JP2010188537A - デジタルコンテンツの出力を制御する装置、システム及び方法 - Google Patents

デジタルコンテンツの出力を制御する装置、システム及び方法 Download PDF

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銑一 杢屋
Akito Fukao
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Abstract

【課題】デジタルコンテンツの出力の制御を柔軟に行う。
【解決手段】出力制御装置が、デジタルコンテンツを出力する出力手段が現在位置するエ
リアのセキュリティーレベル(以下、「ESL」と略記)を表すESL情報を取得し、ま
た、出力対象のデジタルコンテンツに関するコンテンツセキュリティーレベル(以下、「
CSL」と略記)をその出力対象のデジタルコンテンツを基に特定する。出力制御装置は
、取得したESL情報が表すESLと、特定したCSLとの比較を行い、その比較の結果
を基に、出力対象のデジタルコンテンツの出力手段からの出力を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、デジタルコンテンツの出力の制御に関する。
プリンターやプロジェクターなどの出力装置が、セキュリティーの確保されていない公
共の場所に持ち運ばれそこで利用されることがある。特に公共の場所では、出力機器から
出力されるデジタルコンテンツのセキュリティーを守ることが望ましい。特許文献1には
、出力装置の一種として画像形成装置が開示されており、その画像形成装置は、その画像
形成装置の位置情報に基づいて、その画像形成装置の動作の設定変更を行う。
特開2005−31177号公報
しかし、出力装置の動作の設定変更を行うだけでは、出力されるデジタルコンテンツの
セキュリティー保護を柔軟に行うことは不可能である。例えば、或る場所ではデジタルコ
ンテンツを全く印刷しないよう設定することはできても、その場所でデジタルコンテンツ
を印刷したりしなかったりすることはできない。
そこで、本発明の目的は、各エリア内でのデジタルコンテンツの出力の制御を柔軟に行
うことにある。
出力制御装置が、デジタルコンテンツを出力する出力手段が現在位置するエリアのセキ
ュリティーレベル(以下、「ESL」と略記)を表すESL情報を取得し、また、出力対
象のデジタルコンテンツに関するコンテンツセキュリティーレベル(以下、「CSL」と
略記)をその出力対象のデジタルコンテンツを基に特定する。出力制御装置は、取得した
ESL情報が表すESLと、特定したCSLとの比較を行い、その比較の結果を基に、出
力対象のデジタルコンテンツの出力手段からの出力を制御する。
具体的には、例えば、出力制御装置は、ESLよりも高いCSLのデジタルコンテンツ
、又は、デジタルコンテンツのうちの、ESLよりも高いCSLに関わるデジタルコンテ
ンツ部分を、非表示とする。デジタルコンテンツは、例えば、文書、静止画、動画などの
電子ファイルである。デジタルコンテンツ部分は、例えば、デジタルコンテンツが文書フ
ァイルの場合、ページであっても良いし、一ページにおけるオブジェクト(例えば、図形
、一以上の文字から成る文字列など)であっても良い。デジタルコンテンツ又はその部分
が非表示の場合、何らかの代替表示が行われて良い。例えば、デジタルコンテンツそれ自
体が非表示の場合には、何らかのメッセージ或いはマーク等のオブジェクトが表示されて
良く、デジタルコンテンツ部分が非表示の場合、そのデジタルコンテンツ部分が本来表示
される位置のみに、何らかのメッセージ或いはマーク等のオブジェクトが表示されて良い
(つまりデジタルコンテンツ部分がそのオブジェクトで隠されて良い)。
図1は、本発明の一実施形態の概要を示す。 図2は、本発明の一実施形態に係るESL送信装置103、出力装置201及びクライアント端末231の機能ブロックを示す。 図3は、出力装置201が行う処理の流れを示す。 図4Aは、ユーザー所望のデジタルコンテンツにユーザー所望のコンテンツセキュリティーレベルを設定する方法の一例の説明図である。図4Bは、セキュリティーレベルコンテンツを自動で決定する方法の一例の説明図である。 図5Aは、ユーザー所望のデジタルコンテンツの部分にユーザー所望のコンテンツセキュリティーレベルが設定されたデジタルコンテンツの一例を示す。図5Bは、図5Aに示したデジタルコンテンツの表示結果の一例を示す。 図6は、本発明の別の実施形態に係るシステムの概要を示す。
以下、本発明の一実施形態を説明する。なお、以下の説明では、同種の要素を区別せず
