JP2010176402A - 文字変換プログラムおよび文字変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンピュータを文字変換手段として機能させる文字変換プログラムおよび文字変換装置を提供する。
【解決手段】固定辞書22および可変辞書23には、入力文字列に対する変換候補である複数の変換文字列および複数の変換文字列ごとの文字列識別情報と、複数の変換文字列の各々に割り振られる文字列番号とが対応付けて記憶される。CPU14は、キーボード2によって入力された入力文字列に対する変換文字列に対応する文字列識別情報を音声出力する。CPU14は、キーボード2から入力される文字列番号を受け付け、該文字列番号に対応する変換文字列を変換内容として確定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、コンピュータを文字変換手段として機能させる文字変換プログラムおよび文字変換装置に関する。
文字変換機能を備える各種の文字入力装置において、視覚障害者向けに、変換候補文字や選択文字を読上げる機能を備える装置がある。また、かな漢字変換を行う場合には、1つのかな文字に複数の漢字(変換候補文字)が対応するといった同音異義語が存在するため、複数の漢字の各々の意味を読上げることによって同音異義語を区別する機能を備える文字入力装置が開示されている。
特開2000−194691号公報
変換候補文字の意味の読上げによって同音異義語を区別する装置では、選択したい変換候補文字の意味が読み上げられるまでは、選択動作を行うことができないというような不便性がある。本明細書では、便利性高く文字列変換することができる技術を提供する。
本発明に係るプログラムは、コンピュータを、第1記憶制御手段と、音声出力手段と、確定手段として機能させる。また、本発明に係る文字変換装置は、第1記憶制御手段と、音声出力手段と、確定手段と、を備える。第1記憶制御手段は、複数の変換文字列および複数の変換文字列ごとの文字列識別情報と、複数の変換文字列の各々に割り振られる文字列選択情報とを対応付けて、記憶手段に記憶する。変換文字列は、入力文字列に対する変換候補の文字列である。また、文字列識別情報は、1つの入力文字列に同音異義語の複数の変換候補文字列が対応する場合などに、複数の変換候補文字列を区別するための情報である。例えば、変換候補文字列が漢字である場合には、漢字の意味などが用いられる。また、文字列選択情報は、変換文字列を区別するための情報である。例えば、数字やアルファベットを用いることができる。音声出力手段は、入力文字列に対する変換文字列に対応する文字列識別情報を音声出力する。入力文字列は、キーボードなどの入力手段によって入力される文字列である。確定手段は、入力手段から入力される文字列選択情報を受け付け、該文字列選択情報に対応する変換文字列を変換内容として確定する。
これにより、変換文字列の文字列識別情報が音声出力される。よって、ユーザは、音声出力の文字列識別情報(漢字の意味など)を聞いて、複数の変換文字列の1つを選択することができる。そして、選択した変換文字列の文字列選択情報を入力手段を用いて入力することで、変換文字列の選択を確定することができる。以上より、選択する変換文字列の文字列選択情報をユーザが知っている場合には、当該文字列選択情報を入力することで、音声出力による文字列識別情報の読み上げを待たずに変換文字列を選択することができる。よって、迅速な文字変換を行うことが可能となる。
また、音声出力手段は、文字列識別情報の音声出力時に、文字列識別情報に対応する文字列選択情報も併せて音声出力するとしてもよい。これにより、ユーザは、文字列識別情報と文字列選択情報とを関連づけて聞くことで、変換文字列の各々に割り振られた文字列選択情報を知ることができる。よって、ユーザが記憶している文字列選択情報を入力することで、音声出力による文字列識別情報の読み上げを待たずに変換文字列を選択することが可能となる。なお、文字列選択情報は、変換文字列の順番を表す数字であるとしてもよい。
また、コンピュータを、第1選択手段として機能させるとしてもよい。第1選択手段は、入力手段から次候補出力第1指示が入力されることに応じて、複数の文字列選択情報のうちの1つの文字列選択情報を選択する。例えば、文字列選択情報に番号が用いられている場合には、次候補出力第1指示が入力されるたびに、順番に大きな番号を選択する方法が挙げられる。また、音声出力手段は、第1選択手段で選択された文字列選択情報に対応する文字列識別情報を音声出力するとしてもよい。これにより、ユーザの選択に応じて、複数の文字列選択情報のうちから1つずつ文字列選択情報を選択して音声出力することが可能となる。
また、第1記憶制御手段は、第1選択手段で選択された文字列選択情報に対応する変換文字列に、最も高い優先度の文字列選択情報を再割り振りするとしてもよい。また、音声出力手段は、再割り振りされた文字列選択情報と当該文字列選択情報に対応する文字列識別情報とを音声出力するとしてもよい。これにより、最も高い優先度の文字列選択情報が、常に音声出力されることになる。よって、変換文字列の数が多い場合においても、選択に用いる文字列選択情報の数が増加することを防止できるため、ユーザの操作性を高めることが可能となる。
また、コンピュータを、第2選択手段として機能させるとしてもよい。第2選択手段は、入力手段から次候補出力第2指示が入力されることに応じて、複数の文字列選択情報のうちの1つの文字列選択情報を始点とし、該始点から所定数の範囲内にある文字列選択情報を抽出する。なお、所定数は、入力装置から入力される数を用いてもよいし、予め定められる数としてもよい。また、音声出力手段は、第2選択手段で抽出された文字列選択情報に対応する文字列識別情報を、文字列選択情報の順番で音声出力するとしてもよい。これにより、ユーザの選択に応じて、複数の文字列選択情報のうちから所定数ずつ文字列選択情報を選択して、順番に音声出力することが可能となる。
