JP2010175187A - ドレンレス空気調和装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の課題は、潜熱および顕熱処理を単体で行い、かつ、生産および設置コストを抑え、かつ、省エネルギーを実現できる、空気調和装置を提供することにある。
【解決手段】ドレンレス空気調和装置10は、流体を冷却する冷熱源71に接続されるドレンレス空気調和装置10であって、乾燥装置50と、熱交換器60と、流体温度センサ74と、流量調整機構73とを備える。乾燥装置50は、導入した外気OAに乾燥処理を施す。熱交換器60は、乾燥処理後の外気OAと流体とを熱交換する。流体温度センサ74は、熱交換器60の入口の流体の温度を検出可能である。流量調整機構73は、検出した流体の温度にもとづいて、流体の温度を熱交換器60の外表面に結露が生じない所定温度以上になるように、流体の流量を調整可能である。
【選択図】図5

Description

本発明は、外気の空調処理を行いつつ室内空気の空気調和を行うドレンレス空気調和装置に関する。
従来、外気の調湿処理を行う特許文献1(特開2008−145092号公報)のような調湿処理装置がある。特許文献1(特開2008−145092号公報)の技術では、圧縮機、2つの熱交換器、および膨張弁により構成される冷媒回路を有しており、2つの熱交換器には空気中の水分を吸着できる吸着材が付与されている。2つの熱交換器は、その一方が蒸発器として機能する場合に空気中の水分を吸着する吸着器として機能し、他方が凝縮器として機能する場合に吸着した水分を空気に再生する再生器として機能する。この空気調和装置は、吸着器と再生器とを交互に繰り返すことにより外気の調湿処理を行って室内へ供給している。
例えば、潜熱処理と顕熱処理とを含めた空調処理を行う場合に、特許文献1(特開2008−145092号公報)では、吸着材が付与された熱交換器によって外気の調湿処理(すなわち潜熱処理)を効率よく行うことができるが、単体ユニットとしての顕熱処理はできない。また、蒸気圧縮式の冷媒回路による空気調和装置において、空調処理を行う場合に、夏季の冷房運転においては、空調処理が可能であるが凝縮水が発生するために凝縮水を排出する設備(ドレンパンやドレン配管)を設置する必要がある。そして、冬季の暖房運転においては、空気調和装置単体では加湿することができないため顕熱処理のみを行うことになる。
本発明の課題は、潜熱処理および顕熱処理を単体ユニットで行うことができ、生産および設置のコストを抑えることができ、省エネルギーを実現できる空気調和装置を提供することにある。
第1発明に係るドレンレス空気調和装置は、冷房運転を行うための冷熱源として流体を冷却する熱源に接続されるドレンレス空気調和装置であって、乾燥装置と、熱交換器と、流体温度センサと、流量調整機構とを備える。乾燥装置は、導入した外気に乾燥処理を施す。熱交換器は、乾燥処理後の外気と流体とを熱交換する。流体温度センサは、熱交換器の入口の流体の温度を検出可能である。流量調整機構は、検出した流体の温度にもとづいて、流体の温度を熱交換器の外表面に結露が生じない所定温度以上になるように、流体の流量を調整可能である。
本発明では、乾燥処理を行った後の少なくとも外気を空気熱交換器により熱源からの冷却処理が行われた流体と熱交換させることにより、外気の潜熱処理および顕熱処理を行っている。そして、熱交換器の入口には流体の温度を検出する流体温度センサと、熱交換器に流入する流体の流量を調整する流量調整機構が配置されており、流量調整機構が流体温度センサにより検出された流体の温度に基づいてその温度が熱交換器の外表面に結露が生じない所定の温度以上になるように熱交換器に流入する流体の流量を調整している。
例えば、ビル等の建物に導入されている空調設備を改修する場合に、空調設備が冷熱源から供給される流体としての冷水を各階(または各部屋)に循環させてファンコイル等により熱交換させて空調を行っているようなものである場合(特に人が利用中の建物の場合に)、一気に全ての空調設備を改修することは、空調設備を全て停止させることになるため、長期間および多くの人々を不快にさせてしまうおそれがあるため、一般的に部分的に順次改修を行っていく。
このような場合に、本発明のドレンレス空気調和装置を導入することにより、導入された階(または部屋)には、循環させる冷水の量を少なく済ませることができるため、消費エネルギーを抑えることができる。そして、建物の空調設備を全て本発明のドレンレス空気調和装置に改修し終えた場合には、流量調整機構による流量の調整を停止させ、冷熱源により生成される冷水の温度を例えば約5〜7℃の設定から約15℃の設定にすることにより十分に冷房を行うことができる。したがって、ビル等の建物に導入されている空調設備を改修する際に、ビル等の建物の空調設備の一部分を改修するような場合であっても、ビル等の建物の利用者を不快にさせることを防ぐことができ、また、回収後の部分を省エネルギー化することができる。
第2発明に係るドレンレス空気調和装置は、第1発明に係るドレンレス空気調和装置であって、流量調整機構は、熱交換器により外気と熱交換された後の流体と熱交換器により外気と熱交換される前の流体とを混合する混合弁である。
本発明のドレンレス空気調和装置では、流量調整機構として、熱交換器により外気と熱交換された後の流体と熱交換器により外気と熱交換される前の流体とを混合する混合弁を利用している。これにより、熱交換器に流入する流体の温度が所定温度以上にならないように調整することができる。
第3発明に係るドレンレス空気調和装置は、第1発明または第2発明に係るドレンレス空気調和装置であって、所定温度は、14度である。
本発明のドレンレス空気調和装置では、外気の夏季の絶対湿度が高い条件(例えば、絶対湿度が20g/kgの場合)であっても、外気の乾燥処理を予め行っているため、熱交換器に流入する流体の温度を所定温度として14度以上に設定することにより、熱交換器における凝縮水が発生しないようにすることができる。さらに、外気の干渉処理を予め行っているため、熱交換器においては顕熱処理のみを行えば良く、流体の温度が14度であっても十分に室内の冷房を行うことができる。
第4発明に係るドレンレス空気調和装置は、第1発明または第2発明に係るドレンレス空気調和装置であって、所定温度は、熱交換器において流体と熱交換後の外気の温度および/または湿度から演算される。
したがって、流体の温度をその時の最適な温度に設定できるため、冷房運転を行うのに流体の温度条件を過不足無い状態にできる。このように、必要以上に流体の温度を下げなくとも良いため消費エネルギーを抑えることができる。また、必要以上に所定温度を上げることもなくなるため、ユーザを不快にすることを防ぐことができる。
