JP2010184625A - 車両用灯具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 発光素子を光源とする灯具の省電力化を図り、かつ視認性を高める。
【解決手段】 LEDを光源とし、それぞれ光照射領域が異なる複数のランプLU1〜LU4で構成されるヘッドランプHL等の灯具において、複数のランプLU1〜LU4の少なくとも1つをパルス点灯部104でパルス点灯し、他のランプを連続点灯部103で連続点灯する。パルス点灯したランプにより灯具の視認性を高め、その一方で灯具全体の消費電力を低減する。
【選択図】 図4

Description

本発明はLED(発光ダイオード)等の発光素子を光源に用い、低消費電力でかつ視認性の高い車両用灯具に関するものである。
近年の車両用灯具として光源にLED等の発光素子を用いたものが提案されている。車両用灯具としては車両の前方を含む周囲領域や道路構築物や他車並びに歩行者等の対象物を照明するための照明灯具や、他車に対して自車を認識させるための標識灯具があるが、いずれにおいても灯具から出射した光が対象物で反射された光を認識し、あるいは灯具から出射された直接光を視認することで灯具としての機能が達成される。このような灯具における対象物や灯具自体の視認性(以下、単に視認性と称する)を高めるために、従来から灯具の光量を増加することが行われており、光量を増加させるためには発光素子の数を多くし、あるいは発光素子に供給する電力を高めればよいが、これでは灯具が大型化し、あるいは消費電力が増大する。また、発光素子から出射された光が灯具の前方に照射される際の光の出射効率を高めることも提案されているが、これにも限界がある。
ところで、非特許文献1によれば、LED等の発光素子において、連続した給電を行って発光素子を連続的に発光させた場合よりも所要の時間間隔でパルス的に給電を行って発光させた場合(以下、パルス発光と称する)に発光の視認性が高められることが報告されている。このパルス発光の技術を車両用灯具に適用することで発光素子の数を増大しなくても、また発光素子に供給する電力を増大しなくても灯具における視認性を高めることが考えられる。
神野雅文、他1名、"パルス駆動による視覚心理効果を用いたLED照明の高効率化技術"[online]愛媛大学大学院、[平成20年12月17日検索]、インターネット<http://jstshing.jp/abst/p/08/04/shikoku7.pdf>
非特許文献1では、かかる技術を車両用灯具に適用した場合に、実際に実用に適した灯具が得られるものであるかは未だ明らかにされていない。そこで本発明者はこの点について検討し、視認性を高める点では車両用灯具としてもある程度有効であるとの考えに至った。例えば、テールランプ等の標識灯として用いる車両用灯具においては有効であると考えられる。しかし、車両用灯具の光源に用いた発光素子を単にパルス発光するのみでは、特にヘッドランプ等の照明用に用いる車両用灯具においては、灯具から出射されて対象物から反射される光の光量が低下するため、当該灯具に要求されているレベルまで視認性を高めることが難しいことが判明している。したがって、非特許文献1の技術をそのまま適用するのみでは照明用の車両用灯具として実用化することは困難であり、なんらかの対策を施すことが必要である。
本発明の目的は、特に非特許文献1の技術を照明用の車両用灯具に適用した場合においても、灯具の視認性を高める一方で省電力化を図った車両用灯具を提供するものである。
本発明は、発光素子を光源とする複数のランプで構成された複合型の車両用灯具であって、複数のランプの少なくとも1つをパルス点灯し、他のランプを連続点灯することを特徴とする。
本発明において、複数のランプは光照射領域がそれぞれ異なるランプとして構成される。また、車両の走行状態を検出するセンサを備え、センサで検出した走行状態に基づいてパルス点灯するランプを設定する構成とすることができる。本発明は特に車両の照明用ランプに適用して有効である。
本発明によれば、複数のランプで構成される複合型ランプの少なくとも1つをパルス点灯し、他のランプを連続点灯するので、パルス点灯したランプによりランプの視認性を高めることができ、複合型ランプの全体としての視認性を高める一方で消費電力を低減することが可能になる。
