JP2010176253A - 回収物評価装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 製品の製造プロセスから製品に組み込まれることなく回収される部材等の回収物に含まれる物質を定量的に把握できるようにすること。
【解決手段】 回収物評価装置100の物質量算出部132は、回収物が発生するプロセスを特定して、特定されたプロセスで使用される部品の物理量を特定し、特定されたプロセスで処理の対象となる部分の物理量を特定し、プロセスで使用される部品の物理量から、プロセスで処理の対象となる部分の物理量を除くことで、プロセスで回収される回収物の物理量を算出して、算出した回収物の物理量に、当該回収物を構成する物質の構成比率を乗算することで、回収物に含まれる物質毎の量を算出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、製品の製造過程で回収される回収物を評価する技術である。
近年、製品の高機能化、高性能化に対応するため、例えば、平面テレビ(薄型テレビ)の主要部品である液晶パネルやプラズマディスプレイパネルに透明電極として使われるインジウムのように、製品およびその製造プロセスに種々の希少物質が多く利用されるようになっている。
また、同時に、需要の拡大の影響もあり、これら希少物質の単価が上昇し、単価、量の両面から、製品に含有する希少物質の価値が拡大する傾向にある。さらに、このような傾向は希少物質だけでなく、鉄、銅、アルミといった広く利用される金属や、汎用プラスチックにまで及んでおり、製造プロセスで使用される物質を適切に管理する必要性が高まっている。
この点、特許文献1では、特定の管理物質が扱われるプロセス毎に、当該管理物質の移動先毎の排出移動量を算出することで、当該管理物質を適切に管理する技術が記載されている。
特開2005−327313号公報
特許文献1に記載の技術では、予め定められた管理物質については適切に管理することはできるが、その他の物質については管理することができない。
例えば、製品の製造プロセスでは、希少物質、金属、プラスチック(以下、これらを纏めて部材と称するが、部材は固形の状態だけでなく、液状のものなどを含むものとする)が組み合わされて使用されるが、製造プロセスに投入されるすべての部材が製品として構成されるわけではない。即ち、金属板をプレス加工した際の端材、プラスチックを射出成形した場合のゲート部分、さらには製造プロセスで塗布された部材の中で、その後の剥離工程で剥離剤に溶け出す部分や製品には残らない剥離剤自体などは、製造プロセスから回収される。
この点、引用文献1に記載の技術では、これら回収物に含まれる希少物質、金属、プラスチック等が管理物質として指定されていないと、回収物が持つ本来の価値を評価することができない。
そこで、本発明は、製品の製造プロセスから製品に組み込まれることなく回収される部材等の回収物に含まれる物質を定量的に把握できるようにすることを目的とする。
以上の課題を解決するため、本発明は、製品の製造プロセスから製品に組み込まれることなく回収される回収物に含まれる物質の量をプロセス毎に算出する。
例えば、本発明は、部品又は部位の少なくとも何れか一方、および、当該部品又は部位の少なくとも何れか一方の物理量、を特定する部品属性情報と、製品毎に、当該製品を製造するプロセス、当該プロセスで処理の対象となる部品及び部位の少なくとも何れか一方、および、当該プロセスで処理の対象となる部分の物理量、を特定するプロセス管理情報と、回収物が発生するプロセスを特定するプロセス属性情報と、部品及び部位の少なくとも何れか一方、当該部品及び部位の少なくとも何れか一方を構成する物質、および、当該部品及び部位の少なくとも何れか一方における当該物質の構成比率、を特定する部品環境情報と、を記憶する記憶部と、制御部と、を備える回収物評価装置であって、前記制御部は、前記プロセス属性情報を参照することで、前記プロセス管理情報より回収物が発生するプロセスを特定する処理と、特定されたプロセスで使用される部品又は部材の物理量を前記部品属性情報より特定し、特定されたプロセスで処理の対象となる部分の物理量を前記プロセス管理情報より特定し、前記部品属性情報より特定した物理量から、前記プロセス管理情報より特定した物理量を除くことで、特定されたプロセスで回収される回収物の物理量を算出する処理と、特定されたプロセスで使用される部品又は部材を構成する物質と、当該物質の構成比率と、を前記部品環境情報より特定し、算出された物理量に前記構成比率を乗算することで、特定されたプロセスで回収される回収物に含まれる物質毎の量を算出する処理と、を行うこと、を特徴とする。
以上のように、本発明によれば、製品の製造プロセスから製品に組み込まれることなく回収される部材等の回収物に含まれる物質を定量的に把握できるようにすることができる。
図1は、本発明の第一の実施形態である回収物評価装置100の概略図である。図示するように、回収物評価装置100は、記憶部110と、制御部130と、入力部140と、出力部150と、を有する。
記憶部110は、製品構成情報記憶領域111と、部品属性情報記憶領域112と、部品名称情報記憶領域113と、プロセス管理情報記憶領域114と、プロセス属性情報記憶領域115と、部品環境情報記憶領域116と、製造部材情報記憶領域117と、を備える。
製品構成情報記憶領域111には、製品を構成する部品を特定する製品構成情報が記憶される。例えば、本実施形態においては、図2(製品構成情報テーブル111aの概略図)に示すような製品構成情報テーブル111aが記憶される。
製品構成情報テーブル111aは、親部品ID欄111bと、子部品ID欄111cと、員数欄111dと、を有する。
親部品ID欄111bには、製品又は部品を特定する情報が格納される。ここで、本実施形態においては、製品又は部品を特定する情報として、製品又は部品を一意に識別するための識別情報である製品ID又は部品IDが格納される。
子部品ID欄111cには、親部品ID欄111bで特定される製品又は部品を構成する部品を特定する情報が格納される。ここで、本実施形態においては、部品を特定する情報として、部品を一意に識別するための識別情報である部品IDが格納される。
員数欄111dには、親部品ID欄111bで特定される製品又は部品において、子部品ID欄111cで特定される部品が使用されている数を特定する情報が格納される。
図1に戻り、部品属性情報記憶領域112には、製品の製造過程において使用される部品及び部材の物理量を特定する部品属性情報が記憶される。例えば、本実施形態においては、図3(部品属性情報テーブル112aの概略図)に示すような部品属性情報テーブル112aが記憶される。
部品属性情報テーブル112aは、部品ID欄112bと、部位ID欄112cと、部位名称欄112dと、属性1欄112eと、属性2欄112fと、属性3欄112gと、を有する。
部品ID欄112bには、製品の製造過程において使用される部品又は部材を特定する情報が格納される。ここで、本実施形態においては、部品又は部材を特定する情報として、部品又は部材を一意に識別するための識別情報である部品ID又は部材IDが格納される。
部位ID欄112cには、部品ID欄112bで特定される部品が、複数の部位に分けられている場合には、当該部位を特定する情報が格納される。ここで、本実施形態においては、部位を特定する情報として、部品を構成する部位を一意に識別するための識別情報である部位IDが格納される。
部位名称欄112dには、部位ID欄112cで特定される部品の部位に与えられている名称(部位名)を特定する情報が格納される。
属性1欄112eには、部品ID欄112bで特定される部品(部位ID欄112cに部位IDが格納されている場合には、部位ID欄112cで特定される部品の部位)の物理量の一つ(本実施形態においては、重量)を特定する情報が格納される。
属性2欄112fには、部品ID欄112bで特定される部品(部位ID欄112cに部位IDが格納されている場合には、部位ID欄112cで特定される部品の部位)の物理量の一つ(本実施形態においては、長さ)を特定する情報が格納される。
属性3欄112gには、部品ID欄112bで特定される部材の物理量の一つ(本実施形態においては、比重)を特定する情報が格納される。
なお、本実施形態においては、部品又は部材の物理量として、重量、長さ及び比重を特定するようにしているが、このような態様に限定されるものではなく、部品又は部材の物性を特定することのできる他の物理量、例えば、体積、面積等を格納することも可能である。
図1に戻り、部品名称情報記憶領域113には、製品の製造過程において使用される部品及び部材の名称を特定する部品名称情報が記憶される。例えば、本実施形態においては、図4(部品名称情報テーブル113aの概略図)に示すような部品名称情報テーブル113aが記憶される。
部品名称情報テーブル113aは、部品ID欄113bと、部品名称欄113cと、を有する。
部品ID欄113bには、製品の製造過程において使用される部品又は部材を特定する情報が格納される。ここで、本実施形態においては、部品又は部材を特定する情報として、部品又は部材を一意に識別するための識別情報である部品ID又は部材IDが格納される。
部品名称欄113cには、部品ID欄113bで特定される部品又は部材の名称を特定する情報が格納される。ここで、本実施形態においては、部品又は部材の名称を特定する情報として、部品名又は部材名が格納される。
図1に戻り、プロセス管理情報記憶領域114には、製品を製造するプロセス毎に、当該プロセスで処理される部品又は部材の物理量を特定するプロセス管理情報が記憶される。例えば、本実施形態においては、図5(プロセス管理情報テーブル114aの概略図)に示すようなプロセス管理情報テーブル114aが記憶される。
プロセス管理情報テーブル114aは、製品ID欄114bと、部品ID欄114cと、部位ID欄114dと、プロセスID欄114eと、物理量領域114fと、を有する。
製品ID欄114bには、製造する製品を特定する情報が格納される。ここで、本実施形態においては、製品を特定する情報として、製品を一意に識別するための識別情報である製品IDが格納される。
