JP2010190509A - 異常検知装置および水温検出手段配設判断装置 - Google Patents

異常検知装置および水温検出手段配設判断装置 Download PDF

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孝司 千田
Katsuya Kuwaki
克也 桑木
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光昭 長嶺
Shigehiko Matsuoka
滋彦 松岡
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Abstract

【課題】給湯部と、湯と水とを混合する混合弁とを繋ぐ給湯配管に配設されるべき水温検出手段が他の配管に誤配設された場合に、その事を検知できる異常検知装置を提供する。
【解決手段】この異常検知装置は、給湯部3,5から湯水が流出する状態であるか否かを検知する流量センサW1,W2と、給湯部3,5からの湯水が設定温度になる様に混合弁B2,B3を制御する制御部51と、貯湯タンク1内の湯の温度を検出するサーミスタT1と、給湯配管h5,h8に流れる湯水の温度を検出するサーミスタT2,T3と、給湯部3,5から湯水が流出する状態であることが検知される状態で、且つサーミスタT2,T3の検出温度が前記設定温度よりも低く且つサーミスタT1の検出温度が前記設定温度よりも高い状態が、所定時間継続した場合に、異常状態と判定する判定部52とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、貯湯式給湯装置に適用される異常検知装置に関し、特に、湯と水とを混合する混合弁と、シャワー,カランまたは浴槽などの給湯部とを繋ぐ給湯配管に関し、その配管に配設されるべき水温検出手段が他の配管に誤配設されていること検知する技術に関する。
貯湯式給湯装置では、浴槽と湯張り混合弁とを繋ぐ湯張り配管、および浴槽以外の給湯部(シャワーやカラン)と給湯混合弁とを繋ぐ給湯配管のそれぞれに、その配管に流れる湯水の温度を検出するサーミスタ(水温検出手段)が配設されている。
そして、給湯部(例えばカラン)から所望の設定温度の湯を出湯する場合には、リモコン装置に所望の設定温度を設定してカランを開操作すると、給湯混合弁において、貯湯タンクからの湯と給水管からの水とが混合され、給湯配管を通じてアランから出湯される。そしてその給湯配管に流れる湯水の温度が、その給湯配管に配設された給湯サーミスタにより検出され、所定の制御装置により、前記給湯サーミスタの検出温度が前記設定温度になる様に給湯混合弁が制御される。この様にして、カランから設定温度の湯が出湯される。
同様に、浴槽に設定温度の湯を出湯させる場合も、湯張り配管に配設された湯張りサーミスタの検出温度が設定温度になる様に湯張り混合弁が制御されて、浴槽に設定温度の湯が出湯される。
従って、誤って、給湯サーミスタが湯張り配管に配設され、湯張りサーミスタが給湯配管に配設されると、例えばカランから湯を出湯させた場合、前記給湯配管に流れる湯水の温度が設定温度になっても、それが給湯サーミスタにより検知されず、その結果、給湯混合弁が湯側に全開されて、前記給湯配管に流れる湯水の温度が設定温度を超えて上昇し、カランから、設定温度よりも高い温度の湯が出湯されるという事態が生じる。同様に、浴槽に設定温度の湯を出湯させる場合も、浴槽に、設定温度よりも高い温度の湯が出湯されるという事態が生じる。
尚、給湯サーミスタが給湯配管に配設され、湯張りサーミスタが湯張り配管に配設されていても、制御部の接続部において、給湯サーミスタからの配線が湯張りサーミスタ用の接続部に誤接続され、湯張りサーミスタからの配線が給湯サーミスタ用の接続部に誤接続された場合や、制御部と給湯サーミスタおよび湯張りサーミスタとの中継部分において、給湯サーミスタからの配線が制御部の湯張りサーミスタ用の接続部からの配線と誤接続され、湯張りサーミスタからの配線が制御部の給湯サーミスタ用の接続部からの配線と誤接続された場合も、上記と同様の事態が生じる。以下では、給湯サーミスタおよび湯張りサーミスタの誤配設には、上記の様な、給湯サーミスタおよび湯張りサーミスタからの配線の誤接続も含むものとする。
