JP2010177823A - 無線通信システム、無線基地局、無線端末および無線通信方法 - Google Patents

無線通信システム、無線基地局、無線端末および無線通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】処理性能が低い無線端末にデータチャネルが動的に割り当てられる場合でも、無線端末における送信待ち時間の増大を回避する。
【解決手段】本発明に係る無線基地局BSは、複数の下りタイムスロットの何れかを制御チャネルとして、上り通信フレームに含まれる複数の上りタイムスロットの何れかをデータチャネルとして割り当てる割り当て部122と、無線端末が制御情報を受信してから、無線基地局BSへの送信データを送信するまでに要する所要応答時間に基づく端末性能情報を無線端末から受信する受信部111とを備える。割り当て部122は、端末性能情報に基づいて、複数の下りタイムスロットのうち、上り通信フレームの開始時点から少なくとも所要応答時間前の下りタイムスロットを制御チャネルとして無線端末に割り当てる。
【選択図】図7

Description

本発明は、直交周波数分割多元接続方式/時分割多元接続方式、および時分割複信方式を使用する無線通信システム、無線基地局、無線端末および無線通信方法に関する。
有限な無線通信資源を有効に活用し、無線基地局が複数の無線端末と無線通信を実行可能とする多元接続方式として、時分割多元接続(TDMA)方式や直交周波数分割多元接続(OFDMA)方式などが知られている。多元接続方式としてTDMA方式およびOFDMA方式を使用し、複信方式として時分割複信(TDD)方式を使用する無線通信システムとしては、例えば次世代PHS(XGP)規格がある(非特許文献1参照)。
このような無線通信システムでは、無線基地局は、無線通信資源を時間方向および周波数方向に分割して得られた複数のチャネルの少なくとも1つを無線端末に割り当てる。各チャネルは、1つのタイムスロットおよび1つのサブチャネルを組み合わせて構成されており、次世代PHSシステムでは物理リソース単位(PRU)と称される。
このようにして構成されたチャネルを無線端末に割り当てる割り当て方式としては、データ伝送に用いられるデータチャネルを通信フレーム毎に動的に変更する方式が近年注目されている。当該方式によれば、例えば、伝送すべきデータ量の変化に応じて、割り当てるデータチャネルの数を即座に変更できるため、無線通信資源を効率的に利用できる。
具体的には、無線基地局は、無線状態が良好なチャネルを制御チャネルとして無線端末に固定的に割り当て、当該制御チャネルを介して、データチャネルの割り当て結果を示す制御情報を無線端末に送信する。無線端末は、制御チャネルを介して受信した制御情報に基づいてデータチャネルを特定し、特定したデータチャネルを介して無線基地局への送信データを送信する。
ところで、実際に提供される無線端末には、処理性能が低い無線端末と、処理性能が高い無線端末とが混在していることが一般的である。このため、無線端末が制御情報を受信してから送信データを無線基地局に送信するまでに要する所要応答時間(所要タイムスロット数)は、無線端末の処理性能に応じて異なる。
しかしながら、従来のチャネル割り当て方式では、処理性能が低い無線端末において次のような問題が生じる。具体的には、制御チャネルとして割り当てられた下りタイムスロットと、データチャネルとして割り当てられた上りタイムスロットとの間の時間差が無線端末の所要応答時間よりも短い場合、無線端末は、当該上りタイムスロットにおける送信データの送信に間に合わなくなる。このような場合、送信データの送信が先送りになるため、送信待ち時間が増大する問題があった。
そこで、本発明は、処理性能が低い無線端末にデータチャネルが動的に割り当てられる場合でも、無線端末における送信待ち時間の増大を回避できる無線通信システム、無線基地局、無線端末および無線通信方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明は以下のような特徴を有している。まず、本発明の第1の特徴は、直交周波数分割多元接続方式/時分割多元接続方式、および時分割複信方式を使用する無線通信システム(無線通信システム10)であって、前記時分割複信方式に応じた下り通信フレーム(下り通信フレームFDn)に含まれる複数の下りタイムスロットの何れかを制御チャネル(制御チャネルANCH)として割り当て、前記下り通信フレームの後の上り通信フレーム(上り通信フレームFU(n+1))に含まれる複数の上りタイムスロットの何れかをデータチャネル(データチャネルEXCH)として割り当てる無線基地局(無線基地局BS)と、前記無線基地局によって割り当てられた前記制御チャネルを介して、前記データチャネルの割り当て結果を示す制御情報(制御情報MAP)を前記無線基地局から受信し、前記制御情報に基づいて特定した前記データチャネルを介して、前記無線基地局への送信データを送信する無線端末(無線端末MS)とを備え、前記無線端末は、前記無線端末が前記制御情報を受信してから、前記送信データを前記無線基地局に送信するまでに要する所要応答時間に基づく端末性能情報を前記無線基地局に送信し、前記無線基地局は、前記無線端末から受信した前記端末性能情報に基づいて、前記複数の下りタイムスロットのうち、前記上り通信フレームの開始時点から少なくとも前記所要応答時間前の下りタイムスロットを前記制御チャネルとして前記無線端末に割り当てることを要旨とする。
このような無線通信システムによれば、制御チャネルとして割り当てられた下りタイムスロットと、データチャネルとして割り当てられた上りタイムスロットとの間の時間差を少なくとも無線端末MSの所要応答時間分だけ確保することができ、無線端末は、当該上りタイムスロットにおいて送信データをより確実に送信することができる。したがって、処理性能が低い無線端末にデータチャネルが動的に割り当てられる場合でも、無線端末における送信待ち時間の増大を回避できる。