部品ID欄114cには、製品ID欄114bで特定される製品の製造過程において、後述するプロセスID欄114eで特定されるプロセスで処理される部品又は部材を特定する情報が格納される。ここで、本実施形態においては、部品又は部材を特定する情報として、部品又は部材を一意に識別するための識別情報である部品ID又は部材IDが格納される。
部位ID欄114dには、製品ID欄114bで特定される製品の製造過程において、後述するプロセスID欄114eで特定されるプロセスで、部品ID欄114cで特定される部品の特定の部位に処理が施される場合に、当該部位を特定する情報が格納される。ここで、本実施形態においては、部位を特定する情報として、部品を構成する部位を一意に識別するための識別情報である部位IDが格納される。
プロセスID欄114eには、製品ID欄114bで特定される製品の製造過程において、部品ID欄114cで特定される部品又は部材(部位ID欄114dに部位IDが格納されている場合には、当該部品の部位)に処理を施すプロセスを特定する情報が格納される。ここで、本実施形態においては、プロセスを特定する情報として、プロセスを一意に識別するための識別情報であるプロセスIDが格納される。
物理量領域114fには、プロセスID欄114eで特定されるプロセスにおいて、部品ID欄114cで特定される部品又は部材(部位ID欄114dに部位IDが格納されている場合には、当該部品の部位)に対して処理を施す際に、処理に必要となる物理量を特定する情報が格納される。
ここで、本実施形態においては、物理量領域114fには、プロセス量n欄114g及び対象属性欄114h(nは、1以上の自然数)のペアが、プロセスID欄114eで特定されるプロセスにおいて必要な数nだけ設けられている。
プロセス量n欄114gには、プロセスID欄114eで特定されるプロセスにおいて処理される物理量を特定する情報が格納される。
対象属性欄114hには、プロセスID欄114eで特定されるプロセスにおいて処理される部品又は部材の属性を特定する情報が格納される。ここで、本実施形態においては、部品又は部材の属性を特定する情報として、部品属性情報テーブル112aの属性1欄112e、属性2欄112f又は属性3欄112gの何れかで特定されている情報、または、単位、を特定する情報が格納される。
図1に戻り、プロセス属性情報記憶領域115には、製品を製造するプロセスでの処理内容を特定するプロセス属性情報が記憶される。例えば、本実施形態においては、図6(プロセス属性情報テーブル115aの概略図)に示すようなプロセス属性情報テーブル115aが記憶される。
プロセス属性情報テーブル115aは、プロセスID欄115bと、プロセス内容欄115cと、廃材発生フラグ欄115dと、を有する。
プロセスID欄115bには、製品を製造するプロセスを特定する情報が格納される。ここで、本実施形態においては、プロセスを特定する情報として、プロセスを一意に識別するための識別情報であるプロセスIDが格納される。
プロセス内容欄115cには、プロセスID欄115bで特定されるプロセスの処理内容を特定する情報が格納される。
廃材発生フラグ欄115dには、プロセスID欄115bで特定されるプロセスで廃材が発生するか否かを特定する情報が格納される。ここで、本実施形態においては、廃材発生フラグ欄115dに「0」が格納されている場合には、廃材が発生しないことを示し、廃材発生フラグ欄115dに「1」が格納されている場合には、廃材が発生することを示すものとする。
図1に戻り、部品環境情報記憶領域116には、部品を構成する物質と、当該物質の量を特定する部品環境情報が記憶される。例えば、本実施形態においては、図7(部品環境情報テーブル116aの概略図)に示すような部品環境情報テーブル116aが記憶される。
部品環境情報テーブル116aは、部品ID欄116bと、部位ID欄116cと、物質ID欄116dと、物質率欄116eと、を有する。
部品ID欄116bには、製品の製造過程において使用される部品を特定する情報が格納される。ここで、本実施形態においては、部品を特定する情報として、部品を一意に識別するための識別情報である部品IDが格納される。
部位ID欄116cには、部品ID欄116bで特定される部品が複数の部位に分けられる場合には、当該部位を特定する情報が格納される。ここで、本実施形態においては、部位を特定する情報として、部品を構成する部位を一意に識別するための識別情報である部位IDが格納される。
物質ID欄116dには、部品ID欄116bで特定される部品(部位ID欄116cに部位IDが格納されている場合には、部位ID欄116cで特定される部品の部位)を構成する物質を特定する情報が格納される。ここで、本実施形態においては、物質を特定する情報として、物質を一意に識別するための識別情報である物質IDが格納される。
物質率欄116eには、部品ID欄116bで特定される部品(部位ID欄116cに部位IDが格納されている場合には、部位ID欄116cで特定される部品の部位)において、物質ID欄116dで特定される物質の構成比率を特定する情報が格納される。
図1に戻り、製造部材情報記憶領域117には、製品の製造過程で使用される部材を構成する物質と、当該物質の量と、を特定する製造部材情報が記憶される。例えば、本実施形態においては、図8(製造部材情報テーブル117aの概略図)に示すような製造部材情報テーブル117aが記憶される。
製造部材情報テーブル117aは、部材ID欄117bと、物質ID欄117cと、物質率欄117dと、を有する。
部材ID欄117bには、製品の製造過程において使用される部材を特定する情報が格納される。ここで、本実施形態においては、部材を特定する情報として、部材を一意に識別するための識別情報である部材IDが格納される。
物質ID欄117cには、部材ID欄117bで特定される部材を構成する物質を特定する情報が格納される。ここで、本実施形態においては、物質を特定する情報として、物質を一意に識別するための識別情報である物質IDが格納される。
物質率欄117dには、部材ID欄117bで特定される部材において、物質ID欄116dで特定される物質の構成比率を特定する情報が格納される。
図1に戻り、制御部130は、全体制御部131と、物質量算出部132と、出力情報生成部133と、を備える。
全体制御部131は、回収物評価装置100での処理の全体を制御する。
物質量算出部132は、製品の製造過程で回収される回収物の物質量を算出し、さらに、回収物の物質量から当該回収物を構成する物質の物質量を算出する。
例えば、本実施形態においては、下記の(1)式から(3)式の何れかにより、製品を製造する際の各プロセスから排出される回収物(廃材)の物質量を算出する。
プロセスにおける処理の対象部品(部位、部材)の全体の大きさと重量に加え、分離される大きさが特定されている場合には、下記の(1)式で回収物の物質量を算出する。
Figure 2010176253
プロセスにおいて回収される回収物の体積が特定されている場合には、下記の(2)式で回収物の物質量を算出する。
Figure 2010176253
プロセスにおいて処理される対象部品(部位、部材)のサイズ、厚さ、製品に使用される使用サイズ(面積)が特定されている場合には、下記の(3)式で回収物の物質量を算出する。
Figure 2010176253
なお、どのプロセスに(1)式〜(3)式の何れを用いるかは、プロセス毎に対応を予め定めておいてもよく、また、部品属性情報テーブル112a、プロセス管理情報テーブル114a及びプロセス属性情報テーブル115aに格納されている情報から判断してもよい。
そして、物質量算出部132は、(1)式〜(3)式の何れかで算出された回収物の物質量から、(4)式を用いて、当該回収物を構成する物質毎の物質量を算出する。
Figure 2010176253
ここで、物質毎の比率は、部品環境情報テーブル116a又は製造部材情報テーブル117aで特定すればよい。
出力情報生成部133は、物質量算出部132で算出された物質量を予め定められた出力形式にして、出力部150に出力する処理を行う。
入力部140は、情報の入力を受け付ける。
出力部150は、情報を出力する。
以上に記載した回収物評価装置100は、例えば、図9(コンピュータ900の概略図)に示すような、CPU(Central Processing Unit)901と、メモリ902と、HDD(Hard Disk Drive)等の外部記憶装置903と、CD(Compact Disk)やDVD(Digital Versatile Disk)等の可搬性を有する記憶媒体904に対して情報を読み書きする読書装置905と、キーボードやマウスなどの入力装置906と、ディスプレイなどの出力装置907と、通信ネットワークに接続するためのNIC(Network Interface Card)等の通信装置908と、を備えた一般的なコンピュータ900で実現できる。
例えば、記憶部110は、CPU901がメモリ902又は外部記憶装置903を利用することにより実現可能であり、制御部130は、外部記憶装置903に記憶されている所定のプログラムをメモリ902にロードしてCPU901で実行することで実現可能であり、入力部140は、CPU901が入力装置906を利用することで実現可能であり、出力部150は、CPU901が出力装置907を利用することで実現可能である。
この所定のプログラムは、読書装置905を介して記憶媒体904から、あるいは、通信装置908を介してネットワークから、外部記憶装置903にダウンロードされ、それから、メモリ902上にロードされてCPU901により実行されるようにしてもよい。また、読書装置905を介して記憶媒体904から、あるいは、通信装置908を介してネットワークから、メモリ902上に直接ロードされ、CPU901により実行されるようにしてもよい。
図10は、回収物評価装置100での処理を示すフローチャートである。
まず、回収物評価装置100の物質量算出部132は、入力部140を介して、回収物の評価を行う製品を特定する情報(本実施形態では、製品ID)の入力を受け付ける(S10)。
