JP2010066887A - 価格改定効果算定装置、プログラム及び価格改定効果算定方法 - Google Patents

価格改定効果算定装置、プログラム及び価格改定効果算定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】一定期間だけ販売価格を改定した際の販売数量の変化を容易に算出すること。
【解決手段】設置情報取込部121が入力を受け付けた評価対象製品の販売価格実績を、市場実績取得部122が販売価格実績記憶領域111より取得し、価格シェア情報算出部123が、評価対象製品の競合市場における価格偏差値を算出する。実績分解部125は、評価対象製品の販売価格及び価格偏差値から価格の改定が行われた期間を特定し、当該機関の販売数量を、価格の改定により販売数量画像化した部分と、価格の改定を行わないでも販売された数量の部分に分解する。
【選択図】図1

Description

本発明は、製品の価格を改定した際の効果を算定する技術に関する。
一般的に、製品の価格は、製品の販売量を決定する一因となる。特に、一般消費者に製品を販売し、競合の多い市場においては、製品の価格が販売量を決定する大きな要因となる。
製品の価格の決定を支援する技術として、例えば、特許文献1では、他社価格を参考に値引き等を含めた販売価格の計算を自動で行う技術が開示されている。
特表2007−521576号公報
特許文献1に記載の技術では、競合他社よりも低い価格となるように販売価格を決定するものである。基本的に価格で優位に立てば、製品の販売シェアを向上させることができる。
しかしながら、価格で優位に立つように先行的に価格改定を行えば、一時的に販売数量は増えるが、他社もそれに続き価格改定を行うことにより、奪われたシェアを取り戻すことが可能である。即ち、シェアを奪うために、価格改定を繰り返すことは、互いに価格改定を下げ合う形となり、製品の市場価格の下落を生むこととなり、場合によっては限界利益を割った価格設定により、製品の生涯損益を見た場合、赤字に陥る可能性が高くなる。
これに対して、恒常的に価格を下げるのではなく、戦略的に一定期間だけ販売価格を改定するようにすれば、販売価格を下げ合うこととはならずに、販売価格の改定に伴う販売量の増加を見込むことができる。
そこで、本発明は、一定期間だけ販売価格を改定した際の販売数量の変化を容易に算出することのできる技術を提供することを目的とする。
以上の課題を解決するため、本発明は、製品の価格が改定された際の販売数量から、価格の改定が行われなかった際の販売数量を差し引くことにより、価格の改定により増加した数量を特定する。
例えば、本発明は、製品を特定する情報、当該製品が属するカテゴリを特定する情報、および、当該製品の特定の期間毎における販売価格を特定する情報、を有する販売価格実績情報と、前記製品を特定する情報、前記製品が属するカテゴリを特定する情報、および、前記製品の特定の期間毎における販売数量を特定する情報、を有する販売数量実績情報と、を記憶する記憶部と、制御部と、を備え、前記制御部は、評価対象製品を特定する情報と、当該評価対象製品が属するカテゴリ及び当該評価対象製品と競合する製品が属するカテゴリを特定する情報の入力を受け付ける処理と、入力を受け付けた前記カテゴリに対応する販売価格実績情報及び販売数量実績情報を前記記憶部より取得する処理と、前記評価対象製品の前記特定の期間毎の販売価格を前記販売価格実績情報より取得して、前記評価対象製品について、前記カテゴリに含まれる全ての製品に先行して価格を改定した特定の期間を抽出する処理と、抽出された特定の期間における前記評価対象製品の販売数量と、抽出されなかった特定の期間における前記評価対象製品の販売数量と、を前記販売数量実績情報から取得し、抽出された特定の期間における販売数量から、抽出されなかった特定の期間における販売数量の平均値を差し引くことにより、販売数量の増加量を特定する処理と、前記販売数量の増加量を前記販売数量の平均値で除した値を販売数量の第一増加率として算出する処理と、算出した前記販売数量の増加率を出力部に出力する処理と、を行うこと、を特徴とする。
以上のように、本発明によれば、一定期間だけ販売価格を改定した際の販売数量の変化を容易に算出することができる。
図1は、本発明の一実施形態である価格改定効果算定装置100の概略図である。図示するように、価格改定効果算定装置100は、記憶部110と、制御部120と、入力部140と、出力部150と、を備える。
記憶部110は、販売価格実績記憶領域111と、販売数量実績記憶領域112と、改定判定基準記憶領域113と、実績分解情報記憶領域114と、価格改定効果記憶領域115と、販売予測記憶領域116と、を備える。
販売価格実績記憶領域111には、特定の期間毎の製品の販売価格を特定する情報が記憶される。例えば、本実施形態においては、図2(販売価格実績テーブル111aの概略図)に示すような販売価格実績テーブル111aが記憶される。
図示するように、販売価格実績テーブル111aは、製品名欄111bと、ブランド欄111cと、カテゴリ欄111dと、販売価格欄111eと、を有する。
製品名欄111bには、販売対象となる製品を識別するための識別情報である製品名が格納される。
ブランド欄111cには、製品名欄111bで特定される製品のブランドを識別するための識別情報であるブランド名(会社名)が格納される。
カテゴリ欄111dには、製品名欄111bで特定される製品の属するカテゴリを特定する情報が格納される。カテゴリは、製品の販売上の競合関係に基づいて、予め定められているものとする。例えば、販売する物品がテレビであれば、42型等のように画面の大きさで予めカテゴリが定められているものとする。
販売価格欄111eには、製品名欄111bで特定される製品の特定の時期(本実施形態では、販売開始)から、特定の期間毎(本実施形態では週毎)の販売価格(平均値)が格納される。
図1に戻り、販売数量実績記憶領域112には、特定の期間毎の製品の販売数量を特定する情報が記憶される。例えば、本実施形態においては、図3(販売数量実績テーブル112aの概略図)に示すような販売数量実績テーブル112aが記憶される。
図示するように、販売数量実績テーブル112aは、製品名欄112bと、ブランド欄112cと、カテゴリ欄112dと、販売数量欄112eと、を有する。
製品名欄112bには、販売対象となる製品を識別するための識別情報である製品名が格納される。
ブランド欄112cには、製品名欄112bで特定される製品のブランドを識別するための識別情報であるブランド名(会社名)が格納される。
カテゴリ欄112dには、製品名欄112bで特定される製品の属するカテゴリを特定する情報が格納される。
