JP2010174895A - Fuel supply device - Google Patents
Fuel supply device Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010174895A JP2010174895A JP2010067346A JP2010067346A JP2010174895A JP 2010174895 A JP2010174895 A JP 2010174895A JP 2010067346 A JP2010067346 A JP 2010067346A JP 2010067346 A JP2010067346 A JP 2010067346A JP 2010174895 A JP2010174895 A JP 2010174895A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel
- pump
- supply device
- fuel supply
- upper cup
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Abstract
Description
本発明は、車両用の燃料供給装置に関し、特に、燃料タンクから燃料噴射装置に対し燃料を供給する自動二輪車用の燃料供給装置に関する。 The present invention relates to a fuel supply device for a vehicle, and more particularly to a fuel supply device for a motorcycle that supplies fuel from a fuel tank to a fuel injection device.
近年、二輪車や四輪車などの車両用燃料供給装置として、部品点数の削減や組付作業の効率化等の観点から、燃料ポンプや圧力制御装置、ストレーナ等を一体化した燃料ポンプモジュールが広く用いられている。このような燃料ポンプモジュールでは、燃料ポンプとして、電動モータによって駆動される電動ポンプが使用され、ポンプ駆動用のモータ共々ユニット化されて燃料タンク内や燃料タンク近傍に配置される。 In recent years, fuel pump modules that integrate fuel pumps, pressure control devices, strainers, etc. are widely used as fuel supply devices for vehicles such as motorcycles and four-wheeled vehicles from the viewpoint of reducing the number of parts and improving the efficiency of assembly work. It is used. In such a fuel pump module, an electric pump driven by an electric motor is used as a fuel pump, and the pump driving motor is united together and arranged in the fuel tank or in the vicinity of the fuel tank.
例えば、特許文献1のような燃料供給装置では、フランジと呼ばれる円板状の部材に電動ポンプやストレーナ、プレッシャレギュレータ等を固定してポンプモジュールを形成する。そして、このフランジを燃料タンクの開口に装着することにより、ポンプモジュール、すなわち、燃料供給装置がタンク内に取り付けられる。また、このような燃料供給装置には、燃料が貯留されるリザーバ部が設けられており、このリザーバ部内には、異物の吸入を防止するためのフィルタが配されている。電動ポンプを駆動させると、このフィルタを介して燃料タンク内の燃料が吸入され、圧力制御装置やストレーナ等によって、濾過・調圧された燃料がエンジンの燃料供給系に送給される。
For example, in a fuel supply apparatus such as
このような燃料供給装置では、部品点数の削減や組付作業の効率化が求められている。 Such a fuel supply apparatus is required to reduce the number of parts and improve the efficiency of assembly work.
本発明の目的は、燃料供給装置における部品点数の削減や組付作業の効率化を図ることにある。 An object of the present invention is to reduce the number of parts in a fuel supply device and to improve the efficiency of assembly work.
本発明の燃料供給装置は、燃料タンクの底部に取り付けられ、前記燃料タンク内の燃料が流入するリザーバ部を有してなるフランジ部材と、該フランジ部材に取り付けられるアッパーカップと、前記燃料タンク内の燃料を吸引する燃料ポンプと該燃料ポンプを駆動する電動モータとを備えるポンプアッセンブリと、を有する燃料供給装置であって、前記リザーバ部は、前記フランジ部材と前記アッパーカップを結合させるための係合部を有することを特徴とする。 The fuel supply device of the present invention is attached to the bottom of a fuel tank, and includes a flange member having a reservoir portion into which fuel in the fuel tank flows, an upper cup attached to the flange member, and the fuel tank A fuel supply device having a fuel pump for sucking the fuel and an electric motor for driving the fuel pump, wherein the reservoir portion is a member for coupling the flange member and the upper cup. It has a joint part.
