JP2010171550A - 画像記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
動画中から切出した静止画を記録する場合で、顔が不明な人物を確認できるようにする。
【解決手段】
顔検出装置(20)が動画中の顔を検出する。顔画像保持装置(24)は検出された顔の顔画像データを保持する。顔領域追跡装置(22)は、顔検出できなくなった人物の顔領域を追跡する。静止画の取込み指示に対し、顔領域・画像特定装置(26)は、指示されたフレーム画像に顔領域追跡中の領域がある場合、その顔画像データと顔領域を顔画像保持装置(24)から取り込み、静止画符号化装置(34)に供給する。静止画符号化装置(34)は、指示されたフレーム画像をJPEG符号化し、その所定領域に顔領域・画像特定装置(26)からの情報を埋め込む。
【選択図】 図1

Description

本発明は、動画から静止画を切り出して記録する画像記録装置に関する。
近年、デジタルビデオカメラ又はデジタルスチルカメラ等の電子撮像装置には、被写体像の中から人物(の顔)を検出する機能が実装されたものが商品化されている。
静止画撮影の場合、被写体から顔を検出し、顔領域に対してフォーカスと露出を自動調整することで、被写体たる人物に対して適切な焦点および露出の画像を得ることができる。顔検出技術は、例えば、特許文献1に記載されている。
また、動画撮影では、被写体人物が横や後ろを向いた場合に周辺位置から顔位置を推測する技術が提案されている(特許文献2)。この技術によれば、写体人物が横や後ろを向いた場合にもフォーカス/露出の調整対象を固定でき、その結果、1クリップ内でフォーカス及び露出が急激な変化を起こさないようにすることができる。
特開2002−251380号公報 特開2007−042072号公報
近年の撮像素子の高画素化の流れから、動画記録される画像の解像度が上がり、動画の一部を静止画として切り出す場合でも、利用に耐える静止画を得られるようになってきている。
そのような中で、複数の人物が写っている動画から特定人物の良い表情を静止画として切り出す場合に、他の人物が正面を向いていない事がある。そのような静止画では、後日その静止画を閲覧した場合に、顔が映っていない人物が誰であったか分からないという問題があった。
このような問題は、記録済みの映像から人物の映っているフレームを静止画として記録する場合にも同様に生じうる。
本発明は、このような不都合を解消する画像記録装置を提示することを目的とする。
本発明に係る画像記録装置は、一連のフレーム画像からなる動画から静止画を選択して記録する画像記録装置であって、動画入力手段と、前記動画入力手段により入力される前記動画から人物の顔を検出する顔検出手段と、前記顔検出手段で検出された顔画像データを保持する顔画像保持手段と、前記顔検出手段による顔検出ができなくなった人物の顔領域を追跡する顔領域追跡手段と、記録すべき静止画を記録媒体に記録する記録手段であって、前記記録すべき静止画に映っている人物に対し前記顔領域追跡手段により追跡されている場合に、前記顔検出手段により顔を検出された人物を特定する顔特定情報を前記記録すべき静止画に関連付ける記録手段とを具備することを特徴とする。
本発明では、記録すべき静止画上で顔が不明な場合に、動画中に撮影されている人物の顔を特定する顔特定情報を関連付けるので、正面を向いていない人物の顔を事後的に確認できるようになる。
以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明する。
図1は、本発明に係る画像記録装置の一実施例の概略構成ブロック図を示す。図2は、本実施例を組み込んだビデオカメラの右側面のグリップ側から見た外観斜視図を示し、図3は、左側面の液晶モニタ側から見た外観斜視図を示す。
本体110の右側面の前側にズームスイッチ112が配置される。撮影者は、ズームスイッチ112をW側に移動させることでワイド撮影を指示し、T側に移動させることでテレ撮影を本体110に指示する。前面にレンズユニット114があり、絞りを内蔵し、フォーカス調整機能及びズーム機能を具備する。本体110の右側面のリストストラップ116と本体110との間に手を入れることで、撮影者は、本体110を安定に保持できる。本体110の左側面には、周知のヒンジ機構により液晶モニタ118が本体110に対して回動自在に取り付けられている。