販売数量欄112eには、製品名欄112bで特定される製品の特定の時期(本実施形態では、販売開始)から、特定の期間毎(本実施形態では週毎)の販売数量(特定の期間における累積値)が格納される。
図1に戻り、改定判定基準記憶領域113には、価格の改定が行われたことを判定するための閾値を特定する情報が格納される。例えば、本実施形態においては、図4(改定判定基準テーブル113aの概略図)に示されるような改定判定基準テーブル113aが記憶される。
図示するように改定判定基準テーブル113aは、製品名欄113bと、価格変動基準欄113cと、価格改定変動基準欄113dと、を有する。
製品名欄113bには、製品を識別するための識別情報である製品名が格納される。
価格変動基準欄113cには、製品名欄113bで特定される製品において、値下げが行われたことを判定するための価格変動の閾値を特定する情報が格納される。ここで、当該閾値は、特定の期間における価格の差分値に対する閾値である。
価格改定変動基準欄113dには、製品名欄113bで特定される製品において、値下げが行われたことを判定するための価格の偏差値の閾値を特定する情報が格納される。ここで、当該閾値は、特定の期間における価格の偏差値の差分値に対する閾値である。
このように、価格の改定に偏差値に対する閾値を設けることにより、他の製品に対して先行的に価格の改定を行ったこと(他の製品の価格が改定されておらず、他の製品の価格に対して所定の価格差があること)、を判定することができる。
図1に戻り、実績分解情報記憶領域114には、後述する実績分解部125が算出した値を特定する情報が、評価対象となった製品毎に記憶される。例えば、本実施形態においては、図5(実績分解情報テーブル114aの概略図)に示すような実績分解情報テーブル114aが記憶される。
図示するように実績分解情報テーブル114aは、項目欄114bと、値欄114cと、を有する。
項目欄114bには、後述する実績分解部125で算出する値の項目を特定する情報が格納される。ここで、本実施形態においては、項目として、価格改定の結果得られたシェアの増加量である「Share Lift」と、価格改定の結果得られた販売数量の増加量である「Unit Lift」と、価格改定を行わない場合でも得られたであろう販売数量である「Base Unit」と、価格改定の結果得られた販売数量の増加率である「Lift Ratio」と、が設けられている。
値欄114cは、項目欄114bで特定される項目に対応する値が、特定の時期(本実施形態では、販売開始)から、特定の期間毎(本実施形態では週毎)に格納される。
図1に戻り、価格改定効果記憶領域115には、後述する価格改定効果表示部126が算出した値を特定する情報が、評価対象となった製品毎に記憶される。例えば、本実施形態においては、図6(価格改定効果テーブル115aの概略図)に示すような価格改定効果テーブル115aが記憶される。
図示するように、価格改定効果テーブル115aは、製品名欄115bと、改定前価格欄115cと、改定後価格欄115dと、改定前偏差値欄115eと、改定後偏差値欄115fと、リフト率欄115gと、を有する。
製品名欄115bには、評価対象となった製品を識別するための識別情報である製品名が格納される。
改定前価格欄115cには、製品名欄115bで特定される製品の改定前の価格を特定する情報が格納される。
改定後価格欄115dには、製品名欄115bで特定される製品の改定後の価格を特定する情報が格納される。
改定前偏差値欄115eには、製品名欄115bで特定される製品の改定前の価格における偏差値を特定する情報が格納される。
改定後偏差値欄115fには、製品名欄115bで特定される製品の改定後の価格における偏差値を特定する情報が格納される。
リフト率欄115gには、製品名欄115bで特定される製品の価格改定の結果得られた販売数量の増加率を特定する情報が格納される。
図1に戻り、ベースライン情報記憶領域116には、後述するベースライン算出部127が算出した値を特定する情報が、評価対象となった製品毎に記憶される。例えば、本実施形態においては、図7(ベースライン情報テーブル116aの概略図)に示すようなベースライン情報テーブル116aが記憶される。
図示するようにベースライン情報テーブル116aは、項目欄116bと、値欄116cと、を有する。
項目欄116bには、後述するベースライン算出部127が算出する値の項目を特定する情報が格納される。ここで、本実施形態においては、項目として、評価対象となった製品の価格改定を行わなかった場合の販売数量である「評価対象ベースライン」と、評価基準とされた製品の価格改定を行わなかった場合の販売数量である「評価基準ベースライン」と、評価対象ベースラインの値を評価基準ベースラインの値で除算したベース成長率である「Base Growth」と、が設けられている。
値欄116cは、項目欄116bで特定される項目に対応する値が、特定の時期(本実施形態では、販売開始)から、特定の期間毎(本実施形態では週毎)に格納される。
図1に戻り、販売予測記憶領域117には、後述する価格改定計画情報取込部128で取り込まれた価格改定計画に基づいて、改定計画効果算出部129が算出した改定計画効果を特定する情報が、評価対象とされた製品毎に記憶される。例えば、本実施形態においては、図8(販売予測テーブル117aの概略図)に示すような販売予測テーブル117aが記憶される。
図示するように、販売予測テーブル117aは、製品名欄117bと、タイプ欄117cと、値欄117dと、を有する。
製品名欄117bには、評価対象となった製品を識別するための識別情報である製品名を特定する情報が格納される。
タイプ欄117cには、後述する値欄117dに格納する値のタイプを特定する情報が格納される。例えば、本実施形態においては、価格改定計画を行わない場合の販売数量(予想ベースライン数量)である「ベースライン数量」と、価格改定計画の効果として予測される販売数量の増加数量(予想販売増加量)である「リフト数量」と、「ベースライン数量」及び「リフト数量」の合計数量である「合計数量」と、が設けられている。
値欄117dには、タイプ欄117cで特定されるタイプに対応する値が、将来の特定の時期(本実施形態では、販売価格実績及び販売数量実績が取得された週の次の週)から、特定の期間毎(本実施形態では週毎)に格納される。
制御部120は、設置情報取込部121と、市場実績取得部122と、価格シェア情報算出部123と、価格改定判定基準取込部124と、実績分解部125と、価格改定効果表示部126と、ベースライン算出部127と、価格改定計画情報取込部128と、改定計画効果算出部129と、販売予測表示部130と、を備える。