また、第1記憶制御手段は、第2選択手段で始点とされた文字列選択情報に対応する変換文字列が最も高い優先度となるように、抽出された文字列選択情報に対応する変換文字列の文字列選択情報を再割り振りするとしてもよい。また、音声出力手段は、再割り振りされた文字列選択情報と、当該文字列選択情報に対応する文字列識別情報とを、再割り振りされた文字列選択情報の順番で音声出力するとしてもよい。これにより、最も高い優先度から所定数の範囲内に存在する文字列選択情報が、常に音声出力されることになる。よって、変換文字列の数が多い場合においても、選択に用いる文字列選択情報の数が増加することを防止できるため、ユーザの操作性を高めることが可能となる。
また、本発明に係るプログラムは、コンピュータを、第1記憶制御手段と、音声出力手段と、音声出力状態制御手段と、第2記憶制御手段と、して機能させる。また、本発明に係る文字変換装置は、第1記憶制御手段と、音声出力手段と、音声出力状態制御手段と、第2記憶制御手段と、を備える。第1記憶制御手段は、複数の変換文字列および複数の変換文字列ごとの文字列識別情報と、複数の変換文字列の各々に割り振られる文字列選択情報とを対応付けて、記憶手段に記憶する。音声出力手段は、入力文字列に対する変換文字列に対応する文字列識別情報を音声出力する。入力文字列は、キーボードなどの入力手段によって入力される文字列である。音声出力状態制御手段は、音声出力手段を使用状態とするか否かを制御する。ユーザが、主に聴覚によって変換文字列を選択する場合には、音声出力手段が使用状態とされる。また、ユーザが、主に視覚によって変換文字列を選択する場合には、音声出力手段が不使用状態とされる。第2記憶制御手段は、音声出力手段の不使用状態時においては、記憶手段に記憶されている複数の変換文字列と文字列選択情報との対応を、変換内容として確定する処理を契機として変更する。例えば、変換内容として確定された変換文字列に対応付けられている文字列選択情報の順位を上昇させるように変更するとしてもよい。また、第2記憶制御手段は、音声出力手段の使用状態時においては、記憶手段に記憶されている複数の変換文字列と文字列選択情報との対応を変更しないように制御する。
これにより、音声出力手段を使用状態とするときには、複数の変換文字列に対応する文字列選択情報が固定される。よって、変換文字列および文字列識別情報と、文字列選択情報との対応が一義的に決定される。すると、選択する変換文字列の文字列選択情報をユーザが知っている場合には、当該文字列選択情報を入力することで、音声出力による文字列識別情報の読み上げを待たずに変換文字列を選択することができる。よって、聴覚によって変換文字列を選択する場合においても、迅速な文字変換を行うことが可能となる。また、これにより、音声出力手段を不使用状態とするときには、選択される頻度が高い変換文字列の文字列選択情報の優先度が高くなるように学習機能が働く。よって、視覚によって変換文字列を選択する場合においても、迅速な文字変換を行うことが可能となる。
また、コンピュータを、確定手段として機能させるとしてもよい。確定手段は、音声出力手段の使用状態時において、入力手段から入力される文字列選択情報を受け付ける。そして受け付けた文字列選択情報と対応する変換文字列を、変換内容として確定する。これにより、音声出力手段を使用状態とするときには、文字列選択情報を用いて変換文字列を選択することができるため、音声出力による文字列識別情報の読み上げを待つ必要がない。よって、迅速な文字変換を行うことが可能となる。
選択入力装置1の構成を示す図である。 入力文字列の変換処理のフロー図(その1)である。 入力文字列の変換処理のフロー図(その2)である。 入力文字列の変換処理のフロー図(その3)である。 固定辞書および可変辞書のテーブル例を示す図である。 音声出力内容例(その1)である。 音声出力内容例(その2)である。 固定辞書の更新処理のフロー図(その1)である。 固定辞書の更新処理のフロー図(その2)である。 入力文字列の変換処理のフロー図(その4)である。
図面を参照して実施例を説明する。図1で示すように、選択入力装置1は、制御部10、キーボード2、スピーカ4、モニタ6を備える。選択入力装置1の例としては、パーソナルコンピュータ(PC)などが挙げられる。キーボード2には、スペースキー、リターンキー、Escキー、数字キーなどが備えられている。ユーザは、キーボード2を用いて、入力文字列を制御部10に入力する。スピーカ4は、音声出力プログラム26によって生成された音声情報を出力する。モニタ6には、キーボード2によって入力された入力文字列などが表示される。
制御部10は、CPU14、記憶装置20、RAM30、インタフェイス13がバス12を介して接続される。記憶装置20は、ハードディスクやNVRAMなどの不揮発性の記憶装置である。記憶装置20には、制御プログラム21、固定辞書22、可変辞書23、文字情報抽出プログラム24、音声出力プログラム26、パラメータ記憶領域27などが格納されている。制御プログラム21は、電源管理、入出力管理、各プログラムの制御など、選択入力装置1の全体を制御するプログラムである。音声出力プログラム26は、固定辞書22や可変辞書23に記憶されている変換文字列102a、102bや文字列識別情報103a、103bなどを音声情報に変換し、読み上げるプログラムである。音声出力プログラム26の例としては、OS(Operating System)に装備されているボイスオーバー機能などの、周知のソフトウエアが挙げられる。パラメータ記憶領域27は、CPU14が制御プログラム21に従って処理を実行する際に利用される各種パラメータを記憶するための記憶領域である。