本体110の背面にはビューファインダ120が配置される。ビューファインダ120は、小型液晶表示装置(LCD)と拡大用レンズを内蔵しており、撮影者が目を近づけることによって撮影視野の構図を確認できる。
本体110の背面には更に、動作モードを切り換える操作スイッチを構成するモードダイアル122が配置される。図2及び図3において、右方向に突出した柄の部分を回転させる事により種々の動作モードを選択できる。モードダイアル122では、電源オフ以外に、VTR、CAMERA(カメラ)、PHOTO(写真)又はPROGRESSIV SCAN(プログレッシブスキャン)の動作モードを選択できる。
PHOTOモードは、スチル映像(静止画)を記録するモードである。本実施例で採用する撮像素子は、隣接する2ラインを同時に読み出す通常モードと、1ラインずつ読み出すプログレッシブスキャンモードを選択できる。後者は,通常モードの場合の2倍の水平走査線を有することになり、いわば、通常モードに対する高解像度モードと言える。モードダイアル122のPROGRESSIV SCANは、撮像素子の後者のモードでの動作を指示する。プログレッシブスキャンモードは、動画の1フレーム画を高画質の静止画として切り出すときに使用される。
本体110の背面のポジションロックツマミ124は、モードダイアル122をロックする。これにより、電源オフを含み、動作モードが不用意に変更されないようにする。アンロックツマミ(アンロック部材)126により、モードダイアル122のロックを解除できる。スタート/ストップボタン128により動画記録の開始と停止を指示する。
十字ボタン130、決定ボタン132及びキャンセルボタン134は、メニュー画面等で撮影条件又は動作条件を指定するのに使用される。
本体110の上面に設置される発光ダイオード(LED)136は、その発光/点滅及び色により、本体110の動作及び内部処理を撮影者に視覚的に通知する。
図1を参照して、本実施例の機能要素とその動作を説明する。なお、本実施例の特徴的な動作に直接関係しない他の機能、例えば絞り、シャッタ及び測距システムに関わる機能ブロックは、図1には省略されている。
本実施例の撮像装置10では、撮影レンズ12が、被写体の光学像を撮像素子14に入射し、撮像素子14は、被写体光学像に対応する画像信号を所定レートでカメラ信号処理装置16に出力する。カメラ信号処理装置16は、撮像素子14からの画像信号を一定の標準形式の映像信号に変換し、併せて,ガンマ変換及び色調整等の、ビデオカメラで周知のカメラ信号処理を施す。カメラ信号処理装置16が、一連のフレーム画像からなる動画をフレームメモリ18に供給する。撮像素子14及びカメラ信号処理装置16が、特許請求の範囲の動画入力手段に相当する。
フレームメモリ18は、カメラ信号処理装置16からの映像信号をフレーム画像単位で表示用、顔検出用及び記録用に記憶する。顔検出に要する時間によっては、フレームメモリ18は、複数フレームの画像データを記憶可能である。
フレームメモリ18に新たなフレーム画像が格納されると、顔検出装置20が、そのフレーム画像から人物の顔を検出する。顔検出方法には、公知の種々の顔検出技術を使用しうる。例えば、顔に関する知識(肌色情報、目・鼻・口などのパーツ)を利用する方法と、ニューラルネットに代表される学習アルゴリズムにより顔検出のための識別器を構成する方法などが知られている。認識率向上のためにこれらを組み合わせて顔認識を行なうのが、一般的である。具体的には、特開2002−251380号公報に記載のウェーブレット変換と画像特徴量を利用して顔検出する方法が、使用可能である。
顔検出装置20は、フレーム画像に含まれる各人についての顔の位置、大きさ及び傾き等を顔領域情報として検出する。顔検出装置20は、検出した各顔を識別する顔情報識別値を管理しており、前のフレームで検出された顔情報の近辺で検出された顔情報を同一の顔情報識別値で管理する。すなわち、同一人物として識別する。また、顔検出装置20は、初めて検出された顔情報には新たな顔情報識別値を割り振る。直前のフレームで検出できていた顔の領域情報近辺で顔が検出できなかった場合は、顔が見えない方向を向いたと判断し、顔領域追跡装置22に顔情報識別値、位置情報及び領域情報を通知する。また、顔検出装置20は、検出した顔領域の画像を、位置情報及び領域情報と共に顔画像保持装置24に登録する。
