JP2010175388A - 消費電力モニタシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】屋内配線に接続される全ての電気製品の消費電力量に対する個々の電気製品の消費電力量が把握でき、効果的な省エネルギー対策が行える消費電力モニタシステムを実現すること。
【解決手段】電力量計を介して屋内配線に接続される電気製品の消費電力量をモニタする消費電力モニタシステムにおいて、前記屋内配線に接続される電気製品のいずれかに、前記電力量計により測定される総消費電力量の情報と前記屋内配線に接続される各電気製品の消費電力量を表示するセンター機能が設けられていることを特徴とするもの。
【選択図】図1
【解決手段】電力量計を介して屋内配線に接続される電気製品の消費電力量をモニタする消費電力モニタシステムにおいて、前記屋内配線に接続される電気製品のいずれかに、前記電力量計により測定される総消費電力量の情報と前記屋内配線に接続される各電気製品の消費電力量を表示するセンター機能が設けられていることを特徴とするもの。
【選択図】図1
Description
本発明は、消費電力モニタシステムに関し、詳しくは、一般家庭や小オフィスなどにおける消費電力低減をサポートするとともに、環境対策システムとしても有効な消費電力モニタシステムに関する。
省エネルギー対策は、オイルショックが起こった際に、エネルギーの安全保障を行うために始められた。また、地球環境問題で特に温室効果ガスの削減のためにも重要な対策となっている。最近では、原油価格の高騰による光熱費値上げの影響などによって、省エネルギー対策が高まっている。
図3は、特許文献1に記載されている従来の消費電力モニタシステムの一例を示す構成図である。図3において、送電線1からの電力が、電力量計2および分電盤3を介して屋内配線4に送電されている。屋内配線4には、コンセント、プラグなどを介して電気製品としてテレビ5a、冷蔵庫5b、洗濯機5c、エアコン5dなどが接続されている。また、屋内配線4には、各電気製品に設けられている情報装置51からの情報を屋内配線4を介して受信し、電気製品毎の消費電力量を表示する消費電力量監視装置6が接続されている。
テレビ5a、冷蔵庫5b、洗濯機5c、エアコン5dなどの各電気製品には、電気製品個々の消費電力量を算出し、算出した電気製品個々の消費電力量および電気製品個々のID(識別)情報を、屋内配線4を介して消費電力量監視装置6に送信する情報装置51が付設されている。
しかし、従来の構成によれば、消費電力量監視装置6の表示により情報装置51が設けられた個々の電気製品の消費電力量を知ることはできるものの、屋内配線4に情報装置51が設けられていない電気製品も接続されている場合には、消費電力量監視装置6の表示から全ての電気製品の消費電力量を把握することはできないため、効果的な省エネルギー対策ができないという問題があった。
また、従来の構成によれば、消費電力量監視装置6という専用の装置を必要とするため、設置スペースを確保しなければならず、費用が高くなるという問題もあった。
本発明は、これらの問題点を解決するものであり、その目的は、屋内配線に接続される全ての電気製品の消費電力量に対する個々の電気製品の消費電力量が把握でき、効果的な省エネルギー対策が行える消費電力モニタシステムを実現することにある。
このような課題を達成するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、
電力量計を介して屋内配線に接続される電気製品の消費電力量をモニタする消費電力モニタシステムにおいて、
前記屋内配線に接続される電気製品のいずれかに、前記電力量計により測定される総消費電力量の情報と前記屋内配線に接続される各電気製品の消費電力量を表示するセンター機能が設けられていることを特徴とする。
電力量計を介して屋内配線に接続される電気製品の消費電力量をモニタする消費電力モニタシステムにおいて、
前記屋内配線に接続される電気製品のいずれかに、前記電力量計により測定される総消費電力量の情報と前記屋内配線に接続される各電気製品の消費電力量を表示するセンター機能が設けられていることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の消費電力モニタシステムにおいて、
前記センター機能が設けられている電気製品と前記屋内配線に接続されている電力量計と電気製品は、屋内配線を介して通信を行うことを特徴とする。
前記センター機能が設けられている電気製品と前記屋内配線に接続されている電力量計と電気製品は、屋内配線を介して通信を行うことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の消費電力モニタシステムにおいて、
前記屋内配線に接続される電気製品には、積算消費電力量および固有のID情報を内部に記憶するとともに、前記屋内配線を介して前記センター機能と通信を行う情報装置が設けられていることを特徴とする。
