JP2010182311A - コンピュータ取引を行う方法およびシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】クロス取引を効率的に実施する。
【解決手段】中央証券取引支援機械が複数のシステム参加者の少なくとも部分集合から証券を売買する当初の注文を受信し、機械のプロセッサが少なくとも数量に基づいて当初の買い注文の少なくとも部分集合を当初の売り注文の少なくとも部分集合とマッチングし、プロセッサがマッチングされた注文の少なくとも部分集合の注文ブロックを形成し、マッチングした注文が閾値量に達したことに応答して、中央機械がある数量の証券を売買するマッチングした後続の注文を注文ブロックに含めるために提示することが可能な時間ウィンドウの開始を示すクロスの告知を複数の参加者の各々にブロードキャストし、時間ウィンドウの終了時に、注文ブロックを執行することを含む。
【選択図】図1

Description

金融業界では、株式、債券および金融派生商品といった証券の取引を可能にする様々な場が存在する。従来の取引の場の例には、例えばニューヨーク証券取引所(New York Stock Exchange)のような物理的証券取引所および例えばナスダック(NASDAQ)のような電子証券取引所を含む証券取引所が含まれる。証券取引所に加えて、従来の証券取引所の外で取引を行う多様な代替的取引システム(ATS)が証券取引委員会(SEC)によって承認されている。ATSには、買い注文を売り注文とマッチングする電子通信ネットワーク(ECN)が含まれる。
上記の場の大部分では、注文は、例えば株式相場として、到着すると同時に公開される。その結果、こうした場は、執行の品質に有害な影響を与える可能性のある、市場への情報の漏洩を防止しようとする取引業者にとって魅力的ではなかった。むしろ、取引業者の中には、ATSの別の形態であるクロス取引ネットワークに目を向ける者があった。クロス取引ネットワークは、注文が公開されない「ダークプール」として知られる取引の形態を提供する。クロス取引ネットワークでは、他のネットワーク加入者に対しても注文が開示されないため、完全な匿名性が提供できる。注文について開示される唯一の情報は、注文が執行された後で発生する、例えば株式プリント(stock print)のような執行メッセージの形態である。すなわち、取引が完了するまで一切情報は開示されない。株式プリントは、例えば総合テープシステム(Consolidated Tape System)を介してネットワーク加入者、および不特定多数の人々に利用可能である。クロス取引ネットワークは、注文が入れられたブロックボックスにたとえてもよい。注文はマッチングした注文が成功裏に執行された後でだけ開示される。それと対照的に、ECNは一般に、買い手/売り手の身元は隠されることがあるが、マッチングされていない注文を外部に表示する。すなわち、クロス取引ネットワークはECNより高い匿名性を提供する。
理想的なクロス取引ネットワークでは、買い手と売り手が容易に供給され、かつ匿名性が提供されるため価格の変動が最小となるので、高度の流動性が存在する。実際には、クロス取引ネットワークは理想から乖離している。1つの問題は、クロス取引ネットワークは、例えばゲーミング(gaming)のような操作の影響を受けやすいということである。例示的な例として、売り手がある株式を第1の場で売ったばかりであると想定する。この売りに基づいて、売り手は、その株式に対する急な需要があるかもしれないと考えて、別の場から追加の株式を購入して第1の場で利益を得るため追加の株式を再販売しようとし、それによってクロス取引ネットワークをゲーミングする。
もう1つの問題は、多数のクロス取引ネットワークが利用可能なことである。多くのクロス取引ネットワークの場が存在するため、買い手と売り手が拡散し、相当な規模の取引を達成するには1つより多いクロス取引ネットワークが必要になることがある。このため流動性が減少して平均取引規模が低下し、大きな注文を売買するために必要な取引の平均数が増大する。さらに、取引数が増大するにつれて、取引がより可視的になるため、ゲーミングの犠牲になる可能性も増大する。またさらに、買い手と売り手が分散するため、例えば、正しい時に正しい場で出会えないことにより、取引業者が望ましい取引機会を逸することがある。
したがって、取引を行うより効率的な方法に対する必要が存在する。
本発明の例示的な実施形態によれば、コンピュータ取引を行うシステムは、複数のシステム参加者の少なくとも部分集合から、証券を売買する当初の注文を受信し、少なくとも数量に基づいて当初の買い注文の少なくとも部分集合を当初の売り注文の少なくとも部分集合とマッチングし、マッチングされた注文の少なくとも部分集合の注文ブロックを形成し、マッチングした注文が閾値量に達したことに応答して、ある数量の証券を売買するマッチングした後続の注文が、注文ブロックに含めるために提示される時間ウィンドウの開始を示す、クロス取引告知(本明細書では、クロスの通知(NOX)、クロスの表示(IOX)、またはブロッククロス(BLX)アラートとも呼ばれる)をブロードキャストし、時間ウィンドウの終了時に、注文ブロックを執行するように構成された中央コンピュータを含む。
本発明の例示的な実施形態では、中央コンピュータは、最良気配(NBBO)の仲値で注文ブロックを執行するように構成されている。
本発明の例示的な実施形態では、仲値は、閾値量に達した後でありかつNOXブロードキャストの前の時点で取得されたNBBOの値から計算される。
本発明の例示的な実施形態では、マッチングした後続の注文は、計算された仲値が時間ウィンドウの間の何らかの時点でNBBOの範囲内にある場合だけ注文ブロックに含まれる。
本発明の例示的な実施形態では、中央コンピュータは、マッチングされた当初の売り注文の各々について、マッチングされた当初の売り注文の株式の合計数とマッチングされた当初の買い注文の合計数の株式の合計数とのうち少ない方の、マッチングされた当初の売り注文の株式の合計数に対するマッチングされた当初の売り注文の株式の数の比にほぼ等しい割合をマッチングされた当初の売り注文に配分し、マッチングされた当初の買い注文の各々について、マッチングされた当初の売り注文の株式の合計数とマッチングされた当初の買い注文の合計数の株式の合計数とのうち少ない方の、マッチングされた当初の買い注文の株式の合計数に対するマッチングされた当初の買い注文の株式の数の比にほぼ等しい割合をマッチングされた当初の買い注文に配分するように構成されている。
