUがタバコダミースイッチ120を一回だけユーザ入力操作してから(ステップS2−Y)、所望により他のタバコダミースイッチ120をユーザ入力操作することもできる(ステップS14−Y)。この場合も、そのタバコダミースイッチ120に対応して、上述のユーザ行動履歴YMRの記録などの一連の処理動作が実行される(ステップS3〜S7)。
また、前述のように一般ユーザCUUがタバコダミースイッチ120を一回だけユーザ入力操作しても(ステップS2−Y)、そのまま所定時間が経過するまで第二のユーザ入力操作がないと(ステップS14−N,S15−Y)、これがタバコパックSTPの購入中止のユーザ行動履歴YMRとして記録される(ステップS16)。
一方、商品製造メーカTMMのデータ処理装置500は、図10に示すように、例えば、一日一回などの所定の履歴受信日時となると(ステップT1−Y)、複数のコンビニエンスストアCVSの商品搬出装置100に記録収集要求を配信する(ステップT2)。
すると、図9に示すように、これを受信したコンビニエンスストアCVSの商品搬出装置100では(ステップS13)、例えば、前回の送信以後の一日分などのユーザ行動履歴YMRを、商品製造メーカTMMのデータ処理装置500に返信する(ステップS17)。
そこで、この商品製造メーカTMMのデータ処理装置500は、複数のコンビニエンスストアCVSの商品搬出装置100から返信されるユーザ行動履歴YMRをデータ収集することになる(ステップT3)。
このようにデータ処理装置500には、ユーザ行動履歴YMRがデータ収集されるので(ステップT1〜T3)、例えば、商品製造メーカTMMではユーザ行動履歴YMRを様々に分析することが可能となる。
本実施の形態のデータ処理装置500では、従来のPOSシステムの本部管理装置600などでデータ収集される、「どのタバコ銘柄が、どの曜日の、どの時刻帯に、何個、販売されたか」などの、一般的なPOSデータの他、例えば、以下のようなユーザ行動履歴YMRもデータ収集される。
「タバコ搬出までに、スイッチ操作を、やり直した回数」
「タバコ搬出までに、スイッチ操作された複数種類のタバコ銘柄の共通属性」
「スイッチ操作の開始からタバコ搬出の完了までの所用時間」
「タバコ搬出までの、スイッチ操作ごとの停止時間」
「タバコ搬出までの、スイッチ操作の迷走パターン」
「連続に搬出されたタバコパックの個数」
さらに、この商品搬出装置100は、タバコダミースイッチ120がユーザ入力操作されたもののタバコパックSTPの搬出が中止された場合も、ユーザ行動履歴YMRとして記録する。このため、以下のように、購入されなかったタバコパックSTPに関連するユーザ行動履歴YMRもデータ収集される。
「搬出中止までに、スイッチ操作を、やり直した回数」
「搬出中止までに、スイッチ操作で検討された複数種類のタバコ銘柄の共通属性」
「スイッチ操作の開始から搬出中止までの所用時間」
「搬出中止までの、スイッチ操作ごとの停止時間」
「搬出中止までの、スイッチ操作の迷走パターン」
そこで、本実施の形態の商品製造メーカTMMでは、例えば、図10に示すように、データ処理装置500に各種の分析条件を入力することで(ステップT4−Y)、上述のような各種のユーザ行動履歴YMRを、タバコ銘柄ごと、曜日ごと、時間帯ごと、などで分析させて出力させるようなことができる(ステップT5,T6)。
本実施の形態の商品搬出装置100では、上述のようにレジ台300の前面に配列されている複数のタバコダミースイッチ120が一般ユーザCUUによりユーザ入力操作されると、収容されている複数種類のタバコパックSTPが個々に選定される。
すると、商品収容機構110に収容されていてタバコダミースイッチ120のユーザ入力操作YICにより選定されたタバコパックSTPが商品搬出機構130によりレジ台300の後面に位置する商品搬出口から搬出される。
このため、例えば、一般ユーザCUUは従来と同様に買物カゴでレジ店員スペースに移送した各種のタバコパックSTPが販売処理装置200で商品販売処理されているときなどに、所望により自身で気楽にタバコパックSTPのタバコダミースイッチ120を自由にユーザ入力操作することができる。
このユーザ入力操作YICで対応するタバコパックSTPがレジ台300の後方に搬出されるので、そのタバコパックSTPを店舗作業員CSCはレジ台300上の販売処理装置200で商品販売処理することができる。
このため、図2に示すように、レジ店員スペースSRSの店頭収容ラック400などに収容されて一般購入者がアクセスできないタバコパックSTPなどでも、その購入を簡単かつ迅速としてLTVとリテンションを向上させることができる。
