JP2010167187A - 噴霧装置を備えた遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】屋内の人にとってわずらわしくなく、屋内空気から微粒子を除去または人体に害のないように浄化することができる噴霧装置を備えた遊技機を提供する。
【解決手段】水分を霧状にして外部に噴霧する噴霧手段14と、人が噴霧手段の近辺に存在することを検知する人体検知手段12と、噴霧手段を制御する制御手段15と、を備え、制御手段15は、人体検知手段12によって噴霧手段14の近辺に人を検知しないときは、所定の時間間隔で噴霧手段14を動作させて、外部に噴霧し、人体検知手段12によって噴霧手段14の近辺に人が検知されたときは、噴霧手段14の動作を停止する。
【選択図】図1

Description

本発明は、噴霧装置を備えた遊技機に関し、特に霧状の水分を噴霧する噴霧装置を備えた遊技機に関するものである。
大気中には多くの浮遊物質が存在しており、住宅の密閉率上昇に伴い、壁面結露によるカビ汚染、あるいはタバコなどの臭気といった課題が浮上している。また、冬場のインフルエンザの流行や、ハウスダストや花粉などのアレルギー疾患の増加、建材から微量放散される揮発性化学物質による健康被害など、我々の人体に関わる問題も懸念されている。
そこで、室内の浮遊物質を除去するための技術として、電解水を微細な液滴として空間に放出して浮遊物質を除去する技術(例えば、非特許文献1等参照)が考えられており、また、室内の臭いを消すために、静電微粒子水を空間に噴出する技術(例えば、非特許文献2参照)が考えられている。
また、パチンコホール等の遊技場においては、臭いの問題を解決することが重要な課題となっている。遊技場では、多くの利用者が集まり、遊技を楽しんでいるが、中には、遊技中に喫煙を継続して行う利用者も少なくない。それにより、臭いが充満することにより、快適に遊技を楽しむことができなくなる可能性があり、結果として遊技場の利用者の数を減少させてしまうことがある。
そこで、遊技場等で発生する臭いに応じて香料を噴霧する装置とそれを備えた遊技機が考えられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−7006号公報
鈴木大輔他著、「霧状電解水を用いた空気浄化技術」、SANYO TECHNICAL REVIEW VOL.37,NO.2 MAR.2006,84頁−91頁 山内俊幸他著、「静電微粒子水を利用した家電機器の開発」、J.Aerosol Res.,22(1),5−10(2007)
しかしながら、特許文献1での芳香装置では、香料を噴霧することにより、屋内の悪臭をよい臭いで取り除くという方法を用いているので、タバコによる悪い臭いの原因となる微粒子を取り除くものではなく、そのタバコ等からの人体にあまりよくない微粒子も人が吸い込んでしまう可能性があり、屋内空気を浄化することが困難であるという問題点があった。
また、パチンコ機等の遊技機は、多くの電子部品が用いられており、空気中のちりや微粒子によって、電子部品のショートや故障が起こる可能性もある。
さらに、非特許文献1及び非特許文献2で示された装置では、人がそれらの装置の近辺にいようといまいが関係なく、噴霧するものである。そのため、人がそれらの装置の近辺にいるときに噴霧されたときに、人にとって、その霧がわずらわしくなるという可能性があるという問題点があった。
本発明の目的は、上記課題に鑑み、屋内の人にとってわずらわしくなく、屋内空気から微粒子を除去または人体に害のないように浄化することができる噴霧装置を備えた遊技機を提供することにある。
本発明に係る噴霧装置を備えた遊技機は、上記の目的を達成するために、次のように構成される。
第1の噴霧装置を備えた遊技機(請求項1に対応)は、水分を霧状にして外部に噴霧する噴霧手段と、人が噴霧手段の近辺に存在することを検知する人体検知手段と、噴霧手段を制御する制御手段と、を備え、制御手段は、人体検知手段によって噴霧手段の近辺に人を検知しないときは、所定の時間間隔で噴霧手段を動作させて、外部に噴霧し、人体検知手段によって噴霧手段の近辺に人が検知されたときは、噴霧手段の動作を停止することを特徴とする。