設置情報取込部121は、入力部140を介して、評価を行う製品を特定する情報と、評価の基準とする製品を特定する情報と、評価を行う製品と競合する製品が属するカテゴリを特定する情報と、の入力を受け付ける。
例えば、設置情報取込部121は、図9(設置情報入力画面160の概略図)に示すような設置情報入力画面160を出力部150に表示して、入力部140を介して、必要な情報の入力を受け付ける。
図示するように、設置情報入力画面160は、製品名入力欄160aと、評価基準製品名入力欄160bと、対象カテゴリ入力欄160cと、を有する。
製品名入力欄160aでは、評価対象となる製品を識別する識別情報である製品名の入力を受け付ける。
評価基準製品名入力欄160bでは、評価の基準となる製品を識別するための識別情報である製品名の入力を受け付ける。評価基準となる製品としては、例えば、評価対象となる製品の前モデルの製品や、評価対象となる製品と同様の販売実績を有する製品等、を指定すればよい。
対象カテゴリ入力欄160cでは、製品名入力欄160aに入力された製品が属するカテゴリ、および、製品名入力欄160aに入力された製品と競合する製品の属するカテゴリを特定する情報の入力を受け付ける。なお、このカテゴリについては、消費者の消費行動等により、製品名入力欄160aに入力された製品の販売に競合する製品の属するカテゴリを判断して入力すればよい。
例えば、製品名入力欄160aに入力された製品がテレビであり、当該製品のカテゴリが42型である場合には、対象カテゴリ入力欄160cには、「40型」、「41型」、「42型」、「43型」、「44型」、と入力すればよい。
図1に戻り、市場実績取得部122は、設定情報取込部121が入力を受け付けたカテゴリに対応する製品の販売価格実績及び販売数量実績を、販売価格実績記憶領域111及び販売数量実績記憶領域112から取得する。
価格シェア情報算出部123は、市場実績取得部122が取得した販売価格実績から、設置情報取込部121で入力を受け付けた評価対象の製品の価格偏差値を特定の期間毎に算出し、また、市場実績取得部122が取得した販売数量実績から、設置情報取込部121で入力を受け付けた評価対象の製品のシェアを特定の期間毎に算出する。
価格改定判定基準取込部124は、設定情報取込部121で入力を受け付けた評価対象の製品に対応する改定判定基準を改定判定基準記憶領域113より取得する。
実績分解部125は、価格判定基準取込部124が取得した改定判定基準を用いて、市場実績取得部122が取得した販売価格実績を検査し、価格の改定が行われた期間を特定する。
そして、実績分解部125は、特定した期間における販売数量を、市場実績取得部122が取得した販売数量実績から特定して、価格の改定により販売が増加した数量と、価格の改定がなくても販売されたベースライン数量と、を特定する。
価格改定効果表示部126は、実績分解部125が、価格の改定が行われたと特定した期間の価格及び価格偏差値と、その前の期間の価格及び価格偏差値と、価格の改定により販売が増加した数量の増加率(リフト率)と、から価格改定効果情報を生成して価格改定効果記憶領域115に記憶する。
また、価格改定効果表示部126は、入力部140等を介して、価格改定効果算定装置100のオペレータより価格改定効果情報の表示指示の入力を受け付けると、価格改定効果記憶領域115に記憶されている価格改定効果情報を、予め定められた表示形式にして出力部150に表示する処理を行う。
ベースライン算出部127は、評価対象である製品のベースライン数量と、評価基準として入力を受け付けた製品のベースライン数量と、から対応する期間におけるベース成長比(Base Growth)を算出して、ベースライン情報を生成し、ベースライン情報記憶領域116に記憶する。
なお、対応する期間は、本実施形態では、評価対象である製品の販売年月週に対応する前年の年月週としているが、このような態様に限定されず、例えば、評価対象である製品と、評価基準である製品と、の販売開始週からの経過週(累積週)を対応する期間とすることも可能である。
また、評価基準として入力を受け付けた製品のベースライン数量については、評価対象の製品と同様の処理によりベースライン数量を算出してもよく(カテゴリについては評価対象のものを利用すればよい)、また、今回評価基準となった製品が、従前に評価対象とされた際に算出されたベースライン数量をベースライン情報記憶領域116に記憶されているベースライン情報から取得するようにしてもよい。
さらに、ベースライン算出部127は、全ての期間におけるベース成長比の平均をとることにより、平均ベース成長比を算出する。
価格改定計画情報取込部128は、価格を改定する期間と、改定する価格差により販売数量が増加する増加率(リフト率)と、を特定する情報の入力を受け付ける。
例えば、価格改定計画情報取込部128は、図10(価格改定計画情報入力画面161の概略図)に示すような価格改定計画情報入力画面161を、出力部150に表示して、必要な情報の入力を受け付ける。
図示するように、価格改定計画情報入力画面161は、製品名欄161aと、タイプ欄161bと、入力受付欄161cと、を有する。
製品名欄161aには、設置情報取込部121が、評価対象として入力を受け付けた製品の製品名が表示される。
タイプ欄161bには、入力受付欄161cで入力を受け付ける項目のタイプを特定する情報が表示される。本実施形態においては、改定する価格差(値下げ幅)を特定する情報の入力を受け付ける「改定価格差」と、改定する価格差により想定される価格偏差値の差の入力を受け付ける「想定偏差値差」と、改定する価格差により販売数量が増加する増加率(リフト率)の入力を受け付ける「リフト率」と、が設けられている。
入力受付欄161cには、ベースライン算出部127においてベースライン数量が算出された将来の予め定められた期間における特定の期間毎(ここでは、週毎)の入力欄が設けられており、当該入力欄に、入力部140を介して、タイプ欄161bで特定されるタイプに対応する値の入力を受け付ける。
なお、価格改定計画情報取込部128は、価格改定計画情報入力画面161に、価格改定効果テーブル115aに格納されている情報を予め定められた表示形式にして表示することで、入力受付欄161cに入力する値を決定する支援を行うことも可能である。
図1に戻り、改定計画効果算出部129は、価格改定計画情報取込部128が入力を受け付けた期間における評価基準となっている製品のベースライン数量に、ベースライン算出部127が算出した平均ベース成長比を乗算することにより、当該期間における評価対象となっている製品の予想ベースライン数量を算出する。