尚、貯湯式給湯装置におけるサーミスタの誤配設を検知する先行技術としては、特許文献1が開示されている。
特許文献1では、温度が互いに異なり且つ一定の高低順になる湯が流れる各配管に配設される各サーミスタの誤配設を検知するものであり、前記各サーミスタの検出温度の高低順を調べ、その調べた高低順と、予め記憶しておいた前記一定の高低順とを比較することで、各サーミスタが、そのサーミスタが配設されるべき配管に配設されているかを識別して、各サーミスタの誤配設を検知している。
特開2001−289503号公報
特許文献1を、湯張りサーミスタと給湯サーミスタとの誤配設の検知に適用しても、湯張り配管に流れる湯と、給湯配管に流れる湯とは、特許文献1の前提条件である「一定の高低順になる湯」にならないので、それら各サーミスタの誤配設を検知できない。
そこで、この発明の課題は、湯と水とを混合する混合弁と、シャワー,カランまたは浴槽などの給湯部とを繋ぐ給湯配管に関し、その配管に配設されるべきサーミスタが他の配管に誤配設されていることを検知できる異常検知装置および水温検出手段配設判断装置を提供することにある。
上記課題を解決する為に、本発明の第1の態様に係る異常検知装置は、貯湯タンク(1)と、前記貯湯タンクからの湯と所定の給水管(h2)からの水とを混合する混合弁(B2,B3)と、前記混合弁で混合された湯水を給湯部(5,3)へと流す給湯配管(h5,h8)と、前記給湯部から湯水が流出する状態であるか否かを検知する給湯検知手段(W1,W2)と、前記混合弁で混合された湯水が設定温度になる様に前記混合弁を制御する制御手段(51)と、前記貯湯タンク内の湯の温度を検出する第1の水温検出手段(T1)と、前記給湯配管内の湯水の温度を検出すべき第2の水温検出手段(T2,T3)と、前記給湯検知手段により前記給湯部から湯水が流出する状態であることが検知される状態で、且つ前記第2の水温検出手段の検出温度が前記設定温度よりも低く且つ前記第1の水温検出手段の検出温度が前記設定温度よりも高い状態が、所定時間継続した場合に、前記第2の水温検出手段が誤配設された異常状態と判定する判定手段(52)と、を備えるものである。
本発明の第2の態様に係る異常検知装置は、第1の態様に記載の異常検知装置であって、前記判定手段が前記異常状態と判定した場合に、その旨を報知する報知する報知手段(53)を更に備えるものである。
本発明の第3の態様に係る異常検知装置は、第1の態様または第2の態様に記載の異常検知装置であって、前記制御手段は、前記判定手段が前記異常状態と判定した場合に、前記混合弁を前記所定の給水管側に全開させるものである。
本発明の第4の態様に係る水温検出手段配設判断装置は、貯湯タンク(1)と、前記貯湯タンクからの湯と所定の給水管(h2)からの水とを個別に混合する第1及び第2混合弁(B2,B3)と、前記第1混合弁で混合された湯水を第1給湯部(5)へと流す第1給湯配管(h5)と、前記第2混合弁で混合された湯水を第2給湯部(3)へと流す第2給湯配管(h8)と、前記第1給湯部から湯水が流出する状態であるか否かを検知する第1給湯検知手段(W1)と、前記第1混合弁で混合された湯水が設定温度になる様に前記第1混合弁を制御する制御手段(51)と、前記貯湯タンク内の湯の温度を検出する第1の水温検出手段(T1)と、前記第1及び第2給湯配管の何れか一方に配設され、前記一方にある湯水の温度を検出する第2の水温検出手段(T2またはT3)と、前記第1給湯検知手段により前記第1給湯部から湯水が流出する状態であることが検知される状態で、且つ前記第2の水温検出手段の検出温度が前記設定温度よりも低く且つ前記第1の水温検出手段の検出温度が前記設定温度よりも高い状態が所定時間継続したか否かを判定し、前記判定の結果が肯定的であれば前記第2の水温検出手段が前記第2給湯配管に配設されたと判定し、前記結果が否定的であれば前記第2の水温検出手段が前記第1給湯配管に配設されたと判定する判定手段(52)と、を備えるものである。