特に、本実施の形態の商品搬出装置100では、一般ユーザCUUは一般的な自動販売機でタバコパックSTP等を購入するときと同様なユーザ入力操作YICで、直感的にタバコパックSTP等を選定する行動ができる。それでいて、タバコパックSTPは店舗作業員CSCに搬出されて対面販売となるので、現在の自動販売機で必要とされている成人認証が必要ない。
さらに、前述のように店舗作業員CSCが販売処理装置200で商品販売処理を実行しているときに、一般ユーザCUUは商品搬出装置100をユーザ入力操作してタバコパックSTPを追加注文することができる。
このため、店舗作業員CSCの商品販売処理の完了に待機している一般ユーザCUUが、所望により周囲に気兼ねなくタバコパックSTPを選定して追加注文するようなことができる。
しかも、本実施の形態の商品搬出装置100では、タバコダミースイッチ120がユーザ入力操作されると対応するタバコパックSTPの購入確認ガイダンスBCGをレジ台300の前方に報知出力する確認報知部140も有し、商品搬出機構130は、購入確認ガイダンスBCGが報知出力されている状態で購入ガイダンス確認BGCが確認報知部140にユーザ入力操作されるとタバコパックSTPを搬出する。
このため、一般ユーザCUUは本当に購入したいタバコパックSTPかを確実に確認してから注文することができる。従って、例えば、一般ユーザCUUの脚部がタバコダミースイッチ120に衝突したときや、一般ユーザCUUが興味本意のみでタバコダミースイッチ120をユーザ入力操作したような場合に、不要にタバコパックSTPが搬出されることもない。
さらに、本実施の形態の商品搬出装置100は、上述のようにタバコダミースイッチ120が最初にユーザ入力操作されても、同一のタバコダミースイッチ120が再度操作されることなく所定時間が経過すると、自動的に初期状態に復帰する。
このため、上述のように一般ユーザCUUの脚部がタバコダミースイッチ120に衝突したときや、一般ユーザCUUが興味本意のみでタバコダミースイッチ120をユーザ入力操作したような場合でも、一般ユーザCUUや店舗作業員CSCの所定操作などを必要とすることなく初期状態に復帰することができる。
しかも、購入ガイダンス確認BGCとしては、最初に押圧したタバコダミースイッチ120を再度押圧すればよい。このため、そのユーザ入力操作YICが極度に簡単で迅速に実行することができ、一般ユーザCUUに煩雑なユーザ入力操作YICなどを強要することがない。
さらに、上述のようにユーザ入力操作するタバコダミースイッチ120は、タバコパックSTPの銘柄画像が表記されている。このため、一般ユーザCUUは所望のタバコパックSTPを迅速かつ確実に発見して確認することができる。
しかも、図11に示すように、一般ユーザがタバコダミースイッチ120を一度押圧して購入確認ガイダンスBCGがディスプレイユニット102に表示出力されたとき、該当するタバコダミースイッチ120は明転して他のタバコダミースイッチ120は暗転する。
このため、一般ユーザCUUはユーザ入力操作したタバコダミースイッチ120を一目で確認することができ、例えば、誤操作したタバコダミースイッチ120なども確実に確認することができる。
さらに、本実施の形態の商品搬出装置100は、常時は複数のタバコダミースイッチ120を弱点灯としている。しかも、上述のようにタバコダミースイッチ120がユーザ入力操作されると、他のタバコダミースイッチ120は暗転させる。このため、タバコ銘柄の確認を容易としながらも消費電力を削減することができ、温室効果ガスの排出削減に寄与することができる。
さらに、本実施の形態の商品搬出装置100は、上述のように一般ユーザCUUの装置前面でのユーザ入力操作YICで装置後方にタバコパックSTPが搬出されると、装置後面のパイロットランプ103が点灯する。
このため、商品搬出装置100の後方で販売処理装置200で商品販売処理などを実行している店舗作業員CSCが、一般ユーザCUUによるタバコパックSTPの追加注文を即座に確実に認識することができる。
しかも、本実施の形態の商品搬出装置100は、商品搬出機構130の商品搬出口131に光学センサ104が配置されており、搬出されたタバコパックSTPが店舗作業員CSCに取得されると、これが光学センサ104で光学検出されてパイロットランプ103が消灯される。
このため、タバコパックSTPの取得を完了した店舗作業員CSCがパイロットランプ103を手動操作で消灯するような必要がなく、複数のタバコパックSTPが搬出された場合でも全部を確実に取得したことをパイロットランプ103の消灯で確認することができる。