本発明の第2の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記無線基地局は、前記複数の下りタイムスロットのうち、前記開始時点から少なくとも前記所要応答時間前であって、且つ、干渉源からの被干渉レベルが閾値よりも低い下りタイムスロットを前記制御チャネルとして前記無線端末に割り当てることを要旨とする。
本発明の第3の特徴は、本発明の第1または第2の特徴に係り、前記無線端末は、前記開始時点から前記所要応答時間前の前記下りタイムスロットである許容下りタイムスロットを特定可能な情報を前記端末性能情報として前記無線基地局に送信し、前記無線基地局は、前記複数の下りタイムスロットのうち、前記端末性能情報に基づいて特定される前記許容下りタイムスロット、または前記許容下りタイムスロットよりも前の下りタイムスロットを前記制御チャネルとして前記無線端末に割り当てることを要旨とする。
本発明の第4の特徴は、本発明の第1〜第3の何れかの特徴に係り、前記無線端末は、前記無線基地局への接続を要求する接続要求を前記無線基地局に送信する際に、前記端末性能情報を前記無線基地局に送信することを要旨とする。
本発明の第5の特徴は、本発明の第1〜第4の何れかの特徴に係り、前記複数の下りタイムスロットそれぞれは、周波数軸方向において複数のサブチャネルに分割され、前記無線基地局は、前記複数の下りタイムスロットの何れかと、前記複数のサブチャネルの何れかとの組み合わせを前記制御チャネルとして前記無線端末に割り当てることを要旨とする。
本発明の第6の特徴は、本発明の第5の特徴に係り、前記複数の上りタイムスロットそれぞれは、周波数軸方向において複数のサブチャネルに分割され、前記無線基地局は、前記データチャネルとして割り当てる上りタイムスロットまたはサブチャネルの少なくとも一方を、1通信フレーム単位または複数通信フレーム単位で変更することを要旨とする。
本発明の第7の特徴は、直交周波数分割多元接続方式/時分割多元接続方式、および時分割複信方式を使用する無線通信システム(無線通信システム10)において、無線端末(無線端末MS)と無線通信を実行する無線基地局(無線基地局BS)であって、前記時分割複信方式に応じた下り通信フレーム(下り通信フレームFDn)に含まれる複数の下りタイムスロットの何れかを制御チャネル(制御チャネルANCH)として前記無線端末に割り当て、前記下り通信フレームの後の上り通信フレーム(上り通信フレームFU(n+1))に含まれる複数の上りタイムスロットの何れかをデータチャネル(データチャネルEXCH)として前記無線端末に割り当てる割り当て部(割り当て部122)と、前記制御チャネルを介して、前記データチャネルの割り当て結果を示す制御情報(制御情報MAP)を前記無線端末に送信する基地局側送信部(送信部112)と、前記制御チャネルを介して前記無線端末が前記制御情報を受信してから、前記データチャネルを介して前記無線基地局への送信データを送信するまでに要する所要応答時間に基づく端末性能情報を前記無線端末から受信する基地局側受信部(受信部111)とを備え、前記割り当て部は、前記基地局側受信部が受信した前記端末性能情報に基づいて、前記複数の下りタイムスロットのうち、前記上り通信フレームの開始時点から少なくとも前記所要応答時間前の下りタイムスロットを前記制御チャネルとして前記無線端末に割り当てることを要旨とする。
本発明の第8の特徴は、直交周波数分割多元接続方式/時分割多元接続方式、および時分割複信方式を使用する無線通信システム(無線通信システム10)において、前記時分割複信方式に応じた下り通信フレーム(下り通信フレームFDn)に含まれる複数の下りタイムスロットの何れかを制御チャネル(制御チャネルANCH)として無線基地局(無線基地局BS)から割り当てられ、前記下り通信フレームの後の上り通信フレーム(上り通信フレームFU(n+1))に含まれる複数の上りタイムスロットの何れかをデータチャネル(データチャネルEXCH)として前記無線基地局から割り当てられる無線端末(無線端末MS)であって、前記無線基地局によって割り当てられた前記制御チャネルを介して、前記データチャネルの割り当て結果を示す制御情報(制御情報MAP)を前記無線基地局から受信する端末側受信部(受信部211)と、前記制御情報に基づいて特定された前記データチャネルを介して、前記無線基地局への送信データを送信する端末側送信部(送信部212)とを備え、前記端末側送信部は、前記端末側受信部が前記制御情報を受信してから、前記端末側送信部が前記送信データを前記無線基地局に送信するまでに要する所要応答時間に基づく端末性能情報を前記無線基地局に送信することを要旨とする。
本発明の第9の特徴は、無線基地局が、時分割複信方式に応じた下り通信フレームに含まれる複数の下りタイムスロットの何れかを制御チャネルとして無線端末に割り当てるステップと、前記無線基地局が、前記下り通信フレームの後の上り通信フレームに含まれる複数の上りタイムスロットの何れかをデータチャネルとして前記無線端末に割り当てるステップと、前記無線端末が、前記無線基地局によって割り当てられた前記制御チャネルを介して、前記データチャネルの割り当て結果を示す制御情報を前記無線基地局から受信するステップと、前記無線端末が、前記制御情報に基づいて特定した前記データチャネルを介して、前記無線基地局への送信データを送信するステップとを含む無線通信方法であって、前記無線端末が前記制御情報を受信してから、前記送信データを前記無線基地局に送信するまでに要する所要応答時間に基づく端末性能情報を、前記無線端末から前記無線基地局に送信するステップをさらに含み、前記制御チャネルを割り当てるステップでは、前記無線端末から受信した前記端末性能情報に基づいて、前記複数の下りタイムスロットのうち、前記上り通信フレームの開始時点から少なくとも前記所要応答時間前の下りタイムスロットを前記制御チャネルとして前記無線端末に割り当てることを要旨とする。
