JP2010186395A - 粒子を含む樹脂材料の粒子変形解析方法および解析システム - Google Patents

粒子を含む樹脂材料の粒子変形解析方法および解析システム Download PDF

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Abstract

【課題】粒子を含む樹脂材料の熱流体解析で算出した樹脂と粒子の温度変化、電極移動速度などを入力条件とした熱応力解析により、接続成形時の粒子の割れ、基板間の導電性などを予測できる解析技術を確立する。
【解決手段】熱流体解析で求めた電極間の間隔から粒子の変形量を求め、粒子の変形量に対応した荷重を、電極を移動させるための荷重から引いて求めた荷重を、次の時間ステップの電極を移動するための荷重として用いることにより、流体の解析で、粒子が変形しながら樹脂材料が流動する過程を予測し、更に、樹脂材料と粒子に関して、温度と弾性率の実験結果を入力し、熱流体解析で算出した樹脂材料と粒子の温度変化、電極の移動速度を含む結果を熱応力解析の入力条件として用いることにより、粒子と電極の変形形状を詳細に算出し、接続成形時の粒子の割れ、基板間の導電性などを予測する。
【選択図】図3

Description

本発明は、粒子を含む樹脂材料を用いた成形加工技術に係り、デバイス、液晶などに用いられている半導体集積回路(IC)を基板に接続するため、電極間に導電性粒子を含む樹脂材料を流動させて、電極間の粒子数、粒子の変形量から導電性を評価する際の3次元熱流体解析で算出した電極移動速度、樹脂と粒子の温度の時間変化などの結果を熱応力解析の入力条件として用いることにより、粒子や基板の変形量を評価する方法に関する。
熱硬化性樹脂材料の流動解析方法として、ポリウレタン発泡材料の密度が時間と共に減少する発泡挙動を解析可能な解析プログラムが、特許文献1、特許文献2に記載されている。
特許文献1では、発泡材料全体を均一の密度とみなし、さらに、その密度として、発泡原料を攪拌した発泡材料を出すノズルを最初に出た発泡材料のノズルを出てからの経過時間で算出した密度を用いている。
また、特許文献2では、特許文献1の技術に加え、肉厚の変動によって発泡材料の密度が変化することを考慮した関数を用いて発泡材料の発泡流動解析を行うことが記載されている。
特開2001−318909号公報 特開2003−91561号公報
導電性を有する粒子を含む樹脂材料を用いた半導体集積回路(IC)と基板の電気的な接続方法を以下に示す。初期状態では、発熱反応に伴って粘度が変化する樹脂材料が、半導体集積回路(IC)の電極と基板の電極との間に設置されている。次に、熱を加えた半導体集積回路(IC)を基板の方向に移動させ、粒子を含む樹脂材料を圧縮することにより、粒子を含む樹脂材料が流動する。このとき、半導体集積回路(IC)の電極と樹脂材料の接触により、樹脂材料の温度が変化し、温度変化に伴う粘度変化を生じながら、樹脂材料が粒子と共に圧縮されながら流動する。なお、半導体集積回路(IC)の電極と基板の電極との間隔が粒子の直径よりも小さくなったときには、電極間に挟まれる粒子は変形しながら圧縮される。半導体集積回路(IC)の移動が終了したときには、電極間に挟まれる粒子の導電性により、半導体集積回路(IC)と基板間の電気信号を伝えることが可能となる。
以上のように、樹脂材料が流動しながら粒子が電極間で変形する解析を行う場合には、熱流体解析を用いて樹脂材料の流動を予測すると同時に、熱応力解析を用いて粒子の変形も予測する必要がある。しかし、現状の熱流体解析では、樹脂材料が流動しながら粒子の電極間の塑性変形を正確に計算する技術は無く、熱応力解析では発熱反応を伴いながら粘度変化する樹脂材料の流動過程を正確に予測する技術は無い。
よって、粒子の変形を伴う樹脂材料の流動挙動の解析技術を確立し、流動挙動の解析で算出した樹脂と粒子の弾性率、温度変化を入力条件とした熱応力解析により、粒子と電極の変形形状を詳細に算出し、接続成形時の粒子の割れ、半導体集積回路(IC)と基板間の導電性などを予測することが課題である。
上記課題を解決するため、本発明は、粒子の変形量と荷重の実験結果を入力値として、熱流体解析技術により樹脂材料の流動過程を予測すると同時に、樹脂材料の流動と粒子変形を予測する解析方法を実現することを特徴とする。