に説明する場合には親符号のみを用い、同種の要素を区別して説明する場合には親符号と
子符号とを用いることとする。
図1は、本発明の一実施形態の概要を示す。
幾つかのエリア101がある。少なくとも一つのエリアには、特定の者だけではなく、
不特定の者が存在し得る。図1には、2つのエリア101H及び101Lが例示されてい
る。
エリア101毎に、エリアセキュリティーレベル(ESL)送信装置103が備えられ
ている。ESL送信装置103は、その装置103を備えるエリア101のESLを表す
ESL情報を定期的に(又は不定期的に)無線発信する。図1の例では、エリア101H
は、ESL「高」のエリア(例えば、特定の権限を有する社員のみが入り得るエリア)で
あり、エリア101Lは、ESL「低」のエリア(例えば、社員と特定の外部者のみが入
り得るエリア)である。このため、エリア101Hに備えられているESL送信装置10
3Hは、ESL「高」を表すESL情報を発信し、一方、エリア101Lに備えられてい
るESL送信装置103Lは、ESL「低」を表すESL情報を発信する。
本実施形態に係る出力装置の一例として、プロジェクター105がある。プロジェクタ
ー105は、保持したデジタルコンテンツ(例えば文書ファイル)107を投影する装置
である。このプロジェクター105は、自分がいるエリア101に対応したESL送信装
置103からESL情報を受信してそのESLを特定し、また、出力対象のデジタルコン
テンツ107のコンテンツセキュリティーレベル(CSL)を特定する。プロジェクター
105は、特定したESLとCSLとを比較し、ESLより高いCSLのデジタルコンテ
ンツ107を非出力とする。具体的には、例えば、出力対象のコンテンツとして、CSL
「高」のデジタルコンテンツ107Hと、CSL「低」のデジタルコンテンツ107Lが
あるとする。CSL「高」とESL「高」は同じレベルである。このため、図1に示すよ
うに、エリア101Hでプロジェクター105が利用される場合には、エリア101Hの
ESLが「高」であるが故、プロジェクター105は、両方のデジタルコンテンツ107
H及び107Lを投影し得る。しかし、プロジェクター105がエリア101Lに持ち運
ばれ、エリア101Lでプロジェクター105が利用される場合、エリア101LのES
L「低」よりもCSL「高」の方がレベルが高いため、プロジェクター105は、デジタ
ルコンテンツ107Hについては投影を行わない。
以上の説明によれば、エリアのESLとデジタルコンテンツのCSLとが特定され、同
じエリアであっても、デジタルコンテンツのCSLに応じて、そのデジタルコンテンツが
出力されるか非出力とされるかが制御される。
以下、本実施形態を詳細に説明する。
図2は、本発明の一実施形態に係るESL送信装置103、出力装置201及びクライ
アント端末231の機能ブロックを示す。
クライアント端末231は、出力装置201と有線又は無線の通信が可能な装置(例え
ば、パーソナルコンピューター、携帯電話機など)であり、コンテンツ送信手段241と
、出力指示送信手段242とを備える。コンテンツ送信手段241は、デジタルコンテン
ツを出力装置201に送信する。出力指示送信手段242は、出力対象のデジタルコンテ
ンツを指定した出力指定(例えば、ファイル名を指定した指示)を出力装置201に送信
する。
ESL送信装置103は、ESL情報を無線発信するESL送信手段211を備える。
ESL装置103には、その装置103がいるエリアに応じたESLが設定され、ESL
送信手段211が、そのESLを表すESL情報を送信する(例えば、Zigbee(登録商標
)に従う方式で無線送信する)。なお、ESLは、例えば、数値で表現され、ESLとエ
リアの関係は、例えば、下記の関係、
ESL「0」:誰もが入れるエリア;
ESL「1」:社員と特定の外部者のみが入れるエリア;
ESL「2」:社員のみが入れるエリア;
ESL「3」:特定の権限を持つ社員のみが入れるエリア;
とすることができる。ESLが数値で表現される場合、CSLも数値で表現される。ちな
みに、CSLとデジタルコンテンツの関係は、例えば、下記の関係、
CSL「0」:どのエリアでも表示可能なデジタルコンテンツ;
CSL「1」:ESL「1」以上のエリアでの出力が可能なデジタルコンテンツ;
CSL「2」:ESL「2」以上のエリアでの出力が可能なデジタルコンテンツ;
CSL「3」:ESL「3」のエリアのみでの出力が可能なデジタルコンテンツ;
とすることができる。
出力装置201は、本発明の一実施形態に係る出力制御装置としての機能を有する。出
力装置201としては、パーソナルコンピューター、プロジェクター、プリンター、携帯