第5発明に係るドレンレス空気調和装置は、第1発明から第4発明のいずれかに係るドレンレス空気調和装置であって、乾燥装置は、第1吸着熱交換器と、第2吸着熱交換器とを有する。第1吸着熱交換器は、空気中の水分を吸脱着できる吸着材を有し、水分を吸着する吸着器または吸着した水分を空気中に再生する再生器として機能し、空気の調湿処理を行うことが可能である。第2吸着熱交換器は、空気中の水分を吸脱着できる吸着剤を有し、水分を吸着する吸着器または吸着した水分を空気中に再生する再生器として機能し、空気の調湿処理を行うことが可能である。乾燥装置は、第1吸着熱交換器が吸着器として機能すると第2吸着熱交換器は再生器として機能する。また、乾燥装置は、第1吸着熱交換器が再生器として機能すると第2吸着熱交換器は吸着器として機能する。
本発明のドレンレス空気調和装置では、第1吸着熱交換器および第2吸着熱交換器を交互に吸着器および再生器として利用することにより、乾燥装置として機能させている。したがって、効率よく外気の乾燥処理を行うことができる。
第6発明に係るドレンレス空気調和装置は、第1発明から第5発明のいずれかに係るドレンレス空気調和装置であって、熱交換器は、複数本の伝熱管と、複数枚の伝熱フィンとを有する。複数本の伝熱管は、内部を流体が流通し、少なくとも1列以上に並ぶ。複数枚の伝熱フィンは、複数本の伝熱管に貫通される。熱交換器は、伝熱管が延びる方向および複数本の伝熱管が並ぶ列方向が、水平方向になるように配置される。
一般的に、熱交換器により空気を冷却する場合(特に夏季の場合)には凝縮水が発生しやすく、凝縮水の処理を行いやすくするために、熱交換器は、複数本の伝熱管により形成される列方向が垂直方向に沿うようにあるいは水平方向に交差する方向に配置されることが多い。
本発明では、熱交換器に凝縮水を発生しにくいように、外気の乾燥処理を予め行うため、熱交換器を伝熱管が延びる方向および複数本の伝熱管が並ぶ列方向が、水平方向になるように配置することができる。したがって、熱交換器の配置に制限が無くなり、熱交換器の配置の自由度に制限がある場合に比べて、製品をコンパクトに設計しやすくできる。
第7発明に係るドレンレス空気調和装置は、第1発明から第6発明のいずれかに係るドレンレス空気調和装置であって、圧縮機と、膨張機構とをさらに備える。圧縮機は、冷媒を圧縮する。膨張機構は、第1吸着熱交換器または第2吸着熱交換器により凝縮された冷媒を減圧させる。圧縮機、第1吸着熱交換器、膨張機構、および第2吸着熱交換器は、蒸気圧縮式サイクルを行う冷媒回路を形成する。第1吸着熱交換器または第2吸着熱交換器は、蒸発器として機能する場合に吸着器としても機能し、凝縮器として機能する場合に再生器としても機能する。
このように第1吸着熱交換器と第2吸着熱交換器とは、圧縮機および膨張機構と共に冷媒回路を形成しているため、効果的に吸着器または再生器として機能することができる。
第8発明に係るドレンレス空気調和装置は、第7発明に係るドレンレス空気調和装置であって、冷媒回路は、切換機構をさらに有する。切換機構は、第1状態と第2状態との切り換えが可能である。第1状態は、第1吸着熱交換器を凝縮器として機能させ、かつ、第2吸着熱交換器を蒸発器として機能させる状態である。第2状態は、第1吸着熱交換器を蒸発器として機能させ、かつ、第2吸着熱交換器を凝縮器として機能させる状態である。切換機構は、定期的に第1状態と第2状態との切り換えを行う。
このように切換機構を切り換えることによって第1吸着熱交換器および第2吸着熱交換器を交互に吸着器および再生器として機能させることができ、効果的に除湿運転を行ったり、加湿運転を行ったりすることができる。
第1発明に係るドレンレス空気調和装置では、本発明のドレンレス空気調和装置を導入された階(または部屋)には、循環させる冷水の量を少なく済ませることができるため、消費エネルギーを抑えることができる。そして、建物の空調設備を全て本発明のドレンレス空気調和装置に改修し終えた場合には、流量調整機構による流量の調整を停止させ、冷熱源により生成される冷水の温度を例えば約5〜7℃の設定から約15℃の設定にすることにより十分に冷房を行うことができる。したがって、ビル等の建物に導入されている空調設備を改修する際に、ビル等の建物の空調設備の一部分を改修するような場合であっても、ビル等の建物の利用者を不快にさせることを防ぐことができ、また、回収後の部分を省エネルギー化することができる。
第2発明に係るドレンレス空気調和装置では、熱交換器に流入する流体の温度が所定温度以上にならないように調整することができる。
第3発明に係るドレンレス空気調和装置では、外気の夏季の絶対湿度が高い条件(例えば、絶対湿度が20g/kgの場合)であっても、外気の乾燥処理を予め行っているため、熱交換器に流入する流体の温度を所定温度として14度以上に設定することにより、熱交換器における凝縮水が発生しないようにすることができる。さらに、外気の干渉処理を予め行っているため、熱交換器においては顕熱処理のみを行えば良く、流体の温度が14度であっても十分に室内の冷房を行うことができる。
第4発明に係るドレンレス空気調和装置では、流体の温度をその時の最適な温度に設定できるため、冷房運転を行うのに流体の温度条件を過不足無い状態にできる。このように、必要以上に流体の温度を下げなくとも良いため消費エネルギーを抑えることができる。また、必要以上に所定温度を上げることもなくなるため、ユーザを不快にすることを防ぐことができる。
第5発明に係るドレンレス空気調和装置では、第1吸着熱交換器および第2吸着熱交換器を交互に吸着器および再生器として利用することにより、乾燥装置として機能させている。したがって、効率よく外気の乾燥処理を行うことができる。
第6発明に係るドレンレス空気調和装置では、熱交換器に凝縮水を発生しにくいように、外気の乾燥処理を予め行うため、熱交換器を伝熱管が延びる方向および複数本の伝熱管が並ぶ列方向が、水平方向になるように配置することができる。したがって、熱交換器の配置に制限が無くなり、熱交換器の配置の自由度に制限がある場合に比べて、製品をコンパクトに設計しやすくできる。
第7発明に係るドレンレス空気調和装置では、第1吸着熱交換器と第2吸着熱交換器とは、圧縮機および膨張機構と共に冷媒回路を形成しているため、効果的に吸着器または再生器として機能することができる。
第8発明に係るドレンレス空気調和装置では、切換機構を切り換えることによって第1吸着熱交換器および第2吸着熱交換器を交互に吸着器および再生器として機能させることができ、効果的に除湿運転を行ったり、加湿運転を行ったりすることができる。