次に、物質量算出部132は、ステップS10で入力を受け付けた製品を製造するプロセスにおいて、回収物(廃材)が発生するプロセスを特定する(S11)。
例えば、物質量算出部132は、プロセス管理情報テーブル114aより、ステップS10で入力を受け付けた製品IDが製品ID欄114bに格納されているレコードを特定し、特定したレコードのプロセスID欄114eに格納されているプロセスIDを特定する。
そして、物質量算出部132は、プロセス属性情報テーブル115aにおいて、プロセス管理情報テーブル114aで特定したプロセスIDがプロセスID欄115bに格納されているレコードのうち、廃材発生フラグ欄115dに「1」が格納されているレコードを特定することで、特定したレコードのプロセスID欄115bに格納されているプロセスIDで特定されるプロセスが回収物の発生するプロセスであると判断する。
次に、物質量算出部132は、ステップS11で回収物(廃材)が発生するプロセスとして特定されたプロセスの内、回収物の物質量を算出していない任意の一のプロセスをプロセス管理情報テーブル114aより特定し、当該プロセスで回収される回収物の物質毎の物質量を上述した(1)式〜(4)式を用いて算出する(S12)。
例えば、プロセス管理情報テーブル114aの上から3行目のレコードでは、物質量算出部132は、製品Aの製造プロセスに投入される部品A11の部位A11bが、その属性2(部品属性情報テーブル112aより、この例では「長さ」の物理量であることがわかる)について、プロセスP2の処理を「10」という量で行うことがわかる。
ここで、物質量算出部132は、部品名称情報テーブル113aより、部品A11は、電子部品の一つで、この例では抵抗であり、部位A11bは、この例では抵抗の足の部位であることがわかる。
また、物質量算出部132は、プロセス属性情報テーブル115aにより、プロセスP2は、「切断」という処理であることがわかる。
以上の分析より、物質量算出部132は、プロセス管理情報テーブル114aの上から3行目のレコードでは、抵抗の足部分の「切断」を、長さ「10」で行うことがわかり、部品属性情報テーブル112aでは、部品A11の部位A11b(この例では抵抗の足)は、重量が「5」で、長さが「20」であるため、プロセスP2の処理により、部品A11の部位A11bの長さ「20」から、長さ「10」を除いた、長さ「10」を切断したこと(回収物となること)がわかる。
従って、物質量算出部132は、プロセス管理情報テーブル114aの上から3行目のレコードでは、プロセスにおける処理の対象部位の全体の大きさと重量に加え、分離される大きさが特定されているものとして、上述の(1)式で物質量を算出する。
具体的には、下記の(5)式で切断される回収物の物質量を算出し、上述した(4)式でこの回収物の物質量に物質毎の割合を乗算することで、回収された回収物から得られる物質毎の物質量を算出する。
Figure 2010176253
なお、物質の比率については、部品環境情報テーブル116aより特定することができる。
また、例えば、プロセス管理情報テーブル114aの上から9行目のレコードでは、物質量算出部132は、プロセスP23(プロセス属性情報テーブル115aより「剥離」処理を行うものであることがわかる)において、部材B11の25cmを残して他の部分を剥離することがわかる。
そして、物質量算出部132は、プロセス管理情報テーブル114aの上から7行目〜9行目のレコードでは、プロセスP21、プロセスP22及びプロセスP23において、プロセス属性情報テーブル115aより、この例では「塗布」(プロセスP21)工程において30cm×1mmの(電極材の)塗布を行い、その後、「露光」(プロセスP22)工程を経て、「剥離」(プロセスP23)工程を行うことがわかる。
このため、物質量算出部132は、プロセス管理情報テーブル114aの上から9行目のレコードでは、プロセスにおいて処理される対象部品(部位)のサイズ、厚さ、製品に使用される使用サイズが特定されているものとして、下記の(6)式で物質量を算出し、上述の(4)式でこの回収物の物質量に物質毎の割合を乗算することで、回収された回収物から得られる物質毎の物質量を算出する。
Figure 2010176253
さらに、例えば、プロセス管理情報テーブル114aの上から10行目のレコードでは、プロセスP23(プロセス属性情報テーブル115aより「剥離」処理を行うものであることがわかる)において、部材12(部品名称情報テーブル113aより、「剥離剤」であることがわかる)が100cm使用されることがわかる。
このため、物質量算出部132は、プロセス管理情報テーブル114aの上から10行目のレコードでは、プロセスにおいて回収される回収物の体積が特定されているものと判断して、下記の(7)式で回収物の物質量を算出し、上述の(4)式でこの回収物の物質量に物質毎の割合を乗算することで、回収された回収物から得られる物質毎の物質量を算出する。
Figure 2010176253
そして、物質量算出部132は、以上のようにして算出した物質毎の物質量を、プロセス毎に集計することで、プロセス毎及び物質毎の物質量を算出する。
次に、物質量算出部132は、ステップS11で特定したプロセスの全てで回収物の物質量を算出したか否かを確認し(S13)、未算出のプロセスがある場合には、ステップS12に戻り処理を繰り返し、未算出のプロセスがない場合には、ステップS14に進む。
ステップS14では、出力情報生成部133が、ステップS12で算出したプロセス毎及び物質毎の物質量を、予め定められた表示形式にして出力部150に出力する。
例えば、出力情報生成部133は、図11(出力画面160の概略図)に示すような出力画面160を生成し、出力部150に出力する。
ここで、出力情報生成部133は、ステップS10で入力を受け付けた製品を構成する部品の親子関係を製品構成情報テーブル111aで特定し、製品をルートとして、製品と部品との間、および、部品と部品との間の親子関係を特定する部品のツリー情報を生成する。
そして、出力情報生成部133は、上述のように生成したツリー情報を構成する部品に対してなされるプロセスをプロセス管理情報テーブル114aから特定し、特定したプロセスに対応して集計された物質毎の物質量を、当該ツリー情報のプロセスの処理対象となる部品(又は部位)に関連付ける。
さらに、出力情報生成部133は、上述のように生成したツリー情報と、当該ツリー情報を構成する部品と、当該部品を処理対象とするプロセスと、当該プロセスに対応して集計された物質毎の物質量と、を関連付けて、出力画面160に表示する。
ここで、出力画面160では、製品IDと、当該製品IDで特定される製品を構成する部品の部品IDと、当該部品に部位がある場合には部位IDと、当該部品ID(部位がある場合には部位ID)で特定される部品(又は部位)を処理対象とするプロセスのプロセスIDと、がそれぞれ線分で結びつけられており、当該プロセスIDで特定されるプロセスで回収される回収物質を構成する物質の物質量が当該プロセスIDに隣接した位置に配置されている。
以上のように、本実施形態によれば、製造プロセス毎に発生する製品に組み込まれない回収物が含む物質の量を定量的に把握することが可能となり、その結果、当該回収物を適切に処理することが可能となる。
なお、製品構成情報記憶領域111、部品属性情報記憶領域112、部品名称情報記憶領域113、プロセス管理情報記憶領域114、プロセス属性情報記憶領域115、部品環境情報記憶領域116及び製造部材情報記憶領域117に記憶されている各情報は、廃材発生フラグを除いて、通常、製造過程において取得されるものであるため、どのプロセスで廃材が発生するかを特定する情報を追加することで、各プロセスで回収される回収物を構成する物質の含有量を容易に特定することができるようになる。
次に、本発明の第二の実施形態として、製造者において一般に行なわれている同一部品を複数のサプライヤから購入し、製造に用いている場合にも、製造プロセスにおいて製品に組み込まれることなく回収される部位、それに含まれる物質、その量を、購買情報を用いて的確に把握する技術を説明する。
図12は、本発明の第二の実施形態である回収物評価装置200の概略図である。図示するように、回収物評価装置200は、記憶部210と、制御部230と、入力部140と、出力部150と、を有し、第一の実施形態と比較して、記憶部210及び制御部230が異なっているため、以下これらに関連する事項について説明する。
記憶部210は、製品構成情報記憶領域111と、部品属性情報記憶領域212と、部品名称情報記憶領域113と、プロセス管理情報記憶領域114と、プロセス属性情報記憶領域115と、部品環境情報記憶領域216と、製造部材情報記憶領域117と、購買情報記憶領域218と、を備え、第一の実施形態と比較して、部品属性情報記憶領域212及び部品環境情報記憶領域216に記憶される情報が異なり、また、購買情報記憶領域218が備えられている点で異なるため、以下これらに関連する事項について説明する。
部品属性情報記憶領域212には、製品の製造過程において使用される部品及び部材の物理量及び購買先を特定する部品属性情報が記憶される。例えば、本実施形態においては、図13(部品属性情報テーブル212aの概略図)に示すような部品属性情報テーブル212aが記憶される。
部品属性情報テーブル212aは、部品ID欄212bと、購買先ID欄212cと、部位ID欄212dと、部位名称欄212eと、属性1欄212fと、属性2欄212gと、属性3欄212hと、を有する。
部品ID欄212bには、製品の製造過程において使用される部品又は部材を特定する情報が格納される。ここで、本実施形態においては、部品又は部材を特定する情報として、部品又は部材を一意に識別するための識別情報である部品ID又は部材IDが格納される。
購買先ID欄212cには、部品ID欄212bで特定される部品の購買先(供給元)を特定する情報が格納される。ここで、本実施形態においては、部品の購買先を特定する情報として、購買先を一意に識別するための識別情報である購買先IDが格納される。