第2の噴霧装置を備えた遊技機(請求項2に対応)は、上記の構成において、好ましくは、所定の時間間隔を設定する入力手段を備えたことを特徴とする。
第3の噴霧装置を備えた遊技機(請求項3に対応)は、上記の構成において、好ましくは、霧状の水分は、霧状電解水であることを特徴とする。
第4の噴霧装置を備えた遊技機(請求項4に対応)は、上記の構成において、好ましくは、霧状の水分は、静電微粒子水であることを特徴とする。
本発明によれば、水分を霧状にして外部に噴霧する噴霧手段と、人が噴霧手段の近辺に存在することを検知する人体検知手段と、噴霧手段を制御する制御手段と、を備え、制御手段は、人体検知手段によって噴霧手段の近辺に人を検知しないときは、所定の時間間隔で噴霧手段を動作させて、外部に噴霧し、人体検知手段によって噴霧手段の近辺に人が検知されたときは、噴霧手段の動作を停止するため、人にとってわずらわしくなく、噴霧した霧状の水分によって、屋内空気中の微粒子を除去し、または、人体に無害であるように浄化することができる。また、屋内空気中のちり等の微粒子を除去するので、パチンコ機等の遊技機に用いられている電子部品のショートや故障が起こる可能性を低減することができる。
本発明の第1実施形態に係る噴霧装置を備えた遊技機(パチンコ機)の外観を概略的に示した斜視図であり(a)、遊技機を分解した場合の外観を概略的に示した分解斜視図である(b)。 本発明の第1実施形態に係る噴霧装置を備えた遊技機の噴霧装置の全体構成図である。 本発明の第1実施形態に係る噴霧装置を備えた遊技機の噴霧装置の内部構造を示した図である。 本発明の第1実施形態に係る噴霧装置を備えた遊技機の噴霧装置の制御装置を示すブロック構成図である。 本発明の第1実施形態に係る噴霧装置を備えた遊技機の噴霧装置の動作を説明するフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る噴霧装置を備えた遊技機の噴霧装置の内部構造を示した図である。 本発明の第2実施形態に係る噴霧装置を備えた遊技機の噴霧装置の制御装置を示すブロック構成図である。 本発明の第3実施形態に係る噴霧装を備えた遊技機の噴霧装置の内部構造を示した図である。 本発明の第3実施形態に係る噴霧装置を備えた遊技機の噴霧装置の制御装置を示すブロック構成図である。 本発明の第3実施形態に係る噴霧装置を備えた遊技機の噴霧装置の動作を説明するフローチャートである。
以下、図面を用いて本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1(a)は、本発明の第1実施形態に係る噴霧装置を備えた遊技機(パチンコ機)の外観を概略的に示した斜視図である。また、図1(b)は、遊技機を分解した場合の外観を概略的に示した分解斜視図である。
図1(a)において、パチンコ機1は、遊技場の遊技島に取り付けられる機枠1aと、機枠1aの前面に支持部1bによって回動可能に軸支された内枠1cと、内枠1cの前面に支持部1bによって回動可能に軸支されたフロント扉1dとを有し、機枠1aの下側部分には、遊技球を収容するための受皿1eと、遊技球を打ち出すためのハンドル1f等が設けられている。また、機枠1aの上部には、噴霧装置10を備えている。
遊技場では通常、施錠部(図示省略)を介して内枠1cとフロント扉1dが機枠1aに対して施錠され、遊技機の管理者がメンテナンス等を行うために解錠した場合に限って、内枠1cとフロント扉1dを機枠1aから前面へ回動させて開くことができるようになっている。
更に、図1(b)の分解斜視図にて示すように、フロント扉1dには透明なガラス板1gが固着され、そのガラス板1gを介して遊技者が内枠1cに設けられている遊技盤1hを見ることができるようになっている。フロント扉1dと遊技盤1hの構造についての詳細な説明は省略するが、フロント扉1dの両側部分と上部には、視覚効果と音響効果を高めるための演出用のランプとスピーカ等が設けられており、遊技盤1hの盤面には、複数の入賞口、多数の遊技釘、視覚効果を高めるための演出用のランプや液晶表示パネル、ハンドル1fによって打ち出される遊技球を遊技盤1hの盤面上方へ案内するためのガイドレール等が設けられている。