電話機、電子ペーパーなど、種々の装置を採用できる。出力装置201は、ESL取得手
段221と、コンテンツ受信手段227と、コンテンツ一時保存手段225と、CSL特
定手段224と、出力指示受信手段226と、出力制御手段222と、出力手段223と
を備える。
ESL取得手段221は、ESL送信装置201からESL情報を受信し、そのESL
情報が表すESLを特定する。
コンテンツ受信手段227は、デジタルコンテンツをクライアント端末231から受信
する。コンテンツ一時保存手段225は、受信したデジタルコンテンツをメモリ等に一時
保存する。出力指示受信手段226は、出力対象のデジタルコンテンツを指定した出力指
示をクライアント端末231から受信する。なお、デジタルコンテンツや出力指示は、ク
ライアント端末231から受信する方法に加えて又は代えて、他の方法で受けることが可
能である。例えば、可搬型の記憶媒体がこの出力装置201の記憶媒体インターフェイス
(図示せず)に挿され、その記憶媒体からデジタルコンテンツが読み出されても良い。そ
して、読み出されたデジタルコンテンツをコンテンツ一時保存手段225が一時保存し、
そのデジタルコンテンツの出力指示を、出力装置201が有するユーザーインターフェイ
ス(図示せず、例えば操作パネル)を介してユーザーからされても良い。
CSL特定手段224は、一時保存されたデジタルコンテンツのCSLを特定する。C
SLをどのように特定するかについては、後に詳述する。
出力制御手段222は、デジタルコンテンツの出力指示に応じて、デジタルコンテンツ
の出力を制御する。具体的には、出力制御手段222は、特定されたESLとCSLとを
比較し、その比較の結果に応じて、デジタルコンテンツの全てを出力手段223から出力
するか、もしくは出力しないか等を制御する。なお、例えば、この出力制御手段222や
、ESL取得手段221及びCSL特定手段224は、プロセッサがコンピュータプログ
ラムを実行することにより実現される機能である。
出力手段223は、出力制御手段222からのデジタルコンテンツを出力する。出力手
段223は、例えば、出力装置201がプロジェクターであれば、例えばレンズであり、
出力装置201がプリンターであれば、例えば印刷エンジンである。
図3は、出力装置201が行う処理の流れを示す。この処理は、例えば、デジタルコン
テンツの出力指示を受けた場合に行われる。
ESL取得手段221は、この処理が開始されてから一定時間以内にESL情報を受信
すれば(S301:TRUE)、受信したESL情報が表すESLをメモリ或いはレジス
タ等の記憶領域に設定する(S302)。一方、一定時間以内にESL情報を受信しなけ
れば(S301:FALSE)、ESL取得手段221は、最低のESL(例えばESL
「0」)を上記記憶領域に設定する(S303)。
CSL特定手段224は、出力対象のデジタルコンテンツが一時保存されている場合(
S304:TRUE)、そのデジタルコンテンツのCSLを特定する(S305)。
出力制御手段222が、上記記憶領域に設定されているESLと、上記特定されたCS
Lとを比較する(S306)。その結果、CSLがESL以下であれば(S306:FA
LSE)、出力制御手段222は、そのデジタルコンテンツを出力手段223から出力し
(S307)、一方、CSLがESLより高ければ(S306:TRUE)、そのデジタ
ルコンテンツを出力しない(S308)。
ところで、CSLは、例えば以下のように決定される。
例えば、図4Aに示すように、クライアント端末231が、ユーザー所望のデジタルコ
ンテンツの設定ウィンドウ401を表示する。その設定ウィンドウ401には、ユーザー
所望のデジタルコンテンツに設定するCSLの設定欄が設けられている。ユーザーは、所
望のCSLをその設定欄に入力する。入力されたCSLは、例えば、デジタルコンテンツ
の属性情報として、そのデジタルコンテンツに設定される。この場合、デジタルコンテン
ツの属性情報から、そのデジタルコンテンツのCSLを特定することができる。
なお、CSLのユーザー設定は、デジタルコンテンツ単位ではなく、例えば図5Aに示
すように、デジタルコンテンツの部分単位で行うことができる。デジタルコンテンツの部
分としては、例えば、ページであっても良いし、ページ内の文字列或いは図形などのオブ
ジェクトであっても良い。図5Aの例によれば、網掛けが施されているデジタルコンテン
ツ部分にCSLが設定される。設定されるCSLは、全ての網掛けについて共通の値であ
っても良いし、網掛け毎に異なっていても良い。
CSLの別の決定方法として、図4Bに示すように、CSL特定手段224が、デジタ
