JP2010177068A - リチウムイオン電池およびリチウムイオン電池の製造方法 - Google Patents

リチウムイオン電池およびリチウムイオン電池の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数のシートを重ねて捲回して形成されるリチウムイオン電池において、各シートを精度良く捲回する技術を提供する。
【解決手段】
印字システム130は、各シートの巻き取り方向に平行な両縁を撮像するカメラ1001および1002と、両縁の変動の平均から各シートの中心線をそれぞれ算出し、各シートの中心線に垂直な線上で、前記中心線を挟んで両側にマークをそれぞれ印字する印字装置1302と、を備える。
【選択図】 図13

Description

本発明は、リチウムイオン電池およびリチウムイオン電池の製造方法に関する。
正極シートおよび負極シートを重ねて捲回した捲回体を備えるリチウムイオン電池が知られている。通常、正極シートおよび負極シートには、端部分を除く両表面に活物質が塗布された活物質層が形成されており、これら両極の活物質層の接触は、内部短絡の原因となる。よって、正極シートと負極シートとの間には、その接触を防止するためのセパレータシートが挟まれている。
近年では、リチウムイオン電池の高容量化および薄型化に伴い、両極シートにおける活物質層を広い範囲に形成することで、集電体を最大限に活用することが求められている。しかしながら、活物質層を広い範囲に形成すれば、集電体が露出する端部分(活物質の未塗布部分)が狭くなってしまう。その結果、捲回時に生じるごく僅かなずれでも内部短絡の原因となり、歩留まりが低下してしまう。従って、いかにズレが生じないよう各シートを積層、捲回するかが重要となる。
シートの積層、捲回精度を向上させる技術として、以下のようなものが知られている。
特許文献1には、シートの積層精度を向上させるために、両極シートのエッジを検出して、各シートのズレを修正する技術が記載されている。
特許文献2には、両極のシートを構成する各部材に位置合わせ用の基準孔を設けて、誤差なく両極シートを捲回する方法が記載されている。
特開2001−202986号公報 特開2006−147485号公報
特許文献1に記載されるような技術では、検出されたエッジのズレに基づいてシートを基準位置に修正している。しかしながら、シートの幅が常に一定ではない場合には、エッジのみを基準とすると各シートにズレが生じてしまう可能性がある。
また、特許文献2に記載の技術では、基準孔は正極シートおよび負極シートにのみ穿たれている。従って、セパレータシートについては基準孔の位置に則った捲回が出来ないため、セパレータシートが両極シートに対してずれた場合には、短絡が発生する可能性がある。
そこで本発明では、各シートを簡易な方法で、より精度良く捲回する技術を提供することを目的とする。
前記課題を解決すべく、本発明は、各シートに位置合わせ用のマークを付すことで、各シートを簡易な方法で、より精度良く捲回可能な技術を提供する。
例えば、本発明は、複数のシートを重ねて捲いて形成されるリチウムイオン電池であって、前記シートには、それぞれ位置合わせ用のマークが付されていることを特徴とする。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
(捲回工程の概略)
まず、本発明により供される捲回体の構造を説明するため、各シートの捲回工程の概要について説明する。
図1は、本発明にかかるリチウムイオン電池の捲回工程の概略説明図である。
本発明にかかるリチウムイオン電池を構成する捲回体1は、図1に示すような捲回機によって、シート類をロール状に捲回して生成されるものである。この捲回体1は、後の工程において電解液と共に電池缶に封入される。
捲回体1は、負極シート2と、第一のセパレータシート3と、正極シート4と、第2のセパレータシート5と、がこの順で重なり、負極シート2を内側にして捲回されてなる。
捲回体1を構成する負極シート2には、位置合わせ用のマークとして、位置合わせ用マーク6aおよび6bが付されている。同様に、第1のセパレータシート3には位置合わせ用マーク7aおよび7bが付されている。正極シート4には位置合わせ用マーク8aおよび8bが付されている。第2のセパレータシート5には位置合わせ用マーク9aおよび9bが付されている。以下、位置合わせ用マークを、単にマークと称する。
ここでは、各マークは便宜上、正方形状として示したが、他の形状であっても構わない。各マークの形状については、後述する。
また、正極シート4や負極シート2には電極となるタブが付されていることがあるが、本発明には関与しないため、省略する。
各シートが捲回体1の捲芯1aに至るまでの搬送経路には、各マークを読み取るカメラと、各シートを両側から挟み込み、捲回位置を補正するための1対のチャックと、が設けられている。
図1では、カメラ11a、11bはそれぞれ負極シート2のマーク6a、6bを読み取る。同様に、カメラ7a、7bは、それぞれ第1のセパレータシート3のマーク7a、7bを読み取る。カメラ13a、13bはそれぞれ正極シート4のマーク8a、8bを読み取る。カメラ14a、14bはそれぞれ第2のセパレータシート5のマーク9a、9bを読み取る。
また、チャック15a、15bはそれぞれ負極シート2の捲回位置を補正する。同様に、チャック16a、16bはそれぞれ第1のセパレータシート3の捲回位置を補正する。チャック17a、17bはそれぞれ正極シート4の捲回位置を補正する。チャック18a、18bはそれぞれ第2のセパレータシート5の捲回位置を補正する。
(位置合わせ用マークの配置)
次に、各シートに付されるマークの配置について詳細に説明する。
図2は、本発明のリチウムイオン電池にかかる負極シート2を展開した状態で示す上面図である。負極シート2および正極シート4は、ほぼ同様の構成であるため、ここでは正極シート4についての詳細な説明は省略する。