顔領域追跡装置22は、フレームメモリ18のフレーム画像を参照し、パターンマッチング等の既存の追跡技術を使用して、顔領域を追跡する。顔領域追跡装置22は、追跡で検出される顔の位置情報と領域情報を、顔情報識別値と共にフレームごとに顔画像保持装置24に通知する。顔領域追跡装置22はまた、顔を追跡中の人物の顔相当部分を示す領域(追跡対象領域)を示す情報を対象領域特定情報として顔領域・画像特定装置26に供給する。
顔画像保持装置24は、顔情報識別値で識別される人物について、顔領域追跡装置22からの追跡領域情報に従い、管理している座標情報と領域情報を更新する。顔画像保持装置24は、顔情報識別値と関連付けて、顔領域の画像、並びに、顔の位置情報及び領域情報を保持する。図4は、顔画像保持装置24が保持する顔情報の構造例を示す。顔情報は、顔情報識別値24−1、検出/追跡フラグ24−2、顔領域x座標24−3、顔領域y座標24−4、顔領域幅24−5、顔領域高さ24−6、及び顔画像データ24−7から構成される。検出/追跡フラグは、’0’が検出を意味し、’1’が追跡を意味する。また、顔画像データ24−7は、非圧縮の顔画像データからなる。
表示画像生成装置28は、フレームメモリ18に記憶される画像データを表示用にリサイズする。表示画像生成装置28には、顔検出装置20からの顔の位置と領域の情報、及び顔領域追跡装置22から追跡中の顔の位置と領域の情報が供給されている。表示画像生成装置28は、これらの顔の位置及び領域に従う位置で、検出した顔及び追跡中の顔を示す枠画像をリサイズ後のフレーム画像に重畳し、表示装置30に印加する。表示装置30は、図3に示す液晶モニタ118に相当する。表示装置30の画面には、記録ポーズ中及び記録中に、撮影視野内の被写体像が表示される。これにより、撮影対象の構図及び記録中の被写体を視覚的に確認できる。また、顔検出された人物の顔部分及び顔追跡中の人物の顔相当部分には、顔部分を示す枠画像も同時に表示される。これにより、被写体となった人物の顔検出結果と追跡中の人物の顔相当部分を視覚的に確認できる。
顔領域・画像特定装置26は、動画から静止画切り出しを行なう際に、顔画像保持装置24から検出/追跡フラグが立っている顔情報の座標・領域情報及び顔画像データを取得する。
動画符号化装置32は、動画記録時には、フレームメモリ18からのフレーム画像を順次、MPEG2等の動画圧縮符号化方式で圧縮符号化する。他方、詳細は後述するが、静止画符号化装置34は、静止画の切り出し記録モードでは、顔領域・画像特定装置26から指示されるタイミングのフレーム画像をフレームメモリ18から読み込んでJPEG方式で圧縮符号化する。圧縮符号化で得られるJPEGデータに、この静止画に含まれる人物を示す顔画像データ及び画像上での座標と領域を示すデータを付加する。
記録媒体インターフェース36は、動画符号化装置32からの圧縮動画データ(MPEGデータ)及び静止画符号化装置34からの圧縮静止画データ(JPEGデータ)を記録媒体38に記録する。顔が隠れてしまっているような人物が撮影されている場合、顔領域・画像特定装置26からの顔画像データ及び画像上での座標と領域を示すデータをMPEGデータに埋め込むか、又は付加して、記録媒体38に記録しても良い。
記録媒体38は、例えば、ハードディスク、記録可能光ディスク又は半導体メモリ等のランダムアクセス媒体からなる。
システム制御装置40が、ユーザ又は撮影者による操作装置42による操作又は設定、及び動作状態に応じて、以上の各部を制御する。
図5は、撮影映像のフレーム画像例を示す。フレーム画像50−1〜50−5の順に時間が経過しているとする。二人の人物A,Bが撮影視野内に入っており、人物Bが時間の経過とともに、正面から後ろ向きに向きを変更している。
図6は、顔検出と顔追跡の動作フローチャートを示す。図5及び図6を参照して、本実施例の顔検出と顔追跡の動作を説明する。
