JP2010181946A - 通信システム、端末装置、コンテンツ取得方法およびプログラム - Google Patents
通信システム、端末装置、コンテンツ取得方法およびプログラム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】各サーバ装置に格納されたコンテンツを端末装置が取得する際の通信量を抑制する。
【解決手段】各サーバ装置(10a,10b,10c)のコンテンツ一覧リスト(16a,16b,16c)中に共通に記述されたFPと同一であるFPと、当該FPで特定されるコンテンツとが対応付けられて保存部40に保存されていれば、端末装置20は、当該FPで特定されるコンテンツを取得するためのアクセス処理を各サーバ装置10に対して行わない。したがって、複数のサーバ装置10の各々に格納されたコンテンツを端末装置20が取得する際のHTTP通信量を抑制できる。
【選択図】 図4
【解決手段】各サーバ装置(10a,10b,10c)のコンテンツ一覧リスト(16a,16b,16c)中に共通に記述されたFPと同一であるFPと、当該FPで特定されるコンテンツとが対応付けられて保存部40に保存されていれば、端末装置20は、当該FPで特定されるコンテンツを取得するためのアクセス処理を各サーバ装置10に対して行わない。したがって、複数のサーバ装置10の各々に格納されたコンテンツを端末装置20が取得する際のHTTP通信量を抑制できる。
【選択図】 図4
Description
本発明は、通信システム、端末装置、コンテンツ取得方法およびプログラムに関する。
従来、ユーザーからの要求に応じてコンテンツを送信可能なサーバ装置と、インターネットなどのネットワーク(通信網)を介してサーバ装置と通信可能な端末装置とを有する通信システムにおいて、端末装置がサーバ装置に対してアクセスして取得したコンテンツを、当該端末装置内にキャッシュしておくという技術が広く知られている(例えば特許文献1)。特許文献1においては、端末装置内にキャッシュされるコンテンツはURL(Uniform Resource Locator)に基づいて識別される。
ところで、最近の潮流として、Gears(http://gears.google.com/)やHTML5(http://www.whatwg.org/specs/web-apps/current-work)のように、サーバ装置に格納されたコンテンツを端末装置内にインストール(キャッシュ)してしまうという試みがある。コンテンツは、例えば端末装置がサーバ装置にアクセスすることで取得することもできるし、あるいは端末装置の工場出荷時に予めプリインストールしておくこともできる。このとき、例えば特許文献1に記載された技術のように、端末装置内にインストールされるコンテンツをURLに基づいて識別する場合、コンテンツの内容が実質的に同一であってもURLが異なるものは別物であるとみなされるため、それらは別々にダウンロードされる。その結果、無駄な通信が発生してしまうという問題があった。
以上の事情に鑑みて、本発明は、サーバ装置内に格納されたコンテンツを端末装置が取得する際に発生する通信量を抑制するという課題の解決を目的としている。
以上の事情に鑑みて、本発明は、サーバ装置内に格納されたコンテンツを端末装置が取得する際に発生する通信量を抑制するという課題の解決を目的としている。
以上の課題を解決するために、本発明に係る通信システムは、各々が要求に応じてコンテンツを送信可能な複数のサーバ装置と、ネットワークを介して複数のサーバ装置の各々と通信可能な端末装置と、を具備し、複数のサーバ装置の各々は、当該サーバ装置を特定し、かつ、当該サーバ装置に記憶されたコンテンツの当該サーバ装置内の所在を示すアドレス情報(例えば図2に示すURL)と、当該コンテンツの内容を特定するための第1のコンテンツ特定情報(例えば図2に示すFP)とを対応付けて記述するコンテンツ一覧リストを有し、端末装置は、複数のサーバ装置の何れかのコンテンツ一覧リストを取得するコンテンツ一覧リスト取得部と、第2のコンテンツ特定情報(例えば図3および図5に示すFP)が保存され、当該第2のコンテンツ特定情報で特定されるコンテンツを保存可能な保存部と、コンテンツ一覧リスト取得部によって取得されたコンテンツ一覧リスト中の第1のコンテンツ特定情報が、保存部に保存された第2のコンテンツ特定情報と一致するか否かを判断する同一性判断部と、第1のコンテンツ特定情報と第2のコンテンツ特定情報が一致すると同一性判断部にて判断された場合に、当該第2のコンテンツ特定情報で特定される内容を有するコンテンツが保存部に保存されているか否かを判断するコンテンツ保存判断部と、第1のコンテンツ特定情報と第2のコンテンツ特定情報が一致すると同一性判断部にて判断され、かつ当該第2のコンテンツ特定情報で特定されるコンテンツが保存部に保存されているとコンテンツ保存判断部にて判断された場合には、当該第2のコンテンツ特定情報で特定されるコンテンツをサーバ装置から取得しない一方、第1のコンテンツ特定情報と第2のコンテンツ特定情報が一致すると同一性判断部にて判断され、かつ当該第2のコンテンツ特定情報で特定されるコンテンツが保存部に保存されていないとコンテンツ保存判断部にて判断された場合、または、第1のコンテンツ特定情報と第2のコンテンツ特定情報が一致しないと同一性判断部にて判断された場合は、当該第2のコンテンツ特定情報で特定されるコンテンツのアドレス情報を参照して当該コンテンツをサーバ装置から取得するコンテンツ取得部と、を備える。
この構成によれば、サーバ装置から取得したコンテンツ一覧リスト中に記述された第1のコンテンツ特定情報と保存部に保存された第2のコンテンツ特定情報とが一致し、かつ、当該第2のコンテンツ特定情報で特定されるコンテンツが保存部に保存されている場合は、端末装置は、当該コンテンツを取得するためのアクセス処理を、当該サーバ装置に対して行う必要が無い。したがって、通信量を低減できるという利点がある。
本発明に係る通信システムの好適な態様として、保存部に保存される第2のコンテンツ特定情報は、複数のサーバ装置のうち少なくとも2つのサーバ装置の各々のコンテンツ一覧リスト中に共通に記述された第1のコンテンツ特定情報と同一である。この構成においては、複数のサーバ装置のうち少なくとも2つのサーバ装置の各々のコンテンツ一覧リスト中に共通に記述された第1のコンテンツ特定情報と同一の第2のコンテンツ特定情報と、当該第2のコンテンツ特定情報で特定されるコンテンツとが対応付けられて保存部に保存されていれば、端末装置は、当該コンテンツを取得するためのアクセス処理を、その少なくとも2つのサーバ装置の各々に対して行う必要が無い。したがって、その少なくとも2つのサーバ装置の各々に格納されたコンテンツを端末装置が取得する際に発生する通信量を抑制できるという利点がある。