負極シート2は、電極と端子を繋ぐ帯状の負極集電体200(正極シート4の場合では正極集電体)と、負極活物質(正極シート4の場合では正極活物質)が塗布された活物質層201と、から構成される。
活物質層201は、負極集電体200の幅方向の端(捲回方向に平行な端)付近を除く両表面に活物質が塗布されることで形成される。負極集電体200の幅方向の両端付近には活物質は塗布されず、負極集電体200が露出したままとなる。ここでは、一端側付近の領域を未塗布領域202、他端側付近の領域を未塗布領域203と称する。
なお、図2には便宜上、幅方向に対向する各マークの中点を結んだ補助線である中心線211と、未塗布領域202に付されるマークを結んだ補助線である結線209と、未塗布領域203に付されるマークを結んだ補助線である結線210と、を記載しているが、これらは実際に製品に付されるものではない。
電極シートの未塗布領域202には、マーク204a〜208aが、未塗布領域203には、マーク204b〜208bが、捲回方向に並んで配置されている。なお、マーク204aと204b、マーク205aと205b、マーク206aと206b、マーク207aと207b、マーク208aと208bは、中心線211を基準として、対向する位置にそれぞれ配置されている。
また、各マークを結ぶ結線209と結線210の幅は、どの位置においても精度良く幅Wとし、結線209と中心線211、および、結線210と中心線211間の距離についても、等しくW/2とする。
なお、捲回方向に隣接するマーク間の距離は、等間隔であることが望ましいが、必ずしも一定である必要はない。
図3は、本発明のリチウムイオン電池にかかる第1のセパレータシート3を展開した状態で示す上面図である。なお、第2のセパレータシート5も同様の構成であるので、セパレータシート5についての詳細な説明は省略する。
セパレータシート3は、例えば、多孔質の非伝導性材料からなる帯状の隔膜である。セパレータシート3には、その幅方向の一端付近にマーク304a〜308aが、他端付近にマーク304b〜308bが、並んで配置されている。各マークの配置については、負極シート2と同様であるため、詳細な説明は省略する。なお、セパレータシート300の幅を一杯に使用したほうが位置ずれ検出精度が上がるため、セパレータのエッジ寄りに対応しておくのが好適である。
なお、図2と同様に、図3には、幅方向に対向する各マークの中点を結んだ補助線である中心線311と、幅方向の一端側付近に並ぶマークを結んだ補助線である結線309と、他端側付近に並ぶマークを結んだ補助線である結線310と、を記載しているが、これらは実際に製品に付されるものではない。
(位置合わせ用マークの形状)
次に、マークの形状についての例を示す。
図4は各シートに付される矩形型のマークの一例である。
なお、マークを読み取る後述の工程では、各マークにおける特定の辺のエッジから、その中心点を判断する。従って、ここでは、中心点の検出に利用される辺について主に説明する。
マーク400は、略平行に対向する辺402および辺403と、辺404および辺405と、からなる矩形型のマークである。
また、辺404および辺405はシートの中心線と平行に、辺402および辺403は、シートの中心線に垂直な線と平行に印字される。
なお、図4に示す辺402と辺403に平行かつ等距離な中心線406と、辺404と辺405に平行かつ等距離な中心線407とは、実際の製品には付されない。後述のマーク読み取り工程では、各辺を検出して中心線406および中心線407を算出し、これらの交点を、マーク400の中心401として判断する。
図5は各シートに付される複数の矩形型からなるマークの一例である。
マーク500は、4つの矩形501、502、503、504からなる。矩形501と矩形503とは、相対向する位置に配置されており、矩形501の有する辺505と辺506、および、矩形503の有する辺509と辺510は、全て略平行である。また、辺505と辺506との間隔と、辺509と辺510との間隔とは、ほぼ均等である。
同様に、矩形502と矩形504は相対向し、矩形502の有する辺507と辺508、および、矩形504の有する辺511と辺512は、全て略平行である。また、辺507と辺508との間隔と、辺511と辺512との間隔とは、ほぼ均等である。
また、辺505と辺506および辺509と辺510はシートの中心線と平行に、辺507と辺508および辺511と辺512は、シートの中心線に垂直な線と平行に印字される。
なお、図5に示す、辺505と辺510の中央、すなわち、辺506と辺509の中央を通る中心線514と、辺507と辺511の中央、すなわち、辺508と辺512の中央を通る中心線513とは、実際の製品に付されるものではない。後述のマーク読み取り工程では、各辺を検出して中心線514および中心線513を算出し、これらの交点を、マーク500の中心501として判断する。
図4および図5に示したマークは、単一又は複数の矩形型を組み合わせた形状である。そのほかの形状に関して、さらに説明する。
図6は各シートに付される矩形枠型のマークの一例である。
マーク600は、矩形枠型のマークである。当該マークの外枠形は、辺602、604、606、608の4辺からなり、内枠形は、外枠形を構成する各辺よりも短い辺603、605、607、609の4辺からなる。これらの対辺は略平行である。
また、辺604と辺605および辺608と辺609は、シートの中心線と平行に、辺602と辺603および辺606と辺607は、シートの中心線に垂直な線と平行に印字される。
