JP2010182026A - キーボード、コンピュータシステム、フォーカスの移動方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】キーボードの簡単な操作のみでウィンドウのフォーカスを変更することができるようなフォーカス選択機能付きのキーボードを提供する。
【解決手段】キーボード本体15の裏面には、傾き計測器14が設置されていると共に半球体12が形成され、半球体12の底部に錘13が配置されている。このような構成により、キーボード本体15を半球体12の曲面に沿って傾斜させると、傾き計測器14が傾き角度23を計測する。そして、この傾き角度23と傾きの方向成分が傾き情報として、図示しないコンピュータのマルチウィンドウシステムへ送信される。したがって、図示しないマルチウィンドウシステムは、キーボード11から送信された傾き情報に対応して、選択したフォーカスを所望のウィンドウへ移動させることができる。キーボード本体15に外力が加わらないときは、錘13によってキーボード本体15は水平状態になる。
【選択図】図2
【解決手段】キーボード本体15の裏面には、傾き計測器14が設置されていると共に半球体12が形成され、半球体12の底部に錘13が配置されている。このような構成により、キーボード本体15を半球体12の曲面に沿って傾斜させると、傾き計測器14が傾き角度23を計測する。そして、この傾き角度23と傾きの方向成分が傾き情報として、図示しないコンピュータのマルチウィンドウシステムへ送信される。したがって、図示しないマルチウィンドウシステムは、キーボード11から送信された傾き情報に対応して、選択したフォーカスを所望のウィンドウへ移動させることができる。キーボード本体15に外力が加わらないときは、錘13によってキーボード本体15は水平状態になる。
【選択図】図2
Description
本発明は、データ入力の機能に加えてマウスの機能をも併せ持つキーボード等に関し、特に、フォーカス選択機能付きのキーボード、このキーボードを備えたコンピュータシステム、フォーカスの移動方法、及びその方法をコンピュータに実行させるプログラムに関する。
パーソナルコンピュータ(以下、PCという)のマルチウィンドウシステムにおいて、キーボードのデータ入力を受け付けるのはフォーカスのあるウィンドウ(アクティブウィンドウ)だけである。そのため、マルチウィンドウでの作業中は、必要に応じてフォーカスの移動を行う。作業の内容にも依存するが、通常は、フォーカスの移動は頻繁に行われる操作であり、なるべく容易に目的のウィンドウへフォーカスを移動できることが望まれる。現在ではフォーカスの移動を行うためには以下のような方法が行われている。
1.マウスでカーソルを移動してクリックする。
2.マウスでカーソルを移動させる。
3.キーボードで特定のキーを押下する。
1.マウスでカーソルを移動してクリックする。
2.マウスでカーソルを移動させる。
3.キーボードで特定のキーを押下する。
また、キーボードの傾き角度と傾き方向を検出し、その検出結果をカーソル信号に変換してカーソルを所望の方向へ移動させる技術も開示されている(例えば、特許文献1参照)。この技術によれば、マウスを操作しなくても、キーボードを傾けてキーを操作しながらカーソルを移動させることができるので、PCの使い勝手が向上する。さらに、PDA(Personal Digital Assistance:携帯用個人情報機器)や携帯型の再生機器を傾けると、その傾斜角度に応じて所望の指示キーの位置へカーソルを移動させることができる端末装置の技術も開示されている(例えば、特許文献2参照)。この技術によれば、再生機器を片手で操作しながら傾けると、表示された所望の指示キーの位置へカーソルが移動するので、例えば、記録媒体に記録された所望の楽曲を選択して聴くことができる。
しかしながら、フォーカスを移動させるための上記の方法のうち、1又は2の方法は、マウスで操作するためにキーボードから手が離れるため、キーボード中心の作業の場合は作業効率が悪くなる。また、3の方法は、キーボードにおけるキーの操作が複雑になるため、目的のウィンドウに到達するのが容易ではない。すなわち、フォーカスを移動させるためには、2、3個のキーを組み合わせて操作しながら、ある一定の順序に従って1つずつフォーカスを移動させるため、ウィンドウが多数存在する場合には、複数回に亘ってキーを押下する必要があるのでキー操作が煩雑になる。以上のような理由から、キーボード中心の作業でも容易にウィンドウのフォーカスを移動させることができる方法が求められている。すなわち、キーボードだけの操作によって、なるべく簡単に目的のウィンドウへフォーカスを移動できる操作方法が望まれているが、現状では、キー操作を行わないでキーボードを持つだけでフォーカスを移動させる操作方法は実現されていない。
