JP2010165354A - リンク情報の送受信システム及びリンク情報の表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 文章を読むのとは異なるスピーディーさでどんな内容のものであるかがある程度は了解されるような、そして更に詳しい情報にアクセスし得るような、全く新しいティッカを提供する。
【解決手段】 送信側は、動画を記憶する記憶装置と、前記動画に関連する複数個のアイコンを記憶する記憶装置と、広告などの告知情報を取得するためのアドレス情報にアイコンを関係付けてリンク情報を生成するリンク情報生成手段と、このリンク情報と前記動画とを受信側に送信する送信装置とから成り、受信側は、送信側から送られて来るリンク情報と動画とを受信するための受信装置と、動画表示領域を設けると共に、この動画表示領域の近くにまたはこの動画表示領域の中にアイコン表示領域を設けてここに前記リンク情報から得た複数個のアイコンが順次移動して行くように表示し且つリンク情報にアクセス可能に表示するための表示制御手段とから成る、リンク情報の送受信システムとした。
【選択図】図9

Description

本発明は、株価表示機や街角に設置されたニュース報知機などの電光掲示板を模して、コンピュータやテレビジョン受像機や携帯電話機などが備える表示装置の表示画面上に各種情報を表示するものに係り、特に個々の情報をイメージとしてのアイコンで表示する、リンク情報の送受信システム及びリンク情報の表示装置に関する。
コンピュータなどの表示装置の表示画面上にティッカ表示窓を表示して、お知らせやニュースなどを流す技術が知られている。文字通り文字を流すようにして表示するものや、文字列を停止させて一定時間表示し、その後別内容の文字列に切り替えて表示するものなどがある。このようなティッカ表示はニュースや天気予報、娯楽や緊急時連絡などの受信の他、広告を表示するのにも適している。特開2008−117361は、受信したメッセージデータを文字情報としてインターネット閲覧中のブラウザのツールバーの表示枠に表示する技術に関するものである。
特開2008−117361(図4)
確かに便利なティッカではあるが、現われては所定の時間後に消えて行く文字列を、表示の変化に遅れを取ることなくきちんと読んでその意味を取ることが、案外骨の折れる作業であることは皆が実感している所である。また見出しを工夫するなどしても、ある程度は読み進めてみないことには何についての情報なのかを掴むのがなかなか難しい。このためティッカ表示にはそれなりの表示幅が必要であり、ユーザーには内容を掴むまでの忍耐が必要である。
また本発明者は、動画と共にこの動画に関連する情報をティッカ表示する技術(特願2008−133653、特願2008−120860、特願2009−215763、PCT/JP2008/058236)を開発しているが、これ等の技術を更に展開させたいものと考えた。
そこで本発明は、文章を読むのとは異なるスピーディーさでどんな内容のものであるかがある程度は了解されるような、そして更に詳しい情報にアクセスし得るような、全く新しいティッカを提供するものである。特に動画と共にこの動画に関連する情報をティッカ表示する技術に付いて上記を可能とするようなティッカを提供しようとするものである。
上記課題は、送信側でアドレス情報に関係付けて送信するアイコンを、受信側で受信してこのアイコンを表示装置の表示画面に表示すると共に前記アドレス情報のハイパーリンク選択を可能にする送受信システムであって、送信側は、受信側の表示装置の動画表示領域に表示させるための動画を記憶する記憶装置と、受信側の表示装置のアイコン表示領域に表示させるための前記動画に関連する複数個のアイコンを記憶する記憶装置と、広告などの告知情報を取得するためのアドレス情報にアイコンを関係付けてリンク情報を生成するリンク情報生成手段と、このリンク情報と前記動画とを受信側に向けて送信する送信装置とから成り、受信側は、送信側から送られて来るリンク情報と動画とを受信するための受信装置と、動画表示領域を設けると共に、この動画表示領域の近くにまたはこの動画表示領域の中に同時に複数個のアイコンを表示し得るようなアイコン表示領域を設けてこのアイコン表示領域を前記リンク情報から得た複数個のアイコンが順次移動して行くように表示すると共に、前記表示装置の表示画面の全体をまたは表示画面の一部好ましくは前記アイコンを、前記ハイパーリンクとして選択可能に表示する、ための表示制御手段とから構成されていることを特徴とする、リンク情報の送受信システムとすることにより達成される。
送信側は前記リンク情報生成手段によって、広告などの告知情報(以下では告知情報を代表して広告である場合を説明する)を取得するためのアドレス情報に0011項で説明するアイコンを関係付けてリンク情報を生成する。これにはコンピューター・オペレーターが動画を見ながらこの動画に広告を付与すべく手動でリンク情報を作成する手段である場合と、動画の場面場面に関連するトピック情報と広告主が広告を付与したいと希望するトピックとのマッチングをコンピュータで自動的に取って、広告主の広告に導くためのアドレス情報からリンク情報を作成する手段である場合とがある。この何れも本発明者の上記出願内容が参考になる。このリンク情報はハイパーリンクを設定すれば受信側でハイパーリンクを構成することが可能なものであり、広告に関連して記憶装置から読み出したアイコンそのもの(またはこのアイコンを受信側でダウンロードするための情報)が含まれる。送信側はこのようにして生成したリンク情報を記憶装置から読み出した動画と共に送信装置を用いて受信側に向けて送信する。なお複数個のアイコンの中にハイパーリンクを設定しないアイコンを含めたいとする場合には、それもリンク情報に含めて送信すればよい。