内枠1cの背面、別言すれば遊技盤1hの背面には、パチンコ機1における遊技動作を全体的に集中制御等する主制御基板を収容した基板ケースと、上述の視覚効果と音響効果を高めるために演出用のランプや液晶表示パネル、スピーカを制御する演出用制御基板を収容した基板ケースが取り付けられている。また、主制御基板を収容した基板ケースと、演出用制御基板を収容した基板ケースの他、遊技機1内に設けられている電源装置や遊技球を配給するための機構等を制御するための各種制御基板を収容した基板ケースも遊技盤1hの背面に取り付けられている。
そして、図1(a)に示したように、内枠1cとフロント扉1dが機枠1aに対して施錠されると、それらの基板ケースは遊技機1内に収容され、外部から見ることができないようになっている。
噴霧装置10は、噴霧口11と、人体検知センサ12と、入力装置13を備えており、入力装置13によって、噴霧口11から霧状の水分を放出する時間間隔を設定することができるようになっている。この噴霧装置10は、パチンコ機1を利用している人がいないときには、人体検知センサ12により人の検出がなされないので、そのときに動作し、設定した時間間隔で噴霧口11から霧状の水分を放出する。そして、放出された霧状の水分が空気中のタバコ等からの微粒子に付着し、その重量によって微粒子を床に落下させ、空気を浄化する。また、パチンコ機1を利用している人がいるときは、人体検知センサ12によって、人がいることを検出し、噴霧装置10の噴霧口11からの霧状の水分の噴霧を停止する。それによって、利用者が水分の影響を受けなく、霧にわずらわされることなく快適にパチンコをすることができる。
図2は、本発明の第1実施形態に係る噴霧装置の全体構成図である。また、図3は、本発明の第1実施形態に係る噴霧装置の内部構造を示した図である。噴霧装置10は、噴霧器14と人体検知センサ12と制御装置15とエアコンプレッサ16から構成されている。人体検知センサ12は、焦電素子などの人体から発せられる赤外線を検知することにより人がいることを検知するセンサであり、噴霧器14の前部にセンサ部を下方に向けて取り付けられている。人体検知センサ12は、その下方に人がいるか否かを検知する。すなわち、パチンコ機を利用している人がいるか否かを検知する。噴霧器14は、水を貯留する水槽部17と霧状の水分を浮遊させる霧室18と霧状の水分を噴霧する噴霧口11と水を入れる給水口19と、噴霧器14が動作しているときに点灯するLED20を備えている。霧室18には、気流を導入する気流導入口21を備え、その気流導入口21には、気流を導入する気流導入管22が取り付けられている。気流導入管22は、エアコンプレッサ16に接続されている。また、水槽部17の霧室18の真下には、超音波振動子23が設けられている。制御装置15の前面には、入力装置13とスイッチ24を備えている。なお、給水口19からは、水槽部17内の水が減少したときに、管理する人によって給水してもよいし、水槽部17内の水が所定の量より減少したときに自動的に給水するようにしても良い。
この噴霧装置10が動作すると、水槽部17内の水を超音波振動子23によって霧化し、数ナノオーダーから数十マイクロオーダーの様々な大きさの液滴が生成される。このとき、小さな液滴ほど拡散しやすく、主にナノオーダーの液滴が霧室18へ拡散し、滞留する。霧室18にはエアコンプレッサ16からの気流導入管22を通しての気流を導入しており、滞留していた微細な液滴は気流にのり、噴霧口11から外部へ放出される。
図4は、制御装置15を示すブロック構成図である。制御装置15は、入力部30、出力部31、CPU32、記憶部33を備えている。この制御装置15では、予め噴霧器14を動作させる時間間隔、すなわち、噴霧器14を動作する時間T1と噴霧器14の動作を停止する時間T2を入力装置13から入力し、設定時間T1,T2を記憶部33に記憶させる。また、記憶部33には、噴霧装置10の動作を制御する制御プログラムが記憶されている。