部位ID欄212dには、部品ID欄212bで特定される部品が、複数の部位に分けられる場合には、当該部位を特定する情報が格納される。ここで、本実施形態においては、部位を特定する情報として、部品を構成する部位を一意に識別するための識別情報である部位IDが格納される。
部位名称欄212eには、部位ID欄212dで特定される部品の部位に与えられている名称を特定する情報が格納される。
属性1欄212fには、部品ID欄212bで特定される部品(部位ID欄212dに部位IDが格納されている場合には、部位ID欄212dで特定される部品の部位)の物理量の一つ(本実施形態においては、重量)を特定する情報が格納される。
属性2欄212gには、部品ID欄212bで特定される部品(部位ID欄212dに部位IDが格納されている場合には、部位ID欄212dで特定される部品の部位)の物理量の一つ(本実施形態においては、長さ)を特定する情報が格納される。
属性3欄212hには、部品ID欄212bで特定される部材の物理量の一つ(本実施形態においては、比重)を特定する情報が格納される。
なお、本実施形態においても、部品又は部材の物理量として、重量、長さ及び比重を特定するようにしているが、このような態様に限定されるものではなく、例えば、体積、面積等、他の属性を格納することも可能である。
図12に戻り、部品環境情報記憶領域216には、購買先毎に購買した部品を構成する物質の比率を特定する部品環境情報が記憶される。例えば、本実施形態においては、図14(部品環境情報テーブル216aの概略図)に示すような部品環境情報テーブル216aが記憶される。
部品環境情報テーブル216aは、部品ID欄216bと、購買先ID欄216cと、部位ID欄216dと、物質ID欄216eと、物質率欄216fと、を有する。
部品ID欄216bには、製品の製造過程において使用される部品又は部材を特定する情報が格納される。ここで、本実施形態においては、部品又は部材を特定する情報として、部品又は部材を一意に識別するための識別情報である部品ID又は部材IDが格納される。
購買先ID欄216cには、部品ID欄216bで特定される部品の購買先(供給元)を特定する情報が格納される。ここで、本実施形態においては、部品の購買先を特定する情報として、購買先を一意に識別するための識別情報である購買先IDが格納される。
部位ID欄216dには、部品ID欄216bで特定される部品が、複数の部位に分けられる場合には、当該部位を特定する情報が格納される。ここで、本実施形態においては、部位を特定する情報として、部品を構成する部位を一意に識別するための識別情報である部位IDが格納される。
物質ID欄216eには、購買先ID欄216cで特定される購買先から購買した、部品ID欄216bで特定される部品(部位ID欄216dに部位IDが格納されている場合には、部位ID欄216cで特定される部品の部位)を構成する物質を特定する情報が格納される。ここで、本実施形態においては、物質を特定する情報として、物質を一意に識別するための識別情報である物質IDが格納される。
物質率欄216fには、部品ID欄216bで特定される部品(部位ID欄216dに部位IDが格納されている場合には、部位ID欄216dで特定される部品の部位)において、物質ID欄216eで特定される物質の構成比率を特定する情報が格納される。
図12に戻り、購買情報記憶領域218は、部品の購買先毎の購買比率を特定する購買情報が記憶される。例えば、本実施形態においては、図15(購買情報テーブル218aの概略図)に示すような購買情報テーブル218aが記憶される。
購買情報テーブル218aは、部品ID欄218bと、購買先ID欄218cと、購買比率欄218dと、を有する。
部品ID欄218bには、製品の製造過程において使用される部品又は部材を特定する情報が格納される。ここで、本実施形態においては、部品又は部材を特定する情報として、部品又は部材を一意に識別するための識別情報である部品ID又は部材IDが格納される。
購買先ID欄218cには、部品ID欄218bで特定される部品の購買先(供給元)を特定する情報が格納される。ここで、本実施形態においては、部品の購買先を特定する情報として、購買先を一意に識別するための識別情報である購買先IDが格納される。
購買比率欄218dには、部品ID欄218bで特定される部品の、購買先ID欄218cで特定される購買先からの購買比率を特定する情報が格納される。
図12に戻り、制御部230は、全体制御部131と、物質量算出部232と、出力情報生成部133と、を備え、第一の実施形態と比較して、物質量算出部232での処理が異なっているため、以下、物質量算出部232に関連する事項について説明する。
本実施形態における物質量算出部232は、製品の製造過程で回収される回収物の物質量を購買先毎に算出し、さらに、購買先毎の回収物の物質量から当該購買先毎の回収物を構成する物質の物質量を算出して集計する。
例えば、本実施形態においては、下記の(8)式から(10)式の何れかにより、製品を製造する際の各プロセスから排出される回収物(廃材)の物質量を算出する。
プロセスにおける処理の対象部品(部位)の全体の大きさと重量に加え、分離される大きさが特定されている場合には、下記の(8)式で回収物の物質量を算出する。
Figure 2010176253
プロセスにおいて回収される回収物の体積が特定されている場合には、下記の(9)式で回収物の物質量を算出する。
Figure 2010176253
プロセスにおいて処理される対象部品(部位)のサイズ(面積)、厚さ、製品に使用される使用サイズ(面積)が特定されている場合には、下記の(10)式で回収物の物質量を算出する。
Figure 2010176253
なお、(8)式〜(10)式で使用される購買先毎の物理量(大きさ、比重、厚さ等)は、部品属性情報テーブル212aの購買先ID欄212cを参照することにより特定する。
また、どのプロセスに(8)式〜(10)式の何れを用いるかは、プロセス毎に対応を予め定めておいてもよく、また、部品属性情報テーブル212a、プロセス管理情報テーブル114a及びプロセス属性情報テーブル115aに格納されている情報から判断してもよい。
そして、物質量算出部232は、(8)式〜(10)式の何れかで算出された購買先毎の回収物の物質量から、(11)式を用いて、購買先毎に、購買先毎の回収物を構成する物質毎の物質量を算出する。
Figure 2010176253
ここで、購買先毎の物質の比率は、部品環境情報テーブル216aを参照することにより特定し、購買比率については、購買情報テーブル218aを参照することにより特定する。
そして、物質量算出部232は、(11)式を用いて購買先毎に算出した購買先毎の回収物を構成する物質毎の物質量を、プロセス毎及び物質毎に集計することにより、プロセス毎及び物質毎の物質量を算出する。
以上のように、本発明の第二の実施形態によれば、製造プロセス毎に発生する製品に組み込まれない回収物、それに含まれる物質、その量を、製品を構成する部品を複数の購買先から購入している場合でも定量的に把握することが可能となり、その結果、当該回収物を適切に処理することが可能となる。
次に、本発明の第三の実施形態として、製造者において一般に行なわれている同一部品を複数のサプライヤから購入し、製造に用いている場合にも、製造プロセスにおいて製品に組み込まれることなく回収される部位、それに含まれる物質、その量を、購買情報を用いて的確に把握する技術を説明する。
図16は、本発明の第三の実施形態である回収物評価装置300の概略図である。図示するように、回収物評価装置300は、記憶部310と、制御部330と、入力部140と、出力部150と、を有する。
記憶部310は、製品構成情報記憶領域111と、部品属性情報記憶領域212と、部品名称情報記憶領域113と、プロセス管理情報記憶領域114と、プロセス属性情報記憶領域115と、部品環境情報記憶領域216と、製造部材情報記憶領域117と、製造情報記憶領域319を備え、第一の実施形態と比較して、部品属性情報記憶領域212及び部品環境情報記憶領域216に記憶される情報が異なり、製造情報記憶領域319が備えられている点で異なるため、以下これらに関連する事項について説明する。
部品属性情報記憶領域212には、第二の実施形態と同様に、製品の製造過程において使用される部品及び部材の物理量及び購買先を特定する部品属性情報が記憶される。例えば、本実施形態においては、図13に示すような部品属性情報テーブル212aが記憶される。
部品環境情報記憶領域216には、第二の実施形態と同様に、購買先毎に購買した部品を構成する物質の比率を特定する部品環境情報が記憶される。例えば、本実施形態においては、図14に示すような部品環境情報テーブル216aが記憶される。
製造情報記憶領域319には、プロセスが行われた日時と、当該プロセスの対象となった部品(部材)の購買先と、を特定する製造情報が記憶される。例えば、本実施形態においては、図17(製造情報テーブル319aの概略図)に示すような製造情報テーブル319aが記憶される。
製造情報テーブル319aは、プロセス日時欄319bと、プロセスID欄319cと、部品ID欄319dと、購買先ID欄319eと、を有する。
プロセス日時欄319bには、後述するプロセスID欄319cで特定されるプロセスが行われた(開始された)年月日時間を特定する情報が格納される。
プロセスID欄319cには、プロセス日時欄319bで特定される年月日時間で行われたプロセスを特定する情報が格納される。ここで、本実施形態においては、プロセスを特定する情報として、プロセスを識別するための識別情報であるプロセスIDが格納される。
部品ID欄319dには、プロセスID欄319cで特定されるプロセスの対象となる部品又は部材を特定する情報が格納される。ここで、本実施形態においては、部品又は部材を特定する情報として、部品又は部材を一意に識別するための識別情報である部品ID又は部材IDが格納される。
購買先ID欄319eと、部品ID欄319dで特定される部品の購買先(供給元)を特定する情報が格納される。ここで、本実施形態においては、部品の購買先を特定する情報として、購買先を一意に識別するための識別情報である購買先IDが格納される。