具体的には、ある時間ステップにおいて、熱流体解析で求めた電極間の間隔から粒子の変形量を求め、粒子の変形量に対応した荷重を、電極を移動させるための荷重から引いて求めた荷重を、次の時間ステップの電極を移動するための荷重として用いることにより、流体の解析で、粒子が変形しながら樹脂材料が流動する過程を予測することが可能となる。更に、樹脂材料と粒子に関して、温度と弾性率の実験結果、粒子と電極の接触面積と導電性の実験結果を入力し、熱流体解析で算出した樹脂材料と粒子の温度変化、電極の移動速度を含む結果を熱応力解析の入力条件として用いることにより、粒子と電極の変形形状を詳細に算出し、接続成形時の粒子の割れ、半導体集積回路(IC)と基板間の導電性などを予測することができる。
図1は、導電性を有する粒子を含む樹脂材料を用いた半導体集積回路(IC)と基板の電気的な接続方法を示す図である。 図2は、発泡解析を行うハードウェア構成を示す図である。 図3は、導電性を有する粒子を含む樹脂材料の流動過程についての熱流体解析の計算結果を、熱応力解析の入力値として用いて粒子の変形量を算出する解析方法のフローチャートである。 図4は、入力した「粒子1の1個当たりに荷重が加わった場合の変形量」の関係を示す図である。 図5は、入力した「樹脂材料と粒子の弾性率と温度」の関係を示す図である。 図6は、入力した「粒子の任意数当たりの変形量と半導体集積回路(IC)の電極と基板の電極間の導電性」の関係を示す図である。 図7は、粒子を含む樹脂材料の熱流体解析の結果を示す図である。 図8は、熱流体解析の結果で算出した結果を入力条件とした熱応力解析結果を示す図である。 図9は、基板間の粒子が設置されていない場所に、樹脂材料を設定した解析モデル形状を示す図である。 図10は、樹脂材料を設定した場合の電極の移動による粒子と電極の変形形状を含む結果を示す図である。 図11は、中心部分の樹脂層と最外層部分の金属メッキからなる2相構造粒子を用いた解析結果を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
まず、解析対象となる本実施の形態に係る成形工程を、図1を用いて説明する。
初期状態では、導電性を有する粒子1を含む樹脂材料2が半導体集積回路(IC)3の電極4と基板5の電極4との間に設置されている。成形工程では、熱を加えた半導体集積回路(IC)3を基板5の方向に移動させ、粒子1を含む樹脂材料2を圧縮することにより、粒子1を含む樹脂材料2が流動する。このとき、半導体集積回路(IC)3の電極4と樹脂材料2との接触により、樹脂材料2の温度が変化し、温度変化に伴う粘度変化を生じながら、樹脂材料2が粒子1と共に圧縮されながら流動する。なお、半導体集積回路(IC)3の電極4と基板5の電極4との間隔が粒子1の直径よりも小さくなったときには、電極4間に挟まれる粒子1は変形しながら圧縮される。
半導体集積回路(IC)3の移動が終了したときには、電極4間に挟まれる粒子1の導電性により、半導体集積回路(IC)3と基板5との間で電気信号を伝えることが可能となる。ここで、粒子1の変形量により、粒子1と電極4との接触面積が決まり、この接触面積により半導体集積回路(IC)3と基板5間の導電性が決まる。なお、導電性は、電極4間に一定電圧を印加した場合に流れる電流によって評価される。ここで、粒子1の変形量は、半導体集積回路(IC)3の上部から荷重を加える装置の能力、荷重を加えたときの粒子1の変形量、電極間に挟まれる粒子1の数、樹脂材料2の粘度変化によって決まる。
先ず、粒子1の変形量と荷重の関係を入力として用いることにより、電極4の移動によって、粒子1の変形を考慮した樹脂材料2の流動過程の熱流体解析を行う。更に、樹脂材料2と粒子1の温度と弾性率の関係、熱流体解析で算出した樹脂材料2と粒子1の温度の時間変化を含む物性値、電極4の速度を含む境界条件を熱応力解析の入力とし、粒子1と電極4の応力状態を計算する。本解析手法により、粒子1の割れを含む変形形状、電極4の変形形状の予測を可能とし、更に、粒子1と電極4の接触面積を算出し、導電性を予測することもできる。
次に、粒子1の変形に伴う樹脂材料2の流動過程を予測するために用いる解析システムについて説明する。解析システムは、図2示すハードウェア構成で後述する図3のフローを備えたソフトウェアが実行されることにより機能する。
具体的には、計算装置6、記録装置10(ハードディスク、MOなど)を備えた計算装置7、この2つの計算装置を繋ぐLAN8、計算装置7が備える表示装置9を備えている。計算装置6で作成したCADデータをLAN8を介して計算装置7に転送するようにしておく。計算装置7に転送されたCADデータは、計算装置7の記録装置10(ハードディスク、MOなど)に記録される。計算機7は、図3で示すフローチャートに従い計算を実行し、結果を記録装置10に記録した後、表示装置9に結果を表示する。
図示してはいないが、計算装置6及び7には、当然キーボードやマウス等の入力デバイスを備えている。
