JP2010176155A - 非接触通信媒体及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract


【課題】 本発明の目的は、積層時の加熱及び加圧によるアンテナの巻き解れまたは銅線潰れの発生しない非接触通信媒体、及びその製造方法を提供することである。
【解決手段】 非接触通信媒体1は、COB5とアンテナ3を電気的に接合してなるRFIDモジュール2と、アンテナ3の空心部領域に配置した圧力緩和体4を、積層した樹脂製のシート6a及び樹脂製のシート6bで挟み、積層し、埋設して作製する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、非接触型通信機能を有するICチップと巻線コイルからなる非接触通信用のアンテナを備えた非接触通信媒体、及びその製造方法に関するものである。
非接触通信媒体は、一般に、非接触型通信機能を有するICチップとアンテナを電気的に接続したRFID(Radio Frequency Identification)モジュールを、樹脂製のシートからなるシート積層体に埋設して作製する技術が知られている。代表的な非接触通信媒体としては、非接触ICカードや非接触ICタグがある。例えば、非接触ICカードの製造方法が特許文献1に開示されている。
特許文献1には、環状のアンテナを備える非接触ICモジュールを有する非接触ICカードを製造する方法であって、アンテナにより環状に囲まれた領域の内外の所定位置に樹脂からなるスペーサを配置するとともに、上層及び下層にそれぞれ樹脂層を配置して熱圧着し、中間積層体を形成する第1熱圧着工程と、第1熱圧着工程にて形成された中間積層体の上層及び下層にそれぞれ樹脂からなる絵柄シートを配置して熱圧着する第2熱圧着工程とを含む。アンテナにより環状に囲まれた領域内に配置されるスペーサは、アンテナの領域外に配置されるスペーサより流動性が低い樹脂であることが記載されている。
特開2002−74293号公報
非接触通信媒体には、RFIDモジュールをPVC(ポリ塩化ビニル)、PET-G(非結晶性ポリエチレンテレフタレートコポリマー)等の材料から成る樹脂製のシートで挟持し、挟持した樹脂製のシートの両側に熱板を押し当て、加圧及び加熱することによって、樹脂製のシートの間にRFIDモジュールを埋設して、一体化したシート積層体を得た後、埋設したRFIDモジュール毎に所定の形状にシート積層体を打ち抜いて作製するものがある。
非接触通信媒体に用いられるRFIDモジュールには、配線パターンを設けた基板にICチップを設置して樹脂封止したCOB(Chip On Board)と、溶剤や熱で接着性が生じる絶縁被膜を有する銅線を巻いて作製した、空心の巻線コイルからなるアンテナを、半田付けや溶接等によって電気的に接続して作製するものがある。
従来の非接触通信媒体及びその製造方法について、図を用いて説明する。
図5は、従来の非接触通信媒体の製造方法を説明する図である。図5(a)は、シート積層体の構成を説明する図であり、積層する前の状態を示している。
従来の非接触通信媒体の製造方法は、まず、溶剤や熱で接着性が生じる絶縁被膜を有する銅線を巻いて空心の巻線コイルを作製して、アンテナ93a、アンテナ93b、アンテナ93c、アンテナ93dとし、非接触型通信機能を有するICチップを内蔵するCOBを作製して、COB95a、COB95b、COB95c、COB95dとする。
次に、アンテナ93aとCOB95a、アンテナ93bとCOB95b、アンテナ93cとCOB95c、アンテナ93dとCOB95dのそれぞれを電気的に接合して、RFIDモジュールを作製した後、樹脂製のシート96c及び樹脂製のシート96dで挟持し、挟持した樹脂製のシートの両側に熱板を押し当て、加圧及び加熱することによって、樹脂製のシートの間にCOBとアンテナを埋設して、一体化したシート積層体991を作製する。
