JP2010178121A - 無線通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】無線通信システムにおける無線通信装置が、基地局装置と接続されるまでの基地局探索処理時間を短縮する。
【解決手段】無線通信装置が、基地局装置から受信した受信信号に基づき、受信信号強度が基準値以上であるか、通信可能な通信方式であるか、受信品質が基準値以上であるか、利用可能な基地局であるかの4条件をこの条件順に調査し、全ての条件を満足する基地局装置を見出すと、該基地局装置を接続局に決定し、他の基地局の探索を打ち切る。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば、無線通信システムにおける無線通信装置に関し、特に、無線通信装置の基地局探索処理技術に関する。
従来の無線通信装置、例えば、無線移動局装置の動作について説明する。
在圏セルが存在しない状態(通信可能な基地局が存在しない状態)か、あるいは無線移動局装置の電源を入れて立ち上げる初期状態での動作時、もしくは、場所移動等による隣接基地局の変更時においては、該移動局装置の受信周波数を、その移動局装置が通信することのできる複数の周波数のうちの1つに設定し、基地局探索処理を開始する。そして、移動局装置が、ある基地局から受信した信号を、移動局装置に設定された受信周波数と一致する有効な信号として検出すると、該信号を送出した基地局を接続候補局として判定する。検出した信号が有効かどうかは、例えば、検出信号のキャリアレベル(RSSI)や受信品質(RSCPやEc/Io)などの品質測定結果が、所定の基準値以上であるかどうかで判断することができる。ここで、RSSI(Received Signal Strength Indicator)は、受信信号強度を表している。また、RSCP(Received Signal Code Power)は、希望波受信電力を表している。また、Ec/Ioは、(パイロットの受信電力/全ての受信電力)を表している。
また、基地局から受信した報知情報を解析し、その報知情報を送信した基地局を接続可能な基地局と判断した場合は、その基地局を接続可能な基地局として移動局のメモリに登録する。報知情報には、報知情報を送出した基地局が、どの事業者の局であるか否かなどの情報が含まれている。
次に、移動局が通信可能である複数の周波数のうちの他の周波数に受信周波数を設定して、上記と同様の基地局探索処理動作を繰り返し、接続可能な基地局を探索する。こうして、移動局が通信可能である全ての周波数について探索処理を終了した後、接続可能な基地局として移動局のメモリに登録した複数の基地局のうち、最も接続するのに適した基地局を選定して接続を行う。最も接続するのに適した基地局かどうかは、受信信号強度や受信品質等により決定する。
特開2000−156662号公報
特開2000−156662号公報には、複数の無線基地局装置から送信されてくる各受信信号に対し、それぞれの受信信号のレベルを測定し、受信信号のレベルが最大となった無線基地局装置を選定して接続することが開示されている。
しかしながら、上述のような従来の無線移動局装置の基地局探索処理においては、無線移動局装置に設定されうる周波数の範囲の全てを順番に探索するような動作となるので、基地局装置と接続するまでに多大な時間がかかるという問題があった。また、一般的に、基地局探索処理は、無線移動局装置の電力を多く消費する要因の1つである。無線移動局の電力供給手段はバッテリー等の蓄電器が主流であるため、無線移動局装置に設定されうる周波数の範囲の全てを順番に探索するような動作は、消費電力を増加させ、無線移動局装置の使用時間が短くなり、使用者の使い勝手に影響を与えることになる。
本発明は、このような従来の課題を解決するために為されたもので、効率的に基地局探索処理を行う無線通信装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明では、無線通信装置を次のような構成とした。すなわち、
基地局装置との間で無線通信される信号を送受信する無線送受信部と、
前記無線送受信部が受信した受信信号に基づいて有効な基地局装置を検索する基地局検索部と、
前記無線送受信部の受信周波数を設定し、前記基地局検索部による基地局装置の検索処理を制御する検索制御部とを備え、