空気調和装置10の下側面図(平面図)。 空気調和装置10の左側断面図。 空気調和装置10の右側断面図。 冷房除湿運転の第1動作における冷媒回路の状態および空気の流れを示す空気調和装置のモデル図。 冷温水回路の概略図。 空気熱交換器60の上視図。 空気熱交換器60の側面図。 制御部90を示すブロック図。 冷房除湿運転の第2動作における冷媒回路の状態および空気の流れを示す空気調和装置のモデル図。 夏季における外気の処理を示す空気線図。 暖房加湿運転の第1動作における冷媒回路の状態および空気の流れを示す空気調和装置のモデル図。 暖房加湿運転の第2動作における冷媒回路の状態および空気の流れを示す空気調和装置のモデル図。 変形例(1)にかかる冷房除湿運転の第1動作における冷媒回路の状態および空気の流れを示す空気調和装置のモデル図。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
<発明の実施形態1>
本発明の実施形態について説明する。本実施形態の空気調和装置10は、室内の空気調和として室内空気RAの顕熱処理および潜熱処理と、外気OAと室内空気RAとの入れ換え(すなわち換気)を行うものであり、取り込んだ外気OAを湿度調整および温度調整して室内へ供給すると同時に、取り込んだ室内空気RAの一部(還気空気RA1)を室外に排出する。顕熱処理は空気調和装置10に搭載される空気熱交換器60(後述参照)により行われ、潜熱処理は空気調和装置10に搭載される冷媒回路50(後述参照により行われている。空気熱交換器60は、ビル等の建物に設置される冷凍機やボイラーなどの熱源により生成される冷水配管および温水配管と接続され、冷温水回路70を形成している。
〈空気調和装置の全体構成〉
空気調和装置10について、図1〜3を参照しながら説明する。図1は空気調和装置10の下側面図(平面図)、図2は空気調和装置10の左側断面図、図3は空気調和装置10の右側断面図である。下側断面図は、図2および図3における下側を水平な面(I−I断面)により割った場合の図である。左側断面図は、図1における中心より左側を垂直な断面(II−II断面)により割った場合の図である。右側断面図は、図1における中心より右側を垂直な面(III−III断面)で割った場合の図である。なお、図1における下側を「前」、上側を「後」とし、これを基準に左側を「左」、右側を「右」とする。また、図2における下側を「前」、上側を「後」、左側を「下」、右側を「上」とする。また、図3における下側を「前」、上側を「後」、左側を「上」、右側を「下」とする。
空気調和装置10は、ケーシング11を備えている。また、ケーシング11内には、冷媒回路50が収容されている。この冷媒回路50には、第1吸着熱交換器51、第2吸着熱交換器52、圧縮機53、四路切換弁54、および電動膨張弁55が接続されている。冷媒回路50の詳細は後述する。
ケーシング11では、図1における下側(すなわち空気調和装置10の前側)に前面パネル12が、同図における上側(すなわち空気調和装置10の後側)に背面パネル13がそれぞれ立設されている。また、ケーシング11では、図2における左側(すなわち空気調和装置10の下側)に下面パネル14が、同図における右側(すなわち空気調和装置10の上側)に上面パネル15がそれぞれ設けられている。
ケーシング11の背面パネル13には、外気OAを流出入できる(すなわち、外気導入口かつ排気口として機能できる)2つの開口部21,22が左右に並んで配置されている。2つの開口部のうち左側が第1内外流出入口21であり、右側が第2内外流出入口である。
ケーシング11の上面パネル15には、前よりの位置に室内にケーシング11内部で空調された空気を供給できる給気口23が配置され、後よりの位置に室内の空気の取り入れることができる(すなわち、還気導入口として機能できる)室内空気導入口24が配置される。
そして、ケーシング11の内部空間は、主に4つの空間に区画されている。4つの空間は、ケーシング11の内部空間を前後におよそ2等分した場合の前側の空間(第1空間S1)と、第1空間S1以外の空間において上下に分割した場合の上側の空間(第2空間S2)と、残りの空間を左右に分割した場合の左側の空間(第3空間S3)および右側の空間(第4空間S4)とからなる。
第1空間S1には、給気口23を介して室内に空調された空気を供給する給気ファン35と、還気空気RA1と導入した外気OAとの顕熱処理を主に行う空気熱交換器60が配置される。第1空間S1は、給気ファン35により上流側空間S11と下流側空間S12とに分割されている。
上流側空間S11は、第1空間S1における給気ファン35より下側の空間であり、ケーシング11内部の他の空間(第2空間S2、第3空間S3、および第4空間S4)と連通可能な状態となっている。また、上流側空間S11は、給気ファン35の上流側であるので、常に負厚の状態となっている。
下流側空間S12は、第1空間S1における給気ファン35より上側の空間であり、給気口23を介して室内と連通可能な状態となっている。また、下流側空間S12は、給気ファン35の下流側であるので、常に正圧の状態となっている。
第2空間S2には、室内空気導入口24を介して室内の空気をケーシング11内部に導入できる還気ファン36が配置される。第2空間S2は、還気ファン36により上流側空間S21と下流側空間S22とに分割されている。
上流側空間S21は、第2空間S2における還気ファン36より上側の空間であり、室内空気導入口24を介して室内と連通可能な状態となっている。また、上流側空間S21は、還気ファン36の上流側であるので、常に負圧の状態となっている。
下流側空間S22は、第2空間S2における還気ファン36より下側の空間であり、第3空間S3および第4空間S4と連通可能な状態となっている。また、下流側空間S22は、還気ファン36の下流側であるので、常に正圧の状態となっている。
第3空間S3には、後述する第1吸着熱交換器51が配置されている。第3空間S3は、第1内外流出入口21を介して外気OAと連通可能な状態となっている。
第4空間S4には、後述する第2吸着熱交換器52が配置されている。第4空間S4は、第2内外流出入口22を介して外気OAと連通可能な状態となっている。
第1空間S1の上流側空間S11と第2空間S2の下流側空間S22との間の仕切りには、バイパスダンパ41が設けられている。すなわち、第1空間S1と第2空間S2とは、バイパスダンパ41を介して連通可能な状態になっている。第1空間S1の上流側空間S11は負圧の状態であり、第2空間S2の下流側空間S22は正圧の状態であるので、バイパスダンパ41を開にすることにより第2空間S2から第1空間S1へ空気が流れることになる。すなわち、室内空気導入口24から第2空間S2に導入した還気空気RA1(還気空気RA1)を、バイパスダンパ41を開にすることにより第1空間S1へと導くことができる。なお、バイパスダンパ41は、風量調整ダンパであり、ダンパに備えられる羽根41aの開度を調整することにより第2空間S2から第1空間S1へと流通する空気の量を調整することができるようになっている。
また、第1空間S1の上流側空間S11と第3空間S3との間の仕切りには、第1外気導入ダンパ42が配置されている。すなわち、第1空間S1と第3空間S3とが第1外気導入ダンパ42を介して連通可能な状態となっている。第1空間S1の上流側空間S11は負圧の状態であるので、第1外気導入ダンパ42が開の状態であると第3空間S3の第1内外流出入口21を介して第1空間S1へ外気を導入することになる。
