JP2010181348A - 燃料性状判定装置、内燃機関の制御装置、及び給油装置 - Google Patents

燃料性状判定装置、内燃機関の制御装置、及び給油装置 Download PDF

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聡 谷口
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Abstract

【課題】燃料の含酸素燃料の濃度と酸化劣化の度合いとを含む燃料の性状を単一の検出手段の検出結果に基づいて判定可能な燃料性状判定装置を提供すること。
【解決手段】含酸素燃料を含む燃料の性状を判定する燃料性状判定装置50であって、所定の波長帯の光が燃料を透過する透過率を検出する検出手段10と、検出手段の検出結果に基づいて燃料の性状が適正であるか否かを判定する判定手段41とを備え、燃料中の含酸素燃料の濃度に対応する燃料の酸素濃度、および、燃料の酸化劣化の度合いに対応する燃料の酸素濃度のそれぞれの変化に対して、所定の波長帯における透過率の変化の度合いは、所定の波長帯以外の波長帯における透過率の変化の度合いと比較して大きく、判定手段が、燃料の性状が適正であるか否かを判定する透過率の閾値は、燃料の酸素濃度の許容値に基づく。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料性状判定装置、内燃機関の制御装置、及び給油装置に関し、特に、含酸素燃料を含む燃料の性状を判定する燃料性状判定装置と、燃料性状判定装置を備えた内燃機関の制御装置および給油装置とに関する。
バイオディーゼル燃料等の含酸素燃料を含む燃料を燃焼させて動作する内燃機関が知られている。このような内燃機関において、想定外の性状(低品質)の燃料が供給された場合には不具合を生じる可能性がある。例えば、燃料中に適正な濃度を超えて高濃度にバイオディーゼル燃料が混入されていると、排気ガス中の有害物質の濃度が上昇してしまう虞がある。
特許文献1には、燃料の誘電率に基づいて燃料におけるバイオマス燃料の濃度を検出する技術が開示されている。
特開2005−171818号公報
ここで、問題とされる燃料の性状には、含酸素燃料の濃度だけでなく、燃料の酸化による劣化の度合いが含まれる。バイオディーゼル燃料等の含酸素燃料は、放置されることにより酸化されて性状が変化したり、金属の腐食を招いたりする。したがって、含酸素燃料の濃度だけでなく、燃料の酸化劣化の度合いを含む燃料の性状を判定できることが望まれる。しかしながら、含酸素燃料の濃度を検出する装置と、燃料の酸化劣化の度合いを検出する装置のそれぞれを独立して設けた場合、コスト増の要因となってしまう。
本発明の目的は、含酸素燃料を含む燃料の性状を判定する燃料性状判定装置において、燃料中の含酸素燃料の濃度と燃料の酸化劣化の度合いとを含む燃料の性状を単一の検出手段の検出結果に基づいて判定可能な燃料性状判定装置を提供することである。
本発明の燃料性状判定装置は、含酸素燃料を含む燃料の性状を判定する燃料性状判定装置であって、予め定められた所定の波長帯の光が前記燃料を透過する透過率を検出する検出手段と、前記検出手段の検出結果に基づいて前記燃料の性状が適正であるか否かを判定する判定手段とを備え、前記燃料中の前記含酸素燃料の濃度に対応する前記燃料の酸素濃度、および、前記燃料の酸化劣化の度合いに対応する前記燃料の酸素濃度のそれぞれの変化に対して、前記所定の波長帯における前記透過率の変化の度合いは、前記所定の波長帯以外の波長帯における前記透過率の変化の度合いと比較して大きく、前記判定手段が、前記燃料の性状が適正であるか否かを判定する前記透過率の閾値は、前記燃料の酸素濃度の許容値に基づくことを特徴とする。
本発明の燃料性状判定装置において、前記所定の波長帯は、1400nmから1600nmの波長帯のうち少なくとも一部の波長帯を含むことを特徴とする。
本発明の燃料性状判定装置において、前記所定の波長帯は、1550nmの波長を中心波長とする波長帯であることを特徴とする。