一方受信側では、受信装置を用いて送信側から送信されて来たリンク情報と動画とを受信する。そして前記表示制御手段が動画を動画表示領域を設けてここに表示すると共に、アイコン表示領域を設けてここに複数個のアイコンを順次移動して行くように表示する。この際に前記表示装置の表示画面の全体をまたは表示画面の一部好ましくは前記アイコンをハイパーリンクとして選択可能に表示する(ハイパーリンクの選択操作に付いては後述する)。これにはアイコンそのものをハイパーリンク化する場合の他に、アイコン表示領域をハイパーリンク化したり、動画表示領域をハイパーリンク化したり、受信側の表示画面の全体をハイパーリンク化することが含まれる。アイコン表示領域に同時に複数個のアイコンを表示して各々のアイコンが異なるリンク先を指し示すような場合では、アイコンそのものをハイパーリンク化して選択可能にするのが一般的であるが、例えばアイコン表示領域に中心となる領域を設けてただ今この領域に入っているアイコンをターゲットアイコンに設定してこのアイコンのみを選択可能にするとした場合では、このアイコン以外の部位をこのアイコンにのみ関連付けて選択可能にしても良いことになる。これには例えば受信側の表示画面の全体としたものを上げることが出来る。なお複数個のアイコンの中でハイパーリンクを設定されていないものが含まれている場合には、ただのアイコンとして表示することになる。このようなアイコンは、ハイパーリンクを設定されているアイコンが登場する前触れとしてや、このアイコンを目立たせるためのものなどとして表示することが出来る。ハイパーリンクが設定されているアイコンとそうでないアイコンとに一瞥して分かるような差別化表示を行うことも好ましい。さてアイコン表示領域は、動画表示領域と共に見ることが出来るように設ける。従ってアイコン表示領域はこの動画表示領域の近くか、またはこの動画表示領域の中に設けられる。後者は例えば動画表示領域の右上の隅などに上側のレイヤとして表示する。或いは動画表示領域の中に表示される字幕(キャプション)の、その字幕の中の空き領域をアイコン表示領域とする設計も可能である。
このアイコン表示領域に付いて、前記表示制御手段が例えば、横に細長いアイコン表示領域を設けて、ここにイメージであるアイコンを並べて、右から左へゆっくりと流れるように表示するのである。また前記表示制御手段は、表示すべきアイコンが複数個あるため、これを例えばアイコンの登録順、アイコン名のアルファベット表記順、ランダムオーダーなどによって時系列的に並べることが出来る。前記表示制御手段は、アイコンの表示継続時間やアイコンが隣合う間隔の調整をアイコン数に応じて行うように設計することが出来る。一つのアイコンは一度表示したら終了するようにしたりループ表示するなど、自由な設計が可能である。或いはユーザーが設定変更し得るように構成しても良い。
従来は特開2008−117361のように文字表示領域にテキストによるメッセージデータをティッカ表示していたが、本発明ではアイコンをティッカ表示するためのイメージ表示領域を設けて、ここにハイパーリンクに係るアイコンを表示するようにしている点で大きく異なっている。そもそも樹上生活の時から目を発達させて進化したヒトは、形や色を一瞥で把握する能力に長けている。アイコンのような図形や絵文字ならば意味を掴み易いのである。例えばニュースを流すティッカであれば、サムネイルに人の顔が描かれていれば、人物に係る事件や事故、スポーツ情報や映画案内、美談や訃報に係るニュースであることが想像されるし、俳優の顔のようにポピュラーな人物の写真や似顔絵が使われていれば誰についてのニュースなのかが直ぐに分かる。これは広告に付いても同様であり、例えば有名人の顔、スポーツ選手の特定のポーズ、有名店の店構え、有名ブランドの有名商品、周知のマークなどは、文章を読むのとは異なるスピーディーさでどんな内容のものであるかを了解することが出来る。特に動画と共に表示されており、しかも動画の場面場面の内容に対応させたアイコンであるならば、一瞥するだけでもどのような情報が得られそうかが知られる。何れにせよ表示領域に文字を流す場合では、文章を全て表示し切るまでに時間が掛かるが、アイコンを利用する場合には、この同じ表示領域内に同時に幾つもの異なる内容を表すアイコンを表示しておくことが可能なのである。なお表示領域に文章をティッカ表示することに付いて動画を見ていて流れる文字が鬱陶しく感じられるようなことがあるとしても、本発明の場合には幾つかのアイコンをアイコン表示領域に表示するだけであるから比較的目立ち難くしやすいと言うことが出来る。
このような「アイコンのティッカ表示」はこれまでにないものであった。更にティッカ表示にハイパーリンク設定が為されたアイコンを用いると、広告などの告知情報の送信側としては、今ユーザーに見て貰いたい情報があることを、文字表示を読ませることなく知らせることが出来、更にハイパーリンクを辿ってもらうことが出来るようになる。ユーザー側からすれば、見ている動画の現時点の画面にハイパーリンクが設定されているか否かが、アイコンが表示されているか否かで容易に判断することが出来るから、広告などの告知情報にアクセスする動作をしたものの不発であったなどと言う失敗が起らない。すなわちアイコンが流されていればアクセス可能な告知情報があると言うことになる。
そしてそのアイコンに係る更に詳しい内容を知りたいのであれば、ハイパーリンクが設定されているアイコンを選択することによってこの内容にアクセスすることが出来るのである。例えば広告であるならばアイコンのリンク先は広告主の宣伝ページである。これは一般的にはHTML文書であり、この上で広告動画を提供することも可能である。HTML文書はWWWブラウザを立ち上げて閲覧することが出来る。現在はテレビジョン受像機でも携帯電話機でも、インターネットなどのネットワークを経由してHTML文書を閲覧し得るものが提供されている。テレビジョン受像機ではインターネットを経由してのオンデマンド放送がすでに始まっている。アイコンの選択には一例として、コンピュータであればマウス、テレビジョン受像機であればリモコンのスイッチ、携帯電話機であれば操作部の決定キーを設定することが可能である。テレビジョン受像機でリモコンのカーソルが、複数のアイコンの中央のものを自動的に追うように設計することも可能である。上述したようにアイコン表示領域に複数個のアイコンを順次移動して行くように表示する際に、アイコン以外の部位にハイパーリンクを設定することが可能である。ただ今この時点でターゲットとしたアイコンに付いて、例えば表示装置の表示画面の全体をハイパーリンクとして選択可能に表示する。そしてこの表示画面の全体の選択に例えばリモコンの特定のスイッチを割り当てるようにするなどとすれば良い。なお表示制御手段に、アイコンが選択されたら動画の再生を一時停止するように制御する設計を採用することが出来る。また動画がユーザー操作によって一時停止されたら、アイコン表示領域のアイコンの移動表示を停止させると言うような制御を行わせることも可能である。なお動画を全て見終わってからアイコンのリンク先の情報を知りたいような要求に備えるのは好ましいことである。すなわちリンク情報の記憶部を設けておき、この記憶部に受信装置で受信したリンク情報を全て記憶しておき、ユーザーからの要求に基づいて記憶部からリンク情報を読み出して、このリンク情報をアイコンと共に例えば一覧表示し得るように構成するのである。