また、第1空間S1の上流側空間S11と第4空間S4との間の仕切りには、第2外気導入ダンパ43が配置されている。すなわち、第1空間S1と第4空間S4とが第2外気導入ダンパ43を介して連通可能な状態となっている。第1空間S1の上流側空間S11は負圧の状態であるので、第2外気導入ダンパ43が開の状態であると第4空間S4の第2内外流出入口22を介して第1空間S1へ外気を導入することになる。
また、第2空間S2の下流側空間S22と第3空間S3との間の仕切りには、第1排気ダンパ44が配置されている。すなわち、第2空間S2と第3空間S3とが第1排気ダンパ44を介して連通可能な状態となっている。第2空間S2の下流側空間S22は正圧の状態であるので、第1排気ダンパ44が開の状態であると第2空間S2へ導入した室内空気RAを外部へ第3空間S3の第1内外流出入口21を介して排気することになる。
また、第2空間S2の下流側空間S22と第4空間S4との間の仕切りには、第2排気ダンパ45が配置されている。すなわち、第2空間S2と第4空間S4とが第2排気ダンパ45を介して連通可能な状態となっている。第2空間S2の下流側空間S22は正圧の状態であるので、第2排気ダンパ45が開の状態であると第2空間S2へ導入した室内空気RAを外部へ第4空間S4の第2内外流出入口22を介して排気することになる。
なお、第1外気導入ダンパ42が開の状態の場合には、第2排気ダンパ45が開の状態となり、第2外気導入ダンパ43および第1排気ダンパ44は閉の状態となる(第1ダンパ状態)。また、第2外気導入ダンパ43が開の場合には、第1排気ダンパ44が開の状態となり、第1外気導入ダンパ42および第2排気ダンパ45は閉の状態となる(第2ダンパ状態)。すなわち、第1ダンパ状態の場合には、第1内外流出入口21が外気導入口として機能し、第2内外流出入口22が排気口として機能する。また、第2ダンパ状態の場合には、第1内外流出入口21が排気口として機能し、第2内外流出入口22が外気導入口として機能する。なお、第1ダンパ状態および第2ダンパ状態については、冷媒回路50とともに後述する。
上述ようにバイパスダンパ41を設けることにより、給気ファン35および還気ファン36とともに、ケーシング11の内部に、外気OAをケーシング11に取り入れて室内へ送るための第1流路AW1と、室内空気RAをケーシング11に取り入れた後に室内へ送る第2流路AW2と、室内空気RAをケーシング11に取り入れた後に排気EAを室外へ送る第3流路AW3との3つの空気の流路を形成している(図4、図8〜9の矢印を参照)。したがって、3つ空気の流路AW1〜AW3を形成するために3つのファンを利用するのではなく、バイパスダンパ41と2つのファン35,36とにより3つの空気の流路を形成しているため、空気調和装置10では、ファンを3つ搭載する場合に比べて、ケーシング11の大きさをコンパクトにでき、生産コストを抑えることができ、さらに消費エネルギーを抑えることができる。
〈冷媒回路の構成〉
冷媒回路50について、図4を参照しながら説明する。
冷媒回路50は、第1吸着熱交換器51、第2吸着熱交換器52、圧縮機53、四路切換弁54、および電動膨張弁55が設けられた閉回路である。この冷媒回路50は、充填された冷媒を循環させることによって、蒸気圧縮冷凍サイクルを行う。
冷媒回路50において、圧縮機53は、その吐出側が四路切換弁54の第1のポートに、その吸入側が四路切換弁54の第2のポートにそれぞれ接続されている。第1吸着熱交換器51の一端は、四路切換弁54の第3のポートに接続されている。第1吸着熱交換器51の他端は、電動膨張弁55を介して第2吸着熱交換器52の一端に接続されている。第2吸着熱交換器52の他端は、四路切換弁54の第4のポートに接続されている。
四路切換弁54は、第1のポートと第4のポートが連通して第2のポートと第3のポートが連通する第1回路状態(図4に示す状態)と、第1のポートと第3のポートが連通して第2のポートと第4のポートが連通する第2回路状態(図8に示す状態)とに切り換え可能となっている。
第1吸着熱交換器51および第2吸着熱交換器52は、何れもクロスフィン型のフィン・アンド・チューブ熱交換器によって構成されている。これら吸着熱交換器51,52は、銅製の伝熱管とアルミニウム製の伝熱フィンとを備えている(図示せず)。吸着熱交換器51,52に設けられた複数の伝熱フィンは、それぞれが長方形板状に形成され、一定の間隔で並べられている。また、伝熱管は、各伝熱フィンを貫通するように設けられている。
各吸着熱交換器51,52では、各伝熱フィンの表面に吸着剤が担持されており、伝熱フィンの間を通過する空気が伝熱フィンに担持された吸着剤と接触する。この吸着剤としては、ゼオライト、シリカゲル、活性炭、親水性の官能基を有する有機高分子材料など、空気中の水蒸気を吸着できるものが用いられる。第1吸着熱交換器51および第2吸着熱交換器52は、調湿用部材を構成している。
〈冷温水回路〉
次に冷温水回路70について図5に基づいて説明する。図5は、冷温水回路70の概略図である。冷温水回路70は、冷水を生成する冷凍機または温水を生成するボイラーなどの熱源71と空気熱交換器60とを接続してなる回路である。冷温水回路70は、冷温水ポンプ72と、三方弁73と、冷温水入口温度センサ74と、冷温水往管75と、冷温水還管76と、バイパス配管77とを有する。
冷温水ポンプ72は、冷水または温水を循環させる。三方弁73は、冷温水往管75から流入する冷温水とバイパス配管77から流入する熱交換された後の冷温水とを混合させる。冷温水入口温度センサ74は、空気熱交換器60の冷温水配管の入口部分の冷温水の温度を検出する。冷温水往管75は、熱源71から空気熱交換器60へと冷温水を流通させる。冷温水還管76は、空気熱交換器60により空気と熱交換された後の冷温水を熱源71へと流通させる。
そして、三方弁73は、夏季の冷房運転時において、冷温水回路70に冷水が循環している場合に、熱源からの冷水の温度が5〜7℃と低い条件の場合に、冷温水往管75から流入する5〜7℃の冷水とバイパス配管77から流入する熱交換された後の18〜22℃の冷水とを混合させて、空気熱交換器60に流入する冷水の温度(冷温水入口温度センサ74が検出する温度)を約15℃になるように制御している。