本発明の第1の態様によれば、給湯部から湯水が流出する状態であることが検知される状態で、且つ第2の水温検出手段の検出温度が設定温度よりも低く且つ第1の水温検出手段の検出温度が前記設定温度よりも高い状態が、所定時間継続した場合に、第2の水温検出手段が誤配設された異常状態と判定するので、その異常判定により、前記給湯部に繋がる給湯配管に配設されるべき第2の水温検出手段が他の配管に誤配設されていることを検知できる。
本発明の第2の態様によれば、異常状態と判定された場合にその旨が報知されるので、給湯部の利用者に、その湯の温度が設定温度よりも高くなる可能性があることを報知できる。
本発明の第3の態様によれば、異常状態と判定された場合に混合弁が所定の給水管側に全開されるので、給湯部から、設定温度よりも高い湯が出湯されることを防止できる。
本発明の第4の態様によれば、第2の水温検出手段が第1給湯配管に配設されのか、または第2給湯配管に配設されたのかを判定する事ができる。
本発明の実施形態に係る異常検知装置が適用された貯湯式給湯装置100の構成の一例図である。 図1の貯湯式給湯装置における給湯サーミスタT2の誤配設に関する異常検知動作を説明するフローチャートである。 図1の貯湯式給湯装置における湯張りサーミスタT3の誤配設に関する異常検知動作を説明するフローチャートである。 図1の貯湯式給湯装置における、給湯サーミスタと湯張りサーミスタとが入れ方って誤配設された場合の給湯サーミスタの誤配設に関する異常検知動作を説明するグラフである。
この実施形態に係る異常検知装置は、貯湯式給湯装置の給湯配管に配設されるサーミスタ(水温検出手段)の誤配設を検知するものである。
図1は、この実施形態に係る異常検知装置が適用された貯湯式給湯装置100の構成概略図である。この貯湯式給湯装置100は、貯湯タンク1に貯湯された湯を、利用者の操作に応じて、浴槽3に出湯しまたは浴槽3以外の給湯部(図1ではカラン)5から出湯するものである。
貯湯タンク1は、例えば円筒状に形成されており、その上部に、缶体上サーミスタ(第1の水温検出手段)T1が配設されている。このサーミスタT1は、貯湯タンク1に貯湯された湯の温度を検出するものである。
また貯湯タンク1の底面には、貯湯タンク1内に給水するための給水口1aが設けられている。この給水口1aは、第1給水管h1を介して、水道水が供給される第2給水管h2に分岐接続されている。尚、その分岐接続点には、例えば、第2吸水管h2を通じて外部から流入する水の圧力を所定圧力に減圧する減圧弁B1が配設されている。
また貯湯タンク1の底面に吐出口1bが設けられると共に、貯湯タンク1の上部に入湯口1cが設けられている。吐出口1bと入湯口1cとは、循環配管h3を介して連結されている。この循環配管h3には、吐出口1bから流入する水を当該循環配管h3を循環させて入湯口1cに流すための循環ポンプPが配設されている。またこの循環配管h3の一部は、ヒートポンプユニット7内に取り込まれており、ヒートポンプユニット7により循環配管h3中の水が加熱されることで、貯湯タンク1内の水が沸き上げられて貯湯タンク1の上部側から順に貯湯される様になっている。
また貯湯タンク1の上部には、出湯口1dが形成されており、その出湯口1dは、第1給湯配管h4を介して給湯混合弁B2に接続されている。尚、給湯混合弁B2には、更に、第2給水管h2が接続されると共に、第2給湯配管h5を介して給湯部5が接続されている。
給湯混合弁B2は、電動モータによりその弁体の開度が調整される電動式である。給湯混合弁B2は、その弁体の開度が調整されることで、第1給湯配管h4からの湯と第2給水管h2からの水とを所望の混合比で混合し、その混合した湯を第2給湯配管h5を通じて給湯部5に流出させるものである。