次に、粒子の変形を考慮した樹脂材料2の流動過程の熱流体解析の方法として、図3のフローチャートに沿って解析プログラムの処理を説明する。
まず、モデル形状作成ステップ1001では、オペレータによって入力装置を介して特定された解析対象モデル、つまり、解析対象の電極4、初期の粒子を含む樹脂材料2の形状、粒子を含む樹脂材料2が流動できる空間のデータを記憶装置10から読み出す。
次に、3次元ソリッド要素作成のステップ1002では、モデル形状作成ステップ1001で読み込んだデータの形状を複数の特定空間(3次元ソリッドの有限要素)に分解し、各有限要素の形状データを作成する。
次に、物性値入力ステップ1003では、解析を行う材料の物性値である密度、熱伝導率、比熱、発熱式(式6)〜(式10)、粘度式(式11)〜(式14)、粒子1の配置、密度、直径、粒子1の1個当たりに荷重が加わった場合の変形量を入力するように、オペレータに催促する表示を行い、入力装置からこれらのデータを受け付ける。なお、A:反応率、t:時間、T:温度、dA/dt:反応速度、K1,K2:温度の関数となる係数、N,M,Ka,Ea,Kb,Eb:材料固有の係数、Q:任意時刻までの発熱量、Q0:反応終了時までの総発熱量、dQ/dt:発熱速度、η:粘度、η0:初期粘度、t0:ゲル化時間、a、b、d、e、f、g:材料固有の定数を示す。
Figure 2010186395
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次に、境界条件、成形条件入力ステップ1004において、半導体集積回路(IC)3および電極4の上部に加えられる圧力の入力をするように、オペレータに催促する表示を行い、入力装置からデータを受け付ける。ここで、受け付けた半導体集積回路(IC)3および電極4の上部に加えられる圧力と半導体集積回路(IC)3の上部の面積から半導体集積回路(IC)3および電極4の上部に加えられる荷重Fを算出する。
次に、オペレータからの解析開始の指示と初期時間増分を受け付ける。
ステップ1005として、この指示に基づいて、記録装置に格納された連続の式(1)およびナビエストークスの式(2)〜(4)、エネルギ保存式(5)を呼び出し、これまで入力を受け付けた、初期時間増分、半導体集積回路(IC)3および電極4の上部に加えられる圧力、樹脂材料2の密度、比熱、熱伝導率、発熱式(式6)〜(式10)、粘度式(式11)〜(式14)を代入し、電極の圧縮による樹脂材料2と粒子1の流動に伴う、速度、圧力、温度および粘度を計算する。この計算結果を有限要素の位置と対応つけて記憶装置に保存する。ここで、ρ;密度、u;x方向速度、υ;y方向速度、ω;z方向速度、T;温度、P;圧力、t;時間、η;粘度、Cp;定圧比熱、β;体積膨張係数、λ;熱伝導率を示している。
Figure 2010186395
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次にステップ1006で、電極4間の間隔が粒子の直径よりも大きいかどうかの判定を行う。ここで、電極4間の間隔が粒子1の直径(φD)と等しくなった場合には、ステップ1007において、電極4間に挟まれる接続部の粒子1数Nを出力する。
次のステップ1008からは、粒子1の変形を伴う樹脂材料2の流動過程の計算を行う。この粒子1の変形を伴う樹脂材料2の流動過程の計算を行う第一ステップ(1008)では、粒子1の変形は無視し、電極4の移動方向における樹脂材料2の移動量(=粒子1の変形量)ΔH1を算出した後に、ステップ1003で入力した「粒子1の1個当たりに荷重が加わった場合の変形量」から粒子1の変形量ΔH1によって、粒子1の1個当たりに加わる荷重ΔF1を算出する。ここで、入力した「粒子1の1個当たりに荷重が加わった場合の変形量」の関係の一例を図4に示す。
次のステップ1009においては、半導体集積回路(IC)3および電極4の上部に加えられる荷重FJ2は、設定値のFからステップ1008で求めた粒子1の1個当たりに加わる荷重ΔF1とステップ1007で求めた電極間に挟まれる粒子数Nの積で求められる値の差(FJ2=F−N×ΔF1)を用いた計算を行う。この荷重FJ2を加えた場合の電極4の移動による樹脂材料2の移動量ΔH2(=粒子1の変形量)を算出した後に、粒子1の変形量ΔH2によって、粒子1個当たりに加わる荷重ΔF2を算出し、FJ3=F−N×ΔF2を次の時間ステップの計算における半導体集積回路(IC)3に加えられる荷重条件とする。