ルコンテンツに基づいて自動で決定する方法がある。まず、CSL特定手段224は、一
時保存されているデジタルコンテンツを解析する(S401)。具体的には、CSL特定
手段224は、デジタルコンテンツの各部分の属性(例えば、どんなキーワードが含まれ
ているか、或いは、太字、下線、網掛け或いはマーカ等の強調表示設定がされているかど
うか)を特定する。そして、CSL特定手段224は、特定された各部分の属性と、CS
L決定ルール情報411とを基に、デジタルコンテンツそれ自体、或いは、デジタルコン
テンツ部分毎について、CSLを決定し(S402)、決定したCSLを、デジタルコン
テンツの属性情報としてデジタルコンテンツに設定する(S403)。
CSL決定ルール情報411は、デジタルコンテンツ部分がどんな属性の場合にどんな
CSLにするかのルールを表す情報である。例えば、この情報411は、下記の情報(A
)乃至(D)、
(A)キーワード「取扱注意」、「公開禁止」又は「転用禁止」が含まれているページの
CSLを「1」とする;
(B)キーワード「外秘」又は「社外秘」が含まれているページのCSLを「2」とする

(C)キーワード「部外秘」、「最重要機密」、「極秘」又は「コピー禁止」が含まれて
いるページのCSLを「3」とする;
(D)全ページに「Confidential」が含まれていればデジタルコンテンツそれ自体のCS
Lを「3」とする;
を含んでいる。この場合、CSL特定手段224は、例えば、デジタルコンテンツにおけ
る或るページに文字列「社外秘」が含まれていることを特定した場合には、そのページの
CSLとして「2」を決定し、そのページのCSLが「2」であることを、デジタルコン
テンツの属性情報に含める。この場合、ESLが「2」以上のエリアでは、CSL「2」
のそのページは出力されるが、ESLが「1」以下のエリアでは、CSL「2」のそのペ
ージは出力されない(他のページは、CSLの値によっては出力され得る)。
なお、この情報411は、例えば、出力装置201内の記憶資源(図示せず)に予め記
憶されている。この情報411は、クライアント端末201又は出力装置201のユーザ
ーインターフェイス等からユーザーによって更新可能である。
デジタルコンテンツを基にCSLを決定する機能は、出力装置201に代えて又は加え
て、クライアント端末231に備えられても良い。しかし、出力装置201にその機能が
備えられていれば、デジタルコンテンツに予めCSLが設定されていなくても、出力する
前にそのデジタルコンテンツに適切なCSLを設定しそのCSLを基に出力制御が行われ
るので、デジタルコンテンツのセキュリティーを保護する上でより効果的であると考えら
れる。
以上のようにして設定されたCSLと、ESLとに基づき、デジタルコンテンツの出力
が制御される。これにより、ESLより高いCSLのデジタルコンテンツ又はその部分は
、非出力となる。非出力の場合、例えば、特定のメッセージ或いはマーク等のオブジェク
トが代替的に出力される。具体的には、例えば、出力制御手段222は、ESLより高い
CSLのページについては、そのページについて本来出力されるべき内容に代えて、「こ
の内容はこのエリアで表示することが許されておりません。」というメッセージを表示し
て良い。また、例えば、図5Aに示したように、デジタルコンテンツの部分毎にCSLが
設定されている場合、図5Bに示すように、ESLより高いCSLの部分についてのみ、
その部分の内容に代えて「社外秘」というメッセージを表示しても良い。より具体的に言
えば、図5Aの例では、網掛けされた文字列「LP−1234」にCSL「2」が設定さ
れ、網掛けされた他の部分にCSL「3」が設定され、ESLが「2」であるが故に、図
5Bに示すように、CSL「3」の部分のみが代替メッセージ「社外秘」で隠されて表示
される。
以上が、本実施形態についての説明である。
上述した実施形態によれば、或るエリア101でデジタルコンテンツを出力するケース
において、そのエリア101のESL以下のCSLのデジタルコンテンツであれば、出力
がされるし、そのESLより高いCSLのデジタルコンテンツであれば、非出力とされる
。これにより、デジタルコンテンツの出力の制御を柔軟に行うことができる。
また、上述した実施形態によれば、CSLは、デジタルコンテンツの部分単位で特定さ
れる。このため、デジタルコンテンツの出力の制御をより柔軟に行うことができる。すな
わち、デジタルコンテンツ全体が出力されないというケースを軽減し、大事な部分のみを
非出力とした状態(例えば隠した状態)で出力することができる。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、これは本発明の説明のための例示であっ