次に、受信側の前記表示制御手段は、前記アイコン表示領域をアイコン一つ分を表示し得るほどの大きさの表示領域に分割して表示すると共に、この複数個の表示領域に表示の序列を設定して、各々のアイコンが複数個の前記表示領域を順に移動して行くように表示するものとすることが出来る。
前記表示制御手段が例えば、3つのアイコンを表示するために、アイコン表示領域を3個の飛び石のように右から左へ並べて、右のアイコン表示領域を順位1、中央のものを順位2、左のものを順位3と定めておき、ある一つのアイコンを初めに順位1の右のアイコン表示領域に表示して、時間が経過したらこのアイコンを順位2の中央のアイコン表示領域に表示を移し、また時間が経過したらこのアイコンを順位3の左のアイコン表示領域に表示を移し、次には表示を終わらせるようにする。また例えばアイコン表示領域が2個の場合には左のアイコン表示領域から右のアイコン表示領域にアイコンの表示を移して終わりとする。またこのような複数個のアイコン表示領域の内の何れか1個を残して他を非表示にしたり初めから1個しか表示しなくともティッカ表示を実現することは可能である。この1個のアイコン表示領域の中を複数個のアイコンが移って行く。ここに下記アニメーション表示を用いるようにしても良い。また例えばアイコン表示領域を3個として、右のアイコン表示領域を順位1、中央及び左のものを同列の順位2と定めておき、ある一つのアイコンを初めに順位1の右のアイコン表示領域に表示して、時間が経過したらこのアイコンを順位2の中央及び左の2つのアイコン表示領域に同時に表示するような設定も可能である。なお複数個の表示領域の配置に関して、上述のように横一列とする他に、縦一列、サークル状など任意である。また横二列とする構成も可能である。なお各々の表示領域に於けるアイコンの表示切り替えに関して、瞬時にこれを行う他、フェードイン・フェードアウトさせたり、反転するフラップや回転するキューブなどを模したアニメーション表示により行う設計が可能である。
次に、送信側のリンク情報生成手段は、リンク情報に受信側でのアイコンの表示のタイミングを指示するタイミング情報を付与し、受信側の表示制御手段は、リンク情報に前記タイミング情報があるか否かを調べて、タイミング情報がある場合には、これに基づいて適時に前記アイコンを前記表示領域に表示すると共に、この際に前記アイコンに係る前記ハイパーリンクを選択可能にするものとすることが出来る。
本発明は、受信側の表示制御手段が、動画表示領域を設けてここに動画を表示すると共に、アイコン表示領域を設けてここに複数個のアイコンを順次移動して行くように且つリンク情報にアクセス可能に表示するものである。ここで動画のその時々の場面に登場する商品の広告に係るアイコンをアイコン表示領域にタイミング良く表示することによって宣伝効果が上がることが了解される。このことは宣伝に限られず、登場人物や歴史用語や地名などを解説する事典へのリンク情報をアイコンでタイミング良く表示することでユーザーの知識欲が高められることが了解される。
受信側でのアイコンの表示のタイミングを指示するタイミング情報とは、例えば動画を基準にして、動画の再生開始から何秒後であるとか、動画のフレーム数にして何フレーム目であるなどの情報のことである。受信側の表示制御手段はこのタイミング情報に基づいてアイコンの表示を開始する。アイコンの表示開始のタイミングだけでなく表示終了のタイミングを指示し得るように設計することも可能である。なおアイコンの表示継続時間やアイコンが隣合う間隔の調整が必要な場合に、タイミング情報を基にしつつもアイコン表示の開始タイミングをずらすような処理を表示制御手段が行い得るようにしても良い。なおタイミング情報を用いると次のようなことが可能になる。すなわち例えば3個のアイコンを右から左に流して表示するものに付いて、中央に現時点で表示開始したものを配置し、その右にタイミング情報で示された表示開始時間より早目のものを予告的に配置する、と言う設計である。
次に、表示制御部は、アイコンの表示の透過度の制御を行うものとすることが出来る。
上述したようにアイコン表示領域は動画表示領域の近くや、動画表示領域の中に設けられるが、動画表示よりも目立たせたくないなどの要望がある場合には、透過度の制御を行い得るように構成することが好ましい。これによれば透過度を大きくするほど背景に溶け込んで行くように見せることが可能である。なお表示を開始したばかりのアイコンよりもこれに先んじて表示したアイコンの方の透過度を大きくするなど、アイコンによって透過度が異なるように表示することも可能である。目立たせたいアイコンとそうでもないアイコンとの透過度が異なるように表示しても良い。或いは動画の上に重ねてアイコンを表示する場合に、背景の動画部分が明るい場合には透過度を小さく暗い場合には透過度を大きくする、と言うように背景の動画部分の明るさに応じて透過度を制御するように構成しても良い。なお送信側に於いてアイコンの透過度の制御を行い得るように構成することも可能である。
次に、表示制御部は、動画のキャプチャ画像を生成して、これを前記アイコンとして使用することを行うものとすることが出来る。
リンク情報にアイコンがなかったり、関連付けられていなかったような場合には、表示制御部が動画のキャプチャ画像を生成するように構成することが出来る。これには動画画面の全体であったり動画中心部の所定の範囲が設定される。或いはリンク情報と協働して、例えばリンク情報がバッグの宣伝に関するものであることを受けて、動画中のバッグの画像を探しその部分をキャプチャしてアイコンとして使用することなども可能である。何れにせよキャプチャ画像の生成はタイミング情報がある場合にはこれに基づいて行うと効果的である。これも上記リンク情報との協働であると言うことが出来る。