ステップ1011において、ステップ1008〜1010の計算を繰返し、M回目のステップにおいて、粒子1の変形量ΔH(M)、粒子1個当たりに加わる荷重ΔF(M)を算出し、半導体集積回路(IC)3および電極4の上部に加えられる荷重設定値Fから粒子1の1個当たりに加わる荷重ΔF(M)とステップ1007で求めた電極間に挟まれる粒子数Nの積で求められる値が0以下になるまで(F−N×ΔF(M)≦0)、または電極に加えられる荷重Fが樹脂材料2の粘度の上昇(ゲル化粘度)により電極が移動できなくなるまで、または電極4間の間隔が0になるまで、粒子1の変形量および樹脂材料2の流動挙動を計算する。
ステップ1013において、計算の収束判定を行う。収束の判定手法は、圧力とあらかじめ定めておいた圧力範囲とを対比し、範囲内にある場合を収束として判定する。収束しない場合には、ステップ1001〜1004のいずれかに戻る。この際、オペレータに入力を促し、どのステップに戻るかを決める。
ステップ1014において粒子変形の適正判定を行う。ここでは、粒子の変形量が規定された値の範囲内であるかを判定し、規定された範囲外である場合には、ステップ1001〜1004のいづれかに戻る。この際、オペレータに入力を促し、どのステップに戻るかを決める。
ステップ1013で計算が収束したことを判定し、ステップ1014で粒子変形が適正であることを判定した後、ステップ1015において熱流体解析での計算を終了する。
なお、ステップ1003における入力条件として、粒子1の1個当たりに荷重が加わった場合の変形量の関係の例を示したが、粒子1の複数個当たりの荷重が加わった場合の変形量(または変形率)の関係を入力することができ、粒子1に加わる応力と変形量(または変形率)の関係を入力することができるものとする。また、発熱式は(式6)〜(式10)に限定されるものではなく、樹脂材料2の反応率を含む任意の関数を用いることができる。また、粘度式は(式11)〜(式14)に限定されるものではなく、樹脂材料2の温度または反応率を含む任意の関数を用いることができる。また、収束判定は任意の判定方法を用いることができる。また、3次元の解析だけではなく、2次元の解析もできるものとする。なお、以上の計算は有限要素法または有限体積法または有限差分法を用いて計算を行えるものとする。
ステップ1015として、電極4の移動速度、樹脂材料2と粒子1の温度の時間変化を出力する。ここで、樹脂材料2の温度分布は樹脂材料2が充填された要素ごとの時間変化を出力するものとし、粒子1は粒子1が含まれる要素の樹脂温度を出力するものとする。また、樹脂材料2と粒子1の温度は、樹脂材料2の温度平均値の時間変化を用いることもできる。
熱応力解析を実行するためのモデル形状作成ステップ1016では、オペレータによって入力装置を介して特定された解析対象モデル、つまり、解析対象の電極4、粒子1を記憶装置10から読み出す。ここで、電極4の移動中は、樹脂材料2は移動しているので、樹脂材料2が粒子変形に与える影響は小さいと考え、樹脂材料2を除いた部分について、電極4間の間隔が粒子1径と等しくなった状態でのモデル形状を作成する。
なお、電極4間隔と粒子1径が等しくなる時間は、ステップ1006で算出する「電極4間の間隔<粒子1直径」となる時間ステップの値を用いることもできる。
3次元ソリッド要素作成のステップ1017では、モデル形状作成ステップ1016で読み込んだデータの形状を複数の特定空間(3次元ソリッドの有限要素)に分解し、各有限要素の形状データを作成する。
次に、物性値入力ステップ1018では、熱応力解析を行う粒子1、電極4の物性値である密度、熱伝導率、線膨張係数、弾性率、ポアソン比を含む値を入力する。ここで、粒子1の弾性率は、ステップ1015で出力した樹脂材料2と粒子1の温度の時間変化と、実験で得られた結果の入力値である樹脂材料2と粒子1の弾性率と温度の関係から算出して用いる。ここで、ステップ1018で入力した樹脂材料2と粒子1の弾性率と温度の関係の一例を図5に示す。このように、樹脂材料2は熱硬化性樹脂であるので、電極4からの過熱による温度上昇に伴って弾性率が上昇する。一方、粒子1は熱可塑性樹脂であるので、温度上昇に伴って弾性率が低下する。
境界条件入力ステップ1019では、ステップ1015で出力した電極4移動速度、樹脂材料2と粒子1の温度の時間変化、拘束点を含む内容を入力する。また、電極4の温度変化は、電極4と接する部分の樹脂温度の時間変化を用いる。なお、電極4の温度変化は、樹脂温度の平均値の時間変化を用いることもできる。更に、ステップ1021にて解析結果を出力するための判定に用いる電極4移動の速度設定値を入力する。
次に、オペレータからの解析開始の指示と初期時間増分を受け付ける。なお、解析は電極4間の間隔が粒子1径と等しくなった時間から行なうものとする。