前記燃料供給装置において、前記係合部により、前記アッパーカップと前記フランジ部材を、軸方向・径方向に回り止め、抜け止めした状態で固定しても良い。さらに、前記係合部として、前記アッパーカップに設けられた係合爪と、前記フランジ部材に設けられた係合孔とを設け、前記アッパーカップと前記フランジ部材を、前記係合爪と前記係合孔を爪嵌合させることにより固定するようにしても良い。 In the fuel supply device, the upper cup and the flange member may be fixed in a state where the upper cup and the flange member are prevented from rotating in the axial direction and the radial direction and are prevented from being detached. Furthermore, as the engaging portion, an engaging claw provided in the upper cup and an engaging hole provided in the flange member are provided, and the upper cup and the flange member are connected to the engaging claw and the engaging member. You may make it fix by carrying out the nail | claw fitting of a hole.
本発明の燃料供給装置によれば、フランジ部材とアッパーカップによって、ポンプアッセンブリを軸方向から挟み込んで固定することが可能なる。 According to the fuel supply device of the present invention, the pump assembly can be sandwiched and fixed from the axial direction by the flange member and the upper cup.
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の一実施例である燃料供給装置の構成を示す断面図である。図1の燃料供給装置1は、自動二輪車用の装置であり、燃料タンク2の底部にタンク下方から挿入される形で取り付けられる。燃料供給装置1は、図示しないエンジンの燃料供給系に接続され、燃料配管3を介して、エンジンの燃料噴射弁に対し燃料供給を行う。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. FIG. 1 is a cross-sectional view showing a configuration of a fuel supply apparatus according to an embodiment of the present invention. A
燃料供給装置1は、電動モータ4や燃料ポンプ(ポンプ部)5などを一体化したポンプアッセンブリ6を、アッパーカップ8とフランジユニット7で挟み込み、爪嵌合によって固定した構成となっている。図2はフランジユニット7、図3はアッパーカップ8の構成を示す斜視図である。図2に示すように、フランジユニット7は、円筒状のケース部7aと、フランジ部7bとを備えている。ケース部7aの内側には、図4のようなフィルタ9が取り付けられ、その上方にポンプアッセンブリ6が取り付けられる。また、ケース部7a内には、ハーネス17(図5参照)が接続される端子ケース18が立設されている。端子ケース18には切欠18aが形成されており、この切欠18aにより、端子ケース18内に燃料が滞留しないようになっている。
The
図5は、フランジユニット7にポンプアッセンブリ6を取り付け、アッパーカップ8を装着した状態を示す斜視図である。図2,3に示すように、フランジユニット7には係合孔10a、アッパーカップ8には係合爪10bがそれぞれ設けられている。フランジユニット7とアッパーカップ8は、この係合爪10aと係合孔10bを爪嵌合させることにより、軸方向・径方向に回り止め、抜け止めされた状態で固定される。燃料供給装置1は、この状態で燃料タンク2の底面2aに形成されたポンプ取付孔2bからタンク内部に挿入され、その際、フランジ部7bは、図示しないボルト・ナットによって、燃料タンク2の底部に固定される。
FIG. 5 is a perspective view showing a state where the
フランジユニット7の下端部には、アウトレットパイプ11と電源コネクタ12が設けられている。アウトレットパイプ11には燃料配管3が接続される。アウトレットパイプ11は、ポンプアッセンブリ6の燃料吐出口13と連絡パイプ14を介して接続されている。連絡パイプ14には、燃料配管3内の燃圧を調整するためのリリーフバルブ15が取り付けられている。例えば、炎天下に車両を長時間止めておくと、燃料の膨張により燃料配管3内の燃圧が高圧となる場合がある。その様な場合、燃料供給装置1では、リリーフバルブ15が開き、燃料配管3内の圧力を下げ、燃料供給系の損傷を未然に防止している。電源コネクタ12には電源端子16が収容されており、電源端子16にはハーネス17が接続されている。ハーネス17は、ポンプアッセンブリ6の側方を上方に向かって延び、ポンプアッセンブリ上端部にて電動モータ4と電気的に接続されている。