本発明によれば、処理性能が低い無線端末にデータチャネルが動的に割り当てられる場合でも、無線端末における送信待ち時間の増大を回避できる無線通信システム、無線基地局、無線端末および無線通信方法を提供できる。
本発明の実施形態に係る無線通信システムの全体概略構成図である。 本発明の実施形態に係る無線通信システムにおいて用いられる上り通信フレームまたは下り通信フレームの構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る無線通信システムにおいて用いられる制御チャネルおよびデータチャネルを説明するための図である。 本発明の実施形態に係るチャネル割り当て処理の概要について説明するための図である。 本発明の実施形態に係るチャネル割り当て処理の概要について説明するための図である。 本発明の実施形態に係る無線端末の構成例を示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態に係る無線基地局の構成例を示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態に係る端末性能情報であるTCCHパターンを説明するための図である。 本発明の実施形態に係る無線通信システムの全体動作シーケンスを示すシーケンス図である。 本発明の実施形態に係る無線端末の動作フロー例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る無線基地局の動作フロー例を示すフローチャートである。
次に、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。具体的には、(1)無線通信システムの概要、(2)無線通信システムの詳細構成例、(3)無線通信システムの動作例、(4)作用・効果、(5)その他の実施形態について説明する。以下の実施形態における図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
(1)無線通信システムの概要
まず、本実施形態に係る無線通信システムの概要について、(1.1)無線通信システムの概略構成、(1.2)通信フレームの構成例、(1.3)制御チャネルおよびデータチャネル、(1.4)割り当て処理の概要の順に説明する。
(1.1)無線通信システムの概略構成
図1は、本実施形態に係る無線通信システム10の全体概略構成図である。図1に示すように、無線通信システム10は、無線基地局BSおよび無線端末MSを有する。
本実施形態では、無線通信システム10は、非特許文献1に記載の次世代PHSに基づく構成を有している。すなわち、無線通信システム10には、無線基地局BSが複数の無線端末MSと多重化通信を行うための多重化方式としてOFDMA方式とTDMA方式とが採用されている。無線通信システム10には、上り方向ULおよび下り方向DLの双方向の通信を行うための複信方式としてTDD方式が採用されている。
無線基地局BSは、無線通信資源を時間方向および周波数方向に分割して得られた割り当て単位であるPRUの少なくとも1つを無線端末MSに割り当てる。各PRUは、1つのタイムスロットおよび1つのサブチャネルを組み合わせて構成される。無線基地局BSは、無線端末MSに割り当てたPRUを用いて、無線端末MSと無線通信を実行する。図1においては、1つの無線端末MSのみを図示しているが、多数の無線端末MSが無線基地局BSと無線通信を実行していてもよい。
無線通信システム10では、OFDMA方式に従って、無線通信システム10における全周波数帯域がa個のサブチャネルに周波数分割され、TDMA方式に従って、無線通信システム10の1通信フレームにおける上り通信フレームおよび下り通信フレームそれぞれがb個のタイムスロットに時間分割されている。その結果、上り通信フレームおよび下り通信フレームそれぞれにおいて、a×b個のPRUが定義される。
無線基地局BSは、無線端末MSへのPRU割り当て時において、a×b個のPRUのうち、自局が未割り当てのPRUそれぞれについて、干渉源からの被干渉レベルを測定する。そして、無線基地局BSは、自局が未割り当てであって、且つ、干渉源からの被干渉レベルが閾値よりも低いPRUを無線端末MSに割り当てる。
(1.2)通信フレームの構成例
図2は、上り方向ULの通信において用いられる上り通信フレーム、または下り方向DLの通信において用いられる下り通信フレームの構成例を示す図である。次世代PHS規格では、上り通信フレームの構成と下り通信フレームの構成とは等しいため、図2を参照して、上り通信フレームおよび下り通信フレームについて説明する。
図2の例では、上り通信フレームおよび下り通信フレームそれぞれが、9個のサブチャネルに周波数分割され、4個のタイムスロットに時間分割されている。その結果、上り通信フレームおよび下り通信フレームそれぞれにおいて、36個のPRUが定義される。
以下の説明においては、上り通信フレームに含まれる4つの上りタイムスロットのうち、最初の上りタイムスロットに対応するPRUを「上りタイムスロット番号1のPRU」、その後の上りタイムスロットに対応するPRUを「上りタイムスロット番号2のPRU」、その後の上りタイムスロットに対応するPRUを「上りタイムスロット番号3のPRU」、最後の上りタイムスロットに対応するPRUを「上りタイムスロット番号4のPRU」と称する。
同様に、下り通信フレームに含まれる4つの下りタイムスロットのうち、最初の下りタイムスロットに対応するPRUを「下りタイムスロット番号1のPRU」、その後の下りタイムスロットに対応するPRUを「下りタイムスロット番号2のPRU」、その後の下りタイムスロットに対応するPRUを「下りタイムスロット番号3のPRU」、最後の下りタイムスロットに対応するPRUを「下りタイムスロット番号4のPRU」と称する。