本発明の燃料性状判定装置において、前記燃料性状判定装置は、前記燃料を燃焼させて動作する内燃機関を備えた車両に搭載され、前記内燃機関に供給される前記燃料の性状を判定するものであって、前記燃料の性状が適正であると判定されない場合に、運転者に対して前記燃料の性状が適正でないことを知らせる警告手段を備えることを特徴とする。
本発明の燃料性状判定装置を備え、前記燃料を燃焼させて動作する内燃機関を制御する内燃機関の制御装置であって、前記内燃機関の始動時に、前記内燃機関に供給される前記燃料の性状を前記判定手段により判定し、前記燃料の性状が適正であると判定されない場合、前記内燃機関の始動を禁止することを特徴とする。
本発明の燃料性状判定装置を備え、車両に前記燃料を供給する給油装置であって、前記判定手段により、前記燃料の性状が適正であると判定されない場合に、前記車両に対する前記燃料の供給を停止することを特徴とする。
本発明にかかる燃料性状判定装置は、予め定められた所定の波長帯の光が燃料を透過する透過率を検出する検出手段と、検出手段の検出結果に基づいて燃料の性状が適正であるか否かを判定する判定手段とを備える。燃料中の含酸素燃料の濃度に対応する燃料の酸素濃度、および、燃料の酸化劣化の度合いに対応する燃料の酸素濃度のそれぞれの変化に対して、所定の波長帯における透過率の変化の度合いは、所定の波長帯以外の波長帯における透過率の変化の度合いと比較して大きく、判定手段が、燃料の性状が適正であるか否かを判定する透過率の閾値は、燃料の酸素濃度の許容値に基づいている。これにより、燃料中の含酸素燃料の濃度と、燃料の酸化劣化の度合いとを含む燃料の性状について、一つの検出手段の検出結果に基づいて判定することができるという効果を奏する。
図1は、本発明の燃料性状判定装置の第1実施形態にかかる装置を示す概略構成図である。 図2は、本発明の燃料性状判定装置の第1実施形態にかかる装置が適用された内燃機関を示す概略構成図である。 図3−1は、本発明の燃料性状判定装置の第1実施形態における燃料性状の判定方法について説明するための図である。 図3−2は、本発明の燃料性状判定装置の第1実施形態における燃料性状の判定方法について説明するための他の図である。 図4は、本発明の燃料性状判定装置の第1実施形態の動作を示すフローチャートである。 図5−1は、本発明の燃料性状判定装置の第1実施形態において、燃料のバイオ濃度と、光の波長と、光が燃料を透過する透過率との関係を示す図である。 図5−2は、本発明の燃料性状判定装置の第1実施形態において、燃料の酸化劣化の度合いと、光の波長と、光が燃料を透過する透過率との関係を示す図である。 図6は、本発明の燃料性状判定装置の第1実施形態において、光路長と、バイオ濃度と、光の透過率との関係を示す図である。 図7は、本発明の燃料性状判定装置の第1実施形態において、光路長と、バイオ濃度による光の透過率の変化量との関係を示す図である。 図8は、本発明の燃料性状判定装置の第1実施形態の変形例にかかる装置が適用された内燃機関を示す概略構成図である。 図9は、本発明の燃料性状判定装置の第2実施形態の動作を示すフローチャートである。 図10は、本発明の燃料性状判定装置の第3実施形態にかかる装置が適用された給油装置を示す概略構成図である。
以下、本発明の燃料性状判定装置の一実施形態につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
(第1実施形態)
図1から図7を参照して、第1実施形態について説明する。本実施形態は、含酸素燃料を含む燃料の性状を判定する燃料性状判定装置に関する。
図1は、本実施形態の燃料性状判定装置を示す概略構成図、図2は、本実施形態の燃料性状判定装置が適用された内燃機関を示す概略構成図、図3−1および図3−2は、本実施形態における燃料性状の判定方法について説明するための図、図4は、本実施形態の燃料性状判定装置の動作を示すフローチャートである。