An
フランジユニット7では、ケース部7aの底部はリザーバ部71となっている。リザーバ部71は、燃料タンク2の底面2aより下方に設置され、アッパーカップ8の側面に形成された燃料流入孔72(図3参照)からリザーバ部71内に燃料が流入する。フィルタ9はこのリザーバ部71内に2つ折りにされた状態で収容されており、リザーバ部71内に流入・貯留された燃料は、フィルタ9を介して燃料ポンプ5によって吸引される。
In the
ポンプアッセンブリ6は、電動モータ4、燃料ポンプ5、プレッシャレギュレータ21及びチェックバルブ22を鋼製のシェルケース23内に一体に収容した構成となっている。円筒状のシェルケース23の両端には、アウトレットカバー24とインレットカバー25がカシメ固定されている。アウトレットカバー24は合成樹脂にて形成され、シェルケース23の一端側に取り付けられる。アウトレットカバー24には、電動モータ4のブラシ26を保持するブラシホルダ部27が設けられている。すなわち、アウトレットカバー24は、シェルケース23のカバーと、電動モータ4のブラシホルダを兼ねた構成となっている。また、アウトレットカバー24には、燃圧調整用のプレッシャレギュレータ21と、燃料逆流防止用のチェックバルブ22が収容されている。チェックバルブ22は、燃料吐出口13に配されており、その端部は連絡パイプ14と連通接続されている。これに対し、プレッシャレギュレータ21の端部は燃料タンク2内に開口している。
The
インレットカバー25はアルミダイキャストにて形成され、シェルケース23の他端側に取り付けられる。インレットカバー25の下端側には燃料吸入部28が突設されている。燃料吸入部28の外側には、フィルタ9が取り付けられている。図4に示すように、フィルタ9には円筒形状の装着部9aが突設されており、この装着部9aを介して、インレットカバー25の燃料吸入部28に取り付けられる。フィルタ9は、全体が略長方形状に形成されており、前述のように、コの字形に2つ折りにされた状態でフランジユニット7のケース部7a内に収容される。
The
電動モータ4は、ブラシ付の直流モータとなっている。シェルケース23は電動モータ4のヨークを兼ねており、その内周面には複数の永久磁石31が固定されている。永久磁石31の内側には、アーマチュア32が回転自在に配設されている。アーマチュア32は、軸方向に延びる複数のスロット33を有するコア34と、スロット33に巻回された巻線35とを備えている。アーマチュア32は回転軸36に固定され、アウトレットカバー24に設けられた軸受部37と、ポンプケース61に取り付けられた軸受38との間に回転自在に支持されている。
The electric motor 4 is a DC motor with a brush. The
アーマチュア32の図1において上側にはコンミテータ40が設けられている。コンミテータ40は回転軸36に固定されている。コンミテータ40には、径方向からブラシ26が当接している。ブラシ26は、アウトレットカバー24に形成されたブラシホルダ部27に収容されており、スプリング(図示せず)によってコンミテータ40に押接されている。ブラシ26は、図示しない端子板を介してハーネス17と接続されており、これにより、電源端子16とブラシ26が電気的に接続される。
A
プレッシャレギュレータ21は、アウトレットカバー24内に形成されたレギュレータ収容部41内に、ボール(鋼球)42を備えたアーマチュア43と、バルブスプリング44とを収容した構成となっている。レギュレータ収容部41は、上流側(図1において下側)に小径部45、下流側に大径部46を備えており、小径部45と大径部46の境界部分にはバルブ面が形成されている。バルブ面は、小・大径部の境界部のエッジをポンチングによって塑性変形させたものであり、ボール42がバルブ面に密接するとプレッシャレギュレータ21は閉弁状態となる。一方、大径部46の下流側の端部には、リテーナ47が圧入固定されている。リテーナ47は略リング状に形成されており、その上流側(下端面)にはバルブスプリング44の一端側が当接している。
The
バルブスプリング44はコイルバネからなり、その他端側はアーマチュア43のスプリング受48に当接している。ボール42は、バルブスプリング44の付勢力によって、通常時はバルブ面47に圧接されている(閉弁状態)。これに対し、小径部45側から流体圧が加わり流体圧がバルブスプリング44の付勢力に勝ると、ボール42が上方に移動し、バルブ面47とボール42との間に隙間が生じ開弁状態となる。すなわち、シェルケース23内の燃圧が所定の調整圧を超えると、アーマチュア43が燃圧を受けて上方に移動し、余分な燃料が燃料タンク2内に戻される。また、流体圧が低下しバルブスプリング44の付勢力が勝ると、バルブスプリング44の付勢力によってボール42が下方に移動してバルブ面47に当接し、小径部45が閉鎖されて閉弁状態となる。
The
チェックバルブ22は、アウトレットカバー24内に形成されたチェックバルブ収容部51内に、一端側が半球状のシール部52となったバルブ53と、バルブスプリング54とを収容した構成となっている。チェックバルブ収容部51もまた、上流側に小径部55、下流側に大径部56を備えている。小径部55と大径部56の境界部分にはテーパ面57が形成されており、シール部52がテーパ面57に当接するとチェックバルブ22は閉弁状態となる。一方、大径部56の下流側の端部には、バルブガイド58がカシメ固定されている。バルブガイド58の上流側(下端面)にはバルブスプリング54の一端側が当接している。