て、本発明の範囲をこの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、他の種々の形
態でも実施することが可能である。
例えば、出力は、表示に限らず、データコピーなどの他の出力でもよい。このため、例
えば、或るエリア101で、出力装置201からその装置201に挿された可搬型の記憶
媒体にデジタルコンテンツをコピーすることが指示された場合、そのデジタルコンテンツ
又はその部分のCSLがESLよりも高ければ、そのデジタルコンテンツのコピーが禁止
される、又は、そのデジタルコンテンツの部分が加工されて(例えばマスク処理が施され
て)コピーされるなどが行われても良い。
また、例えば、高いESLのエリアにあるESL送信装置103は、ESL情報と共に
暗号キーを発信しても良い。この場合、出力制御手段222は、デジタルコンテンツを出
力する場合、ESL送信装置103から受信した暗号キーを用いてデジタルコンテンツを
復号化してから出力する。これによれば、許可されたエリアのみでしか、デジタルコンテ
ンツが復号化されないため、セキュリティーを向上できる。
また、例えば、代替的にメッセージ等のオブジェクトを表示することに代えて又は加え
て、出力制御手段222は、デジタルコンテンツ又はデジタルコンテンツ部分が非出力と
ならないエリアの位置を表す情報を取得し、取得した情報を出力手段223から出力して
も良い。具体的には、例えば、出力制御手段222は、ネットワークを介して特定のサー
バから、出力対象のデジタルコンテンツの全てを出力できるエリア(つまり、そのデジタ
ルコンテンツに設定されたCSL以上のESLのエリア)の位置を表す情報(例えば地図
情報)を取得し、取得した情報を出力することができる。
また、例えば、必ずしもESL送信装置が無くても良い。一例を、図6に示す。図6で
は、エリア101A、101Bにプリンター701H、701Lが設置されている。クラ
イアント端末703が、どのプリンターがどのESLのエリアにいるかを把握している。
ここでは、エリア101AのESLが「高」であり、エリア101BのESLが「低」で
ある。クライアント端末703が、出力制御装置として機能することができる。すなわち
、クライアント端末703は、例えば、ESL「高」のエリア101Aにあるプリンター
701Hからは、CSL「高」のデジタルコンテンツ107HとCSL「低」のデジタル
コンテンツ107Lのいずれも印刷させることができる。一方、クライアント端末703
は、ESL「低」のエリア101Bにいるプリンター701Lからは、CSL「高」のデ
ジタルコンテンツ107Hを印刷せず、印刷できない旨をユーザーに通知することができ
る。なお、プリンター701H、701Lが、例えば、クライアント端末703から、自
分がいるエリアのESLを知らされて(或いは、管理者が、各プリンター701H、70
1Lに、そのプリンター701H、701Lのユーザーインターフェイスを介して、ES
Lを設定して)、各プリンター701H、701Lが、デジタルコンテンツのCSLと、
設定されたESLとを基に、出力制御を行っても良い。
103…エリアセキュリティーレベル送信装置 105…プロジェクター

Claims (8)

  1. デジタルコンテンツを出力する出力手段が現在位置するエリアのセキュリティーレベル
    を表すエリアセキュリティーレベル情報を取得するエリアセキュリティーレベル取得手段
    と、
    出力対象のデジタルコンテンツに関するコンテンツセキュリティーレベルをその出力対
    象のデジタルコンテンツを基に特定するコンテンツセキュリティーレベル特定手段と、
    前記取得したエリアセキュリティーレベル情報が表すエリアセキュリティーレベルと、
    前記特定したコンテンツセキュリティーレベルとの比較を行い、その比較の結果を基に、
    前記出力対象のデジタルコンテンツの前記出力手段からの出力を制御する出力制御手段と
    を備える出力制御装置。
  2. 請求項1記載の出力制御装置は、前記出力手段を備え、或るエリアから別のエリアに持
    ち運ばれ得る装置であり、前記出力対象のデジタルコンテンツの各部分の属性を特定し、
    前記各部分の属性に応じたコンテンツセキュリティーレベルを前記各部分について設定す
    るコンテンツセキュリティーレベル設定手段を更に備え、
    エリア毎に、そのエリアのセキュリティーレベルを表すエリアセキュリティーレベル情
    報を無線送信するエリアセキュリティーレベル送信装置が配置されており、
    前記出力手段は、デジタルコンテンツを可視的に出力する手段であり、