図5(b)は、積層後のシート積層体を説明する図である。シート積層体991には、アンテナ93aとCOB95a、アンテナ93bとCOB95b、アンテナ93cとCOB95c、アンテナ93dとCOB95dが埋設される。
図6は、従来の非接触通信媒体及びその製造方法を説明する図である。図6(a)は、シート積層体に対して所定形状に打ち抜いた直後の状態を示す図である。
上記ですでに説明した図5のシート積層体991に対して、図示しない打ち抜き機等を用い、アンテナ93aとCOB95aを含む非接触通信媒体91aと、アンテナ93bとCOB95bを含む非接触通信媒体91bと、アンテナ93cとCOB95cを含む非接触通信媒体91cと、アンテナ93dとCOB95dを含む非接触通信媒体91dを、各々の所定形状に打ち抜いた後、個々に分離し、非接触通信媒体91a、非接触通信媒体91b、非接触通信媒体91c、非接触通信媒体91dを作製する。
図6(b)は、シート積層体から個々に分離した非接触通信媒体を説明する図である。非接触通信媒体91aには、アンテナ93aとCOB95aが埋設され、非接触通信媒体91bには、アンテナ93bとCOB95bが埋設され、非接触通信媒体91cには、アンテナ93cとCOB95cが埋設され、非接触通信媒体91dには、アンテナ93dとCOB95dが埋設される。
図6(c)は、図6(b)のB−B線に沿った断面図であり、非接触通信媒体91bの断面を示している。すなわち、従来の非接触通信媒体の断面を示している。アンテナ部933a及びアンテナ部933bは、非接触通信媒体91bに埋設したアンテナ93bの断面を示している。
従来の非接触通信媒体の製造方法で作製された非接触通信媒体91bは、埋設するアンテナの厚みがCOBより厚い場合、積層開始時の圧力がアンテナに集中する為、アンテナ部933bを構成する銅線に銅線潰れ77が発生する場合があり、銅線の絶縁被膜がやぶれ、銅線同士が短絡して製品不良となる問題がある。
また、アンテナは、積層時に圧力が加わるとともに、熱板から熱を受けるために、アンテナの銅線同士を接着している絶縁被膜の接着力が低下し、銅線同士が分離しやすくなる。更に、樹脂製のシートの樹脂が熱板からの熱で軟化するとともに、積層時の圧力によってアンテナ部933a近傍に流れ込み、アンテナの巻き解れ88a及び巻き解れ88bが発生する場合があり、アンテナが断線して製品不良となる問題がある。
しかしながら、例えば、特許文献1に記載の非接触ICカードの製造方法において、アンテナの近傍の所定位置に設ける流動性の低い樹脂からなるスペーサは、カード表面の平坦性を得る目的で設けられており、積層時の加圧及び加熱によるアンテナの巻き解れ及び銅線潰れに対する記載及び示唆が無く、従来は、積層時の加圧及び加熱によるアンテナの巻き解れ及び銅線潰れが発生せず、媒体表面が平坦な非接触通信媒体を得ることが困難であった。
本発明の目的は、上記課題を解決し、積層時の加圧及び加熱によるアンテナの巻き解れ及び銅線潰れが発生せず、媒体表面が平坦な非接触通信媒体、及びその製造方法を提供することにある。
本発明は、積層に用いる樹脂製のシートに対して熱変形温度が10℃以上高く、積層加工温度未満の熱変形温度を有する樹脂からなり、巻線して作製する空心コイルからなるアンテナの厚み以上の厚みを有する、円環状または多角形リング状の圧力緩和体を、アンテナで囲まれた領域、すなわちアンテナの空心部領域に設けることにより、積層開始時の圧力を圧力緩和体で受け、アンテナに加わる圧力を軽減し、積層時の加圧及び加熱によるアンテナの巻き解れ及び銅線潰れの発生しない非接触通信媒体を得ることを可能にしたものである。