そして、改定計画効果算出部129は、算出したベースライン数量に、価格改定計画情報取込部128が入力を受け付けたリフト率を乗算することにより、価格改定による販売量の増加量を算出する。
販売予測表示部130は、改定計画効果算出部129で算出された予想販売増加量と、ベースライン算出部127が算出した評価対象製品の予想ベースライン数量と、から販売予測情報を生成し、販売予測記憶領域117に記憶する。
また、販売予測表示部130は、入力部140等を介して、価格改定効果算定装置100のオペレータより販売予測情報の表示指示の入力を受け付けると、販売予測記憶領域117に記憶されている販売予測情報を、予め定められた表示形式にして出力部150に表示する処理を行う。
入力部140は、情報の入力を受け付ける。
出力部150は、情報を出力する。
以上に記載した価格改定効果算定装置100は、例えば、図11(コンピュータ900の概略図)に示すような、CPU(Central Processing Unit)901と、メモリ902と、HDD(Hard Disk Drive)等の外部記憶装置903と、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)やDVD−ROM(Digital Versatile Disk Read Only Memory)等の可搬性を有する記憶媒体904に対して情報を読み書きする読書装置905と、キーボードやマウスなどの入力装置906と、ディスプレイなどの出力装置907と、通信ネットワークに接続するためのNIC(Network Interface Card)等の通信装置908と、を備えた一般的なコンピュータ900で実現できる。
例えば、記憶部110は、CPU901がメモリ902又は外部記憶装置903を利用することにより実現可能であり、制御部120は、外部記憶装置903に記憶されている所定のプログラムをメモリ902にロードしてCPU901で実行することで実現可能であり、入力部140は、CPU901が入力装置906を利用することで実現可能であり、出力部150は、CPU901が出力装置907を利用することで実現可能である。
この所定のプログラムは、読書装置905を介して記憶媒体904から、あるいは、通信装置908を介してネットワークから、外部記憶装置903にダウンロードされ、それから、メモリ902上にロードされてCPU901により実行されるようにしてもよい。また、読書装置905を介して記憶媒体904から、あるいは、通信装置908を介してネットワークから、メモリ902上に直接ロードされ、CPU901により実行されるようにしてもよい。
図12は、価格改定効果算定装置100での処理を示すフローチャートである。
まず、設置情報取込部121は、出力部150に、図9に示すような設定情報入力画面160を表示し、入力部140を介して、評価対象となる製品の製品名と、評価の基準とする製品の製品名と、評価を行う製品が属するカテゴリ及び評価を行う製品と競合する製品が属するカテゴリと、を特定する情報の入力を受け付ける(S10)。
次に、市場実績取得部122は、ステップS10で入力を受け付けたカテゴリをキーとして、販売価格実績テーブル111aを検索することにより、当該カテゴリに対応するレコードに記憶されている情報を販売価格実績として取得し、また、ステップS10で入力を受け付けたカテゴリをキーとして、販売数量実績テーブル112aを検索することにより、当該カテゴリに対応するレコードに記憶されている情報を販売数量実績として取得する(S11)。
次に、価格シェア情報算出部123は、ステップS11で取得された販売価格実績から、評価対象とされた製品の価格偏差値を週毎に算出し、また、ステップS11で取得された販売数量実績から、評価対象の製品のシェアを週毎に算出する(S12)。
ここで、価格偏差値は、ステップS11で取得した販売価格実績における週毎の価格の平均値と標準偏差より算出される。例えば、ステップS10で入力を受け付けたカテゴリがX及びYである場合、図2に示されている販売価格実績テーブル111の2007/8/1wでは、カテゴリX、Y内には製品AX1、BX1、DY1及びEY1が含まれており、これら全製品の価格の平均値は、202,500、標準偏差は17,078である。これらにより、評価対象の価格偏差値を求めればよい。
また、シェアは、ステップS11で取得した販売数量実績における週毎の販売数量の加算値で、当該週毎の評価対象の製品の販売数量を除算すればよい。例えば、ステップS10で入力を受け付けた評価態様の製品名が「AX1」で、カテゴリが「X」及び「Y」である場合、図3に示す販売数量実績テーブル112aの2007/8/1wでは、製品AX1の対象カテゴリX、Y内での数量シェアは、{1000/(1000+2000+500+1600)}×100より20%である。
次に、価格改定判定基準取込部124は、ステップS10で入力を受け付けた評価対象の製品名をキーにして、改定判定基準テーブル113aを検索することにより、対応する価格変動基準(Price Threshold)及び価格改定変動基準(Value Threshold)を改定判定基準として取得する(S13)。
次に、実績分解部125は、ステップS13で取得した改定判定基準を用いて、ステップS11で取得した販売価格実績を検査して、価格の改定が行われた期間を特定し、ステップS11で取得した販売数量実績から、特定した期間における販売数量を特定し、価格の改定により増加した数量と、価格の改定がなくても販売されたベースライン数量と、を算出する(S14)。なお、この処理については、図14を用いて詳細に説明する。
次に、価格改定効果表示部126は、ステップS15での算出結果を用いて、価格改定効果テーブル115aを生成する(S15)。なお、この処理については図15を用いて詳細に説明する。
なお、生成した価格改定効果テーブル115aは、価格改定効果記憶領域115に記憶され、オペレータより表示指示の入力があれば出力部150に表示される。
次に、ベースライン算出部127は、評価対象である製品のベースライン数量と、評価基準として入力を受け付けた製品のベースライン数量と、から対応する期間におけるベース成長比(Base Growth)を算出して、ベースライン情報を生成し全ての期間におけるベース成長比の平均を算出することにより、平均ベース成長比を算出する(S17)。なお、この処理については図16を用いて詳細に説明する。
次に、価格改定計画情報取込部128は、図10に示すような価格改定計画情報入力画面161を出力部150に表示し、入力部140を介して、価格を改定する期間と、改定する価格差(値下げ幅)と、改定する価格差により想定される価格偏差値の差と、改定する価格差により販売数量が増加する増加率(リフト率)と、の入力を価格改定計画情報として受け付ける(S17)。