このように、時間軸上においては、1通信フレームが、4つの上りタイムスロットからなる上り通信フレームと、4つの下りタイムスロットからなる下り通信フレームとに分割されている。
次世代PHS規格においては、図2に示すような各PRUを動的に無線端末MSに割り当てる方式がある。
この方式は、FM-Mode(fast access channel based on MAP mode)と称され、主にデータ通信などに用いられる。本実施形態では、無線基地局BSが、FM-Modeに従ったPRU割り当てを行うものとする。
(1.3)制御チャネルおよびデータチャネル
図3は、次世代PHS規格のFM-Modeにおいて規定される制御チャネルおよびデータチャネルを説明するための図である。
無線基地局BSは、下りタイムスロット番号1〜4のPRUの何れかを制御チャネルとして無線端末MSに固定的に割り当てる。次世代PHS規格のFM-Modeにおいて当該制御チャネルはANCH(Anchor channel)と称され、以下の説明においては制御チャネルANCHと表記する。図3の例では、下りタイムスロット番号1のPRUが、制御チャネルANCHとして無線端末MSに割り当てられている。
無線基地局BSは、上りタイムスロット番号1〜4のPRUの何れかをデータチャネルとして無線端末MSに動的に割り当てる。具体的には、無線基地局BSは、データチャネルEXCHとして無線端末MSに割り当てるPRUを、1通信フレーム単位または複数通信フレーム単位で変更できる。次世代PHS規格のFM-Modeにおいて当該データチャネルはEXCH(Extra channel)と称され、以下の説明においてはデータチャネルEXCHと表記する。同様にして、無線基地局BSは、下りタイムスロット番号1〜4のPRUの何れかを、データチャネルEXCHとして無線端末MSに動的に割り当てる。
無線基地局BSは、制御チャネルANCHを介して、データチャネルEXCHの割り当て結果を示す制御情報を無線端末MSに送信する。すなわち、当該制御情報は、データチャネルEXCHとして割り当てられたPRUの識別情報を含む。次世代PHS規格のFM-Modeにおいて当該制御情報はMAPと称され、以下の説明においては制御情報MAPと表記する。無線端末MSは、制御チャネルANCHを介して受信した制御情報MAPに基づいてデータチャネルEXCHを特定し、特定したデータチャネルEXCHを介して無線基地局BSとデータを送受信する。
次世代PHS規格のFM-Modeにおいては、図3(a)および図3(b)に示すように、制御情報MAPの反映タイミングが、Timing1およびTiming2の2種類規定されている。
図3(a)に示すTiming1では、下り通信フレームFDnにおいて無線基地局BSから無線端末MSに送信される制御情報MAPは、下り通信フレームFD(n+1)におけるデータチャネルEXCHとして割り当てられたPRUの識別情報と、上り通信フレームFU(n+1)におけるデータチャネルEXCHとして割り当てられたPRUの識別情報とを含む。すなわち、Timing1では、制御情報MAPが送信された通信フレームの0.5通信フレーム後に、当該制御情報MAPが反映される。
図3(b)に示すTiming2では、下り通信フレームFD(n−1)において無線基地局BSから無線端末MSに送信される制御情報MAPは、下り通信フレームFD(n+1)におけるデータチャネルEXCHとして割り当てられたPRUの識別情報と、上り通信フレームFU(n+1)におけるデータチャネルEXCHとして割り当てられたPRUの識別情報とを含む。すなわち、Timing2では、制御情報MAPが送信された通信フレームの2通信フレーム後に、当該制御情報MAPが反映される。このように、Timing2では、MAPが反映されるまでに1.5通信フレーム分の時間を要するため、レイテンシが発生する。そこで、本実施形態では、できる限りTiming2を使用せずに、Timing1の使用可能性を高めることによってレイテンシを低減する。
(1.4)割り当て処理の概要
次に、図4および図5を参照して、本実施形態に係るチャネル割り当て処理の概要について説明する。
図4の例では、Timing1使用時において、下り通信フレームFDnに含まれる下りタイムスロット番号4のPRUが制御チャネルANCHとして無線端末MSに割り当てられ、下り通信フレームFDnの後の上り通信フレームFU(n+1)に含まれる上りタイムスロット番号1のPRUがデータチャネルEXCHとして無線端末MSに割り当てられている。この場合、無線端末MSは、制御情報MAPを受信したタイムスロットにおいて、制御情報MAPの復調と、送信データの準備とを行う必要がある。このような処理は、処理性能が非常に高い無線端末MSのみ実行でき、それ以外の無線端末は実行できない。すなわち、処理性能が低い無線端末MSはTiming1を使用できない。
したがって、本実施形態では、処理性能が低い無線端末MSもTiming1を使用できるようにするため、次のような処理を行う。具体的には、無線端末MSは、無線端末MSが制御情報MAPを受信してから、送信データを無線基地局BSに送信するまでに要する所要応答時間に基づく端末性能情報を無線基地局BSに送信する。無線基地局BSは、無線端末MSから受信した端末性能情報に基づいて、下り通信フレームFDnにおける下りタイムスロット番号1〜4のPRUのうち、上り通信フレームFU(n+1)の開始時点から少なくとも所要応答時間前のPRUを制御チャネルANCHとして無線端末MSに割り当てる。
このような割り当て処理を行うことで、処理性能が低い無線端末MSがTiming1を使用できる可能性を高めることができる。例えば、図5の例では、Timing1使用時において、下り通信フレームFDnに含まれる下りタイムスロット番号1のPRUが制御チャネルANCHとして無線端末MSに割り当てられ、上り通信フレームFU(n+1)に含まれる上りタイムスロット番号1のPRUがデータチャネルEXCHとして無線端末MSに割り当てられている。この場合、制御チャネルANCHとして割り当てられたPRUと、データチャネルEXCHとして割り当てられたPRUとの間の時間差を4タイムスロット分だけ確保でき、無線端末MSの所要応答時間を確保可能となる。
