JP2010185921A - 液晶装置の製造装置及び製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】装置構造が簡易且つ低コストで、液晶装置の基板に非接触で液晶を滴下すること
ができる液晶装置の製造装置及び製造方法を提供する。
【解決手段】一方の室140と他方の室146とに区画されているチャンバーと、一方の
室140と他方の室146との間に跨って設けられる液晶滴下部150と、液晶滴下部1
50の一方の室側に設けられる液晶Lの収容部155と、液晶滴下部150の他方の室1
46側に設けられ、他方の室146内に配置される一方の基板に液晶を滴下する滴下流路
157と、一方の室140を加圧可能な加圧部とを備え、加圧部の加圧により、収容部1
55に収容された液晶Lを液晶セル200の一方の基板に滴下する液晶装置の製造装置。
【選択図】図4
ができる液晶装置の製造装置及び製造方法を提供する。
【解決手段】一方の室140と他方の室146とに区画されているチャンバーと、一方の
室140と他方の室146との間に跨って設けられる液晶滴下部150と、液晶滴下部1
50の一方の室側に設けられる液晶Lの収容部155と、液晶滴下部150の他方の室1
46側に設けられ、他方の室146内に配置される一方の基板に液晶を滴下する滴下流路
157と、一方の室140を加圧可能な加圧部とを備え、加圧部の加圧により、収容部1
55に収容された液晶Lを液晶セル200の一方の基板に滴下する液晶装置の製造装置。
【選択図】図4
Description
本発明は、一対の基板間に液晶を封入する液晶装置の製造装置及び製造方法に関する。
液晶装置は、素子基板と、素子基板に枠状のシール材を介して接合される対向基板を有
し、素子基板と対向基板との間に液晶が封入される。素子基板と対向基板との間に封入さ
れる液晶は、例えば素子基板と対向基板を接合しているシール材の一部に注入口を設け、
注入口近傍に真空雰囲気下で液晶を滴下し、その状態で真空雰囲気を解除することにより
、注入口から素子基板と対向基板との間に注入される。
し、素子基板と対向基板との間に液晶が封入される。素子基板と対向基板との間に封入さ
れる液晶は、例えば素子基板と対向基板を接合しているシール材の一部に注入口を設け、
注入口近傍に真空雰囲気下で液晶を滴下し、その状態で真空雰囲気を解除することにより
、注入口から素子基板と対向基板との間に注入される。
液晶を滴下する装置としては、シリンダー状の液晶容器の底部に形成されているノズル
と、液晶容器内に上部から挿入されて液晶容器内を摺動するピストンと、ピストンを進退
する進退機構を有するものが知られている(特許文献1、2参照)。特許文献1、2の液
晶滴下装置は、液晶容器内に液晶を充填し、充填した液晶をピストンの駆動により押圧し
、押圧した液晶をノズルから滴下するものである。
と、液晶容器内に上部から挿入されて液晶容器内を摺動するピストンと、ピストンを進退
する進退機構を有するものが知られている(特許文献1、2参照)。特許文献1、2の液
晶滴下装置は、液晶容器内に液晶を充填し、充填した液晶をピストンの駆動により押圧し
、押圧した液晶をノズルから滴下するものである。
ところで、特許文献1、2の液晶滴下装置は、液晶装置の基板に非接触で液晶を滴下す
ることが可能であり、ノズルの接触で液晶装置内に異物が混入することを防止することが
可能である。しかしながら、液晶容器内を摺動するピストンや、ピストンを進退する進退
機構を設ける必要があるため、装置構造が複雑化し、高コストとなる。そのため、装置構
造が簡易、低コストで、液晶装置の基板に非接触で液晶を滴下することができる構成が求
められている。
ることが可能であり、ノズルの接触で液晶装置内に異物が混入することを防止することが
可能である。しかしながら、液晶容器内を摺動するピストンや、ピストンを進退する進退
機構を設ける必要があるため、装置構造が複雑化し、高コストとなる。そのため、装置構
造が簡易、低コストで、液晶装置の基板に非接触で液晶を滴下することができる構成が求
められている。
本発明は上記課題に鑑みて提案するものであり、装置構造が簡易且つ低コストで、液晶
装置の基板に非接触で液晶を滴下することができる液晶装置の製造装置及び製造方法を提
供することを目的とする。
装置の基板に非接触で液晶を滴下することができる液晶装置の製造装置及び製造方法を提
供することを目的とする。
本発明の液晶装置の製造装置は、一対の基板間に液晶を封入する液晶装置の製造装置で
あって、一方の室と他方の室に区画されているチャンバーと、前記一方の室と前記他方の
室との間に跨って設けられる液晶滴下部と、前記液晶滴下部の前記一方の室側に設けられ
る液晶の収容部と、前記液晶滴下部の前記他方の室側に設けられ、前記他方の室内に配置
される一方の基板に前記液晶を滴下する滴下流路と、前記一方の室を加圧可能な加圧部と
を備え、前記加圧部により前記一方の室を加圧することにより、前記収容部に収容された
前記液晶を滴下することを特徴とする。
本発明によれば、液晶滴下部やその支持部分の構造等を単純化し、製造装置の構造の簡
易化、低コスト化を図ることができる。また、液晶装置の基板に非接触で液晶を滴下する
ことが可能であるから、液晶装置内に異物が混入することも防止することができる。
あって、一方の室と他方の室に区画されているチャンバーと、前記一方の室と前記他方の
室との間に跨って設けられる液晶滴下部と、前記液晶滴下部の前記一方の室側に設けられ
る液晶の収容部と、前記液晶滴下部の前記他方の室側に設けられ、前記他方の室内に配置
される一方の基板に前記液晶を滴下する滴下流路と、前記一方の室を加圧可能な加圧部と