また、前述の特許文献1の技術においては、キーボードの傾きを利用してカーソルを移動させているが、この技術では、フォーカスを変更する際の操作においては、キーボードの傾き情報と共に所定のキー操作が必要となる。すなわち、フォーカスを移動させるときには、キーボードを傾けながらキー操作をしなければならないので、ウィンドウのフォーカス移動時における操作性がよくない。さらに、特許文献1の技術においては、キーボードを各方向に傾ける際に、傾ける方向によって力加減が変わってしまうので、カーソルの移動位置を決めるのに手間取ることもある。つまり、キーボードを各方向に傾ける際の方向によって力加減に差異が生じないような使い勝手のよい操作方法が望まれる。また、キーボードを傾けて所望の位置にカーソルを移動させた後は、自動的に元の状態(傾いていない状態)に戻るような機構が備えられているキーボードも望まれているが、現在の技術ではそのような要求を満足する機構は開発されていない。
なお、特許文献2の技術は、キーボードから複雑なキー情報を受け付けることができないPDAや携帯型再生機器において、傾斜情報によってカーソル移動を行う技術であるので、PCにおけるキーボード中心の作業においてフォーカス移動を容易に行う技術に応用することはできない。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、キーボードの簡単な操作のみでウィンドウのフォーカスを変更することができるようなフォーカス選択機能付きのキーボードを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のキーボードは、選択したフォーカスを所望のウィンドウへ移動させることができるフォーカス選択機能付きのキーボードであって、裏面に曲面が形成されたキーボード本体と、曲面に沿って傾いたキーボード本体の傾き情報を計測する傾き計測手段と、フォーカスを所望のウィンドウへ移動させるための傾き情報を、コンピュータのマルチウィンドウシステムへ送信する傾き情報送信手段とを備える構成を採っている。
また、本発明は前記発明のキーボードを備えたコンピュータシステムを提供することもできる。すなわち、キーボードによって選択したフォーカスを所望のウィンドウへ移動させることができるコンピュータシステムであって、裏面に半球体が形成されたキーボード本体と、キーボード本体の傾き情報を計測する傾き計測手段と、傾き計測手段が計測した傾き情報に基づいて、フォーカスを所望のウィンドウへ移動させるコンピュータのマルチウィンドウシステムとを備えるコンピュータシステムを提供することもできる。
また、本発明は、フォーカスの移動方法を提供することもできる。すなわち、選択したフォーカスを所望のウィンドウへ移動させるフォーカスの移動方法であって、裏面に半球体が形成されたキーボードを半球体の曲面に沿って傾ける第1のステップと、キーボードの傾き情報を計測する第2のステップと、キーボードからコンピュータのマルチウィンドウシステムへ傾き情報を送信する第3のステップと、マルチウィンドウシステムが、傾き情報に基づいてフォーカスを所望のウィンドウへ移動させる第4のステップとを含むフォーカスの移動方法を提供することもできる。
また、本発明は、フォーカスの移動方法をコンピュータに実行させるプログラムを提供することもできる。
本発明のキーボードによれば、マウスやキーボタンを操作することなく、キーボードを傾けるだけでウィンドウのフォーカスを移動させることができる。したがって、目的のウィンドウへフォーカスを移動させるためのユーザ操作が、傾けるという1ステップのみで済むことになる。さらには、ユーザの手をキーボードの任意の場所に置いた状態のままフォーカスを移動させることができると共に、キーボードを傾ける際の力が傾け方向によって変化しない。したがって、これらの効果が相乗して、本発明のキーボードは、ウィンドウのフォーカスを移動させるときの使い勝手が一段と向上する。
本発明に係るキーボードは、ウィンドウのフォーカスを変更する機能を備えたキーボードであって、そのキーボードの鍵盤部の裏側が滑らかな曲面となっていて、キーボードを曲面に沿って傾斜させることで、その傾きに応じたウィンドウが選択できるようになっている。すなわち、キーボードから大きく手を動かさずにフォーカスを移動させて、そのキーボードで所望のフォーカスを指定することができるようになっている。