本発明の例示的な実施形態では、中央コンピュータは、マッチングされた後続の売り注文の各々について、マッチングされた後続の売り注文の株式の合計数とマッチングされた後続の買い注文の株式の合計数とのうち少ない方の、マッチングされた後続の売り注文の株式の合計数に対するマッチングされた後続の売り注文の株式の数の比にほぼ等しい割合をマッチングされた後続の売り注文に配分し、マッチングされた後続の買い注文の各々について、マッチングされた後続の売り注文の株式の合計数とマッチングされた後続の買い注文の合計数の株式の合計数とのうち少ない方の、マッチングされた後続の買い注文の株式の合計数に対するマッチングされた後続の買い注文の株式の数の比にほぼ等しい割合をマッチングされた後続の買い注文に配分するように構成されている。マッチングされた当初の買い注文とマッチングされた当初の売り注文との残りの部分はそれぞれ後続の買い注文および後続の売り注文として扱われる。
本発明の例示的な実施形態では、閾値量は証券の日間平均値(ADV)の関数として決定される。
本発明の例示的な実施形態では、閾値量は証券の20日間ADVの関数として決定される。
本発明の例示的な実施形態では、閾値量は証券の時価総額状態の関数として決定される。
本発明の例示的な実施形態では、時間ウィンドウの長さは10秒未満である。
本発明の例示的な実施形態では、時間ウィンドウの長さは2〜10秒の範囲である。
本発明の例示的な実施形態によれば、証券取引支援機械の方法は、中央コンピュータのプロセッサが、複数のシステム参加者の少なくとも部分集合から証券を売買する当初の注文を受信するステップと、少なくとも数量に基づいて当初の買い注文の少なくとも部分集合を当初の売り注文の少なくとも部分集合とマッチングするステップと、マッチングされた注文の少なくとも部分集合の注文ブロックを形成するステップとを含む。マッチングした注文が閾値量に達したことに応答して、中央コンピュータは、ある数量の証券を売買するマッチングした後続の注文が、注文ブロックに含めるために提示される時間ウィンドウの開始を示すクロスの通知(NOX)アラートを複数の参加者の各々にブロードキャストする。本方法はさらに、時間ウィンドウの終了時に、注文ブロックを執行するステップを含む。
本発明の例示的な実施形態によれば、証券取引支援機械の方法は、中央コンピュータのプロセッサによって、証券に関して受信した買い注文を受信した売り注文とマッチングするステップを含む。マッチングされた注文は注文ブロックを形成する。本方法はさらに、マッチングされた注文が閾値量に達したことに応答して、前記中央コンピュータがある数量の証券を売買するマッチングした後続の注文が、注文ブロックに含めるために提示される時間ウィンドウの開始を示すクロスの通知(NOX)アラートをブロードキャストするステップを含む。
本発明の例示的な実施形態によれば、ハードウェアで実現されたコンピュータ可読記憶媒体は、証券取引支援機械のプロセッサによって執行可能な一連の命令を内部に格納する。この命令は、執行されると、複数のシステム参加者の少なくとも部分集合から証券を売買する当初の注文を受信するステップと、少なくとも数量に基づいて当初の買い注文の少なくとも部分集合を当初の売り注文の少なくとも部分集合とマッチングするステップと、マッチングされた注文の少なくとも部分集合の注文ブロックを形成するステップとを含む方法をプロセッサに行わせる。本方法はさらに、マッチングした注文が閾値量に達したことに応答して、ある数量の証券を売買するマッチングした後続の注文が、注文ブロックに含めるために提示される時間ウィンドウの開始を示すクロスの通知(NOX)アラートを複数の参加者の各々にブロードキャストするステップと、時間ウィンドウの終了時に、注文ブロックを執行するステップとを含む。
本発明の例示的な実施形態に係るコンピュータ取引を行うシステムを示す構成図である。 図2bとともに、本発明の例示的な実施形態に係るコンピュータ取引を行う方法を示すフローチャートである。 図2aとともに、本発明の例示的な実施形態に係るコンピュータ取引を行う方法を示すフローチャートである。 本発明の例示的な実施形態に係るコンピュータ取引を行う別の方法を示すフローチャートである。 本発明の例示的な実施形態に係る第1組の取引を示す。 本発明の例示的な実施形態に係る第2組の取引を示す。 本発明の例示的な実施形態に係る図4の取引の時系列を示す。
本発明は、コンピュータ取引を行う方法およびシステムに関する。本発明の例示的な実施形態は、中央に位置するコンピュータが、取引参加者、すなわち買い手と売り手との間の仲介者として機能する、株式、債券および金融派生商品といった証券の販売を行う方法およびシステムに関する。例示的な実施形態では、参加者には、ヘッジファンド、投資信託会社、年金基金および個人投資家といった買い手側ユーザだけが含まれる。しかし、代替実施形態では、参加者にはブローカのような売り手側参加者が含まれることもある。中央コンピュータは、買い手を売り手にマッチングしようとする。ある特定の証券がクロス取引のため十分な量だけ存在する場合、中央コンピュータは追加の注文を勧誘して、クロス取引が行なわれる前の既存の注文ブロックの上にそのブロックの全てのマッチングされた注文を積み上げる。そして、注文ブロックを構成する個々の参加者が隠された単一の取引として注文ブロックを執行する。その結果、平均取引サイズが増大し、ゲーミング(gaming)の可能性が減少し、参加者は複数の場に取引を拡散させるのではなく1つの場で取引をしようという気にさせられる。最良気配(National Best Bid and Offer、NBBO)に基づくクロス取引ポイントで注文が執行される本発明の例示的な実施形態が説明される。しかし、クロス取引ポイントを決定する従来の任意の方法を使用してもよい。
図1は、本発明の例示的な実施形態に係るコンピュータ取引を行うシステム100の例を示す。システム100は、クロス取引プロバイダ110、複数の取引入力装置12、14、16、22、24および26、ならびに公設取引所50を含んでもよい。例示的な実施形態では、クロス取引プロバイダ110は独立して所有されるクロス取引ネットワークプロバイダである。独立して所有されるプロバイダの例は、インスティネット(Instinet)、インベストメントテクノロジーグループ(ITG)、リクイドネット(Liquidnet)、およびパイプライントレーディングシステムズ(Pipeline Trading Systems)が含まれる。クロス取引プロバイダ110は、クロス取引ネットワーク112、取引サーバ114および簿記サーバ116を含んでもよい。
