JP2010176883A - マイクロ波放電灯 - Google Patents
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Abstract
【課題】マイクロ波を利用した放電ランプは放電開始が困難であり、放電開始のための特別な装置や制御を設けると、装置の大型化・高コスト化につながる。
【解決手段】放電容器内2に一対の電極4a、4bが配置され、前記放電容器内2の前記電極間が接続可能となる量の水銀を封入したことを特徴とする、マイクロ波により点灯する放電ランプ1において、上記構造より、両電極間(4a、4b)を水銀で短絡した状態でマイクロ波を供給することにより、パルス電圧など放電開始のための特別な装置や制御を必要とすることなく、放電開始することが可能である。また、前記放電容器2の内表面積に対する点灯電力を300W/cm2以下としたことを特徴とするマイクロ波により点灯する放電ランプ1において、上記構成により、点灯中の放電容器内2の水銀圧力の上昇による放電容器2の破裂を抑えることが可能である。
【選択図】図1
【解決手段】放電容器内2に一対の電極4a、4bが配置され、前記放電容器内2の前記電極間が接続可能となる量の水銀を封入したことを特徴とする、マイクロ波により点灯する放電ランプ1において、上記構造より、両電極間(4a、4b)を水銀で短絡した状態でマイクロ波を供給することにより、パルス電圧など放電開始のための特別な装置や制御を必要とすることなく、放電開始することが可能である。また、前記放電容器2の内表面積に対する点灯電力を300W/cm2以下としたことを特徴とするマイクロ波により点灯する放電ランプ1において、上記構成により、点灯中の放電容器内2の水銀圧力の上昇による放電容器2の破裂を抑えることが可能である。
【選択図】図1
Description
本発明はマイクロ波を利用して点灯する放電ランプに関する。
近年、高圧放電ランプは高効率・高演色という特性からハロゲンランプに代わり、一般照明だけでなく、自動車用の前照灯やプロジェクタ用のバックライトとして、需要が高まっている。
また、最近では発光空間内に電極を設けた放電ランプにマイクロ波エネルギーを供給し点灯させることにより、電極間放電による点光源状態を維持しつつ、高効率化や長寿命化を図った放電ランプが提案されている。(特許文献1・2)
しかしながら、このようなマイクロ波を利用した放電ランプの放電開始は一般的に困難である。
マイクロ波を利用しない放電ランプにおいては、点灯電源からパルス電圧を両電極間に加え絶縁破壊させ、放電開始を容易にしているが、マイクロ波を利用した放電ランプにおいては、回路の構成上パルス電圧を放電ランプに加えることは困難である。
また、放電開始を補助するために紫外線源などの始動補助光源を使用する場合があるが、始動補助光源用の電源やタイミング回路等が必要になってしまうため、装置の大型化・高コスト化に繋がってしまう。
そこで本発明は、マイクロ波を利用して点灯する放電ランプにおいて、放電開始のための特別な装置や制御を必要とすることなく、容易に放電開始させることを目的とする。
この課題を解決するために、本発明の請求項1記載の放電ランプは、放電容器内に一対の電極が配置され、マイクロ波により点灯する放電ランプにおいて、前記放電容器内の前記電極間が接続可能となる量の水銀を封入したことを特徴とする。
上記構成により、両電極間を水銀で短絡した状態でマイクロ波を供給することにより、パルス電圧など放電開始のための特別な装置や制御を必要とすることなく、放電開始することが可能である。
上記構成により、両電極間を水銀で短絡した状態でマイクロ波を供給することにより、パルス電圧など放電開始のための特別な装置や制御を必要とすることなく、放電開始することが可能である。
また本発明の請求項3記載の放電ランプは、前記放電容器の内表面積に対する点灯電力を300W/cm2以下としたことを特徴とする。
上記構成により、点灯中の放電容器内の水銀圧力の上昇による放電容器の破裂を抑えることが可能である。
上記構成により、点灯中の放電容器内の水銀圧力の上昇による放電容器の破裂を抑えることが可能である。
上記構成により、放電容器内に設けた一対の電極が短絡する量の水銀を封入しマイクロ波を供給することにより、容易に放電開始することが可能になる。
以下、本発明のマイクロ波放電ランプの実施の形態について詳細に説明する。
