JP2010177863A - 画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 十分な光量を確保しつつ、原稿が平面でない場合に正反射した光束が光電変換素子面上で結像しないようにすることができる画像読取装置を得ること。
【解決手段】 原稿を照明する照明手段と原稿の画像情報を結像させる結像光学系と主走査方向に複数の画素を配列した読取手段とを有し、照明手段は主走査方向に配列された複数の発光部と複数の発光部から出射した光束を原稿台に導光する導光体を有し、導光体は複数の発光部から出射した光束が入射する入射面と光束が出射する出射面と複数の発光部から出射した各々の光束であって入射面から入射した光束の一部が直接出射面から出射しないように遮光する、複数の発光部毎に設けた遮光部とを有し、各々の遮光部はそれぞれ対応する発光部から出射し導光体の入射面から入射し出射面から直接出射した光束が結像光学系の入射瞳に入射しないように遮光する形状よりなること。
【選択図】 図3

Description

本発明は画像読取装置に関する。特に、イメージスキャナー、複写機、ファクシミリなど、原稿面を照明して線順次方式で画像読取を行う機器に好適なものである。
一般に、イメージスキャナー、複写機、ファクシミリなど、原稿面を照明して線順次方式で画像読取を行う画像読取装置に用いられる照明装置(光源手段)は、蛍光灯などの管状(線状)光源を用いて原稿面を照明する。
管状光源としては、冷陰極蛍光管やキセノン管などが主に用いられている。キセノン管は光量の安定性が良いため、業務用機器として多用されているが、製作が難しい。そのため、特に家庭用機器としては、製作が容易な冷陰極管が多用されている。
また、昨今の技術開発の結果、発光ダイオード(Light Emitting Diode:以下、「LED」と称す)の発光効率が向上し、LEDを光源手段とする技術が開示されている。
図8は光源手段としてLEDを用いた従来のキャリッジ方式の画像読取装置の要部断面図である。
同図において、光源手段(LED)801から射出された照明光は導光体800を通り原稿台ガラス802上に置かれた原稿(原稿面)803を照明する。原稿面803で反射した画像情報を有した反射光束は複数の反射ミラー804を介してキャリッジ807内部でその光束の光路が折り曲げられている。そして光路が折り曲げられた光束を結像光学系805により1次元光電変換素子(CCD)806面上に結像させている。そしてキャリッジ807をモータ808等の駆動装置により図8に示す矢印方向(副走査方向)に移動させて原稿803の画像を線順次読取方式で読み取っている。
光源手段として複数のLED(点光源)を主走査方向にアレイ状に配置した構成の場合、各LEDから出射された光束(光線)を原稿面に直接照明すると、主走査方向において照度ムラが生じ、読み取った画像に濃度ムラが発生する。
この照度ムラの発生を抑制した画像読取装置が従来より種々と提案されている(特許文献1、2参照)。
特許文献1における画像読取装置は、長尺状の透明部材に空腔部を設け、この空腔部近傍に配置されたLEDからの光束を長尺方向に反射させ、透明部材に設けられた乱反射面で拡散させることでLEDの数を減らしつつ、照度ムラを少なくしている。
特許文献2における画像読取装置は、複数の点光源を直線状に配列した光源からの光束と、この光束のうち被対象物で正反射した光束をリフレクターで再度、被対象物に照明することによって、照度分布を均一化している。
特開平10−107959号公報 特開2006−245955号公報
特許文献1では、光源の数が少ないため、光量が少なく、さらに主走査方向に偏向した光束を乱反射面で反射するため光量の損失も多く十分な光量を確保するのが困難である。
さらに乱反射面により光が拡散されている。このため、拡散光の一部は原稿がカールした状態の場合やCD-ROMのような僅かな立体物の場合は原稿で正反射した光束が結像光学系を通って光電変換素子に結像し、正反射した部分の情報が読み取れなくなってしまうことがある。
更に例えば本の綴じ部を原稿台ガラスに突き当てると平面ではなく湾曲した形となり、正反射光が発生し、上述と同様に正反射した部分の情報が読み取れなくなってしまうことがある。
特許文献2では、LEDをアレイ状に配置することで光量は十分確保できる。
しかしながら、正反射光を反射するように光源とリフレクターを置き、角度を主走査方向に偏向して再入射させているため、上述のように原稿が平面でない場合に正反射光が光電変換素子に結像し、正反射した部分の情報が読み取れなくなってしまう。