クロス取引ネットワーク112は、参加者が匿名であり執行される取引は、取引が行われた後でだけ公開されるダークプールとして運用してもよい。クロス取引ネットワーク112は、仮想プライベートネットワークまたは保護されたローカルエリアネットワークといった電子通信ネットワークを含んでもよい。クロス取引ネットワーク112は、インターネット接続、ファイル転送プロトコル、ダイヤルイン接続、ローカル接続等を含む様々な形でアクセスしてもよい。例示的な実施形態では、アクセスは、例えば、ウェブポータルを介してクロス取引ネットワークに接続するように構成された入力装置12/14/16/22/24/26といった複数の端末を通じて遠隔的に得られる。代替実施形態では、アクセスは、例えばリモートアクセスとローカルアクセスとの組み合わせを包含してもよい。例えば、遠隔端末アクセスに加えて、クロス取引プロバイダ110は、クロス取引ネットワーク112にアクセスするように予め構成された端末が置かれた取引機能を提供してもよい。
取引サーバ114は、クロス取引ネットワーク112と通信し、入力装置12/14/16/22/24/26から取引注文を受け取るように構成された任意の計算装置または装置の組み合わせでもよい。取引サーバ114は、クロス取引ネットワーク112のサポート専用のビジネスサーバでもよい。しかし、取引サーバ114は、他の機能を行いうるものであってもよいことが認識されるだろう。取引サーバ114は、例えば、プロセッサ、命令および/またはデータを格納するメモリ、ネットワークインタフェース機構等を含むハードウェアおよび/またはソフトウェアの任意の組み合わせで実現してもよい。取引サーバ114は、買い注文を売り注文とマッチングするように構成してもよい。以下さらに詳細に説明するように、取引サーバ114は、買い注文と売り注文の価格が一致したときにマッチングを決定してもよい。また、取引サーバ114は、例えば、売り手から買い手に株式を割り当て買い手から売り手に代金を送金することによってマッチングを執行するように構成してもよい。以下説明するように、システムは、各注文の個別の要求が満たされたという決定を条件にして注文のマッチングを執行するようにしてもよく、この場合注文のマッチングは単一の注文ブロックの一部として執行される。取引サーバ114は、クロス取引ネットワーク112に加入した参加者に対応するアカウント情報を格納してもよい。アカウント情報は、例えば、ユーザ名およびパスワード、連絡先情報、銀行口座情報、および取引を執行するために必要な任意の他の情報を含んでもよい。
簿記サーバ116は、取引サーバ114と通信する任意の計算装置または装置の組み合わせでもよい。例示的な実施形態では簿記サーバ116は取引サーバ114から独立したものとして示されているが、代替実施形態は取引サーバ114と簿記サーバ116との両者の機能を組み込んだ単一の計算装置を有してもよい。簿記サーバ116は、執行された取引の記録を格納し保持するように構成してもよい。必要に応じて、簿記サーバ116は、例えば拒絶された注文またはマッチングできなかった注文といった未執行の取引の記録を格納し保持してもよい。記録は簿記サーバ116のメモリ中に置かれたログに格納してもよい。代替的には、簿記サーバ116は、遠隔格納装置に記録を送信してもよい。
入力装置12/14/16/22/24/26は、参加者によって操作される携帯電話、パーソナルコンピュータ、ラップトップコンピュータおよび専用取引端末を含む任意の多様な電子入力装置を含んでもよい。例示的な実施形態では、各入力装置は、例えば、クロス取引ネットワーク112を介して取引サーバ114に通信接続するように入力装置を構成するクライアントアプリケーションまたはプラグインといったソフトウェアを含む。ソフトウェアは装置の製造時にプリロードしてもよくまた製造後に、例えば参加者がインストールしてもよい。各入力装置を操作できるのは一度に1人の参加者だけであるが、参加者は実際の装置の所有権を有する必要はなく、例えば、共有装置にアクセスしてもよい。各参加者は、例えばユーザ名およびパスワードといったアカウント情報を入力することによって取引サーバ114に対して識別されてもよい。参加者が正規の加入者である場合、参加者はクロス取引ネットワーク112に注文を送信する許可を得る。
公設取引所50は、例えば、ニューヨーク証券取引所のような物理的証券市場またはナスダックのような電子証券市場のような証券市場を含んでもよい。公設取引所50は、簿記サーバ116と通信して、NBBOを含む情報を送受信してもよい。NBBOとは、ある証券の最良の購入価格(高い買値)と最良の販売価格(最安売値)の指標である。NBBOは、株式市場および、例えばクロス取引ネットワーク112のようなATSを含む、SECが承認した全ての公設取引の場から実質上リアルタイムで受信した取引情報から得られる。
以下本発明に係るコンピュータ取引を行う方法のいくつかの例示的な実施形態を説明する。本方法はハードウェア、ソフトウェア、またはそれらの組み合わせで実現してもよく、図1の例示的なシステム100を参照して説明される。すなわち、本方法は、取引サーバ114のプロセッサで実現してもよく、コンピュータメモリ、ハードドライブ、CD−ROM、携帯用フラッシュメモリ等といったコンピュータ可読媒体に含まれる命令として執行してもよい。しかし、本方法は、本発明に係る他のシステムでも成功裏に実現することができる。
図2aおよび図2bは、本発明の例示的な実施形態に係るコンピュータ取引を行う方法200の例を示す。例示的な実施形態では、方法200は202で開始され、そこでは1組の当初の参加者からの注文を、例えば取引サーバ114で受け取ってもよい。注文は、クロス取引プロバイダ110が保持する注文控元帳に内部的に記録してもよい。注文控元帳は非公開であり一般にプロバイダ110の外部の者とは共有されない。注文者が指定した価格(もしあれば)と数量を注文者が指定した他の要求とともに記録してもよい。例えば、指値注文、成行注文、基準価格注文(すなわち仲値連動)を受け入れてもよい。
204では、クロス取引条件が満たされているか否かを決定してもよい。ステップ204は、マッチングが見つかる時はいつ行ってもよい。図3を参照すると、クロス取引条件を決定する例示的な方法300が示される。例示的な実施形態では、方法300は302で開始される。