固定辞書22および可変辞書23は、入力文字列に対応する変換文字列を記憶するデータテーブルである。固定辞書22および可変辞書23には、複数の入力文字列が登録される。図5(A)に、入力文字列100「くも」についての、固定辞書22のテーブル例を示す。テーブルには、入力文字列100、文字列番号101a、変換文字列102a、文字列識別情報103aが登録される。入力文字列100は、キーボード2によって入力される文字列であり、変換対象となる文字列である。文字列番号101aは、変換文字列を区別するための数字である。また、文字列番号101aは、変換文字列102aの優先度を表している。文字列番号101aの数字が小さい変換文字列102aの優先度が高くされ、優先的に変換候補としてユーザに提示される。なお、文字列番号101aは数字に限られず、アルファベットなどの記号を用いてもよいことは言うまでもない。図5(A)の例では、「1」から「4」までの数字が、文字列番号101aの例に該当する。
変換文字列102aは、入力文字列100に対する変換候補の文字列である。1つの入力文字列100に対して複数の同音異義語が存在するときは、変換文字列102aは複数となる。図5(A)の例では、「雲」、「蜘蛛」、「くも」、「クモ」が、変換文字列102aの例に該当する。文字列識別情報103aは、同音異義語の変換文字列102aを互いに区別するための情報である。図5(A)の例では、「空に浮かぶ水蒸気のくも」、「虫のくも」、「ひらがなのくも」、「カタカナのくも」が、文字列識別情報103aの例に該当する。
また、図5(B)(C)に、入力文字列100「くも」についての、可変辞書23のテーブル例を示す。可変辞書23のテーブルには、入力文字列100、文字列番号101b、変換文字列102b、文字列識別情報103bが登録される。なお、可変辞書23のテーブルの登録内容は、固定辞書22と同様であるため、ここでは詳細な説明は省略する。
固定辞書22と可変辞書23について説明する。固定辞書22は、文字列番号101aと変換文字列102aとの対応が固定されている辞書である。よって、文字列番号101aと、変換文字列102aおよび文字列識別情報103aとの対応が一義的に決定される。よって、文字列番号101aと変換文字列102aとの対応を覚えた入力文字列100については、文字列番号101aを入力することで、音声出力による文字列識別情報103aの読み上げを待たずに変換文字列102aを選択することが可能となる。一方、可変辞書23は、文字列番号101bと変換文字列102bとの対応が可変とされる辞書である。これにより、複数の同音異義語の変換文字列102bのうち、選択される頻度が高い変換文字列102bの文字列番号101bの順位を高くするように学習機能を働かせることができる。
RAM30は、揮発性の読み書き可能なメモリであり、選択入力処理における種々の情報を一時的に記憶する領域である。ワークエリア31は、処理途中の文字列や、各フラグ、ポインタなどを記憶する記憶領域である。キー入力バッファ32は、キーボード2から入力されたキーのデータを一時的に記憶する記憶領域である。候補文字列バッファ33は、変換内容として確定された変換文字列102a、102bを記憶する記憶領域である。
図2を用いて、入力文字列の変換処理のフローを説明する。第1実施形態では、例として、「くも」の入力文字列が入力された場合の変換処理を説明する。
まず、ユーザによって、キーボード2を用いて入力文字列「くも」の入力が行われる。CPU14は、キー入力バッファ32に入力文字列「くも」を記憶させ、モニタ6に「くも」を表示する。その後、CPU14は、入力文字列の変換処理を開始する。
S1において、CPU14は、読み上げスイッチがONか否かを判断する。読み上げスイッチは、音声出力プログラム26を用いるか否かを決定するスイッチである。読み上げスイッチのON、OFFの設定は、予めユーザなどによって行われ、設定内容は読み上げスイッチフラグ情報としてパラメータ記憶領域27に記憶される。後述するように、読み上げスイッチがONの場合は、文字列番号101aや文字列識別情報103aの読み上げ動作が行われる。よって、ユーザが主に聴覚によって変換文字列102aを選択することができるため、視力が弱い視覚障害者向けの設定である。また、読み上げスイッチがOFFの場合は、読み上げ動作が行われない。よって、ユーザが主に視覚によって変換文字列102bを選択することになるため、健常者向けの設定である。読み上げスイッチがOFFである場合(S1:NO)には、S41(図4)に進む。S41以降の動作については後述する。一方、読み上げスイッチがONである場合(S1:YES)には、S3に進む。
S3において、CPU14は、複数読み上げスイッチがONか否かを判断する。複数読み上げスイッチは、入力文字列100に対して複数の変換文字列102aの候補がある場合に、1回の次候補出力指示によってN個(Nは自然数)の文字列識別情報103aを読み上げる動作(複数読み上げ動作)を行うか否かを決定するスイッチである。複数読み上げスイッチのON、OFFの設定や、自然数Nの設定は、予めユーザなどによって行われ、設定内容は読み上げスイッチフラグ情報としてパラメータ記憶領域27に記憶される。
複数読み上げスイッチがONの場合(S3:YES)には、S5に進み、CPU14は、複数読み上げ動作を行う旨の設定を行う。一方、複数読み上げスイッチがOFFの場合(S3:NO)には、S7に進み、CPU14は、対象とされる文字列識別情報103aについて1つずつ読み上げ動作を行う旨の設定を行う。