さらに、本実施の形態の商品搬出装置100は、一人の一般ユーザCUUによるタバコダミースイッチ120へのユーザ入力操作YICを一つのユーザ行動履歴YMRとして履歴記録部150で記録する。
そして、本実施の形態のデータ処理システム1000では、上述のような商品搬出装置100がコンビニエンスストアCVSごとに設置されており、複数のコンビニエンスストアCVSで任意に記録されたユーザ行動履歴YMRをデータ処理装置500の記録収集部510がデータ収集する。
このため、少なくとも特定のタバコパックSTP等の商品販売処理に利用されるタバコパックSTPを搬出させた一般ユーザCUUのユーザ行動履歴YMRが、複数のコンビニエンスストアCVSで任意に記録されてデータ収集される。
従って、一般的な販売履歴データSRDだけでは不可能なユーザ行動履歴YMRまでデータ収集することができるので、特定のタバコパックSTP等の販売戦略の立案などに有効に利用することができる。
特に、商品搬出装置100は一般ユーザCUUによるタバコパックSTPの購入のみに利用され、そのユーザ行動履歴YMRは商品製造メーカTMMのデータ処理装置500にデータ収集される。
このため、煩雑な各種の店頭販売商品には関係なく、自動販売機では成人認証が必要で購入が煩雑な、タバコパックSTP等に特化してユーザ行動履歴YMRをデータ収集することができる。
しかも、商品搬出装置100は、タバコダミースイッチ120をユーザ入力操作しながらも最終的にタバコパックSTPを搬出しなかった、一人の一般ユーザCUUのユーザ入力操作も一つのユーザ行動履歴YMRとして記録する。
このため、データ処理装置500は、従来のPOSシステムでは不可能だった、店頭販売商品の購入を途中で断念した一般ユーザCUUのユーザ行動履歴YMRもデータ収集することができる。
さらに、商品搬出装置100では、購入できるタバコパックSTPが複数のタバコダミースイッチ120として二次元状に配列されて提示され、その複数のタバコダミースイッチ120へのユーザ入力操作YICもユーザ行動履歴YMRとして記録される。
このため、データ処理装置500は、やはり従来のPOSシステムでは不可能だった、タバコパックSTP等の選定や検討の過程から購入や断念までの一般ユーザCUUの行動過程なども、ユーザ行動履歴YMRとしてデータ収集することができる。
しかも、本実施の形態のデータ処理システム1000では、履歴記録部150は、タバコパックSTPの搬出までに選定された複数のタバコパックSTP等を順番とともにユーザ行動履歴YMRに記録する。
このため、複数のタバコダミースイッチ120の配列を迷走してタバコパックSTPを選定したユーザ入力操作もユーザ行動履歴YMRに記録される。従って、タバコダミースイッチ120の配置が適正か、どのような迷走パターンの顧客が、どのような銘柄のタバコパックSTPを購入する傾向にあるか、など、やはり従来のPOSシステムでは不可能だった、一般ユーザCUUの商品購入までの思考過程なども分析することが期待できる。
ただし、上述のユーザ行動履歴YMRは商品搬出装置100を利用してタバコパックSTP等を購入した一般ユーザCUUの行動のみ反映しており、従来と同様に店頭収容ラック400からタバコパックSTP等を購入した一般ユーザCUUの行動は反映していない。
そこで、商品製造メーカTMMのデータ処理装置500が業務提携したコンビニエンス本部CVHの本部管理装置600からタバコパックSTP等の販売履歴データSRDを取得することにより、商品搬出装置100でタバコパックSTP等を購入した一般ユーザCUUの行動をユーザ行動履歴YMRで分析するとともに、商品搬出装置100を利用することなくタバコパックSTP等を購入した一般ユーザCUUの行動を販売履歴データSRDで分析し、その差異を解析するようなことも期待できる。
さらに、図6および図7に示すように、上述のようにユーザ行動履歴YMRを記録する履歴記録部150は、複数のコンビニエンスストアCVSに設置されている商品搬出装置100の各々に形成されており、そのユーザ行動履歴YMRをデータ収集する記録収集部510は、商品製造メーカTMMのデータ処理装置500に形成されている。
このため、ユーザ行動履歴YMRが発生するごとに通信ネットワークCINでリアルタイムに通信する必要がないので、通信ネットワークCINの輻輳を防止することができ、商品製造メーカTMMの一個のデータ処理装置500が、複数のコンビニエンスストアCVSから多数のユーザ行動履歴YMRを効率的にデータ収集することができる。