次に本実施形態の作用について図5のフローチャートを用いて説明する。スイッチ24をオンにすると記憶部33に記憶された制御プログラムが開始する。まず、人体検知センサ12によって人を検知したか否か判断する(ステップS11)。もし、人を検知した場合には、噴霧器14を動作させず(ステップS12)、ステップS11を実行する。もし、ステップS11で人を検知しないならば、CPU32は、記憶部33から動作時間T1と停止時間T2を読み取り、時間T1の間、噴霧器14を動作する。すなわち、エアコンプレッサ16、超音波振動子23を動作させ、噴霧口11から霧状の水分を噴霧する。また、LED20をオンにする(ステップS13)。これにより、霧状の水分が空気中の微粒子に付着し、重さで落下することにより、屋内の空気の浄化をすることができる。次に時間T2の間、噴霧器14を停止する(ステップS14)。すなわち、エアコンプレッサ16、超音波振動子23の動作を停止する。その後、ステップS11を実行する。これにより、噴霧装置10は、人が噴霧装置10の近辺にいないとき、時間T1の間、噴霧し、時間T2の間、噴霧を停止するという動作を繰り返して行う。また、時間T2をゼロに設定し、時間T1を適当な値に設定することにより、人が噴霧装置10の近辺にいないとき、連続的に噴霧させることができる。
このように、噴霧した霧状の水分によって、屋内空気中の微粒子を除去し、または、人体に無害であるように浄化することができる。また、人が噴霧装置10の近辺にいないときに噴霧するので、人が霧によって煩わしい思いをすることがなくなる。また、屋内空気中のちり等の微粒子を除去するので、パチンコ機等の遊技機に用いられている電子部品のショートや故障が起こる可能性を低減することができる。
次に、本発明の第2の実施形態に係る噴霧装置を備えた遊技機を説明する。図6は、本発明の第2実施形態に係る噴霧装置を備えた遊技機の噴霧装置の内部構造を示す構成図である。また、図7は、本発明の第2実施形態に係る噴霧装置を備えた遊技機の噴霧装置の制御装置を示すブロック図である。第2の実施形態では、図1〜図3で示した噴霧装置10において、水槽部17内に電極41,42を備えている装置である。それにより、噴霧口11から噴霧される霧状の水分は、霧状電解水である。また、制御装置43は、次に述べるように一部変更される。また、図6と図7では第1実施形態と同様の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
図6で示すように噴霧装置40は、図3で示した噴霧装置10の水槽部17内に電極41,42を設け、また、それらの電極41,42に電圧を与えるDC電源44とスイッチ45を備えている。電極41,42により、水槽部17内で水が電気分解し、電解水を生成する。この電解水を超音波振動子23によって霧化し、数ナノオーダーから数十マイクロオーダーの様々な大きさの電解水液滴が生成される。このとき、小さな液滴ほど拡散しやすく、主にナノオーダーの液滴が霧室18へ拡散し、滞留する。霧室18にはエアコンプレッサ16からの気流導入管22を通しての気流を導入しており、滞留していた微細な電解水液滴は気流にのり、噴霧口11から外部へ放出される。
図7に示すように、入力部30、出力部31、CPU32、記憶部33を備えている。この制御装置43では、予め噴霧器14を動作させる時間間隔、すなわち、噴霧器14を動作する時間T1と噴霧器14の動作を停止する時間T2を入力装置13から入力し、設定時間T1,T2を記憶部33に記憶させる。また、記憶部33には、噴霧装置10の動作を制御する制御プログラムが記憶されている。また、この制御装置43は、第1実施形態で説明したエアコンプレッサ16、超音波振動子23、LED20の動作の制御以外に、DC電源44のスイッチ45の制御も行う。