カメラ信号処理装置16によりフレーム画像50−1がフレームメモリ18に書込まれると、システム制御装置40は図6に示すフローの開始を関係するブロックに指示する。すなわち、顔検出装置20が、フレームメモリ18のフレーム画像50−1に対して顔検出処理を実行する。その結果、人物の顔が1つ以上含まれている場合(S1)、顔検出装置20は、直前フレームの顔検出結果を確認する(S2)。フレーム画像50−1の例では、二人の人物A,Bの顔が検出されるので、ステップS2に進む。
ステップS2では、直前のフレームの顔検出結果と今回の顔検出結果を照合し、今回、検出された顔の近傍領域に直前のフレームでも顔が検出されているかどうかを確認する。直前のフレームでも近傍領域に顔が検出されている場合、初めて検出する顔として新たな顔情報識別値(顔ID)を割り当てる(S3)。そして、顔画像保持装置24に対し、顔情報識別値と顔画像データを登録要求する(S4)。他方、直前のフレームでも近傍領域に顔が検出されていない場合には、顔画像保持装置24に対し、同一の顔情報識別値で管理されている顔情報を、ステップS1で検出された顔画像データと顔領域で更新するように要求する(S4)。
図5に示す例では、フレーム画像50−1は先頭フレームであり、直前のフレームが存在しないことから、人物A,Bの顔画像に対して互いに異なる顔情報識別値、例えば,’1’と’2’が割り当てられる。そして、顔画像保持装置24は、フレーム画像50−1から得られる人物A,Bの顔画像データと座標/領域情報を、顔情報識別値の下で保持する。検出/追跡フラグ24−2は、人物A,Bの何れに対しても、’0’(検出)がセットされる。
ここまでで、検出された顔情報に対する顔情報の更新が完了する。続いて、新規な追跡対象かどうかを判定する。すなわち、直前のフレーム上で顔検出された近傍で今回のフレームでも顔を検出されたかどうかを確認する(S5)。今回のフレームで顔が検出されていない場合、たまたま顔検出に失敗しているか、その人物は横を向いた可能性が高いので、追跡対象とする。撮像装置とその人物との間にたまたま遮蔽物(移動する車等)が入った可能性もある。顔検出装置20は、このような追跡対象とすべき全ての顔についてその顔識別情報を、顔追跡対象として顔領域追跡装置22に通知する。顔領域追跡装置22は、顔検出装置20から通知された顔情報識別値で特定される顔を顔追跡対象として登録する(S6)。この登録により、顔領域追跡装置22は、所定の追跡アルゴリズムで、顔検出処理とは独立に、フレームメモリ18のフレーム画像を参照して顔領域を追跡する(S7)。そして、顔領域追跡装置22は、追跡結果を顔画像保持装置24に通知する(S8)。
フレーム画像50−1は先頭フレームなので、顔領域追跡対象として未登録であり、顔追跡処理(S7)は、実質的には実行されない。
フレーム画像50−2に対する顔検出と追跡処理は、以下のようになる。すなわち、フレームメモリ18にフレーム画像50−2が書き込まれると、顔検出装置20がフレーム画像50−2に対して顔検出処理を実行する(S1)。フレーム画像50−2では、人物Aの顔は検出されるは、人物Bは横向きであり、その顔は検出されない。人物Aの顔が検出されたので、ステップS2に進む。
ステップS2では、フレーム画像50−2で検出された顔(人物A)に対し、直前のフレーム画像50−1でも近傍に顔が検出されている。従って、新たな顔情報識別値が割り当てられることはない。フレーム画像50−2で検出された人物A(顔情報識別値=1)に対し、顔画像保持装置24に顔画像と座標/領域の更新を要求する(S4)。
フレーム画像50−2では、フレーム画像50−1で顔検出された人物Bの顔の近傍で顔が検出されないので(S5)、顔情報識別値=2で特定される顔が顔追跡対象となる(S6)。顔領域追跡装置22は、顔情報識別値=2に対して顔追跡処理を実行する(S7)。具体的には、直前のフレーム画像50−1で検出された顔領域から所定の近傍領域で、パターンマッチング処理により顔画像に類似する領域を抽出し、顔追跡領域として設定し、追跡を実行する。