空気熱交換器60は、図6に示すようにクロスフィン型のフィン・アンド・チューブ熱交換器であり、上述した吸着熱交換器51,52と同様に銅製の伝熱管61とアルミニウム製の伝熱フィン62とを備えている。伝熱管61は、複数本が図6の第1方向L1に沿って1列に配置されており、図6の第2方向に沿って延びている。そして、伝熱フィン62は、矩形状であり長手方向が第1方向に沿うように、かつ、伝熱管61に垂直に貫通されるように配置されている。空気熱交換器60は、図2または図3に示すように、そして、伝熱管61の内部に、ビル等に設置される熱源である冷凍機などにより生成される冷水やボイラーなどにより生成される温水を流通させることにより、冷水を流通させた場合には冷房機器として、温水を流通させた場合には暖房機器として機能する。空気熱交換器60は、ケーシング11内部の第1空間S1の上流側空間S11に設けられ、図6における第1方向L1が空気調和装置10の前後方向に沿うように、かつ、図6における第2方向L2が空気調和装置10の左右方向に沿うように配置される。そして、空気熱交換器60は、第1空間S1に流入してくる空気の顕熱処理を行っている。
〈制御部の構成〉
空気調和装置10には、制御部90が設けられている。図7に示すように、制御部90には、排気ファン25および給気ファン26の風量を制御するファン制御部91と、空気調和装置10の調湿能力を調整するために冷媒回路50の冷凍サイクルの状態を制御する調湿制御部92と、バイパスダンパ41の開度を調整して第2空間S2から第1空間S1へ流入する空気の風量を調整するバイパス風量調整部93と、空気熱交換器60に流入する冷水の温度を14℃以上である約15℃になるように三方弁73の開度を調整する冷水流量調整部94とを備える。なお、空気調和装置10には、室外へ排出する空気の風量(排気風量)を検出できる排気風量センサ80が備えられており、制御部90と制御線により接続されている。また、給気ファン35、還気ファン36、およびバイパスダンパ41も制御部90と制御線により接続されている。さらに、制御部90には、圧縮機53、膨張弁55、四路切換弁54、各ダンパ42〜45、三方弁73、および冷温水入口温度センサ74が制御線により接続されており、後述する冷房除湿運転および暖房加湿運転における種々の制御が行われている。
ファン制御部91は、室内負荷の大きさに応じて給気ファン35による給気風量の調整を行いつつ、この給気風量に連動させて室内から取り入れる室内空気RAの風量が等しくなるように還気ファン36による還気風量の調整を行っている。
そして、バイパス風量調整部93は、ファン制御部91が調整している給気ファン35および還気ファン36の風量と排気風量センサ80が検出する排気風量とに基づいて、ケーシング11内部に導入する外気OAの風量とケーシング11内部から外部へ排出する排気EAの風量とが等しくなるように調整しており、かつ、外気OAの導入量を確保するために外気OAの風量とケーシング11内部に取り込む室内空気RAの風量とが1:3となるように調整している。なお、バイパス風量調整部93が、バイパスダンパ41の開度を調整することにより外気OAの風量と室内空気RAの風量との割合は1:3に限定されるものではない。
−運転動作−
本実施形態の空気調和装置10では、冷房除湿運転または暖房加湿運転を行うものである。冷房除湿運転中や暖房加湿運転中の空気調和装置10は、取り込んだ外気OAの調湿処理を第1吸着熱交換器51または第2吸着熱交換器52により行って、調湿処理後の外気OAと取り込んだ室内空気RAの一部とを混合させた混合空気の顕熱処理を空気熱交換器60により行い、給気SAとして室内へ供給すると同時に、取り込んだ混合空気として外気OAと混合させた室内空気RA以外の室内空気RAを排気EAとして室外へ排出する。
〈冷房除湿運転〉
冷房除湿運転中の空気調和装置10では、後述する第1動作と第2動作が所定の時間間隔例えば3分間隔で交互に繰り返される。このとき空気熱交換器60には、熱源から約15℃の冷水が供給されている状態となっている。
まず、冷房除湿運転の第1動作について説明する。図4に示すように、この第1動作中には、各ダンパ42〜45は第1ダンパ状態に設定される。そして、この状態で空気調和装置10の給気ファン35および還気ファン36が運転される。給気ファン35を運転すると、外気OAが第1内外流出入口21からケーシング11内の第3空間S3へ第1空気として取り込まれる。還気ファン36を運転すると、室内空気RAが室内空気導入口24からケーシング11内の第2空間S2へ第2空気として取り込まれる。
この第1動作中の冷媒回路50では、図4に示すように、四路切換弁54が第1回路状態に設定される。この状態の冷媒回路50では、冷媒が循環して冷凍サイクルが行われる。その際、冷媒回路50では、圧縮機53から吐出された冷媒が第2吸着熱交換器52、電動膨張弁55、第1吸着熱交換器51の順に通過し、第1吸着熱交換器51が蒸発器となって第2吸着熱交換器52が凝縮器となる。
第1空気は、第1内外流出入口21から第3空間S3へ流入する際に、蒸発器として機能している第1吸着熱交換器51を通過する。第1吸着熱交換器51では、第1空気中の水分が吸着剤に吸着され(除湿され)、その際に生じた吸着熱が冷媒に吸熱される。第1吸着熱交換器51で除湿された第1空気は、第3空間S3に取り込まれ、第1外気導入ダンパ42を通って、第1空間S1の上流側空間S11に流入する。
一方、室内空気導入口24から第2空間S2へ流入した第2空気は、バイパスダンパ41により風量調整された後に、第1空間S1の上流側空間S11へと導かれる第3空気と、第2排気ダンパ45を通って第4空間S4へと導かれる第4空気とに分流される。
第1空間S1へ流入した第3空気は、同じく第1空間S1の上流側空間S11に流入した第1空気と混合されたあとに、空気熱交換器60により冷却されて、給気ファン35により給気口23を通って室内へ供給される。
第4空間S4へ流入した第4空気は、第2吸着熱交換器52を通過して第2内外流出入口22を通って室外へ排出される。第2吸着熱交換器52では、冷媒で加熱された吸着剤から水分が離脱し、この離脱した水分が第4空気に付与される。このようにして、第4空気は、第2吸着熱交換器52で水分を付与された状態で、室外へ排出される。
冷房除湿運転の第2動作について説明する。図8に示すように、この第2動作中には、各ダンパ42〜45は第2ダンパ状態に設定される。
この第2動作中の冷媒回路50では、図8に示すように、四路切換弁54が第2回路状態に設定される。この状態の冷媒回路50では、冷媒が循環して冷凍サイクルが行われる。その際、冷媒回路50では、圧縮機53から吐出された冷媒が第1吸着熱交換器51、電動膨張弁55、第2吸着熱交換器52の順に通過し、第1吸着熱交換器51が凝縮器となって第2吸着熱交換器52が蒸発器となる。
第1空気は、第2内外流出入口22から第4空間S4へ流入する際に、蒸発器として機能している第2吸着熱交換器52を通過する。第2吸着熱交換器52では、第1空気中の水分が吸着剤に吸着され(除湿され)、その際に生じた吸着熱が冷媒に吸熱される。第2吸着熱交換器52で除湿された第1空気は、第4空間S4に取り込まれ、第2外気導入ダンパ43を通って、第1空間S1の上流側空間S11に流入する。