前記屋内配線に接続される電気製品には、積算消費電力量および固有のID情報を内部に記憶するとともに、前記屋内配線を介して前記センター機能と通信を行う情報装置が設けられていることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の消費電力モニタシステムにおいて、
前記情報装置は、積算消費電力時間変動情報も測定することを特徴とする。
前記情報装置は、積算消費電力時間変動情報も測定することを特徴とする。
このように構成することにより、屋内配線に接続される全ての電気製品の消費電力量に対する個々の電気製品の消費電力量が把握できるので、効果的な省エネルギー対策が行え、専用の装置が不要になるので設置スペースが不要になり費用も安くできる。
以下、本発明について、図面を用いて詳細に説明する。図1は本発明の一実施例を示す構成図である。図1において、送電線10からの電力が、電力量計11および分電盤12を介して屋内配線13に送電されている。
屋内配線13には、コンセント、プラグなどを介して、電気製品としてテレビ20a、冷蔵庫20b、エアコン20c、電子レンジ20d、炊飯器20e、情報装置を設けていない屋内用照明灯20fなどが接続されている。
ここで、電気製品20のうち、表示機能を備えたテレビ20aには、消費電力モニタシステムのセンター機能30が設けられている。
冷蔵庫20b、エアコン20c、電子レンジ20d、炊飯器20eには、電気製品個々の消費電力量を算出積算し、算出した電気製品個々の積算消費電力量および電気製品個々のID(識別)情報を内部に記憶するとともに、屋内配線13を介してセンター機能30を有するテレビ20aに送信する情報装置31がそれぞれ設けられている。
なお、テレビ20aにも、自身の積算消費電力量を算出して固有のID(識別)情報とともにセンター機能30に送信する情報装置31が設けられている。
また、電力量計11にも、積算されている家庭での総消費電力量の情報を屋内配線13を介してセンター機能30を有するテレビ20aに送信する情報装置31が設けられている。
そして、外灯20fには、情報装置31は設けられていないものとする。
このような構成において、たとえば定期的に消費電力を分析するのにあたっては、テレビ20aに設けられたセンター機能30は、テレビ20a、冷蔵庫20b、エアコン20c、電子レンジ20d、炊飯器20eに設けられた情報装置31との間で屋内配線13を介して通信を行い、各電気製品20a〜eの積算消費電力および積算消費電力時間変動情報を収集してテレビ20aの画面に個別表示するとともに、電力量計11との間でも屋内配線13を介して通信を行い、電力量計11に積算されている家庭での総消費電力量の情報も収集してテレビ20aの画面に表示する。
テレビ20aに付加されたセンター機能30により、テレビ20aの画面上には、個々の電気製品20の積算消費電力量と家庭での積算総消費電力量と積算消費電力時間変動情報が表示される。
これにより、個々の電気製品20の積算消費電力量の特異変化や積算消費電力時間変動情報などに基づき個々の電気製品20の異常発生や経年劣化などを検出することができ、電力量計11の積算総消費電力量と各電気製品20a〜eの積算消費電力量との差分に基づき情報装置31が設けられていない外灯20fやその他の各電気製品20a〜eの積算消費電力量以外の積算消費電力量を把握できるため、家庭における消費電力の分析をより効果的に行える。
また、電力量計11の積算総消費電力量と各電気製品20a〜eの積算消費電力量との差分に基づき、電力量計11の下流構内における漏電なども検出できる。
また、システム構築後に情報装置31が設けられていない電気製品を増設した場合であっても、電力量計11の積算総消費電力量と各電気製品20a〜eの積算消費電力量との差分に基づき、それら増設分の積算消費電力量を的確に把握できる。
なお、いずれかの電気製品20にセンター機能30を実装するのにあたっては、表示機能を有する電気製品20であれば必ずしもテレビ20aでなくてもよく、たとえばパーソナルコンピュータでもよい。パーソナルコンピュータの場合にはより高度なプログラミングができるため、高度な解析機能を搭載できる。
また、表示機能を有する電気製品にセンター機能を実装することにより、従来使用していた監視装置という独立した専用装置を使用しなくても電気製品毎の消費電力量を表示できる。
さらに、監視装置という独立した専用装置を使用しなくても良くなるため、設置スペースが不要になり、費用を安くできる。
また、電気製品20間の通信にあたっては屋内配線13を用いるため、新たな通信ネットワーク用の配線をする必要がなく、電源コードをコンセントに接続するだけでネットワークを構成できる。