The
バルブスプリング54もまたコイルバネからなり、その他端側はバルブ53に当接している。バルブ53のシール部52は、バルブスプリング54の付勢力によって、通常時はテーパ面57に圧接されている(閉弁状態)。これに対し、小径部55側から流体圧が加わり流体圧がバルブスプリング54の付勢力に勝ると、バルブ53が上方に移動し、テーパ面57とシール部52との間に隙間が生じ開弁状態となる。従って、燃料ポンプ5が作動し、小径部55側から燃料が供給されると、その圧力によってチェックバルブ22が開弁し、燃料配管3側に燃料が送給される。また、燃料ポンプ5が停止し流体圧が低下すると、バルブスプリング54の付勢力が勝り、バルブスプリング54の付勢力によってバルブ53が下方に移動する。これにより、シール部52がテーパ面57に当接し、小径部55が閉鎖されて閉弁状態になると共に、チェックバルブ22によって、燃料配管3側から燃料ポンプ5に対する燃料の逆流が抑止される。
The
燃料ポンプ5は非容積型の再生式ポンプとなっており、ポンプケース61とインペラ62とから形成されている。ポンプケース61の下端側には、円筒形状のインペラ収容部63が没設されている。インペラ収容部63内には、電動モータ4の回転軸36と連結されたインペラ62が配される。回転軸36にはDカット部36aが形成されており、インペラ62はこのDカット部36aに取り付けられ回転軸36と一体に回転する。インペラ62の外周寄りにはポンプ室64が周方向に沿って多数設けられている。
The
インレットカバー25には、ポンプ室64に対応して燃料吸入部28が設けられている。前述のように、燃料吸入部28の前段にはフィルタ9が設置されている。一方、インペラ収容部63の上端側には、ポンプ室64に対応して、シェルケース23内に臨んで開口する連通孔65が設けられている。このような燃料ポンプ5では、電動モータ4が駆動され回転軸36が作動すると、インペラ62が回転し、このインペラ62の回転に伴って燃料吸入部28からポンプ室64内に燃料が吸い込まれる。ポンプ室64内に送り込まれた燃料は、インペラ62の回転により連通孔65からシェルケース23内に送出され、チェックバルブ22を介して燃料配管3側に送給される。
The
燃料ポンプ5にはさらに、燃料ポンプ5にて発生した気泡をポンプ外に排出する脱気孔73が設けられている。前述のように、燃料ポンプ5では、インペラ62の回転の際にポンプ室64内に気泡が生じる場合があり、この気泡をそのまま放置すると、泡を含んだままポンピング作用が行われ、ポンピング効率が低下する。また、ポンピング動作開始前にいわゆる「呼び水」をポンプ内に導入しておく必要があり、これらのため、燃料ポンプ5には脱気孔73が設けられている。脱気孔73は、インレットカバー25を軸方向に貫通する形で設けられており、ポンピングの際に発生する気泡はこの脱気孔73からポンプ外に排出される。この場合、脱気孔73の一端側はポンプ室64に対応する位置に開口し、他端側はリザーバ部71内に開口している。
The
ここで、本発明による燃料供給装置1では、この脱気孔73から排出される気泡がフィルタ9から再吸入されるのを防止すべく、フランジユニット7のケース部7a底部に、気泡の移動を規制する隔壁81が設けられている。図6はフランジユニット7の一部を破断して隔壁81と脱気孔73の関係を示した説明図、図7はフランジユニット7の底部側から燃料ポンプ5を見た状態を示す説明図である。前述の図2や図6,7に示すように、フランジユニット7には、そのケース部7aの底部に断面略コの字形の隔壁81が立設されている。隔壁81は、燃料ポンプ5をフランジユニット7に取り付けると、その上端部81aが燃料ポンプ5の底部5aに当接し、その際、脱気孔73の周囲三方(フィルタ9と対向しない一方向を除く三方向)が隔壁81によって囲繞される。
Here, in the
すなわち、燃料供給装置1では、脱気孔73を隔壁81が取り囲み、脱気孔73とフィルタ9の間に隔壁81が介設される形となる。このため、脱気孔73から排出された気泡は、図6に示すように、まず隔壁81の内側部81bに導入される。そして、内側部81bから隔壁開口部81cを通って上方に流れ、燃料ポンプ5の側面に沿ってフランジユニット7から排出される。このように、本発明による燃料供給装置1にあっては、脱気孔73とフィルタ9の間に隔壁81を配することにより、脱気孔73から排出された気泡がフィルタ9側に流れるのを防止できる。従って、脱気孔73からの気泡がフィルタ9から吸入されてしまうのを防止でき、気泡再吸入に伴う吸入性能や高温性能の低下を抑えることが可能となる。
That is, in the
一方、隔壁81によって脱気孔73を取り囲む場合、脱気孔73の四方を取り囲むと、気泡が隔壁内から排出されにくいのみならず、隔壁内に燃料の淀み部が生じるおそれがある。燃料がある一定部位に淀むと、時間経過と共に燃料が変質してしまうおそれがあるため、これを防止すべく、当該燃料供給装置1では、隔壁81の両端部81dと、フランジユニット7のリザーバ部内壁7cとの間に間隙82が設けられている。つまり、隔壁両端部81dは、内壁7cと離れており、隔壁81の内外で燃料の流通が可能となっている。このため、隔壁内側部81bに燃料の淀みが生じるのを防止することができ、淀みによる燃料の変質も抑えることが可能となる。なお、前述のように、隔壁81内には気泡が導入されるため、気泡による撹拌によっても、隔壁内側部81bの淀みが効果的に抑えられる。