一方、室内空気導入口24から第2空間S2へ流入した第2空気は、バイパスダンパ41により風量調整された後に、第1空間S1の上流側空間S11へと導かれる第3空気と、第1排気ダンパ44を通って第3空間S3へと導かれる第4空気とに分流される。
第1空間S1へ流入した第3空気は、同じく第1空間S1の上流側空間S11に流入した第1空気と混合されたあとに、空気熱交換器60により冷却されて、給気ファン35により給気口23を通って室内へ供給される。
第3空間S3へ流入した第4空気は、第1吸着熱交換器51を通過して第1内外流出入口21を通って室外へ排出される。第1吸着熱交換器51では、冷媒で加熱された吸着剤から水分が離脱し、この離脱した水分が第4空気に付与される。このようにして、第4空気は、第1吸着熱交換器51で水分を付与された状態で、室外へ排出される。
冷房除湿運転では、第1空間S1へ流入した第1空気はすでに除湿されており、また、第3空気は室内空気RAであるのでそれほど絶対湿度が高くない状態であるため、空気熱交換器60により冷却される第1空気と第3空気との混合空気は絶対湿度が低い状態(すなわち、乾燥した状態)にある。このため、空気熱交換器60では、潜熱処理がほとんど行われずに顕熱処理のみが行われることになり、空気熱交換器60内部を流通させる冷水の温度を、三方弁73を調整することにより約5〜7℃から約15℃という比較的高めの温度設定としても、十分に室内を冷房するに足りる。
例えば、ビル等の建物に導入されている空調設備を改修する場合に、空調設備が熱源から供給される冷温水を各階(または各部屋)に循環させてファンコイル等により熱交換させて空調を行っているようなものである場合(特に人が利用中の建物の場合に)、一気に全ての空調設備を改修することは、空調設備を全て停止させることになるため、長期間および多くの人々を不快にさせてしまうおそれがあるため、一般的に部分的に順次改修を行っていく。このような場合に、夏季に本実施形態の空気調和装置10を導入することにより、空気調和装置10が導入された階(または部屋)には、循環させる冷水の量を少なく済ませることができるため、消費エネルギーを抑えることができる。そして、建物の空調設備を全て空気調和装置10に改修し終えた場合には、三方弁73によるバイパス配管77からの冷水を混合させることを停止させ、冷凍機などにより生成される冷水の温度を約5〜7℃の設定から約15℃(14度以上)の設定にすることにより十分に冷房を行うことができるため、建物全体における消費エネルギーを抑えることができる。
空気調和装置10では、予め外気OAの調湿処理を行っているため空気熱交換器60においてほとんど凝縮水が発生しない。この理由は、図9の空気線図により説明する。夏季に、外気の条件を乾球温度が33℃DBおよび湿球温度が27℃WB(図9における点P1参照)とし、室内の条件を乾球温度が27℃DB、湿球温度が19℃WB、および絶対湿度が10.47g/kg(図9における点P2参照)であるとする。空気調和装置10の冷媒回路50において第1吸着熱交換器51および第2吸着熱交換器52により潜熱処理されると点P1であった外気は、点P11のように、乾球温度が27.3℃DB、湿球温度が17.8℃WB、および絶対湿度が8.66g/kgとなる。そして、室内空気RAの一部である還気空気RA1(点P2)と調湿処理された後の外気OA(点P11)とを3:1で混合すると点P3の条件となり、このときの絶対湿度は10.01g/kgとなる。そして、点P3となった混合空気は空気熱交換器60により顕熱処理が行われて点P4の条件となる。このときは点P3の条件の混合空気の潜熱処理はほとんど行われないため、点P3と点P4との絶対湿度はほとんど等しく10.01g/kgであると考えてよい。そして、この場合の露点温度は、14℃となっている。したがって、冷水の温度を約15℃としている空気熱交換器60において凝縮水はほとんど発生しないと言える。このため、本実施形態の空気調和装置10では、凝縮水を処理するドレンパンやドレン配管などの部品が不要となる。これにより、空気調和装置10の製造に係るコストを抑えることができ、また、施工の際のドレン配管も不要となるため施工に係るコストも抑えることができる。なお、冷水の温度設定は、調湿処理後の外気OAと室内空気RAとを混合したあとの混合空気の露点温度よりも高い設定であればよいが、上記のように15℃(14度以上)とすることにより外気の条件が非常に悪い条件(絶対湿度が例えば約20g/kgと高い条件)であっても、外気の調湿処理を行っているため空気熱交換器60には凝縮水が発生しにくい条件とすることができる。
〈暖房加湿運転〉
暖房加湿運転中の空気調和装置10では、後述する第1動作と第2動作が所定の時間間隔例えば3分間隔で交互に繰り返される。このとき空気熱交換器60には、熱源から約45℃の温水が供給されている状態となっている。
冷房除湿運転中の空気調和装置10では、後述する第1動作と第2動作が所定の時間間隔例えば3分間隔で交互に繰り返される。このとき空気熱交換器60には、熱源から約15℃(14度以上)の冷水が供給されている状態となっている。
まず、暖房加湿運転の第1動作について説明する。図10に示すように、この第1動作中には、各ダンパ42〜45は第1ダンパ状態に設定される。そして、この状態で空気調和装置10の給気ファン35および還気ファン36が運転される。給気ファン35を運転すると、外気が第1内外流出入口21からケーシング11内の第3空間S3へ第1空気として取り込まれる。還気ファン36を運転すると、室内空気RAが室内空気導入口24からケーシング11内の第2空間S2へ第2空気として取り込まれる。
この第1動作中の冷媒回路50では、図10に示すように、四路切換弁54が第2回路状態に設定される。この状態の冷媒回路50では、冷媒が循環して冷凍サイクルが行われる。その際、冷媒回路50では、圧縮機53から吐出された冷媒が第1吸着熱交換器51、電動膨張弁55、第2吸着熱交換器52の順に通過し、第1吸着熱交換器51が凝縮器となって第2吸着熱交換器52が蒸発器となる。
第1空気は、第1内外流出入口21から第3空間S3へ流入する際に、凝縮器として機能している第1吸着熱交換器51を通過する。第1吸着熱交換器51では、冷媒で加熱された吸着剤から水分が離脱し、この離脱した水分が第1空気に付与される(加湿される)。第1吸着熱交換器51で加湿された第1空気は、第3空間S3に取り込まれ、第1外気導入ダンパ42を通って、第1空間S1の上流側空間S11に流入する。
一方、室内空気導入口24から第2空間S2へ流入した第2空気は、バイパスダンパ41により風量調整された後に、第1空間S1の上流側空間S11へと導かれる第3空気と、第2排気ダンパ45を通って第4空間S4へと導かれる第4空気とに分流される。
第1空間S1へ流入した第3空気は、同じく第1空間S1の上流側空間S11に流入した第1空気と混合されたあとに、空気熱交換器60により加熱されて、給気ファン35により給気口23を通って室内へ供給される。