図2は図1の電気製品20の具体例を示す構成図であり、本体回路21と内部電源回路22と情報装置31で構成されている。情報装置31は、電源通信信号重畳/分離回路31aとクリップ回路31bと電力量測定回路31cと通信部31dで構成されている。
屋内配線13から入力される商用電源(たとえばAC100V)は、電源通信信号重畳/分離回路31aを介して内部電源回路22に入力される。内部電源回路22は、内部各部の駆動に必要な電源に変換して内部各部に供給する。図2の例では、本体回路21と電力量測定回路31cと通信部31dに必要な電源を供給することにより、本体回路21と電力量測定回路31cと通信部31dが駆動される。
クリップ回路31bは、電源通信信号重畳/分離回路31aを介して内部電源回路22に入力される電流を検出して電力量測定回路31cに入力する。
電力量測定回路31cは、屋内配線13から電気製品20に入力される商用電源の積算消費電力量および積算消費電力時間変動情報を測定して格納するように構成されている。
ここで、クリップ回路31b以外のたとえば電力測定装置を用いると本来電気製品20で消費される電力以外の電力も消費されてしまうため、本実施例ではクリップ回路31bを採用し、余分な消費電力を消費しないようにしている。
通信部31dは、電力量測定回路31cで測定された積算消費電力量および積算消費電力時間変動情報を、電源通信信号重畳/分離回路31aおよび屋内配線13を介して、テレビ20aに設けられたセンター機能30に送信するとともに、センター機能が設けられたテレビ20aからの信号を電源通信信号重畳/分離回路31aを介して受信する。
このように構成することにより、家庭や小オフィスにおける「消費電力の見える化」を実現でき、家庭や小オフィスで消費電力実績データを確認しながら省エネルギーのための分析を行うことができるので、机上の検討値ではない実測データに基づく的確な省エネルギー対策が実現できる。
なお、通信方法は、屋内配線通信に限るものではなく、たとえば、無線LAN、ZigBeeなどの省電力対応無線機能、有線LANなどであってもよい。
以上説明したように、本発明によれば、屋内配線に接続される全ての電気製品の消費電力量に対する個々の電気製品の消費電力量が把握でき、効果的な省エネルギー対策が行える消費電力モニタシステムが実現できる。
10 電力量計
20 電気製品
20a テレビ
20b 冷蔵庫
20c エアコン
20d 電子レンジ
20e 炊飯器
20f 外灯
21 本体回路
22 内部電源回路
30 センター機能
31 情報装置
31a 電源通信信号重畳/分離回路
31b クリップ回路
31c 電力量測定回路
31d 通信部
20 電気製品
20a テレビ
20b 冷蔵庫
20c エアコン
20d 電子レンジ
20e 炊飯器
20f 外灯
21 本体回路
22 内部電源回路
30 センター機能
31 情報装置
31a 電源通信信号重畳/分離回路
31b クリップ回路
31c 電力量測定回路
31d 通信部
Claims (4)
- 電力量計を介して屋内配線に接続される電気製品の消費電力量をモニタする消費電力モニタシステムにおいて、
前記屋内配線に接続される電気製品のいずれかに、前記電力量計により測定される総消費電力量の情報と前記屋内配線に接続される各電気製品の消費電力量を表示するセンター機能が設けられていることを特徴とする消費電力モニタシステム。 - 前記センター機能が設けられている電気製品と前記屋内配線に接続されている電力量計と電気製品は、屋内配線を介して通信を行うことを特徴とする請求項1記載の消費電力モニタシステム。
- 前記屋内配線に接続される電気製品には、積算消費電力量および固有のID情報を内部に記憶するとともに、前記屋内配線を介して前記センター機能と通信を行う情報装置が設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の消費電力モニタシステム。
- 前記情報装置は、積算消費電力時間変動情報も測定することを特徴とする請求項3記載の消費電力モニタシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009018272A JP2010175388A (ja) | 2009-01-29 | 2009-01-29 | 消費電力モニタシステム |
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JP2009018272A JP2010175388A (ja) | 2009-01-29 | 2009-01-29 | 消費電力モニタシステム |
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-
2009
- 2009-01-29 JP JP2009018272A patent/JP2010175388A/ja active Pending
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