JP2010168768A - ラック間通路遮へい構造 - Google Patents

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常雄 植草
Manabu Kinoshita
学 木下
Naoki Ishitani
直樹 石谷
Makoto Takahashi
誠 高橋
Hiroshi Doi
博 土肥
Jun Kondo
潤 近藤
Yakotake Hashimoto
弥古武 橋本
Tomohiro Katayama
友広 片山
Masaki Shinozaki
正樹 篠崎
Keisuke Mitamura
恵介 三田村
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Abstract

【課題】ラックが配置される施設の天井に設置された機器の点検・保守作業性にすぐれ、かつ天井パネルの保守性に優れたラック間通路遮へい構造に関する技術を提供すること。
【解決手段】複数のラック1からなるラック列を対向配置し、該ラック列間に形成されるラック間通路に、天井部2と入口扉部4と該入口扉部に対応する位置に配置された背面部を設けて形成されたラック間通路遮へい構造であって、該入口扉部4は、扉の外枠を形成する外枠フレーム5と、該外枠フレーム間の対向位置に架橋された中間フレーム6と、扉パネルユニットから構成され、該扉パネルユニットを構成する各扉パネルユニット部材7は、その少なくとも一辺を中間フレーム6によって分割される。
【選択図】図1

Description

本発明は複数のラックをラック列として対向配置し、該ラック列間に設けられた空間を閉空間とする天井部と入口扉部と該入口扉部に対応する位置に配置された背面部を有するラック間通路遮へい構造に関するものである。
近年、企業のIT利用の急激な増加に伴って、ITの電力問題が顕在化している。特に、サーバールーム・データセンターの熱対策に伴う電力消費量が深刻化しつつある。データセンター全体の電力コストの内訳を見ると、サーバーを冷却するための空調コストが、IT機器の電力コストと同じくらいの比率を占めている。すなわち、ITの電力問題解消のためには、サーバー自体の省電力化と共に、空調効率の改善が求められている。
サーバーの冷却効率を向上する技術としては、例えば、図6に示すように、複数のラック1を、冷却空気吸入口が対峙するように向かい合わせ2列に配置し、更に当該ラック列間に形成される空間の上部に天井部を設け、空間の前面および背面に扉や壁を設け、対面したラック列間に密閉空間を形成し、さらに床部3に設けた冷気吹き出し口から冷気を吹き出す構造が知られている(特許文献1)。当該密閉空間の出入口として、少なくとも空間の前面部は扉部4として構成されている。従来、該扉部4には、一枚構成からなる部材、特に透明部材を配置して良好な視認性を確保することが一般的であった。
しかし、実際には該扉部に関して、顧客ごとに様々な需要があり、例えば、良好な視認性は確保しつつ扉に電子錠を取り付けたい、サーバー増強等の搬入作業時に台車が接触しやすい下部をアルミ製としたい、等々の要望がある。これらの要望にそれぞれ個別に対応して扉部を作製することは、手間であり、コスト面からも好ましくない、という問題があった。
特開2004−184070号公報
本発明の目的は前記問題を解決し、上記ラック間通路遮へい構造の入口扉部に関する顧客ごとの様々な需要に対し、低コストかつ容易に対応可能とする技術を提供することである。
上記課題を解決するためになされた本発明のラック間通路遮へい構造は、複数のラックからなるラック列を対向配置し、該ラック列間に形成されるラック間通路に、天井部と入口扉部と該入口扉部に対応する位置に配置された背面部を設けて形成されたラック間通路遮へい構造であって、該入口扉部は、扉の外枠を形成する外枠フレームと、該外枠フレーム間の対向位置に、着脱可能に架橋された中間フレームと、扉パネルユニットから構成され、該扉パネルユニットを構成する各扉パネルユニット部材は、その少なくとも一辺を中間フレームによって分割されることを特徴とするものである。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のラック間通路遮へい構造において、複数の中間フレームが架橋されていることを特徴とするものである。
本発明のラック間通路遮へい構造では、入口扉部を、扉の外枠を形成する外枠フレームと、該外枠フレーム間の対向位置に、着脱可能に架橋された中間フレームと、扉パネルユニットから構成し、該扉パネルユニットを構成する各扉パネルユニット部材は、その少なくとも一辺を中間フレームによって分割される構造とした。該構造によれば、予め汎用品として製造された外枠フレームと中間フレームと各種材質の扉パネルユニット部分との適宜な組み合わせにより、入口扉部に関する様々な需要に対し、低コストかつ容易に対応することができる。また、中間フレームを着脱可能な構造としたことにより、扉部設置後に新たな需要が生じた場合にも、扉部の構成を容易に変更することができる。