顔領域追跡装置22は、顔画像保持装置24が管理する顔情報識別値=2の顔情報で、顔領域を特定するための情報を顔追跡領域の情報で更新する(S8)。具体的には、顔領域x座標24−3、顔領域y座標24−4、顔領域幅24−5、顔領域高さ24−6が追跡領域に応じて更新され、検出/追跡フラグ24−2が、追跡を意味する’1’に更新される。このとき、顔画像データ24−7は更新されず、最後に顔検出されたときの顔画像が保持され続ける。
動画中から静止画を切り出す処理を説明する。図7はその動作フローチャートを示す。
操作装置42の静止画記録を指示する撮影者の指示に応じて(S11)、システム制御装置40は、静止画符号化装置34にフレームメモリ18のフレーム画像の符号化を指示する(S12)。この指示に応じて、静止画符号化装置34は、フレームメモリ18の現在のフレーム画像をJPEG方式で符号化する。撮影者の指示が一般に遅れがちであることを考慮すると、撮影者の指示から一定時間前のフレーム画像を静止画記録の対象としてもよい。また、複数のフレーム画像を静止画記録の対象としてもよい。
顔領域・画像特定装置26は、顔画像保持装置24に問い合わせて、符号化したフレーム画像に対して顔追跡領域が設定されているかどうかを確認する(S13)。例えば、フレーム画像50−5が静止画記録の対象となった場合、人物Bに対して、先に説明した手順で顔追跡領域が設定され、顔領域追跡装置22が、人物Bの顔部分を追跡している。
フレーム画像50−5の場合、顔画像保持装置24には、2つの顔情報が登録されている。人物Aの顔情報(顔情報識別値=1)では、検出/追跡フラグ24−2が’0’であり、人物Bの顔情報(顔情報識別値=2)では、検出/追跡フラグ24−2が’1’である。検出/追跡フラグ24−2が’1’の場合、顔領域x座標24−3、顔領域y座標24−4、顔領域幅24−5及び顔領域高さ24−6で特定される顔領域が、顔追跡領域を示す。
顔領域・画像特定装置26は顔画像保持装置24から検出/追跡フラグ24−2が’1’である顔情報の顔領域情報で顔追跡領域を特定し(S14)、その顔画像データを取得する(S15)。顔追跡領域は、先に説明したように、顔領域x座標24−3、顔領域y座標24−4、顔領域幅24−5及び顔領域高さ24−6により規定される。
顔領域・画像特定装置26は取得した顔追跡領域情報と顔画像データを顔特定情報として静止画符号化装置34に供給する。静止画符号化装置34は、この顔特定情報情報をJPEGデータに付加して、JPEGファイルを生成する(S16)。記録媒体インターフェース36は、生成されたJPEGファイルを記録媒体38に記録する(S17)。
静止画記録対象のフレーム画像に顔追跡領域がない場合(S13)、記録媒体インターフェース36は、ステップS12で生成されたJPEGデータからなるJEPGファイルを記録媒体38に記録する(S17)。
図8は、JPEGデータのフォーマットを示す。JPEGフォーマットは、圧縮データの開始を示すSOIから始まり、圧縮データの終了を示すEOIで終了する。アプリケーションデータセグメントAPP0〜APP15がJPEGの拡張用に準備されている。また、量子化テーブルDQT、ハフマンテーブルDHT、フレームヘッダSOF、スキャンヘッダSOS及び圧縮データは、本実施例の特徴的な動作とは関係しないので、説明を省略する。
顔情報の登録には、アプリケーションデータセグメントAPP0〜APP15を使用する。アプリケーションデータセグメントAPP0−APP2は、それぞれJFIF、Exif拡張情報及びFlashPix(商標)用に予約されている。図9は、アプリケーションデータセグメント3−15への顔情報の登録例であり、マーカ識別子(0xFF)とアプリケーションマーカ(0xE3-F)から始まる。顔追跡領域x座標62−3、顔追跡領域y座標62−4、顔追跡領域幅62−5、及び顔追跡領域高さ62−6には、追跡領域特定処理S14で取得した顔領域x座標24−3、顔領域y座標24−4、顔領域幅24−5及び顔領域高さ24−6がそれぞれ登録される。また、画像の幅62−7及び画像の高さ62−8には、顔情報取得処理(S15)で取得した顔画像データ24−7の幅と高さが登録される。顔画像データ24−7を静止画符号化装置34で符号化して得られる圧縮顔画像データを圧縮データ62−9に登録する。このようにして、動画から切り出した静止画のアプリケーションデータセグメントに、顔を追跡している人物の顔画像を登録できる。