前記基地局検索部が、
前記無線送受信部で受信した受信信号の受信信号強度を測定する受信強度測定部と、
前記受信信号の品質を測定する受信品質測定部と、
前記受信強度測定部によって測定された受信信号強度が基準値以上であるか否かを判断する受信強度判断部と、
前記受信強度判断部によって受信信号強度が基準値以上であると判断された受信信号に係る通信方式が通信可能な通信方式であるか否かを判断する通信方式判断部と、
前記通信方式判断部によって通信可能な通信方式であると判断された受信信号の受信品質が基準値以上であるか否かを判断する受信品質判断部と、
前記受信品質判断部によって受信品質が基準値以上であると判断された受信信号から得られる受信情報に基づいて、当該受信信号を送信した基地局装置が利用可能である前記有効な基地局装置であるか否かを判断する基地局判断部とを備えるとともに、
前記検索制御部が、前記無線送受信部が受信可能な複数の受信周波数に対する検索処理を前記基地局検索部に一つずつ実行させ、前記基地局検索部によって前記有効な基地局装置が検索されなければ他の受信周波数に対する検索処理を実行させる一方、前記基地局検索部によって前記有効な基地局装置が検索されると当該基地局装置を通信相手に設定するとともに前記基地局検索部による検索処理を終了させることを特徴とする無線通信装置。
本発明によれば、検索制御部が、無線移動局装置の受信周波数を、使用可能な複数の無線周波数の1つに設定し、該設定した受信周波数の信号を基地局装置から受信すると、前記受信強度判断部、前記通信方式判断部、前記受信品質判断部、前記基地局判断部に判断を行わせるように制御し、前記各判断部のいずれかにおいて、基地局装置と接続可能とするための判断基準を満足しない場合は、当該無線移動局装置の受信周波数を、前記記憶部に記憶した使用可能な他の無線周波数に設定して、前記各判断部に判断を行わせ、前記各判断部の全てにおいて、基地局装置と接続可能とするための判断基準を満足した場合は、該判断基準を満足した基地局装置と接続するとともに、他の基地局装置に対する基地局探索処理を終了するので、接続可能な基地局装置を全て探索する従来方法と比べて、基地局探索処理時間を短縮することができるとともに、基地局探索処理の消費電力を低減することができる。
本発明に係る無線通信システムの構成例を示す図である。 本発明に係る無線通信装置の構成例を示す図である。 本発明に係る無線通信装置における基地局探索処理の一例を示す図である。 本発明の実施例における、移動局周辺の基地局の状況を示す図である。
図1は、本発明に係る無線通信システムの構成例を示す図である。
本例に係る無線通信システムは、DS−CDMA(Direct Spread Code Division Multiple Access)方式を採用したものであって、無線移動局装置11と、基地局装置12と、交換局13と、公衆網14により構成されており、無線移動局装置11は、基地局装置12との間で電波を媒体として、音声やパケットデータ等の通信を行う。本例では、基地局装置12は、DS−CDMA方式に規定されているBand1〜Band7のいずれかの周波数帯を用いて、基地局装置12がどの事業者に属するか等の情報を含む報知情報を、無線移動局装置11に対して常時送信している。無線移動局装置11は、前記Band1〜Band7の周波数帯に対して、全ての周波数による基地局探索処理を実行する。
図2は、本発明に係る無線移動局装置の構成例を示す図である。
本例の無線移動局装置11は、移動通信システムにおける移動局であって、無線送受信部201と、ベースバンド信号処理部202と、主制御部210と、表示装置205と、音声入力装置206と、音声出力装置207と、他入力装置208とを備えている。また、主制御部210は、機能として、アプリケーション部(AP部)211と、呼処理制御部(呼制御部)212と、受信強度判断部213と、通信方式判断部214と、受信品質判断部215と、基地局判断部216と、検索制御部217と、記憶部218とを備え、ハードウェア構成としては、CPUとメモリを備えている。
