JP2010180651A - セキュリティシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】セキュリティを向上させるとともに、錠を開錠するための開錠暗号をその都度入力せずに、錠を開錠することができるセキュリティシステムを提供する。
【解決手段】本発明のセキュリティシステム100において、鍵1は、複数の光センサを有し、画像を検出するディスプレイ11と、光センサを通じて検出した画像と一致する画像データに対応する、錠2を開錠するための暗証キーを選択する変換部12と、選択された暗証キーを送信する送信部14とを備え、錠2は、面上に配置した複数の光源によって、特定の形状を示すように光を出力する光出力部21と、送信部14から送信された暗証キーを受信する受信部23と、受信した暗証キーと錠2に予め設定された認証パスワードとが一致するか否かを判定する認証部24とを備えるので、セキュリティを向上させるとともに、錠2を開錠する開錠暗号をその都度入力せずに、錠2を開錠することができる。
【選択図】図1
【解決手段】本発明のセキュリティシステム100において、鍵1は、複数の光センサを有し、画像を検出するディスプレイ11と、光センサを通じて検出した画像と一致する画像データに対応する、錠2を開錠するための暗証キーを選択する変換部12と、選択された暗証キーを送信する送信部14とを備え、錠2は、面上に配置した複数の光源によって、特定の形状を示すように光を出力する光出力部21と、送信部14から送信された暗証キーを受信する受信部23と、受信した暗証キーと錠2に予め設定された認証パスワードとが一致するか否かを判定する認証部24とを備えるので、セキュリティを向上させるとともに、錠2を開錠する開錠暗号をその都度入力せずに、錠2を開錠することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、鍵および錠を含むセキュリティシステムに関する。
従来、鍵および錠を含むセキュリティシステムでは、例えばシリンダー鍵を用いたセキュリティシステムが広く用いられている。このセキュリティシステムでは、例えばピッキング等によって第3者に容易に開錠される可能性があり、セキュリティの強化が求められる。そこで、これまでにセキュリティの強化を目的とした種々の鍵錠装置が用いられている(例えば、特許文献1に記載のロックキーシステム)。
一方、近年では、例えばドアに取り付けられた電子錠に、カードキー等の電子キーを差し込むことによって扉を開錠する電子式のセキュリティシステムも用いられている。このセキュリティシステムでは、まず、電子錠において決定した扉を開錠するための作動暗号を、カードキーに記憶させる。このカードキーを電子錠に差し込むことにより、電子錠が作動して扉が開く。
しかしながら、例えば電子錠において作動暗号を変更した場合、これに合わせてカードキーに記憶された作動暗号を変更しようとしても、一度カードキーに記憶させた作動暗号は変更できない。そのため、作動暗号を変更したい場合には、新たに電子キーを作り直す必要がある。
また、特許文献2には、万能電子錠に動作を起こさせる電子暗号を万能電子キーによって決定する電子鍵錠装置について記載されている。図5に示すように、特許文献1の電子鍵錠装置200は、万能電子キー30に液晶回路部31を設けており、ここに数字、文字または記号などを手書きで入力することによって、この情報が電子暗号に置き換えられる。このように、特許文献2の電子鍵錠装置200では、万能電子キー30に記憶された電子暗号を、万能電子キー30を操作することによって変更または削除する。
しかしながら、上述した従来のシリンダー鍵等を用いたセキュリティシステムでは、物理的な鍵を用いているために鍵型の数が限られ、例えばピッキング等によって比較的容易に開錠される可能性がある。
また、特許文献2の電子鍵錠装置200では、万能電子キー30によって万能電子錠40を開錠するとき、その都度万能電子キー30に設けられた液晶回路部31に錠を開錠するための暗号を入力する必要があり、操作が煩雑になる。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、セキュリティを向上させるとともに、錠を開錠するための開錠暗号をその都度入力せずに、錠を開錠することができるセキュリティシステムを提供することにある。