特に、積層に用いる樹脂製のシートより10℃以上高い熱変形温度を有する樹脂を圧力緩和体に用いることで、積層する樹脂製のシートの樹脂が、積層時の熱で徐々に柔らかくなり、圧力を受けて流動し、COBとアンテナの周辺に流れ込み、積層時の圧力がアンテナに集中しない状態になるまでの間、圧力緩和体は形状を保ち、積層時の圧力を受け、アンテナに加わる圧力を軽減できる。
更に、圧力緩和体に用いる樹脂の熱変形温度を積層加工温度未満とすることで、積層加工温度まで加熱された圧力緩和体は、徐々に柔らかくなり、積層時の圧力で、圧力緩和体の近傍に流入した樹脂製のシートの樹脂と均衡のとれた厚みと成すことができ、非接触通信媒体の表面を平坦にできる。
また、圧力緩和体を円環状または多角形リング状の形状とし、アンテナの空心部領域に設けることにより、アンテナの空心部領域に流入する樹脂製のシートの樹脂の量を減少させ、樹脂製のシートの樹脂の流動によるアンテナへの圧力等の負荷を軽減できるとともに、積層加工温度まで加熱された圧力緩和体を成す樹脂が、円環状または多角形リング状の圧力緩和体が囲む領域へ流動でき、アンテナへの圧力等の負荷を軽減できる。
すなわち、本発明によれば、非接触型通信機能を有するICチップと、空心の巻線コイルからなる非接触通信用のアンテナとを電気的に接合してなるRFIDモジュールを樹脂製のシートで挟み、加圧し加熱することによって積層一体化してなる非接触通信媒体であって、前記樹脂製のシートの熱変形温度より10℃以上高く、積層加工温度未満の熱変形温度を有する樹脂からなり、前記アンテナの厚み以上の厚みを有する円環状または多角形リング状である圧力緩和体を、前記アンテナの空心部領域に設けることを特徴とする非接触通信媒体が得られる。
また、本発明によれば、非接触型通信機能を有するICチップ、及び空心の巻線コイルからなる非接触通信用のアンテナを樹脂製のシートで挟み、加圧し加熱することによって積層一体化積層一体化してなる非接触通信媒体の製造方法であって、前記ICチップと前記アンテナを電気的に接続してRFIDモジュールを作製し、前記樹脂製のシートの熱変形温度より10℃以上高く、積層加工温度未満の熱変形温度を有する樹脂からなり、前記アンテナの厚み以上の厚みを有する円環状または多角形リング状の圧力緩和体を作製した後、前記アンテナの空心部領域に前記圧力緩和体を配置した前記RFIDモジュールを複数個作製するとともに、前記樹脂製のシートで挟持し、挟持した前記樹脂製のシートの両側に熱板を押し当て、加圧及び加熱することによって、前記樹脂製のシートの間に前記RFIDモジュールを埋設して、シート積層体を作製し、前記RFIDモジュールを1つ含んだ所定の形状毎に、前記シート積層体を打ち抜き、前記非接触通信媒体を作製することを特徴とする非接触通信媒体の製造方法が得られる。
本発明によれば、積層に用いる樹脂製のシートに対して熱変形温度が10℃以上高く、積層加工温度未満の熱変形温度を有する樹脂からなり、巻線して作製する空心コイルからなるアンテナの厚み以上の厚みを有する、円環状または多角形リング状の圧力緩和体を、アンテナの空心部領域に設けることにより、積層開始時の圧力を圧力緩和体で受け、アンテナに加わる圧力を軽減し、積層時の加圧及び加熱によるアンテナの巻き解れ及び銅線潰れが発生せず、媒体表面が平坦な非接触通信媒体及びその製造方法が得られる。