まず、複数読み上げスイッチがOFFの場合を説明する。この場合、S7へ進み、CPU14は対象の文字列識別情報103aを1つずつ読み上げる設定を行う。S9において、CPU14は、固定辞書22から変換文字列102aの候補の抽出を行う。図5(A)のテーブル例を用いて、抽出動作を説明する。CPU14は、文字情報抽出プログラム24を実行することで、「くも」の入力文字列100についてのテーブルを検索し、図5(A)のテーブルを検出する。そして、文字列番号101aの「1」から「4」に対応する4つの変換文字列102aのうちから、複数読み上げスイッチがONの場合にはN個の変換文字列102aを抽出し、複数読み上げスイッチがOFFの場合には1個の変換文字列102aを抽出する。複数読み上げスイッチOFFの場合においては、図6(A)に示すように、優先順位が1番目の1個の変換文字列(文字列番号101aの「1」に対応付けられる変換文字列102a「雲」)が抽出される。
S11に進むと、CPU14は、音声出力プログラム26を実行することで、文字列番号101aおよび文字列識別情報103aの読み上げ動作を行う。複数読み上げスイッチがONの場合には、読み上げ動作は、文字列番号101aの順番に従って行われる。そして、読み上げが開始されると、終了をまたずにS13へ進む。第1実施形態の説明例では、図6(A)に示すように、音声出力内容は、「1番、空に浮かぶ水蒸気のくも」となる。
S13において、CPU14は、キーボード2の何れかのキーが押下されるまで待機する。キー押下の情報が入力されると、S15に進む。S15において、CPU14は、文字列番号101aおよび文字列識別情報103aの読み上げ処理中の場合には、読み上げ処理を中止し、S17へ進む。
S17において、CPU14は、スペースキーが押下されたか否かを判断する。スペースキーが押下された場合(S17:YES)には、S9へ戻り、CPU14は次の変換文字列102aの候補を固定辞書22から抽出する。そしてスペースキーが押下される度に、S9ないしS15が繰り返される。第1実施形態の説明例では、1回目のスペースキー押下が行われると、図6(B)に示すように、2番目の変換候補である「2番、虫のくも」が読み上げられる。そして、2回目のスペースキー押下が行われると、図6(C)に示すように、3番目の変換候補である「3番、ひらがなのくも」が読み上げられる。一方、スペースキーが押下されていない場合(S17:NO)には、S19(図3)へ進む。
次に、複数読み上げスイッチがONである場合(S3:YES)の変換処理を、図7を用いて説明する。例として、N=3に設定されている場合を説明する。S9(図2)において、CPU14は、文字列番号101aの「1」から「3」に対応付けられる変換文字列102aを抽出する(図7(A))。S11に進むと、CPU14は、「1番、空に浮かぶ水蒸気のくも」、「2番、虫のくも」、「3番、ひらがなのくも」と順番に音声出力を行う。その後、S17においてスペースキーが押下されると、次の文字列番号101aの「2」から3個分の変換文字列102aが抽出される(図7(B))。S11に進むと、CPU14は、「2番、虫のくも」、「3番、ひらがなのくも」、「4番、カタカナのくも」と順番に音声出力を行う。
S19において、CPU14は、リターンキーが押下されたか否かを判断する。リターンキーが押下された場合(S19:YES)には、S21へ進む。S21において、CPU14は、読み上げ対象とされた変換文字列102aを、変換内容として確定する処理を行い、S33へ進む。S33において、CPU14は、確定した変換文字列102aを候補文字列バッファ33に記憶する。これによりユーザは、読み上げられた文字列識別情報103aが、所望する変換文字列102aに関する情報に該当すると判断した場合には、リターンキーを押すことで当該変換文字列102aを変換内容として確定することができる。第1実施形態の説明例では、図6(B)に示すように、「2番、虫のくも」が読み上げられた際にユーザがリターンキーを押下した場合には、入力文字列100「くも」に対して変換文字列102a「蜘蛛」が、ユーザが所望する変換文字列として確定される。一方、リターンキーが押下されていない場合(S19:NO)には、S23へ進む。
S23において、CPU14は、数字キーが押下されたか否かを判断する。数字キーが押下された場合(S23:YES)には、S25へ進む。S25において、CPU14は、押下された数字キーの文字列番号101aに対応する変換文字列102aを固定辞書22から検索し、検索した変換文字列102aを変換内容として確定する処理を行う。そしてS33へ進み、CPU14は、確定した変換文字列102aを候補文字列バッファ33に記憶する。これにより、変換内容として確定したい変換文字列102aの文字列番号101aをユーザが知っている場合には、当該文字列番号101aを入力することで、音声出力による文字列識別情報103aの読み上げを待たずに、変換内容を確定することができる。第1実施形態の説明例では、数字キーの「2」が押下された場合には、入力文字列100「くも」に対して、文字列番号101a「2」である変換文字列102a「蜘蛛」が、ユーザが所望する変換文字列として確定される。一方、数字キーが押下されていない場合(S23:NO)には、S27へ進む。
S27において、CPU14は、Escキーが押下されたか否かを判断する。Escキーが押下された場合(S27:YES)には、S29へ進む。S29において、CPU14は、キー入力バッファ32の内容を削除し、モニタ6に表示していた入力文字列100を消去する。第1実施形態の説明例では、モニタ6に表示されていた入力文字列100「くも」が消去される。一方、Escキーが押下されていない場合(S27:NO)には、S31へ進む。S31において、CPU14は、読み上げ対象とされた変換文字列102aを、変換内容として確定する処理を行い、S33へ進む。S33において、CPU14は、確定した変換文字列102aを候補文字列バッファ33に記憶する。