本発明は十分な光量を確保しつつ、原稿が平面でない場合であっても原稿で正反射した光束が光電変換素子面上で結像しないようにすることができる画像読取装置の提供を目的とする。
本発明の画像読取装置は、
原稿台に載置した原稿を照明する照明手段と、原稿の画像情報を結像させる結像光学系と、前記結像光学系の結像位置であって、主走査方向に複数の画素を配列した読取手段とを有する画像読取装置において、
前記照明手段は、主走査方向に配列された複数の発光部と、前記複数の発光部から出射した光束を前記原稿台に導光する導光体を有し、
前記導光体は、前記複数の発光部から出射した光束が入射する入射面と、光束が出射する出射面と、前記複数の発光部から出射した各々の光束であって前記入射面から入射した光束の一部が出射面から直接出射しないように遮光する、前記複数の発光部毎に設けた遮光部とを有し、
前記各々の遮光部は、それぞれ対応する発光部から出射し、前記導光体の入射面から入射し、出射面から直接出射した光束が前記結像光学系の入射瞳に入射しないように遮光する形状よりなることを特徴としている。
本発明によれば十分な光量を確保しつつ、原稿が平面でない場合であっても原稿で正反射した光束が光電変換素子面上で結像しないようにすることができる画像読取装置を達成することができる。
本発明の画像読取装置は、原稿台に載置した原稿を照明する照明手段と、原稿の画像情報を結像させる結像光学系と、結像光学系の結像位置であって、主走査方向に複数の画素を配列した読取手段とを有している。
照明手段は、主走査方向に配列された複数の発光部と、複数の発光部から出射した光束を原稿台に導光する導光体を有している。
導光体は、複数の発光部から出射した光束が入射する入射面と、光束が出射する出射面と、複数の発光部から出射した各々の光束であって入射面から入射した光束の一部が出射面から直接出射しないように遮光する複数の発光部毎に設けた遮光部とを有している。
各々の遮光部は、それぞれ対応する発光部から出射し、導光体の入射面から入射し、出射面から直接出射した光束が結像光学系の入射瞳に入射しないように遮光する形状よりなっている。
各実施例の説明に入る前に、本発明の構成及び各実施例の共通事項について図1〜図3を用いて説明する。
図1は本発明の実施例に関わる導光体を主走査方向から見た要部断面図(主走査断面図)である。図2は従来の画像読取装置の問題点を示す要部断面図である。図3は図1を副走査方向に展開し、主走査方向から見た要部断面図(主走査断面図)である。
尚、以下の説明において、光電変換素子で画像を読み取る方向を主走査方向(X方向)、結像光学系の光軸と主走査方向を含む面を主走査断面、主走査方向に直交し、画像を読み取る方向を副走査方向(Y方向)、主走査断面と直交する断面を副走査断面とする。
図中、LBは照明手段であり、後述する原稿台104に載置した原稿(原稿面)105を照明している。照明手段LBは、主走査方向に所定間隔で配列された複数の発光部(LED)101aを有する光源手段(以下、「LEDアレイ」と称す。)101と、複数の発光部101aから出射した光束を原稿台104に導光する導光体100とを有している。
導光体100は、LEDアレイ101と原稿104との間に配置され、複数の発光部101aから出射した光束が入射する入射面102aと、光束が出射する出射面102bとを有している。さらに導光体100は、複数の発光部101aから出射した各々の光束であって入射面102aから入射した光束の一部が出射面102bから直接出射しないように遮光する複数の発光部毎に設けた遮光部103aとを有している。
各々の遮光部103aは、主走査方向に所定間隔で配列され、それぞれ対応する発光部101aから出射し、導光体100の入射面102aから入射し、出射面102bから直接出射した光束が結像光学系107の入射瞳108に入射しないように遮光している。
尚、各々の遮光部103aは、遮光手段103の一要素を構成している。
また、本実施例における光源手段としてのLEDアレイ101は導光体100の入射面102a近傍に配置されている。
104は原稿台(原稿台ガラス)であり、その面上に原稿(原稿面)105が置かれている。106は反射ミラーであり、原稿105で反射した光束の光路を折り曲げている。107は結像光学系(結像レンズ)であり、原稿105からの光束を1次元光電変換素子(CCD(Charge Coupled Device))109に結像させている。108は結像光学系107の入射瞳である。109は読取手段(CCD)であり、結像光学系108の結像位置であって、主走査方向に複数の画素を配列した構成になっている。
図2で示すように原稿105が点線で示すような平面であれば、該原稿105で反射された正反射光は点線の矢印Bの方向に向かい結像光学系107の入射瞳108には向かわず問題はない。