このようにして静止画を記録することで、動画から切出した静止画中に正面を向いていない人物が写っている場合に、その人物を判別可能な顔画像を関連づけて記録することができる。これにより、後日、その静止画を再生した場合に、その正面を向いていない人物を容易に識別できる。
動画記録の説明を省略したが、上述の静止画の切り出しを動画記録中に並列に実行してもよいことは明らかである。勿論、動画記録する予定の無い撮像素子14からの画像信号の1フレームを所望のタイミングで静止画として記録する場合にも、適用できる。
また、本実施例から動画符号化装置32を除外することで、デジタルスチルカメラとして構成することができる。この場合、電源オン後またはシャッタレリーズの半押し操作後の、撮影準備中(シャッタチャンス待ち)の状態で、上述のように、撮影視野内の人物の顔を追跡し、顔画像データを保持する。シャッタレリーズの全押し操作に応じて静止画を取り込む。そして、取込まれた静止画像に顔が不明な人物が写る場合、上述の実施例と同様の処理で当該人物の顔画像データを特定して当該静止画像に付加したものを記録媒体に記録する。
上記実施例では、顔画像保持装置24は、顔画像を見失う直前の顔画像データを保持することになる。これに対し、顔画像保持装置24を、同一人物に対して検出される顔画像データを逐次的に比較し、最も正面に近い顔画像データを、静止画への付加用に保持するようにしてもよい。これにより、静止画に付加した顔画像は、最も正面を向いた、人物を判別しやすいものとなる。より正面に近い画像かどうかは、例えば,2つの目の間隔、顔画像の面積、又は顔画像の横幅等を指標とすることで、容易に判別できる。
撮像素子14及びカメラ信号処理装置16の部分を他の映像ソースからの映像信号を取り込む手段に変更しても、同様の作用効果を得ることができる。図10は、外部の映像ソースからの映像信号から静止画を切出して記録する画像記録装置の実施例の概略構成ブロック図を示す。図1と同じ作用を奏する要素には同じ符号を付してある。
図10に示す画像記録装置210では、映像取込み装置214が、外部の映像ソースからの映像情報を取込む。本実施例では、映像取込み装置214は、例えば、デジタル放送され録画された映像情報を再生する手段又はデジタル放送を受信する手段であり、MPE2−TS形式の圧縮映像データを復号化装置216に出力する。復号化装置216は、映像取込み装置214からの圧縮映像データを復号化し、各フレームの画像データを順次、フレームメモリ18に書き込んでいく。
フレームメモリ18以降の動作は、実施例1のフレームメモリ18以降の動作と同じであるので、これ以上の説明を省略する。復号化装置216で復号化された映像データを記録媒体38に記録しないので、動画符号化装置32は省略されている。映像取込み装置214で取り込んだ映像信号を録画する場合には、勿論、動画符号化装置32を設ければよい。
実施例1、2では、切出した静止画で、顔が見えない人物の顔画像データを静止画ファイルに埋め込んだ。しかし、この方法では、顔画像データを埋め込む領域の容量に制限があるので、顔が見えない人物が増えると、対応できなくなる。この問題を解決するには、顔画像データを別ファイル化してもよい。別の解決法として、通信手段を介してアクセス可能なサーバに顔画像データをアップロードしておき、そのサーバに保存された顔画像データにアクセスするための記録位置情報(パス)を静止画に埋め込むか、関連付けてもよい。
図11は、そのように図1に示す実施例を変更した構成の概略構成ブロック図を示す。図11に示す撮像装置10aには、通信装置44が追加されている。顔画像保持装置24aは、適宜に、保持する顔画像情報を通信装置44を介して顔画像サーバ46にFTP(File Transfer Protocol)等を使ってアップロードし、顔画像サーバ46から顔情報をダウンロードする。
図12は、本実施例により静止画記録動作のフローチャートを示す。ステップS11〜S14は、図7と同じである。図7のステップS15の代わりに、顔画像保持装置24aは、顔追跡領域に関連付けられた顔情報を、通信装置44を介して顔画像サーバ46にアップロードし(S15a)。そして、顔画像サーバ46上でのパスを取得し、顔画像へのパスと、顔領域の情報(座標値と幅、高さ)を顔領域・画像特定装置26aに供給する。顔領域・画像特定装置26aは、顔画像データの代わりにパスを静止画符号化装置34の所定エリアに埋め込ませる(S16a)。