図2において、符号20は、エンジン(内燃機関)を示す。エンジン20は、圧縮されて高温となった燃焼室内の雰囲気に燃料を供給することで、燃料を自然着火させる圧縮自着火式の内燃機関である。エンジン20は、含酸素燃料としてのバイオディーゼル燃料を含む燃料を燃焼させて動作することが可能である。燃料タンク2には、鉱物資源である原油を分留して作られたディーゼル燃料(軽油)だけでなく、生物由来の有機性資源(例えば、植物油)を原料として作られたバイオディーゼル燃料が混合されて給油されることがある。なお、「バイオディーゼル燃料」は、菜種油やパーム油等の植物油を、メタノール等と反応させてエステル化した脂肪酸メチルエステル(FAME)等で構成されている。エンジン20は、バイオディーゼル燃料を含まない軽油のみを燃焼させて動作することが可能であるのみならず、軽油とバイオディーゼル燃料とが混合された燃料を燃焼させて動作することが可能に構成されている。
エンジン20は、シリンダブロック21およびシリンダヘッド22を有する。シリンダブロック21の内部には、シリンダブロック21の内部を軸方向に往復運動可能なピストン23が配置されている。シリンダヘッド22は、シリンダブロック21の上部に固定されており、シリンダヘッド22の下面と、シリンダブロック21の内壁面と、ピストン23の頂面とにより燃焼室25が形成されている。
シリンダヘッド22の内部には、吸気ポート27および排気ポート28が形成されている。吸気ポート27は、燃焼室25と接続されており、シリンダヘッド22には、吸気ポート27と燃焼室25との間を開閉する吸気バルブ29が配置されている。排気ポート28は、燃焼室25と接続されており、シリンダヘッド22には、排気ポート28と燃焼室25との間を開閉する排気バルブ30が配置されている。
シリンダヘッド22には、燃料噴射弁26が配置されている。燃料噴射弁26は、燃料配管3を介して燃料タンク2から供給される燃料を燃焼室25に噴射する。ピストン23により圧縮されて高温となった筒内の雰囲気に燃料が噴射されると、燃料が自然着火し、燃焼圧によりピストン23が押し下げられる。ピストン23は、コンロッド24を介して図示しないクランクシャフトと連結されており、ピストン23の往復運動がクランクシャフトの回転運動に変換される。すなわち、燃料の燃焼エネルギーが、クランクシャフトの回転エネルギーに変換されて出力される。
エンジン20が搭載された車両(図示せず)には、燃料タンク2に貯留された燃料の性状を判定する燃料性状判定装置50が設けられている。燃料性状判定装置50は、検出部(検出手段)10および制御回路40を有する。
図1に示すように、検出部10は、発光素子11、受光素子12、ケース13、導光体14,15を含んで構成されている。発光素子11は、予め定められた所定の波長帯の光を発光するものである。本実施形態の発光素子11は、燃料の酸素濃度に応じて燃料を透過する透過率が大きく変化する波長帯の光、具体的には、中心波長が1550nmの光を発光する。
受光素子12は、受光量に応じた電圧を出力するものであり、具体的には、フォトダイオードである。受光素子12は、発光素子11から発光されて燃料を透過した光を受光可能な位置に配置されている。発光素子11と、受光素子12とは、以下に説明するように、燃料タンク2に貯留された燃料を挟んで互いに対向している。
発光素子11と、受光素子12は、それぞれケース13内に配置されている。ケース13は、燃料タンク2の底部に固定されており、燃料タンク2の底部に嵌合された本体部13aと、本体部13aから上方に向けて突出する発光側突出部13bおよび受光側突出部13cを有する。発光側突出部13bと受光側突出部13cとは、所定の間隔をあけて互いに対向しており、発光側突出部13bと受光側突出部13cとの間には、燃料を充填可能な燃料貯留部16が形成されている。燃料貯留部16の上部には、開口部17が形成されている。開口部17は、燃料タンク2内の燃料が開口部17を介して燃料貯留部16に流入可能である位置に形成されている。