第4空間S4へ流入した第4空気は、第2吸着熱交換器52を通過して第2内外流出入口22を通って室外へ排出される。第2吸着熱交換器52では、第4空気中の水分が吸着剤に吸着され、その際に生じた吸着熱が冷媒に吸熱される。このようにして、第4空気は、第2吸着熱交換器52で水分が離脱された状態で、室外へ排出される。
暖房加湿運転の第2動作について説明する。図11に示すように、この第2動作中には、各ダンパ42〜45は第2ダンパ状態に設定される。そして、この状態で空気調和装置10の給気ファン35および還気ファン36が運転される。給気ファン35を運転すると、外気OAが第2内外流出入口22からケーシング11内の第4空間S4へ第1空気として取り込まれる。還気ファン36を運転すると、室内空気RAが室内空気導入口24からケーシング11内の第2空間S2へ第2空気として取り込まれる。
この第2動作中の冷媒回路50では、図11に示すように、四路切換弁54が第1回路状態に設定される。この状態の冷媒回路50では、冷媒が循環して冷凍サイクルが行われる。その際、冷媒回路50では、圧縮機53から吐出された冷媒が第2吸着熱交換器52、電動膨張弁55、第1吸着熱交換器51の順に通過し、第1吸着熱交換器51が蒸発器となって第2吸着熱交換器52が凝縮器となる。
第1空気は、第2内外流出入口22から第4空間S4へ流入する際に、凝縮器として機能している第2吸着熱交換器52を通過する。第2吸着熱交換器52では、冷媒で加熱された吸着剤から水分が離脱し、この離脱した水分が第1空気に付与される(加湿される)。第2吸着熱交換器52で加湿された第1空気は、第4空間S4に取り込まれ、第2外気導入ダンパ43を通って、第1空間S1の上流側空間S11に流入する。
一方、室内空気導入口24から第2空間S2へ流入した第2空気は、バイパスダンパ41により風量調整された後に、第1空間S1の上流側空間S11へと導かれる第3空気と、第1排気ダンパ44を通って第3空間S3へと導かれる第4空気とに分流される。
第1空間S1へ流入した第3空気は、同じく第1空間S1の上流側空間S11に流入した第1空気と混合されたあとに、空気熱交換器60により加熱されて、給気ファン35により給気口23を通って室内へ供給される。
第3空間S3へ流入した第4空気は、第1吸着熱交換器51を通過して第1内外流出入口21を通って室外へ排出される。第1吸着熱交換器51では、第4空気中の水分が吸着剤に吸着され、その際に生じた吸着熱が冷媒に吸熱される。このようにして、第4空気は、第1吸着熱交換器51で水分が離脱された状態で、室外へ排出される。
暖房加湿運転においては、冬季に特に不足する空気中の水分を外気OAから取り入れることにより、加湿しながらの暖房が可能となっている。このため、加湿のための給水を行うことなく、暖房および加湿を行うことができる。
<特徴>
(1)
本実施形態に係る空気調和装置10では、調湿処理を行った後の外気OAと、室内空気RAの一部である還気空気RA1とを混合させた混合空気を空気熱交換器により熱源からの熱処理が行われた流体と熱交換させることにより、外気OAの潜熱処理および顕熱処理と室内空気RAの顕熱処理とを行っている。
そして、空気熱交換器60に冷水を流通させ本発明に係るドレンレス空気調和装置に冷房除湿運転を行わせるような場合には、空気熱交換器60において空気熱交換器60に調湿処理(すなわち潜熱処理)された後の外気OAと還気空気RAとを混合させた混合空気と冷水とを熱交換させることになる。
このように、空気調和装置10において冷房除湿運転を行うと、潜熱処理された後の乾燥した外気OAと還気空気RAとを混合した混合空気を冷水と熱交換させることになるため、空気熱交換器60では、潜熱処理がほとんど行われずに顕熱処理のみが行われることになり、空気熱交換器60内部を流通させる冷水の温度を従来の7℃などと比べて高めの温度である例えば15℃と設定しても十分に室内を冷房することができる。したがって、冷凍機などが生成する冷水の温度を高めの温度に設定でき、消費エネルギーを抑えることができる。また、同様の理由から空気熱交換器60において凝縮水が発生することを防ぐことができる。したがって、空気調和装置10では、凝縮水を処理するドレンパンやドレン配管などの部品が不要となる。これにより、ドレンレス空気調和装置の製造に係るコストを抑えることができ、また、施工の際のドレン配管も不要となるため施工に係るコストも抑えることができる。
(2)
本実施形態に係る空気調和装置10では、ビル等の建物に導入されている空調設備を改修する場合に、空調設備が熱源から供給される冷温水を各階(または各部屋)に循環させてファンコイル等により熱交換させて空調を行っているようなものである場合(特に人が利用中の建物の場合に)、一気に全ての空調設備を改修することは、空調設備を全て停止させることになるため、長期間および多くの人々を不快にさせてしまうおそれがあるため、一般的に部分的に順次改修を行っていく。このような場合に、夏季に本実施形態の空気調和装置10を導入することにより、空気調和装置10が導入された階(または部屋)には、循環させる冷水の量を少なく済ませることができるため、消費エネルギーを抑えることができる。そして、建物の空調設備を全て空気調和装置10に改修し終えた場合には、三方弁73によるバイパス配管77からの冷水を混合させることを停止させ、冷凍機などにより生成される冷水の温度を約5〜7℃の設定から約15℃(14度以上)の設定にすることにより十分に冷房を行うことができるため、建物全体における消費エネルギーを抑えることができる。
(3)
本実施形態に係る空気調和装置10では、空気熱交換器に凝縮水を発生しにくいように、外気OAの調湿処理を予め行うため、空気熱交換器を伝熱管が延びる方向および複数本の伝熱管が並ぶ列方向が、水平方向になるように配置している。
一般的に、空気熱交換器により空気を冷却する場合(特に夏季の場合)には凝縮水が発生しやすく、凝縮水の処理を行いやすくするために、空気熱交換器は、複数本の伝熱管により形成される列方向が垂直方向に沿うようにあるいは水平方向に交差する方向に配置されることが多い。しかし、空気調和装置10では、凝縮水が発生することがほとんど無いために、空気熱交換器を伝熱管が延びる方向および複数本の伝熱管が並ぶ列方向が、水平方向になるように配置できる。したがって、空気熱交換器60の配置に制限が無くなり、空気熱交換器の配置の自由度に制限がある場合に比べて、製品をコンパクトに設計しやすくできる。
(4)
本実施形態に係る空気調和装置10では、ケーシング11に、外気OAを導入したり、排気EAを室外へ排出したりできる第1内外流出入口21および第2内外流出入口22と、室内空気RAを導入できる室内空気導入口24と、空気調和した後の混合空気を室内へ供給できる給気口23とがある。第1内外流出入口21および第2内外流出入口22は、ケーシング11内部と室外とを連通させており、室内空気導入口24および給気口23は、ケーシング11内部と室内とを連通させている。