On the other hand, when surrounding the
また、当該燃料供給装置1では、前述のように、隔壁上端部81aが燃料ポンプ5の底部5aに当接し、燃料ポンプ5が隔壁81によって下方から支持される形となっている。このような隔壁81は従来の燃料供給装置には存在しておらず、燃料ポンプ5は、柔軟部材であるフィルタ9によってフランジユニット7内に支持されている。このため、燃料供給装置では、ポンプアッセンブリ6の軸方向の位置がやや不安定であると共に、フィルタ9がフランジユニット7の底面に接触し、フィルタ性能やポンプ吸引力に悪影響を与えるおそれがある。
In the
これに対し、燃料供給装置1では、燃料ポンプ5が剛体の隔壁81にて支持される。このため、隔壁81がストッパ的な役割を果たし、ポンプアッセンブリ6の軸方向への位置ズレが抑えられる。また、隔壁81を設けたことにより、フランジユニット7の底部には、隔壁高さ分の空間Sが確保され、この空間Sをフィルタ配置スペースに充当することができる。これにより、フィルタ9が燃料ポンプ5によって押し潰されないため、フィルタ9がフランジユニット7の底面に接触するのを防止することができ、フィルタ性能やポンプ吸引力への悪影響も抑えられる。
On the other hand, in the
このような構成を備えた燃料供給装置1は次のように機能する。まず、電動モータ4が駆動され燃料ポンプ5が作動すると、燃料タンク2内の燃料が燃料流入孔72を通ってリザーバ部71内に流入し、フィルタ9を介して燃料吸入部28から吸い込まれる。この際、燃料ポンプ5では、回転軸36と共にインペラ62が回転し、インペラ62の回転に伴って燃料吸入部28からポンプ室64内に燃料が吸い込まれる。ポンプ室64内に送り込まれた燃料は、インペラ62の回転によりシェルケース23内に送出され、チェックバルブ22を介して燃料吐出口13から燃料配管3側に送給される。その際、チェックバルブ22から吐出された燃料は、アッパーカップ8内に形成された流路19aや、連絡パイプ14内に形成された流路19bなど、ポンプアッセンブリ6とフランジユニット7との間を接続すべく形成された燃料流路を通って、燃料配管3側に送られる。この場合、ポンピング中に発生した気泡は、脱気孔73からリザーバ部71内に供給されるが、隔壁81によってフィルタ9側への進路を阻まれ、再吸入されることなくフランジユニット7外に排出される。
The
一方、ポンプ動作に伴い、燃圧が所定の調整圧を超えると、プレッシャレギュレータ21が開弁状態となり、シェルケース23内の燃料が燃料タンク2内に戻される。これにより、燃料配管3側に供給される燃料の圧力が適宜調整される。燃料配管3は前述のようにエンジンの燃料噴射弁に接続されており、燃料供給装置1によって燃料タンク2から吸入された燃料は、燃料配管3を介して燃料噴射弁に供給される。
On the other hand, when the fuel pressure exceeds a predetermined adjustment pressure due to the pump operation, the
本発明は前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、前述の実施の形態では、本発明による燃料供給装置を自動二輪車用として用いた例を示したが、その用途はこれには限定されず、四輪自動車等、種々の車両の燃料供給装置として使用することも可能である。なお、本発明の構成は、燃料ポンプのみならず、水や薬品などの液体や空気等の気体などのポンプにも適用可能である。また、プレッシャレギュレータ21やチェックバルブ22の構成はあくまでも一例であり、前述の構成には限定されない。さらに、前述の実施例では、電動モータ4の構成には特に限定はなく、例えば、極数やスロット数などは適宜設定可能である。
It goes without saying that the present invention is not limited to the above-described embodiments, and various modifications can be made without departing from the scope of the invention.
For example, in the above-described embodiment, an example in which the fuel supply device according to the present invention is used for a motorcycle has been shown. However, the application is not limited to this, and the fuel supply device for various vehicles such as a four-wheeled vehicle. It can also be used. The configuration of the present invention can be applied not only to a fuel pump but also to a pump such as a liquid such as water or chemicals or a gas such as air. The configurations of the