本発明の非接触通信媒体を説明する図。 本発明の非接触通信媒体の構成を説明する分解図。 本発明の非接触通信媒体の製造方法を説明する図、図3(a)はシート積層体の構成を説明する図、図3(b)は積層後のシート積層体を説明する図。 本発明の非接触通信媒体及びその製造方法を説明する図、図4(a)はシート積層体に対して所定形状に打ち抜いた直後の状態を示す図、図4(b)はシート積層体から個々に分離した非接触通信媒体を説明する図、図4(c)は図4(b)のA−A線に沿った断面図。 従来の非接触通信媒体の製造方法を説明する図、図5(a)はシート積層体の構成を説明する図、図5(b)は積層後のシート積層体を説明する図。 従来の非接触通信媒体及びその製造方法を説明する図、図6(a)はシート積層体に対して所定形状に打ち抜いた直後の状態を示す図、図6(b)はシート積層体から個々に分離した非接触通信媒体を説明する図、図6(c)は図6(b)のB−B線に沿った断面図。
以下、本発明の実施の形態について、図を参照して説明する。
まず、本発明の非接触通信媒体について説明する。図1は、本発明の非接触通信媒体を説明する図である。非接触通信媒体1は、COB5とアンテナ3を電気的に接合してなるRFIDモジュール2と、アンテナ3の空心部領域に配置した圧力緩和体4を、積層した樹脂製のシート6a及び樹脂製のシート6bで挟み、積層し、埋設して作製する。
図2は、本発明の非接触通信媒体の構成を説明する分解図である。非接触通信媒体は、COB5とアンテナ3からなるRFIDモジュール2と、圧力緩和体4と、樹脂製のシート6a及び樹脂製のシート6bで構成する。
COB5は、巻線コイルからなる非接触通信用のアンテナを用いて、非接触通信が可能な通信機能を有するICチップを内蔵したCOBあれば良く、市販の非接触型通信用COBを用いることができ、適宜選択するのが好ましい。
アンテナ3は、溶剤や熱で接着性が生じる絶縁被膜を有する銅線を用いた巻線コイルあれば良く、銅線の線径及び巻線コイルの外形寸法は、非接触通信を行う周波数及び通信距離に応じて適宜選択するのが好ましい。
樹脂製のシート6a及び樹脂製のシート6bは、加圧し、加熱して積層できる樹脂からなるシートであれば良く、PET−GシートやPVCシート等が使用でき、適宜選択するのが好ましい。
圧力緩和体4の材質は、樹脂製のシート6a及び樹脂製のシート6bより熱変形温度が10℃以上高い樹脂であり、積層加工温度未満の熱変形温度を有する樹脂であれば良く、各種の樹脂を適宜選択することができる。非接触通信媒体の機械的強度を考慮すれば、圧力緩和体4は、非接触通信媒体を成す樹脂製のシート6a及び樹脂製のシート6bに対して積層可能な樹脂であることが望ましく、樹脂製のシート6a及び樹脂製のシート6bと同種または同系の樹脂とするのが良い。
圧力緩和体4の厚みは、用いるアンテナの厚み以上の厚みであれば良く、用いるアンテナの厚みに応じて適宜選択するのが好ましい。
圧力緩和体4の形状は、円環状または多角形リング状で、アンテナの空心部領域に設置できる大きさであれば良く、アンテナの形状にあわせて適宜選択するのが好ましい。特に、作業性を考慮すれば、円環状の形状が望ましい。
次に、本発明の非接触通信媒体の製造方法について説明する。
図3は、本発明の非接触通信媒体の製造方法を説明する図である。図3(a)は、シート積層体の構成を説明する図であり、積層する前の状態を示している。
本発明の非接触通信媒体の製造方法は、まず、溶剤や熱で接着性が生じる絶縁被膜を有する銅線を巻いて空心の巻線コイルを作製して、アンテナ3a、アンテナ3b、アンテナ3c、アンテナ3dとし、非接触型通信機能を有するICチップを内蔵するCOBを作製して、COB5a、COB5b、COB5c、COB5dとし、アンテナ3aとCOB5a、アンテナ3bとCOB5b、アンテナ3cとCOB5c、アンテナ3dとCOB5dのそれぞれを電気的に接合して、RFIDモジュールを作製する。