発光側突出部13bおよび受光側突出部13cには、光を透過させる導光体14,15がそれぞれ設けられている。導光体14,15は、光が透過する光透過部材、たとえばガラスで構成されている。導光体14は、発光側突出部13bにおける受光側突出部13cと対向する部分に配置されており、発光素子11は、導光体14により燃料貯留部16内の燃料と隔てられている。導光体15は、受光側突出部13cにおける発光側突出部13bと対向する部分に配置されており、受光素子12は、導光体15により燃料貯留部16内の燃料と隔てられている。つまり、発光素子11と受光素子12とは、一対の導光体14,15と、導光体14,15の間に充填された燃料とを挟んで互いに対向している。発光素子11が発光する光は、導光体14、燃料貯留部16に充填された燃料、導光体15を透過して受光素子12に到達する。
制御回路40は、燃料性状判定部(判定手段)41と、駆動部42を有する。駆動部42は、発光素子11および受光素子12を駆動させるものである。発光素子11および受光素子12は、それぞれ制御回路40と電気的に接続されている。駆動部42は、燃料の性状を判定する場合に、発光素子11を駆動して発光させると共に、受光素子12を駆動して受光量に応じた電圧を出力させる。燃料性状判定部41は、受光素子12から出力される電圧に基づいて、燃料の性状を判定する。
図3−1および図3−2は、本実施形態における燃料性状の判定方法について説明するための図である。図3−1には、燃料中のバイオディーゼル燃料の濃度(以下、単に「バイオ濃度」と記述する)と受光素子12の出力との関係、図3−2には、燃料の過酸化物価と受光素子12の出力との関係がそれぞれ示されている。ここで、バイオ濃度は、例えば、重量濃度であることができる。
上述したように、発光素子11が発光する光は、燃料の酸素濃度により透過率が変化する波長帯の光であり、燃料中の酸素量が増加すると、受光素子12の受光量(光の強度)が減少する。バイオディーゼル燃料には、軽油と比較して多くの酸素が含まれている。このため、燃料中において、含酸素燃料であるバイオディーゼル燃料の濃度が高くなるほど、発光素子11が発光する光が燃料に吸収されやすく(透過率が低く)なる。つまり、図3−1に示すように、バイオ濃度が高くなるほど、受光素子12の出力は低下する。また、バイオ濃度が同じであっても、燃料の酸化劣化の度合いにより、受光素子12の受光量は変化する。燃料に酸素が結合して燃料が酸化劣化することにより、燃料に含まれる酸素の濃度(過酸化物価)が増加する。図3−2に示すように、燃料が酸化劣化して燃料の過酸化物価が高くなるほど、受光素子12の出力が低下する。つまり、受光素子12の出力は、バイオ濃度が高くなるほど、かつ、燃料の酸化劣化の度合いが高くなるほど低下する。
本実施形態では、以下に図5−1および図5−2を参照して説明するように、発光素子11が発光する光の波長は、バイオ濃度と燃料の酸化劣化の度合いのそれぞれに応じて光の透過率が変化し、燃料の性状を判定可能となる波長帯に設定されている。
図5−1は、燃料のバイオ濃度と、光の波長と、光が燃料を透過する透過率との関係を示す図である。図5−1には、それぞれバイオ濃度の異なるFA0からFA4までの5種類の燃料についての波長と透過率との関係が示されている。符号FA0は、軽油100%の燃料であり、FA1,FA2,FA3,FA4の順にバイオ濃度が高くなる。図5−1からわかるように、1400nmから1600nmの波長域では、バイオ濃度の増加につれて光の透過率が低下する。この波長域では、他の波長域と比較して、バイオ濃度の変化に対する透過率の変化の度合いが大きい。
図5−2は、燃料の酸化劣化の度合いと、光の波長と、光が燃料を透過する透過率との関係を示す図である。図5−2には、それぞれ酸化劣化の度合いが異なるFB0からFB7までの8種類の燃料についての波長と透過率との関係が示されている。符号FB0は、未劣化燃料であり、FB1,FB2,…,FB7の順に酸化劣化の度合いが高くなる。なお、FB0からFB7までの燃料のバイオ濃度は一定である。図5−2からわかるように、1400nmから1600nmの波長域では、酸化劣化の度合いが高くなるにつれて光の透過率が低下する。この波長域では、他の波長域と比較して、酸化劣化の度合いの変化に対する透過率の変化の度合いが大きい。
本実施形態の発光素子11は、バイオ濃度と燃料の酸化劣化の度合いのいずれによっても光の透過率に大きな変化が生じるように、中心波長が1400nmから1600nmの間にある光を発光する。これにより、受光素子12の出力電圧に基づいて、バイオ濃度と酸化劣化の度合いとを含む燃料の性状を総合的に判定することができる。