以下、図面を参照しながら、本発明に係るキーボードの幾つかの実施形態について詳細に説明する。なお、各実施形態を説明するための全図において、同一要素は原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
《第1実施形態》
図1は、本発明の第1実施形態に係るキーボードの側面図である。まず、第1実施形態に係るキーボードの構成について説明する。すなわち、図1は、本実施形態に係るフォーカス選択機能付きのキーボード11を横から見た図であり、このキーボード11は、従来と同様のキーボード本体15の裏面側に、半球体12が付設された構成になっている。また、半球体12の内部には、錘(おもり)13と傾き計測器14が内蔵されている。
図1は、本発明の第1実施形態に係るキーボードの側面図である。まず、第1実施形態に係るキーボードの構成について説明する。すなわち、図1は、本実施形態に係るフォーカス選択機能付きのキーボード11を横から見た図であり、このキーボード11は、従来と同様のキーボード本体15の裏面側に、半球体12が付設された構成になっている。また、半球体12の内部には、錘(おもり)13と傾き計測器14が内蔵されている。
このような構成により、キーボード本体15の裏面に取り付けられた半球体12により、キーボード11を前後左右に傾斜させることができるようになっている。図2は、図1の状態から半球体12の曲面に沿ってキーボード本体15を傾斜させたときのキーボード11の側面図である。また、詳細は後述するが、この傾きの方向を傾き計測器14によって計測して、その傾き方向によってフォーカスするウィンドウを選択し、そのウィンドウにフォーカスを移動させるようになっている。
図3は、図1に示すキーボード11をコンピュータ21に接続したときの模式図である。図3に示すように、キーボード11はコンピュータ21に接続されている。なお、コンピュータ21は、特に図示されていないが、内部にマルチウィンドウシステム22を備えている。また、図4は、図1に示すキーボード11を上から見た図である。図4に示すように、半球体12はキーボード本体15の側面からはみ出していてもよい。さらに、図5は、図1に示すキーボード11を上から見たときの各部の位置関係を示す図である。
次に、本発明の第1実施形態に係るキーボード11の動作について説明する。図6は、本発明の第1実施形態に係るキーボード11の動作の流れを示すフロー図である。また、図7は、図3に示すコンピュータ21のマルチウィンドウシステム22のデスクトップ画面をモデル化した図である。したがって、図1乃至図7を参照しながら、図6のフロー図の流れに沿ってキーボード11の動作を説明する。
図6において、まず、ステップS1で、ユーザが、フォーカス選択機能付きのキーボード11に手を触れてキーボード11を傾かせる。すると、ステップS2において、傾き計測部14(図1、図2参照)が、キーボード11の傾き角度23(図2参照)と傾きの方向成分24(図5参照)を計測して傾き情報に変換する。そして、ステップS3において、変換された傾き情報はキーボード11からコンピュータ21へ転送され(図3参照)、ステップS4において、コンピュータ21がその傾き情報を受け取る。
次に、ステップS5において、コンピュータ21は、受け取った傾き情報のうち、傾き角度23(図2参照)を取り出し、これを閾値と比較する。傾き角度23は、図2に示すように、水平方向とキーボード本体15の傾き方向との差分である。傾き角度23と閾値との比較の結果、傾き角度23が閾値に達していない場合は、この傾き情報を無視する。一方、傾き角度23が閾値に達している場合は、ステップS6において、傾きの方向成分24(図5参照)を取り出し、その傾きの方向成分24に該当するウィンドウ43を割り出す。
ここで、図5に示す傾きの方向成分24とはどの部分を意味するのかについて、図5の位置関係図を用いて説明する。すなわち、図5は図4と同様にキーボード11を上から見た図であり、基準線31は、図5で見た場合は半球12の上面の円の中心を通り、キーボード本体15の下辺34と平行な直線である。なお、下辺34が曲線の場合は、キーボード本体15を上下に2つに分ける線とする。