本発明を複合型のヘッドランプに適用し、車両の走行状態を検出するセンサの検出に基づいてパルス点灯するランプを設定することで、走行状態に応じてパルス点灯するランプを切り替え、あらゆる走行状態での視認性を高めることが可能になる。
本発明の実施形態1のヘッドランプの概略斜視図。 光源ユニットの構成を示す断面図。 光源ユニットとヘッドランプの配光図。 点灯制御回路のブロック構成図。 連続点灯とパルス点灯における給電特性図。 照明の第1及び第2の形態の配光図。 照明の第3の形態の配光図。 照明の第4の形態の配光図。 照明の第5の形態の配光図。 実施形態2のヘッドランプの概略正面図。 実施形態2の配光図。
(実施形態1)
次に、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明を自動車の右側のヘッドランプHLに適用した概略構成の斜視図である。ランプボディ11と、このランプボディ11の前面開口に取着された透明な前面カバー12とでランプハウジング1が構成され、このランプハウジング1内にハイビームランプHBLとロービームランプLBLが構成されている。ハイビームランプHBLはバルブ(電球)を光源とする単一のプロジェクタ型ランプで構成されており、このプロジェクタ型ランプは既に広く知られているランプであるのでここでは詳細な説明は省略する。ロービームランプLBLはそれぞれ発光素子、ここではLED(発光ダイオード)を光源とする4個の光源ユニットLU1〜LU4を配列した多光源型ランプとして構成されている。前記4つの光源ユニットLU1〜LU4のうち第1ないし第3の3つの光源ユニットLU1〜LU3は集光型光源ユニットとして構成され、第4の1つの光源ユニットLU4は拡散型光源ユニットとして構成されている。前記第1ないし第3の光源ユニットLU1〜LU3は灯室13内の上段に水平方向に並んで配設され、その下段に第4の光源ユニットLU4が配設されている。
第1ないし第3の光源ユニットLU1〜LU3は、それぞれ図2(a)に光軸方向の断面図を示すように、ランプ基台となるステム24と、このステム24にネジ26で固定支持されたリフレクタブロック21を備えている。リフレクタブロック21はメインリフレクタ22とサブリフレクタ23で構成されており、メインリフクレタ22は回転楕円面の一部で構成され、サブリフレクタ23は前縁側領域が下方に凹状に湾曲された凹面形状に形成されている。前記ステム24にはメインリフレクタ22の第1焦点近傍に位置された光源としてのLED25が搭載されている。前記リフレクタブロック21の前端部にはレンズ26が支持されている。これらの光源ユニットLU1〜LU3では、LED25で発光された光はメインリフレクタ22の内面で反射されて一旦集束された後、レンズ26で集光状態で前方に照射され、点灯状態となる。
第4の光源ユニットLU4は、図2(b)に光軸方向の断面図を示すように、水平左右方向の柱軸を有し下側面に沿って放物柱状に湾曲されたリフレクタ31を備え、このリフレクタ31の前面開口に平板レンズ32が取着されたユニット室33を形成している。このユニット室33内には柱軸方向に沿った焦点軸上に光源として複数個、例えば4つのLED34が並んで配置されている。この第4の光源ユニットLU4では、LED34で発光された光はリフレクタ31の放射面31aで反射されて上下方向には平行であるが左右方向には拡散され、平板レンズ32を透過して前方に拡散状態に照射され、点灯状態となる。
図3(a)〜(d)に示すように、以上の第1ないし第4の各光源ユニットLU1〜LU4のそれぞれの配光領域はP1〜P4である。配光領域P1は自動車のランプ光軸Lxの近傍の遠前方領域を照明し、配光領域P2はそれよりも若干手前領域を照明する。これら配光領域P1,P2は垂直線Vよりも左側領域では水平線Hよりも上方を照明する。配光領域P3は自動車の中前方領域を照明し、配光領域P4は自動車の直前領域を照明する。これら第1ないし第4の光源ユニットLU1〜LU4を同時に点灯することで、各光源ユニットLU1〜LU4の配光領域P1〜P4が重合され、図3(e)に示すようなロービーム配光パターンLBPが形成される。
図4は前記ハイビームランプHBLと、ロービームランプLBLの各光源ユニットLU1〜LU4とを点灯させるための点灯制御回路100のブロック回路図である。前記点灯制御回路100は、ヘッドランプを点灯させるためのランプスイッチ111と、ヘッドランプの点灯状態をハイビーム状態とロービーム状態に切り替えるHi /Lo切替スイッチ112を備えている。また、ロービームの点灯状態を車両の走行状況に応じて自動的に切り替える際に用いるセンサとして、自動車の車速を検出する車速センサ121と、自動車の操舵方向を検出する操舵角センサ122と、雨天時の雨滴を検出する雨滴センサ123と、撮像カメラ125で撮像した自車の前方の状況から先行車、対向車、歩行者等の動体物を検出する動体センサ124と、ナビゲーション装置126を備えている。