図3−1および図3−2に示すように、本実施形態では、バイオ濃度と燃料の酸化劣化の度合いとを含む燃料の性状を判定するための閾値として、受光素子12の出力に対する閾値V0が設定されている。上記のように、バイオ濃度が高い燃料、および、酸化劣化した燃料のいずれにおいても、受光素子12の出力電圧は低下する。このため、一つの閾値V0により、バイオ濃度と、燃料の酸化劣化の度合いとを含む燃料の総合的な性状を判定することができる。受光素子12の出力が、閾値V0未満である場合、燃料性状判定部41は、燃料タンク2内の燃料が低品質の燃料であると判定する。燃料タンク2内の燃料が低品質の燃料となる場合として、以下に説明するような状況が考えられる。
例えば、燃料タンク2に給油される燃料のバイオ濃度が、想定されているよりも高濃度の場合である。この場合、燃料に含まれる酸素量が、空燃比制御において想定されている酸素量の範囲よりも多くなる。このため、エンジン20から排出される排気ガス中の有害物質の濃度が予め設定された範囲から逸脱してしまう虞がある。また、燃料タンク2に供給される燃料の酸化劣化の度合いが高かったり、燃料タンク2内において燃料が酸化し、酸化劣化の度合いが高まったりする場合がある。この場合、酸化劣化した燃料により、デポジットが生成されたり、金属の腐食が発生したりするという問題がある。特に、バイオ濃度が高すぎる燃料は、酸化劣化しやすいため、バイオ濃度と酸化劣化の度合いとを含む燃料の性状を総合的に判定できることが有効である。
受光素子12の出力における閾値V0は、例えば、その地域で使用される燃料のバイオ濃度(例えば、その地域で使用される燃料のバイオ濃度の上限)に基づいて設定される。これにより、その地域で使用される濃度よりも高いバイオ濃度の燃料が給油された場合に、その燃料が低品質の燃料であると判定することができる。
また、閾値V0は、エンジン20の部品の耐腐食性に基づいて設定されてもよい。この場合、例えば、バイオ燃料が本来有する酸素量と、酸化劣化により燃料と結合した酸素量とを合計した燃料中の酸素量(酸素濃度)に対して、部品の耐腐食性を考慮した許容値が設定される。許容値は、例えば、適合実験の結果や計算結果等に基づいて決定され、その許容値に基づいて閾値V0が設定される。
本実施形態では、バイオ濃度が高すぎる場合に燃料の性状が低品質である(適正でない)と判定できるだけでなく、バイオ濃度が予め想定されている範囲内の値であっても、燃料の酸化劣化が進んでいる場合に燃料の性状が低品質であると判定することができる。
例えば、バイオ濃度が30%であり、かつ、燃料の酸化劣化が生じていない場合、図3−1に示すように、受光素子12の出力V1は、閾値V0よりも大きい。この場合、燃料の性状は適正であると判定される。一方、図3−2に示すように、バイオ濃度が30%であっても、過酸化物価が2,000ppmであれば、受光素子12の出力V2は、閾値V0よりも小さいため、燃料の性状が低品質であると判定される。
また、本実施形態では、以下に図6および図7を参照して説明するように、バイオ濃度の変化に対する光の透過率の変化量が十分大きなものとなるように、発光素子11と受光素子12との間の光路長が設定されている。
図6は、光路長と、バイオ濃度と、光の透過率との関係を示す図である。図6には、波長1570nmの光について、6種類の光路長におけるバイオ濃度と透過率との関係が示されている。ここで、光路長とは、燃料貯留部16内の光路長のことであり、図1に示すように、導光体14と導光体15との間の距離Lを示す。図7は、光路長と、バイオ濃度による光の透過率の変化量との関係を示す図である。図7には、図6に示すそれぞれの光路長について、バイオ濃度が100%の燃料とバイオ濃度が0%(軽油のみ)の燃料との光の透過率の差が示されている。図7からわかるように、光路長が40から50mmの場合に、濃度による光の透過率の変化の度合いが大きくなる。このため、本実施形態では、光路長が40mmから50mmの間の値に設定されている。