本発明に係るセキュリティシステムは、上記の課題を解決するために、鍵および錠を含むセキュリティシステムであって、上記鍵は、複数の光センサを有し、画像を検出する検出手段と、上記光センサを通じて検出した画像が予め記憶された画像データと一致する場合、上記画像データに対応する、上記錠を開錠するための暗証キーを選択する暗証キー選択手段と、上記選択された暗証キーを送信する送信手段とを備え、上記錠は、面上に配置した複数の光源によって、特定の形状を示すように光を出力する光出力手段と、上記送信手段から送信された上記暗証キーを受信する受信手段と、上記暗証キーを受信したとき、上記暗証キーと、上記錠に予め設定された認証パスワードとが一致するか否かを判定する判定手段とを備えており、上記判定手段が上記暗証キーと上記認証パスワードとが一致すると判断したとき、上記錠が開錠されることを特徴としている。
上記の構成によれば、本発明に係るセキュリティシステムは鍵および錠を備えたセキュリティシステムであって、複数の光センサを有する検出手段が光出力手段から出力される特定の形状を示すような光を画像として検出したとき、当該画像に対応する暗証キーが錠に予め設定された認証パスワードと一致した場合に、錠を開錠することができる。
すなわち、まず、検出手段が光出力手段から出力される光を検出することができるように鍵を錠に翳すと、検出手段は光出力手段が出力する光を画像として検出する。このとき、光出力手段は面上に配置した複数の光源によって、例えば数字、記号または2次元バーコード等の特定の形状を示すように光を出力しているので、検出手段はこの特定の形状を画像として検出することになる。このように検出された画像を予め鍵に記憶された画像データと比較し、当該画像データに対応する暗証キーが選択されると、当該暗証キーは送信手段から鍵の外部へ送信される。
次に、錠の受信手段が鍵から送信された暗証キーを受信すると、判定手段が当該暗証キーと錠に予め設定された認証パスワードとが一致するか否かを判定する。つまり、例えば錠に予め数字の組み合わせ等によって認証パスワードを設定しておき、さらにこの認証パスワードと一致する暗証キーを予め鍵に記憶させておく。このように記憶された暗証キーを上述したように受信手段が受信したとき、当該暗証キーと当該認証パスワードとは一致すると判定され、錠を開錠することができる。
このように、本発明に係るセキュリティシステムは、光センサを有する検出手段が光出力手段から出力される光を画像として検出した際、予め鍵に記憶された暗証キーが錠に予め設定された認証パスワードと一致すれば、錠が開錠される。よって、鍵を錠に翳すという操作のみで錠を開錠することができるので、例えばその都度錠を開錠するためのパスワードを入力するという煩雑な操作をする必要がない。
また、上述したように、本発明に係るセキュリティシステムでは光出力手段が特定の形状を示すように光を出力する。よって、例えばシリンダー鍵等の鍵穴に鍵を差し込むものと比較して、異なる画像によってより多くの鍵のパターンを作り出すことができるので、セキュリティを向上させることができる。
また、本発明に係るセキュリティシステムにおいて、上記鍵は、複数の異なる上記画像データと、上記画像データ毎に対応する上記暗証キーとを記憶する記憶手段をさらに備えることが好ましい。
上記の構成によれば、記憶手段は複数の異なる画像データと、当該画像データ毎に対応する暗証キーとを記憶する。すなわち、例えば複数の異なる錠を1つの鍵によって開錠する場合、鍵は錠毎に対応する暗証キーを記憶している必要がある。そこで、開錠したい錠から出力された光によって示される特定の形状を含む、複数の異なる画像データと、当該画像データ毎に対応する暗証キーとを予め記憶手段に記憶させておくことにより、1つの鍵によって複数の錠を開錠することができる。
また、本発明に係るセキュリティシステムは、上記光出力手段が出力する光を検出可能な位置に、上記検出手段が翳されていることを感知する感知手段をさらに備え、上記感知手段が上記検出手段を感知したとき、上記光出力手段から光が出力されることが好ましい。
上記の構成によれば、感知手段が、光出力手段が出力する光を検出することができる位置に検出手段が翳されていることを感知すると、光出力手段から光が出力される。よって、光出力手段から常時特定の形状を示す光を出力しておく必要がないため、待機電力を節約することができる。
さらに、上記光出力手段は赤外光を出力し、上記検出手段は赤外光を検出することが好ましい。
上記の構成によれば、光出力手段は赤外光を出力し、検出手段は当該光出力手段が出力する赤外光を検出する。このように、光出力手段は特定の形状を示すような光を人間の目に見えない赤外光によって出力しているので、錠の位置を特定し難くすることができる。
また、本発明に係るセキュリティシステムにおいて、上記錠は上記光出力手段を被覆する被覆手段を備えており、上記被覆手段は、赤外光を透過し、かつ可視光を遮断することが好ましい。
上記の構成によれば、赤外光を透過し、かつ可視光を遮断するような被覆手段によって光出力手段を被覆しているため、より錠の位置を特定し難くすることができる。