本発明に係る通信システムの好適な態様として、第1のコンテンツ特定情報と第2のコンテンツ特定情報が一致すると同一性判断部にて判断され、かつ当該第2のコンテンツ特定情報で特定されるコンテンツが保存部に保存されていないとコンテンツ保存判断部にて判断された場合、コンテンツ取得部は、当該第2のコンテンツ特定情報で特定される内容を有するコンテンツをサーバ装置から取得したうえ、当該第2のコンテンツ特定情報と対応付けて保存部に保存する。この構成によれば、その後、別のサーバ装置から取得したコンテンツ一覧リスト中の第1のコンテンツ特定情報が当該第2のコンテンツ特定情報と同一である場合には、当該第2のコンテンツ特定情報で特定されるコンテンツを当該サーバ装置から取得する必要は無いから、通信量を抑制できるという利点がある。
また、本発明に係る端末装置は、各々が要求に応じてコンテンツを送信可能な複数のサーバ装置とネットワークを介して通信可能な端末装置であって、複数のサーバ装置の何れかにアクセスすることで、当該サーバ装置を特定し、かつ、当該サーバ装置に記憶されたコンテンツの当該サーバ装置内の所在を示すアドレス情報と、当該コンテンツの内容を特定するための第1のコンテンツ特定情報とを対応付けて記述するコンテンツ一覧リストを当該サーバ装置から取得するコンテンツ一覧リスト取得部と、第2のコンテンツ特定情報が保存され、当該第2のコンテンツ特定情報で特定されるコンテンツを保存可能な保存部と、コンテンツ一覧リスト取得部によって取得されたコンテンツ一覧リスト中の第1のコンテンツ特定情報が、保存部に保存された第2のコンテンツ特定情報と一致するか否かを判断する同一性判断部と、第1のコンテンツ特定情報と第2のコンテンツ特定情報が一致すると同一性判断部にて判断された場合に、当該第2のコンテンツ特定情報で特定される内容を有するコンテンツが保存部に保存されているか否かを判断するコンテンツ保存判断部と、第1のコンテンツ特定情報と第2のコンテンツ特定情報が一致すると同一性判断部にて判断され、かつ当該第2のコンテンツ特定情報で特定されるコンテンツが保存部に保存されているとコンテンツ保存判断部にて判断された場合には、当該第2のコンテンツ特定情報で特定されるコンテンツをサーバ装置から取得しない一方、第1のコンテンツ特定情報と第2のコンテンツ特定情報が一致すると同一性判断部にて判断され、かつ当該第2のコンテンツ特定情報で特定されるコンテンツが保存部に保存されていないとコンテンツ保存判断部にて判断された場合、または、第1のコンテンツ特定情報と第2のコンテンツ特定情報が一致しないと同一性判断部にて判断された場合は、当該第2のコンテンツ特定情報で特定されるコンテンツのアドレス情報を参照して当該コンテンツをサーバ装置から取得するコンテンツ取得部と、を備える。
本発明に係る端末装置の好適な態様として、保存部に保存される第2のコンテンツ特定情報は、複数のサーバ装置のうち少なくとも2つのサーバ装置の各々のコンテンツ一覧リスト中に共通に記述された第1のコンテンツ特定情報と同一である。
本発明に係る端末装置の好適な態様として、第1のコンテンツ特定情報と第2のコンテンツ特定情報が一致すると同一性判断部にて判断され、かつ当該第2のコンテンツ特定情報で特定されるコンテンツが保存部に保存されていないとコンテンツ保存判断部にて判断された場合、コンテンツ取得部は、当該第2のコンテンツ特定情報で特定される内容を有するコンテンツをサーバ装置から取得したうえ、当該第2のコンテンツ特定情報と対応付けて保存部に保存する。
また、上述の発明は、端末装置におけるコンテンツ取得方法の発明として捉えることもできる。すなわち、端末装置は、複数のサーバ装置の何れかにアクセスすることで、当該サーバ装置を特定し、かつ、当該サーバ装置に記憶されたコンテンツの当該サーバ装置内の所在を示すアドレス情報と、当該コンテンツの内容を特定するための第1のコンテンツ特定情報とを対応付けて記述するコンテンツ一覧リストを当該サーバ装置から取得し、その取得したコンテンツ一覧リスト中の第1のコンテンツ特定情報が、第2のコンテンツ特定情報が保存され、当該第2のコンテンツ特定情報で特定されるコンテンツを保存可能な保存部に保存された第2のコンテンツ特定情報と一致するか否かを判断し、第1のコンテンツ特定情報と第2のコンテンツ特定情報が一致すると判断され、かつ当該第2のコンテンツ特定情報で特定されるコンテンツが保存部に保存されていると判断された場合は、当該第2のコンテンツ特定情報で特定されるコンテンツをサーバ装置から取得しない一方、第1のコンテンツ特定情報と第2のコンテンツ特定情報が一致すると判断され、かつ当該第2のコンテンツ特定情報で特定されるコンテンツが保存部に保存されていないと判断された場合、または、第1のコンテンツ特定情報と第2のコンテンツ特定情報が一致しないと判断された場合は、当該第2のコンテンツ特定情報で特定されるコンテンツのアドレス情報を参照して当該コンテンツをサーバ装置から取得する。
本発明に係るコンテンツ取得方法の好適な態様として、保存部に保存される第2のコンテンツ特定情報は、複数のサーバ装置のうち少なくとも2つのサーバ装置の各々のコンテンツ一覧リスト中に共通に記述された第1のコンテンツ特定情報と同一である。
本発明に係るコンテンツ取得方法の好適な態様として、第1のコンテンツ特定情報と第2のコンテンツ特定情報が一致すると判断され、かつ当該第2のコンテンツ特定情報で特定されるコンテンツが保存部に保存されていないと判断された場合、端末装置は、当該第2のコンテンツ特定情報で特定される内容を有するコンテンツをサーバ装置から取得したうえ、当該第2のコンテンツ特定情報と対応付けて保存する。