しかしながら原稿105が実線のようにカールした原稿面の場合、正反射光はちょうど平面原稿時の拡散光の反射光が通過する光路を通って結像光学系107の入射瞳108に入射してしまい、LEDアレイ101の像が光電変換素子109上に結像してしまう。
この状態を副走査方向に展開し、主走査方向からみた場合、図3に示すような関係となり、展開した時にLEDアレイ101から入射瞳108に向かう光束が正反射光になる。
図3において、遮光手段103がない場合に正反射光は点線で示すような光路で、結像光学系107の入射瞳108に入射する。
また遮光手段103で遮光されない光束は出射面102bから出射し、原稿台ガラス104を通して原稿105を照射する。そして原稿105を照射した光束は該原稿面105で拡散反射し、再度原稿台ガラス104を通り、反射ミラー106で反射し、結像光学系107の入射瞳108に入射する。
ここで結像光学系107の入射瞳108に入射する光束の角度範囲は、例えば光軸上(La)から数えて第i番目の発光部101aから入射瞳108に向かう光束のうち、該第i番目の発光部101aから遠い方と近い方の2本の光束で挟まれた角度となる。よって、この角度範囲の光束を第i番目の発光部101aに対応する遮光部103aで遮光すれば、その第i番目の発光部101aの正反射光を取り除くことができる。
そこで、光軸上(La)から数えて第i番目の発光部の面法線方向(S方向)と、第i番目の発光部から結像光学系107の入射瞳108に向かう光束のうち、第i番目の発光部から遠い方と近い方の光束とのなす角度を各々θLi、θuiとする(iは整数)。そのとき第i番目の発光部に対応する遮光部103aは、
θui<θi<θLi ‥‥(1)
なる条件を満足する角度θiの光束を遮光する。
尚、以下の説明において、第i番目の発光部101aから遠い方の光束を「下側光束L」と称し、また近い方の光束を「上側光束u」と称す。
ここで、角度θLi、θuiは、主走査断面内における、発光部101aから原稿台104までの光路長をL1、原稿台104から結像光学系107の入射瞳位置までの光路長をL2、結像光学系107の入射瞳径をφenとする。さらに主走査断面内において第i番目の発光部101aまでの光軸Laからの長さをhiとする(iは整数)。そのとき、
tanθLi=((hi+φen/2)/(L1+L2)) ‥‥(2)
tanθui=((hi−φen/2)/(L1+L2)) ‥‥(3)
よって、
θLi=arctan((hi+φen/2)/(L1+L2)) ‥‥(2a)
θui=arctan((hi−φen/2)/(L1+L2)) ‥‥(3a)
となる。
ここで光路長とは、空気換算長であり、光路中に屈折率nで長さDの光学部材が配置されているときの光路長は
D/n
となる。
上記関係式(2a),(3a)からも分かるように第i番目の発光部101aの主走査方向の位置hiによって角度(θLi、θui)が変わり、位置hiが大きくなるほど、即ち端部の発光部101aに行くほど角度(θLi、θui)は大きくなる。
尚、以下、主走査方向に所定間隔で配置された複数の発光部(LED)のうち、光軸上(La)に位置する発光部(LED)を「主走査中央LED101c」と称し、最も端部に配置された発光部(LED)を「主走査端部LED101s」と称する。
また、角度θLi、θuiは、
θui<θLi
で、かつ
θLi-1<θLi
となる。
このため、主走査中央LED101cから主走査端部LED101sまでの全ての光束を遮光するには、上述した如く第i番目の発光部に対応する遮光部103aは、
θui<θi<θLi ‥‥(1)
なる条件を満足する角度θiの光束を遮光すれば良い。
ここで、遮光する光束の角度の一例を挙げて算出すると、一般に画像読取装置ではA3、A4、レターサイズの読み取り装置が多く、主走査中央LED101cから主走査端部LED101sまでの長さは、
A3サイズ時 =140mm〜160mm程度、
A4サイズやレターサイズ時=100mm〜130mm程度
となる。
発光部101aから原稿面105までの光路長L1はあまり遠ざけると光量損失が大きく、近すぎると光量ムラが発生しやすいため、光路長L1は
L1=5〜20mm程度
となる。また結像光学系107に広画角化が図られている場合は、光路長L2は
L2=150〜200mm程度
となり、入射瞳108の大きさφenは光路長L2に対して1桁となり充分小さいため、仮に
φen=0
とした場合、条件式(1)を満足する角度θiの最大値θmaxは各パラメータの最大値及び最小値を採用することで求まる。これより、