ステップ1020として、この指示に基づいて、記録装置に格納されたステップ1017で要素分割した形状を呼び出し、これまで入力を受け付けた、密度、熱伝導率、線膨張係数、弾性率、ポアソン比、拘束点、電極4移動速度を含む内容を代入し、電極4移動に伴う粒子1と電極4の応力、変形量を含む結果を計算する。
次に、ステップ1021として、電極4の移動速度が、ステップ1019で入力した電極4の速度設定値よりも小さくなっているかの判定を行う。ここで、計算上の電極4の移動速度が設定値以上であれば、ステップ1020にて計算を繰返し、計算上の電極4の移動速度が設定値よりも小さくなれば、ステップ1022にて計算結果の出力を行う。
ステップ1022として、粒子1と基板の変形形状、接触面積の出力を行う。
ここで、粒子1の割れの判定を行うことができるとともに、導電性能を評価するために、図6に示す実験で求めた粒子1の任意数当たりの接触面積と半導体集積回路(IC)の電極4間の導電性の関係をステップ1018で入力しておくことで、ステップ1022で出力した接触面積から粒子1を挟み込んだ電極4間の導電性の予測を行うこともできる。
なお、図6では、ステップ1007で算出した電極4に挟まれる粒子1数がN1,N2,N3(N1<N2<N3)の場合について、粒子1変形量と導電性の関係を表している。
次に、1022で出力された粒子1と電極4の変形形状を初期値として、ステップ1023にて、電極4間隔における粒子1を除いた空間部に樹脂材料2を設定したモデル形状を作成する。
ステップ1024として、樹脂部分の3次元要素を分割する。なお、電極4と粒子1部分の要素形状は、ステップ1022で出力された結果を用いるものとする。
ステップ1025として、樹脂材料2の物性値である密度、熱伝導率、線膨張係数、弾性率、ポアソン比を含む値を入力する。ここで、樹脂材料2の弾性率は、ステップ1015で出力した樹脂材料2と粒子1の温度の時間変化と、ステップ1018で入力した樹脂材料2と粒子1の弾性率と温度の関係から算出して用いる。なお、粒子1と電極4の物性値は、ステップ1018で入力した値を用いるものとする。
ステップ1026として、ステップ1015で出力した樹脂温度と粒子1の時間変化、拘束点を含む内容を入力する。更に、ステップ1028にて計算を終了するための判定に用いる解析時間の設定値を入力する。
次に、オペレータからの解析開始の指示と初期時間増分を受け付ける。なお、解析はステップ1022の粒子1と基板の変形量を出力した時間から行うものとする。ステップ1027として、この指示に基づいて、記録装置に格納されたステップ1023で要素分割した形状を呼び出し、これまで入力を受け付けた、密度、熱伝導率、線膨張係数、弾性率、ポアソン比、拘束点、樹脂材料2と粒子1と電極4の温度の時間変化を含む内容を代入し、電極4移動に伴う樹脂材料2と粒子1、電極4の応力、変形量を含む結果を計算する。
ステップ1028にて解析時間がステップ1026で設定した解析時間設定値よりも小さいかを判定する。解析時間が設定値以上の場合には、ステップ1027にて繰返し計算を行なう。解析時間が設定値よりも小さい場合には、ステップ1029にて粒子1と基板の変形形状、接触面積の出力を行う。
ここで、粒子1の割れの判定を行うことができるとともに、導電性能を評価するために、前記した図6に示す電極4と粒子1の接触面積と電極4間に流れる電流の実験結果をステップ1018で入力しておくことで、粒子1を挟み込んだ電極4間の導電性の予測を行うこともできる。
なお、導電性能を評価するために、前記した図6に示すように、電極4と粒子1の接触面積と電極4間に流れる電流を入力したが、本発明はこれだけに限定されるものではなく、電極4と粒子1の接触面積と電極4間の電気抵抗値を入力することもできる。
なお、解析はステップ1022で終了し、電極4の移動だけによる粒子1と電極4の変形形状を出力することができ、ステップ1029までの解析で、電極4移動速度が小さくなってからの熱応力による粒子1と電極4の変形形状を出力することもできる。なお、粒子1は、単相の解析モデルを用いることもできるし、樹脂材料2の表面に複数の金属メッキを施した2相以上の構造の解析モデルを用いることもできる。
また、ここでは粒子1内の熱伝導計算は行っていないが、粒子1の比熱、熱伝導率、樹脂材料2と粒子1の熱伝達率などの入力により、粒子1内の熱伝導計算も行うことができる。なお、以上では樹脂材料2は単相の場合の例を示したが、本発明はこれだけに限定されるものではなく、二相以上の樹脂材料2を用いて、任意の相の樹脂材料2に粒子1を含む状態での解析も行えるものとする。