図5において、今、キーボード11の右側部分において上方からの力(図5では紙表から紙裏の方向への力)が加わり、点32が、半球体12の上面において、元の位置から最も下に下がった部分にあるとする。このとき、半球体12の上面の円の中心から、点32に引いた半直線を33とすると、半直線33が基準線31と作る(なす)角度が、傾きの方向成分24である。
次に、傾きの方向成分24に該当するウィンドウはどのように決定されるかについて、図7に示すマルチウィンドウシステム22(図3参照)のデスクトップ画面をモデル化した図を用いて説明する。図7において、41乃至44は全てウィンドウであり、45はウィンドウ選択基準点である。また、46はデスクトップ画面の中心点であり、47はウィンドウ選択基準点45を通る水平直線である。
図5に示す傾きの方向成分24は、図7に示すウィンドウ選択基準点45を中心とした角度として扱い、水平直線47を角度の基準としている。図7において、ウィンドウ選択基準点45から傾きの方向成分24(図5参照)の方向に半直線を引き、その半直線上の、基準点45から最も近いウィンドウ(例えば、ウィンドウ43)を該当したウィンドウと設定する。
再び図6に戻り、ステップS7において、マルチウィンドウシステム22(図3参照)内で、適したウィンドウ43にフォーカスを当てる(すなわち、ウィンドウ43をアクティブにする)。以上がフォーカス選択機能付きのキーボード11によって、目的のウィンドウ43へフォーカスを移動させるときの基本的な処理の流れである。
<第1実施形態の応用例>
図6のフロー図におけるステップS5で用いる閾値は、任意に設定することが可能である。閾値を設定する場合は、ステップ1でキーボード11を傾かせる前に、あらかじめ閾値を設定しておく必要がある。この閾値を任意に設定とすることにより、キーボード11の傾き加減をユーザの好みに合わせることが可能になる。
図6のフロー図におけるステップS5で用いる閾値は、任意に設定することが可能である。閾値を設定する場合は、ステップ1でキーボード11を傾かせる前に、あらかじめ閾値を設定しておく必要がある。この閾値を任意に設定とすることにより、キーボード11の傾き加減をユーザの好みに合わせることが可能になる。
また、図6のフロー図におけるステップS6で用いるウィンドウ選択基準点45は、任意に設定することが可能である。ウィンドウ選択基準点45を任意に設定する場合は、ステップ1でキーボード11を傾かせる前に、あらかじめウィンドウ選択基準点45を設定しておく必要がある。このウィンドウ選択基準点45を任意にすることで多様なウィンドウ配置に対応することができる。例えば、図7のようにウィンドウの配置が均一でない場合は、もしデスクトップの中心部46にウィンドウ選択基準点45を設定してしまうと、ウィンドウ41、42、44にフォーカスを移動することができず、常にウィンドウ43がフォーカスされてしまう。このような場合は、図7の配置に示すように、ウィンドウ選択基準点45の点に基準点を設定することで、全てのウィンドウ41,42,43,44にフォーカスを移動させることができる。
<第1実施形態の付随的動作>
図6のフロー図のステップS7で目的のウィンドウへフォーカスを移動させた(またはフォーカスを変更した)後は、錘13(図1、図2参照)の重力作用によって、キーボード本体15は自動的に傾いていない元の状態に戻る。その際、直前に移動したフォーカスはその位置が維持されたままである。なお、マウス操作とこのキーボード11によるフォーカスは、後に操作した方が優先される。
図6のフロー図のステップS7で目的のウィンドウへフォーカスを移動させた(またはフォーカスを変更した)後は、錘13(図1、図2参照)の重力作用によって、キーボード本体15は自動的に傾いていない元の状態に戻る。その際、直前に移動したフォーカスはその位置が維持されたままである。なお、マウス操作とこのキーボード11によるフォーカスは、後に操作した方が優先される。
また、傾き計測器14(図1、図2参照)の精度によって、傾きの角度や方向の分解能に違いが生じる場合は、その傾き計測器14又はコンピュータ21内のソフトウェアによってその誤差分を調整することは可能である。
《第2実施形態》
第2実施形態では、キーボードを傾ける機構部分の変形例について説明する。図8は、本発明に係る第2実施形態のキーボードにおいて、キーボード本体15−1を中心上部から紐で吊るした構成を示す図である。このような構成により、振り子の原理でキーボード本体15−1を図の矢印のように振らせれば、そのキーボード本体15−1を傾けることができる。