本発明は、送信側でアドレス情報に関係付けて送信するアイコンを受信側で受信し、表示装置の表示画面に動画表示領域と共にティッカ表示領域を表示して、このティッカ表示領域に複数個の前記アイコンを順次移動して行くように、且つリンク情報にアクセス可能に表示するようにした送受信システムである。これにより文章を読むのとは異なるスピーディーさでどんな内容のものであるかがある程度は了解されるような、そして更に詳しい情報にアクセスし得るような、全く新しいティッカを提供することが出来た。本発明が産業に及ぼす影響には計り知れないものがある。
第1実施形態のシステム構成を表す説明図。 配信サーバのハードウェア構成を表す説明図。 配信サーバの処理を表す説明図。 アドレス情報ファイル及びリンク情報ファイルを表す説明図。 クライアントコンピュータのハードウェア構成を表す説明図。 クライアントコンピュータの処理を表す説明図。 クライアントコンピュータの表示画面を表す説明図。 クライアントコンピュータの処理を表す説明図。 第2実施形態のテレビ画面を表す説明図。 第3実施形態のクライアントコンピュータの処理を表す説明図。 第4実施形態のクライアントコンピュータの処理を表す説明図。 第5実施形態の配信サーバのハードウェア構成を表す説明図。 配信サーバの処理を表す説明図。 第6実施形態の配信サーバのハードウェア構成を表す説明図。 配信サーバの処理を表す説明図。 付帯情報ファイル及びアドレス情報ファイルを表す説明図。 第7実施形態のマッチング処理を表す説明図。 クライアントコンピュータの処理を表す説明図。
以下に述べる実施形態は例示に過ぎず、当業者であればいろいろなバリエーションを与えることが出来る。そしてそれ等もまた本願発明の権利範囲内のものである。
(第1実施形態)
図1乃至図8は本発明の第1実施形態を表わすが、このものはストリーミングによって動画を送信しこれとは別にリンク情報を送信する配信サーバ1と、これ等を受信して再生するクライアントコンピュータ3とから構成された送受信システムに関するものであり、インターネットを利用して情報のやり取りを行うものである。本実施形態では、オペレータが人為的に、動画のコンテンツの付帯情報から複数個のトピックを抽出するトピック特定手段を用いる点に特徴を有している。またトピックに出現位置情報を付与する処理は、各々のトピックのコンテンツ中での出現位置をオペレータが人為的に特定することによっている。従って動画の内容とリンク情報とは密接な関係にあると考えて良い。なおリンク情報の生成は機械的に行なうようにしている。
図1で表わすように配信サーバ1とクライアントコンピュータ3とはインターネットで接続されている。配信サーバ1とクライアントコンピュータ3の構成は次の通りである。クライアントコンピュータ3にはディスプレイ33が接続されている。配信サーバ1の配信処理部100ではコンテンツ提示部101が、視聴を希望するユーザーのクライアントコンピュータ3に動画リストを送信し、ユーザーがここに表示される品目の中から希望のものを選ぶと、視聴要求として品目情報が配信処理部100に送られる。すると配信処理部100のトピック生成部103が該当する動画コンテンツに付与されている付帯情報の中身を形態素解析してトピックとして生成する。そしてリンク情報生成部104が付帯情報から生成した各々のトピックとアドレス情報ファイル4のキーワードとを比較し、トピックにマッチングするアドレス情報を選び出してリンク情報ファイル40を生成する。そしてコンテンツ送信部102が動画のコンテンツをクライアントコンピュータ3のコンテンツ受信部301に送信し、リンク情報送信部105が前記リンク情報ファイル40とこれに係るアイコンとをクライアントコンピュータ3のリンク情報受信部303に送信する。次に受信処理部300であるが、前記コンテンツ送信部102から送信されて来た動画のコンテンツをコンテンツ受信部301で受信し、また前記リンク情報送信部105から送信されて来たリンク情報ファイル40をリンク情報受信部303で受信する。受信した動画はコンテンツ表示部302がディスプレイ33の表示画面にコンテンツ表示領域5を設けて表示する。また受信したリンク情報ファイル40をリンク情報処理部304で後述のように処理し、リンク情報表示部305が前記コンテンツ表示領域5の中にアイコン表示領域6を設けてこの中にアイコンを、前記アドレス情報に関連付けられたハイパーリンクとして表示する。そしてこのアイコンがマウス34で選択されたら、WWWブラウザ部306がこのリンク先を表示する。
図2はこの配信サーバがCPU10を用いて実現された場合のハードウェア構成で表わされている。CPU10にはメモリ11、記憶装置であるハードディスク12、インターネットに接続するためのLANカード15、表示装置であるディスプレイ13、入力装置であるキーボード及びマウス14、CD−DVDドライブ16が接続されている。ハードディスク12には、オペレーティングシステム(OS)2、配信処理を統括する配信処理プログラム20、送信する動画のコンテンツ記憶部21、コンテンツ送信プログラム22、アドレス情報記憶部24、トピック特定プログラム25、出現位置情報(上述したタイミング情報である)付与プログラム26、リンク情報生成プログラム27、リンク情報送信プログラム28が記録されている。これ等のプログラムは、CD−DVDドライブ16を介してCD−ROM17からインストールされたものである。