    前記エリアセキュリティーレベル取得手段は、前記出力手段が現在位置するエリアに対
    応したセキュリティーレベル送信装置からエリアセキュリティーレベル情報を無線受信す
    る手段であり、
    前記コンテンツセキュリティーレベル特定手段は、前記出力対象のデジタルコンテンツ
    の部分についてのコンテンツセキュリティーレベルを特定し、
    前記出力制御手段は、前記出力対象のデジタルコンテンツのうちの、前記取得したエリ
    アセキュリティーレベル情報が表すエリアセキュリティーレベルよりも高いコンテンツセ
    キュリティーレベルに関わるデジタルコンテンツ部分のみを、非表示とする、
    請求項1記載の出力制御装置。
  3. 前記出力制御手段は、前記取得したエリアセキュリティーレベル情報が表すエリアセキ
    ュリティーレベルよりも前記特定したコンテンツセキュリティーレベルが高いデジタルコ
    ンテンツ、又は、前記出力対象のデジタルコンテンツのうちの、前記取得したエリアセキ
    ュリティーレベル情報が表すエリアセキュリティーレベルよりも高いコンテンツセキュリ
    ティーレベルに関わるデジタルコンテンツ部分を、非表示とする、
    請求項1記載の出力制御装置。
  4. 前記出力対象のデジタルコンテンツの各部分の属性を特定し、前記各部分の属性に応じ
    たコンテンツセキュリティーレベルを前記各部分について設定するコンテンツセキュリテ
    ィーレベル設定手段を更に備える、
    請求項1又は3記載の出力制御装置。
  5. 前記出力制御手段は、前記デジタルコンテンツ又は前記デジタルコンテンツ部分が非出
    力とならないエリアの位置を表す情報を取得し、取得した情報を前記出力手段から出力す
    る、
    請求項1乃至4のうちのいずれかに記載の出力制御装置。
  6. エリア毎に設けられている装置であって、そのエリアのセキュリティーレベルを表すエ
    リアセキュリティーレベル情報を無線送信するエリアセキュリティーレベル送信装置と、
    デジタルコンテンツを出力する出力手段と、
    出力対象のデジタルコンテンツの前記出力手段からの出力を制御する出力制御装置と
    を備え、
    前記出力制御装置が、
    前記出力手段が現在位置するエリアに対応したセキュリティーレベル送信装置からエリ
    アセキュリティーレベル情報を無線受信するエリアセキュリティーレベル受信手段と、
    前記出力対象のデジタルコンテンツに関するコンテンツセキュリティーレベルをその出
    力対象のデジタルコンテンツを基に特定するコンテンツセキュリティーレベル特定手段と

    前記取得したエリアセキュリティーレベル情報が表すエリアセキュリティーレベルと、
    前記特定したコンテンツセキュリティーレベルとの比較を行い、その比較の結果を基に、
    前記出力対象のデジタルコンテンツの前記出力手段からの出力を制御する出力制御手段と
    を備える、
    出力制御システム。
  7. デジタルコンテンツを出力する出力手段が現在位置するエリアのセキュリティーレベル
    を表すエリアセキュリティーレベル情報を取得するステップと、
    出力対象のデジタルコンテンツに関するコンテンツセキュリティーレベルをその出力対
    象のデジタルコンテンツを基に特定するステップと、
    前記取得したエリアセキュリティーレベル情報が表すエリアセキュリティーレベルと、
    前記特定したコンテンツセキュリティーレベルとの比較を行い、その比較の結果を基に、
    前記出力対象のデジタルコンテンツの前記出力手段からの出力を制御するステップと
    を有する出力制御方法。
  8. デジタルコンテンツを出力する出力手段が現在位置するエリアのセキュリティーレベル
    を表すエリアセキュリティーレベル情報を取得するステップと、
    出力対象のデジタルコンテンツに関するコンテンツセキュリティーレベルをその出力対
    象のデジタルコンテンツを基に特定するステップと、
    前記取得したエリアセキュリティーレベル情報が表すエリアセキュリティーレベルと、
    前記特定したコンテンツセキュリティーレベルとの比較を行い、その比較の結果を基に、
    前記出力対象のデジタルコンテンツの前記出力手段からの出力を制御するステップと
    をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。
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