この際、価格改定計画情報取込部128は、価格改定計画情報入力画面161に、価格改定効果テーブル115aに格納されている情報を予め定められた表示形式にして表示することで、入力受付欄161cに入力する値を決定する支援を行うことが望ましい。
次に、改定計画効果算出部129は、将来における予め定められた期間に対応する(ここでは、一年前の)評価基準となっている製品のベースライン数量に、ステップS16で算出された平均ベース成長比を乗算することにより、評価対象となっている製品の将来における予測ベースライン数量を算出し、算出された予測ベースライン数量の中の、ステップS17で入力された期間に対応する予測ベースライン数量に、ステップS17で入力を受け付けたリフト率を乗算することにより、価格改定による予測の販売増加量を算出して、価格改定効果を計算する(S18)。
次に、販売予測表示部130は、ステップS18で算出された予測販売増加量と、ステップS18で算出された評価対象製品の予測ベースライン数量と、から販売予測テーブル117aを生成する(S19)。
なお、販売予測表示部130は、このようにして生成した販売予測テーブル117aを販売予測記憶領域117に記憶する。
また、販売予測表示部130は、入力部140等を介して、価格改定効果算定装置100のオペレータより販売予測情報の表示指示の入力を受け付けると、販売予測テーブル117aを、予め定められた表示形式にして出力部150に表示する処理を行う。
ここで、表示形式については、例えば、図8に示すような販売予測テーブル117aをそのままテーブル形式で出力部150に表示してもよく、また、例えば、図13(販売予測表示画面162の概略図)に示す販売予測表示画面162のようなグラフ形式で出力部150に表示してもよい。
図示するように、販売予測表示画面162は、評価対象とされた製品の将来における販売数量(予測ベースライン数量)を、各々の週毎に棒グラフで表すとともに、ステップS18で算出された予測販売増加量を予測ベースライン数量とは異なる表示方法で表示している(ここでは、増加量分に対応する棒グラフの部分を斜線で塗りつぶしている)。
また、販売予測表示画面162は、評価対象製品の将来における販売数量(予測ベースライン数量)の累積量を折れ線グラフで表すとともに、ステップS18で算出された予測販売増加量をベースライン数量とは異なる表示方法で表示している(ここでは、増加量分が加算された部分の折れ線グラフを破線で表示している)。
図14は、図12におけるステップS14の実績分解処理を示すフローチャートである。
まず、実績分解部125は、第1週目のシェアShare(1)をBase Shareとし、販売開始週からの経過週を示す変数k(販売開始週がk=1)、週の累積値を示す変数mを「1」に初期化し、変数nに第1週目のシェアShare(1)を格納し、第一週目のシェアの増加量Share Lift(1)を0に初期化する(S20)。
次に、実績分解部125は、変数kに「1」をインクリメントする(S21)。
次に、実績分解部125は、第k週目の価格Price(k)と、第k−1週目の価格Price(k-1)と、を販売価格実績より取得し、Price(k)からPrice(k-1)を差し引いた値が、図12のステップS13で取り込んだ価格変動基準(Price Threshold)を超えているか否かの判定を行う(S22)。そして、実績分解部125は、超えている場合(ステップS22でYes)には、ステップS23に進む、一方、超えていない場合(ステップS22でNo)には、ステップS26に進む。
ステップS23では、実績分解部125は、図12のステップS12で算出した第k週目の価格偏差値Value(k)から第k−1週目の価格偏差値Value(k-1)を差し引いた値が、図12のステップS13で取り込んだ価格改定変動基準(Value Threshold)を超えているか否かの判定を行う。そして、実績分解部125は、超えている場合(ステップS23でYes)には、ステップS24に進み、超えていない場合(ステップS23でNo)には、ステップS26に進む。
ステップS24では、実績分解部125は、価格改定による第k週目のシェアの増加量Share Lift(k)をShare(k)-Base Shareにより算出し、また、第k週目の販売数量の増加量Unit Lift(k)を、第k週目の販売数量Unit(k)×Share Lift(k)/Share(k)により算出し、価格改定をしなくても得られたであろう第k週目のベースライン数量Base Unit(k)をUnit(k)-Unit Lift(k)により算出する。
次に、実績分解部125は、第k週目の販売数量の増加率Lift Ratio(k)を{Unit Lift(k)/Base Unit(k)}×100にて算出する(S25)。
一方、ステップS26では、実績分解部125は、変数mに「1」をインクリメントし、変数nに第k週目のシェアShare(k)を加算し、価格改定を行わなかった週のシェアであるBase Shareをn/mにより算出し、第k週目の販売数量Unit(k)を、価格改定を行わなかった第k週目のベースライン数量Base Unit(k)にし、第k週目のシェアの増加量Share Lift(k)を「0」にする。
次に、実績分解部125では、ステップS24及びS25、または、ステップS26で算出された値を、実績分解情報テーブル114aの値欄114cにおける第k週目の列に格納する(S27)。なお、ステップS24及びS25、または、ステップS26で算出されていない値に対応する欄は、空欄とする。
そして、実績分解部125は、第k週目が最終週(販売価格実績及び販売数量実績が取得された最後の週)であるか否かを判断し(S28)、最終週である場合(ステップS28でYes)には処理を終了し、最終週ではない場合(ステップS28でNo)にはステップS21に戻り処理を繰り返す。
図15は、図12におけるステップS15の価格改定効果を生成する処理を示すフローチャートである。
まず、価格改定効果表示部126は、販売開始週からの経過週を示す変数kを初期化して、変数kに「1」を格納する(S30)。
次に、価格改定効果表示部126は、実績分解情報テーブルの第k週目のShare Liftの値(Share Lift(k))が、「0」よりも大きな値であるか否かを確認する(S31)。そして、価格改定効果表示部126は、Share Lift(k)が、「0」よりも大きな値である場合(ステップS31でYes)には、ステップS31に進み、Share Lift(k)が、「0」よりも大きな値ではない場合(ステップS31でNo)には、ステップS32に進む。