図5はCPU30を用いたハードウェア構成のクライアントコンピュータ3が表わされている。CPU30にはメモリ31、記憶装置であるハードディスク32、表示装置であるディスプレイ33、入力装置であるキーボード及びマウス34、インターネットに接続するためのLANカード35、CD−DVDドライブ36が接続されている。ハードディスク32には、オペレーティングシステム(OS)200、受信処理を統括する受信処理プログラム201、コンテンツ受信プログラム202、動画のコンテンツを再生するコンテンツ表示プログラム203、リンク情報受信プログラム204、この受信したリンク情報からこのリンク情報に係るトピックの出現位置情報を取得するリンク情報処理プログラム205、この出現位置情報に基づいて適時にリンク情報を表示するリンク情報表示プログラム206、リンク情報で指定されたリンク先の情報を表示するためのWWWブラウザプログラム207が記録されている。これ等のプログラムはCD−DVDドライブ36を介してCD−ROM37からインストールされたものである。
クライアントコンピュータ3にはディスプレイ33が接続されており(図7)、この図では配信サーバ1から送信された動画を表示するためのコンテンツ表示領域5とリンク情報のアイコン6−1,6−2等を表示するためのアイコン表示領域6とが表示されている。このアイコン表示領域6はコンテンツ表示領域5に重ねて、コンテンツ表示領域5の上のレイヤに見えるように表示される。このアイコン表示領域6の中を右から左へ向かってアイコン6−1,6−2等が流れるように表示されるようにリンク情報処理プログラム205が処理する。コンテンツ表示領域5もアイコン表示領域6もこの実施形態のために設計されたものであるが、WWWブラウザをこれ等の表示のために利用する設計もまた可能である。
この実施形態に於けるリンク情報は、上述したように配信サーバ1の側に所属するオペレータが、動画の内容を見るなどして人為的に作成したり、予め用意されたものを受け付けて付与したりするものである。この際にコンテンツの内容とリンク情報とが密接な関係にあるように取り扱うようにする。
オペレータは動画を再生表示させつつ、動画の付帯情報としてクローズド・キャプションが文字情報として提供されていることから、これをトピック特定プログラム25により調べて複数個のトピックを得る。この際に出現位置情報付与プログラム26にて前記トピックに出現位置情報を付与する。これを図3を用いて説明すると、オペレータが、付帯情報記録部23から読み出した動画に係る付帯情報を分析して、複数個のトピックを得て(ステップS1)、オペレータは各々のトピックの出現位置を動画を見ながら特定して出現位置情報を付与する(ステップS2)。そして配信処理プログラム20のリンク情報生成プログラム27が前記トピックを引き継いで、各々のトピックとアドレス情報ファイル4とを比較してマッチングしたアドレス情報から前記出現位置情報を有するリンク情報を生成する処理を行い(ステップS3)、これをクライアントコンピュータの表示画面のアイコン表示領域6に送信する処理を行う(ステップS4)。なおオペレータは上述したトピック特定プログラム25及び出現位置情報付与プログラム26を、便宜的に図1を借りて説明すれば配信サーバ1でディスプレイ13に向かってキーボード及びマウス14を扱いつつ、動作させるのである。
なお本実施形態では動画に付与したタグの付帯情報記憶部23を備えている。これはトピックを得るのに、オペレータの作業によらず、後述するように機械的に付帯情報を分析して複数個のトピックを得るトピック生成手段を用いる場合に、得られたトピックを記憶しておくためにも使用可能である。機械的にとは例えば動画の付帯情報に係る後述マッチング処理のことを言う。
本実施形態ではアドレス情報ファイル4にURLを記載して自己の広告に導こうとする広告出稿者の例を上げるが、キーワードを「ランパル」とした複数の広告出稿者の中で高値を付けた順に番号が振られて、これが順位の項目に記載されている。そこでリンク情報生成プログラム27が機械的に、このアドレス情報ファイル4を参照しつつ、前記トピックをどの広告出稿者に割り当てるか判断してリンク情報ファイル40を作成する。ここでは最高値と次に高い値段を付けた2名の広告出稿者をアドレス情報ファイル4から見出して、先ずURL43をリンク情報ファイル40のアンカータグに書き込む。またトピックの出現時間として付帯情報中に記載した時間マーカ42の「00:30」を、TIME属性としてアンカータグに書き込む。またこのアンカータグのハイパーリンクにアイコン「aaa.jpg」を指定するべく、アイコン名44が「aaa.jpg」のイメージタグを前記アンカータグに関連付ける。アドレス情報ファイル4に記載されているタイトルの「管弦楽組曲第2番」は、前記アイコンの説明文41としてイメージタグに書き込むようにする。次に「ランパル、20世紀の最も偉大なフルート奏者」に付いても同様の処理を行う。時間マーカ42の「00:50」とアイコン名44の「bbb.jpg」とをリンク情報ファイル40に書き込む。このリンク情報ファイル40はHTML(Hyper Text Markup Language)で記載されているが、時間マーカ42を指定するためのTIME属性はこの実施形態が独自に定義したものであるため、一般的には読み飛ばされて無害である。このようにして得られたリンク情報ファイル40は、リンク情報送信プログラム28がクライアントコンピュータ3のリンク情報受信部303に向けて送信する。
次に受信側の処理を図6を用いて説明するが、ここに表示されているステップS5〜ステップS7は図3のステップS4から続くものではなく、図8のステップS8に続くものでもなく、一つの独立した処理ステップである。以下同様である。先ず送信側から送信されて来た動画をコンテンツ受信プログラム202で受信し、またリンク情報ファイル40をリンク情報受信プログラム204で受信する(ステップS5)。次にリンク情報処理プログラム205にて、先に取得したリンク情報ファイル40に時間マーカ42が記載されているか否かを調べて、記載があればこれを取得する(ステップS6)。次いで受信した動画はコンテンツ表示プログラム203がディスプレイ33の表示画面に動画表示領域5を設けて表示する。また受信したリンク情報ファイル40をリンク情報表示プログラム206が解釈して、前記動画表示領域5の中の右上隅にアイコン表示領域6を設けて、イメージタグのアイコン名44で指定されているアイコン6−1,6−2を右端から左端へ流れるように表示するが、この際にトピックの出現位置情報である時間マーカ42に基づいて適時に表示を開始するのである(ステップS7)。なお時間マーカ42の記載がない場合には表示開始時間を合わせるような処理を行わずにそのままアイコンの表示を行うようにしているが、時間マーカ42の記載がないものは表示しない設定とすることも可能である。