なお、図6に示す、辺602と辺606の中央、すなわち、辺603と辺607の中央を通る中心線611と、辺604と辺608の中央、すなわち、辺605と辺609の中央を通る中心線610とは、実際の製品に付されるものではない。後述のマーク読み取り工程では、各辺を検出して中心線611および中心線610を算出し、これらの交点を、マーク600の中心601として判断する。
図7は各シートに付される十字型のマークの一例である。
マーク700は、十字型のマークである。縦方向の対向する辺704と辺705、および、辺708と辺709は、ほぼ同じ長さで、かつ、略平行な構成となっている。なお、対辺である辺704と辺705との間隔と、辺708と辺709との間隔は、ほぼ同じである。
同様に、横方向の対向する辺702と辺703、および、辺706と辺707も、ほぼ同じ長さで、かつ、略平行である。また、対辺である辺702と辺703との間隔と、辺706と辺707との間隔は、ほぼ同じである。
また、辺702と辺703および辺706と辺707は、シートの中心線と平行に、辺704と辺705および辺708と辺709は、シートの中心線に垂直な線と平行に印字される。
なお、図7に示す、辺704と辺705の中央、すなわち、辺708と辺709の中央を通る中心線711と、辺702と辺703の中央、すなわち、辺706と辺707の中央を通る中心線710とは、実際の製品に付されるものではない。後述のマーク読み取り工程では、各辺を検出して中心線711および中心線710を算出し、これらの交点を、マーク700の中心701として判断する。
図8は各シートに付されるL字型のマークの一例である。
マーク800は、L字型のマークである。マーク800を構成する縦方向の辺804と辺805、および、横方向の辺802と803は、略平行である。
また、辺802と辺803は、シートの中心線と平行に、辺804と辺805は、シートの中心線に垂直な線と平行に印字される。
なお、図8に示す、辺804と辺805の中央通る中心線807と、辺802と辺803の中央を通る中心線806とは、実際の製品に付されるものではない。後述のマーク読み取り工程では、各辺から中心線807および中心線806を算出し、これらの交点を、マーク800の中心801として判断する。なお、辺803と辺805の交点808を、マーク800の中心と判断しても良い。
(マーク印字工程)
次に、マーク印字工程について説明する。
図13は、捲回体1を構成する各シートにマークを印字する印字システム130の概略構成を示すブロック図である。
印字システム130は、カメラ1001およびカメラ1002の撮像画像を取得して、エッジ抽出処理を実行する画像処理装置1301と、抽出されたエッジからマークの印字位置を算出すると共に、所定のタイミングで印字ヘッド1007および1008にマークを印字させる印字装置1302と、当該調整量に従って印字ヘッド1007および1008の位置を調整する位置調整機構1303と、からなる。
印字装置1302は、印字システム130を統括的に制御するCPU(Central Processing Unit)1321と、プログラムやデータを格納するROM装置(Read Only Memory)1322と、データ加工の際に必要なデータを格納するRAM装置(Random Access Memory)1323と、各種ハードウェアをデータの送受信可能に印字装置1302に接続するインターフェイスであるI/F1324と、各デバイス間を接続するバス1325と、有する。
なお、マークの印字手段としては、レーザマーカや顔料により描く方法がある。このような方法で印字されたマークは、電池缶内で電解液と反応しないため、リチウムイオン電池のシート類にマークを記す方法として好適である。
ここで、印字システム130によるマーク印字工程に供されるシート900について説明する。図9Aは、シート900aに付されるマークの位置関係示す概略説明図である。なお、シート900aは、捲回体1を構成する各シートのいずれにも該当するものとする。
また、シート900aの幅方向の一端であるエッジ902と、他端であるエッジ903は、便宜上、大きく波打たせて描いた。さらに、図9Aおよび図9Bに示す中心線906a、基準線906b、変動中心線904、変動中心線905、垂線911、配置線909および配置線910は、実際の製品に付されるものではない。
シート900aは、エッジ902から、エッジ902の変動中心を表す変動中心線904までの距離UCは、シート全体を通して、
UC<d1 ・・・(1)
を満たす。また、エッジ903から、エッジ903の変動中心を表す変動中心線905までの距離LCは、シート全体を通して、
LC<d1 ・・・(2)
を満たす。ここで、d1は、シート類の管理規格であって、前記式(1)および式(2)の条件を満たさないシートは、不良品として製品の製造に供さないものとする。
このようなシート900aに対して、印字システム130は、以下のような位置にマークを配置する。
印字装置1302は、図9Aに便宜上示す中心線906a(エッジ902の変動中心線904とエッジ903の変動中心線905との中心線)のY座標を算出して、当該中心線906aの垂線911上で、かつ、中心線906aから等距離(W/2)の位置に、中心線906aを挟んで相対向するマーク907および908を印字する。従って、中心線906aからマークまでの最短距離(W/2)は、どの位置においても同じとなる。また、一端および他端に並ぶマークの中心を結ぶ配置線909および配置線910は、中心線906aと平行であり、配置線909と配置線910との距離も、どの位置においても同じ(W)となる。
なお、印字装置1302が算出する中心線は、必ずしも変動中心線904と変動中心線905との中心線である必要はなく、図9Bに示す基準線906bのように、一方のエッジ(変動中心線)側へ偏ったものであっても良い。また、印字されるマーク907と基準線906bとの距離Waおよびマーク908と基準線906bとの距離Wbも、等距離でなくとも構わない。