次に、アンテナ3a、アンテナ3b、アンテナ3c、アンテナ3dの厚み以上の厚みを有し、且つ樹脂製のシート6c及び樹脂製のシート6dに対して熱変形温度が10℃以上高く、積層加工温度未満の熱変形温度を有する樹脂からなるシートを、アンテナ3a、アンテナ3b、アンテナ3c、アンテナ3dの空心部領域にあわせた大きさの円環状に加工して、圧力緩和体4a、圧力緩和体4b、圧力緩和体4c、圧力緩和体4dを作製する。
次に、樹脂製のシート6dにアンテナ3aとCOB5a、アンテナ3bとCOB5b、アンテナ3cとCOB5c、アンテナ3dとCOB5dのそれぞれを配置するとともに、アンテナ3aの内側に圧力緩和体4aを配置し、アンテナ3bの内側に圧力緩和体4bを配置し、アンテナ3cの内側に圧力緩和体4cを配置し、アンテナ3dの内側に圧力緩和体4dを配置した後、樹脂製のシート6cを重ね、挟持した樹脂製のシートの両側に熱板を押し当て、加圧するとともに、熱板から熱を樹脂製のシートに伝えて加熱し、積層してシート積層体11を作製する。
図3(b)は、積層後のシート積層体を説明する図である。シート積層体11に、アンテナ3aとCOB5aと圧力緩和体4a、アンテナ3bとCOB5bと圧力緩和体4b、アンテナ3cとCOB5cと圧力緩和体4c、アンテナ3dとCOB5dと圧力緩和体4dを埋設する。
図4は、本発明の非接触通信媒体及びその製造方法を説明する図である。図4(a)は、シート積層体に対して所定形状に打ち抜いた直後の状態を示す図である。
上記ですでに説明した図3のシート積層体11に対して、図示しない打ち抜き機等を用い、アンテナ3aとCOB5aと圧力緩和体4aを含む非接触通信媒体1aと、アンテナ3bとCOB5bと圧力緩和体4bを含む非接触通信媒体1bと、アンテナ3cとCOB5cと圧力緩和体4cを含む非接触通信媒体1cと、アンテナ3dとCOB5dと圧力緩和体4dを含む非接触通信媒体1dの、各々の所定形状に打ち抜いた後、個々に分離し、非接触通信媒体1a、非接触通信媒体1b、非接触通信媒体1c、非接触通信媒体1dを作製する。
図4(b)は、シート積層体から個々に分離した非接触通信媒体を説明する図である。
アンテナ3aとCOB5aと圧力緩和体4aを非接触通信媒体1aに埋設し、アンテナ3bとCOB5bと圧力緩和体4bを非接触通信媒体1bに埋設し、アンテナ3cとCOB5cと圧力緩和体4cを非接触通信媒体1cに埋設し、アンテナ3dとCOB5dと圧力緩和体4dを非接触通信媒体1dに埋設する。
図4(c)は、図4(b)のA−A線に沿った断面図であり、非接触通信媒体1bの断面を示している。すなわち、本発明の非接触通信媒体の断面を示している。アンテナ部33a及びアンテナ部33bは、非接触通信媒体1bに埋設したアンテナ3bの断面を示しており、圧力緩和体部44a及び圧力緩和体部44bは、非接触通信媒体1bに埋設した圧力緩和体4bの断面を示している。図4(c)に示すように、アンテナの巻き解れ及び銅線潰れのない、表面が平坦な非接触通信媒体を作製することができる。
以下、本発明の実施例について具体的に説明する。
まず、以下に説明する本発明の実施例、及び比較例で、共通して用いた、COB、アンテナ、樹脂製のシートについて説明する。
COBには、メタル基板に樹脂封止が成された仕様の、厚みが0.30mmであり、通信周波数が13.56MHzである市販の非接触通信用のCOBを用いた。
また、アンテナには、線径が100μmの熱反応型自己融着絶縁被膜付き銅線を、直径40mmの棒状の巻線金型に整列巻きで巻線を行い、厚さ0.30mmの空心の巻線コイルを作製して用い、COBとアンテナを半田付けしてRFIDモジュールを作製した。