次に図8で表すように、アイコン表示領域6内でアイコン6−1,6−2等が選択されたら(ステップS8)、コンテンツ表示領域5とその中のアイコン表示領域6に対してWWWブラウザの別窓をカスケード表示すると共に(図示せず)、コンテンツ表示領域5での動画再生とアイコン表示領域6でのティッカ表示を一時停止させて、コンテンツ表示領域5に再生開始ボタン50を表示する(ステップS9)。そしてWWWブラウザの別窓にURL43が指し示す文書を表示する(ステップS10)。続いて他のアイコンが選択される度に、WWWブラウザには選択されたURL43が指し示す文書が表示される。そして再生開始ボタン50がマウスカーソルでクリックされたら、コンテンツ表示領域5での動画再生とアイコン表示領域6でのアイコンのティッカ表示とを再開させるのである(ステップS11)。
(第2実施形態)
上述した第1実施形態では、アイコン6−1,6−2等はアイコン表示領域6を右から左へ流れるように表示しているが、本実施形態ではアイコン6−1,6−2,6−3等が3個の分断されたアイコン表示領域60,61,62を使用する点に特徴を有する。この3個のアイコン表示領域60,61,62はテレビジョン受像機のテレビ画面51の右上隅に横に並べて表示されている(図9(A))。そして各々のアイコン表示領域は、一時には1個のアイコンだけを表示するようにして、アイコン表示領域62から、アイコン表示領域61に移り、またアイコン表示領域60へ移って行くように表示される。なお符号52は字幕表示部であるが、この右側にこの3つのアイコン表示領域60,61,62を設ける設計も可能である。或いは字幕表示部52をアイコン表示領域として使用することが出来る。図9(B)ではただ1個のアイコン表示領域63を、字幕表示部52の右端部で字幕が表示されない空き部分を利用して設け、このアイコン表示領域63に複数個のアイコン64が順次表示替えされてティッカ表示となるように構成されている。すなわちただ1個のアイコン表示領域63だけでもティッカ表示は可能なのである。なお例えばテレビのリモコンの特定のボタンスイッチを押すことで、アイコン表示領域63にただ今表示されているアイコン64に係るリンク先にアクセスし得るように構成することが出来る。
なお本実施形態では、字幕52(クローズドキャプション)から形態素解析によりトピックを生成している。従って字幕の内容とその時に表示されているアイコン60〜62やアイコン64とは密接な関係にある。当然のことながらテレビ画面51で表示されている内容と字幕の内容とは密接な関係にある。
(第3実施形態)
図10で表したこの実施形態は、アイコン表示領域に表示するアイコンのテレビジョン受像機での加工方法に関するものである。ここではリンク情報を取得したら(ステップS12)、リンク情報に係るアイコンを出現位置情報に基づいて適時に表示するのであるが、この際にクリッカブルイメージのアイコンの表示を透過してその下の動画の表示が薄く見えるような処理を施している(ステップS13)。これはアイコンの表示が気になるような場合に目立たせなくするための効果的な処理方法である。
(第4実施形態)
図11で表したこの実施形態は、テレビジョン受像機で動画とアイコンとを表示する場合に好適な方法であるが、動画を構成する多数のフレームの中でも特に価値のあるトピックが出現するフレームの表示画像をキャプチャして(ステップS14)、この画像の中に人の顔が写っているか否かを図示しない顔画像検出手段によって分析し(ステップS15)、人の顔が写っている場合にはこのキャプチャ画像の中から主要な人物の顔の部分をトリミング加工してアイコンを作成し(ステップS16)、アイコン表示領域に表示される部分をこのアイコンによる表示に差し替えるが(ステップS18)、ステップS15で人の顔が写っていないとされた場合には前記キャプチャ画像の全体を縮小加工してアイコンを作成し(ステップS17)、アイコン表示領域に表示される部分をこのアイコンによる表示に差し替える(ステップS18)ものである。なお人の顔が写っているかの判定以外にも、写っているものを切り出して類似画像検索を行ない、この結果の画像を表示するようなことも可能である。この場合の画像は自己が所有するものでも良いが、インターネット経由で検索して取得出来るようにするのでも良い。
(第5実施形態)
本実施形態は配信サーバ1の殆どの構成を上述した第1実施形態のそれに倣うものであるが、トピック特定プログラム25に代えてトピック生成プログラム29を備えている点に特徴を有する(図12)。すなわち本実施形態が第1実施形態と異なる点は、トピック生成プログラム29によって機械的に付帯情報を分析して複数個のトピックを得るようにしている点にある。しかしながらトピックに出現位置情報を付与する出現位置情報付与手段は、第1実施形態と同様、各々のトピックのコンテンツ中での出現位置をオペレータが出現位置情報付与プログラム26で特定することによっている。従って動画の内容とリンク情報とは密接な関係にあると考えて良い。なおリンク情報の生成はリンク情報生成プログラム27を以て機械的に行なうようにしている。
ハードディスク12にインストールされた配信処理プログラム20では、トピック生成プログラム29が生成したトピックを元にリンク情報生成プログラム27がリンク情報を生成する。なおオペレータは動画を再生表示させつつ前記トピックがどこで登場するのが良いかを見定めて、出現位置情報付与プログラム26にて前記トピックに出現位置情報を付与するのである。このことを図13を用いて説明すると、トピック生成プログラム29は付帯情報記録部23から読み出したコンテンツに係る付帯情報を分析して複数個のトピックを得るが(ステップS19)、このトピックを利用してオペレータは、各々のトピックの出現位置を動画を見ながら特定して出現位置情報を付与する(ステップS20)。そしてリンク情報生成プログラム27が機械的に、各々のトピックとアドレス情報とを比較してマッチングしたアドレス情報から前記出現位置情報を有するリンク情報を生成し(ステップS21)、これをクライアントコンピュータ3のディスプレイ33の表示画面のアイコン表示領域6に送信する処理を行う(ステップS22)。
