JP2010173871A - ルツボハンドリング装置 - Google Patents

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【課題】様々な大きさのルツボを破損することなく持ち上げることができ、1人の作業者でハンドリングできるルツボハンドリング装置を提供する。
【解決手段】ルツボ9の直胴部10を支持する直胴部支持部材5とルツボ9のR部12を支持するR部支持部材6と該両支持部材を支持するアーム部材7とから成る4本のクランプアーム2と、それぞれのクランプアーム2の上部を支持しつつ、該クランプアーム2をルツボ9に対してエアシリンダ8により水平方向に進退動させるクランパー部材3と、クランプアーム2を支持したクランパー部材3を昇降駆動させる上下移動手段4とを具備し、それぞれのクランプアーム2をクランパー部材3のエアシリンダ8でルツボ9の方向に平行移動させてルツボ9の直胴部10とR部12とを直胴部支持部材5とR部支持部材6で支持しながらルツボ9を把持し、上下移動手段4でルツボ9を持ち上げるようにしたルツボハンドリング装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えばチョクラルスキー法(Czochralski Method、以下CZ法と略する)による単結晶製造装置に用いられる石英ルツボ等のルツボを所定位置に移載するために把持して持ち上げるルツボハンドリング装置に関する。
従来、メモリやCPUなどの半導体デバイスの基板として用いられる単結晶には例えばシリコン単結晶があり、そのシリコン単結晶の育成方法として、黒鉛ルツボに支持された石英ルツボ内のシリコン融液から半導体用の高純度シリコン単結晶を成長させるCZ法が知られている。
このCZ法により単結晶を製造する際には、図4に示すような単結晶製造装置を用いて製造される。この単結晶製造装置20は、原料多結晶を収容して溶融するための部材や、熱を遮断するための断熱部材などを有しており、これらは、メインチャンバ21内に収容されている。メインチャンバ21の天井部からは上に伸びるプルチャンバ22が連接されており、この上部に単結晶23をワイヤー33で引上げる機構(不図示)が設けられている。
メインチャンバ21内には、原料融液24を収容する石英ルツボ25と石英ルツボ25を支持する黒鉛ルツボ26が設けられ、ルツボ25、26は駆動機構(不図示)によって回転昇降自在にシャフト36で支持されている。このルツボ25、26の駆動機構は、単結晶23の引き上げに伴う原料融液24の液面低下を補償すべく、ルツボ25、26を液面低下分だけ上昇させるようにしている。
そして、ルツボ25、26を取り囲むように原料を溶融させるためのヒーター27が配置されている。このヒーター27の外側には、ヒーター27からの熱がメインチャンバ21に直接輻射されるのを防止するために、断熱部材28がその周囲を取り囲むように設けられている。
このような単結晶製造装置20内に配置された石英ルツボ25に原料多結晶を収容し、ヒーター27により加熱し、石英ルツボ25内の原料多結晶を溶融させる。この原料融液24に、ワイヤー33の下端に接続している種ホルダー34で固定された種結晶35を着液させ、その後、種結晶35を回転させながら引上げることにより、種結晶35の下方に所望の直径と品質を有する単結晶23を育成する。この際、種結晶35を原料融液24に着液させた後に、所望の口径になるまで太らせて、無転位の結晶を引上げている。
近年、製造する単結晶23が大口径化したことにより石英ルツボ25、黒鉛ルツボ26も大型化しており、このように大型化したルツボのハンドリングが困難になっている。
ルツボをハンドリングするための従来の装置としては、例えば、ルツボの外表面に接触する接触部分を有する複数のアームを備え、ルツボの自重によってそのアームが同時に閉じる力を発生させて黒鉛ルツボを把持して持ち上げることができるルツボハンドリング装置が開示されている(特許文献1参照)。
また、下方に垂下した一対のアーム部材を備え、そのアーム部材を開口部が下向きに設置された石英ルツボの外周面に挟持させた状態で石英ルツボを搬送する機構を備えた洗浄装置が開示されている(特許文献2参照)。