また、本発明に係るセキュリティシステムにおいて、上記鍵はディスプレイを備えており、上記ディスプレイに上記検出手段が内蔵されていることが好ましい。
上記の構成によれば、本発明に係るセキュリティシステムにおいて、鍵はディスプレイを備えており、上述した検出手段はディスプレイに内蔵されている。よって、例えば携帯電話または携帯ゲーム機器等のディスプレイを備えた携帯用電子機器に適用することができる。
本発明は、鍵および錠を含むセキュリティシステムであって、上記鍵は、複数の光センサを有し、画像を検出する検出手段と、上記光センサを通じて検出した画像が予め記憶された画像データと一致する場合、上記画像データに対応する、上記錠を開錠するための暗証キーを選択する暗証キー選択手段と、上記選択された暗証キーを送信する送信手段とを備え、上記錠は、面上に配置した複数の光源によって、特定の形状を示すように光を出力する光出力手段と、上記送信手段から送信された上記暗証キーを受信する受信手段と、上記暗証キーを受信したとき、上記暗証キーと、上記錠に予め設定された認証パスワードとが一致するか否かを判定する判定手段とを備えており、上記判定手段が上記暗証キーと上記認証パスワードとが一致すると判断したとき、上記錠が開錠されるので、セキュリティを向上させるとともに、錠を開錠する開錠暗号をその都度入力せずに、錠を開錠することができる。
本発明に係るセキュリティシステムの一実施形態について、図1〜4を参照して以下に説明する。
〔第1の実施形態〕
(セキュリティシステム100の構成)
図1は、本実施形態に係るセキュリティシステム100の構成を示すブロック図である。図1に示すように、セキュリティシステム100は、主に鍵1および錠2を備えており、鍵1は、光センサ内蔵ディスプレイ(検出手段)11、変換部(暗証キー選択手段)12、メモリ(記憶手段)13および送信部(送信手段)14を備え、錠2は、光出力部(光出力手段)21、光透過フィルム(被覆部)22、受信部(受信手段)23、認証部(判定手段)24、制御部(制御手段)25およびロック用金具26を備えている。
(セキュリティシステム100の構成)
図1は、本実施形態に係るセキュリティシステム100の構成を示すブロック図である。図1に示すように、セキュリティシステム100は、主に鍵1および錠2を備えており、鍵1は、光センサ内蔵ディスプレイ(検出手段)11、変換部(暗証キー選択手段)12、メモリ(記憶手段)13および送信部(送信手段)14を備え、錠2は、光出力部(光出力手段)21、光透過フィルム(被覆部)22、受信部(受信手段)23、認証部(判定手段)24、制御部(制御手段)25およびロック用金具26を備えている。
本実施形態に係るセキュリティシステム100は、鍵1および錠2を備えたセキュリティシステム100であって、複数の光センサを有する光センサ内蔵ディスプレイ(以下、単にディスプレイと言う)11が光出力部21から出力される特定の形状を示すような光を画像として検出したとき、当該画像に対応する暗証キーが錠2に予め設定された認証パスワードと一致した場合に、錠2を開錠する。よって、鍵1を錠2に翳すという操作のみで錠2を開錠することができるので、例えばその都度錠2を開錠するためのパスワードを入力するという煩雑な操作をする必要がない。
鍵1は、錠2を開錠するためのものである。つまり、鍵1はディスプレイ11に内蔵された光センサを通じて検出した画像に基づいて、錠2を開錠するための暗証キーを選択し、当該暗証キーを外部へ送信する。
ディスプレイ11は、内蔵された複数の光センサによって画像を検出する。つまり、ディスプレイ11は、図示しないが複数の光センサを有しており、例えば光出力部21が出力する光によって示される特定の形状を画像として検出することができる。
変換部12は、光センサを通じて検出した画像を暗証キーに変換する。つまり、変換部12は、まずディスプレイ11において検出した画像を解析し、予めメモリ13に記憶された画像データと比較する。その結果、当該画像信号と一致する画像データがメモリ13に存在すれば、当該画像データに対応する暗証キーを送信部14に送る。
メモリ13は、画像データおよび当該画像データに対応する暗証キーを記憶する。ここで、暗証キーとは、錠2を開錠するための開錠暗号が意図される。暗証キーは、後述する認証パスワードと一致するものであればよく、例えば、数字を組み合わせたものであってもよい。
送信部14は、変換部12において選択された暗証キーを鍵1の外へ送信する。これにより、鍵1において選択された暗証キーを錠2に送ることができる。