ステップS31では、価格改定効果表示部126は、価格改定効果テーブル115aに新たなレコードを追加して、第k−1週目の価格Price(k-1)を改定前価格欄115cに、第k週目の価格Price(k)を改定後価格欄115dに、第k−1週目の価格偏差値Value(k-1)を改定前偏差値欄115eに、第k週目の価格偏差値Value(k)を改定後偏差値欄115fに、第k週目の販売数量の増加率Lift Ratio(k)をリフト率欄115gに、それぞれ格納する。
そして、ステップS32では、価格改定効果表示部126は、第k週目が最終週であるか否かを判断し、最終週である場合(ステップS32でYes)には処理を終了し、最終週ではない場合(ステップS32でNo)にはステップS33に進む。
ステップS33では、価格改定効果表示部126は、変数kに「1」をインクリメントする。そして、価格改定効果表示部126は、ステップS31に戻り処理を繰り返す。
図16は、図12におけるステップS16で平均成長比を算出する処理を示すフローチャートである。
まず、ベースライン算出部127は、販売開始週からの経過週を示す変数kを初期化して、変数kに「0」を格納する(S40)。
次に、ベースライン算出部127は、変数kに「1」をインクリメントする(S41)。
次に、ベースライン算出部127は、第k週目の評価対象である製品のベースライン数量(Base Unit(k))を、第k週目に対応する期間(ここでは、第k’週目)の評価基準の製品のベースライン数量(Base Unit(k’))で除算することにより、第k週目のベース成長比(Base Growth)を算出する(S42)。なお、第k週目の評価対象である製品のベースライン数量(Base Unit(k))、第k週目に対応する期間(ここでは、第k’週目)の評価基準の製品のベースライン数量(Base Unit(k’))、および、第k週目のベース成長比(Base Growth)については、ベースライン情報テーブル116aの値欄116cの第k週目に対応する列に格納される。
次に、ベースライン算出部127は、第k週目が最終週であるか否かを判断し(S43)、最終週である場合(ステップS43でYes)にはステップS44に進み、最終週ではない場合(ステップS43でNo)にはステップS41に戻り、処理を繰り返す。
ステップS44では、ベースライン算出部127は、全ての期間におけるベース成長比の平均を算出することにより、平均ベース成長比(Growth Average)を算出する。
以上のように、本発明の実施形態によれば、例えば、図8又は図13に示すように、価格の改定による将来的な販売予測をオペレータにわかりやすい形で表示することができるため、オペレータは、価格の改定幅及び時期を容易に選択することができるようになる。
以上に記載した実施形態においては、一つの価格改定効果算定装置100で処理を行うようにしているが、このような態様に限定されず、例えば、価格改定効果算定装置100の機能を複数の装置(サーバ)に分割して、ネットワークを介して分散して処理を行うようにすることも可能である。例えば、記憶部110の販売価格実績記憶領域111及び販売数量実績記憶領域112の少なくとも何れか一方を、ネットワークに接続された他の装置(サーバ)に設けておき、情報が必要な際に当該他の装置(サーバ)にアクセスして情報を取得するようにしてもよい。
また、制御部120の設定情報取込部121及び価格改定計画情報取込部128の少なくとも何れか一方を、ネットワークに接続された他の装置(サーバ)に設けておき、情報が必要な際に当該他の装置(サーバ)から必要な情報の入力を受け付けるようにしてもよい。
さらに、出力部150をネットワークに接続された他の装置(サーバ)に設けておき、価格改定効果算定装置100で算出された結果を、ネットワークを介して当該他の装置(サーバ)に出力するようにしてもよい。
価格改定効果算定装置の概略図。 販売価格実績テーブルの概略図。 販売数量実績テーブルの概略図。 改定判定基準テーブルの概略図。 実績分解情報テーブルの概略図。 価格改定効果テーブルの概略図。 ベースライン情報テーブルの概略図。 販売予測テーブルの概略図。 設置情報入力画面の概略図。 価格改定計画情報入力画面の概略図。 コンピュータの概略図。 価格改定効果算定装置での処理を示すフローチャート。 販売予測表示画面の概略図。 実績分解処理を示すフローチャート。 価格改定効果を生成する処理を示すフローチャート。 平均成長比を算出する処理を示すフローチャート。
符号の説明
100 価格改定効果算定装置
110 記憶部
111 販売価格実績記憶領域
112 販売数量実績記憶領域
113 改定判定基準記憶領域
114 実績分解情報記憶領域
115 価格改定効果記憶領域
116 販売予測記憶領域
120 制御部
121 設置情報取込部
122 市場実績取得部
123 価格シェア情報算出部
124 価格改定判定基準取込部
125 実績分解部
126 価格改定効果表示部
127 ベースライン算出部
128 価格改定計画情報取込部
129 改定計画効果算出部
130 販売予測表示部
140 入力部
150 出力部

Claims (15)

  1. 製品を特定する情報、当該製品が属するカテゴリを特定する情報、および、当該製品の特定の期間毎における販売価格を特定する情報、を有する販売価格実績情報と、
    前記製品を特定する情報、前記製品が属するカテゴリを特定する情報、および、前記製品の特定の期間毎における販売数量を特定する情報、を有する販売数量実績情報と、を記憶する記憶部と、制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    評価対象製品を特定する情報と、当該評価対象製品が属するカテゴリ及び当該評価対象製品と競合する製品が属するカテゴリを特定する情報の入力を受け付ける処理と、
    入力を受け付けた前記カテゴリに対応する販売価格実績情報及び販売数量実績情報を前記記憶部より取得する処理と、
    前記評価対象製品の前記特定の期間毎の販売価格を前記販売価格実績情報より取得して、前記評価対象製品について、前記カテゴリに含まれる全ての製品に先行して価格を改定した特定の期間を抽出する処理と、
    抽出された特定の期間における前記評価対象製品の販売数量と、抽出されなかった特定の期間における前記評価対象製品の販売数量と、を前記販売数量実績情報から取得し、抽出された特定の期間における販売数量から、抽出されなかった特定の期間における販売数量の平均値を差し引くことにより、販売数量の増加量を特定する処理と、
    前記販売数量の増加量を前記販売数量の平均値で除した値を販売数量の第一増加率として算出する処理と、