302では、新しい注文の全般的な要求が満たされているか、すなわち、注文の数量が別の注文とマッチングするか否かを決定してもよい。それと対照的に、公設取引所では、マッチングが発生したと考えられる場合が、売値が買値に正確にマッチングした時、例えば$10の売り注文と$10の買い注文の場合に制限されることがある。指値注文の文脈では、買い注文の価格要求が売り注文の価格要求と重なり合う時、例えば$10以上の売り注文と$14以下の買い注文の場合にもマッチングが発生することがある。後者の例では、取引は$10と$14の間のどこかで成功裏に執行できる。すなわち、買い手は一般に価格の上限を設定し、売り手は一般に価格の下限を設定する。上限が下限以上である場合、2つの価格の間の重なりは、取引を執行しうる範囲を定める。
したがって、本発明の例示的な実施形態によれば、例えば価格の上限または下限といった注文要求による指定がない限り、注文は注文数量の要求、すなわち注文量だけに基づいてマッチングされる。マッチングは新しいかまたは以前のマッチングされていない注文を排他的ではなく包含する必要があることに注意されたい。例えば、注文要求は部分的な数量のマッチングを通じて満たされてもよい。すなわち、売り注文の量は買い注文の量と正確に同じである必要はない。残りの量があれば、後続のマッチングに繰り越してもよい。これは、例えば、注文が、当初のマッチング注文の何らかの組み合わせが満たすことのできるものより大きな数量を指定している場合に発生することがある。
注文量の要求が満たされない場合、方法300は304に進み、そこでは注文を注文待ち行列に加えてもよい。すなわち、注文を他のマッチングされていない注文に集約してもよい。注文はマッチングされるまで無期限に待ち行列に置かれてもよい。注文を待ち行列に加えた後、方法300は図2aの202に進み、そこでは新しい注文が受信される。
注文量の要求が満たされた場合、方法300は306に進み、そこでは注文は後で執行するため既存注文ブロックに追加してもよい。そして方法300は308に進む。
308では、閾値量が満たされているか否かを決定してもよい。閾値量は所定の数でもよくまたその注文に含まれる証券の日間平均値(ADV)の関数でもよい。例示的な実施形態では、閾値量は20日間ADVの関数である。証券を含むマッチングされた全ての注文を集約した合計が少なくとも閾値量になる場合、閾値量が満たされる。代替実施形態では、閾値量は、証券の時価総額状態の関数でもよい。例えば、大型証券は例えば10,000株といった高い閾値量を必要とすることがあり、小型または中型証券は、例えば5,000株でもよい。
閾値量が満たされない場合、方法300は図2aの202に進み、そこでは新しい注文が受信される。
閾値量が満たされている場合、方法300は310に進み、そこではクロス取引条件が完全に満たされていると決定される。
図2aに戻ると、上記のように、クロス取引条件が満たされない場合、方法200は202に戻り、そこでは追加の注文を受信してもよい。
クロス取引条件が満たされている場合、方法200は206に進み、そこでは、クロス取引条件が満たされているという決定に応答して、クロス取引ポイントがNBBO仲値となるように選択され、NOXアラートが、例えば即座に、クロス取引ネットワーク112に現在接続している全ての参加者、すなわち例えばクロス取引ネットワーク112に接続された任意の入力装置にブロードキャストされる。NOXアラートは、クロス取引プロバイダ110が現在マッチングされている注文をクロス取引しようとしていることを示すものであり、既存の注文ブロックを増大するため追加注文を出すように勧誘するものである。すなわち、同じ証券の取引に関心がある参加者は、多数の小さな取引を執行するのではなく、単一の注文に参加することができる。
NBBO値は、閾値量がトリガされる正確な瞬間に取得する必要はないことに注意されたい。1つの実施形態(図6)では、NBBO値は、NOXをブロードキャストする前の一定の時間ウィンドウの間のどこかで取得すればよい。例えば、NBBO値は、NOXをブロードキャストする前の10秒間の価格ウィンドウの間にランダムに選択してもよい。しかし、実際の注文執行前に何らかのNBBO値を取得してもよい。
208では、後続の参加者からの追加注文を受信し、既存および他の後続の注文とマッチングしてもよい。後続の参加者は新しい参加者および何れかの当初の参加者を含んでもよい。追加注文が受信される時間中、すなわち例えばNOXブロードキャストの後開始される期間に対応する注文ウィンドウの間、他の証券を含む注文を受信してもよいが、それらは既存の注文待ち行列には追加されず、例えば各証券のために別個の待ち行列を形成してもよい。しかし、例えば、既存の待ち行列に含まれるもの以外の証券に対する注文が他の証券それぞれの閾値量を満たす場合、そうした注文は追加のクロス取引をトリガしてもよいことに注意されたい。
210では、注文ウィンドウは所定の時間が経過するまで開いたままに保持してもよい。例示的な実施形態では、注文ウィンドウの長さは10秒以下でもよい。1つの実施形態では、長さは2秒以上10秒以下でもよい。しかし、注文ウィンドウは、取引サーバ114と入力装置12/14/16/22/24/26との間の伝送時間、取引サーバ114の応答時間、およびクロス取引ネットワーク112のレイテンシーを含むがそれらに制限されない任意の数の要因に応じて変化してもよいことが理解されるだろう。長さは、例えば予め構成された取引入力装置からの自動化された参加者の応答、または迅速な手動応答に十分な時間に制限してもよい。また、例えば、非参加者に注文ブロックについて知らせようとする試み、参加者間の共謀、またはゲーミングといった参加者による操作の可能性を制限するのに十分な短い時間にするのが好適なこともある。長さは、例えば全てのクロス取引について同じになるように固定してもよい。代替的には、長さは、例えば上記のような要因の変化に応じて動的に調整してもよい。そして、図2bに示すように、方法200は212に進む。