θmax=arctan((160+0)/(5+150))=45.9度
となり、よって角度θiの最大値θmaxは
θmax=45.9度
となり、この45.9度以下の光束を全て遮光すれば良い。
このような広画角の結像光学系の場合、全域で45.9度以下を遮光すると光量の損失が大きいので、発光部101aの位置に応じて角度θiを求めれば良い。これにより遮光部103aの位置や大きさを変化させても同様の効果が得られつつ、光量の損失を少なくすることができる。
さらに上述した如く発光部101aの1つに遮光部103aを1つ設けることで、正反射光になりうる光束のみを遮光でき、有用な光束を遮光せずに済むため光量の損失を少なくすることができる。
また発光部101aの正反射光の全域を遮光できず、一部の光束が通り抜けても、光量が少なく強度が弱ければ、問題とはならない。
上記一例で挙げたものほど広画角でない光路長(L2)300mm以上の結像光学系であれば、角度θiはより小さくなり光量損失も少なく、複数の遮光部103aを同一形状にしても問題とならない。
以下、図面を用いて本発明の各実施例1〜4を説明する。
図4は本発明の実施例1の主走査方向の要部断面図(主走査断面図)である。同図において図3に示した要素と同一要素には同符番を付している。
同図において、403が遮光手段であり、主走査方向に所定間隔で配列された複数の遮光部403aを有している。本実施例における各々の遮光部403aは、それぞれ対応する発光部(LED)101aから出射し、導光体100の入射面102aから入射し、出射面102bから直接出射した光束が結像光学系107の入射瞳108に入射しないように遮光している。
本実施例においてLEDアレイ101から出射した光束は導光体100の入射面102aから入射し、該導光体100の内部を通過し、出射面102bから出射して、不図示の原稿を照明する。
このとき本実施例では不図示の結像光学系の入射瞳に向かう上記条件式(1)を満たす角度θiの光束が遮光部403aで遮光される。例えば主走査端部LED101sから出射した光束の場合、実線で示すように光束の一部は主走査端部LED101sに対応した遮光部103aで遮光される。このとき光束が届かなくなった範囲RangeAが生じる。しかしながら、この範囲RangeAは点線や2点鎖線で示すように主走査端部LED101s以外の別の発光部101aから出射した光束が届くため、遮光により光束が届かなくなることはない。つまり、遮光による光量の低下の影響は全くない。
尚、本実施例における遮光部403aは光束を遮る部材であればよく、黒いプラスチックを導光体100に取り付けたり、2色成型などで同時に成型してもよい。
また遮光部403aは入射面102aの近傍に設けることで、隣接する発光部101aからの光束をなるべく遮光しないようにすることができる。また遮光する光束の角度θiは結像光学系107の入射瞳径φenによって異なる。
次に本発明の実施例1の数値実施例を示す。
本実施例では結像光学系107の一例として原稿105から入射瞳108までの光路長L2を
L2=300mm
入射瞳径φenを
φen=7mm
と設定する。
そして発光部101aから原稿105までの光路長L1を
L1=10mm
光軸Laから主走査端部LED101sまでの長さhを
h=100mm
と設定する。そのとき、主走査端部LED101sの面法線Sと上側光束uとの成す角度θu及び該面法線Sと下側光束Lとの成す角度θLは
θu=17.3度
θL=18.5度
となる。
よって、
17.3度<θi<18.5度
なる条件を満足する角度θiの光束を遮光するように遮光部103aを配置する。
あとは光軸Laから第i番目の発光部101aまでの長さhiに応じておのおの角度θiが決まる。例えば主走査中央LED101c(i=1)では、
θu1=−0.7度
θL1= 0.7度
となる。
よって、
−0.7度<θ1<0.7度
なる条件を満足する角度θ1の光束を遮光するように遮光部103aを配置する。
このように本実施例では上述した如く十分な光量を確保しつつ原稿が平面でない場合に正反射した光束がCCD面上に結像しないようにすることができ、これにより正反射した部分の画像情報が読み取れなくなってしまうことを防止することができる。
尚、本実施例では結像光学系をレンズより構成したが、これに限らず、例えばミラー等より成る反射光学系で構成しても良い。
図5は本発明の実施例2の画像読取装置の主走査方向の要部断面図(主走査断面図)である。同図において図4に示した要素と同一要素には同符番を付している。
本実施例において、前述の実施例1と異なる点は、導光体100の遮光手段503の遮光部503aの形状を異ならせたことである。その他の構成及び光学的作用は実施例1と同様であり、これにより同様な効果を得ている。