特開2002−29886号公報 実開平5−46966号公報
ところで、このようなルツボがメーカーから納入される際、一般的にルツボはその開口部が上向きに配置されて通函(ルツボ収納箱)に入った状態で納入される。そして、そのルツボは通函から取り出され、運搬用の台車や運搬用トレーに移載される。従来、この開口部が上向きに配置されたルツボを通函から取り出す作業は作業者の手作業により行っていた。
近年、ルツボは様々な直径のものが用いられ、上記したように特に大型のルツボが用いられるようになってきた。例えば、直径660mmの石英ルツボではその重量は約28kgであり、直径800mmの石英ルツボでは約57kgにもなる。このような大型のルツボを作業者の手作業により通函から取り出すことは困難であり、ケガや腰痛等の危険性のほか、落下等によるルツボ自体の破損等も危惧される。
この作業を、例えば特許文献1に示すようなルツボハンドリング装置を用いて行った場合ではルツボの把持力の制御が難しく、例えば割れやすい石英ルツボを破損させてしまう可能性があり、また1つのルツボハンドリング装置で様々な大きさのルツボに対応できない。また、上記した特許文献2の石英ルツボを搬送する機構ではそもそも上向きのルツボをハンドリングする作業を行うことはできない。
そのため、ルツボを通函から取り出す作業や移載、運搬等の作業を行う際、作業者が1人で安全に、かつルツボを破損することなく、ハンドリングできる装置が必要とされていた。
本発明は前述のような問題に鑑みてなされたもので、様々な大きさのルツボを把持し、その把持力を調整してルツボを破損することなく持ち上げることができ、その作業を1人の作業者で行うことができるルツボハンドリング装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明によれば、直胴部と底部とこれらを繋げるR部を有する、開口部が上向きに配置されたルツボを把持して持ち上げるためのルツボハンドリング装置であって、前記ルツボの直胴部を支持する直胴部支持部材と前記ルツボのR部を支持するR部支持部材と該両支持部材を支持するアーム部材とから成る4本のクランプアームと、前記それぞれのクランプアームの上部を支持しつつ、該クランプアームを前記ルツボに対してエアシリンダにより水平方向に進退動させるクランパー部材と、前記クランプアームを支持した前記クランパー部材を昇降駆動させる上下移動手段とを具備し、前記それぞれのクランプアームを前記クランパー部材のエアシリンダで前記ルツボの方向に平行移動させて前記ルツボの直胴部とR部とを前記直胴部支持部材と前記R部支持部材で支持しながら前記ルツボを把持し、前記上下移動手段で前記ルツボを持ち上げるものであることを特徴とするルツボハンドリング装置が提供される。
このように、前記ルツボの直胴部を支持する直胴部支持部材と前記ルツボのR部を支持するR部支持部材と該両支持部材を支持するアーム部材とから成る4本のクランプアームと、前記それぞれのクランプアームの上部を支持しつつ、該クランプアームを前記ルツボに対してエアシリンダにより水平方向に進退動させるクランパー部材と、前記クランプアームを支持した前記クランパー部材を昇降駆動させる上下移動手段とを具備し、前記それぞれのクランプアームを前記クランパー部材のエアシリンダで前記ルツボの方向に平行移動させて前記ルツボの直胴部とR部とを前記直胴部支持部材と前記R部支持部材で支持しながら前記ルツボを把持し、前記上下移動手段で前記ルツボを持ち上げるものであれば、エアシリンダの圧力を制御して把持力を調整しつつルツボを把持でき、破損することなく持ち上げることができる。また、クランプアームを平行移動させる構造とすることでクランプアームの可動スペースを小さくすることができ、ルツボの周辺に狭いスペースしかない場合でも、その隙間にクランプアームを差し込んでルツボを持ち上げることができる。
このとき、前記直胴部支持部材及び前記R部支持部材が、樹脂製又はゴム製であることが好ましい。
このように、前記直胴部支持部材及び前記R部支持部材が、樹脂製又はゴム製であれば、ルツボを把持して持ち上げる際に、ルツボの破損をより確実に抑制することができるものとなる。
またこのとき、前記クランプアームの平行移動幅が調整可能なものであることが好ましい。
このように、前記クランプアームの平行移動幅が調整可能なものであれば、様々な大きさのルツボ及び通函に対応可能なものとすることができる。
本発明では、ルツボハンドリング装置において、ルツボの直胴部を支持する直胴部支持部材とルツボのR部を支持するR部支持部材と該両支持部材を支持するアーム部材とから成る4本のクランプアームと、前記それぞれのクランプアームの上部を支持しつつ、該クランプアームを前記ルツボに対してエアシリンダにより水平方向に進退動させるクランパー部材と、前記クランプアームを支持した前記クランパー部材を昇降駆動させる上下移動手段とを具備し、前記それぞれのクランプアームを前記クランパー部材のエアシリンダで前記ルツボの方向に平行移動させて前記ルツボの直胴部とR部とを前記直胴部支持部材と前記R部支持部材で支持しながら前記ルツボを把持し、前記上下移動手段で前記ルツボを持ち上げるので、エアシリンダの圧力を制御して把持力を調整しつつルツボを把持でき、破損することなく持ち上げることができる。また、クランプアームを平行移動させる構造とすることでクランプアームの可動スペースを小さくすることができ、ルツボの周辺に狭いスペースしかない場合でも、その隙間にクランプアームを差し込んでルツボを持ち上げることができる。これによって、これらの作業を1人の作業者で行うことができる。
本発明に係るルツボハンドリング装置の一例を示す概略図である。 本発明に係るルツボハンドリング装置の一例を示す側面概略図である。 通函の4隅の隙間に本発明のルツボハンドリング装置のクランプアームを差し入れた様子を示す説明図である。 ルツボを用いた単結晶製造装置を示す概略図である。
以下、本発明について実施の形態を説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
ルツボが納入される際、典型的には開口部が上向きに配置されたルツボが通函等の収納箱に入った状態で納入される。従来、そのルツボを通函から取り出して運搬用の台車や運搬用トレーに移載する作業は作業者の手作業により行っていた。
しかし、近年、大型のルツボが用いられるようになってきており、このような大型のルツボを作業者の手作業により通函から取り出すことは困難であり、ケガや腰痛等の危険性のほか、落下等によるルツボ自体の破損等も危惧される。
そのため、大型のルツボを通函から取り出す作業を行う際、例えば石英ルツボのようなガラス質で破損し易いルツボをハンドリングする場合にも破損することなく、作業者が1人で安全にハンドリングできる装置が必要であった。従来、複数のアームによりルツボを把持して持ち上げる装置が知られていたが、ルツボを通函から取り出す際にはアームをルツボと通函の狭い隙間に差し入れる必要があり、様々な大きさのルツボに対応しつつアームの稼働スペースを小さくする必要があった。
そこで、本発明者はこのような問題を解決すべく鋭意検討を重ねた。その結果、クランプアームでルツボの直胴部とR部を支持するようにすれば、強い圧力を加える必要もなくルツボを破損させずに把持して持ち上げることができ、エアシリンダの圧力でクランプアームを平行移動させるようにすれば、クランプアームの稼働スペースを小さくすることができ、さらにクランプアームの平行移動幅も調整可能にすることができ、様々な大きさのルツボをハンドリングできるルツボハンドリング装置となることに想到し、本発明を完成させた。
図1は本発明に係るルツボハンドリング装置の一例を示す概略図である。
図1に示すように、ルツボハンドリング装置1は4本のクランプアーム2、このクランプアーム2の上部を支持するクランパー部材3、及びこのクランプアーム2を支持したクランパー部材3を昇降駆動させる上下移動手段4とを具備している。
図2に本発明のルツボハンドリング装置1の側面概略図を示す。
図2に示すように、ハンドリングする対象であるルツボ9は、直胴部10と底部11とこれらを繋げるR部12を有しており、開口部13が上向きになるように配置されている。