無線送受信部201は、基地局装置12と無線移動局装置11の間で無線通信される信号を送受信するものであって、無線周波数帯域の信号とベースバンド帯域の信号との帯域変換を行う。ベースバンド信号処理部202は、前記無線送受信部201によりベースバンド帯域に変換された信号のベースバンド受信処理、前記無線送受信部201を介し基地局に対してデータを送信するためのベースバンド送信処理、無線送受信部201で受信した受信信号の受信信号強度測定処理、該測定した受信信号強度に基づく受信品質の測定処理を行う。つまり、本例では、ベースバンド信号処理部202が、受信強度測定部及び受信品質測定部として機能する。具体的には、ベースバンド信号処理部202は、入力された受信信号の入力レベルから受信信号強度を算出する。また、ベースバンド信号処理部202は、算出した受信信号強度に基づいて、受信したい信号の受信信号強度と、それ以外の雑音などの受信信号強度との比から、受信品質を算出する。
表示装置205は、LCD等により構成され、受信したデータや入力データ等を表示する。音声入力装置206は、マイクロフォン等により構成され、音声等の入力を受け付ける。音声出力装置207は、スピーカ等により構成され、受信した音声信号等を音として出力する。他入力装置208は、テンキーを含むキー等により構成され、キー入力等を受け付ける。
アプリケーション部211は、無線移動局装置11が実行する通信アプリケーションに伴うデータの送受信処理を行う。
呼処理制御部212は、無線移動局装置11の呼処理を制御するものであって、ベースバンド信号処理部202でベースバンド処理された受信信号データを音声出力装置207へ出力したり、音声入力装置206から入力された音声データを、ベースバンド信号処理部202でベースバンド処理して、無線送受信部201を介して送信する。
受信強度判断部213は、前記ベースバンド信号処理部202で測定された受信信号強度に基づき、無線送受信部201で受信した同一周波数の受信信号の中に、受信信号強度が所定の基準値以上である受信信号があるか否かを判断する。
通信方式判断部214は、無線送受信部201で受信した受信信号に基づき、該受信信号を送信した基地局装置12の通信方式が、当該無線移動局装置11と通信可能な通信方式であるか否かを判断する。
受信品質判断部215は、前記ベースバンド信号処理部202で測定された受信品質に基づき、無線送受信部201で受信した受信信号の受信品質が所定の基準値以上であるか否かを判断する。
基地局判断部216は、無線送受信部201で受信した受信情報(報知情報)に基づき、該受信情報を送信した基地局装置12が、サービスを利用可能な基地局装置12であるか否か、例えば、同じ事業者の基地局装置12であるか否か等を判断し、利用可能な基地局装置12を、有効な基地局装置12と判断する。
なお、上述した受信強度測定部、受信品質測定部、受信強度判断部213、通信方式判断部214、受信品質判断部215、及び基地局判断部216が、無線送受信部201が受信した受信信号に基づいて有効な基地局装置12を検索する基地局検索部として機能する。
記憶部218は、当該無線移動局装置11が使用可能な複数の無線周波数を記憶する。
検索制御部217は、無線送受信部201の受信周波数を設定し、上記基地局検索部による基地局装置の検索処理を制御するものであり、無線送受信部201が受信可能な複数の受信周波数に対する検索処理を、上記基地局検索部に一つずつ実行させる。そして、検索制御部217は、上記基地局検索部によって有効な基地局装置が検索されなければ、他の受信周波数に対する検索処理を実行させる一方、上記基地局検索部によって有効な基地局装置が検索されると、当該基地局装置を通信相手に設定するとともに、上記基地局検索部による検索処理を終了させる。
より具体的には、検索制御部217は、接続可能な基地局装置12を探索(検索)するものであって、当該無線移動局装置11の受信周波数を、前記記憶部218に記憶した使用可能な複数の無線周波数のうちの第1の周波数に設定し、該設定した周波数の信号を基地局装置12から受信すると、前記受信強度判断部213に、受信信号の受信信号強度が基準値以上であるか否か、あるいは、受信した同一周波数の受信信号の中に、受信信号強度が基準値以上である受信信号があるか否かを判断させ、次に、前記通信方式判断部214に、受信信号を送信した基地局装置12の通信方式が、当該無線移動局装置11と通信可能な通信方式であるか否かを判断させ、次に、前記受信品質判断部215に、受信信号の受信品質が基準値以上であるか否かを判断させ、次に、前記基地局判断部216に、受信情報を送信した基地局装置12が利用可能な基地局装置12であるか否かを判断させるよう、前記受信強度判断部213、前記通信方式判断部214、前記受信品質判断部215、前記基地局判断部216の順で判断を行わせるように制御し、前記各判断部のいずれかにおいて、基地局装置12と接続可能とするための判断基準を満足しない場合は、前記設定した第1の受信周波数における探索を打ち切り、当該無線移動局装置11の受信周波数を、前記記憶部218に記憶した使用可能な他の無線周波数に設定し、前記各判断部に前記の順で判断を行わせ、前記各判断部の全てにおいて、基地局装置12と接続可能とするための判断基準を満足した場合は、該判断基準を満足した基地局装置12と接続するとともに、他の基地局装置12に対する基地局探索処理を終了する。
また、主制御部210は、無線送受信部201、ベースバンド信号処理部202、表示装置205、音声入力装置206、音声出力装置207、他入力装置208を統括制御する。
次に、本例の無線移動局装置11の基地局探索動作、及びその制御方法に関し、図3のフローチャートを用いて説明する。
まず、検索制御部217が、無線移動局装置11の無線送受信部201の受信周波数を、前記記憶部218に記憶した使用可能な複数の無線周波数のうちの第1の周波数に設定する(ステップS1)。次いで、該設定した受信周波数の信号を基地局装置12から受信すると、該受信信号の受信信号強度を前記ベースバンド信号処理部202で測定する(ステップS2)。同一の受信周波数の受信信号が複数検出されたときは、その全てについて、受信信号強度を測定する。次に、測定した受信信号の中に、受信信号強度が一定の基準値以上である電波があるかどうかを、前記受信強度判断部213が判断する(ステップS3)。受信信号強度が基準値以上の電波がない場合(ステップS3でNo)は、その電波を送信した基地局装置12を無線移動局装置11と接続可能とするための判断基準を満足しないため、前記無線送受信部201に設定した第1の受信周波数における以降の判断、すなわち、前記通信方式判断部214、前記受信品質判断部215、前記基地局判断部216による判断を行わず、当該無線移動局装置11の受信周波数を、前記記憶部218に記憶した使用可能な他の第2の無線周波数に設定する(ステップS10)。なお、記憶部218に記憶した使用可能な全ての無線周波数について、受信信号強度が基準値以上の電波がない場合は、本探索処理を終了する。
測定した受信信号の中に、受信信号強度が基準値以上である電波がある場合(ステップS3でYes)は、そのうちの1つの電波の受信信号について、該受信信号を送信した基地局装置12の通信方式が、当該無線移動局装置11と通信可能な通信方式であるか否かを、通信方式判断部214が判断する(ステップS4)。例えば、基地局装置12から送信されてきた受信信号の通信方式が、PDC(Personal Digital Cellular)方式の場合には、移動局装置11の通信方式であるDS−CDMA方式と異なるので、通信可能な通信方式ではないと判断する。具体的には、無線送受信部201で受信した電波を復調できず、ノイズになるような場合は、通信可能な通信方式ではないと判断することができる。
受信信号を送信した基地局装置12の通信方式が、当該無線移動局装置11と通信可能な通信方式でない場合(ステップS4でNo)は、該受信信号の電波は、接続可能とするための判断基準を満足しないため、前記設定した第1の受信周波数と同一周波数において、受信信号強度が基準値以上である電波が他に存在するかを、受信強度判断部213が判断(ステップS9)する。受信信号強度が基準値以上である電波が他に存在しない場合(ステップS9でNo)は、前記設定した第1の受信周波数における以降の判断、すなわち、前記受信品質判断部215、前記基地局判断部216による判断を行わず、当該無線移動局装置11の受信周波数を、前記記憶部218に記憶した他の無線周波数に設定する(ステップS10)。同一受信周波数で受信信号強度が基準値以上である電波が他に存在する場合(ステップS9でYes)は、ステップS4へ戻り、当該他の電波を送信した基地局装置12の通信方式が、無線移動局装置11と通信可能な通信方式であるか否かを、通信方式判断部214が判断する。