尚、第2給湯配管h5には、給湯サーミスタ(第2の水温検出手段)T2と、給湯流量センサ(給湯検知手段)W1とが備えられている。給湯サーミスタT2は、第2給湯配管h5を流れる湯水の温度を検出するものである。また給湯流量センサW1は、第2給湯配管h5を流れる湯水の流量を検出するものであるが、ここでは、給湯部5から湯水が流出する状態であるか否かを検知するものとして使用される。例えばゼロより大きい流量の検出は、給湯部5から湯水が流出する状態である事を検知した事を意味し、ゼロ流量の検出は、給湯部5から湯水が流出する状態でない事を検知した事を意味する。
また第1給湯配管h4の分岐点N1は、第3給湯配管h6を介して湯張り混合弁B3に接続されている。尚、湯張り混合弁B3には、更に、第2給水管h2の分岐点N2が第3吸水管h7を介して接続されると共に、浴槽3が第4給湯配管h8を介して接続されている。尚、分岐点N1は、第1給湯配管h4における出湯口1dと給湯混合弁B2との間に位置しており、分岐点N2は、第1給水管h2における減圧弁B1と給湯混合弁B2との間に位置している。
湯張り混合弁B3は、電動モータによりその弁体の開度が調整される電動式である。湯張り混合弁B3は、その弁体の開度が調整されることで、第3給湯配管h6からの湯と第3給水管h7からの水とを所望の混合比で混合して、その混合した湯を、第4給湯配管h8を通じて浴槽3に出湯させるものである。
尚、第4給湯配管h8には、湯張りサーミスタ(第2の水温検出手段)T3と、湯張り流量センサ(給湯検知手段)W2とを備えている。湯張りサーミスタT3は、第4給湯配管h8を流れる湯水の温度を検出するものである。また湯張り流量センサW2は、第4給湯配管h8を流れる湯水の流量を検出するものであるが、ここでは、浴槽3から湯水が流出する状態であるか否かを検知するものとして使用される。例えばゼロより大きい流量の検出は、浴槽3から湯水が流出すり状態を検知した事を意味し、ゼロ流量の検出は、浴槽3から湯水が流出する状態でない事を検知した事を意味する。また湯張り電磁弁B4は、第2給湯配管h5を流れる湯水の流量を調整するものである。
またこの貯湯式給湯装置100は、制御装置50と、リモコン装置(設定入力手段)60とを備えている。制御装置50は、各サーミスタT1〜T3および各流量センサW1,W2の検出結果に基づき、各弁B2,B3、ヒートポンプユニット7および循環ポンプP1を制御するものである。またリモコン装置160は、利用者の操作を受け付けるものである。
制御装置50は、制御部(第1および第2の制御手段)51と、判定部(判定手段)52と、報知部(報知手段)53とを備えている。
制御部51は、給湯サーミスタT2の検出温度がリモコン装置60に設定入力された給湯設定温度に一致する様に、給湯混合弁B2を制御する。これにより給湯部5から湯水が出湯された場合に、その湯水の温度が前記給湯設定温度に調整される。
また制御部51は、湯張りサーミスタT3の検出温度がリモコン装置60に設定入力された湯張り設定温度に一致する様に、給湯混合弁B3を制御する。これにより浴槽3に湯水が出湯された場合に、その湯水の温度が前記湯張り設定温度に調整される。
判定部52は、一定時間毎に、各流量センサW1,W2と各サーミスタT1〜T3との検出結果に基づき、後述するステップを実行して、各サーミスタT2,T3が誤配設された異常状態にあるか否かを判定する。
また制御部51は、判定部52により各サーミスタT2,T3が異常状態にあると判定された場合に、それぞれ給湯混合弁B2を第2給水管h2側に全開させ、湯張り混合弁B3を第3給水管h7側に全開させる。
報知部53は、判定部52により異常状態にあると判定された場合に、その旨を報知するものである。ここでは、リモコン装置60は、例えば、上記の異常状態を報知するLED等の点灯部(図示省略)を備えており、報知部53は、リモコン装置60を介して上記の点灯部を点灯または点滅させる事で、上記の異常状態を報知する。または報知部53は、音声出力部を備えており、その音声出力部により音声または報知音により上記の異常状態を報知する。
この貯湯式給湯装置100の動作を説明する。
<基本動作>