(2)無線通信システムの詳細構成例
次に、無線通信システム10の詳細構成、具体的には、(2.1)無線端末の構成例、(2.2)無線基地局の構成例について説明する。
(2.1)無線端末の構成例
図6は、無線端末MSの構成例を示す機能ブロック図である。図6に示すように、無線端末MSは、アンテナ201、無線通信部210、制御部220および記憶部240を有する。
無線通信部210は、アンテナ201を介して信号を無線基地局BSから受信する受信部211と、アンテナ201を介して信号を無線基地局BSに送信する送信部212とを有する。制御部220は、例えばCPUによって構成され、無線端末MSが具備する各種機能を制御する。記憶部240は、例えばメモリによって構成され、無線端末MSにおける制御などに用いられる各種情報を記憶する。
制御部220は、取得部221、解析部222および選択部223を有する。取得部221は、記憶部240に記憶されている端末性能情報を取得し、取得した端末性能情報を送信部212に渡す。本実施形態では、端末性能情報は、下り通信フレームFDnにおける下りタイムスロット番号1〜4のうち、上り通信フレームFU(n+1)の開始時点から所要応答時間前の下りタイムスロット番号である許容ANCHスロット番号を示す情報である。
具体的には、無線基地局BSへの接続要求時に用いられるTCCH(Timing Correct Channel)を介して送信される、所定パターンのビット列を許容ANCHスロット番号を示す情報として用いる。すなわち、取得部221は、図8に示すように、許容ANCHスロット番号に対応するパターンのビット列(以下、TCCHパターンと称する)を送信部212に渡す。送信部212は、当該TCCHパターンを無線基地局BSに送信する。
図8の例では、許容ANCHスロット番号1〜3に対して、TCCHパターン1〜3がそれぞれ対応付けられている。許容ANCHスロット番号なしに対して、TCCHパターン4〜6がそれぞれ対応付けられている。許容ANCHスロット番号1は、所要応答時間が最も長いこと(つまり、処理性能が最も低いこと)を表す。許容ANCHスロット番号2は、許容ANCHスロット番号1の次に、所要応答時間が長いことを表す。許容ANCHスロット番号3は、許容ANCHスロット番号2の次に、所要応答時間が長いことを表す。許容ANCHスロット番号なしは、所要応答時間が最も短い(つまり、処理性能が最も高いこと)を表す。
解析部222は、TCCHパターンを無線基地局BSに送信した結果、許容ANCHスロット番号のPRU、または許容ANCHスロット番号よりも前のPRUが制御チャネルANCHとして割り当てられたか否かを解析する。以下においては、許容ANCHスロット番号のPRU、または許容ANCHスロット番号よりも前のPRUを「許容ANCHスロット」と称する。解析部による解析結果は、選択部223に通知される。
選択部223は、許容ANCHスロットが制御チャネルANCHとして割り当てられた場合に、Timing1を選択する。選択部223は、許容ANCHスロットが制御チャネルANCHとして割り当てられなかった場合に、Timing2を選択する。選択部223による選択結果は、送信部212に通知される。
送信部212は、Timing1が選択された場合に、Timing1を要求するメッセージ(Extension Function Request)を無線基地局BSに送信する。送信部212は、Timing2が選択された場合に、Timing2を要求するメッセージ(Extension Function Request)を無線基地局BSに送信する。
また、本実施形態において受信部211は、無線基地局BSによって割り当てられた制御チャネルANCHを介して、データチャネルEXCHの割り当て結果を示す制御情報MAPを無線基地局BSから受信する端末側受信部を構成する。本実施形態において送信部212は、制御情報MAPに基づいて特定されたデータチャネルEXCHを介して、無線基地局BSへの送信データを送信する端末側送信部を構成する。
(2.2)無線基地局の構成例
図7は、無線基地局BSの構成例を示す機能ブロック図である。図7に示すように、無線基地局BSは、アンテナ101、無線通信部110、制御部120、有線通信部130および記憶部140を有する。
無線通信部110は、アンテナ101を介して信号を無線端末MSから受信する受信部111と、アンテナ101を介して信号を無線端末MSに送信する送信部112とを有する。制御部120は、例えばCPUによって構成され、無線基地局BSが具備する各種機能を制御する。記憶部140は、例えばメモリによって構成され、無線基地局BSにおける制御などに用いられる各種情報を記憶する。有線通信部130は、有線通信網とのインタフェースとして機能する。
制御部120は、解析部121および割り当て部122を有する。解析部121は、受信部111が受信したTCCHパターンを解析する。すなわち、本実施形態において受信部211は、無線端末MSの所要応答時間に基づく端末性能情報(TCCHパターン)を無線端末MSから受信する基地局側受信部を構成する。
解析部121は、図8に示すような対応付けに基づき、TCCHパターンから、許容ANCHスロットを特定する。割り当て部122は、無線端末MSにPRUを割り当てる機能と、割り当てたPRUの情報を管理する機能と、割り当てたPRUを解放する機能とを有する。割り当て部122は、解析部121によって特定された許容ANCHスロットを制御チャネルANCHとして無線端末MSに割り当てる。具体的には、割り当て部122は、許容ANCHスロットであって、且つ、干渉源からの被干渉レベルが閾値よりも低いPRUを制御チャネルANCHとして無線端末MSに割り当てる。また、割り当て部122は、データチャネルEXCHとして割り当てるPRUを1通信フレーム単位または複数通信フレーム単位で変更することができる。