また、樹脂製のシートには、50℃の熱変形温度を有し、厚みが0.25mmであり、幅寸法が210mmで、長さ寸法が290mmのPET−Gシートを用いた。
(実施例1乃至9)
本発明の実施例1乃至3に係る非接触通信媒体で用いる圧力緩和体は、積層に用いるPET−Gシートと同系のPET−Gシートをベースとし、60℃の熱変形温度を有し、アンテナの厚さと同じ0.30mmの厚みのPET−Gシートを、外形寸法が40mmで、表1の実施例1乃至3に示す内径寸法を有する円環状に切り抜いて作製した。
続いて、本発明の実施例4乃至6に係る非接触通信媒体で用いる圧力緩和体は、積層に用いるPET−Gシートと同系のPET−Gシートをベースとし、70℃の熱変形温度を有し、アンテナの厚さと同じ0.30mmの厚みのPET−Gシートを、外形寸法が40mmで、表2の実施例4乃至6に示す内径寸法を有する円環状に切り抜いて作製した。
更に、本発明の実施例7乃至9に係る非接触通信媒体で用いる圧力緩和体は、積層に用いるPET−Gシートと同系のPET−Gシートをベースとし、70℃の熱変形温度を有し、アンテナの厚さより0.05mm厚い、0.35mmの厚みのPET−Gシートを、外形寸法が40mmで、表3の実施例7乃至9に示す内径寸法を有する円環状に切り抜いて作製した。
引き続き、樹脂製のシートを成す熱変形温度が50℃のPET−Gシートの上に、予め作製したRFIDモジュールを4つ配置し、更に、各々のRFIDモジュールの空心部領域に圧力緩和体を配置した後、樹脂製のシートを成す熱変形温度が50℃のPET−Gシートを重ねて挟持し、挟持した樹脂製のシートの両側に熱板を押し当て、積層圧力を5MPaで加圧するとともに、積層加工温度を120℃とし、熱板を介して加熱し、積層してシート積層体を作製した。尚、シート積層体に埋設される4つのRFIDモジュールのアンテナの空心部領域に配置する圧力緩和体は、4つとも同じ実施例の圧力緩和体とし、実施例毎にシート積層体を作製した。尚、本発明の実施例1乃至9の圧力緩和体の熱変形温度は、何れも上記の積層加工温度未満である。
次に、打ち抜き機を用い、埋設したRFIDモジュール毎に、長さ方向の寸法が60mmで、幅方向の寸法が60mmの形状で、シート積層体を打ち抜き、本発明の実施例1乃至9に係る非接触通信媒体を作製した。
本発明の実施例1乃至9では、実施例毎に非接触通信媒体を1000枚ずつ作製し、X線透過解析器を用いて、アンテナの巻き解れ及び銅線潰れを検査した。更に、目視検査により、媒体表面の凹凸の有無を確認した。実施例1乃至9の非接触通信媒体の検査結果は、表1乃至3に示した。
表1乃至3に示されるように、実施例1乃至9に係る非接触通信媒体は、アンテナの巻き解れ及び銅線潰れの発生が無く、媒体表面の凹凸も無かった。よって、樹脂製のシートの熱変形温度に対して10℃以上高く、積層加工温度未満の熱変形温度を有する樹脂からなり、アンテナの厚み以上の厚みを有する円環状の圧力緩和体を、アンテナの空心部領域に設けることにより、積層時の加圧及び加熱によるアンテナの巻き解れ及び銅線潰れが発生せず、媒体表面が平坦な非接触通信媒体が得られた。
Figure 2010176155
Figure 2010176155
Figure 2010176155
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(比較例1乃至6)
比較例1の非接触通信媒体で用いる圧力緩和体は、積層に用いるPET−Gシートと同系のPET−Gシートをベースとし、60℃の熱変形温度を有し、アンテナの厚さと同じ0.30mmの厚みのPET−Gシートを、直径40mmの円状に切り抜いて作製した。比較例1は、本発明の実施例1乃至3の圧力緩和体に対して、圧力緩和体の形状を円環状ではなく、円状とした比較例である。