また、ステップ1003で樹脂材料2と粒子1の弾性率と温度の関係を入力することにより、ステップ1015にて、樹脂材料2と粒子1の弾性率の温度の時間変化から算出した、樹脂材料2と粒子1の弾性率の時間変化を熱応力解析の物性値の入力とすることもできる。
ここで、粒子1を含む樹脂材料2の熱流体解析の結果の一例を図7に示す。
初期状態において、導電性を有する粒子1を含む樹脂材料2が半導体集積回路(IC)3の電極4と基板5の電極4間に設置されている。ここで、樹脂材料2は初期温度30℃とし、発熱式(式6)〜(式10)、粘度式(式11)〜(式14)を用いるものとする。なお、発熱式(式6)〜(式10)、粘度式(式11)〜(式14)の定数の値、密度、熱伝導率、比熱の値、粒子の直径(φD)、密度を表1に示す。
Figure 2010186395
また、半導体集積回路(IC)3の温度は一定(185℃)に設定し、基板5の方向に圧力5MPaを加えて移動させ、粒子1を含む樹脂材料2を圧縮することにより、粒子1を含む樹脂材料2を流動させる。このとき、半導体集積回路(IC)3の電極4と樹脂材料2の接触により、樹脂材料2の温度が変化し、温度変化に伴う粘度変化を生じながら、樹脂材料2が粒子1と共に圧縮されながら流動する過程を計算できる。
なお、半導体集積回路(IC)3の電極4と基板5の電極4との間隔が粒子1の直径よりも小さくなったときには、解析上では、粒子1と電極4の接触の計算は行わない。つまり、解析上では、粒子1同士、粒子1と電極4が接触する場合には、粒子1が電極4をすり抜けるなどの設定を行うことにより、樹脂材料2だけの流動性の計算を行う。このとき、半導体集積回路(IC)3の上部から加える圧力は設定値の5MPaではなく、図3のフローチャートで示したように、設定圧力と面積との積で求めた荷重から粒子1の変形量に対応した荷重を引いた値を用いる。
この計算の結果、樹脂粘度が大きくなり、荷重を加えても半導体集積回路(IC)3と電極4の移動ができなくなり、解析が終了する。ここで、樹脂材料の温度平均値の時間変化、電極4移動速度を出力して、熱応力解析の入力として用いる。
なお、電極4の間隔が粒子1の径と等しくなった時間において、樹脂材料2を設定しないで、粒子1が電極4で挟まれた状態を解析の初期条件として、電極4の移動による粒子1の変形を計算する。ここで、粒子1と電極4の温度の時間変化は、前記した樹脂材料2の温度平均値の時間変化を用いる。
解析には汎用熱応力解析ソフトを用いて、電極4間に挟まれた一つの粒子1について、1/4モデルでの解析を行った。なお、基板の線膨張係数15ppm、弾性率50GPa、ポアソン比0.2、密度2500kg/m3、粒子1については、線膨張係数α1(ガラス転移点以上):18ppm、線膨張係数α2(ガラス転移点以下):9ppm、ポアソン比0.3、密度1500kg/m3を含む内容を入力し、粒子1の弾性率は、前記熱流体解析で算出した樹脂材料2の温度平均値の時間変化と図5で示した樹脂材料2と粒子1の弾性率の温度変化から算出する。
これらの入力条件を用いた熱応力解析により、図8に示すように、電極4の移動による粒子1と電極4の変形形状を含む結果を算出できる。
ここで、電極4移動速度が設定値よりも小さくなった時間において、電極4移動速度は0として、図9に示すように、基板間の粒子1が設置されていない場所に、樹脂材料2を設定し、温度変化が生じたときの線膨張係数の差による粒子1と基板の変形形状と応力を含む結果を算出する。
ここで、電極4移動速度の設定値の一例として、図5に示す樹脂材料の弾性率が粒子の弾性率よりも大きくなった時間を設定するものとする。
樹脂材料2の物性値は、線膨張係数α1(ガラス転移点以上):13ppm、線膨張係数α2(ガラス転移点以下):8ppm、ポアソン比0.3、密度2000kg/m3を含む内容を入力し、樹脂材料2の弾性率は、前記熱流体解析で算出した樹脂材料2の温度平均値の時間変化と図5で示した樹脂材料2と粒子1の弾性率の温度変化から算出する。温度条件として、樹脂材料2、粒子1、基板の温度の時間変化は、熱流体解析で算出した樹脂材料2の平均温度の時間変化を用いるものとする。
これらの入力条件を用いた熱応力解析により、図10に示すように、樹脂材料2を設定した場合の電極4の移動による粒子1と電極4の変形形状を含む結果を算出できる。
なお、以上では、電極4間に挟まれた一つの粒子1についての熱応力解析による検討結果を示したが、本発明はこれだけに限定されるものではなく、図3のステップ1007で出力した電極4間に挟まれる粒子1数N全体についての解析も行える。