図2bを参照すると、212では、206で選択された仲値が、注文ウィンドウの間(例えば、NOXブロードキャストの後10秒以内)NBBOの範囲内にあるか否かを決定してもよい。すなわち、ある価格ウィンドウの過程でNBBOの値が変化する際、選択された仲値がその期間中NBBOの範囲内にある時が少なくとも一瞬はなくてはならない。その場合、例えばSECのレギュレーションNMSのような連邦規則に従い、注文ブロック中の全ての注文(マッチングされた当初の注文とマッチングされた追加の注文とを含む)を選択された仲値で執行できる。これは、レギュレーションNMSはNBBO外でのプリント(print)を禁止しているため、追加の注文を当初の注文と同じ価格で執行しようとするなら、その価格は追加の注文が受信されたどこかの時点でNBBOの範囲内になければならないからである。しかし、この決定は、マッチングされた全ての注文を同じ価格で執行しようとする時だけ必要であることに注意されたい。
代替実施形態では、マッチングされた注文は、例えば異なるNBBO仲値といった異なる価格で執行してもよい。マッチングされた当初の注文の仲値は、例えばNOXブロードキャストの前に得られたNBBO値に基づくものでもよく、マッチングされた追加の注文の仲値は、NOXブロードキャストの後得られたNBBO値に基づくものでもよい。マッチングされた当初の注文とマッチングされた追加の注文とは別個のNBBO値に基づいてクロス取引されるので、それらはレギュレーションNMSに違反することなく異なる価格で執行してもよい。すなわち、212での決定は、この代替実施形態では必要ないことがある。
選択された仲値がNBBOの範囲内にある場合、本方法は214に進み、そこでは当初の参加者間で割り当てを行ってもよい。割り当ては、当初の参加者間で、プラットフォーム内で取引可能な株式の合計数を配分することを含んでもよい。例示的な実施形態では、当初の参加者に、マッチングされた当初の注文に含まれる合計取引可能株式に対する各参加者の相対的寄与の関数として比例配分された量を割り当ててもよい。例示的な例として、需要(例えば買い意欲)が、購入可能な株式の合計数を越える場合、各買い手は、買い手の割り当てが、マッチングされた当初の注文での購入用に提供された株式の合計数に対する、買い手が購入しようとした株式の数の比に等しくなるように、購入可能な合計株式の一部を受け取ってもよい。同様に、供給(例えば売り意欲)が購入される株式の合計数を越える場合、各売り手は、売り手の割り当てが、マッチングされた当初の注文で販売用に提供された株式の合計数に対する、売り手が販売しようとした株式の数の比に等しくなるように、購入される株式の合計数の一部を販売する権利を受け取ってもよい。
216では、当初の参加者間の割り当てと同様なやり方で、例えば、NOXのブロードキャストの後で参加した参加者といった後続の参加者間で割り当てを行ってもよい。すなわち、買い手は、マッチングされた追加の注文での購入用に提供された株式の合計数に対する、買い手が買おうとした株式の数の比に等しい部分を購入する権利を受け取ってもよく、売り手は、マッチングされた追加の注文での販売用に提供された株式の合計数に対する、売り手が売ろうとした株式の数の比に等しい部分を売る権利を受け取ってもよい。単一の参加者が、例えばNOXブロードキャストの前後といった異なる時点で複数の注文を入力した場合、その参加者は当初の参加者および後続の参加者の両者であると見なしてもよいことに注意されたい。これは残りの注文でも起こることがある。
後続の参加者間の割り当ての前に当初の参加者間で割り当てが行われるので、当初の参加者は、後続の参加者に対して注文ブロックの自分たちの相対的な取り分を保証される。後続の参加者は、注文ブロックの残りの部分から自分たちの相対的な取り分を受け取ることができる。上記のように、216では、後続の参加者でもある当初の参加者は、任意の他の後続の参加者と同じに扱われてもよい。さらに、当初の参加者からの、例えば残りの注文といった部分的にマッチングされた数量がマッチングされた追加の注文に持ち越される場合、マッチングされた当初の注文のマッチングされていない部分は追加の注文と同じに扱ってもよい。
当初の参加者間の割り当てはNBBO値が得られた後いつ行ってもよいことに注意されたい。すなわち、代替実施形態では、当初の参加者間の割り当てはNOXをブロードキャストする前に執行してもよい。
218では、例えば、各注文の要件がまだ満たされていない場合、それが満たされていることを保証するため、注文待ち行列中の各注文の要件を再確認してもよい。これは、合計量または参加に基づく注文要件の可能性を考慮している。例えば、参加者は、自分の注文が合計量のある割合、例えば最終プリントの10%を越える場合参加したくないということを指定することがある。また、参加者は、自分が一方の側の唯一の当事者になりたいか否か、例えば「参加するが開始しない(participate−don’t initiate)」という指定をするか否か、または相手側に多数の当事者が存在する必要があるか否かを指定することがある。こうした注文要件は当初は満たされないが、後で追加の注文が加えられる時に満たされる。例示的な例として、売り手が最終プリントの10%を越えないという要件は、その売り手が唯一の売り手である場合には当初は満たされない。しかし、追加の注文が提示されると、合計量のうちその売り手の割り当ては10%以下になり、注文要件を満足することがある。注文を再確認した後、要件が満たされていない注文があれば、注文待ち行列から削除してもよい。
220では、218での再確認の結果に基づいて新たに満たされた注文要件があるか否かを決定してもよい。新たに満たされた注文要件がある場合、本方法200は216に戻り、そこでは、要求が新たに満たされた注文の注文者を含む後続の参加者間で割り当てが行われる。新たに満たされた注文要求がない場合、本方法200は222に進む。
222では、マッチングされた各注文の配分された株式に対応する取引が、206で得られたNBBOの仲値で各取引をクロス取引することによって執行される。これは当初の参加者と後続の参加者との両方に該当する。すなわち、全ての株式は、マッチングした注文があれば、売値/買値のスプレッドと無関係に仲値で売買される。さらに、注文ブロック全体が同じ価格、すなわちNBBO仲値で執行されるため、この執行は全ての参加者にとって公正である。