錠2は、扉等を施錠するためのものである。すなわち、錠2は鍵1から光出力部21が出力する光に対応した暗証キーを受けとり、当該暗証キーが予め設定された認証パスワードと一致するか否かを判定する。錠2では、この判定結果に基づいて、両者が一致する場合には扉等を施錠しているロック用金具(以下、単にロックと言う)26を動作させる。これにより、錠2は開錠される。
光出力部21は、特定の形状を示すように光を出力する。つまり、光出力部21は複数の光源(図示せず)を面上に配置しており、これらの光源から特定の形状を示すように光を出力している。
ここで、特定の形状とは、光出力部21に配置された複数の光源が出力する光によって示される形状が意図される。つまり、光出力部21は複数の光源のうち選択されたいくつかの光源を点灯して、この光が特定の形状を示すように出力する。そのような形状としては、例えば、文字列(例えば、1234またはABCD等)、記号、絵および2次元バーコード等を含む。
受信部23は、送信部14から送信された暗証キーを受信する。受信部23を設置する場所は、送信部14から送信された暗証キーを受信することができる位置であれば特に限定されるものではない。その後、受信部23はこのように受信した暗証キーを認証部24へ送る。
認証部24は、錠2に予め設定された認証パスワードに基づいて、受信した暗証キーが錠2を開錠するための暗証キーであるか否かを判定する。つまり、認証部24は受信部23から送られる暗証キーと、認証部24に予め設定されている認証パスワードとを比較し、これらが一致するか否かを判定する。その結果これらが一致すれば、制御部25に開錠信号を送る。
制御部25は、認証部24から送られた開錠信号を受信すると、ロック26を動作させる。つまり、暗証キーと認証パスワードとが一致すると判定されると、制御部25がロック26を動作させて錠2を開錠する。
ロック26は、錠2が設置されている扉等を物理的に施錠または開錠する。つまり、ロック26は、制御部25の制御によって施錠または開錠の動作を行なう。ここで、本実施形態に係るセキュリティシステム100の鍵1および錠2の各構成について、それぞれ以下に詳細に説明する。
(鍵1の構成)
上述したように、鍵1は錠2を開錠する機能を有するものであり、ディスプレイ11に内蔵された光センサが検出した画像に基づいて、錠2を開錠するための暗証キーを錠2へ送信する。
上述したように、鍵1は錠2を開錠する機能を有するものであり、ディスプレイ11に内蔵された光センサが検出した画像に基づいて、錠2を開錠するための暗証キーを錠2へ送信する。
鍵1の形態としては、光センサによって画像を検出することができるものであれば特に限定されないが、本実施形態に係るセキュリティシステム100のように光センサを内蔵するディスプレイ11を備えていることが好ましい。これによれば、例えば携帯電話、携帯ゲーム機およびスマートフォン等にディスプレイ11を具備させることにより、光出力部21が出力する光を画像として読み取ることができる。
また、ディスプレイ11に内蔵される光センサは、例えば可視光、赤外光または紫外光を検出することができるセンサを含む。この光センサは複数設置されていればよく、例えば光出力部21が出力する光によって示される特定の形状を、画像として検出することができるように配置すればよい。なお、本実施形態に係るセキュリティシステム100は検出手段としてディスプレイ11を用いているが、これに限定されるものではなく、例えば光センサを有し、画像を検出することができるものであればよい。このように検出した画像は、変換部12へ送られる。
変換部12は、上述したように検出した画像とメモリ13に記憶された画像データとを比較し、当該画像データに対応する暗証キーを選択する。このとき、メモリ13は複数の異なる画像データと、当該画像データ毎に対応する暗証キーとを記憶していることが好ましい。
すなわち、錠2の光出力部21が出力する光によって示される特定の形状は、セキュリティのために錠2毎に異なっていることが望ましい。そのため、例えば1つの鍵1によって複数の錠2を開錠する場合、鍵1は複数の錠2毎に対応する暗証キーを記憶している必要がある。
そこで、開錠したい錠2が出力する光によって示される特定の形状を含む、複数の異なる画像データと、当該画像データ毎に対応する暗証キーとを予めメモリ13に記憶させておくことにより、1つの鍵1によって複数の錠2を開錠することができる。よって、複数の異なる画像データと当該画像データ毎に対応する暗証キーとを関連付けて記憶させるために、メモリ13はLUT(ルックアップテーブル)を有してもよい。このように選択された暗証キーは、送信部14によって鍵1の外部へ送信される。