さらに、上述の発明は、プログラムの発明として捉えることもできる。すなわち、各々が要求に応じてコンテンツを送信可能な複数のサーバ装置とネットワークを介して通信可能な端末装置が有するプログラムであって、複数のサーバ装置の何れかにアクセスすることで、当該サーバ装置を特定し、かつ、当該サーバ装置に記憶されたコンテンツの当該サーバ装置内の所在を示すアドレス情報と、当該コンテンツの内容を特定するための第1のコンテンツ特定情報とを対応付けて記述するコンテンツ一覧リストを当該サーバ装置から取得する処理と、その取得したコンテンツ一覧リスト中の第1のコンテンツ特定情報が、第2のコンテンツ特定情報が保存され、当該第2のコンテンツ特定情報で特定されるコンテンツを保存可能な保存部に保存された第2のコンテンツ特定情報と一致するか否かを判断する処理と、第1のコンテンツ特定情報と第2のコンテンツ特定情報が一致すると判断され、かつ当該第2のコンテンツ特定情報で特定されるコンテンツが保存部に保存されていると判断された場合は、当該第2のコンテンツ特定情報で特定されるコンテンツをサーバ装置から取得しない一方、第1のコンテンツ特定情報と第2のコンテンツ特定情報が一致すると判断され、かつ当該第2のコンテンツ特定情報で特定されるコンテンツが保存部に保存されていないと判断された場合、または、第1のコンテンツ特定情報と第2のコンテンツ特定情報が一致しないと判断された場合は、当該第2のコンテンツ特定情報で特定されるコンテンツのアドレス情報を参照して当該コンテンツをサーバ装置から取得する処理と、を端末装置に実行させるプログラムである。
本発明に係るプログラムの好適な態様として、保存部に保存される第2のコンテンツ特定情報は、複数のサーバ装置のうち少なくとも2つのサーバ装置の各々のコンテンツ一覧リスト中に共通に記述された第1のコンテンツ特定情報と同一である。
<1.実施形態>
図1は、本実施形態に係る通信システム100の概略構成を示す図である。図1に示すように、通信システム100は、各々が要求に応じてコンテンツを送信可能な複数のサーバ装置(10a,10b,10c)と、各々がインターネットなどのネットワーク200を介して複数のサーバ装置(10a,10b,10c)と通信可能な複数の端末装置20とを具備する。
図1は、本実施形態に係る通信システム100の概略構成を示す図である。図1に示すように、通信システム100は、各々が要求に応じてコンテンツを送信可能な複数のサーバ装置(10a,10b,10c)と、各々がインターネットなどのネットワーク200を介して複数のサーバ装置(10a,10b,10c)と通信可能な複数の端末装置20とを具備する。
複数のサーバ装置(10a,10b,10c)の各々は、複数の端末装置20の各々とデータの送受信を行うための通信部(12a,12b,12c)と、文書や配信用動画などのコンテンツが格納されたコンテンツデータベース(14a,14b,14c)と、コンテンツ一覧リスト(16a,16b,16c)とを備える。図2に示すように、コンテンツ一覧リスト(16a,16b,16c)には、当該サーバ装置10を特定し、かつ、当該サーバ装置10に記憶されたコンテンツの当該サーバ装置10内の所在を示すURLと、当該コンテンツの内容を特定するためのフィンガープリント情報(以下、「FP」という)とが対応付けられて記述される。本実施形態では、「1234567890abcdef1234」というFPが、各サーバ装置(10a,10b,10c)のコンテンツ一覧リスト(16a,16b,16c)中に共通に記述されている(16a,16b,16cの第2行目参照)。すなわち、URLが異なるものの内容が同一のコンテンツが、各サーバ装置(10a,10b,10c)に格納されている。
なお、本実施形態では、個々のコンテンツの内容に対してSHA−1ハッシュ関数を適用した結果を16進数で表記したものをFPとして用いているが、これに限らず、個々のコンテンツの内容を特定できるものであればよい。また、本実施形態では、コンテンツの作成者がコンテンツ一覧リスト16を作成し、当該コンテンツ一覧リスト16をサーバ装置10上にアップロードしている。
図1に示すように、複数の端末装置20の各々は、Webブラウザ31と、HTTP処理部32と、コンテンツ一覧リスト取得部33と、コンテンツ一覧リスト解析部34と、同一性判断部35と、コンテンツ保存判断部36と、保存部40とを含む。保存部40は、複数のサーバ装置(10a,10b,10c)のうちの少なくとも2つのサーバ装置10の各々のコンテンツ一覧リスト16中に共通に記述されたFPと同一のFPが保存され、当該FPで特定されるコンテンツを保存可能な手段である。図3は、端末装置20の使用が開始される前の段階における保存部40の内容を示す図である。図3に示すように、保存部40の第2行目には、各サーバ装置(10a,10b,10c)のコンテンツ一覧リスト(16a,16b,16c)中に共通に記述された「1234567890abcdef1234」というFPが予め記憶されている。本実施形態では、端末装置20の使用が開始される前の段階においては、予め選別されたFPのみが保存部40に記憶されている。
Webブラウザ31は、サーバ装置10からデータを取得したり、その取得したデータを表示するなどの機能を有する。HTTP処理部32は、HTTP(HyperText Transfer Protocol)に基づきサーバ装置10と通信を行う機能を有する。コンテンツ一覧リスト取得部33は、複数のサーバ装置10の何れかのコンテンツ一覧リスト16を取得する機能を有する。コンテンツ一覧リスト解析部34は、コンテンツ一覧リスト取得部33によって取得されたコンテンツ一覧リスト16の内容を解析する機能を有する。同一性判断部35は、コンテンツ一覧リスト取得部33によって取得されたコンテンツ一覧リスト16中に記述されたFPが、保存部40に保存されたFPと一致するか否かを判断する機能を有する。コンテンツ保存判断部36は、同一性判断部35にてFPが一致すると判断された場合に、当該FPで特定される内容を有するコンテンツが保存部40に保存されているか否かを判断する機能を有する。
なお、上述の端末装置20は、CPU、RAM、ROM、ハードディスクを備えたコンピュータ装置で構成されていてもよい。ハードディスクには所定のプログラムが格納されている。ROMには起動時に実行されるブートプログラムが格納されている。RAMはCPUの作業領域として機能する。CPUは、ハードディスクに記憶された所定のプログラムを実行することにより、上述の31〜36の機能を実現する。
次に、図2〜図4を参照しながら、本実施形態に係る端末装置20の動作について説明する。図4は、端末装置20の具体的な動作を示すフローチャートである。先ず、端末装置20は、複数のサーバ装置(10a,10b,10c)のうちの何れかのサーバ装置10が有するコンテンツ一覧リスト16を取得するように制御される(ステップS1)。以下、その具体的な内容について説明する。端末装置20のユーザーは、取得を希望するコンテンツ一覧リスト16のURLをWebブラウザ31に対して指定する。いま、端末装置20のユーザーが、サーバ装置10aにおけるコンテンツ一覧リスト16aのURLを指定した場合を想定する。Webブラウザ31は、その指定されたURLで特定されるデータ(すなわちコンテンツ一覧リスト16a)を取得するようにHTTP処理部32を制御する。そして、HTTP処理部32にて取得されたデータはコンテンツ一覧リスト取得部33に引き渡される。