給湯部5から湯を出湯する場合は、リモコン装置60に給湯設定温度を設定入力した後、給湯部5を開操作する。これにより、貯湯タンク1内の湯が第1給湯配管h4を通じて給湯混合弁B2に流入すると共に、第2給水管h2からの水が給湯混合弁B2に流入し、給湯混合弁B2により、それら湯と水とが所定の混合比で混合され、その混合された湯が第2給湯配管h5を通じて給湯部5から出湯される。その際、給湯サーミスタT2により第2給湯配管h5内の湯水の温度が検出され、制御部51により、給湯サーミスタT2の当該検出温度が前記給湯設定温度に一致する様に給湯混合弁B2が制御される。尚、給湯サーミスタW1により、給湯部5から湯水が流出する状態であるか否かが検知されている。
浴槽3に湯張りを行う場合は、リモコン装置60に、湯張り設定温度を設定入力すると共に湯張り開始操作を入力する。これにより、貯湯タンク1内の湯が各部h4→N1→h6を経由して湯張り混合弁B3に流入すると共に、第2給水管h2からの水が各部N2→h7を経由して湯張り混合弁B3に流入し、湯張り混合弁B3により、それら湯と水とが所定の混合比で混合され、その混合された湯が第4給湯配管h8を通じて浴槽3に出湯される。その際、湯張りサーミスタT3により第4給湯配管h8内の湯水の温度が検出され、制御部51により、湯張りサーミスタT3の当該検出温度が前記湯張り設定温度に一致する様に湯張り混合弁B3が制御される。尚、湯張りサーミスタW2により、浴槽3から湯水が流出する状態であるか否かが検知されている。
<異常検知動作>
次に図2に基づき、この貯湯式給湯装置100における給湯サーミスタT2の誤配設を検知する動作を説明する。
ステップS1で、判定部52により、一定時間毎に、給湯流量センサW1の検出結果に基づき、給湯部5から湯水が流出する状態であるか否かが判定される。そしてその判定の結果、給湯部5から湯水が流出する状態であると判定された場合は、ステップS2で、判定部52により、更に、(a1)給湯サーミスタT2の検出温度がリモコン装置60に設定された給湯設定温度よりも低く且つ(b1)缶体上サーミスタT1の検出温度が前記給湯設定温度よりも高い状態であるか否か(以降、「第1判定」と呼ぶ)が判定される。
尚、給湯部5から湯水が流出する状態では、給湯サーミスタT2の誤配設が無ければ、制御部51によって既述の<基本動作>が正常に行われるので、給湯部5から出湯する湯の温度が前記給湯設定温度に調整される。
そしてステップS2の第1判定の結果が否定的であると判定されると、処理はステップS1に戻る。第1判定結果が肯定的であると判定されると、ステップS3で判定部52により所定時間の計時が開始される。そしてステップS4で、判定部52により、給湯部5から湯水が流出する状態であり且つ上記(a1)且つ(b1)の状態が所定時間継続したか否かが判定される。
そしてステップS4の判定結果が否定的であった場合は、処理がステップS1に戻り、肯定的であった場合は、ステップS5で判定部52により給湯サーミスタT2が第2給湯配管h5でない他の配管(例えば配管h8の様にサーミスタの配設対象である他の配管)に誤配設された異常状態と判定される。そしてステップS6で、報知部53により上記の異常判定の結果が報知されると共に、制御部51により給湯混合弁B2が第2給水管h2側に全開される。
尚、ステップS5で異常状態と判定された場合は、給湯サーミスタT2は、第2給湯配管h5でない他の配管(例えば配管h8の様にサーミスタの配設対象である他の配管)に流れる湯水の温度を検出していると判断される。この場合、当該他の配管内の湯水が例えば水の場合は、給湯混合弁B2を第1給湯配管h4側に開けても、給湯サーミスタT2の検出温度は給湯設定温度に達しない。そのため、<基本動作>に沿った動作が行われると、給湯混合弁B2は益々第1給湯配管h4側に開けられて、給湯部5からは、給湯設定温度よりも高い温度の湯が出湯される。しかしステップS6の様に、給湯混合弁B2が第2給水管h2側に全開されることで、給湯部5から、給湯設定温度よりも高い温度の湯が出湯する事が防止される。