(第6実施形態)
本実施形態は配信サーバ1の殆どの構成を上述した第1実施形態のそれに倣うものであるが、トピック特定プログラム25に代えてトピック生成プログラム208を、またリンク情報生成プログラム27に代えてリンク情報生成プログラム209を備えている点に特徴を有する(図14)。すなわち本実施形態が第1実施形態と異なる点は、トピック生成プログラム29によって機械的に付帯情報を分析して複数個のトピックを得ると共にこれ等のトピックに出現位置情報を付与することを行い、更にリンク情報の生成はリンク情報生成プログラム27を以て機械的に行なうようにしている点にある。全ての処理は機械的に行われ、オペレータによる操作はない。この場合も付帯情報を分析してトピックを得ているため、動画の内容とリンク情報とは密接な関係にあると言うことが出来る。
本実施形態は配信サーバ1は、ユーザーに提示してユーザーが選択した動画の品目の情報を受信すると(ステップS23)、トピック生成プログラム208によって、この情報に該当する動画コンテンツに付与されている付帯情報ファイル45を付帯情報記憶部23から読み出すと共に、アドレス情報ファイル4をアドレス情報記憶部24から読み出しす。そして先ず付帯情報ファイル45の中身であるコメント46の各々を形態素解析して「管弦楽組曲第2番」からは「管弦楽組曲」と「第2番」を、「ランパル」からトピック「ランパル」を、「フルートとハープ」からは「フルート」と「ハープ」をトピックとして生成すると共に、付帯情報ファイル45に記載された、コメント46の出現位置情報であるところの時間マーカ47から出現位置情報を得る(ステップS24)。例えば「フルート」も「ハープ」も共に同じ時間マーカ47の「01:20」を有する。そして図16で表したように、リンク情報生成プログラム209によって、付帯情報ファイル45から生成した各々のトピックとアドレス情報ファイル4のキーワードとを比較して、トピックにマッチングするアドレス情報を選び出し、コメント46に係るところのトピックとアドレス情報とから、例えば図4で示したようなリンク情報ファイル40を生成する(ステップS25)。そしてコンテンツ送信プログラム22によって、動画のコンテンツをコンテンツ記憶部21から読み出してクライアントコンピュータ3のコンテンツ受信部301に送信する。またリンク情報送信プログラム27によって、前記リンク情報ファイル40をクライアントコンピュータ3のリンク情報受信部303に送信する(ステップS4)。
前記付帯情報ファイル45には、動画の内容を端的に表わすコメント45が記載されている。またアドレス情報ファイル4には、キーワード、タイトル、アイコン名、URL、順位の各項目がある。この実施形態ではアドレス情報ファイル4にURLを記載して自己の広告に導こうとする広告出稿者の例を上げているが、キーワードを「ランパル」とした複数の広告出稿者の中で高値を付けた順に番号が振られて、これが順位の項目に記載されている。そこでキーワード「ランパル」でトピックを検索して(ここではトピックでキーワードを検索しても同じ)としてこれにマッチングするここでは最高値と次に高い値段を付けた2名の広告出稿者をアドレス情報ファイル4から索出して、上述した第1実施形態と同様のリンク情報ファイル40を生成する。このリンク情報ファイル40にはアイコン名44とURL43と時間マーカ42とが含まれることになる。HTML(Hyper Text Markup Language)で記載されたこのリンク情報ファイル40は、リンク情報送信プログラム27によってクライアントコンピュータ3のリンク情報受信部303に送信される。
(第7実施形態)
多くのビデオ(動画)編集ソフトウェアにはタイトルオーバーレイの付与機能が搭載されているが、この機能を表示にではなく例えばタグやコメント等の付与に利用し得るように設計することが出来る。そこで図17で示したこの実施形態は、動画を構成する複数のフレーム53の一つ一つにフレームダブ48を設けてここにタグを記載し、こうしておいて全てのフレーム53−1,53−2,53−3・・35−nのフレームダブ48−1,48−2,48−3・・48−nを通しで(図17では模式的に一点鎖線で表わした)処理してトピック49を生成し、このトピック49にマッチングするアドレス情報からリンク情報を生成するようにしている。この際にトピック49の出現位置を特定して出現フレーム情報を得る。図17ではフレーム53−3のフレームダブ48−3にトピック49−3を見出した状態が表わされているが、このトピック49−3はフレーム53−3に位置していることから、フレーム位置は自ずと明白であり、この出現フレーム情報をリンク情報に引き継ぐようにするのである。こうして動画のフレーム53−3が再生されるのに合わせて該当するリンク情報をリンク情報表示窓に表示することが可能になる。従って例えばフレーム53−3に赤い靴が登場し始め、フレームダブ48−3にこの商品名が記載されていれば、トピック49−3はこの商品名であり、赤い靴の登場に合わせて都合良く、トピック49−3にマッチングしたリンク情報がリンク情報表示窓に表示され始めるのである。
図18は受信側での処理を表したものであるが、リンク情報を受信して出現フレーム情報を取り出し(ステップS27)、表示装置の表示画面にコンテンツ表示領域を設けて動画を再生し、このコンテンツ表示領域の中にリンク情報表示領域を設け、このリンク情報表示領域にリンク情報を、前記出現フレーム情報に従って適時に表示するのである(ステップS18)。
(その他の実施形態)
なお上述した実施形態では何れも時間マーカ42,47を用いているが、これ等を用いない設計も可能である。