図16に戻り、制御部330は、全体制御部131と、物質量算出部332と、出力情報生成部133と、を備え、第一の実施形態と比較して、物質量算出部332での処理が異なっているため、以下、物質量算出部332に関連する事項について説明する。
本実施形態における物質量算出部332は、第二の実施形態と同様に、製品の製造過程で回収される回収物の物質量を購買先毎に算出し、さらに、購買先毎の回収物の物質量から当該購買先毎の回収物を構成する物質の物質量を算出して集計する。
ここで、第二の実施形態においては、購買情報テーブル218aに格納されている購買比率を用いて、(11)式により、購買先毎に、購買先毎の回収物を構成する物質毎の物質量を算出しているが、本実施形態においては、利用率(購買比率)を製造情報テーブル319aより算出するようにしている。
例えば、物質量算出部332は、各々の部品の購買先毎の利用率を下記の(12)式を用いて算出する。
Figure 2010176253
そして、物質量算出部332は、(12)式で算出した利用率を、上述した(11)式における購買比率の代わりに用いて、上述の(8)式〜(11)式を用いて、購買先毎の回収物を構成する物質の物質量を算出する。
さらに、物質量算出部332は、上述のようにして算出した購買先毎の回収物を構成する物質の物質量を、プロセス毎及び部品毎に集計することで、プロセス毎及び物質毎の物質量を算出する。
図18は、回収物評価装置300での処理を示すフローチャートである。
まず、回収物評価装置300の物質量算出部332は、入力部140を介して、回収物の評価を行う製品を特定する情報(本実施形態では、製品ID)の入力を受け付ける(S20)。
次に、物質量算出部332は、ステップS20で入力を受け付けた製品を製造するプロセスにおいて使用される部品及び部材の購入先毎の利用率を上述した(12)式を用いて算出する。
ここで、ステップS20で入力を受け付けた製品を製造するプロセスにおいて使用される部品及び部材については、製品構成情報テーブル111a及びプロセス管理情報テーブル114aより特定し、部品及び部材の購入先は、製造情報テーブル319aより特定する。
次に、物質量算出部332は、ステップS20で入力を受け付けた製品を製造するプロセスにおいて、回収物(廃材)が発生するプロセスを特定する(S22)。
例えば、物質量算出部332は、プロセス管理情報テーブル114aより、ステップS20で入力を受け付けた製品IDが製品ID欄114bに格納されているレコードを特定し、特定したレコードのプロセスID欄114eに格納されているプロセスIDを特定する。
そして、物質量算出部332は、プロセス属性情報テーブル115aより、プロセス管理情報テーブル114aで特定したプロセスIDがプロセスID欄115bに格納されているレコードのうち、廃材発生フラグ欄115dに「1」が格納されているレコードを特定することで、特定したレコードのプロセスID欄115bに格納されているプロセスIDで特定されるプロセスが回収物の発生するプロセスであると判断する。
次に、物質量算出部332は、ステップS21で回収物の発生するプロセスであると特定されたプロセスの内、回収物の物質量を算出していない任意の一のプロセスをプロセス管理情報テーブル114aより特定し、当該プロセスで回収される回収物の物質量を上述した(8)式〜(11)式を用いて算出する(S23)。但し、(11)式の購買比率については、(12)式で算出した利用率を代わりに用いる。
次に、物質量算出部332は、ステップS22で特定したプロセスの全てで回収物の物質量を算出したか否かを確認し(S24)、未算出のプロセスがある場合には、ステップS23に戻り処理を繰り返し、未算出のプロセスがない場合には、ステップS25に進む。
ステップS25では、出力情報生成部133が、ステップS13で算出したプロセス毎及び物質毎の物質量を、予め定められた表示形式にして出力部150に出力する。
例えば、出力情報生成部133は、図11に示すような出力画面160を生成し、出力部150に出力する。
以上のように、本発明の第三の実施形態によれば、製造プロセス毎に発生する製品に組み込まれない回収物、それに含まれる物質、その量を、製品を構成する部品を複数の購買先から購入している場合でも定量的に把握することが可能となり、その結果、当該回収物を適切に処理することが可能となる。
なお、製造情報記憶領域319に記憶される製造情報についても、製造工程において、通常有する情報である。
次に、本発明の第四の実施形態として、製品に組み込まれることなく回収される部位に含まれる物質の物質量の他に、当該物質の価値を算出する技術を提供する。
図19は、本発明の第四の実施形態である回収物評価装置400の概略図である。図示するように、回収物評価装置400は、記憶部410と、制御部430と、入力部140と、出力部150と、を有する。
記憶部410は、製品構成情報記憶領域111と、部品属性情報記憶領域112と、部品名称情報記憶領域113と、プロセス管理情報記憶領域114と、プロセス属性情報記憶領域115と、部品環境情報記憶領域116と、製造部材情報記憶領域117と、物質価値情報記憶領域420と、を備え、第一の実施形態と比較して、物質価値情報記憶領域420を備えているため、以下、この物質価値情報記憶領域420に記憶される情報について説明する。
物質価値情報記憶領域420には、製品の製造工程から回収される回収物に含まれる物質の単位数量当たりの価格(単価)を特定する物質価値情報が記憶される。例えば、本実施形態においては、図20(物質価値情報テーブル420aの概略図)に示すような物質価値情報テーブル420aが記憶される。
物質価値情報テーブル420aは、物質ID欄420bと、価値欄420cと、を有する。
物質ID欄420bには、製品の製造工程から回収される回収物に含まれる物質を特定する情報が格納される。ここで、本実施形態においては、物質を特定する情報として、物質を一意に識別するための識別情報である物質IDが格納される。
価値欄420cには、物質ID欄420bで特定される物質の単価を特定する情報が格納される。
図19に戻り、制御部330は、全体制御部131と、物質量算出部132と、出力情報生成部433と、物質価値算出部434と、を備え、第一の実施形態と比較して、出力情報生成部433での処理と、物質価値算出部434が備えられていることと、が異なるため、以下、これらに関連する事項について説明する。
物質価値算出部434は、物質量算出部132が(1)式〜(4)式を用いて算出した回収物を構成する物質毎の物質量に、当該物質毎の単価を乗算することで、各プロセスで回収される回収物に含まれる物質毎の価値を算出する。
出力情報生成部433は、物質量算出部132で算出された物質量、および、物質価値算出部434が算出した価値、を予め定められた出力形式にして、出力部150に出力する処理を行う。
図21は、回収物評価装置400での処理を示すフローチャートである。
まず、回収物評価装置400の物質量算出部132は、入力部140を介して、回収物の評価を行う製品を特定する情報(本実施形態では、製品ID)の入力を受け付ける(S30)。
次に、物質量算出部132は、ステップS30で入力を受け付けた製品を製造するプロセスにおいて、回収物(廃材)が発生するプロセスを特定する(S31)。
例えば、物質量算出部132は、プロセス管理情報テーブル114aより、ステップS10で入力を受け付けた製品IDが製品ID欄114bに格納されているレコードを特定し、特定したレコードのプロセスID欄114eに格納されているプロセスIDを特定する。
そして、物質量算出部132は、プロセス属性情報テーブル115aより、プロセス管理情報テーブル114aで特定したプロセスIDがプロセスID欄115bに格納されているレコードのうち、廃材発生フラグ欄115dに「1」が格納されているレコードを特定することで、特定したレコードのプロセスID欄115bに格納されているプロセスIDで特定されるプロセスが回収物の発生するプロセスであると判断する。
次に、物質量算出部132は、ステップS11で回収物の発生するプロセスであると特定されたプロセスの内、回収物の物質量を算出していない任意の一のプロセスをプロセス管理情報テーブル114aより特定し、当該プロセスで回収される回収物の物質毎の物質量を上述した(1)式〜(4)式を用いて算出する(S32)。
そして、物質量算出部132は、以上のようにして算出した物質毎の物質量を、プロセス毎に集計することで、プロセス毎及び物質毎の物質量を算出する。
次に、物質価値算出部434は、ステップS32で算出した物質毎の物質量に、当該物質の単価を物質価値情報テーブル420aより取得して物質毎に乗算することで、回収物から回収される物質毎の価値を算出する(S33)。
そして、物質価値算出部434は、以上のようにして算出した物質毎の価値を、プロセス毎に集計することで、プロセス毎及び物質毎の価値を算出する。
次に、物質量算出部132は、ステップS31で特定したプロセスの全てで回収物の物質量及び価値を算出したか否かを確認し(S34)、未算出のプロセスがある場合には、ステップS32に戻り処理を繰り返し、未算出のプロセスがない場合には、ステップS35に進む。
ステップS35では、出力情報生成部433が、ステップS32で算出したプロセス毎及び物質毎の物質量、および、ステップS33で算出したプロセス毎及び物質毎の価値、を予め定められた表示形式にして出力部150に出力する。
例えば、出力情報生成部433は、図22(出力画面161の概略図)に示すような出力画面161を生成し、出力部150に出力する。
ここで、出力情報生成部433は、ステップS10で入力を受け付けた製品を構成する部品の親子関係を製品構成情報テーブル111aで特定し、製品をルートとして、製品と部品との間、および、部品と部品との間の親子関係を特定する部品のツリー情報を生成する。
そして、出力情報生成部433は、上述のように生成したツリー情報を構成する部品に対してなされるプロセスをプロセス管理情報テーブル114aから特定し、特定したプロセスに対応して集計された物質毎の物質量及び価値を、当該ツリー情報のプロセスの処理対象となる部品(又は部位)に関連付ける。