また、ルツボハンドリング装置1のクランプアーム2は直胴部支持部材5、R部支持部材6、アーム部材7から構成されている。この直胴部支持部材5はルツボ9の直胴部10に当接して支持し、R部支持部材6はルツボ9のR部12に当接して支持するようになっている。このR部支持部材6は、ルツボ9のR部12をより確実に支持するため例えば図2に示すように、R部支持部材6の上部の径が下部の径より小さくなるようなテーパを有した形状とすることができる。また、アーム部材7はこれら両支持部材5、6を支持するようになっている
本発明のルツボハンドリング装置1では、このようなクランプアーム2でルツボ9の直胴部10とR部12とを直胴部支持部材5とR部支持部材6で支持しながらルツボ9を把持するので、強い圧力をかけずとも把持して持ち上げることができ、例えば石英ルツボのようなガラス質で破損し易いものであっても、その破損を抑制することができるものとなっている。
また、それぞれのクランプアーム2はその上部がクランパー部材3によって支持されている。このクランパー部材3にはエアシリンダ8が備えられており、クランプアーム2をルツボ9に対してエアシリンダ8により水平方向に進退動させることができるようになっている。そして、エアシリンダ8による圧力を制御してルツボ9の破損を確実に抑制することができるものとなっている。
そして、それぞれのクランプアーム2をクランパー部材3のエアシリンダ8でルツボ9の方向に平行移動させてルツボ9の直胴部10とR部12とを直胴部支持部材5とR部支持部材6で支持しながらルツボ9を把持し、上下移動手段4でクランパー部材3を上昇させることでルツボ9を持ち上げることができるものとなっている。ここで、上下移動手段4の構造は特に限定されず、ルツボ9を把持したクランプアーム2及びそれを支持するクランパー部材3を持ち上げることができるものであれば良く、例えば図1に示すような作業者がハンドルを操作することで空気圧により軽く持ち上げられるようにしたエア補助機構15を有したものとすることができる。
また、特に限定されることはないが、クランパー部材3を図1に示すように十字型の形状とし、それぞれの先端でクランプアーム2の上部を支持するようにすることができる。このようにすれば、それぞれのクランプアーム2で均一な把持力でルツボ9を支持して持ち上げることができ、ルツボ9の破損をより確実に抑制することができるし、クランパー部材3を強固な構造とすることができ大型の重いルツボ9をハンドリングすることができるようになる。
このように本発明のルツボハンドリング装置1は、上記のようにしてルツボ9を把持して持ち上げるので、ルツボ9の大きさや重さに応じてエアシリンダ8の圧力を制御して把持力を調整しつつルツボ9を把持することができ、その結果、ルツボ9を破損することなく持ち上げることができるものとなっている。また、クランプアーム2を平行移動させるようにすることでクランプアーム2の可動スペースを小さくすることができ、ルツボ9の周辺に狭い隙間しかない場合でも、その隙間にクランプアーム2を差し込んでルツボ9を把持して持ち上げることができるものとなっている。
例えば、開口部13が上向きに配置されたルツボ9を通函から取り出す場合には、図3に示すように、通函14の4隅にある通函14とルツボ9との隙間に4本のクランプアーム2をそれぞれアーム部材7の下部のR部支持部材6がルツボ9のR部12に達する深さまで差し入れる。そして上記のようにしてルツボ9をクランプアーム2で把持して持ち上げることができる。
このような本発明のルツボハンドリング装置1での作業は1人の作業者で簡単に行うことができ、安全である。
このとき、直胴部支持部材5及びR部支持部材6が、例えばMCナイロン等の樹脂製又はウレタンゴム等のゴム製であることが好ましい。
このように、直胴部支持部材5及びR部支持部材6が、樹脂製又はゴム製であれば、ルツボ9を把持して持ち上げる際に、ルツボ9の破損をより確実に抑制することができるとともに、ルツボ9がずり落ちたりすることを抑止できるものとなる。
またこのとき、クランプアーム2の平行移動幅が調整可能なものであることが好ましい。
このように、クランプアーム2の平行移動幅が調整可能なものであれば、様々な大きさのルツボ9及び通函14に対応することができるルツボハンドリング装置とすることができる。
また、クランプアーム2の平行移動幅にリミッターを設け、ルツボ9の大きさに応じてルツボ9に対して移動できる量を制限するようにして、ルツボ9の破損をより確実に防ぐことができるものとすることもできる。