1 燃料供給装置
2 燃料タンク
2a 底面
2b ポンプ取付孔
3 燃料配管
4 電動モータ
5 燃料ポンプ
5a 底部
6 ポンプアッセンブリ
7 フランジユニット
7a ケース部
7b フランジ部
7c 内壁
8 アッパーカップ
9 フィルタ
9a 装着部
10a 係合爪
10b 係合孔
11 アウトレットパイプ
12 電源コネクタ
13 燃料吐出口
14 連絡パイプ
15 リリーフバルブ
16 電源端子
17 ハーネス
18 端子ケース
18a 切欠
19a,19b 流路
21 プレッシャレギュレータ
22 チェックバルブ
23 シェルケース
24 アウトレットカバー
25 インレットカバー
26 ブラシ
27 ブラシホルダ部
28 燃料吸入部
31 永久磁石
32 アーマチュア
33 スロット
34 コア
35 巻線
36 回転軸
36a Dカット部
37 軸受部
38 軸受
40 コンミテータ
41 レギュレータ収容部
42 ボール
43 アーマチュア
44 バルブスプリング
45 小径部
46 大径部
47 リテーナ
48 スプリング受
51 チェックバルブ収容部
52 シール部
53 バルブ
54 バルブスプリング
55 小径部
56 大径部
57 テーパ面
58 バルブガイド
61 ポンプケース
62 インペラ
63 インペラ収容部
64 ポンプ室
65 連通孔
71 リザーバ部
72 燃料流入孔
73 脱気孔
81 隔壁
81a 上端部
81b 内側部
81c 開口部
81d 両端部
82 間隙
S 空間
DESCRIPTION OF
Claims (3)
該フランジ部材に取り付けられるアッパーカップと、
前記燃料タンク内の燃料を吸引する燃料ポンプと該燃料ポンプを駆動する電動モータとを備えるポンプアッセンブリと、を有する燃料供給装置であって、
前記リザーバ部は、前記フランジ部材と前記アッパーカップを結合させるための係合部を有することを特徴とする燃料供給装置。 A flange member attached to the bottom of the fuel tank and having a reservoir portion into which fuel in the fuel tank flows;
An upper cup attached to the flange member;
A fuel supply device comprising: a fuel pump that sucks fuel in the fuel tank; and a pump assembly that includes an electric motor that drives the fuel pump,
The fuel supply device according to claim 1, wherein the reservoir portion includes an engagement portion for coupling the flange member and the upper cup.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010067346A JP4923123B2 (en) | 2010-03-24 | 2010-03-24 | Fuel supply device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010067346A JP4923123B2 (en) | 2010-03-24 | 2010-03-24 | Fuel supply device |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007217884A Division JP4922868B2 (en) | 2007-08-24 | 2007-08-24 | Fuel supply device |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010174895A true JP2010174895A (en) | 2010-08-12 |
JP4923123B2 JP4923123B2 (en) | 2012-04-25 |
Family
ID=42706073
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010067346A Active JP4923123B2 (en) | 2010-03-24 | 2010-03-24 | Fuel supply device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4923123B2 (en) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012056486A (en) * | 2010-09-10 | 2012-03-22 | Honda Motor Co Ltd | Vehicle fuel supply device |
CN102536558A (en) * | 2010-12-24 | 2012-07-04 | 本田技研工业株式会社 | Vehicular fuel supply device |