を備え、前記加圧部により前記一方の室を加圧することにより、前記収容部に収容された
前記液晶を滴下することを特徴とする。
本発明によれば、液晶滴下部やその支持部分の構造等を単純化し、製造装置の構造の簡
易化、低コスト化を図ることができる。また、液晶装置の基板に非接触で液晶を滴下する
ことが可能であるから、液晶装置内に異物が混入することも防止することができる。
本発明の液晶装置の製造装置は、前記液晶滴下部を複数設けることを特徴とする。
本発明によれば、複数箇所に液晶を同時に滴下することが可能となり、製造時に高密度
に並置された基板の目的位置に同時に液晶を滴下することができる。また、液晶滴下部を
移動して複数箇所に液晶を滴下する場合に必要となる移動機構を不要とすることができ、
製造装置の構造の簡易化を図ることができる。また、複数の液晶滴下部への液晶供給を1
ラインの液晶供給ラインとディスペンサーで行うことが可能となり、複数の液晶供給ライ
ンを設ける場合に比べて、設備の小型化を図れると共に、液晶供給ラインのイオン汚染や
異物混入の防止等の管理が容易になる。
本発明によれば、複数箇所に液晶を同時に滴下することが可能となり、製造時に高密度
に並置された基板の目的位置に同時に液晶を滴下することができる。また、液晶滴下部を
移動して複数箇所に液晶を滴下する場合に必要となる移動機構を不要とすることができ、
製造装置の構造の簡易化を図ることができる。また、複数の液晶滴下部への液晶供給を1
ラインの液晶供給ラインとディスペンサーで行うことが可能となり、複数の液晶供給ライ
ンを設ける場合に比べて、設備の小型化を図れると共に、液晶供給ラインのイオン汚染や
異物混入の防止等の管理が容易になる。
本発明の液晶装置の製造方法は、液晶滴下部の一方側に設けられる収容部に液晶を収容
し、前記液晶滴下部の他方側に設けられる滴下流路から前記液晶を滴下して、一対の基板
間に前記液晶を封入する液晶装置の製造方法であって、前記収容部に前記液晶を収容する
第1工程と、前記収容部内を加圧することにより、前記収容部に収容された前記液晶を一
方の基板に滴下する第2工程とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、液晶滴下部やその支持部分の構造等を単純化し、製造装置の構造の簡
易化、低コスト化を図ることができる。また、液晶装置の基板に非接触で液晶を滴下する
ことが可能であるから、液晶装置内に異物が混入することを防止することができる。
し、前記液晶滴下部の他方側に設けられる滴下流路から前記液晶を滴下して、一対の基板
間に前記液晶を封入する液晶装置の製造方法であって、前記収容部に前記液晶を収容する
第1工程と、前記収容部内を加圧することにより、前記収容部に収容された前記液晶を一
方の基板に滴下する第2工程とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、液晶滴下部やその支持部分の構造等を単純化し、製造装置の構造の簡
易化、低コスト化を図ることができる。また、液晶装置の基板に非接触で液晶を滴下する
ことが可能であるから、液晶装置内に異物が混入することを防止することができる。
本発明の液晶装置の製造方法は、前記第2工程の前に、前記収容部内と、前記滴下流路
の先端開口及び前記一方の基板が配置される空間とを減圧する工程を備えることを特徴と
する。
本発明によれば、減圧工程で、収容部内の液晶の脱泡処理や、一方の基板を有する液晶
セルの排気を行うことができる。また、液晶滴下時に滴下に要する圧力を低くし、加圧に
必要なエネルギーを抑制することができる。
の先端開口及び前記一方の基板が配置される空間とを減圧する工程を備えることを特徴と
する。
本発明によれば、減圧工程で、収容部内の液晶の脱泡処理や、一方の基板を有する液晶
セルの排気を行うことができる。また、液晶滴下時に滴下に要する圧力を低くし、加圧に
必要なエネルギーを抑制することができる。
本発明の液晶装置の製造方法は、前記減圧する工程で、前記空間の圧力を前記収容部内
の圧力よりも高くすることを特徴とする。
本発明によれば、液晶滴下前の減圧中に、液晶滴下部から液晶が漏れることを確実に防
止することができる。
の圧力よりも高くすることを特徴とする。
本発明によれば、液晶滴下前の減圧中に、液晶滴下部から液晶が漏れることを確実に防
止することができる。
〔液晶装置〕
先ず、実施形態の液晶装置の製造装置で製造される液晶装置の例について、図1及び図
2を参照して説明する。図1は液晶装置の構成例を示す平面図、図2は図1に於けるA−
A断面図である。
先ず、実施形態の液晶装置の製造装置で製造される液晶装置の例について、図1及び図
2を参照して説明する。図1は液晶装置の構成例を示す平面図、図2は図1に於けるA−
A断面図である。
液晶装置1は、一対の基板に相当する、TFT基板等の素子基板10と対向基板20と
の間に液晶30を封入して構成される。素子基板10及び対向基板20としてはガラス基
板や石英基板等が用いられる。素子基板10上には画素を構成する画素電極11が図示し
ないスイッチング素子と共にマトリクス状に配置されている。画素電極11上にはポリイ
ミド系の高分子樹脂からなる配向膜12が積層され、液晶分子に所定のプレティルト角を
付与するように所定方向にラビング処理されている。
の間に液晶30を封入して構成される。素子基板10及び対向基板20としてはガラス基
板や石英基板等が用いられる。素子基板10上には画素を構成する画素電極11が図示し
ないスイッチング素子と共にマトリクス状に配置されている。画素電極11上にはポリイ
ミド系の高分子樹脂からなる配向膜12が積層され、液晶分子に所定のプレティルト角を