S35に進むと、CPU14は、学習スイッチがONか否かを判断する。学習スイッチは、可変辞書23の登録内容の変更を行うか否かを決定するスイッチである。学習スイッチのON、OFFの設定は、予めユーザなどによって行われ、設定内容は読み上げスイッチフラグ情報としてパラメータ記憶領域27に記憶される。学習スイッチがOFFである場合(S35:NO)には、可変辞書23の内容変更を行うことなく、フローを終了する。
学習スイッチがONである場合(S35:YES)には、S37へ進む。S37において、CPU14は、可変辞書の内容変更を行う。可変辞書23の内容変更動作では、変換内容を確定する処理を契機として、変換文字列102bに対して文字列番号101bが再割り振りされる。このとき、変換内容として確定された変換文字列102bに対して、優先度の高い文字列番号101bが割り振られる。第1実施形態の例では、図5(B)が内容変更前の可変辞書23のテーブルに該当する。そして、「蜘蛛」の変換文字列102bを変換内容として確定する処理を契機として、「蜘蛛」に割り振られる文字列番号101bが「2」から「1」へ変更され、「雲」に割り振られる文字列番号101bが「1」から「2」へ変更される。よって、図5(C)に示すように、可変辞書23の内容が変更される。
これにより、可変辞書23において、複数の同音異義語の変換文字列102bのうち選択される頻度が高い変換文字列102bの文字列番号101bの順位を高くするように、学習機能が働く。よって、視覚によって変換文字列を選択する場合において、選択頻度の高い変換文字列102bが優先的に変換候補としてユーザに提示されるため、迅速な文字変換を行うことが可能となる。
S1(図2)において、読み上げスイッチがOFFである場合(S1:NO)のフローを、図4を用いて説明する。図4のフローは、読み上げ動作が行われない健常者向けのフローである。図4のフローでは、変換処理において可変辞書23が用いられる。
上記のように、視覚障害者が文字列変換作業を行う場合や、モニタ6を見ることができない状態で文字列変換作業を行う場合には、固定辞書22を用いることで、変換文字列102aの候補順を絶えず一定とすることができる。よって、変換文字列102aの候補順位を覚えることにより、文字列識別情報103aの読み上げを待たずに変換文字列102aを確定することができる。そして、文字列変換作業時に学習スイッチをONにしておけば、変換作業内容が、可変辞書23の変換文字列102bの候補順位に反映される。よって、次回以降の変換作業時において、健常者がモニタ6を見ながら文字列変換作業を行う場合に、前回選択した候補文字が候補として提示される順番が早くなるため、迅速に文字列変換作業を行うことが可能となる。
S41において、CPU14は、可変辞書23から変換文字列102bの候補の抽出を行う。なお、図4のS43、S45は、それぞれ、図2のS13、S17と同様のステップである。また、図4のS47、S49、S51、S53、S55、S57、S59は、それぞれ、図3のS19、S21、S27、S29、S31、S33、S37と同様のステップである。よって、ここでは詳細な説明は省略する。
次に、ユーザの操作により開始される、固定辞書22の更新について説明する。固定辞書22の更新は、固定辞書22においてよく使う変換文字列の候補順位が低い場合などの必要に応じて、ユーザの操作によって開始される。ユーザ操作は、例えば、モニタ6上に表示されるユーザインターフェースを用いて行われるとしてもよい。図8、図9を用いて、固定辞書22の更新を説明する。固定辞書22の更新とは、可変辞書23の変更内容を、固定辞書に反映させる処理である。可変辞書23の変更内容は、例えば、変換文字列102bに対する文字列番号101bの割り振り順番が挙げられる。
図8を用いて、固定辞書22の更新の第1の例を説明する。第1の例は、ユーザによって入力された対象文字列について、反映処理を行う形態である。本実施形態では、例として、対象文字列が「くも」である場合を説明する。
まず、固定辞書22の更新処理が開始されると、S61において、CPU14は、対象文字列の入力まで待機する。対象文字列とは、可変辞書23の更新を反映させたい入力文字列100である。本実施形態の例では、ユーザによって、キーボード2から対象文字列「くも」が入力される。
S63において、CPU14は、音声出力プログラム26を実行することで、可変辞書23での対象文字列の登録内容を、文字列番号101bをつけて読み上げる。本実施形態の例では、可変辞書23の登録内容(図5(C))が、「1番、虫のくも」、「2番、空に浮かぶ水蒸気のくも」、「3番、ひらがなのくも」、「4番、カタカナのくも」というように読み上げられる。
S65において、CPU14は、キーボード2から「OK」または「CANCEL」の情報が入力されるまで待機する。そして何れかの情報が入力されると、S67に進む。S67において、CPU14は、「OK」が入力されたか否かを判断する。ユーザは、S63で読み上げられた登録内容を固定辞書22に反映させると判断した場合には、キーボード2を用いて、「OK」の情報を入力する。よってCPU14は、「OK」が入力されたと判断し(S67:YES)、S69へ進む。S69において、CPU14は、可変辞書23の変更内容を固定辞書22に反映させる。これにより、本実施形態の例では、固定辞書22の登録内容が図5(A)から図5(C)に変更される。一方、ユーザは、S63で読み上げられた登録内容を固定辞書22に反映させないと判断した場合には、「CANCEL」の情報を入力する。よってCPU14は、「OK」が入力されていないと判断し(S67:NO)、フローを終了する。これにより、本実施形態の例では、固定辞書22の登録内容が図5(A)で維持される。
図9を用いて、固定辞書更新の第2の例を説明する。第2の例は、所定期間内に変更された対象文字列について、反映処理を行う形態である。