このようにして持ち上げたルツボ9を例えばルツボ運搬用台車やトレー等の所定の場所に移載するために、例えば本発明のルツボハンドリング装置1を取り付けて移動することができる台座を用い、ルツボ9を持ち上げたルツボハンドリング装置1を台座により所定の位置まで移動し、ルツボ9を降ろして把持を解除すればルツボ9を所望の位置に移載することができる。
あるいは、ホイスト等の天井取り付け式のものをルツボハンドリング装置1に取り付けてルツボ9の移載を行うようにすることもできる。
以下、本発明の実施例及び比較例を示して本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
(実施例)
図1に示すような本発明のルツボハンドリング装置を用い、直径560mm、660mm、800mmの石英ルツボを通函から取り出して搬送用台車に移載する作業を行った。ルツボハンドリング装置はそれそれ異なったルツボの直径に対応できるように、クランプアームの平行移動幅が調整可能なものを用いた。
その結果、1人の作業者で全てのルツボを破損することなく通函から取り出して搬送用台車に移載することができた。
このように、本発明のルツボハンドリング装置は、様々な大きさのルツボを把持し、その把持力を調整してルツボを破損することなく持ち上げることができ、その作業を1人の作業者で行うことができることが確認できた。
(比較例)
直径560mm、660mm、800mmの石英ルツボを通函から取り出して搬送用台車に移載する作業を作業者の手作業によって行った。
その結果、直径560mmのルツボは1人の作業者によって移載することができたが、直径660mmのルツボは1人の作業者で移載しようとしたところ途中で落としそうになったため2人作業とした。また、直径800mmのルツボは1人の作業者で移載することはできず、2〜3人の作業者が必要であった。また、これらの作業は作業者にとってルツボ破損等の注意が必要で負担の大きい作業であった。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
すなわち、上記では単結晶製造装置で用いるルツボをハンドリングする場合について述べたが、他の用途で用いられるルツボに対しても直胴部及びR部を有し、開口部が上向きに配置されたルツボであれば、原則としていずれのものにも本発明を適用することができる。
1…ルツボハンドリング装置、2…クランプアーム、3…クランパー部材、
4…上下移動手段、5…直胴部支持部材、6…R部支持部材、
7…アーム部材、8…エアシリンダ、9…ルツボ、10…直胴部、
11…底部、12…R部、13…開口部、14…通函、15…エア補助機構。

Claims (3)

  1. 直胴部と底部とこれらを繋げるR部を有する、開口部が上向きに配置されたルツボを把持して持ち上げるためのルツボハンドリング装置であって、
    前記ルツボの直胴部を支持する直胴部支持部材と前記ルツボのR部を支持するR部支持部材と該両支持部材を支持するアーム部材とから成る4本のクランプアームと、前記それぞれのクランプアームの上部を支持しつつ、該クランプアームを前記ルツボに対してエアシリンダにより水平方向に進退動させるクランパー部材と、前記クランプアームを支持した前記クランパー部材を昇降駆動させる上下移動手段とを具備し、前記それぞれのクランプアームを前記クランパー部材のエアシリンダで前記ルツボの方向に平行移動させて前記ルツボの直胴部とR部とを前記直胴部支持部材と前記R部支持部材で支持しながら前記ルツボを把持し、前記上下移動手段で前記ルツボを持ち上げるものであることを特徴とするルツボハンドリング装置。
  2. 前記直胴部支持部材及び前記R部支持部材が、樹脂製又はゴム製であることを特徴とする請求項1に記載のルツボハンドリング装置。
  3. 前記クランプアームの平行移動幅が調整可能なものであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のルツボハンドリング装置。

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