次に、マークの印字が開始される前に実行される、カメラの基準座標系設定について説明する。図10は、印字システム130の備えるカメラおよび印字ヘッドの位置関係を示す概略説明図である。
まず、カメラ1001およびカメラ1002は、シートのエッジ付近の領域を撮像するよう、原点と、捲回方向の軸Xと、幅方向の軸Yと、を基準座標系として、精度よく調整される。
次に、印字装置1302のCPU1321は、位置調整機構1303に、基準座標系において、それぞれマークの中心の印字位置が所定の描画座標(Hx1,Hy1)、(Hx2、Hy2)となるよう、印字ヘッド1007および印字ヘッド1008の位置調整が行わせる。ここで、基準座標系では、
Hx1=Hx2=D ・・・(3)
Hy1−Hy2=W ・・・(4)
である。Wは相対向する各マーク間の距離、Dは原点からマークまでの距離に相当する。
また、印字ヘッド1007の描画座標(Hx1,Hy1)および印字ヘッド1008の描画座標(Hx2、Hy2)の中点Mの座標を(HMx、HMy)とすると、
HMx=D ・・・(5)
HMy=(Hy1+Hy2)/2 ・・・(6)
と表すことができる。
以上のようにしてカメラに基準座標系が設定された印字システム130が実際に実行するマークの印字について、図11および図12を用いて説明する。
図11は、基準座標系が設定された印字システム130によるシート900への印字工程を示す概略説明図である。図12は、印字装置130の実行する処理の流れを示すフローチャートである。なお、シート900は、捲回体1を構成する各シートのいずれにも該当するものとする。
CPU1321は、まず、エッジの座標計測点の数をカウントするカウンタ値iを、1
に設定する(ステップS1201)。
次に、CPU1321は、画像処理装置1301の出力するエッジ画像から、座標計測点における座標を取得する(ステップS1202)。
具体的に、CPU1321が画像処理装置1301へ処理の開始を要求すると、画像処理装置1301は、エッジ902を撮像するカメラ1001およびエッジ903を撮像するカメラ1002から、所定の間隔ごとに座標計測点を撮像した撮像画像を取得する。そして、画像処理装置1301は、両カメラの撮像画像にエッジ抽出処理を施してエッジ画像を生成し、CPU1321へと出力する。
エッジ抽出処理とは、画像内の物体を特徴づける線要素(濃淡が急に変化している領域)をその境界線によって抽出して強調するものである。画像処理装置1301は、他にも、フィルタリングやガンマ補正、二値化処理等、エッジ画像を精度良く生成するために要する、一般的なデジタル画像処理について実行可能である。
CPU1321は、画像処理装置1301からエッジ画像を取得すると、シートの幅方向のエッジ902および903について、所定の座標計測点における座標を計測する。
具体的な座標計測点の例を、図11に示す。座標計測点(図に示すU1−U4、L1−L4)は、例えば、所定の間隔で撮像されたエッジ画像について、画像中の所定の縦軸と、シート900のエッジ902または903と、の交点の基準座標系に基づく座標を検出することで特定可能である。
CPU1321は、カメラ1001の撮像画像に基づくエッジ画像から、エッジ902の所定の座標計測点(例えば、U1)の座標を計測し、測定値(Ux1,Uy1)を得る。同様に、CPU1321は、カメラ1002の撮像画像に基づくエッジ画像から、エッジ903の所定の座標計測点(例えば、L1)の座標を計測し、測定値(Lx1,Ly1)を得る。なお、両カメラはY軸と平行に調整されているから、
Ux1=Lx1 ・・・(7)
である。
そして、CPU1321は、カウンタ値iの値が3以上であるか否かを判断する(ステップS1203)。
具体的に、CPU1321は、座標測定点が、エッジの変動中心を表す変動中心線を算出するのに必要な所定のサンプリング数を満たしているか否かを、カウンタ値iから判断する。CPU1321は、カウンタ値i(すなわち、既に特定した座標測定点の数)が3以上の場合(ステップS1203でYES)、ステップS1204へと進む。カウンタ値iが3に満たない場合(ステップS1203でNO)には、ステップS1208へ進み、カウンタ値iに1を加算する。
カウンタ値iが3以上の場合(ステップS1203でYES)、CPU1321は、幅方向の両エッジについて、変動中心を表す変動中心線を算出する(ステップS1204)。
より具体的に、CPU1321は、以下のような式から、エッジ902の変動中心を表す変動中心線904のY座標UVyと、エッジ903の変動中心を表す変動中心線905のY座標LVxを算出する。
UVyi=(Uyi-2+Uyi-1+Uyi)/3 ・・・(8)
LVyi=(Lyi-2+Lyi-1+Lyi)/3 ・・・(9)
(但し、i≧3)
さらに、CPU1321は、UVyとLVxの中心線906のY座標Myを、算出する(ステップS1205)。
より具体的に、CPU1321は、以下のような式から、Myを算出する。
Myi=(UVyi+LVyi)/2
=(Uyi-2+Uyi-1+Uyi+Lyi-2+Lyi-1+Lyi)/6 ・・・(10)
そして、CPU1321は、シート900に対する印字ヘッドの位置を調整するための補正値を算出し、これを調整する(ステップS1206)。
具体的に、CPU1321は、印字ヘッド1007の描画座標(Hx1,Hy1)および印字ヘッド1008の描画座標(Hx2,Hy2)の中点MのY座標HMy(図10参照)が、上記Myiの座標位置に重なる位置、すなわち、
Myi=HMy ・・・(11)
を満たすように、シート900に対する印字ヘッド1007および印字ヘッド1008の補正値(移動量)を算出し、位置調整機構1303へと出力して位置を調整させる。
さらに、CPU1321は、所定のタイミングで印字ヘッド1007および印字ヘッド1008に印字要求を出力して、マークを印字させ(ステップS1207)、カウンタ値iに1を加算する(ステップS1208)。