受信信号を送信した基地局装置12の通信方式が、当該無線移動局装置11と通信可能な通信方式である場合(ステップS4でYes)は、受信した電波の受信品質を前記ベースバンド信号処理部202で測定し(ステップS5)、測定した受信品質が基準値以上であるかどうかを、前記受信品質判断部215で判断する(ステップS6)。受信した電波の受信品質が基準値以上でない場合(ステップS6でNo)は、接続可能とするための判断基準を満足しないため、前記ステップS9に遷移する。
受信した電波の受信品質が基準値以上である場合(ステップS6でYes)は、基地局判断部216が、基地局装置12から受信した受信情報、例えば報知情報を読み取って分析し、該報知情報を送信した基地局装置12が、利用可能な基地局装置12であるか否かを判断する(ステップS7)。報知情報には、該基地局がどの事業者に属するかを示す情報等が含まれている。報知情報を送信した基地局装置12が、利用可能な基地局装置12でない場合(ステップS7でNo)は、接続可能とするための判断基準を満足しないため、前記ステップS9に遷移する。
報知情報を送信した基地局装置12が、利用可能な基地局装置12である場合(ステップS7でYes)は、検索制御部217が、当該基地局装置12を接続相手の基地局として決定し(ステップS8)、基地局探索処理を終了する。したがって、他に接続可能な基地局装置が存在したとしても、それらの基地局探索処理は行わない。
このように、検索制御部217が、設定した受信周波数の信号を基地局装置12から受信すると、前記受信強度判断部213、前記通信方式判断部214、前記受信品質判断部215、前記基地局判断部216の順で判断を行わせるように制御し、前記各判断部のいずれかにおいて、基地局装置12と接続可能とするための判断基準を満足しない場合は、前記判断基準を満足しなかった判断部までで、前記設定した受信周波数における探索を打ち切り、当該無線移動局装置11の受信周波数を、前記記憶部218に記憶した使用可能な他の無線周波数に設定し、前記各判断部に前記の順で判断を行わせるように制御するので、処理時間がかかる、又は、消費電力が多い通信方式判断部214、受信品質判断部215、基地局判断部216の手順を実施する回数を減らすことができ、処理時間の短縮や低消費電力化を実現することができる。特に、受信品質判断部215の処理は、受信強度判断部213の処理に比べて大きな電力を消費するので、受信品質判断部215の処理を受信強度判断部213の処理よりも後段で実施することにより、低消費電力化を図ることができる。
次に、本発明を、図4に示す具体例に基づき説明する。
図4は、本発明の実施例における、移動局周辺の基地局の状況を示す図である。図4の例では、移動局周辺の基地局として、A1〜A3、B1〜B6の9つの基地局装置が存在する。移動局装置が送受信可能な周波数帯は、Band1〜7のうち、Band1、Band2のみとし、それ以外の周波数帯は受信できないものとする。また、基地局A1〜A3は、移動局装置とは事業者が異なるため利用できない基地局であり、また、無線通信方式が異なる基地局とする。接続を可能とする有効な電波と認定する基準値は、受信信号強度が−90(dB)以上、受信品質が−15(dBm)以上とする。
始めに、周波数F1に関して基地局探索を行う。無線移動局装置11の記憶部218には、通信可能な周波数帯として、F1〜F4が記憶されている。まず、検索制御部217が、無線送受信部201の受信周波数を、前記記憶部218に記憶した使用可能な複数の無線周波数F1〜F4のうちの1つであるF1に設定する(図3のステップS1)。
図4に示すとおり、周波数F1の基地局装置はA1、A2の2つであり、無線移動局装置11は、基地局装置A1、A2から周波数F1の受信信号を受信して、受信信号強度を前記ベースバンド信号処理部202で測定し(図3のステップS2)、受信信号強度が基準値である−90(dB)以上の電波があるかどうかを、前記受信強度判断部213で判断する(図3のステップS3)。基地局装置A1については、受信信号強度が−100(dB)であり、基準値である−90(dB)を満足しないので、接続可能とするための判断基準を満足しない。