次に、コンテンツ一覧リスト取得部33は、取得したデータがコンテンツ一覧リスト16aであるか否かを判断する(ステップS2)。取得したデータの種類を判断する方法は既存のWebブラウジングの範疇の事項であるが、例えばHTTPレスポンスメッセージ中のContent-typeヘッダの内容を利用することなどが考えられる。ステップS2の結果が否定である場合、コンテンツ一覧リスト取得部33は、取得したデータをWebブラウザ31へ引き渡す(ステップS3)。ステップS2の結果が肯定である場合、コンテンツ一覧リスト解析部34は、コンテンツ一覧リスト取得部33によって取得されたコンテンツ一覧リスト16aの内容を解析する(ステップS4)。具体的には、コンテンツ一覧リスト解析部34は、コンテンツ一覧リスト16aの各行に記述されている内容を確認する。例えば、図2に示すように、コンテンツ一覧リスト16aの第1行目には、「http://www.example.com/index.html」というURLと、「0987654321abcdef0987」というFPとが対応付けられて記述され、第2行目には、「http://www.example.com/dojo.js」というURLと、「1234567890abcdef1234」というFPとが対応付けられて記述されていることを確認するという具合である。
上述のステップS4の処理が完了すると、同一性判断部35は、コンテンツ一覧リスト16aの第k行目(kは1以上の整数)のデータを抜き出す(ステップS5)。kの初期値は「1」に設定されている。ここでは第1行目のデータが抜き出されるものとする。そして、同一性判断部35は、コンテンツ一覧リスト16aの第1行目に記述されたFPが保存部40に保存されたFPと一致するか否かを判断する(ステップS6)。いま、図3に示すように、保存部40には予め選別されたFPのみが保存されている場合を想定する。図2および図3から理解されるように、コンテンツ一覧リスト16aの第1行目に記述されたFP「0987654321abcdef0987」は、保存部40に保存されたいずれのFPにも一致しないため、ステップS6の結果は否定となる。ステップS6の結果が否定である場合、HTTP処理部32は、コンテンツ一覧リスト16aの第1行目に記述されたFPで特定されるコンテンツを、コンテンツ一覧リスト16a中の第1行目に記述されたURLを参照してサーバ装置10aから取得し(ステップS7)、その取得したコンテンツをWebブラウザ31へ引き渡す(ステップS8)。
上述のステップS8の処理が完了すると、同一性判断部35は、コンテンツ一覧リスト16aに記述された各行のうちステップS6の判断を行っていない行があるか否かを判断する(ステップS9)。ステップS9の結果が肯定である場合は、同一性判断部35は、kの値を1つインクリメント(ステップS10)したうえで再びステップS5の処理を実行する。ここでは、コンテンツ一覧リスト16a中の第2行目および第3行目については未だステップS6の判断を行っていないため、ステップS9の結果は肯定となる。そうすると、kの値は「1」→「2」となって、ステップS5に処理が戻り、第2行目のデータが抜き出される。そして、第2行目に記述されたFPが保存部40に保存されたFPと一致するか否かが判断される(ステップS6)。
図2および図3から理解されるように、コンテンツ一覧リスト16aの第2行目に記述されたFP「1234567890abcdef1234」は、保存部40の第2行目に保存されたFPと一致するため、ステップS6の結果は肯定となる。ステップS6の結果が肯定である場合、コンテンツ保存判断部36は、当該FPで特定されるコンテンツの内容が保存部40に登録されているか否かを判断する(ステップS11)。ここでは、図3に示すように、保存部40の第2行目のFPで特定されるコンテンツは保存部40に保存されていないため、ステップS11の結果は否定となる。ステップS11の結果が否定である場合、HTTP処理部32は、当該FPで特定されるコンテンツをコンテンツ一覧リスト16a中のURLを参照してサーバ装置10aから取得し(ステップS12)、その取得したコンテンツをWebブラウザ31へ引き渡す(ステップS13)とともに、その取得したコンテンツと当該FPとを対応付けて保存部40に保存する(ステップS14)。これにより、保存部40の内容は更新され、図5に示すように、保存部40の第2行目には、「1234567890abcdef1234」というFPと、当該FPで特定されるコンテンツとが対応付けられて保存される。なお、図5においては、説明の便宜上、第2行目に保存されるコンテンツの欄を「登録済み」と記載しているが、実際には、当該コンテンツの実体を示すデータが保存される。
上述のステップ13およびステップS14の処理が完了すると、同一性判断部35は、コンテンツ一覧リスト16aに記述された各行のうちステップS6の判断を行っていない行があるか否かを判断する(ステップS9)。ここでは、コンテンツ一覧リスト16aにおける第3行目については未だステップS6の判断を行っていないため、ステップS9の結果は肯定となる。そうすると、kの値は「2」→「3」となって(ステップS10)、ステップS5に処理が戻り、第3行目のデータが抜き出される。そして、第3行目に記述されたFPが保存部40に保存されたFPと一致するか否かが判断される(ステップS6)。
図2および図5から理解されるように、コンテンツ一覧リスト16aの第3行目に記述されたFP「5678901234fedcba5678」は、保存部40に保存されたいずれのFPにも一致しないため、ステップS6の結果は否定となる。以降の処理は、第1行目の場合と同様である。以上で、コンテンツ一覧リスト16aに記述された全ての行に対するステップS6の判断が完了するため、ステップS9の結果は否定となって終了となる。以上の処理により、端末装置20(Webブラウザ31)は、サーバ装置10aのコンテンツデータベース14aに記憶された全てのコンテンツを取得する。本実施形態では、Webブラウザ31は、それらのコンテンツを端末装置20内のキャッシュメモリ(図示省略)に保存しておく。