取引は単一の注文ブロックとして執行してもよい。注文ブロックは、例えば、証券の名称または記号、注文ブロック中の株式の合計数、および執行時間を表示することによって、公開プリントと同様にクロス取引ネットワーク112内でブロードキャストしてもよい。マッチングされた当初の注文とマッチングされた追加の注文とが別個の時点で発生するため、2つのプリントが発生することがあるが、注文は単一のブロックとして扱われる。従来のクロス取引ネットワークと同様に、不特定多数の人々がプリントを見ることができるようにしてもよい。参加者の口座残高を調整して執行された取引を反映することによって、簿記を行ってもよい。各取引の合計費用の関数として、クロス取引プロバイダ110は手数料を徴収してもよい。例えば、クロス取引プロバイダ110は各取引の一定の割合を受け取ってもよい。代替的には、定額手数料を徴収してもよい。将来の参加者が取引を開始するインセンティブとして、当初の参加者は後続の参加者より少ない手数料を課金されるようにしてもよい。
選択された仲値が注文ウィンドウの間一度もNBBOの範囲内になかった場合、本方法200は224に進み、そこでは、例えば214で上述したやり方で、当初の参加者間で割り当てを行ってもよい。そして、本方法200は226に進み、そこではマッチングされた当初の注文だけが、簿記を行う前の注文ブロックの一部として執行される。
図4および図5は、本発明の例示的な実施形態に係る取引の例を示す。図4では、参加者欄60、申し込み/動作欄62、および結果欄66を含む表が示される。例示の目的で、図4および図5に示す証券には1社の証券だけが含まれ、閾値量は10,000株である。
行30では、参加者Aが1,000株の買い注文を出す。この買い注文が待ち行列に入る。
行31では、参加者Bが3,000株の買い注文を出す。この買い注文が待ち行列に入る。
行32では、参加者Dが3,500株の売り注文を出す。この売り注文は30および31の買い注文とマッチングされ、30〜32の注文が注文ブロックに追加される。
行33では、参加者Eが9,500株の売り注文を出す。買われるべき500株が残っているため、この売り注文は30および31の買い注文とマッチングされ、注文ブロックに追加される。
行34では、参加者Cが6,000株の買い注文を出す。この買い注文は32および33の売り注文とマッチングされ、注文ブロックに追加される。
行35では、閾値量に達した(少なくとも10,000株がマッチングされた)ため、量トリガが発動される。参加者A、B、D、E、およびCはこの時点で当初の参加者と見なすことができる。
行36では、例えば、量トリガの発動後10秒間のウィンドウの間にランダムに、NBBO仲値が取得される。
行37では、クロス取引ネットワーク内の全ての参加者にNOXがブロードキャストされる。
上述のように、当初の参加者間の割り当ては、NBBO値が得られた後いつ行ってもよい。すなわち、当初の参加者間の割り当ては、NOXブロードキャストの後、例えば、後続の参加者間の割り当ての直前に行ってもよい。しかし、議論を容易にし、残りの注文をどのように追加の注文に繰り越すことができるかを例示するため、先に進む前にここで当初の参加者A、B、D、EおよびC間の割り当てを論じる。
10,000株の合計需要と13,000株の合計供給とに基づいて、30〜34の注文では、合計10,000株が購入可能である。すなわち、3,000株の余分な供給が残りの売り注文として繰り越される。参加者A、BおよびCは各々自分たちの注文した量を全て買う。参加者Dは、3,500株/13,000株の比例配分に基づいて2,700株を売る。参加者Eは、9,500株/13,000株の比例配分に基づいて7,300株を売る。比例配分による割り当ては、例えば、端株に対する丸めまたは概算をどのように行うかに基づいて、実現毎に異なってもよい。この場合、参加者Dは800株の残りの売り注文を有し、参加者Eは2,200株の残りの売り注文を有する。
行38では、800株の参加者Dの残りの売り注文を追加の注文とグループ化する。これは例えば、Dの残りの注文を注文待ち行列に入れることによって行ってもよい。
行39では、2,200株の参加者Eの残りの売り注文を追加の注文とグループ化する。例えば、注文待ち行列に追加する。
行40では、参加者Fが5,000株の買い注文を出す。この買い注文は38および39の残りの売り注文とマッチングされ、38〜40の注文は注文ブロックに追加される。
行41では、参加者Gが10,000株の売り注文を出す。この売り注文は40の買い注文とマッチングされ注文ブロックに追加される。この時、注文ウィンドウが閉じ、参加者D、E、F、およびGは後続の参加者と見なされる。
後続の参加者間の割り当ては以下の通りである。5,000株の合計需要と13,000株の合計供給とに基づいて、38〜41の注文では合計5,000株が購入可能である。参加者Fは5,000株を買う。参加者Dは、800株/13,000株の比例配分に基づいて300株を売る。参加者Eは、2,200株/13,000株の比例配分に基づいて900株を売る。参加者Gは、10,000株/13,000株の比例配分に基づいて3,800株を売る。
図5は、本発明が指値注文をサポート可能にするやり方の例を示す。図5では、参加者欄60、申し込みまたは動作欄62、価格上限/下限欄64,および結果欄66を含む表が示される。
行42では、参加者Dが2,000株の売り注文を出す。この売り注文が待ち行列に入る。
行43では、参加者Aが11,000株の買い注文を出す。この買い注文は42の売り注文とマッチングされ、42および43の注文は注文ブロックに追加される。
行44では、参加者Eが5,000株の売り注文を出す。この売り注文は$12の下限を指定する指値注文であり、43の買い注文とマッチングされ、注文ブロックに追加される。
行45では、参加者Gが3,000株の売り注文を出す。この売り注文は$11の下限を指定する指値注文であり、43の買い注文とマッチングされ、注文ブロックに追加される。
行46では、閾値量に達した(少なくとも10,000株がマッチングされた)ため、量トリガが発動される。参加者D、A、E、およびGはこの時点で当初の参加者と見なすことができる。
行47では、例えば、量トリガの発動後10秒のウィンドウの間にランダムに、NBBO仲値が取得される。
行48では、クロス取引ネットワーク内の全ての参加者にNOXがブロードキャストされる。
11,000株の合計需要と10,000株の合計供給とに基づいて、30〜34の注文では、合計10,000株が購入可能である。すなわち、1,000株の余分な需要が残りの買い注文として繰り越される。参加者Dは自分の注文量を全て売る。44および45の価格の下限がNBBO仲値以下であると想定すると、参加者EおよびGも自分の注文量を全て売る。参加者Aは10,000株を買い、1,000株の残りの買い注文を有する。