次に第2実施形態に係る噴霧装置の作用について説明する。第2実施形態での作用は、基本的には、第1実施形態と同様であるので、図5のフローチャートを用いて説明する。スイッチ24をオンにすると記憶部33に記憶された制御プログラムが開始する。この制御プログラムでは、第1実施形態での制御プログラムに、DC電源44のスイッチ45の制御をするプログラムも含まれている。まず、人体検知センサ12によって人を検知したか否か判断する(ステップS11)。もし、人を検知した場合には、噴霧器14を動作させず(ステップS12)、ステップS11を実行する。もし、ステップS11で人を検知しないならば、CPU32は、記憶部33から動作時間T1と停止時間T2を読み取り、時間T1の間、噴霧器14を動作する。すなわち、エアコンプレッサ16、超音波振動子23を動作させ、噴霧口11から霧状の水分を噴霧する。そのとき、DC電源44のスイッチ45をオンにし、電極41,42に電圧を印加する。それにより、水槽部17内の水の電気分解が起こり、電解水を生成する。そして、噴霧口11から噴霧される霧状の水分は、電解水液滴である。また、LED20をオンにする(ステップS13)。これにより、霧状の電解水が空気中の微粒子に付着し、重さで落下するとともに、浮遊細菌に対する除菌効果と、浮遊ウイルスに対する感染力低減効果と、アレルゲン物質の抗原性低減効果と、臭気に対する脱臭効果を示し、屋内の空気の浄化をすることができる。次に時間T2の間、噴霧器14を停止する(ステップS14)。すなわち、エアコンプレッサ16、超音波振動子23の動作を停止する。その後、ステップS11を実行する。これにより、噴霧装置10は、人が噴霧装置10の近辺にいないとき、時間T1の間、噴霧し、時間T2の間、噴霧を停止するという動作を繰り返して行う。また、時間T2をゼロに設定し、時間T1を適当な値に設定することにより、人が噴霧装置10の近辺にいないとき、連続的に噴霧させることができる。
このように、噴霧した霧状電解水によって、屋内空気中の微粒子を除去し、また、人体に無害であるように浄化することができる。具体的には、霧状電解水により、浮遊細菌に対する除菌効果と、浮遊ウイルスに対する感染力低減効果と、アレルゲン物質の抗原性低減効果と、臭気に対する脱臭効果を示すことができる。また、屋内空気中のちり等の微粒子を除去するので、パチンコ機等の遊技機に用いられている電子部品のショートや故障が起こる可能性を低減することができる。
次に、本発明の第3の実施形態に係る噴霧装置を備えた遊技機を説明する。図8は、第3実施形態に係る噴霧装置50の構成図である。図9は、第3実施形態に係る噴霧装置50の制御装置のブロック構成図である。第3の実施形態では、図8で示すように、図1で示した噴霧装置において、噴霧器が静電微粒子水の発生装置51によって構成される。それにより、噴霧口52から噴霧される霧状の水分は、静電微粒子水である。また、制御装置53は、次に述べるように一部変更される。図8と図9では、第1実施形態と同様の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
図8で示すように噴霧装置50の噴霧器51としての静電微粒子水の発生装置51Aは、ペルチェ素子54と冷却フィン55と放電電極56と、放電電極56の上方に同心円対極57を配置し、放電電極56の先端部62に電界を集中させる構造になっている。また、ペルチェ素子54に電圧を印加するための電源58とスイッチ59を設けている。さらに、放電電極56に高電圧を印加するための電源60とスイッチ61を設けている。
この噴霧装置50では、スイッチ59をオンにすることでペルチェ素子54に電圧を印加し、放電電極56を冷却することで空気中の水蒸気を結露させた後、スイッチ61をオンにして約−5kVの直流電圧を加えることで放電電極56の先端部62の結露水の微小領域で電荷集中が起こる。この時、先端部62の電荷を有する水の微小領域では上向きに静電気力が、下向きには重力が働く。電荷量の増加によって静電気力が重力の下向きの力を上回った時点で、静電微粒子水が空間中に放出される。
図9に示すように、入力部30、出力部31、CPU32、記憶部33を備えている。この制御装置53では、予め噴霧器を動作させる時間間隔、すなわち、噴霧器51を動作する時間T1と噴霧器51の動作を停止する時間T2を入力装置13から入力し、設定時間T1,T2を記憶部33に記憶させる。また、記憶部33には、噴霧装置50の動作を制御する制御プログラムが記憶されている。また、この制御装置53は、第1実施形態で説明したエアコンプレッサ16、超音波振動子23の動作の制御の代わりに、スイッチ59、スイッチ61の制御を行う。