制御チャネルANCHの割り当て後において、送信部212は、当該制御チャネルANCHを介して、制御情報MAPを無線端末MSに送信する。すなわち、本実施形態において送信部212は、制御情報MAPを無線端末MSに送信する基地局側送信部を構成する。
(3)無線通信システムの動作例
次に、無線通信システムの動作例について、(3.1)全体動作シーケンス、(3.2)無線端末の動作例、(3.3)無線基地局の動作例の順に説明する。
(3.1)全体動作シーケンス
図9は、無線通信システム10の全体動作例を示すシーケンス図である。
ステップS101において、無線端末MSは、アイドル状態またはスリープ状態である。その後、無線端末MSにおいて、無線基地局BSに接続する必要が生じたものとする。
ステップS102において、無線端末MSの送信部212は、TCCHを介して、LCHの確立を要求するメッセージ(接続要求メッセージ)であるLCH Assignment Requestを無線基地局BSに送信する。その際、送信部212は、許容ANCHスロット番号を示すTCCHパターンを無線基地局BSに送信する。無線基地局BSの受信部111は、TCCHパターンを受信する。
ステップS103において、無線基地局BSの割り当て部122は、許容ANCHスロットであって、且つ、干渉源からの被干渉レベルが閾値よりも低いPRUを制御チャネルANCHとして無線端末MSに割り当てる。
ステップS104において、無線基地局BSの送信部112は、SCCHを介して、制御チャネルANCHの割り当て結果の情報を含む応答メッセージであるLCH Assignment Responseを無線端末MSに送信する。無線端末MSの受信部211は、LCH Assignment Responseを受信する。
ステップS105において、無線端末MSの送信部212は、ICCHを介して、リンクの設定を要求するメッセージであるRink Setup Requestを無線基地局BSに送信する。無線基地局BSの受信部111は、Rink Setup Requestを受信する。
ステップS106において、無線基地局BSの送信部112は、ICCHを介して、Rink Setup Requestに対する応答メッセージであるRink Setup Responseを無線端末MSに送信する。無線端末MSの受信部211は、Rink Setup Responseを受信する。
ステップS107において、無線端末MSの送信部212は、Timing1またはTiming2を要求するメッセージであるExtension Function Requestを無線基地局BSに送信する。無線基地局BSの受信部111は、Extension Function Requestを受信する。
ステップS108において、無線基地局BSの送信部112は、ICCHを介して、Extension Function Requestに対する応答メッセージであるExtension Responseを無線端末MSに送信する。無線端末MSの受信部211は、Extension Responseを受信する。
(3.2)無線端末の動作例
図10は、無線端末MSの動作例を示すフローチャートである。
ステップS200において、無線端末MSは、無線基地局BSへの接続処理を開始する。
ステップS201〜S203において、送信部212は、許容ANCHスロットが存在する場合には、TCCHパターン1〜3の何れかを無線基地局BSに送信し、許容ANCHスロットが存在しない場合には、TCCHパターン4〜6の何れかを無線基地局BSに送信する。
ステップS204において、受信部211は、制御チャネルANCHの割り当て結果の情報を含むLCH Assignment Responseを無線基地局BSから受信する。
ステップS205において、解析部222は、LCH Assignment Responseに基づき、無線基地局BSから許容ANCHスロットが割り当てられたか否かを判定する。選択部223は、許容ANCHスロットが制御チャネルANCHとして割り当てられた場合にTiming1を選択し、許容ANCHスロットが制御チャネルANCHとして割り当てられなかった場合にTiming2を選択する。
送信部212は、Timing1が選択された場合に、Timing1を要求するExtension Function Requestを無線基地局BSに送信する(ステップS206)。Timing2が選択された場合に、送信部212は、Timing2を要求するメッセージ(Extension Function Request)を無線基地局BSに送信する(ステップS207)。
(3.3)無線基地局の動作例
図11は、無線基地局BSの動作例を示すフローチャートである。
ステップS300において、受信部111は、許容ANCHスロット番号を示すTCCHパターンを受信する。
ステップS301において、解析部121は、受信部111が受信したTCCHパターンを解析し、無線端末MSが要求する許容ANCHスロットが存在するか否かを判定する。割り当て部122は、許容ANCHスロットが存在しない場合には、通常の割り当て処理を行う(ステップS304)。すなわち、割り当て部122は、自局が未割り当てであって、且つ、干渉源からの被干渉レベルが閾値よりも低いPRUを制御チャネルANCHとして無線端末MSに割り当てる。
許容ANCHスロットが存在する場合、ステップS302において割り当て部122は、自局が未割り当ての許容ANCHスロットであって、干渉源からの被干渉レベルが閾値よりも低いものが存在するか否かを判定する。割り当て部122は、自局が未割り当ての許容ANCHスロットであって、干渉源からの被干渉レベルが閾値よりも低いものが存在しない場合には、通常の割り当て処理を行う(ステップS304)。