送信部14による送信方法としては、例えば無線通信が挙げられる。そのような無線通信の規格としては、例えばWi−Fi、IrDA、ZigBeeおよびBluetooth等を含むが、その中でも指向性のないものがより好ましい。例えば、送信部14から送信される電波が指向性のないものであれば、鍵1において送信部14の設置場所が限定されない。また、送信部14から送信される電波に指向性がある場合、送信部14は、ディスプレイ11を光出力部21に翳したとき、受信部23が送信部14からの通信を受信することができるように設置すればよい。
(錠2の構成)
上述したように、本実施形態に係るセキュリティシステム100において、錠2は鍵穴の機能を有する特定の形状を示す光を光出力部21から出力し、これに対応する暗証キーを鍵1から受けとったとき、錠2が開錠される。
上述したように、本実施形態に係るセキュリティシステム100において、錠2は鍵穴の機能を有する特定の形状を示す光を光出力部21から出力し、これに対応する暗証キーを鍵1から受けとったとき、錠2が開錠される。
このように、本実施形態に係るセキュリティシステム100は、光出力部21が出力する光によって示される形状を画像として検出することにより一連の開錠動作が進行する。そのため、例えばシリンダー鍵等の鍵穴に鍵を差し込むものと比較して、異なる画像によってより多くの鍵のパターンを作り出すことができる。よって、セキュリティを向上させることができる。
光出力部21が出力する光は、例えば可視光、赤外光または紫外光等を含むが、赤外光であることが好ましい。つまり、本実施形態に係るセキュリティシステム100において、光出力部21は赤外光を出力し、上述したディスプレイ11に内蔵される光センサは赤外光を検出することが好ましい。
これによれば、光出力部21は人間が視認することのできない赤外光を出力し、光センサは光出力部21が出力した赤外光を検出する。そのため、例えば鍵1の持ち主ではない第3者が錠2を開錠しようと試みた場合、光出力部21から出力される赤外光を視認することができないので、錠2の位置を特定することは容易ではない。よって、セキュリティをさらに向上させることができる。
また、光出力部21が赤外光を出力する場合、錠2は光出力部21を被覆する光透過フィルム22を備え、光透過フィルム22は赤外光を透過し、かつ可視光を遮断することが好ましい。
つまり、光透過フィルム22は光出力部21を被覆するように設けられており、光出力部21が出力する赤外光のみを透過して可視光を遮断する。そのため、外部からは光出力部21自体がどこに設けられているのかを視認することができない。よって、さらにセキュリティを向上させることができる。
なお、本実施形態に係るセキュリティシステム100は被覆手段として赤外光を透過する光透過フィルム22を用いているが、これに限定されるものではなく、例えばフィルム以外の素材を用いてもよい。また、本実施形態では光透過フィルム22を光出力部21のみを被覆するように設けたが、例えば扉の全体を被覆するように設けてもよい。このように被覆手段が扉の全体を被覆すれば、光出力部21の位置をより定し難くすることができる。
また、本実施形態に係るセキュリティシステム100は、光出力部21が出力する光を検出可能な位置に、ディスプレイ11が翳されていることを感知する感知手段(図示せず)をさらに備え、当該感知手段がディスプレイ11を感知したとき、光出力部21から光が出力されることが好ましい。これによれば、光出力部21から常時光を出力しておく必要がないため、待機電力を節約することができる。次に、本実施形態に係るセキュリティシステム100における認証方法について説明する。
(セキュリティシステム100における認証方法)
上述したように、本実施形態に係るセキュリティシステム100は、複数の光センサを有するディスプレイ11が光出力部21から出力される特定の形状を示すような光を画像として検出したとき、当該画像に対応する暗証キーが錠2に予め設定された認証パスワードと一致した場合に、錠2を開錠することができる。
上述したように、本実施形態に係るセキュリティシステム100は、複数の光センサを有するディスプレイ11が光出力部21から出力される特定の形状を示すような光を画像として検出したとき、当該画像に対応する暗証キーが錠2に予め設定された認証パスワードと一致した場合に、錠2を開錠することができる。
すなわち、まず、ディスプレイ11に内蔵された光センサが光出力部21から出力される光を検出することができるように鍵1を錠2に翳すと、光センサは光出力部21が出力する光を画像として検出する。このとき、光出力部21は面上に配置した複数の光源によって、例えば数字、記号または2次元バーコード等の特定の形状を示すように光を出力しているので、光センサはこの特定の形状を画像として検出することになる。このように検出された画像を予め鍵1に記憶された画像データと比較し、当該画像データに対応する暗証キーが選択されると、当該暗証キーは送信部14から鍵1の外部へ送信される。