続いて、端末装置20のユーザーが、サーバ装置10bにおけるコンテンツ一覧リスト16bのURLをWebブラウザ31に対して指定した場合を想定する。上記と同様にして、端末装置20は、コンテンツ一覧リスト16bを取得するように制御され(ステップS1)、そのようにして取得したデータが本当にコンテンツ一覧リスト16bであるか否か判断される(ステップS2)。ステップS2の結果が肯定である場合は、そのコンテンツ一覧リスト16bの内容が解析され(ステップS4)、その後にステップS5の処理が開始される。以下、ステップS5以降の処理について具体的に説明する。
ステップS5において、同一性判断部35は、取得したコンテンツ一覧リスト16bの第1行目のデータを抜き出す。そして、当該第1行目に記述されたFPが保存部40に保存されたFPと一致するか否かを判断する(ステップS6)。図2および図5から理解されるように、コンテンツ一覧リスト16bの第1行目に記述されたFP「2143658709afbecd1209」は、保存部40に保存されたいずれのFPにも一致しないため、ステップS6の結果は否定となる。以降の処理の流れは前述の内容と同様であり、再びステップS5に戻って、今度は第2行目のデータが抜き出される。そして、第2行目に記述されたFPが保存部40に保存されたFPと一致するか否かが判断される(ステップS6)。
図2および図5から理解されるように、コンテンツ一覧リスト16bの第2行目に記述されたFP「1234567890abcdef1234」は、保存部40の第2行目に保存されたFPと一致するため、ステップS6の結果は肯定となる。そうすると、コンテンツ保存判断部36は、当該FPで特定されるコンテンツの内容が保存部40に登録されているか否かを判断する(ステップS11)。ここでは、図5に示すように、保存部40には、第2行目のFPで特定されるコンテンツが既に保存されているため、ステップS11の結果は肯定となる。ステップS11の結果が肯定である場合、HTTP処理部32は、当該FPで特定されるコンテンツをサーバ装置10bから取得する処理は行わずに、当該コンテンツを保存部40から読み出してWebブラウザ31へ引き渡す(ステップS15)。したがって、サーバ装置10aおよび10bの各々に格納されたコンテンツの全てを端末装置20が取得する際に発生するHTTP通信量を抑制できる。
上述のステップS15が完了すると、同一性判断部35は、コンテンツ一覧リスト16bに記述された各行のうちステップS6の判断を行っていない行があるか否かを判断する(ステップS9)。ここでは、コンテンツ一覧リスト16bにおける第3行目については未だステップS6の判断を行っていないため、ステップS9の結果は肯定となり、kの値は「2」→「3」となって(ステップS10)、第3行目のデータが抜き出される(ステップS5)。そして、第3行目に記述されたFPが保存部40に保存されたFPと一致するか否かが判断される(ステップS6)。図2および図5から理解されるように、コンテンツ一覧リスト16bの第3行目に記述されたFP「faecdb1029384756abcd」は、保存部40に保存されたいずれのFPにも一致しないため、ステップS6の結果は否定となる。以降の処理の流れは前述した内容と同様であるから、詳細な説明は省略する。
続いて、端末装置20のユーザーが、サーバ装置10cにおけるコンテンツ一覧リスト16cのURLをWebブラウザ31に対して指定した場合についても、前述した内容と同様の処理が行われる。
以上に説明したように、本実施形態においては、各サーバ装置(10a,10b,10c)のコンテンツ一覧リスト(16a,16b,16c)中に共通に記述されたFP(本実施形態では「1234567890abcdef1234」)と同一であるFPと、当該FPで特定されるコンテンツとが対応付けられて保存部40に保存されていれば、端末装置20は、当該コンテンツを取得するためのアクセス処理を各サーバ装置10に対して行う必要が無い。したがって、本実施形態によれば、複数のサーバ装置(10a,10b,10c)の各々に格納されたコンテンツの全てを端末装置20が取得する際に発生するHTTP通信量を抑制できるという利点がある。
すなわち、Same Origineポリシーによる制約を受けることなく、保存部40に保存されたコンテンツを複数のサーバ装置10間(ドメイン間)を跨いで共有化することにより、HTTP処理の発生数を削減して、通信量を削減することが可能である。
すなわち、Same Origineポリシーによる制約を受けることなく、保存部40に保存されたコンテンツを複数のサーバ装置10間(ドメイン間)を跨いで共有化することにより、HTTP処理の発生数を削減して、通信量を削減することが可能である。
また、本実施形態においては、コンテンツ一覧リスト16に記述されたFPと保存部40に記憶されたFPとが一致すると同一性判断部35にて判断され、かつ、当該FPで特定されるコンテンツが保存部40に保存されていないとコンテンツ保存判断部36にて判断された場合、HTTP処理部32は、当該FPで特定されるコンテンツをサーバ装置10から取得したうえ、当該FPと対応付けて保存部40に保存する。このため、その後、別のサーバ装置10から取得したコンテンツ一覧リスト16中に当該FPが記述されていた場合には、端末装置20は当該FPで特定されるコンテンツを取得するために当該サーバ装置10にアクセスする必要は無い。したがって、HTTP通信量を抑制できるという利点がある。
<2.変形例>
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下の変形が可能である。また、以下に示す変形例のうちの2以上の変形例を組み合わせることもできる。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下の変形が可能である。また、以下に示す変形例のうちの2以上の変形例を組み合わせることもできる。
(1)変形例1
上述の実施形態では、端末装置20内の保存部40に予め保存された「1234567890abcdef1234」というFPが、全てのサーバ装置(10a,10b,10c)の各々のコンテンツ一覧リスト(16a,16b,16c)中に記述されているが、
例えば、サーバ装置10aおよび10bの各々のコンテンツ一覧リスト16中には当該FPが記述される一方、サーバ装置10cのコンテンツ一覧リスト16c中には当該FPは記述されないという態様とすることもできる。要するに、端末装置20内の保存部40には、複数のサーバ装置10のうち少なくとも2つのサーバ装置10の各々のコンテンツ一覧リスト16中に共通に記述されたFPと同一のFPが保存されていればよい。