図4を参照して、本実施形態の動作について説明する。図4に示す燃料性状判定ルーチンは、例えば、エンジン20の始動時、あるいは燃料給油後など予め決められた条件下において実行される。
ステップS100では、制御回路40により、発光素子11が駆動される。制御回路40の駆動部42は、発光素子11を駆動させ、中心波長が1550nmの光を発光させる。発光素子11から発した光は、導光体14、燃料貯留部16内の燃料、導光体15を通過し、受光素子12で受光される。
ステップS101では、制御回路40により、受光素子12の出力電圧Vが計測される。
次に、ステップS102では、制御回路40の燃料性状判定部41により、ステップS101で取得した受光素子12の出力電圧Vが、閾値V0以上であるか否かが判定される。その判定の結果、出力電圧Vが、閾値V0以上であると判定された場合(ステップS102−Y)にはステップS103に進み、そうでない場合(ステップS102−N)にはステップS104に進む。
ステップS103では、制御回路40の燃料性状判定部41により、燃料タンク2内の燃料が適正燃料であると判定される。ステップS103が実行されると、本制御フローは終了する。
ステップS104では、制御回路40の燃料性状判定部41により、燃料タンク2内の燃料が低品質燃料と判定され、ステップS105に進む。
ステップS105では、制御回路40により、警告灯(警告手段)4(図2参照)が点灯される。警告灯4は、点灯により運転者に燃料性状の異常(燃料性状が適正でないこと)を知らせるものであり、例えば、運転者の前方のインストルメントパネルに設置されている。制御回路40は、警告灯4を点灯させることで、運転者に対して燃料タンク2内の燃料が低品質燃料であることを知らせ、燃料交換を促す。なお、警告灯4に代えて、あるいは警告灯4に加えて、他の警告手段により運転者に燃料性状の異常を知らせるようにしてもよい。例えば、警告灯4を点灯させ、かつ、警告音を発することにより、燃料性状の異常を知らせてもよい。ステップS105が実行されると、本制御フローは終了する。
以上説明したように、本実施形態の燃料性状判定装置50によれば、バイオ濃度と燃料の酸化劣化の度合いとを含む燃料の性状を総合的に判定することができる。また、発光素子11および受光素子12と検出対象の燃料との間は、導光体14,15により仕切られているため、素子11,12の劣化が抑制される。金属電極等を燃料に直接接触させて燃料の性状を検出する場合、電極の劣化が問題となる。特に、金属の腐食が問題となる含酸素燃料を検出対象とする場合、金属電極を用いたセンサでは、電極の腐食が問題となる。これに対して、本実施形態の燃料性状判定装置50では、発光素子11および受光素子12が燃料に直接接触しないため、電極の腐食等の検出装置の劣化の問題を回避しつつ燃料の性状を判定することができる。よって、燃料に直接接触するセンサを利用する場合と比較して、燃料性状判定装置50の耐久性を向上させることができる。
本実施形態によれば、発光素子11と受光素子12とで構成される一組のセンサでバイオ濃度と燃料の酸化劣化の度合いとを含む燃料の性状を判定することが可能となる。バイオ濃度を検出するセンサと、燃料の酸化劣化の度合いを検出するセンサをそれぞれ備える場合と比較して、燃料性状判定装置50の簡素化および低コスト化が可能となる。
なお、本実施形態では、発光素子11の発行する光の波長帯は、中心波長が1550nmの波長帯であったが、これには限定されない。所定の波長帯は、1400nmから1600nmの波長帯のうち少なくとも一部の波長帯を含んでいればよく、中心波長が1550nmもしくはその近傍の波長であることが望ましい。
(第1実施形態の変形例)
第1実施形態の変形例について説明する。図8は、本変形例にかかる燃料性状判定装置が適用された内燃機関を示す概略構成図である。
上記第1実施形態では、検出部10が燃料タンク2内に配置されていたが、検出部10の設置位置はこれには限定されない。本変形例では、燃料タンク2内に代えて、燃料配管3に検出部10が配置されている。