次に図3に基づき、この貯湯式給湯装置100における湯張りサーミスタT3の誤配設を検知する動作を説明する。この場合の動作も、給湯サーミスタT2の誤配設を検知する動作と基本的には同じである。
即ちステップU1で、判定部52により、一定時間毎に、湯張り流量センサW2の検出結果に基づき、浴槽3から湯水が流出する状態であるか否かが判定される。そしてその判定の結果、浴槽3から湯水が流出する状態であると判定された場合は、ステップU2で、判定部52により、更に、(a2)湯張りサーミスタT3の検出温度がリモコン装置60に設定された湯張り設定温度よりも低く且つ(b2)缶体上サーミスタT1の検出温度が前記湯張り設定温度よりも高い状態であるか否か(以降、「第2判定」と呼ぶ)が判定される。
尚、浴槽5から湯水が流出する状態では、湯張りサーミスタT3の誤配設が無ければ、制御部52によって既述の<基本動作>に則った動作が正常に行われるので、浴槽5から出湯する湯水の温度が前記湯張り設定温度に調整される。
そしてステップU2の第2判定の結果が否定的であると判定されると、ステップU1に戻る。第1判定結果が肯定的であると、ステップU3で判定部52により所定時間の計時が開始される。そしてステップU4で、判定部52により、浴槽3から湯水が流出する状態であり且つ上記(a2)且つ(b2)の状態が所定時間継続したか否かが判定される。
そしてステップU4の判定の結果が否定的であった場合は、ステップU1に戻り、肯定的であった場合は、ステップU5で判定部52により湯張りサーミスタT3が第4給湯配管h8でない他の配管(例えば配管h5の様にサーミスタの配設対象である他の配管)に誤配設された異常状態と判定される。そしてステップU6で、報知部53により上記の異常判定の結果が報知されると共に、制御部51により湯張り混合弁B3が第3給水管h7側に全開されて、浴槽3から水が流出される。
尚、第1判定での上記の所定温度と第2判定での上記の所定温度は、同じ温度でも異なる温度でも良いが、ここでは同じ温度とする。また第1判定での上記の所定時間と第2判定での上記の所定時間も、同じ時間でも異なる温度でも良いが、ここでは同じ時間とする。
尚、説明便宜上、図2および図3の動作を個別に説明したが、実際には図2および図3の動作は並列処理により実行される事が望ましい。
図4は、第2給湯配管h5に配設されるべき給湯サーミスタT2が第4給湯配管h8に誤配設され、且つ第4給湯配管h8に配設されるべき湯張りサーミスタT3が第2給湯配管h5に誤配設された場合において、給湯部5から湯が出湯された場合の各サーミスタT1,T2,T3の検出温度Ta,Tb,Tcおよび給湯混合弁B2の開度の状態を示したグラフである。
図4では、貯湯タンク1内の湯の温度は、例えば80℃に設定されている(従って缶体上サーミスタT1の検出温度Taは例えば80℃である)。また給湯設定温度Tdは、例えば40℃に設定されている。また浴槽3からの湯の出湯は無い場合(従って第4給湯配管h4に配設された給湯サーミスタT2の検出温度Tbは、例えば第4給湯配管h4内に溜まった水の温度(例えば10℃)である場合)を想定している。
即ち給湯部5が開操作されて給湯部5から湯が出湯されると(時刻τ1)、判定部52により、給湯部5から湯水が流出する状態であると判定され(ステップS1)、更に(b1)給湯サーミスタT2の検出温度Tbが給湯設定温度Tdよりも低く且つ(a1)缶体上サーミスタT1の検出温度Taが給湯設定温度Tdよりも高い状態であると判定されて(ステップ2)、所定時間ΔTの計時が開始される(ステップS3)。
尚、給湯部5から湯水が流出する状態では、制御部51により、給湯サーミスタT2の検出温度Tbが給湯設定温度Td(=例えば40℃)に一致する様に給湯混合弁B2の開度が制御される。しかし給湯サーミスタT2は、第4給湯配管h8に誤配設されており、図4の場合では第4給湯配管h8には湯は流れないので、その検出温度Tbは水の温度(例えば10℃)のまま変化しない。そのため、制御部51により、給湯混合弁B2の開度は、給湯サーミスタT2の検出温度Tbが給湯設定温度Tdに一致する様に第1給湯配管h4側に全開される。これに伴って、第2給湯配管h5に誤配設された湯張りサーミスタT3の検出温度Tcは、上昇するが、第4給湯配管h8に誤配設された給湯サーミスタT2の検出温度Tbは、一定温度(10℃)のままである(期間Δτ1)。