自局が未割り当ての許容ANCHスロットであって、干渉源からの被干渉レベルが閾値よりも低いものが存在する場合、ステップS303において割り当て部122は、当該PRUを制御チャネルANCHとして無線端末MSに割り当てる。
ステップS305において、送信部112は、制御チャネルANCHの割り当て結果の情報を含むLCH Assignment Responseを無線端末MSに送信する。
なお、自局が未割り当ての許容ANCHスロットであって、干渉源からの被干渉レベルが閾値よりも低いものが存在しない場合には、割り当て部122は、割り当て済みの許容ANCHスロットを使用する無線端末に、許容ANCHスロット以外の空きPRUを割り当て直すことで、割り当て済みの許容ANCHスロットを未割り当ての状態にすることができる。そして、割り当て部122は、未割り当ての状態にした許容ANCHスロットを制御チャネルANCHとして無線端末MSに割り当ててもよい。
(4)作用・効果
以上説明したように、無線通信システム10によれば、制御チャネルANCHとして割り当てられたPRUと、データチャネルEXCHとして割り当てられたPRUとの間の時間差を少なくとも無線端末MSの所要応答時間分だけ確保することができ、無線端末MSは、当該データチャネルEXCHにおいて送信データをより確実に送信することができる。したがって、処理性能が低い無線端末MSにデータチャネルEXCHが動的に割り当てられる場合でも、無線端末MSにおける送信待ち時間の増大を抑制できる。
本実施形態によれば、無線基地局BSは、干渉源からの被干渉レベルが閾値よりも低いPRUを制御チャネルANCHとして無線端末MSに割り当てる。無線端末MSは、干渉の影響により、制御チャネルANCHを介して制御情報MAPを正常に受信できない場合、データチャネルEXCHを特定できず、データ送受信ができなくなる。このため、制御チャネルANCHとして被干渉レベルが閾値よりも低いPRUを制御チャネルANCHとして無線端末MSに割り当てることによって、そのような問題を解消できる。
本実施形態によれば、無線端末MSは、許容ANCHスロット番号を示すTCCHパターンを端末性能情報として無線基地局BSに送信する。無線基地局BSは、下りタイムスロット番号1〜4のPRUのうち、TCCHパターンに基づいて特定される許容ANCHスロットを制御チャネルANCHとして無線端末MSに割り当てる。これにより、無線基地局BSは、制御チャネルANCHとして割り当てるべきPRUを容易に決定できる。
本実施形態によれば、無線端末MSは、無線基地局BSへの接続を要求する接続要求メッセージ(LCH Assignment Request)を無線基地局BSに送信する際に、端末性能情報を無線基地局BSに送信する。このため、既存の通信シーケンスを大幅に変更することなく、端末性能情報を無線基地局BSに送信できる。
本実施形態によれば、無線基地局BSは、データチャネルEXCHとして割り当てるPRUを1通信フレーム単位または複数通信フレーム単位で変更する。このような動的な割り当てが行われる場合においても、上記のように上り通信フレームFU(n+1)の開始時点を基準として所要応答時間を確保することで、制御チャネルANCHとして割り当てられたPRUと、データチャネルEXCHとして割り当てられたPRUとの間の時間差を少なくとも所要応答時間だけ確保することができる。
(5)その他の実施形態
上記のように、本発明は実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
上述した実施形態では、無線端末MSは、許容ANCHスロットを示す情報(TCCHパターン)を端末性能情報として無線基地局BSに送信していたが、これに限らず、次のような方法を採用してもよい。
例えば、無線端末MSが、制御情報MAPを受信してから送信データを無線基地局BSに送信するまでに要するタイムスロット数を示す情報を端末性能情報として無線基地局BSに送信し、無線基地局BSが、当該情報に基づいて許容ANCHスロットを特定してもよい。
あるいは、無線端末MSが、所要応答時間が長い(つまり、処理性能が低い)旨の情報を端末性能情報として無線基地局BSに送信し、無線基地局BSが、当該情報を受信した場合に下りタイムスロット番号1のPRUを制御チャネルANCHとして無線端末MSに割り当てるといった方法でもよい。
このように本発明は、ここでは記載していない様々な実施形態等を包含するということを理解すべきである。したがって、本発明はこの開示から妥当な特許請求の範囲の発明特定事項によってのみ限定されるものである。
BS…無線基地局、MS…無線端末、10…無線通信システム、101…アンテナ、110…無線通信部、111…受信部、112…送信部、120…制御部、121…解析部、122…割り当て部、130…有線通信部、140…記憶部、201…アンテナ、210…無線通信部、211…受信部、212…送信部、220…制御部、221…取得部、222…解析部、223…選択部、240…記憶部

Claims (9)

  1. 直交周波数分割多元接続方式/時分割多元接続方式、および時分割複信方式を使用する無線通信システムであって、
    前記時分割複信方式に応じた下り通信フレームに含まれる複数の下りタイムスロットの何れかを制御チャネルとして割り当て、前記下り通信フレームの後の上り通信フレームに含まれる複数の上りタイムスロットの何れかをデータチャネルとして割り当てる無線基地局と、
    前記無線基地局によって割り当てられた前記制御チャネルを介して、前記データチャネルの割り当て結果を示す制御情報を前記無線基地局から受信し、前記制御情報に基づいて特定した前記データチャネルを介して、前記無線基地局への送信データを送信する無線端末と
    を備え、
    前記無線端末は、前記無線端末が前記制御情報を受信してから、前記送信データを前記無線基地局に送信するまでに要する所要応答時間に基づく端末性能情報を前記無線基地局に送信し、