基地局装置A2については、受信信号強度が−80(dB)であり、基準値である−90(dB)を満足するので、受信信号強度が基準値以上である場合(図3のステップS3でYes)に該当する。次に、基地局装置A2の通信方式が、当該無線移動局装置11と通信可能な通信方式であるか否かを、通信方式判断部214が判断する(図3のステップS4)。しかし、基地局A2は、無線通信方式が異なる基地局であるので、接続可能とするための判断基準を満足しない。そして、検索制御部217は、周波数がF1で、受信信号強度が基準値以上である電波が他に存在しないので(図3のステップS9でNo)、周波数F1における探索を打ち切り、無線送受信部201の受信周波数を、記憶部218に記憶した使用可能な他の無線周波数であるF2に設定する(図3のステップS10)。
次に、周波数F2に関して基地局探索を行う。
図4に示すとおり、周波数F1の基地局装置はA3、B1、B5であり、無線移動局装置11は、基地局装置A3、B1、B5から周波数F2の受信信号を受信して、受信信号強度を前記ベースバンド信号処理部202で測定し(図3のステップS2)、受信信号強度が基準値である−90(dB)以上の電波があるかどうかを、前記受信強度判断部213が判断する(図3のステップS3)。
基地局装置A3については、受信信号強度が−90(dB)であり、基準値である−90(dB)を満足する。次に、基地局装置A3の通信方式が、当該無線移動局装置11と通信可能な通信方式であるか否かを、通信方式判断部214が判断する(図3のステップS4)が、基地局A3は、無線通信方式が異なる基地局であるので、接続可能とするための判断基準を満足しないため、検索制御部217は、次に、基地局装置B1についての判断を行う(図3のステップS9)。
基地局装置B1については、受信信号強度が−100(dB)であり、基準値である−90(dB)を満足しないので、接続可能とするための判断基準を満足しないため、検索制御部217は、次に、基地局装置B5についての判断を行う(図3のステップS9)。
基地局装置B5については、受信信号強度が−90(dB)であり、基準値である−90(dB)を満足するので、基地局装置B5の通信方式が、当該無線移動局装置11と通信可能な通信方式であるか否かを、通信方式判断部214が判断する(図3のステップS4)。基地局装置B5は、無線移動局装置11と通信可能な通信方式である(図3のステップS4でYes)ので、基地局装置B5から受信した電波の受信品質を前記ベースバンド信号処理部202で測定する(図3のステップS5)。測定した受信品質が−20(dBm)であり、基準値の−15(dBm)未満である(図3のステップS6でNo)ので、接続可能とするための判断基準を満足しない。検索制御部217は、周波数F2において、受信信号強度が一定の基準値以上である電波が他に存在しない(図3のステップS9でNo)ので、周波数F2における探索を打ち切り、当該無線移動局装置11の受信周波数を、前記記憶部218に記憶した使用可能な他の無線周波数であるF3に設定する(図3のステップS10)。
次に、周波数F3に関して基地局探索を行う。
図4に示すとおり、周波数F3の基地局装置はB2、B3、B6である。無線移動局装置11は、基地局装置B2、B3、B6から周波数F3の受信信号を受信して、受信信号強度を前記ベースバンド信号処理部202で測定する(図3のステップS2)し、受信信号強度が基準値である−90(dB)以上の電波があるかどうかを、前記受信強度判断部213で判断する(図3のステップS3)。
基地局装置B2については、受信信号強度が−80(dB)であり、基準値である−90(dB)を満足する。次に、基地局装置B2の通信方式が、当該無線移動局装置11と通信可能な通信方式であるか否かを、通信方式判断部214が判断する(図3のステップS4)。基地局装置B2は、無線移動局装置11と通信可能な通信方式である(図3のステップS4でYes)ので、基地局装置B2から受信した電波の受信品質を前記ベースバンド信号処理部202で測定し(図3のステップS5)、前記受信品質判断部215で判断する(図3のステップS6)。基地局装置B2の受信品質が−10(dBm)であり、基準値の−15(dBm)以上である(図3のステップS6でYes)ので、基地局判断部216が、基地局装置B2から受信した報知情報を読み取って分析し、該報知情報を送信した基地局装置B2が、利用可能な基地局装置であるか否かを判断する(図3のステップS7)。報知情報を送信した基地局装置B2は、サービスを利用可能な基地局装置12である(図3のステップS7でYes)ので、検索制御部217が、当該基地局装置B2を接続相手の基地局装置として決定し(図3のステップS8)、基地局探索処理を終了する。