また、以上では、粒子1は単相として設定したが、本発明はこれだけに限定されるものではなく、図11に示すように、粒子1は中心部分の樹脂層と最外層部分の金属メッキ11からなる2相の構造とし、別々の物性値を入力して解析することもできる。
1 粒子
2 樹脂材料
3 半導体集積回路(IC)
4 電極
5 基板
6 計算装置
7 計算装置
8 LAN
9 表示装置
10 記録装置
11 金属メッキ

Claims (11)

  1. 導電性を有する粒子を含む樹脂材料を2方向からの障害物で圧縮することにより、粒子の変形を考慮した樹脂材料の流動過程についての熱流体解析の計算結果を、熱応力解析の入力値として用いて粒子の変形量を算出する解析方法であって、
    粒子または樹脂材料、もしくは粒子および樹脂材料の弾性率と温度の関係、熱流体解析で算出した粒子または樹脂材料、もしくは粒子および樹脂材料の温度の時間変化を含む物性値を熱応力解析の入力条件とし、熱流体解析で算出した障害物の速度を含む境界条件を熱応力解析の入力条件とし、粒子の応力状態を含む内容を算出することを特徴とする解析方法。
  2. 導電性を有する粒子を含む樹脂材料を2方向からの障害物で圧縮することにより、粒子の変形を考慮した樹脂材料の流動過程についての熱流体解析の計算結果を、熱応力解析の入力値として用いて粒子の変形量を算出する解析方法であって、
    熱流体解析で算出した粒子または樹脂材料、もしくは粒子および樹脂材料の弾性率の時間変化を含む物性値を熱応力解析の入力条件とし、熱流体解析で算出した障害物の速度を含む境界条件を熱応力解析の入力条件とし、粒子の応力状態を含む内容を算出することを特徴とする解析方法。
  3. 請求項1または2記載の解析方法であって、
    熱応力解析の入力条件として障害物移動速度の設定値を入力し、
    障害物の移動速度が前記設定値以上の場合には、樹脂材料を設定しない状態で、障害物による粒子の圧縮解析を行い、
    障害物移動速度が入力した設定値よりも小さくなってから、熱応力解析のリスタート解析で樹脂材料を設定し、熱流体解析で算出した樹脂材料と粒子の温度変化を含む境界条件を熱応力解析の入力とすることにより、粒子の応力状態を含む内容を算出することを特徴とする解析方法。
  4. 導電性を有する粒子を含む樹脂材料を2方向からの障害物で圧縮することにより、粒子の変形を考慮した樹脂材料の流動過程についての熱流体解析の計算結果を、熱応力解析の入力値として用いて粒子の変形量を算出する解析方法であって、
    粒子または樹脂材料、もしくは粒子および樹脂材料の弾性率と温度の関係、熱流体解析で算出した粒子または樹脂材料、もしくは粒子および樹脂材料の温度の時間変化を含む物性値を熱応力解析の入力条件とし、熱流体解析で算出した障害物の速度を含む境界条件を熱応力解析の入力条件とし、粒子と障害物の応力状態を含む内容を算出することを特徴とする解析方法。
  5. 導電性を有する粒子を含む樹脂材料を2方向からの障害物で圧縮することにより、粒子の変形を考慮した樹脂材料の流動過程についての熱流体解析の計算結果を、熱応力解析の入力値として用いて粒子の変形量を算出する解析方法であって、
    熱流体解析で算出した粒子または樹脂材料、もしくは粒子および樹脂材料の弾性率の時間変化を含む物性値を熱応力解析の入力条件とし、熱流体解析で算出した障害物の速度を含む境界条件を熱応力解析の入力条件とし、粒子と障害物の応力状態を含む内容を算出することを特徴とする解析方法。
  6. 請求項4または請求項5に記載の解析方法であって、
    熱応力解析の入力条件として障害物移動速度の設定値を入力し、
    障害物の移動速度が前記設定値以上の場合には、樹脂材料を設定しない状態で、障害物による粒子の圧縮解析を行い、
    障害物移動速度が入力した設定値よりも小さくなってから、熱応力解析のリスタート解析で樹脂材料を設定し、熱流体解析で算出した樹脂材料と粒子の温度変化を含む境界条件を熱応力解析の入力とすることにより、粒子と障害物の応力状態を含む内容を算出することを特徴とする解析方法。
  7. 導電性を有する粒子を含む樹脂材料を2方向から電極で圧縮することにより、樹脂材料および粒子を流動させる工程の解析方法であって、
    解析対象の電極、初期の粒子を含む樹脂材料の形状、粒子を含む樹脂材料が流動できる空間のデータを記憶装置から計算装置に取り込み、当該データに基づいて3次元ソリッド要素に分解処理をし、
    少なくとも樹脂材料の密度、熱伝導率、比熱、初期温度、初期粘度、発熱式、粘度の樹脂温度を含む関数式、粒子の外形寸法、密度などの物性値、電極に加えられる外部からの荷重F、電極の初期温度、初期時間増分などの境界条件を入力し、
