JP2010176146A - プラズマディスプレイ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】プラズマディスプレイ装置の電極駆動回路は、第1及び第2のスイッチング素子SW1,SW2と、第1及び第2のダイオードD1,D2とを有する複数のドライバを備えるスキャンドライバと、スキャンドライバの高電位側端子と低電位側端子の間に接続された容量C4と、第2のスイッチング素子の低電位側端子に、リセットパルスの正極性と負極性の電圧と、スキャンパルスの電圧とに関係する複数の電圧を選択的に供給する電圧供給回路と、第1のスイッチング素子の高電位側端子とグランド端子の間に直列に接続された負リセットスイッチSW11及び抵抗R12とを備え、負極性のリセットパルスは、容量C4にリセットパルスの負極性の電圧を充電した状態で、負リセットスイッチSW11を導通して印加される。
【選択図】図5
Description
図2は、図1のPDP装置において、1サブフィールドに各電極に印加される駆動波形の例を示す図である。各サブフィールドは、基本的には同じシーケンスを有し、維持放電期間の長さが異なり、維持放電期間に印加されるサステインパルスの個数が異なる。
リセット期間においては、アドレス電極に0Vを印加した状態で、Y電極に正電圧+Vsを印加した状態で、X電極に0Vから負電圧に徐々に低下する電圧を印加する。その後、X電極に負電圧を印加した状態で、Y電極に正電圧からVwまで上昇する電圧を印加する。これにより、全セルの誘電体層上に壁電圧が形成される。この動作をリセット書き込みと称し、Y電極に印加される正電圧からVwまで上昇する電圧をリセット書き込みパルスと称する。その後、X電極に電圧+Vsを印加し、Y電極に印加する電圧を0Vにした後、−Vsまで徐々に低下する電圧を印加する。これにより、全セルに形成された壁電荷はほぼ消去される。この動作をリセット消去と称し、Y電極に印加される0Vから−Vsまで徐々に低下する電圧をリセット消去パルスと称する。なお、リセット消去パルスの最終電圧(ここでは−Vs)は、残留壁電荷量に関係する。ある壁電荷量を残留させることにより、次にアドレス放電のために印加する電圧を低減できるので、リセット消去パルスの最終電圧は適宜設定される。
前述のように、本発明は、スキャンパルスの印加される電極の駆動回路、すなわちY電極駆動回路の改良に関する。
サブドライバの低電位側電源端子VDLは、スイッチSW3とダイオードD3を介して電圧+Vsの電源に接続される。スイッチSW3とダイオードD3の接続ノードは、容量C1とスイッチSW6を介してグランドGNDに接続される。容量C1とスイッチSW6の接続ノードは、スイッチSW5と抵抗R1を介して電圧Vsの電源に接続される。
スイッチSW1−SW10は、パワーMOSFETやIGBTなどで実現される。
リセット期間において、リセット書き込みパルスを印加する時には、スイッチSW6をオンして容量C1に電圧Vs(90V)を充電した後、SW6をオフした状態で、スイッチSW3及びSW5をオンにする。これにより、容量C1の一方の端子の電圧がGNDからV1(210V)に変化するので、容量C1の一方の端子の電圧がV1+Vs(210V+90V=300V)になり、この電圧V1+VsがスイッチSW3、及びダイオードD2を介して、Y電極Ynに供給される。図3における点線は、この時の電流経路を示す。電流経路には抵抗R1が設けられているので、Y電極Ynの電圧は徐々に上昇する。
11 X電極駆動回路
12 Y電極駆動回路
13 アドレスドライバ
21 ドライバ
Sn サブドライバ
Claims (5)
- プラズマディスプレイパネルの電極に、負極性のスキャンパルスと、サステインパルスと、正極性と負極性のリセットパルスを印加する電極駆動回路を備えるプラズマディスプレイ装置であって、
前記電極駆動回路は、