第2実施形態では、キーボードを傾ける機構部分の変形例について説明する。図8は、本発明に係る第2実施形態のキーボードにおいて、キーボード本体15−1を中心上部から紐で吊るした構成を示す図である。このような構成により、振り子の原理でキーボード本体15−1を図の矢印のように振らせれば、そのキーボード本体15−1を傾けることができる。
図9は、本発明に係る第2実施形態のキーボードにおいて、キーボード本体15−2を、支持棒51の1点で支えた構成を示す図であり、支持棒51は可動するものであるものとする。このような構成により、図の矢印のように様々な方向へキーボード本体15−2を傾けることができる。
図10は、本発明に係る第2実施形態のキーボードにおいて、キーボード本体15−3を、支持棒51−2の4点で支えた構成を示す図であり、支持棒1−2はゴム棒などの弾性力のあるもので構成する。これにより、図の矢印のように様々な方向へキーボード本体15−3を傾けることができる。
《まとめ》
以上説明したように、本発明のキーボードによれば、マウスを利用することなく、ウィンドウのフォーカスを変更することができる。また、目的のウィンドウにフォーカスを変更するためのユーザの操作は、『傾ける』という1ステップで済むのでキーボードの使い勝手が極めてよくなる。さらに、ユーザが手をキーボードの任意の場所に置いた状態のまま、ウィンドウのフォーカスを変更することができると共に、ユーザがキーボードを傾けるときの力が傾ける方向によって変化しないので、これらの面からもキーボードの使い勝手がよくなる。さらに、キーボードに力をかけない場合は、キーボードが傾いていない状態に自動的に戻すこともできる。
以上説明したように、本発明のキーボードによれば、マウスを利用することなく、ウィンドウのフォーカスを変更することができる。また、目的のウィンドウにフォーカスを変更するためのユーザの操作は、『傾ける』という1ステップで済むのでキーボードの使い勝手が極めてよくなる。さらに、ユーザが手をキーボードの任意の場所に置いた状態のまま、ウィンドウのフォーカスを変更することができると共に、ユーザがキーボードを傾けるときの力が傾ける方向によって変化しないので、これらの面からもキーボードの使い勝手がよくなる。さらに、キーボードに力をかけない場合は、キーボードが傾いていない状態に自動的に戻すこともできる。
以上、本発明を2つの実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記の各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
なお、本発明によるフォーカスの移動方法は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、本発明によるフォーカスの移動方法の処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしてもよい。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、前述した機能をすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
本発明によれば、キーボードを傾けるだけで所望のウィンドウへフォーカスを移動させることができるので、キーボードが別置きになっているデスクトップ型のパーソナルコンピュータなどにおいて有効に利用することができる。
11 キーボード
12 半球体
13 錘
14 傾き計測器
15、15−1,15−2、15−3 キーボード本体
21 コンピュータ
22 マルチウィンドウシステム
23 傾き角度
24 傾きの方向成分
31 基準線
32 点
33 半直線
34 下辺
41,42,43,44 ウィンドウ
45 ウィンドウ選択基準点
46 中心点
47 水平直線
51、51−2 支持棒
12 半球体
13 錘
14 傾き計測器
15、15−1,15−2、15−3 キーボード本体
21 コンピュータ
22 マルチウィンドウシステム
23 傾き角度
24 傾きの方向成分
31 基準線
32 点
33 半直線
34 下辺
41,42,43,44 ウィンドウ
45 ウィンドウ選択基準点
46 中心点
47 水平直線
51、51−2 支持棒
Claims (16)
- 選択したフォーカスを所望のウィンドウへ移動させることができるフォーカス選択機能付きのキーボードであって、
裏面に曲面が形成されたキーボード本体と、
前記曲面に沿って傾いた前記キーボード本体の傾き情報を計測する傾き計測手段と、