    連続の式、ナビエストークスの式、エネルギ保存式を、前記3次元ソリッド要素に基づいて演算処理することにより、電極と樹脂材料の接触により、樹脂温度の変化を計算し、電極の移動により、樹脂材料が温度変化に伴う粘度変化を生じながら、粒子と共に圧縮されながら流動する過程を熱流体解析で計算し、
    圧縮後の電極間の隙間が粒子の直径と等しくなった場合に、電極間に挟まれる粒子数Nを出力演算し、粒子の変形および樹脂材料の熱流体解析を開始し、
    電極間の隙間が粒子の直径と等しくなった場合において、少なくとも樹脂の形状、樹脂材料の温度、粘度、速度および圧力分布、電極間に挟まれる粒子数Nを初期値とし、
    粒子1個当たりに加わる荷重―変位の関係、粒子変形解析における初期時間増分を入力し、連続の式、ナビエストークスの式、エネルギ保存式を、前記3次元ソリッド要素に基づいて演算処理することにより樹脂材料の流動を計算する際に、
    粒子変形を伴う熱流体解析の初期時間増分(第一ステップ)においては、粒子の変形は無視し、電極の移動方向における樹脂材料の移動量(=第一ステップにおける粒子の変形量)ΔH1を算出した後に、入力した粒子1個当たりに加わる荷重―変位の関係式から粒子の変形量ΔH1によって、粒子1個当たりに加わる荷重ΔF1を算出し、
    次の時間増分(第二ステップ)においては、電極に加えられる外部からの荷重FJ2は、設定値の荷重Fから第一ステップで求めた粒子一個当たりに加わる荷重ΔF1と電極間に挟まれる粒子数Nの積で求められる値の差(FJ2=F−N×ΔF1)を用いて、電極の移動による樹脂材料の移動量ΔH2(=第二ステップにおける粒子の変形量)を算出した後に、粒子の変形量ΔH2によって、粒子1個当たりに加わる荷重ΔF2を算出し、
    この時間増分を加えた計算を繰返し、M回目のステップにおいて、粒子の変形量ΔH(M)、粒子1個当たりに加わる荷重ΔF(M)からFJ(M)=F−N×ΔF(M)を算出し、FJ(M)が0になるまで、電極間隔が0になるまで、または樹脂材料の粘度の上昇(ゲル化粘度)により電極が移動できなくなる場合までの樹脂と粒子の流動挙動を算出し、
    電極間の間隔が粒子径と等しくなった時間における解析対象の電極、粒子を含む空間のデータを記憶装置から計算装置に取り込み、当該データに基づいて3次元ソリッド要素に分解処理をし、
    粒子、電極の物性値である密度、熱伝導率、線膨張係数、弾性率、ポアソン比を含む値を入力し、
    ここで、粒子の弾性率は、粒子の弾性率と温度の関係と熱流体解析で出力した樹脂材料と粒子の温度の時間変化から算出した値を用いて、前記熱流体解析で算出した電極の移動速度、粒子の温度の時間変化を、基板の温度変化として熱流体解析で求めた樹脂温度平均値の時間変化を境界条件として入力した熱応力解析により、粒子と基板の変形形状、応力を含む結果を出力することを特徴とする解析方法。
  8. 請求項7記載の解析方法において、前記算出された任意時間における粒子と電極の変形形状を初期状態として、電極間隔における粒子を除いた空間部に樹脂材料を設定したモデル形状を作成し、
    樹脂部分の3次元要素を分割し、樹脂材料の物性値である密度、熱伝導率、線膨張係数、ポアソン比を含む値を入力し、弾性率は、熱流体解析で出力した樹脂材料の温度の時間変化と、樹脂材料の弾性率と温度の関係から算出した値を用いて、
    前記入力した粒子と電極の物性値を用いて、粒子と電極と樹脂の温度の時間変化、拘束点を含む境界条件を入力した熱応力解析により、粒子と基板の変形形状、応力を含む結果を出力することを特徴とする解析方法。
  9. 請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の解析方法であって、
    電極と粒子の接触面積と導電性の関係を入力することにより、粒子と電極の接触面積から電極間の導電性または基板間の導電性の予測を行うことを特徴とする解析方法。
  10. 請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載の解析方法であって、
    樹脂材料に含まれる粒子が樹脂と金属メッキから成る2相以上の構造の解析モデルとして入力することを特徴とする解析方法。
  11. 請求項1ないし請求項10のいずれか1項に記載の解析方法を用いた解析システムであって、
    少なくとも基板間の粒子の変形量または電極の変形量、電極間の導電性を出力することを特徴とする解析システム。
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