直列に接続された第1及び第2のスイッチング素子と、前記第1のスイッチング素子と並行に接続された第1のダイオードと、前記第2のスイッチング素子と並行に接続された第2のダイオードとを有する複数のドライバを備え、各ドライバの前記第1のスイッチング素子の低電位側端子と前記第2のスイッチング素子の高電位側端子との接続ノードが各第1電極に接続されたスキャンドライバと、
前記第1のスイッチング素子の高電位側端子と前記第2のスイッチング素子の低電位側端子の間に接続された容量と、
前記第2のスイッチング素子の低電位側端子に、前記リセットパルスの正極性と負極性の電圧と、前記スキャンパルスの電圧とに関係する複数の電圧を選択的に供給する電圧供給回路と、
前記第1のスイッチング素子の高電位側端子とグランド端子の間に直列に接続された負リセットスイッチ及び抵抗とを備え、
負極性の前記リセットパルスは、前記容量に前記リセットパルスの負極性の電圧を充電した状態で、前記負リセットスイッチを導通して、前記第1のスイッチング素子の高電位側端子をグランド端子に接続することにより印加されることを特徴とするプラズマディスプレイ装置。 - 前記負リセットスイッチと前記第1のスイッチング素子の高電位側端子との間に接続された定電圧ダイオードを備える請求項1に記載のプラズマディスプレイ装置。
- 前記電極に前記スキャンパルスを順次印加する時に、前記スキャンパルスが印加されない前記電極に印加する非選択電圧を供給する非選択電圧と、前記第1のスイッチング素子の高電位側端子との間に設けられたダイオードを備え、前記第1のスイッチング素子を導通して前記非選択電圧を前記電極に供給する請求項1又は2に記載のプラズマディスプレイ装置。
- 前記電圧供給回路は、前記低リセット電圧を供給する経路に抵抗を備え、
正極性の前記リセットパルスは、
前記容量に前記サステインパルスの負極性の電圧を充電した後、前記電圧供給回路が前記リセットパルスの正極性の電圧より低い低リセット電圧を前記第2のスイッチング素子の低電位側端子に供給した状態で、第1段階と第2段階の2段階で印加され、
前記第1段階では、前記第2のスイッチング素子を導通して、低リセット電圧を前記電極に印加し、
前記第2段階では、前記第2のスイッチング素子を遮断した後、前記第1のスイッチング素子を導通して、前記容量の電圧を前記低リセット電圧に重畳して前記電極に印加する請求項1から3のいずれか1項に記載のプラズマディスプレイ装置。 - プラズマディスプレイパネルの電極に、負極性のスキャンパルスと、サステインパルスと、正極性と負極性のリセットパルスを印加する電極駆動回路を備えるプラズマディスプレイ装置であって、
前記電極駆動回路は、
直列に接続された第1及び第2のスイッチング素子と、前記第1のスイッチング素子と並行に接続された第1のダイオードと、前記第2のスイッチング素子と並行に接続された第2のダイオードとを有する複数のドライバを備え、各ドライバの前記第1のスイッチング素子の低電位側端子と前記第2のスイッチング素子の高電位側端子との接続ノードが各第1電極に接続されたスキャンドライバと、
前記第1のスイッチング素子の高電位側端子と前記第2のスイッチング素子の低電位側端子の間に接続された容量と、
前記第2のスイッチング素子の低電位側端子に、前記リセットパルスの正極性と負極性の電圧と、前記スキャンパルスの電圧とに関係する複数の電圧を選択的に供給する電圧供給回路とを備え、
前記電圧供給回路は、前記低リセット電圧を供給する経路に抵抗を備え、
正極性の前記リセットパルスは、
前記容量に前記サステインパルスの負極性の電圧を充電した後、前記電圧供給回路が前記リセットパルスの正極性の電圧より低い低リセット電圧を前記第2のスイッチング素子の低電位側端子に供給した状態で、第1段階と第2段階の2段階で印加され、
前記第1段階では、前記第2のスイッチング素子を導通して、低リセット電圧を前記電極に印加し、
前記第2段階では、前記第2のスイッチング素子を遮断した後、前記第1のスイッチング素子を導通して、前記容量の電圧を前記低リセット電圧に重畳して前記電極に印加することを特徴とするプラズマディスプレイ装置。
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