しかも、商品搬出装置100はレジ台300の貫通孔310にビルトインされている。このため、既存のレジ台300の簡単な加工で商品搬出装置100を適正な位置に配置することができる。
なお、本発明は本実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で各種の変形を許容する。例えば、上記形態では商品搬出装置100が搬出したタバコパックSTPが店舗作業員CSCにより販売処理装置200で従来と同様に商品販売処理されることを例示した。
しかし、上述のような商品搬出装置(図示せず)が、商品収容機構110に収容されている複数種類のタバコパックSTPの商品IDデータTIDを管理するデータ管理部と、商品搬出機構130により搬出されたタバコパックSTPの商品IDデータTIDを販売処理装置200に伝送するデータ伝送部とを、さらに有してもよい。
この場合、ユーザ入力操作YICにより商品搬出装置100がタバコパックSTPを搬出すると、その商品IDデータTIDが販売処理装置200で自動的に商品販売処理されるので、店舗作業員CSCの作業の負担を軽減して迅速とすることができる。
また、上記形態では商品搬出装置100のディスプレイユニット102に各種のガイダンスメッセージが表示出力されることのみ例示した。しかし、上述のような商品搬出装置(図示せず)が、商品収容機構110に収容されている複数種類のタバコパックSTPの少なくとも一部ごとに関連する商品宣伝データCVDを保持する宣伝保持部と、タバコダミースイッチ120が入力操作されるごとに対応するタバコパックSTPに関連する商品宣伝データCVDをレジ台300の前方に報知出力する宣伝報知部とを、さらに有してもよい。
例えば、一般ユーザCUUがタバコダミースイッチ120をユーザ入力操作したとき、図12に示すように、新製品のタバコパックSTP、相関した特性のタバコパックSTP、上位製品のタバコパックSTP、等をディスプレイユニット102に表示出力してもよい。
このとき、その商品宣伝データCVDで宣伝されるタバコパックSTPに対応したタバコダミースイッチ120を、例えば、図12に示すように、ユーザ入力操作YICなしに点灯や点滅させてもよい。
当然ながら、この推奨により選択されたタバコ銘柄などもユーザ行動履歴YMRとして記録することができる。なお、上述のような商品宣伝データがレジ台300の前方に音声出力されてもよい。
さらに、上記形態ではレジ台300を加工して商品搬出装置100をビルトインすることを例示した。しかし、このような商品搬出装置(図示せず)が、レジ台300と一体に形成されていてもよい。
また、上記形態では商品搬出装置100のタバコダミースイッチ120のユーザ入力操作YICのみでタバコパックSTPが注文されることを例示した。しかし、店頭販売商品のなかでもタバコパックSTPは、携帯保持性および嗜好性が高い。このため、特定銘柄のタバコパックSTPの購入を希望する一般ユーザCUUは、そのタバコパックSTPを所持している可能性が高い。
そこで、上述のような商品搬出装置(図示せず)が、タバコパックSTPに付与されている商品IDデータTIDを読取操作するID読取部も有し、商品搬出機構130は、タバコダミースイッチ120がユーザ入力操作されなくとも商品IDデータTIDが読取操作されると対応するタバコパックSTPを搬出してもよい。
この場合、一般ユーザCUUは所持しているタバコパックSTPの商品IDデータTIDを商品搬出装置に読取操作させるだけで、新品のタバコパックSTPを簡単に注文することができる。
また、上記形態では商品搬出装置100の前面に複数のタバコダミースイッチ120が機械的に配列されていることを例示した。しかし、このような商品搬出装置(図示せず)の前面に一個の大型のタッチパネルが設置されており、そこに複数のタバコダミースイッチが画像表示されてもよい。
さらに、上記形態では商品搬出装置100が店頭販売商品としてタバコパックSTPを搬出することを例示した。しかし、このような店頭販売商品が、タバコカートンや缶詰飲料などであってもよい(図示せず)。
また、上記形態では商品搬出装置100などの各部がコンピュータプログラムにより各種機能として論理的に実現されることを例示した。しかし、このような各部の各々を固有のハードウェアとして形成することもでき、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせとして実現することもできる。