また、前記点灯制御回路100は、ハイビームランプHBLを点灯させるハイビーム点灯部101と、ロービームランプLBLを構成している第1ないし第4の光源ユニットLU1〜LU4を点灯させるロービーム点灯部102とを備えている。さらにロービーム点灯部102は、第1ないし第4の光源ユニットを時間軸上で連続して点灯させる連続点灯部103と、これら第1ないし第4の光源ユニットLU1〜LU4のいずれか選択された光源ユニットをパルス点灯させるパルス点灯部104とを備えている。また、前記各スイッチやセンサの出力に基づいて前記ハイビーム点灯部101とロービーム点灯部102とを選択して点灯動作させるとともに、ロービーム点灯部102の連続点灯部103とパルス点灯部104とを選択して前記第1ないし第4の光源ユニットLU1〜LU4に切替接続する切替制御部105を備えている。
前記ハイビーム点灯部101と、ロービーム点灯部102の連続点灯部103とはそれぞれ従来から提供されている点灯回路がそのまま適用される。前記パルス点灯部104は、非特許文献1の技術と同様に所定の周期でパルス信号を発生し、このパルス信号により光源ユニットを点灯させる点灯回路として構成されている。例えば、連続点灯部103は、図5(a)に示すように、所定の電圧を時間軸上で連続してハイビームランプや各光源ユニットに供給することが可能である。パルス点灯部は、図5(b)に示すように、ここでは1/60秒の周期で発生する所定のデューティ比のパルス信号を生成し、このパルス信号で光源ユニットLU1〜LU4の各LED25,34を所定の光度で発光させることが可能である。そして、これらの連続点灯部103とパルス点灯部104は切替制御部105での制御によって前記第1ないし第4の光源ユニットLU1〜LU4に対して選択的に接続され、各光源ユニットのLEDは図5(a)又は(b)のいずれかの特性で発光されるようになっている。
以上の構成のヘッドランプHLの動作を説明する。運転者の操作によってランプスイッチ111がオンされ、Hi/Lo切替スイッチ112がロービーム側に切り替えられるとロービームランプLBL、すなわちロービームランプLBLを構成する第1ないし第4の光源ユニットが点灯LU1〜LU4される。このロービームランプの点灯に際しては、車速センサ、ナビゲーション装置、動体センサ等からの検出情報に基づいて第1ないし第4の光源ユニットLU1〜LU4を点灯する際に次のような第1ないし第 の形態が考えられる。
(第1の形態:通常制御1)
切替制御部105により、第2ないし第4の光源ユニットLU2〜LU4は連続点灯部103に接続され、第1の光源ユニットLU1はパルス点灯部104に接続される。これにより、光源ユニットLU2〜LU4の各LED25,34は図5(a)に示した特性で連続発光され、第1の光源ユニットLU1のLED25は図5(b)に示した特性でパルス発光されることになる。これにより、パルス発光された第1の光源ユニットLU1のLED25の消費電力を低減することが可能になり、ヘッドランプHL全体の消費電力を低減することも可能になる。また、第1の光源ユニットLU1はLED25のパルス発光に関わらず、非特許文献1で報告されているように、連続的に発光させた場合よりも発光の視認性が高められる。図6(a)はこのときの配光を示しており、同図に点描した領域P1がパルス発光により照明される領域である。当該自動車の運転者からみればランプ光軸Lxの近傍の配光領域P1が明るく照明されることになり、この配光領域P1に存在する他車や歩行者、すなわち当該自動車の遠前方に存在する他車や歩行者から見て当該自動車のヘッドランプの点灯の視認性が高められることになり、自動車の安全走行を高める上で有効になる。
(第2の形態:通常制御2)