付与するように所定方向にラビング処理されている。
対向基板20には表示領域を区画する額縁としての遮光膜21が設けられている。対向
基板20の全面には対向電極22としてITO等の透明導電膜が形成され、更に、対向電
極22の全面にはポリイミド系の配向膜23が形成されている。配向膜23は、液晶分子
に所定のプレティルト角を付与するように所定方向にラビング処理されている。
基板20の全面には対向電極22としてITO等の透明導電膜が形成され、更に、対向電
極22の全面にはポリイミド系の配向膜23が形成されている。配向膜23は、液晶分子
に所定のプレティルト角を付与するように所定方向にラビング処理されている。
遮光膜21の外側の領域には液晶30を封入するシール材31が、素子基板10と対向
基板20との間に形成されている。シール材31は対向基板20の輪郭形状に略一致する
ように配置され、素子基板10と対向基板20を相互に固着している。シール材31は、
枠状に形成されており、シール材31の枠内に液晶30が封入されている。液晶装置1の
液晶の封入には、シール材31の一部を欠落させて液晶30を注入するための注入口32
を形成し、注入口32から液晶を注入可能な位置に液晶を滴下し、素子基板10及び対向
基板20相互の空間に液晶30を注入し、注入口32を封止材33で閉塞する滴下注入法
が用いられる。尚、本発明は、いずれか一方の基板にシール材31を塗布し、液晶30を
滴下した後、素子基板10と対向基板20とを貼り合わせる液晶滴下法(ODF法)を用
いて製造される液晶装置の製造で用いてもよい。
基板20との間に形成されている。シール材31は対向基板20の輪郭形状に略一致する
ように配置され、素子基板10と対向基板20を相互に固着している。シール材31は、
枠状に形成されており、シール材31の枠内に液晶30が封入されている。液晶装置1の
液晶の封入には、シール材31の一部を欠落させて液晶30を注入するための注入口32
を形成し、注入口32から液晶を注入可能な位置に液晶を滴下し、素子基板10及び対向
基板20相互の空間に液晶30を注入し、注入口32を封止材33で閉塞する滴下注入法
が用いられる。尚、本発明は、いずれか一方の基板にシール材31を塗布し、液晶30を
滴下した後、素子基板10と対向基板20とを貼り合わせる液晶滴下法(ODF法)を用
いて製造される液晶装置の製造で用いてもよい。
シール材31の外側の領域には、図示しないデータ線に画像信号を所定のタイミングで
供給することによりデータ線を駆動するデータ線駆動回路41、及び外部回路との接続の
ための外部接続端子42が素子基板10の一辺に沿って設けられている。この一辺に隣接
する二辺に沿って、図示しない走査線に走査信号を所定のタイミングで供給することによ
り走査線を駆動する走査線駆動回路43が設けられており、走査線駆動回路43は、シー
ル材31の内側の遮光膜21に対向する位置において素子基板10上に形成される。また
、素子基板10上には、データ線駆動回路41、走査線駆動回路43、外部接続端子42
及び上下導通端子44を接続する配線45が設けられている。
供給することによりデータ線を駆動するデータ線駆動回路41、及び外部回路との接続の
ための外部接続端子42が素子基板10の一辺に沿って設けられている。この一辺に隣接
する二辺に沿って、図示しない走査線に走査信号を所定のタイミングで供給することによ
り走査線を駆動する走査線駆動回路43が設けられており、走査線駆動回路43は、シー
ル材31の内側の遮光膜21に対向する位置において素子基板10上に形成される。また
、素子基板10上には、データ線駆動回路41、走査線駆動回路43、外部接続端子42
及び上下導通端子44を接続する配線45が設けられている。
上下導通端子44は、シール材31のコーナー部の4箇所の素子基板10上に形成され
ている。素子基板10と対向基板20相互間には、下端が上下導通端子44に接触し、上
端が対向電極22に接触する上下導通材46が設けられており、上下導通材46によって
、素子基板10と対向基板20との間で電気的な導通がとられている。
ている。素子基板10と対向基板20相互間には、下端が上下導通端子44に接触し、上
端が対向電極22に接触する上下導通材46が設けられており、上下導通材46によって
、素子基板10と対向基板20との間で電気的な導通がとられている。
各画素のスイッチング素子がオンになると、画像信号が各画素毎に画素電極11に供給
される。この画素電極11と対向基板20に設けられた対向電極22との間の電圧が液晶
30に印加される。そして、画像信号が供給された画素電極11と対向電極22との電位
差に応じて液晶30の分子集合の配向や秩序が変化して、光を変調し、階調表示を可能に
する。
される。この画素電極11と対向基板20に設けられた対向電極22との間の電圧が液晶
30に印加される。そして、画像信号が供給された画素電極11と対向電極22との電位
差に応じて液晶30の分子集合の配向や秩序が変化して、光を変調し、階調表示を可能に
する。
尚、本発明を適用可能な液晶装置は適宜であり、例えばTFT(薄膜トランジスタ)や
TFD(薄膜ダイオード)をスイッチング素子として備えるアクティブマトリクス型の液
晶装置、又はパッシブマトリクス型の液晶装置、或いはシリコン基板上に素子を形成する
反射型液晶装置(LCOS)等に適用することが可能である。
TFD(薄膜ダイオード)をスイッチング素子として備えるアクティブマトリクス型の液
晶装置、又はパッシブマトリクス型の液晶装置、或いはシリコン基板上に素子を形成する
反射型液晶装置(LCOS)等に適用することが可能である。
〔実施形態の液晶装置の製造装置〕
次に、実施形態の液晶装置の製造装置について、図3〜図6を参照して説明する。図3