図8に示すように、本変形例の燃料性状判定装置50では、検出部10が、燃料タンク2と燃料噴射弁26とを接続する燃料配管3に配置されている。検出部10は、例えば、上記第1実施形態(図1参照)の検出部10と同様の構成であり、燃料配管3を流れる燃料が燃料貯留部16に流入可能となるように燃料配管3に設置されている。その他の構成については、上記第1実施形態と同様であることができる。これにより、燃料配管3を流れる燃料の性状が燃料性状判定装置50により判定される。
(第2実施形態)
図9を参照して第2実施形態について説明する。第2実施形態については、上記第1実施形態と異なる点についてのみ説明する。図9は、燃料性状判定装置50の第2実施形態の動作を示すフローチャートである。
第2実施形態の燃料性状判定装置50が、上記第1実施形態の燃料性状判定装置50と異なる点は、燃料が低品質であると判定された場合に、エンジン20の始動を中止する点である。本実施形態の制御回路40は、エンジン20の始動を制御可能であり、エンジン20を制御する内燃機関の制御装置として機能する。制御回路40は、燃料の性状が適正であると判定された場合に限りエンジン20を始動させる。これにより、低品質の燃料がエンジン20に供給されることが抑制され、エンジン20が保護される。
図9を参照して本実施形態の動作について説明する。図9に示す燃料性状判定ルーチンは、エンジン始動時に実行される。
まず、ステップS200では、制御回路40により、イグニッションキーがONであるか否かが判定される。その判定の結果、イグニッションキーがONであると判定された場合(ステップS200−Y)にはステップS201に進み、そうでない場合(ステップS200−N)にはステップS200の判定が繰り返される。
ステップS201では、制御回路40により、発光素子11が駆動され、発光素子11から中心波長が1550nmの光が発光される。
ステップS202では、制御回路40により、受光素子12の出力電圧Vが計測される。
次に、ステップS203では、制御回路40により、ステップS202で取得した受光素子12の出力電圧Vが、閾値V0以上であるか否かが判定される。その判定の結果、出力電圧Vが、閾値V0以上であると判定された場合(ステップS203−Y)にはステップS204に進み、そうでない場合(ステップS203−N)にはステップS206に進む。
ステップS204では、制御回路40の燃料性状判定部41により、燃料配管3内の燃料が適正燃料であると判定される。ステップS204が実行されると、ステップS205に進む。
ステップS205では、制御回路40により、エンジン20の始動が実行される。ステップS205が実行されると、本制御フローは終了する。
ステップS203で否定判定がなされてステップS206に進むと、ステップS206では、制御回路40の燃料性状判定部41により、燃料配管3内の燃料が低品質の燃料であると判定される。
次に、ステップS207では、制御回路40により、警告灯4が点灯される。
次に、ステップS208では、制御回路40により、エンジン20の始動が中止される。ステップS208が実行されると、本制御フローは終了する。
本実施形態によれば、燃料が低品質燃料である場合には、エンジン20の運転がなされなくなる。これにより、低品質燃料のエンジン20への供給が停止され、エンジン20が保護される。
(第3実施形態)
図10を参照して第3実施形態について説明する。第3実施形態については、上記各実施形態と異なる点についてのみ説明する。図10は、本実施形態の燃料性状判定装置150が適用された給油装置200を示す概略構成図である。本実施形態の燃料性状判定装置150は、上記各実施形態の燃料性状判定装置50のように車両に搭載されることに代えて、車両に燃料を供給する給油装置に備えられている。
給油装置200は、例えば、給油所に設置されるものであり、図示しない燃料貯蔵タンク内の燃料を給油ノズル201から車両等の燃料タンクに供給する。燃料貯蔵タンクと給油ノズル201とを接続する燃料配管103には、開閉弁104と、燃料性状判定装置150の検出部110が設けられている。検出部110は、例えば、上記第1実施形態の検出部10と同様の構成を有しており、燃料配管103を流れる燃料における所定の波長帯の光の透過率を検出する。