切替制御部105により、第4の光源ユニットLU4は連続点灯部103に接続され、第1ないし第3の光源ユニットLU1〜LU3はパルス点灯部104に接続される。これにより、光源ユニットLU4は連続点灯され、第1ないし第3の光源ユニットLU1〜LU3はパルス点灯される。これにより、パルス発光された第1ないし第3の光源ユニットLU1〜LU3の消費電力をそれぞれ低減し、ヘッドランプHL全体の消費電力を大幅に低減することも可能になる。また、第1ないし第3の光源ユニットLU1〜LU3はパルス点灯に関わらず連続的に発光させた場合よりも発光の視認性が高められる。図6(b)はこのときの配光を示しており、同図に点描した領域P1〜P3がパルス発光により照明される領域である。運転者からみればランプ光軸Lxの近傍の配光領域P1から自車の中距離前方の配光領域P2,P3が明るく照明されることになり、これらの配光領域P1〜P3に存在する他車や歩行者、すなわち当該自動車の中前方から遠前方に存在する他車や歩行者から見て当該自動車のヘッドランプの点灯の視認性が高められることになり、自動車の安全走行を高める上で有効になる。
(第3の形態:車速追従制御)
車速センサ121からの情報に基づき、自動車が第1の所定の速度よりも低速度のときには切替制御部105は第1ないし第4の光源ユニットLU1〜LU4は全て連続点灯部103に接続して連続点灯する。自動車が第1の所定の速度以上になると切替制御部105は第3の光源ユニットLU3のみをパルス点灯部104に接続してパルス点灯させる。これにより、図7(a)のように、自動車の近前方の配光領域P3をパルス点灯で照明し、この配光領域P3における視認性を高める。自動車が第1の所定速度よりも高速の第2の所定速度以上になると、切替制御部105はさらに第2の光源ユニットLU2をパルス点灯部104に接続してパルス点灯させる。これにより、図7(b)のように、自動車の近前方から中遠前方の配光領域P2,P3における視認性を高める。自動車が第3の所定速度よりも高速の第3の所定速度以上になると、切替制御部105はさらに第1の光源ユニットLU1をパルス点灯部104に接続してパルス点灯させる。これにより、図7(c)のように、自動車の近前方から遠前方にわたる配光領域P1〜P3における視認性を高める。したがって、消費電力を増大することなく自動車の車速の変化に伴って視認性を高めた範囲を制御する。
(第4の形態:雨天制御)
雨滴センサにより雨天であることを検出すると、切替制御部105は第4の光源ユニットLU4を選択し、第4の光源ユニットLU4をパルス点灯させる。これにより、図8に示すように、自動車の直前の配光領域P4をパルス点灯で照明する。雨天時には自車の直前領域の路面の視認性を高めることが要求されるので、この直前領域を照明する第4の光源ユニットをパルス点灯させることで視認性を高めることが可能になる。
(第5の形態:動体追従制御)
撮像カメラ125で撮像した画像に基づいて動体センサ124により自動車の前方、ないし前側方に他車や歩行者等の動体が存在することを検出すると、切替制御部125は当該動体が存在する領域を照明する第1ないし第4の光源ユニットLU1〜LU4のいずれかを選択し、選択した光源ユニットをパルス点灯部104に接続する。その他の光源ユニットは連続点灯部103に接続する。これにより、選択された光源ユニットのみがパルス点灯される。例えば、図9の例では第3の光源ユニットLU3が照明する配光領域P3に歩行者Wが存在することを検出したので、第3の光源ユニットLU3をパルス点灯させる。これにより、歩行者Wの視認性を高めることができる。勿論、第3の光源ユニットLU3以外の光源ユニットについても同様であり、また複数の光源ユニットの配光領域にわたって動体が存在するときにはこれら複数の光源ユニットを同時にパルス点灯させるようにすればよい。
(実施形態2)
図10は実施形態2のヘッドランプの概略正面図であり、実施形態1と等価な部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。実施形態2は実施形態1の第5の形態の動体追従制御をさらに改善したものと言えるものであり、ランプハウジング1内に配設したロービームランプLBLを構成する複数の光源ユニットの1つとしてスポット光を照射する第5の光源ユニットLU5を備えている。この第5の光源ユニットLU5は後述するように狭い領域をスポット的に照明するための光源ユニットであり、偏向制御装置13によってスポット照明領域を上下、左右にそれぞれ偏向制御可能とされている。この偏向制御装置13は、例えば実施形態1の点灯制御回路100によって制御されるように構成することが可能である。また、点灯制御回路100は、この第5の光源ユニットLU5についても切替制御部105によって連続点灯部103又はパルス点灯部104に切替接続し、連続点灯又はパルス点灯を選択することができるようになっている。