は実施形態の液晶装置の製造装置における液晶を滴下する前の状態を示す縦断正面図、図
4は実施形態の液晶装置の製造装置における液晶の滴下時の状態を示す縦断正面図、図5
は図4の液晶容器の周辺領域を示す拡大図、図6は大型の素子基板に複数の対向基板を貼
り合わせて構成される複数の液晶セルの平面説明図である。
次に、実施形態の液晶装置の製造装置について、図3〜図6を参照して説明する。図3
は実施形態の液晶装置の製造装置における液晶を滴下する前の状態を示す縦断正面図、図
4は実施形態の液晶装置の製造装置における液晶の滴下時の状態を示す縦断正面図、図5
は図4の液晶容器の周辺領域を示す拡大図、図6は大型の素子基板に複数の対向基板を貼
り合わせて構成される複数の液晶セルの平面説明図である。
第1実施形態の液晶装置の製造装置100は、図3及び図4に示すように、チャンバー
本体110と上蓋120とから構成されるチャンバーを有する。チャンバー本体110は
底部111と側壁112とから構成される上面開放の箱形であり、その両側壁112・1
12の上部に支持ステー113・113が内側に突出して形成されている。チャンバー本
体110内の下部には、液晶セル200が載置されるステージ114が設けられている。
上蓋120は、チャンバー本体110の上面開放箇所に設置される。
本体110と上蓋120とから構成されるチャンバーを有する。チャンバー本体110は
底部111と側壁112とから構成される上面開放の箱形であり、その両側壁112・1
12の上部に支持ステー113・113が内側に突出して形成されている。チャンバー本
体110内の下部には、液晶セル200が載置されるステージ114が設けられている。
上蓋120は、チャンバー本体110の上面開放箇所に設置される。
チャンバー本体110内には断面視逆Ω字形の取付板130が設けられている。取付板
130には、その両側壁131・131の上端に外側突出部132・132が形成されて
おり、取付板130は、両側壁131・131を支持ステー113・113の先端間に挿
入し、外側突出部132・132を支持ステー113・113の上側に載置するようにし
て、支持ステー113・113で支持されている。取付板130の底部133には、複数
の液晶滴下部150を取り付けるための取付穴134が複数形成されており、各取付穴1
34には後述する各液晶滴下部150が取り付けられている。
130には、その両側壁131・131の上端に外側突出部132・132が形成されて
おり、取付板130は、両側壁131・131を支持ステー113・113の先端間に挿
入し、外側突出部132・132を支持ステー113・113の上側に載置するようにし
て、支持ステー113・113で支持されている。取付板130の底部133には、複数
の液晶滴下部150を取り付けるための取付穴134が複数形成されており、各取付穴1
34には後述する各液晶滴下部150が取り付けられている。
チャンバーは、支持ステー113、取付板130、取付板130に取り付けられる液晶
滴下部150により、図3及び図4の上側に位置する一方の室140と、下側に位置する
他方の室146とに区画されている。一方の室140には、その側壁112に加圧管14
1と排気管144が貫通して設けられている。加圧管141は、加圧制御バルブ143を
介して外部の加圧ポンプ142に接続されており、本実施形態における加圧管141、加
圧制御バルブ143、加圧ポンプ142は、一方の室140を加圧可能な加圧部を構成し
ている。排気管144は、排気制御バルブ145を介して図示省略する外部の減圧ポンプ
に接続されている。また、他方の室146には、その側壁112に排気管147が貫通し
て設けられており、排気管147は、排気制御バルブ148を介して図示省略する外部の
減圧ポンプに接続されている。
滴下部150により、図3及び図4の上側に位置する一方の室140と、下側に位置する
他方の室146とに区画されている。一方の室140には、その側壁112に加圧管14
1と排気管144が貫通して設けられている。加圧管141は、加圧制御バルブ143を
介して外部の加圧ポンプ142に接続されており、本実施形態における加圧管141、加
圧制御バルブ143、加圧ポンプ142は、一方の室140を加圧可能な加圧部を構成し
ている。排気管144は、排気制御バルブ145を介して図示省略する外部の減圧ポンプ
に接続されている。また、他方の室146には、その側壁112に排気管147が貫通し
て設けられており、排気管147は、排気制御バルブ148を介して図示省略する外部の
減圧ポンプに接続されている。
液晶滴下部150は、図3〜図5に示すように、上下貫通する液晶容器で、一方の室1
40側である上部に位置する大径部151と、他方の室146側である下部に位置する小
径部152と、大径部151の下端に設けられているフランジ153とを有する。液晶滴
下部150は、小径部152を取付穴134に挿入し、大径部151の下端及びフランジ
153が取付板130の上面で支持されるようにして、取付板130に取り付けられ、一
方の室140と他方の室146との間に跨って設けられる。大径部151の下端と、或い
はこの下端及びフランジ153と取付板130の上面との間には、一方の室140と他方
の室146の密閉を確保するためのシール部154が設けられている。
40側である上部に位置する大径部151と、他方の室146側である下部に位置する小
径部152と、大径部151の下端に設けられているフランジ153とを有する。液晶滴
下部150は、小径部152を取付穴134に挿入し、大径部151の下端及びフランジ