本発明は動画のみならず、ゲーム画面やスクロール地図などのデジタル化された動きのあるコンテンツに適用可能である。また告知情報も広告に限らず、地域のお知らせなどに広く利用可能である。またコンテンツ及びリンク情報の提供先は上記に限らず、ネットワークに接続されないテレビジョン受像器や、ネットワーク接続が可能な可搬型情報端末なども含まれる。また本発明は動画の販売にも利用することが出来る。すなわち例えば試聴動画に付けたリンク情報から広告にアクセスさせ、これによって購入料金を割り引いたり無料にするのである。また将来的には動画中の画像にマッチングする広告等を表示させるようなことも実現するであろう。また例えばテレビジョン受像機のアイコン表示領域を隠して、携帯電話機側のアイコン表示領域と連係させる設計も可能である。テレビジョン受像機側で動画(放送の動く映像を含む)を楽しませ、携帯電話機側で広告や百科辞典にアクセスさせたり、別のコンテンツを選択させたりするためである(すでに現在ではテレビを見ながら携帯電話機でいわゆるネット接続を楽しむくらいであるから、両者は一体であると見做すことが可能である)。これ等もまた本発明の権利範囲内にある。
1 配信サーバ 10 CPU 11 メモリ
12 ハードディスク 13 ディスプレイ 14 キーボード・マウス
15 LANカード 16 CD−DVDドライブ
17 CD−ROM 100配信処理部 101コンテンツ提示部
102コンテンツ送信部 103トピック生成部 104リンク情報生成部
105リンク情報送信部
2 OS 20 配信処理プログラム
21 コンテンツ記憶部 22 コンテンツ送信プログラム
23 付帯情報記憶部 24 アドレス情報記憶部
25 トピック特定プログラム 26 出現位置情報付与プログラム
27 リンク情報生成プログラム 28 リンク情報送信プログラム
29 トピック生成プログラム 200OS
201受信処理プログラム 202コンテンツ受信プログラム
203コンテンツ表示プログラム 204リンク情報受信プログラム
205リンク情報処理プログラム 206リンク情報表示プログラム
207WWWブラウザプログラム 208トピック生成プログラム
209リンク情報生成プログラム
3 クライアントコンピュータ 30 CPU 31 メモリ
32 ハードディスク 33 ディスプレイ
34 キーボード・マウス 35 LANカード
36 CD−DVDドライブ 37 CD−ROM 300受信処理部
301コンテンツ受信部 302コンテンツ表示部
303リンク情報受信部 304リンク情報処理部
305リンク情報表示部 306WWWブラウザ部
4 アドレス情報ファイル 40 リンク情報ファイル
41 アイコンの説明文 42 時間マーカ 43 URL
44 アイコン名 45 付帯情報ファイル 46 コメント
47 時間マーカ 48 フレームタブ 49 トピック
5 コンテンツ表示領域 50 再生開始ボタン 51 テレビ画面
52 字幕表示部 53 フレーム
6 アイコン表示領域 6−1アイコン 6−2アイコン
6−3アイコン 60 アイコン表示領域 61 アイコン表示領域
62 アイコン表示領域 63 アイコン表示領域 64 アイコン

Claims (8)

  1. 送信側でアドレス情報に関係付けて送信するアイコンを、受信側で受信してこのアイコンを表示装置の表示画面に表示すると共に前記アドレス情報のハイパーリンク選択を可能にする送受信システムであって、
    送信側は、受信側の表示装置の動画表示領域に表示させるための動画を記憶する記憶装置と、受信側の表示装置のアイコン表示領域に表示させるための前記動画に関連する複数個のアイコンを記憶する記憶装置と、広告などの告知情報を取得するためのアドレス情報にアイコンを関係付けてリンク情報を生成するリンク情報生成手段と、このリンク情報と前記動画とを受信側に向けて送信する送信装置とから成り、
    受信側は、送信側から送られて来るリンク情報と動画とを受信するための受信装置と、動画表示領域を設けると共に、この動画表示領域の近くにまたはこの動画表示領域の中に同時に複数個のアイコンを表示し得るようなアイコン表示領域を設けてこのアイコン表示領域を前記リンク情報から得た複数個のアイコンが順次移動して行くように表示すると共に、前記表示装置の表示画面の全体をまたは表示画面の一部好ましくは前記アイコンを、前記ハイパーリンクとして選択可能に表示する、ための表示制御手段とから構成されていることを特徴とする、
    リンク情報の送受信システム。
  2. 受信側の表示制御手段は、前記アイコン表示領域をアイコン一つ分を表示し得るほどの大きさの表示領域に分割して表示すると共に、この複数個の表示領域に表示の序列を設定して、各々のアイコンが複数個の前記表示領域を順に移動して行くように表示するものである、請求項1に記載のリンク情報の送受信システム。
  3. 送信側のリンク情報生成手段は、リンク情報に受信側でのアイコンの表示のタイミングを指示するタイミング情報を付与し、受信側の表示制御手段は、リンク情報に前記タイミング情報があるか否かを調べて、タイミング情報がある場合には、これに基づいて適時に前記アイコンを前記表示領域に表示すると共に、この際に前記アイコンに係る前記ハイパーリンクを選択可能にするものである、請求項1に記載のリンク情報の送受信システム。
  4. 動画表示領域を設けると共に、この動画表示領域の近くにまたはこの動画表示領域の中に同時に複数個のアイコンを表示し得るようなアイコン表示領域を設けて、このアイコン表示領域を複数個のアイコンが順次移動して行くように表示する、ための表示制御部を備えていることを特徴とするリンク情報の表示装置。
  5. 表示制御部は、前記アイコン表示領域をアイコン一つ分を表示し得るほどの大きさの表示領域に分割して表示すると共に、この複数個の表示領域に表示の序列を設定して、各々のアイコンが複数個の前記表示領域を順に移動して行くように表示するものである、請求項4に記載のリンク情報の表示装置。
  6. 表示制御部は、アイコンの表示のタイミングを指示するタイミング情報が前記アイコンと共にあるか否かを調べて、タイミング情報がある場合には、これに基づいて適時に前記アイコンを前記表示領域に表示するものである、請求項4に記載のリンク情報の表示装置。
  7. 表示制御部は、アイコンの表示の透過度の制御を行うものである、請求項4に記載のリンク情報の表示装置。
  8. 表示制御部は、動画のキャプチャ画像を生成して、これを前記アイコンとして使用することを行うものである、請求項4に記載のリンク情報の表示装置。
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