    算出した前記販売数量の増加率を出力部に出力する処理と、を行うこと、
    を特徴とする価格改定効果算定装置。
  2. 請求項1に記載の価格改定効果算定装置であって、
    前記制御部は、
    前記評価対象製品の前記特定の期間毎の販売価格を前記販売価格実績情報より取得して、連続する二つの前記特定の期間における販売価格の差を算出し、また、前記カテゴリに含まれる全ての製品の前記特定の期間毎の販売価格を前記販売価格実績情報より取得して、当該全ての製品の販売価格を母集団として、前記評価対象製品の価格の偏差値を計算して、連続する二つの前記特定の期間における偏差値の差を算出し、前記販売価格の差及び前記偏差値の差が予め定められた各々の閾値を超える場合に、前記評価対象製品について、前記カテゴリに含まれる全ての製品に先行して価格を改定したと判断すること、
    を特徴とする価格改定効果算定装置。
  3. 請求項1に記載の価格改定効果算定装置であって、
    前記制御部は、
    評価基準製品を特定する情報の入力を受け付ける処理と、
    特定の期間の選択と、販売数量の第二増加率と、の入力を受け付ける処理と、
    前記抽出された特定の期間における前記評価対象製品の販売数量から、前記販売数量の増加量を差し引くことにより算出された数量と、前記抽出されなかった特定の期間における販売数量と、から前記評価対象製品のベースライン数量を前記特定の期間毎に算出する処理と、
    前記特定の期間毎の前記評価対象製品のベースライン数量を、前記特定の期間に対応する期間の前記評価基準製品のベースライン数量で除算することにより算出されるベースライン成長比の平均値である平均ベースライン成長比を算出する処理と、
    前記評価対象製品の販売数量が取得されていない期間に対応する期間の前記評価基準製品のベースライン数量に前記平均ベースライン成長比を乗算することで、予想ベースライン数量を算出する処理と、
    入力を受け付けた前記第二増加率を、選択された特定の期間に対応する前記予想ベースライン数量に乗算することで、予想販売増加量を算出する処理と、
    算出した予想販売増加量を出力部に出力する処理と、を行うこと、
    を特徴とする価格改定効果算定装置。
  4. 請求項3に記載の価格改定効果算定装置であって、
    前記記憶部には、前記評価基準製品のベースライン数量が、前記特定の期間毎に記憶されていること、
    を特徴とする価格改定効果算定装置。
  5. 請求項3に記載の価格改定効果算定装置であって、
    前記制御部は、
    入力を受け付けた前記カテゴリに対応する販売価格実績情報及び販売数量実績情報を前記記憶部より取得する処理と、
    前記特定の期間毎に、前記カテゴリに含まれる全ての製品の価格を前記販売価格実績情報より取得して、当該全ての製品の価格を母集団として、前記評価基準製品の価格の偏差値を算出する処理と、
    前記評価基準製品の前記特定の期間毎の販売価格を前記販売価格実績情報より取得して、前記評価基準製品について、前記カテゴリに含まれる全ての製品に先行して価格を改定した特定の期間を抽出する処理と、
    抽出された前記特定の期間における前記評価基準製品の販売数量と、抽出されなかった前記特定の期間における前記評価基準製品の販売数量と、を前記販売数量実績情報から取得し、抽出された特定の期間における販売数量から、抽出されなかった特定の期間における販売数量の平均値を差し引くことにより、販売数量の増加量を特定する処理と、
    前記抽出された特定の期間における前記評価対象製品の販売数量から、前記販売数量の増加量を差し引くことにより、算出された数量と、前記抽出されなかった特定の期間における販売数量と、から前記評価基準製品のベースライン数量を前記特定の期間毎に算出する処理と、を行うこと、
    を特徴とする価格改定効果算定装置。
  6. 請求項5に記載の価格改定効果算定装置であって、
    前記制御部は、
    前記評価基準製品の前記特定の期間毎の販売価格を前記販売価格実績情報より取得して、連続する二つの前記特定の期間における販売価格の差を算出し、また、前記カテゴリに含まれる全ての製品の前記特定の期間毎の販売価格を前記販売価格実績情報より取得して、当該全ての製品の販売価格を母集団として、前記評価基準製品の価格の偏差値を計算して、連続する二つの前記特定の期間における偏差値の差を算出し、前記販売価格の差及び前記偏差値の差が予め定められた各々の閾値を超える場合に、前記評価基準製品について、前記カテゴリに含まれる全ての製品に先行して価格を改定したと判断すること、
    を特徴とする価格改定効果算定装置。
  7. 請求項3に記載の価格改定効果算定装置であって、
    前記制御部は、
    前記予想ベースライン数量と、前記予想販売増加量と、前記予想ベースライン数量に前記予想販売増加量を加算した数量と、を予め定められた表示形式にして前記出力部に出力すること、
    を特徴とする価格改定効果算定装置。
  8. コンピュータを、
    製品を特定する情報、当該製品が属するカテゴリを特定する情報、および、当該製品の特定の期間毎における販売価格を特定する情報、を有する販売価格実績情報と、
    前記製品を特定する情報、前記製品が属するカテゴリを特定する情報、および、前記製品の特定の期間毎における販売数量を特定する情報、を有する販売数量実績情報と、を記憶する記憶手段、制御手段、として機能させるプログラムであって、
    前記制御手段に、
    評価対象製品を特定する情報と、当該評価対象製品が属するカテゴリ及び当該評価対象製品と競合する製品が属するカテゴリを特定する情報の入力を受け付ける処理と、
    入力を受け付けた前記カテゴリに対応する販売価格実績情報及び販売数量実績情報を前記記憶手段より取得する処理と、
    前記評価対象製品の前記特定の期間毎の販売価格を前記販売価格実績情報より取得して、前記評価対象製品について、前記カテゴリに含まれる全ての製品に先行して価格を改定した特定の期間を抽出する処理と、
    抽出された特定の期間における前記評価対象製品の販売数量と、抽出されなかった特定の期間における前記評価対象製品の販売数量と、を前記販売数量実績情報から取得し、抽出された特定の期間における販売数量から、抽出されなかった特定の期間における販売数量の平均値を差し引くことにより、販売数量の増加量を特定する処理と、
    前記販売数量の増加量を前記販売数量の平均値で除した値を販売数量の第一増加率として算出する処理と、
    算出した前記販売数量の増加率を出力手段に出力する処理と、を行うこと、
    を特徴とするプログラム。