153が取付板130の上面で支持されるようにして、取付板130に取り付けられ、一
方の室140と他方の室146との間に跨って設けられる。大径部151の下端と、或い
はこの下端及びフランジ153と取付板130の上面との間には、一方の室140と他方
の室146の密閉を確保するためのシール部154が設けられている。
液晶滴下部150は、一方の室140側である上部の内側に液晶Lの収容部155、他
方の室146側である下部の内側に滴下流路157とを有する。収容部155は、下部に
向かって先窄まりとなるテーパ状の傾斜面の底部156を有し、底部156の下端から滴
下流路157が連続して形成されている。滴下流路157は、その下端に先端開口に相当
する滴下口158を有し、収容部155に収容される液晶Lを流して滴下口158から滴
下可能である。また、液晶滴下部150において、一方の室140内の圧力で収容部15
5に負荷される圧力と、他方の室146内の圧力で滴下口158及び滴下流路157に負
荷される圧力がほぼ同一である場合には、滴下流路157の流路抵抗により、収容部15
5に収容されている液晶Lが滴下流路157から流れ出さずに留まるようになっている。
滴下流路157の直径は例えば2〜3mm、滴下流路157の長さは例えば1.5〜2.
5mmとする。
方の室146側である下部の内側に滴下流路157とを有する。収容部155は、下部に
向かって先窄まりとなるテーパ状の傾斜面の底部156を有し、底部156の下端から滴
下流路157が連続して形成されている。滴下流路157は、その下端に先端開口に相当
する滴下口158を有し、収容部155に収容される液晶Lを流して滴下口158から滴
下可能である。また、液晶滴下部150において、一方の室140内の圧力で収容部15
5に負荷される圧力と、他方の室146内の圧力で滴下口158及び滴下流路157に負
荷される圧力がほぼ同一である場合には、滴下流路157の流路抵抗により、収容部15
5に収容されている液晶Lが滴下流路157から流れ出さずに留まるようになっている。
滴下流路157の直径は例えば2〜3mm、滴下流路157の長さは例えば1.5〜2.
5mmとする。
尚、収容部155からの液晶Lの漏れを防止すべく滴下流路157の流路抵抗を高める
構成としては、例えば液晶滴下部150の材質、或いは滴下流路157の周囲部分の材質
を抵抗の高いものとする構成、又は滴下流路157の周面の表面に抵抗の高い材質のもの
をコーティングする構成があり、これらの材質としては、例えばポリテトラフルオロエチ
レン、ポリエーテルエーテルケトン等の樹脂材料が挙げられるが、好ましくはポリエーテ
ルエーテルケトンがよい。また、他の流路抵抗を高める構成として、滴下流路157の長
さを例えば3mm以上等で長くする構成としてもよい。
構成としては、例えば液晶滴下部150の材質、或いは滴下流路157の周囲部分の材質
を抵抗の高いものとする構成、又は滴下流路157の周面の表面に抵抗の高い材質のもの
をコーティングする構成があり、これらの材質としては、例えばポリテトラフルオロエチ
レン、ポリエーテルエーテルケトン等の樹脂材料が挙げられるが、好ましくはポリエーテ
ルエーテルケトンがよい。また、他の流路抵抗を高める構成として、滴下流路157の長
さを例えば3mm以上等で長くする構成としてもよい。
また、製造装置100の液晶滴下部150で液晶Lを滴下して封入される液晶セル20
0は、例えば図6に示すように、マザー基板である大型素子基板201と、大型素子基板
201上に所定間隔を開けて高密度に複数配置された対抗基板202とをシール材で貼り
合わせて構成される各液晶セル200であり、各液晶セル200にはシール材の一部を欠
落して注入口203が形成されている。
0は、例えば図6に示すように、マザー基板である大型素子基板201と、大型素子基板
201上に所定間隔を開けて高密度に複数配置された対抗基板202とをシール材で貼り
合わせて構成される各液晶セル200であり、各液晶セル200にはシール材の一部を欠
落して注入口203が形成されている。
次に、実施形態の液晶装置の製造装置100で液晶セル200に液晶を封入する場合に
ついて説明する。先ず、図3に示すように、液晶滴下部150の収容部155に、図示省
略する液晶供給ライン及びディスペンサーで液晶Lを供給して、収容部155に液晶Lを
収容する。尚、各液晶滴下部150に対する液晶Lの供給は、1ラインの液晶供給ライン
と各液晶滴下部155に対応するディスペンサー、或いは2〜3ラインなど少数の液晶供
給ラインと複数のディスペンサーで行うことが可能である。また、複数種類の液晶を必要
に応じて滴下する場合には、例えば2ラインの液晶供給ラインとディスペンサーなど、少
数の液晶供給ラインとディスペンサーを用いて切り替えることにより対応することが可能
である。
ついて説明する。先ず、図3に示すように、液晶滴下部150の収容部155に、図示省
略する液晶供給ライン及びディスペンサーで液晶Lを供給して、収容部155に液晶Lを
収容する。尚、各液晶滴下部150に対する液晶Lの供給は、1ラインの液晶供給ライン
と各液晶滴下部155に対応するディスペンサー、或いは2〜3ラインなど少数の液晶供
給ラインと複数のディスペンサーで行うことが可能である。また、複数種類の液晶を必要
に応じて滴下する場合には、例えば2ラインの液晶供給ラインとディスペンサーなど、少
数の液晶供給ラインとディスペンサーを用いて切り替えることにより対応することが可能
である。
また、対向基板202が配置された大型素子基板201をステージ114上に設置し、
各液晶滴下部150の滴下口158が液晶Lを滴下する位置に配置されるようにして、基
板201、202を配置する。本実施形態では、大型素子基板201上の対向基板202