給油装置200には、燃料性状判定装置150の制御回路140が配置されている。制御回路140は、検出部110と接続されており、検出部110を駆動して光の透過率を検出させ、検出結果を示す信号を取得する。また、制御回路140は、開閉弁104と接続されており、開閉弁104を制御して燃料配管103を開放または閉塞させることが可能である。
制御回路140は、予め定められた所定の条件下、例えば、給油装置200による燃料の供給開始時に燃料の光の透過率を取得する。取得した光の透過率が、予め定められた閾値以上である場合には、開閉弁104を開き、燃料の供給を開始する。一方、取得した光の透過率が、閾値未満である場合には、開閉弁104を閉じ、燃料配管103を閉塞して燃料の供給を停止する。これにより、低品質燃料が車両等に供給されることが未然に抑制され、車両が保護される。
2 燃料タンク
3 燃料配管
10 検出部
11 発光素子
12 受光素子
13 ケース
13a 本体部
13b 発光側突出部
13c 受光側突出部
14,15 導光体
16 燃料貯留部
20 エンジン
25 燃焼室
26 燃料噴射弁
40,140 制御回路
41 燃料性状判定部
42 駆動部
50,150 燃料性状判定装置
103 燃料配管
104 開閉弁
110 検出部
200 給油装置

Claims (6)

  1. 含酸素燃料を含む燃料の性状を判定する燃料性状判定装置であって、
    予め定められた所定の波長帯の光が前記燃料を透過する透過率を検出する検出手段と、
    前記検出手段の検出結果に基づいて前記燃料の性状が適正であるか否かを判定する判定手段とを備え、
    前記燃料中の前記含酸素燃料の濃度に対応する前記燃料の酸素濃度、および、前記燃料の酸化劣化の度合いに対応する前記燃料の酸素濃度のそれぞれの変化に対して、前記所定の波長帯における前記透過率の変化の度合いは、前記所定の波長帯以外の波長帯における前記透過率の変化の度合いと比較して大きく、
    前記判定手段が、前記燃料の性状が適正であるか否かを判定する前記透過率の閾値は、前記燃料の酸素濃度の許容値に基づく
    ことを特徴とする燃料性状判定装置。
  2. 請求項1に記載の燃料性状判定装置において、
    前記所定の波長帯は、1400nmから1600nmの波長帯のうち少なくとも一部の波長帯を含む
    ことを特徴とする燃料性状判定装置。
  3. 請求項1または2に記載の燃料性状判定装置において、
    前記所定の波長帯は、1550nmの波長を中心波長とする波長帯である
    ことを特徴とする燃料性状判定装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の燃料性状判定装置において、
    前記燃料性状判定装置は、前記燃料を燃焼させて動作する内燃機関を備えた車両に搭載され、前記内燃機関に供給される前記燃料の性状を判定するものであって、
    前記燃料の性状が適正であると判定されない場合に、運転者に対して前記燃料の性状が適正でないことを知らせる警告手段を備える
    ことを特徴とする燃料性状判定装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の燃料性状判定装置を備え、前記燃料を燃焼させて動作する内燃機関を制御する内燃機関の制御装置であって、
    前記内燃機関の始動時に、前記内燃機関に供給される前記燃料の性状を前記判定手段により判定し、前記燃料の性状が適正であると判定されない場合、前記内燃機関の始動を禁止する
    ことを特徴とする内燃機関の制御装置。
  6. 請求項1から3のいずれか1項に記載の燃料性状判定装置を備え、車両に前記燃料を供給する給油装置であって、
    前記判定手段により、前記燃料の性状が適正であると判定されない場合に、前記車両に対する前記燃料の供給を停止する
    ことを特徴とする給油装置。
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