さらに、出力情報生成部433は、上述のように生成したツリー情報と、当該ツリー情報を構成する部品と、当該部品を処理対象とするプロセスと、当該プロセスに対応して集計された物質毎の物質量及び価値と、を関連付けて、出力画面161に表示する。
ここで、出力画面161では、製品IDと、当該製品IDで特定される製品を構成する部品の部品IDと、当該部品に部位がある場合には部位IDと、当該部品ID(部位がある場合には部位ID)で特定される部品(又は部位)を処理対象とするプロセスのプロセスIDと、がそれぞれ線分で結びつけられており、当該プロセスIDで特定されるプロセスで回収される回収物質を構成する物質の物質量及び価値が当該プロセスIDに隣接した位置に配置されている。
以上のように、本実施形態によれば、製造プロセス毎に発生する製品に組み込まれない回収物、それに含まれる物質、その量を定量的に把握し、その物質の価値を適切に把握することが可能となり、その結果、当該回収物を適切な価値で売却するまたは処理依頼を行なうことが可能となる。
なお、本実施形態においては、図21のステップS33に示すように、第一の実施形態での処理と同様の処理により、プロセス毎及び物質毎の物質量を算出したが、このような態様に限定されるものではなく、例えば、第二の実施形態や第三の実施形態と同様の処理で、プロセス毎及び物質毎の物質量を算出するようにしてもよい。
次に、本発明の第五の実施形態として、製品に組み込まれることなく回収される部位に含まれる物質の物質量の他に、当該物質の適切な売却先を選定する処理を行う技術を提供する。
図23は、本発明の第五の実施形態である回収物評価装置500の概略図である。図示するように、回収物評価装置500は、記憶部510と、制御部530と、入力部140と、出力部150と、を有し、第一の実施形態と比較して、記憶部510及び制御部530が異なっているため、以下、これらに関連する事項について説明する。
記憶部510は、製品構成情報記憶領域111と、部品属性情報記憶領域112と、部品名称情報記憶領域113と、プロセス管理情報記憶領域114と、プロセス属性情報記憶領域515と、部品環境情報記憶領域116と、製造部材情報記憶領域117と、出荷先情報記憶領域521と、を備え、第一の実施形態と比較して、プロセス属性情報記憶領域515に記憶される情報、および、出荷先情報記憶領域521が設けられていること、が異なるため、以下これらに関連する事項について説明する。
プロセス属性情報記憶領域515には、製品を製造するプロセスでの処理内容を特定するプロセス属性情報が記憶される。例えば、本実施形態においては、図24(プロセス属性情報テーブル515aの概略図)に示すようなプロセス属性情報テーブル515aが記憶される。
プロセス属性情報テーブル515aは、プロセスID欄515bと、プロセス内容欄515cと、廃材発生フラグ欄515dと、混合フラグ欄515eと、を有する。
プロセスID欄515bには、製品を製造するプロセスを特定する情報が格納される。ここで、本実施形態においては、プロセスを特定する情報として、プロセスを一意に識別するための識別情報であるプロセスIDが格納される。
プロセス内容欄515cには、プロセスID欄515bで特定されるプロセスの処理内容を特定する情報が格納される。
廃材発生フラグ欄515dには、プロセスID欄515bで特定されるプロセスで廃材が発生するか否かを特定する情報が格納される。
混合フラグ欄515eには、プロセスID欄515bで特定されるプロセスで発生する廃材が混合されたもの(分離困難なもの)であるか否かを特定する情報が格納される。ここで、本実施形態においては、混合フラグ欄515eに「0」が格納されている場合には、混合されたものではないこと(分離可能であること)を示し、「1」が格納されている場合には、混合されたものであること(分離困難なものであること)を示すものとする。
出荷先情報記憶領域521には、製品の製造工程から回収される回収物に含まれる物質の出荷先毎の単位数量当たりの価格(単価)を特定する出荷先情報が記憶される。例えば、本実施形態においては、図25(出荷先情報テーブル521aの概略図)に示すような出荷先情報テーブル521aが記憶される。
出荷先情報テーブル521aは、物質ID欄521bと、出荷先欄521cと、価値欄521dと、を有する。
物質ID欄521bには、製品の製造工程から回収される回収物に含まれる物質を特定する情報が格納される。ここで、本実施形態においては、物質を特定する情報として、物質を一意に識別するための識別情報である物質IDが格納される。
出荷先欄521cには、物質ID欄521bで特定される物質の出荷先(買取先)を特定する情報が格納される。ここで、本実施形態においては、出荷先(買取先)を特定する情報として、出荷先(買取先)を一意に識別するための識別情報である出荷先IDが格納される。
価値欄521dには、物質ID欄521bで特定される物質を、出荷先欄521cで特定される出荷先に販売した際の単価を特定する情報が格納される。
図23に戻り、制御部530は、全体制御部131と、物質量算出部132と、出力情報生成部533と、物質価値算出部534と、を備え、第一の実施形態と比較して、出力情報生成部533での処理、および、物質価値算出部534が設けられていること、が異なるため、以下、これらに関連する事項について説明する。
物質価値算出部534は、物質量算出部132が(1)式〜(4)式を用いて算出した回収物を構成する物質毎の物質量に、出荷先毎の単価を乗算することで、各プロセスで回収される回収物に含まれる物質毎の価値を出荷先毎に算出する。
また、物質価値算出部534は、プロセス属性情報テーブル515aで、混合フラグ欄515eに「1」が格納されているプロセスから回収された回収物については、当該回収物に含まれている全ての物質を一つの出荷先に出荷した際の価値を、出荷先毎に算出する。
出力情報生成部533は、物質量算出部132で算出された物質量、および、物質価値算出部534が算出した価値、を予め定められた出力形式にして、出力部150に出力する処理を行う。
図26は、回収物評価装置500での処理を示すフローチャートである。
まず、回収物評価装置500の物質量算出部132は、入力部140を介して、回収物の評価を行う製品を特定する情報(本実施形態では、製品ID)の入力を受け付ける(S40)。
次に、物質量算出部132は、ステップS40で入力を受け付けた製品を製造するプロセスにおいて、回収物(廃材)が発生するプロセスを特定する(S41)。
例えば、物質量算出部132は、プロセス管理情報テーブル114aより、ステップS10で入力を受け付けた製品IDが製品ID欄114bに格納されているレコードを特定し、特定したレコードのプロセスID欄114eに格納されているプロセスIDを特定する。
そして、物質量算出部132は、プロセス属性情報テーブル515aより、プロセス管理情報テーブル114aで特定したプロセスIDがプロセスID欄515bに格納されているレコードのうち、廃材発生フラグ欄515dに「1」が格納されているレコードを特定することで、特定したレコードのプロセスID欄515bに格納されているプロセスIDで特定されるプロセスが回収物の発生するプロセスであると判断する。
次に、物質量算出部132は、ステップS41で回収物の発生するプロセスとして特定されたプロセスの内、回収物の物質量を算出していない任意の一のプロセスをプロセス管理情報テーブル114aより特定し、当該プロセスで回収される回収物の物質毎の物質量を上述した(1)式〜(4)式を用いて算出する(S42)。
そして、物質量算出部132は、以上のようにして算出した物質毎の物質量を、プロセス毎に集計することで、プロセス毎及び物質毎の物質量を算出する。
次に、物質価値算出部534は、ステップS42で算出した物質毎の物質量に、当該物質の単価を出荷先毎に出荷先情報テーブル520aより取得して物質毎に乗算することで、回収物から回収される物質毎の価値を出荷先毎に算出する(S43)。
次に、物質価値算出部534は、ステップS42で特定したプロセスから回収される回収物が混合されたものであるか否かを、プロセス属性情報テーブル515aで確認する(S44)。そして、混合されたものである場合には(ステップS44でYes)、ステップS45に進み、混合されたものでない場合には(ステップS44でNo)、ステップS46に進む。
ステップS45では、物質価値算出部534は、ステップS42で特定したプロセスから回収される回収物に含まれる全ての物質を一つの出荷先に出荷した際の価値を、出荷先毎に算出する(S45)。
例えば、物質価値算出部534は、ステップS42で特定したプロセスから回収される回収物に含まれる全ての物質を買い取ることのできる出荷先、即ち、出荷先情報テーブル521aにおいて、当該回収物に含まれる全ての物質に対応する単価が価値欄521dに格納されている出荷先、を出荷先欄521cより特定する。
そして、物質価値算出部534は、ステップS42で特定したプロセスから回収される回収物に含まれる各々の物質の物質量に、特定された出荷先の当該物質の単価を各々乗算して合算することで、ステップS42で特定したプロセスから回収される回収物に含まれる全ての物質を一つの出荷先に出荷した際の価値を算出する。
次に、ステップS46では、物質量算出部132は、ステップS41で特定したプロセスの全てで回収物の物質量及び価値を算出したか否かを確認し、未算出のプロセスがある場合には、ステップS42に戻り処理を繰り返し、未算出のプロセスがない場合には、ステップS47に進む。
ステップS47では、出力情報生成部533が、ステップS42で算出したプロセス毎及び物質毎の物質量、ステップS43で算出したプロセス毎及び物質毎の価値、および、ステップS45で算出した出荷先毎の価値、を予め定められた表示形式にして出力部150に出力する。
例えば、出力情報生成部533は、図27(出力画面162の概略図)に示すような出力画面161を生成し、出力部150に出力する。
ここで、出力情報生成部533は、ステップS40で入力を受け付けた製品を構成する部品の親子関係を製品構成情報テーブル111aで特定し、製品をルートとして、製品と部品との間、および、部品と部品との間の親子関係を特定する部品のツリー情報を生成する。