JP2012136973A (en) * | 2010-12-24 | 2012-07-19 | Mitsuba Corp | Fuel supply system |
JP2013117199A (en) * | 2011-12-05 | 2013-06-13 | Keihin Corp | Fuel supply unit |
JP2014196668A (en) * | 2013-03-29 | 2014-10-16 | 株式会社ケーヒン | Fuel supply device |
CN105190013A (en) * | 2013-03-26 | 2015-12-23 | 株式会社美姿把 | Fuel supply device |
KR101599666B1 (en) * | 2015-02-26 | 2016-03-14 | 현담산업 주식회사 | Flange structure and pump module having the same |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000072074A (en) * | 1998-08-26 | 2000-03-07 | Honda Motor Co Ltd | Fuel tank for motor-cycle |
JP2003042030A (en) * | 2001-05-01 | 2003-02-13 | Walbro Corp | Electromagnetic wave noise shielding structure for electric motor in fuel pump housing |
JP2004003433A (en) * | 2002-03-28 | 2004-01-08 | Denso Corp | Fuel pump and method for manufacturing the same |
JP2004011550A (en) * | 2002-06-07 | 2004-01-15 | Kyosan Denki Co Ltd | Fuel feeder |
JP2004507123A (en) * | 2000-03-31 | 2004-03-04 | インテロシティ ユーエスエイ、インコーポレイテッド | System and method for regional metadata insertion |
WO2006080272A1 (en) * | 2005-01-27 | 2006-08-03 | Aisan Kogyo Kabushiki Kaisha | Fuel feeding device |
-
2010
- 2010-03-24 JP JP2010067346A patent/JP4923123B2/en active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000072074A (en) * | 1998-08-26 | 2000-03-07 | Honda Motor Co Ltd | Fuel tank for motor-cycle |
JP2004507123A (en) * | 2000-03-31 | 2004-03-04 | インテロシティ ユーエスエイ、インコーポレイテッド | System and method for regional metadata insertion |
JP2003042030A (en) * | 2001-05-01 | 2003-02-13 | Walbro Corp | Electromagnetic wave noise shielding structure for electric motor in fuel pump housing |
JP2004003433A (en) * | 2002-03-28 | 2004-01-08 | Denso Corp | Fuel pump and method for manufacturing the same |
JP2004011550A (en) * | 2002-06-07 | 2004-01-15 | Kyosan Denki Co Ltd | Fuel feeder |
WO2006080272A1 (en) * | 2005-01-27 | 2006-08-03 | Aisan Kogyo Kabushiki Kaisha | Fuel feeding device |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012056486A (en) * | 2010-09-10 | 2012-03-22 | Honda Motor Co Ltd | Vehicle fuel supply device |
US9051907B2 (en) | 2010-09-10 | 2015-06-09 | Honda Motor Co., Ltd. | Vehicle fuel supply device |
CN102536558A (en) * | 2010-12-24 | 2012-07-04 | 本田技研工业株式会社 | Vehicular fuel supply device |
JP2012136966A (en) * | 2010-12-24 | 2012-07-19 | Honda Motor Co Ltd | Vehicular fuel supply device |