  9. 請求項8に記載のプログラムであって、
    前記制御手段は、
    前記評価対象製品の前記特定の期間毎の販売価格を前記販売価格実績情報より取得して、連続する二つの前記特定の期間における販売価格の差を算出し、また、前記カテゴリに含まれる全ての製品の前記特定の期間毎の販売価格を前記販売価格実績情報より取得して、当該全ての製品の販売価格を母集団として、前記評価対象製品の価格の偏差値を計算して、連続する二つの前記特定の期間における偏差値の差を算出し、前記販売価格の差及び前記偏差値の差が予め定められた各々の閾値を超える場合に、前記評価対象製品について、前記カテゴリに含まれる全ての製品に先行して価格を改定したと判断すること、
    を特徴とするプログラム。
  10. 請求項8に記載のプログラムであって、
    前記制御手段は、
    評価基準製品を特定する情報の入力を受け付ける処理と、
    特定の期間の選択と、販売数量の第二増加率と、の入力を受け付ける処理と、
    前記抽出された特定の期間における前記評価対象製品の販売数量から、前記販売数量の増加量を差し引くことにより算出された数量と、前記抽出されなかった特定の期間における販売数量と、から前記評価対象製品のベースライン数量を前記特定の期間毎に算出する処理と、
    前記特定の期間毎の前記評価対象製品のベースライン数量を、前記特定の期間に対応する期間の前記評価基準製品のベースライン数量で除算することにより算出されるベースライン成長比の平均値である平均ベースライン成長比を算出する処理と、
    前記評価対象製品の販売数量が取得されていない期間に対応する期間の前記評価基準製品のベースライン数量に前記平均ベースライン成長比を乗算することで、予想ベースライン数量を算出する処理と、
    入力を受け付けた前記第二増加率を、選択された特定の期間に対応する前記予想ベースライン数量に乗算することで、予想販売増加量を算出する処理と、
    算出した予想販売増加量を出力手段に出力する処理と、を行うこと、
    を特徴とするプログラム。
  11. 請求項10に記載のプログラムであって、
    前記記憶手段には、前記評価基準製品のベースライン数量が、前記特定の期間毎に記憶されていること、
    を特徴とするプログラム。
  12. 請求項10に記載のプログラムであって、
    前記制御手段は、
    入力を受け付けた前記カテゴリに対応する販売価格実績情報及び販売数量実績情報を前記記憶部より取得する処理と、
    前記特定の期間毎に、前記カテゴリに含まれる全ての製品の価格を前記販売価格実績情報より取得して、当該全ての製品の価格を母集団として、前記評価基準製品の価格の偏差値を算出する処理と、
    前記評価基準製品の前記特定の期間毎の販売価格を前記販売価格実績情報より取得して、前記評価基準製品について、前記カテゴリに含まれる全ての製品に先行して価格を改定した特定の期間を抽出する処理と、
    抽出された前記特定の期間における前記評価基準製品の販売数量と、抽出されなかった前記特定の期間における前記評価基準製品の販売数量と、を前記販売数量実績情報から取得し、抽出された特定の期間における販売数量から、抽出されなかった特定の期間における販売数量の平均値を差し引くことにより、販売数量の増加量を特定する処理と、
    前記抽出された特定の期間における前記評価対象製品の販売数量から、前記販売数量の増加量を差し引くことにより、算出された数量と、前記抽出されなかった特定の期間における販売数量と、から前記評価基準製品のベースライン数量を前記特定の期間毎に算出する処理と、を行うこと、
    を特徴とするプログラム。
  13. 請求項12に記載のプログラムであって、
    前記制御手段は、
    前記評価基準製品の前記特定の期間毎の販売価格を前記販売価格実績情報より取得して、連続する二つの前記特定の期間における販売価格の差を算出し、また、前記カテゴリに含まれる全ての製品の前記特定の期間毎の販売価格を前記販売価格実績情報より取得して、当該全ての製品の販売価格を母集団として、前記評価基準製品の価格の偏差値を計算して、連続する二つの前記特定の期間における偏差値の差を算出し、前記販売価格の差及び前記偏差値の差が予め定められた各々の閾値を超える場合に、前記評価基準製品について、前記カテゴリに含まれる全ての製品に先行して価格を改定したと判断すること、
    を特徴とするプログラム。
  14. 請求項10に記載のプログラムであって、
    前記制御手段は、
    前記予想ベースライン数量と、前記予想販売増加量と、前記予想ベースライン数量に前記予想販売増加量を加算した数量と、を予め定められた表示形式にして前記出力手段に出力すること、
    を特徴とするプログラム。
  15. 製品を特定する情報、当該製品が属するカテゴリを特定する情報、および、当該製品の特定の期間毎における販売価格を特定する情報、を有する販売価格実績情報と、
    前記製品を特定する情報、前記製品が属するカテゴリを特定する情報、および、前記製品の特定の期間毎における販売数量を特定する情報、を有する販売数量実績情報と、を記憶する記憶部と、制御部と、を備える価格改定効果算定装置が行う価格改定効果算定方法であって、
    前記制御部が、評価対象製品を特定する情報と、当該評価対象製品が属するカテゴリ及び当該評価対象製品と競合する製品が属するカテゴリを特定する情報の入力を受け付ける処理を行う過程と、
    前記制御部が、入力を受け付けた前記カテゴリに対応する販売価格実績情報及び販売数量実績情報を前記記憶部より取得する処理を行う過程と、
    前記制御部が、前記評価対象製品の前記特定の期間毎の販売価格を前記販売価格実績情報より取得して、前記評価対象製品について、前記カテゴリに含まれる全ての製品に先行して価格を改定した特定の期間を抽出する処理を行う過程と、
    前記制御部が、抽出された特定の期間における前記評価対象製品の販売数量と、抽出されなかった特定の期間における前記評価対象製品の販売数量と、を前記販売数量実績情報から取得し、抽出された特定の期間における販売数量から、抽出されなかった特定の期間における販売数量の平均値を差し引くことにより、販売数量の増加量を特定する処理を行う過程と、
    前記制御部が、前記販売数量の増加量を前記販売数量の平均値で除した値を販売数量の第一増加率として算出する処理を行う過程と、
    前記制御部が、算出した前記販売数量の増加率を出力部に出力する処理を行う過程と、を備えること、
    を特徴とする価格改定効果算定方法。
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