続いて、比較例2の非接触通信媒体で用いる圧力緩和体は、積層に用いるPET−Gシートと同系のPET−Gシートをベースとし、70℃の熱変形温度を有し、アンテナの厚さと同じ0.30mmの厚みのPET−Gシートを、直径40mmの円状に切り抜いて作製した。比較例2は、本発明の実施例4乃至6の圧力緩和体に対して、圧力緩和体の形状を円環状ではなく、円状とした比較例である。
更に、比較例3の非接触通信媒体で用いる圧力緩和体は、積層に用いるPET−Gシートと同系のPET−Gシートをベースとし、70℃の熱変形温度を有し、アンテナの厚さより0.05mm厚い、0.35mmの厚みのPET−Gシートを、直径40mmの円状に切り抜いて作製した。比較例3は、本発明の実施例7乃至9の圧力緩和体に対して、圧力緩和体の形状を円環状ではなく、円状とした比較例である。
更に、比較例4の非接触通信媒体で用いる圧力緩和体は、積層に用いるPET−Gシートと同一の樹脂で、50℃の熱変形温度を有し、アンテナの厚さより0.05mm厚い、0.35mmの厚みのPET−Gシートを、外形寸法が40mmで、表4の比較例4に示す内径寸法を有する円環状に切り抜いて作製した。比較例4は、本発明の実施例8の圧力緩和体に対して、圧力緩和体を成す樹脂の熱変形温度を、樹脂製のシートの熱変形温度と等しくした比較例である。
更に、比較例5の非接触通信媒体で用いる圧力緩和体は、積層に用いるPET−Gシートと同系のPET−Gシートをベースとし、70℃の熱変形温度を有し、アンテナの厚さより0.05mm薄い、0.25mmの厚みのPET−Gシートを、外形寸法が40mmで、表4の比較例5に示す内径寸法を有する円環状に切り抜いて作製した。比較例5は、本発明の実施例8の圧力緩和体に対して、圧力緩和体の厚みをアンテナの厚み未満とした比較例である。
更に、比較例6の非接触通信媒体で用いる圧力緩和体は、熱変形温度が135℃を有し、アンテナの厚さより0.05mm厚い、0.35mmの厚みのポリカーボネートシートを、外形寸法が40mmで、表4の比較例6に示す内径寸法を有する円環状に切り抜いて作製した。比較例6は、本発明の実施例8の圧力緩和体に対して、圧力緩和体を成す樹脂の熱変形温度を、積層加工温度以上とした比較例である。
引き続き、樹脂製のシートを成す熱変形温度が50℃のPET−Gシートの上に、予め作製したRFIDモジュールを4つ配置し、更に、各々のRFIDモジュールの空心部領域に圧力緩和体を配置した後、樹脂製のシートを成す熱変形温度が50℃のPET−Gシートを重ねて挟持し、挟持した樹脂製のシートの両側に熱板を押し当て、積層圧力を5MPaで加圧するとともに、積層加工温度を120℃とし、熱板を介して加熱し、積層してシート積層体を作製した。尚、シート積層体に埋設される4つのRFIDモジュールのアンテナの空心部領域に配置する圧力緩和体は、4つとも同じ比較例の圧力緩和体とし、比較例毎にシート積層体を作製した。
次に、打ち抜き機を用い、埋設したRFIDモジュール毎に、長さ方向の寸法が60mmで、幅方向の寸法が60mmの形状で、シート積層体を打ち抜き、比較例1乃至6の非接触通信媒体を作製した。
比較例1乃至6では、実施例毎に非接触通信媒体を1000枚ずつ作製し、X線透過解析器を用いて、アンテナの巻き解れ及び銅線潰れを検査した。更に、目視検査により、媒体表面の凹凸の有無を確認した。比較例1乃至6の非接触通信媒体の検査結果は、表1乃至4に示した。