次に、錠2の受信部23が鍵1から送信された暗証キーを受信すると、認証部24が当該暗証キーと錠2に予め設定された認証パスワードとが一致するか否かを判定する。つまり、例えば錠2に予め数字の組み合わせ等によって認証パスワードを設定しておき、さらにこの認証パスワードと一致する暗証キーを予め鍵1に記憶させておく。ここで、記憶された暗証キーを上述したように受信部23が受信したとき、当該暗証キーと当該認証パスワードとは一致すると判定され、錠2を開錠することができる。
このように、本実施形態に係るセキュリティシステム100は、光センサを有するディスプレイ11が光出力部21から出力される光を画像として検出した際、予め鍵1に記憶された暗証キーが錠2に予め設定された認証パスワードと一致すれば、錠2が開錠される。よって、鍵1を錠2に翳すという操作のみで錠2を開錠することができるので、例えばその都度錠2を開錠するためのパスワードを入力するという煩雑な操作をする必要がない。
ここで、図2および図3を参照して、セキュリティシステム100における一連の処理について説明する。図2は、セキュリティシステム100における一連の処理の流れを示すフローチャートである。また、図3は本実施形態に係るセキュリティシステム100の外観を示す図である。なお、本実施形態において、光出力部21は赤外光を出力することが意図される。
本実施形態に係るセキュリティシステム100における認証方法では、まず、光透過フィルム22越しに光出力部21にディスプレイ11を翳す(ステップS1)。このとき、光出力部21から光が出力されていれば、光透過フィルム22を通してディスプレイ11に光が照射される。光出力部21に面上に配置された複数の光源から照射する光は、例えば常時照射していてもよいが、ディスプレイ11が光出力部21に翳されていると検知したときに照射してもよい。後者の場合には、例えば、光出力部21に設けられた複数のLEDのうちいずれかのLEDを常時照射することによって鍵1が近づいたことを検知してもよく、鍵1の接近を検知することができる検知手段をさらに設けてもよい。
次に、ディスプレイ11に内蔵される光センサが、光出力部21に面上に配置された複数の光源によって、特定の形状を示すように出力された光を画像として検出すると、検出した画像を信号化して変換部12に送信する(ステップS2)。変換部12ではメモリ13に記憶された画像データを参照し、検出した画像と一致するまでLUTに格納された画像番号1から画像番号Nまでの画像データと順に比較する(ステップS3〜7)。ここで、NとはLUTに格納される画像枚数の最大数が意図される。
検出した画像と画像データとが一致する場合には、メモリ13に記憶された、当該画像データに対応する暗証キーを送信部14から送信する(ステップS8)。一方、画像番号Nまで比較した結果、検出した画像と一致する画像データがない場合には、処理を終了する。
受信部23が送信部14から送信された暗証キーを受信すると、受信部23は暗証キーを認証部24へ送る(ステップS9)。その後、認証部24では暗証キーと認証パスワードとを比較し、これらが一致するか否かを判定する(ステップS10,ステップS11)。判定の結果、暗証キーと認証パスワードとが一致する場合には、錠2を開錠するための開錠信号を制御部25へ送信する(ステップS12)。制御部25が開錠信号を受けとると、ロック26を動作させて錠2を開錠する(ステップS13)。
このように、セキュリティシステム100は、煩雑な入力操作等を必要とせず、鍵1のディスプレイ11を錠2の光出力部21に翳すだけで、ロック26を動作させ、錠2を開錠することができる。
〔第2の実施形態〕
次に、本発明に係る第2の実施形態について、図4を参照して説明する。図4は、本発明の第2の実施形態に係るセキュリティシステム100’の外観を示す図である。
次に、本発明に係る第2の実施形態について、図4を参照して説明する。図4は、本発明の第2の実施形態に係るセキュリティシステム100’の外観を示す図である。
第2の実施形態では、複数の光出力部21を扉に設置する点が異なるのみであり、その他は第1の実施形態と同様に構成されている。なお、本実施形態において、光出力部21から出力する光は赤外光であることが意図される。
本実施形態に係るセキュリティシステム100’は、光出力部21が扉に6箇所設けられており、これら6つの光出力部21すべてを1枚の光透過フィルム22によって被覆している。ここで、セキュリティシステム100’では、例えば6つの光出力部21のうちいずれか1つの光出力部21が光を出力するように設定すればよい。