そして、出力情報生成部533は、上述のように生成したツリー情報を構成する部品に対してなされるプロセスをプロセス管理情報テーブル114aから特定し、特定したプロセスに対応して集計された物質毎の物質量及び価値を、当該ツリー情報のプロセスの処理対象となる部品(又は部位)に関連付ける。
さらに、出力情報生成部533は、上述のように生成したツリー情報と、当該ツリー情報を構成する部品と、当該部品を処理対象とするプロセスと、当該プロセスに対応して集計された物質毎の物質量及び出荷先毎の価値と、当該プロセスで回収される回収物が混合されている場合には出荷先毎の価値と、を関連付けて、出力画面162に表示する。
ここで、出力画面162では、製品IDと、当該製品IDで特定される製品を構成する部品の部品IDと、当該部品に部位がある場合には部位IDと、当該部品ID(部位がある場合には部位ID)で特定される部品(又は部位)を処理対象とするプロセスのプロセスIDと、がそれぞれ線分で結びつけられており、当該プロセスIDで特定されるプロセスで回収される回収物を構成する物質の物質量及び出荷先毎の価値が当該プロセスIDに隣接した位置に配置されている。さらに、当該プロセスIDで特定されるプロセスで回収される回収物が混合されたものである場合には、当該プロセスIDから吹き出しを表示して、当該吹き出しに当該プロセスIDで特定されるプロセスで回収される回収物に含まれる物質の全ての価値を出荷先毎に表示する。
以上のように、本実施形態によれば、製造プロセス毎に発生する製品に組み込まれない回収物、それに含まれる物質、その量を定量的に把握し、その物質毎または回収物毎に、より適切な処理を実現可能な回収物の出荷(売却または処理委託)先の選定が可能となり、その結果、当該回収物の適切な売却または処理依頼が可能となる。
なお、本実施形態においては、図26のステップS42に示すように、第一の実施形態での処理と同様の処理により、プロセス毎及び物質毎の物質量を算出したが、このような態様に限定されるものではなく、例えば、第二の実施形態や第三の実施形態と同様の処理で、プロセス毎及び物質毎の物質量を算出するようにしてもよい。
回収物評価装置の概略図。 製品構成情報テーブルの概略図。 部品属性情報テーブルの概略図。 部品名称情報テーブルの概略図。 プロセス管理情報テーブルの概略図。 プロセス属性情報テーブルの概略図。 部品環境情報テーブルの概略図。 製造部材情報テーブルの概略図。 コンピュータの概略図。 回収物評価装置での処理を示すフローチャート。 出力画面の概略図。 回収物評価装置の概略図。 部品属性情報テーブルの概略図。 部品環境情報テーブルの概略図。 購買情報テーブルの概略図。 回収物評価装置の概略図。 製造情報テーブルの概略図。 回収物評価装置での処理を示すフローチャート。 回収物評価装置の概略図。 物質価値情報テーブルの概略図。 回収物評価装置での処理を示すフローチャート。 出力画面の概略図。 回収物評価装置の概略図。 プロセス属性情報テーブルの概略図。 出荷先情報テーブルの概略図。 回収物評価装置での処理を示すフローチャート。 出力画面の概略図。
100、200、300、400、500 回収物評価装置
110、210、310、410、510 記憶部
111 製品構成情報記憶領域
112、212 部品属性情報記憶領域
113 部品名称情報記憶領域
114 プロセス管理情報記憶領域
115、515 プロセス属性情報記憶領域
116、216 部品環境情報記憶領域
117 製造部材情報記憶領域
218 購買情報記憶領域
319 製造情報記憶領域
420 物質価値情報記憶領域
521 出荷先情報記憶領域
130、230、330、430、530 制御部
131 全体制御部
132、232、332 物質量算出部
133、433、533 出力情報生成部
434、534 物質価値算出部

Claims (20)

  1. 部品又は部位の少なくとも何れか一方、および、当該部品又は部位の少なくとも何れか一方の物理量、を特定する部品属性情報と、
    製品毎に、当該製品を製造するプロセス、当該プロセスで処理の対象となる部品及び部位の少なくとも何れか一方、および、当該プロセスで処理の対象となる部分の物理量、を特定するプロセス管理情報と、
    回収物が発生するプロセスを特定するプロセス属性情報と、
    部品及び部位の少なくとも何れか一方、当該部品及び部位の少なくとも何れか一方を構成する物質、および、当該部品及び部位の少なくとも何れか一方における当該物質の構成比率、を特定する部品環境情報と、を記憶する記憶部と、制御部と、を備える回収物評価装置であって、
    前記制御部は、
    前記プロセス属性情報を参照することで、前記プロセス管理情報より回収物が発生するプロセスを特定する処理と、
    特定されたプロセスで使用される部品又は部材の物理量を前記部品属性情報より特定し、特定されたプロセスで処理の対象となる部分の物理量を前記プロセス管理情報より特定し、前記部品属性情報より特定した物理量から、前記プロセス管理情報より特定した物理量を除くことで、特定されたプロセスで回収される回収物の物理量を算出する処理と、
    特定されたプロセスで使用される部品又は部材を構成する物質と、当該物質の構成比率と、を前記部品環境情報より特定し、算出された物理量に前記構成比率を乗算することで、特定されたプロセスで回収される回収物に含まれる物質毎の量を算出する処理と、を行うこと、
    を特徴とする回収物評価装置。
  2. 請求項1に記載の回収物評価装置であって、
    前記部品属性情報は、部材、および、当該部材の物理量、をさらに有しており、
    前記プロセス管理情報は、製品毎に、当該製品を製造するプロセス、当該プロセスで処理の対象となる部品及び部位の少なくとも何れか一方、および、当該プロセスでの処理で使用する部材の物理量、をさらに有しており、
    前記記憶部は、部材、当該部材を構成する物質、および、当該部材における当該物質の構成比率、を特定する製造部材情報を記憶しており、
    前記制御部は、
    特定されたプロセスで使用される部材の物理量を前記部品属性情報より特定し、特定されたプロセスで使用される部材の物理量を前記プロセス管理情報より特定し、前記部品属性情報より特定した物理量と、前記プロセス管理情報より特定した物理量と、を乗算することで、特定されたプロセスで回収される回収物の物理量を算出する処理と、
    特定されたプロセスで使用される部材を構成する物質と、当該物質の構成比率と、を前記製造部材情報より特定し、算出された物理量に前記構成比率を乗算することで、特定されたプロセスで回収される回収物に含まれる物質毎の量を算出する処理と、を行うこと、
    を特徴とする回収物評価装置。
  3. 請求項1に記載の回収物評価装置であって、
    前記部品属性情報の物理量は、部品又は部位の少なくとも何れか一方の大きさ、および、重量、を特定するものであり、
    前記プロセス管理情報の物理量は、プロセスで処理の対象となる部分の大きさを特定するものであり、
    前記制御部は、前記部品属性情報で特定する大きさを前記プロセス管理情報で特定する大きさで除算した値を、前記部品属性情報で特定される重量に乗算することで、前記回収物に含まれる物理量を算出すること、
    を特徴とする回収物評価装置。
  4. 請求項2に記載の回収物評価装置であって、
    前記部品属性情報の物理量は、部材の比重であり、
    前記プロセス管理情報の物理量は、プロセスでの処理で使用する部材の体積を特定するものであり、
    前記制御部は、前記部品属性情報で特定する比重に、前記プロセス管理情報で特定する体積を乗算することで、前記回収物に含まれる物理量を算出すること、
    を特徴とする回収物評価装置。
  5. 請求項2に記載の回収物評価装置であって、
    前記部品属性情報の物理量は、部材の比重であり、
    前記プロセス管理情報の物理量は、プロセスにおいて部材を使用する面積、および、厚さ、を特定するものであり、
    前記制御部は、前記プロセス管理情報で除去対象となる部材の面積に厚さを乗算した値に、前記部品属性情報で特定する比重を乗算することで、前記回収物に含まれる物理量を算出すること、
    を特徴とする回収物評価装置。
  6. 請求項1に記載の回収物評価装置であって、
    前記部品属性情報は、購買先毎に、部品又は部位の少なくとも何れか一方、および、当該部品又は部位の少なくとも何れか一方の物理量、を特定する情報を有しており、
    前記部品管理情報は、購買先毎に、部品及び部位の少なくとも何れか一方、当該部品及び部位の少なくとも何れか一方を構成する物質、および、当該部品及び部位の少なくとも何れか一方における当該物質の構成比率、を特定する情報を有しており、
    前記制御部は、
    前記購買先毎に、特定されたプロセスで使用される部品又は部材の物理量を前記部品属性情報より特定し、前記購買先毎に、特定されたプロセスで処理の対象となる部分の物理量を前記プロセス管理情報より特定し、前記部品属性情報より特定した物理量から、前記プロセス管理情報より特定した物理量を除くことで、特定されたプロセスで回収される回収物の物理量を前記購買先毎に算出する処理と、
    前記購買先毎に、特定されたプロセスで使用される部品又は部材を構成する物質と、当該物質の構成比率と、を前記部品環境情報より特定し、算出された物理量に前記構成比率を前記購買先毎に乗算することで、特定されたプロセスで回収される回収物に含まれる物質毎の量を算出する処理と、を行うこと、
    を特徴とする回収物評価装置。
  7. 請求項2に記載の回収物評価装置であって、
    前記部品属性情報は、購買先毎に、部材、および、当該部材の物理量、をさらに有しており、
    前記記憶部は、購買先毎に、部材、当該部材を構成する物質、および、当該部材における当該物質の構成比率、を特定する製造部材情報を記憶しており、
    前記制御部は、
    前記購買先毎に、特定されたプロセスで使用される部材の物理量を前記部品属性情報より特定し、前記購買先毎に、特定されたプロセスで使用される部材の物理量を前記プロセス管理情報より特定し、前記部品属性情報より特定した物理量と、前記プロセス管理情報より特定した物理量と、を乗算することで、特定されたプロセスで回収される回収物の物理量を前記購買先毎に算出する処理と、