相互間に溝(図示省略)を形成し、その溝の交点を液晶滴下箇所αとして滴下口158を
対応配置し、滴下口158と大型素子基板201とが離間した状態で、大型素子基板20
1上の液晶滴下箇所αに液晶Lを滴下して、滴下した液晶Lを液晶セル200の注入口2
03に溝に沿って周り込ませて導いていく構成とするが、各液晶セル200の注入口20
3の近傍の液晶滴下箇所βに滴下口158を配置し、液晶Lを滴下する構成としてもよい
(図6参照)。
各液晶滴下部150の滴下口158が液晶Lを滴下する位置に配置されるようにして、基
板201、202を配置する。本実施形態では、大型素子基板201上の対向基板202
相互間に溝(図示省略)を形成し、その溝の交点を液晶滴下箇所αとして滴下口158を
対応配置し、滴下口158と大型素子基板201とが離間した状態で、大型素子基板20
1上の液晶滴下箇所αに液晶Lを滴下して、滴下した液晶Lを液晶セル200の注入口2
03に溝に沿って周り込ませて導いていく構成とするが、各液晶セル200の注入口20
3の近傍の液晶滴下箇所βに滴下口158を配置し、液晶Lを滴下する構成としてもよい
(図6参照)。
その後、排気制御バルブ145、148を開放して減圧ポンプにより、収容部155が
配置されている一方の室140内の圧力と、滴下流路157の滴下口158及び液晶セル
200が配置されている他方の室146内の圧力を減圧する。この減圧により、液晶セル
200の排気処理と収容部155内の液晶Lの脱泡処理を行うことが可能である。また、
本例では、減圧時における他方の室146内の圧力が一方の室140の圧力よりも僅かに
高くなるように設定されており、例えば一方の室140内の圧力を5〜6Pa、他方の室
146の圧力を一方の室140の圧力に対して+3〜10Paとする。
配置されている一方の室140内の圧力と、滴下流路157の滴下口158及び液晶セル
200が配置されている他方の室146内の圧力を減圧する。この減圧により、液晶セル
200の排気処理と収容部155内の液晶Lの脱泡処理を行うことが可能である。また、
本例では、減圧時における他方の室146内の圧力が一方の室140の圧力よりも僅かに
高くなるように設定されており、例えば一方の室140内の圧力を5〜6Pa、他方の室
146の圧力を一方の室140の圧力に対して+3〜10Paとする。
減圧完了後は排気制御バルブ145、146を閉じ、図4及び図5に示すように、加圧
制御バルブ143を開放して加圧ポンプ142で加圧し、一方の室140内の圧力を加圧
して収容部155内の圧力を加圧し、収容部155の圧力を滴下流路157の滴下口15
8側よりも陽圧にする。これにより、収容部155に収容されている液晶Lが加圧された
圧力Pで押圧されて大型素子基板201上に滴下される。加圧滴下時における一方の室内
140内の圧力Pは、例えば50Pa程度で、40〜60Paとすると良好である。液晶
Lは、収容部155から液晶滴下箇所αに滴下され、対向基板202間の溝に沿って液晶
セル200の注入口203に至る。
制御バルブ143を開放して加圧ポンプ142で加圧し、一方の室140内の圧力を加圧
して収容部155内の圧力を加圧し、収容部155の圧力を滴下流路157の滴下口15
8側よりも陽圧にする。これにより、収容部155に収容されている液晶Lが加圧された
圧力Pで押圧されて大型素子基板201上に滴下される。加圧滴下時における一方の室内
140内の圧力Pは、例えば50Pa程度で、40〜60Paとすると良好である。液晶
Lは、収容部155から液晶滴下箇所αに滴下され、対向基板202間の溝に沿って液晶
セル200の注入口203に至る。
所要量の液晶Lを滴下した後には、一方の室140と他方の室146を大気開放し、液
晶セル200が、気圧差によって、注入口203近傍の液晶Lを基板201、202間の
空間に吸い込むことにより、液晶Lが注入され、注入口203を封止材で封止して液晶L
を封入する。その後は、大型素子基板201と対向基板202・202間の位置で切断す
ること等により、液晶装置1が製造される。
晶セル200が、気圧差によって、注入口203近傍の液晶Lを基板201、202間の
空間に吸い込むことにより、液晶Lが注入され、注入口203を封止材で封止して液晶L
を封入する。その後は、大型素子基板201と対向基板202・202間の位置で切断す
ること等により、液晶装置1が製造される。
本実施形態の液晶装置の製造装置100は、一方の室140と他方の室146の差圧で
液晶Lを滴下するもので、液晶滴下部150やその支持部分の構造等を単純化することが
可能であるから、製造装置100の構造の簡易化、低コスト化を図ることができる。同時
に、基板201に非接触で液晶を滴下することが可能であるから、液晶装置1内に異物が
混入することを防止できる。また、複数の液晶滴下部15を有して複数箇所に液晶Lを同
時に滴下することが可能であるから、製造時に高密度に並置された基板201、202の
目的位置に同時に液晶を滴下することができる。また、液晶滴下部150を移動して複数
箇所に液晶を滴下する場合に必要となる移動機構を不要とすることが可能であり、かかる
点からも製造装置100の構造の簡易化を図ることができる。また、複数の液晶滴下部1
50への液晶供給を1ラインの液晶供給ラインとディスペンサーで行うことも可能であり
、複数の液晶供給ラインを設ける場合に比べて、設備の小型化を図れると共に、液晶供給
ラインのイオン汚染や異物混入の防止等の管理が容易になる。
液晶Lを滴下するもので、液晶滴下部150やその支持部分の構造等を単純化することが
可能であるから、製造装置100の構造の簡易化、低コスト化を図ることができる。同時