上述の実施形態では、端末装置20内の保存部40に予め保存された「1234567890abcdef1234」というFPが、全てのサーバ装置(10a,10b,10c)の各々のコンテンツ一覧リスト(16a,16b,16c)中に記述されているが、
例えば、サーバ装置10aおよび10bの各々のコンテンツ一覧リスト16中には当該FPが記述される一方、サーバ装置10cのコンテンツ一覧リスト16c中には当該FPは記述されないという態様とすることもできる。要するに、端末装置20内の保存部40には、複数のサーバ装置10のうち少なくとも2つのサーバ装置10の各々のコンテンツ一覧リスト16中に共通に記述されたFPと同一のFPが保存されていればよい。
(2)変形例2
上述の実施形態では、端末装置20の使用が開始される前の段階において、予め選別されたFPのみが保存部40に記憶される態様が例示されているが、これに限らず、例えば選別されたFPと当該FPで特定されるコンテンツとを対応付けて予め保存部40に記憶しておくという態様とすることもできる。例えば、「1234567890abcdef1234」というFPと、当該FPで特定されるコンテンツとを対応付けて予め保存部40に保存しておくという構成を採用することもできる。この構成において、「1234567890abcdef1234」というFPがサーバ装置10aのコンテンツ一覧リスト16a中にのみ記述される一方、サーバ装置10bおよび10cの各々のコンテンツ一覧リスト(16b,16c)中には当該FPは記述されないという態様とすることもできる。この態様であっても、端末装置20は、サーバ装置10aにアクセスして当該FPで特定されるコンテンツを取得する必要は無いから、HTTP通信量を低減できるという利点がある。
上述の実施形態では、端末装置20の使用が開始される前の段階において、予め選別されたFPのみが保存部40に記憶される態様が例示されているが、これに限らず、例えば選別されたFPと当該FPで特定されるコンテンツとを対応付けて予め保存部40に記憶しておくという態様とすることもできる。例えば、「1234567890abcdef1234」というFPと、当該FPで特定されるコンテンツとを対応付けて予め保存部40に保存しておくという構成を採用することもできる。この構成において、「1234567890abcdef1234」というFPがサーバ装置10aのコンテンツ一覧リスト16a中にのみ記述される一方、サーバ装置10bおよび10cの各々のコンテンツ一覧リスト(16b,16c)中には当該FPは記述されないという態様とすることもできる。この態様であっても、端末装置20は、サーバ装置10aにアクセスして当該FPで特定されるコンテンツを取得する必要は無いから、HTTP通信量を低減できるという利点がある。
(3)変形例3
端末装置20の使用が開始される前の段階において保存部40に保存されたFPは、予めプリインストールされるという態様であってもよいし、端末装置20のユーザーが端末装置20の利用を開始する前にインストール操作を行うという態様であってもよい。さらに、端末装置20のユーザーが信頼する第3者(例えば端末装置20のユーザーに対して通信サービスを提供する通信事業者など)が、遠隔操作でインストールを行うという態様であってもよい。なお、保存部40に予め保存されたFPに対応するコンテンツ内容そのものについても、上記と同様にして端末装置20のユーザーや第3者が追加でインストールし得る。
端末装置20の使用が開始される前の段階において保存部40に保存されたFPは、予めプリインストールされるという態様であってもよいし、端末装置20のユーザーが端末装置20の利用を開始する前にインストール操作を行うという態様であってもよい。さらに、端末装置20のユーザーが信頼する第3者(例えば端末装置20のユーザーに対して通信サービスを提供する通信事業者など)が、遠隔操作でインストールを行うという態様であってもよい。なお、保存部40に予め保存されたFPに対応するコンテンツ内容そのものについても、上記と同様にして端末装置20のユーザーや第3者が追加でインストールし得る。
(4)変形例4
各サーバ装置10のコンテンツデータベース14に格納されるコンテンツの種類や数は任意である。例えば、1種類のコンテンツがひとつだけコンテンツデータベース14に格納される態様であってもよいし、複数種類のコンテンツが複数個または1個ずつコンテンツデータベース14に格納される態様であってもよい。また、サーバ装置10および端末装置20の数も任意である。同様に、端末装置20の使用が開始される前の段階において端末装置20内の保存部40に保存されるFPの数も任意である。
各サーバ装置10のコンテンツデータベース14に格納されるコンテンツの種類や数は任意である。例えば、1種類のコンテンツがひとつだけコンテンツデータベース14に格納される態様であってもよいし、複数種類のコンテンツが複数個または1個ずつコンテンツデータベース14に格納される態様であってもよい。また、サーバ装置10および端末装置20の数も任意である。同様に、端末装置20の使用が開始される前の段階において端末装置20内の保存部40に保存されるFPの数も任意である。
(5)変形例5
上述の実施形態では、コンテンツの作成者がコンテンツ一覧リスト16を作成し、当該コンテンツ一覧リスト16をサーバ装置10上にアップロードしているが、これに限らず、例えばサーバ装置10が、コンテンツ一覧リスト16を自動的に作成するという態様であってもよい。ただし、本実施形態のように、コンテンツの作成者がコンテンツ一覧リスト16を作成してサーバ装置10上にアップロードするという態様によれば、コンテンツ一覧リスト16を自動的に作成するという特別な機能をサーバ装置10に追加する必要は無いという利点がある。
上述の実施形態では、コンテンツの作成者がコンテンツ一覧リスト16を作成し、当該コンテンツ一覧リスト16をサーバ装置10上にアップロードしているが、これに限らず、例えばサーバ装置10が、コンテンツ一覧リスト16を自動的に作成するという態様であってもよい。ただし、本実施形態のように、コンテンツの作成者がコンテンツ一覧リスト16を作成してサーバ装置10上にアップロードするという態様によれば、コンテンツ一覧リスト16を自動的に作成するという特別な機能をサーバ装置10に追加する必要は無いという利点がある。
10……サーバ装置、12……通信部、14……コンテンツデータベース、16……コンテンツ一覧リスト、20……端末装置、31……Webブラウザ、32……HTTP処理部、33……コンテンツ一覧リスト取得部、34……コンテンツ一覧リスト解析部、35……同一性判断部、36……コンテンツ保存判断部、40……保存部、200……ネットワーク。