そして判定部52により所定時間ΔTが計時されると(時刻τ2)、判定部52により、給湯サーミスタT2が第2給湯配管h5でない他の配管(ここではh8)に誤配設された異常状態と判定され(ステップS5)、報知部52によりその異常判定の結果が報知されると共に、制御部51により給湯混合弁B2の開度が第2給水管h2側に全開される。これにより、給湯部5から出湯する湯が水になり(ステップS5)、これに伴って湯張りサーミスタT3の検出温度Tcが水温レベルに低下する(期間Δτ2)。この様にして、給湯サーミスタT2の誤配設が検知された場合の対処がなされる。尚、湯張りサーミスタT3が例えば第2給湯宇配管h5に誤配設された場合も同様にして、その誤配設が検知された場合の対処がなされる。
以上の様に構成された異常検知装置によれば、給湯部5から湯水が流出する状態であることが検知される状態で、且つ給湯サーミスタT2(第2の水温検出手段)の検出温度が給湯設定温度(設定温度)よりも低く且つ缶体上サーミスタT1(第1の水温検出手段)の検出温度が給湯設定温度よりも高い状態が、所定時間継続した場合に、給湯サーミスタT2が誤配設された異常状態と判定するので、その異常判定により、給湯部5に繋がる給湯配管h5に配設されるべき給湯サーミスタT2が他の配管に誤配設されていること検知できる。
同様に、浴槽3から湯水が流出する状態であることが検知される状態で、且つ湯張りサーミスタT3(第2の水温検出手段)の検出温度が湯張り設定温度(設定温度)よりも低く且つ缶体上サーミスタT1(第1の水温検出手段)の検出温度が湯張り設定温度よりも高い状態が、所定時間継続した場合に、湯張りサーミスタT3が誤配設された異常状態と判定するので、その異常判定により、浴槽3に繋がる給湯配管h8に配設されるべき湯張りサーミスタT3が他の配管に誤配設されていること検知できる。
また給湯サーミスタT2が誤配設された異常状態と判定された場合に、その旨が報知されるので、給湯部5の利用者に、その湯の温度が給湯設定温度(設定温度)よりも高くなる可能性があることを報知できる。同様に、湯張りサーミスタT3が誤配設された異常状態と判定された場合に、その旨が報知されるので、浴槽3(給湯部)の利用者に、その湯の温度が湯張り湯張り設定温度(設定温度)よりも高くなる可能性があることを報知できる。
また給湯サーミスタT2が誤配設された異常状態と判定された場合に、給湯混合弁B2(混合弁)が第2給水管h2(所定の給水管)側に全開されるので、給湯部5から、給湯設定温度(設定温度)よりも高い湯が出湯されることを防止できる。同様に、湯張りサーミスタT3が誤配設された異常状態と判定された場合に、湯張り混合弁B3(混合弁)が第3吸水管h7(所定の給水管)側に全開されるので、浴槽3から、湯張り設定温度(設定温度)よりも高い湯が出湯されることを防止できる。
また図4で説明した様に、サーミスタの配設対象となる配管が第2給湯配管h5と第8給湯配管h8の2つだけの場合は、流量センサW1(第1給湯検知手段)により給湯部5(第1給湯部)から湯水が流出する状態であることが検知される状態で、且つ第2給湯配管h5(第1給湯配管)または第8給湯配管h8(第2給湯配管)の何れかに配設されたサーミスタT2,T3(第2の水温検出手段)の検出温度が設定温度よりも低く且つ流量センサW1の検出温度が前記設定温度よりも高い状態が所定時間継続したか否かを判定し、前記判定の結果が肯定的であれば前記サーミスタT2,T3が第4給湯配管h8(第2給湯配管)に配設されたと判定し、前記結果が否定的であれば前記サーミスタT2,T3が第2給湯配管h5に配設されたと判定するので、前記サーミスタT2,T3が第2給湯配管h5に配設されたのか、または第4給湯配管h8に配設されたのかを判定する事ができる。
即ちこの実施形態は、本願発明の第4の形態に係る水温検出手段配設判断装置を例示する。