に、基板201に非接触で液晶を滴下することが可能であるから、液晶装置1内に異物が
混入することを防止できる。また、複数の液晶滴下部15を有して複数箇所に液晶Lを同
時に滴下することが可能であるから、製造時に高密度に並置された基板201、202の
目的位置に同時に液晶を滴下することができる。また、液晶滴下部150を移動して複数
箇所に液晶を滴下する場合に必要となる移動機構を不要とすることが可能であり、かかる
点からも製造装置100の構造の簡易化を図ることができる。また、複数の液晶滴下部1
50への液晶供給を1ラインの液晶供給ラインとディスペンサーで行うことも可能であり
、複数の液晶供給ラインを設ける場合に比べて、設備の小型化を図れると共に、液晶供給
ラインのイオン汚染や異物混入の防止等の管理が容易になる。
また、加圧前の減圧工程により、収容部155内の液晶Lの脱泡処理や、液晶セル20
0の排気を行うことができる。また、液晶滴下時に滴下に要する圧力を低くし、加圧時に
必要なエネルギーを抑制することができる。また、減圧時における他方の室146内の圧
力が一方の室140の圧力よりも高くなるように設定することにより、差圧で収容部15
5の液晶Lの漏れを確実に防止することができる。
0の排気を行うことができる。また、液晶滴下時に滴下に要する圧力を低くし、加圧時に
必要なエネルギーを抑制することができる。また、減圧時における他方の室146内の圧
力が一方の室140の圧力よりも高くなるように設定することにより、差圧で収容部15
5の液晶Lの漏れを確実に防止することができる。
〔実施形態の変形例等〕
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲内で
変形、改良等したものも本発明に含まれる。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲内で
変形、改良等したものも本発明に含まれる。
例えば、液晶滴下部150は複数設けると好適であるが、単数の液晶滴下部150を設
ける構成とすることも可能である。また、一方の室140と他方の室146の減圧時にお
ける、収容部155内の圧力に対応する一方の室140の圧力は、滴下流路157の滴下
口158及び液晶セル200が配置される他方の室146の圧力よりも、低く設定すると
好適であるが、滴下流路157の流路抵抗で収容部155内の液晶Lの漏れを防止可能な
場合には、これらの双方の圧力を同一とすることも可能であり、この場合には一方の室1
40と他方の室146に対する排気管144、147を接続して減圧ポンプを共用するこ
とが好ましい。
ける構成とすることも可能である。また、一方の室140と他方の室146の減圧時にお
ける、収容部155内の圧力に対応する一方の室140の圧力は、滴下流路157の滴下
口158及び液晶セル200が配置される他方の室146の圧力よりも、低く設定すると
好適であるが、滴下流路157の流路抵抗で収容部155内の液晶Lの漏れを防止可能な
場合には、これらの双方の圧力を同一とすることも可能であり、この場合には一方の室1
40と他方の室146に対する排気管144、147を接続して減圧ポンプを共用するこ
とが好ましい。
また、滴下流路157の流路抵抗は上記例に限定されず、例えば収容部155に設置す
る支持部材で支持する等により、滴下流路157の中心に芯となる円柱等の柱部材を設置
し、滴下流路157の周面と柱部材の外周面の双方に液晶Lが接触しながら流れる構成、
換言すれば接触面積が増大された円筒状の流路を液晶Lが流れる構成等としてもよい。ま
た、収容部155内の圧力に相当する一方の室140を加圧する前には、一方の室140
と他方の室146とを減圧すると好適であるが、この減圧工程を経ずに一方の室140を
加圧する工程とすることも可能である。
る支持部材で支持する等により、滴下流路157の中心に芯となる円柱等の柱部材を設置
し、滴下流路157の周面と柱部材の外周面の双方に液晶Lが接触しながら流れる構成、
換言すれば接触面積が増大された円筒状の流路を液晶Lが流れる構成等としてもよい。ま
た、収容部155内の圧力に相当する一方の室140を加圧する前には、一方の室140
と他方の室146とを減圧すると好適であるが、この減圧工程を経ずに一方の室140を
加圧する工程とすることも可能である。
また、本発明における一対の基板のうちの一方の基板と他方の基板は、素子基板と対向
基板の何れとしてもよい。また、本発明の液晶装置の製造装置或いは製造方法は、いずれ
か一方の基板にシール材を塗布し、液晶を滴下した後、素子基板と対向基板を貼り合わせ
る液晶滴下法(ODF法)を用いて製造される液晶装置の製造で用いてもよい。
基板の何れとしてもよい。また、本発明の液晶装置の製造装置或いは製造方法は、いずれ
か一方の基板にシール材を塗布し、液晶を滴下した後、素子基板と対向基板を貼り合わせ
る液晶滴下法(ODF法)を用いて製造される液晶装置の製造で用いてもよい。
1…液晶装置 10…素子基板 11…画素電極 12…配向膜 20…対向基板 21
…遮光膜 22…対向電極 23…配向膜 30…液晶 31…シール材 32…注入口
33…封止材 41…データ線駆動回路 42…外部接続端子 43…走査線駆動回路
44…上下導通端子 45…配線 46…上下導通材 100…液晶装置の製造装置
110…チャンバー本体 111…底部 112…側壁 113…支持ステー 114…
ステージ 120…上蓋 130…取付板 131…側壁 132…外側突出部 133
…底部 134…取付穴 140…一方の室 141…加圧管 142…加圧ポンプ 1
43…加圧制御バルブ 144…排気管 145…排気制御バルブ 146…他方の室