行49では、1,000株の参加者Aの残りの買い注文を追加の注文とグループ化する。例えば、注文待ち行列に追加する。
行50では、参加者Dが2,000株の売り注文を出す。この売り注文はS10の下限を指定する指値注文であり、49の買い注文とマッチングされ、49および50の注文は注文ブロックに追加される。
行51では、参加者Hが5,000株の売り注文を出す。この売り注文はS13の下限を指定する指値注文である。参加者Hの$13の価格下限が47で決定されたNBBO仲値より上であると想定すると、Hの売り注文は注文ブロックに追加されずに待ち行列に入る。このようにして、この注文は後続のマッチングのために利用可能となり、異なる注文ブロックに置かれる。
行52では、参加者Bが6,000株の買い注文を出す。この買い注文はS11の上限を指定する指値注文であり、50の売り注文とマッチングされ、注文ブロックに追加される。
行53では、参加者Iが2,000株の売り注文を出す。この売り注文は49および52の買い注文とマッチングされ、注文ブロックに追加される。この時、注文ウィンドウが閉じ、参加者A、D、H、B、およびIは後続の参加者と見なされる。
後続の参加者間の割り当ては以下の通りである。7,000株の合計需要と4,000株の合計供給とに基づいて、49〜53の注文では合計4,000株が購入可能である。50の価格下限がNBBO仲値以下であると想定すると、参加者Dは自分の注文量を全て売る。参加者Iも自分の注文量を全て売る。参加者Aは、1,000株/7,000株の比例配分に基づいて600株を買う。52の価格上限がNBBO仲値より上であると想定すると、参加者Bは、6,000株/7,000株の比例配分に基づいて3,400株を買う。
図6は、図4を参照して説明した取引の時系列を示す。注文蓄積段階では、売りと買いの注文が、どちらかが10,000株の閾値量に達するまで蓄積され、その時点で量トリガが発動される。注文蓄積段階では、NBBO値は、公開情報に基づいて変化し、8.72/8.74の売値/買値で開始され8.74/8.76の値で終了する。
量トリガは、10秒間のウィンドウの間にNBBO値がランダムに選択される価格ウィンドウ段階の開始を知らせる。図6に示すように、選択された仲値は8.77/8.81の取得された値に基づき$8.79に等しい。価格ウィンドウ段階の終了時に、NOX(「ブロックマッチアラート」として図示される)がブロードキャストされ、ブロック構築段階の開始を知らせる。NBBOは価格ウィンドウ段階の間変化し続ける。
ブロック構築段階では、10秒間の注文ウィンドウの間マッチングされた追加の注文が蓄積される。注文ウィンドウの終了時に、注文ウィンドウ中のある時点でNBBO値が8.79/8.81だったため、$8.79の選択された仲値が注文ウィンドウ中少なくとも一度はNBBOの範囲内だったことが決定される。この決定に続いて、注文蓄積段階からのマッチングされた当初の注文が、ブロック構築段階からのマッチングされた追加の注文とともに執行される。どちらも$8.79の仲値での、10,000株と5,000株との2つのプリントが発生する。
割り当て段階で割り当てが行われ、図4の割り当て結果欄66に示すものと同じ結果が生じる。
上記の明細書中で、本発明は特定の例示的な実施形態を参照して説明された。しかし、以下の特許請求の範囲に記載の本発明のより広範な精神および範囲から逸脱することなく様々な修正および変更をなしうることは明らかであろう。本明細書に記載の実施形態は互いに様々に組み合わせて提示してもよい。従って、本明細書および図面は制限的ではなく例示的なものと見なされる。

Claims (24)

  1. 証券取引支援機械の方法であって、
    中央コンピュータのプロセッサが、
    複数のシステム参加者の少なくとも部分集合から証券を売買する当初の注文を受信し、
    少なくとも数量に基づいて当初の買い注文の少なくとも部分集合を当初の売り注文の少なくとも部分集合とマッチングし、
    マッチングされた注文の少なくとも部分集合の注文ブロックを形成し、
    マッチングした注文が閾値量に達したことに応答して、前記中央コンピュータが、ある数量の証券を売買するマッチングした追加の注文を前記注文ブロックに含めるために提示することが可能である時間ウィンドウの開始を示すクロスの通知(NOX)アラートを前記複数の参加者の各々にブロードキャストし、
    前記時間ウィンドウの終了時に、前記注文ブロックを執行することを備える方法。
  2. 前記注文ブロックが最良気配(NBBO)の仲値で執行される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記仲値が、前記閾値量に達した後でありかつ前記NOXブロードキャストの前の時点で取得された前記NBBOの値から計算される、請求項2に記載の方法。
  4. マッチングした追加の注文が、計算された前記仲値が前記時間ウィンドウの間の何らかの時点で前記NBBOの範囲内にある場合だけ前記注文ブロックに含まれる、請求項3に記載の方法。
  5. さらに、
    マッチングされた当初の売り注文の各々について、前記プロセッサが、マッチングされた当初の売り注文の株式の合計数とマッチングされた当初の買い注文の株式の合計数とのうち少ない方の、マッチングされた当初の売り注文の株式の合計数に対するマッチングされた当初の売り注文の株式の数の比に近似的に等しい割合をマッチングされた当初の売り注文に配分し、
    マッチングされた当初の買い注文の各々について、前記プロセッサが、マッチングされた当初の売り注文の株式の合計数とマッチングされた当初の買い注文の合計数の株式の合計数とのうち少ない方の、マッチングされた当初の買い注文の株式の合計数に対するマッチングされた当初の買い注文の株式の数の比に近似的に等しい割合をマッチングされた当初の買い注文に配分することを備える、請求項1に記載の方法。
  6. さらに、
    マッチングされた追加の売り注文の各々について、前記プロセッサが、マッチングされた追加の売り注文の株式の合計数とマッチングされた追加の買い注文の株式の合計数とのうち少ない方の、マッチングされた追加の売り注文の株式の合計数に対するマッチングされた追加の売り注文の株式の数の比に近似的に等しい割合をマッチングされた追加の売り注文に配分し、