次に第3実施形態に係る噴霧装置の作用について図10のフローチャートを用いて説明する。スイッチ24をオンにすると記憶部33に記憶された制御プログラムが開始する。まず、スイッチ59をオンにし、ペルチェ素子を動作させる(ステップS21)。人体検知センサ12によって人を検知したか否か判断する(ステップS22)。もし、人を検知した場合には、噴霧器51を動作させず(ステップS23)、ステップS11を実行する。もし、ステップS11で人を検知しないならば、CPU32は、記憶部33から動作時間T1と停止時間T2を読み取り、時間T1の間、噴霧器51を動作する。すなわち、スイッチ61をオンにし、放電電極56に約−5kVの直流電圧を加える。それにより放電電極56の先端部62の結露水の微小領域で電荷集中が起こる。そして、電荷量の増加によって静電気力が重力の下向きの力を上回った時点で、静電微粒子水が空間中に放出される。また、LED20をオンにする(ステップS24)。これにより、霧状の静電微粒子水が空気中の微粒子に付着し、重さで落下するとともに、臭気の低減作用、花粉不活化作用、ダニ抗原不活化作用を示し、屋内の空気の浄化をすることができる。次に時間T2の間、噴霧器51を停止する(ステップS25)。すなわち、スイッチ61をオフする。その後、ステップS22を実行する。これにより、噴霧装置50は、人が噴霧装置50の近辺にいないとき、時間T1の間、噴霧し、時間T2の間、噴霧を停止するという動作を繰り返して行う。また、時間T2をゼロに設定し、時間T1を適当な値に設定することにより、人が噴霧装置10の近辺にいないとき、連続的に噴霧させることができる。
このように、噴霧した霧状の水分である静電微粒子水によって、屋内空気中の微粒子を除去し、または、人体に無害であるように浄化することができる。そして、臭気の低減作用、花粉不活化作用、ダニ抗原不活化作用を生じることができる。また、屋内空気中のちり等の微粒子を除去するので、パチンコ機等の遊技機に用いられている電子部品のショートや故障が起こる可能性を低減することができる。
なお、本実施形態では、噴霧装置の近辺に人が検知されたときは、噴霧装置の動作を停止し、噴霧しないようにしたが、噴霧装置の近辺に人が検知されたとき、噴霧装置から人の気にならない程度に噴霧するようにしてもよい。
以上の実施形態で説明された構成、配置関係等については本発明が理解・実施できる程度に概略的にしたものにすぎない。従って本発明は、説明された実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に示される技術的思想の範囲を逸脱しない限り様々な形態に変更することができる。
1 遊技機(パチンコ機)
10 噴霧装置
11 噴霧口
12 人体検知センサ
13 入力装置
14 噴霧器
15 制御装置
16 エアコンプレッサ
17 水槽部
18 霧室
19 吸水口
20 LED
21 気流導入口
22 気流導入管
23 超音波振動子
24 スイッチ
50 噴霧装置

Claims (4)

  1. 水分を霧状にして外部に噴霧する噴霧手段と、
    人が前記噴霧手段の近辺に存在することを検知する人体検知手段と、
    前記噴霧手段を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記人体検知手段によって前記噴霧手段の近辺に人を検知しないときは、所定の時間間隔で前記噴霧手段を動作させて、外部に噴霧し、
    前記人体検知手段によって前記噴霧手段の近辺に人が検知されたときは、前記噴霧手段の動作を停止することを特徴とする噴霧装置を備えた遊技機。
  2. 前記所定の時間間隔を設定する入力手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の噴霧装置を備えた遊技機。
  3. 前記霧状の水分は、霧状電解水であることを特徴とする請求項1または2記載の噴霧装置を備えた遊技機。
  4. 前記霧状の水分は、静電微粒子水であることを特徴とする請求項1または2記載の噴霧装置を備えた遊技機。
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