つまり、図5において、503が遮光手段であり、主走査方向に所定間隔で配列された複数の遮光部503aを有している。本実施例における複数の遮光部503aはそれぞれ導光体内に設けた空隙部より成っている。
また、本実施例における各々の遮光部503aは、それぞれ対応する発光部101aから出射し、導光体100の入射面102aから入射し、出射面102bから直接出射した光束が不図示の結像光学系の入射瞳に入射しないように遮光している。
本実施例においてLEDアレイ101から出射した光束は導光体100の入射面102aから入射し、該導光体100の内部を通過し、出射面102bから出射して、不図示の原稿を照明する。
このとき本実施例では不図示の結像光学系の入射瞳に向かう上記条件式(1)を満たす角度θiの光束が遮光部503aで全反射され、結像光学系の入射瞳に向かう角度とは異なる角度に偏向反射される。そして偏向反射された光束は主走査方向に広がり、結像光学系の入射瞳に入射しない光束として原稿を照明する光束となる。
本実施例における各々の遮光部503aは、導光体100中に空隙を設けることで得られた空気層であり、主走査端部LED101sから結像光学系の入射瞳に向かう角度θiの光束を全て遮光するような同一形状で構成されている。
図6は本発明の実施例3の画像読取装置の主走査方向の要部断面図(主走査断面図)である。同図において図4に示した要素と同一要素には同符番を付している。
本実施例において、前述の実施例2と異なる点は、複数の遮光部603aを該複数の遮光部603aに対し、それぞれ位置、角度のうち、少なくとも1つが異なるように配置したことである。その他の構成及び光学的作用は実施例1と同様であり、これにより同様な効果を得ている。
つまり、図6において、603が遮光手段であり、主走査方向に所定間隔で配列された複数の遮光部603aを有している。本実施例における複数の遮光部603aは、前述の実施例2とは異なり、該複数の遮光部603aに対し、それぞれ位置、角度のうち、少なくとも1つが異なるように配置している。
また、複数の遮光部603aは、それぞれ対応する発光部101aから出射し、導光体100の入射面102aから入射し、出射面102bから直接出射した光束が結像光学系107の入射瞳108に入射しないように遮光している。
本実施例においてLEDアレイ101から出射した光束は導光体100の入射面102aから入射し、該導光体100の内部を通過し、出射面102bから出射して、不図示の原稿を照明する。
このとき本実施例では不図示の結像光学系の入射瞳に向かう上記条件式(1)を満たす角度θiの光束が遮光部603aで全反射され、結像光学系の入射瞳に向かう角度とは異なる角度に偏向反射される。そして偏向反射された光束は主走査方向に広がり、結像光学系の入射瞳に入射しない光束として原稿を照明する光束となる。
本実施例では遮光部603aである空隙の形が前述した実施例2とは異なり、対応する発光部101aの位置に応じて、形状や角度を変えている。これにより、結像光学系の入射瞳に向かわない有用な光束を全反射せず、照明可能にしている。
図7は本発明の実施例4の画像読取装置の主走査方向の要部断面図(主走査断面図)である。同図において図4に示した要素と同一要素には同符番を付している。
本実施例において、前述の実施例2と異なる点は、遮光部703aをミラー(反射面)より構成したことである。さらに遮光部703aで偏向反射した光束を反射部705で全反射させたことである。その他の構成及び光学的作用は実施例1と同様であり、これにより同様な効果を得ている。
つまり、図7において、703は遮光手段であり、主走査方向に所定間隔で配列された複数の遮光部703aを有している。本実施例における複数の遮光部703aはそれぞれ導光体内に設けたミラー(反射面)より成っている。
また、本実施例における複数の遮光部703aは、それぞれ対応する発光部101aから出射し、導光体100の入射面102aから入射し、出射面102bから直接出射した光束が結像光学系107の入射瞳108に入射しないように遮光している。
705は反射手段であり、主走査方向に所定間隔で配列された複数の反射部705aを有している。本実施例における複数の反射部705aはそれぞれ導光体内に設けた空隙部より成っており、遮光部(反射面)703aで反射された光束の一部を原稿側へ全反射している。
本実施例においてLEDアレイ101から出射した光束は導光体100の入射面102aから入射し、該導光体100の内部を通過し、出射面102bから出射して、不図示の原稿を照明する。