このように、顔画像データの代わりに顔画像サーバ上のパスが埋め込まれたJPEGファイルが、記録媒体38に記録される(S17)。
本実施例では、顔画像データ(の圧縮データ)の代わりに顔画像サーバのパスを埋め込むので、正面を向いていない人物が複数人、又はより多くなっても、対応可能であり、静止画ファイルサイズの肥大化を防止できる。
本発明の第1実施例の概略構成ブロック図である。 本実施例の外観斜視図である。 本実施例の別の方向から見た外観斜視図である。 顔情報の構成例を示す図である。 映像例である。 顔検出と追跡の動作フローチャートである。 静止画記録動作のフローチャートである。 静止画ファイルのフォーマット例の説明図である。 顔領域情報フォーマット例の説明図である。 第2実施例の概略構成ブロック図である。 第3実施例の概略構成ブロック図である。 図11に示す実施例の静止画記録動作のフローチャートである。
10,10a:撮像装置
12:撮影レンズ
14:撮像素子
16:カメラ信号処理回路
18:フレームメモリ
20:顔検出装置
22:顔領域追跡装置
24,24a:顔画像保持装置
26,26a:顔領域・画像特定装置
28:表示画像生成装置
30:表示装置
32:動画符号化装置
34:静止画符号化装置
36:記録媒体インターフェース
38:記録媒体
40:システム制御装置
44:通信装置
46:顔画像サーバ
110:本体
112:ズームスイッチ
114:レンズユニット
116:リストストラップ
118:液晶モニタ
120:ビューファインダ
122:モードダイアル
124:ポジションロックツマミ
126:アンロックツマミ(アンロック部材)
128:スタート/ストップボタン
130:十字ボタン
132:決定ボタン
134:キャンセルボタン
136:発光ダイオード(LED)
210:画像記録装置
214:映像取込み装置
216:復号化装置
218:フレームメモリ

Claims (5)

  1. 一連のフレーム画像からなる動画から静止画を選択して記録する画像記録装置であって、
    動画入力手段と、
    前記動画入力手段により入力される前記動画から人物の顔を検出する顔検出手段と、
    前記顔検出手段で検出された顔画像データを保持する顔画像保持手段と、
    前記顔検出手段による顔検出ができなくなった人物の顔領域を追跡する顔領域追跡手段と、
    記録すべき静止画を記録媒体に記録する記録手段であって、前記記録すべき静止画に映っている人物に対し前記顔領域追跡手段により追跡されている場合に、前記顔検出手段により顔を検出された人物を特定する顔特定情報を前記記録すべき静止画に関連付ける記録手段
    とを具備することを特徴とする画像記録装置。
  2. 前記顔画像保持手段は、人物ごとに異なる識別値を割り当てて前記顔画像データを保持することを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  3. 前記記録手段は、前記記録すべき静止画をJPEG方式で圧縮する静止画符号化手段を具備し、顔特定情報をJPEGフォーマットのアプリケーションデータセグメントに記録することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像記録装置。
  4. 前記動画入力手段が、光学像を画像信号に変換する撮像手段と、前記撮像手段からの画像信号から前記動画を生成する手段とを具備することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像記録装置。
  5. 更に、顔画像サーバと通信する通信手段を具備し、
    前記記録手段は、前記特定情報として前記顔画像サーバに保存された顔画像データの記録位置情報を前記記録すべき静止画に関連付ける
    ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像記録装置。
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