なお、ここで印字されるマークの形状は、図4−8で示したような矩形型、複数の矩形の組み合わせ型、矩形枠型、十字型、L字型の何れであっても良いが、上記説明したように、当該マークを構成する線は、それぞれMyiに平行か、あるいは、Myiの垂線に平行に印字される。
次に、CPU1321は、カウンタ値iが所定の値に達しているか否かを判断する(ステップS1209)。CPU1321は、所定の値に達している場合には(ステップS1209でYES)、処理を終了し、達していない場合(ステップS1209でNO)には、ステップS1202へと戻って、処理を繰り返す。
上記のような印字工程によれば、描画座標(Hx1,Hy1)および描画座標(Hx1,Hy1)間の間隔は維持されたまま、その中点Mがシートの中心線上に補正されるため、図9Aに示すような、シートの中心線906aから等間隔に上下方向に割り振られた位置読み取りマークを印字することが可能である。
なお、上記では、エッジの変動中心を表す変動中心線を算出するための所定のサンプリング数を3としたが、これに限定されず、どのような値を設定しても良い。例えば、2以下に設定した場合には、より演算が簡単になるという利点がある。しかし、平均化を行う点数が少なくなった分、エッジの局所的な変動の影響を受けやすくなることに留意すべきである。
また、位置読み取りマークの印字間隔や、描画座標(Hx1,Hy1)と描画座標(Hx1,Hy1)間の間隔は、任意に設定することが出来る。また、CPU1321は、シート送りの速さに合わせて、座標計測点の取得タイミングや印字タイミングを、適宜変更することが可能である。
なお、CPU1321が、配置線909と変動中心線904間の距離UDがd1より大きくなっている場合(UVxi−Hx1≧d1)、および、配置線910と変動中心線905間の距離LDがd1より大きくなっている場合(Hx2−LVxi≧d1)、配置線909および910を基準に、シートのエッジ切り落とし等の整形処理を施して、UDやLDをd1以下に調整しても良い。対向する位置読み取りマーク間の距離Wは一定であるから、整形処理によりシートの幅が変更されたとしても、後の捲回工程におけるマーク位置読み取りに影響を及ぼすことはない。
(捲回工程)
次に、本発明のリチウムイオン電池の捲回工程について説明する。
図17は、各シートを積層、捲回して捲回体1を製造する捲回システム170の概略構成を示すブロック図である。
捲回システム170は、図1に示すように各シート上に配置されるカメラ11a、11b、12a、12b、13a、13b、14a、14bと、チャック15a、15b、16a、16b、17a、17b、18a、18bと、カメラ11aおよび11bの撮像画像からエッジ画像を生成する画像処理装置11cと、カメラ12aおよび12bの撮像画像からエッジ画像を生成する画像処理装置12cと、カメラ13aおよび13bの撮像画像からエッジ画像を生成する画像処理装置13cと、カメラ14aおよび14bの撮像画像からエッジ画像を生成する画像処理装置14cと、チャック15aおよび15bを動作させるアクチュエータ15cと、チャック16aおよび16bを動作させるアクチュエータ16cと、チャック17aおよび17bを動作させるアクチュエータ17cと、チャック18aおよび18bを動作させるアクチュエータ18cと、画像処理装置からエッジ画像を取得してマークの中心座標を検出し、当該中心座標から各シートにおける捲回位置の補正量を算出する、補正量算出装置1705と、を備えている。
補正量算出装置1705は、捲回システム170を統括的に制御するCPU(Central Processing Unit)1751と、プログラムやデータを格納するROM装置(Read Only Memory)1752と、データ加工の際に必要なデータを格納するRAM装置(Random Access Memory)1753と、各種ハードウェアをデータの送受信可能に補正算出装置1705に接続するインターフェイスであるI/F1754と、各デバイス間を接続するバス1755と、有する。
ここで、捲回システム170による捲回工程に供されるシート900について説明する。
図14は、シート900に付されたマークの位置関係示す概略説明図である。なお、シート900は、捲回体1を構成する各シートのいずれにも該当するものとする。同様に、カメラ11aおよび11bは、カメラ12aおよび12b、カメラ13bおよび13b、カメラ14aおよび14bのいずれにも該当する。また、中心線906、配置線909および配置線910は、実際の製品に付されるものではない。
カメラ11aおよび11bは、シート900に付されたマークが、捲回により撮像領域に入るよう位置に配置されている。カメラ11aは、捲回方向へシート900が捲回されるに従って、マークPU1、PU2、PU3を順次撮像する。同様に、カメラ11bは、捲回に従って、マークPL1、PL2、PL3を順次撮像する。上述したように、幅方向に相対向するマークは、それぞれ中心線906からの最短距離(中点M1、M2、M3からの距離)が等距離となるよう印字されている(W/2)。
次に、実際の捲回工程について説明する。
補正量算出装置1705の実行する補正量の算出処理の前処理として、まず、シートに付されたマークを撮像するカメラに、原点と、捲回方向の軸Xと、幅方向の軸Yと、を基準座標系が設定される。
ここで、図1および図17に示す、負極シート2のマークを読み取るカメラ11a、11bと、セパレータシート3のマークを読み取るカメラ12a、12bと、正極シート4のマークを読み取るカメラ13a、13bと、セパレータシート5のマークを読み取るカメラ14a、14bとは、それぞれ別の基準座標系で調整される。