このとき本実施例では不図示の結像光学系の入射瞳に向かう上記条件式(1)を満たす角度θiの光束が遮光手段703の反射面703aで偏向反射され、結像光学系の入射瞳に向かう角度とは異なる角度に偏向反射される。さらに反射面703aで偏向反射した光束は反射手段705の反射部705aで結像光学系の入射瞳に向かう角度とならないように出射面102bへ偏向反射している。これにより、本実施例では、より光量の損失を少なくしている。
本実施例における遮光部703aは上述した如く反射面より成っている。この反射面703aは導光体100の空隙の面に反射膜を付加したり、アルミニウムのような反射物を取り付けたり、金属の反射物体と導光体100を一体成型で作成してもよい。
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
尚、本発明の画像読取装置は、一体型(フラットベッド型)の画像読取装置や1:2走査光学系(ミラー方式)を有する画像読取装置等に適用することができる。
本発明の実施例に関わる導光体を主走査方向から見た要部断面図 従来の画像読取装置の要部断面図 本発明の実施例の画像読取装置を副走査方向に展開し、主走査方向から見た要部断面図 本発明の実施例1の主要部分の主走査断面図 本発明の実施例2の主要部分の主走査断面図 本発明の実施例3の主要部分の主走査断面図 本発明の実施例4の主要部分の主走査断面図 従来の画像読取装置の要部断面図
LB 照明手段
100 導光体
101 光源手段(LEDアレイ)
101a 発光部(LED)
102a 入射面
102b 出射面
103,403,503,603、703 遮光手段
103a,403a,503a,603a、703a 遮光部
705 反射手段
705a 反射部
104 原稿台
105 原稿
106 反射ミラー
107 結像光学系
108 入射瞳
109 読取手段

Claims (5)

  1. 原稿台に載置した原稿を照明する照明手段と、原稿の画像情報を結像させる結像光学系と、前記結像光学系の結像位置であって、主走査方向に複数の画素を配列した読取手段とを有する画像読取装置において、
    前記照明手段は、主走査方向に配列された複数の発光部と、前記複数の発光部から出射した光束を前記原稿台に導光する導光体を有し、
    前記導光体は、前記複数の発光部から出射した光束が入射する入射面と、光束が出射する出射面と、前記複数の発光部から出射した各々の光束であって前記入射面から入射した光束の一部が出射面から直接出射しないように遮光する、前記複数の発光部毎に設けた遮光部とを有し、
    前記各々の遮光部は、それぞれ対応する発光部から出射し、前記導光体の入射面から入射し、出射面から直接出射した光束が前記結像光学系の入射瞳に入射しないように遮光する形状よりなることを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記複数の遮光部は、それぞれ前記導光体内に設けた空隙部であることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記複数の遮光部は、それぞれ前記導光体内に設けたミラーであることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  4. 前記複数の遮光部は、前記複数の発光部に対し、それぞれ位置、角度のうち、少なくとも1つが異なるように配置されることを特徴とする請求項2又は3に記載の画像読取装置。
  5. 光軸上から数えて第i番目の発光部の面法線方向と、該第i番目の発光部から前記結像光学系の入射瞳に向かう光束のうち、該第i番目の発光部から遠い方と近い方の光束とのなす角度を各々θLi、θuiとするとき(iは整数)、該第i番目の発光部に対応する前記遮光部は、
    θui<θi<θLi
    なる条件を満足する角度θiの光束を遮光することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像読取装置。
    ここで、角度θLi、θuiは、
    主走査断面内における前記発光部から前記原稿台までの光路長をL1、
    前記原稿台から前記結像光学系の入射瞳位置までの光路長をL2、
    前記結像光学系の入射瞳径をφen、
    主走査断面内において第i番目の発光部までの光軸からの長さをhiとするとき(iは整数)、
    tanθLi=((hi+φen/2)/(L1+L2))
    tanθui=((hi−φen/2)/(L1+L2))
    である。
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