まず、固定辞書22の更新の処理が開始されると、S71において、CPU14は、対象期間の入力まで待機する。対象期間の例としては、日付や、今回のログイン期間などが挙げられる。対象期間が日付の場合には、対応する日に変更された全ての入力文字列100が、対象文字列とされる。また、直前に変換動作を行った入力文字列100を、対象文字列としてもよいことは言うまでもない。
S73において、CPU14は、可変辞書23において対象期間中に更新された対象文字列を抽出する。なお、抽出される対象文字列は、複数となる場合がある。S75において、CPU14は、音声出力プログラム26を実行することで、可変辞書23での対象文字列の登録内容を読み上げる動作を行う。S77において、CPU14は、キーボード2から「OK」または「キャンセル」の情報が入力されるまで待機する。そして何れかの情報が入力されると、S79に進む。S79において、CPU14は、「OK」が入力されたか否かを判断する。「OK」が入力された場合(S79:YES)には、S81へ進む。S81において、CPU14は、可変辞書23の変更内容を固定辞書22に反映させ、S83へ進む。一方、「OK」が入力されていない場合(S79:NO)には、S83へ進む。
S83において、CPU14は、全ての対象文字列について、反映処理の検討を行ったか否かを判断する。全ての対象文字列について検討を行っていない場合(S83:NO)には、S75へ戻り、次の対象文字列についての更新結果を反映するか否かの判断を行う。一方、全ての対象文字列について検討が終了している場合(S83:YES)には、フローを終了する。
これにより、文字列番号101aと変換文字列102aとの対応が固定されている固定辞書22についても、ユーザが指定した所定の入力文字列100については、可変辞書23の学習内容を反映することが可能となる。
第1実施形態に係る発明の効果を以下に説明する。CPU14は、音声出力プログラム26を実行することで、変換文字列102aの文字列識別情報103aを音声出力する。よって、ユーザは、音声出力の文字列識別情報103aを聞いて、複数の変換文字列102aのうちから所望の文字列を選択することができる。そして、選択した変換文字列102aの文字列番号101aをキーボード2を用いて入力することで、変換文字列102aの選択を確定することができる。以上より、選択を所望する変換文字列102aの文字列番号101aをユーザが知っている場合には、当該文字列番号101aを入力することで、音声出力による文字列識別情報103aの読み上げを待たずに変換文字列102aを選択することができる。よって、迅速な文字変換を行うことが可能となる。
また、CPU14は、文字列識別情報103aの音声出力時に、文字列識別情報103aに対応する文字列番号101aも併せて音声出力する。これにより、ユーザは、文字列識別情報103aと文字列番号101aとを関連づけて聞くことで、変換文字列102aの各々に割り振られた文字列番号101aを知ることができる。よって、ユーザが記憶している文字列番号101aを入力することで、音声出力による文字列識別情報103aの読み上げを待たずに変換文字列102aを選択することが可能となる。
第2実施形態を説明する。第1実施形態では、スペースキーが押下されるごとに、順番に変換文字列102aが変換候補として選択される形態を説明した。一方、第2実施形態は、所定のキーが押下されることに応じて、複数の文字列番号101aのうちの1つを始点とし、始点から所定数の範囲内にある文字列番号101aを変換候補として抽出する形態である。
図10を用いて、第2実施形態に係る、入力文字列の変換動作のフローを説明する。第2実施形態では、第1実施形態に係るフロー(図2)のS23とS27との間に、さらにS91ないしS99が挿入される。
S91に進むと、CPU14は、シフトキーと数字キーとが同時に押下されたか否かを判断する。押下された場合(S91:YES)には、S93へ進む。S93において、CPU14は、数字キーによって入力された数字mを用いて、m個の変換文字列102aについて複数読み上げ動作を行う。具体的には、CPU14は、ポインタの初期値を文字列番号101aの「1」に設定する。そして、キーボード2から「シフトキー+数字キー」が入力されることに応じて、ポインタからm個の範囲内にある文字列番号101aを抽出する。また、CPU14は、ポインタに設定された文字列番号101aに対応する変換文字列102aが最も高い優先度となるように、抽出された変換文字列102aに対して呼び順情報を再割り振りする。そして、CPU14は、音声出力プログラム26を実行することで、抽出された文字列番号101aに対応する文字列識別情報103aを、呼び順情報の順番で音声出力する動作を行う。そしてS95に進み、CPU14は、ポインタの位置をm個分だけ更新する。その後、S13(図2)へ戻る。
例えば、変換を開始して最初に「シフトキー+数字キー「5」」が入力された場合には、ポインタ位置の初期値は文字列番号101aの「1」に設定されている。よって、ポインタから5個の範囲内にある文字列番号101aの「1」から「5」までが抽出され、呼び順情報の「1」から「5」が割り振られる。そして呼び順情報の順に、文字列識別情報103aが読み上げられる。その後、ポインタの位置が「5」個分更新され、ポインタ位置は文字列番号101aの「6」とされる。続いて、「シフトキー+数字キー「3」」が入力された場合には、ポインタ「6」から3個の範囲内にある文字列番号101aの「6」から「8」までが抽出され、呼び順情報の「1」から「3」が再割り振りされる。そして呼び順情報の順に、文字列識別情報103aが読み上げられる。その後、S23(図3)において、数字キーの「2」が入力されると、呼び順情報の「2」に対応する、文字列番号101aの「7」の変換文字列102aが、選択内容として確定される。