    マッチングされた追加の買い注文の各々について、前記プロセッサが、マッチングされた追加の売り注文の株式の合計数とマッチングされた追加の買い注文の合計数の株式の合計数とのうち少ない方の、マッチングされた追加の買い注文の株式の合計数に対するマッチングされた追加の買い注文の株式の数の比に近似的に等しい割合をマッチングされた追加の買い注文に配分することを備え、
    その際マッチングされた当初の買い注文とマッチングされた当初の売り注文との残りの部分がそれぞれ追加の買い注文および追加の売り注文として扱われる、請求項1に記載の方法。
  7. 前記閾値量が証券の日間平均値(ADV)の関数として決定される、請求項1に記載の方法。
  8. 前記閾値量が証券の20日間ADVの関数として決定される、請求項7に記載の方法。
  9. 前記閾値量が証券の時価総額状態の関数として決定される、請求項1に記載の方法。
  10. 前記時間ウィンドウの長さが10秒未満である、請求項1に記載の方法。
  11. 前記時間ウィンドウの長さが2〜10秒の範囲である、請求項1に記載の方法。
  12. コンピュータ取引を行うシステムであって、
    複数のシステム参加者の少なくとも部分集合から証券を売買する当初の注文を受信し、
    少なくとも数量に基づいて当初の買い注文の少なくとも部分集合を当初の売り注文の少なくとも部分集合とマッチングし、
    マッチングされた注文の少なくとも部分集合の注文ブロックを形成し、
    マッチングした注文が閾値量に達したことに応答して、ある数量の証券を売買するマッチングした追加の注文を前記注文ブロックに含めるために提示することが可能である時間ウィンドウの開始を示すクロスの通知(NOX)アラートを前記複数の参加者の各々にブロードキャストし、
    前記時間ウィンドウの終了時に、前記注文ブロックを執行するように構成された中央コンピュータを備えるシステム。
  13. 前記中央コンピュータが、前記注文ブロックを最良気配(NBBO)の仲値で執行するように構成されている、請求項12に記載のシステム。
  14. 前記仲値が、前記閾値量に達した後でありかつ前記NOXブロードキャストの前の時点で取得された前記NBBOの値から計算される、請求項13に記載のシステム。
  15. マッチングした追加の注文が、計算された前記仲値が前記時間ウィンドウの間の何らかの時点で前記NBBOの範囲内にある場合だけ前記注文ブロックに含まれる、請求項14に記載のシステム。
  16. 前記中央コンピュータが、
    マッチングされた当初の売り注文の各々について、マッチングされた当初の売り注文の株式の合計数とマッチングされた当初の買い注文の株式の合計数とのうち少ない方の、マッチングされた当初の売り注文の株式の合計数に対するマッチングされた当初の売り注文の株式の数の比に近似的に等しい割合をマッチングされた当初の売り注文に配分し、
    マッチングされた当初の買い注文の各々について、マッチングされた当初の売り注文の株式の合計数とマッチングされた当初の買い注文の合計数の株式の合計数とのうち少ない方の、マッチングされた当初の買い注文の株式の合計数に対するマッチングされた当初の買い注文の株式の数の比に近似的に等しい割合をマッチングされた当初の買い注文に配分するように構成されている、請求項12に記載のシステム。
  17. 前記中央コンピュータが、
    マッチングされた追加の売り注文の各々について、マッチングされた追加の売り注文の株式の合計数とマッチングされた追加の買い注文の株式の合計数とのうち少ない方の、マッチングされた追加の売り注文の株式の合計数に対するマッチングされた追加の売り注文の株式の数の比に近似的に等しい割合をマッチングされた追加の売り注文に配分し、
    マッチングされた追加の買い注文の各々について、マッチングされた追加の売り注文の株式の合計数とマッチングされた追加の買い注文の合計数の株式の合計数とのうち少ない方の、マッチングされた追加の買い注文の株式の合計数に対するマッチングされた追加の買い注文の株式の数の比に近似的に等しい割合をマッチングされた追加の買い注文に配分するように構成されており、
    その際マッチングされた当初の買い注文とマッチングされた当初の売り注文との残りの部分がそれぞれ追加の買い注文および追加の売り注文として扱われる、請求項12に記載のシステム。
  18. 前記閾値量が証券の日間平均値(ADV)の関数として決定される、請求項12に記載のシステム。
  19. 前記閾値量が証券の20日間ADVの関数として決定される、請求項18に記載のシステム。
  20. 前記閾値量が証券の時価総額状態の関数として決定される、請求項12に記載のシステム。
  21. 前記時間ウィンドウの長さが10秒未満である、請求項12に記載のシステム。
  22. 前記時間ウィンドウの長さが2〜10秒の範囲である、請求項12に記載のシステム。
  23. 証券取引支援機械の方法であって、
    中央コンピュータのプロセッサによって、証券に関して受信した買い注文を受信した売り注文とマッチングすることであって、その際マッチングされた注文が注文ブロックを形成することと、
    マッチングされた注文が閾値量に達したことに応答して、前記中央コンピュータが、ある数量の証券を売買するマッチングした追加の注文を前記注文ブロックに含めるために提示することが可能である時間ウィンドウの開始を示すクロスの通知(NOX)アラートをブロードキャストすることとを備える方法。
  24. 証券取引支援機械のプロセッサによって実行可能な一連の命令を内部に格納した、ハードウェアで実現されたコンピュータ可読記憶媒体であって、前記命令が、実行されると、
    複数のシステム参加者の少なくとも部分集合から証券を売買する当初の注文を受信し、
    少なくとも数量に基づいて当初の買い注文の少なくとも部分集合を当初の売り注文の少なくとも部分集合とマッチングし、
    マッチングされた注文の少なくとも部分集合の注文ブロックを形成し、
    マッチングした注文が閾値量に達したことに応答して、ある数量の証券を売買するマッチングした追加の注文を前記注文ブロックに含めるために提示することが可能である時間ウィンドウの開始を示すクロスの通知(NOX)アラートを前記複数の参加者の各々にブロードキャストし、
    前記時間ウィンドウの終了時に、前記注文ブロックを執行することを備える方法を前記プロセッサに行わせるコンピュータ可読記憶媒体。
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