そこで、異なる基準座標系で調整されるカメラによって撮像される各シートについて、捲回基準の調整が行われる。捲回基準の調整は、例えば、図16に示すような試し捲回シート160を利用した試し捲回作業によって、各シートの中心線を合わせることで行われる。
試し捲回シート160は、中心線1602が印字された透明なシートである。また、捲回体1を構成する各シートと同様に、幅方向の一端側付近に並ぶマークPUと、他端側付近に並ぶマークPLと、がマーキングされている。
捲回基準の調整の手順について、図15を用いて説明する。図15は、試し捲回作業の流れを示すフロー図である。
まず、図1に示すような捲回機において、シートの捲回基準となるシートと、当該シートに対するずれの調整を受けるシートと、を定め、各シートがセットされる所定の位置に、試し捲回シートをセットする(ステップS1501)。
ここでは、基準となるシートに負極シート2を、調整を受けるシートにセパレータシート3を選択し、各シートに代えて試し捲回シート160を、捲回機の所定の位置にセットする。以下、負極シート2に相当する試し捲回シート160を基準シート、セパレータシート3に相当する試し捲回シート160を調整シートと称する。
次に、捲回機によって、基準シートと調整シートの試し捲回が実行される(ステップS1502)。
そして、補正量算出装置1795は、試し捲回によって積層された基準シートおよび調整シートについて、その中心線1602のずれ量が、所定の閾値ε以下であるか否かを判断する(ステップS1503)。
具体的に、CPU1751は、中心線1602を撮像領域に含む図示しないカメラから得られる撮像画像を取得して、基準シートの中心線と、調整シートの中心線と、のずれ量を算出する。ずれ量が所定の閾値ε以下でなかった場合(ステップS1503でNO)、CPU1751は、調整シートの位置を調整するチャック(ここでは、チャック16aおよび16b)を動作させるアクチュエータ(ここでは、アクチュエータ16c)にずれ量を補正するための補正値を含む補正要求を出力して捲回位置を調整させ(ステップS1504)、試し捲回を続ける。ずれ量が所定の閾値ε以下であった場合(ステップS1503でYES)、CPU1751は、試し捲回を終了し、ステップS1505へと進む。
次に、CPU1751は、基準シートおよび調整シートに付されるマークの中心の座標を検出する(ステップS1505)
具体的に、CPU1751が画像処理装置11cおよび12cへエッジ画像の出力を要求すると、画像処理装置11cはカメラ11aおよび11bの、画像処理装置12cは、カメラ12aおよび12bの撮像画像を取得する。そして、画像処理装置11cおよび12cは、各カメラの撮像画像からそれぞれエッジ画像を生成し、CPU1751へと出力する。CPU1751は、画像処理装置から出力された4つのエッジ画像を取得すると、基準シートおよび調整シートに付されたマークPUおよびPLの中心座標(PUx、PUy)、(PLx、PLy)を、それぞれ検出する。
なお、中心座標(PUx、PUy)、および、(PLx、PLy)の検出方法は、印字されたマークによって異なる。例えば、図4−8で説明したように、中心線に平行に印字された線(ここでは中心線は定まっていないので、Y座標が一定の線)と、中心線に垂直な線に平行に印字された線(同じく、X座標が一定の線)を検出して、各線の中心となる線の交点を、マークの中心として判断することが可能である。
次に、CPU1751は、基準シートおよび調整シートのそれぞれについて、PUyとPLyの中点MのY座標MPy、すなわち、中心線1602のY座標をさらに算出して、処理を終了する(ステップS1506)。
以上のような処理により、カメラ11aおよび11bに設定される位置読み取りカメラ基準座標系における中心線1602のY座標(以下、Ycnと称する)と、カメラ12aおよび12bに設定される位置読み取りカメラ基準座標系における中心線1602のY座標(以下、Ycs1と称する)と、を捲回位置の基準として取得することができる。
同様に、CPU1751は、調整を受けるシートとして正極シート4やセパレータシート5を選択することで、カメラ13aおよび13bに設定される位置読み取りカメラ基準座標系における中心線1602のY座標(以下、Ycpと称する)や、カメラ14aおよび14bに設定される位置読み取りカメラ基準座標系における中心線1602のY座標(以下、Ycs2と称する)についても取得する。
以上のようにして、CPU1751は、捲回機における各シートの捲回基準として、Ycn、Ycs1、Ycp、Ycs2を得る。捲回工程に供される4枚のシートの中心線のずれ量が、閾値ε内に収まる基準のY座標の値として、ROM1752へと記憶され、後述する補正量算出処理において使用される。以下、Ycn、Ycs1、Ycp、Ycs2の各値を、オフセット値と称する。
次に、捲回システム170が、実際の捲回に際して実行する補正量算出処理について、図18を参照しながら説明する。
図18は、捲回システム170の実行する補正量算出処理の流れを示すフローチャートである。
まず、補正量算出装置1705のCPU1751は、シート送りに従って読み取られるマークの通し番号であるカウンタ値jに1を与える(ステップS1801)。
次に、CPU1751は、各シートに付されるj番目のマークであるPUj、PLjの中心のY座標を検出する(ステップS1802)