つまり、本実施形態に係るセキュリティシステム100’では、光出力部21が赤外光を出力するとともに、扉の各所に設けられた複数の光出力部21のいずれかから特定の形状を示す光が出力される。このように、錠2を開錠する鍵穴の役割を果たす光出力部21が複数設けられ、さらにこれら複数の光出力部21を1枚の光透過フィルム22によって被覆している。そのため、例えば鍵1の持ち主ではない第3者が不正な開錠を試みたとき、第3者は複数設けられた光出力部21のうち、どれが赤外光を出力しているのかを特定することが困難であり、第3者にとって鍵穴の位置を探すというステップが追加される。よって、さらなるセキュリティの向上に繋がる。
なお、6箇所に設置された光出力部21のいずれから光を出力するかは、例えば時間帯によって出力する場所を変化させる等、任意に変更可能である。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、例えば、マンション等の住居またはオフィス等のドアロックシステムに利用することができる。
1 鍵
2 錠
11 光センサ内蔵ディスプレイ(検出手段)
12 変換部(暗証キー選択手段)
13 メモリ(記憶手段)
14 送信部(送信手段)
21 光出力部(光出力手段)
22 光透過フィルム(被覆手段)
23 受信部(受信手段)
24 認証部(判定手段)
25 制御部(制御手段)
26 ロック用金具
100 セキュリティシステム
2 錠
11 光センサ内蔵ディスプレイ(検出手段)
12 変換部(暗証キー選択手段)
13 メモリ(記憶手段)
14 送信部(送信手段)
21 光出力部(光出力手段)
22 光透過フィルム(被覆手段)
23 受信部(受信手段)
24 認証部(判定手段)
25 制御部(制御手段)
26 ロック用金具
100 セキュリティシステム
Claims (6)
- 鍵および錠を含むセキュリティシステムであって、
上記鍵は、
複数の光センサを有し、画像を検出する検出手段と、
上記光センサを通じて検出した画像が予め記憶された画像データと一致する場合、上記画像データに対応する、上記錠を開錠するための暗証キーを選択する暗証キー選択手段と、
上記選択された暗証キーを送信する送信手段とを備え、
上記錠は、
面上に配置した複数の光源によって、特定の形状を示すように光を出力する光出力手段と、
上記送信手段から送信された上記暗証キーを受信する受信手段と、
上記暗証キーを受信したとき、上記暗証キーと、上記錠に予め設定された認証パスワードとが一致するか否かを判定する判定手段とを備えており、
上記判定手段が上記暗証キーと上記認証パスワードとが一致すると判断したとき、上記錠が開錠されることを特徴とするセキュリティシステム。 - 上記鍵は、複数の異なる上記画像データと、上記画像データ毎に対応する上記暗証キーとを記憶する記憶手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のセキュリティシステム。
- 上記光出力手段が出力する光を検出可能な位置に、上記検出手段が翳されていることを感知する感知手段をさらに備え、
上記感知手段が上記検出手段を感知したとき、上記光出力手段から光が出力されることを特徴とする請求項1または2に記載のセキュリティシステム。 - 上記光出力手段は赤外光を出力し、上記検出手段は赤外光を検出することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のセキュリティシステム。
- 上記錠は上記光出力手段を被覆する被覆手段を備えており、
上記被覆手段は、赤外光を透過し、かつ可視光を遮断することを特徴とする請求項4に記載のセキュリティシステム。 - 上記鍵はディスプレイを備えており、上記ディスプレイに上記検出手段が内蔵されていることを特徴とする請求項1〜5に記載のセキュリティシステム。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2009026656A JP2010180651A (ja) | 2009-02-06 | 2009-02-06 | セキュリティシステム |
Applications Claiming Priority (1)
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2009
- 2009-02-06 JP JP2009026656A patent/JP2010180651A/ja active Pending
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