147…排気管 148…排気制御バルブ 150…液晶滴下部 151…大径部 15
2…小径部 153…フランジ 154…シール部 155…収容部 156…底部 1
57…滴下流路 158…滴下口 200…液晶セル 201…大型素子基板 202…
対向基板 203…注入口 α、β…液晶滴下領域 L…液晶 P…加圧時の圧力
…遮光膜 22…対向電極 23…配向膜 30…液晶 31…シール材 32…注入口
33…封止材 41…データ線駆動回路 42…外部接続端子 43…走査線駆動回路
44…上下導通端子 45…配線 46…上下導通材 100…液晶装置の製造装置
110…チャンバー本体 111…底部 112…側壁 113…支持ステー 114…
ステージ 120…上蓋 130…取付板 131…側壁 132…外側突出部 133
…底部 134…取付穴 140…一方の室 141…加圧管 142…加圧ポンプ 1
43…加圧制御バルブ 144…排気管 145…排気制御バルブ 146…他方の室
147…排気管 148…排気制御バルブ 150…液晶滴下部 151…大径部 15
2…小径部 153…フランジ 154…シール部 155…収容部 156…底部 1
57…滴下流路 158…滴下口 200…液晶セル 201…大型素子基板 202…
対向基板 203…注入口 α、β…液晶滴下領域 L…液晶 P…加圧時の圧力
Claims (5)
- 一対の基板間に液晶を封入する液晶装置の製造装置であって、
一方の室と他方の室に区画されているチャンバーと、
前記一方の室と前記他方の室との間に跨って設けられる液晶滴下部と、
前記液晶滴下部の前記一方の室側に設けられる液晶の収容部と、
前記液晶滴下部の前記他方の室側に設けられ、前記他方の室内に配置される一方の基板
に前記液晶を滴下する滴下流路と、
前記一方の室を加圧可能な加圧部とを備え、
前記加圧部により前記一方の室を加圧することにより、前記収容部に収容された前記液
晶を滴下することを特徴とする液晶装置の製造装置。 - 前記液晶滴下部を複数設けることを特徴とする請求項1記載の液晶装置の製造装置。
- 液晶滴下部の一方側に設けられる収容部に液晶を収容し、
前記液晶滴下部の他方側に設けられる滴下流路から前記液晶を滴下して、
一対の基板間に前記液晶を封入する液晶装置の製造方法であって、
前記収容部に前記液晶を収容する第1工程と、
前記収容部内を加圧することにより、前記収容部に収容された前記液晶を一方の基板に
滴下する第2工程とを備えることを特徴とする液晶装置の製造方法。 - 前記第2工程の前に、前記収容部内と、前記滴下流路の先端開口及び前記一方の基板が
配置される空間とを減圧する工程を備えることを特徴とする請求項3記載の液晶装置の製
造方法。 - 前記減圧する工程で、前記空間の圧力を前記収容部内の圧力よりも高くすることを特徴
とする請求項4記載の液晶装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009028235A JP2010185921A (ja) | 2009-02-10 | 2009-02-10 | 液晶装置の製造装置及び製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009028235A JP2010185921A (ja) | 2009-02-10 | 2009-02-10 | 液晶装置の製造装置及び製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010185921A true JP2010185921A (ja) | 2010-08-26 |
Family
ID=42766637
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009028235A Withdrawn JP2010185921A (ja) | 2009-02-10 | 2009-02-10 | 液晶装置の製造装置及び製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010185921A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107300811A (zh) * | 2017-08-11 | 2017-10-27 | 京东方科技集团股份有限公司 | 一种液晶滴嘴及其液晶滴下装置、液晶滴下方法 |
-
2009
- 2009-02-10 JP JP2009028235A patent/JP2010185921A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107300811A (zh) * | 2017-08-11 | 2017-10-27 | 京东方科技集团股份有限公司 | 一种液晶滴嘴及其液晶滴下装置、液晶滴下方法 |
CN107300811B (zh) * | 2017-08-11 | 2020-11-20 | 京东方科技集团股份有限公司 | 一种液晶滴嘴及其液晶滴下装置、液晶滴下方法 |
US11112656B2 (en) | 2017-08-11 | 2021-09-07 | Boe Technology Group Co., Ltd. | Liquid crystal dripping nozzle, liquid crystal dripping device and method for dripping liquid crystal |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20120501 |