前記フォーカスを所望のウィンドウへ移動させるための前記傾き情報を、コンピュータのマルチウィンドウシステムへ送信する傾き情報送信手段と
を備えることを特徴とするキーボード。 - 前記傾き計測手段は、前記キーボード本体に一体的取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のキーボード。
- 前記キーボード本体に外力が作用していないときに、重力作用によって該キーボード本体を水平状態に維持させる錘を、さらに備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のキーボード。
- 前記曲面は半球体であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のキーボード。
- 前記錘は、前記半球体の底部に配置されていることを特徴とする請求項4に記載のキーボード。
- 操作対象が前記フォーカスの移動であるときは、マウスからの信号は無信号状態であることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載のキーボード。
- 目的のウィンドウへフォーカスを移動させるための判断基準となる前記傾き情報の傾斜角基準点は任意に変更できることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載のキーボード。
- 前記傾き情報の傾斜角はあらかじめ設定された閾値と比較され、前記傾斜角が前記閾値より小さいときは、前記傾き情報送信手段は、前記マルチウィンドウシステムへ前記傾き情報を送信しないことを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載のキーボード。
- 前記閾値は任意に変更することが可能であることを特徴とする請求項8に記載のキーボード。
- キーボードによって選択したフォーカスを所望のウィンドウへ移動させることができるコンピュータシステムであって、
裏面に半球体が形成されたキーボード本体と、
前記キーボード本体の傾き情報を計測する傾き計測手段と、
前記傾き計測手段が計測した傾き情報に基づいて、前記フォーカスを所望のウィンドウへ移動させるコンピュータのマルチウィンドウシステムと
を備えることを特徴とするコンピュータシステム。 - 前記傾き計測手段は、前記キーボード本体に一体的取り付けられていることを特徴とする請求項10に記載のコンピュータシステム。
- 前記半球体の底部には、前記キーボード本体に外力が作用していないときに、重力作用によって該キーボード本体を水平状態に維持させる錘が配置されていることを特徴とする請求項10又は11に記載のコンピュータシステム。
- 操作対象が前記フォーカスの移動であるときは、マウスからの信号は無信号状態であることを特徴とする請求項10乃至12の何れか1項に記載のコンピュータシステム。
- 選択したフォーカスを所望のウィンドウへ移動させるフォーカスの移動方法であって、
裏面に半球体が形成されたキーボードを前記半球体の曲面に沿って傾ける第1のステップと、
前記キーボードの傾き情報を計測する第2のステップと、
前記キーボードからコンピュータのマルチウィンドウシステムへ前記傾き情報を送信する第3のステップと、
前記マルチウィンドウシステムが、前記傾き情報に基づいて前記フォーカスを所望のウィンドウへ移動させる第4のステップと
を含むことを特徴とするフォーカスの移動方法。 - 前記キーボード本体に外力が作用していないときに、前記半球体の底部に配置された錘の重力作用によって該キーボード本体を水平状態に維持させ、前記キーボードから前記マルチウィンドウシステムへの傾き情報の送信を停止させることを特徴とする請求項14に記載のフォーカスの移動方法。
- 請求項14又は15に記載のフォーカスの移動方法をコンピュータに実行させるプログラム。
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JP2009023910A JP2010182026A (ja) | 2009-02-04 | 2009-02-04 | キーボード、コンピュータシステム、フォーカスの移動方法、及びプログラム |
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Legal Events
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