JP2012136973A (en) * | 2010-12-24 | 2012-07-19 | Mitsuba Corp | Fuel supply system |
CN102536558B (en) * | 2010-12-24 | 2014-09-10 | 本田技研工业株式会社 | Vehicular fuel supply device |
JP2013117199A (en) * | 2011-12-05 | 2013-06-13 | Keihin Corp | Fuel supply unit |
CN105190013A (en) * | 2013-03-26 | 2015-12-23 | 株式会社美姿把 | Fuel supply device |
CN105190013B (en) * | 2013-03-26 | 2017-03-15 | 株式会社美姿把 | Fuel supply system |
JP2014196668A (en) * | 2013-03-29 | 2014-10-16 | 株式会社ケーヒン | Fuel supply device |
KR101599666B1 (en) * | 2015-02-26 | 2016-03-14 | 현담산업 주식회사 | Flange structure and pump module having the same |
WO2016137217A1 (en) * | 2015-02-26 | 2016-09-01 | 현담산업 주식회사 | Flange structure and pump module provided with same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4923123B2 (en) | 2012-04-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4923123B2 (en) | Fuel supply device | |
JP5189998B2 (en) | Fuel supply device | |
JP2008255845A (en) | Fuel pump module | |
JP2008298070A (en) | Fuel pump assembly for fuel pump module | |
JP5271113B2 (en) | Fuel supply device | |
JP4922868B2 (en) | Fuel supply device | |
JP5048494B2 (en) | Fuel supply device | |
JP4871400B2 (en) | Fuel supply device | |
JP2008184954A (en) | Fuel pump module | |
JP2009097344A (en) | Fuel supply device | |
JP4428573B2 (en) | Fuel pump module | |
JP2015045270A (en) | Fuel pump module, and method of manufacturing the same | |
JPWO2006115014A1 (en) | Fuel supply device | |
JP5248312B2 (en) | Fuel supply device | |
JP4939412B2 (en) | Fuel supply device | |
JP5756354B2 (en) | Fuel supply device | |
JP2006017034A (en) | Fuel supply system | |
JP4961306B2 (en) | Electric pump device and fuel supply device using electric pump device | |
JP5073570B2 (en) | Fuel supply device | |
JP3931828B2 (en) | Fuel supply device | |
JP2010144594A (en) | Fuel pump | |
JP2009287394A (en) | Fuel supply device | |
JP4939413B2 (en) | Fuel pump | |
JP5064152B2 (en) | Electric pump device and fuel supply device using electric pump device | |
JP3928516B2 (en) | Pump module |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110802 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110926 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120131 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120206 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4923123 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150210 Year of fee payment: 3 |