    前記購買先毎に、特定されたプロセスで使用される部材を構成する物質と、当該物質の構成比率と、を前記製造部材情報より特定し、算出された物理量に前記構成比率を前記購買先毎に乗算することで、特定されたプロセスで回収される回収物に含まれる物質毎の量を前記購買先毎に算出する処理と、を行うこと、
    を特徴とする回収物評価装置。
  8. 請求項1又は2に記載の回収物評価装置であって、
    前記記憶部には、物質と、当該物質の単価と、を特定する物質価値情報が記憶されており、
    前記制御部は、算出した物質毎の量に、前記物質価値情報より得られる前記単価を乗算することで、回収物に含まれる物質毎の価値を算出すること、
    を特徴とする回収物評価装置。
  9. 請求項8に記載の回収物評価装置であって、
    前記プロセス管理情報は、前記プロセスで回収される回収物が混合されたものであるか否か、を特定する情報を有しており、
    前記物質価値情報は、出荷先毎に、物質と、当該物質の単価と、を特定するものであり、
    前記制御部は、算出した物質毎の量に、前記物質価値情報より得られる前記単価を前記出荷先毎に乗算することで、回収物に含まれる物質毎の価値を前記出荷先毎に算出すること、
    を特徴とする回収物評価装置。
  10. 請求項9に記載の回収物評価装置であって、
    前記制御部は、
    前記プロセス管理情報で回収される回収物が混合されたものであると特定されているプロセスにおいて算出された物質毎の量については、一の出荷先の単価を乗算することで、当該一の出荷先毎に、回収物に含まれる物質毎の価値を算出すること、
    を特徴とする回収物評価装置。
  11. コンピュータを、
    部品又は部位の少なくとも何れか一方、および、当該部品又は部位の少なくとも何れか一方の物理量、を特定する部品属性情報と、
    製品毎に、当該製品を製造するプロセス、当該プロセスで処理の対象となる部品及び部位の少なくとも何れか一方、および、当該プロセスで処理の対象となる部分の物理量、を特定するプロセス管理情報と、
    回収物が発生するプロセスを特定するプロセス属性情報と、
    部品及び部位の少なくとも何れか一方、当該部品及び部位の少なくとも何れか一方を構成する物質、および、当該部品及び部位の少なくとも何れか一方における当該物質の構成比率、を特定する部品環境情報と、を記憶する記憶手段、制御手段、として機能させるプログラムであって、
    前記制御手段に、
    前記プロセス属性情報を参照することで、前記プロセス管理情報より回収物が発生するプロセスを特定する処理と、
    特定されたプロセスで使用される部品又は部材の物理量を前記部品属性情報より特定し、特定されたプロセスで処理の対象となる部分の物理量を前記プロセス管理情報より特定し、前記部品属性情報より特定した物理量から、前記プロセス管理情報より特定した物理量を除くことで、特定されたプロセスで回収される回収物の物理量を算出する処理と、
    特定されたプロセスで使用される部品又は部材を構成する物質と、当該物質の構成比率と、を前記部品環境情報より特定し、算出された物理量に前記構成比率を乗算することで、特定されたプロセスで回収される回収物に含まれる物質毎の量を算出する処理と、を行わせること、
    を特徴とするプログラム。
  12. 請求項11に記載のプログラムであって、
    前記部品属性情報は、部材、および、当該部材の物理量、をさらに有しており、
    前記プロセス管理情報は、製品毎に、当該製品を製造するプロセス、当該プロセスで処理の対象となる部品及び部位の少なくとも何れか一方、および、当該プロセスでの処理で使用する部材の物理量、をさらに有しており、
    前記記憶手段は、部材、当該部材を構成する物質、および、当該部材における当該物質の構成比率、を特定する製造部材情報を記憶しており、
    前記制御手段に、
    特定されたプロセスで使用される部材の物理量を前記部品属性情報より特定し、特定されたプロセスで使用される部材の物理量を前記プロセス管理情報より特定し、前記部品属性情報より特定した物理量と、前記プロセス管理情報より特定した物理量と、を乗算することで、特定されたプロセスで回収される回収物の物理量を算出する処理と、
    特定されたプロセスで使用される部材を構成する物質と、当該物質の構成比率と、を前記製造部材情報より特定し、算出された物理量に前記構成比率を乗算することで、特定されたプロセスで回収される回収物に含まれる物質毎の量を算出する処理と、を行わせること、
    を特徴とするプログラム。
  13. 請求項11に記載のプログラムであって、
    前記部品属性情報の物理量は、部品又は部位の少なくとも何れか一方の大きさ、および、重量、を特定するものであり、
    前記プロセス管理情報の物理量は、プロセスで処理の対象となる部分の大きさを特定するものであり、
    前記制御手段に、前記部品属性情報で特定する大きさを前記プロセス管理情報で特定する大きさで除算した値を、前記部品属性情報で特定される重量に乗算することで、前記回収物に含まれる物理量を算出させること、
    を特徴とするプログラム。
  14. 請求項12に記載のプログラムであって、
    前記部品属性情報の物理量は、部材の比重であり、
    前記プロセス管理情報の物理量は、プロセスでの処理で使用する部材の体積を特定するものであり、
    前記制御手段に、前記部品属性情報で特定する比重に、前記プロセス管理情報で特定する体積を乗算することで、前記回収物に含まれる物理量を算出させること、
    を特徴とするプログラム。
  15. 請求項12に記載のプログラムであって、
    前記部品属性情報の物理量は、部材の比重であり、
    前記プロセス管理情報の物理量は、プロセスにおいて部材を使用する面積、および、厚さ、を特定するものであり、
    前記制御手段に、前記プロセス管理情報で除去対象となる部材の面積に厚さを乗算した値に、前記部品属性情報で特定する比重を乗算することで、前記回収物に含まれる物理量を算出させること、
    を特徴とするプログラム。
  16. 請求項11に記載のプログラムであって、
    前記部品属性情報は、購買先毎に、部品又は部位の少なくとも何れか一方、および、当該部品又は部位の少なくとも何れか一方の物理量、を特定する情報を有しており、
    前記部品管理情報は、購買先毎に、部品及び部位の少なくとも何れか一方、当該部品及び部位の少なくとも何れか一方を構成する物質、および、当該部品及び部位の少なくとも何れか一方における当該物質の構成比率、を特定する情報を有しており、
    前記制御手段に、
    前記購買先毎に、特定されたプロセスで使用される部品又は部材の物理量を前記部品属性情報より特定し、前記購買先毎に、特定されたプロセスで処理の対象となる部分の物理量を前記プロセス管理情報より特定し、前記部品属性情報より特定した物理量から、前記プロセス管理情報より特定した物理量を除くことで、特定されたプロセスで回収される回収物の物理量を前記購買先毎に算出する処理と、
    前記購買先毎に、特定されたプロセスで使用される部品又は部材を構成する物質と、当該物質の構成比率と、を前記部品環境情報より特定し、算出された物理量に前記構成比率を前記購買先毎に乗算することで、特定されたプロセスで回収される回収物に含まれる物質毎の量を算出する処理と、を行わせること、
    を特徴とするプログラム。
  17. 請求項12に記載のプログラムであって、
    前記部品属性情報は、購買先毎に、部材、および、当該部材の物理量、をさらに有しており、
    前記記憶手段は、購買先毎に、部材、当該部材を構成する物質、および、当該部材における当該物質の構成比率、を特定する製造部材情報を記憶しており、
    前記制御手段に、
    前記購買先毎に、特定されたプロセスで使用される部材の物理量を前記部品属性情報より特定し、前記購買先毎に、特定されたプロセスで使用される部材の物理量を前記プロセス管理情報より特定し、前記部品属性情報より特定した物理量と、前記プロセス管理情報より特定した物理量と、を乗算することで、特定されたプロセスで回収される回収物の物理量を前記購買先毎に算出する処理と、
    前記購買先毎に、特定されたプロセスで使用される部材を構成する物質と、当該物質の構成比率と、を前記製造部材情報より特定し、算出された物理量に前記構成比率を前記購買先毎に乗算することで、特定されたプロセスで回収される回収物に含まれる物質毎の量を前記購買先毎に算出する処理と、を行わせること、
    を特徴とするプログラム。
  18. 請求項11又は12に記載のプログラムであって、
    前記記憶手段には、物質と、当該物質の単価と、を特定する物質価値情報が記憶されており、
    前記制御手段に、算出した物質毎の量に、前記物質価値情報より得られる前記単価を乗算することで、回収物に含まれる物質毎の価値を算出させること、
    を特徴とするプログラム。
  19. 請求項18に記載のプログラムであって、
    前記プロセス管理情報は、前記プロセスで回収される回収物が混合されたものであるか否か、を特定する情報を有しており、
    前記物質価値情報は、出荷先毎に、物質と、当該物質の単価と、を特定するものであり、
    前記制御手段に、算出した物質毎の量に、前記物質価値情報より得られる前記単価を前記出荷先毎に乗算することで、回収物に含まれる物質毎の価値を前記出荷先毎に算出させること、
    を特徴とするプログラム。
  20. 請求項19に記載のプログラムであって、
    前記制御手段に、前記プロセス管理情報で回収される回収物が混合されたものであると特定されているプロセスにおいて算出された物質毎の量については、一の出荷先の単価を乗算することで、当該一の出荷先毎に、回収物に含まれる物質毎の価値を算出させること、
    を特徴とするプログラム。
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