一方、シフトキーと数字キーとが同時に押下されていない場合(S91:NO)には、S97へ進む。S97において、CPU14は、シフトキーと「N」キーとが同時に押下されたか否かを判断する。押下されていない場合(S97:NO)には、S27(図3)へ進む。一方、押下された場合(S97:YES)には、S99へ進む。
S99において、CPU14は、直前の読み上げ数kを用いて、k個の変換文字列102aについて複数読み上げ動作を行う。具体的には、CPU14は、ポインタからk個の範囲内にある文字列番号101aを抽出する。そして、抽出された変換文字列102aに対して呼び順情報の再割り振りを行い、音声出力する。そしてS100に進み、CPU14は、ポインタの位置をk個分だけ更新する。その後、S13(図2)へ戻る。
例えば、前回の変換において、「シフトキー+数字キー「3」」が入力され、ポインタ「6」から3個の範囲内にある文字列番号101aの「6」から「8」までが抽出され、読み上げられている場合を説明する。このとき、次に「シフトキー+「N」キー」が入力された場合には、ポインタ「9」から前回の読み上げ数k(3個)の範囲内にある文字列番号101aの「9」から「11」までが抽出され、呼び順情報の「1」から「3」が再割り振りされる。その後、S23(図3)において、数字キーの「2」が入力されると、呼び順情報の「2」に対応する、文字列番号101aの「10」に対応する変換文字列102aが、選択内容として確定される。
なお、最初の変換時など、直前の読み上げ数kが存在しない場合には、予め設定する初期値を用いるとしてもよい。初期値はユーザなどによって設定され、例えば「5」などの値とされる。
第2実施形態に係る発明の効果を以下に説明する。CPU14は、キーボード2から「シフトキー+数字キー(m)」が入力されることに応じて、ポインタからm個の範囲内にある文字列番号101aを抽出する。また、CPU14は、抽出された文字列番号101aに対応する文字列識別情報103aを、文字列番号101aの順番で音声出力する。これにより、ユーザの選択に応じて、複数の文字列番号101aのうちから所定数ずつ選択して、順番に音声出力することが可能となる。
また、CPU14は、ポインタに設定された文字列番号101aに対応する変換文字列102aが最も高い優先度となるように、抽出された文字列番号101aに対応する変換文字列の呼び順情報を再割り振りする。また、CPU14は、文字列識別情報103aを、再割り振りされた呼び順情報の順番で音声出力する。そしてキーボード2から入力された呼び順情報の番号に対応する変換文字列102aを、選択内容として確定する。これにより、呼び順情報の範囲内に存在する文字列識別情報103aが、常に音声出力されることになる。よって、変換文字列102aの数が多い場合においても、選択に用いる呼び順番号の数が増加することを防止できるため、ユーザの操作性を高めることが可能となる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。上記の実施例の変形例を以下に列挙する。
第1実施形態では、文字列番号101aと文字列識別情報103aとの両方が音声出力される場合を説明したが、これに限られない。文字列識別情報103aのみが音声出力されるとしてもよいことは言うまでもない。この場合、ユーザは、文字列番号101aの読み上げがなくても、順番を数えることにより、文字列番号101aと変換文字列102aとの対応を知ることが可能とされる。よって、文字列番号101aを入力することで、音声出力による文字列識別情報103aの読み上げを待たずに変換文字列102aを選択することが可能となる。
また入力装置はキーボード2に限られない。マウスや、ペン入力や、タッチパネルなどであってもよいことは言うまでもない。
また、本実施形態では、可変辞書23の変更内容を選択して固定辞書に反映させる場合を説明したが、この形態に限られない。可変辞書23の変更内容の全てをそのまま固定辞書22に反映させても良いことは言うまでもない。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
なお、文字列番号101a、101bは文字列選択情報の一例、キーボード2は入力手段の一例、スペースキー押下は次候補出力第1指示の一例、シフトキー+数字キー押下やシフトキー+「N」キー押下は次候補出力第2指示の一例、である。
また、S5、S11を実行する制御部は音声出力手段の一例である。S19を実行する制御部は確定手段の一例である。S17を実行する制御部は第1選択手段の一例である。S93、S99を実行する制御部は第2選択手段の一例である。S9、S35、S37を実行する制御部は音声出力状態制御手段の一例である。S17を実行する制御部は第2記憶制御手段の一例である。
2 キーボード
10 制御部
22 固定辞書
23 可変辞書
100 入力文字列
101 文字列番号
102 変換文字列
103 文字列識別情報

Claims (11)

  1. コンピュータを、
    入力文字列に対する変換候補である複数の変換文字列および複数の前記変換文字列ごとの文字列識別情報と、複数の前記変換文字列の各々に割り振られる文字列選択情報とを対応付けて記憶手段に記憶する第1記憶制御手段と、
    入力手段によって入力された前記入力文字列に対する前記変換文字列に対応する前記文字列識別情報を音声出力する音声出力手段と、
    前記入力手段から入力される前記文字列選択情報を受け付け、該文字列選択情報に対応する前記変換文字列を変換内容として確定する確定手段と
    して機能させるためのプログラム。