この実施形態2では、動体センサ124により自動車の前方、ないし前側方で、特にロービーム配光によって十分に照明することができない領域に歩行者等の動体が存在することを検出すると、切替制御部105は第5の光源ユニットLU5をパルス点灯部104に接続し、第5の光源ユニットLU5をパルス点灯する。同時に偏向制御装置13は第5の光源ユニットLU5の光軸を上下、左右に偏向制御して検出した動体の方向に向ける。これにより、検出した動体を第5の光源ユニットLU5によりスポット的に照明し、しかもパルス点灯によって照明することで動体の視認性を高めることができる。例えば、図11(a)のように、右前方に歩行者Wを検出したときに、第5の光源ユニットLU5で配光領域P5をスポット照明して歩行者Wの視認性を高めることが可能になる。また、同時に歩行者から見て自動車の存在を確実に認識できるようになる。対向車以外の歩行者等の動体が対向車線側に存在する場合においてもスポット照明であるので対向車を眩惑することなく当該動体のみを照明できる。
あるいは、操舵角センサ122により自動車が曲路を走行する状態であることを検出すると、切替制御部105は第5の光源ユニットLU5を曲路方向に向けるとともに第5の光源ユニットLU5をパルス点灯させる。例えば、図11(b)のように、右カーブの曲路を検出したときには、第5の光源ユニットLU5の配光領域P5を直進方向(ランプ光軸Lx方向)から矢印のように右方向に偏向させた上で、この配光領域P5をパルス点灯する。これにより、自車の直進方向に対して右、または左にそれぞれ外れた領域の視認性を高めることが可能になる。なお、この場合にはナビゲーション装置126からの道路情報に基づいて切替制御部105での切替制御を行うようにしてもよい。
なお、実施形態1,2において、Hi/Lo切替スイッチ112がハイビーム側に切り替えられたときには、点灯制御回路100の制御によってロービームランプLBLの点灯に加えてハイビームランプHBLが点灯されることになる。この場合には、前記実施形態1の第1ないし第5の形態や実施形態2でのロービームランプLBLにおけるパルス点灯をそのまま継続し、あるいはパルス点灯を停止させるようにしてもよい。
本発明は実施形態1,2で説明したようなヘッドランプに限られるものではなく、フォグランプ等のような補助照明用ランプに適用することも可能である。また、テールランプやストップランプ、さらにはターンシグナルランプ等の標識用ランプに適用することも可能である。特に、ターンシグナルランプをハザードランプとして機能させる場合に本発明を適用することで、従来の点滅による視認性を更に高めたランプとして機能させることができる。本発明ではいずれのランプに適用する場合でも、光源にLED等の発光素子を用いた複数のランプを備える複合型のランプを構成した場合に、一部のランプの発光素子をパルス発光させることで低消費電力でありながら視認性の高いランプとして構成することが可能である。
本発明はLEDを含む複数の発光素子を光源とする灯具への利用が可能である。
1 ランプハウジング
11 ランプボディ
12 前面カバー
13 偏向制御装置
HBL ハイビームランプ
LBL ロービームランプ
LU1〜LU5 光源ユニット
100 点灯制御回路
101 ハイビーム点灯部
102 ロービーム点灯部
103 連続点灯部
104 パルス点灯部
105 切替制御部
P1〜P5 配光領域

Claims (4)

  1. 発光素子を光源とする複数のランプで構成された複合型の車両用灯具であって、前記複数のランプの少なくとも1つをパルス点灯し、他のランプを連続点灯することを特徴とする車両用灯具。
  2. 前記複数のランプの各光照射領域はそれぞれ異なることを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
  3. 車両の照明用ランプに適用したことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用灯具。
  4. 車両の走行状態を検出するセンサを備え、前記センサで検出した走行状態に基づいてパルス点灯するランプを設定することを特徴とする請求項3に記載の車両用灯具。

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