表1乃至4に示されるように、比較例1乃至6の非接触通信媒体では、アンテナの巻き解れ及び銅線潰れが発生した。更に、媒体表面に凹凸が発生した。よって、圧力緩和体を成す樹脂の熱変形温度が、樹脂製のシートの熱変形温度に対して10℃以上高くない場合、または圧力緩和体を成す樹脂の熱変形温度が、積層加工温度以上である場合、または圧力緩和体の厚みがアンテナの厚み未満である場合、または圧力緩和体の形状が円状である場合、当該圧力緩和体をアンテナの空心部領域に設けても、積層時の加圧及び加熱によるアンテナの巻き解れ及び銅線潰れが発生せず、媒体表面が平坦な非接触通信媒体を得ることができなかった。
よって、上述の通り、本発明の非接触通信媒体及びその製造方法によれば、従来得ることができなかった、積層時の加圧及び加熱によるアンテナの巻き解れ及び銅線潰れが発生せず、媒体表面が平坦な非接触通信媒体を得ることができた。
以上、図面を用いて本発明の実施例を説明したが、本発明は、この実施例に限られるものでなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で部材や構成の変更があっても本発明に含まれる。例えば、前記実施の形態では、円環状の圧力緩和体を用い、非接触通信媒体及びその製造方法を説明しているが、必ずしもこのような構造である必要はなく、多角形リング状の圧力緩和体を用いた構成をとっても、同様に本発明の実施の形態を成す。すなわち、当事者であれば、当然なしえるであろう各種変形、修正もまた本発明に含まれることは勿論である。
1、1a、1b、1c、1d、91a、91b、91c、91d 非接触通信媒体
2 RFIDモジュール
3、3a、3b、3c、3d、93a、93b、93c、93d アンテナ
4、4a、4b、4c、4d 圧力緩和体
5、5a、5b、5c、5d、95a、95b、95c、95d COB
6a、6b、6c、6d 樹脂製のシート
11 シート積層体
33a、33b アンテナ部
44a、44b 圧力緩和体部
77 銅線潰れ
88a、88b 巻き解れ
991 シート積層体
933a、933b アンテナ部

Claims (2)

  1. 非接触型通信機能を有するICチップと、空心の巻線コイルからなる非接触通信用のアンテナとを電気的に接合してなるRFIDモジュールを樹脂製のシートで挟み、加圧し加熱することによって積層一体化してなる非接触通信媒体であって、前記樹脂製のシートの熱変形温度より10℃以上高く、積層加工温度未満の熱変形温度を有する樹脂からなり、前記アンテナの厚み以上の厚みを有する円環状または多角形リング状である圧力緩和体を、前記アンテナの空心部領域に設けることを特徴とする非接触通信媒体。
  2. 非接触型通信機能を有するICチップ、及び空心の巻線コイルからなる非接触通信用のアンテナを樹脂製のシートで挟み、加圧し加熱することによって積層一体化積層一体化してなる非接触通信媒体の製造方法であって、前記ICチップと前記アンテナを電気的に接続してRFIDモジュールを作製し、前記樹脂製のシートの熱変形温度より10℃以上高く、積層加工温度未満の熱変形温度を有する樹脂からなり、前記アンテナの厚み以上の厚みを有する円環状または多角形リング状の圧力緩和体を作製した後、前記アンテナの空心部領域に前記圧力緩和体を配置した前記RFIDモジュールを複数個作製するとともに、前記樹脂製のシートで挟持し、挟持した前記樹脂製のシートの両側に熱板を押し当て、加圧及び加熱することによって、前記樹脂製のシートの間に前記RFIDモジュールを埋設して、シート積層体を作製し、前記RFIDモジュールを1つ含んだ所定の形状毎に、前記シート積層体を打ち抜き、前記非接触通信媒体を作製することを特徴とする非接触通信媒体の製造方法。
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