Claims (11)
- 各々が要求に応じてコンテンツを送信可能な複数のサーバ装置と、
ネットワークを介して前記複数のサーバ装置の各々と通信可能な端末装置と、を具備し、
前記複数のサーバ装置の各々は、当該サーバ装置を特定し、かつ、当該サーバ装置に記憶されたコンテンツの当該サーバ装置内の所在を示すアドレス情報と、当該コンテンツの内容を特定するための第1のコンテンツ特定情報とを対応付けて記述するコンテンツ一覧リストを有し、
前記端末装置は、
前記複数のサーバ装置の何れかの前記コンテンツ一覧リストを取得するコンテンツ一覧リスト取得部と、
第2のコンテンツ特定情報が保存され、当該第2のコンテンツ特定情報で特定されるコンテンツを保存可能な保存部と、
前記コンテンツ一覧リスト取得部によって取得された前記コンテンツ一覧リスト中の前記第1のコンテンツ特定情報が、前記保存部に保存された前記第2のコンテンツ特定情報と一致するか否かを判断する同一性判断部と、
前記第1のコンテンツ特定情報と前記第2のコンテンツ特定情報が一致すると前記同一性判断部にて判断された場合に、当該第2のコンテンツ特定情報で特定される内容を有するコンテンツが前記保存部に保存されているか否かを判断するコンテンツ保存判断部と、
前記第1のコンテンツ特定情報と前記第2のコンテンツ特定情報が一致すると前記同一性判断部にて判断され、かつ当該第2のコンテンツ特定情報で特定されるコンテンツが前記保存部に保存されていると前記コンテンツ保存判断部にて判断された場合には、当該第2のコンテンツ特定情報で特定されるコンテンツを前記サーバ装置から取得しない一方、
前記第1のコンテンツ特定情報と前記第2のコンテンツ特定情報が一致すると前記同一性判断部にて判断され、かつ当該第2のコンテンツ特定情報で特定されるコンテンツが前記保存部に保存されていないと前記コンテンツ保存判断部にて判断された場合、または、前記第1のコンテンツ特定情報と前記第2のコンテンツ特定情報が一致しないと前記同一性判断部にて判断された場合は、当該第2のコンテンツ特定情報で特定されるコンテンツの前記アドレス情報を参照して当該コンテンツを前記サーバ装置から取得するコンテンツ取得部と、を備える、
通信システム。 - 前記保存部に保存される前記第2のコンテンツ特定情報は、前記複数のサーバ装置のうち少なくとも2つのサーバ装置の各々の前記コンテンツ一覧リスト中に共通に記述された第1のコンテンツ特定情報と同一である、
請求項1の通信システム。 - 前記第1のコンテンツ特定情報と前記第2のコンテンツ特定情報が一致すると前記同一性判断部にて判断され、かつ当該第2のコンテンツ特定情報で特定されるコンテンツが前記保存部に保存されていないと前記コンテンツ保存判断部にて判断された場合、前記コンテンツ取得部は、当該第2のコンテンツ特定情報で特定される内容を有するコンテンツを前記サーバ装置から取得したうえ、当該第2のコンテンツ特定情報と対応付けて前記保存部に保存する、
請求項1または請求項2の通信システム。 - 各々が要求に応じてコンテンツを送信可能な複数のサーバ装置とネットワークを介して通信可能な端末装置であって、
前記複数のサーバ装置の何れかにアクセスすることで、当該サーバ装置を特定し、かつ、当該サーバ装置に記憶されたコンテンツの当該サーバ装置内の所在を示すアドレス情報と、当該コンテンツの内容を特定するための第1のコンテンツ特定情報とを対応付けて記述するコンテンツ一覧リストを当該サーバ装置から取得するコンテンツ一覧リスト取得部と、
第2のコンテンツ特定情報が保存され、当該第2のコンテンツ特定情報で特定されるコンテンツを保存可能な保存部と、
前記コンテンツ一覧リスト取得部によって取得された前記コンテンツ一覧リスト中の前記第1のコンテンツ特定情報が、前記保存部に保存された前記第2のコンテンツ特定情報と一致するか否かを判断する同一性判断部と、
前記第1のコンテンツ特定情報と前記第2のコンテンツ特定情報が一致すると前記同一性判断部にて判断された場合に、当該第2のコンテンツ特定情報で特定される内容を有するコンテンツが前記保存部に保存されているか否かを判断するコンテンツ保存判断部と、
前記第1のコンテンツ特定情報と前記第2のコンテンツ特定情報が一致すると前記同一性判断部にて判断され、かつ当該第2のコンテンツ特定情報で特定されるコンテンツが前記保存部に保存されていると前記コンテンツ保存判断部にて判断された場合には、当該第2のコンテンツ特定情報で特定されるコンテンツを前記サーバ装置から取得しない一方、
前記第1のコンテンツ特定情報と前記第2のコンテンツ特定情報が一致すると前記同一性判断部にて判断され、かつ当該第2のコンテンツ特定情報で特定されるコンテンツが前記保存部に保存されていないと前記コンテンツ保存判断部にて判断された場合、または、前記第1のコンテンツ特定情報と前記第2のコンテンツ特定情報が一致しないと前記同一性判断部にて判断された場合は、当該第2のコンテンツ特定情報で特定されるコンテンツの前記アドレス情報を参照して当該コンテンツを前記サーバ装置から取得するコンテンツ取得部と、を備える、
端末装置。 - 前記保存部に保存される前記第2のコンテンツ特定情報は、前記複数のサーバ装置のうち少なくとも2つのサーバ装置の各々の前記コンテンツ一覧リスト中に共通に記述された第1のコンテンツ特定情報と同一である、
請求項4の端末装置。 - 前記第1のコンテンツ特定情報と前記第2のコンテンツ特定情報が一致すると前記同一性判断部にて判断され、かつ当該第2のコンテンツ特定情報で特定されるコンテンツが前記保存部に保存されていないと前記コンテンツ保存判断部にて判断された場合、前記コンテンツ取得部は、当該第2のコンテンツ特定情報で特定される内容を有するコンテンツを前記サーバ装置から取得したうえ、当該第2のコンテンツ特定情報と対応付けて前記保存部に保存する、
請求項4または請求項5の端末装置。 - 各々が要求に応じてコンテンツを送信可能な複数のサーバ装置とネットワークを介して通信可能な端末装置におけるコンテンツ取得方法であって、
前記端末装置は、
前記複数のサーバ装置の何れかにアクセスすることで、当該サーバ装置を特定し、かつ、当該サーバ装置に記憶されたコンテンツの当該サーバ装置内の所在を示すアドレス情報と、当該コンテンツの内容を特定するための第1のコンテンツ特定情報とを対応付けて記述するコンテンツ一覧リストを当該サーバ装置から取得し、