なお、当然ながら、上述した実施の形態および複数の変形例は、その内容が相反しない範囲で組み合わせることができる。また、上述した実施の形態および変形例では、各部の構造などを具体的に説明したが、その構造などは本願発明を満足する範囲で各種に変更することができる。
100 商品搬出装置
101 コンピュータユニット
102 ディスプレイユニット
103 パイロットランプ
104 光学センサ
106 データ通信ユニット
110 商品収容機構
111 タバコ補充ハッチ
120 タバコダミースイッチ
130 商品搬出機構
131 商品搬出口
140 確認報知部
150 履歴記録部
200 販売処理装置
210 販売処理部
220 履歴送信部
300 レジ台
310 貫通孔
400 店頭収容ラック
500 データ処理装置
510 記録収集部
600 本部管理装置
610 履歴収集部
1000 データ処理システム
BCG 購入確認ガイダンス
BGC 購入ガイダンス確認
CIN 通信ネットワーク
CMS ユーザ移動スペース
CSC 店舗作業員
CUU 一般ユーザ
CVD 商品宣伝データ
CVH コンビニエンス本部
CVS コンビニエンスストア
SRD 販売履歴データ
SRS レジ店員スペース
STP タバコパック
TID 商品IDデータ
TMM 商品製造メーカ
YIC ユーザ入力操作
YMR ユーザ行動履歴

Claims (9)

  1. 店頭販売商品を商品IDデータで商品販売処理する販売処理装置がレジ店員スペースのレジ台上に設置されているサプライチェーン店舗で利用される商品搬出装置であって、
    前記レジ台の内部に位置して特定の定型の複数種類の前記店頭販売商品を収容する商品収容機構と、
    前記レジ台の前面に配列されて収容されている複数種類の前記店頭販売商品が一般ユーザのユーザ入力操作により個々に選定される複数の商品選定スイッチと、
    前記商品収容機構に収容されていて前記商品選定スイッチのユーザ入力操作により選定された前記店頭販売商品を前記レジ台の後面に位置する商品搬出口から搬出する商品搬出機構と、
    を有する商品搬出装置。
  2. 前記商品収容機構に収容されている複数種類の前記店頭販売商品の前記商品IDデータを管理するデータ管理部と、
    前記商品搬出機構により搬出された前記店頭販売商品の前記商品IDデータを前記販売処理装置に伝送するデータ伝送部とを、
    さらに有する請求項1に記載の商品搬出装置。
  3. 前記商品選定スイッチがユーザ入力操作されると対応する前記店頭販売商品の購入確認ガイダンスを前記レジ台の前方に報知出力する確認報知部を、さらに有し、
    前記商品搬出機構は、前記購入確認ガイダンスが報知出力されている状態で購入ガイダンス確認が前記確認報知部にユーザ入力操作されると前記店頭販売商品を搬出する請求項1または2に記載の商品搬出装置。
  4. 前記商品収容機構に収容されている複数種類の前記店頭販売商品の少なくとも一部ごとに関連する商品宣伝データを保持する宣伝保持部と、
    前記商品選定スイッチが入力操作されるごとに対応する前記店頭販売商品に関連する前記商品宣伝データを前記レジ台の前方に報知出力する宣伝報知部とを、
    さらに有する請求項1ないし3の何れか一項に記載の商品搬出装置。
  5. 前記レジ台と一体に形成されている請求項1ないし4の何れか一項に記載の商品搬出装置。
  6. 前記店頭販売商品に付与されている前記商品IDデータを読取操作するID読取部を、さらに有し、
    前記商品搬出機構は、前記商品選定スイッチがユーザ入力操作されなくとも前記商品IDデータが読取操作されると対応する前記店頭販売商品を搬出する請求項1ないし5の何れか一項に記載の商品搬出装置。
  7. 特定の前記店頭販売商品の少なくとも一部がタバコパックとタバコカートンとの少なくとも一方からなる請求項1ないし6の何れか一項に記載の商品搬出装置。
  8. 一人の前記一般ユーザによる前記商品選定スイッチへの前記ユーザ入力操作を一つのユーザ行動履歴として記録する履歴記録部を、
    さらに有する請求項1ないし7の何れか一項に記載の商品搬出装置。
  9. 店頭販売商品を商品IDデータで商品販売処理する販売処理装置が複数のサプライチェーン店舗に個々に設置されているデータ処理システムであって、
    請求項8に記載の商品搬出装置が前記サプライチェーン店舗ごとに設置されており、
    複数の前記サプライチェーン店舗で任意に記録された前記ユーザ行動履歴をデータ収集する記録収集部を有するデータ処理システム。
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