具体的に、CPU1751が画像処理装置11c、12c、13c、14cへとそれぞれエッジ画像の出力を要求すると、各画像処理装置は、各カメラの撮像画像からそれぞれエッジ画像を生成し、CPU1751へと出力する。CPU1751は、画像処理装置から出力された8つのエッジ画像を取得すると、図1に示すように、カメラ11aの撮像画像からマーク6aの中心のY座標YLnjを算出し、カメラ11bの撮像画像からマーク6bの中心のY座標YUnjを算出し、カメラ12aの撮像画像からマーク7aの中心のY座標YLs1jを算出し、カメラ12bの撮像画像からマーク7bの中心のY座標YUs1jを算出し、カメラ13aの撮像画像からマーク8aの中心のY座標YLpjを算出し、カメラ13bの撮像画像からマーク8bの中心のY座標YUpjを算出し、カメラ14aの撮像画像からマーク9aの中心のY座標YLs2jを算出し、カメラ14bの撮像画像からマーク9bの中心のY座標YUs2jを算出する。なお、マークの中心座標の検出方法は、ステップS1505と同様であるため、ここでは詳細には説明しない。
続いて、CPU1751は、各マークのY座標から、各シートの中心線のY座標の値を求める(ステップS1803)。
具体的に、CPU1751は、負極シート2の中心線のY座標Ycnjと、第一のセパレータシート3の中心線のY座標Ycs1jと、正極シート4の中心線のY座標Ycpjと、第二のセパレータシート5の中心線のY座標Ycs2jと、を算出する。
Ycnj =(YUnj−YLnj)/2 ・・・(11)
Ycs1j=(YUs1j−YLs1j)/2 ・・・(12)
Ycpj =(YUpj−YLpj)/2 ・・・(13)
Ycs2j=(YUs2j−YLs2j)/2 ・・・(14)
そして、CPU1751は、上記ステップで算出した各シートの中心線のY座標の値と、各シートのオフセット値と、の差Δを算出する(ステップS1804)。
具体的に、CPU1751は、負極シート2の中心線のY座標Ycnjとオフセット値Ycnの差Δnjと、第一のセパレータシート3の中心線のY座標Ycs1jとオフセット値Ycs1の差Δs1jと、正極シート4の中心線のY座標Ycpjとオフセット値Ycpの差Δpjと、第二のセパレータシート5の中心線のY座標Ycs2jとオフセット値Ycs2との差Δs2jと、を算出する。
Δnj =Ycnj−Ycn ・・・(15)
Δs1j=Ycs1j−Ycs1 ・・・(16)
Δpj =Ycpj−Ycp ・・・(17)
Δs2j=Ycs2j−Ycs2 ・・・(18)
次に、CPU1751は、差Δの値を、所定の閾値と比較する(ステップS1805)。
具体的に、CPU1751は、各シートについて算出したオフセット値との差Δnj、Δs1j、Δpj、Δs2jのそれぞれについて、所定の閾値δ以下であるか否かを判断する。差Δが全て閾値δ以下であった場合(ステップS1805でYES)、ステップS1807へと進む。差Δが閾値δ以下でなかった場合には(ステップS1805でNO)、ステップS1806へと進み、該当するシートについて、その位置を補正するための補正量Cを算出する。
差Δが閾値δ以下でなかったシートが存在する場合(ステップS1805でNO)、CPU1751は、補正量Cを算出する(ステップS1806)。
CPU1751は、例えば、次のような式を用いて差Δがδ以下でないと判断されたシートの補正量Cを算出する。負極シート2の補正量をCnj、第一のセパレータシート3の補正量をCs1j、正極シート4の補正量をCpj、第二のセパレータシート5の補正量をCs2jとすると、Kを比例定数として、各補正量Cは、
Cnj =−K・Δnj ・・・(19)
Cs1j=−K・Δs1j ・・・(20)
Cpj =−K・Δpj ・・・(21)
Cs2j=−K・Δs2j ・・・(22)
(但し、0≦K<1)
として算出される。そして、CPU1751は、算出された補正量Cを、補正対象となるシートを調整するチャックを動作させるアクチュエータへと出力する。
次に、CPU1751は、カウンタ値jに1を加算する(ステップS1807)。
そして、CPU1751は、カウンタ値jが所定の値に達しているか否かを判断する(ステップS1808)。CPU1751は、カウンタ値jが所定の値に達している場合には(ステップS1808でYES)、処理を終了し、達していない場合(ステップS1808でNO)には、CPU1751は、ステップS1801へと戻って処理を繰り返す。
以上、本発明の一実施形態について説明した。
上記実施形態によれば、本発明にかかるリチウムイオン電池の備える捲回体1は、マークから算出されるシートの中心線を、基準の捲回位置に合わせて各シートの位置を調整することによって、精度の良く捲回される。
また、各シートのマークは、幅方向のエッジの変動平均に基づいて算出された中心線に対して付されているため、エッジの局所的な変動による影響を抑えた安定な位置合わせ実行可能である。
さらに、本発明は、上記実施形態に制限されない。上記実施形態は、本発明の技術的思想の範囲内で様々な変形が可能である。
例えば、位置合わせ用のマークは、上記実施形態に記載されているものに限定されず、中心線に平行な線と、中心線に垂直な線に平行な線と、が組み合わされているものであれば、どのような形状としても良い。
例えば、図4においては、位置合わせ用マーク400は、正矩形として示したが、長矩形であっても良い。
また、図19に示すように、中心線に平行な線のみからなる轍型のマークを捲回方向に連続的に付する方法を用いてもよい。
具体的に、シート1901は、幅方向のエッジの一端側にマーク1902が、他端側にマーク1903が付されている。なお、マーク1902および1903は、それぞれ上下2本の平行なラインからなる。補正量算出装置1705は、当該上下2本のラインの中心線1904および1905のY座標を算出することによって、さらにその中心線1906を検出することが可能である。このような轍型のマークを印字する方法としては、レーザマーカによる方法の他に、顔料をローラによって塗布する方法を用いることが出来る。
また、上記実施形態では、位置合わせ用マークは、容易なマークの読み取りのため活物質の未塗布領域に付されるものとして説明したが、活物質層に印字しても良い。
また、本発明はリチウムイオン電池に限らず、シート類の位置合わせを要するような構造を有するものであれば、他の電池にも適用可能である。