このように、ケーシング11に4つの開口部21〜24を設けることにより、4つ開口部21〜24それぞれを外気OA、室内空気RA、排気EA、給気SA(空気調和された後の混合空気)の4種類の気流を専用で流通させることができる。したがって、室内の換気をスムーズに行うことができる。
(5)
本実施形態に係る空気調和装置10では、ケーシング11の内部に、外気OAをケーシング11に取り入れて室内へ送るための第1流路AW1と、室内空気RAをケーシング11に取り入れた後に室内へ送る第2流路AW2と、室内空気RAをケーシング11に取り入れた後に排気EAを室外へ送る第3流路AW3との3つの空気の流路がある。そして、給気ファン35、還気ファン36、およびバイパスダンパ41により、これらの3つの流路を形成している。
このように、空気の流路を3つ形成するために3つのファンを利用するのではなく、バイパスダンパ41と2つのファン35,36とにより3つの空気の流路を形成している。このため、空気調和装置10では、ファンを3つ搭載する場合に比べて、ケーシング11の大きさをコンパクトにできる。また、空気調和装置10では、ファンを3つ搭載する場合と比べて、生産コストを抑えることができる。さらに、空気調和装置10では、ファンを3つ搭載する場合と比べて、消費エネルギーを抑えることができる。
<変形例>
(1)
上記実施形態に係る空気調和装置10では、冷水の温度設定を15℃(14℃以上)に設定しており、この温度になるように三方弁73が冷温水往管75から流入する冷温水とバイパス配管77から流入する熱交換された後の冷温水とを混合させるが、冷水の温度設定は15℃(14℃以上)と固定せずに、空気熱交換器60において冷水と熱交換された後の混合空気の温度および/または湿度を検出して、その時の露点温度を演算し、空気熱交換器60に流入する冷水の温度を演算された露点温度以上となるように三方弁73の開度を調整するようにしても良い。
(2)
上記実施形態に係る空気調和装置10では、空気熱交換器60に冷温水を流通させることにより冷暖房を行っているが、空気熱交換器60に流通させるのは冷温水に限らず、ブラインなどであっても構わない。
本発明に係るドレンレス空気調和装置は、消費エネルギーを抑えることができ、かつ、施工が容易にできるという効果を奏しており、外気の空調処理を行いつつ室内空気の空気調和を行うドレンレス空気調和装置等として有用である
10 空気調和装置(ドレンレス空気調和装置)
50 冷媒回路(乾燥装置)
51 第1吸着熱交換器
52 第2吸着熱交換器
53 圧縮機
54 四路切換弁(切換機構)
55 膨張弁(膨張機構)
60 空気熱交換器
61 伝熱管
62 伝熱フィン
71 熱源(冷熱源)
73 三方弁(流量調整機構)
74 冷温水入口温度センサ(流体温度センサ)
80 排気風量センサ(排気風量検出手段)
OA 外気
特開2008−145092号公報

Claims (8)

  1. 流体を冷却する冷熱源(71)に接続されるドレンレス空気調和装置(10)であって、
    導入した外気(OA)に乾燥処理を施す乾燥装置(50)と、
    前記流体と前記乾燥処理後の少なくとも前記外気(OA)とを熱交換する熱交換器(60)と、
    前記熱交換器(60)の入口の前記流体の温度を検出可能な流体温度センサ(74)と、
    検出した前記流体の温度にもとづいて、前記流体の温度を前記熱交換器(60)の外表面に結露が生じない所定温度以上になるように、前記流体の流量を調整可能な流量調整機構(73)と、
    を備えるドレンレス空気調和装置(10)。
  2. 前記流量調整機構(73)は、前記熱交換器により前記外気と熱交換された後の流体と前記熱交換器により前記外気と熱交換される前の流体とを混合する混合弁である、
    請求項1に記載のドレンレス空気調和装置(10)。
  3. 前記所定温度は、14度である、
    請求項1または2に記載のドレンレス空気調和装置(10)。
  4. 前記所定温度は、前記熱交換器(60)において前記冷水と熱交換後の外気(OA)の温度および/または湿度から演算される、
    請求項1または2に記載のドレンレス空気調和装置。
  5. 前記乾燥装置(50)は、
    空気中の水分を吸脱着できる吸着材を有し、前記水分を吸着する吸着器または吸着した水分を空気中に再生する再生器として機能し、空気の調湿処理を行うことが可能な第1吸着熱交換器(51)と、
    空気中の水分を吸脱着できる吸着剤を有し、前記水分を吸着する吸着器または吸着した水分を空気中に再生する再生器として機能し、空気の調湿処理を行うことが可能な第2吸着熱交換器(52)と、
    を有し、
    前記第1吸着熱交換器(51)が吸着器として機能すると前記第2吸着熱交換器(52)は再生器として機能し、
    前記第1吸着熱交換器(51)が再生器として機能すると前記第2吸着熱交換器(52)は吸着器として機能する、
    請求項1から4のいずれかに記載のドレンレス空気調和装置(10)。
  6. 前記熱交換器(60)は、
    内部を前記流体が流通し、少なくとも1列以上に並ぶ複数本の伝熱管(61)と、
    前記複数本の伝熱管に貫通される複数枚の伝熱フィン(62)と、
    を有しており、
    前記伝熱管(61)が延びる方向および前記複数本の伝熱管(61)が並ぶ列方向が、水平方向になるように配置される、
    請求項1から5のいずれかに記載のドレンレス空気調和装置(10)。
  7. 冷媒を圧縮する圧縮機(53)と、
    前記第1吸着熱交換器(51)または前記第2吸着熱交換器(52)により凝縮された前記冷媒を減圧させる膨張機構(55)と、
    をさらに備え、
    前記圧縮機(53)、前記第1吸着熱交換器(51)、前記膨張機構(55)、および前記第2吸着熱交換器(52)は、蒸気圧縮式サイクルを行う冷媒回路(50)を形成しており、
    前記第1吸着熱交換器(51)または前記第2吸着熱交換器(52)は、蒸発器として機能する場合に前記吸着器としても機能し、凝縮器として機能する場合に前記再生器としても機能する、
    請求項1から6のいずれかに記載のドレンレス空気調和装置(10)。
  8. 前記冷媒回路(50)は、
    前記第1吸着熱交換器(51)を凝縮器として機能させ、かつ、前記第2吸着熱交換器(52)を蒸発器として機能させる第1状態と、前記第1吸着熱交換器(51)を蒸発器として機能させ、かつ、前記第2吸着熱交換器(52)を凝縮器として機能させる第2状態と、の切り換えが可能な切換機構(54)をさらに有し、
    前記切換機構(54)は、定期的に前記第1状態と前記第2状態との切り換えを行う、
    請求項7に記載のドレンレス空気調和装置(10)。
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