請求項2記載の発明によれば、外枠フレームに複数の中間フレームを架橋したフレーム内に、該扉パネルユニットを組み込むことにより、顧客の需要に細かくセミオーダーメイド・レベルの対応が可能となる。
本発明の実施形態1の全体説明図である。 本発明の実施形態2の全体説明図である。 本発明の実施形態3の全体説明図である。 本発明の実施形態2の扉部の断面を示す斜視図である。 図4の拡大斜視図である。 従来技術の説明図である。
以下に本発明の好ましい実施形態を示す。
図1〜3は、各々実施形態1〜3の全体説明図を示し、図1〜3において、1はラック、2天井部、4は入口扉部、5は外枠フレーム、6は中間フレーム、7は扉パネルユニット部材であり、入口扉部4が閉じた状態を示している。また、入口扉部4に対応する位置に配置された図示しない背面部は入口と同様に扉部を備えたものとしてもよいし、扉を有しない壁面としてもよい。
(実施形態1)
実施形態1では、外枠フレーム5の幅方向に渡って、1本の中間フレーム6が架橋されている。中間フレーム6の固定手段は、特に限定されないが、例えば外枠フレームに所定間隔のピッチで形成されたねじ穴にねじ固定する方法や、ワンタッチ固定具で固定する方法がある。該中間フレーム6は、着脱可能な構造を有している。これにより、扉部設置後に新たな需要が生じた場合にも、扉部の構成を容易に変更することを可能としている。
扉パネルユニット部材7には、透明パネルやアルミパネルが採用されるが、この他にも、難燃パネルや不燃パネル、意匠性をもったパネルとしてもよい。扉パネルユニット部材7は、外枠フレーム5に中間フレーム6を架橋して形成されるパネル取り付け枠に取り付け可能なサイズに予め加工されている。
パネルの取り付け構造は、着脱可能な構造を有しており、当該構造により、事後的な機能追加や扉パネル交換の需要が生じた場合であっても、該当部分のパネル部材だけを簡単な作業で交換することができる。
図1に示す実施形態1では、外枠フレーム5の下部1/3付近で、幅方向に渡って中間フレーム6を架橋し、外枠フレーム5を上部・下部に2分割している。本実施形態では、上部の扉パネルユニット部材7として透明パネルを採用し、下部の扉パネルユニット部材7としてアルミパネルを採用している。このように、扉パネルユニット部材7は、その少なくとも一辺を中間フレームによって分割して支持される。例えば、扉部4の下部1/3をアルミ部材とすることにより、サーバー増強作業時に機器搬入用台車が該扉部4に衝突したとしても、扉パネル損傷の問題を防止することができる。
(実施形態2)
図2に示す実施形態2では、外枠フレーム5の上部1/3と下部1/3付近に中間フレーム6を2本架橋し、外枠フレーム5を上部・中部・下部に3分割している。本実施形態では、上部と下部の扉パネルユニット部材7として透明パネルを採用し、中部の扉パネルユニット部材7としてアルミパネルを採用している。例えば、中部の扉パネルユニット部材7の表面側に電子錠のテンキー装置を取り付け、外枠フレーム内部に鎖錠装置のラッチを埋設する。このように、扉部4の中部を非透明な鋼材である鉄、アルミ等の鋼材とすることにより、当該部分に電子錠等を取り付けた際に取付箇所や構造物や配線がわからないので、有効なセキュリティー対策とすることができる。図4は扉部4の断面を示す斜視図であり、図5は図4の拡大斜視図である。このように扉パネルユニット部材7は、その少なくとも一辺を中間フレーム6によって分割して支持されるものである。なお、前記説明では扉部4の中部の非透明な鋼材に取り付けた構造物を電子錠で説明したが機械式錠でもよく、錠装置に限らず、表示装置や操作装置などのようなものでもよい。
(実施形態3)
その他、図3に示す実施形態3のように、外枠フレーム5の長手方向に渡って、1本の中間フレーム6が架橋し、外枠フレーム5を左右に2分割することも可能である。
1ラック
2天井部
3床部
4扉部
5外枠フレーム
6中間フレーム
7扉パネルユニット部材

Claims (2)

  1. 複数のラックからなるラック列を対向配置し、該ラック列間に形成されるラック間通路に、天井部と入口扉部と該入口扉部に対応する位置に配置された背面部を設けて形成されたラック間通路遮へい構造であって、
    該入口扉部は、扉の外枠を形成する外枠フレームと、該外枠フレーム間の対向位置に、着脱可能に架橋された中間フレームと、扉パネルユニットから構成され、
    該扉パネルユニットを構成する各扉パネルユニット部材は、その少なくとも一辺を中間フレームによって分割されることを特徴とするラック間通路遮へい構造。
  2. 複数の中間フレームが架橋されていることを特徴とする請求項1記載のラック間通路遮へい構造。
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