その取得した前記コンテンツ一覧リスト中の前記第1のコンテンツ特定情報が、第2のコンテンツ特定情報が保存され、当該第2のコンテンツ特定情報で特定されるコンテンツを保存可能な保存部に保存された前記第2のコンテンツ特定情報と一致するか否かを判断し、
前記第1のコンテンツ特定情報と前記第2のコンテンツ特定情報が一致すると判断され、かつ当該第2のコンテンツ特定情報で特定されるコンテンツが前記保存部に保存されていると判断された場合は、当該第2のコンテンツ特定情報で特定されるコンテンツを前記サーバ装置から取得しない一方、
前記第1のコンテンツ特定情報と前記第2のコンテンツ特定情報が一致すると判断され、かつ当該第2のコンテンツ特定情報で特定されるコンテンツが前記保存部に保存されていないと判断された場合、または、前記第1のコンテンツ特定情報と前記第2のコンテンツ特定情報が一致しないと判断された場合は、当該第2のコンテンツ特定情報で特定されるコンテンツの前記アドレス情報を参照して当該コンテンツを前記サーバ装置から取得する、
コンテンツ取得方法。 - 前記保存部に保存される前記第2のコンテンツ特定情報は、前記複数のサーバ装置のうち少なくとも2つのサーバ装置の各々の前記コンテンツ一覧リスト中に共通に記述された第1のコンテンツ特定情報と同一である、
請求項7のコンテンツ取得方法。 - 前記第1のコンテンツ特定情報と前記第2のコンテンツ特定情報が一致すると判断され、かつ当該第2のコンテンツ特定情報で特定されるコンテンツが前記保存部に保存されていないと判断された場合、前記端末装置は、当該第2のコンテンツ特定情報で特定される内容を有するコンテンツを前記サーバ装置から取得したうえ、当該第2のコンテンツ特定情報と対応付けて前記保存部に保存する、
請求項7または請求項8のコンテンツ取得方法。 - 各々が要求に応じてコンテンツを送信可能な複数のサーバ装置とネットワークを介して通信可能な端末装置が有するプログラムであって、
前記複数のサーバ装置の何れかにアクセスすることで、当該サーバ装置を特定し、かつ、当該サーバ装置に記憶されたコンテンツの当該サーバ装置内の所在を示すアドレス情報と、当該コンテンツの内容を特定するための第1のコンテンツ特定情報とを対応付けて記述するコンテンツ一覧リストを当該サーバ装置から取得する処理と、
その取得した前記コンテンツ一覧リスト中の前記第1のコンテンツ特定情報が、第2のコンテンツ特定情報が保存され、当該第2のコンテンツ特定情報で特定されるコンテンツを保存可能な保存部に保存された前記第2のコンテンツ特定情報と一致するか否かを判断する処理と、
前記第1のコンテンツ特定情報と前記第2のコンテンツ特定情報が一致すると判断され、かつ当該第2のコンテンツ特定情報で特定されるコンテンツが前記保存部に保存されていると判断された場合は、当該第2のコンテンツ特定情報で特定されるコンテンツを前記サーバ装置から取得しない一方、
前記第1のコンテンツ特定情報と前記第2のコンテンツ特定情報が一致すると判断され、かつ当該第2のコンテンツ特定情報で特定されるコンテンツが前記保存部に保存されていないと判断された場合、または、前記第1のコンテンツ特定情報と前記第2のコンテンツ特定情報が一致しないと判断された場合は、当該第2のコンテンツ特定情報で特定されるコンテンツの前記アドレス情報を参照して当該コンテンツを前記サーバ装置から取得する処理と、を前記端末装置に実行させるプログラム。 - 前記保存部に保存される前記第2のコンテンツ特定情報は、前記複数のサーバ装置のうち少なくとも2つのサーバ装置の各々の前記コンテンツ一覧リスト中に共通に記述された第1のコンテンツ特定情報と同一である、
請求項10のプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009022559A JP2010181946A (ja) | 2009-02-03 | 2009-02-03 | 通信システム、端末装置、コンテンツ取得方法およびプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009022559A JP2010181946A (ja) | 2009-02-03 | 2009-02-03 | 通信システム、端末装置、コンテンツ取得方法およびプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010181946A true JP2010181946A (ja) | 2010-08-19 |
Family
ID=42763511
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009022559A Pending JP2010181946A (ja) | 2009-02-03 | 2009-02-03 | 通信システム、端末装置、コンテンツ取得方法およびプログラム |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP2010181946A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012050017A (ja) * | 2010-08-30 | 2012-03-08 | Toshiba Corp | 動画表示装置、動画表示方法 |
JP2012056568A (ja) * | 2010-09-09 | 2012-03-22 | Harman Becker Automotive Systems Gmbh | 車両システムのためのユーザインタフェース |
-
2009
- 2009-02-03 JP JP2009022559A patent/JP2010181946A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012050017A (ja) * | 2010-08-30 | 2012-03-08 | Toshiba Corp | 動画表示装置、動画表示方法 |
JP2012056568A (ja) * | 2010-09-09 | 2012-03-22 | Harman Becker Automotive Systems Gmbh | 車両システムのためのユーザインタフェース |
US9626198B2 (en) | 2010-09-09 | 2017-04-18 | Harman Becker Automotive Systems Gmbh | User interface for a vehicle system |
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