捲回機による捲回工程の概略説明図である。 負極シート2を展開した状態で示す上面図である。 第1のセパレータシート3を展開した状態で示す上面図である。 各シートに付される矩形型のマークの概略説明図である。 各シートに付される複数の矩形型からなるマークの一例である。 各シートに付される矩形枠型のマークの概略説明図である。 各シートに付される十字型のマークの概略説明図である。 各シートに付されるL字型のマークの概略説明図である。 図9Aは、シート900aに付されるマークの位置関係示す概略説明図である。図9Bは、シート900bに付されるマークの位置関係示す概略説明図である。 印字システム130の備えるカメラおよび印字ヘッドの位置関係を示す概略説明図である。 基準座標系が設定された印字システム130によるシート900への印字工程を示す概略説明図である。 印字システム130の実行する処理の流れを示すフローチャートである。 捲回体1を構成する各シートにマークを印字する印字システム130の概略構成を示すブロック図である。 シート900に付されたマークの位置関係示す概略説明図である。 試し捲回作業の流れを示すフロー図である。 試し捲回シート160を展開した状態で示す上面図である。 捲回システム170の概略構成を示すブロック図である。 捲回システム170の実行する補正量算出処理の流れを示すフローチャートである。 轍型のマークを付されたシートの一例である。
1:捲回体、2:負極シート、3:第一のセパレータシート、4:正極シート、5:第二のセパレータシート、130:印字システム、160:試し捲回シート、170:捲回システム170。

Claims (12)

  1. 複数のシートを重ねて捲いて形成されるリチウムイオン電池であって、
    前記シートには、それぞれ位置合わせ用マークが付されている
    ことを特徴とするリチウムイオン電池。
  2. 請求項1に記載のリチウムイオン電池であって、
    前記位置合わせ用マークは、前記シートの捲き方向に、それぞれ所定の間隔で付されている
    ことを特徴とするリチウムイオン電池。
  3. 前記請求項1または2に記載のリチウムイオン電池であって、
    前記位置合わせ用マークは、前記シートの捲き方向に平行な両縁付近に、それぞれ付されている
    ことを特徴とするリチウムイオン電池。
  4. 請求項3に記載のリチウムイオン電池であって、
    複数の前記シートは、負極シートと、正極シートと、第一のセパレータシートと、第二のセパレータシートと、からなり、
    前記負極シートおよび正極シートの前記位置合わせ用マークは、活物質が未塗布の領域に付されている
    ことを特徴とするリチウムイオン電池。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載のリチウムイオン電池であって、
    前記位置合わせ用マークは、シートの捲き方向に平行な基準線に垂直な線上で、前記基準線を挟んで両側に付されている
    ことを特徴とするリチウムイオン電池。
  6. 請求項5に記載のリチウムイオン電池であって、
    前記位置合わせ用マークは、前記基準線から、それぞれ等距離の位置に付されている
    ことを特徴とするリチウムイオン電池。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載のリチウムイオン電池であって、
    前記位置合わせ用マークは、前記基準線に平行および垂直な辺よりなる
    ことを特徴とするリチウムイオン電池。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載のリチウムイオン電池であって、
    前記位置合わせ用マークは、矩形型、複数の矩形の組み合わせ、矩形枠型、十字型、L字型、轍型の、少なくとも何れかからなる
    ことを特徴とするリチウムイオン電池。
  9. 負極シートと、正極シートと、第一のセパレータシートと、第二のセパレータシートと、を重ねて捲いて形成されるリチウムイオン電池の製造方法であって、
    各シートの巻き取り方向に平行な両縁を撮像する過程と、
    撮像された前記両縁の画像から前記両縁の変動の平均を算出して、前記変動の平均によって定まる各シートの基準線を算出する過程と、
    前記各シートの基準線に垂直な線上で、前記基準線を挟んで両側に位置合わせ用マークをそれぞれ印字する過程と、を有する
    ことを特徴とするリチウムイオン電池の製造方法。
  10. 請求項9に記載のリチウムイオン電池の製造方法であって、
    前記位置合わせ用マークは、前記基準線から、それぞれ等距離の位置に付される
    ことを特徴とするリチウムイオン電池の製造方法。
  11. 請求項9または10に記載のリチウムイオン電池の製造方法であって、
    前記各シートの基準線に垂直な線上で、前記基準線を挟んで両側に付された位置合わせ用マークをそれぞれ撮像する過程と、
    撮像された前記位置合わせ用マークの画像から、前記垂直な線の中点の位置を算出する過程と、
    前記中心の位置と、予め定められた基準の位置と、のずれ量を算出する過程と、
    前記ずれ量の値が所定の閾値以下でない場合に、前記位置合わせ用マークの付されたシートの位置を、ずれとは逆の方向へ補正する
    ことを特徴とするリチウムイオン電池の製造方法。
  12. 請求項9から11のいずれか一項に記載のリチウムイオン電池の製造方法であって、
    前記位置合わせ用マークは、矩形型、複数の矩形の組み合わせ、矩形枠型、十字型、L字型、轍型の、少なくとも何れかからなる
    ことを特徴とするリチウムイオン電池の製造方法。
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