尚、本明細書におけるマイクロ波とは周波数が300MHzから300GHzの電磁波を指す。
尚、本明細書におけるマイクロ波とは周波数が300MHzから300GHzの電磁波を指す。
図1は本発明に係るマイクロ波放電ランプの一例における構成を示す概略図である。
放電ランプ1は放電容器2内に一対の電極4a、4bが最短距離0.6mmで設置されており、放電容器2の内容積は0.016cc、内表面積は0.034cm2である。
放電容器2内には水銀3とアルゴンガスと少量のハロゲンが封入されており、水銀3の重量は4mgである。
一対の電極4a、4bにはモリブデン箔5a,5bが接続され、モリブデン箔5a,5bにはリード線6a,6bが接続され、一方のリード線6aはマイクロ波同軸線7の中心導体8に接続され、マイクロ波が供給される構成となっている。
放電ランプ1は放電容器2内に一対の電極4a、4bが最短距離0.6mmで設置されており、放電容器2の内容積は0.016cc、内表面積は0.034cm2である。
放電容器2内には水銀3とアルゴンガスと少量のハロゲンが封入されており、水銀3の重量は4mgである。
一対の電極4a、4bにはモリブデン箔5a,5bが接続され、モリブデン箔5a,5bにはリード線6a,6bが接続され、一方のリード線6aはマイクロ波同軸線7の中心導体8に接続され、マイクロ波が供給される構成となっている。
4mgの水銀は、球体とするとその直径は約0.83mmであり、電極間の最短距離は0.6mmであるので、このとき電極に付着した水銀は両電極間を短絡させる。この状態のときに、マイクロ波を供給すると、パルス電圧などをかけることなく放電が開始する。
ただし、水銀により両電極間が短絡された状態でマイクロ波を供給した時、放電が開始するメカニズムは正確には分かっていない。
放電ランプ1をマイクロ波電力80Wで点灯させると、封入した水銀のほぼ全量が蒸発し、内部の水銀蒸気圧が上昇し連続スペクトルが得られる。また放電ランプ1電極間距離は0.6mmであるので、プロジェクタ用光源として望まれる点光源を得ることができる。
水銀により両電極間を短絡させることができれば、封入する水銀量に上限はないが、定常点灯時にはほぼ全量の水銀が蒸発していることが望ましい。
尚、放電容器の内表面積に対する点灯電力(管壁負荷)が300W/cm2を越えると、水銀圧力の上昇による放電容器の破裂などの不具合が発生するため好ましくない。
1:放電ランプ
2:放電容器
3:水銀
4a、4b:電極
5a、5b:モリブデン箔
6a、6b:リード線
7:マイクロ波同軸線
8:マイクロ波同軸線の中心導体
2:放電容器
3:水銀
4a、4b:電極
5a、5b:モリブデン箔
6a、6b:リード線
7:マイクロ波同軸線
8:マイクロ波同軸線の中心導体
Claims (3)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009015474A JP2010176883A (ja) | 2009-01-27 | 2009-01-27 | マイクロ波放電灯 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009015474A JP2010176883A (ja) | 2009-01-27 | 2009-01-27 | マイクロ波放電灯 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010176883A true JP2010176883A (ja) | 2010-08-12 |
Family
ID=42707636
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009015474A Pending JP2010176883A (ja) | 2009-01-27 | 2009-01-27 | マイクロ波放電灯 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010176883A (ja) |
-
2009
- 2009-01-27 JP JP2009015474A patent/JP2010176883A/ja active Pending
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