1 貯湯タンク
1a 吸水口
1b 吐出口
1c 入湯口
1d 出湯口
3 浴槽(給湯部)
5 浴槽以外の給湯部
7 ヒートポンプユニット
50 制御装置
51 制御部
52 判定部
53 報知部
B1 減圧弁
B2 給湯混合弁
B3 湯張り混合弁
B4 湯張り電磁弁
h1 第1給水管
h2 第2給水管
h3 循環配管
h4 第1給湯配管
h5 第2給湯配管
h6 第3給湯配管
h7 第3給水管
h8 第4給湯配管
T1 缶体上サーミスタ
T2 給湯サーミスタ
T3 湯張りサーミスタ
Ta 貯湯タンク内の湯の温度
Tb 給湯サーミスタT2の検出温度
Tc 湯張りサーミスタT3の検出温度
Td 給湯設定温度
W1 給湯流量センサ
W2 湯張り流量センサ

Claims (4)

  1. 貯湯タンク(1)と、
    前記貯湯タンクからの湯と所定の給水管(h2)からの水とを混合する混合弁(B2,B3)と、
    前記混合弁で混合された湯水を給湯部(5,3)へと流す給湯配管(h5,h8)と、
    前記給湯部から湯水が流出する状態であるか否かを検知する給湯検知手段(W1,W2)と、
    前記混合弁で混合された湯水が設定温度になる様に前記混合弁を制御する制御手段(51)と、
    前記貯湯タンク内の湯の温度を検出する第1の水温検出手段(T1)と、
    前記給湯配管内の湯水の温度を検出すべき第2の水温検出手段(T2,T3)と、
    前記給湯検知手段により前記給湯部から湯水が流出する状態であることが検知される状態で、且つ前記第2の水温検出手段の検出温度が前記設定温度よりも低く且つ前記第1の水温検出手段の検出温度が前記設定温度よりも高い状態が、所定時間継続した場合に、前記第2の水温検出手段が誤配設された異常状態と判定する判定手段(52)と、
    を備えることを特徴とする異常検知装置。
  2. 請求項1に記載の異常検知装置であって、
    前記判定手段が前記異常状態と判定した場合に、その旨を報知する報知する報知手段(53)
    を更に備えることを特徴とする異常検知装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の異常検知装置であって、
    前記制御手段は、前記判定手段が前記異常状態と判定した場合に、前記混合弁を前記所定の給水管側に全開させることを特徴とする異常検知装置。
  4. 貯湯タンク(1)と、
    前記貯湯タンクからの湯と所定の給水管(h2)からの水とを個別に混合する第1及び第2混合弁(B2,B3)と、
    前記第1混合弁で混合された湯水を第1給湯部(5)へと流す第1給湯配管(h5)と、
    前記第2混合弁で混合された湯水を第2給湯部(3)へと流す第2給湯配管(h8)と、
    前記第1給湯部から湯水が流出する状態であるか否かを検知する第1給湯検知手段(W1)と、
    前記第1混合弁で混合された湯水が設定温度になる様に前記第1混合弁を制御する制御手段(51)と、
    前記貯湯タンク内の湯の温度を検出する第1の水温検出手段(T1)と、
    前記第1及び第2給湯配管の何れか一方に配設され、前記一方にある湯水の温度を検出する第2の水温検出手段(T2またはT3)と、
    前記第1給湯検知手段により前記第1給湯部から湯水が流出する状態であることが検知される状態で、且つ前記第2の水温検出手段の検出温度が前記設定温度よりも低く且つ前記第1の水温検出手段の検出温度が前記設定温度よりも高い状態が所定時間継続したか否かを判定し、前記判定の結果が肯定的であれば前記第2の水温検出手段が前記第2給湯配管に配設されたと判定し、前記結果が否定的であれば前記第2の水温検出手段が前記第1給湯配管に配設されたと判定する判定手段(52)と、
    を備えることを特徴とする水温検出手段配設判断装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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