本例では、図4に示すとおり、接続可能である有効な基地局装置は、基地局装置B2以外にも、基地局装置B3、B4が存在するが、最初に基地局装置B2を接続相手の基地局装置として決定すると、他の基地局装置が接続可能である有効な基地局装置であるか否かの基地局探索処理は打ち切って実行しないようにするものである。こうすることにより、基地局探索時間を短縮することができ、また、無線移動局装置の消費電力を低減することができる。
なお、上述の実施形態では、受信強度判断部213、通信方式判断部214、受信品質判断部215、基地局判断部216が順に判断を行う場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、受信強度判断部213、通信方式判断部214、基地局判断部216、受信品質判断部215の順に判断を行うように構成してもよく、この場合であっても、上述した実施形態と略同様の作用効果を得ることができる。
また、本発明は、本発明に係る処理を実行する移動局装置だけでなく、本発明に係る処理を実行する方法、システムとして、或いは、本発明に係る方法やシステムを実現するためのプログラムや当該プログラムを記録する記録媒体などとして把握することができる。また、本発明は、CPUがメモリに格納された制御プログラムを実行することにより制御する構成としてもよく、あるいは、ハードウエア回路として構成することもできる。
11・・無線移動局装置、 12・・基地局装置、 13・・交換局、 14・・公衆網、 201・・無線送受信部、 202・・ベースバンド信号処理部、 203・・、 205・・表示装置、 206・・音声入力装置、 207・・音声出力装置、 208・・他入力装置、210・・主制御部、 211・・アプリケーション部、 212・・呼処理制御部、 213・・受信強度判断部、 214・・通信方式判断部、 215・・受信品質判断部、 216・・基地局判断部、 217・・検索制御部、 218・・記憶部。

Claims (1)

  1. 基地局装置との間で無線通信される信号を送受信する無線送受信部と、
    前記無線送受信部が受信した受信信号に基づいて有効な基地局装置を検索する基地局検索部と、
    前記無線送受信部の受信周波数を設定し、前記基地局検索部による基地局装置の検索処理を制御する検索制御部とを備え、
    前記基地局検索部が、
    前記無線送受信部で受信した受信信号の受信信号強度を測定する受信強度測定部と、
    前記受信信号の品質を測定する受信品質測定部と、
    前記受信強度測定部によって測定された受信信号強度が基準値以上であるか否かを判断する受信強度判断部と、
    前記受信強度判断部によって受信信号強度が基準値以上であると判断された受信信号に係る通信方式が通信可能な通信方式であるか否かを判断する通信方式判断部と、
    前記通信方式判断部によって通信可能な通信方式であると判断された受信信号の受信品質が基準値以上であるか否かを判断する受信品質判断部と、
    前記受信品質判断部によって受信品質が基準値以上であると判断された受信信号から得られる受信情報に基づいて、当該受信信号を送信した基地局装置が利用可能である前記有効な基地局装置であるか否かを判断する基地局判断部とを備えるとともに、
    前記検索制御部が、前記無線送受信部が受信可能な複数の受信周波数に対する検索処理を前記基地局検索部に一つずつ実行させ、前記基地局検索部によって前記有効な基地局装置が検索されなければ他の受信周波数に対する検索処理を実行させる一方、前記基地局検索部によって前記有効な基地局装置が検索されると当該基地局装置を通信相手に設定するとともに前記基地局検索部による検索処理を終了させることを特徴とする無線通信装置。
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