    前記無線基地局は、前記無線端末から受信した前記端末性能情報に基づいて、前記複数の下りタイムスロットのうち、前記上り通信フレームの開始時点から少なくとも前記所要応答時間前の下りタイムスロットを前記制御チャネルとして前記無線端末に割り当てる無線通信システム。
  2. 前記無線基地局は、前記複数の下りタイムスロットのうち、前記開始時点から少なくとも前記所要応答時間前であって、且つ、干渉源からの被干渉レベルが閾値よりも低い下りタイムスロットを前記制御チャネルとして前記無線端末に割り当てる請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記無線端末は、前記開始時点から前記所要応答時間前の前記下りタイムスロットである許容下りタイムスロットを特定可能な情報を前記端末性能情報として前記無線基地局に送信し、
    前記無線基地局は、前記複数の下りタイムスロットのうち、前記端末性能情報に基づいて特定される前記許容下りタイムスロット、または前記許容下りタイムスロットよりも前の下りタイムスロットを前記制御チャネルとして前記無線端末に割り当てる請求項1または2に記載の無線通信システム。
  4. 前記無線端末は、前記無線基地局への接続を要求する接続要求を前記無線基地局に送信する際に、前記端末性能情報を前記無線基地局に送信する請求項1〜3の何れか一項に記載の無線通信システム。
  5. 前記複数の下りタイムスロットそれぞれは、周波数軸方向において複数のサブチャネルに分割され、
    前記無線基地局は、前記複数の下りタイムスロットの何れかと、前記複数のサブチャネルの何れかとの組み合わせを前記制御チャネルとして前記無線端末に割り当てる請求項1〜4の何れか一項に記載の無線通信システム。
  6. 前記複数の上りタイムスロットそれぞれは、周波数軸方向において複数のサブチャネルに分割され、
    前記無線基地局は、前記データチャネルとして割り当てる上りタイムスロットまたはサブチャネルの少なくとも一方を、1通信フレーム単位または複数通信フレーム単位で変更する請求項5に記載の無線通信システム。
  7. 直交周波数分割多元接続方式/時分割多元接続方式、および時分割複信方式を使用する無線通信システムにおいて、無線端末と無線通信を実行する無線基地局であって、
    前記時分割複信方式に応じた下り通信フレームに含まれる複数の下りタイムスロットの何れかを制御チャネルとして前記無線端末に割り当て、前記下り通信フレームの後の上り通信フレームに含まれる複数の上りタイムスロットの何れかをデータチャネルとして前記無線端末に割り当てる割り当て部と、
    前記制御チャネルを介して、前記データチャネルの割り当て結果を示す制御情報を前記無線端末に送信する基地局側送信部と、
    前記制御チャネルを介して前記無線端末が前記制御情報を受信してから、前記データチャネルを介して前記無線基地局への送信データを送信するまでに要する所要応答時間に基づく端末性能情報を前記無線端末から受信する基地局側受信部と
    を備え、
    前記割り当て部は、前記基地局側受信部が受信した前記端末性能情報に基づいて、前記複数の下りタイムスロットのうち、前記上り通信フレームの開始時点から少なくとも前記所要応答時間前の下りタイムスロットを前記制御チャネルとして前記無線端末に割り当てる無線基地局。
  8. 直交周波数分割多元接続方式/時分割多元接続方式、および時分割複信方式を使用する無線通信システムにおいて、前記時分割複信方式に応じた下り通信フレームに含まれる複数の下りタイムスロットの何れかを制御チャネルとして無線基地局から割り当てられ、前記下り通信フレームの後の上り通信フレームに含まれる複数の上りタイムスロットの何れかをデータチャネルとして前記無線基地局から割り当てられる無線端末であって、
    前記無線基地局によって割り当てられた前記制御チャネルを介して、前記データチャネルの割り当て結果を示す制御情報を前記無線基地局から受信する端末側受信部と、
    前記制御情報に基づいて特定された前記データチャネルを介して、前記無線基地局への送信データを送信する端末側送信部と
    を備え、
    前記端末側送信部は、前記端末側受信部が前記制御情報を受信してから、前記端末側送信部が前記送信データを前記無線基地局に送信するまでに要する所要応答時間に基づく端末性能情報を前記無線基地局に送信する無線端末。
  9. 無線基地局が、時分割複信方式に応じた下り通信フレームに含まれる複数の下りタイムスロットの何れかを制御チャネルとして無線端末に割り当てるステップと、
    前記無線基地局が、前記下り通信フレームの後の上り通信フレームに含まれる複数の上りタイムスロットの何れかをデータチャネルとして前記無線端末に割り当てるステップと、
    前記無線端末が、前記無線基地局によって割り当てられた前記制御チャネルを介して、前記データチャネルの割り当て結果を示す制御情報を前記無線基地局から受信するステップと、
    前記無線端末が、前記制御情報に基づいて特定した前記データチャネルを介して、前記無線基地局への送信データを送信するステップと
    を含む無線通信方法であって、
    前記無線端末が前記制御情報を受信してから、前記送信データを前記無線基地局に送信するまでに要する所要応答時間に基づく端末性能情報を、前記無線端末から前記無線基地局に送信するステップをさらに含み、
    前記制御チャネルを割り当てるステップでは、前記無線端末から受信した前記端末性能情報に基づいて、前記複数の下りタイムスロットのうち、前記上り通信フレームの開始時点から少なくとも前記所要応答時間前の下りタイムスロットを前記制御チャネルとして前記無線端末に割り当てる無線通信方法。
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