  2. 前記音声出力手段は、前記文字列識別情報の音声出力時に、前記文字列識別情報に対応する前記文字列選択情報も併せて音声出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記文字列選択情報は、前記変換文字列の順番を表す数字である
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のプログラム。
  4. 前記入力手段から次候補出力第1指示が入力されることに応じて、複数の前記文字列選択情報のうちの1つを選択する第1選択手段として前記コンピュータを機能させ、
    前記音声出力手段は、前記第1選択手段で選択された前記文字列選択情報に対応する前記文字列識別情報を音声出力する
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れかに記載のプログラム。
  5. 前記第1記憶制御手段は、前記第1選択手段で選択された前記文字列選択情報に対応する前記変換文字列に、最も高い優先度の前記文字列選択情報を再割り振りし、
    前記音声出力手段は、再割り振りされた前記文字列選択情報および当該文字列選択情報に対応する前記文字列識別情報を音声出力する
    ことを特徴とする請求項4に記載のプログラム。
  6. 前記入力手段から次候補出力第2指示が入力されることに応じて、複数の前記文字列選択情報のうちの1つを始点とし、該始点から所定数の範囲内にある前記文字列選択情報を抽出する第2選択手段として前記コンピュータを機能させ、
    前記音声出力手段は、前記第2選択手段で抽出された前記文字列選択情報に対応する前記文字列識別情報を前記文字列選択情報の順番で音声出力する
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れかに記載のプログラム。
  7. 前記第1記憶制御手段は、前記第2選択手段で始点とされた前記文字列選択情報に対応する前記変換文字列が最も高い優先度となるように、抽出された前記文字列選択情報に対応する前記変換文字列の前記文字列選択情報を再割り振りし、
    前記音声出力手段は、再割り振りされた前記文字列選択情報および当該文字列選択情報に対応する前記文字列識別情報を再割り振りされた前記文字列選択情報の順番で音声出力する
    ことを特徴とする請求項6に記載のプログラム。
  8. コンピュータを、
    入力文字列に対する変換候補である複数の変換文字列および複数の前記変換文字列ごとの文字列識別情報と、複数の前記変換文字列の各々に割り振られる文字列選択情報とを対応付けて記憶手段に記憶する第1記憶制御手段と、
    入力手段によって入力された前記入力文字列に対する前記変換文字列の前記文字列識別情報を音声出力する音声出力手段と、
    前記音声出力手段を使用状態とするか否かを制御する音声出力状態制御手段と、
    前記音声出力手段の不使用状態時においては、前記記憶手段に記憶されている複数の前記変換文字列と前記文字列選択情報との対応を、変換内容として確定する処理を契機として前記文字列選択情報が割り振られるように変更し、
    前記音声出力手段の使用状態時においては、前記記憶手段に記憶されている複数の前記変換文字列と前記文字列選択情報との対応を変更しないように制御する第2記憶制御手段と、
    して機能させるためのプログラム。
  9. 前記音声出力手段の使用状態時において、前記入力手段から入力される前記文字列選択情報を受け付け、該文字列選択情報に対応する前記変換文字列を変換内容として確定する確定手段
    として前記コンピュータを機能させること特徴とする請求項8に記載のプログラム。
  10. 入力文字列に対する変換候補である複数の変換文字列および複数の前記変換文字列ごとの文字列識別情報と、複数の前記変換文字列の各々に割り振られる文字列選択情報とを対応付けて記憶手段に記憶する第1記憶制御手段と、
    入力手段によって入力された前記入力文字列に対する前記変換文字列に対応する前記文字列識別情報を音声出力する音声出力手段と、
    前記入力手段から入力される前記文字列選択情報を受け付け、該文字列選択情報に対応する前記変換文字列を変換内容として確定する確定手段と
    を備えることを特徴とする文字変換装置。
  11. 入力文字列に対する変換候補である複数の変換文字列および複数の前記変換文字列ごとの文字列識別情報と、複数の前記変換文字列の各々に割り振られる文字列選択情報とを対応付けて記憶手段に記憶する第1記憶制御手段と、
    入力手段によって入力された前記入力文字列に対する前記変換文字列の前記文字列識別情報を音声出力する音声出力手段と、
    前記音声出力手段を使用状態とするか否かを制御する音声出力状態制御手段と、
    前記音声出力手段の不使用状態時においては、前記記憶手段に記憶されている複数の前記変換文字列と前記文字列選択情報との対応を、変換内容として確定する処理を契機として前記文字列選択情報が割り振られるように変更し、
    前記音声出力手段の使用状態時においては、前記記憶手段に記憶されている複数の前記変換文字列と前記文字列選択情報との対応を変更しないように制御する第2記憶制御手段と、
    を備えることを特徴とする文字変換装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013168158A (ja) * 2012-02-15 2013-08-29 Apple Inc 視覚障害のあるユーザを助けるための同音異義語の規範的記述
JP2015001786A (ja) * 2013-06-13 2015-01-05 富士通株式会社 携帯電子機器及び文字入力支援プログラム

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